56. 中川隆[-13064] koaQ7Jey 2020年3月05日 01:15:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[469]
G「CDしか聴かない人には、プリアンプの代わりにボリューム付セレクターを薦めるのは何故?」
店長「プリアンプのCD入力では、プリアンプの送りだしアンプを通ることになる。この送り出しアンプは音量調整が行い易いように付けられたもので、実質的には不要だ。通す事により音質の劣化が起こる。
そこで、高価なプリアンプを止めて、アンプの無い安価なボリューム付セレクターにすることでパワーアンプに資金が使える。そうしてパワーアンプを真空管シングルパワーアンプにでもすればトランジスタの超高級品にも負けない音質に変身するのだ!殆んどの方がびっくりされる(^^)
前に言ったシンプル イズ ベストにあたる。」
G「アンプの回路に基盤を使用しない理由は?」
店長「基盤を使う事でアンプの量産は可能になるが、耐久性に問題があり、直接お客様に販売する以上なかなか使用できない。
特に真空管アンプの場合は電圧が高いため、基盤は使わずに丁寧なラグ配線にすることで耐久性があがり音質を確保できる。」
M「アンプに使用している真空管が殆んどUSA製の理由は?」
店長「真空管の製造はアメリカが非常に高い技術をもっている。耐久性が良く、品質や特性が揃っている。
真空管を比較する事でも大きな差が出てくる。
その代わり価格は数倍になるが、アンプ全体からするとそんなに大きな割合ではない。アメリカの真空管を使わずに良い真空管アンプと言ってしまうと嘘つきになる。」
営業部長「何故真空管アンプを進めているのですか?」
店長「簡単に言えば音を一番良くすることが出来るし、理論的にも良くなることが分かっているからだ。
一番大事なことは真空管の電子速度がトランジスターの5000倍以上と速い事、
次が電圧を高く使用出来る為信号増幅が素直に行える。
その他、アンプ同士、又はスピーカーに対してもインピーダンス特性上の都合が良い。
都合の悪いところは素子の大きさやヒーター電力が必要である事などで、音質に対する不都合な点は非常に少ない。
ただし、出力インピーダンスが高いことにより、トランスを必要とする事だ
真空管の特性は素晴らしいが、このトランスにより周波数帯域が制限されてしまう。そこで良質な出力トランスを使う必要がある為に、真空管アンプを安く作ろうとしても、ある程度の能力を出すにはある程度高価になってくる。
ここで断っておくが真空管がトランジスターやICよりも良いと言っているだけで、世間にある真空管アンプがトランジスターやICを使って作られたアンプよりも良いと言っている訳ではない。
真空管アンプは最近になり良さを認められ良く売れるようになった為、心無いメーカーが多く出てきている。これは聴き分ける力を持つことで災難を逃れる事が出来る。
安い国産品のものや、新しい高価な海外品には気をつけた方が良い。
真空管アンプも昔の物と違って最近では技術が発展しています。音のエジソンのアンプも昔の物とは違い無帰還でも特性表からはみ出すほどのものです。」
https://www.otono-edison.com/audionosinjitu/urabanasi.html#12
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/858.html#c56