29. 中川隆[-12831] koaQ7Jey 2018年6月03日 10:22:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14836]
2017.1.20
韓国軍が数千人ベトナム女性を強姦し、慰安婦にしていた…米国メディア「日本より先に謝罪すべきだ」
http://www.sankei.com/west/news/170120/wst1701200001-n1.html
昨年末に韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦像が設置された一件についてです。
ご存じの通り、日韓両政府は一昨年末の合意で慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に解決されたことを確認した」との認識で一致。
日本側はこの合意に基づき昨年、元慰安婦支援などに10億円を拠出するといった合意内容を着実に履行しました。
ところが韓国側はソウルの日本大使館前の慰安婦像は「地方自治体の責任」などと主張し、撤去に動かなかったどころか、釜山の日本総領事館前に2つ目の慰安婦像が設置されたことを容認したのでした。
こうした韓国側の一連の行為や対応は、外国公館前での侮辱行為を禁じたウィーン条約を無視する立派な国際法違反に当たります、なので当然ながら日本政府は駐韓大使を一時帰国させるといった対抗措置に出ました。
これに対し、当の韓国側や日本在住の反日勢力、そして、なんちゃって左翼の連中が、真面目に反論するレベルに至らない低レベル過ぎる屁理屈を並べ立てています。
こう書くと反日勢力などから「偉そうなことをほざくな」と言われそうですが、当の韓国政府を含め、こうした連中は、この問題に対して意見できる立場にないのです。なぜか。理由は簡単。少しばかり世界の物事の裏を分かっている人々の間では既に有名な話なのですが、慰安婦問題について国際社会に深く深く謝罪せねばならないのは、実は韓国の方なのです。今回の本コラムでは、その理由についてご説明いたします。
■13歳少女をも韓国軍が強姦…“ライダイハン”混血児は約3万人
今年1月で5年目に突入した本コラムのネタ探しで海外メディアの電子版を巡回していて、このニュースを見つけたときは、本当に驚いたのと同時に、自分のモノの知らなさに恥じ入ったものでした。そして“いつか絶対このコラムで書いてやる!!”と思っていたのですが、遂にその日が来ました。
2015年10月13日付の米FOXニュースのオピニオン面(電子版)です。見出しはこうです。「朴(槿恵=パク・クネ)大統領は韓国がベトナムで行った性暴力について公に謝罪すべきである」
どういうことかと言いますと、このFOXニュースのほかにもさまざまな欧米、そして当の韓国のメディアが報じているのですが、ベトナム戦争(1960年代後半から1970年代初め)時、米の同盟軍としてこの戦争に参戦した韓国軍が多くのベトナム女性を強姦(ごうかん)し、彼女たちを韓国兵のための慰安婦として強制的に働かせていたというのです。
前述のFOXニュースによると、約40年前、現(韓国)大統領の父親で(当時の軍の)司令官、朴正煕(パク・チョンヒ)は32万人以上の米同盟軍(つまり韓国兵のことですね)をベトナムに派兵したといい、この戦争の間、韓国兵は13歳から14歳(の女性)を含む数千人のベトナム女性に対し激しい強姦または性的暴行を行ったと明言。
そして、強姦されたことによって多くの女性が妊娠・出産し、彼女たちが産んだ混血児が現在、ベトナムには5000人から3万人存在すると説明します。
そして、韓国軍がベトナムで行ったこうした極悪非道な行為に対し<朴大統領は世界で最もパワフルな女性の1人である。父親が率いた兵士たちが膨大な数にのぼる罪のない女性たちに対し、犯した犯罪を公に謝罪することは、間違いなく彼女の権限の範囲内にある。なのに、そうした謝罪をしないで、日本に対し、第二次世界大戦時の韓国の慰安婦に対する性的暴力について謝罪を求めることは、朴大統領の道徳的権威を傷付けるだけである>と警告しています。
平たく言えば“日本に謝罪を求めるなら、自分たちもベトナムでやらかした残虐行為について世界に向けて謝罪しろ”ということですね。
