234. 中川隆[-13500] koaQ7Jey 2018年10月02日 11:51:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18964]
韓国、「文大統領」海外メディアに金正恩氏報道官と「皮肉られる」 2018年10月01日
http://hisayoshi-katsumata-worldview.livedoor.biz/archives/12548018.html
文大統領の「北朝鮮愛」は本物である。国連総会での演説で金正恩氏の宣伝役を十分に果たしたからだ。文氏の両親は北朝鮮出身である。それが、朝鮮戦争の動乱の際、韓国へ移ってきた事情がある。文氏は韓国で生まれである。だから、ルーツを追えば北朝鮮になるわけで、個人的な思いが北朝鮮に向けられるのは当然であろう。
政治家としては、個人感情を政治に結びつけてならない。文氏の場合、「思想信条」面からも北への理解度が高いはずである。かつての学生運動家上がりで、火焔瓶を投げつけていた闘士であるからだ。
『朝鮮日報』(9月28日付)は、「海外メディアに金正恩氏の首席報道官と皮肉られる文大統領」と題する記事を掲載した。
(1)「ブルームバーグ通信は9月26日「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は国連で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の首席報道官になった」という見出しの記事を掲載した。記事には「金正恩氏は国連総会には出席しなかったが、彼を称賛する事実上の報道官を送った。それが文大統領だ」と記載されていた。実際に文大統領が韓国、米国、国際社会に向け金正恩氏の善意を伝える窓口のような役割を果たしていたのは確かだ」
文氏は、自らの手で米朝関係を正常化の斡旋役になりたい意欲は十分に伝わってくる。だが、「金正恩氏」といえば、国際的な評判がすこぶる悪い人物である。それを褒めることに違和感の強い向きが多いのだ。非核化と言っても、具体化は何一つ進んでいない。
(2)「文大統領は北朝鮮による核・ミサイル実験場の閉鎖について説明する際「北朝鮮の核ミサイルが米国の脅威になることは完全になくなった」と発言した。しかし北朝鮮は今なお数十発の核弾頭を保有しており、また移動式の発射台や大陸間弾道ミサイル(ICBM)もそのまま残っている。一国で安全保障政策に責任を持つ人間は相手の言葉をたやすく信じるべきではない。文大統領が金正恩氏の業績や人間性を高く評価しているのは確かだ。しかし金正恩氏は北朝鮮の3代続く独裁者であり、海外の空港で腹違いの兄を化学兵器を使って殺害し、その叔父を高射砲で跡形もなく粛正した。平壌の一部市民を除く北朝鮮住民は「人権」や「愛」などの言葉さえ知らないまま今なお悲惨な生活を送っている」
文氏が、北朝鮮の歓迎会で卑屈な演説をしたのはまずかった。韓国大統領と言うべき所を「南の大統領」などと北朝鮮の呼称に合わせるなど、自らが韓国大統領職にあることを忘れたような振る舞いであった。これでは、「北の報道官」と揶揄されても致し方ない。
文氏の人柄は、「お人好し」とお見受けする。個人レベルの友人としては最高としても、一国の運命を担う大統領として物足りない。政治的な判断が、個人レベルの友情の延長で決められている面が多いからだ。最低賃金引き上げもその例である。自分の友人が言い出した政策だから、見直さずにやらせている。どうも、そういう「お人好し」の面が出ているようだ。信賞必罰のできない人間が、金正恩氏の後援者になったような行動は慎むべきことだ。