02. 2011年6月28日 21:34:51: h6cbKB908I
最初は勘ぐられないように、30〜67歳を対象として
次に、まさに調査したい年齢層だろうな。
内々にストロンチウムやプルトニウムも調査してるよ。
ストロンチウムやプルトニウムをおおっぴらにいえないだけだ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/441.html#c2
★阿修羅♪ > アーカイブ > 2011年6月 > 28日21時34分 〜 ★阿修羅♪ |
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内々にストロンチウムやプルトニウムも調査してるよ。
ストロンチウムやプルトニウムをおおっぴらにいえないだけだ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/441.html#c2
小出先生によれば、IAEAも推進派なので津波原因説を事実であるかのように報告している。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/454.html#c8
1リットル当たり23.8キロ。
ハイブリッドや電気自動車への転換が進みそうですね。
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/369.html#c1
,、-'''`'´ ̄ `フー- 、
,. ‐ ヽ
,.‐´ \
/ ,l \ ヽ
/ l|, 、 、 |iヽ, ヽ \. ヽ
/ l i ! | i | |l'、ト ヽ iヽ ヽ ',
! | / | |. i |.|| i.|ヽ |、 | ', i i
! ! / |,ャ、メ |i ト十i‐トi、! l .i| i
! i ,.|!,.+‐'"| | | |i} ' ュノェ|i,`i l.| i
l i l l |/;:=ニ|i l | /rj:ヽ\ i l i l
| | | ノ '/ iニ)ヽ,ヽ |!. ' {::::::;、! 〉iー | | |
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.! | i |. | lヽ、  ̄ / l | i | !
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,. -'"゙ ゙̄'' ヽi |!l ' ,.--‐' |.i |i | |i ヽ
/ ! l l ̄ ` 、_ | /ノi i.! |
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i ` l .ノ ノ ' ヽ、 |
| ノ ,... ヽ、; ヽ-,
.! |:: :..゚..:: i: ゙゙''i
| l:: ゙゙" |: |
@゙! |:: !:: ノ
グラスワンダー
グラスワンダー 全レースダイジェスト
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2147346
1997年 3歳新馬戦
http://www.youtube.com/watch?v=ofSi5Z6q8vE
1997年 京成杯3歳S
http://www.youtube.com/watch?v=HKNSWSmnPZU
1997年 朝日杯3歳ステークス(GT)
http://www.youtube.com/watch?v=5p9BprSkf5A
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2765100
1998年 第43回 有馬記念
http://www.youtube.com/watch?v=qs6wSEhqdOs
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5556789
1999年 安田記念
http://www.youtube.com/watch?v=AZW0U3mnhQg
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3575127
1999 宝塚記念
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7491572
1999年 有馬記念
http://www.youtube.com/watch?v=dq0hXHC3YBg
http://www.nicovideo.jp/watch/sm162394
グラスワンダー〜不死鳥伝説〜
http://www.youtube.com/watch?v=k4PB9Q_UzLE
20世紀の名馬 第13位 グラスワンダー
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4998159
グラスワンダー 栄光の蹄跡
http://www.youtube.com/watch?v=z_glolsxZlY
http://www.youtube.com/watch?v=C01MAXG4yhU&playnext=1&list=PL984CDBE0412C47DE
http://www.youtube.com/watch?v=LfEQQeBBrXk&playnext=1&list=PL984CDBE0412C47DE
http://www.youtube.com/watch?v=a_Gh9tnWWCU
http://www.youtube.com/watch?v=0s-A0O4Q0B8
http://www.youtube.com/watch?v=zA3h6AHkrvY
http://www.youtube.com/watch?v=2AiQXNReh5w&playnext=1&list=PL48F94A508E2B62AA
中央大学と東京大学は、2010年11月14日、世界で初めて情報をエネルギーに変換する 実験に成功した。この実験は、電磁気学、熱力学、統計力学の構築に大きな役割を果たした19世紀最高の物理学者のひとり、ジェームズ・マクスウェルが提唱 した物理学上の一種のパラドックス(論理的に矛盾した命題)の1つ、「マクスウェルの悪魔」という現象を実現するものである。かつては物理学の思考実験に 過ぎなかった「マクスウェルの悪魔」の実現は、微細加工技術とサブミクロンスケールのリアルタイム制御システムを組み合わせることで成功したものである。
1-1
永久機関と「マクスウェルの悪魔」
「マクスウェルの悪魔」とは、図1のように2つの部屋の間の扉を開閉し、速度の速い(温度の高い)空気分子を右に、速度の遅い(温度の低い)空気分子を左に、と選別を行うことで、左右の部屋に温度差をつくりだす存在である。
扉はきわめて軽く動き、開閉にエネルギーが必要ない場合、外からエネルギーをもらうことなく、左右の部屋に温度差を生み出すことができることになる。温度 差が生み出されれば、ちょうど車のエンジンが燃焼による熱によって、大気圧を上回る圧力を得て、ピストンを押し、回転力に変換しているのと同じ理屈で、ピ ストン(右の図で例えれば中央の仕切りに該当)などの仕組みで、動力(物理学の言葉で、仕事や自由エネルギー)を取り出すことができる。
この現象は熱力学第二法則を破って、永久機関の一種を実現するように見えるため、物理学上のパラドックスの1つとして多くの議論を呼んできた。
図1 マクスウェルの悪魔、概念図
悪魔が扉を開閉して、左右の部屋の温度をコントロールする
資料提供:中央大学理工学部
1-2
「マクスウェルの悪魔」は熱力学第二法則を破らない
20世紀以降、熱力学は発展し、「マクスウェルの悪魔」そのものを実在する物理現象として 理論化することにも成功している。今日では「マクスウェルの悪魔」とは、観測で得た情報に基づいて制御することで、情報をエネルギー(動力、仕事、自由エ ネルギー)に変換するデバイスであると理解されるようになっている。
図2 熱力学第二法則との整合性
情報処理に投入したエネルギーと、とり出されるエネルギーで収支が合う
資料提供:中央大学理工学部
情報処理に必要なエネルギーの原理的限界を明らかにし、「マクスウェルの悪魔」が得た情報 を“処理”するために投入せざるを得ないエネルギー量を計算可能にすることで、一見パラドックスに見えてきたこの現象を、熱力学の法則に沿ったものとして 理論化するのが、今回の実験の理論的なバックグラウンドとなった学問領域「情報熱力学」である。
情報熱力学は、熱力学第二法則を拡張して、情報量とエネルギーを対等な量として一般化することにすでに成功しており、理論の実証実験が待たれていた。
「マクスウェルの悪魔」を実現した実験
情報熱力学の理論は確立されつつあるものの、「マクスウェルの悪魔」を実現した実験結果は かつてなかった。実験の前提条件として、空気や水の分子運動(熱運動)によってブラウン運動と呼ばれるランダムな運動(熱揺らぎ)を起こす小さな粒子につ いての制御が必須であり、精度と速度の両方に高いハードルがあったためである。
今回の実験は、連結された2個の微小なプラスチック製のボールが、水中で熱揺らぎによってランダムに回転運動する様子を、生物物理学の研究で用いられてきた装置を用いて、観察しフィードバック制御するものである(図3)。
図3 実験で観察したボール
連結された2個の微小なボールが熱揺らぎでランダムに回転する
1MHzの交流電圧を四方の電極に位相差90度ずつずらして掛ける
資料提供:中央大学理工学部
粒子の四方に配置した電極に、高周波の電圧をかけることで、粒子自体も帯電(一種の静電気を帯びた状態、分極)し、粒子自体には直接力は加えないものの、粒子の居やすい角度を制御することができる。
図4 ポテンシャルエネルギー
ポテンシャルエネルギーとは、位置エネルギーにおける“高さ”と似たもの
資料提供:中央大学理工学部
上のグラフの青と赤の曲線は、2種類の制御の状態を表している。青には、0°、180°、 360°に、赤には-90°、90°、270°、450°に、それぞれ存在しやすい(ポテンシャルエネルギーの低い)角度があることを示している。存在の しやすさ、とは机の上のくぼみにボールが転がり込みやすいのと似た状態であり、全体としてグラフが右肩上がりになっていることから、マイナスの角度(グラ フの左方向)へと回転していきやすいことも分かる。
図5 情報による制御
資料提供:中央大学理工学部
この赤と青の状態は、電気的に作っているので、瞬時に切り替えることができ、粒子が上の図の領域Sにいる瞬間に、赤と青を切り替えることで、粒子をグラフの右側へと導くことが可能になる。
グラフにおける縦軸、ポテンシャルエネルギーを、“高さ”に例えるなら、この実験における粒子は、サインカーブが螺旋階段状に連なった場所を、熱揺らぎでランダムに跳ねているボールになぞらえることが可能である。
放置すれば、徐々にボールは階段を降りていってしまうが、ステップの波打ちをタイミングよくスイッチングすることで、逆に登らせることができるのだ。一般に螺旋階段を登っていけば位置エネルギーが蓄積され、そのエネルギーを使って発電や物体の駆動を行うことができる。
実際の実験では、あくまで蓄積されるのは電気的なエネルギーなので、熱揺らぎする粒子の状態を観察し、得た情報にもとづいてフィードバック制御することで、周囲の熱を吸収し、極微小な量ではあるが発電を行なっていると解釈することができる。
図6 勾配にさからって登らせることに成功
観測から切り替えまでのタイムラグが短いほど効率が上がる
資料提供:中央大学理工学部
粒子の角度の観測からステップ切り替えまでのタイムラグは、制御の効率と密接な関係があ る。理想的には、タイムラグはゼロ秒が望ましいが、実際には最短でも1ミリセコンド程度の遅れがある。これが9ミリセコンド程度まで遅れると、螺旋階段を 降りる動きと登る動きが確率的につり合って、粒子は回転を止めてしまう。
図7 エネルギーの収支
実際には細かなエネルギーのやり取りがある
資料提供:中央大学理工学部
この制御の遅れは、制御の精度そのものと捉えることができ、制御精度が下がると粒子に直接 エネルギーを与えてしまう瞬間も出てくる。逆に制御精度が十分高ければ、粒子は周囲の熱(熱運動)を吸収して実験系にエネルギーを与え続ける。もちろん、 制御を一切行わない場合には、当然のことながらエネルギーのやり取りは発生しない。
こうしたエネルギーのやり取りはスイッチングの各回において発生しており、このエネルギー収支についても観測に用いた映像から精密に計算した上で、今回の実験においては、情報をエネルギーへと最大効率30%で変換することに成功したことがわかった。
ナノマシンの制御や生体運動の解析に向けて
今回の実験を通じて、あらゆる情報をエネルギーへと自由に変換できる可能性が開かれたと考 えるのは早計である。情報熱力学によって理論化された情報とエネルギーの間の物理的相関は科学的な真実だが、少なくとも本実験でエネルギーへと変換できた のは、粒子の熱揺らぎを観察して得た情報に限定されている。本や雑誌、CDやDVDに記録された情報がそのままエネルギーへと変換できるわけではない。実 験において実行された観測とコンピュータによる情報処理は、理論上の最小値よりも天文学的に多くのエネルギーを用いて実行されているため、エネルギー収支 はまったくのマイナスであり、将来に渡って情報をエネルギー源として利用できる可能性はゼロに等しい。
しかしながら、情報を用いたミクロな物体の制御には、ナノマシンをはじめとする実用的なテクノロジーにおいて、多大な貢献の可能性が秘められている。一例として、情報による微小物体の駆動は、周囲の熱運動を吸収して行われる点が挙げられるだろう。
通常の駆動方法では、運動と同時に周囲を加熱するが、情報による熱揺らぎ駆動では、運動と同時に周囲を冷却していくため、熱による影響を最小限にしたい状 態では最善の駆動技術なのだ。また、人体をはじめとする生物の機能は、細胞とその内部の分子によって実現されており、いわばナノマシンの集合体である。筋 肉の収縮のようなダイナミックな運動も、ミオシンやアクチンといった高分子(タンパク質)の働きによるものであり、こうした生体の運動は分子レベルの熱揺 らぎと深い関係があるとも考えられている。さらに学問的レベルにおいても、これまで観測を通じた情報と物理法則との関係は、量子力学における「シュレディ ンガーの猫」などの問題として知られてきたが、古典的な力学に基づいた熱力学の研究からも情報自体のもつ物理量が理論化され、実証されつつあることは、科 学のみならず、哲学的にもきわめて興味深い。
今回の実験成果は、テクノロジーとしての有益さもさることながら、最先端の物理学における 理論構築と実証を、高度な微小物体制御技術を巧みに応用して実現したという点において、世界的にも類を見ない成功例であり、技術立国日本の底力を証明す る、非常によろこばしいものだといえるだろう。
「情報をエネルギーに変換する技術」に関連するキーワードも知っておこう!
量子コンピュータ
●
どういうもの?
量子コンピュータとは、量子力学的な重ね合わせを用いて、超並列処理を実現する次世代のコンピュータ。実用化にはまだまだ遠いが、理論上は世界最高速のスーパーコンピュータでも数千年以上かかる計算を、数十秒といった現実的な時間で処理することが可能になる。
● 「 情報をエネルギーに変換する技術 」との関連は?
ナノからマイクロメートル単位のきわめて小さな機械 や回路を用いて、情報処理や制御を行うときには、熱ゆらぎや量子ゆらぎが無視できない効果を持つ。量子コンピュータの実装もそうした微小サイズで行われる 可能性が高く、かつ情報処理性能が従来の数百倍以上となれば、当然のことながら情報処理に必要となるエネルギーの限界が関連してくる。そしてその限界を規 定するのは、情報熱力学の理論化した情報とエネルギーの相関関係にほかならない。
ナノマシン
●
どういうもの?
ナノマシンとは、ナノメートル(nm)単位のサイズで設計・製造される、きわめて小さな機械のこと。1ナノメートルは10億分の1メートルで、1ミリメートルの1000分の1が1マイクロメートル(μm)、さらにこれの1000分の1が1ナノメートルである。
● 「 情報をエネルギーに変換する技術 」との関連は?
ナノサイズとなると、通常の機械装置で重要な働きを 示す重力や摩擦力の影響が薄れるかわりに、表面張力やファン・デル・ワールス力、熱揺らぎなどの微小サイズ特有の力や運動の影響が大きくなる。こうした状 況下での運動の制御に、情報をエネルギーへと変換する技術の活用の可能性が期待されている。
分子モーター
●
どういうもの?
分子モーターとは、生体の運動に関係するタンパク質の総称で、筋肉収縮を駆動する分子モーター、神経の中で物質を輸送す る分子モーターなどがある。バクテリアの鞭毛運動も分子モーターの一種である。分子モーターは化学エネルギーを力学エネルギーに変換するナノ素子とみるこ ともでき、ナノマシンを駆動するためのアクチュエータ(入力されたエネルギーを物理的な運動へと変換する機構)として期待されている。
● 「 情報をエネルギーに変換する技術 」との関連は?
人間を初めとする生物の運動や機能の多くが、分子 モーターによって動作している。分子モーターは、ナノマシン以上に微小なサイズの機械であり、熱揺らぎはその動作の基本条件に含まれると考えられる。生体 内の分子モーターにおいて、情報=エネルギーの変換が行われている可能性は否定できないと考えられる。
取材協力
中央大学理工学部物理学科
東京大学理学系研究科
http://www.taksagawa.com/researches.html
K. Maruyama, F. Nori, and V. Vedral
"The physics of Maxwell's demon and information"
Rev. Mod. Phys. 81, 1-23 (2009)
http://link.aps.org/doi/10.1103/RevModPhys.81.1
Maxwellのデーモンと情報熱力学
沙川貴大,上田正仁
1 はじめに:情報は物理的
情報は,それを蓄えるメモリ媒体に依存しな
い抽象的なものである.だからこそ,ウェブサー
バにある情報も,光ファイバを伝わる情報も,パ
ソコンのハードディスクに読み込まれた情報も,
等価な情報と見なすことができる.情報そのも
のは電子や光などそれを表現する媒体とは独立
に存在できる.
しかし,情報には必ず,それを実装する物理
的な実体が必要である.電子や光などの物理的
媒体の助けを借りることなく情報を蓄えたり送
信したりすることはできない.個々の情報処理
は,煎じ詰めれば物理過程なのだ.この一見自
明な事実の意味するところは,実は深刻である.
なぜならこれは,情報という抽象的なものを処
理する上で,物理法則による制約が避けられな
いことを意味するからである.その一方,物理
法則を積極的に活用することで,夢のような情
報処理を実現する可能性も開ける.実際,量子
情報科学においては,量子論特有の性質をフル
活用することで,古典的には実行不可能な情報
処理を実現できる[1].情報と物理媒体,そし
て情報処理と物理法則の間には,不可分な関係
があるのだ.Landauer はこの事情を象徴的に
“Information is physical.” と表現した.
本稿のテーマである情報と熱力学の関係は,
熱力学的自然認識において本質的であるばかり
ではなく,量子制御などミクロなスケールの工
学的応用においても重要性が増してきている.
図1 に示すように,情報の熱力学――“情報熱力
学”――は量子の世界も含めて様々な研究分野と
関係しており,今後研究の裾野が拡大するもの
と期待される.本稿ではその一端を紹介する.
図1: 本稿で取り上げる内容の相互関係を表わ
す模式図.情報熱力学は三つの領域が交わると
ころに位置する.Maxwell のデーモンはその中
心的役割を果たす.
2 熱力学と情報
熱力学においては,エネルギーの移動の形態
は二種類ある.マクロな自由度を介したエネル
ギーの移動(すなわち力学的な仕事) と,着目
している系と環境のミクロな自由度間のエネル
ギーの移動(すなわち熱) である.たとえばピス
トンに入った気体分子の場合だと,マクロな自
由度はピストンの壁の重心座標,ミクロな自由
度は個々の気体分子の相対座標である.熱力学
第二法則によれば,エネルギー移動の熱と仕事
への配分の仕方には,系の詳細によらない普遍
的な制約がある:
Wext · ¡¢F: (1)
これは任意の等温過程で成り立つ不等式であり,
Wext は熱機関から取り出した仕事,¢F はその
際のHelmholtz 自由エネルギーの変化である.
たとえば等温サイクルの場合は¢F = 0 なの
で,(1) は第二種永久機関が存在しないという
ことを意味する.ここで(1) が不等式であるこ
とが重要だ.これは,うまくやれば(つまり準静
1
的に熱機関を操作すれば) 取り出せるはずの仕
事も,下手をすれば取り出せなくなってしまう
ことを意味している.取り出せなくなる理由は,
マクロな自由度を通じて取り出そうとしたエネ
ルギーがミクロな自由度に逃げてしまい,不可
逆な散逸が起こるからである.このように,エ
ネルギーの担い手である自由度を二つの階層に
分けて捉えることが熱力学の特徴である.
さて,伝統的なマクロ系の熱力学系において
は,「マクロ/ミクロ」という区別と,「アクセス
可能/不可能」という区別は,実質的に等価で
ある.たとえば,気体分子の相対座標にアクセ
スする(すなわち,それについての情報を得て
制御する) ことが実質的に不可能な理由は,そ
れがミクロだからであるというのが伝統的な熱
力学の立場である.「アクセス可能/不可能」と
いう観点からすると,不可逆な過程とは,アク
セス可能な自由度からアクセス不可能な自由度
にエネルギーが散逸するプロセスを意味してい
る.しかし,もしもミクロな自由度にもアクセ
ス出来れば,散逸したものを元の状態に戻すこ
とが出来るのではないだろうか.
たとえば,比喩的な例として,「覆水盆に返ら
ず」という箴言がある.これを字義どおりに解
釈すれば,盆から床への水の散逸が不可逆であ
ることを述べている.しかし,もしも床にこぼ
れた水を一滴残らず回収することが出来れば,
覆水を盆に返せる――水がひとりでに盆に戻る
ことはないにしても.つまり,もしもこぼれた
水のすべてにアクセスできれば,水の散逸は,
逆向きの操作を実行できるという意味で可逆に
なる.このことは一般的に
アクセス可能=不可能, 可逆=不可逆(2)
と表現することができるだろう.つまり,「アク
セス可能/不可能」の境界を移動することは,「可
逆/不可逆」の境界を移動することでもあるのだ.
そしてその両者の間を移動することができる
存在が,Maxwell が考えた“デーモン” に他なら
ない.デーモンは,アクセス可能な自由度と不
可能な自由度の間のインターフェスの役割を果
たす.この観点こそが,次節で詳しく議論する
ように,熱力学と情報を結びつける鍵なのだ.
実際,ある自由度にアクセスするためには,そ
の自由度についての情報を得ることが必要であ
り,得た情報に応じてその自由度を制御するこ
とができる.先ほどのたとえで言えば,こぼれ
た水の各々の位置を知った分だけ盆に返せると
いうことになる.
「マクロ/ミクロ」は系の物理的スケールに関
する概念であるのに対し,「アクセス可能/不可
能」は情報論的な概念である.そして後者こそ
が熱力学第二法則における不可逆性の本質と結
びついているのである.
3 シラードエンジン
Maxwell のデーモンの機能の本質を見事にモ
デル化しているのは,シラード(Szilard) エンジ
ンである.このモデルでは,デーモンは気体分
子の位置を測定してその情報を得ることで,通
常の熱力学では不可能とされる操作――不可逆
過程を逆行する操作――を実行する.そしてそ
のことによって,第二法則(1) の上限よりも多
くの仕事が取り出され,しかもその仕事量は得
た情報量に比例している.
図2: シラードエンジンの模式図.
シラードエンジンとは以下のような熱機関で
ある.箱の中に入った一分子理想気体を考える
(図2 参照).これは温度T の熱浴と接触してお
り,箱の壁は透熱壁とする.(a) 最初,気体分
子は熱平衡状態にあり,箱の中をランダムに飛
び回っている.(b) 箱の中央に(厚さの無視でき
る) 仕切りを入れ,箱を二つに分ける.その結
果,分子は等確率で左右どちらかの箱に入るが,
2
どちらに入っているかは分からない.(c) ここで
デーモンが登場し,どちらの箱に分子が入って
いるかを測定する.このときデーモンは,ちょ
うど1 ビット(自然対数でln 2 ナット) の情報を
得る.(d) 次にデーモンは,右側の箱に分子が
入っていたときには,それを準静的に左に寄せ
る(理想的には,この操作は仕事を必要としな
い).左側の箱に入っていたときは何もしない.
こうすると,デーモンの登場前と比べて箱の体
積がちょうど半分になっていて,しかも測定結
果に依存しない状態になっている.(e) 最後に箱
を準静的に膨張させ,最初の大きさに戻す.こ
のとき,分子が箱の壁を押すことで外部にする
仕事はkBT ln 2 になる.
以上の過程において,一見すると,等温サイ
クルであるにもかかわらず(すなわち,シラー
ドエンジンの始状態と終状態が同じであるにも
かかわらず) 正の仕事kBT ln 2 を取り出せてい
る.したがってデーモンは,熱力学第二法則(1)
と矛盾しているように見える.これは熱力学第
二法則の根幹に関わるパラドックスであり,多
くの議論を巻き起こしてきた[2].
