01. 2011年8月04日 00:02:25: 05nGzaMakY
早川忠孝
くらげのような論理。
床屋政談というより漫談か?
ウクレレでも弾いて、ひとりほざいていればいい・・・・・。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/500.html#c1
19. 森羅万象 2011年8月04日 00:09:51: GlKbpqVjZUBgc : LHH7RnBmIA
なでしこ達の頑張った結果には大いに拍手を送るけれど、一般的行政サービスの
他は、環境規制を除き、国は民の邪魔をしないのが一番。
以下、ちょっとべらんめぇ調に思うところを書きましたがご勘弁を。
(Q1)スポーツ振興により国民の健康増進に貢献する?
(a1)一部トップ選手を援助する事は100万人のトップ選手予備軍を作るかもしれ
ないが、それと国民全体1億人のスポーツ振興は別である
(日本選手の活躍はストレス解消になるなんて、屁理屈は受け付けない)
(Q2)国民に夢を与えるのも国の仕事だって?
(a2-1)夢の内容まで国が関与するのは北朝鮮と中国に任せておけばいい
(a2-2)なでしこにサポートしたい人だけ自由意志で行えばいいのであって、
どうして他のスポーツの方を応援したい人からも金を奪うんだ
(Q3)国際競技の開催に有利になるだって?
(a3)サッカーW杯を日韓共催した結果、一時的に皆は喜んだけど、日本は
それを経済の起爆剤にして発展したかい?
政治家、官僚、一部土建屋、マスコミ、旅行業界は一時的に喜んだ
ろうけど、建設資金は日本国か自治体が負担して、そのツケは今後、
俺たちの子孫がずっと払い続けていくんだろ。
五輪誘致を先導した、すなわち反日の都痴事が再選するなんて・・・。
国益全体を考えると、平時においても来日して消費してくれる様な
観光行政でないと寄与しない。
それには、W杯よりも日本ブランド価値向上が肝要だけど、政治は
全く反してるよな。
数字を挙げると国際観光収入(兆円)は、米11、中4、伊4、豪2、
トルコ2で、日本1(第28位で人口1/25の新嘉坡と同等)。
(祭事でまず知ってもらうという屁理屈は受け付けない)
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/475.html#c19
菅独裁政権下の惨状 危機を深刻化させた罪は重大
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3545.html
2011/8/3 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
居座り続ける間に政治、経済、外交、震災復旧、原発収束のすべてがメチャクチャになって国は滅びの寸前
--自ら「独裁者」を名乗り思い上がって面罵怒声品性下劣な市民運動上がりのやっていることは犯罪である
予想通りだ。菅が政権にしがみついている間に「思いつき公約」がまたひとつ、破綻した。5月に国会で明言した「お盆までに仮設住宅の希望者全員を入居させる」という約束だ。現在必要な仮設住宅の数は5万2814戸。お盆まで10日を切ったが、完成したのは4万4341戸で、残る8473戸のうち1438戸は着工のメドすら立っていないのだ。
菅は当時「私の内閣の責任で必ずやらせる」と息巻いてみせたが、担当官僚が「国会中継を見て、慌てて資料を集めた」というほど唐突な口約束だった。菅のやることは口先だけの思いつきばかりで、後は野となれ山となれ。だから、震災復旧はまるで進展しないのだ。
被災地に積み上がったガレキ処理も、仮置き場に搬入された量は全体の43%。いまだ半数以上が片付いていない。被災市町村の人員不足と財政力を考えると、国が出向いて一気にガレキの山を片付けるのが早道なのに、このポンコツ首相はいまだに自治体任せ。被災住民が巨大バエに苦しみ、ヤブ蚊の舞う避難所で寝苦しい夜を過ごしているのも菅のせいなのだ。
菅の肝いりで立ち上げた復興対策本部も、松本前大臣のそううつ辞任後は開店休業状態だ。各省庁とも本部に人手を出そうとしない。「本部長のレームダック首相が居座るうちは、何をしてもムダ」と、様子見を決め込んでいる。復興対策とは名ばかりで、機能不全のまま放置されているのも菅のせいだ。
放射能汚染も拡大の一途で手が付けられない。肉牛問題で大騒ぎなのに、今頃になって福島原発で毎時10シーベルト超というメガトン級の「ホットスポット」が見つかった。
広島原爆の爆心地から700メートル離れた場所の放射線量に匹敵する即死の数値だ。新たな火種の発見で改めて事故収束は遠のいた。20キロ圏内の放射能ガレキの処理だって全くの手付かずだし、避難民が故郷に戻れる日はいつになるのか、見通しすら立たない。
◆増税にこだわるだけで経済政策も成長戦略もゼロの男
菅が居座り続けている間に、外交・安全保障までメチャクチャになってしまった。震災復旧と原発事故で菅がお手上げの間に、周辺諸国はやりたい放題。北方領土には昨年11月のメドベージェフ大統領の訪問に続けとばかり、震災後もロシアの閣僚クラスが次々と訪れている。7月には宮城と福島沖で中国の調査船が勝手に海水の放射能汚染を調べたかと思えば、尖閣諸島沖には再び中国の監視船が出没している。
「韓国が竹島問題をめぐって、自民党議員の入国を拒否したのも、菅首相の責任です。もちろん、自民党議員の向こう見ずな行動もばかげていますが、日本の政府がまともに機能していれば韓国だって友好国の議員の入国拒否なんて乱暴なことはしません。菅政権が迷走を続けているからツケ込まれ、いいようにやられてしまう。これで菅政権の間に北方領土、尖閣、竹島とあらゆる領土問題が後退してしまった。本当に深刻な事態です」(元レバノン大使で外交評論家の天木直人氏)
景気問題もジリ貧の一途。菅が「新成長戦略」の柱に掲げた原発輸出も原発事故でご破算だ。もうひとつの柱の新幹線輸出だって今回の中国での事故で悪影響は必至。成長戦略の練り直しが急務なのに、レームダック首相が新戦略をブチ上げたところで説得力ゼロ。だからこそ交代すべきなのだが、居座り居直ったうえに、「増税」ばかりに執着。経済政策はまるで出てこない。
「そうこうしているうちに、超円高で頼みの輸出産業は壊滅的なダメージです。米・中経済の失速に加えて超円高のトリプルパンチで日本経済のクビを絞めることになる。ところが、菅政権は円高に対する危機意識が鈍すぎます。経済界の危機感は相当なもので、企業は自衛のために海外移転を加速させるでしょう。菅首相にサッサと辞めてもらわないと、日本は深刻な産業空洞化に陥ってしまいますよ」(経済評論家・広瀬嘉夫氏)
菅が居座り続ける間に、この国はすべてがメチャクチャになってしまった。もはや滅びの寸前に差し掛かっている。
◆根っからの悪党か精神の病気の男にいつまで付き合うのか
こうなると、もう、菅は福島原発と同じだ。存在するだけで、日々この国に害毒をまき散らし、国民を苦しめ痛めつける。これだけの大罪を犯してきた菅をどう処分するか。国民はそこを本気で考えないとダメだ。
とにかく、辞める首相をだれも本気で相手にしないから、物事が何も前に進まない。バカバカしい政治空白と無策によって、円高ひとつとっても企業は大損害を被り、最終的に国民にシワ寄せがくる構図なのだ。筑波大名誉教授の小林弥六氏(経済学)がこう言う。
「原発事故の初動ミスで放射能汚染が今もって拡大し、何だかんだで30兆円近い損害になるでしょうが、それを税金や電気料金で負担させられるのは国民です。普通の感覚なら、これだけでも首相は辞めなけりゃウソですし、居座り続けるのは万死に値する。しかし、菅直人という男は、自分に責任があるという感覚がない。平気で総理の座にしがみつき、震災復旧や原発処理の長期化を自分の延命に利用している。根っからの悪党か、さもなければ、精神の病気というしかありません」
もともと、「民主主義とは交代可能な独裁」と言い、任期中はトップが何をやっても許されると考えている菅だが、コイツの独裁は「いくら悪政失政をしても辞めなくていいこと」なのだから、狂気の沙汰だ。それで参院の西岡議長は、菅のことを「最悪の独裁者」と斬って捨てたのだ。
その男が、「総選挙は2年後でいいと思う」などと発言。長期政権に色気ムンムンだからゾッとしてくる。黙っていたら、国民は本当に半殺しにされてしまう。
◆民主党が菅のクビを切れないのなら国民クーデターしかない
こんなデタラメを放置している与野党は、約束通り、国会終了の今月31日までに菅を引きずり降ろせるのか。無理なのか。
「民主党の執行部は、今月19日までに3法案を片づけるつもりです。小沢氏もお盆までは静観と言っているから、8月3週目がヤマ場でしょう。お盆を過ぎると、菅首相は9月下旬の投票日に向けて原発解散を打てる条件が整う。一気に政局が緊迫するはずです」(評論家・塩田潮氏)
政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。
「菅首相は、脱原発を言い出したとたん、松下政経塾組や通産省出身の岡田幹事長に足を引っ張られたことにカチンときている。イザとなったら、今の執行部や大臣は全部代えて、小沢・鳩山グループと組んでもいいと思っている。党内の支持基盤を交換して生き延びる。それが無理でも、自分の脱原発政策を引き継ぐ人を後継に指名し、歴史に名を残すことを考えていますよ」
脱原発は結構なこと。時代の流れだ。しかし、菅は「オレは原発に詳しいんだ」と言いながら、原発を成長産業の柱にすえてきた男。原発の危険性なんて気にもしてこなかった男が、一転、調子よく延命のために「脱原発」を言うから、だれも相手にしないのだ。本人はそこが無自覚だから恐ろしい。
「平気でウソをつき、言うことをコロコロ変えて、スリ替える。そんな人が首相の国は破滅だし、国民は不幸になるだけです。戦前・戦中・戦後を通しても、ここまで空洞の首相はいなかった。少しは中身がありました。それだけに、首相に選んだ民主党は命をかけて、不信任案再提出でも問責決議でもなんでもやって、首相を退陣させる責任があるのです。それでも辞めないのなら、一種の革命で、国民の力で首相を裁くしかありません」(小林弥六氏=前出)
口先で吠えるだけの品性下劣な市民運動上がりの薄っぺら独裁者ひとりに振り回される日本人。それでも黙って、模様眺めなのか。国民の方の決意も問われている場面なのだ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/501.html
02. 2011年8月04日 00:12:20: 5FOVRdAmcA
01様は、上手い事を言います!
早川の顔は、「お笑い」か「西田敏行」
タンバリンも、お上手です。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/500.html#c2
12. 2011年8月04日 00:12:55: cc0tU9OXUo
>02. 2011年8月02日 02:42:37: bkXCYL8RCA さん
>そもそも鳩山内閣の失敗は小沢さんを入閣させなかったこと。
あれって、失敗だったのですか?
鳩山氏の筋書き通りだったのでは?
それが証拠に、その後も小沢氏が出番が来そうになると何度でも鳩山氏は策を弄して小沢氏の出鼻をくじきましたよ。
それってどうよ?
20. 2011年8月04日 00:13:22: Ye3CGnRmqc
不思議なのは、なぜ、阿修羅掲示板が目立とうとしないのか?
ずーっと不思議に思っているんだな。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c20
47. 2011年8月04日 00:15:46: BSyNu4YkWI
本当に樋渡利秋・大鶴基茂は「逆さ吊し死刑」・佐久間達哉は「股裂く」の死刑・吉田正喜(せいき)も死刑に出来たら*****世の中に正義があると....立証できるのだが??日本には真実を小さなアリバイ記事に摩り替えるデマゴミ・謀略機関がたくさんあるから無理だろう。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/460.html#c47
03. 2011年8月04日 00:16:37: czgXAEQpzY
早い話、自民党が復権できるように応援しているだけか。
しょせん腐れ評論家。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/500.html#c3
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3545.html
(日刊ゲンダイ2011/8/3)
「日々担々」資料ブログ 2011-08-04(00:00)
菅独裁政権下の惨状 危機を深刻化させた罪は重大
居座り続ける間に政治、経済、外交、震災復旧、原発収束のすべてがメチャクチャになって国は滅びの寸前
--自ら「独裁者」を名乗り思い上がって面罵怒声品性下劣な市民運動上がりのやっていることは犯罪である
予想通りだ。菅が政権にしがみついている間に「思いつき公約」がまたひとつ、破綻した。5月に国会で明言した「お盆までに仮設住宅の希望者全員を入居させる」という約束だ。現在必要な仮設住宅の数は5万2814戸。お盆まで10日を切ったが、完成したのは4万4341戸で、残る8473戸のうち1438戸は着工のメドすら立っていないのだ。
菅は当時「私の内閣の責任で必ずやらせる」と息巻いてみせたが、担当官僚が「国会中継を見て、慌てて資料を集めた」というほど唐突な口約束だった。菅のやることは口先だけの思いつきばかりで、後は野となれ山となれ。だから、震災復旧はまるで進展しないのだ。
被災地に積み上がったガレキ処理も、仮置き場に搬入された量は全体の43%。いまだ半数以上が片付いていない。被災市町村の人員不足と財政力を考えると、国が出向いて一気にガレキの山を片付けるのが早道なのに、このポンコツ首相はいまだに自治体任せ。被災住民が巨大バエに苦しみ、ヤブ蚊の舞う避難所で寝苦しい夜を過ごしているのも菅のせいなのだ。
菅の肝いりで立ち上げた復興対策本部も、松本前大臣のそううつ辞任後は開店休業状態だ。各省庁とも本部に人手を出そうとしない。「本部長のレームダック首相が居座るうちは、何をしてもムダ」と、様子見を決め込んでいる。復興対策とは名ばかりで、機能不全のまま放置されているのも菅のせいだ。
放射能汚染も拡大の一途で手が付けられない。肉牛問題で大騒ぎなのに、今頃になって福島原発で毎時10シーベルト超というメガトン級の「ホットスポット」が見つかった。
広島原爆の爆心地から700メートル離れた場所の放射線量に匹敵する即死の数値だ。新たな火種の発見で改めて事故収束は遠のいた。20キロ圏内の放射能ガレキの処理だって全くの手付かずだし、避難民が故郷に戻れる日はいつになるのか、見通しすら立たない。
◆増税にこだわるだけで経済政策も成長戦略もゼロの男
菅が居座り続けている間に、外交・安全保障までメチャクチャになってしまった。震災復旧と原発事故で菅がお手上げの間に、周辺諸国はやりたい放題。北方領土には昨年11月のメドベージェフ大統領の訪問に続けとばかり、震災後もロシアの閣僚クラスが次々と訪れている。7月には宮城と福島沖で中国の調査船が勝手に海水の放射能汚染を調べたかと思えば、尖閣諸島沖には再び中国の監視船が出没している。
「韓国が竹島問題をめぐって、自民党議員の入国を拒否したのも、菅首相の責任です。もちろん、自民党議員の向こう見ずな行動もばかげていますが、日本の政府がまともに機能していれば韓国だって友好国の議員の入国拒否なんて乱暴なことはしません。菅政権が迷走を続けているからツケ込まれ、いいようにやられてしまう。これで菅政権の間に北方領土、尖閣、竹島とあらゆる領土問題が後退してしまった。本当に深刻な事態です」(元レバノン大使で外交評論家の天木直人氏)
景気問題もジリ貧の一途。菅が「新成長戦略」の柱に掲げた原発輸出も原発事故でご破算だ。もうひとつの柱の新幹線輸出だって今回の中国での事故で悪影響は必至。成長戦略の練り直しが急務なのに、レームダック首相が新戦略をブチ上げたところで説得力ゼロ。だからこそ交代すべきなのだが、居座り居直ったうえに、「増税」ばかりに執着。経済政策はまるで出てこない。
「そうこうしているうちに、超円高で頼みの輸出産業は壊滅的なダメージです。米・中経済の失速に加えて超円高のトリプルパンチで日本経済のクビを絞めることになる。ところが、菅政権は円高に対する危機意識が鈍すぎます。経済界の危機感は相当なもので、企業は自衛のために海外移転を加速させるでしょう。菅首相にサッサと辞めてもらわないと、日本は深刻な産業空洞化に陥ってしまいますよ」(経済評論家・広瀬嘉夫氏)
菅が居座り続ける間に、この国はすべてがメチャクチャになってしまった。もはや滅びの寸前に差し掛かっている。
◆根っからの悪党か精神の病気の男にいつまで付き合うのか
こうなると、もう、菅は福島原発と同じだ。存在するだけで、日々この国に害毒をまき散らし、国民を苦しめ痛めつける。これだけの大罪を犯してきた菅をどう処分するか。国民はそこを本気で考えないとダメだ。
とにかく、辞める首相をだれも本気で相手にしないから、物事が何も前に進まない。バカバカしい政治空白と無策によって、円高ひとつとっても企業は大損害を被り、最終的に国民にシワ寄せがくる構図なのだ。筑波大名誉教授の小林弥六氏(経済学)がこう言う。
「原発事故の初動ミスで放射能汚染が今もって拡大し、何だかんだで30兆円近い損害になるでしょうが、それを税金や電気料金で負担させられるのは国民です。普通の感覚なら、これだけでも首相は辞めなけりゃウソですし、居座り続けるのは万死に値する。しかし、菅直人という男は、自分に責任があるという感覚がない。平気で総理の座にしがみつき、震災復旧や原発処理の長期化を自分の延命に利用している。根っからの悪党か、さもなければ、精神の病気というしかありません」
もともと、「民主主義とは交代可能な独裁」と言い、任期中はトップが何をやっても許されると考えている菅だが、コイツの独裁は「いくら悪政失政をしても辞めなくていいこと」なのだから、狂気の沙汰だ。それで参院の西岡議長は、菅のことを「最悪の独裁者」と斬って捨てたのだ。
その男が、「総選挙は2年後でいいと思う」などと発言。長期政権に色気ムンムンだからゾッとしてくる。黙っていたら、国民は本当に半殺しにされてしまう。
◆民主党が菅のクビを切れないのなら国民クーデターしかない
こんなデタラメを放置している与野党は、約束通り、国会終了の今月31日までに菅を引きずり降ろせるのか。無理なのか。
「民主党の執行部は、今月19日までに3法案を片づけるつもりです。小沢氏もお盆までは静観と言っているから、8月3週目がヤマ場でしょう。お盆を過ぎると、菅首相は9月下旬の投票日に向けて原発解散を打てる条件が整う。一気に政局が緊迫するはずです」(評論家・塩田潮氏)
政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。
「菅首相は、脱原発を言い出したとたん、松下政経塾組や通産省出身の岡田幹事長に足を引っ張られたことにカチンときている。イザとなったら、今の執行部や大臣は全部代えて、小沢・鳩山グループと組んでもいいと思っている。党内の支持基盤を交換して生き延びる。それが無理でも、自分の脱原発政策を引き継ぐ人を後継に指名し、歴史に名を残すことを考えていますよ」
脱原発は結構なこと。時代の流れだ。しかし、菅は「オレは原発に詳しいんだ」と言いながら、原発を成長産業の柱にすえてきた男。原発の危険性なんて気にもしてこなかった男が、一転、調子よく延命のために「脱原発」を言うから、だれも相手にしないのだ。本人はそこが無自覚だから恐ろしい。
「平気でウソをつき、言うことをコロコロ変えて、スリ替える。そんな人が首相の国は破滅だし、国民は不幸になるだけです。戦前・戦中・戦後を通しても、ここまで空洞の首相はいなかった。少しは中身がありました。それだけに、首相に選んだ民主党は命をかけて、不信任案再提出でも問責決議でもなんでもやって、首相を退陣させる責任があるのです。それでも辞めないのなら、一種の革命で、国民の力で首相を裁くしかありません」(小林弥六氏=前出)
口先で吠えるだけの品性下劣な市民運動上がりの薄っぺら独裁者ひとりに振り回される日本人。それでも黙って、模様眺めなのか。国民の方の決意も問われている場面なのだ。
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20. 森羅万象 2011年8月04日 00:23:23: GlKbpqVjZUBgc : LHH7RnBmIA
追加レスです。
>子ども手当や高校の無償化を非難する前に・・無数にある補助金政策の廃止こそ必要
ODAは、ほとんど減らさないそうです。
ODAをほとんど実施しないの間違いでは無いですよ。
しかも軍拡を続ける中国にまでODA(7.6%減)やら独立法人等で融資が残るらしい。
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011071201000964.html
バカじゃないのか、とのご意見、まったく賛同します。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/475.html#c20
01. 極楽とんぼ 2011年8月04日 00:25:33: /lwF1HCtYSDhs : FtBZUMa5Gk
失礼しました、二重投稿でした。
管理人さんに削除依頼致します。
先行投稿です。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/501.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 8 月 04 日 00:11
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/502.html#c1
21. 2011年8月04日 00:28:58: EH3qGVCn0U
なでしこ自体は本当によくやっていると思う。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/475.html#c21
101. 2011年8月04日 00:31:46: cc0tU9OXUo
>46. 2011年7月30日 17:38:22: QeOT5kcKE2 さん
>キャメルのロングコートを着て颯爽と家宅捜査に乗り込む佐久間元特捜部長、
残念!
あの日黒のハットを忘れちゃったのかな?
どうせならもっとかっこつけりゃ良かったのに、映画みたいだったぜー!
TV画面視線で”サーサーサーサーと見えを切れば”尚良かった!
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/328.html#c101
08. 2011年8月04日 00:34:57: 6Jixoih2tI
>税額控除の税制への移行
何故かマスコミはこの事を伝えない。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/492.html#c8
02. 2011年8月04日 00:37:31: ANC1JkJwPM
感情論だな。
菅は一刻も早く退陣時期を表明するべきだが、
こういう「クーデタ」だのなんだのという不毛な感情論は、ネトウヨの暴論と同じで、無意味。
そもそも、菅は、愚宰相であっても、「独裁者」ではない。
一般庶民やマスコミに「独裁者」と批判されるようでは独裁者ではない。
圧倒的多数派が拍手喝采するのが真の独裁者。
独裁者の基盤はあくまでも大衆の熱烈なる支持にある。
それが強権による偽装された「大衆の熱烈な支持」であってもだ。
(かつて、イラクのフセイン独裁政権の支持率は100%近かったとか。
もちろん、「偽装」だが、そういう「100%近い支持」を強権で演出できるのが独裁者だ。
支持率10%台が公表される独裁者など存在しないw)
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/502.html#c2
16. 2011年8月04日 00:40:10: n4gDGAi6YA
昔から過激な反中、反韓意見が多かった。
米国戦争屋のことを悪くいうことはまずない。
911内部犯行説なんか発言しようものならば
司会者を含めパネリスト全員で陰謀論者と完全否定。
さすが読売テレビ。
以前、番組のホームページで今後取り上げてもらいたい
話題や人物を書き込む欄に
「日本テレビとCIA:有馬 哲夫」
て投稿してやった。
陰謀論者より
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/462.html#c16
02. 2011年8月04日 00:40:55: 2PzEuPf85c
竹島騒動は賢い日韓国民には何の関係もない。
日韓の腐敗軍需経済が国家間憎悪を煽ってでっち上げるいつものインチキ騒動である。
領土問題で騒動を起こして自国の血税を盗み出す日韓両国の薄汚い泥棒どもの詐欺である。
福島に行かずに竹島に行った3人のチンピラ議員の顔を見れば小学生でも分かるカラクリである。
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-40.html
調べてみて愕然とした。
国家の暴力装置を背景にのし上って来た3人のチンピラ、
大林宏と田母神俊雄61歳、そして漆間巌63歳。
2010年、
日朝韓米の殺人兵士とその共犯者が何食わぬ顔で街を闊歩する異常な世界が現出している。
軍需経済によって社会の中に人殺しとその共犯者が際限なく排出されていく、
愛国とか国家間憎悪という覚醒剤を脳天に打ち込まれた国民には
その荒涼たる世界は見えない。
「抑止力」とか「防衛」などと甘ったれた寝言を喚く詐欺師共に
国民資産が根こそぎ奪い取られて行くのすら見えないのだ。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/genpatumura02.htm
二〇〇五年二月十七日には石破茂防衛庁長官(当時)や防衛庁幹部、安保議員協の若手議員らが、「三菱の迎賓館」と呼ばれる東京・港区高輪の「三菱開東閣」で三菱重工、三菱商事首脳陣らから接待を受けていた(『週刊金曜日』同号)。
「社会新報」の田中みのる記者が寒空のもと入口付近で数時間張り込み、車のナンバープレートを撮影して明らかにしたものだ。
さらにさかのぼると石破らは、二〇〇三年十月にも小泉純一郎首相秘書官の飯島勲、防衛事務次官を退任したばかりの伊藤康政、制服組トップの石川享統合幕僚会議議長らとともに同じ「三菱開東閣」で接待されたことも暴露されている(『噂の真相』二〇〇四年四月休刊号など)。石破も守屋とまったく同罪である。
そして、安保議員協の現在の事務総長は公明党衆議院議員の佐藤茂樹であり、有力理事の一人は民主党の前原誠司である。現在の「軍産政癒着」の構造は、野党第一党である民主党の一部を含み込んで成立している。
04. 2011年8月04日 00:42:25: ANC1JkJwPM
>>03
まあ、「民主党分裂・解散→谷垣政権樹立」が望みの自民党信者の赤かぶさんの投稿ですから、それが望みなんでしょうね。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/500.html#c4
03. 2011年8月04日 00:43:06: fEk54QmTxw
自民党の3議員が訪韓した理由は左派が予てから支持していた首相による広島・長崎での平和宣言→脱原発解散のシナリオを封じようとする狙いだったように思えたが。外国人献金問題の違法と韓国の排他性を結びつけて菅政権を絡め取ってそのまま菅が辞めずに解散に踏み切れば自民党は元通り蘇生できる、そんな狙いが込められていたと思う。菅がこのままずズルズル辞めないと残りは訪朝しかなくなる。その前に周囲が手を打つべきだが。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/499.html#c3
01. 消去法でオザワン 2011年8月04日 00:44:20: O/AwKEJho0bDM : NgTvDmxQk2
過去には第三の道と言いながら、
総理になったらレーガンサッチャー路線。
見事な裏切りっぷりだが、
今まで重要視されてなかったから
世間の人は良くわかっていない。
今脱原発と言って結末がどうなるか、
裏切るだろうなぁ
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/501.html#c1
03. 2011年8月04日 00:44:29: 2PzEuPf85c
戦後60年、日本放射能体制を作り上げた犯罪者ども!
独占を再編成しながら社会をボロボロにして来た悪徳の日本構造。
戦後60年、日本放射能体制を作り上げた犯罪者ども!
60年かけて築かれた「原発共同体」政・財・官・学の原発利権「鉄の結束」日本腐食構造
戦後60年、日本放射能体制を作り上げた犯罪者ども!
菅や小沢を叩くのは真犯人を覆い隠すためである。
悪徳の日本構造。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/genpatumura02.htm
脳のユルイ国民は簡単にだまされるが、
本当のワルは別のところにいる。
悪徳の日本構造。
巨悪に騙されてはならない。
調べてみて愕然とした、、、小沢・菅叩きの構造
悪徳の日本構造。
政権交代という国民の意志をつぶすために鳩山・小沢・菅のトロイカ体制に対して検察官僚を先頭に立てた番犬官僚群や番犬マスコミを総動員し違法デタラメな攻撃が仕掛けられて行った。
民主党に対する徹底した分断工作・分断策謀を仕掛けて追い込んで行ったのである。
国民の利益は再び奪い取られようとしている。
民主・自民の幹部の中で東電原発の巨額利権と日米安保詐欺同盟の巨大軍事利権と繋がっていないのは菅直人だけである。
驚くべきことだが日本腐敗構造の利権に繋がっていない幹部政治家は菅だけなのだ。
鳩山・小沢政権をあっという間に違法デタラメな攻撃でつぶした同じ方法で、今、菅と国民を分断し対立させるマスコミ戦略が政・財・官・学を挙げて始動している。
日本悪徳構造の必死さが国民の前に隠しようのない真実を露にしつつある。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/502.html#c3
17. 2011年8月04日 00:45:39: EwPR2irWWc
>>13
君、辛抱工作員の仲間だね?w
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/462.html#c17
19. 2011年8月04日 00:45:47: gOX1u6YpF2
>>17. 2011年8月03日 23:00:01: i7CGvypOTw
こいつは「検察審議会」なるこの日本国に有りもしない組織名まで持ちだして小沢一郎氏を誹謗中傷した真性の確信的捏造常習犯。小沢一郎氏叩きのためなら平然と息吸うように嘘を付く証拠を篤とご覧あれ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/438.html
コメント欄より。
19. 2011年8月02日 12:16:13: i7CGvypOTw
検察審議会が起訴決議をしたのだか
24. 2011年8月02日 14:30:06: qIM8y6LaMg
>>19
ぶw更にバカを露呈
検察審議会ってなに?検察審査会のこと?w
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/484.html#c19
16. 2011年8月04日 00:47:13: GTTA67UtNk
この情報に一つ加えると、彼らネトウヨは大きく分けて三つに分類される。
1、在特会、主権回復を目指す市民の会、そよ風、日本を護る市民の会(在特会の桜井会長と喧嘩して離脱)等、過激な街宣活動で知られる、自称行動する保守運動。
2、my日本。『気付いたらmy日本!』のキャッチフレーズで2chやニコニコ動画でデマを拡散。会員数4万人。
在日や韓国中国への憎悪を煽り、それを民主党へとリンクさせる活動。それを支援しているのが、自民党最右翼・西田昌司。そして何のソースも無い誇大妄想、私の知り合いの○○さんが〜論法で有名なテレビコメンテーター・青山繁晴。特に青山繁晴の人気はネトウヨの間では凄い。彼らが主導して小沢叩きを繰り返している。
【必死】青山繁晴氏 小沢一郎さんを叩く理由
http://www.youtube.com/watch?v=CnMwPOvfFac&feature=related
http://www5.atpages.jp/kujich/upload/src/file129.jpg ←「2chを憂国の叫びで埋め尽くす会」(笑)
http://www5.atpages.jp/kujich/upload/src/file130.jpg ←twitter工作
http://www5.atpages.jp/kujich/upload/src/file128.JPG ←yahooみんなの政治を監視
http://www5.atpages.jp/kujich/upload/src/file131.jpg ←ネトウヨ、ニコニコのガチムチ動画にマジギレw
http://www5.atpages.jp/kujich/upload/src/file132.jpg ←ニコニコ動画の時報を利用した工作の会議
3、J-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)会員一万人突破!(笑)
今回訪韓した自民党・新藤義孝が前代表。麻生太郎が名誉会長。
自民党ネットサポーターズクラブ募集中!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14085428
J−NSCサイト
http://www.j-nsc.jp/
http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/402.html#c16
03. 2011年8月04日 00:47:31: iEvoasvbnc
あと、衆院TVで検索すれば
ノーカット版が見れるよ
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/476.html#c3
20. 2011年8月04日 00:47:36: cRMXI74FdI
マスコミは勝手なことをほざいています
国民もさんざん石を投げておいていざ困ったら助けてくれ
国民の為に働くのが当然とばかりにまたまた小沢氏非難
まあ、小沢さんは右の頬を打たれても左の頬を
差し出すかも知れませんが、日本国民もマスコミも本当に
祖国の窮状を助けてもらいたいと思うなら、今までの非礼を詫び
小沢氏に謝罪して、それからお願いをするのが礼儀でしょうね
国民がまず総懺悔をすることが大事
それから、皆で国会までお迎えに行きましょう
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/484.html#c20
12. 2011年8月04日 00:47:44: ANC1JkJwPM
>>10
そりゃ、あんたのような「民主党分裂・解散→谷垣政権樹立」が望みの自民党信者は、前の不信任案に小沢派は賛成してもらいたかっただろうねw
民主党分裂後、自民党は、小沢派を皆殺しにするつもりだったからね。
■「谷垣首班」で小沢G一掃…不信任採決で自民画策(06/09 17:57)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210609049.html
>自民党側の本当の狙いは、
>総理大臣になった谷垣総裁が被災地で選挙が可能な状況になるのを見計らって解散・総選挙に踏み切るというものです。
>この時、選挙に弱い1年生議員が多くを占める小沢グループを一掃してしまおうという筋書きだったということです。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/494.html#c12
02. 2011年8月04日 00:50:40: 2PzEuPf85c
軍需経済に飼育され骨の髄まで腐り切った改憲派の政治屋が福島を、日本を放射能で破壊したのである。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/kanorosi01.htm
原発と改憲の悪徳人脈
原子力開発予算を推進する中核を占めたのは恥知らずな改憲派議員だった。
最初の原子力予算案の趣旨説明を行った稲葉修は、のち自民党憲法調査会長として70〜80年代の9条改憲論の束ね役だった。
中曽根康弘は現在も憲法制定推進議員同盟会長として改憲の旗を振っている。
軍需経済に飼育され骨の髄まで腐り切った改憲派の政治屋が福島を、日本を放射能で破壊したのである。
http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/752.html#c4
与野党、マスコミを使った菅下ろしが急に始まったのは、東電解体のシナリオが浮上したからである。
東電はいうまでもなく腐り切った日本軍需経済エネルギー政策の中枢である。
来るべき大災害に備えて、
東電を解体し、自衛隊を緊急災害部隊に作り変えろ、という国民の声が大きくなって来たからだ。
腐敗を極める日本財界と改憲勢力が慌てふためいて、形振り構わない菅降ろしに走り回ったのである。
だから、良識を持ち国民の側に断固として立っている社民党と共産党が不信任案に賛成しなかったのだ。
国民はもうだまされないだろう。
http://d.hatena.ne.jp/maachang/20110602/1307011522
22. 2011年8月04日 00:52:48: rO8NnUeo5U
キジも鳴かずば撃たれまいに!
09. 2011年8月04日 00:55:44: EwPR2irWWc
韓国煽りがヒートして、再び安部の出番が来て、
新たな局面へ入って来た感じだね
しかしこいつら全て、チンケなシナリオで動いてるなw
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/485.html#c9
02. 2011年8月04日 00:57:42: 2PzEuPf85c
ミサイル発射とかミサイル防衛というのは軍需経済の詐欺システムのことである。
放火魔とインチキ消火器屋がお互いの利益のためにでっちあげた放火と消火のプロパガンダシステムのことである。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/teposodo01.htm
軍需経済による究極の詐欺兵器
開発レイセオン、ローキードマーチン共同
PAC-2:翼幅84 cm・弾体径41 cm・重量900 kg・上昇限度24,000 m・対航空機射程70 km対弾道弾射程20 km(PAC2GEM+・開発レイセオン)
PAC-3:翼幅51 cm・弾体径25 cm・重量320 kg・上昇限度15,000 m・対弾道弾射程20 km(旧エリント・開発ロッキードマーチン)
日本では航空自衛隊の高射部隊が地対空誘導弾ペトリオットとして装備しており、実働部隊として6個高射群(24個高射隊)が、北は長沼町(北海道)から南は南城市(沖縄県)にかけて配置されている。
http://www.asyura2.com/0403/senkyo3/msg/956.html
米国において弾道ミサイル防衛(BMD)対応のPAC-3弾が開発を完了した後、日本では日本版BMDの一つとして、2007年3月30日に埼玉県の航空自衛隊入間基地に所在する第1高射群第4高射隊に最初に配備され、今後も2010年度末までに全国で計16の高射隊に順次配備される予定である。なお、現在配備されているのはPAC-3/Config.2形態である。
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/568cde36cf7ea2c0d5feb8c853c6a034
防衛とか、命中するとかしないとか、そういうことはまったく関係ない、これから先、何兆円もの国民の血税を「ミサイル防衛」の詐欺芝居によって如何に上手くかっぱらうかだけが問題なのだ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/489.html#c2
48. 2011年8月04日 00:58:58: EX6TZJ2kPQ
検察4人組(樋渡利秋・大鶴基茂は・佐久間達哉・吉田正喜)だけでなく、マスコミ10人組(ナベツネ・船橋・星・みの・岸井・テリー・たけし・浅尾・大越・辛坊)、政治家10人組(石破・石原・恒三・前原・枝野・仙石・玄番・安住・岡田・長島)や悪代官たちにも責任を取らせなければ、この国は再生しない!
