03. 佐助 2012年5月10日 22:35:37 : YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU
なんたる悲喜劇であろうか
世界恐慌の1929年から80年ぶりに発生した,2008年12月のリーマン・ショックは,新興国のブラジルと中国やインド,東南アジア及びスペインがそのバブルに酔いましたが,3年ズレて2011年の12月に弾けました。1933年に経済指数が3分の1にまで落ち込み基軸通貨がポンドからドルに代わり世界を制覇しました。産業もこれを起点に新しい企業が多く入れ替わり誕生したのです。そして世界で膨張してしまった巨大なドルは行き場がなくなってしまったのである。2008年にスタートしたドル崩壊の妖怪が第二次世界信用金融恐慌の二幕の姿でまもなく見えてきます。ドル、株価、債券(国債)の3つともが目出度く暴落すると、アメリカ合衆国の信用は地に墜ちる。アメリカ合衆国は、2012年中に世界覇権国の地位から滑り落ちるはず。アメロや新ドル(1ドル60円相当・徳政令)のデノミ策も手遅れ,ドル暴落を防止するため米国は、通貨の発行尺度を保有キンにする政策(修正金本位制)を提案するまで落ちます。ユーロもキンとのリンクを宣言しないとどこまでも破壊が進みます。2012年はまだ序の口です。
実際にデフォルトとなる可能性はゼロに等しいのですが,アメリカ経済は膨張した基軸通貨を収縮させ、安定させざるをえなくなっています。つまり「メルトダウン」(炉心溶融))を上回る「メルトスルー」(原子炉貫通)してデフォルトの恐れがあります。ドル覇権の崩壊と米国はデフオルト宣言で日本が沈没します。
キンは高騰すると生産量を低下させる唯一のレアメタル(希少生産金属)であることを指導者たちは忘れている。世界経済は、もう一度キンによって、膨張した基軸通貨を収縮させ、安定させざるをえなくなる。特に日本経済は需要(市場)が供給(生産能力)を下回っているので生産量を低下させるキンとのリンクすると膨張した基軸通貨を収縮させ、安定させられるし通貨の仲間入りも可能になる。しかし安定させなければ国内はドロ沼に落ち込むだろう。
そして日本は2015年と2016年の証券・為替・銀行の窓ロ一時閉鎖に追い込まれ,未曽有のパニックを迎え,地獄絵図を体験することになる。日本は、円を含む多極型の通貨体制を認めざるを得なくなり、中国にも人民元を切り上げて多極型通貨体制に入るよう求める必要が出てくる。 そして米国覇権の衰退は日本の国是を根幹から揺るがす。日本は政権与党と二大政党(民主党・自民党)が国民に耐乏を押付けたことが認識されてしまい,政府は全く世界信用縮小恐慌を認識出来ないので2016年の超党派法案可決まで政権交代が続くことになる。国内で証券・為替・銀行の窓ロ一時閉鎖が発生しパニックを迎えます。
1929年のNYの大暴落は、外国投資の利己的行動によって、避けられなかった。つまり世界通貨のポンドからドルへの移行が根因であった。今回も避けられない,なんたる悲喜劇であろう。ドル暴落は確実,今回の第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因である。為替相場は、円ドルではなく円人民元になる。日本は、円を含む多極型の通貨体制を認めざるを得なくなり、中国にも人民元を切り上げて多極型通貨体制に入るよう求める必要が出てくる。何時の間にか円が基軸通貨の仲間に入っているのです。つまりポンドが基軸通貨になる前の、複数基軸通貨の時代になります。
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