現在では,デーモンは熱力学第二法則と矛盾
しない――すなわち物理法則はデーモンの存在
を許容している――と考えられている.現在一
般的に受け入れられているパラドックスの解決
策はBennett によるものである.いわゆるLandauer
の原理によると,デーモンが測定で得てメ
モリに蓄えた情報を消去する(つまり,デーモン
のメモリを初期化する) ときに,必ずkBT ln 2 以
上の熱が散逸し,それと同量の仕事が必要であ
る.この仕事がシラードエンジンから取り出し
た仕事を打ち消してしまい,エンジンとデーモ
ンを合わせたサイクルからは正の仕事を取り出
せないというのがBennett のロジックである1.
そこで,改めてシラードエンジンを振り返っ
てみると,デーモンはエンジンから1 ビット(ln 2
ナット) の情報を得て,それを使ってエンジン
を操作することで,結果的に通常の熱力学の制
約(1) よりもkBT ln 2 だけ多くの仕事を取り出
1本稿の著者は必ずしもこれに同意していない.しか
し,このことは以下の議論の本筋には影響しない.
している.これを標語的に言えば,
1 ビットの情報, kBT ln 2 の仕事(3)
ということになる.つまり,1 ビット情報は
kBT ln 2 の仕事のリソースとしての役割を果た
しているのだ.
シラードエンジンにおける図2 の(b) から(d)
までの過程は,ちょうど自由膨張(拡散) の逆に
なっていることに注意しよう.仕事なしで気体
の体積が二倍になる自由膨張のちょうど逆の操
作,つまり仕事なしで体積を二分の一にする操
作を,デーモンは行っている――自由膨張は本
来不可逆であるにもかかわらず,である.デー
モンは,情報を得てそれを使って制御を行うこ
とで,不可逆過程の逆過程を可能にしたことに
なる.このようにシラードエンジンは,(2) に
示されたアクセス(不) 可能性と(不) 可逆性の
同等性の好例となっている.
4 微小系の非平衡統計力学
シラードエンジンは思考実験上のミクロな熱
機関である.一方で近年,高分子一個や微小ビー
ズのようにミクロな(あるいはメソスコピック
な) 熱力学系を,実際に測定・制御する技術が発
達している.たとえばDNA 一分子をレーザー
で制御して(たとえば一端を固定してもう一方
の端を引っ張って),kBT のオーダーの微小な仕
事を測定し,DNA 分子一個の自由エネルギー
を知ることができる.
このような微小な熱力学系においては,「マク
ロ/ミクロ」という区別はあまり意味がなく,「ア
クセス可能/不可能」という区別が本質的に重要
である.というのも,このような系においては,
関連するすべての自由度がそもそもマクロでは
ないからだ.DNAを例にとると,アクセス可能
な自由度とはDNA 鎖の長さ,不可能な自由度
とはDNA を構成する個々の原子の相対座標で
ある.
ところで,19 世紀以来,マクロ系の熱力学は
経験則として揺るぎない地位を確立してきた.
3
しかし最近になって微小系も熱力学的に扱える
ようになった.そもそもこのような微小系でも
マクロ系と同じ熱力学が成り立つかどうかは,
実は自明なことではない.一つの問題は,微小
系においても(デーモンがいなければ) 熱力学第
二法則(1) が成り立つか否かということである
――もしも成り立たないのであれば,デーモン
による第二法則の破れを一分子気体で議論する
ことの意味を,再考する必要が生じるだろう.
1990 年代以降の非平衡統計力学の発展により,
微小系における熱力学第二法則のあるべき姿が
明らかになってきた.その重要な成果の一つは,
熱力学第二法則がわずかな確率で破れることを
明らかにし,その確率も特定したことである.
それを見るために,(1) の両辺の差を温度で割っ
た量を導入し,¾ ´ (kBT)¡1(¡¢F ¡Wext) とお
こう.¾ はエントロピー生成という意味をもっ
ている.これが負の値¡¾ になる確率Pr(¡¾)
は,正の値+¾ になる確率Pr(+¾) よりも,お
よそe¡¾ だけ小さい:2
Pr(¡¾) ¼ Pr(+¾)e¡¾: (4)
マクロな系では¾ がアボガドロ数のオーダーに
なるためe¡¾ は事実上ゼロになり,エントロピー
生成が負になる場合は実際には観測できない.
しかし微小系では,エントロピー生成が負にな
る場合が実験で観測され,その確率は理論の予
言と一致した.(4) のタイプの等式はゆらぎの
定理(fluctuation theorem) と呼ばれている[3].
それは平衡から遠く離れた系でも系の詳細によ
らず普遍的に成り立つという著しい性質を持っ
ている.
ところで,上述のように,エントロピー生成
が負になる確率は非常に小さい.そのため,あ
らゆる場合についての平均を考えると,平均エ
ントロピー生成は正になることが証明できる.
この意味においては,熱力学第二法則は,微小
系でも成立する――不等式(1) は,微小系でも,
2これを正確に述べるには,時間反転したミクロな経
路を導入し,経路ごとのエントロピー生成を定義する必
要があるが,本稿では省略する.
デーモンがいなければ平均値の意味では決して
破れないのだ.
結局,デーモンが伝統的な熱力学第二法則を
破るということの本当の意味は,可能なすべて
の場合についての期待値で比較してもなお(1)
よりも多くの仕事を取り出せるということであ
る.デーモンによる第二法則の破れは,ゆらぎ
の定理が主張する確率的破れとは,物理的起源
が異なる.情報が関わっているのは前者だ.
なお,微小系におけるkBT のオーダーの仕事
は,デーモンがシラードエンジンから取り出せ
る仕事と同じオーダーである.微小な熱力学系
において,デーモンを実験的に実現・検証する
可能性が開かれつつある.それは,情報や制御
といった概念を取り込んだ微小系の熱力学を構
築するための一歩となるかもしれない.
5 量子デーモン
さて,4 節までは古典系の話であったが,次に
量子系におけるデーモンを議論する.量子デー
モンは,古典デーモンに類似の,あるいは量子
系に特有の,様々な性質をもっている.たとえ
ば,古典デーモンが熱ゆらぎを小さくすること
と対応して,量子デーモンは量子ゆらぎを小さ
くすることが出来る.
ここでは原子集団のスピンを操作する量子
デーモンを考えよう(図3 を参照).最初,原子集
団のスピンはz 方向に偏極して,ˆ SzjÁi = ~SjÁi
を満たす量子状態jÁi にあるとする(S はスピン
の大きさ).これに対して,以下のようにして,
原子スピンのx 方向成分ˆ Sx のゆらぎを小さく
することを考える(これはスピン・スクイジン
グと呼ばれている).まずˆ Sx を量子測定すると,
量子測定に伴う波動関数の収縮の効果によって,
測定値の付近にゆらぎが集中する.正の測定値
(Sx > 0) が出たときは,磁場をかけて反時計回
りスピンをまわし,中央に持ってくる.逆に負
の測定値(Sx < 0) が出たときは,時計回りにス
ピンをまわし,やはり中央に持ってくる.ここ
で測定結果に応じた操作を行っていることに注
4
意しよう.この操作によって,平均的な位置は
変化せず,スピンのˆ Sx 成分のゆらぎをせばめて
いることが分かる.
ところで,量子力学においては不確定性原理
が存在する――いまの場合は¢Sx¢Sy ¸ ~S=2
である.そのため,ˆ Sx のゆらぎを小さくした代
償として,ˆ Sy のゆらぎは広がってしまう.これ
は,量子測定によって系が不可避に撹乱された
ことの結果であるとも理解できる.このような
測定の反作用は,量子デーモンに特有の性質で
ある.
x S x S
y S
z S
図3: 量子デーモン(量子フィードバック制御)
によるスピン・スクイジングの模式図.左側の
図はSx-Sz 平面で見たスピンの平均的な方向を,
右側の図はSx-Sy 平面で見たスピンの量子ゆら
ぎを表している.
シラードエンジンの場合を思い出すと,分子
が右にあれば左によせることで,デーモンは熱
ゆらぎの幅(箱の左右の幅) を小さくしていた.
図2 と図3 を比較すると,量子デーモンはこれ
と本質的に同じ操作を量子的に行っていること
がわかる.
実は上記の量子デーモンは,「量子フィードバッ
ク制御(quantum feedback control)」のシンプ
ルな例になっている.量子フィードバック制御
は,古典的な制御工学の量子系への拡張として
Belavkin によって1980 年ごろに提唱され,量子
系を制御するための重要な手法として近年注目
を集めるようになってきた.量子フィードバッ
ク制御の特徴は,所望の非ユニタリー操作を高
い精度で実行できることである(一方,フィード
バックを使わなければ,非ユニタリーな操作は
確率的にしか成功しない).スピン・スクイジン
グの例からわかるように,量子デーモンはまず
対象とする系に対して量子測定を行う.そして
その測定結果に応じた量子操作を行う.ここで
「測定結果に応じた」というところが,フィード
バック制御たる所以である.
本節では量子フィードバック制御を中心に扱っ
たが,他にも量子情報科学とデーモンの交流は
深まっている[4].
6 情報熱力学の第二法則
最後に,デーモンによる操作を含んだ形に一
般化された熱力学第二法則を紹介する.デーモ
ンが熱力学系に対して測定を行い,測定結果k
を確率pk で得て,その結果を使って,(k に依存
する) フィードバック制御を行ったとする.この
ような状況でデーモンが系から取り出せる仕事
が熱力学第二法則(1) を超え得るということは
シラード以来知られていたが,最近その上限が
決定された.それは
Wext · ¡¢F + kBTI (5)
という不等式で与えられる[5].ここでI は測定
でデーモンが得た相互情報量であり3,その上限
はShannon 情報量H ´ ¡
P
k pk ln pk で与えら
れる( 0 · I · H) [6].I = H は測定に誤差が
ない場合,I = 0 となるのは測定で情報が得ら
れない場合に相当している.
不等式(5) の等号は,操作が準静的で,かつ
フィードバック後の状態が測定結果k に依存し
ないときに成立する.シラードエンジンはこの
条件を満たしている.実際,I = H = ln 2 なの
で,シラードエンジンは等号を達成しているこ
とが分かる.古くから知られていたデーモンの
モデルは,実は最大限の能力を持ったデーモン
だったのである.この意味において,情報と仕
3測定が量子的な場合は,一般化された相互情報量に
なる.
5
事を結びつける(3) の関係が,(シラードエンジ
ン以外の) 一般的な状況でも,定量的に確立さ
れたことになる.
古典的な熱機関は熱の一部を仕事に変換し,
可逆なカルノーサイクルがその変換効率の上限
を達成する.これに対して,デーモンが操作す
る熱機関は,情報を仕事に変換するいわば情報
熱機関である.シラードエンジンはその変換効
率の上限を達成するという意味で,古典的な熱
機関におけるカルノーサイクルと同様の,基本
的な役割を果たしていると言える.
通常の熱力学では,「ここで測定とフィード
バックをしましょう」という状況は想定しない.
もしそのようなセットアップを考えるなら,熱
力学第二法則(1) を(5) に変更する必要が生じ
る.実際,不等式(5) は,熱力学第二法則(1) を,
情報を表わす変数I を明示的に含む形に一般化
したものになっている.かつてはパラドックス
の元凶だと思われていたデーモンは,実は,情
報熱力学の第二法則とも呼ぶべき(5) の立役者
だったのである.
7 おわりに
情報熱力学においては,デーモンはもはやパ
ラドックスの元凶ではなく,ミクロな世界にお
ける情報処理の「デバイス」としての機能を果
たす.デーモンは情報を利用することで従来の
熱力学第二法則(1) を破る操作も実行でき,さ
らにまた,私達が熱力学第二法則の基礎を深く
理解する一助にもなるはずだ.それはあたかも
古代ギリシアのdaemon のように,アクセス可
能な世界と不可能な世界の境界に立っている.
本稿で見てきたように,情報熱力学は,物理学
だけでなく,情報理論や制御工学といった,様々
な分野との関連を持っている.一般化された第
二法則(5) は,情報と熱力学が交わる広大な世
界のごく一端を示しているに過ぎないと思われ
る.情報の物理学はまだ始まったばかりである.
参考文献
[1] 量子測定・計算・情報の標準的な入門書としてM. A.
Nielsen and I. L. Chuang, Quantum Computation
and Quantum Information (Cambridge University
Press, Cambridge, 2000).
[2] Maxwell のデーモンについて,古典から比較的最近の
発展までを包括した論文集は, H. S. Leff, and A. F.
Rex, (eds.), Maxwell’s demon 2: Entropy, Classical
and Quantum Information, Computing (Princeton
University Press, New Jersey, 2003).
[3] このテーマについてのレビューはC. Bustamante,
J. Liphardt, F. Ritort, arXiv: cond-mat/0511629
(2005).
[4] このテーマについてのレビューはK. Maruyama, F.
Nori, and V. Vedral, arXiv: 0707.3400 (2007).
[5] T. Sagawa and M. Ueda, Phys. Rev. Lett. 100,
080403 (2008).
[6] 古典情報理論についての標準的な入門書としてT. M.
Cover and J. A. Thomas, Elements of Information
theory (John Wiley and Sons, 1991).
(さがわ・たかひろ,うえだ・まさひと,
東京大学大学院理学系研究科)
6
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/373.html
いまだに株主なのは、しかるべきタイミングに処分し損なった利口でない
人か、国有化ないしは公的支援を当て込むギャンブル組。
そんな連中の集まりなんだから、まともな株主総会を開けるはずがない。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/505.html#c5
庭で、きゅうりの先から葉っぱが1枚出ていた。
気持ち悪いので、切りとって捨てたが、ひょっとして・・・。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/446.html#c16
拡大写真
旧グランドプリンスホテル赤坂
東日本大震災の被災者を受け入れてきた旧グランドプリンスホテル赤坂(東京都千代田区)が、今月末で避難所としての役割を終える。東京都は被災者の希望を踏まえ新たな滞在先を決めたが、ホテルで知り合った人と離ればなれになることを不安に思う被災者もいる。避難先が変わっても、先の見えない不安定な生活が続く。【柳澤一男】
【被災者に聞く】いま、あなたの宝物は何ですか?
ホテルは「赤プリ」の愛称で親しまれていたが、老朽化のため3月末で営業を終えた。震災発生後は都と共同で福島第1原発の周辺自治体などから避難者を受け入れてきた。都住宅政策推進部によると、27日現在で264世帯579人が生活している。
都は再移転先として江東区の都営住宅や台東区の旅館・ホテルを用意したほか、民間の賃貸住宅を借り上げ、希望調査を基に抽選を行い、新たな避難先を決めた。
赤プリから近くの小中学校に通う子供がいる約20世帯には、転校せずにすむよう、1学期中は近くの公営施設を提供する。2学期以降も近隣で滞在可能な公務員住宅を用意する方針という。
だが、新たな生活の場がなかなか決まらない人もいる。
福島県いわき市の女性(65)は「赤ちゃんだから放射能の影響が心配」と、1歳3カ月の孫を連れて避難してきた。地元には息子夫婦や高校生と小学生の孫が残っている。「何かあった時、すぐ誰かに助けてもらえる」と次の滞在先もホテルを希望。6月上旬の調査では、孫がはいはいできるようにと和室の旅館などを選び、第3希望まで記入したが、抽選に漏れてしまった。
24日にようやく港区内のビジネスホテルに内定したが、ワンルームで収納スペースもないため、もう少しいい場所はないかと探しているという。「滞在先が決まらないと落ち着かず、不安だけが大きくなってしまう」
「引っ越した後も子育てや支援に関する情報が届くのか」。会社員の夫(31)を地元に残し、1歳になったばかりの長男と2人で避難生活を送るいわき市の主婦(27)は、移転後の情報不足を心配する。自分で探した世田谷区内の民間アパートに転居するため、赤プリで知り合った「ママ友」と離ればなれになってしまうといい、「予防接種や子供の食事支援などの情報が共有できなくなってしまう」と心配そうに話した。
【関連記事】
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【避難所の「食」事情】「9割栄養不足」宮城県が調査
<福島第1原発>自主避難支える自主的証明書…市民団体発行
<福島第1原発>ブログで「子ども守れ」愛知に避難の一家
<福島第1原発>賠償審 避難所2万円上乗せ…精神的損害に月10万円
最終更新:6月28日(火)11時29分
IAEAの政府報告書で一号機部分を見たが、データとシュミレーションが一致して
いない。
つまり、津波で電源喪失→早期メルトダウン→水素爆発のストーリーはあやしい。
現状について物理なら実験系で工学なら設計者の技術屋とか現場や実験に強い
連中が集まって早く議論したほうが良いと思う。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/403.html#c42
2011年6月27日 月曜日
大竹 剛
東京電力の福島第1原子力発電所で、放射能汚染水の浄化処理が始まっている。その成否のカギを握っているのが、フランスのアレバだ。同社は、総合原子力企業として世界最大。ウランの採掘から濃縮、原子炉の設計・建設、さらには使用済み核燃料の再処理まで、すべて1社でこなす。手掛けないのは、原発の所有・運営と使用済み核燃料の最終処分くらいだ。
そのアレバのCEO(最高経営責任者)が交代する。フランスの原発ビジネスを牽引し、“アトミック・アンヌ”とも呼ばれた著名経営者、アンヌ・ロベルジョン氏が6月末で退任し、新たに同社で国際事業やマーケティングなどを担当していたリュック・ウルセルCOO(最高執行責任者)が昇格する。
事実上の更迭ともされるCEO交代の背景としては、同社が開発した新型原子炉EPR(欧州加圧水型)の建設コストが膨らみ、輸出が思うように進んでいないことや、世界最大の原子力発電会社であるフランス電力公社(EDF)との間に、原発推進における主導権争いがあったことなどが取りざたされている。次期CEOへの昇格が決まる前の5月末、ウルセル氏にインタビューした。(6月27日号発売の日経ビジネス・特集「原発大国フランス」も併せてご覧ください)
(聞き手は大竹剛=日経ビジネスロンドン支局)
―― 福島第1原発事故の直後から、日本への支援を積極的に打ち出している。どのような活動をしているのか。
アレバのCEO(最高経営責任者)に昇格するリュック・ウルセルCOO(最高執行責任者)。
ウルセル 福島第1原発の事故直後に日本への支援を打ち出したのは、日本の原子力産業とは長い関係があるからだ。電力会社や日本原燃など、非常に深い付き合いがある。支援を申し出るのは、自然なことだ。
最初は、マスクや(核分裂を抑制する)ホウ酸、放射能測定装置など非常用の装置や物資を送った。事故の2週間後には、放射能汚染水の処理に関する専門家を派遣した。事故後、アンヌ・ロベルジョンCEOは2回、日本を訪れている。
そして今、支援は第3段階に移行している。現在、始まろうとしている高レベル放射能汚染水の処理に専門家を派遣している。さらに、東京電力と共に、使用済み核燃料の処理や廃炉などを含め、復旧に向けた解決策を提案している。東京電力や政府と密接に協力しており、福島第1原発の事故関連には総勢100人以上が関わっている。
日本への支援、儲けのためではない
―― 汚染水処理に関して、アレバの受注規模を教えてほしい。
ベオリア(フランスの水処理大手)と協力して提案した装置の値段は、(試運転の費用を含み)約6000万ユーロ(約70億円)。4億ユーロ(約470億円)といった数字が日本で出回っていることは知っているが、それは誤解だ。装置の提供は、日本との連帯を示すのが目的で、儲けるためではない。
―― 汚染水処理や廃炉のほかに、東京電力にはどのようなことを提案しているか。
私たちは、高い放射能の下でも使うことができる特別な装置を持っている。例えば、こうした状況で使えるロボットなどがそうだ。核燃料サイクルの経験があり、しかもその経験は、高レベルの放射性物質を取り扱う自社の施設で培われてきた。
さらに、原子炉ビジネスから得られる経験もある。アレバには、(福島第1原発で使われている)沸騰水型軽水炉(BWR)の技術の専門家もいる。(編集部注:アレバが開発・製造してきた原子炉は加圧水型軽水炉=PWRと呼ばれる)私たちは、東京電力を支援するために、様々な専門技術を提案している。
特に、使用済み核燃料の取り扱いや、その再処理とリサイクルで専門的技術がある。この技術は六ヶ所再処理工場にも提供している。使用済み核燃料の取り扱いには慣れており、福島原発では様々な場面で支援できる。
―― これまでも、日本とは深い取引があった。東京電力など日本の電力会社とは、どのようなビジネスをしてきたのか。
まず、核燃料の製造のほか、天然ウランやウラン濃縮を提供している。そしてもう1つが、使用済み核燃料の再処理関連だ。六ヶ所村での協力関係はその1つ。そして3つ目が、三菱重工業との協力関係。三菱重工とは共同で「ATMEA」という原子炉を開発しているほか、燃料分野でも(製造・販売で)合弁会社を持つ。私たちのビジネスモデルのすべての点において、日本とは協力関係にあり、その中でも東京電力は私たちにとって非常に重要な顧客だ。
フクシマ級の事故にも耐える最新原子炉
―― 今、アレバは“第3世代プラス”と呼ばれる新型原子炉「EPR(欧州加圧水型)」に力を注いでいる。従来の原子炉より大幅に向上させたという安全性について教えてほしい。
EPRは、1990年代に、フランスとドイツのメーカー、電力会社、そして安全規制当局の協力関係によって設計された。EPRは、安全当局が最初の段階から設計に参加した唯一の原子炉だ。一般的には、まずメーカーが原子炉を先に開発し、それを安全当局に見せるという流れだが、EPRでは安全当局が原子炉開発の一端を担った。
そして、設計においては、当時、非常に強い決意で最も高い安全基準を選択した。その基本方針は、「もし、新しい原子炉を設計したいのなら、そして、もし、その原子炉を国民に受け入れてもらいたいのなら、最も高い安全基準に従わなければならない」というものだった。今、福島のような事故を見たとき、EPRだったら福島のような事故にも耐えられただろうと思うのは、そのためだ。
EPRには、6台の非常用発電機がある。それぞれが原発が必要とするすべての電力を生み出すことが可能で、それらは、航空機の衝突や洪水にも耐え得る2つの異なる建屋に分かれて設置されている。さらに、(水素爆発を防ぐために)水素を水に変える水素再結合装置が一定数、原子炉内に備えられている。こうした特徴はフィンランドの安全当局にも認められ、彼らはEPRの設計変更は必要がないと結論づけた。
現在、EPRはフィンランド、フランス、中国の3カ国で建設しており、英国や米国でも近々許可が下りる見込みだ。そうなれば、主要5カ国で許可された唯一の技術となり、設計の良さが強く認識されて、EPRはほかの国の安全当局にとっても受け入れやすいものとなるだろう。
―― 三菱重工と開発している「ATMEA」と「EPR」は、何が違うのか。
出力が違う(EPRは165万キロワット、ATMEAは110万キロワット)。ATMEAはEPRと同じ高い安全基準を反映している。ATMEAはフランスの安全当局に審査されており、私たちは日本がATMEAをベトナムなどに売り込んでくれることを期待している。日本とフランスの協力で生まれたATMEAは、世界市場で販促していく上で良いポジションにあると思う。
原子力推進、世界の流れは変わらない
―― EPRは安全性だけではなく、建設コストも高い。フィンランドでは建設の遅れなどでコストがかなり膨れ上がっている。値段が高すぎるという意見もあるが。
中国では、EPRのプロジェクトは予算通りに進んでおり、スケジュールも遅れていない。EPRは現在、世界中で数多くの入札に参加している。現時点で、安全すぎるから値段が高すぎるとは言えないだろう。
―― 先進8カ国(G8)首脳会議は原発の安全性向上で合意し、欧州連合(EU)は原発の安全性を検査する「ストレステスト」を実施している。こうした原発のさらなる安全性向上を求める動きは、EPRの販売に追い風となるか。
その通り。世論は原発を受け入れる際、新しい原子炉に対して高い安全基準を求めるだろう。EPRは、こうした新しい安全要件を十分に満たすと同時に、(価格も)競争力がある。私たちは、EPRの販売について楽観的だ。
数カ国、具体的にはドイツ、スイス、イタリアは脱原発を決めたが、多くの国、例えば英国やポーランド、チェコ、オランダ、インド、中国などは、福島第1原発事故から教訓を学びつつも、原発の計画を維持する決断を下している。脱原発を決めた国より、ずっと多くの国が原発推進を続けることを決めている。
同時多発災害に備えた危機管理を
―― アレバとして、福島第1原発事故からどのような教訓を学ぶか。
最初に、私のコメントは、日本や東京電力に対する批判ではないということを、はっきり申し上げておきたい。その上で、学べる教訓をいくつか上げてみたい。
まず、複数の出来事が同時発生するかもしれないことを、理解しておく必要がある。地震と津波が同時に襲うことを想像するのは難しかったかもしれないが、今後は、異なる出来事が同時発生する事態に、備えておかなければならない。
2つ目として、非常時対応のさらなる見直しが不可欠なことは、明らかだ。原発の安全性は、その原発の設計と、原発の運営者、そして、危機管理の良し悪しに依存する。危機管理においては、従業員は訓練されているか、十分な設備は手に入るか、危機の長期化に組織は対応できるかどうか、といった観点が重要になる。(福島第1原発事故後)フランス政府は、こうした危機管理をもっと訓練するように、と提案した。
「安全・防御・透明性」の強化が不可欠
―― 原発に対する風当たりは強いが、原子力ビジネスの将来は明るいと思うか。
私たちが一緒になって、謙虚に、福島第1原発事故から教訓を学ぶことができれば、楽観的な未来が待ち受けていると確信している。安全、セキュリティー、透明性という自分たちの価値観に忠実であれば、未来は明るい。
原子力を推進したいのなら、高い安全基準を促進し、しっかりしたセキュリティーを備えた施設を建設し、透明性の高い事業をすることが不可欠だ。国民が(原子力に)疑問を呈するのは、自然なことだ。私たちは、しっかりと国民に対して説明し、常に疑問に答えなければならない。こうした行動を続けることができるなら、私は原子力に対して楽観的でいられる。
原子力を推進する理由は、変わらない。私たちは、二酸化炭素を排出しない電力が必要だし、すべての経済、特に新興国経済は電力を必要としている。すべての経済は競争力のある電力が必要で、多くの国は天然資源に恵まれず、エネルギーの独立を守りたいと思っている。こうした事情は、日本やフランスなど多くの欧州諸国に共通して言えることだ。
福島第1原発事故は、原子力を推進するやり方を見直し、先に挙げた安全、セキュリティー、透明性という3つの主な価値観を絶対に守り抜かねばならないと決意させるきっかけとなっている。しかし、(原子力を取り巻く)基本的な環境は変わっていない。
このコラムについて
大竹剛のロンドン万華鏡
ギリシア危機を発端に、一時はユーロ崩壊まで囁かれた欧州ですが、ここにあるのは暗い話ばかりではありません。ミクロの視点で見れば、ベンチャーから大企業まで急成長中の事業は数多くあるし、マクロで見ても欧州統合という壮大な実験はまだ終わっていません。このコラムでは、ロンドンを拠点に欧州各地、時にはその周辺まで足を延ばして、万華鏡をのぞくように色々な角度から現地ならではの話に光を当てていきます。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/515.html
私は赤かぶ氏をいまいち信用できず、間違って開いてしまって
後悔したことが何十回もあります。
もしかして、赤かぶ氏の意味不明の連投を放置する管理人様が、赤かぶ氏なのではないかと、不安になることがある今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしですか?って、にせキッコ
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/436.html#c11
だからさあ、国家破綻って戦後にそんな例が1件としてあるわけ?
