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2011年2月22日 (火)
今日から東京新聞が宅配される。今月いっぱいは朝日新聞との読み比べができるというわけだ。で、早速、東京新聞に目を通してみれば、朝日に比べてその紙面のなんと冷静なこと。このところの朝日の感情にまかせた罵詈雑言だらけの紙面に接していたせいか、とてもおだやかな朝となったのであった。
たとえば、「記者の眼」という解説欄では「民主党外交・安保政策の変質」という見出しで、自民党政権の政策を追認するスッカラ菅内閣に疑問を呈しているのだが、上から目線で傲慢不遜な朝日の記事に慣れてしまったためか、なんともまっとうなその視点に驚かされる。
記事の最後は、「民主党の変質は、政権党としての成熟の証なのか、公約を実行する力量がないことを露呈したにすぎないのか。いずれにせよ、政策が変わらないなら、何のための政権交代だったのかと憤る有権者も多いはずだ。この評価は、次期衆議院選で問われなければならない」と締めくくられている。
マニフェスト見直しを迫り、自民との政策協議を強要し、消費税増税を煽るどこぞの新聞ではこうはいかない。おそらく、「政権党として成熟」するためなら、「変質」すべきであると強弁を張るだろうことは容易に想像がつく。
ああ、朝日新聞を解約して正解だっとつくづく感じる冬の朝であった。
ところで、なにやら経団連会長が声高に吼えたらしい。会派離脱を宣言した16名の民主党議員を、「予算案を通さなきゃいけない時期に、与党の議員として無責任きわまる」と批判したそうな。衆院解散論には「給料泥棒みたいなもの」と言いたい放題のようだが、吼えるのは法人税払ってからにしてちょうだいね。
それと、特例として消費税の還付金を受けてる企業があるけど、なんでも総額で3兆円超えるそうだね。そりゃ、消費税増税に賛成するわけだよね、財界は。そういうのを、「税金泥棒」って言うんじゃないの。自分のこと棚に上げてグチャグチャとうるさいこと。
地検特捜部の取調べが、一部可視化の方向で進んでいる。「検察の在り方検討会議」に24日に報告されるそうだが、ここで踏ん張らないと検討会議の意味がなくなるよ。それにしても、可視化なんてそれこそ閣議決定でもなんでもしてササッと解決できそうなもんだけど、ようするに事を荒立ててまでやる気はないってこと。
東京新聞ではないけれど、ようするにスッカラ菅内閣になってから民主党は明らかに「変質」したってことで、このままいくと一部可視化でお茶を濁して終わりなんてこともおおいにあり得るんでしょうね。