世界の金融当局者が集まるFSB(金融安定理事会)で目下、焦点が当たっているのは新型コロナウイルスの大流行が長期化した時、金融システムを維持できるかだ。破綻処理に関わったエキスパートを要所に配置した「意味深人事」をみると、金融庁の危機感が伝わってくる。
(中略)
今は安定している金融システムだが「マグニチュードは世の中が想像している以上。財政支援で繕い、台風の目に入っているだけ」と語る幹部もいる。金融庁は危機に敏感になっているのだ。
金融庁「振興銀チーム」が映す危機対応DNA
2020/9/1 22:00日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63295570R00C20A9EE9000/
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今から思うに、「いくつかの中央銀行がかつてのレッドラインを越えた」とのBIS(国際決済銀行)の報告書(7月1日の日経新聞)が転機だったかもしれない。あきらかに日銀を念頭に書かれた報告書だろう。日銀の国債爆買いなしには来年度の予算は組めない。その金主がレッドラインを超えたのだ。
「いくつかの中央銀行がかつてのレッドラインを越えた」 2020年08月31日
https://www.fujimaki-japan.com/takeshi/10254
貸倒引当金、世界で2.3倍 国際決済銀が報告書
1〜3月、9.6兆円 コロナで不良債権化警戒
2020/7/1付 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60982950Q0A630C2EE9000/
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/655.html