短期で見たら、リーマン・ショックや、1997年のアジア通貨危機、韓国のIMF管理下になったこと(国民は手持ちの金さえ供出)、ロシア・アルゼンチンの外債デフォルトなどあったけど、今はそれぞれ、好調。アジアもロシアも、アルゼンチンも、アメリカでさえ。
国家破綻って何? 日本は、戦後国富の1/4を失いながら、再生した。
東電「水しぶきが14mの高さまで上がりました、これを津波の高さと
してみることに、認識が行き届かなかった・・・ムニャムニャ」
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/454.html#c9
[菅首相] 内閣改造失敗3つの誤算
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3318.html#more
日刊ゲンダイ2011/6/28 :「日々担々」資料ブログ
小沢派は入閣拒否、亀井新党も幻に
まったくサプライズのない結果に終わった菅内閣の改造人事。菅周辺は「大幅な改造になる」と吹聴していたが、フタを開けたら、新たな入閣は細野豪志(39)1人だけ。なぜ、こんなドッチラケの内閣改造になったのか。
◆自民党から10人が寝返るはずが…
今回、スッカラ菅の裏で絵を描いていたのが、国民新党の亀井静香代表(74)だ。亀井代表は、いまや“死に体”首相の数少ない味方。首相に「小沢グループも取り込んだ挙党態勢をつくるために大幅改造すべきだ」とアドバイスし、今月15日には「俺が自民党の参院議員を何人か連れてくるから心配するな」とハッパをかけている。
「結局、自民党を離党したのは、今回、復興担当の政務官に就いた浜田和幸議員(58)だけでしたが、亀井さんは10人近くに離党を働き掛けていた。あっと驚く大物参院議員も入っています。亀井代表は、声を掛けた10人と『亀井新党』を立ち上げるつもりだった。もし、10人が寝返れば“ねじれ”が解消し、菅政権も一気に安定する。ところが、首相が大幅改造に踏み切れなかったために、提示するポストが不足し、土壇場で離党を見送る議員が続出。誘いに乗ったのは浜田議員しかいなかった。亀井周辺は『あと4、5人は引っ張ってこられたのに』と不満を漏らしています」(国民新党事情通)
10人近くの自民党参院議員が離党し「亀井新党」が誕生していたら、政界に激震が走り、内閣改造もまったく違う形になっていたはずだ。
◆亀井静香の入閣も実現せず
菅首相にとって誤算だったのは、亀井静香に入閣を断られたことだ。副総理就任を打診したが固辞された。
「亀井本人は復興担当相に就くつもりでした。ところが、首相は松本龍を任命した。
しかも、小幅改造で済ませようとした。小幅改造では、自分が入閣したら、国民新党の自見庄三郎金融担当相が辞任しなければならない。さすがに、子分を辞任させてまで入閣できなかったのでしょう。
しかし、いま首相に味方し“菅降ろし”を批判しているのは亀井ぐらい。コワモテの亀井を閣内に置いておけば防波堤になったのに、首相は本当に人事がヘタです」(政界関係者)
◆小沢グループの取り込みも失敗
「小沢グループも取り込んだ挙党態勢をつくれ」と亀井静香にアドバイスされたスッカラ菅は、小沢グループの幹部、山岡賢次(68)に入閣を要請したが、あっさり断られたという。これも菅首相には誤算だった。
民主党はきょう(28日)、両院議員総会を開く。少しでも“菅批判”を抑えたい首相は、小沢グループを抱き込み、挙党態勢を演出するつもりだった。しかし、散々“小沢叩き”をやっておきながら、いまさら挙党態勢を呼びかけても、小沢グループが「はい、わかりました」と了解するはずがない。
◆蓮舫は予定通り使い捨て
組閣人事で割を食ったのが、大臣をクビになった蓮舫(43)と首相補佐官を外された馬淵澄夫(50)の2人だ。この人事だけは首相の強い意志が反映されている。
「ひとりだけ大臣をクビになった蓮舫はカンカンですが、首相は最初から蓮舫を切るつもりだった。かつての人気はないし、この先“仕分け”をやることもない。閣内に置いておくメリットがないのです。要するに使い捨て。なにより、これから節電が大問題になるだけに、無能な蓮舫では節電担当大臣は務まらないと判断したようです。人望があり評判のいい馬淵補佐官を外したのは“ポスト菅”に名乗りを上げているのが許せなかったのでしょう」(民主党事情通)
いったい、なんのための改造だったのか。“死に体”首相はさらに弱体化しただけだ。
毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫の平野幸夫さんの解説で放送されました。
原発事故のニュース、汚染水浄化システムを再開しました。循環注水冷却で、昨日はすぐに止まり、水漏れが浄化仮設タンクに見つかり、それを直し浄化システムを稼動させています。
1号機から放射能が飛び散るのを防ぐため、カバーの設置を予定しています。建屋を覆うカバーは40〜50m立方、2年覆い、最終的にコンクリートで覆います。
そして、小出先生のお話、核のゴミについて、原発の発電により核のゴミが出て、全国の原発に行き場なしであり、六ヶ所村のプールも満杯、出口なしで原発を走らせているのですが、使用済み燃料のプールが足りず、間隔を置かないといけないのを詰め込んでいるのです。「リラッキンク」(ラッキング、詰める)、安全に保管するにはある程度の間隔が必要で、プールが満員であり、もっと密に詰めるのです。詰めるのに、瓶だと詰めすぎると壊れるので、間に防護材(緩衝材)を本来入れるべきなのに、それを入れられないのです。が、燃料は熱を持っており、核分裂の連鎖反応がまた始まる危険性もあり、ギリギリの限度を切り落とそうとしているのです。これは異常事態ではなく、全国の原発でやろうとしているのです。
福島他で、中間貯蔵施設で保管するのは、本来は使用済み燃料は水で冷やすしかない(水は冷却効果大)、5年くらい冷やしたらOK、その後は、プールでなくても冷やしてOK(冷温とは言わない)、プールは水が漏れたらおしまいで、長い時間プールでトラブルなしに冷やせない、ある程度冷えたら、水なしで冷やすもので、それは実績があり、金属製のキャスクの中で空気中で放熱できるようになっています。
しかし、核のゴミが出続けて、どうしようもなく、再処理工場に移しても加工無理、青森のむつ市に5000トンの乾式貯蔵(六ヶ所村のプールは3000トン)を作るのです。
本来、プールで冷やさないといけないのに、乾式でやっているのです。水野さん、「10万年の安全」という映画を見て、核のゴミ、フィンランドでは地下500mに置く(建設中)なのですが、10万年置けるのかを見せる映画なのですが、核のゴミにとって10万年とは、小出先生、想像できるかであり、高松塚の古墳も1000〜2000年、そのあたりも分からないのに、10万年なんて(小出先生は100万年)想像できないのです。技術者は10万年持つと思うものの、1万年も持った建物なし、6万年後に氷河期が来る、「これを開けるな」と書いておいても、それを理解できる人類が10万年後はいない、想像を絶する時間であり、数千年でも分からないのに、10万年なんて、とんでもないことなのです。
フィンランドは、最終的なことに決着をつけようとしているのですが、私たちの世代が原子力に手をつけて処理法なし、せめて、自分で分からないゴミは扱えない、だから、原子力は止めたほうがいいのです。
東電、脱原発をしなかったのに、東電、何回も倒産しても足りないのになぜ原子力を続けるのか、小出先生は不思議ということでした。
今回は核のゴミのことの特集でした。明日も小出先生出られます、またお伝えいたします。
排熱問題は、火力でも原子力と同じように深刻だ
コジェネなどで改善されつつあるが、さらなる技術革新が必要
http://www.jp.horiba.com/sensorium/eu/eu09/eu9_1.htm
火力発電の排熱を考える
日本でいちばんエネルギーを消費している所はどこか考えてみて、すぐに思い当たるのは発電所です。正確に言えば消費というより、途中で加工しているわけですが。日本では火力・水力・原子力その他、自家発電も合わせて年間約1兆kwhを発電しています。
電気は、電灯にも動力にも通信にも使え、しかも使用の際に排気ガスもススも出ない、大変便利なエネルギーです。ユーザーにとって便利な反面、発電所では、
石油や石炭を燃やしたり(熱エネルギー)、
ウランを核反応させたり(核分裂→熱エネルギー)、
水を高いところから落としたり(位置エネルギー)してタービンを回す
(運動→電気エネルギー)
ことにより、質の低いエネルギーから質の高いエネルギーを作るという効率の悪い作業を引き受けています。
火力発電所で石油(化石エネルギー)を燃やしてその熱量の何%が電気になるかの変換効率を「熱効率」といいます。現在は平均39%です。1951年頃の新設発電所が16%だったところから、70年頃にはすでに現在と同じ40%前後まで向上。その後はほぼ横這いで技術的限界といわれましたが、近年コンバインドサイクル(天然ガスでガスタービンを回しさらに蒸気タービンも回して総合熱効率を高める)など新技術の導入により、今年完成する東京電力の施設では設計熱効率が何と49%まで向上したそうです。
さて、熱効率39%として残りの61%はどこに行くのかといえば、煙突から出る水蒸気や温排水のような排熱として捨てられます。
日本では年間発電量1兆kwhのうち6000億kwhは火力発電ですから、その1.56倍の9400億kwh=4000億eu分のエネルギーが環境中に捨てられていることになります。
排熱はどう考えてももったいないわけですが、発電にはもう使えなくても暖房や給湯など他の用途になら十分使えるはず。これを捨てずに有効利用する技術として注目されているのが「コジェネレーション」です(電熱併給などと訳されます)。ガスや石油を燃やしてタービンを回して発電し、その余熱から蒸気や熱水を作って、冷暖房や給湯に回すというものです。電気と熱供給を合わせて75〜80%の熱効率が達成されます。電気と熱の消費地に近くなければならないためどこでも導入できるわけではありませんが、地域冷暖房や大病院、工場などで普及しつつあります。
発電、蒸気、高温水、低温水と、目的に適った品位のエネルギーを段階的に使うことを「カスケード利用」といって、効率向上につながります。これからの環境の時代にはエネルギーもこれまでの大規模・集約型から小規模・地域分散型に向かうといわれ、まだ技術的には発展途上のコジェネレーション技術に期待が寄せられています。
こういったわけで電気は便利だけれど少しぜいたくなエネルギーなので、大事に使いたいものです。電気で冷暖房するのは、せっかく作った高品質エネルギーをまた低質に落として使う、本当は非効率な使い方なのです。
(資料出典)
火力発電技術:東京電力、電気事業連合会など広報資料。新聞報道によれば川崎市に建設予定のLNG火力の熱効率は53%に達する予定。
発電量:(財)省エネルギーセンター資料、主に1995年の数値。
コジェネレーション:井上宇市・高田秋一編『コジェネレーション技術入門』オーム社、及び新エネルギー財団、石油産業活性センターなど広報資料。
(註) どこかの火力発電所で〜:正確には送電ロスも数%あるので、発電量はもっと多く必要。
火力だけでも〜9eu:このほか、原子力発電も同様に排熱を出す。年間発電量約3000億kwh、熱効率35%として5600億kwh分=2395億eu=1人1日当たり5euが温排水として捨てられる。火力と合わせると14eu。
屋木伸司/文
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/qa/iken/iken-q85.htm
全国の原子力発電所の毎月の排熱量について
(1)原子力発電所でタービンを回した蒸気は復水器に送られ、海水により冷却され水に戻り、再び原子炉に送られます。この復水器で使われる冷却用の海水は、海へ放出される時に取水した時の水温に比べ何度かの温度上昇がありますので、一般に温排水と呼ばれています。この温排水は、海面から比較的浅い地域に拡がって行きます。
(2)世界全体の運転中の原子力発電所の排熱量を1時間あたり約6.0×10の14乗カロリーとして、日本国内の原子力発電所(53基、4712.2万kW)に換算すると1ヶ月あたり約6.0×10の15乗カロリーになります。また、太陽からの放射入熱は1ヶ月あたり約8.0×10の22乗カロリーになります。
世界全体の原子力発電所の排熱量および太陽からの放射入熱は以下の値を用いています。
原子力情報なび:http://www.atomnavi.jp/uketsuke/qa03_28_020356.html
(3)温排水の放流によって、海水の温度や流れが変化し海の生物や漁業に影響があるのではないかと言われていますが、温排水は海の表層を拡がり、放水口から少し離れれば周辺の海水と混合したりして、温度差は急激に小さくなり、流れの速度も低下するため、影響の範囲は放水口近くに限られます。
発電所設置時の温排水対策としては、計画予定地点周辺の環境を調査し、必要に応じて放水口の位置を漁場などから離れたところに設ける、取水口は温排水が再循環しないような位置に設ける、深層取水設備を施すなどの基本的な対策が立てられています。そして海の調査結果、温排水拡散予測結果等を総合的に検討して最も適切な取水方法、放水方法が採用されます。
(4)温排水の排熱が二酸化炭素を発生し地球温暖化に影響するという指摘がありますが、学会等で議論が進む中でもそれらは問題視されていない状況にあります。また、温排水が直接的に地球を温暖化するという指摘については、原子力発電などによる人為的に発生させる熱量は太陽からの熱量に比べ無視できるほど小さく、地球温暖化は、太陽からの入熱量と大気圏外への放散熱量のバランスを崩す、二酸化炭素などの温室効果ガスの大気中への過剰蓄積の問題と理解されています。
(5)なお、火力発電所でも、原子力発電所と同様に温排水は発生します。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/509.html#c8
パナソニックが11年度中に傘下の三洋電機の従業員を1万数千人減らす方針を固めたことが28日分かった。希望退職や事業の売却・撤退を進める。パナソニックはこれまで、11〜12年度にグループ従業員を1万7000人減らすと発表しているが、パナソニック本体や傘下のパナソニック電工の希望退職者はいずれも1000人規模の見通しで、人員削減は三洋が中心となる。12年1月のグループの抜本的な事業再編に向けて、重複分野や不採算部門のスリム化を急ぐ。
国内では、三洋の本社部門、白物家電を手がける三洋電機コンシューマエレクトロニクス(鳥取市)、業務用機器事業を行う東京製作所(群馬県大泉町)などで希望退職を実施する。海外でも、デジタルカメラなどデジタル機器や白物家電事業などで人員を減らす。三洋はモーター事業子会社・三洋精密(長野県上田市)の日本電産への売却で、国内外で従業員8000人を移籍させる方針。全体の削減の多くは三洋精密の移籍社員が占める。【宇都宮裕一】
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最終更新:6月28日(火)21時11分
責任は株主にもあるんだって事を自覚しろ。
法律ではなく動議的な責任だ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/486.html#c1
それどころか、科学技術を生み出す人材は、大衆にとっては、生活水準を上げてくれる神様みたいなもんだw
もしも、電気の市場が自由であれば、とっくに安全で安いものが開発されて、どんどん科学技術は進んで、大衆は今ごろ想像以上のものを手にしていただろうw
しかし、役人が決めたことに沿って貴重な研究の資金と人材が投入されて何十年前の計画が続行するw
自由市場であれば、危険性があるものは、誰も莫大な賠償金を払いたくないから、いやでも関係者の間でリスクを下げる努力が為されるw
しかし、役人が「検査」して「合格」させることで、賠償リスクを納税者が負うことになるw
役人に権限が全く無い本物の自由市場ならば、金儲けは、たくさん客がいる優れた商売をしている証拠であり、やはり、これも我々は手を合わせて拝むべきだw
しかし、またしても、そこに役人が入ってきた時点で、すべてが腐敗し始めるw
市場(社会)で働く力が変わってしまうからだw
「おぬしもワルよの〜」の仲間が用いてるツールは、「規制」と「税金」w
これを取っ払われた市場のことを自由市場と呼ぶw
解決策は、自由市場w
すると、ここで、自由市場と聞いたら反対するように洗脳されている左巻きの馬鹿が沸いて出てくるw
そして、役人天国は、続いていく・・・w
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/502.html#c4
小泉実姉「信子」伝説…政策秘書、唯一の相談相手
真紀子も目の敵
ヤミ献金問題に端を発した政治とカネの問題が、小泉純一郎首相(62)周辺にも飛び火している。衆院予算委員会で、首相の実姉で政策秘書も務める小泉信子氏(66)が使用している高級車に関する疑惑が取り上げられ、野党3党が信子氏の証人喚問を求める事態に発展したのだ。信子氏は“首相の金庫番”“官邸の女帝”とも呼ばれるが、表舞台をにぎわす飯島勲秘書官(59)に比べると、その人物像はベールに包まれてきた。“大物秘書”の実像とは−。
【相談相手】
「ジュン! 真紀子さんを更迭すれば、支持率が30%は下がるわよ」
小泉首相が高支持率を誇っていた平成14年1月、当時の田中真紀子外相(60)の更迭問題で悩んでいた首相にこうクギを刺したのが、信子氏だといわれている。信子氏は首相を普段、「総理」と呼んでいるが、2人きりのときは弟のことを「ジュン」と呼ぶ。
真紀子更迭に踏み切った首相の支持率は、信子氏の忠告通り激減したが、側近議員をつくらない首相が唯一、政治判断の相談を寄せるのが信子氏なのだという。
真紀子氏はかつて講演で、信子氏についてこう話したことがある。
「彼(小泉首相)のお姉さんは私たちに弁当も出さず、彼だけには『はい、純ちゃん、お弁当よ、はい、お茶ね』ですから。一体あの人はどうなっているのでしょう」
首相の歌舞伎とオペラ好きは信子氏の影響との指摘もある。趣味だけではない。「靖国神社参拝、自衛隊のイラク派遣といった首相の政治判断にも信子氏の助言があったようです」(永田町関係者)
28日、ギリシャのアテネでデモ行進する官民二大労組の組合員ら(共同)
【アテネ共同】深刻な財政危機に陥っているギリシャで今週中に国会採決が予定されている政府の追加緊縮策に反対して、同国の官民二大労組の連合組織が28日から48時間のゼネストに踏み切った。連合組織によると、全国で約200万人が参加した。
双方の組合員らは午前、アテネ中心部の公園に集合。主催者のあいさつの後、「ギリシャの財産を売るな」などと追加緊縮策が定める公営企業の民営化策に反対しながら市内を国会議事堂前までデモ行進。国会付近では5千人以上の警官が警戒に当たった。
アテネでは朝からバスや電車などの公共交通機関が運行をほぼ全面的にストップ。
【共同通信】
間違いない確証プリーズw
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/436.html#c12
東電株主総会、9309人(去年は3300人)詰め掛け6時間かかりました。株主より怒号も飛び交いました。これについて、「原発は投資に値するのか」、投資情報の日本プロカシーガバナンス所長の吉岡洋二さんのお話がありました。
吉岡さんのお仕事、機関投資家の、企業年金投資家の、銘柄の議案について、長期的にプラスになるものに賛成する助言を行っています。株主に、何が価値が上がるかを判断しています。
今日の東電の株主総会、3つ目の議案が脱原発で、これまでにも毎年出ていたもの、反原発の人が東電だけでなく、毎年やっていたのですが、吉岡さん、この提案は、「初めての株主提案に賛成=脱原発の助言」としました。「一民間事業会社が原発をするのは経済的に無理」、今までは安全の神話に乗り、去年までは脱原発に吉岡さんも反対していたものの、原発事故、収束もないし、安全神話が崩れ、すごいリスクを負っているのが分かった、今まで、安全で安いと思っていたのに、民間会社では無理、国のエネルギー政策で必要なら、国が議論する(国民がやりたいなら国がやる)ものです。これだけの事故が起きて、原発がなくなり、代わりの電気を持ってくるのにどうするか、それも国が責任を負うべき、民間企業にはリスクが大きすぎると判断したのです。
平野さん、吉岡さんが脱原発としたことを市場では大きなニュースとしています。助言をするのが業務であり、その後は機関投資家がやる、吉岡さんの言うことがそのまま通るのではないが、ということです。
東電、平野さん、債務超過になるのでは、東電の会社としての存在について質問し、今回の1兆2千億の赤字に賠償は入っておらず、会社の体をなしていない、「会社更生法を適用してやるべき」であり、しかし、国が東電をつぶさないとしており、民間の責任ながら、賠償は国がやるとしている、民間企業なのに民間でない、賠償法案が通り、東電はすべて賠償しないとダメで、企業として設立するものではない、存続すべき会社ではないとの判断なのです。一企業としてのリスクに合わない、東電を潰さないとしたら、賠償金は国の税金、電力料金になってくる、それは民間事業ではあり得ないのです。
日本で、電力に関して考え直す時期であり、これを逃すと、もう見直しは出来ないのです。
原発に代わる代替エネルギーは、政策決定なら、原発はすべて国が買い取り、国営の企業で運営し、電気を電力会社に売るべきで、代替エネルギー、何がいいのかは国民的な議論で、一企業の決めるべきことではない、火力でもCO2の少ないものがある、最初から見直すべきなのです。
地域独占、50hz、60hzの問題もあり、しかし、安定供給体制を作るべきなのです。解決しようと思ったら出来るのです。
株主、機関投資家には銀行もあり、脱原発で株価が下がると思うところもないかとの水野さんの質問に、今日本は切羽詰っている、今回の原発の問題でエネルギーをどうするかの問題が出て、今までの仕組みを前提に議論するのではない、地域独占は戦後の話であり、考えを変えるべきなのです。
日本経済が失われた20年であり、これを30年にしてはいけないのです。
脱原発は否決されましたが、賛成した数字により(この数字は後日出る)、今後の変化が起こるとのことでした。
これ、投資家にとって、脱原発の判断が出たというのは驚きました。これを、お知らせいたしました。
>欲望煩悩がなければ科学も文明も進歩しないのでしょうし、
>宇宙人(ET)の文明もそうなのか、其れとも地球が過渡期なのか
あらゆるドラッグが買えるアングラサイトと追跡不能なP2P通貨Bitcoin
http://www.gizmodo.jp/2011/06/silk_roadbitcoin.html
>追跡不能なP2P、TOR? 麻薬云々は別にしても、P2Pって?