ちなみにこのFOXニュースのオピニオン記事の投稿者であるノーム・コールマン氏(67)は2003〜09年に米ミネソタ州選出の上院議員(保守・共和党)を務め、現在、国家安全保障や外交政策の専門家らで組織する米のNGO(非営利団体)「米グローバルリーダーシップ連合(USGLC)」で要職を務めています。
■韓国軍は「トルコ風呂」という名の慰安所を
そして、ベトナム戦争に従軍し、捕虜になったことで知られる保守・共和党の重鎮、ジョン・マケイン上院議員(アリゾナ州選出)が友人といい、この投稿記事でも<私の良き友人、ジョン・マケイン上院議員はベトナム戦争時、捕虜になった際の恐ろしい日々を振り返る際、戦争は人々の生活に深い感情的・物理的傷あとを残すとしばしば語っていた。韓国兵の手によって無垢(むく)を奪われた多くの(ベトナム人)女性たちは、ベトナム戦争における(誰にも)語られない大きな悲劇である>と記しています。
しかし、この投稿記事では、ベトナム人女性は強姦・性的暴行を受けただけのような書き方ですね。だがしかし。実態は違います。2015年に米国立公文書記録管理局(NARA)の公文書で明らかになったのですが、韓国軍はベトナム人女性を強姦しただけでなく、彼女たちを韓国兵のために設置した「トルコ風呂」(Turkish Bath)という名称の慰安所に集め、韓国兵相手に売春を強要していたのです。
つまり、軍がむりやりベトナム人女性たちを慰安婦にしていたというわけですね。
この件について、2015年4月25日付の韓国の左派日刊紙ハンギョレ(英字電子版)は「日本の反韓感情を鼓舞する主要な力のひとつ、週刊文春が4月2日の“春の特大号”で明らかにした。執筆者は東京放送(TBS)のワシントン支局長Noriyuki Yamaguchi(山口敬之氏、現在フリー記者)で…」とその内容や経緯を伝えました。
そして、最後のくだりで、山口氏が文春で「慰安婦問題は国内政治や外交の道具としてではなく、人権問題として真剣に取り組んでいる」と述べた朴槿恵(パク・クネ)大統領がこの件で調査に及び腰になるなら、韓国は自国にとって不都合な真実を無視し、歴史と対峙(たいじ)することを拒否する国だと国際社会に証明することになる、と書いた一文を引用し、こう締めくくりました。
<(朴大統領にとって、この一件の調査に乗り出すことは)恐らく不快なことであると思われるが、(文春の記事の)主張に反論するのは困難である。ベトナム戦争中に起きた民間人への虐殺だけでなく、韓国軍が(ベトナム戦争時の)慰安所の運営・管理に関与していたかどうかについて、韓国政府はベトナム当局と協力して真実を見つける時がきたのだ>
韓国の大手左派メディアも「これ、さすがにシカトはマズイやろ」というニュアンスで伝えているわけです。
この問題に関しては、2012年に米多国籍バイオ化学メーカー、モンサント(欧米の左派系環境保護団体が目の敵にする企業のひとつ)を批判する公共広告キャンペーンを展開した米左派系NPO(非営利団体)「ネイション・オブ・チェンジ」(本部・ニューメキシコ州アルバカーキ)も、自分たちが運営する同名ニュースサイトで2015年12月11日に韓国政府を厳しく批判する記事をアップしました。
「戦争の傷あと:ベトナムの慰安婦」と題されたその記事、なかなかに辛辣(しんらつ)です。
<ベトナム戦争時、韓国軍の多くの部隊がベトナム人女性を強姦したり、農民や老人を虐殺するといった残虐行為に手を染め、多くの女性たちが韓国兵のための売春婦として強制的に働かされた…韓国政府は今日に至るまで、この問題をほぼ無視しているが、日本に対しては(当時の)慰安婦のための財政的補償を要求し続けている。(こうした)韓国側の行動は偽善的であり、慰安婦問題を政治的な道具に使っていると言うものもいる。事実、韓国側は日本(の動き)に対抗するため、米大陸で韓米による政治主導のキャンペーン隊を編成した>
<ベトナム戦争中、韓国軍は反共勢力を支援し、自分たちの慰安所設置のため軍の部隊を送り込んだ。当初、韓国兵たちは多くのベトナム人女性を強姦し、その後、慰安所で働くよう強制した。多くの場合、強姦によって子供が生まれ、その子供たちもベトナムの慰安婦という性奴隷として働くよう強制された…ベトナムでの慰安所設置とベトナム女性への強姦に加え、韓国軍は非武装のベトナム民間人、主に女性と子供の虐殺という戦争犯罪も犯している。しかし韓国側は韓国兵による強姦で混血児が生まれたことも、性奴隷としてのベトナム慰安婦(の存在)も無視し続けている…>
