菅狂気の人事 無能に大役 松本復興相って何なのさ
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2011/6/25 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
早々に消えた亀井、仙谷
菅首相が24日に固めた復興担当相の人事に驚きの声が上がっている。復興対策は菅内閣の最重要課題だ。霞が関ににらみが利き、野党を黙らせ、被災地の声も吸い上げられる。そんな「仕事師」の抜擢が期待されたのに、フタを開けてみれば、松本防災相という“小物”の起用。菅は「燃え尽きる覚悟で取り組む」と言っているが、やはりこの首相ではダメだ。
復興相に決まった松本は24日午後、「しっかり被災者のために、全身全霊で頑張りますと(首相に)伝えた」と話したが、これほどおかしな人事はない。大新聞やテレビは、〈松本防災相は政府の緊急災害対策本部副本部長として被災者支援をやってきた〉〈菅首相は政策の一貫性から適任と判断した〉などと報じている。
だが、その手腕は全く評価されていない。「松本さんは人はいいんだけど、仕事となると……」(民主党関係者)と言われてしまうのだ。
震災から100日以上たっても、被災者の暮らしは散々である。義援金や賠償金は行き渡らず、がれきの撤去も終わらない。仮設住宅の整備はスローペースで、完成したのも欠陥ばかり。ハエやダニの大量発生にも悩まされている。「部落解放の父」と呼ばれた松本治一郎の孫で、土建業「松本組」の御曹司だが、「復興対策にうってつけ」という声は聞かれない。本人も、力のなさを自覚しているのか、23日の記者会見で「復興相は首相がやればいい」と言っていた。先頭に立つタイプではないのだ。
政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏がこう言った。
「大震災からの復旧復興は明らかに遅れていました。復興基本法の成立は、これまでの不手際を反省し、震災対策を立て直すキッカケになる。絶好のチャンスなのです。それなのに、なぜ復興対策の人心を一新して臨まないのか。松本さんが適任だというなら、もっと早く復興対策に専念させ、すべて任せればよかったのです。基本法の成立を待つ必要はありません。菅首相の人事は、いつもワケが分からない」
◆自分より能力のある人を“消去”
もともと復興相は自民党の谷垣総裁に打診したポストである。与党内でも、国民新党の亀井代表や仙谷官房副長官ら“大物”の名前が取り沙汰されてきた。それだけに理解不能の人事である。
「原発事故と同じですよ。菅さんは、自分が先頭に立ち、国民に頑張りをアピールしたい。それが延命につながるとの考えです。亀井さんや仙谷さんは、人やカネの使い方を心得ています。復興相を任せれば、役人をフル稼働し、それなりの成果を上げるでしょう。だから菅さんは起用しなかった。自分抜きで復興が進んでしまうのを恐れたのです。能力があったり、スタンドプレーが得意だったりする候補者を消去していった結果、被災者支援をやっている松本さんに戻ってきた格好です」(官邸事情通)
菅が出しゃばるのなら、その後の経過も原発事故と同じ。迷走続きで成果が出ないのは、火を見るよりも明らかである。
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