>TOR(トーア)も米国海軍の?未成年者が匿名を信じ使ったら?
>盲信は危険?知っ得な価値ありそうなので、ネタ拾いも兼ねて。
検索→ P2P TOR
検索→ TOR P2P 泳がせ ・これらは2ch集人がお得意
検索→ マリファナ アメリカ 60年 ・動画
検索→ Google社員が逮捕・拷問される危険も ・コメントなど
Google社員が逮捕・拷問される危険も シュミット会長、ネット検閲の悪化懸念
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1106/28/news083.html
検索→ CCTVは「防犯カメラ」か。それとも「監視カメラ」なのか WIRED.jp
検索→ 都市生活で脳は「ストレスに弱く」なる:研究結果 WIRED.jp
サッカーボール避けバイクの男性(87)骨折→認知症→
→翌年、食物誤嚥で死亡 蹴った少年の親に1500万円賠償命令
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1637119.html
下請け労働者の被曝量が、どんどん増えてんだけどな。
「影響はない」って、下請けはゴミ扱いか?
東電と、こんな記事書いて飯食ってるやつは、人間のクズだ。
どれも守られて無いし 国民に嘘をついて推進している
だれも 推進者は 安全の念仏は 唱えても 個人責任保証は全くしない
破滅志願の 無責任主義
ビジネス 経営 運用には 必ず個人責任は ついて回る
責任の無いやつに 責任は
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/515.html#c2
生協が、餓死を避けるためには放射性物質を避けないという一蓮托生の組織になってしまった。
グリーンコープは、企業理念をぎりぎりまで堅持しようとしてもやはりそういう事になるのだろうか。
地産地消を徹底し、東日本には全国から応援して被曝していない食品を流通させることは無理なのだろうか。
どちらにしても事故が終息しないかぎり、全国的に汚染されるのだろうが
暴飲暴食、グルメから撤退し、子どもを優先に食べさせ、年配者は量を減らすことで被曝を防げないのかと思う。
水俣に学べば有機水銀の未来は明るい
ミドリ十字に学べば、エイズの未来は明るい
広島に学べば、核兵器の未来は明るい
沖縄に学べば、地上戦の未来は明るい
海外まで行ってまで脳みそピンクじゃね。
相手の事を思いやる心があれば、おのずとわかるはず。
産地と放射線による価格差が今以上に広がって実際は「金持ちだけが選べる」ことになる。
「貧乏人は放射能を食え」の世界になる。
福島や北関東産は電力会社の社員と官僚、政治家、マスコミが買い取って食べるべきなのだ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/456.html#c24
「被曝線量が増えれば一般的に発症率・発現率が大きくなる.このような障害を
確率的影響という.晩発性障害は一旦発症すれば,重篤度は被曝線量によらな い.」
つまり、被曝線量の大小に係わらず、癌細胞になったら、影響はあると
いうことでしょう。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/464.html#c2
日本の例で言えば、多少、企業利益が改善すると、必ず、格差拡大非難と再分配(福祉拡大)の声が高まってきて、振り子が反対に動き、
次の景気悪化局面で、GDPと財政は、さらに悪化することになる
高齢化や競争力の低下、国力の衰退は避けられないので、いずれは財政破綻に追い込まれることになるか
http://jp.wsj.com/Opinions/Columns/node_254752/?nid=NLM20110628
繁栄ではなく窮乏への道―オバマ大統領の財政政策
2011年 6月 27日 16:36 JST
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オバマ米大統領は27日、民主・共和両党の幹部と会談する際、連邦債務上限問題について協議する。25日の週例ラジオ演説では「繁栄への道筋を単純に断つことはできない」と述べ、大幅な歳出削減には反対する新たな方針を示した。
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カーネギーメロン大学で演説するオバマ米大統領(24日、米ペンシルベニア州)
レーガン元大統領はかつて繁栄への方策に税金を掛けることはできないと述べたが、オバマ大統領の今回のレトリックは、これの気の利いた言い換えだ。オバマ大統領が挙げている3分野である「教育」、「クリーンエネルギー」、「先端製造業」など、あまりに多くある有望な分野への歳出を削減し過ぎれば、経済は打撃を受けるという主張だ。
お気の毒だが、それは通用しない。予算削減だけで経済成長が確実に加速するわけではないのは自明の理だ。しかし現時点では歳出削減により、われわれは成長加速に近づくことができる。国内総生産(GDP)に占める歳出の比率が24%で公的債務は70%と、いずれも近代史上記録的な状況下にあり、米国は将来のスパイラル的な増税と負担しきれない利払いを回避するため、抜本的な歳出削減が必要である。ミルトン・フリードマンが説いたように、歳出は政府が民間経済に負わせる負担を測る真の尺度になる。政府歳出を削減すれば民間部門にとって支出・投資するリソースが残されることになる。
政府支出は、民間の手によるよりも生産性を高めることができるのであれば、ある程度の経済的有効性を持ち得ることも事実だ。しかし、メディケア(高齢者医療保険制度)や社会保障など給付金制度改革で協力することをオバマ大統領が拒んでいるため閉め出されることになるものが、正に大統領が言及している歳出優先分野であるということは皮肉なことだ。国防費以外のすべての連邦歳出を守ろうとすることにより、民主党は彼らが最も大切にしてきた計画の多くが絞り取られることを請け合う格好になっている。まさに、歳出に固執するあまり、われわれを窮乏に追い込む政策だ。
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/279.html
デフレはインフレの間違いだ
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/279.html#c1
霊的障害だろうと、思われた。
先祖と交流のあった、大分県の佐伯市の殿様
悲運の名君・大神惟治(おおがこれはる)ではないかと思い始め、供養。
そもそも、大神一族とは、祖母山の麓に住む大蛇の子孫と言われ、
大分南部にたくさんある、石仏群は、大神一族建立と言われ、臼杵市に石仏が有名。
半信半疑だったので、途中で中止すると、顔がもっと激しく腫れあがり、母親の眼ツキが
蛇みたいな眼に変わっていた。 殿様も、祖母山の蛇神・高千穂大明神も怒ってい様に感じた。
お経を唱え、ご飯、酒と卵で真面目に供養したら、一週間で完全治癒し消えた。
相当惨い殺され方をしたと言うのは、母親の症状から判断するに、
なぶり殺しで、顔は腫れあがり、傷跡は化膿して腐り、擦り傷が全身に出来て
苦しみながら悶えて死んで行ったと想像できる。
時々、背中に這うのが大ミミズと思ったのは、弱っている状態だったのだろうと思う。
古い有名な伝説とは、事実なんだと初めて知った体験だった。
惟治氏も、足にアカギレが有ったとの伝説だが、私の親子皆が、夏でもアカギレ。
気に入らないと、ピキッと切れる。 冬場は、かかとが凸凹になり血が噴出していた。
蛇霊が噛み付く。 山の神の家来にも蛇が居るので、足に噛み付く。
屋敷の周りにも、山の神が居るので、生米と御神酒を撒く。かかとに、ガブリと噛み付く
感触がある場合もある。 理由が解ると、対処方法が解るが、足のアカギレもパターン化した症例。
全国の田舎で、私達親子と同じような足のアカギレに悩む人は、原因は山の神の家来だと思う。、
>佐伯次郎惟治は豊後国(大分)佐伯栂牟礼(とがむれ)城の城主。
>徳が高く、領民から慈父のように慕われ、家臣たちを隔てなく愛し、文武に優れた名将であった。
>しかし、その名声は諸侯のねたみを招いた。
>惟治死後、臼杵長景や新名は亡霊によって変死し、各地で災厄や異変が起こった。
>そこで冨尾神社(佐伯市)を建て、霊を慰めた。同社の末社は大分県南部や北浦などに20数社建立された。
>三川内には惟治の刀やわき差しを祭った鴟尾(とびお)神社を創建、同社の近く光久寺では章徳院殿前薩州刺史大機正徹大禅定門の戒名をおくって供養した。
>北川町瀬口の御頭神社は惟治の首を祭る。
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/chiiki/seikatu/miyazaki101/shinwa_densho/022.html
http://www.e-obs.com/heo/heodata/n292.htm
>成長が早く7歳で元服し、手足があかぎれでひび割れていたため「あかがり大太」と呼ばれたという。これが後の大神惟基である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E4%BC%AF%E6%83%9F%E6%B2%BB
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/451.html
http://p.tl/hSxU
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/505.html#c6
『放射性物質の汚泥 新たな基準』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110624/k10013755421000.html
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/514.html#c4
原発の熱変換効率はせいぜい30%、向上の余地はない。
しかも過疎地にあるから廃熱の使い道はほとんどない。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/509.html#c9
危険なのは放射性物質に限らないことにも注意
半減期が短いIや体外に排出されやすいCsに比べて蓄積危険度が高い重金属や添加剤、
致死的で後遺障害が残る寄生虫やウイルス、バクテリアなどへの警戒が薄くなっている気がする
財政と人手は有限なので、狂牛病の時のような煽りに騙されず、リスク要因に対するバランスの取れた、政策コストの配分が必要だ
それに、脱原発は電気代が上がるから止めろと叫んでいる連中は、何故か消費税を上げろと叫んでいる。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/515.html#c4
こういう意味不明な紹介(宣伝)のされたら、リンクされたブログの人も正直迷惑に思ってるのでは。
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/439.html#c4
宮崎アニメの『もののけ姫』は、山ノ神娘がモチーフ。
稲荷娘も、何人かいるけど・・・怒ると怖い。
>【祖母山の伝説】
>昔、祖母山の麓に美しい姫が住んでいて、毎晩どこからともなく気品ある若者が
>通って来た。月日がたち、やがて身ごもった姫は若者に知られないように、襟元
>に長い糸の付いた針を刺し、翌朝その糸をたどって行くと祖母山の大きな洞窟の
>中で大蛇の喉に針が刺さり苦しみ横たわっていた。大蛇は、「私はこの山に住む
>祖母嶽明神の化身である。あなたは男の子を産むでしょう。そして、その子は九州
>一の武将になるでしょう。」と言い残し息絶えてしまった。
http://takachiho-kanko.info/modules/info/index.php?cat_id=10
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/451.html#c1
I am a father of 5-year old child from Tokyo.
I am writing you to ask you something in regard to information of Fukushima Plant.
Either Japanese government or Meteorological Office does anything to help us, as usual. Japan is not a democratic country. We need to have a blood relationship to get to the ruling hierarchy...
We have made a big effort to change this country, but it is very hard.
Please resume your simulation of dispersion of released radioactivity on the website again.
We have been referring your simulation every day and we need it to save our lives.
Thank you very much for your attention,
ドイツ人は、ビジネスではたちが悪いと聞いてますが、こういう件に関しては、英語でオッケーと思います。英語人口も多いですし、フランス人の民間人でさえ、今回の放射能汚染、日本を助けたい人たちは英語で頑張っていますから。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/468.html#c22
http://ebilog2009.seesaa.net/article/191045647.html
Google入力ワード
「福島で目や脳のない死産児が多数出てると。厚労相が報告を厳禁してるらしい」
結果、発信源は3さんが貼り付けた東海アマ死で間違いがないようですね。
tokaiama UM講演会情報、福島で目や脳のない死産児が多数出てると。厚労相が報告を厳禁してるらしい。3月に三ヶ月胎児が6月で死産始まり。この情報の裏付けを持っている方教えてください。本当でしょうか? 事実なら予想通りですが大変な事態です
Twitter - 2011/06/20 12:59:13
で、「被曝による鼻血 」云々というのも時たま話題になるので発信源検証
ワード「被ばく 鼻血」結果
tokaiama 放射能放出以降、東京含めて関東全域で若者たちに鼻血症状が出ている
と連絡があった。鼻血はチェルノブイリ被爆者でも最初に出た症状だ
周辺住民の急性放射線障害記録 - kyoto-u.ac.jp
Twitter - 2011/04/14 19:15:46
どうやら「被曝 鼻血」も東海アマ氏が発信源のようですね。
さて東海アマ氏の情報入手先や如何にw???
おまけ
http://togetter.com/li/123926
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/494.html#c4
こういう、騙しの計画はよく考える、しかしばれるのが浅知恵。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/490.html#c4
モンサントの薬はやばい。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/446.html#c17
環境省は28日、関東や東北で放射性物質が付着した一般廃棄物の処理方針を定めることを明らかにした。東京都江戸川区の一般廃棄物焼却施設で飛灰から高濃度の放射性物質が検出されたことが27日に判明したため対応した。7月上旬にも自治体に通知する方針だ。
江田五月環境相が28日の閣議後会見で「(福島第一原発事故で)家庭のゴミに放射性物質が飛び散っているかもしれない。しっかりした指針を出していかなければいけない」と述べた。同省は福島県内の放射性廃棄物の処理方針は19日に示したが、同県以外の地域は決めていなかった。
新たな方針の対象地域は岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡の15都県。同省は28日、この15都県に対し、焼却施設で出る灰などの放射能濃度を測定するよう通知した。
◇
放射能測定結果及び焼却飛灰の一時保管について(6月27日)
東京二十三区清掃一部事務組合
焼却灰等の放射能測定結果
表1 主灰の放射能濃度測定結果
表2 飛灰の放射能濃度測定結果
表3 溶融スラグの放射能濃度測定結果
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/topics/oshirase230627.pdf
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/516.html
Jul 01 2011 Fr 00:00 UTC の予測が出ています。
再開してくれたのかも。感謝!感謝!
バカ言うんじゃない。お前のようなバカがいるから、ほかの良心的な学者まで信頼をなくしているんじゃないか。お前のような御用学者がこの世から消えてくれれば、そんな風潮はなくなるに決まっている。
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/253.html#c45
12日1号機の水素爆発、14日の3号機における水素爆発、15日2号機のサプレッションチェンバー爆発。これら相次ぐ事故によって、福島第一原発から今まで放出されてきた放射性物質の大部分は15日までに放出されてきたものであるかのように東電・政府は発表しています。
ところが、もっとも重要な放射能汚染は3月21日に起きていることは、あまり一般には知られていません。その汚染源が3月20日-21日にかけての3号機格納容器内爆発であること、それは再臨界事故である可能性が高いこと、そしてこの事実を東電・政府は当然知りながら、隠蔽していること―これがほぼ「事実」であると断定できるだけの判断材料がすでに揃いました。
ちなみに、こうした結論の大部分は、実のところ、以前に私が、3/24までに出したものです。それについてはTwitterで当時連続ツイートして、その成果をTogetterにまとめました(http://togetter.com/li/115299)。ただし、このとき私は、気象に関する知識とデータがなかったため、絶対的な確信を得るまでには至りませんでした。
最近になって、他のブログで、気象方面からのアプローチで、まったく同じ結論を出している人が複数出てきました。また最近になって、東電が修正データを発表したため、それを検討することができました。その結果、再臨界の可能性を含めて再検討できるようになり、また東電による印象操作にかんしてもより詳細に論じることができるようになったため、こうして新たにブログに記事をアップする次第です。
以下、論証が極めて長いので、概要として、結論だけ箇条書きで記しておきます。
現在、様々な農作物や海産物などから放射性物質が検出され、内部被曝が懸念されておりますが、そのもっとも重要な被害は、主に関東地方に降りそそいだ3月21日の放射性物質降下(以下フォールアウトと呼びます)によってもたらされました。3月15日にも放射性物質が放出されたことはよく知られていますが、それは希ガスが主体であり、農作物や人体への被害は比較的軽微だと考えられるからです。それにたいし、21日のフォールアウトは、ヨウソ・セシウム・ストロンチウムなどが主だったと考えられています。
東大の早野先生(@hayano)のチームが作成したグラフがあります。
図1 全国の放射線量 3月15−5月2日
これを見れば全国、とりわけ関東地方で、まったく同型のグラフの動きが確認できます。15-16日に非常に大きなピークがありますが、それは直後に急降下しています。それに対して、21日にピークがありますが、それは漸近線を描いて下がっていっています。これらピークが福島第一原発由来のものだとすると、両者の違いに関する解釈は、論理的には二つありえます。一つは、21日以降、恒常的に福島第一原発から放射性物質が放出されている可能性です。もう一つは、21日に後者で放射性物質が地表に降下して、それが空間線量に影響を与えている可能性です。もちろん、この二つが複合していることも十分ありえるでしょう。
図2 日本分析センターにおける空間線量率(PDFより)
図3 東京都健康安全研究センターにおける放射線量と降下物
諸々の研究機関による核種分析により、15日と21日では、その主成分が異なることが判明しています。15日は、キセノン133など人体に軽微な影響しかない希ガスが主ですが、21日のフォールアウトでは、セシウムやヨウソ・テルルなどが主体であることが判明しています。15日に希ガスが多かったのは、原因が2号機のサプレッションチェンバーの破損であるため、放射性物質が一度水を通してから放出されたためであると考えられます。すなわち、事実上、ウェットベントをしたのと同じ効果があったのではないでしょうか。
さて、21日のフォールアウトは想像を絶するものだったことが、直後から判明しています。文部科学省は、毎日の全国各地のヨウソ131とセシウム137のフォールアウトを「環境放射能水準調査結果(定時降下物)」として発表していますが(http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1305495.htm)、その3月20-21日、21-22日のデータは以下の通りです。
図4(PDF) 図5(PDF)
定時降下物20日9時-21日9時 定時降下物20日9時-21日9時
上記のデータから3月19日9時から3月26日9時までの積算フォールアウトの表を作成してみました。
I-131(MBq/km^2) | Cs-137(MBq/km^2) | |
山形県(山形市) | 68532 | 7860 |
茨城県(ひたちなか市) | 208130 | 25790 |
栃木県(宇都宮市) | 55710 | 992 |
群馬県(前橋市) | 21306 | 1173 |
埼玉県(さいたま市) | 67517 | 2973 |
千葉県(市原市) | 45294 | 3593 |
東京都(新宿区) | 84333 | 6409 |
神奈川県(茅ヶ崎市) | 5556 | 440 |
特筆すべきは、ひたちなか市と新宿の値です。MBq/km2 はBq/m2 に換算可能なので、ひたちなか市では1平方メートルあたり20万ベクレル以上のヨウソ131が、25000ベクレル以上のセシウム137が地表に降り積もったと考えられます。新宿では同じく、ヨウソ131が約85000ベクレル、セシウム137が6400ベクレルです。そして、これら大部分が、20日から23日までの3日間に降りそそいでいるのです。
これは、どの程度の値なのでしょうか。
また、一瀬昌嗣・神戸高専准教授(サイエンスメディアセンター 核実験フォールアウトとの比較)によれば、「1963年6月に、日本に降った最大のフォールアウトのセシウム137の放射能は、550Bq/m2」であり、「Cs-137で比べると最も多かった1963年の1年間に東京で1935 Bq/m2、1957年4月〜2009年3月の合計では7095 Bq/m2」です。大気圏核実験が頻繁に行われていた(チェルノブイリ事故の影響も含む)過去50年間と、ほとんど同量のCsセシウム137が、たかだか3/21-3/23の2日間で降り積もったことになります。なお、広島原爆の黒い雨のCs-137の土壌沈着量は、最大で493 Bq/m2であったと論じられています。
マーチン・トンデル氏のスウェーデンにおけるチェルノブイリ事故調査によると、1平方メートルあたりのセシウム137の汚染が10万ベクレルで、ガン発生率が11%あがるとの結果が提出されています。http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/tyt2004/tondel.pdf これに照らし合わせると、くだんのフォールアウトによるひたちなか市での発がんリスク増加は、3%弱であると考えることができるでしょう。
ただし、重要なことは、発がんリスクは放射性障害のごく一部にしかすぎず、心疾患、脳溢血、消化器疾患、呼吸器疾患など様々なリスクが確認されており、またもっとも典型的な兆候は、「原爆ぶらぶら病」や「湾岸戦争症候群」に見られるような不定愁訴であることです。発がんリスクはあくまで健康被害の一つの指標にしか過ぎず、内部被曝によって表れる様々な症状を、発がんリスクへと還元するかのような統計は、住民たちの実際の健康障害を著しく低く見せる効果があることに、私たちは留意する必要があります。
3月21日前後に関東を襲った甚大なフォールアウトが福島第一原発由来のものだとして、それは何号機からいつ発生したものでしょうか?