<日本人の手にかかった(韓国の)慰安婦の命や苦しみを称える彫像が建てられている間、(韓国側は)日本が慰安婦に対する公的責任を負うよう圧力をかけているが、朝鮮戦争とベトナム戦争時に韓国(軍)に(モノのように)使われた慰安婦の窮状は、ほとんど無視されている>
どうですか?。この左派系サイトも前述のFOXニュースのオピニオン記事と同様、日本に謝罪や補償を要求するなら、自分たちがベトナムで行った戦争犯罪を含む極悪非道の行為についてまず国際社会に謝罪すべきだと訴えているわけです。
まあFOXはバリバリの右翼ですが、ハンギョレや、モンサントを目の敵にするネイション・オブ・チェンジといった、日本のなんちゃってではなく、バリバリのダイ・ハードな左翼までが、自分のことは棚に上げ、日本に謝罪を要求し続ける韓国の卑怯なやり口に愛想を尽かしているのです。
しかし、韓国はこれからも自分たちがベトナムでやった悪行の数々については徹底無視を決め込むでしょう。2015年4月7、8の両日付のハンギョレ(英字電子版)によると、ベトナム戦争時の韓国軍による民間人虐殺事件の生存者を招いたイベントが、ベトナム退役軍人協会(VVAK)や韓国のエージェントオレンジ(枯れ葉剤)後遺症戦友会(KAOVA)といった団体の反発を恐れ、直前になって会場をキャンセルし、イベントを中止したのでした。その後、KAOVAのメンバー約300人が、当初予定されていた会場周辺でデモ行進し気勢を上げたのでした…。
この問題について、韓国のソウル大学校国際大学院のパク・デギュン教授は2015年4月7日付ハンギョレ(英字電子版)に「自国のベトナム戦争問題を解決できなければ、日本との歴史問題を解決することはできない」と述べました。全くもってその通りです。
今回の韓国・釜山の日本総領事館前の慰安婦像設置問題について日本政府は、かつてない強行措置で徹底抗戦すべきだと思います。なぜなら、前述したネイション・オブ・チェンジの記事のコメント欄には、こんな書き込みがありました。
「この記事は完全な作り事だ。ベトナム戦争時の韓国軍には慰安婦などいなかったし、韓国政府も(ベトナムの)女性を性奴隷になどしていない。この記事の執筆者が日本人なのは明らかで、自分たちが韓国の慰安婦問題で非難されないよう、こんな作り事を書いたのだ」
こんな反吐がでるほど卑怯な連中には、常識は一切通用しませんからね。 (岡田敏一)
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2017.4.6
慰安婦、虐殺、強姦…自軍の犯罪を隠す「韓国」 国定「被害者マゾ」歴史教科書、ベトナム激怒
http://www.sankei.com/west/news/170406/wst1704060007-n1.html
さて、今週の本コラムは、大変な反響をいただいた、あの韓国がベトナムで行った許し難い“戦争犯罪”に関するお話の続編でございます。
今年1月で5年目に突入した本コラムですが、年明けの1月20日付のコラム「韓国軍が数千人ベトナム女性を強姦し、慰安婦にしていた…米国メディア『日本より先に謝罪すべきだ』」には、かつてない反響をいただきました。
http://www.sankei.com/west/news/170120/wst1701200001-n1.html
▼【関連ニュース】韓国軍が数千人ベトナム女性を強姦、慰安婦に…米国メディア「日本より先に謝罪すべきだ」
2015年10月13日付のFOXニュース(電子版)をはじめ、欧米、そして当の韓国のメディアまでが報じているのですが、ベトナム戦争(1960年代後半から70年代初め)時、米の同盟軍としてこの戦争に参戦した韓国軍が多くのベトナム女性を強姦(ごうかん)し、彼女たちを韓国兵のための慰安婦として強制的に働かせていたというのです。
この報道などについて詳しくご紹介したところ「アメリカから拝見しています。こういう記事を書き続けることは大切です」「素晴らしい記事でした」「韓国軍の狂気に晒(さら)されたベトナムの方々に心より救済を願いたい所存であります」「慰安婦像を設置するとされている世界中の対象都市の市長および有力紙のサイトに、こうした韓国兵の行状を知らせるべきです」「正しい事を勇気を持って記事にしてくださってありがとうございました」「おかださん、路線変更ですか? メタラー卒業ですか?」(するかい死ぬまで留年じゃ!)といった熱いメールやご意見を各方面からいただきました。本当にありがとうございます。