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/460.html#c48
04. 2011年8月04日 00:59:04: FKGTI7fXrk
定義上国民クーデタなんてあるのか?
ゲンダイが推奨しているのは革命とかテロリズムのことではないの?
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/502.html#c4
10. 2011年8月04日 00:59:54: EwPR2irWWc
やってる事はワンパターン
中国、韓国、北朝鮮を絡めて、ネトウヨ使った煽りと
テレビの便乗
そこへゾロゾロ、タカ派のネオコンゾンビが現われて
下らんパフォーマンスを繰り広げる
挙句に大サービスでテポドン発射!!
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/485.html#c10
10. 2011年8月04日 01:01:51: EA2ImDqezM
>>09
論理に同感。小沢氏は絶対空缶とは組まない。一生、空缶を絶対許さない。空缶とは如何なる話にも応じない。
04. 2011年8月04日 01:05:34: 2PzEuPf85c
壷が全く売れなくなった下痢オトコの猿芝居。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/kaisuityunyu01.htm
【菅降ろし海水注入騒動デマ拡散の流れ】
あのウスラ壷売り安倍晋三が5月20日メルマガで「菅総理が海水注入を中止させた」というデマを配信
→産経新聞が敢えて裏も取らずに記事
→読売新聞が敢えて裏も取らずに後追い
→腐敗政党自民党の谷垣禎一が国会で菅を追及
→東電が「吉田所長が海水注入は中断していないと抜かしましたゼ」とウスラ靖国利権屋のデマを否定して、バカ丸出しの大恥。
→今度は与党民主党の東電原発番犬議員を使って菅降ろし。
小汚い財界の飼い犬民主党閣僚議員を、当然菅は蹴飛ばし。
反国民の腐り財界、発狂寸前。
↑
今ココ
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/568cde36cf7ea2c0d5feb8c853c6a034
世の純粋まっすぐ君へ〜6500人の統一協会「拉致」を放置する安倍を糾弾しないのか
http://list.jca.apc.org/public/aml/2006-November/010205.html
菅降ろしは放射能列島維持勢力によって行われた。
国民の血税を盗み続ける勢力である。
つまり、
国家エネルギー政策を改憲軍需経済の邁進に位置付ける勢力が菅降ろしを計ったのだ。
理由は、菅が東電解体(送電分離)と原発からの新エネルギー移行に踏み込んだからだ。
東電・原発は日本の独占勢力にとって国民収奪の要である。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/491.html#c4
09. 2011年8月04日 01:09:33: 2PzEuPf85c
日本検察陣にどれほどの見返りがあったのか、
その誠実な検証がなされない限り、
福島原発被害者が浮かばれることはない。
日本検察陣にどれほどの見返りがあったのか、
その誠実な検証がなされない限り、
福島原発被害者が浮かばれることはない。
日本検察陣にどれほどの見返りがあったのか、
その誠実な検証がなされない限り、
福島原発被害者が浮かばれることはない。
http://www.asyura2.com/0403/senkyo3/msg/956.html
原発・軍需経済の番犬組織地検特捜部が
佐藤知事追い落としの策謀を強行したことで、
原発事故の拡大を招いた罪悪は万死に値する。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/satoeisaku01.htm
佐藤栄佐久知事でっち上げ逮捕で
日本検察陣にどれほどの見返りがあったのか、
その誠実な検証がなされない限り、
福島原発被害者が浮かばれることはない。
09. 2011年8月04日 01:13:28: uKFoqoJusE
>>08
民主党も伝えない、不思議でならない。
政治家もマスコミも米国の税制「EITC」も税額控除も知らないかも
日本国民は悲劇ですね
02. 2011年8月04日 01:14:43: FKGTI7fXrk
>>01が不可能なのは、政治家が世襲とかで馬鹿ばかりだからでしょう。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/496.html#c2
04. 2011年8月04日 01:17:58: EX6TZJ2kPQ
日本が保有している米国債の売却が難しいなら、今後、福島や東日本で住めなくなる人の移住先のため、米国の土地の購入に使ったらどうかな?
アメリカには未開拓の土地が一杯残っているよ。
いずれ米国債が紙切れになるより全然良い選択と思うけど。。。
「小沢一郎事件」とは「日本の米国からの独立」を目指す政治家への戦後最大の政治弾圧!
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/224dc49a8015d784028de7d502be0096?fm=rss
2011-08-03 12:22:52 杉並からの情報発信です
「小沢一郎事件」とは何か?を明らかにするために重要なポイントを以下に箇条書きにしました。
「小沢一郎事件」を一言でいえば、「日本の米国からの独立」を目指す政治家への戦後最大の政治弾圧だったということです。、
2009年3月3日東京地検特捜部は「西松建設政治資金規正法違反事件」容疑で小沢一郎民主党代表(当時)の事務所を家宅捜査し、大久保公設秘書を逮捕しました。
この強制捜査が現在まで続く「小沢一郎事件」の発端でした。
当時の麻生自公政権は国民の支持が最低で次の総選挙では、小沢一郎代表の「民主党」が自公政権に勝利して「政権交代」する可能性が現実味を増していた時期でした。
もしも小沢一郎代表の小沢民主党が総選挙に勝利して「政権交代」すれば、小沢一郎氏が首相となり「小沢民主党政権」が誕生します。
そうなれば、「国民生活が第一」「対等な日米関係」「官僚支配打破」の小沢政権は、戦後「利権と特権」を独占し肥え太ってきた米国支配層と日本の既存支配勢にとって、その存在基盤を
脅かす「破壊者」となるのです。
彼らは小沢一郎氏を抹殺すべき「敵」として戦後最大の政治弾圧を仕組んで実行したのです。
主犯は米国支配層と自民党清話会、実行犯は戦後GHQが闇物資の摘発のために直属部隊として設置した東京地検特捜部、共犯は国民への洗脳を担当した米CIA支配下の大手マスコミ、
検察へ小沢氏を告発した排外主義極右市民団体、検察審査会で「小沢起訴相当」議決を誘導した2人の弁護士と「検審起訴」した検察官訳の3人の弁護士などです。
「小沢一郎事件」は「ロッキード事件」を上回る戦後最大の政治弾圧なのです。
【重要なポイント】
(1)日本は1945年の敗戦から6年間米軍(GHQ)によって直接支配された。
(2)日本は1951年のサンフランシスコ条約締結で名ばかりの「独立国」となった。
(3)1957年にCIAのスパイであった岸信介氏が首相となり日本は米国の「間接支配植民地」として完成した。
(4)その後自民党清和会出身の政治家が首相となり日本の「植民化」は深化した。
(5)1972年に首相となった田中角栄氏は「米国の国益が第一」の対米従属ではなく「日本の国益」を重視する政策を実行した。
(6)田中角栄氏は対米従属の「清和会」に対抗して国益重視の「経世会」を設立した。
(7)米国は田中角栄氏を「米国の国益」を損なう「敵」と認定し「ロッキード事件」をでっち上げ、直属部隊の東京地検特捜部に逮捕・起訴させた。
(8)2001年「清和会」の小泉純一郎氏は米国支配層の援助を受けて首相となりブッシュ政権と一体となって「新自由主義経済政策」を強行した。
結果日本は貧富の差が拡大し米国並みの大格差社会となった。
(9)2009年8月の総選挙で「国民生活が第一」を唱える小沢・鳩山民主党が国民の圧倒的な支持を集め「政権交代」する可能性が大きくなった。
(10)「対米従属」と「官僚支配」に反対する「小沢一郎民主党政権」が誕生すれば、戦後米国が築き上げてきた「植民地日本」での「支配と収奪の構造」 が一気に破壊され「米国の国益」が
損なわれると米国支配層は判断した。
(11)米国支配層と自民党清和会は東京地検特捜部に「西松建設政治資金事件」と「陸山会土地購入事件」をでっち上げさせ秘書を逮捕させた。
(12)米国支配層と自民党清和会は大手マスコミを使って「政治とカネ」の小沢バッシング報道を展開させ「小沢は金に汚い」とのイメージを
国民の頭に刷り込み世論誘導させた。
(13)小沢一郎氏は親分の田中角栄氏と同じく「米国の国益」を侵す「敵」と米国支配層に認定され戦後最大の「政治謀略」を仕掛けられた。
(14)田中角栄氏が「ロッキード事件」の「謀略」の罠に嵌められ最後は憤死した1970−80年代と違い、今はネットメデイアが国民の間に広く普及し、
政府や権力や大手マスコミが隠したり歪曲したりしても「事実」と「真実」はたちまちのうちに国民が知る時代となったのです。
(15)小沢一郎氏へ検察による一連の強制捜査が「でっち上げ捜査」であり、大手マスコミによる「小沢バッシング報道」も検察と一体となった「大本営発表報道」であったことがようやく暴露されてきた。
(16)今の日本は、小沢一郎氏を代表とする「対米独立」「官僚支配打倒」を目指す勢力と、自民党、公明党、みんなの党、霞が関特権官僚、経団連、大手マスコミ等の「対米従属」「官僚支配」勢力との
熾烈な権力闘争の真っただ中にある。
(17)菅政権や官僚や大手マスコミに騙されない「賢明な国民」は小沢一郎氏の周りに結集して「対米独立」「官僚支配打倒」の闘いに決起しなければならないのです。
01. 2011年8月04日 01:25:02: 2PzEuPf85c
アメリカの軍事理論家・ロバート・ナイマン氏が断言!
米軍基地の真の目的は、、、、
日本を米国の支配下に留めておいて、中国と手を結ばせないようにすることにある。(週金1・21)
小沢一郎追放策謀とは何か?
政権交代という日本国民の圧倒的な民意を潰(つぶ)すために、
日本検察、沖縄海保に不法な特攻を命じたものの正体は何か。!
http://esashib.web.infoseek.co.jp/ozawa01.htm
・・・・・米国は鳩山政権に対して、きわめて無礼な態度で応じた。鳩山前首相は首相に就任すると、米国の大統領を含む政府幹部と膝を突き合わせてさまざまな論議をすることを求めた。
米国は鳩山首相の要望に応じないどころか、コペンハーゲンで開催された環境会議でヒラリー・クリントンと話す機会があったが、その後にヒラリー・クリントンが日本大使を呼びつけて鳩山首相がウソをついたと非難したのである。
二国関係のなかでアメリカのようなふるまいは決して許されるものではない。このような侮辱を受ければ、自国の大使を召還させることすらあるだろう。友人であるはずの日本に対して、アメリカがこのような態度をとるなど、信じがたいとしか言いようがない。」
『誰が小沢一郎を殺すのか? 画策者なき陰謀』
著者:カレル・ヴァン・ウォルフレン販売元:角川書店
民主党が勝利した総選挙の後ゲーツ長官が来日した。
そこでは慣例通り日本の防衛大臣と晩餐会がセットされていた、しかし奴はそれを拒否して食事に出て来なかった、それだけではなく慣例の閲兵も拒否した。外交関係のある国との、ましてや友好を標榜する同盟国との間では考えられない侮辱的なことである。
オーストラリアの日本研究者ケビン・マコーミック氏も米国がここまで手荒い対応を日本にしたことはなかったし、敵国を含めた他の国に対してもそうだと指摘している。あたかもどこまでやれば日本人は怒り出すのか米国は試そうとしているのかのようである。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/503.html#c1
21. 2011年8月04日 01:27:53: i37fD8kRRc
子供手当ても止まったことだし、堪忍袋の緒が切れた、ということだろう。
小沢さんの政治生命を賭して、風林火山、怒涛の攻勢の火蓋が切られるのだ。
こんなところにも初期微動が観測されている。
川内博史(民主党)「菅首相には一刻も早く辞めてもらいたい」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/14419
川内博史(民主党)「政策オタクの私だから言う。ポスト菅は何をすべきか」を
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/14063
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c21
97. 2011年8月04日 01:29:10: AiChp2veWo
媚中ですよね彼、ダメですよ。引き連れられ喜んでついていった議員さんたちですか、なんですか美男スターにまつろうようなあの恥ずかしい姿。日本人としてきっちり立たないと。孝明天皇に魂を戻しましょう。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/387.html#c97
17. 2011年8月04日 01:29:49: qWioyV1IHc
12さん、16さんなるほどね。
>今回訪韓した自民党・新藤義孝が前代表。麻生太郎が名誉会長。
ノルウエーのテロ殺人犯人は麻生太郎の信奉者なんだよな。
自民党はテロリストの集団だったってことですか?
拉致事件も自民党時代に起こって、何年も放置したんだもんな。
警察もぐるだったのか?
検察審査会は憲法違反だし、検察はテロリストとぐるであってもおかしくないって事か?
>今回訪韓した自民党・新藤義孝が前代表。麻生太郎が名誉会長。
北朝鮮のスパイが韓国と日本を戦争させるように扇動してるってことか?
韓国と日本の国境問題は、戦後のアメリカが深く関わっているから、アメリカに話をつけてからしないと解決しないんだよな。
それを無視して、韓国に直接押しかけたら、100%韓国と戦争になるよな。
北朝鮮の思うつぼじゃないか。
http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/402.html#c17
05. 2011年8月04日 01:36:23: qWioyV1IHc
自民党64年間に官僚、経団連、学会御用学者が集まって、国民を、馬車馬のようにこき使って、殺して金を強奪する。こういう政治ができあがったんだな。
せっかく、民主党になって改革しようとしたら
菅直人、仙谷由人、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎がもとの、自民党官僚政治に戻してしまうんだな。
菅直人は、自分の延命のためだけに、パフォーマンスをやって抵抗しているけど、
仙谷由人、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸夫、安住淳・・は、自民党に大政奉還を画策してるな。
放射能汚染毒肉、毒野菜、毒魚を国民に食わせて、殺して、抵抗できないようにしようとしてるしな。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/482.html#c5
22. 2011年8月04日 01:36:40: dGc1t5X0Oc
小沢先生
ようやく王手にでるのですね。
おめでとうございます。
これまでの想像を絶する忍耐の日々ほんとにほんとにご苦労様でした。深く深く脱帽です。
民主党、はじめたはいいが、頭は良くても人徳と政治センスのない輩が幹部に多く、それらが党と政府の要職を占めてつまらなかった。今度選挙すればひと桁政党に転落でしょう。消えるわけだ。
まともに職責を発揮している大臣・補佐官クラスは小沢系と鳩山系人材だけ。これでは自分をいじめる悪党に協力してやっているようなもの。悪党とは周知なので名前は省くが。
昔の自民党だったら前原だの馬渕だのはまだ雑巾がけじゃないの。大人に見えない。野田は大人だが発想がない、人脈もうすいのだろ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c22
06. 2011年8月04日 01:37:14: iEe69CTcRQ
米国債の外貨準備金は一セントも使うことは出来ません。
事実上アメリカ様に召し上げられた金です。
米国債をやめようとした人は、危なくなります。
893国家から足を洗う方法はないのでしょうか?
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/482.html#c6
29. 2011年8月04日 01:41:29: EX6TZJ2kPQ
私も8月1日から東京新聞を購読しています。
東京新聞を購読するまではいくら家内に言っても説得できなかったことが、東京新聞が書いてることは簡単に納得してくれます。
家族を説得するのに新聞の影響力はまだまだ大きいと実感しました。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/465.html#c29
21. 2011年8月04日 01:51:31: qWioyV1IHc
なんでもかんでも、小沢氏一人に頼るのではなくて、日本国民が目を覚まして、一人一人がしっかりと行動しないとだめだ。
菅直人や、仙谷由人、岡田克也、江田五月、海江田万里、北澤俊美のような極悪な裏切り者を見極める力が必要だね。
石井紘基が暗殺されてから何一つ解決していない。
菅直人、江田五月が、石井紘基暗殺事件を解明すると言いながら未だに何もしていない。
こいつらがなにがしかの関係があるのは間違いない。
>17. 2011年8月03日 23:00:01: i7CGvypOTw
こいつは北朝鮮のスパイだ。
こういうやつが、日本中にうじゃうじゃいるらしいぞ。sapioに載ってたけど、拉致がこれから増えるらしいぞ。
こうやって、日本を内乱状態にして、日本を転覆させようとしている。
最近では、韓国に自民党議員の北朝鮮のスパイが行って、韓国とも戦争させようと画策してる。
小泉純一郎の郵政民営化を見てみろよ。一歩間違えば内乱だったよ。
原発推進派も日本を転覆させるスパイだ。
原発に中国海軍から艦砲射撃されたら日本はいちころだよ。
尖閣を獲りに来てるのを知ってるのに、原発再稼働だなどというやつはスパイに決まってる。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/484.html#c21
05. 2011年8月04日 02:06:06: MdpIk6UmdQ
・・・予想された犯罪的政治に対し、予想された国民的反発は、何もない・・・活字上の支持率低下しかない・・・
反発は定義上の問題ではなく、率直な生活者の素朴な行動であるべきなのに、それも無い・・・
政治も国民も、世界まれに見る奇妙な気質の表現でしかない・・・。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/502.html#c5
22. 2011年8月04日 02:12:34: xPqDSL6apE
「小沢よ、この瀕死の日本を見捨てるのか」
だって・・・!?
あんたらマスコミが、あおり出鱈目な記事を書き
小沢氏に不自由な政治活動しかできないようにさせたくせに!
そこまで書くなら、あんた等で
小沢氏が思いっきり仕事ができるよう
まともな記事を書いて世間に発信せよ!
まったく、ふざけた連中だ!もはや週刊ポストも
立ち読み程度で、たまに買うのも止めだな!
それから、やたらと日本はもうおしまいだの
ダメだの、日本人は最低などと
根暗な事ばかりコメントしてくる連中
あなたたちこそ日本を、日本人をナメ、見くびっていないか!
23. 2011年8月04日 02:14:14: m7IxHzjepw
本当に小沢氏が積極的行動に出るのなら待ちに待ったという感じですが、、、、
やはりどうしても前回の不信任案否決時の行動が頭から離れません・・またも土壇場で消極的に、、、、と思うのは私だけでしょうか?
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c23
15. 2011年8月04日 02:15:08: FnnFnper6m
http://d.hatena.ne.jp/mytestdone/20110419/1303178336
見えない圧力のノウハウいろいろあるのですね
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/456.html#c15
16. 2011年8月04日 02:24:23: llKZPQH5gQ
日本は本来の日本でなくなっている。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/456.html#c16
13. 2011年8月04日 02:27:50: llKZPQH5gQ
でもアレ?前回の不信任のときは逃げていましたよね!
でもまあ、菅だって献金しているし馬鹿な鳩山よりずっとマシな方だから半信半疑でも支持するしかないか。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/494.html#c13
13. 2011年8月04日 02:37:24: uyl7Bhd9Xw
子ども手当をやめるということは政治主導をかなぐり捨てるということと同義だ。民主党に期待したのは自民党とは違う政策だったのにこれでは何も変わらない。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/468.html#c13
09. 2011年8月04日 02:40:27: aaxEoE7Dqk
万里の財テク指南
高給職は1日でも長く勤めるべし。
特に政治家は、浮き沈みが大きく裏金も期待できます。
儲かる時を決して逃してはなりません。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/498.html#c9
49. 2011年8月04日 02:43:01: tJXJJazKUo
管直人を緊急逮捕せよ
菅直人「原発事故200万人」〈福島県民〉を見捨てた大罪〈米軍が調査した「高濃度汚染地域」通告を無視〉
起訴、無期懲役。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/460.html#c49
14. 2011年8月04日 02:48:37: aaxEoE7Dqk
>07
座して死を待っていたら、菅・岡田と同罪。
小沢はもちろん、若い小沢派議員も、5年後でも支持されない。
あの時、何もしなかったじゃないかと言われる。
ここは立ち上がるしかないですよ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/494.html#c14
22. 2011年8月04日 02:51:05: tJXJJazKUo
nadesiko なでしこは良くやった。アホ管でなくても表彰は妥当。
忘れるな 北京オリンピックでアメリカを破って金メダルのソフトボールチーム
あの連投の上野投手、
ソフトボールチームにも国民貢献賞を出せ!
菅直人「原発事故200万人」〈福島県民〉を見捨てた大罪〈米軍が調査した
「高濃度汚染地域」通告を無視〉
そして 罰っせよ 悪徳首相 管直と。
逮捕、起訴、無期懲役が妥当!
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/475.html#c22
50. 2011年8月04日 02:54:30: XeEb43V93U
なんだかこの掲示板も一方的な偏向が増えてきて気持ち悪くなってきたな
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/460.html#c50
15. 2011年8月04日 02:59:48: tJXJJazKUo
菅直人「原発事故200万人」〈福島県民〉を見捨てた大罪〈米軍が調査した「高濃度汚染地域」通告を無視〉
後始末は 小沢一郎がする。管直とは絞首刑。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/494.html#c15
(4) 7/31小沢一郎氏の 名誉回復と復権を求める 街頭行動<浅草>
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わたしの方法は、テキストによって、おのれがアップロードした映像を解説するつもりはありません。映像それ自体が表現していりからであります。
ゆえにテキストは、映像とはまったく別様な内容となります。
浅草の近くには日本三大寄せ場である「山谷(さんや)」があります。寄せ場とは日雇い労働者のドヤ街であります。
また浅草の近くには吉原があります。
隅田川が流れております。
浅草は喜劇の大スターを鍛え世に送り出してまいりました。
ストリップ劇場の前座であります。
観客と喜劇役者の裸と裸の対決、これが浅草でありました。
浅草とは小沢一郎氏の父の選挙区でもありました。
裸の力こそが政治の基本ではないかと、わたしは思っております。
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胎内
三好十郎
+目次
++一+二+三+四+五+六+七
一
暗い。
右手の奥のほうに一ヵ所かすかに明るいところがある。
遠くでかみなりが鳴っている。雨もふっているらしい。それらの音が、ここにこもって、低い反響をおこしている。
…………………
ながいことたってから、かすかに明るいへんの、さらに奥のあたりで人のケハイと足音。それから、にぶいドシンという音がする。その方から、とぎれとぎれの人声。
男の声 うんと!……(イキンでいる)ちきしょう! この……!
女の声 どうするの? え?……どうなさるのよ?
男の声 うん、いや……(ドシンと音)こうして、しまるはずなんだ。ここんとこを、こうすれば……
女の声 だって、しめたりしないでも、いいじゃないの。
男の声 ふん。……この、ワクやなんかが、すこし腐っちまった、ふん。……(またドシンという音)
(声がフッととだえる……間)
男の声 (足音が近づいて、不意に間ぢかなところで)ここだここだ。
女の声 どこよ?……どうすんの、そんな奥の方へ入ってって? (言いながら近づいてくる。その足音)なんにも見えやしないわ。
男の声 あちこち、掘りちらしてあるからなあ、ウッカリすると、まちがえる。
女の声 ちょいとライタアつけてよ。
男の声 火をつけると外から見える。
女の声 かまわないじゃないの見えたって?
男の声 ……いいよ。
女の声 だって、こわいわ。……ぜんたいこれ、なんの穴だろ?
男の声 戦争中、兵隊が掘りやがった――
女の声 兵隊が、どうしてさ? こんな山ん中に、まさか、バクダンなんかおっことすバカはないだろうに――?
男の声 立てこもるつもりだったんだな。本土決戦……ムダなことをしたもんさ。
女の声 くさいわ、なんかしら。(鼻をクンクンいわす)……ジメジメして、――
男の声 ツワモノどもの夢のあとか。
女の声 なまぐさい……ケダモノのくさったみたいな……
男の声 穴熊ぐらい、ここいらにゃいるからね、はいりこんで死んじまって、どっかで腐っているか。
女の声 イヤだあ!
男の声 (女からすがりつかれたらしい)おっとと! それに、どんな奴(やつ)が入りこんで、なにをしたか……げんに、こうして――
女の声 (男からなにかされたらしく、鼻声で)アラ! バカ!
男の声 ふ! 人間が一番ケダモノくさい。
女の声 だってほんとに。くさいわ――。出ましょう早く。(遠くで雨の音が強くなる)
男の声 うむ……また、ふってきやあがった。
女の声 あんた、前にもここに、はいったことがあるのね? でしょう?
男の声 ……去年、いや、この春だったかな、ブラブラここいらへ来て――
女の声 あの、湯元館のオツヤさんあたりと、いっしょじゃない?
男の声 ヘ!
女の声 女中さんといっても、小麦色の肌(はだ)をして、ベッピンですもん一種の。こんな山ん中の女中さんにしとくのは惜しいわ。毛がすこしちぢれているとこなんぞも中年向きだな。
男の声 なんのこといってんだ?
女の声 んだからさあ、あれなら悪くないといってんのよ。だもんだから思い出しちゃって……ホラ穴や――
男の声 じょうだんもんだ。
女の声 ホラ穴――だからそうじゃないの――ツワモノどもが夢のあと。
男の声 ヤクのかい、こんな暗いなかで?
女の声 まるで、フフ、一人もんが停電のなかでモチでも焼いてるみたい。
男の声 ふ!
女の声 さ、行きましょうよ。こんなところでグズグズしていると、日暮れまでに、その沢下とかって温泉までつけないわよ。
男の声 なに、あと、たかが一里と半というとこだ。道はよし、二時間もありゃヘッチャラだ。
女の声 でも、こんだけの荷物があるのに、雨よ、あんた。
男の声 だからさ、やむまで――
女の声 とにかく、入口のとこに行きましょうよ。チットは明るいわ。
男の声 あのへんは、てんじょうから水がたれる。
女の声 あんまり暗くて、目がへんになっちまった。ライタア貸して。
男の声 どうすんだい?
女の声 タバコ。
男の声 まあ、いいよ。
女の声 吸いたいの。
男の声 いっとき、がまんしろよ。
女の声 どうしてさ?
男の声 いえさ……
女の声 どうしたの?……どうかしたの、あんた?
男の声 う?……
女の声 この五六日、こんだの旅行に出てからこっち、へんよ。まるで、ふだんのあんたのようじゃないわ。湯元館でも、夜おそくならなきゃ、湯へはいろうとしないし、ほかの客がなんだとか、かんだとか……どうしたのよ、ぜんたい?
男の声 フフ……
女の声 水くさいのねえ。……あんたの商売もチャンとなにしてるんだもの私。たいがい察しはついてる。
男の声 ……商売か。
女の声 だって商売じゃないの。……追っかけてくるの、誰(だれ)か?
男の声 ……まあ、いいやな。
女の声 小田切さんの方の関係?
男の声 ……知ってるのか?
女の声 ううん、くわしいことは知らないけどさ。小田切さん、つかまったんでしょ? センイ局収賄容疑拡大――新聞にそう書いて小田切さんの名が出てる。――そいで、それから二三日たったら、温泉めぐりに連れてってやろう……いくら私がボンヤリだって――
男の声 ……なあに、俺あ――俺一人のことならタカが知れてるから、てめえの方から出頭してもいいくらいだ。うすみっともねえ、きれえだ俺あ、こんなこと。だけど、こんどは、こいつ、小田切の手足になって動いてやったなあ、おもに俺だなあ、俺がなにすると、ズルズルと芋づる式にケガニンが出る。そんで、まあ、……ま、いわば、義理だ。
女の声 ……いいわよ。
男の声 ……ゆんべ、おそくなってから、十号室に泊まりこんだ二人づれの男と、そいから、六号に前の日から泊ってて、部屋(へや)の外へちっとも出なかった背広の男なあ。
女の声 ちがう。あんたの気のせいよ、だって、私たちが立つ時だって、二人づれの方は、なんか笑いながら、これからお湯に入るところだったわ。あんなノンキそうに――
男の声 ゆだんをさせるんだ。
女の声 だって、そんなら、一本道だもの、振りかえればチラリとぐらい、姿が見えないはずない。
男の声 商売人だあ、そんなヘマあ、しねえよ。――やっこさんたちのやりくちを、知らねえんだ、君は。
女の声 だって、現にここにこうしていても、なんのこともないんだもの。
男の声 ふ……いやね、林の奥にでもおびきよせといて、黙らしちまうという手もあるがな。いま言った義理で手荒いことはいっさい封じられたようなもんでね。シャクだ、そいつが。
女の声 いいじゃないの、うっちゃっといて。ライタアちょいと……だいじょぶだったら。万が一あんたのいうように、つけて来てるんだったら、私たちがここに入ったのも見てるわけなんだから、同じわけじゃないの。第一、ここは入口のところから見るとカギの手になっているから、ライタアの火ぐらい見えやしないわ。
男の声 ……うむ――(いいながら、ふしょうぶしょうにポケットからライタアを出す気配。やがて、カチッカチッと音がして、二三度火花を出してから、ライタアに火をつける。その光で、はじめて二人の姿と穴の内部がおぼろげに見える。――男花岡金吾は、したておろしの背広にうす色のスプリング・コートにソフト。からだつきこそガッシリした四十男だが、温厚な紳士風。ただ眼つきだけが、見るものの一つ一つに釘(くぎ)を打ちこむように鋭い。足もとに、ボストン・バッグと、手さげカバン。女村子は、スッキリと伸びたからだに、濃いエンジ色のツー・ピースを着て、肩から革ひもでつるした黒エナメル塗りの革のバッグ。下におろした小型のスーツ・ケースに腰をおろし、ナイロンのストッキングをはいた脚を組んで、バッグから出して口にくわえていたシガレットを、花岡の手もとのライタアの火に持って行く。紅(べに)で光るくちびるや爪(つめ)。念入りに化粧しているので、ちょっと見には二十四五にしか見えないが、成熟しきった肉感的なからだつきや、こだわりのない動作などから、すでに人生のいろいろの波をくぐって来た三十近い――もしかすると、三十をちょっとぐらい過ぎているかもしれない――ことがわかってくる。……二人とも、それまでの会話の調子から想像されていたものよりもズッと上品で高級な身なりをしている。……ライタアの弱い光で、黒く、しけて、息づまるような穴の内部が見えてくる。山の横腹に掘りかけて、凹字(おうじ)形が六七分できた頃に打ちすてられた壕(ごう)の一番奥のところ。土と岩の入れまじった黒い壁と床。デコボコの天井を不安定にささえている二三の支柱が既に折れ腐れて、にじみ出た水が伝わってヌラリと光っている。時々天井から落盤があると見えて、床の二三ヵ所がうず高くなっている。中央へんに小さな水たまり。四隅(よすみ)は暗い。壕は右手のところでカギの手に曲り、それが、ここからは見えない入口に通じているが、入口に近づくにしたがって天井からの漏水と落盤がひどく、壁はぬれそぼち、四壁はくずれ埋もって、やっと人が通れるくらいの丸い穴になっている。……花岡が入口の方向に背を向け、前こごみになって光をさえぎりながらともしたライタアの火で、二人の影が正面の壁から天井にまでユラユラと巨大に伸びて動く。そうしながら、彼は首だけをめぐらして、入口の方向をすかして見ている)
村子 ……(シガレットに火をつけ、長く煙を吐きながら、あたりを見まわす)へえ、こんなところ?……(その煙が白の炎のように天井に昇る。同時に花岡が、ピシッと音をさせてライタアを消す。あたりは再び暗くなる。……長く書いたが、二人の[#「二人の」は底本では「二の」]人間と穴の中が照らし出されたのは、ホンのタバコを吸いつける七八秒のフラッシュに近い間のことである。もっとも今度は村子の持ったシガレットの先の赤い火があるので、まったくの暗黒ではない)
村子 どんなところかと思ったら、ただの横穴を、すこしデカクしただけじゃないの。
花岡 だから……(奥――入口の方へ歩きだしている)ちょっと――(消える)
村子 どうすんの? あんた……(しかし、もう落ちついている。そのまま、タバコを吸う。シガレットの火が大きく赤くなり、その明りで、白く柔かい虫のような指と、一文字に伸びた鼻の線の目立つ横顔が、クッキリと浮かびあがり、火が小さくなると、それが闇の中に消えてゆく。それがユックリと数回くりかえされる。……間。……天井からしたたり落ちる水の音が、かすかにポチョン、ポチョンとしている)
(足音がして花岡が苦笑しながら、もどって来る)
花岡 ……ふ! (村子のわきまで来て、内ポケットから銀のウィスキイの小ビンを出してラッパのみにあおる)
村子 見えやしないでしょう、だあれも?
花岡 うむ。……ふふ!
村子 ずいぶん神経質になってんのねえ、あんたらしくもない。
花岡 おれがつかまると、どんだけ、えらいことになるか知らないから、君あそんなことをいってるんだ。マゴマゴすると大臣級の連中まで、いかれる。
村子 いいじゃないのよ、みんなそんだけの良い目を見たんでしょうから。シシ食ったムクイだもの。
花岡 役人や政党の連中だけなら、まだいいよ、そいでも。取引き仲間にトバッチリをかけると、あとでたたられる。うるせえのは、それさ。(ウィスキイのビンを村子にわたして、シガレット・ケースを出し、シガレットを抜く)
村子 すると、なんなの、いつまでこうしてるの、あたいたち? (じぶんのシガレットの火を男の方へ出す)
花岡 (それを取って吸いつけながら)なに、三十分もしてから出かけりゃ、大丈夫だ。
村子 いえさ、ここにいるぶんには、明日までだって……こんなか、あったかいから、なんだったら今夜一晩ここでとまることにするのも、おもしろいけどさ、私のいうのは、いつまでも、逃げて歩くといったって――
花岡 なあに、一月もたてばホトボリが――そうよ、事が事だから、さめっちまいもしまいが、その時分にゃ、どうせ、事件のカッコウがだいたいハッキリするから、おれだけを追いまわすということもなくなる。
村子 だってあんた、そんな……キリのない話じゃなくって? ヤだなあ。
花岡 いいじゃないか。こんだけ(とボストン・バッグの先でこづいて見せ)したくはして来てる。ここらの温泉で一月や二月、どんなゼイをつくせばって、不自由はさせない。
村子 そりゃ、なんだけどさ……(白いくびを見せて、ウィスキイをのむ)……けど、それならそうと前にいってくれりゃ、そのつもりでなにして来るのに。新橋だって、ホンの三四日のつもりで、うっちゃりっぱなしで出かけて来たんだから。
花岡 あんな君、ケチな店なんぞ、ほっておくさ。なんとかするよ、ヤッコさんたちだけで。木戸とも、これで、サッパリということになって、かえって、いい。
村子 木戸のことなんか問題じゃないのよ。
花岡 そうかねえ?
村子 なにさあ? また?
花岡 なんだ?
村子 ハッキリ別れたってこと、あんた、ようく知ってんじゃない?
花岡 ……まあ、いいやな。
村子 (目を光らせて下から男を見ていたが、やがてフンといって、再びウィスキイをグットあおる)……よかあないわよ。……(不意に気を変えて、ニッコリして)あんたこそ、妬(や)くんだ。
花岡 おれのは、事実をいってるまでだ。
村子 男らしくもない。なにが事実よ? あたいと木戸が、そいじゃ、その後もなにしてるっていうの、え、あんた? あんだけキッパリなにして話をつけたのに、……だいたい、あんな奴のことを私が今になってまで、忘れないでいると思ってんの? そんなふうに思われちゃ私、いいえ、私、がまんがならない! シト!
花岡 は、は! いいじゃないか、なにも、だからって、べつに、おれがそれを怒ってるわけじゃない。話がさ。
村子 ちがうのよ! あんたから、イヤミをいわれるのを、どうこうというんじゃないのよ、私自身の、この、自尊心の問題。そうじゃなくって、私がもしそうしたいと思えば、あんたがたとえなんといおうと、私は私のしたいようにするのよ。んだから、つまり、三角関係なんかじゃないんだ。
花岡 いいよ、わかってる。
村子 わかってないじゃないか! 私はこれでも……いえ、そりゃゲスな女だけど、古くさい女じゃないのよ。私は私なりに、卒業しててよ。ね! 私は、あんたのオメカケじゃないのよ! あんたが好きになったから……好きになったのよ。木戸となにしている時だって、――今になってみると、どうしてあんな青っ白い男をと自分の気もちがわからないけど、でもその当時は、あれでやっぱり好きになったから、そうなったんだ。同じことよ。だから、いっときますけどね、またこの後、誰かほかの人が好きになりゃ、またその時で、あんたなんかにこだわったりはしない。それでいいんじゃない?
