「増税否決なら解散する気迫持て」だって もうスッ込んでろヨ! 仙谷政調会長代行
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2012/1/12 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
問責政治家がデカイ顔して「大連立」唱えるナンセンス
「消費税関連法案が否決されたら、(野田首相は)解散するぐらいの気迫を持って攻勢的にいかないと」
最近、大物気取りで現役首相に忠告しているのは、仙谷由人政調会長代行(65)。冒頭はフジテレビ番組(8日)の発言で、続けて「時代状況が(自民党との大連立を)要求している」とまで言ってのけた。
自民党から問責をくらって、「官房長官失格」の烙印を押された政治家が、なぜエラソーな顔をして大連立を叫べるのか。理解に苦しむが、先日の読売新聞のインタビューでは「問責決議問題も含め人事でどう表現力を持たせるか」と、恥じ入ることなく、野田に内閣改造を勧める始末だ。
仙谷は官房長官辞任後は鳴りを潜めていたが、この年末年始になぜかメディア露出を解禁。大新聞テレビを通じ、上から目線で勝手なことを吹きまくっている。
先月24日のBS朝日の番組では唐突に「消費税15%」を主張。反増税派の小沢元代表がムダ削減を優先すべきと主張していることには「今からいくらやっても2兆円、3兆円は出てこない」「選挙に勝てないという政局、政治判断。選挙は単純化してスローガン的にやった方が勝つという経験値があるのでは」と、イヤミたっぷりに“口撃”してみせた。
先月28日のTBS番組の収録では「この局面で増税だけ取り上げて政争の具にするのは本当に愚かなことだ」と、集団離党組を批判。発言の一つ一つが反増税派を刺激し、党内の混乱に拍車をかけている。何をしたいのか、何が目的なのか。マトモな感覚の持ち主とは思えないのだ。
「焦りの表れでしょう。自分の息のかかった松下政経塾一派が要職を担う野田政権は崖っぷち。弁護士上がりの習性なのか、ご意見番気取りでギャーギャーとわめいているに過ぎません。仙谷氏は政権交代直後に真っ先に官僚組織と手を握り、国民の期待を裏切った“A級戦犯”。本来なら蟄居すべき立場です。ありがたがって、発言の機会を与えているメディアもどうかしている」(政治評論家・本澤二郎氏)
仙谷は表舞台から退場し、もうスッ込んでいろと、「時代状況」がそれを要求している。