元記事
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http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/01/post_832e.html
『米国防長官「在日米軍は不可欠」 中国の文民統制に懸念』という記事が新聞1面に踊る・・・
最大の懸念は、満州事変当時の日本帝国陸軍が戦争惹起に加担して平和交渉を続ける日本政府と二頭政治に陥って諸外国との関係が悪化したように、中国内政の悪化から極東アジアの平和維持が困難になる状況が生まれることだ。しかし、アメリカが主張している圧力外交こそ危険だ。
なぜなら・・・極めて単純な法則だが、米軍が極東アジア支配を強めれば、それだけ中国では軍部が台頭して軍事予算獲得に走る。これを見た諸外国で中国脅威論が高まった結果、再び米軍による圧力論が強まる・・・というチキンレースに突入するからだ。
これを回避する為には、日本が中国・韓国・ASEAN諸国を巻き込む形でアジア各国による独自の安保体制を築くことを目標に掲げ、『米軍はグアムまでお帰り下さい』と言わなければならない。
今の日本の政治家で此れをハッキリ言っているのは小沢氏だけだ。
今、ネットでは、小沢氏の無実無罪は当然視されているのだが、仮に、反小沢勢力(現民主党執行部と自民党)が、司法を操り― 検事総長と最高裁長官は内閣が指名し天皇が承認するのだから、人事権で操れるわけで― 小沢潰しに動いた結果が、今の「政治とカネ」という偽りの問題を生み、マスコミが芸能人のスキャンダルさながらに妄想を書き加えた偽情報を垂れ流し、多くの国民が踊らされているとしたら・・・
いや、仮定の話ではなく実際にそうなっている・・・
ネット上での常識が現実社会の非常識となっている事が問題だが、この齟齬はネット普及率と情報開示率に伴い解消される。やがて小沢氏は無罪が証明され、立場が逆転して総理になるだろう。。。
しかし、小沢氏が総理になった頃には、既に、アメリカは日本・韓国・台湾にパトリオットなど、北朝鮮の暴発で値段を釣り上げた武器を売りつくし、思いやり予算などで米軍の維持費用削減の成果を上げて・・・『もう稼げないから、平和路線に転換します。軍事費削減・世界の前線の米兵撤退!今後は、自衛隊みたいに米本土防衛のみに専念します。』と言って去っていくのだ。。。
日本人は、100年後に日本列島各地に残されたパトリオット発射施設を「軍事緊張の遺物」として保存活動を展開しているのだろうか。。。
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【1月14日 AFP】訪日中のロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官は14日、都内の慶應大学で講演し、在日米軍は北朝鮮の脅威や中国の強硬姿勢への対抗手段だとして、駐留を継続する必要があると強調した。
ゲーツ国防長官は、在日米軍はアジア地域における新たな安全保障上の脅威に対処するため不可欠だと発言。在日米軍の存在がなければ、「北朝鮮の軍事的挑発がますますひどくなり、中国は近隣諸国に対する自己主張をさらに強める恐れがある」「情報共有や協力体制が弱まり、地域の脅威や潜在的な敵の軍事力を知ることができなくなる」などと語った。
また、在日米軍がいなくなれば、戦争勃発時や自然災害の際に住民を避難させるのに時間がかかるようになり、安全保障上重要な日米共同統合演習もコストが上がり実施が難しくなると指摘した。
■中国の文民統制に懸念
一方、同じ講演の中でゲーツ長官は、中国の文民統制のあり方について「軍部と文民指導部との間に意思疎通の欠如がある」と述べ、懸念を示した。
ゲーツ長官は11日、訪中し胡錦濤(Hu Jintao)国家主席らと会談したが、中国軍は同日、開発中の同国初のステルス戦闘機「殲20(J20)」の初試験飛行を行った。しかし、会談時に胡主席ら文民指導部は「試験飛行について知らされていなかったことは、かなりはっきりしている」という。
同長官は、胡主席が「(軍を)統制している」ものの、「近年、軍部と文民指導部との間に意思疎通の欠如とも言うべき兆候が見られることがある」との述べた。今回の試験飛行に加え、2009年の米海軍調査船への妨害や07年の人工衛星破壊実験についても、文民指導部が当初知らなかった可能性があるとしている。(c)AFP/Dan De Luce
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