花岡 いいさ。それでいいよ。
村子 だからさ、あんたも、それを承知でこうして私となにしてる。古くさい、不自由な考えなんか、――いいえ。近代思想の、知性のといった、やかましいことじゃないのよ。婦人の自覚だあ……そんな、しちめんどうくさいことは、頭が痛くなる。ノラが人形の家から飛び出したのが、どうしたの? ふん、飛び出して、どこへ行って、どうすんの? パン助でも稼(かせ)ぐか? 問題は、実はそこからじゃなくって?……そんなの、ごめんだ私は。ちかごろ私はそう思うのよ。せっかくこうして生まれて来たんだから、なんでもいいから、おもしろおかしく暮らさないじゃ損だ。そう思うの。そうじゃなくって? 戦争中、木戸が出征してさ、そいで、軍国の妻だなんて、良い気持になって、こいで、挺身隊になって、まっくろになって働いてさ、ヘッ! まるで、そいで、トドのつまりが、軍国主義のドロボウ戦争の手先に使われてたってことになってさ、木戸といったら、ホリョかなんかになってて、しょびたれて戻って来て、泣きっつらかいてるんだもの。ザマあない。あんな目に逢(あ)いたかあないわ、もう。なんでもいいから、一刻でも一日でも、おもしろ、おかしく暮らすこと。リクツは、どうでもいいのよ。世の中には、けっきょく、強いのと弱いのがあるだけで、善い悪いということはないのよ。その時々の時勢次第で、同じことでも善いといわれたり悪いといわれたりするきりで、ホントは強い弱いがあるきりだと思うの。そうじゃなくって?
花岡 ハッハハ、すこし酔ったな君あ。
村子 いいじゃないの。そんで、木戸よりゃ、あんたの方が、まあ強かったわけ。だから――
花岡 しかしなあ、強い者にゃ強い者の味があり、弱い者にゃ弱い者の味がある。木戸を相手にして君が味わった味が、おれのよりゃ弱かったことは弱かったろうが、しかし深かったかも知れん。男と女の仲なんてもなあ、鉄の棒と鉄の棒をかち合わせるのとは、ちがわあ。牛を見ているよりゃ、死にそうになったカマキリのメスオスを見てる方が、場合によってコーフンすることだってあるしなあ。木戸が弱虫であればあるだけさ、ふふ、なんじゃないか、その……
村子 スケベエ! すぐそうだ、あんたは! よくばってんの。
花岡 だからよ――
村子 だって、あんたが、あの人になれやしないじゃないの。花岡金吾は花岡金吾で、木戸秀男は木戸秀男、牛は牛で、カマキリはカマキリよ。牛がカマキリになりたくって、そいでいて同時に牛でもありたいのね。ヤキモチというもんです、それは。
花岡 いやさ、俺のいうのは――
村子 カマキリがそんなにうらやましけりゃ、カマキリにしてやろうか? すると、後であたいが、あんたを食い殺してしまってよ? いいか? こら! (からだを弓のようにそらして、花岡の首に巻きつけた左腕に右手を添えて、しめにかかる)
花岡 苦しいよ――
村子 カマキリだあ! (しめる。しめられながら、花岡は両手をダラリとさせている。これはこの二人の間の習慣的なシバイであるらしい。同時にそれはシバイではない)
花岡 おい、おい……く、く、くるし――(手をバタバタさせる)
村子 やい! (しめる)
花岡 も、も、もう――(不意にシバイをやめる。目を光らせて、耳をすましている)
村子 ……(これも、それに気がついて、しめるのをやめる)どうしたの?
花岡 なんか、声がした。(入口の方をうかがっている)……
村子 ……うそ!
花岡 いや(目は入口の方を鋭くうかがいながら、右手をズボンの尻(しり)のポケットにやって、そこに入れてあるものをたしかめてから、歩き出そうとして、まだ持っていた左手の、火のついたシガレットを村子に渡す)ジットしているんだ。(入口の方へスタスタと歩き去る)
村子 (男の去った方を見送って、しばらくジッとしていたが)……ふふ。(花岡から渡されたシガレットを口にくわえて、白くふかしながら、そのへんを見まわしていたが、やがて腕にかけていたコートをバラリと開いて地面にしく。その上に横すわりに坐って、しばらく入口の方向へ耳をすましている。なんの物音もしない。……口にくわえていたシガレットを右手指に取って、その赤い火をジッと見ている。その目が闇のために誇張されて、濡(ぬ)れたように大きく見える。……やがてわれに返って、膝(ひざ)のわきのハンド・バッグを開き、なかをかきさがして、なにか小さいものを取り出し、スカートのスソをめくり、深く穿(は)いたストッキングを、スーッとめくりおろす。一瞬、脚がなま白く光り、しかしすぐに闇の中にボケてしまう。……その時、入口の方からドロドロドロ、ドシンとにぶく重い音がしてくる。村子は、ヒョイとそちらを見る。しばらく耳をすましていてから、コロリと、コートの上に横になる。そこへ、また、入口の方からドシン、ドシンと二つばかり重い音と、更にギーイ・ギーイ・ガツン・ガツンという音。そのあとで、土や小岩のくずれるような音がドロドロと壕全体にこもってきこえる。……あと、シーンとなる。横になったままの村子が、シガレットの吸い残りをポイと投げ捨てる。それが、水たまりに落ちたか、ジイと音たてて消える。……そこへ、花岡がもどって来る。というよりも、花岡が手に持った棒型の懐中電燈のコウコウとした丸い光が、近づいて来る)
村子 なんだ、あんた持っていたんじゃないのよ、アカリ! (上半身を起す)
花岡 ……しめちまって来た。
村子 だいじょぶ?
花岡 うまくできてら。
村子 いえさ――
花岡 だいじょうぶだ。カンヌキまで、かって来た。コンクリイでかためた戸だ。ふふ! たとえ、奴らがなにしたところで……(いいながら動かした電燈の光が、村子の坐っているところを照らし出す。そこには地面にしいたコートの上に、ストッキングにシワを作った女が、片手をついてまぶしそうに目をしわめて、横坐りになっている。……丸い光をとめて花岡がそれを見ている。闇の中で舌を出して唇(くちびる)をなめる。ながら、片手で新しいシガレットをつまみ出して、くわえ、ライタアで火をつけ、ひと吸いしてから、村子に近づいて行き、ならんでコートの上に腰をかけ、女の胸へ腕をまわす。同時にコートのヒダの中に捨てられた懐中電燈の光がスッと一点に小さくなり、ホタル火のように二寸四方ぐらいの光になる)
村子 あつッ、ツ! あついわよ! (いうなり、男の口からシガレットをつまみ取って、左の方の暗い隅の方へポイと投げる)
花岡 なんとかいってたっけな、おい! (さっきのつづきになっている)
村子 ふふ! なによ?
花岡 木戸って男が――
村子 そらそら! まだ私のいうこと、わかんないのね?
花岡 イテ、テ! 痛え、ちきしょう! 村子、おい! 村子! こら!
村子 こら! (バタッと肉をなぐる音がする)……ひどいから、私のいうこと聞かないと……(鼻声を出す)
花岡 だからさ……チ!
(二人のいうことは、言葉としての意味を失いかけている)
村子 (だしぬけに、さめた声で)あら!
花岡 う?
村子 だあれ?……だれなの? (左の隅の方を鋭くのぞき込む)
花岡 どうしたんだ?……だれもいるはずが――
村子 いるのよ! ほら! (その左の隅の、黒い地面に落ちて、ほとんど消えそうになったシガレットを、ナマ白い指がつかんでいる)
花岡 う! (とイキをのんで、瞬間ジッとその方をうかがっていたが、やにわにコートのシワの中から懐中電燈をとりあげて、光をサッとその方へ向ける)
(その光の輪の中に、最初に見えたのは、シガレットを指につかんだ、よごれしなびた片手。それが隅の壁の下に、きたないリュックサックを枕にして、ボロを投げ出したようにペチャンとあおむけに臥(ね)ている男から突き出されていることがわかるまでに、かなり時間がかかる。それほど男のようすは、衰えはて、よごれきって、ちょうど、なにかに弱いけだものが死にかけているように見える。くたびれたセビロにゲートル。からだの下にカーキ色の雨ガイトウをしいている。枕のリュックサックからすこしもたげて二人の方を見ている紙のような顔。まぶしそうに目をパシパシさせる。……間)
花岡 だ、誰だ?
男 ……
花岡 おい!
男 ……
村子 どうしたの? 誰?
男 ……(モズリと身じろぎをする)
花岡 動くな! (尻のポケットから取り出した小型のピストルが右手の中で黒く光る)
男 ……(口の中でなにかいっているが、声に力がなくて、ボヤボヤとつぶやくように聞きとれない)……あの、いや……タバコが……そいで……
花岡 タバコ? タバコが、どうしたと?
男 ……タバコが、吸いたくて、だから……
花岡 ……誰だといってるんだ!
男 ……ぼくは、ただ、二三日前に、ここに……
花岡 え? 二三日前? どこから来たんだ?
男 ……東京……東京から、あの――
村子 どうして、そんで、こんなところにいたのよ? なにをしていたの、こんなとこで? どういうの?
男 …………
花岡 なんだ君あ? なにをしてたんだここで?
男 …………
村子 なによ、あんた? え?
男 ……いえ、ぼくは、べつに――あの、ただの人間……
村子 人間はわかってる。なんだっていってるのよ。なんというの、あんた?
男 佐山……佐山富夫といって……
花岡 佐山、富夫。……(警戒しなければならぬ相手ではないことがわかってきて、ピストルをもとのところにおさめ、男に近づく)……すると、さっきから君あ……つまり、おれたちがここに入ってきた、はなっから君あ、なにか――?
佐山 いや気がつかなかったんです。ねむっていたから……
村子 眠って?……じや、ズッとここにいたの、あんた?
佐山 はあ。……で、ヒョッと声がするので――
花岡 おれたちの、じゃ……なにを、みんな聞いたね?
佐山 ……
村子 見てたんだわ、この人は、さっきから。んまあ! (花岡と顔を見合わせる)
花岡 ……どうしようというんだね、そいで?
佐山 え?……いえ、ジッとしていようと思ったんだけど、タバコが吸いたくなって……。そっちでふかされると、匂(にお)いがして来て、たまらないんです。そいでツイ――
花岡 いやさ、そうじゃないんだ。……(相手が拾いあげた火の消えたシガレットを、顔の前でいじくっているのを見て、ライタアに火をつけ、近づく)
佐山 ……(かみつくようにして、その火でシガレットを吸いつけ、深く吸う)
花岡 ……(そのようすをジット見て)手がバカにふるえるなあ?
佐山 ……(長く煙を吐いて低くうなる)ううう。
花岡 腹がへってるのか、君あ?
佐山 (それには返辞をせず)ああ……ありがとう。
村子 (思わず失笑)ふふ。……(花岡に)ねえ、浮浪者――みたいな――じゃない、この人?
花岡 うむ。
村子 (佐山に)そう? つまりさ――
佐山 まあ、そんなふうな……そうです。
村子 だけど、なによ……そうならそうと早くいってくれるもんよ、あんた!
佐山 ……?
村子 人が悪い。だまあって、あんた、そんな暗がりから、見ているなんて。
佐山 ……いいですよ。(ただ、うつけたようにタバコを吸う)
村子 あんたはいいかも知れないけどさ。(花岡に流し目をくれて、クスクス笑う)
花岡 (その話には、わざと乗らないで)で、どうしようというんだい、君は? こんなとこに、いつまでいるんだね?
佐山 え?……ええ、まあ――
花岡 どっかへ行く途中かね?
佐山 いやあ……べつに――
花岡 いつまで、じゃ、ここに寝てるんだ?
佐山 ……そうですね――
花岡 おい! 君あ、さっき、俺が――この俺という人間が、どんなふうなことをしてる者かってこと、たいがい、聞いたなあ?……(佐山だまっている)……うむ。どうだい、そいで? え? 花岡金吾といってね、こんで、東京じゃ、チットは通った名だ。ふふ、ザマあねえ! 新聞で見ないか、君あ?
佐山 ……新聞は、もう、久しく読まんから――
花岡 そうか。……ま、そいった者だ。こうなれば、そいつを知った君を、このままおっぱなしはできない。わかるね、そいつは? 君にゃ、すこし迷惑だが、こいで、当分は、つきあってもらわなくちゃ。
佐山 いいですよ、……
花岡 いいことあねえ! ヘンなことをすると、それまでだぜ。いいかね?
佐山 ……(相手の脅迫を感じない。なま白い顔の表情をすこしも動かさないで)はあ。
村子 だって、こんなとこで、食べるものも食べないでいつまでもそうしていれば、死んじまってよ?
佐山 はあ……
花岡 佐――佐山といったなあ、君? 佐山君、腹アへったら、なんか食うか? やろうか?
佐山 ……いいです。
村子 (花岡に)あんた、ロウソクが、まだあったわね?
花岡 どうするんだ? そっちのバッグの右っかわに二三本入ってるだろう。
村子 (そのバッグを開けながら)いえ、ちょっと、トイレット。……(ロウソクをかきさがしながら)んだけど、ふ、ふ、弱ったな、どこい行きゃいいんだか、こいだけのところ。
佐山 そりゃ……(左手で入口の方向をさして)そこを曲って二間ばかり行くと、ヘコんだところがあります。
村子 え? そう……ありがたいわ、そりゃ。
花岡 (村子の出した大型のロウソクにライタアから火をともしてやりながら、横目で佐山の顔をギロリと見る)……どうして、しかし、君あ、そんなことを知ってるんだ?
佐山 ……(はじめてニヤリと薄笑いを浮かべる)……いえ、この穴あ、ぼくが掘ったんです……
花岡 え? 君が掘った? この穴をか? ウソを、つけ!
佐山 でも、そうですよ。
花岡 ……へんなことをいうのは、よせよ。こんだけ大きななにを、君みたいな――
佐山 ……ぼく一人じゃ、ないんですけど……
村子 (火のついたロウソクを持って、行きかけた足をとめて佐山を見ていたが)……すると、なんなの、あんた兵隊だったの?
佐山 ……ええ、まあ……
花岡 ……なあんだ、そうか。
村子 だけど、そりゃ戦争中のこってしょう? どうしてあんた、だのに、今ごろやって来て、……どういうの?
佐山 ……やあ、べつに――(薄笑いを浮かべて、ボンヤリ二人を見かえしている)
二
懐中電燈のかわりに、火のとぼされたロウソクが三本(一本は地面に置かれたウィスキイのビンのセンの上に、一本は中央の水たまりのそばにころがっている坑木のキレハシの上に、一本は正面の壁のデコボコの中に突き出ている岩の先に立ててある)。その三本のロウソクの火にかこまれたあたりだけが、明るい。花岡がコートの上にアグラをかいて、小さいニュームのコップでウィスキイをあおりながら、なにかに突っかかるように、いきおいこんで、しゃべっている。酔っている。……村子は、コートのはじに、スーツ・ケースを枕にして横になっている。……佐山は、リュックのそばに半身を起し、両腕で膝(ひざ)を抱いて、死灰のように坐っている。
花岡 なあ、そうじゃないか! 村のオンゴと畑のイモは、だ、かぶり振り振り子がでける! かぶり振り振りだ! いいかね? そうじゃねえか? そうだよ! 誰(だれ)にしたって、戦争なんてもん、したくってしやあしねえ。そうだろうじゃないか? 死ぬんだぜ、一歩まちがうと。てめえだけが相手を殺して、こんだ、てめえが殺されるのだけはゴメンだって、いくらいったって、そんな問屋はおろさねえ。なあ! 五十と五十の命のやりとりだ。誰がお前、落ちついてよく考えて見りゃ、やりてえという者があるんだい? ね! 人間、みんな、こんで、平和主義だよ、もともと。したくねえとも、戦争なんてもん。そでなくっても、もうコリゴリだ、こないだのヤツで、そうなんだよ、したくねえ! しかしだ、したくねえしたくねえで、すましておけるかね? そいですましておれればだ、いやさ、そいで戦争が起きなきゃ、問題ねえよ。村のオンゴと畑のイモは、だよ、そこが。ね? ふふ! いや、オンゴというのは、知ってるかね? 若い娘のことだ。かぶり振り振り……もちろん横に振るさ。イヤだ。子なんぞ持つなあイヤだ。うまいことだけはしても、その結果の子を生むのは、ごめんだ。ヘ! なあに、人間、たいがいのホントの腹は、それだ。イヤなんだ。だけど、子宮を持ってらあ。畑を持ってらあ。種を蒔(ま)きゃ、イモはできるよ自然にね。ヘヘ! いくら、イヤだっちったって、しようねえ! まったく、しようがあるもんかい。いいかね? 俺(おれ)のしゃべっているのはデタラメじゃないよ。哲学だ。そうだとも、俺だってインテリだ。インテリだったことがあるんだ。昔アこれで労働運動だってしたことがある。社会主義がなんだ、共産主義がどうだ、ファッショがこうだ、ぐらいチャンと知ってる。酔ったまぎれのヨタじゃないんだぞ。この、人生社会――つまり世界の哲学だ。よく聞け! こっちがわに、Aという考えかたをしてる人間たちがいる。また、そっちがわにBという考えかたをしている人間たちがいる。両方とも、てめえの方の考えかたが正しいと思ってる。そいで、その二つの考えかたが衝突する。すると必ず、正しいのは自分で悪いのは先方だということになる。こいつは、あたりまえだ。両方ともケンカしたくはなくっても、そこで衝突がはじまる。そんで、衝突は、しまいにケンカになるよ。見ろ、かぶり振り振り子がでけるんだ! 畑を持ってら。子宮を持ってら。ね? どうなるもんか! 世界の平和を確保するために、われわれは更に強固に武装しなければならぬ! そいつを両方でやる。両方で、ケンカをしたくないしたくないといいながら、セッセとケンカの仕度(したく)をしてるんだ。ヘヘ! こんなコッケイなムジュンがあるかい?……いや、誤解しちゃ困るよ、誤解はしなさんな。そいつを非難してるんじゃない。もちろん褒(ほ)めてるんでもないがね、ヘヘヘ。非難も賞讃もしてない。事実さ。あるがままの事実を、あるがままに見るだけだ。わしゃ。それが人間だということをいってるんだ、あるがままの現実に立って見ているだけだ。人間そのもの、人間の存在そのものが、すでにムジュンだもんねえ。そうじゃないか! なんのために人間が生まれて来たのか、それが善いことか悪いことか、そこいらにハッキリした目的や標準がない限りだね。すべてはムジュンするよ! ムジュンしようがどうしようが、あるものはある。なにをしようが、いいさ。つまりだ、なにをしたらよくないか、なにをすればよいかというハッキリしたモノサシがない限り――いやいや、自分のガワだけのモノサシじゃないぜ、相手にも通用する――つまり万人になっとくの行くモノサシだな、そいつがない限り、なにをしたっていいんだ。ないね、そんなモノサシは。ないない! ありっこないよ、ここ当分! そうじゃないか? そいでいて、生きて行くだけは生きて行かなきゃならんじゃないか? あっちの国もこっちの国も、あの人もこの人もだ、なにをしたっていいんだよ。だから。いやいや、テメエじゃ、こうしなきゃならんと思って、大きにモノサシ通りにやっていてもそのモノサシが向うさまにゃ通用しねえモノサシだから、ハタから見りゃ、テメエのエテカッテだ。つまり、なにをしてもいいってことだ。現に、みんなそうしてる。そうしなきゃ、できねえもんなあ。それが世の中の定法だもん。……知ってるよチャーンと、そいつを。人民は知っとるなあ。えらそうな奴(やつ)が、いくらえらそうなことを並べ立てて見たって、そいつを世界中の人民が、腹のドン底では、けっきょくは、信用しやしないのは、そのせいだ。信用してほしけりゃ、ケンカがしたくないのならしたくないように、ケンカの仕度を一切がっさい、いっぺんに捨ててみろ。どうだい? 相手から踏み殺されるよ。踏み殺されるかもわからねえんだぞ。そら見ろ、そんで、捨てられねえんだ! ね? んだからモトのモクアミなんだ。だから俺あ――
村子 (目をつぶったまま)バカねえ! なにをゴトゴト、オダあげてんのよ、酔っぱらって――
花岡 いいじゃねえか! なあ君、こうして、すまあしてジッとしているこの女の中でだって、こんで、しょっちゅう、卵子が生み出されてるんだ。なんのためだ? 何万匹という精虫の中のたった一匹に出会うためだ。すると、残りの何万何千匹の精虫は、なんのためだ? わかるもんか。わかっているのは、競争に勝つ奴と負ける奴とがあるというだけだ。負けたくなけりゃ、戦うだけさ。イクサがあるっきりだ。そうだろう? 神さまがないとなりゃ、イクサがあるっきりだよ。人間がそんなふうにできているんだもの、はあ! ヘッヘヘ、だから俺あ、人を踏み殺して歩くよ、ああ。ジャマになる奴あ踏み殺して行くんだ。どうだ、えらそうに――高慢な顔しやがって――え? なんとかいえよ!
佐山 ……(弱々しく笑う)
花岡 (ほとんど狂暴に)踏み殺すぞキサマ! おい、木戸! やい!
村子 (ユックリと起きなおって)これは佐山さんという人じゃないの。バカねえ!
佐山 ……すみませんが、タバコをもう一本もらいたいんですけどねえ……
花岡 タバ――? (ビックリして、相手を見る)
村子 ……(シガレット・ケースからタバコを一本ぬきとって、膝あるきでコートの端まで行き、半身をのりだして佐山に渡しながら)はい。この人は、ヤキモチで目がくらんでしまってるのよ。
佐山 やあ……(渡されたタバコを、ほとんど無意識に受けとりながら、うつろな目で
村子のからだをマジマジと見ている)……あのう、花――?
村子 (コートの上にころがっているライタアを取って、佐山のシガレットに火をつけ
てやりながら)花岡。
佐山 (シガレットを長く吸いこんでから)むう。……あなたは――?
村子 あたし? あたしは、村子。ふふ。
佐山 村――
花岡 ここにゃ、なんか、良くないガスでも詰まっているんじゃないか――(頭を横に振る。フッとその視線が村子と佐山にとまる。コートのはじに、スカートのスソをみだしてグナリと立膝をした村子と、その村子を虚脱したような目で眺(なが)めている佐山とが相対している姿がある。そこには、ある種の映画のひとコマのようなところがある。……ギクリと花岡腰をおこす。目が光っている)そーそ、なにか……どうしたんだ? おい! 村子!……(立って行き)どうしたんだ? 知ってたのか、お前たちあ? え?
村子 (花岡を仰いで、だるそうな声で)なにさあ?……
花岡 この男を知ってるんか?
村子 だから、佐山って――
花岡 前に東京で逢(あ)ったことが――
村子 なによ、あんたいってんのさ。
花岡 (佐山に目をうつして)知ってんだろ、この女を? おい!
佐山 ……(シガレットをくわえたまま、ポカンと花岡を見上げる)
花岡 もとダンサアをしていた女だ。今じゃ新橋に洋裁の店を出さしているが、こんで、木戸――いや、これまで何人も男があった。今だって、カゲじゃどんなことをしているか、こいつの淫乱(いんらん)と来たら――
(フラリとからだを動かす。同時に天井のあたりで、腐った支柱がベリッと音を立てる)
村子 あら! (ギクッとして立ちあがる)地震だ。……(天井や、あたりを見まわす。バシャンとどこかで落盤の音)だいじょぶかしら?
花岡 なにい? シラをきるのか?
村子 いえさ、ほら、まだ、ゆれて――
花岡 (カッとして佐山に)シラをきると承知しねえぞ、きさま――
佐山 ……(これも天井の方を見ていたのが、花岡に目を移す)
花岡 いったらどうだ、なんとか! おい! (佐山の唇(くちびる)からシガレットを叩(たた)きおとす)
佐山 知らんですよ、ぼくは……(口の中でボヤボヤといいながら、おとされて、二三歩わきに飛んだシガレットを、身をのり出して拾う)
花岡 ウソをつけ! (のばした佐山の右手首のところをガリッとクツで踏んで)知ってるんだ、きさまあ!
村子 (立って花岡をとめる)なにをいうの、あんた! ムチャをいうのもホドがあるわよ!
花岡 にぇゃに、ちきしょう! (村子からとめられて、かえってイキリたって、いきなり両手で佐山の首を攻めにかかる)しらっぱくれたって――
佐山 グッ! (すこしばかり手をバタバタさせて相手をふせごうとするが、ひとたまりもなくしめあげられ、顔が土気色になって来る)
村子 なにょ、すんのよ? あんたッ! 離して! 死んじまうわよ! いうから、ホントのこというから、とにかく離してよッ!
佐山 ……(必死になってとめる村子のために力のチョットゆるんだ花岡の両手の下で、地めんにペチャンコにおさえつけられたまま、低い切れ切れの言葉で)もっと、あの――(あとは口をモガモガさせている)
花岡 なんだと?
佐山 ……もっと、しめて見て、下さい……(なんの表情もない調子)
村子 え?……(ギクンとして、佐山をのぞきこむ。びっくりして、花岡を見る)
花岡 なんだと?……(いいながら、ナメクジでも踏んづけたような顔をして村子を見かえす。両手はいつのまにか佐山の首から離している)
佐山 ……ふう。(たおれたまま、しめられていた首の痛みに片手をやってなでている)
花岡 ぜんたい、おめえは、なんだ?……(言って佐山のようすを見ているうちに再びカッとして、クツの足で佐山の肩をける)け! キチガイめ! (更に腰のへんを三つ四つとけりつけ、つづいて首のところを、踏みにじる)やい、立って、かかって来て見ろ!
佐山 ……そうなんだ。やっぱし、ここで、やられた。ウッ! (これは首を踏まれて、思わず出た声)……ここだった。
花岡 だから、なんだってんだ? おかしなことをいやあがって――(相手がすこしも抵抗しようとしないので気が抜け、ベッとツバを吐いて、コートの方へ行く)チェッ!
村子 (こわごわ佐山をのぞきこんでいる)……どうしたの、あんた?
佐山 ……(そのまま青い頬を地めんにおしつけて、うつろな目で前の方を見たまま、起きようとしない)
(間……花岡と村子が、その佐山の姿を見ている。……そうしているうちに、また地震)
花岡 (こんどは、これも気づいて)うん? (村子を見、それから周囲を見まわす)
村子 ……(不安そうに天井を見た目を花岡に移す)ゆりかえしだわ。
花岡 え? なんだ?
村子 いえさ、さっきの――(言っているうちに地震はおさまったようだし、その時、佐山がムックリ起きあがったので、それに気をとられて、言葉は尻切(しりき)れになる)
(佐山はユックリ起きあがって、坐ってなにか考えている。首をしめられた時に流れ出したハナシルを手のひらでふく。それから落ちているシガレットを拾いとる。が、吸おうとはしないで、指にはさんだまま、その手の別の指でヒタイをかく。……かいている間に、この男のそれまでの寝ぼけたようなところが、すこしずつはがれて行く。……花岡と村子は、相手がなにか異様なことでもはじめそうに予期して、それに対して身がまえしていたのが、佐山のようすがあたりまえ過ぎるので、ホッとして身がまえを捨てるが、同時に、今度は逆に、そのあたりまえ過ぎる佐山にビックリしている……)
佐山 ……(二人の方を見て、弱々しく微笑して、かすれた声で)こう見えても徐州一番乗りの本職だぞ。ホントからいやあ、今ごろ、こんな内地の山ん中で、穴っぽりなんぞしてる俺じゃないんだ。てめえら、ナメやがると承知しねえ。……口ぐせでね。わめきながら、シャベルでなぐりつけるんですよ。古い兵長で、三度目の召集だって……なぐりはじめると、シャベルの柄が折れるまでやるんです。蹴(け)りたおされて踏んづけられて……すると、口からも鼻からも血が出るんです。二日に一度ずつぐらい、やられた。……(いいながら、シガレットを握ってない左の手のひらで、口と鼻を横なでにこすって、その鼻しるとヨダレのついた手を見る。血ではないので、ビックリして考えている。……まだ時々夢を見ているような気もちになるらしい。……頭をブルンと振る)……いや、今の、この……いや、もっと、この……軍靴(グンカ)ですからねえ、クギがついているから、ここんとこなんぞ――(いいながら、首すじの横をなでる)すりむけて、痛いや。……(なんの感情も抑揚もなく、まるで他人のことを語るように、なげやりにヌラリクラリと話す。話の脈絡やテニヲハなども、どうでもいいらしい)毎日、今日は死ぬだろう、今日は死ぬだろうと思って――死にたかったなあ――首をくくって、ぶらさがってもいいんだ。三四人、戦友に、ぶらさがった奴がいるんですよ。朝起きてみると、いなくなってる。そのうちに、山ん中のどっかで、ハナたらして、腐りかけている。良い気持だったな。ザマミロ。……ザマミロ。かんたんだ。ブランコだけは、いつなんどきだって、自由にやれるんだ。……どんなふうにだってイジメて見ろ、なぐって見ろ。食いものを食わさないで見ろ。徐州が来たって中隊長が来たって、大将が来たって――ふ! ブランとぶらさがりゃ、もう手は出せないんだ。首をくくるのが、いつでも自分の好き自由にやれるということが、どんなにすばらしいことか、知っていますか? 自分のイノチは自分の手の中にあるんだ。だから世界ぜんたいを手の中に持ってるんだ、つまり。ザマアみろ! つまり、だから僕あ、そんなことしないだって、血を吐くか、なぐられてる間に息が絶えるかで、すぐにも、ナニするだろう……同じことじゃないか……どっちせ、死ぬにしても、……自分のイノチを自分の手のひらにつかんでる……そいで、まあ……とにかく、死んだ方がいいですよ。……(ニヤリとして)……やっぱり、その方がよかった。
村子 な、なんの話、それ?
佐山 ……え?
花岡 すると、なんだ、お前、いつごろ召集されたんだ? こいで、なんじゃないかね、もう四十――とにかく四十近いだろ?
佐山 三十三です。……終戦の年の冬です、引っぱり出されたのは。肺が悪いんで、マサカと思っていたら、取られちゃったんだなあ……。そんで、まあ、戦争のことなんか、なにがなんだかわからなかったんですけどね、どうせツトメていたって、あと二三年で、からだあまいっちまうだろうし――医者がそういったんだそうです、家内に……ふ! んで、まあ、同じことなら、とにかく、国がこんだけの戦(いく)さしているんだ、戦争に出て――すると、遺族扶助料だってもらえるから……とても、この悲壮な気になって――会社の友だちやなんかに送られて出かけたんですがね――したら、いきなり、こんな山ん中の豚小屋みたいな仮兵舎にたたきこまれて、穴掘りです。銃も――剣だってくれやしない。ないんだそうですね。シャベルを――こわれかかったシャベルを一本くれて、……おどろいちゃった。
花岡 ふ、ふ――(ゲラゲラ笑いだしている)そうか、ヒヒ! それは、おどろいたろう。ヘヘ!
佐山 ホントですよ。その徐州兵長――高田という人でしたけど、徐州一番乗りばっかりいうもんで、みんなそういっていました――殺してやろうと思ったことがあります。僕ら召集兵を死ぬほどなぐりつけておいて、あとでオイオイ泣くんですよ。……おれは、ホントは、おめえ、百姓だ。百姓がしてえんだ、こんちくしょう! おのしらを、いくら、なぐったって、なんのタシマエになるもんだあ。……泣くんですよ、酒に酔ったりすると。……そいつを、ぼくら、不動の姿勢で見ているんです。いつでも殺せると思ってね。ただイノチをあずけておくんだ。ドン百姓! そうなんですよ。僕あ肺病で、今まで労働なんかしたこたあないんだ。――それがイキナリこの――このヘン、土のように見えても、おおかた、石や岩ですからね。シャベルぐらいで、いくらこづいて見たって、十四五人で日暮れまで、背骨の折れるほどやったって、こいで五寸も進みやしないんです。そんで課程がすまないというんで将校にしぼられるんです。徐州兵長が。すると、徐州さんが鬼のようにカッカとなって、ヘロヘロに、今にぶったおれそうになって掘っている俺たちのうしろから、いきなり飛びかかって、なぐる、ける……ヘヘ! それに、戦友どうしの愛なんて、ありゃウソですよ。あんまりひどい目に逢っていると、おたがいにケイベツし合って、憎み合うようになりますよ。人がひどい目にあうと舌あ出してよろこんでるし、ユダンをしていると、食うものまで盗む。……僕は、からだが弱いもんだから、みんなからナブられて、いじめぬかれました。……ふ! ノラ犬の集まっている中に、病気の犬が一匹まぎれこんで来た。足をくわえて、ひきずりたおして、ふんづけて、キャンキャンいわすのが、おもしろいんですよ。……半年たったら、まるでガイコツのようになったんです。……しかし、もうそうなると、フヌケのようになってしまって、自分から死のうとする気もなくなりますよ。ヘンなもんです。……すると、妙ですねえ、そうなってしまったら、ムクむんですかねえ、青ぶくれにふとりはじめるんです。その時分にはもう、手に入りさえすれば、ドロのままの生イモだって食うし、豚です――よごれて、青くふくれて、そいつがフンドシひとつのスッパダカで、血を吐きながら、ここを掘るんです。……そうだ、ここんとこに、大きな岩の頭が出ていて……(壁の一ヵ所を見ている)……八月十五日の朝も……(頭がいっぱいになって、言葉がとぎれてしまっている)……
花岡 だけど、あれからもう二年もたってしまっているんだぜ。君あ、なにをしていたんだ、その間?……幽霊にでもとっつかれているんじゃないか?
佐山 ……(遠い目つきで花岡を見る)……忘れていたんですよ。……(フッと薄笑を浮かべる)ケットに包んだ米やカンヅメ、そいからクツなぞ、松本の駅でぬすまれちゃって――ボンヤリしてたんですねえ。みんなとられちゃった。いや、帰される時の、オミヤゲの荷物……弱りきっていたんですねえ。たしかに、幽霊みたいになっていたんだ。だから、東京に帰っても――ヘヘヘ。(おかしそうに一人で笑う)
村子 ……東京には、ウチがあるの、あんた? 奥さんは?
佐山 ……子供が一人、います。ウチは丸焼けになって、家内のしんせきのうちの裏の――浅草ですがね――ほったて小屋にすんでて――
花岡 そいで、なにをしているんだい?
佐山 う?……やあ、いろんなことをしたんですよ。カツギ屋……客引き……タバコ売り……上野にもいたけど……そいから、あちこちウロウロして……ダメですね。ヘヘ。
花岡 ウチの方は、じゃ、どうして――?
佐山 やあ……つい、いられなくなって――
村子 だって、おかみさんや子供まであるというんだから――(なにか、自分自身のことが頭に浮かんで来ているために、この場合、不必要なくらいに熱心になり、相手の身の上に立ち入り過ぎていることに気がつかない)
佐山 おいだされたんですよ。
村子 追いだされた? 誰に? その、おかみ――奥さんに?
佐山 いや……この、とにかくいづらいもんだから。
村子 いづらいったって、あんた、だって――
佐山 せんのツトメ先はなくなってるし、なんか、かんか、やってみても、からだが弱くって――とにかく、みんなを食わして行けないんで――ここで穴っ掘りをしているうちに、からだがスッカリまいっちまってましてねえ。フラフラになって帰ってったもんだから。一日働けば二日寝てなきゃならないという――
村子 だけど、子供があるといったでしょう? あんたのホントの子じゃないの?
