07. Y. Kakasi 2012年1月30日 21:41:56 : BW32mpuE76J86 : OjZLjGfsFM
06)さん、やはり難しいです。
「個別性」というのは、平田清明氏による「個体的所有の再建」という、マルクスの『資本論』解釈についての話題でしょうか。
また「個人の前提が社会的位置で違う」というのは、マルクスに対する批判でしょうか。マルクス理解が浅いと言うことでしょうか。
★一隅よりさん、
商品交換における利潤には、二つの源泉があると考えます。
@ 商業利潤:安く買って、高く売る。
この利潤は、買いと売りにおける二つの非対称性が利用されます。
1)空間的・時間的非対称性:場所と時間の違いによる価値の違い
2)欲望・効用的非対称性:価値の主観性による評価の違い
A 産業利潤:安く買い、安く作って、高く売る
この利潤は商業利潤に加え、機械と労働者を使って価値を付加します。
1)機械は技術革新によって労働を集約し、さらに価値を増大させます。
2)労働は機械と共に集約化され、生産コストは低減されます。
利潤(価値・富の移動・集積)は、買いと売り(流通・売買・交換)の過程で発生するのが原則となります。しかし、生産過程では、労働と技術革新による商品生産の集約(低コスト)化と価値の付加によって、飛躍的な利潤の増大が図られます。
次に、交換と分配について、もう少し時間をください。
http://www.asyura2.com/12/senkyo125/msg/458.html#c7