東大の早野龍五先生などは、主な放射性物質の放出は3月15日までに発生しており、21日の降雨とともに上空の放射性物質が降下してきた、という説を以前提唱しました(ガジェット通信「3月15日に福島原発より大量放出。以降、大気への大量放出は起きていない」)。
そして、同様の説が、現在もまたメディアや一般人の大部分が信じており、それゆえ、21日前後のフォールアウトについて「いまだ発表されていない大事故が起こったのではないか」という点の追求は不十分であったと言わざるをえません。それは、Twitter上で最大権威となった早野先生の影響もあるでしょうし、またテレビ映像で爆発として目に見えた(結論を先取りすれば、それゆえ東電が隠蔽することが不可能であった)事故が15日までに集中していたこと、がもう一つの原因でしょう。
ところが、早野先生の説は、看過できない欠陥を何個も抱えており、議論としては維持不可能である、と私はこれまでずっと考えてきました。(以下の考察は、主にkenkenさんのブログ「3/21 柏市を汚染した放射能プルームについて」を参考にさせていただいており、また、図10と図12を拝借いたしました。この場を借りて感謝申し上げます。)
一つは、直感的に言って、一週間近く前に放出された放射性物質からなる放射性プルーム(放射性雲)が、関東地方といったせいぜい数十キロー数百キロ圏内の上空を、大部分の放射性物質を落とさずに、また拡散せずに、漂い続けることが可能なのだろうか、というものです。たとえば、ドイツのシュピーゲル誌などが、オーストリア中央気象台による放射性物質拡散シミュレーションを掲載していますが、これをみると、放射性雲は偏西風に乗って時速数十キロで移動し、拡散しているように見えます。これは、他のシミュレーションでも同様です。
図6 オーストリア中央気象台 I-131拡散シミュレーション 3/15-3/18
また、早野先生は、日本分析センター(千葉)のデータ(本ブログ記事の図2)をもとに、「3月16日を最後に原子炉からの直接放出の証拠であるXe-133がほとんど見え」ないということを根拠に、それ以後の放出はなかったと言っていますが、よく拡大して見れば、他のグラフに隠れているだけで、確実にXe-133のピークは確認できます。
図7 3/18-3/20 空気中の核種 図8 3/20-3/22 空気中の核種
また、つくばの高エネルギー加速器研究機構で採取された「空気中の放射性物質の種類と濃度の測定結果」のグラフを抜粋しました。図7が第六回採取資料(2011年3月18日10:16〜3月20日9:55)で、図8が第七回採取資料(2011年3月20日10:00〜3月22日9:54)です。両者を比較すると、その組成が全く異なることがわかります。このことは、21日以降の空気中の放射能汚染が、それまでとは別の汚染源からもたらされたものであることを示唆しています。
早野先生は上記の図2の降雨量と放射性物質降下との相関関係に注目し、前者が後者の原因であったと論じています。確かに、原発事故後、21日で初めて広範囲の降雨があったことは確かです。ですが、この比較は、あまりにも時間軸を荒く見過ぎだと思います。じっさい、3月21日の雨のデータと、空間線量の上昇データとの時間データをより細かく調べれば、茨城県では雨が降る前に、放射線量が上昇していることが確認できます。
図9 3/21 4時の茨城県の雨雲 図10 3/21 茨城県の空間線量
これは、「3/21のフォールアウトは上空の放射性物質が雨によって落ちてきただけである」という説明とは相容れません。
図11 図12
また、3/21、全国的に雨雲は西から東に移動してきています(tenki.jp 3/21 雨雲の動き)。 もし、早野先生の説が正しければ、フォールアウトもまた西から東へと進んでいなければいけないはずです。ところが、図9 「茨城県東部 放射線モニターデータ解析」(理化学研究所仁科加速器研究センター専任研究員 板橋健太様作成)の3/21のデータを 茨城県の空間線量の増加を確認すると、疑いなく北(福島第一原発方面)から南南西へと、放射性プルームが移動していることが確認できます。また、先にご紹介したブログ「3/21 柏市を汚染した放射能プルームについて」によると、時速20-30kmで、「午前3時20分に大沼で観測された上昇が東海村、水戸、鉾田、つくば市へ伝播している」ことが確認できます(図12)。
さて、以下の論考は、chocovanillaさんのブログ【シリーズ 3月21日】による、気象学的な考察をおもに参考にさせていただきます。
国立情報学のページ「福島第一原発事故タイムライン(ドキュメンタリー)」によると、3月20日、福島第一原発の周辺の風向きは、朝10時から東風、夕方には南風になり、夜の10時から12時にかけて北風に反転したということです。
ちなみに福島第一原発から日立市大沼までの距離は106km、日立市大沼で放射線量が上がり始めたのが21日3時20分なので、そのとき風速20km-30kmで運ばれていたと仮定すると、その放射性プルームはちょうど福島第一原発を午後10時-12時に放出されたものであるということになり、ぴったり符合します。
3月21日の午前9時の天気図は以下の通りです。
図13 3/21 9:00の天気図
停滞前線沿いに上昇気流が発生し、放射性プルームは静岡にある低気圧の中心へと流れて停滞前線に沿って運ばれたと考えられます。
プルームは海を南下し、停滞前線に当たって進路を変えます。一部は上昇して、低気圧の中心近くで降雨し、大部分は前線に沿って移動して、柏東葛地域での雨で、地上へと落下し ホットスポットを形成したものと考えられます。進路に関わらず前線に沿ったとすれば、雨の振り出しが関東ではほぼ同時であった為、 非常に直線的な汚染が辻褄が合うのです。(chocovanillaさんのブログより)
さて、3月20日から21日にかけて、福島第一原発では何が起きたのでしょうか。これだけの莫大な汚染をもたらした事故が発生したとすれば、それが公式に発表されていないということはありうるのでしょうか。
3月20日の福島第一原発の動きは、私の手元にある3月21日発表の官邸発表資料(http://www.kantei.go.jp/saigai/201103211900genpatsu.pdf 削除済み)を見れば非常によくわかります。彼らはそのとき、3号機に注視していました。抜粋します。
20日 08:00 3号機に関し、炉内の温度が三百数十度になっており、炉圧が高くなっている。(原子炉の通常運転中は280-290℃)
14:30 3号機に関し、原子炉格納容器内が高めで推移していることから注視。
21:30 3号機に関し、緊急消防援助隊(東京消防庁)の消防車による連続放水(約1、137トン)を実施(-21日03:58)
15:55 3号機に関し、灰色の煙が噴出(調査中) 16:49 3号機の煙に関し、煙量に変更はないが、灰色から白色に変化 18:02 3号機に煙に関し、沈静化を確認
事実関係だけ述べるならば、20日午前から午後まで3号機格納容器内の圧力が非常に高まり、その後圧力低下を受けて、21時半から1000トン以上の放水を行った。これは、同時期の他号機への放水が軒並み100トン以下であることを考えれば、異常な量と言えるでしょう。そして翌日午後3時に、原子炉建屋から煙が出始めました。
さて、当時のメディアでは、3号機についてどのように報道されていたでしょうか?実は、このときドライベントを行う予定でした。3月22日の毎日新聞は次のように報道しています。
3号機では20日、格納容器内の圧力が急に高まり、東電は一時、容器内の水蒸気を直接、大気中に放出する「ドライベント」と呼ばれる方法での排気を検討した。・・・3号機はその後、格納容器内の圧力が下がったため、ドライベントは見送られた。
もしその通りだとして、なぜ圧力は低下したのでしょうか?そして、本当にドライベントは見送られたのでしょうか?これが1つ目の謎です。
もうひとつの謎は、翌21日に3号機原子炉建屋から放出された煙についてです。東電は、おおむね次のように釈明していました。「煙については調査中です。どこから出てるのかはわかりません。放射線レベルから見て、問題はないです。でも、念のため、作業をいったん中断して、作業員全員を退避させました」。そして、私が知る限りにおいて、その点について今まで一切の説明はありません。
しかし、なぜ何週間・何カ月たっても、煙の原因がわからないのでしょうか?これが火事である可能性が仮にあるのだとすれば、本来、すぐにでも消化活動を行わなければ、以後の復旧作業に差し支えるのではないでしょうか?なぜ、彼らはこの煙を放置したままでいられたのでしょうか?
実は、5月16日に東電は3号機パラメータの膨大な修正資料を提出しました(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/images/11051612_level_pr_data_3u-j.pdf)。その結果、以前よりも詳細で正確な分析が可能となっています。このデータから、圧力容器内の原子炉圧力(A)をグラフ化したものがこれです。
図14 3号機原子炉圧力(A)の動き
3月21日の未明に、著しく異常な事態が発生していることが見てとれます。具体的には、それまで0.1MPa前後を推移していたのに、突然21日1時25分には8.968MPaを、1時45分に11.571MPaを、2時30分に10.774MPaを記録し、その後4時には0.2MPaまで下がっています。
さて、以上の数字が突出しすぎているため、細かい動きがほとんどわからなくなってしまっていることを踏まえて、もっと細かいグラフを出します。
図15 3号機原子炉圧力(A)(B)および格納容器圧力(ゲージ圧に換算)
まず、19日未明に格納容器圧力と原子炉圧力(B)ともに大幅に下がっているのが確認できます。このときに、何が起きたのかははっきりわかりませんが、その後格納容器・圧力容器とも圧力が上昇したことから、両者とも健全性が保たれていると思われるため、おそらく、この時点でベントを行ったのではないかと推測できます。実際、図16を見れば、格納容器の圧力低下とともに、格納容器内の放射線量が低下していることが確認できます。
図16 格納容器圧力と格納容器内放射線量の比較
しかし、18日に格納容器内放射線量が54.4Sv/hから105Sv/hまで急増していること、その後おそらくはベントとともに急落し、その後上昇をする、これは何を意味しているのでしょうか?単なるメルトダウンでは、ここまでの放射線量の増減を説明することは困難ではないでしょうか。ここで再臨界が発生していた可能性を指摘することは可能かも知れません。実際、図8で示した、筑波における空気中の核種分析で見られたテルルやテクネチウム99m(半減期6時間)などは、そうした可能性を示唆しているようにも思われます。また、既出の官邸資料によれば、20日の午前8時に炉内の温度が、通常運転時よりも高い三百数十度を記録したことも、これを裏付けています。
圧力変化の分析を続けましょう。3月19日のお昼ぐらいから、圧力容器・格納容器ともに上昇を続けています。また格納容器内放射線量のデータは19日の大部分が抜けているのですが、20日に入ったあたりから急上昇を続け、この三つのパラメータは20日午前4時にピークを迎えます。その後、圧力容器・格納容器圧力は緩やかに下降していきますが、格納容器内放射線量はほぼ一定水準を保ったままです。このときの圧力低下が、何かしらの爆発的事象なのか、それともベントなのかははっきりとは判明しませんが、おそらくは何らかの形で放射性物質が漏れており、それが図1の、茨城県の20日12時前後の小さなピークと対応していると考えられます。
その後、9-11時前後に不可解な微増減がありますが、それから15時ぐらいまで、格納容器圧力・圧力容器圧力ともに漸減していっています。このとき、原子炉水位が上昇していることから、注水作業が行われたことが推測でき、圧陸低下はその結果だと考えると、この時点まで圧力容器・格納容器の健全性が保たれていたと考えるのが妥当でしょう。
その後、15時から格納容器圧力・圧力容器圧力ともに急降下しています。この前後の敷地内の放射線量はほとんど公開されていないのですが、唯一公開されている事務本館北の放射線量の数値が、14時までの2.5mSv前後から15時前後に3.3mSvまで急増したことから、このときに一度目、格納容器内の爆発など、なんらかの形で格納容器の健全性を損なう出来事があったことは想像に難くありません。そのとき、ちょうど西風が吹いており、また夕方になって南風に変わったため、20日19時以降西に110km離れた山形市でフォールアウトが発生し、また北の秋田市でも午後9時ごろ、わずかに放射線量が増大したものと考えれば、完璧につじつまがあいます。
図17 東北地方の空間線量
その後、21時半から翌21日の3時58分まで、1000トンを超える莫大な量の放水作業を、3号機に向けて行っています。そして、その放水と、原子炉圧力(A)が11.5Mpaを超える異常値が検出された時間は、完全に重なっています。これは、どのように解釈できるでしょうか?もし、この異常値が実際の圧力容器内の圧力を反映していたのだとすれば、これは明らかに異常な事態です。というのは、福島第一原発の圧力容器の設計圧力は8.61MPa(=87.9kg/cm2g)なので、大幅に超過しており、圧力容器がこの時点で大破した可能性は高いと思われます。そして、圧力容器における異常な圧力上昇という事態に対処するために、東電は莫大な放水を行ったということになります。
あるいは、原子炉圧力計の異常値は、放水の結果であるという可能性も全否定はできません。すなわち、圧力計になんらかの形で水が当たり、それが異常値を引き起こした可能性です。この仮定のもとでは、この時点ですでに圧力容器が破損していたということになるでしょうし、さらに、破損していなければなぜ東電が莫大な放水を行ったのか、説明が困難となります。しかし、この可能性は論理的には否定できないものの、あまり考えられないことです。というのは、データ採取は放水を一時的に中断したときにしか可能ではないだろうと推測できるからです。
図18 3号機格納容器圧力(ゲージ圧に変換)(東電修正前データで作成)
ともあれ、放水終了後も圧力は低下し続け、格納容器圧力は21日15時までにほぼ大気圧と一致し、その後6月21日現在まで、ずっと大気圧と平衡を保ちつづけています。このことから、3月20日に格納容器が完全に損壊したと断定できます。
また圧力容器内圧力も、3月21日以降ほぼ平衡を保っております。原子炉圧力計(A)と(B)の値の違いを解釈することは、非専門家である私には困難ですが、その後(A)が安定して下がりつづけて(B)と一致し、現在は-0.1MPa前後で平衡を保っていることから、圧力容器も健全性を保っていないことが見てとれます。
いずれにしても、20日15時から翌日4時までの間に、3号機で相当に異常な事象が発生したことは疑いようがありません。そして、これが、おそらくは福島第一原発最大の事故であり、20日の山形のフォールアウトと、翌21日の関東地方のフォールアウトの汚染源であったことも確実です。
ただ、午後20時から翌日の1時25分までのパラメータが、5時間半にわたって完全に欠如していることが問題です。現在わかっている範囲では、午前1時45分から4時までの原子炉圧力(A)の低下が、図12での日立市大沼の午前4時のピークをもたらしたと考えるのは、両者の距離が100km以上離れていることから考えると、非常に困難が伴います。むしろそれは、午前6時過ぎの二つ目のピークと対応していると考えるほうが自然でしょう。ならば、3号機からの主要な放射性物質の放出は、20日午後11時から翌0時半ぐらいまでに発生したと考えなければ、関東地方の放射性プルームの最大のピークと符合しなくなります。ところが、何度も言いますが、ちょうど放水中のためか、その時間帯のデータが欠落しているのです。
このあたり、具体的に何が起きたのか、そして再臨界はあったのか、原子炉の専門家による分析と、(もし存在するならば)東電・政府からのさらなるデータの発表を待ちたいところです。
3号機の異常にたいして、東電・政府はどのように対応したのでしょうか。彼らは、こうした異常事態を知らなかったのでしょうか、それとも、異常を知っていたのでしょうか。もし、当時把握していたのなら、事故を知っていて隠蔽していたことになります。
3月20日の格納容器・圧力容器圧力の上昇、そして格納容器CAMSの上昇を受けて、東電・政府がドライベントをする予定であったことは、すでに述べたとおりです。しかし、彼らの発表によれば、圧力が低下したため、ドライベントを行う必要がなくなった、とのことでした。この圧力低下がどの時点のことを意味しているのか、定かではありません。ともあれ、私たちの分析が正しければ、3/19の未明と3/20の午前4時に、二回ベントを行っているはずです。もし、発表内容と整合性を保って理解しようとするならば、これらはドライベントではなく、ウェットベントであり、それゆえ特段の釈明を必要としないと彼らが考えたのではないか、という推測がなりたちえます。
ところで、私たちはこの文脈で、3/20 11:30に発表された首相官邸の声明「東北、関東の方へ――雨が降っても、健康に影響はありません。」を解釈することが可能でしょう。
この声明を読んで誰もが変だと思うのは、健康には何ら影響がないと言いながら、「雨がやんでから外出」「雨に濡れないようにする」「雨にぬれても心配はないが・・・念のために流水でよく洗う」ことを東北・関東の国民に勧め、そうしなくても「健康に影響」は出ないと言っていることです。表面だけ読めば、言ってることめちゃくちゃですね(笑)。この声明のメタメッセージは、「健康に被害があることは官邸としては立場上言えないけれども、できるだけ雨に当たらないようにしてください」ということのように思われます。
この声明が、3号機での異常事態の進行にあわせて発表されました。これが、ドライベントを前提としたものなのか、それともドライベントが不可能であることから、格納容器内での爆発的事象の回避が不可能であると彼らが考えたために発表したものなのか、そこは定かではありません。実際のところ、判断するための材料の一つは、午前4時半から10時までのパラメータの詳細な動きがわかれば、ウェットベントに限界があったのかどうかなど、もう少し具体的な判断材料がはっきりするのですが、この間ちょうど5時間以上も、データが欠落しています。そして、官邸資料には
08:00 3号機に関し、炉内の温度が三百数十度になっており、炉圧が高くなっている
と記述があります。これは、この時点でデータ採取がなされていた証拠であり、そのデータを(未発表の温度データも含めて)未だ東電は発表していないということになります。だとすれば、この午前8時時点でも、隠蔽せざるを得ない異常な事態がすでに発生していた、という推測が可能かもしれません。
そして、午前9:55から11:00にかけて、4回もデータ採取を行っています。そして、この時、原子炉圧力のパラメータが、二つとも、微増源を繰り返しているのが気になります。
図19 3/20 原子炉圧力の推移詳細
これは想像に過ぎませんが、10-11時の間にドライベントを試みたが、それが失敗に終わったことを示しているのかもしれません。その時点で、格納容器内の爆発的事象は時間の問題となったため、11時30分に官邸が「雨に濡れないように」という主旨の声明を出した、このように考えることもできるのではないでしょうか。
図20 東電修正後パラメータ抜粋
その後おそらく、15時から圧力容器圧力・格納容器圧力は急降下を始めます。15時で0.155Mpaあった原子炉圧力(A)は、19:40には0.095Mpaに、格納容器圧力は0.189MPaから0.124MPaにまで下降しました。先に述べたように、この時点で格納容器に損傷があったと考えるのが妥当ならば、おそらくは格納容器内で爆発があったのではないかと推測できます。
21時30分からの1000トンの放水は、この圧力低下を受けて行われたものでしょうか?爆発的事象が15時前後であると推定するなら、これは遅すぎる対応である気もします。しかし、19:40分から3回、10分刻みで測定していることを考慮すると、彼らはこのときに初めて、圧力低下が注水の結果ではなく、格納容器・圧力容器の破損が原因であると気づいたのかもしれません。(パラメータの値だけではなく、データ測定の頻度や欠落もまた、重要なメタデータです。)あるいは、発表されていないデータで、20時以降に原子炉圧力計(A)が急激に上昇し、それが放水のきっかけになったという可能性も否定はできません。
いずれにしても、事実として確実に言えることは、21時30分から翌3時58分まで、異例の長時間にわたって1000トン以上の放水が行われたこと、このときすでに格納容器が破損していたこと、そして放水の間、原子炉圧力計(A)が11MPaを超える異常値を示したことです。この放水には、2つの意味があったと考えられます。一つは、格納容器・圧力容器の温度低下・圧力低下を目的としていたということ。もう一つは、放水によって、放射性物質の空気中への飛散をできる限り抑えようとした、という目的です。
21日4:00にデータ採取を行ったところ、原子炉圧力計(A)は、ほぼ正常値である0.202MPaまで下がっています。この間隔の短さからすると、3:58の放水終了後すぐにデータ採取を行ったというよりは、むしろ放水を一時中断してパラメータを測定したところ、ほぼ正常値まで下がっていたため、それをもって放水終了とした、と推測する方が妥当でしょう。すなわち、この時点までに圧力容器が完全に損壊し、圧力容器内の放射性物質放出は止んだ、と東電は判断したのではないかと思われます。
ところで、海江田経産相が、東京消防庁に対して長時間の放水を強要し、「速やかにやらなければ処分する」と恫喝まがいのことを言ったとして、21日に石原都知事が菅首相に抗議を行った、と報道されています(読売新聞 22日)。ちなみに、21日の官邸資料によれば東京消防庁が長時間放水を行ったのは、19日の14:05-翌3:40と、いま私たちが問題にしている20日21:30-翌3:58の二回なので、この発言が、どちらの放水の時に行われたのかは判然としません。読売新聞によれば、13時間連続放水と言われているため、19日に開始した放水の方と解釈できます。
ところが、より情報ソースに近い猪瀬副都知事のブログ記事「福島原発の放水活動で東京消防報告。今後の教訓にしたいこと。」には、次のような記述があります。
○ 本部は原発の現場より20km離れたところに前線指揮所が設置されている。
(中略)
○ 現場を知らない本部の人達から、東京消防庁が現場で判断した方針を変更するよう度々要求された。
・放水は当初4時間の予定だった。その後状況を勘案し、必要に応じ再度放水することにしていた。しかし、連続して7時間放水し続けるよう執拗に要求された。結果として、7時間放水することになったが、そのため2台ある放水塔車のうち1台がディーゼルエンジンの焼き付きにより使用不能となった。
・東京消防庁にて海から放水塔車までの給水ホースの設置ルートを800メートルの最短距離で、設定していたが、遠回りにするように執拗に要求された。
・「俺たちの指示に従えないのなら、お前らやめさせてやる」の発言もあった。
○ 職員の命を預かる隊長としては、現場をわかっていない人達に職員の命を預けるわけにはいかない。
当初4時間の予定であった放水が、連続7時間の放水になったと副都知事は述べているわけですが、それは20日21:30に放水を開始しながら、翌1:25、1:45、2:30、4:00とパラメータ測定を行いながら、原子炉圧力計(A)がほぼ正常値に戻るまで放水を続けたという私たちの想像と、ほぼ一致します。ならば、逆に言えば、放水塔車のディーゼルエンジンを破壊し、また経産大臣が直々に現場作業員に対して恫喝を行いながらも、それでもなお放水を行わねばならない深刻な事情があった、そしてそれについて、東京消防庁や東京都には知らされていない、という推測が成り立つでしょう。
逆に、ごく常識的に考えて、東電・政府は東京消防庁の現場の職員に、今3号機のパラメータと炉心で進行していると思われる事態を説明する必要がないため、現場の作業員としては「現場をわかってない人たちに不可解で、かつ実行に無理がある指示をされた」という憤りを感じることは必然です。
ともあれ、この、おそらくは確度が高いと思われる推測が意味するものは、非常に大きい。なぜなら、このとき東電ばかりでなく、経産大臣をはじめとした菅政権の中枢部分が、3号機で起きていた異常事態を周知していたということを意味しているからです。
