03. 2010年8月24日 17:02:11: pdLlKso03E
円高は、日銀券がドル機軸通貨を支え続けているからに他ならない。
現在のドル安はドル資産のさらなる買い増しを迫っている米国の要求ということになる。
結局現在の円高傾向の背景には、ドル資産の目減りを嫌って日本側が買い渋っている状況からきている。
どっかりと覆いかぶさってくるドル資産購入への執拗な催促が続くことは、日本にとってますます苦しい状況に突入したということだ。
いまドルを100兆、200兆買い支えても効果は一時的だろう。それこそ水脹れ、垂れ流し状態のドルの額は我々の想像以上ということだ。
欧米のヘッジファンドの円買いは、そのことをうまく利用しているわけだ。
日本はドル資産の目減りリスクに目をつぶって買い増すか、ここは歯を食いしばって耐え忍ぶかの究極の選択だろう。
それに短期であっても、実質100兆単位の米国債の売却を、この時期アメリカが容認するはずがない。
日米経済安保に関わる違反行為とみられるはずだ。もはや米国債は政治的に売却が困難とみるべきだろう。