36. 東北人 2011年9月02日 11:52:38: cWX3AUI6.z4t2 : P7xcK7RuPA
この本を先日読みました。七転八起さんの言う通りだと思います。
本として純粋に判断すると、まず、タイトル「悪党」の悪いイメージ=小沢一郎と短絡的に捉える人が多いので、愚民には分かり辛いかなあ、とは思いました。それと内容は秘書から見た小沢一郎分析本ですが、週刊誌への連載による編集問題や、現役議員のため未だ書けない内容などある為、面白かったですが、少し前に出たウォルフレン著「誰が小沢一郎を殺すのか?」の方が指摘が鋭く格上だと思いました。
ですので、ウォルフレン本が☆5つなら、この本は☆3.5つでしょうか。
内容が深いなと感じた箇所は「悪党とマルクス」と「悪党をウェーバー」の章です。
石川知裕・小沢一郎には是非裁判に勝って貰って、復活して欲しいです。
余談ですが、私の「小沢一郎」感は、ニコ生とか見たところ、国のグランドデザインを決して見失わず、大局的見地で物事を捉えることのできる稀有な政治家だと思っています。日本改造計画を著した時は、今より個人が自主・自立し、大人になって主体的に生きるべきといった自由主義的主張だったと思いますが、最近は、雇用不安や不景気などの社会不安を鑑みて、より人々の生活に密着し、日本の風土にあった共生的な政策に歩み寄りをみせている様な気がしております。
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