虚偽の報告書で検察審査会を強制起訴に誘導した関係者が起訴されるまで、風化させてはならない。
http://31634308.at.webry.info/201205/article_7.html
2012/05/07 22:46 かっちの言い分
昨日、ニコニコ生放送で、佐久間特捜部長らによって小沢氏が強制起訴となるように出された虚偽の捜査報告書が、ネットに公開されたインパクト及びその意味するところが明らかにされた。発信源となったのは八木氏、郷原氏らだ。郷原氏に言わせれば、この事実と全く反する論調の捜査報告書を読めば、100人の内90何人かが強制起訴議決に賛成するということだった。
その観点から見れば、先日TBSが検察審査会の審査員X氏が、今でも審査を行えば強制起訴の結果は変わらないと述べた。これは実際に私が審査員として、この捜査報告書だけで議論したなら、おそらく強制起訴に賛成せざるをえなくなるだろう。例え、小沢氏のシンパであっても、この報告を基に議論して、小沢不起訴を認めさせるのは不可能に近い。この報告書から小沢氏は不起訴との回答は出てこないだろうと思えるほど、執拗且つ念入りに作られている。
司会者の角谷氏が、明日以降マスコミではこの話題で盛り上がるのではないかと言ったが、今日はどこの大手マスコミも一切取り扱っていない。特に、朝日新聞はネット上に捜査資料が流れたことには一切触れていない。逆に、検察筋辺りから、あまりこの件を煽らないでくれと圧力が掛っているかもしれない。唯一、小沢シンパの日刊ゲンダイ紙だけが、「小沢事件 内部資料ネット流出は検察内部の「権力闘争」か」との見出しで記事にしている。「権力闘争」と書かれているが、検察内の良識派の反逆であれば、まだ救いがある。
検察が佐久間元特捜部長らを刑事起訴するまで、どんなにマスコミが隠蔽しようが、ネット社会ではこの話題を切らさず、愚直に声を上げて行くことが必要である。そうすることが、検察のみならず控訴を考えている指定弁護士、マスコミへの圧力となる。
今日の民主党役員会において、輿石幹事長の提案で、前原氏らの異論があったものの、8日に党員資格停止を解除することに決まった。例え控訴があっても資格停止解除は続けると言うことである。
郷原氏は自身のメルマガで、「判決内容からすると、無罪の結論は裁判所にとって当然の判断であり、有罪とは相当な距離があると見るべきであろう。控訴審で、その判断が覆る可能性はほとんどないのであり、今回の事件による政治の混乱をさらに長引かせることになる控訴をすべきではないことは明らかである」と述べている。専門家の郷原氏が言うので安心したいところであるが、何があってもおかしくない。楽観は許されない。
検察関係者が起訴されるまで声を上げ、風化させてはならない。