さて、3/21の14:30に、事故後初めての海水サンプリング調査を東電は実施したことは、みなさんご記憶の通りです。東電の発表によると、その調査によって基準値を大幅に上回るI-131、Cs-134、Cs-137が検出されました。
図21 東電発表 3/21 海水サンプリング核種分析
なぜ、この時期になって初めて東電は海水サンプリング調査を行ったのか。それは、3号機からの放射性物質の放出を防ぐために放水した大量の水の一部が、おそらく海に流れ込んだからだ、と考えれば辻褄が合います。
また、3月27日の時事通信によると、21・22日に東電は福島第一原発敷地内の土壌を採取して、プルトニウムの検出検査を行ったことも、20日にMOX燃料を使用している3号機の格納容器内で爆発があったと考えると符合します。そして実際に、28日の東電の発表によると、プルトニウム238、239、240が検出されました(3月29日 読売新聞)。これも、3号機格納容器が爆発したことの有力な証拠になるでしょう。
3号機の話に戻ると、21日15時から灰色の煙が放出されていることが確認されました。23日の官邸資料(削除済み)から引用します。
15:55 3号機に関し、灰色の煙が噴出(調査中)
16:49 3号機の煙に関し、煙量に変更はないが、灰色から白色に変化
18:02 3号機に煙に関し、沈静化を確認
図22 3/21 3号機の煙の様子 共同通信 東京電力提供
また、この煙について、sponichiの記事では次のように書かれています。
東京電力によると、21日午後3時55分ごろ、3号機の原子炉建屋屋上の南東側から煙が上がっているとの連絡があった。煙は黒色で、時折灰色に変わりながら減少。6時ごろに収まった。煙の発生場所は使用済み燃料プールの上側。放水作業のため正門近くにいた東京消防庁の部隊は約20キロ離れた指揮本部に退避。安全が確認されるまで放水活動を中止する。東電の作業員も避難し、復旧へ向けた作業は1日程度足踏みする見通しとなった。
原子炉の構造を考えれば、使用済み燃料プール上側ということは、原子炉の上側ということになります。そして、この煙がどういうものかははっきりとはわかりませんが、官邸資料にあるように、灰色から白色に変化したということは、水蒸気が混じっているであろうことは推測できます。
さて、この煙は、以前に述べたように、非常に謎が多いものです。まず第一に、なぜ煙の原因は現在まで特定できなかったのか。第二に、なぜ東電は消火活動を行わなかったのか。しかも、放水活動を行う準備ができている東京消防庁の部隊が、現場付近にいるにも関わらず。第三に、「3号機の原子炉圧力容器および原子炉格納容器のパラメータ、周辺環境のモニタリング値に大きな変動」はみられない(東電発表より)としながらも、なぜ作業員は退避したのか。さらに東京消防庁の部隊は、なぜ煙が出ているのを見ながらも、20kmも退避したのか。
こうしたことを総合すると、この煙が通常の火事では決してないということを、東電が熟知していたということを示唆している、としか私には思えません。
では、反対方向から推論してみましょう。私たちは、すでに3号機格納容器と圧力容器が破損していることを、パラメータから確認しました。その時の原子炉内の温度は発表されていないものの、原子力安全・保安院のデータによると、3月23日4:00の圧力容器底部の温度は253度もあり、かつ内部に水分が存在するため、多かれ少なかれ原子炉から水蒸気が放出されることは物理的に必然です。
逆に言えば、東電はこの煙を決して原子炉から放出されたものと認めることができません。なぜなら、それを認めたならば、圧力容器も格納容器も破損していることを認めざるをえないからです。だから、長期間にわたって「原因不明」とみなしながら、消火活動も行わずに放置した。しかし、この煙が放射性物質を大量に含んでいることが明らかなため、作業員を退避させた。このように推測すれば、東電の行動は、非常に納得がいくものとなります
※ちなみに、なぜ煙が当初灰色で、その後白色に変わったのか、この問題に関しては、専門家の見解を仰ぎたいところですが、フランスのIRSNは、これはコアコンクリート反応であったという見解を提出しています。(http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2792610/7005562)
今まで、3月20-21日にかけての関東地方のフォールアウトが直前の3号機から放出されたものであるという仮説について、気象やプラントパラメータ、東電・政府の行動など様々な角度から検証してきました。その結果、3号機格納容器内で爆発的事象が発生したことは疑いようがなく、さらにそれが再臨界を伴っていた可能性まで示唆されました。
そうだとすれば、東電・政府はこの極めてシビアな事故を、現在に至るまで隠蔽し続けていたことになります。いかにして、このようなことが可能だったのでしょうか。おそらく、この問いをいま、直截的な形で、メディアや研究者たちに向けることは、さほど生産的なことではないでしょう。ただ、東電がこの事態をどのように隠蔽してきたのか、その印象操作の一端を簡単に見せておくことは、私たちにとって非常に有意義なことだと思います。そのことを通じて、私たちが今後、情報操作に惑わされないような教訓を得ることができるからです。
まず、前節最後に述べた、3号機の煙の話です。21日15:55分-18時までの煙の発生前後で、「3号機の原子炉圧力容器および原子炉格納容器のパラメータ、周辺環境のモニタリング値に大きな変動」はみられない(東電発表)と東電が述べたため、これが異常な事象の兆候である、とは一般に受け止められなかったきらいがあります。
図23 東電発表修正パラメータ抜粋 右がD/W圧力(絶対圧)、その左の二つが原子炉圧力(ゲージ圧)
ところが、実際のパラメータを見ればわかるのですが、煙が出始めた時点では、すでに格納容器圧力も圧力容器圧力も、ほとんど大気圧と平衡になっており、それゆえ両方とも破損していたことが確実だったのです。これでは煙がでても、原子炉パラメータに「大きな変動」が見られるはずがありません。当然、東電はこのことを知っていたはずです。
また、東電発表のパラメータを、修正前と修正後を比較すると、データを間引きすることでどのような印象を東電が作ろうとしてきたのかも見て取ることができます。
図24 格納容器内放射線量 修正前(赤線) 修正後(青線)
たとえば、3号機格納容器内CAMS(A)(=放射線量)のグラフですが、修正前は赤の点で断続的にのみ発表されていました。これだけ見ると、順調に放射線量が下がっていったかのように見えます。ところが、修正後のパラメータをグラフにしてみると、そのグラフの直前に放射線量が急増しており、その後18-20日までの間に乱高下していたことがわかるのです。
また、修正後パラメータで設計圧力を大幅に超える115MPaを記録した原子炉圧力(A)(図14参照)に至っては、修正前はデータそのものが公表されていませんでした。
図25 修正前原子炉圧力(A) (3/21発表官邸資料)
では、東電による修正後のパラメータには問題がないのでしょうか。私たちは、すでにそれに関しても、存在するはずのパラメータが発表されていない、として疑念を唱えましたが、一つ決定的な印象操作が見られます。修正資料の1ページ目のグラフをお見せします。
図26 東電修正資料1ページ目、3号機水位・圧力にかんするパラメータ
このグラフには、3/21未明の原子炉圧力(A)の異常値が表示されていません。
なぜ、このようなことが可能だったのでしょうか。この答えは、3/21未明の異常値が、8.968, 11.571, 10.774と、すべて縦軸(右側)の最大値8MPaを大幅に超えていたことにあります。逆に言えば、東電は、この異常値をグラフに残さないために、わざとグラフの最大値を8MPaに設定したと疑るのは、決して不穏当なことではないでしょう。逆に、最大値をもっと小さく取れば、21日の推移がより具体的に見えることになるでしょう。つまり、8Mpaという最大値は、21日の事態をもっとも小さく見せることができる値です。これは、決して偶然ではない、すなわち、東電は、パラメータを精査せずグラフだけ見た人に、20-21日に特別な緊急事態が起こったという印象を与えないために恣意的な操作を行った、と言って差し支えないと思います。
12日1号機の水素爆発、14日の3号機における水素爆発、15日2号機のサプレッションチェンバー爆発。これら相次ぐ事故によって、福島第一原発から今まで放出されてきた放射性物質の大部分は15日までに放出されてきたものであるかのように東電・政府は発表しています。
ところが、もっとも重要な放射能汚染は3月21日に起きていることは、あまり一般には知られていません。その汚染源が3月20日-21日にかけての3号機格納容器内爆発であること、それは再臨界事故である可能性が高いこと、そしてこの事実を東電・政府は当然知りながら、隠蔽していること―これがほぼ「事実」であると断定できるだけの判断材料がすでに揃いました。
ちなみに、こうした結論の大部分は、実のところ、以前に私が、3/24までに出したものです。それについてはTwitterで当時連続ツイートして、その成果をTogetterにまとめました(http://togetter.com/li/115299)。ただし、このとき私は、気象に関する知識とデータがなかったため、絶対的な確信を得るまでには至りませんでした。
最近になって、他のブログで、気象方面からのアプローチで、まったく同じ結論を出している人が複数出てきました。また最近になって、東電が修正データを発表したため、それを検討することができました。その結果、再臨界の可能性を含めて再検討できるようになり、また東電による印象操作にかんしてもより詳細に論じることができるようになったため、こうして新たにブログに記事をアップする次第です。
以下、論証が極めて長いので、概要として、結論だけ箇条書きで記しておきます。
現在、様々な農作物や海産物などから放射性物質が検出され、内部被曝が懸念されておりますが、そのもっとも重要な被害は、主に関東地方に降りそそいだ3月21日の放射性物質降下(以下フォールアウトと呼びます)によってもたらされました。3月15日にも放射性物質が放出されたことはよく知られていますが、それは希ガスが主体であり、農作物や人体への被害は比較的軽微だと考えられるからです。それにたいし、21日のフォールアウトは、ヨウソ・セシウム・ストロンチウムなどが主だったと考えられています。
東大の早野先生(@hayano)のチームが作成したグラフがあります。
図1 全国の放射線量 3月15−5月2日
これを見れば全国、とりわけ関東地方で、まったく同型のグラフの動きが確認できます。15-16日に非常に大きなピークがありますが、それは直後に急降下しています。それに対して、21日にピークがありますが、それは漸近線を描いて下がっていっています。これらピークが福島第一原発由来のものだとすると、両者の違いに関する解釈は、論理的には二つありえます。一つは、21日以降、恒常的に福島第一原発から放射性物質が放出されている可能性です。もう一つは、21日に後者で放射性物質が地表に降下して、それが空間線量に影響を与えている可能性です。もちろん、この二つが複合していることも十分ありえるでしょう。
図2 日本分析センターにおける空間線量率(PDFより)
図3 東京都健康安全研究センターにおける放射線量と降下物
諸々の研究機関による核種分析により、15日と21日では、その主成分が異なることが判明しています。15日は、キセノン133など人体に軽微な影響しかない希ガスが主ですが、21日のフォールアウトでは、セシウムやヨウソ・テルルなどが主体であることが判明しています。15日に希ガスが多かったのは、原因が2号機のサプレッションチェンバーの破損であるため、放射性物質が一度水を通してから放出されたためであると考えられます。すなわち、事実上、ウェットベントをしたのと同じ効果があったのではないでしょうか。
さて、21日のフォールアウトは想像を絶するものだったことが、直後から判明しています。文部科学省は、毎日の全国各地のヨウソ131とセシウム137のフォールアウトを「環境放射能水準調査結果(定時降下物)」として発表していますが(http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1305495.htm)、その3月20-21日、21-22日のデータは以下の通りです。
図4(PDF) 図5(PDF)
定時降下物20日9時-21日9時 定時降下物20日9時-21日9時
上記のデータから3月19日9時から3月26日9時までの積算フォールアウトの表を作成してみました。
I-131(MBq/km^2) | Cs-137(MBq/km^2) | |
山形県(山形市) | 68532 | 7860 |
茨城県(ひたちなか市) | 208130 | 25790 |
栃木県(宇都宮市) | 55710 | 992 |
群馬県(前橋市) | 21306 | 1173 |
埼玉県(さいたま市) | 67517 | 2973 |
千葉県(市原市) | 45294 | 3593 |
東京都(新宿区) | 84333 | 6409 |
神奈川県(茅ヶ崎市) | 5556 | 440 |
特筆すべきは、ひたちなか市と新宿の値です。MBq/km2 はBq/m2 に換算可能なので、ひたちなか市では1平方メートルあたり20万ベクレル以上のヨウソ131が、25000ベクレル以上のセシウム137が地表に降り積もったと考えられます。新宿では同じく、ヨウソ131が約85000ベクレル、セシウム137が6400ベクレルです。そして、これら大部分が、20日から23日までの3日間に降りそそいでいるのです。
これは、どの程度の値なのでしょうか。
また、一瀬昌嗣・神戸高専准教授(サイエンスメディアセンター 核実験フォールアウトとの比較)によれば、「1963年6月に、日本に降った最大のフォールアウトのセシウム137の放射能は、550Bq/m2」であり、「Cs-137で比べると最も多かった1963年の1年間に東京で1935 Bq/m2、1957年4月〜2009年3月の合計では7095 Bq/m2」です。大気圏核実験が頻繁に行われていた(チェルノブイリ事故の影響も含む)過去50年間と、ほとんど同量のCsセシウム137が、たかだか3/21-3/23の2日間で降り積もったことになります。なお、広島原爆の黒い雨のCs-137の土壌沈着量は、最大で493 Bq/m2であったと論じられています。
マーチン・トンデル氏のスウェーデンにおけるチェルノブイリ事故調査によると、1平方メートルあたりのセシウム137の汚染が10万ベクレルで、ガン発生率が11%あがるとの結果が提出されています。http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/tyt2004/tondel.pdf これに照らし合わせると、くだんのフォールアウトによるひたちなか市での発がんリスク増加は、3%弱であると考えることができるでしょう。
ただし、重要なことは、発がんリスクは放射性障害のごく一部にしかすぎず、心疾患、脳溢血、消化器疾患、呼吸器疾患など様々なリスクが確認されており、またもっとも典型的な兆候は、「原爆ぶらぶら病」や「湾岸戦争症候群」に見られるような不定愁訴であることです。発がんリスクはあくまで健康被害の一つの指標にしか過ぎず、内部被曝によって表れる様々な症状を、発がんリスクへと還元するかのような統計は、住民たちの実際の健康障害を著しく低く見せる効果があることに、私たちは留意する必要があります。
3月21日前後に関東を襲った甚大なフォールアウトが福島第一原発由来のものだとして、それは何号機からいつ発生したものでしょうか?
東大の早野龍五先生などは、主な放射性物質の放出は3月15日までに発生しており、21日の降雨とともに上空の放射性物質が降下してきた、という説を以前提唱しました(ガジェット通信「3月15日に福島原発より大量放出。以降、大気への大量放出は起きていない」)。
そして、同様の説が、現在もまたメディアや一般人の大部分が信じており、それゆえ、21日前後のフォールアウトについて「いまだ発表されていない大事故が起こったのではないか」という点の追求は不十分であったと言わざるをえません。それは、Twitter上で最大権威となった早野先生の影響もあるでしょうし、またテレビ映像で爆発として目に見えた(結論を先取りすれば、それゆえ東電が隠蔽することが不可能であった)事故が15日までに集中していたこと、がもう一つの原因でしょう。
ところが、早野先生の説は、看過できない欠陥を何個も抱えており、議論としては維持不可能である、と私はこれまでずっと考えてきました。(以下の考察は、主にkenkenさんのブログ「3/21 柏市を汚染した放射能プルームについて」を参考にさせていただいており、また、図10と図12を拝借いたしました。この場を借りて感謝申し上げます。)
一つは、直感的に言って、一週間近く前に放出された放射性物質からなる放射性プルーム(放射性雲)が、関東地方といったせいぜい数十キロー数百キロ圏内の上空を、大部分の放射性物質を落とさずに、また拡散せずに、漂い続けることが可能なのだろうか、というものです。たとえば、ドイツのシュピーゲル誌などが、オーストリア中央気象台による放射性物質拡散シミュレーションを掲載していますが、これをみると、放射性雲は偏西風に乗って時速数十キロで移動し、拡散しているように見えます。これは、他のシミュレーションでも同様です。
図6 オーストリア中央気象台 I-131拡散シミュレーション 3/15-3/18
また、早野先生は、日本分析センター(千葉)のデータ(本ブログ記事の図2)をもとに、「3月16日を最後に原子炉からの直接放出の証拠であるXe-133がほとんど見え」ないということを根拠に、それ以後の放出はなかったと言っていますが、よく拡大して見れば、他のグラフに隠れているだけで、確実にXe-133のピークは確認できます。
図7 3/18-3/20 空気中の核種 図8 3/20-3/22 空気中の核種
また、つくばの高エネルギー加速器研究機構で採取された「空気中の放射性物質の種類と濃度の測定結果」のグラフを抜粋しました。図7が第六回採取資料(2011年3月18日10:16〜3月20日9:55)で、図8が第七回採取資料(2011年3月20日10:00〜3月22日9:54)です。両者を比較すると、その組成が全く異なることがわかります。このことは、21日以降の空気中の放射能汚染が、それまでとは別の汚染源からもたらされたものであることを示唆しています。
早野先生は上記の図2の降雨量と放射性物質降下との相関関係に注目し、前者が後者の原因であったと論じています。確かに、原発事故後、21日で初めて広範囲の降雨があったことは確かです。ですが、この比較は、あまりにも時間軸を荒く見過ぎだと思います。じっさい、3月21日の雨のデータと、空間線量の上昇データとの時間データをより細かく調べれば、茨城県では雨が降る前に、放射線量が上昇していることが確認できます。
図9 3/21 4時の茨城県の雨雲 図10 3/21 茨城県の空間線量
これは、「3/21のフォールアウトは上空の放射性物質が雨によって落ちてきただけである」という説明とは相容れません。
図11 図12
また、3/21、全国的に雨雲は西から東に移動してきています(tenki.jp 3/21 雨雲の動き)。 もし、早野先生の説が正しければ、フォールアウトもまた西から東へと進んでいなければいけないはずです。ところが、図9 「茨城県東部 放射線モニターデータ解析」(理化学研究所仁科加速器研究センター専任研究員 板橋健太様作成)の3/21のデータを 茨城県の空間線量の増加を確認すると、疑いなく北(福島第一原発方面)から南南西へと、放射性プルームが移動していることが確認できます。また、先にご紹介したブログ「3/21 柏市を汚染した放射能プルームについて」によると、時速20-30kmで、「午前3時20分に大沼で観測された上昇が東海村、水戸、鉾田、つくば市へ伝播している」ことが確認できます(図12)。
さて、以下の論考は、chocovanillaさんのブログ【シリーズ 3月21日】による、気象学的な考察をおもに参考にさせていただきます。
国立情報学のページ「福島第一原発事故タイムライン(ドキュメンタリー)」によると、3月20日、福島第一原発の周辺の風向きは、朝10時から東風、夕方には南風になり、夜の10時から12時にかけて北風に反転したということです。
ちなみに福島第一原発から日立市大沼までの距離は106km、日立市大沼で放射線量が上がり始めたのが21日3時20分なので、そのとき風速20km-30kmで運ばれていたと仮定すると、その放射性プルームはちょうど福島第一原発を午後10時-12時に放出されたものであるということになり、ぴったり符合します。
3月21日の午前9時の天気図は以下の通りです。
図13 3/21 9:00の天気図
停滞前線沿いに上昇気流が発生し、放射性プルームは静岡にある低気圧の中心へと流れて停滞前線に沿って運ばれたと考えられます。
プルームは海を南下し、停滞前線に当たって進路を変えます。一部は上昇して、低気圧の中心近くで降雨し、大部分は前線に沿って移動して、柏東葛地域での雨で、地上へと落下し ホットスポットを形成したものと考えられます。進路に関わらず前線に沿ったとすれば、雨の振り出しが関東ではほぼ同時であった為、 非常に直線的な汚染が辻褄が合うのです。(chocovanillaさんのブログより)
さて、3月20日から21日にかけて、福島第一原発では何が起きたのでしょうか。これだけの莫大な汚染をもたらした事故が発生したとすれば、それが公式に発表されていないということはありうるのでしょうか。
3月20日の福島第一原発の動きは、私の手元にある3月21日発表の官邸発表資料(http://www.kantei.go.jp/saigai/201103211900genpatsu.pdf 削除済み)を見れば非常によくわかります。彼らはそのとき、3号機に注視していました。抜粋します。
20日 08:00 3号機に関し、炉内の温度が三百数十度になっており、炉圧が高くなっている。(原子炉の通常運転中は280-290℃)
14:30 3号機に関し、原子炉格納容器内が高めで推移していることから注視。
21:30 3号機に関し、緊急消防援助隊(東京消防庁)の消防車による連続放水(約1、137トン)を実施(-21日03:58)
15:55 3号機に関し、灰色の煙が噴出(調査中) 16:49 3号機の煙に関し、煙量に変更はないが、灰色から白色に変化 18:02 3号機に煙に関し、沈静化を確認
事実関係だけ述べるならば、20日午前から午後まで3号機格納容器内の圧力が非常に高まり、その後圧力低下を受けて、21時半から1000トン以上の放水を行った。これは、同時期の他号機への放水が軒並み100トン以下であることを考えれば、異常な量と言えるでしょう。そして翌日午後3時に、原子炉建屋から煙が出始めました。
さて、当時のメディアでは、3号機についてどのように報道されていたでしょうか?実は、このときドライベントを行う予定でした。3月22日の毎日新聞は次のように報道しています。
3号機では20日、格納容器内の圧力が急に高まり、東電は一時、容器内の水蒸気を直接、大気中に放出する「ドライベント」と呼ばれる方法での排気を検討した。・・・3号機はその後、格納容器内の圧力が下がったため、ドライベントは見送られた。
もしその通りだとして、なぜ圧力は低下したのでしょうか?そして、本当にドライベントは見送られたのでしょうか?これが1つ目の謎です。
もうひとつの謎は、翌21日に3号機原子炉建屋から放出された煙についてです。東電は、おおむね次のように釈明していました。「煙については調査中です。どこから出てるのかはわかりません。放射線レベルから見て、問題はないです。でも、念のため、作業をいったん中断して、作業員全員を退避させました」。そして、私が知る限りにおいて、その点について今まで一切の説明はありません。
しかし、なぜ何週間・何カ月たっても、煙の原因がわからないのでしょうか?これが火事である可能性が仮にあるのだとすれば、本来、すぐにでも消化活動を行わなければ、以後の復旧作業に差し支えるのではないでしょうか?なぜ、彼らはこの煙を放置したままでいられたのでしょうか?