佐山 いやあ、ホントの子ですよ、久太郎。フフ、久太郎といってね。八ツになっていて、いろんなことが、もう、わかるもんだから、僕をケイベツしましてね。おめえみたいな大メシクライは、出ていけ! ヘヘ。チヅが、いつもいうもんだから、おぼえちまって――
村子 へえ!……よくまあ、しかし――でも、子供まである、とにかく、すると、かなり永い間の奥さんでしょう?
佐山 そりゃそうですけど……あいつにしても無理はないんですよ。僕みたいな、こんな――とにかく、ジャマですからねえ。僕あ、要(い)らんのですよ。無理あないんで、……小松原といっしょの方が、チヅは幸福ですから――
村子 ――というと?
佐山 いや、その――
花岡 よくあるヤツだ。君が召集されている間に、その小松――その男ができちゃった。
佐山 いや、僕が戻ってからです。(アッサリして、なんの感情もこもらぬ)
花岡 どっちにせよ、けしからんじゃないか。そいで君あ、だまって引っこんでるのかい?
佐山 僕あ、要らんですからねえ。
村子 要らんといったって、とにかく――
佐山 いや、僕がですよ。チヅにしたって、かわいそうなんですから。
花岡 なあにをいってるんだか、サッパリわからんじゃないか。君が、いくら働きがないからって、かりにもだ――
佐山 そうじゃないんですよ。この――戦争中、ここでなにしている間に、からだが、もう、しんからまいっちまったんですねえ。残りカスみたいになっちまって――ヘヘ。
花岡 だからさ、なおのことその細君としてみれば、この――ああ、なにか、すると、君あ……そうかねえ。インポテント――?
佐山 そうですねえ、まあ。……(淡々としていう)
村子 え? なに――?……(その意味をやっとつかんで、さすがにすこし赤くなる)まあ!
花岡 ヘヘヘ! そうかね! そいつは――そうかあ。……だけど、子供があるというんだから――?
佐山 精も根も、ここで掘らされてる間に、使い果たしてしまったんですねえ。……しかたがないんですよ。
花岡 しかしそりゃ、一時的な――なんだろう?
佐山 そう思っていたんですけどね、僕も。ダメですね、もう。
村子 そいで家を出て、ここへ来たの?
佐山 いやあ――家を出たのは半年前です。あちこちウロウロして――急にここに来たくなったもんですから。
村子 すると、しかし、こんなところで、食べるものも食べないで、いつまでも寝ていれば、死ぬほかにないんじゃない?
佐山 そうですねえ……
花岡 ヘ! (さきほどから、あおりつづけていたウィスキイの酔いが出て来るのと同時に、急に佐山の話が、がまんできなくなり、ほとんど憎悪(ぞうお)に近い嫌悪(けんお)で)死ぬんだなあ、そんな奴は! サッサと死んじまったほうがいいよ。問題ないじゃないか。肺病やみでインポテの、食ってけないとなれば、いうことはないじゃないか。シンコクづらをするのは、よせ!
佐山 ……べつに、シンコクのなんのって、――ただ、ここに来たら、どういうんだか、いくらでも眠れるんですよ。
花岡 ニヒリズムとかいうんだろう、ちかごろ、はやりの?
佐山 さあ、僕には、よくわかりませんねえ。
花岡 だってそうじゃないか! そうやって、この世の苦しみは、みんな一人で背負(しょ)っていますって、ツラあして、キザったらお前――
佐山 やあ、苦しかあ、べつに、ないんですよ。苦しいんだったら、まだこれで、シンコクだとかニヒリズムだとか、まだこの、あるかもしれんけど――ダメですねえ。ニヒリズムにだって僕なぞ、なれんのですよ。……そんな、シンコクになるネウチがあるんですかねえ、この世に?……イヤだなあ人間なんて。フフ、ひっついたり離れたり、だましたりだまされたり、お説教をしたりワイロを取ったり、ひっくりかえったり、またもう一度ひっくりかえって見たり、ヘヘ、それがみんな一人のこらず、しまいにゃ、死んじまうんだからな。……どうでもいいよ。いいじゃないか、どうでも。シッチャ、イネエヨ。ヘ、ヒヒ!
花岡 軽蔑(けいべつ)してるんだな、人間なんて――? そうだろう?
佐山 そうだなあ――といわれりゃ、そうですねえ、日本人――フン――一人のこらず、生きてる価値はないですねえ。軽蔑ですか?……そう、ゴミだ、みんな。
花岡 じゃ、俺も軽蔑しているのかね?
佐山 ……(ニヤリとして相手を見る)
花岡 ようし、じゃ、お前自身は、どうだ? いやさ、そのお前自身は、どうなんだよ?
佐山 自分ですか? なっちゃいないですねえ。一番軽蔑してるでしょうね。だから、人のことも自分のことも、しょうねえんだ。処置ねえですよ。
花岡 すると、ぜんたい、お前はなんだてえんだ? え、おい!
佐山 なにって、べつに――ヘヘ。(意味なく笑う)
花岡 踏み殺してやるぞ、ホントに! (のんでしまったウィスキイのビンを壁の方に叩きつける。バリンと破れて飛びちるビン。佐山がビクンとして、花岡を見る。ビンが壁にあたったショックのためか、天井のどこかから小さい落盤がバタリ、チャプンと落ちる音)
村子 あら! なあに? (暗い方を見る。花岡も佐山もそちらへチョット目をやる)
花岡 なんだ?
村子 いえさ――さっきの、地震でさ――どっか、くずれてるんじゃないかしら?
花岡 なあに。
村子 ……とにかく、もう外へ出て、行きましょうよ。こんなところでグズグズしてんの、意味ない。
花岡 いいよ、まあ。ウィスキイ、もう一つ出してくれ。
村子 こんなところで、そんな飲んじまったって――
花岡 いいんだったら。まだ三本ある。(佐山に)生きて行こうとして、いろいろやってる人間だけが、生きて行きゃいいんだ。イノチを張って、火のようになって、こうしてお前――
村子 (カバンからウィスキイのビンを取りだしながら)いいじゃないの。行きずりの、なんでもない人じゃないの。ソッとして、したいようにさせときゃ、いいじゃないのよ。私たちがグズグズいうことないわ。
花岡 そりゃそうだ。……こいでなあ、妙なことを君に聞かれてしまったがな、こいで、また世間に戻って行けば、普通の人間だからね。今じゃこれが普通だ。(村子がカバンから出したビンを渡す。そのコップになったアルミのセンをねじ取り、コルクを歯でくわえてポンと開ける)……こうして、生きて行きたきゃ、大なり小なり、俺と似たようなことをしなきゃならん。うむ、そうだとも。そうじゃねえか、俺が昔、転向したんだっても――フ、フ、以前はこいでも紡績工場に働いていて、労働運動の、組合のと、カブレちゃってなあ、つまりアカだ当時の――だったことがあるんだ。一二度つかまって、転向した。そのことにしてもだ、そいから、今、こうしてブロオカアしてるんだって、こいで、つまりが、てめえが大事だからだ。(アルミのコップにウィスキイをついで、カプッと飲みほす)……たった一つしきゃない。たった一回こっきりだ。もう一度くりかえして見たくたって、ダメだ。風だねまず。サーッと吹いて来て、吹きすぎて行くんだ。アッといえば、おしまいだ。フフフ、(自分の比喩(ひゆ)で良い気持に笑う)すなわちだな、なにが大事だといって、てめえのイノチほど大事なもなあないじゃないか。生きつづけて行くためなら、人間、どんなことをしてもいいんだ。また、どんなことでもできるわけだ。アッハハ、どうだい一杯! (コップを佐山の方へ持っていく)
佐山 やあ、僕は――
花岡 (コップを佐山の手に持たせて)いいじゃないか、飲めよ。フフ、気取るなよ。(ビンからコップにつぐ)一杯のんでから死ぬさ。そいでも、いいじゃないか。私あ、とめんよ! ご自由におやんなさい。だから、とにかく一杯だけ飲めよ、グーッと!
佐山 (しかたなく飲む)うッ! クシッ! (むせる)
花岡 ハハハ、どうだい? ヘヘ、どうだい、もう一杯やろうか?
佐山 うう! (目を白黒させて喘(あえ)ぎながら)もう、もうたくさんです。
花岡 ヒヒヒ! さあ拝見しようか、やってくれたまい。そのへんの壁に頭を叩きつけるなりなんなり、やってみてくれ。ヘヘ!
村子 よしなさいよ、もう。あんた酔っぱらっちゃったのよ。
花岡 なあによ! どうだい君、佐山といったね? どうだい、え? 君あ、ゼニはほしくないのか? 金さ? え? 金がありゃ、生きて行けるぜ? よ? うまいものでも、女でもけっきょく君のその細君だって君にゼニがないから、君を追い出したんだぜ。からだのことなんぞ、大したなんじゃないさ。うまいもの食ってラクをしてりゃ、治る。よしんば治らなくたって、それならそれで、楽しみはいくらでもある。あきらめるなあ、気が早すぎらあ。金だよ要するに。どうだい? そうだ、この、村子――この女だって、こいで結局は、俺にゼニがあるから、こんなところまでついて来てるんだ。
村子 なにをいってんのよ、シトをバカにして! そんな!
花岡 アッハハハ、なあに、タトエがさ。フフ、話をしてるんだ。そうだよそうだよ、わかってる。ゼニでは、すべてのものは買えんよ。愛だとかね、神さまだとか、そいったもんだ。買えん買えん、わかってるよ、そいつは。しかし、こんでまた、世の中のたいがいのものはゼニで買える。こいつも真理だ。だろう? その買えるものを一杯積み上げて見ろ。そいつが神さまになったり愛になったりするよ。量的変化が質的変化をひきおこす。え? なんだっけこいつは? まあ、いいや、なんでも。だからさ、いいじゃないか、わかってるよ。どうだい、ゼニをやろうか? おい! ほしくないのか?
佐山 ……ほしくないことはないんですけど――でも――
花岡 よし来た――取っときな、じゃ! (ボストン・バッグを引きよせてサッと開き、その中にハダカで詰めこんである一万円のサツタバを三つばかり掴(つか)み出して、水たまりのそばの地めんにほうり出す)ほらよ!
村子 なにをすんのよ、あんた!
花岡 いいじゃねえか! (佐山に)なあおい、それやるよ。とっとけ。……お前はおれたちが誰だってことを、すこしばかり知っちまった。俺たちがここを出ていったら、どうだお前、すぐに土地のケイサツにでもつっ走って行って、いいつけるか? ヘヘ、そうしたきゃ、そうして見るか? どうだい? なあに、金あ取っておけ。それでもって、お前の口を買収しようなんて、そんなケチッくせえ量見は持たねえ。遠慮なく取っとくさ。あと、俺のことを指さそうと指さすまいと、ヘヘ、自由にやんな。ただ、そうすれば、あとでどんな目に逢うか、覚悟だけはしといた方がいいかな。俺がくらいこんだって、あとに、命のいらない若いもんの五人や十人はいるからねえ。ハハ。……そんなことよりも、どうだ、俺の仕事をチット手つだわないか? 悪いようにゃしないよ。どうせ、お前は、死ぬか……いずれ、そういったつもりだったんだろ? どうせ人間、だまっていても死ぬ時が来りゃ死ぬ。急いでみたって同じこった。それよりも、生きて好きなことの一つや二つやってみたらどうだ? え? 俺といっしょに行かないかね? どうだよ?
佐山 ……(ボンヤリ、サツタバの方を見ている)
花岡 二千や三千のことで、強盗や人殺しをしている人間だって、ある。みんな生きて行きたいからだよ。しかしバカさね、そんな奴は。そんなバカな、手荒いことをして、てめえで、てめえの首をしめるんだ。もうすこし要領よくだな――(額をたたいて)つまり、これだ。こいつを働かして要領よくやれば、いくらでもおもしろいことはころがってる。そういう時代だ。……ひどく複雑なようにも見えるが、ひどくカンタンなのも世の中だ。どうだ、そうしないか?
佐山 ……はあ……でも……(まだサツの方を見ている)
花岡 よし、きまった、ハハ。(村子に)じゃ、そろそろ行くか。もうたいがい、いいだろう。
村子 そう? そいじゃ……(コートの上にちらかっているものをボストン・バッグやハンド・バッグの中に、急いで、さらいこみながら)まだ降っているかしら? いやだなあ、雨ん中、またこんなのぶらさげて歩くの。
花岡 (わきに立っている火のともったロウソクを取り上げて、入口の方向へ歩いて行きながら)一つ二つ、この大将に持ってもらうさ。
村子 待ってよ。そんな急いだって――
花岡 いや、チヨット、表のようすを見て来る。……(右奥へ消える。ロウソクの光だけが、そのへんの壁をチラチラ照らし出している)
村子 ……(急いでストッキングを引っぱりあげながら、まだボンヤリしている佐山を横目で見て)あんたも、仕度をしたらどう?……沢下ってとこまで、まだ相当にありそうよ。
佐山 僕あ、この……(モソモソと立ちあがる)
村子 ……? 行くんだったら、行きなさいよ。あんまりすすめもできないけど――でも、こんなところにいつまでもいても、しかたがないんじゃない?……花岡というのは、悪党だけど、それほど話のわからない人じゃないわ。
佐山 はあ……(そのへんを見まわしている。奥でドシン、ドシンと音)
村子 ……(その方をチョット振り返ってみてから、歩いて来て、サツタバを拾いあげ、バタバタと泥をはたき落して、佐山の方に寄って、それを相手の手に持たせる)取っときなさいよ。
佐山 ……(そのサツは見ないで、近よせらた村子の、ヌメリと白い肌にギョッとして、顔中をしわくちゃにし、白い歯を見せて、低くヒイというような声を出す)
村子 なにさ?
佐山 ウッ!
村子 どうしたの?
佐山 いや、匂いが、その……
村子 匂う? あたし?……(相手のようすを見ているうちに、ニタッとして)……どうなすって?
佐山 ……(うつけたように村子の顔を見ている。奥でまたドシン、ガリッという音)
村子 その、あんた、奥さんのことでも思い出したんじゃない?
佐山 ……(ノドにゲプッと音をさせる。ドス黒く見えるアブクが唇の隅から、すこしたれてくる)
村子 あら、どうしたの?
佐山 いや……(手のひらで、そのアブクを横にふいて)あのう……温泉に行くんですね?
村子 あんた、なんにも食べてないんじゃないの?……ええ。だからさ……(佐山が、モソリとクビスを返して、自分がもと寝ていた片隅へ行く)……食べるものあげましょうか? あるわよ。
佐山 いや……(リュックをまとめにかかって、手の中のサツタバに気づき、右手ではリュックの紐(ひも)を持ちあげたまま、その左手のサツを見ている。花岡のロウソクの光が、奥から近づく)
村子 (コートの方へもどって、しのこしてある仕度を手早くしながら)早くしてね。
(そこへ、花岡がスタスタもどって来る)
村子 雨、まだふってる?
花岡 ……(立ちどまって妙な顔をしている)
村子 やっぱり、だあれもいやあしなかったでしょう?
花岡 いや――
村子 気のせいよ、あんたの。
花岡 開かないんだよ。
村子 え? なによ?
花岡 戸が開かない。どうも、この――
村子 戸? 入口の? だって、さっきしめたんでしょ?
花岡 うむ。……(妙な顔をして、泥だらけの手をチラリと見せる)俺だけじゃ、開かない。地震があったな、さっき。あれで、すこし、きつくなっちまった。
村子 そうかしら? だって、そんな――(まじめには取っていない)どれどれ……(自分も手伝う気で行きかけるが、そのままここを出て行くつもりで、スーツ・ケースの方を片手にさげ、コートを取り上げ、泥を払って肱(ひじ)にかける)
花岡 ……(これもボストン・バッグを取り上げて、佐山に)君、このカバン持って来てくれ。(スタスタと入口の方へ消える。村子もいっしょに。……佐山がモソモソとリュックの紐をしめている。……奥でドシンと音がする)
花岡の声 ……そっちを、お前――(ギリッ、ギッ、ドシンと音。力を入れて、いきんでいる声)うッ!
村子の声 こ、この! (これも力を入れてなにかを引いている)うんと! フ、フ、ホホ! (吹き出す)
花岡の声 もっと、そっちだ? うッ! (ドシンと音。その音で、どこかで落盤)
村子の声 へんだわ!
花岡の声 (これも吹き出して)ヘヘヘ! 笑うなよ!
村子の声 だってさ、これ――じょうだんじゃないわ! フ!
花岡の声 フフ、フフ! この、こんちきしょうめ! (こちらに向かって)おい! おい君も――佐山! 佐山君! 君も加勢に来てくれ!
佐山 ……(さきほどから、火のともった二本のロウソクをどうしようかとチョット迷っていたが、壁の上の一本を手に取り、水たまりのわきのはそのままにして、入口からの花岡の声に顔をそっちに向けるが、返辞はせず、リュックの帯の片方を腕にかけて、ノソリと入口の方へ歩み出している。その方からは、ドシン、ドシンという音にまじって花岡と村子の短かい笑い声がして来る)
三
意外なことに前景のはじめにおけるのと同じありさまで、三人が坐っている。
ただロウソクの立っている場所が変ったために、全体を照らし出している光線のかげんがちがっているだけ。しかし、なにかが、まったく変ってしまっている。
三人とも疲れきって、ボンヤリ、動かない。……どこかで水のたれる音。……長い間。
村子 ……(ボソッと)くたびれちゃった。
花岡 うん。……(身じろぎをする。背広をぬいで、シャツの袖(そで)をまくりあげた姿)
村子 タバコ、一本、ちょうだい。
花岡 君のは?
村子 ないの、とっくに。
花岡 ……(シガレット・ケースを出してやる。その手がドロドロによごれ、シャツにもあちこち泥がついている)
村子 ……(ケースを受け取って、開いて一本抜きとりながら)あと四本。
花岡 手さげの中に、もう一箱入っていたはずだ。……(ライタアをこすってやるが、火花が飛ぶだけで火はつかない)……ガソリンが切れた。
村子 しょうがないわね……(わきの地めんに立っているロウソクに、右手と、くわえたタバコを近づけて、吸いつける。その手が、やっぱり泥だらけになっており、顔にもあちこち泥がついている。着物もよごれ乱れているのが次第に見えて来る。うまそうに一吸いして)……ああ。
花岡 なんてえこった。(にが笑いしながら、自分もケースから一本ぬきとって、佐山を見る)
佐山 ……(その花岡を見てから、ケースに目を移し、右手を出しかける)
花岡 ……(フイと目をそらして、ケースをポケットに入れてしまう)
佐山 ……(出しかけた手をそのままにして、花岡のようすをしばらく見ていたが、やがてノッソリ腰をあげる。それを見て花岡が、すこしギョッとして、身じろぎをする。……しかし佐山はフラフラと歩いて中央の水たまりのそばに行き、ユックリと膝(ひざ)を突き、両手を出して水をすくいかけるが、これも泥でベットリ黒くなっているので、腹ばいになって、たまり水にジカに口をつけて飲みにかかる)
花岡 ……(村子のくわえているタバコの火に、自分のタバコを持って行って、吸いつける)じょうだんじゃないぜ、まったく。
村子 ……(佐山の方を目顔で指して、低い声で)おやんなさいよ一本。
花岡 む? うん。……(スパスパと、忙しそうに吸うことで、村子の言葉を黙殺して)フフ、ヘヘ、どういうんだい、こりゃ。
村子 いま、いく時、いったい? (腕時計をロウソクの方へかざす)あら、ガラスが飛んじゃった。
花岡 あんまりガセイに掘るからだよ。(チョッキのポケットから懐中時計を出して、見る)八時半だ。……ええと、だから、――
村子 すると、夜? ひる?
花岡 そうさ、あれから、掘りはじめて、ええと、三時間として――
村子 三時間やそこいらじゃないわよ。半日ぐらい、たったような――
花岡 そんなことあないよ。せいぜい永くても四五時間――(タバコの煙を吹き出しながら、洞窟(どうくつ)の中を見まわす)
村子 じょうだんじゃないわ、ホントに。フフ――まだ、ふってるかしら?
花岡 うむ?
村子 いえ、外では雨が、ふ――(そこまでいった瞬間に、その薄笑いのまま表情が凍りついてしまう。……やがて村子がユックリと、人形の首が動くように顔を動かして、洞窟の内部を見まわす。その視線が、最後に、ヘビのように腹ばいになって首を伸ばして水を飲んでいる佐山の姿にとまる。両眼が、次第に大きく、まるで飛び出しでもするかのようになっている)……雨が……(ガクガクと立ちあがりかけて、出しぬけに、ほとんど人間の声とは思われない叫び声をあげながら、両手で空気を引っかく)ギ、ギ、ギ、ギャーッ! (両手で自分のノドをかきむしる)た、た、た!
花岡 ……(恐怖が、その顔を土気色にしている。全身が細かくふるえるのを、かろうじておさえつけている。ただ口にくわえたシガレットだけが、闇の中で白くヒク、ヒク、ヒクと動いている)
佐山 ……(村子の叫び声で、水のフチでかま首をもちあげて、二人の方を振り返って見ている)
村子 ワ、ワ、ワ……(叫んだあと、腰が抜けたようにグニャリと坐りこみ、低い声を出しながら、前こごみになって、コートの上のハンド・バッグやスーツ・ケースなどの自分の持ち物を、ガタガタとふるえていうことをきかない両手で自分の胸の下にさらいこむ)
花岡 む、む――(村子といおうとするのが、歯がガチガチ鳴って、いえない。いきなり女の肩をつかむ)む、む、――お、お、おちついて――こ、こ、こ!
村子 (その花岡の手に、むしゃぶりついて)た、た、たすけて! た、たすけて、ちょうだい! ヒ! たすけて!
花岡 だ、だ、だから――も、もっと、おち、おちついて――む、むら――(村子の肩を抱く。村子をおちつかせるというためよりも、腹の底からわきあがって来る自分の恐怖をおさえつけるためのようである。……抱き合った二人のからだが、まるでオコリにつかれたようにガタガタふるえている。……その間に、水を飲みおわった佐山は立ちあがって、フラフラと歩いて、自分の坐っていたところへもどって来て、二人のようすを見ながらチョットの間立ったままでいる。以前のままの調子なのは、この男だけ)
佐山 ……(ユックリ腰をおろしかけるが、コートのはじの地面の上に、村子が叫んだ時にほうりだした、吸いかけのタバコが落ちているのに目をつけて、二歩ばかり進んで、それに手を出すが、途中でやめて花岡と村子へ)いいですか、これ?……(花岡と村子は、相手の意味がわからず、佐山を見る)……(返辞がないので佐山はそれを拾いあげ、泥を吹き払ってから、そばのロウソクの火に持って行って吸いつけ、煙を吸いこみながら、自分の場所に行って腰をおろす。……その弱々しい極端にユックリした動作を、マジマジと見ているうちに、いつの間にか花岡のふるえがとまり、村子の発作がしずまっている)
花岡 フ! (すこし無理をして笑って見せて)なあに――
村子 ……(ガタリとして坐っている)
花岡 (佐山に)地盤のいちばんやわらかいのは、入口の左がわだって、君あいったね?
佐山 ……いや、右がわですよ。
花岡 だから、そりゃ外から、向ってだろう? 内からは左だ、だから。そうだろう?
佐山 そうですね。今掘っていた――
花岡 まちがいないね?……それが、しかし三人であんだけ掘って……すると、このほかに、もっと地盤のやわらかい――か、この、外までの地盤の薄いところは――思い出せねえこたあねえだろう?
佐山 ……ですから、命令でもって、めくらめっぽうに掘っただけなんだから。……だいたい、測量もなんにもしないで、いきなり山のどてっぱらをドンドン、この――
花岡 入口のユカは、たしか、外の地面と同じ――つまり水平だったなあ?
佐山 そうですねえ。
花岡 両がわの山の斜面とは直角だったかね?
佐山 ……そうだなあ、だいたいまあ――
花岡 で、山の斜面の角度は、どれくらい? 四十五度、上だったか下だったか――?
佐山 ……崖(がけ)みたいな――とにかく登れはしなかったんだから、四十五度より下ではありませんねえ。
花岡 ……(目をすえて考えている。再び、追いつめられたような絶望の色がギリギリと現われて来る)(……思わずかすれた声で)すると、やっぱり入口の戸をなんとかするより方法はない。(……急にカッとして)なぜ、あんな、――ぜんたい、なぜあんなコンクリートで固めたりしたんだ、戸を? え? 戸だぜ? え?
佐山 ……爆風よけだっていってましたね。その頃から時々開かなくなることがあったんですよ。それが、もう、ワクが腐っていたから――
花岡 どうしたんだ、そいで、そんな時あ?
佐山 なんです?
花岡 その、開かなくなった時だ。
佐山 ……しかたがないから、外から、戸の両わきや上の方をウンウンいって掘りくずしたですよ。
花岡 ……そうか。やっぱし、そいじゃ、さっきの地震で、上からくずれて来たんだ。……そいで、ここのカントク――この山のもちぬし――村か県で、つまり、誰(だれ)が管理か、管理してるんだ?
佐山 ……知りませんねえ。戦争がすんで――ただ、ほうってあるんじゃないかなあ。
花岡 き、き――(がまんできなくなって来る)君あ、おい! お前――君あ、なんじゃないか、さっきから、知ったこっちゃねえという顔ばかりしているが、どういう気だ?
佐山 どうって、べつに僕あ――(卑屈にニヤニヤする)
花岡 わからんこたあねえだろう君にも? まるで――こんな、おかしなぐあいになって、……なにを君あ笑うんだ?
佐山 笑やあしませんよ。(いいながら、まだ笑っている)……だって、あんたがたが、戸をしめたんだから――
花岡 そりゃ、しめたよ、俺(おれ)が。しめたけど、誰がお前こんな――だからよ……ちきしょう! お前の、その――軽蔑(けいべつ)か? 軽蔑するんだな?
佐山 そんなこたあないですよ。
花岡 したきゃ、しろ。そいで、君もいっしょに生き埋めになるんだ。そうなりたけりゃ、いくらでも笑っていろ。
佐山 だから、僕だって、こうして、いっしょうけんめいに掘ってるじゃありませんか。
花岡 んだからよ――チッ! とにかくお前、金は取ったんだぜ。
佐山 金?……(ポカンと口を開いて花岡の顔を見ていたが、やがてわれに返って、よごれた上衣のポケットからサツタバを引き出して、それを見る。どうしてそれを自分が持っているのか、またそれにどんな意味があるのか、わけがわからなくなっている)
花岡 いやさ、金はとにかくとしてだよ、とにかくお前――こいで、ヘタをすると、なんだぜ、このまま、おれたちあ――
佐山 このまま――?……(いぶかしそうな顔をして花岡を見る。つぎに村子に目を移す。村子は白い無表情な顔で佐山の方を見ている。……佐山ヒョイと立ちあがる。ノロノロと歩きだして、七八歩右の方へ行き、立ちどまって、入口の方に目をやってから、そのへんの壁や天井を見まわす。……また更にサツタバを見る。ユックリとそれをくりかえしているうちに、目まいがして来たようすで、両手で泳ぐようなことをしていたが、全身がグニャッとなって意識を失い、ストンと前向きにたおれ、動かなくなる。……)
花岡 (その佐山の始終の姿を、残忍なしつこさで注視していたが、たおれた佐山がピクリとも動かないのをしばらく見ていてから、歯をむき出して村子をかえり見る)……見ろ! えらそうなことをいった奴(やつ)が、いよいよとなると、これだ。ヘ! (佐山が失神したのを見たことで、反射的に気がしっかりして来たらしい)
村子 ……どうしたの?
花岡 にゃあに、ちかごろの、復員くずれかなんかのインテリと来たら、ダラシがねえのって――
村子 死んじまったんじゃ、ないでしょうね?
花岡 ヘッ!
村子 ねえ――(腰を浮かす)
花岡 いいよ! くたばったにしたって、それでいいんだ。うっちゃって置けよ。食いものが助かる。
村子 食いもの――?
花岡 ビスケットが一袋、チーズが――まだ半分は残っていたね、半ポンドのやつが? ええと、そいから――こんなことなら、宿屋でニギリめしでも作らしてくりゃよかったなあ! ――と、ウィスキイが、あと二本、だったか――(ボストン・バッグを引きよせ、急いで口をひらいて、底に手を突っこんで、ビンを出しながら)……君んとこに、まだ菓子があったろう?
村子 ……もうないわ、チュウインガムがすこしまだ残っている――
花岡 ちぇっ、しょうがねえなあ。しかし、まあ、ないよりはマシだ。なにかのタシにはなる。……とにかく、こんだけだ。こんだけで――
村子 そいで――?
花岡 とにかく、すこし腹あこしらえて置くか。――ちきしょう! 懐中電燈の電池は切れるし、こう暗くっちゃ、どうにも――(つとめて自分を落ちつかせるためにブツクサつぶやき、ブルブルふるえながら手元をかきさがして、カバンからチーズの包みとビスケットの袋を出し、ポケット・ナイフでチーズを薄く切る)……こんな野郎に――(たおれている佐山に目をやって)たまったもんじゃねえんだ。(ビスケット二切れにチーズをはさんだものを二つこしらえている。動物が自分の食物を隣りの動物から守って歯をむいている姿。その手元をボンヤリ見つめている村子)……たまるかい! ちきしょう!
村子 ……どうすんの、そいで?
花岡 どうするも、こうするもお前――(ビスケットの一つを村子に差し出す)さあ。
村子 ……(受け取るが、別のことを考えている)私たちを追っかけて来た、その、十二番の客とさ――あんた、そういってた――あれ――?
花岡 そうなんだ、彼奴(あいつ)らが、この近くまでつけて来ていたら――このへんで急に俺たちが見えなくなった。ヘンだと思ってだな、よくよく捜して、この穴の入口を見つけて、気がついてくれりゃ――
村子 ……だけど、それまで、ここの――イキが――つまり空気がもつかしら?
花岡 なんだよ? (自分のビスケットをかじる)
村子 いえさ、こんだけの広さで、私たち――空気の入って来るところ、どこにもないんでしょう?
花岡 (口を動かしながら、あたりを見まわす)なあに、こんだけありゃ。――食いなよ、君も。
村子 本庁の、あの人たちが、うまく、なにしてくれるかしら? (ビスケットを口に持って行く)
花岡 わからん、そりゃ。……しかし、なんだぜ、俺がそうだといっても、ちがうといってたなあ、お前だぜ?
村子 だって――ホントだったんでしょう? あんたの気のせいじゃなかったんでしょう? ホントだったんでしょう? ホントだったんでしょう? え? ホントだったんでしょう?
花岡 だからさ――
村子 ゲェ! (吐く)
花岡 どうした?
村子 ……(息が苦しくなって)――ウッ! (自分で自分の首をしめつけながら出した声が妙なふうに続いて、ウアーと子供が泣くような手ばなしの泣き声になる)……なんとかしてよ。ね! 助けて! 苦しくなって来た! 助けてちょうだい! 助けてちょうだいよう! 助けてちょうだいよう! ねえ! ああ、ああ、ああ! 助けて――(吐いたものといっしょに水ばなが垂(た)れて来る)
花岡 ……(その女の姿を見ているうちに)ガァ! (吐く。ノドからはなにも出てこない。しかしこれは、手に附いたビスケットの噛(か)みかけを払い捨てようと一度はするが、よして、それを見る。……それまで動かなかった佐山が、村子の泣き声でわれに返ったと見え、モズリモズリと動く。花岡と村子はそれを知らぬ。……)そんな、お前……だからさ……たまるもんけえ! ヘッ、……助けてなんて、いったって、この……いくらジタバタしたってよ、……なんだよ?……助かるもんなら、だまっていたって助かるんだ。そんなもんだ。そういうグアイにできているんだ。なあにを、お前――(手についているものを、吐気をこらえながら、なめ取って食う)グッ! (吐きそうになるのをおしころして、呑(の)みこむ)フフ! バクチだ。バクチというものはな、負け込んで来たって、あわてることあないんだ。勝っていたからって、うれしがるにゃ、あたらねえ。大事なのは、そっから先だ。負け込んで来て、そいつを受けて立って、どう、こらえるかだあ。こらえて、こらえぬいて、最後の最後のドタンバで、どう勝負をつけるかだ。ヒヒ!……まだまだ、こっちのもんだよ。投げるなあ、早え。まだまだ、胴は、こっちが握ってるんだ。ヘヘ、くそ! (突きあげてくる吐気とたたかいながら、手についたカスをなめる)
村子 ……(その花岡を見ているうちに、湧(わ)き起って来た激しい生理的な嫌悪(けんお)が、先ほどから絶望のためにオモ変りするほどショウスイした彼女の顔を、逆に、内がわから生気づけてくる)あんたは、そいでいいかもわからないわよ! 好きかってなことをして――悪いことのありったけを尽して、そいで、追いかけられて、こんなところに逃げこんで来て――そんなことはなにひとこと私にはいわないどいて――うまいこと人をだまして連れ出して、こんな、こんなところに引きずりこんで――ぜんたい、どうしてくれるのよ! どうしてくれるの! あんたあ、ゴロツキだ! ゴロツキじゃないか! たかが、たかが、高級ゴロじゃないか! き、き! (吐いたものは口のはたにつけ、涙と水ばなは流れるままにして、たけり立ってくる。その自分の声で自分がけしかけられて、昂奮(こうふん)して来て、今は火のような憎悪(ぞうお)に飛び出しそうな目になっている。花岡は、セセラ笑いながらそれを見ている。離れたところでは佐山が上半身をおこして、ボンヤリこっちを見ている)――そうだよ! ひとかど悪党ヅラをしていたって、へん! もともと、たかがチッポケな紡績工場の外交じゃないか。それが、工場が戦争中、軍需会社になったのをいいことにして、軍部にオベッカをたれちゃ、もうけたんだ。その金で今度はまた、ヤミだ。イントク物資を取り巻いて、ウジのようにたかっているブロオカアどもの手先になってさ、役人のところへ行っちゃワイロをつかませたり、女を当てがったり――知ってるわよ、チャーンと! いくら親分ヅラしたって、たかが、ゼゲン、お茶くみ坊主じゃないか! ヘッ!
花岡 ゼゲンで悪かったなあ。ヘ! 俺がゼゲンなら、さしずめ、お前はクサレパンパンか。
村子 そうよ、なんとでもいうがいい。私にゃおっ母さんがあるんだ。妹たちがいる。家族が六人もあるのに、あたりまえの働きをしていて、どうやって食わして行けるのさ? だあれも、したくって、オメカケなんかしてやしないんだ。それを――それを、これも商売だと思うから、うまいことをいってやると、いい気になって、ヤニさがって、まるでヒヒ猿みたいに、なんじゃないか――知ってますよ! 私のほかに、ヘンな女があんたにゃ、ほかに三人もいるじゃないか! ヘッ! あんたなんかね、板橋のヌカミソくさいおかみさんの尻(しり)にくらいついてて、ピョコピョコ子供をひり出してりゃいいんですよ。第一、織工時代から苦労させて、もう子供が四人もあるおかみさんが、気の毒じゃないの! 私、シンから、そう思う! そうじゃなくって? (ホントの同情でバラバラ涙を流している)
花岡 ヘヘヘ、とんだところで同情するんだなあ? 女房や子供と別れて、早くハッキリと籍を入れてくれって、ヤイヤイいってヤキモチを焼いてたなあ、誰だい?
村子 ありゃ、手だわよ。誰がシンから、あんたなんかに妬(や)いたりするもんか。ヘ、金さえありゃ、どんなことでもできるかと思って、ペッ! ポッ! 私のことにしたって、金で――さんざん金で釣って――
花岡 だからよ、その釣られたのは――その、金で釣られたのは、どこの誰だといってるんだ。
村子 (歯をむいて)さんざん、人のこと、なにして、そいで――はじめのなんにしたって人をまるで、酒でもりつぶして酔っぱらわしといて、手ごめ同様にして――
花岡 ヘッ!
