52. 母系社会[1255] leqMbo7Qie8 2016年11月29日 16:12:51 : KYhpvpWLaI : PSjhwBtF9_k[1]
●政府が失敗すると、国民の無意識の防衛本能が働き、国民は政府の本に集まり、一致団結しなければ・・・という心理になる場合がある。
安倍の支持率上昇は、世界第二位の経済大国だと思っていたら、一瞬で中国やインドにも抜かれて四位になってしまい、大企業さえも不祥事を起こしたり、外国に身売りしたりで、自信喪失状態の日本人の異常心理の結果だろう。
国民は防衛本能で安倍を支持しつつも、一方では、余りの無残さに、安倍にあきれてもいる。だから、更に失望が続けば、支持率も急降下する場合もあるだろう。
●日本だけでなく、欧米も平均年収が400万円前後で、ほぼ経済成長は停止した。
つまり、世界経済の現時点での均衡点が、この400万円。これ以上、先進国の労働コストが高まると、工場などの海外移転がより多くなり、先進国の所得を下げる。
だから、労働者が現在よりも所得を上げるには、現在40〜60%の労働分配率を上げるか、国家の再配分機能を高めるしかない。
つまり、本格的な階級闘争の時代が始まったということ。
●昨年、イギリス労働党は、事前予想では泡沫候補だった党内最左派のコ―ビンを党首に選んだ。コ―ビンは反戦運動に熱心で、イギリスの核兵器保有にも反対と主張し、産業の国有化や王制廃止も唱えるゴリゴリの60年代左翼で、マスゴミからマルクス主義者と見なされている人物。
しかし、労働党が左傾化したことで、党外の左派も労働党に参加・協力するようになり、労働党の党員は50万に増えた。(人口が半分なので、日本なら100万人)
そして、トランプが大統領になり、民主社会主義者のサンダースも健闘して民主党の幹部になった。イギリスやアメリカに共通しているのは、若者が左傾化していることなので、やがて、日本でも若者の左傾化が始まるだろう。