実は、5月16日に東電は3号機パラメータの膨大な修正資料を提出しました(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/images/11051612_level_pr_data_3u-j.pdf)。その結果、以前よりも詳細で正確な分析が可能となっています。このデータから、圧力容器内の原子炉圧力(A)をグラフ化したものがこれです。
図14 3号機原子炉圧力(A)の動き
3月21日の未明に、著しく異常な事態が発生していることが見てとれます。具体的には、それまで0.1MPa前後を推移していたのに、突然21日1時25分には8.968MPaを、1時45分に11.571MPaを、2時30分に10.774MPaを記録し、その後4時には0.2MPaまで下がっています。
さて、以上の数字が突出しすぎているため、細かい動きがほとんどわからなくなってしまっていることを踏まえて、もっと細かいグラフを出します。
図15 3号機原子炉圧力(A)(B)および格納容器圧力(ゲージ圧に換算)
まず、19日未明に格納容器圧力と原子炉圧力(B)ともに大幅に下がっているのが確認できます。このときに、何が起きたのかははっきりわかりませんが、その後格納容器・圧力容器とも圧力が上昇したことから、両者とも健全性が保たれていると思われるため、おそらく、この時点でベントを行ったのではないかと推測できます。実際、図16を見れば、格納容器の圧力低下とともに、格納容器内の放射線量が低下していることが確認できます。
図16 格納容器圧力と格納容器内放射線量の比較
しかし、18日に格納容器内放射線量が54.4Sv/hから105Sv/hまで急増していること、その後おそらくはベントとともに急落し、その後上昇をする、これは何を意味しているのでしょうか?単なるメルトダウンでは、ここまでの放射線量の増減を説明することは困難ではないでしょうか。ここで再臨界が発生していた可能性を指摘することは可能かも知れません。実際、図8で示した、筑波における空気中の核種分析で見られたテルルやテクネチウム99m(半減期6時間)などは、そうした可能性を示唆しているようにも思われます。また、既出の官邸資料によれば、20日の午前8時に炉内の温度が、通常運転時よりも高い三百数十度を記録したことも、これを裏付けています。
圧力変化の分析を続けましょう。3月19日のお昼ぐらいから、圧力容器・格納容器ともに上昇を続けています。また格納容器内放射線量のデータは19日の大部分が抜けているのですが、20日に入ったあたりから急上昇を続け、この三つのパラメータは20日午前4時にピークを迎えます。その後、圧力容器・格納容器圧力は緩やかに下降していきますが、格納容器内放射線量はほぼ一定水準を保ったままです。このときの圧力低下が、何かしらの爆発的事象なのか、それともベントなのかははっきりとは判明しませんが、おそらくは何らかの形で放射性物質が漏れており、それが図1の、茨城県の20日12時前後の小さなピークと対応していると考えられます。
その後、9-11時前後に不可解な微増減がありますが、それから15時ぐらいまで、格納容器圧力・圧力容器圧力ともに漸減していっています。このとき、原子炉水位が上昇していることから、注水作業が行われたことが推測でき、圧陸低下はその結果だと考えると、この時点まで圧力容器・格納容器の健全性が保たれていたと考えるのが妥当でしょう。
その後、15時から格納容器圧力・圧力容器圧力ともに急降下しています。この前後の敷地内の放射線量はほとんど公開されていないのですが、唯一公開されている事務本館北の放射線量の数値が、14時までの2.5mSv前後から15時前後に3.3mSvまで急増したことから、このときに一度目、格納容器内の爆発など、なんらかの形で格納容器の健全性を損なう出来事があったことは想像に難くありません。そのとき、ちょうど西風が吹いており、また夕方になって南風に変わったため、20日19時以降西に110km離れた山形市でフォールアウトが発生し、また北の秋田市でも午後9時ごろ、わずかに放射線量が増大したものと考えれば、完璧につじつまがあいます。
図17 東北地方の空間線量
その後、21時半から翌21日の3時58分まで、1000トンを超える莫大な量の放水作業を、3号機に向けて行っています。そして、その放水と、原子炉圧力(A)が11.5Mpaを超える異常値が検出された時間は、完全に重なっています。これは、どのように解釈できるでしょうか?もし、この異常値が実際の圧力容器内の圧力を反映していたのだとすれば、これは明らかに異常な事態です。というのは、福島第一原発の圧力容器の設計圧力は8.61MPa(=87.9kg/cm2g)なので、大幅に超過しており、圧力容器がこの時点で大破した可能性は高いと思われます。そして、圧力容器における異常な圧力上昇という事態に対処するために、東電は莫大な放水を行ったということになります。
あるいは、原子炉圧力計の異常値は、放水の結果であるという可能性も全否定はできません。すなわち、圧力計になんらかの形で水が当たり、それが異常値を引き起こした可能性です。この仮定のもとでは、この時点ですでに圧力容器が破損していたということになるでしょうし、さらに、破損していなければなぜ東電が莫大な放水を行ったのか、説明が困難となります。しかし、この可能性は論理的には否定できないものの、あまり考えられないことです。というのは、データ採取は放水を一時的に中断したときにしか可能ではないだろうと推測できるからです。
図18 3号機格納容器圧力(ゲージ圧に変換)(東電修正前データで作成)
ともあれ、放水終了後も圧力は低下し続け、格納容器圧力は21日15時までにほぼ大気圧と一致し、その後6月21日現在まで、ずっと大気圧と平衡を保ちつづけています。このことから、3月20日に格納容器が完全に損壊したと断定できます。
また圧力容器内圧力も、3月21日以降ほぼ平衡を保っております。原子炉圧力計(A)と(B)の値の違いを解釈することは、非専門家である私には困難ですが、その後(A)が安定して下がりつづけて(B)と一致し、現在は-0.1MPa前後で平衡を保っていることから、圧力容器も健全性を保っていないことが見てとれます。
いずれにしても、20日15時から翌日4時までの間に、3号機で相当に異常な事象が発生したことは疑いようがありません。そして、これが、おそらくは福島第一原発最大の事故であり、20日の山形のフォールアウトと、翌21日の関東地方のフォールアウトの汚染源であったことも確実です。
ただ、午後20時から翌日の1時25分までのパラメータが、5時間半にわたって完全に欠如していることが問題です。現在わかっている範囲では、午前1時45分から4時までの原子炉圧力(A)の低下が、図12での日立市大沼の午前4時のピークをもたらしたと考えるのは、両者の距離が100km以上離れていることから考えると、非常に困難が伴います。むしろそれは、午前6時過ぎの二つ目のピークと対応していると考えるほうが自然でしょう。ならば、3号機からの主要な放射性物質の放出は、20日午後11時から翌0時半ぐらいまでに発生したと考えなければ、関東地方の放射性プルームの最大のピークと符合しなくなります。ところが、何度も言いますが、ちょうど放水中のためか、その時間帯のデータが欠落しているのです。
このあたり、具体的に何が起きたのか、そして再臨界はあったのか、原子炉の専門家による分析と、(もし存在するならば)東電・政府からのさらなるデータの発表を待ちたいところです。
3号機の異常にたいして、東電・政府はどのように対応したのでしょうか。彼らは、こうした異常事態を知らなかったのでしょうか、それとも、異常を知っていたのでしょうか。もし、当時把握していたのなら、事故を知っていて隠蔽していたことになります。
3月20日の格納容器・圧力容器圧力の上昇、そして格納容器CAMSの上昇を受けて、東電・政府がドライベントをする予定であったことは、すでに述べたとおりです。しかし、彼らの発表によれば、圧力が低下したため、ドライベントを行う必要がなくなった、とのことでした。この圧力低下がどの時点のことを意味しているのか、定かではありません。ともあれ、私たちの分析が正しければ、3/19の未明と3/20の午前4時に、二回ベントを行っているはずです。もし、発表内容と整合性を保って理解しようとするならば、これらはドライベントではなく、ウェットベントであり、それゆえ特段の釈明を必要としないと彼らが考えたのではないか、という推測がなりたちえます。
ところで、私たちはこの文脈で、3/20 11:30に発表された首相官邸の声明「東北、関東の方へ――雨が降っても、健康に影響はありません。」を解釈することが可能でしょう。
この声明を読んで誰もが変だと思うのは、健康には何ら影響がないと言いながら、「雨がやんでから外出」「雨に濡れないようにする」「雨にぬれても心配はないが・・・念のために流水でよく洗う」ことを東北・関東の国民に勧め、そうしなくても「健康に影響」は出ないと言っていることです。表面だけ読めば、言ってることめちゃくちゃですね(笑)。この声明のメタメッセージは、「健康に被害があることは官邸としては立場上言えないけれども、できるだけ雨に当たらないようにしてください」ということのように思われます。
この声明が、3号機での異常事態の進行にあわせて発表されました。これが、ドライベントを前提としたものなのか、それともドライベントが不可能であることから、格納容器内での爆発的事象の回避が不可能であると彼らが考えたために発表したものなのか、そこは定かではありません。実際のところ、判断するための材料の一つは、午前4時半から10時までのパラメータの詳細な動きがわかれば、ウェットベントに限界があったのかどうかなど、もう少し具体的な判断材料がはっきりするのですが、この間ちょうど5時間以上も、データが欠落しています。そして、官邸資料には
08:00 3号機に関し、炉内の温度が三百数十度になっており、炉圧が高くなっている
と記述があります。これは、この時点でデータ採取がなされていた証拠であり、そのデータを(未発表の温度データも含めて)未だ東電は発表していないということになります。だとすれば、この午前8時時点でも、隠蔽せざるを得ない異常な事態がすでに発生していた、という推測が可能かもしれません。
そして、午前9:55から11:00にかけて、4回もデータ採取を行っています。そして、この時、原子炉圧力のパラメータが、二つとも、微増源を繰り返しているのが気になります。
図19 3/20 原子炉圧力の推移詳細
これは想像に過ぎませんが、10-11時の間にドライベントを試みたが、それが失敗に終わったことを示しているのかもしれません。その時点で、格納容器内の爆発的事象は時間の問題となったため、11時30分に官邸が「雨に濡れないように」という主旨の声明を出した、このように考えることもできるのではないでしょうか。
図20 東電修正後パラメータ抜粋
その後おそらく、15時から圧力容器圧力・格納容器圧力は急降下を始めます。15時で0.155Mpaあった原子炉圧力(A)は、19:40には0.095Mpaに、格納容器圧力は0.189MPaから0.124MPaにまで下降しました。先に述べたように、この時点で格納容器に損傷があったと考えるのが妥当ならば、おそらくは格納容器内で爆発があったのではないかと推測できます。
21時30分からの1000トンの放水は、この圧力低下を受けて行われたものでしょうか?爆発的事象が15時前後であると推定するなら、これは遅すぎる対応である気もします。しかし、19:40分から3回、10分刻みで測定していることを考慮すると、彼らはこのときに初めて、圧力低下が注水の結果ではなく、格納容器・圧力容器の破損が原因であると気づいたのかもしれません。(パラメータの値だけではなく、データ測定の頻度や欠落もまた、重要なメタデータです。)あるいは、発表されていないデータで、20時以降に原子炉圧力計(A)が急激に上昇し、それが放水のきっかけになったという可能性も否定はできません。
いずれにしても、事実として確実に言えることは、21時30分から翌3時58分まで、異例の長時間にわたって1000トン以上の放水が行われたこと、このときすでに格納容器が破損していたこと、そして放水の間、原子炉圧力計(A)が11MPaを超える異常値を示したことです。この放水には、2つの意味があったと考えられます。一つは、格納容器・圧力容器の温度低下・圧力低下を目的としていたということ。もう一つは、放水によって、放射性物質の空気中への飛散をできる限り抑えようとした、という目的です。
21日4:00にデータ採取を行ったところ、原子炉圧力計(A)は、ほぼ正常値である0.202MPaまで下がっています。この間隔の短さからすると、3:58の放水終了後すぐにデータ採取を行ったというよりは、むしろ放水を一時中断してパラメータを測定したところ、ほぼ正常値まで下がっていたため、それをもって放水終了とした、と推測する方が妥当でしょう。すなわち、この時点までに圧力容器が完全に損壊し、圧力容器内の放射性物質放出は止んだ、と東電は判断したのではないかと思われます。
ところで、海江田経産相が、東京消防庁に対して長時間の放水を強要し、「速やかにやらなければ処分する」と恫喝まがいのことを言ったとして、21日に石原都知事が菅首相に抗議を行った、と報道されています(読売新聞 22日)。ちなみに、21日の官邸資料によれば東京消防庁が長時間放水を行ったのは、19日の14:05-翌3:40と、いま私たちが問題にしている20日21:30-翌3:58の二回なので、この発言が、どちらの放水の時に行われたのかは判然としません。読売新聞によれば、13時間連続放水と言われているため、19日に開始した放水の方と解釈できます。
ところが、より情報ソースに近い猪瀬副都知事のブログ記事「福島原発の放水活動で東京消防報告。今後の教訓にしたいこと。」には、次のような記述があります。
○ 本部は原発の現場より20km離れたところに前線指揮所が設置されている。
(中略)
○ 現場を知らない本部の人達から、東京消防庁が現場で判断した方針を変更するよう度々要求された。
・放水は当初4時間の予定だった。その後状況を勘案し、必要に応じ再度放水することにしていた。しかし、連続して7時間放水し続けるよう執拗に要求された。結果として、7時間放水することになったが、そのため2台ある放水塔車のうち1台がディーゼルエンジンの焼き付きにより使用不能となった。
・東京消防庁にて海から放水塔車までの給水ホースの設置ルートを800メートルの最短距離で、設定していたが、遠回りにするように執拗に要求された。
・「俺たちの指示に従えないのなら、お前らやめさせてやる」の発言もあった。
○ 職員の命を預かる隊長としては、現場をわかっていない人達に職員の命を預けるわけにはいかない。
当初4時間の予定であった放水が、連続7時間の放水になったと副都知事は述べているわけですが、それは20日21:30に放水を開始しながら、翌1:25、1:45、2:30、4:00とパラメータ測定を行いながら、原子炉圧力計(A)がほぼ正常値に戻るまで放水を続けたという私たちの想像と、ほぼ一致します。ならば、逆に言えば、放水塔車のディーゼルエンジンを破壊し、また経産大臣が直々に現場作業員に対して恫喝を行いながらも、それでもなお放水を行わねばならない深刻な事情があった、そしてそれについて、東京消防庁や東京都には知らされていない、という推測が成り立つでしょう。
逆に、ごく常識的に考えて、東電・政府は東京消防庁の現場の職員に、今3号機のパラメータと炉心で進行していると思われる事態を説明する必要がないため、現場の作業員としては「現場をわかってない人たちに不可解で、かつ実行に無理がある指示をされた」という憤りを感じることは必然です。
ともあれ、この、おそらくは確度が高いと思われる推測が意味するものは、非常に大きい。なぜなら、このとき東電ばかりでなく、経産大臣をはじめとした菅政権の中枢部分が、3号機で起きていた異常事態を周知していたということを意味しているからです。
さて、3/21の14:30に、事故後初めての海水サンプリング調査を東電は実施したことは、みなさんご記憶の通りです。東電の発表によると、その調査によって基準値を大幅に上回るI-131、Cs-134、Cs-137が検出されました。
図21 東電発表 3/21 海水サンプリング核種分析
なぜ、この時期になって初めて東電は海水サンプリング調査を行ったのか。それは、3号機からの放射性物質の放出を防ぐために放水した大量の水の一部が、おそらく海に流れ込んだからだ、と考えれば辻褄が合います。
また、3月27日の時事通信によると、21・22日に東電は福島第一原発敷地内の土壌を採取して、プルトニウムの検出検査を行ったことも、20日にMOX燃料を使用している3号機の格納容器内で爆発があったと考えると符合します。そして実際に、28日の東電の発表によると、プルトニウム238、239、240が検出されました(3月29日 読売新聞)。これも、3号機格納容器が爆発したことの有力な証拠になるでしょう。
3号機の話に戻ると、21日15時から灰色の煙が放出されていることが確認されました。23日の官邸資料(削除済み)から引用します。
15:55 3号機に関し、灰色の煙が噴出(調査中)
16:49 3号機の煙に関し、煙量に変更はないが、灰色から白色に変化
18:02 3号機に煙に関し、沈静化を確認
図22 3/21 3号機の煙の様子 共同通信 東京電力提供
また、この煙について、sponichiの記事では次のように書かれています。
東京電力によると、21日午後3時55分ごろ、3号機の原子炉建屋屋上の南東側から煙が上がっているとの連絡があった。煙は黒色で、時折灰色に変わりながら減少。6時ごろに収まった。煙の発生場所は使用済み燃料プールの上側。放水作業のため正門近くにいた東京消防庁の部隊は約20キロ離れた指揮本部に退避。安全が確認されるまで放水活動を中止する。東電の作業員も避難し、復旧へ向けた作業は1日程度足踏みする見通しとなった。
原子炉の構造を考えれば、使用済み燃料プール上側ということは、原子炉の上側ということになります。そして、この煙がどういうものかははっきりとはわかりませんが、官邸資料にあるように、灰色から白色に変化したということは、水蒸気が混じっているであろうことは推測できます。
さて、この煙は、以前に述べたように、非常に謎が多いものです。まず第一に、なぜ煙の原因は現在まで特定できなかったのか。第二に、なぜ東電は消火活動を行わなかったのか。しかも、放水活動を行う準備ができている東京消防庁の部隊が、現場付近にいるにも関わらず。第三に、「3号機の原子炉圧力容器および原子炉格納容器のパラメータ、周辺環境のモニタリング値に大きな変動」はみられない(東電発表より)としながらも、なぜ作業員は退避したのか。さらに東京消防庁の部隊は、なぜ煙が出ているのを見ながらも、20kmも退避したのか。
こうしたことを総合すると、この煙が通常の火事では決してないということを、東電が熟知していたということを示唆している、としか私には思えません。
では、反対方向から推論してみましょう。私たちは、すでに3号機格納容器と圧力容器が破損していることを、パラメータから確認しました。その時の原子炉内の温度は発表されていないものの、原子力安全・保安院のデータによると、3月23日4:00の圧力容器底部の温度は253度もあり、かつ内部に水分が存在するため、多かれ少なかれ原子炉から水蒸気が放出されることは物理的に必然です。
逆に言えば、東電はこの煙を決して原子炉から放出されたものと認めることができません。なぜなら、それを認めたならば、圧力容器も格納容器も破損していることを認めざるをえないからです。だから、長期間にわたって「原因不明」とみなしながら、消火活動も行わずに放置した。しかし、この煙が放射性物質を大量に含んでいることが明らかなため、作業員を退避させた。このように推測すれば、東電の行動は、非常に納得がいくものとなります
※ちなみに、なぜ煙が当初灰色で、その後白色に変わったのか、この問題に関しては、専門家の見解を仰ぎたいところですが、フランスのIRSNは、これはコアコンクリート反応であったという見解を提出しています。(http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2792610/7005562)
今まで、3月20-21日にかけての関東地方のフォールアウトが直前の3号機から放出されたものであるという仮説について、気象やプラントパラメータ、東電・政府の行動など様々な角度から検証してきました。その結果、3号機格納容器内で爆発的事象が発生したことは疑いようがなく、さらにそれが再臨界を伴っていた可能性まで示唆されました。
そうだとすれば、東電・政府はこの極めてシビアな事故を、現在に至るまで隠蔽し続けていたことになります。いかにして、このようなことが可能だったのでしょうか。おそらく、この問いをいま、直截的な形で、メディアや研究者たちに向けることは、さほど生産的なことではないでしょう。ただ、東電がこの事態をどのように隠蔽してきたのか、その印象操作の一端を簡単に見せておくことは、私たちにとって非常に有意義なことだと思います。そのことを通じて、私たちが今後、情報操作に惑わされないような教訓を得ることができるからです。
まず、前節最後に述べた、3号機の煙の話です。21日15:55分-18時までの煙の発生前後で、「3号機の原子炉圧力容器および原子炉格納容器のパラメータ、周辺環境のモニタリング値に大きな変動」はみられない(東電発表)と東電が述べたため、これが異常な事象の兆候である、とは一般に受け止められなかったきらいがあります。
図23 東電発表修正パラメータ抜粋 右がD/W圧力(絶対圧)、その左の二つが原子炉圧力(ゲージ圧)
ところが、実際のパラメータを見ればわかるのですが、煙が出始めた時点では、すでに格納容器圧力も圧力容器圧力も、ほとんど大気圧と平衡になっており、それゆえ両方とも破損していたことが確実だったのです。これでは煙がでても、原子炉パラメータに「大きな変動」が見られるはずがありません。当然、東電はこのことを知っていたはずです。
また、東電発表のパラメータを、修正前と修正後を比較すると、データを間引きすることでどのような印象を東電が作ろうとしてきたのかも見て取ることができます。
図24 格納容器内放射線量 修正前(赤線) 修正後(青線)
たとえば、3号機格納容器内CAMS(A)(=放射線量)のグラフですが、修正前は赤の点で断続的にのみ発表されていました。これだけ見ると、順調に放射線量が下がっていったかのように見えます。ところが、修正後のパラメータをグラフにしてみると、そのグラフの直前に放射線量が急増しており、その後18-20日までの間に乱高下していたことがわかるのです。
また、修正後パラメータで設計圧力を大幅に超える115MPaを記録した原子炉圧力(A)(図14参照)に至っては、修正前はデータそのものが公表されていませんでした。
図25 修正前原子炉圧力(A) (3/21発表官邸資料)
では、東電による修正後のパラメータには問題がないのでしょうか。私たちは、すでにそれに関しても、存在するはずのパラメータが発表されていない、として疑念を唱えましたが、一つ決定的な印象操作が見られます。修正資料の1ページ目のグラフをお見せします。
図26 東電修正資料1ページ目、3号機水位・圧力にかんするパラメータ
このグラフには、3/21未明の原子炉圧力(A)の異常値が表示されていません。
なぜ、このようなことが可能だったのでしょうか。この答えは、3/21未明の異常値が、8.968, 11.571, 10.774と、すべて縦軸(右側)の最大値8MPaを大幅に超えていたことにあります。逆に言えば、東電は、この異常値をグラフに残さないために、わざとグラフの最大値を8MPaに設定したと疑るのは、決して不穏当なことではないでしょう。逆に、最大値をもっと小さく取れば、21日の推移がより具体的に見えることになるでしょう。つまり、8Mpaという最大値は、21日の事態をもっとも小さく見せることができる値です。これは、決して偶然ではない、すなわち、東電は、パラメータを精査せずグラフだけ見た人に、20-21日に特別な緊急事態が起こったという印象を与えないために恣意的な操作を行った、と言って差し支えないと思います。
それから、この人物、Happy20790 ハッピー氏は作業員を装っているが、正体が見えた。原発関係者に間違いはないけれど、その目的はウソと事実を巧みに織り交ぜて政府東電のペースに乗せること。安心安全を売る御用学者と同じ役割を果たしている。この人物によると、夜4号機の周りでピカピカ光るのは無人ヘリコプター「T−ホーク」を飛ばしているからだそうな。夜、ライトをつけて(飛行バランスを悪くする)飛ばす意味は何もない。策士、策に溺れるとは、このことだ。なお、NHK報道によれば、「T−ホーク」が飛び立った時間は朝の6時半頃。
http://www3.nhk.or.jp/daily/english/24_33.html
《以下引用》
@Happy20790 ハッピー