村子 憎いのッ! あたしは、あんたなんぞはじめっから憎いんだ! ちきしょう! 私が、私がホントに好きなのは、木戸なんだ! ホントに愛しているのは木戸! そうよ! あんたなんぞ――あんたなんぞ――憎いんだ!
花岡 憎め憎め! ヘヘ、そいで、どうだ? 愛してるか恋してるかしらんが――その木戸とは、お前は別れ別れになっちゃって、俺といっしょに、こうしているんだ。憎んでいる俺とだ。ヘヘ、愛だのなんだの甘っちょろいことよりゃ、憎みの方が、タシカだよ。永もちがするんだ。ヘヘ、ヘヘ!
村子 あ、あんたなんぞ、ヒヒ猿のケ、ケダモノだ!
花岡 わかったわかった! ヒヒ猿のケダモノだ。ところがだ、その、ヘヘ、手ごめ同様にしたというが、されながら、誰だっけ? デロデロになって、ウワウワいいながら、ホントは女は誰でも、こんなふうに暴力でおさえつけられたいのよ! うれしい! 死んでしまう! 木戸なんぞ、この半分も私を愛してはくれなかった! ウー、ヒー、ワワワ、殺してえ! そういっちゃ目をつりあげて這(は)いまわった人がいるんだ。
村子 そりゃ、そりゃ、――そんなこと、そりゃ、私の――カラダと心は、ちがうんだ! バカ! バイドク! バイドクじゃないか、あんたは! へん、カラダと心とはちがうのよ! ホントは木戸を、木戸だけをなにしているんだ! あんたなんぞ、あんたなんぞ――
花岡 カラダだけで、たくさんだよ俺あ! おおよ、心は、じゃ木戸の方に差し上げてくれ! どうか、たった今、心だけは木戸の方へ持ってってくれ、俺あカラダだけで、たくさんだとも。どうだい? (村子につかみかかり、その右腕をわしづかみにする)ほら! ここにこうしてあるんだ。俺のもんだ。だから、いいから、心だけは木戸のところへ運んで持ってってくれ。いいとも! ちきし――! (ビシリと村子の頬を打つ)
村子 ヒッ! この、バイドク! (左手で花岡の顔をかきむしる)
花岡 インバイめ――! (またなぐる)
村子 チ、チ! ゴロツキ! ゴロ! (花岡にむしゃぶりつく。花岡それをまたなぐる。なぐった手が村子の上着にひっかかったのをグッと引くと、それがベリベリベリと破れて、肩から腕から、胸部の半分が、むきだしになってしまう)……殺してえ! そんなに、そんなに、私が憎いんだったら、殺して――ヒーッ! (もうなにをいっているか、自分でもわからない。二人がうなり声を出しながら、つかみ合い、むしり合う。その姿が、男女のいとなみになっていることに当人たちは気がついていない)
花岡 キ、キ、キ! ウム! (村子のからだを、コートの外に突きとばし、そのたおれた女に飛びかかって行く)
村子 ウーッ! こ、こ! (下から、花岡の頭髪をつかみ、花岡のからだを、向うへはねころがす。その二三歩さきでは、佐山が、それを避けて、立ちあがっている)
花岡 チ! (再び、のしかかって行き、一つなぐっておいて、おりかさなって、おさえつける)
村子 た、たすけ……ウム!
(二人とも息を切らしてしまって、ひとかたまりになったまま、動かなくなる。そのかたまりの中から、むきだしになった村子の片脚の、膝から下だけが、なま白く突き出して、ヒクヒクと動く)
佐山 ……(二人の姿を、上から見おろしている。それを、すぐわきの壁の上に立てられたロウソクの光が照らしだしている。……二人は動かない。あたりはシーンとして、したたり落ちる水の音。……しばらくしてバタ、バタ、パラパラと、どこかで落盤。……佐山がその音の方をふりかえって見てから、二人の姿に目をもどす。その顔が、毒々しい嫌悪と侮蔑と嫉妬(しっと)に、しわだらけにゆがんでいる。……再びヒョッと顔を動かして、洞窟のあちこちを見まわす。四隅の暗いところから、誰かがなにか話しかけた声を聞きでもしたように。……耳をすますようにしている。水のしたたる音。……再び二人の姿に目をおとして、歯をむいて薄笑いをうかべる)フフ……(低い、ほとんど聞えないほどの嘲笑(ちょうしょう)。――そのうちに一歩前へ進み、その破れ果てドロだらけになった右足のクツを、花岡と村子の頭の上に、ユックリと持ちあげる。踏み殺すにも値しないものを踏み殺す人間の、ゴウマンな残忍さが表情と態度に現われている。……ガリッと二人の頭へ踏みおろしかける。フッとそれを宙でとめる。……足もとへ引いて、二人を見ている。……やがて、ソロソロとシャガンで、両手をひたいのところに持って来たかと思うと、低く、アーア、という。それから、チヨットだまっていてから、ウーッという)
花岡 ……(ビクンとして、首をあげて佐山を見て、それから、ユックリと上半身をもちあげる。夢からさめたように)……え?……なんだ?……どうしたんだ?……どうしたんだよ?
佐山 ウー……(たよりないアカゴが泣くように、ゆるく、単調に、泣いている)
四
穴の中の、入口に近い場所。
六尺四方ぐらいの坑道になっているが、ユカの一方が、岩くずや泥が掘り出したままに、うず高くなっているため、不規則な三角形の空間になっている。
ボストン・バッグを半分に切りさいて、その中にロウソクに火をともして立て、ちょうどガンドウのようにしたものが、左隅の岩の上に置かれ、それが、この場所を照らしだしている。
右手の奥の壁は、コンクリートでたたんで、がんじょうな木のワクとカンヌキを渡した戸の内がわだが、ギッシリとしめられたまま、こわれくずれ泥だらけになって、わずかにところどころにコンクリートの白い肌(はだ)をのぞかせている。その戸の右がわのワクに接して、水にぬれた岩の壁に、三ヵ所ばかり、直径二三尺の穴が掘りかけてあり、その一つの、ユカに接した一番大きい――といっても人がやっと這(は)って入れるくらいの、そして上下左右から岩に攻められた不規則な形の――穴に、上半身をさし入れて、うなっている花岡。ドロドロに汚れたサルマタだけをはいた尻と両脚が、うなり声につれて時々、突っ張ったり、横になったり、ユカのデコボコに足がかりを求めて指が地面をひっかいたりしている。岩で頭をたたきつぶされた蛇のシッポがノタリビクリと動いているのに似ている。
村子は、ボストン・バッグのガンドウの光のすぐわきの岩くずの上にグッタリとたおれている。上着はなく、スカートはズタズタに破れちぎれ、シュミーズも胸のところだけを残してちぎれてなくなってしまって、ほとんど裸体に近い姿。肩や背に泥によごれている上に、一二ヵ所の引っかきキズから血がにじみ、なま白い腹部が苦しそうに波打っている。
花岡の脚と村子の間にガックリと腰をおろした佐山も、上半身は裸体。下半身のズボンもボロボロに破れて、青い太ももまで見える。ゲッソリと無感覚な顔で、花岡の脚の動くのを見ている。――しかし、あとで花岡が穴から出てくればわかるように、三人の中では、この男がもっとも消耗していない。もっとも、それは、最初からこの男が極度にしょうすいしていたために、今さら目立たないためでもある。――円錐形の光に照らし出されたこの場のありさまは、近々と、異様に平静で炭坑内の最終のキリハで、つかれ切った坑夫の先山(さきやま)と後山(あとやま)とが働いているようにも見える。
穴の奧から花岡のうなり声と、岩をなにかで引っかいているガスガスガスというひびき。
間…………
村子 ……(弱く、うなるような、泣くような声を出す)ウン。……悪い。……あたしが、悪い。……フ。……お母さん。
佐山 ……(ユックリと首をねじまげて、村子に移す)
村子 花が、さいている。こっちへ向いてよ。……お母さん。……つりがね草が咲いている。つりがね草。つりがね――つり――ウム! (うなされているような鼻声を出して、その自分の声でビクンとして顔をあげる。化粧がすっかりはげ落ち、みだれ髪の毛が首のへんに垂(た)れさがり、目だけが不釣合いに大きくなっている。エジプトの女神像にあるような、肉という肉をゲッソリとけずり落して、三角形に、全く精神的になってしまった顔と、まだムッチリと豊かな胸や腹部や腰などの、ワイセツに近い曲線を露出している首から下とが、はげしい対照をなして、それぞれ別々の人間のもののように見える。……焦点が乱れてすこしスガメになった目で、あたりを見まわした末に、佐山を見つけだして、びっくりしている)……え? どうしたの?
佐山 ……? (夢からよびさまされた子供が、はじめてハッキリした好奇心でものを見るように、マジマジと女を見る。目つきや動作もはじめの頃よりも新鮮なものになっている)
村子 ……どうして?
佐山 なに――? (微笑)
村子 ……(相手の微笑を眺(なが)めているうちに、ハッキリと目ざめて)ああ! (と口の中でいって、周囲を見まわす)……ああ、夢を見ているのかと思った。
佐山 ……そうらしいな。お母さんとか――
村子 え?
佐山 そいから、つりがね草が、咲いてる――
村子 つりがね草――
佐山 夢を見ていたんでしょう?
村子 いいえ、そうじゃないの、これがそうだと思ったの。……(動いている花岡の両脚にしばらく目をとめていてから)……こうしている、これが夢じゃないかしら? (だるそうに起きあがる)
佐山 うん。……
村子 いつか、こんな夢を見たことがあるの、なんどもなんども。暗い中でもがいているのよ……夢の中で、これは夢じゃないかしらと思いながら。そいでまた夢を見ているの。……(花岡の脚の動きを見ている目と目の間が痛くなって来て、ひたいをしわめながら)……夢だ。
佐山 ……夢じゃ、ないんだ。
村子 すると……(花岡の脚から、まだ目を引き離せないで)どう? え?
佐山 ですから、そうなんですよ。……しかたがないんだ。
村子 ハッキリ知りたいの。
佐山 六十で死ぬとする。だいたい、すると、あと三十年ある。
村子 いえ、たいがいは、私にもわかるわ。覚悟はついている。……ついているような気がするの。しかし、ハッキリ知りたいのよ。ハッキリして、そして、なにか、それまでに考えて置かなければならんことがあるような気がするの。
佐山 三十年と、五日と、どうちがうんだ?
村子 え、五日? すると――?
佐山 五日と三十年と、どこが――?
村子 あと、すると――? (いざり寄って佐山の腕をつかむ)
佐山 ……(自分の内部をのぞいていた目を村子の顔に移して)う?
村子 ハッキリ知って置きたいのよ、私。
佐山 ……わからんですよ、そんなこと。
村子 わからないで……そいで、どうしてそんなに落ちついておれるの、あんた?
佐山 ――落ちついてやしないんだ。……でも、しょうがねえもん。
村子 だからさあ――
佐山 てめえが掘った穴だし――しょうがねえもんなあ。
村子 私のいってるのは……ですから――(花岡の脚をアゴでさして)掘りあけられるかしら?
佐山 ……(その方へ目を移して)ダメだな。
村子 だって、戸の厚さが、一尺あったとしても、ナナメに曲って掘りあけるんだから三倍と見ても三尺……もうそれくらい掘ってるから……つまり、ワケからいえば、もう戸の前に出ているんだから――
佐山 んだから――そいでもダメだから、ダメなんだ。
村子 だからよ、くずれて来た土が、前の方を埋めてしまっていたとしても、入口の屋根のハジから戸まで、せいぜい一間くらいだから――
佐山 あれで、三間以上あるんだ。
村子 (目をすえている)……三間あったとしてもよ、よしんば……その、そこを掘り通せば、どうせ、くずれ落ちた土だから、固くはないから――
佐山 岩なんだ。
村子 え?
佐山 岩があるんだ。
村子 すると――上から岩が落ちて来たの?
佐山 そりゃ、わからんけど、とにかく――あんたあ、はいってみないから、――ダメですよ。
村子 ……空気は、だけど?
佐山 ……?
村子 そいで、だけど、どうして、イキがつまらないんだろう? こいだけの空気で三人がズーッとイキをしてるんでしょう?……すると、どっかスキマがあるんじゃないかしら?
佐山 ――さあ、わからん。こんだけ捜してもわからないんだから。
村子 ……ああ、私、おなかがすいた。……ハキケがする。
佐山 そうなんだ。……そいから二三日すると、頭がボーッとなって、幻覚が来る。……なん度も僕あ知ってる。そいから、ふくれて来るんだ。それで、おしまい。
村子 ……チーズもビスケットも、もうないわね?……あんたのスルメは?
佐山 もう、みんなだ。……だから、ジッとしてる方がいい。
村子 どうしようもないの、ホントに、もう? え? ねえ?
佐山 ……(無表情)
村子 ……そいで、しかし――なら、どうしてあんた掘るのよ?
佐山 ふん。……(しばらくだまっていてから、フッと自嘲のわらい)フ!
村子 ……え、じゃ、どうして――?
佐山 やっぱし、逃げたいんだなあ。
村子 だって、あんたは、もともと、生きているのがイヤになって、こんなところに来て――
佐山 ウソだ。
村子 私が?
佐山 いや、それがウソだったんだ。ヘ! 自分で自分にウソついていた。……ボケてた。ボケて、そいで、甘ったれていた。甘ったれて、オモチャにしていた、イノチを。オモチャは、あぶないオモチャであればあるほど、子供にはおもしろいんだ。……僕は、やっぱり、臆病な子供だったんですよ。……ちきしょう。
村子 ……じや、ホントに、もう、ダメなの?
佐山 しかし、誰にしたって、しまいには、みんな死ぬんだ。そうなんだ。
村子 切り開く望みは、ないのね、じゃ?
佐山 誰が死なないだろう?
村子 ねえ! ホントのことをいってちょうだい。ホントの――
佐山 ホント?……(フッと立ちあがる)みんな、そうなんだ、しまいには。必ず、そうなるんだ。……そいつは知っている、みんな。ホントのことは――その、ホントのことを、真正面から、しかし、見る勇気は、誰にもない。……(ジロリと村子を見おろして)望みはないですよ。あと四五日で、三人とも、まいっちまう。たしかだ、そいつは。だけど、こんなところにとじこめられなくったって――世の中に安全に生きていたって、三十年か四十年たてば、あんたあ、キット、まちがいなく、ハンコでおしたように、チャンとなにするんだ。同じだ。どっちせ、望みはない。(歯をむいて笑おうとする。しかしその歯が、唇(くちびる)にへばりついて、ひきつったしかめヅラになる。そこに現われているのは、憎悪(ぞうお))
村子 ……んだから、それなら、どうしてあんた、掘るのよ。それがわかってて?
佐山 ヘ! (しかめツラのまま、こっちの闇(やみ)の中へ向って、目をすえている)……わかっているんだ、それは。おそかれ早かれ……それがハッキリわかっていて、それを知っているくせに、どうして生きておれるんだろう? 死? シ? 腐るんだ、その瞬間から。死。シ、し。……(いろいろにそれを発音して自分で聞いている)……なぜ笑うんだ? なにがおもしろいんだ? お前が作ったんだぞ? お前がこうして生みつけたんだぞ!
村子 どうしたの、あんた?
佐山 (村子の言葉は耳に入っているが、それを村子の言葉としては聞いていない。しかし、言葉だけは、オウムがえしに相手の語呂を引きついで)どうしたも、こうしたも、みんな、からかわれているんだ! 茶番狂言だよ! 垂れ流しだ! クソだ! ヘ! (歯をむきだして笑う。洞窟の奥の方で、それが反響して低くヘヘヘと答える)出て来て見ろ! 出てうせて見ろ! ションベンひっかけてやるから! 頭からクソウひっかけてやるから! そうじゃないか? お前なんて、スケベエの、カサッカキの、バイタだ!
村子 ……(あらぬ方角を見てブツブツしゃべりつづけている佐山を見ているうちに、ガタガタふるえだしている。たまらなくなって、裸の腕と肩で佐山の両脚にしがみつく)どうしたのよ? あんた! そんな――しっかりして! うう。
佐山 な――?……(その村子をウッソリと見おろしているうちに、フッとわれに返る)……なんだよ?……どうしたんです?
村子 (グリグリと佐山の股に、からだをこすりつけ、歯をカチカチいわせながら)いえ、あの……そんな……私……こわい! しっかりして……お願いだから……ねえ!
佐山 僕あ、この――なんですよ? (変な顔をして身を引く)
村子 だ、だから……(しがみついて行く)
佐山 フフ! フ! (これは全く正気の笑いである)いいんだ、いいんだ。(身を引いて、村子の頭でグリグリやられた股のところに片手をやって、破れたサルマタをひっぱりおろす)
村子 ……?
佐山 くすぐったい――(引っぱりおろしたサルマタが、ビリビリと破れる)
村子 (その男の肌を見てしまって)あら!
佐山 いや――(この男に残っていた羞恥心(しゅうちしん)が、はじめて表に出て来て、破れて腰のまわりにさがっていたズボンのきれを、あわてて引っぱって、股を蔽(おお)う)
村子 すみません。……(その言葉も、それから同時にポッと顔を紅(あか)くしたハジライも、まるで十七八の娘のそれであって、この女から、しかもこのような場合に、全く予期することのできなかったものである。……そして二人とも、これをキッカケに頭がハッキリして来たらしい)
(……そのあいだも、花岡の下半身は、穴の中で時々動いている。……佐山と村子は互いに視線をそらしたまま……間)
佐山 フ、フ……(正常な自嘲の笑い)
村子 ……どうなすったの?
佐山 いや、どうも、ヘンなもんだと思いましてね。フフ、こんなところで、あんたがたと、どういうわけで、こんなことになったもんか……自分ながら、ふしぎでしょうがないんだ。
村子 ほんとうに……(シンミリと涙ぐんでいる)縁というか――縁なんて、古くさいようだけど――しかし、なんか、やっぱしほかに言いようはないわね。……あんた、どんな仕事なすってたの?
佐山 なあに、だからブラブラと、この……なんにもする気はしないし、また、できもしないんで――
村子 いえ、その、以前よ、召集される――?
佐山 軽金属の会社の――かなり大きな製造会社ですがね、そこの労務課……学校出てからズッと……こいでも、大学出てるんですよ。(自らを憐(あわ)れむ微笑)――まじめに、やったなあ。われながら、あわれになるくらい――小心よくよく――国のため……というよりも、みんなの、この、人々のため……そういった気もちで。――働いている工員のために、――あの頃、そりゃ、ひどい待遇でこき使われていましたからね――シンケンになって、上の方の連中と、やり合った。泣いたりしてね。そのために、アカだなんていわれて、ケンペイ隊に呼び出されたり――なあに、ホントはそれほどのなんじゃなかったんだけど――学生時代にすこしかじった、この、社会主義がかった考え方がズーッと残っていたんだな。……だから、戦争はイヤだった。イヤだったけど、ああなって来れば、どうしようもないんだ。せめて、働いている連中のために、自分にできるだけのことをしよう――そんな気もち。……そうでしたよ。いっそ、徹底すりゃ、よかったんです。自分の気もちを、もっと突きつめて――もっとも、そうすりゃ、牢屋(ろうや)か殺されたか、――そいでも、行くべきだったんだ、そこまで。自分の考えを忠実に突きつめて行ってたら。……勇気がなかった、そいだけの。……そして、そのためですよ、今こんなふうになっちまったのが。ザマあねえ。自業自得で、誰をうらむこともないんだ。
村子 だって、復員したら、その会社に、どうして戻れない――?
佐山 あとかたもなく消えてなくなってるんだ。工場のあったところは草ぼうぼう、本社の建物はキャバレになってる。笑っちゃったなあ。
村子 ……まったく、この三四年、なにもかも変っちゃつた。
佐山 変ったなあ、いいんだ。……人が死んだのも、しかたがない。元も子も、みんななくして、乞食(こじき)みたいに、四等国が八等国になったのも、それでいいんだ。もともと、そうだったんだろうから。やりきれないのは、どいつもこいつも、戦争したなあ俺(おれ)じゃないといったツラしはじめた。そいでカゲでは、乞食みたいな、ヤリテババみたいな、タイコもちみたいな、インバイみたい――じゃない、インバイになって――フフ! そうなんだ。どいつもこいつも、ツラあ見てると、死んじまえ! 腹の底から、この――ケイベツ――軽蔑ですよ。僕あ、あれ以来、一人として、軽蔑以外の気持で、人を眺めた事がないんですよ。……そいでね、こうやってみんなを軽蔑している自分が、これでやっぱり日本人で、そして、実は、まっさきに、一番軽蔑すべき虫けらなんだ。そいつを俺が知ってるってことなんだ! そこんとこなんだ! そこんとこなんですよ! ヒヒ! トタンに、なにを考えるのも、なにをするのもイヤアになっちまった。
村子 ……わかるわ。……いえ、すこしは、私にもわかるような気がする。私なんかも、いわれて見ると、それかもわかんない。戦争中まで、あんなカタギな気持の、それこそ世の中のことも男のこともまるで知らないようななにが、こんなふうになっちまった――まるで、そのわけが自分にもよくわからないくらい。ひどいの、変りようが。ふしぎで、しょうがない。のが、やっぱし、それに似たようなカゲンかも知れないわね。……いえ、死んでった人は、まだいいの。自分で自分を軽蔑しないで命を終ることができたんだから。人がたくさん死ぬから、戦争はザンコクだと普通いっているけど、それはそうにゃ違いないけれど――もっとザンコクなことは、あんだけの戦争が終った後になっても、人間が生きて行かなくちゃならないということかも知れない。……その、あんたの奥さんにしても、ホントは、やっぱりあんたを一番なにしているんじゃないかしら、もしかすると?
佐山 軽蔑していますよ、ヘヘ!
村子 いいえ、実は、その反対じゃないかしらというのよ。つまり……あんたのことを一番、もしかすると?
佐山 じょ、じょ、じょうだん――(ふきだしている)そ、そ、ヘヘ、枕元で、おれの枕元で、ほかの男とちちくり合うんだぜえ? じょ、じょだんいっちゃ――
村子 だって、はじめは、なんでしょう、お互いに好き合っていっしょになったんでしょ?
佐山 そりゃまあそうだけど、女なんて、君――
村子 動物だわ、そりゃ。男が動物であるのと同じようにね。……だけど、私は思うの。女でも男でも、相手を愛する愛しかたに、そりゃ、いろいろあると思うの。ここに、こんなところに、こんなことになってしまってから、実は私、今まで軽蔑しきっていた木戸を――そういうこともあるのよ。いえ、私とあんたの奥さんの場合とはちがうかもわかんないけど――。いろんなことがあるのよ、人間が歩いて行ってると。ホント。……一歩々々は、ただなんの気もなく歩いてる。道がどんなふうに曲ってるか、あがってるか、くだってるか、それには気がつかないの。ヒョイと立ちどまって、うしろを振返って見ると、知らぬ間に、とんでもないところに来ているの。はるかにも、来つるものかな。……目がまわるみたい。現に、あなた自身が、戦争前から見ると、まるで変ったといってるんじゃないの? そうなのよ。あんたの奥さんにしたって、私――
佐山 君は、チヅのことをダシに使って、チヅをベンゴすることでもって、君自身をベンゴしているだけさ。チヅも君も――いや、君のことはどうでもいいさ――豚さ。メスぶた! からだの一部分を時々くすぐってもらえないと、たちまちブウブウいうんだ。
村子 ちがう! ちがいます! 私、ここにこうなってから、それに気がついたの! ちがうのよ、それは。そりゃ、からだは――からだよ。寂しくなるの、すぐに。からだはバカなのよ。フーテンなのよ。ダマカされる。もっと、からだ以上の、もっと深い、もっとシミジミと深い――私にはなんといったらよいか、いえないの――いえないんだけど、たしかにあるのよ! からだ以上の、もっと深い深い愛情――愛というものは、ある! 気がついたの私、それに。
佐山 ヒヒ!
村子 わからんかなあ、あんたには! いや、私にしたって、こうならなきゃ、わからなかった。それは、たしかにあるの!
佐山 人間にゃカラダしきゃないよ!
村子 ちがうといったら! これが、わかんないのかしら? あるのよ、それは! 見せたげたい、この、この私の胸を、まっ二つに裂いて、裂けるものなら裂いて、見せたげるんだけど! あんたの奥さんにしたって――
佐山 見ろよ、その、胸を――つまりカラダを裂かなきゃならんのだ、そいつを見せるんだって。裂いて見ろ。そこには、ただ血だらけの、なまぐさいゾウフ――胃袋や子宮なんぞが、ヒョータンの形をしたりラッパの形をしたりして、ころがっているだけだ。
村子 カラダと、だから、そのこととが、べつべつに、別れ別れになってしまって――どうしてだか、べつべつになってしまうことがあるのよ! それが、いっしょになっている人、いっしょになしておれる人は、よっぽどのしあわせな人だわ。でなきゃ、よっぽど強い人。強いのも、まるで、人間でないくらいに強い人だわ。たいがいの人は、別々になっちまう。人間、ふしあわせな、ひどい目にあうと、たいがいみんな弱いから、苦しいから、それが割れてしまう。別々にしてしまわないと、自分が苦しくってがまんができなくなるから、しかたなしに、割れちまうのよ。弱さのため。それは、弱さのためだわ。悪いからじゃないの。私には、うまくいえないけど――あんたの奥さんにしたって――
佐山 ふ! おれが、おれのカラダがダメになって――そいで、おれにツバを吐きかけたのは、お前だ! (目の前の村子が、この男の白熱した心と目に、妻に見えて来ている。しかし、これは、以前の痴呆(ちほう)状態からの錯誤(さくご)とは全くちがって、集中から来るエネルギッシュな倒錯である)……女は豚だ! お前はメス豚だ! マタを上にして、ひっくり返っているメス豚だ! ヘ! そいで、おれは、役立たずの、腰抜けの、モウロクだ! ヒヒヒヒ! にゃあに、ヘヘ、オスの種豚が一匹いさえすりゃ、お前なんぞ、なんにも要(い)りゃしねえんだあッ! (泥だらけの手で村子の裸の肩をわしづかみにする)
村子 なにょするのよッ! バカ! だって、しかたがないじゃないのよッ! 私のせいじゃないじゃないか! 誰だって、人間そんなふうにできているんじゃないかッ!
佐山 なにを、豚め! ちきしょうッ! (村子の頬をなぐる)
村子 バカ! バカッ! 木戸のバカッ! (これも倒錯に陥って、わめきながら、両手で佐山の頭をかきむしる)い、い、いくらいっても、わからない! こんだけ私が、あんたのこと、愛しているのが、わからないの! わからなきゃ、どんなふうにでもしておくれ! 殺してくれッ!
佐山 よおうしッ! バイタめ! (両手を村子の肩にかけて、のしかかって行く。村子は手足をバタバタさせて、いくらかそれに抵抗するが、衰弱し倒錯した肉体と心理から来る被征服の快感の中にグッタリしはじめる)この! お前なんぞ――ち!
村子 (弱り果てて、すすり泣くような甘い小さい声で)木戸! ゆるして! あたしが悪い。木戸! あんたを、私、愛してるの――
佐山 ち、ち、ち!……(これも低い唸(うな)り声(ごえ)だけになり、村子のからだの上にのしかかって行く)
花岡 フ、フフ、フフフ! (低い笑い声)
(佐山がビクッとして、首だけをねじ向けてその方を見ると、それまでガンドウの明りが夢中になった佐山と村子にさえぎられて暗かった穴の入口のところに、花岡がいつのまにか這(は)い出して来て、壁に背をもたせてグッタリと坐りこんで、ひきつるような顔で笑っている。ボロボロになったシャツに、泥だらけのズボン。餓鬼のように衰弱している上に、長い時間、せまい穴の中で腹ばいになって岩をこづいていた疲れのため、からだを支(ささ)えていられないくらいになっている。口をモグモグさせながらシラリシラリと笑うのが、死にかけた病犬がセキをしているようである。……その姿を見守っている佐山も、それに対して反応を示して立ちあがったりする体力が急には出て来ない。村子は、押しふせられた時の姿勢のままペタンとして動けないでいる……間)
花岡 フフ!……遠慮は、いらねえ。ヘ!……やれよやれよ。……やんなよ。(息もたえだえな嘲笑)
佐山 ……なに?
花岡 え、遠慮はいらねえや。……ヘ、なにができるんだ、フヌケ。
佐山 ……なにを食っているんだ?
花岡 やって見ろ、インポテ! フ、ヘ! (胸のポケットからビスケットのカケラを出して口に入れる)
佐山 ……(片手をのばして)俺にも、くれ。
花岡 う?
佐山 食わしてくれ。
花岡 う? (自分の胸のあたりを見まわして)……なんだ?
佐山 すこし、くれ、俺にも。
花岡 ねえよ、もう。(噛(か)みながらセセラ笑う)
佐山 頼むから――
花岡 こりゃ、俺んだ。
佐山 ……だけど、俺が持っていたスルメ、君たちにも、やったじゃないか。
花岡 ……んだけど、こりゃ――俺あ穴あ掘ってんだからな。働いてりゃ、腹あ、へるんだ。食いたきゃ、君も掘れ。
佐山 ……だが、いくら掘ったって、望みはないんだ。岩にぶちあたってる。……ほかに土んとこ捜すなり――いや、もう、そんなところはないんだから、とにかく――
花岡 食いたきゃ、お前も掘れ。
佐山 ……掘る。掘るから、くれよ。
花岡 あとだよ。掘った後で、やる。
佐山 ……お前が掘る前に、俺も掘ったじゃないか。二時間――いや、もっと掘ったんだから――
花岡 ヘ! 俺んだ、これは。
佐山 だからさ――(壁によりかかって、嘲笑している花岡を見ているうちに、その相手の悪意が、どんなにシタテに出て頼んでみても、とうてい、こちらのいうことを聞き入れてくれるような程度をはるかに越したものであることがわかって、同時に、猛然たる怒りが、彼のからだをムックリもちあげる)……こうなったら、俺のものも人のものも、あるか!……(フラフラしながら、花岡の方へ)
花岡 ……野郎……来るか?……(歯をむいて身がまえる)
佐山 出せ!
花岡 にゃあにを、いってやがる? てめえみたいな、くたばりぞこないのクソインテリに、おどかされて――
佐山 食いものは、この三人の、みんなのもんだ。等分に分けて食うんだ。(花岡の片腕をつかむ)
花岡 ええい! (とそれを振りもぎって)てめえだちゃ、早く、くたばれ! 俺あ、助かって見せるんだ。ヘッ、これしきのことに、花岡の金吾が、ヘヘ!
佐山 ち! (いきなり泥グツをあげて、歯をむいてわめいている花岡の顔を、ガッと壁に向って踏みつける)きさまこそ、くたばれ! きさまみたいな闇のブロオカアの毒虫あ、死んだ方がいいんだ!
花岡 ウッ!……(口の中から流れ出した血を、舌を出してペロリとなめて)やりやがったな! ようし、おぼえていろ、子分どもが、どうするか! ササラのようになってから、ホエづらかくなよ!
佐山 ハ! 子分だ? どこにどうなっていると思っているんだ? 子分がいるなら、つれて来て見ろい! ハ! そとの世間にいりゃこそ、お前は強いかもしれねえ――こないだは、よく俺を踏んづけたりしたなあ。しかし、もう――こうなりゃ、もう――俺あ、こん中で戦争中、血みどろになって――あんだけ、ひでえ目に逢(あ)いながら、生きのびた人間だ。見そこなうと、お前の損だ。おとなしく出せ。
花岡 いやだ!
佐山 ……出さねえと、踏み殺すぞ!
花岡 け、け、け! にゃあにを、インポテッ! (いうなり、力をふりしぼって、右足をあげて佐山の腰を蹴(け)あげる)
佐山 ウッ! (叫んで、たおれる。が、すぐにはね起きて、飛びかかって来た花岡とガッキと組む。しかし、双方ともからだが弱りきっているので、本人たちが殺気立っているほどにはテキパキした動作にならぬ。唸(うな)りながら、互いに肩に噛みついたり、口の中に指を突っこんだり、高速撮影の映画じみたノロノロした動作で、上になり下になりしてフラフラになってやり合うのが、死にかけた獣どうしの闘争に似ている)
(二人がいい争いはじめた頃から、モズリモズリとからだを動かして、起きあがろうとしていた村子が、やっと顔をあげ、つぎに上半身を起している。二人の組打ちをとめるために、からだを引きずるようにして、その方へ這(は)って行きかける)
花岡 インポテッ! 野郎! (佐山の方が優勢で、花岡は組みしかれて唸る。唸りながら、佐山の膝にガブリとかみつく)
村子 よしてッ! もう、あの――助けて! 助けて、ちょうだい! (いっしょうけんめいに叫ぶが、声が弱り、かれてしまって、低い声しか出ない。後は口の中でいいながら、うつぶせにたおれる)
佐山 ちき――こ、こ! (上から、花岡の顔や胸をビシッ、ビシッとなぐる。目のわきから血が吹き出している)ツ、ツ、ツ! この――(膝にかみついて離さない花岡。その顔を更になぐりつける)ちきしょうッ! この!