続き:墜落してニュースになって初めて知った人多いだろうなぁ?4号機の光であれだけネット騒がしかった時にちゃんと発表すれば良かったのにね。きっと、また隠蔽っていわれるんだろうなぁ。昼間飛ばすと危ないから夜飛ばしてたみたいだけど…。
6月24日 Keitai Webから
@Happy20790 ハッピー
2号機の屋上にTホーク墜落しちゃった。以前につぶいたけど、やっぱ夜飛ばしてたんだね。4号機の質問の多くに夜中の閃光とか爆発とか、なんか光ってるとかあって質問に答えたんだけどね。
6月24日 Keitai Webから
http://twitter.com/#!/Happy20790
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/504.html#c7
>また電磁波の干渉を利用して、特定の地点に電磁波の影響を集める事は出来ます。
これまた具体的な方法は書けません。そもそも干渉を利用して合成させるわけではないですしね。
>もう一度だけ書かせていただきますが、私はHAARPの存在を断定しているわけでも、
>東北沖地震をHAARPによる攻撃と断定しているわけでもありません。
何度も書いたように思いますが、誰もそんなこと聞いてないはずです。
>電離層の状態と地震は相関関係にある。
>電離層の状態に影響を与える施設が存在する。
>この事実だけでも地震兵器の存在を頭ごなしに否定するのは、科学的な態度では無いという事です。
それだけで、地震に施設が影響していると考えることは、科学的な態度ではありません。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/416.html#c151
原発賛否アンケート
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/437.html
投稿者 温泉好き 日時 2011 年 6 月 28 日 05:49:22: wlvoaE5QfkGXE
板選定ルールをご理解いただけるまで投稿可能数を0にしておきます。
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/121.html
物理科出身なら、放射性物質の確率は正確には相対論的場の量子論から出る
のであって(相対論的)量子力学とは違う。崩壊確率を求めてみたらどうか。
また、天気予報も古典的な方程式からの数値計算によるが、カオスの問題があって
誤差が原理的に増大する。気象庁も集団平均をとって確率を上げてる。
中途半端な言葉を並べずに放射能汚染された大地と海を元に戻す方法を書けよ。
>>34 2重投稿がすぐ確認できるよう、2つのURLを教えてください。
1個だけでは2重投稿がすぐに確認できないのです。
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/103.html#c40
<ニュースや他サイトを引用師、引用がメインの場合>には、
●投稿の【件名の頭から30桁以上は、元記事のタイトル】を使ってください。
官からアメリカ人へさんへタイトル規定違反です。投稿規定をご理解いただけるまで投稿可能数を0にしておきます。
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/122.html
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/103.html#c41
731部隊については、青木富貴子が読みやすいものを書いています。
森村誠一はかなり凄惨で、私は読むのを何度も挫折しました。
彼は音楽家と組んで731部隊のミュージカルを全国講演して廻っていました。
何年も続けて来られた理由は、731部隊を非難するだけでは続けられなかった、
連座する気持ちがあったから続けて来られたと言っています。
私が最初は感銘を受けた副島隆彦が贋物であり、SNAIが詐欺集団だと思ったのは、
彼らが絶対に天皇のタブーに触れなかったばかりではなく、
代わりにどうでもいいような敵を想定しては叩くゲームをしていたからです。
天皇制は国策です。(ご主人さまに都合のよい日本の国策という意味)
属国日本を検証する者が天皇制に踏み込まないというのは、
つまり体制には逆らわないということを意味します。
体制に逆らわない人間が体制の犬を叩く。副島隆彦は恥知らずだと思いました。
SNSIはアメぽちとロックフェラー叩きが主な飯の種で、
中田安彦が中心になって情報収集をやっているようです。
バッシングしても体制には影響しない相手を叩く。
五十六や米内を東京裁判の二番煎じにかけても体制は変わらない。
だから図に乗ってて叩く。
中田安彦は鬼塚氏の著書を読んで、天皇教の何たるかを百も承知しています。
それでもなおアメぽち図鑑とか世界権力者図鑑とか欧州超富豪図鑑とかの作成に余念がない。
副島隆彦以上に卑怯だと思います。
身過ぎ世過ぎで物書きをしている人間は沢山います。
彼らは身の丈にあった文を書いています。
SNSIが身過ぎ世過ぎで売文しているのならいい。
そんな物書きは沢山います。
SNSIは『最高』の真実を謳い文句にして歴史を歪曲し、
学問道場というカルト組織をつくって洗脳し、、、
パクリ本とDVDを売りつけて金を巻き上げています。
今回の原発事故ではLEGACY様はついに日本ホロコーストという情報を出されました。
常々「私はキチガイだから」「バカを一人で引き受けている」と仰っています。
鬼塚氏もロスチャイルドと原発マフィアについて、度肝を抜くような検証をされています。
そして阿修羅のみんなも勇気を出して発言しています。
天皇制のタブーの歴史は浅い。そんな遠い昔ではありません。
希代の悪法治安維持法と特高は昭和天皇のために出来ました。
原発マフィアの陰に吉田茂と岸信介がいたと鬼塚氏は指摘され、
ヨハンセングループという国家スパイのことも書かれています。
すなわち首魁牧野伸顕と娘婿の吉田茂は太平洋戦争海戦前夜から、
御前会議の最重要国家機密をアメリカに流していました。
日本のすべての動き、陸軍も海軍の動きも、御前会議の文面までアメリカは知っていました。
牧野伸顕は昭和天皇にとって父親のような存在でした。
その娘婿の吉田茂は『臣 茂『と自らを呼んでいました。
また吉田茂は自ら『ヨゼフ』と名乗るカトリック信者で、イエズス会とも結ばれていました。
東京裁判の国際検事局には最高機密とされた二つのルートがあって、
一つは皇室の御用掛かりの寺崎英成の「天皇ルート」、
もう一つは吉田茂の「Yルート」といわれるものでした。
昭和天皇と吉田茂は、軍人たちや政治家たちを戦犯にしたてるために密告し続けました。
ヤコブにかぶれたSNSIがこの東京裁判の二番煎じとも言うべきパクリ本を出しました。
SNSIのパクリ本『仕組まれた昭和史』は悪質なプロパガンダだらけです。
、
ドナルド・キーンの『明治天皇』には、孝明天皇の後を継いだ睦仁が、
夜な夜な枕元に訪れる『異形』のものに悩まされ、発熱するシーンがあります。
睦一の践ソ後は、昼夜を問わず先帝孝明天皇の亡霊が息子の所にばかり現れたと。
『亡霊は新しい治世の始まりにあたって若き天皇の悩みの種となったかもしれない。』
津城寛文氏によると、
折口信夫の着想は、日継ぎの御子(皇太子)が天皇としての資格を得るのは、
天皇霊の付着によるというもので、天孫降臨神話と重ね合わせて語られたものである。
天孫ニニギノミコトが真床覆襖(まどこおふすま)に包まって降臨したのは、
そのなかで天皇霊の完全な付着を待つためであると説明しています。翻訳すると、
地上にいるニニギノミコトの身体に、天皇霊が天からお降りになったことなのだ。
だそうです。
だとしたら、暗殺された上に息子まで殺された孝明天皇の天皇霊はどうなったのでしょう。
大嘗祭の意義とは、
大嘗祭において新帝がユキ・スキ両殿の衾(ふすま)に籠もる。
天孫降臨と大嘗祭は密接な関係にあるとするのが定説で、
折口信夫も天皇霊は「大嘗祭に聖キュウ(からだ)に着く」としている。
天皇は廻立殿(かいりゅうでん)で湯浴みをされた後、まずユキ殿に御し、
『宵の御饌(みけ)』を供す。(みけとは神の食事のこと)
天皇はいったん廻立殿に還御してから、今度はスキ殿に御し『暁の御饌』を供す。
この宵と暁の御饌は天皇と神との共食であり、これが大嘗祭の真の意義である。
これは日の御子となられるお方が資格完成のために寝所にひきこもり、
深い物忌みをさせれる場所であり、重大な鎮魂(みたまつり)の儀式である。
ここに設けられている衾は魂が身体に入るまで、引きこもっているためのもので、
この布団のことを真床覆衾と申している。
天子様は倭(やまと)を治めるには、倭の魂のお身体をお附けにならなければならない。
物部氏は、天子様のお身体にこの倭を治める魂を附着さしめる行事をした。(諸家の資料)
天皇霊が死せる先帝から新帝へと移るものと考えられているとすれば、われわれも
折口の発想を謎って、天皇の代替わり、すなわち葬儀の文脈において天皇霊附着の儀を
考えるべきである。皇祖神そのものは、先帝・新帝の外部にあって、いわば第三者として、
天皇霊移動の儀にたずさわるのである。
以上津城氏の見解です。
孝明天皇が暗殺され、しかも息子の睦仁も殺害されたとなると、
天皇霊の附着が行われたとは考えられません。
次に笠井氏の続きを抜粋します。
時代霊・大天使・天使の働き
もう少し天皇霊ということをはっきりさせる意味で、いまお話した三つの霊的存在について、
別の点から性格づけてみたいと思います。水は化学式で言えばH2Oですね。
つまり酸素と、水素が化合してできたのが水であって、これを火にくべても爆発しません。
ところが、H2Oが分解して水素が分離しますと、これは爆発しますでしょう。
つまり、水の中には爆発力があるにもかかわらず、そのなかの水素の働きは目に見えないわけです。
それと同じような意味で人間の中には、現在その中で働いているけれども、具体的には目に見えない
三つの存在があるのです。
目に見える部分のことを、物質体とか肉体と言いますね。
ところが、その肉体のなかには、三つのものが浸透して入っている、と霊学では考えるのです。
この三つの部分は目に見えない存在ですが、一番目は生命、二番目は感情、三番目は自我、
私は私だというときの私ですね。
ですから人間は、地球の大きな進化のなかにおいて、目に見え部分ではなくて、
この目に見えない部分を成長させていくところに、使命があると考えられるわけですね。
いまのところ、最も人間のなかで完成している部分は、土星紀に生じた肉体です。
その次に完成しているのは太陽紀に生じ生命体(エーテル体)、
その次にやや完成しているのは月紀に生じた感情体、
全然完成していないのが地球紀に人間に宿った自我の部分です。
なぜそうかというと、先ほど言いましたように、物質というのは四回変生をたどっています。
せすから、土星紀の時代からの肉体がいちばん完成度が高いわけです。
それに対して、太陽の時代には物質だけではなくて、生命実体が生まれてきています。
生命は、現在までに三回の変生を経ているわけですから、やや完成しています。
月紀にあらわれた感情は、二回の生まれ変わりしかしていないからあまり完成しておらず、
自我というものは、現ザの物質があらわれて初めて人間に降りてきた宇宙実体ですから、
最も完成度が低い。そういうことなのです。
人間は、新たに自分の力で宇宙的に自立した存在になるために、自我を持っているのです。
ですから、自我は、自分自身に働きかけるだけではなくて、
過去の三つの時代に持った感情、生命、それから物質、
これらを自分の自我でつくりかえていこうとする働きを持っているわけです。
私たちの感情の部分は、まだ完全に自分の自我でコントロールできません。
そして、さらにコントロールできないのが、生命の部分です。
そのために病気にもなるわけですが、自分の自我の力で治すといっても、
それは偶然治るようなものです。
たとえば、怒りを抑えることは、偶然ではなく、自分の意思の力である程度はできますね。
ところが、病気は生命にかかわっていますから、自分の自我がなかなか浸透していかないわけです。
しかしもっと困難なことは、物質の身体を、私たちが自分の自我の力で統制下に置くことです。
たとえば、私たちが自分の成長に対して独自のリズムを与えること、これはほとんど出来ていません。
それは人間の自我ではなく、宇宙の力によっています。
我々は、宇宙のリズムを受けて成長しているわけです。
そこに、自分の自我はほとんど介入しておりません。
そのように、いまは自然の恩恵で我々は成長しているわけですが、
最終的には、自我は物質体へ働きかけようとします。
しかし、これは私たちにとって最も困難なことです。
先ほどいいました個人霊、あるいは天使という存在は何なのかというと、
感情の部分を自我が完全に統制下に置いた存在のことを言います。
個人霊、つまり、月紀に人間であった存在というのは、いまの地球紀においては、
私たちの自我以上のものを持っています。
つまり、自分の感情を完全に作り変えていくことができるわけです。
個人霊のいちばん大きな特徴は、感情の二次元的な側面をぜんぜん持っていない
ということです。一般に、感情というのは、かならず二面的な側面を持っています。
好きであるとか嫌いであるとか、喜ばしいとか悲しいとか、楽しいとか苦しいとか、
こういう二面的な側面を一般の人間は持っています。ところが、天使霊の持つ感情は、
すべて一元的な感情です。ただひたすら、自分を宇宙に捧げることによって出てくる
浄福感とか、帰依の感情とか、畏敬の感情とか、通常私たちが宗教感情と呼んでいるものを
身につけている存在のことを、個人霊、つまり天使というのです。
この個人霊が、なぜ人間の運命に働きかけることができるかというと、
人間の運命というのがほとんど感情の織り物のようなものだからなのです。
その感情の織物に、一元的な、宇宙的な感情をとおして生きている天使が働きかける
ことによって、一つの運命的な方向づけがなされます。
それに対して大天使は、生命存在を自我でもってつくり変えることができる存在です。
具体的に言いますと、人間の本能や、あるいは非常に深く生きようとする衝動のなかに、
意識の力をすべて注ぎ込んで、自分の生命体を完全に自我の力で変えてしまうような
存在のことを大天使というのです。
そして、最も困難なことである、肉体そのもののあり方に意識の力を注ぎ込むこと、
これが出来る霊を人格霊、あるいは時代霊というのです。ですからもし仮に、時代霊が
人間に直接働きかけて、ある人間が時代霊と結びついたとしますと、その人間は、
自分の肉体の成長、あるいは肉体のあり方に関して、完全な統制力を持った存在になるわけです。
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/224.html#c136
ソーラーフロンティア:宮崎・国富に世界最大級の太陽電池工場 900メガワット生産へ
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/326.html
投稿者 蓄電 日時 2011 年 6 月 22 日 12:07:03: TR/B2VKXCoTU6
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/123.html
蓄電さん、2重投稿は厳禁です。投稿規定をご理解いただけるまで投稿可能数を0にしておきます。
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/123.html
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/103.html#c42
<経済の死角>原子力村の「不都合な真実」原発大手企業と霞が関 ズブズブの証拠を入手(週刊現代)
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/475.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 6 月 28 日 08:59:23: KbIx4LOvH6Ccw
先行投稿
原子力村の「不都合な真実」 原発大手企業と霞が関 ズブズブの証拠を入手 安全なんか、知ったことか
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/473.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 6 月 28 日 08:08:57: igsppGRN/E9PQ
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/103.html#c43
原発事故のニュース、汚染水浄化システムを再開しました。循環注水冷却で、昨日はすぐに止まり、水漏れが浄化仮設タンクに見つかり、それを直し浄化システムを稼動させています。
1号機から放射能が飛び散るのを防ぐため、カバーの設置を予定しています。建屋を覆うカバーは40〜50m立方、2年覆い、最終的にコンクリートで覆います。
そして、小出先生のお話、核のゴミについて、原発の発電により核のゴミが出て、全国の原発に行き場なしであり、六ヶ所村のプールも満杯、出口なしで原発を走らせているのですが、使用済み燃料のプールが足りず、間隔を置かないといけないのを詰め込んでいるのです。「リラッキンク」(ラッキング、詰める)、安全に保管するにはある程度の間隔が必要で、プールが満員であり、もっと密に詰めるのです。詰めるのに、瓶だと詰めすぎると壊れるので、間に防護材(緩衝材)を本来入れるべきなのに、それを入れられないのです。が、燃料は熱を持っており、核分裂の連鎖反応がまた始まる危険性もあり、ギリギリの限度を切り落とそうとしているのです。これは異常事態ではなく、全国の原発でやろうとしているのです。
福島他で、中間貯蔵施設で保管するのは、本来は使用済み燃料は水で冷やすしかない(水は冷却効果大)、5年くらい冷やしたらOK、その後は、プールでなくても冷やしてOK(冷温とは言わない)、プールは水が漏れたらおしまいで、長い時間プールでトラブルなしに冷やせない、ある程度冷えたら、水なしで冷やすもので、それは実績があり、金属製のキャスクの中で空気中で放熱できるようになっています。
しかし、核のゴミが出続けて、どうしようもなく、再処理工場に移しても加工無理、青森のむつ市に5000トンの乾式貯蔵(六ヶ所村のプールは3000トン)を作るのです。
本来、プールで冷やさないといけないのに、乾式でやっているのです。水野さん、「10万年の安全」という映画を見て、核のゴミ、フィンランドでは地下500mに置く(建設中)なのですが、10万年置けるのかを見せる映画なのですが、核のゴミにとって10万年とは、小出先生、想像できるかであり、高松塚の古墳も1000〜2000年、そのあたりも分からないのに、10万年なんて(小出先生は100万年)想像できないのです。技術者は10万年持つと思うものの、1万年も持った建物なし、6万年後に氷河期が来る、「これを開けるな」と書いておいても、それを理解できる人類が10万年後はいない、想像を絶する時間であり、数千年でも分からないのに、10万年なんて、とんでもないことなのです。
フィンランドは、最終的なことに決着をつけようとしているのですが、私たちの世代が原子力に手をつけて処理法なし、せめて、自分で分からないゴミは扱えない、だから、原子力は止めたほうがいいのです。
東電、脱原発をしなかったのに、東電、何回も倒産しても足りないのになぜ原子力を続けるのか、小出先生は不思議ということでした。
今回は核のゴミのことの特集でした。明日も小出先生出られます、またお伝えいたします。
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ジャック・どんどんさん、原発全廃男です、投資家にとって脱原発の判断が出たこと、たね蒔きジャーナルから情報がきました、これも、よろしくお願いいたします。
東電株主総会、9309人(去年は3300人)詰め掛け6時間かかりました。株主より怒号も飛び交いました。これについて、「原発は投資に値するのか」、投資情報の日本プロカシーガバナンス所長の吉岡洋二さんのお話がありました。
吉岡さんのお仕事、機関投資家の、企業年金投資家の、銘柄の議案について、長期的にプラスになるものに賛成する助言を行っています。株主に、何が価値が上がるかを判断しています。
今日の東電の株主総会、3つ目の議案が脱原発で、これまでにも毎年出ていたもの、反原発の人が東電だけでなく、毎年やっていたのですが、吉岡さん、この提案は、「初めての株主提案に賛成=脱原発の助言」としました。「一民間事業会社が原発をするのは経済的に無理」、今までは安全の神話に乗り、去年までは脱原発に吉岡さんも反対していたものの、原発事故、収束もないし、安全神話が崩れ、すごいリスクを負っているのが分かった、今まで、安全で安いと思っていたのに、民間会社では無理、国のエネルギー政策で必要なら、国が議論する(国民がやりたいなら国がやる)ものです。これだけの事故が起きて、原発がなくなり、代わりの電気を持ってくるのにどうするか、それも国が責任を負うべき、民間企業にはリスクが大きすぎると判断したのです。
平野さん、吉岡さんが脱原発としたことを市場では大きなニュースとしています。助言をするのが業務であり、その後は機関投資家がやる、吉岡さんの言うことがそのまま通るのではないが、ということです。
東電、平野さん、債務超過になるのでは、東電の会社としての存在について質問し、今回の1兆2千億の赤字に賠償は入っておらず、会社の体をなしていない、「会社更生法を適用してやるべき」であり、しかし、国が東電をつぶさないとしており、民間の責任ながら、賠償は国がやるとしている、民間企業なのに民間でない、賠償法案が通り、東電はすべて賠償しないとダメで、企業として設立するものではない、存続すべき会社ではないとの判断なのです。一企業としてのリスクに合わない、東電を潰さないとしたら、賠償金は国の税金、電力料金になってくる、それは民間事業ではあり得ないのです。
日本で、電力に関して考え直す時期であり、これを逃すと、もう見直しは出来ないのです。
原発に代わる代替エネルギーは、政策決定なら、原発はすべて国が買い取り、国営の企業で運営し、電気を電力会社に売るべきで、代替エネルギー、何がいいのかは国民的な議論で、一企業の決めるべきことではない、火力でもCO2の少ないものがある、最初から見直すべきなのです。
地域独占、50hz、60hzの問題もあり、しかし、安定供給体制を作るべきなのです。解決しようと思ったら出来るのです。
株主、機関投資家には銀行もあり、脱原発で株価が下がると思うところもないかとの水野さんの質問に、今日本は切羽詰っている、今回の原発の問題でエネルギーをどうするかの問題が出て、今までの仕組みを前提に議論するのではない、地域独占は戦後の話であり、考えを変えるべきなのです。
日本経済が失われた20年であり、これを30年にしてはいけないのです。
脱原発は否決されましたが、賛成した数字により(この数字は後日出る)、今後の変化が起こるとのことでした。
これ、投資家にとって、脱原発の判断が出たというのは驚きました。これを、お知らせいたしました
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/518.html
「。」の替わりに「w」が付いてるけど、5さんに同感。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/502.html#c6
本当にありがとうございます。助かります。
阿修羅掲示板の運営資金として大切に使わせていただきます。
記帳をお願いしている方が、今はATMが近くになく、週末に記帳に行く予定です。
玄米の備蓄、東海アマツイッターに参考情報多数あります。
【福島原発】6/27/月★使用済み核燃料の行き場〜p1
そして今日はその続きを小出先生にお話しいただくとともに、
>フィンランドのドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」について小出先生とお話させていただきました。
>核のごみ=使用済み核燃料を少なくとも10万年、地下500メートルで保管するための施設が舞台になっています。
>10万年後の生物(その頃、人類が生存しているかどうかは不明ですよね)に対して「絶対にこの扉を開けないでください」と、どうやって伝えればいいのか、と途方に暮れている人たちの表情を是非、映像でご覧ください。
>フィンランドの原発は、まだ4基、5基目が建設中、日本の原発は54基です。
【福島原発】6/28/火★使用済み核燃料の行き場〜p2
* 引用部分は「2011年6月28日【火】/小出さんと映画の話を」(http://www.mbs1179.com/tane/c-hitorigoto/)から
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