村子 ……助けて――(組み合わせた両手を、うつぶせになった額のところに持って来て、二人に向かって祈るようにするが、もう声が出ない)
五
春がきた
春がきた
どこに来た
山にきた
里にきた
野にも来た
(暗い中で、幼女のようなあどけない歌いかたで、低い女声が歌う。それが村子の声であることが、しばらくは、わからない。……歌は、くりかえす。その半ばぐらいのところで、ボストン・バッグのガンドウのスポットが、右手の黒い壁の一ヵ所を照らし出し、光は壁の上を這ってすこし動いて、壁の前に立っている村子をとらえて、とまる。……さらに衰弱して、目ばかりになってしまった顔と、いまだに女体の線を失わない半裸の村子が、壁に向って立ち、ほとんど唇(くちびる)を動かさないで歌っている)
花岡の声 (たえだえに弱り果てた語勢。その死にかけているような、とぎれとぎれの低い調子と、誇張されたフテブテしい言葉の意味との甚(はなは)だしい背反が、奇怪にもコッケイにもきこえる)……おい、よせ! そんな、ヘンな歌、よせよ! よせといったら、よさねえか、村子! こっちまで頭がヘンにならあ!……(身じろぎをしたらしく、ガンドウの光がグラリとゆれる。ガンドウのすぐうしろの暗い地面に寝ているが、姿は見えない。村子は二回目を終って、自然に歌いやめ、無心に立っている。……見えるのは村子の姿だけで、聞えて来るのは花岡の声)――しかし、無理はねえ。……望みがありゃこそ――ダメだ。……道はない。ヘヘ! だからさ――食うものは……ないんだ、もう。チーズも食っちまった。ビスケットもおしまいだ。ウィスキイが――まだすこしあったな? なあおい。村子! 飲むか、お前? あいでも、麦からしぼった汁だぞ、飲むか? (村子は、なんの表情も動かさぬ)……いいや、まあ。なあに、まだまだ――なあ、おい、佐山――君(くん)?……どうしたんだ、? おい君? なぜ、だまっているんだ? そうだろう? どうだい? (左の方の暗やみに向かっていうが、そこからはシーンとして、なんの返辞もない)……なぜ返辞をしないんだ? まいっちまったのか、君あ? なんとかいったらどうだ?……(返辞はない)応答なし。フフ! ダラシがねえといっても、ヘッ、インテリなんて、ひとったまりもねえね。ヘヘヘ、うう! (苦しそうに唸る。唸り声で、しかし、無理に自分自身を刺戟(しげき)して)スッパイそうだなあ? 食ったという奴(やつ)がいるんだ。いよいよとなりゃお前……ほかのケダモノは、みんな、していることだもんなあ。どうにも、ほかにしようがなくなって、そんでも生きのびようと思やあ、これ――しかたがねえ。……そうじゃないか。だいたい、人間が、ふだん、していることだって、それだもんなあ、商売だあ、資本だあ、工場でものをこさえるんだあ、労働者だあ、――国と国がつき合うんだって、人と人との仲だって、みんなそれじゃねえか。ほかを食わなきゃ、やって行けねえ。親も子も兄弟も夫婦もそうだ。骨までしゃぶり合うんだ。ヘヘ! 先にまいった奴が、ただ、仕合せが悪いんだ。食った奴も、あとでまた、弱ってしまやあ、ほかの奴から食われるんだからな。帳尻(ちょうじり)は合うんだ、永い目で見りゃ。だから、それでいいんだよ。なあ村子! (村子が、光の中で、ゆるやかに顔を動かして、
花岡の声の方を見る)え? なにを笑うんだ? (しかし、村子はすこしも笑ってはいない。エジプトの女神のような顔が、いぶかしそうな表情で、そっちを向いている)……(花岡の声は、永い間、だまっている。闇(やみ)の中から、村子の姿を見つめているらしい。しまいに、低く、へえへえ、ときこえる声を出す。それは笑い声として出されたものだが、途中から一種の泣声に変っている)……へえ。ひい。……(それからまたしばらく黙っていてから、今度はおそろしく弱々しく低い、ひとりごとのような声で、なにかブツブツいうが、よく聞えない。それがやっと聞えるようになる。それまでの言葉が虚勢を張ったフテブテしいものであっただけ、この絶望の調子に完全に救いはない)……けどよ、これ、……もう、ダメかも知れんなあ、こいつ。すると――ギイ! (かすれた夜鳥の鳴声のような声を出す。同時に、ガンドウを持ち上げたと見えて、スポットが動いて、一瞬に村子の姿を消し、光の輪がふるえながら、壁を這って来て、手元の地面を照らす。その光の中に骨だらけになった花岡の片手と、膝(ひざ)から下と、膝の前に置かれた黒いピストル。膝と片手はブルブルふるえている。やがて、花岡の顔が照らし出される。衰え果てて横になった半裸体の上で、その顔は、恐怖にたたきのめされて、ほとんど別人のようにゆがみ、両眼はスガメになってしまっている)……ウ、ワ、ワ……(ガチガチと歯を鳴らす)……ど、どうして、君、だまっているんだ? おい! (返辞なし)な、なんとかいってくれ。おい君、さ、佐山君!……おれが悪かった。かんべんしてくれ。……おれたちゃ、こうして、もう、間もなく、なにかもしれん。……し、しかたがない。(あえぐ)く、苦しい。……俺は、こ、こ、俺は、こわいんだ。……おそろしい。どうなるんだい?……だんだん苦しくなって――そいで、どこへ、どうなるんだ?……ど、どこへ行くんだろう? ワ、ウ、ウ、フ! (歯の根が合わなくなっている)……こっちへ来てくんないか、おい! あやまる。ね、いいじゃないか、頼む。俺が、悪かった。おい君、な、なんとかいってくれよ! (弱い弱い哀願の声)たのむよ。……ひ、一人でいるなあ、たまらん。……え、佐山君、どこにいるんだ? ど、どのへんにいるんだよ?……(ガンドウを押し動かしながら、左手の方へ這いずって行きかける)
佐山の声 (左手の闇の中から、これも、弱り果てて地面に寝たままの衰えた声であるが、しかし、ほとんど平静に近い調子のために、花岡の恐怖に打ちふるえる言葉がつづいた後では、異様なくらい冷徹に洞穴いっぱいに鳴りひびくように聞える)来るなよ! 寄って来るな。……いやだ俺あ。……みんないやだ、人間は。来るな。
花岡 (佐山の声がきこえはじめただけで、ホッとして)ああ!……だけどさ、どうなるんだろう、この――? ねえ君――?
佐山の声 ……死ぬよ。
花岡 だ、だからさ、そうなって、そいから――
佐山の声 わかるもんか。……どこへ行こうが……どこへ行くか――わかっていたって、わからなくたって……どうなんだ、それが?
花岡 たまらないんだ、そいつが――
佐山の声 ……どうなればいいんだ? 地獄か極楽かが、そこにあればいいのか?……天国で――そこが――神さまがいたって……君あ、安心して行けやしない。
花岡 ……(すすり泣くような声を出す)そ、それで、それで、君あ、なんともないのか?……平気かね?
佐山の声 ……しかし、しょうがないじゃないか。
花岡 そいで、しかし、どうして生きてゆける?
佐山の声 ゆけやしない。……しかし、生きてる間は生きてゆけるよ。……生きてる間は、人間、生きてる。たくさんだ、それで。
花岡 食いものは、もうないんだぜ。ロウソクも、もうあと三本――第一、イキをする空気が、いつまで続くか――すると、十が十、おれたちの運は――
佐山の声 ……きまっている。いいじゃないか、それで。誰(だれ)がきまっていないんだ?……どこにいたって、一人のこらず、しまいにゃ、死ぬんだ。……きまっている。……三十年生きておれるんだったら、三日生きておれん法はない。……人間は苦しむために生まれて来たんだ。
花岡 ……だからよ、なんのために苦しむんだね? それが、わかれば――
佐山の声 わかるもんか、そんなこと。
花岡 ……たまらねえんだ、それが。……俺あ、実は弱虫だ。気がついた。……世間で、インチキなことのありったけをして、悪党づらをして通して来たが――そうしなきゃ、やって行けなかったから、したまでで――実は悪党でもなんでもありゃしない。いや、悪党は悪党でも、小悪党の、虫ケラみたいな、始終ビクビクして人のカスリを取ったり、人をペテンにかけたり……悪かった。ホントに、俺あ、この……悪うございました。神さま、俺を――(すすり泣いている)
佐山の声 ……宗教か。いいだろう、神さまも。……俺あ、そんなもの要(い)らん。……いると思っていたって、実際いないもんならいないまでだろうし、いないと思っていたって、ホントにいるもんならいるだろう。俺たちが、どう思っていたって、実際のことが変るわけじゃないじゃないか。
花岡 そう思って、どうして生きておれる?
佐山の声 フフ、まったくだ。どうして生きておれるんだろうなあ?
花岡 君あ、しかし、強いから――
佐山の声 強い? 俺が?……ヘヘ、そんなことあないよ。ただ君あ慾張りだし、俺あ、はじめっから、なんの望みも持っていないからだよ。人間は、一人ずつ一人ずつで苦しむために生まれて来たんだ。そんだけだよ。
花岡 そんな、そんな――じゃけんなこというなよ。ね! 俺あ、たまらないんだ! なんでもいいから、俺あ、この、なにかを信じて――(這(は)いずって左手へ行きかける)
佐山の声 寄って来るな! イヤだ、俺あ! 離れていろ!
花岡 いいじゃないか。一人でこうしていると、寂しくって寂しくって、たまらない! こうしてあやまっているんだから、俺をそんなに嫌(きら)わなくたって――
佐山の声 君だけじゃない、みんなイヤだ! 来るなといったら、来るな。近寄って来ると、殺すぞ! (低いが、しかしホントの殺気のこもった語気に、花岡は這い寄るのをやめて、佐山の声の方をうかがっていたが、やがて、ガンドウを動かして、そちらを照らし出す。ガンドウの円光がチラチラと壁の上を這った末に、左手の隅(すみ)の最初の位置に、ペタンとあおむけに寝た佐山の姿をとらえる。どこが顔だかわからない。その、ひとつかみの踏みつけられたボロきれのようなカラダのマタのところに、太いキノコのようなものが、垂直に立っている。……花岡には、それがそうだとは、初めわからないので、見すごして、またすぐガンドウの光を自分の手元にまわしかける。しかし途中で妙な気がして、再び佐山の方を真正面に照らし出す。……)
花岡の声 ……(やっと、それがそうだとわかると同時に、猫が他の猫におそわれて飛びあがったようなノド声を放つ)キョフン!……ど、どうして――(息をのんで、そのなま白く光っているものを見つめているらしい。佐山自身も、すこし顔をもちあげて、それを見る。……間)
村子の声 ウム。……(闇の中で低く唸(うな)る)
花岡の声 ……どうしたんだ? ど、どうしたんだ? (佐山に言っているのか、村子に言っているのか、わからない)
佐山 ……フン。(ムクムク起きあがりかける)
村子の声 (それと同時に)ああ。……(花岡が、ガタガタとふるえる手でガンドウをグルリと動かして、村子の方を照らし出す。……村子は先ほどの場所に、さきほどの姿勢のまま、立っている。ほとんど厳粛といってよいくらいに凝結した顔に、瞳孔(どうこう)が開いてしまったような両眼が、闇に消え去った佐山の姿の方に釘(くぎ)づけになっている。……間)
佐山の声 ……(非常に低い、たえだえの声で)俺あ、子供を、生ませたい。……
花岡の声 おい、村子!
村子 ……(目はそちらへ釘づけになったまま、腰を柔かにグナリと動かしたと思うと、急に立っている力を失って、グタグタと地面にくず折れ、失神)
花岡の声 (弱い声で唸る)ヒイ! (同時にガンドウを突きとばしたらしく、光がグラグラと飛び歩いた末に、すべてがバタリと見えなくなる)
六
まっくらな中。
どこにも光はないが、中央の水たまりの水面が鈍く光っている。その水面をしわめるようにして、時々、微(かす)かに燐光が飛ぶ。……
他はなにも見えない。
なまあたたかい。
正確なかんかくを置いて、したたり落ちる水の音。――そのリズムに自然に合わせるように、低い声がつづいている。くら闇自体のつぶやきのようなその声が、やがて、誰(だれ)かの唸るともささやくともつかないノド声であることがわかって来る。……次第に、それは一つの単調なメロディになっている。……
花岡の声 ウーム。(うなる)……助けてくれ。……(さらに弱っている)どこにいるんだ、佐山君?……え?
佐山の声 ……(かまわずつづけていたメロディが弱りきった低い声で歌の文句になる。はじめて、それが佐山の声であることがハッキリする)……お月ね、チョロリでて、山の腰よ照らす。娘ね、島田は、ナンダ、髪よ照らす。(ユックリと間伸びのした歌いかた)
花岡の声 ……村子。……村子。……どうした?……
村子の声 ウム……(右手の壁のあたりから、すすり泣くような唸り声を出す)
佐山の声 ……(それらに関係なく、歌をくりかえす)来るかね、来るかと、待つ夜は来ない。待たぬね、夜は来て、ナンダ、門に立つ。
花岡の声 ……たのむ。歌うのを、よしてくれ。……たまらない。
佐山の声 ……(しばらくだまっていてから)吉富といって、やっぱり、はじめての召集で、甲州の山ん中から来た男だ……そいつが歌いだして――盆踊りの歌だっていってた……みんな、それから、ここを掘りながら歌った。……そんな時の、なんだ。……カアチャンに逢(あ)いたい、カアチャンに逢いたい――朝から晩まで、そういって女房の話をするんだ。カラダのかっこうまでして、しかた話で、やる。二度ばかり脱走してね、たんびに、カアチャンに逢うと、テメエの方からノコノコ舞いもどって来る。フフ、処罰されて、その上にぶんなぐられて、ヘロヘロになって、またここに追いこまれると、ケロリとして、みんなといっしょに掘りながら――(節をつけて)待たぬネ、夜は来て、ナンダ、門に立つ。(永いこと、だまっていてから)そうだ! そうだったんだ! フフ、ヘヘヘ、ハハ! 人間なんて、しょうがねえもんだ。テメエがそれを現にやっている――テメエのカラダがそのことを経験している最中には、自分がどんなことをしているんだか、わからないんだ。……実際、しょうがないんだなあ。人間のアサマシサだなあ。……あん時、血みどろになって、叩(たた)きなぐられて、豚みたいにケイベツされて、今日死ぬか明日死ぬかと思いながら……死にゃしなかったんだ。……あんだけの、つらい目をしても、死にはしなかった。生き抜いて来たんだ。生きて、あれを通りぬけて来た。……だのに、自分はもうダメになっちまったと思っていたんだ。ヘ! 頭が悪いんだなあ。……あん時、ここで穴を掘っている時に、俺あ、実あ、生まれ変っていたんだ。別の人間になっていた。そうなんだ。……生きかえっていた。それに気がつかなかった。バカ。フヌケ。フヌケだ。戦争か? そうだよ、戦争は、ロクなことあない。イヤだった。ふるふる、イヤだった。……それを、世間で、侵略戦争だの、ドロボウ戦争だ、戦争犯罪だ……サンザンいわれて……いや、そりゃいいさ、実際そうだったんだから。そりゃ、それでいい。ただ、それを聞いていて、俺あ骨抜きになった。腐っちゃった。……てめえが、あんだけイヤがっていた戦争を――しかも、ただ引っぱり出されただけの戦争を、まるで俺が自分でおっぱじめたような気になった。責任は全部自分にあるような気になった。そいで、チャンとして生きて行く資格は自分にゃないように思った。……妄想(もうそう)だ。強迫観念だ。クソインテリの観念過剰だ。まったく、なってねえ! なんてえこった! ハハ、ハハハ!……そうなんだ。戦争を否定するために、てめえのイノチまで否定していたんだ俺あ。……俺があん時、ここでしたなあ、ありゃ戦争じゃない。俺あ、ただ、無我夢中で穴あ掘っただけだ。……敵を殺そうなんぞ思いもしなかった。出世しようと思ったんでもない。トクをしようと思ったんでもないんだ。……人のためになるかも知れん――そう、せいぜい、人のためになるかも知れんとバクゼンと考えながら……そんなら、自分のイノチは投げ出してもいいやと思って、血を吐き吐き、俺あ、やっただけだ。そいつは俺にとっては貴重だったんだ。そいつは、貴重だぞ、佐山富夫! そうじゃないか。お前のイノチも、お前のあんだけの気持も、かけがえのない、貴重なものだったんだ! それを、それを、なんてえ、まあ! ケッ!……そう、弱虫だ。頭も悪い。目もよく見えなかった。どっか、あんな戦争、まちがっているような気がしながら、ハッキリどこが、まちがっているか、よくわからなかった。だから、ヘンだと思いながらも、戦争に反対はできなかった。ズルズルと、かえって引っぱりこまれた。……バカだったんだ。弱いんだ。こんなバカの弱虫が、生きてるということが、日本人の一人として生きてるということだけで罪なら、俺にも一人分の罪はある。そりゃ、あるよ。……しかし、じゃ、誰がリコウなんだ? 弱くない人間がいるのか?……問題は、全体の目的の善し悪しなんだ。全体の目的の善し悪しをきめる力を持たなかった、そういう位置にいなかった人間が、その全体のまちがいの責任を負わなければならないのか? また負えるのか?……ハハ、神経衰弱だ。強迫観念。クソインテリ。ウジ虫の良心病。バカヤロウ!……まちがっていたのは、てめえの考えを、ハッキリ、そうだといえなかったことだ。全体のやりかたに、自分の考えを持って行って、そいつを生かして行けるようなやりかたを、作りあげきれないで、ただボヤーッとして、オカミのいうことにゾロゾロくっついて歩いて行ったことだ。弱さだ。俺もみんなも、それほど弱かったてえことだ。悪いのは、それだ。……弱さは、悪だ。そういった弱さは、悪!……(プツンと言葉が切れて、低く唸っている)ウム。……どうして――どうして、俺あ、ぜんたい、気がつかなかったんだろう? 生きかえっていたんだ、あん時。……生まれ変っていた。……クソインテリの、思いきりの悪い、疑ってばかりいる、弱虫の、青っしょびれた、テレてばかりいる、ウジウジと世間のことばかり気にする、命がけになれない、チットばかり良心的みたいな、そいでイザとなると逃げてばかりいる――クソインテリは、あん時、死んじまって、俺あ、別の人間になっていたんだ。あの戦争の中で、この穴の中で、俺あ生まれ変っていたんだ。それを知らなかった。知らずに、アベコベに、ズーッと、いよいよもうダメになったと思ってる。観念だ。そういう観念だ。フワ!……チッ! バカもホウズがない! ヘヘ! インポテント、そいで。そうだよ、てめえは、まったくのインポテントだったんだ! そうよ、てめえのエムが立たなくなる前に、てめえの観念がグニャリとなっていたんだ! 処置なんか、あるもんか。フヌケめ! ハハ、アッハ、ハハ、ハハ! (はじめて、気もちよく哄笑(こうしょう)する)
花岡の声 な、なにを笑うんだ? 佐山君、おい!……き、君も、気がちがうんじゃないか?
佐山の声 ハハ、いいじゃないか。気がちがったよ。まったく、なんというバカだったろうなあ? 徹頭徹尾、頭のテッペンから足のつまさきまでの――インポテント!
花岡の声 ……なんだか知らないが、そんな理窟(りくつ)はどうでもいいじゃないか。理窟が多すぎる。
佐山の声 まったくだ。ハハ! しかし、しかたがないじゃないか。そうなっちゃっているんだもん。でも、それでもいいじゃないか。多過ぎたってすくな過ぎたって。
花岡の声 今、こうなっている俺たちが、理窟で救われはしねえんだ。
佐山の声 理窟をいわなくなったって救われはしないよ。
花岡の声 ……それも理窟さ。つまり、観念か? 観念なんて、イザとなりや、三文にもなりゃしない。
佐山の声 だから、君のいうそれも一つの観念さ。……同じことだ。第一、君あ、神さまっていってた。あれも観念だよ。
花岡の声 ……。とにかく、やりきれん。やりきれんからだ。なんでもいいから――だって、今、おれたちは、どうなっているんだよ?
佐山の声 ……生きてる。こうして生きてるんだよ。
花岡の声 出口がないじゃないか。あと、しばらくすれば、必ずナニすることがわかっている。それが自分にわかっていることだ。
佐山の声 外で暮らしていても、出口なんぞありゃしない。
花岡の声 だから、そりゃ理窟だ。つまり観念――
佐山の声 観念だよ。たいしたもんじゃないや。しかし、ないよりはマシだ。してみると、たいしたもんかも知れないんだ。……現に、そうじゃないか。君あ、そうしてペチャペチャにまいっちまって、神さまなんて泣き声を出している。俺あ――俺もまいっている。だけど、神さまなんて、俺にゃ、いらん。くたばるまで、チャンとやって行けるよ、俺あ。……そりゃ、だんだん苦しくなりゃ、唸ったり、寂しくなって泣いたりするだろう。だって、事実、苦しかったり寂しかったりするんだから、そいつは、しかたがないんだ。犬や虎だって、死ぬ時や苦しんだり寂しがったりする。それがイキモノなんだ。イノチなんだ。苦しいのや寂しいのを、神さまや、そのほかの、いろんなもの持って来て、ふせぎとめようとしたって――いや、それのできる人は、してもいいだろう。俺にゃ、できん。信じられんから、神さまなんて。……必要もない。だって、いるものならいるだろうし、いないものならいない。俺が信じたって信じなくたって、事実は変りゃしない。そうじゃないか?……俺あ、これでたくさんだ。やって行けるんだイヨイヨとなるまで。つまり、君よりゃ、俺の方が強いよ。なぜだ、そりゃ? 俺に、その、君のいう、観念があるからだよ。つまり、俺がクソインテリだからだ。ハハ、ハハハ! そうじゃないか? 俺あ、自分が、クソでもなんでもいいから、インテリだったことをよかったと思う。人間は、どんな人間でもだんだんバカになるわけにゃ行かん。だんだん、インテリになるよりほかに、行く道はないよ。いつまでも――第三の世界戦争が起きようと、第四の戦争が起きようと、原子バクダンの千倍の兵器が発明されようと、そのために地球が破壊されようと、それをこらえて、しのいで、どこまでも生き抜いて行けるのはインテリだけだ。生きて行きたいと思ったら、インテリになるほかに道はないんだ。かしこくなる以外に道はない。悪いのは、中途半端(はんぱ)だからだ。中途半端だった――つまり、クソだったからだ。しかし、クソでもいい、とにかくインテリだった。途中までしきゃ行けなかったけど、とにかく前を向いて歩いたんだ。そうなんだ。……三十五年、――おれの三十五年は、ミジメな、コッケイな、ヨタヨタなもんだった。しかし、今、そう思うんだ。良い生活だった。……まるもうけだった。生きた、
それを、俺あ、ハッキリいえるんだ、今。うん。生きた、俺あ。
花岡の声 ……俺がいっているのは、これから先のことだ。
佐山の声 生きるよ、これから先も。
花岡の声 なるほど強い。君は。……俺あ、これから先のことを考えると、たまらん。いっそ、ひと思いに――
佐山の声 首でもくくるか?
花岡の声 ……ピストルに二つ三つ、まだタマがある。……しかし、それもできない。
佐山の声 いいじゃないか。
花岡の声 でも、食いものは、もう、ない。……ロウソクも、もう、あと、一本とチヨット。マッチは――君の持っていたやつが、まだ五六本残っているが――
村子の声 ああ、掘って来た! 掘って来た! 掘って来たッ!
(その声で花岡と佐山は話をやめてシーンとなってしまう)
花岡の声 ……ど、どうしたんだ、村子?
村子の声 掘って来た、外から! 音がきこえる! ほら! 音がきこえる!
佐山の声 え? なんだって?
花岡の声 ほ、ほ、掘って――? ホ、ホントか、村子?
村子の声 ガツン! ガツン! ほら! 音がきこえて来るのよ! 掘って来た。掘って来たッ! (言っている間に、花岡がマッチをする。手がガタガタふるえるために、一本はすりそこなって、パッと火花が飛んだだけで消え、二本目に点火する。その火を、わきに置いてあったガンドウの中のロウソクにつける。そのマッチの火とロウソクの明りで、洞穴の内部が見えてくる。三人とも着物は破れ、ドロドロの半裸体の、衰え切った餓鬼のような姿。花岡はヨロヨロと立ちあがろうとしている。佐山は先(ま)ず首だけをもたげ、村子の方を見ながら、ユックリと半身を起しかけている。村子は、もと倒れていた場所に、ガンドウの光のまん中で、うつぶせにピタリと横顔を地面につけて、皿のような両眼をギラギラと光らせて、地を伝わって来るらしい音を聞いている)
花岡 ほ、ほ、ほんとかッ! そ、そ――(うつぶせにガバと伏して、地面に耳を押しつける。……佐山が半身を起して、その村子と花岡の姿を、いぶかしそうにジッと見ている)
村子 ほら! ドシン! ドシン! 一人や二人じゃない。ドンドン、ドンドン、掘っ
て来ている。ほらね!
花岡 聞えない! 俺にゃ、聞えない!……いや、そんなような気もするが――(パッと飛びあがって、衰えた身体(からだ)でのめりそうにしながら、村子のそばに泳いで行く)どれ! どっちの方角だ? どこだ? え? ちょっと、おい! (音の聞えるのが、村子の耳を押しあてている個所だけででもあるかのように、村子の顔をわきへ押しのけて、そこへピタリと耳をつける)……え? 聞えやしないじゃないか! なんにも――
村子 ……フフ。(花岡の顔と並べて地面に押しあてた横顔の、光る眼で、花岡の顔をジッと見入りながら、低く笑う。完全な救出の自信とよろこびの微笑。彼女の耳は、音を聞いているのである。……その間に佐山は、すぐわきの壁面に耳を押しあてジッとしている)
花岡 ……え? おい! 俺にゃ、なんにも、聞え――(その時、村子が、そら聞けというように彼の肩に片手を置く。同時に)聞える! 聞える! あ、あ! 掘って来た! 掘って来た! 掘って来たッ!
佐山 ……(その間に壁から耳を離して、地面に横顔を押しあてて聞いていたが)――聞えない。
花岡 ここに来てみたまい! ハッキリ――ドッシン、ドッシン、ドッシン! こっちへ来てみろよ!
佐山 だって、そこで聞えるもんなら、ここでも聞えるわけだ。
花岡 (佐山の言葉など耳に入れない)ハハ、助かった! 助かった助かった! ヒヒ! ウワーア! (叫んで、飛び起きて、いきなり狂ったように両手を打ち振って、そのへんを飛んだり跳(は)ねたり、キリキリまいをする。それがしかし、身体が衰えきっているために、ヒョロヒョロ、フラフラして、ちょうど死にかけた蚊トンボが夏の灯のまわりで飛びまわっているように見える。……村子はユックリ起きなおって、以前とは全くちがった、ユッタリと自信のある態度で、狂いまわる花岡を見て、ニンマリと微笑する。佐山だけが、まだ地面に耳を押しあてている。彼には、どんなに耳をすましても、音は聞えないらしい)
花岡 よしッ! よしッ! 頼むよ! 早くしてくれ! 早くしてくれよッ! (ヨロヨロと飛び跳ねながら、入口に通ずる暗い方へ消える)
村子 ホホ。……(落ちついて自足してキゲンの良い子供のような笑い)
佐山 ……(やっと地面から顔をあげて)いや……自分の心臓の音でも聞いたんじゃな
いかなあ?
村子 ホホ。……(笑いながら、佐山にうなずいて見せる。それは、是認のうなずきではなくて、あわれみと許容のうなずき。破れて垂(た)れさがっている服の胸や腰のあたりを取りつくろう態度と手つきも、静かで大ような「教祖」のものである。……びっくりして、それを眺(なが)めている佐山。……そこへ、入口の方から笑いながら、ヨロヨロと小走りにもどって来る花岡)
花岡 ヘヘ、しめしめ! ハハ、ヒヒ!
村子 まだ開かないの?
花岡 いや、まだだ。まだだけど、もう、こうなったらお前、こっちのもんだ! ヒヒ! 助かった、助かった、助かった! (そのへんをフラフラと歩きまわる。気が立ってジッとしておれないらしい)
村子 ……(それを微笑した目で追いながら)でも、もし、ケイサツの人たちだったら、すぐ、なんだわね、あんた――?
花岡 なあに、つかまったっていいやな。くたばるよりゃ百倍もマシだあ。ハハ、たとえ二年や三年くらいこんだって、なあに、金さえありゃお前――(いいかけた自分の言葉で、ギクンとだまってしまい、一瞬空(くう)を見てジッとなるが、やがて急に目がさめたようにキョロキョロとあたりを見まわす)あの、サツは、どこい、やった?……(村子が返辞をするのを待たず、急いで中央辺の、それまで自分が寝ていた場所の奥の壁の下の暗いところへ行き、両手で地面をかきさがす)あった! ヘッヘ! (暗い中に頭を突っこんでブツブツと口の中でいいながら、ガサガサやっている)……ちきしょう!……こうなったら……七万、八万と、……フ! 十二、十三……ええと、この……うむ?……(穴熊が地面をひっかくような爪(つめ)の音をさせていたが、やがて手をとめて、こっちを振り返る。さきほどから、彼のようすを目で追っていた佐山の視線に逢う。その佐山の目を睨(にら)み返して)……おい、君あ佐山――お前、取ったんじゃねえだろうな――?
佐山 ……なに?
花岡 ここの金をよ? ちっと、たりねえようだ。(ネッチリとそういって腰をのばして、ジロリと佐山を見た顔つきも態度も、最初の彼のものにかえっている)……返辞をしたら、どうだい?
佐山 ……知らんなあ、僕あ。
花岡 ……(フテブテしくニヤリとして)最初、君に三万だけ、くれてやったな? あれ出して見ろよ。……え、出して見な。
佐山 さあ、どこへやったか……持ってないよ。
花岡 グズグズいわないで、出して見ろ、俺あ、たしかに、二十五コは持って来ていたんだから――とにかく、こん中じゅう捜しゃわかる。……取ったら取ったでいいから、早く出した方がお前のタメだぜ。
佐山 ないよ、だって――(ニヤリと笑う)
花岡 なにッ!……(フラフラしながらも、すばやく近づいて来て、いきなり、佐山の横顔に平手打ちをくわす)野郎! この! なにを笑やあがるんだ! 第一、もうチットていねいな口をきけ! お前は俺からエサをもらった子分だぞ。なんとかお前、いったなあ、さっき? 俺より強いんだって? ヘッヘ、……なんだか知らねえけど、こうなったら、もう、ヘヘ……お前みてえな、ヘロヘロの小理窟が通用するか? 死ぬ時ゃ死ぬ時だ。生きて行くとなったら、ふんづけて、はねのけて、叩きとばして、この世のドマンなかで、人の生き血をすすって、やって行くんだ。……なんとかいったな、お前? 理窟を持っているから俺より強いんだって? ヘ、そいじゃかかって来て見ろ! (いいながら、一々、次第に高まって来る憎悪(ぞうお)で、佐山の頭や顔や肩を、こづきまわす)
佐山 そんな、君、そりゃ――(グンナリと再び無気力な顔になって、されるままになっている)
花岡 なんとかいったなあ? この女に(村子の方へアゴをしゃくって)子供を産ませるんだって?
村子 え? ホントなの?
花岡 ホントだよ。どうだ、そうしてもらうか? ヒッ! いうことに事を欠きやがって、このインポテ! (いうなり、片足をあげて、佐山の肩をガッと蹴(け)とばす。佐山は横ざまに地面に倒れて、グウという。そのまま起きあがれない)どうだ? ハッハ! (元気は恢復(かいふく)しているが、からだは全く衰えきっているので、さすがに息切れがして、ハアハアいいながら、村子の方へ行く)フウ……まったく、こんな、青っ白い、小僧が、なあ!
村子 ……どういうの、しかし、子を産ませるとは?
花岡 いいよ。なあに、ルンペンが、ちょっと頭に、来やあがって――
村子 でも、私も、今度は、よくよく考えたわ。ホント! じょうだんじゃないわ。今度、東京へ帰ったら、私も、もう、いいかげんな生活してないで、もうすこしチャンとする。つくづく考えた。もう死ぬのかと思ったら、ホントに、わたし、しまった! と思った。人間一度こっきりしか生きないんだから、ちっとはホントに、つまり、なによ――いつ死ぬとなっても、それほどアワテないで死にきれるような――もっとチャンとした暮らしをしないじゃ――
花岡 ヒッヒ! とんだシュショウな心もちになったもんだ。そんなことをいったって、東京へ戻りゃ、なあに、また同じことだよ。そうなんだ。それでいいんだ。苦しい時あ神頼みで、神に頼んで、それが過ぎて、やって行けるとなりゃ、こんだまた、この、悪魔に頼むんだ。この世に生きている人間の慾が、乾(ひ)る時なんかあるもんか。何千年何万年たったって同じさ。そんなことよりゃ、お前なんか、東京へ帰ったら、せいぜい、木戸の奴(やつ)とでもハッキリ手を切って、なにするんだなあ。手切金は、俺が出すよ。またかわいがってやるぜ。ヘヘ! フウ、バカにノドがかわきゃがる。(水たまりの方へ行きかける。しかし途中で立ちどまり)そうだ、よしよし。……(いいながら、ヨロヨロと歩いてもとの場所へもどり、そこに自分が敷いて寝ていた背広の上衣をどけて、その下の地面の泥や岩くずを掻(か)きのけて、その下に埋めてあったウィスキイのビンを一本、つかみ出す)フフ、見ろ、ちゃんとこうして――これ一本きりだ、もう。(なかみを、火の光にすかして見る)こうなったら、もういいからな、それまで元気をつけて――
村子 あら、まだあったの!
花岡 ヒヒ! (ビンのセンを取って、カプリと一口ラッパ飲みにして、むせながら)ゲエ! ケケ、そ、そこに、抜かりがあるもんかな。ゲエ、チャント、この、かくして置いたんだ。いよいよとなったら、なにしよう思ってよ。
村子 だって、あんた、こんだけなにして、もう死ぬばかりになっていたのに、――現に、あんただって、あんな弱音をあげるくらいになっていたのに、そんな、よくまあ――
花岡 だからよ、人間の慾に底はねえといってるんだ。俺という男のドショウ骨の強さは、こうだよ。ハッハ、死ぬにしたって、タダで死んでやるもんかよ。
村子 だって、あんた、神さまのことまでいってた――
花岡 だまくらかしとくんだ、神さまを。バクチだもんなあ。生き死にのセトぎわになりゃ、祈っておく方がトクだもん。どう転(ころ)ぶかわからねえからな。(飲む)
村子 でもさ、もうないないって、私にまでかくして――第一、いつ、そこにかくしたの?
花岡 いつだったって、いいじゃねえか。俺だってガマンして飲まなかったんだ。しかしもう、こうなったら、なんだ――飲むか?
村子 ちょうだいよ! もうノドが、ひりつくようで――
花岡 (村子の方へ寄ってゆく)よしよし、俺という男は、そういった人間だ。ちったあ、わかったかよ? うむ? だから、今度東京へ帰ったら、お前、俺のいうこと、聞くんだぜ。(ビンを村子に渡す)こぼすな。いよいよ、これっきりだ。これっきりで、ここからいよいよ外へ出るまで、元気をつけていなくっちゃならん。
村子 ……(ノドを見せて、ウィスキイの口飲みをして)ウウッ! ウ!(咳(せ)く)
花岡 もういいよ。
村子 もう一口。もう、ホンのチヨット。
花岡 あんまりやると、まいるぞ。からだあ、弱っているから。(それでも、村子がもう一度口飲みをするのを許してから、ビンを取り返し、自分でも一口飲んでから、大事そうにセンをする)
佐山 ……(さきほどから、頭を持ちあげて、二人の方を見ていたが、耐えきれなくなって)僕にも――僕にも、チョット――
花岡 ……む?
佐山 俺にも、飲まして――
花岡 これをか? ヘヘ、お前あ、そっちで水う飲んどけよ。
佐山 そんな――(起きあがる)そんなこといわないで……頼みますよ。
花岡 いやだ。こりゃ俺んだ。
佐山 頼む! 死にそうだ――
花岡 死にゃしねえよ、こうなったら。間もなく口が開く。ハハ、がまんするんだなあ。
佐山 助けてくれ、花岡さん!
村子 ホンの少しでも、飲ましてあげたら、あんた?
花岡 ごめんだ! この野郎、さっき、なんといやあがった? 俺より強えと? ヒヒ、強きゃ、腕ずくで、これを取って見ろ!
佐山 この通りだ。お願いだから――(地面に手をついて頭を下げる)
花岡 ハッハハ、ヒヒ! どうだ、俺あ王様だ。ピカ一なんだ、こうなりゃ! 犬のように、そこでチンチンをして見ろ! ワンといって見ろ! そしたら、飲ましてやらあ!
佐山 頼みます!
花岡 誰があ、ちきしょうめ! クソでもくらえ!
佐山 ……ダメかね?
花岡 ダメかね? ダメかねとはなんだ、野郎! おおよ、ダメだ。てめえなどに飲ませる酒があったら、豚にくれてやらあ!
佐山 ……(そういっている花岡を見ていた末に、フラッと立ちあがって、すこしよろめく足つきで、ユックリと花岡の方へ)
花岡 な、な、なんだ? 野郎――(いいながらも、その佐山がスタスタと歩いて来るのに気押(けお)されて、三四歩さがる)
佐山 頼むから、一口――(迫って行く)
花岡 なにょ、しやあがるんだ! (ビンを持った左手を、からだのうしろにグッと伸ばしてかばいながら、右こぶしで、グッと佐山の頭を突きなぐって置いて、また三四歩さがる)
佐山 飲まして――(なぐられても花岡の方へ迫って行くのをやめない)
花岡 ちきしょうッ! (再び右手をあげるが、たとえもう一度なぐっても、佐山が迫って来るのをやめそうにはないので、不意にヨロヨロと十歩ばかりも後ろへさがって、右手の壁のところまで行く)……来るか? こうの野郎! 来てみろ! 命はねえぞ野郎! 見ろッ! (叫ぶ)
村子 あぶないッ! あぶないから――(花岡の右手に黒く光るピストルが握られてい
る)あんた! 佐山さんも――
佐山 ……(それを見るが、危険を感じたのか感じないのか、ほとんど夢遊病者のように動かない表情で、また花岡の方へスタスタ歩き出している)
花岡 ち!……(その佐山をねらって、引きがねを引く。カチといって不発)
村子 よして! よしてよッ! (その声と同時に、ダッ、ダッと続けて二発ピストルが鳴って、それが洞穴内にひどく反響する。タマの一つは、壁の岩にはねかえったか、キャンというような音がする)
佐山 フ! (低い声を出して立ちどまって、花岡の方を見ている。花岡は命中したかと思って、佐山が今にも倒れるかと、ピストルを構えたまま、飛び出しそうな目をして見ている。村子は両手をあげたまま石になっている)
花岡 まだ、はいっているんだぞ、タマあ! 来やあがると――
佐山 ……(目を花岡から離さないままで、ズボンの右のポケットに手を入れて、きたない海軍ナイフを引き出して、ユックリと刃を出す。ギラリと底光りのする刃の先が、斜めに折れこぼれている。それの刃止めをかけ、右手に逆手に持って、再びユックリと
花岡の方へ歩き出している)
村子 よしてッ! よしてッ!
花岡 ち! ちき! (ダッと、もう一つ発射。同時に、スッと手元に寄った佐山が、右手のナイフを横にサッと振る。花岡が、ギャッと叫んで、懸命に佐山にかじりつく)
佐山 ちきしょうッ!
花岡 こ! このッ! き、き! (組み合ったまま、もう一つ発射されるピストルの音)
村子 (ひどい早口で)私たち、もう、助かって、外へまた、出られると、いうのに、そんな、ねえ! よしてよッ! よしてッ! あッ! (暗い隅(すみ)の壁の下に同体に落ちた花岡と佐山が、上になり下になりして組み打つ。村子はそちらへ行こうとするが、やめて、這(は)いずりながら中央のガンドウの方へ来て、ガンドウを動かして、二人の方へ光を向ける。その光の輪の中で、どちらが上とも下ともわからない二人が、今はもう衰えきったからだの、声も立てないで、闘(たたか)っている。その互いになぐり合う鈍い音と唸り声)
七
中央の手前に置かれたガンドウの光の中に、三人が寄り合って坐っている。枯消しつくして、木像かミイラのように静謐(せいひつ)である。
ウィスキイのビンが三人の中央に置いてあり、佐山が、ひしゃげたアルミのコップについだウィスキイを、口に持って行っている。
村子は、無表情な顔をあげて、それを眺(なが)めている。花岡は、村子と並んでアグラを組んで坐り、膝(ひざ)のわきに積み上げたサツのタバを取って、馴(な)れた指つきで、くりかえしくりかえし、計算している。佐山のナイフで斬(き)られたアゴの一文字のキズからふきだした血が、かたまって黒く見える。サツのパスパスパスという音と、どこかで水のしたたる音。……静けさと、不動と、無表情は、最後まで、みだされない。
佐山 ……(ウィスキイを飲みほして、コップの底を見ていたが、やがて、コップを花岡の方へ突き出す)
花岡 ……(自分の顔と手のサツの間に出たコップを見ていた後に、顔をあげて佐山を見る。その表情に悪意も反感もなく、ただ意味がわからないようである。うたがわしそうな顔をして、頭を横に振る。……それを見て、佐山がコップを村子に渡す。村子は機械的に――腕の関節の動きからも、なめらかさが失われて、コキコキした動かしかたで――コップを受け取る。佐山がビンを取って、それにウィスキイをつぐ、花岡はすぐにまたサツの計算にもどっている。……村子ウィスキイを飲む)
佐山 ……(その村子の、あお向いたノドが動くのを、ボンヤリ見ながら、単純な、そして意外に明るい調子で)……だから――自分の心臓の音を、そうだと聞きまちがえたんだ。
村子 ……(飲み終って)心臓の――(と意味なくいいかけて、ビクッとしてあたりを見まわして、自分が陥りかけていた夢のような状態から醒(さ)め、佐山を見る)……あんたはそいじゃ、助かりたくはないの?
佐山 ……助かりたい。……俺が一番助かりたがっているのかも知れんな。(ひとりごとになっている)
村子 ……(花岡に目を移して)どうしたんだろう、この人は? (花岡にあてて)ねえ、あんた? (花岡は振り向きもしないで、サツの計算をつづける。……佐山に)ダメかしら、この人?
佐山 うん?
村子 いえさ――
佐山 ……君だって、ズーッと、そうだった。
村子 そう? (びっくりしている)
佐山 音が聞えるといい出してから、なおった。
村子 ……だけど、ホントに聞いたのよ。聞いたと思った。
佐山 ……そうなんだ。聞いたと思った――ということは、聞いたことなんだ。いいさ、そりゃ。……俺だって、ホントはヘンだ、きっと。みんな、そうさ。いや、俺たちだけじゃないだろう。外にいて、暮らしていたって同じだろう、みんな。こんなふうに、年中――(と花岡をアゴで指して)してる人が、いっぱいいる。……いいんだよ、それも。今の世の中で、生きるということは、金ということだもんな。……俺も、さっき、外に出られると思ったら、やっぱり金がほしくなったもん。……もう俺あ、この男を憎んじゃいない。……あわれじゃないか、この男も、俺も、そいから君も……そいから、誰だって、みんな。可愛いいと思うんだよ。……(花岡に)ねえ、君、かんべんしてくれ。痛かったろ?
花岡 うむ?……(サツのかんじょうをやめて、佐山の顔を見ていたが、不意にニヤッと笑う)
佐山 ……うん。うん。(うなずいてから、左腕をまわして花岡の肩を抱き、頬を花岡の頬につける)
花岡 ……(そうして抱かれながら、キョトンとして遠方を見ている顔は木彫の無表情のまま、両眼が光るのは涙を流しているらしい)
佐山 ……(花岡から身を離して、花岡の顔を見る)……泣いているのか、君あ?
花岡 ふ!
佐山 ……(それを見ている。しかし、彼の顔にも、花岡の顔にも、なんの感傷の影も差さぬ)
村子 ……(しばらくだまっていてから、ポツンと)どうして生まれて来るんだろう?
佐山 む? 生まれて――?
村子 いえ人間。
佐山 ……どうしてだって?
村子 どういうわけで――なんのために――
佐山 ……(不意にニコッと笑う)フ、フ、フ! (なんの皮肉も含まない低い笑い声)
村子 ……(その笑顔を見守っている)
佐山 死ぬ間ぎわに、それをいうんだなあ、みんな。
村子 あんたには、わかっているんでしょう、それが?
佐山 わからんよ。
村子 じゃ、どうして、そう落ちついておれる?
佐山 ……君だって落ちついてるじゃないか。
村子 落ちついてなんかいない。
佐山 俺だって落ちついてなんかいないよ。
村子 ちがうわ。
佐山 ……ただ、まるモウケだって気はする、生まれて来てさ。意味はわからんけど。そうだろう? 今まで、こうしてやって来た。たいがいイヤな、やりきれないことばっかりだった。だけど、シミジミ、ああよかったと思ったことが一度や二度はある。現に今、俺あ、そう思ってるんだ。……生きてるってことあ、じっさい、良いもんだ。それも、自分一人だけじゃなく、こうして君やこの人――ほかの人間と、いっしょに生きてるってことあ良いじゃないか。酒もある。チットだけど。……こいつ、まるモウケだも
んなあ。
村子 だけど、――だけど、間もなく、なんなのよ――?
佐山 ……
村子 なんか、先に希望がなくちゃ、生きては行けない。
佐山 だって、生きてるじゃないか、こうして。希望? そう、そりゃ、あった方がいいにゃいい。
村子 さとってるんだ、あんたは。だから――
佐山 さとる? フフ、とんでもない。そんなんじゃないよ。まだ、いつまでたったって、これから先、そうだな、息のあるうちゃ、ジタバタやるよ俺あ。……さっき、この人とやり合ってる最中にも、俺あ、そう思った。人間なんてアサマシイもんだ。……そいつを知ってる。知ってても、いがみ合うのを、よしゃしねえんだ。カッとなると、なぐり合いでも戦争でもやる。……そんなこと、しない方がいいにゃ、きまってる。きまってるけど、ツイ、お互いに人間だから、やっちまう。だから、いいじゃないか。……バカなことあ、しない方がいい。しかし、どうしても、やっちまうハメになったら、そいでもいいじゃないか。両方が両方とも、バカげてると気がつきゃ、自然によすよ。それまでは、やったって、いい、じゃなくて、しかたがない。やらん方がいいけど、やったってしかたがない。俺あ、今後、人間が人間同士どんなバカなこと――なぐり合ったり、また、バカな戦争したとしても、――してほしくないけどさ、――どんなことをしても、したくはないけど、でもかりに、したとしても、だからといって、人間ぜんたいに絶望したりは、しない。――そうなんだ。もう俺には、絶望はできない。
村子 ……とにかく、あたしは、こうしていると、なんにも考えられないの。……死ぬことがわかっているのに、人間、生きては行けない。
佐山 ……死ぬことがわかっているから、生きて行けるんだ。
村子 死ぬことが、もうすぐそこに来ているのに、生きた心持がどうしてするのよ。
佐山 ……同じことだよ。こうしてても、外にいても、――つまり、この内も、外も、同じだ。つまり、冒険だ。一歩ふみだせば、なにがあるか、なにがおきるか、わからない。身ぶるいが出る。……なつかしい……なつかしいなあ……つまり、それは、たった一回コッキリの、――つまり冒険だ。
村子 ですからさ……どうしているんだろう、今頃(いまごろ)、おっ母さんや、妹や、そいから新橋の店の連中? ああ、ああ、ああ! 私がこんなところで、こんな目にあっているなんて、とても、だあれも考えてはいないわ。……ああ、なんとかして、なんとかして、ホントになんとかして……出られたら、私ホントに、もう一度、ホントに人間としてシミジミ考えた生活をして――ああ!
佐山 ……(ながいこと、だまっていてから)……そうさ。出たい、もう一度。そりゃそうだ。日の目を見たいよ、もう一度。……俺あ、生きかえった。ここで生きかえった。今度外に出りゃ、もう俺あ、フラフラはしない。……みんなといっしょに、――みんなの中で、俺あ働く。しんから、俺あ、働く。働ける。……どんなに苦しくったって、俺あ、がまんできる。……人間は、いいもんだ。美しい。……働くことは、すばらしい。……といっても、また、これで外に出りゃ、またもう一度、前と同じようなことを、俺あ、するかもしれんなあ?……そうだ。そうかも知れん。……いやいや、そいでもいいじゃないか。似たようなことをしたって、そうだ、みんなの中で、……ゴタゴタと人間くさい匂(にお)いを立てて、ゴタゴタと働いている人間――そん中で俺あ、やるんだ。自分のため、みんなのため、働くこと。美しいよ。そうなんだ。……そいで、子供を産む。俺達の子供――久太郎!……フフ、いいよいいよ! お父さんのことを、なんといったっていいよ。お父さんは、バカでフヌケで、まったく、しょうがなかった! 俺が、なってなかった。軽蔑(けいべつ)したっていいよ。お前は俺の子だ。俺の血だ。元気でやれ。負けるな。人間は、良いもんだ。ドブん中で生きていたって、人間は、良いもんだ。人間がこさえている世の中は、良いもんだ。インチキ野郎が、どんなにたくさんいたって、イガミ合いが、いつまでたっても、やまなくったって、世の中は、すばらしいよ! まったくだ。……人間だ。人間は、死にはしない。人間にゃ、後光がさしてるぞ。いつまでだって、生きて、栄える。……それが人間だ。……好きだ、俺あ。愛する、俺あ。どんな、どんなヘンテコな、下等な、愚劣なことをしたって、人間! 愛するよ俺あ! やれやれ、元気でやれ! フッフ! (息もたえだえに、そして、自分でなにをいっているかを、ほとんど意識しないで、しかしそれだけに、生きた人間らしい感情なしに、平明ないい方でボツリボツリという)
村子 こわい。……イキがつまる。私は、こわい。(これも、ミイラがしゃべっているような無感覚の中で)
佐山 俺も、こわい。……だけど、……よかった。生まれて来て、俺あ、よかった。うん! フフ! しっかりやれよ。
村子 木戸さん、かんにんしてねえ。
佐山 ……チヅ、俺あ、お前を許すよ。お前も、俺をゆるしてくれ。
村子 あたしは、あんただけを思ってる。
佐山 お前は良い女だ。(互いが互いの反射作用のようにいい合っている間に、言葉の意味は全く喰(く)い合わなくなって、それぞれ自身の幻想の中に落ちている)
佐山 ……お前の好きなように、しな。お前が、どんなことをしたって、俺あ、お前を――お前たちみんなを、愛しているよ。(カスんで、よく見えない目で村子を見ている)
村子 ヒイ……(低い、かすれた泣声のような声を出して、膝をすこし動かして身じろぎをする。……その、はだかの膝へ、佐山が衰えきった上半身を、枯木がたおれるように、パタリと伏せる。その顔がヒタと女の膝に押し当てられている。……やがて、そのままで、佐山のガタガタとふるえる両腕が、両がわに伸びて、村子の腰をしっかりと抱きしめる。二人は動かなくなる。抱きしめられてまっすぐに坐ったまま、村子の両眼が次第にスガメになって、顔全体がオルガスムの頂点におけるように、極端に醜悪に、同時に極端に美しくなって来る。……二人のすぐわきで、無心にサツのかんじょうをしていた花岡は、しばらく前から指を動かすのをやめて、ただ、手に持ったサツのたばを、自分に全く意味のわからないものを持たされたように、非常に不思議そうにマジリマジリと見ている。
……どこかで、水のしたたる音がポツン、ポツン、ポツンとつづく。
――そのままで、息が絶えて、もう腐りはじめたとも見える三人の姿を、照らし出しているガンドウの光のロウソクが、燃えちびて来たのか、プチプチと微(かす)かな音を立てて息をつき、壁の上の三人の影が、ユラリと動く)
(昭和二十四年五―六月)
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底本:「現代日本文學大系 58 村山知義 真船豊 久保榮 三好十郎 集」筑摩書房
1972(昭和47)年8月31日初版第1刷発行
初出:「中央公論」
1949(昭和24年)4、5月号
経産省事務次官ら3首脳更迭へ 首相、経産相と最終調整
http://www.asahi.com/politics/update/0804/TKY201108030752.html
2011年8月4日3時2分 朝日新聞
菅直人首相は3日、経済産業省の松永和夫事務次官(59)、寺坂信昭同省原子力安全・保安院長(58)、細野哲弘同省資源エネルギー庁長官(58)の3首脳を更迭する方向で、海江田万里経産相と最終調整に入った。東京電力福島第一原発事故の一連の対応や、国主催の原子力関連シンポジウムを巡る「やらせ」問題の責任を問う目的だ。海江田氏も3首脳を更迭後、速やかに辞任する考えだ。
首相は、電力会社と一体となって原発政策全般を推進してきた経産省への不信感を強めている。今回の3首脳の更迭をテコに、経産省から保安院を分離し、環境省に新設する「原子力安全庁」に規制部門を担わせるなどの組織再編を進める考えだ。さらに、太陽光など再生可能エネルギーの拡大や電力会社による地域独占の見直しに道筋をつけたい意向だ。
ただ、辞任表明した首相の求心力は著しく下がっている。経産省や与党内から反発が出るなどして更迭人事が混乱すれば、政権運営が一層厳しくなるのは必至。逆に首相の早期退陣につながる可能性もある。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/505.html
18. 2011年8月04日 03:53:57: usl8mJoaYo
今回の訪韓の件は珍しく外務省が関わってるんだから
当然アメリカも知ってたはず
むしろアメリカがやらせたんじゃねーのかって思う
北朝鮮のスパイとかスケール小さすぎるだろw
そんな小さな話しじゃなくあきらかに日本という国家としての動きだ
あくまで「野党議員」であるというエクスキューズも巧妙だし
当然、与党側も一枚噛んでるね
枝野がすぐ韓国に遺憾の意を示したのも示し合わせていたとしか思えない
http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/402.html#c18
02. 2011年8月04日 04:08:47: FKGTI7fXrk
理想的な保守新党を立ち上げることを狙っていたのは小沢ではなく金丸でしょう。
金丸氏がそのために溜めていた金が原因で没落の時を迎えた時、
時を悟った金丸氏は政界引退を考えたが
小沢が検察との対決を煽ったために金丸氏は却って不利になり、不本意に逮捕されることになった。(これが検察と小沢の長年の対決の始まり)
残された小沢は自民党に居場所がなくなり、追い出される前に宮沢内閣を不信任することで自民党を出て創価学会と組んだ。
(これって現在の民主党での小沢の菅不信任方針に似ている)
これが本当の歴史ではないのですか?
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/487.html#c2
01. 2011年8月04日 04:18:16: FKGTI7fXrk
古賀氏の処遇は?
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/505.html#c1
07. 2011年8月04日 04:18:56: hFNIpuFVuT
>>06 893国家から足を洗う方法はないのでしょうか?
やはり日本はもう一度再生するしか方法がないでしょう。
それには、デフォルトが一番の近道です。
その際、米ドル国債を売り浴びせてアメリカも一緒に奈落の底に突き落とします。
多くの「血」が流れることになるでしょうが、結局この方法しか残されていないような気が最近してきました。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/482.html#c7
10. 2011年8月04日 04:19:22: usl8mJoaYo
そもそも子供手当ては経済対策ではないだろう
なぜ、そういう方向に持って行く馬鹿ばかりなのか
これは「少子化対策」だろうに
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/492.html#c10
08. 2011年8月04日 04:20:57: U9ju6hgBpc
渡部恒三に注文をつけるなんて、意味ない。
その存在を認めて、どうするのかなあ。
ただのクズですよ。おれもまだ期待されているなんて
とられかねませんぜ。汚いゴミ。
汚物にたかるハエのような注文、もう止めにしてください。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/464.html#c8
24. 2011年8月04日 04:27:17: GNk8j8Nsu6
さぁ、小沢氏が民主党のままで行くのか?それとも新党で行くのか?
どちらにしてもやっかいなのは腐れ大手デマゴミ。
デマゴミの小沢氏人物破壊キャンペーンが続くようなら
先手を打って国民はデモ、ツイッターでデマゴミの正体キャンペーン
を延々と行い、一般国民の多くがそれに気づくまでやり続けて
デマゴミをぶっ潰すキャンペーンを行うのが良いと思う。
真実に気づけば一般国民も目が覚める。自分たちがどれだけ
自民党政権や戦後の悪徳ペンタゴン複合体に血税を搾取され続けてきたか
その不当性に気づけば、心ある少数の国民目線の政治家や著名人は
それをリードしてくれるだろう。そして、国民の支持は絶大になるだろう。
まずは、国家予算を常識の単年度会計の廃止で複式簿記、
特別会計の廃止、国民の税金によって成り立っている
国家予算を国民に白日の下に晒させてやり直しだ。
一部の悪徳どものために国民は税金を納めてるのではない!
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c24
51. 2011年8月04日 04:32:20: GNk8j8Nsu6
>>50
じゃあ、来るな。消えろw
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/460.html#c51
28. justice 2011年8月04日 04:33:17: 1WHCZw9hn00Nw : vx8KzINKIA
世界支配の金融資本である、石油メジャーは、日本の独立をてっていして、阻止しようとしているようですね。
東日本は日本の食料自給率維持に重要な農作地帯。
新潟と福島原発を破壊することで、東日本の農作地帯を半永久的に放射能汚染地帯として、食料自給率を下げ、日本を食糧輸入国に転換し、マスゴミを使い、反原発で、独立防衛の核となる、核開発を阻止し、半永久的に核保有阻止を企図し、永久に独立国家阻止に動いているようにしか思えない。
反原発はすなわち、石油輸入をふやさるを得ず、日本の得意とする、原発技術の輸出を阻止することになる。
地震があろうが、為替が円安にならないのは、ファンドが石油メジャーの金融資本が支配しているのであり、地震と風災害は農業被害をもたらし、為替は日本企業の工業化を破壊するものである。
為替と気象操作災害、地震による原発破壊で日本の経済と産業技術を破壊することが可能であり、すなわち、途上国化することで、防衛力を低下させ、民衆の不満を政府非難に誘導することができる。
小沢内閣阻止よりも、政権そのものを破壊する方向へ自民、官僚が手打ちしたとしか思えない。
韓国非難スキャンダルはその流れであり、東アジアで日本を孤立させることで、
日本独立阻止に向けた動きと見る。
戦後の偏った左傾化が石油メジャーにとってつごうが悪くなったので、転換したのが、最近の中国、韓国非難の流れを感じさせる。
海江田経産相 辞任時期に言及
8月4日 4時28分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110804/t10014682491000.html
海江田経済産業大臣は、3日夜、東京都内で記者団に対し、みずからの進退について、再生可能エネルギー買い取り法案の成立にめどをつけた段階での辞任に含みを持たせました。
この中で、海江田経済産業大臣は、みずからの進退について「いろいろな意見は意見として、ありがたくちょうだいするが、私一人で決めたい」と述べました。そのうえで、海江田大臣は、「福島第一原子力発電所の事故に伴う東京電力の賠償金の支払いを支援する法律が成立したあと、衆議院の委員会で、再生可能エネルギー買い取り法案の質疑があったが、そういうものに一つ一つ取り組んでいくことが必要だ。
法案に理解が得られるよう努力したい」と述べ、菅総理大臣が退陣の条件の1つにあげている再生可能エネルギー買い取り法案の成立にめどをつけた段階での辞任に含みを持たせました。
また、海江田大臣は、3日夜の民放の番組で、「必ずどこかで辞めなければならず、その覚悟はしている」と述べました。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/506.html
01. 2011年8月04日 04:38:34: ANC1JkJwPM
菅降ろしは、小沢氏が言うとおり、執行部が職を賭してやるべきだ。
つまり、菅首相が8月中旬を過ぎても退陣表明をしない、あるいは退陣時期を明確化しないなら、
主要閣僚、党三役が自らの職を賭して菅首相を説得せよ。
退陣要求が受け入れられなければ全員辞職する。
まずは、これだ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/506.html#c1
23. 2011年8月04日 04:44:37: GNk8j8Nsu6
終刊ポストよ。
おい、小沢じゃねーだろ?
そして、瀕死の日本を見捨てるのか?じゃねーだろ?
小沢氏の政治活動を冤罪キャンペーンで潰してきたのはテメーらも
含めた利権複合体じゃねーか。
小沢氏に物を言うなら、その前に仙石や菅に小沢氏の党員停止を解け!
と言う見出しを出すのが筋だろ。
馬鹿じゃねーのか、終刊ポストwww
もっと素直になって反省したうえで記事を書けよ。
誰も買わねーよ。そんなふざけた記事ではな。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/484.html#c23
25. 2011年8月04日 04:46:34: YWLR6mSQeo
とうとう岡田が子ども手当を廃止しちゃったよ。
小沢も小沢グループも関心ないらしくて、全く無抵抗だったな。
一体なにがしたいんだろう?
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c25
23. 2011年8月04日 04:52:14: PfxXcYLhrI
好きなサッカーして世界一になったのだから無理して国民栄誉賞などあげなくても、一時金のボーナスで良いのかと思ってしまう。菅の人気取りに利用されて可哀そうななでしこ。スポーツ予算削除した民主。よく恥ずかしくないねと思う。ずうずうしいの一言。レンホーのおめでとうツイッタ―にはあきれた。常識ないね。元はzainichi だからね。民主、在日多すぎ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/475.html#c23
52. 2011年8月04日 05:09:41: IIzrsqmIno
>>32
全く同意見だ、
小沢一郎は、韓国人に地方参政権を与えて、日本を地方から破壊するつもりであろう。
そんな小沢の戦略も理解できない唐変木な人が、阿修羅には多いのか。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/460.html#c52
53. 2011年8月04日 05:22:00: zD9B1M0EOc
「小沢一郎事件」は、政権交代阻止を狙った、
政敵たちの、壮大な虚構劇だった。
「小沢疑惑」をつくりあげた主犯たちを良識ある国民は絶対に許さない。
「政治とカネ」と便利なことばを連発して、罪なき、石川知裕さんや、
小沢一郎に仕事させないようにして、日本の舵とりを失い、
日本沈没を招いてしまった。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/460.html#c53
24. 2011年8月04日 05:27:07: zD9B1M0EOc
郵便ポストさんも、
小沢一郎を叩いてつぶしておいて、
「おい、小沢、日本を救うのはおまえだ!」もないだろう〜
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/484.html#c24
06. 2011年8月04日 05:30:00: tJXJJazKUo
>>>>
05. 2011年8月03日 21:04:24: ogmmwodlRc
仙石とか、枝野を見ていると、
弁護士は、邪悪な者の集りで、検察の仲間と言う気がする。
弁護士っておかしくない?
当たり!
弁護士は二刀使い 金になる方へ付く。悪の根源 なりそこない弁護士
民主党は 弁理士、弁護士、労働組合上がり、売れそこない芸能人、日教組上がり
共通している
全てで できそこない、なりそこない、無資格者、精神異常者、拉致犯人の友人、
在日朝鮮の友人、部落民の友人、、、屑の集まり。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/467.html#c6
26. 2011年8月04日 05:36:30: zD9B1M0EOc
次の選挙で「民主党」は消滅するよ。
有権者をなめてはいけない。
選択肢として、小沢新党は有効なカードだ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c26
02. 2011年8月04日 05:42:56: pmCvhZquTk
小沢問題、尖閣問題のシナリオを作って支持した政治家の責任はどうなるんだ?これが野放しでは何も解決しない。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/503.html#c2
98. 2011年8月04日 05:51:04: zD9B1M0EOc
小沢はカネに汚い悪徳政治家で、
社会から排除すべきと永きにわたって繰り返してきた。
↑そうだね。
だからこそ、狙われている自覚のある小沢事務所は
「金にクリーン」だった。
検察は事件にできず起訴できなかったのだ。
期ズレ?そんなの事件かよ。総務省も、弁理士さんもOK!という見解だ。
共産党も小沢叩きの旗振り役だが、地方議会で共産党議員は、
議会対策費の「裏金」もらって黙らされている。
また赤旗購読断わった課長を議会でつるしあげた。
政治とカネで問題あるのは共産党だよ。まったく、頭にくる!
その裏帳簿は総務の課長補佐が扱っていた。
そして、この件は、他の職員からも聞いた。まちがいない。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/387.html#c98
23. 2011年8月04日 06:03:01: 0A6DsnK9zE
大事なのは刑事責任を徹底追及しろということ。こうした動きは検察内部から湧き上がってくるはずだ。真面目に執務をこなしている検察官・職員が自分たちの名誉をかけ奮起するだろう。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/458.html#c23
30. 2011年8月04日 06:30:36: d23kbpnymQ
朝日が正しい見方のようだ。なんで自社の記事に反省をする必要あるのか
理解しがたい。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/465.html#c30
27. 2011年8月04日 06:38:33: rKt2YYxZCY
選挙全敗
政策全廃
外交撤退
全責任転嫁
謀略熱中症
臆病で卑怯な奴らは、やはり、テメエの始末もつけられねえようだ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c27
25. ara 2011年8月04日 06:49:53: LNmFaEQpmm68w : 1FLI0V7DqQ
みなさん!
もっとしっかりと深く読め!
ポストは、小沢さんしかいない、小沢さんに立ってもらいたい必死の懇願なんだから・・・・
このまま菅政権は、日本の破壊政権でしかないのだから、こんな弱体政権を潰すことができない政治体制の日本は、破滅の道をまっしぐらに進むしかないのでしょう・・・・
小沢さん!あんただって良く解ってんだろう・・・・という意味だ。
増税しなければ日本の財政が終わる・・・というのも事実だろう。
しかし、増税すれば低所得層が終わる、と言うのも事実だ。
財政の終わりにはまだ余裕はあるが、低所得層や失業者は即、終わる。
働くところが海外に行ってしまえば、一般社員も下請けもそのまま失業だ・・・
追い掛けて行ける人は良いが、ほとんどは職探しに歩く、職探しの競争が激化する。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/484.html#c25
02. 2011年8月04日 06:51:14: 05nGzaMakY
>>経済産業省の松永和夫事務次官(59)、寺坂信昭同省原子力安全・保安院長(58)、細野哲弘同省資源エネルギー庁長官(58)の3首脳を更迭
これは当然だ。だけど、大事な更迭がされていない。
管首相の更迭だ。管が最大の責任者だ。3首脳の更迭と共に管は退陣してけじめをつけよ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/505.html#c2
28. 2011年8月04日 06:55:01: ogmmwodlRc
岡田が子供手当を廃止の方向へ進んだ。
今後、マニフェスト全面廃止の方向へ進むかもしれない?
岡田にそんな権利はあるのだろうか?
小沢氏が民主党の主導権を取れれば問題はないが、
菅が居座るとか、岡田、仙石達が民主党の主導権を握った場合は、
小沢氏は、新党立上げしかないだろう。
内閣不信任を出せば、それだけで、民主党は分裂する。
分裂した一つのグループに、小沢氏と岡田、仙石が一緒に居るとは思えない。
いずれにしてもこの不信任の行動で、総選挙になるでしょう。
(当然成立するだろうから)
その時、自民党の復活はあるだろうか?
原発を推進してきた政党、莫大な借金を作った政党、増税を必ずする政党。
谷垣と石原の自民党・・・もう終わっているでしょう。
小沢の抜けた民主党では、選挙は大負け。(実績がある)
小沢新党の躍進は十分期待できる。
”立つんだ小沢一郎”
お盆明けに期待大である。
11. 2011年8月04日 06:57:33: 3LluuxRM0w
小沢さんが立たねばならない
状況にますますなってきた
奸一味はたんなる権力亡者に過ぎないし
ゴミや厄人にゴマをすって
役得を欲しがる
渡りび天下り厄人となんら変わらない
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/492.html#c11
02. 2011年8月04日 06:58:06: oXjyYrHR4I
海江田大臣は管直人と同じことを言い出した。
「再生可能エネルギー買い取り法案」の成立にメドが立てば・・・。
国会で号泣したり、本当に度胸の無い男だ。
こんなもの、誰が大臣であってもすぐ決まる。
首相の椅子にシガミツキが目的の首相の説得など意味は無い。
全閣僚が今日明日にも辞職すれば菅政権は崩壊する。
その後は、小沢氏が救国内閣を作る。
ただし、在日外国人への選挙権授与は絶対反対だ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/506.html#c2
10. 2011年8月04日 06:59:13: XnwpQPfNZA
○○に都合の悪い記事は正論でも消されています。
これでは
お隣の国の事 批判できません(笑
03. 2011年8月04日 07:00:43: oXjyYrHR4I
菅よ、お前自身の不正な政治資金問題への責任はどうなる?
一人前の口を叩くな。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/505.html#c3
04. 2011年8月04日 07:05:36: ZcmuWP4Wjs
02・03
工作員、大漁だな!
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/505.html#c4
小沢元代表:「ポスト菅」勝ち馬探し、候補を品定め
毎日新聞 2011年8月4日 2時30分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110804k0000m010168000c.html
民主党の小沢一郎元代表が、自らに近い議員との会合で、ポスト菅候補の情報収集や、人物評の披露をしている。グループ内に有力候補がいないなか、次期政権で影響力を残すために「勝ち馬」に乗ろうと、品定めに入ったようだ。
海江田万里経済産業相、野田佳彦財務相、鹿野道彦農相、馬淵澄夫前国土交通相。小沢元代表が1日夜、国会近くの居酒屋で会合を開いた際、これまで党代表選出馬を取りざたされた4人について語った。
「泣いちゃったなあ」。国会審議で辞任を迫られ涙を流した海江田氏への論評だ。野田氏は「堅いんだよなあ」。鹿野氏の動きには関心を持っているようで、「誰が推しているのか」と出席者に質問した。
また、馬淵氏を「若い議員から評価されている」と分析した上で、いち早く代表選に意欲を示したことについて「民主党の中ではああいう(首相の座に突き進む)人間は珍しいよな」と指摘。また、「(権力欲を表に出すところが)仙谷(由人官房副長官)と似ている」と話した。
各種世論調査で名前の挙がる前原誠司前外相や枝野幸男官房長官には触れなかったが、どの候補者についても明確な「不合格」は出さなかった。【葛西大博】
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/507.html
06. 2011年8月04日 07:12:11: oXjyYrHR4I
>03さん
今、菅直人は必死で既得権益集団に加えてもらおうと、国民や民主党を裏切って植民地主義を実行している。コイツは絶対信用ならない男だ。7月15日の記者会見で自ら「自分は信用されていない・・」と言っている。
大震災の被災者のことを本当に考えているなら、連日の高級料亭での「美食三昧」を中止すべきだが、相変わらず継続している。
この日本では、マスコミの存在価値は娯楽のみ。
私自身は、テレビも新聞も見ていない。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/502.html#c6
03. 2011年8月04日 07:12:40: kuE6poegTg
菅にはやめろというが、自分たちは辞めたくない連中が内閣を構成している。いわば菅と同じ所業。
内閣、党執行部全員で直ぐにも辞表をたたきつけるべきだが、心底辞めたくないのが本音だから困る。
海江田も菅と全く同じ。反吐が出る
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/506.html#c3
26. 2011年8月04日 07:14:10: n7KAdaJq3M
3,4,23さんと同意見です。3流週刊誌ポスト、昔は購読していたが、今は買わない内容が透けて見える。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/484.html#c26
03. 2011年8月04日 07:20:03: UeGdy22GSI
自民狂信だった赤かぶクンへお願い〜国・国民の為、尽力して欲しい。
自民の中でも、小沢理念に賛同のムードが生まれつつあると思う。
2年半に亘り、執拗に小沢叩きをして来た悪人達(マスゴミ・御用タレント・学者・政治家)の小沢バッシング発言記録が新聞・雑誌・画像に確りと残っている。これをを活用して、悪人どもに公衆の面前で謝罪させるべきである。
悪人どもの所為で国・国民は膨大な逸失利益=損害を蒙った事に対し、損害賠償を請求して欲しい。 1.悪人どもの全資産を没収する。2.国外に追放する。
重要P(15)に追加希望〜ダボス会議出席後の仙石が究極の小沢追落しを敢行。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/503.html#c3
03. 管理人さん 2011年8月04日 07:22:04: Master
2重投稿削除に伴うコメントコピペ
02. 2011年8月04日 00:37:31: ANC1JkJwPM
感情論だな。
菅は一刻も早く退陣時期を表明するべきだが、
こういう「クーデタ」だのなんだのという不毛な感情論は、ネトウヨの暴論と同じで、無意味。
そもそも、菅は、愚宰相であっても、「独裁者」ではない。
一般庶民やマスコミに「独裁者」と批判されるようでは独裁者ではない。
圧倒的多数派が拍手喝采するのが真の独裁者。
独裁者の基盤はあくまでも大衆の熱烈なる支持にある。
それが強権による偽装された「大衆の熱烈な支持」であってもだ。
(かつて、イラクのフセイン独裁政権の支持率は100%近かったとか。
もちろん、「偽装」だが、そういう「100%近い支持」を強権で演出できるのが独裁者だ。
支持率10%台が公表される独裁者など存在しないw)
03. 2011年8月04日 00:44:29: 2PzEuPf85c
戦後60年、日本放射能体制を作り上げた犯罪者ども!
独占を再編成しながら社会をボロボロにして来た悪徳の日本構造。
戦後60年、日本放射能体制を作り上げた犯罪者ども!
60年かけて築かれた「原発共同体」政・財・官・学の原発利権「鉄の結束」日本腐食構造
戦後60年、日本放射能体制を作り上げた犯罪者ども!
菅や小沢を叩くのは真犯人を覆い隠すためである。
悪徳の日本構造。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/genpatumura02.htm
脳のユルイ国民は簡単にだまされるが、
本当のワルは別のところにいる。
悪徳の日本構造。
巨悪に騙されてはならない。
調べてみて愕然とした、、、小沢・菅叩きの構造
悪徳の日本構造。
政権交代という国民の意志をつぶすために鳩山・小沢・菅のトロイカ体制に対して検察官僚を先頭に立てた番犬官僚群や番犬マスコミを総動員し違法デタラメな攻撃が仕掛けられて行った。
民主党に対する徹底した分断工作・分断策謀を仕掛けて追い込んで行ったのである。
国民の利益は再び奪い取られようとしている。
民主・自民の幹部の中で東電原発の巨額利権と日米安保詐欺同盟の巨大軍事利権と繋がっていないのは菅直人だけである。
驚くべきことだが日本腐敗構造の利権に繋がっていない幹部政治家は菅だけなのだ。
鳩山・小沢政権をあっという間に違法デタラメな攻撃でつぶした同じ方法で、今、菅と国民を分断し対立させるマスコミ戦略が政・財・官・学を挙げて始動している。
日本悪徳構造の必死さが国民の前に隠しようのない真実を露にしつつある。
04. 2011年8月04日 00:59:04: FKGTI7fXrk
定義上国民クーデタなんてあるのか?
ゲンダイが推奨しているのは革命とかテロリズムのことではないの?
05. 2011年8月04日 02:06:06: MdpIk6UmdQ
・・・予想された犯罪的政治に対し、予想された国民的反発は、何もない・・・活字上の支持率低下しかない・・・
反発は定義上の問題ではなく、率直な生活者の素朴な行動であるべきなのに、それも無い・・・
政治も国民も、世界まれに見る奇妙な気質の表現でしかない・・・。
06. 2011年8月04日 07:12:11: oXjyYrHR4I
>03さん
今、菅直人は必死で既得権益集団に加えてもらおうと、国民や民主党を裏切って植民地主義を実行している。コイツは絶対信用ならない男だ。7月15日の記者会見で自ら「自分は信用されていない・・」と言っている。
大震災の被災者のことを本当に考えているなら、連日の高級料亭での「美食三昧」を中止すべきだが、相変わらず継続している。
この日本では、マスコミの存在価値は娯楽のみ。
私自身は、テレビも新聞も見ていない。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/501.html#c3
29. 2011年8月04日 07:22:50: oyxuaVdpJA
安全な原発なんかねーよw
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c29
05. 2011年8月04日 07:28:37: 00zFHHmt6Q
>>04さん
そのようになって欲しいくらいです。
小沢氏は、7/28自由報道協会主催記者会見で、民主党を政権交代時に変えると明言しており、離党はないでしょう。
小沢氏自身が首相にならなければ意味がないので、党員資格停止解除はどうするか?。
小沢氏以外の小沢派でも力不足、どのようにして小沢総理誕生へ持って行くか。
政界再編で小沢首相誕生があれば、ベターであるが。
10. 2011年8月04日 07:34:13: UeGdy22GSI
海江田・高木・細野大臣はフクシマの子供を見殺しにしようとしている。
国会議員も然り〜結果的に「被爆〜殺人計画の加担者」になりかねない状況下にありながら、見てみぬ振りをしているが、いずれ国民に見捨てられる事になるばかりか、何百万の子供の親達から復讐される事になるかも知れない。
国会議員の皆さん その時は、覚悟を決めて、自決するしかない。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/498.html#c10
07. 2011年8月04日 07:34:29: n7KAdaJq3M
弁護師なんて屑の集まり、弁が立つだけ、詐欺師と変わりない。字が違うだけ
士→師 信じて騙される奴が損をするだけ。
ちょっと前まで、サラ金のゴミTVのCMが氾濫
今は、弁護師のゴミTVのCMが氾濫・・・・・・・
足りない国民もちょっと考えれよ!
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/467.html#c7
54. 2011年8月04日 07:39:43: 5UPa2nCBEM
>>32 i7CGvypOTw
>>52 IIzrsqmIno
i7CGvypOTwやIIzrsqmInoはなぜ日本人のナショナリズムに訴えるのか。参政権がないからです。日本国籍を持つ人々に働きかけて、複数の通名をアドホックに使い分けられる現状を維持してもらいたいのです。
外国人に参政権が付与されるとしたら、通名宛ではなく、本名宛で選挙の案内が届くことになると予想されます。つまり参政権を行使するためには通名の使用が強く制限されると。
それって、何か問題ありますか? コミュニティにおいて誠実に暮していれば、本名が異民族のものであっても、おおむね敬意をもって遇されると思いますが。
阿修羅掲示板におけるi7CGvypOTwやIIzrsqmInoらの勢力は誠実さとは対極の姿勢を示し続けています。それは様々な通名使用時においても踏襲されているのか、それとも阿修羅掲示板が例外なのか、判断するに足る証拠を私は持ち合わせておりません。どうも前者のように思えるのは私が未熟だからでしょうね。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/460.html#c54
31. 2011年8月04日 07:55:45: 5UPa2nCBEM
>>30 d23kbpnymQ
さすがアサピー(-@∀@)、伊藤律架空会見事件とかサンゴKY事件とかお忘れのようですね。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/465.html#c31
08. 2011年8月04日 08:04:03: BMsl9iCjPo
植草さんの言うことは正しいとは思いますが相場は難しく、私もカもになり、金でもドル預金でも損失を出し『今も」続けています『逃げ場失つて」。米国国債を政府がなぜ売らないのか?。いろいろな得失を計算しての事かも知れないし、迷つて居るのかもしれません。こんごとも植草さんの経済分析に注目します。よろしく。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/482.html#c8
09. 2011年8月04日 08:08:19: EJAujgJM26
大ケガした時のために、前から自家血を何リットルも保存していたのに、いざ、その時になって使わせてもらえず、ケガした身体からさらに大量に採血して手術に臨まねばならないということですね。そんなのどんな名医にかかっても死にますよ。
アメリカも苦しいのはよく理解していますが、日本が破綻して、アメリカがただで済むはずもないでしょう。暴力(戦争)によらず、対話(外交)でこの問題を解決しようとする政治家はいないのでしょうか。
そうしないと日本もいよいよ核武装というぶっそうな話も現実味が帯びてきます。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/482.html#c9
05. 2011年8月04日 08:11:43: 05nGzaMakY
04 は管工作員
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/505.html#c5
05. 2011年8月04日 08:14:31: kxYihkNzek
封建時代。
武士階級は、階級を維持するために庶民に犠牲を強いた。
現在。
官僚は、年収800万円を維持するために、200万の庶民から搾取。
時代は異なっても、構造はそっくり。直に壊れる?
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/497.html#c5
09. 2011年8月04日 08:19:57: rKt2YYxZCY
婆ブタに時間を浪費することないのでは。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/479.html#c9
01. 2011年8月04日 08:24:20: VD9gTF3kKg
男のこれはしもと難つくまじきはかたくもあるかなと、やうやうなむ見たまへ知る。
ただうはべばかりの情けに、手、走り書き、をりふしのいらへ心得て、うちしなどばかりは、
ずいぶんによろしきも多かりと見たまふれど、そも、まことにその方を取り出でむ選びに、
必ず漏るまじきは、いとかたしや。
女を男に変えてみただけで、、、。
02. 2011年8月04日 08:27:29: svoCFeMvXo
>グループ内に有力候補がいないなか、
>次期政権で影響力を残すために「勝ち馬」に乗ろうと、
>品定めに入ったようだ。
で?
すまんが、いつ野田が小沢派の「グループ内」に入ったんだ?
消費税増税ロボットの野田はあくまで
仙谷、前原らの「グループ内」であり無関係。
小沢派からは厳しく排除される外様に過ぎない。
毎日はさりげなく外様の名前を出すところが
クサすぎる。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/507.html#c2
16. 2011年8月04日 08:29:13: FUviF2HWlS
敵前逃亡もペテンも、それぞれの政治手法だ。
27. 2011年8月04日 08:29:26: MdUEi46C7Y
昨日のBSプライム・ニュースに出ていた石原慎太郎が、番組の最後で期待する政治家を聞かれ、しぶしぶながら小沢一郎を挙げたのが、印象に残った。彼の経世会あるいは小沢批判は有名なだけに、政治家の人材不足を如実に表した言葉だと思う。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/484.html#c27
06. 2011年8月04日 08:30:45: rKt2YYxZCY
この際、殺菌剤をたっぷり撒いて、穴菌賊を絶滅させよう。
よきことへの意欲がないばかりでなく、障害物でしかないゆえ。
それに、列島再生構想は、オザワイズム以外にみたことないし。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/483.html#c6
30. 2011年8月04日 08:31:40: RdUPpgl4Jw
だれでもいいから、とにかく、極左売国民主党政権をまずは壊してほしい。このままでは日本が壊れる。脱原発とかを菅は売り物にしているが、左翼が日本弱体化のために推進してる部分もある。もちろん、将来的には原発はなくすべきだし、もっと安全で効率的な発電技術はきっと開発される。今、とりあえず現実的なことを考えると、核廃棄物処理技術を日本が世界に先立って開発すればいい。そして、まずは放射線を無害なものに処理してしまえばいい。そうすれば、核爆弾をもっている国には脅威にもなる。核装備なんかしなくても、核爆弾を無能にしてしまうんだから。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c30
02. 2011年8月04日 08:32:55: kaiKABvszQ
こんな政務官の椅子に目がくら無用な小者、ヲチする価値ないよw
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/488.html#c2
06. 2011年8月04日 08:40:05: cx9cKw1Qao
>首相は、電力会社と一体となって原発政策全般を推進してきた経産省への不信感を強めている。
すべては、小沢と鳩山が余りにも早く、余りにもあっけなく、
余りにも無責任に政権を放り出したことにある。
全てはそこから発している。
なぜ、不法デタラメな検察官僚、番犬マスコミ、腐敗した自民や腐り切った財界と徹底的に戦い抜かなかったのか?
なぜ早々に逃げた?
信じられないことだ。
国民が308議席も託して嵐のなかへの戦いを支持したのに、
余りにも無責任に早々に政権を放り出した。
などて小沢は斯くも早く政権を放擲召されたまいし・・
などて小沢は政権を放擲召されたまいし・・斯くも早く
http://esashib.web.infoseek.co.jp/genpatumura02.htm
鳩山・小沢・菅トロイカ政権に対する違法なデタラメ攻撃がなければ、
今頃、鳩山・小沢・菅トロイカ政権は国民から託された308議席を背景に大震災の難問に国家政権を挙げて対処し、悲劇は最小限に抑えられただろう。
鳩山・小沢はあっという間に違法なデタラメ攻撃で葬られ、
残されたトロイカの一角菅直人は困難極まるたたかいに一人で奮闘せねばならなくなったのだ。
政権交代という国民の意志をつぶすために鳩山・小沢・菅のトロイカ体制に対して検察官僚を先頭に立てた番犬官僚群や番犬マスコミを総動員し違法デタラメな攻撃が仕掛けられて行った。
民主党に対する徹底した分断工作・分断策謀を仕掛けて追い込んで行ったのである。
一人になった菅直人が想像を絶する孤立のなかで如何に戦わねばならなかったか、余りにも無責任に早々に政権を放り出した小沢・鳩山は考えなければならない。
一人になった菅直人が想像を絶する孤立のなかで如何に戦わねばならなかったか、国民は考えなければならない。
04. 2011年8月04日 08:40:31: svoCFeMvXo
戦後世代ではない日本人がアメリカを評価していたのは
奴らがキチガイのように消費しまくってくれたからで
それ以外には無い。
いまどきデフォルトしそうなアメリカ(恥)など
有り難がるアホなんかいるのか?
いるとしたら一種の奇形である対米追従官僚と
安保利権屋しかいないだろ。
奇形はさっさと潰して廃棄処理場に捨てないと、
全体に被害がおよぶぜ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/503.html#c4
07. 2011年8月04日 08:41:39: kaiKABvszQ
単純に用語の使い方の問題だろwww
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/480.html#c7
子ども手当を撤回して自公の少子高齢化の失政隠しに屈した民主党執行部、これほどの裏切り行為があるだろうか。CP監視法案とか東電救済法案などの国民無視の法案が賛成多数で次々に成立しているのに、政権交代で掲げた国民の生活が第一という政策は次々と無視されてゆく。しかも特別会計の見直しや公務員人件費や無駄の象徴の独法などの廃止という議論は一切が消えてなくなったような始末である。マスコミによる世論操作があったとはいえ、そんな事で全てを撤回するほど民主党議員たちは信念もなく平気で国民を裏切ったのである。予算が国会を通らないなら、その理由によって国民に信を問うべきなのだ。解散総選挙でも何でもやれば良いのだ。国民との約束を無視して予算を通すなど本末転倒も甚だしい。ここまで権力欲ボケした議員集団であったのかと本当にあきれる限りである。
菅直人政権に同調したものだけならいざ知らず、小沢派とか鳩山派の議員たちまでが国民の生活無視の上記のCP監視法案や東電救済法案に賛成しているという事実は何なのか、本当に国民を舐めきっている。しかも震災復興のために大幅増税するとか、B型肝炎訴訟結果のために官僚の責任を無視して国民に増税を求めるなど、我々を無視した政策を次々に実行しようとしている。もはや民主党は存在意義は何もない、次の選挙で壊滅は必至だろう。
もはや問題は次の選挙で国民はどのような政党を選択するかに変わった。少なくとも官僚と一体化した自民党、公明党などの元の政治に戻すというバカな選択はしないと思われるが、選択肢が無くなった今、選挙をすれば圧倒的に組織票に勝るこれらの2政党が有利な事は間違いはない。このままではこの国はどんどん官僚国家というひどい状態が悪化するだけだろう。我々国民が行動を起こすしかない。新しい政党の立ち上げが必要である。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/508.html
32. 2011年8月04日 08:44:30: nNPddbW4SY
だからマスゴミと呼ばれるようになった。
ゴミの中でも最低のゴミ、核廃棄物と同等。
05. 2011年8月04日 08:46:59: dlp5rHUhkk
日本の真の独立のために今こそ多くの善良な国民は目覚めなければならないのです。小沢事件の背景をしっかりと究明し二度とこの様な事が起きないようにしなければなりません。日本は再度ここで戦いに破れたのです。早くこの敗戦処理と復興を日本自らの考えで実行しなければなりません。同じ事を繰り返さないためにも今日までの経過(歴史)を事実に基づいて正しく検証しなければならないのです。日本人の真価が問われているのです。小沢政権の早期樹立で日本再建を実現しよう。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/503.html#c5
11. 2011年8月04日 08:48:37: cc0tU9OXUo
07はただの馬鹿です。
あきれて物が言えない馬鹿です。
菅はバリバリの原発推進派だって事が全〜然分かってません。
原発推進派で、ベトナムに原発売って、浜岡一時停止して、G8で「浜岡以外は停止するとは言ってません、原発は推進です」と言って、その口でトルコに原発セールスして、「ストレステストをしてから稼動だ」って言って、岐阜にオンカロ作って、「モンゴルへ放射能廃棄物を捨てる」といって、もうメチャメチャ総理。
ようするに言ってることに一貫性が無く、停止だ稼動だストレステストだ。
挙句の果ては浜岡には18メートルの防潮堤を造ってから稼動だとのたまう始末。
たとえ100メートルの防潮堤を作っても、地震で防潮堤が崩れたらアウトでしょ。
津波で防潮堤の根元を削られて倒れたらアウトでしょ。
浜岡は津波じゃなくて、地震で危ないって言ってるのに、分かってないし。
もう総理は言ってることがササメッチャでだめヤン。
その総理を頼みにしてる07も総理よりもっとだめヤン。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/457.html#c11
01. 2011年8月04日 08:51:14: cx9cKw1Qao
>小沢派とか鳩山派の議員たちまでが国民の生活無視の上記のCP監視法案や東電 救済法案に賛成しているという事実は何なのか、
>本当に国民を舐めきっている。しかも震災復興のために大幅増税するとか、B型肝炎訴訟結果のために官僚の責任を無視して国民に増税を求めるなど、
>我々を無視した政策を次々に実行しようとしている。
>自民党、公明党などの元の政治に戻すというバカな選択はしないと思われるが、
本当のワルは別のところにいる。
悪徳の日本構造。
巨悪に騙されてはならない。
調べてみて愕然とした、、、小沢・菅叩きの構造
悪徳の日本構造。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/genpatumura02.htm
戦後60年、
独占を再編成しながら社会をボロボロにして来た悪徳の日本構造。
60年かけて築かれた「原発共同体」政・財・官・学の原発利権「鉄の結束」日本腐食構造
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/508.html#c1
31. 2011年8月04日 08:52:45: nNPddbW4SY
小沢支持者はなにがあろうと微動だにしない。
04. しゅっぽ 2011年8月04日 08:53:50: ei5oaPhNA8VWQ : 9N4JyBh0fw
海江田経産相、午前9時半から緊急記者会見
(2011年8月4日08時38分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110804-OYT1T00197.htm?from=main1
海江田経済産業相は4日午前9時半から経済産業省で緊急記者会見する。
●辞任会見か?
08. 2011年8月04日 08:54:39: gRYrmsUAIc
このような社会保障制度は本来、恒久性の高いものでないと効果が期待できない。
震災などの出来事があっても削減対象にされない制度であるべきだ。
それどころか政治がフラフラして国民に与えたマイナスメッセージは影響が大。
三党ともロクに少子化対策を考えていない姿勢こそ問題。
民主だけが腐ってるわけではないぞ、これは。
まぁ、岡田と玄葉は理念を捨てたA級戦犯だからして二度と当選はないな。
ついでに所得制限の考え方がおかしい。
国民一律に控除を廃止してるのだから、本来は相当に高い所得でない限り制限すべきではないのが税制の原則の筈。公平性の原則に反する。年収960万円は低すぎ。
この960万円と1千万円を割ったインパクトも大きな社会的マイナスメッセージだ。
それを政争の具に用いるなど今までの政策、理念は詐欺でしたと言ってるようなもの。ホント、菅、岡田、玄葉はアホすぎる。政治家失格だな。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/480.html#c8
55. 2011年8月04日 08:56:46: IIzrsqmIno
>>54
参政権を与えなくても、通名を禁止にすればいいだけの話し。
なんで、通名制限のためにわざわざ参政権を与える必要があるのか不明。
逆に、参政権を与えることによるマイナス面が大きいと言われている。
在日韓国人達(日本のマスコミを支配する電通のトップが在日朝鮮人ってしってますか?こういう在日が日本で経済的に成功しても一切日本人に感謝せずに悪巧みばかりしている連中、パチンコ、ヤクザ、サラ金)の悪巧みへの防御が必要である。
しかし、外交音痴で、いつもアメリカや韓国の罠にマンマと填るお人好しの日本人には理解できないのであろう。
何年か前も、在日帰化人の息子である小泉とアメリカブッシュと電通(在日韓国人)の悪巧みに、簡単に騙されたじゃないか?日本人は。いまだに郵政民営化を肯定する日本人も大勢いる。日本人はワルに感嘆にだまされる。
つまり、参政権は、広い視野で見るならば、誠実に暮らす人のメリットよりも、在特会のような誠実でない人たちへのメリットが大きい。
そこらへんを十分承知なのに、在日特権を与えようとする小沢一郎。
仮に、衆院選挙のマニュフェストに書いて、堂々と政策として推進するなら100歩譲って諦めるが、小沢はマニュフェストにはこのことを載せないで隠蔽したまま、国会に提出して通過さえようとした。
小沢一郎の悪巧みに騙されるな。
彼は、誠実な人間ではない。
絶対に信用できない。
ただし、今回の裁判の件は、小沢は無罪だということには賛成ですよ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/460.html#c55
29. boruchiyan 2011年8月04日 09:02:29: Qc8KBuskfiDCI : zY65kZTZ5c
素晴らしいの一言に尽きます。東京の様子が伝わり嬉しく思います。小吹さん、藤島さん、愚民党さん等の役者が揃っています。大阪も負けてはいられません。
その節は 小沢復権熱望の皆さん ご協力下さい。共に戦いましょう。
政治 行政 司法 メディアの
不条理に抗議する
市民が訴える「大阪宣言」の会
http://osakasengen.com/page2.php
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/433.html#c29
24. 2011年8月04日 09:02:48: bAeNGmt5TI
国民栄誉賞。
怖いのはこれだけの人数になるとスキャンダルが出ないとも限らないこと。
しかも若すぎる。これから先何があるか分からない。
少なくとも全員が順風満帆とはいくまい。
そんな時、マスコミの餌食になる国民栄誉賞受賞者は見たくない。
菅はどこまで罪作りなことをするのか。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/475.html#c24
07. 【タヌキ腹組“ぽんぽこ”】 2011年8月04日 09:03:43: SM2DPWDDuBDzg : AdKaaFvNBE
≫海江田氏も3首脳を更迭後、速やかに辞任する考えだ
・・・・・菅は、非情にも海江田にすべてを押し付けるつもりだ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■海江田経産相 辞任時期に言及
8月4日 4時28分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110804/t10014682491000.html
海江田経済産業大臣は、3日夜、東京都内で記者団に対し、みずからの進退について、再生可能エネルギー買い取り法案の成立にめどをつけた段階での辞任に含みを持たせました。
32. 2011年8月04日 09:06:49: HdXyvOIiAU
郵政民営化改革法案の審議は、どうするんでしょうね。
今国会で審議に入らないと、亀井代表が菅政権に牙をむくでしょう。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/477.html#c32
02. 2011年8月04日 09:09:24: 7qbDHbyVog
菅の犯罪
菅は、その地位にふさわしい能力も心も徳も持たないスッカラ菅首相だと言われている。だが、菅にはもっと欠けているものがある。何より法令順守(最近はコンプライアンスとも言う)、ルールを守ろうという気持ちが見られないのである。
1、菅首相は震災に当たり、安全保障会議設置法で「会議に諮らなければならない」と規定される「重大緊急事態」に該当する「関東東北大震災」を無視して国家安全保障会議を開かなかった。
2、5月には法的根拠のないまま突然、中部電力浜岡原子力発電所の停止を指示する。7月には、またも唐突に、担当者である海江田経産相の「安全宣言」をひっくり返し、原発へのストレステスト(耐性検査)導入を言い出した。かと思うと、閣議にも諮らず記者会見を開いて「脱原発宣言」を打ち出し、閣内で批判されるとあっさり「個人の考え」だと引っ込めた。支離滅裂この上ない。
3、「私も憲法の中で、閣僚の任命・罷免は首相の専権だと十分承知している」 菅首相は衆院予算委で、海江田氏が衆院解散詔書に署名しないと言ったことについてこのように牽制(けんせい)した。だが、自分に都合よく憲法は引用しても、憲法73条が内閣の事務として「法律を誠実に執行」と定めていることは無視したまま。また、66条の「内閣は行政権の行使について国会に対し連帯して責任を負う」との規定にも無頓着で、閣内不一致も何のそので、言いたい放題やり放題。最近では何かに取りつかれたようにその言動行動はより過激になっている。本人にはその自覚はまったくないのだろうが・・・いや確信犯である。
4、振り返れば、菅は昨年9月の中国漁船衝突事件では、体当たり事件を起こした中国人船長を「超法規的」に(超法規とは聞こえはいいが、要するに法律違反)釈放・不起訴とさせた。これは結局、那覇検察審査会が船長を強制起訴すべきだと議決し、政府は赤恥をかいたわけだがもはや日本は中国に対してなす術を持たない。 この事例で中国は、日本は恫喝(どうかつ)すれば法をねじ曲げて対応する国家であると学習したことだろう。禍根は計り知れない。
5、このほか菅は、在日韓国人から違法献金を受けていたことが発覚しても何ら責任を取ろうとしないどころかこそっと返金したのを?(本当にしたのか不明)問い質されると開き直った。法律など存在しないがごとく自由奔放に振る舞っている。
6、北朝鮮の拉致容疑者とよど号ハイジャック犯が関係する政治団体へ菅自身で6250万円、民主党として合計2億4000万円の献金をした。これは政治的にも道義的にも重大な売国行為そのもので政治犯罪ある。
7、昨年7月の参議院選挙では、唐突に消費税10%の増税を宣言して国民からNoを突きつけられて大敗したが、責任を取らないどころかその結果を全く無視した。その後の全国各地の首長選挙・議会選挙には民主党はことごとく連戦連敗を続けており、ついに4月の統一地方選では国民から改めてNoのダメ出しされたにもかかわらず、菅は全く無視、トップがこれだから執行部は誰も責任をとらない。これは民主主義の精神を踏みにじる基本的な犯罪行為である。何故? 主権在民という憲法を無視したから。
8、そして一番大きい犯罪が、大震災に際し東電福島第一原発の事故の実態の隠ぺい、放射能漏れと汚染データの隠ぺい、加えて周辺住民への避難指示、勧告の不徹底による人的被害の拡大をもたらした。そして今や「菅=福島原発」そのものと言っても言い過ぎではない。なぜなら日本復興の最大の障害物であることは国民周知のことだからである。
9、日本国の国益を明確に世界じゅうに見えるやり方で損なってきた。菅が首相になってから、日本の領土は確実に後退している。尖閣諸島(恥さらしな対応の極致であり、さらにはっきりと衝突VTRを隠した)、北方領土では、首相と外務省・在ロシア日本大使との最悪のコミュニケーションを発揮しロシア外相、メドベージェフ大統領の現地滞在を許してしまった。そして韓国にまで足元を見られて竹島の実効支配を許し、島根県知事の進言を無視した結果、自民党3議員の韓国入国拒否と悪辣な抗議デモさえ起こされて日本の名誉も著しく傷つけた。しかるに、しかるにである、このアンポンタン首相は相変わらずヘラヘラしながらわが世の春を謳歌している。
10、6月の退陣表明以降2か月以上に亘り、日本外交はストップしたままである(それ以前も現実にはストップ状態だったが)。なぜならアメリカ・EU各国・東南アジアの国々・インドなどは、もうすでに菅を「前首相扱い」しているからである。日本のクズ新聞クズTVや国会議員たちは、菅が明確に退陣の言葉を口にしていないなどとわけのわからないことを言い続けているが、笑止千万。菅が6月2日に退陣についてどういう言葉を使ってどう言ったかが問題なのではない。なぜならあの両院議員総会での菅の発言を聞いた日本のマスコミ・メディアは退陣表明と受け取ったからである。言葉というのは何をどう言ったかが問題なのではない、何がどう伝わり、受け手が何をどのように理解したかが問題なのである。なぜなら、日本にいる海外メディアの記者たちは全員が、“首相退陣表明”と受け取ってどの記者も全員が素早く本国へスクープとして送信したからである。韓国のTVでは日本のニュース速報よりも早く放映していたほどなのである。だから、菅は日本だけでなく世界に向って堂々と「詐欺・サギ・ペテン」という法律で言うところの詐欺罪という犯罪を、日本じゅういや世界じゅうが証人となる場所で働いたわけである。
為政者が法律の軽視・無視を率先垂範するような国家や社会が成り立つものだろうか? 「君主論」で有名なルネサンスイタリアの近代政治学の父ニッコロ・マキャベリは「国家にとって、法律をつくっておきながらその法律を守らないことほど有害なことはない」と指摘した。ルネサンスの時代というのは法律が人々を律している、というよりは宗教(カトリック)が人々を律していた時代です、そういう時代にマキャベリははっきりと法律を守ることの重要さを説いたのです。私たちは現代を基準にして歴史を見るべきではないのです。歴史というのは、その時代のことに思いを馳せながら考えるものであると思う。
以上1〜10が、 菅首相の姿そのものであることがなにより怖いし、こんなトップをいまだにいただいていることが信じられない。が、それよりなにより、わが日本国の根源的な問題は、そのことをNHK、朝日新聞(日本一の極悪新聞)とTV朝日・読売新聞(ゴミ売り新聞)と日本TV・毎日新聞(落日新聞)とTBSは一向に問題にしないどころかすすんでほおかむりし一生懸命このアンポンタン総理を擁護し続けていることである。
だから私は言うのです、国会を解散し総選挙を何回やり直そうがこの国は決して変わらないと。なぜなら日本の巨悪の中の巨悪は、大手新聞と通信社、NHKをはじめとした地上波TVたちだからです。彼らは日本の言論・世論を支配しているという自覚を持ちながら、事実を正面から見ようとせず非公式権力に都合の良い情報しか国民に知らせない。
日本は非公式権力(官僚・霞が関、報道、財界大企業)が支配する国なのです。形式上は公式権力(内閣・政権与党・警察・検察・裁判所)はもちろん統治するのだが、実際にはこの両者は複合してお互いにもたれ合い、利益を共有し合い既得権益という甘い汁を吸い続けている。そして支配形態といえば、公式権力が非公式権力に操られている、すなわち現実には非公式権力が支配しているわけです。
新聞やテレビは最近流行になっている九電のやらせメールとやらせ会議・集会を皮きりとしたやらせ問題を原子力安全保安院までそうだった!とまるで正義の味方気どりで流しているが、「やらせ」の本家本元しかも常習者が大手クズマスコミTVなのは疑いのない事実なのである。まったく説得力ないどころかまさに偽善者そのもので見るに堪えない。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/508.html#c2
05. 【タヌキ腹組“ぽんぽこ”】 2011年8月04日 09:11:31: SM2DPWDDuBDzg : AdKaaFvNBE
★海江田君、“脱原発”の手柄は僕。君は原発推進派官僚と道連れだよ! (菅)
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■経産省事務次官ら3首脳更迭へ 首相、経産相と最終調整
2011年8月4日3時2分 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0804/TKY201108030752.html
菅直人首相は3日、経済産業省の松永和夫事務次官(59)、寺坂信昭同省原子力安全・保安院長(58)、細野哲弘同省資源エネルギー庁長官(58)の3首脳を更迭する方向で、海江田万里経産相と最終調整に入った。東京電力福島第一原発事故の一連の対応や、国主催の原子力関連シンポジウムを巡る「やらせ」問題の責任を問う目的だ。海江田氏も3首脳を更迭後、速やかに辞任する考えだ。
・・・・・
05. 2011年8月04日 09:12:32: P3ZqwSErA2
頼りにならない早川氏の政局観、大局観
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/500.html#c5
06. 2011年8月04日 09:13:49: FUviF2HWlS
>>05
みんなの党だって、小沢氏らをだまし討ちにして、皆殺しにしようとしている。
みんなの党のブレインの高橋教授の真意を読もう。
高橋洋一,「政治主導」の正体は「小沢主導」
(SAPIO 2010年2月10・17日号掲載) 2010年2月25日(木)配信.
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20100225-01/1.htm
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/481.html#c6
06. 2011年8月04日 09:16:01: OUdN8W5zzo
国際情報に関わっている者には常識だが、ほとんどの日本国民は気付いていない。小沢は田中角栄と同じ考えで、日本の真の独立論者だ。日本が米国の植民地から実質的な独立をする、友好国として真の意味でのパートナーとなる。国際社会での日本の独自性を明確にし、米国の言いなりでない自主独立の国家に戻すということを、彼の政治生命としている。反小沢が言うような親中国でなく、決して中国や社会主義国寄りではない。ただ、戦前の日本のように米国、中国と対等で等距離の国政を始めるという愛国の政治家なのだ。小沢の政治信条に多大の影響を与え、彼を育てた田中角栄は、米国の頭越しに中国と急接近して、激怒した米国により見事に潰され倒れた。ロッキード事件のコーチャン証言の超法規的措置で動いた日米両政府の関係者、特に特捜検察などの法務当局とマスコミ捜査の情報機関は、その当時は目的を成功裏に実現させた。米国と中国は利害関係が一致している。覇権国家の中国にとっては、独立する強国日本が大きな驚異であり、戦前のように日本が自主独立の強大国に復活するのを押さえ込みたい。日本が米国の実質的植民地であり続けて欲しいのである。日本のマスコミ、司法、行政、経済の全てが米国のペンタゴンに繋がっている中で、独立路線を掲げる小沢政権の可能性が強まっていた。その流れで小沢事件が検察特捜部で捏造されたのである。検察審査会制度を政治利用し、左翼マスコミまで使って、一時的な国民の洗脳世論操作に成功したが、小沢が潰されて政治生命を剥奪されかかっていた時点で、勇気ある一部愛国者が立ち上がった、これが小沢裁判の今後の行方と小沢の政治活動に影響を与えていく。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/503.html#c6
11. 2011年8月04日 09:16:56: GaTEcq1kjo
「期待外れ」の表現がピッタリ!
経済評論家が、工業国の基本行政を司る所管は、矢張り無為が在ったし、斯くも、涙を隠せぬ感情のコントロールの出来ない「政治的胆力」の無さには、誠に、期待を裏切られた。
一時は、次期総理候補ともマスコミに謳われたが、最近の経緯を見ると、幻想の感を与えて仕舞った。
昨晩のTBS/TVへの登壇は期待していたが、キャスターの誠に的確な問い掛けに対して、防戦に努め、政治家・主要閣僚としての説得力・迫力が全く感じられなかったのも誠に興醒め。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/498.html#c11
03. 2011年8月04日 09:19:42: u8T2aRIP9Y
民主党も自民党らしくなってきたってことだよ。与党の目的は与党でありつづけることだけだから。かつての自民党は与党であるためには、なんでもありだった。民主党がそうなるのは時間の問題ってことだっただけ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/508.html#c3
08. 2011年8月04日 09:21:14: 8BYnyyEBkE
弁護士崩れが政権中枢を占めている現民主政権は最悪だ。
そもそも弁護士というのは法律屋であり行政職が向いている。
想像力や構想力そして行動力がほとんど無くチマチマと六法全書に照らして発言するだけの存在である。
法律知識はあるが「知恵」は無い。
屁理屈をこねるのは上手いが・・・
想定外を解決するのがすべての政治、とりわけ国政に於いては全く役に立たない。
小沢一郎氏のような超法規的なアイデアは望むべくもない。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/467.html#c8
56. 2011年8月04日 09:24:29: tJXJJazKUo
外国人へ参政件を与えることは憲法違反であり、自主国家の基本から離れる。
小沢さんは外国人へ参政権を与えることには反対である、但し 地方参政権は問題ない。
小沢さんは無罪である。首相の任務について、日本を救ってください。小沢先生。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/460.html#c56
04. 2011年8月04日 09:25:05: ZcmuWP4Wjs
原発プロ推進派は必死だな。
菅総理が原発を潰しにかかってる、断末魔をみせている。
いくら管総理を貶めても、もう遅いよ。
頑張れ、菅直人!
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/508.html#c4
05. 2011年8月04日 09:27:17: mp6fw9MOwA
>>特別会計の見直しや公務員人件費や無駄の象徴の独法などの廃止という議論は一切が消えてなくなったような始末である。
日本のマスコミは、民主党マニュフェストの4Kは予算の裏付けが無いものを掲げたと言いきっている。
しかし、特別会計の見直し等の挫折に関しては何のコメントもしていない。
長期自民党政権で、閉塞感が漂っていた時代が最善だったとのコメントと同じだ。
マスコミに関連する人にとっては、国民の閉塞感は議論の対象でなく、それを正す特別会計の見直しなどは自己の利益を脅かす悪行と映っているようだ。
国民の感覚から大きく外れたマスコミは害であり、存在意義が無い事を理解しておらず、検察の周回遅れで解体再生の道が待っているだろう。
検察の失態が広く国民に知れわったてきたので、検察を擁護してきたマスコミ叩きを始める好機が訪れている。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/508.html#c5
10. 2011年8月04日 09:28:03: svoCFeMvXo
>>03
>消費刺激のために、国民にカネをばらまいても、
>自己防衛のため消費に回ってきません。
震災復興、放射能汚染対策、保障費、脱原発インフラ整備等々
使い道はいくらであるよ。高橋是清の財政もニューディールも
軍需に支えられたが、これを復興型の公共事業に置き換えれば良いだけ。
自己防衛の為に限界消費性向が下がるなんてことは無いね。
50兆ぐらい注ぎ込んでも大丈夫だ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/482.html#c10
57. 2011年8月04日 09:28:41: SYBnefOvOA
>>52
キミのお説で言う「小沢が目論む地方参政権」は反対だが、
↓「小沢の無実」は確信なんだろ?
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/387.html#c76
>61. 2011年8月02日 02:08:20: IIzrsqmIno
>小沢さんは在日韓国人に地方参政権を与えるらしいので
>政策として、小沢さんを支持しないけど
>無罪の人をでっち上げ逮捕しようとするのはよくない
>早く無罪放免しろ
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