そもそも、1月のこのコラムでも書いたように、きっかけは、週1回のこのコラムのネタ探しで海外メディアのサイト巡回中、偶然見つけたFOXのあの電子版の記事だったのですが、これほどの反響をいただいたからには、やはり続編の1本くらいは書かねばなりません。というわけで、今回の本コラムでは、この問題に関する韓国のさらなる不誠実ぶりについてご紹介いたします。
■韓国軍30万人が残虐、犠牲ベトナム人1万人…
そもそもこの問題、ベトナム戦争終結からちょうど40年経った2015年から、欧米や韓国でにわかに注目を集め始めたようですが、当の韓国国内でも日を追うごとに、いつまでも“臭い物に蓋(ふた)”で済ますべきではないといった機運が盛り上がっているようです。
実際、前回のコラムがアップされてから10日後の今年1月30日付で、韓国日報が発刊する英字紙コリア・タイムズ(電子版)も、韓国政府の“臭い物に蓋(ふた)”的姿勢を強く非難する記事を掲載しました。
韓国のメディアは右か左かという両極端な論調が多い中、韓国日報と系列紙のコリア・タイムズは中道やや改革寄りという割とバランスの取れた論調で知られます。そんなメディアまで遂に韓国政府の姿勢を批判し始めたというのは興味深いことです。
■「韓国政府いまだ公式に謝罪せず」
そんなコリア・タイムズの記事ですが<ベトナムでの韓国軍部隊による殺人行為(が起こした問題の数々)は未だ解決されていない>との見出しで、<韓国人は、例えば、日本の帝国主義下での戦時中の性奴隷(sex slave=慰安婦)のように、通常、自分たちを被害者としてみているが、ベトナム戦争が終わって40年以上経ったいまも、(米同盟軍として)ベトナムに30万人以上を派兵していながら、この戦争における韓国軍の役割についてはいかなる罪悪感も感じていないようだ。そこでは1万1000人が命を落とし、未だに枯れ葉剤の後遺症に苦しんでいる人々がいるのに>と断罪。
続けて<1980年代に公にされたベトナム軍の報告書によると、韓国兵はベトナムの民間人5000人を殺害した。複数の研究者は最高で9000人と推測している>と説明し<1966年12月3日〜6日、韓国の第2海兵師団は、ベトナム南部の(クアンガイ省)ビエンホアで約430人の(非武装の)民間人を殺害した。報告によると、犠牲者の半数以上が女性であり、うち7人は妊婦だった。さらに半数以上の166人は子供だった>という衝撃の事実を明かします。
加えて、悲劇の部隊となった村には<(韓国軍が犯した)この罪は空に達するに十分であり、永遠に記憶されるであろう>と刻まれた記念碑があり、ベトナム国内に約80基ある記念碑が戦時中、韓国人が犯した戦時中の犯罪を思い出させる>としたうえで<(ベトナムの)学者やジャーナリストたちはこの悲劇について調査し、1999年のメディアの報道によって(この悲劇が)世に知らされたが、ソウル(韓国政府)は公式に謝罪していない>と批判します。
一方で<金大中(キム・デジュン)元韓国大統領は1998年、(ベトナムの)首都ハノイを訪問中、この悲劇に関し遺憾の意を表明したが、以来、進展はなかった><ベトナムでは、市民団体だけがベトナムで謝罪のための医療ボランティア活動を続けており、一部の活動家は、韓国人にこの問題を知らせるために博物館を建設するためのキャンペーン活動を行った>といった動きがあったことにも言及します。
ところがこの後、とんでもない事実が明かされます。
<しかし、韓国政府は最近、時計(の針)を逆進させた。朴槿恵(パク・クネ)前大統領が基幹政策のひとつ(として制定・導入を進めてきた)『国定歴史教科書』では、(ベトナム)反戦運動に関する記述を割愛し、国家として(ベトナム)戦争に参戦したことを正当化した。そしてほとんどの教科書は(ベトナム戦争で韓国軍が行った)虐殺については言及していない…そして、多くの韓国人は、自国の兵士が「加害者」であることに気づいていない>
いちいち書くのも腹立たしいのですが、昔から韓国や中国は「日本の教科書は歴史を歪曲(わいきょく)している」といった非難を繰り返してきました。
ところが当の韓国は、ベトナム戦争時にやらかした非武装の民間人の虐殺も、軍が女性を強姦し、慰安婦にしていた事実も教科書で完全シカト。“どの面下げて日本に文句言うとんねん”という話になりますよね。歪曲どころか、自分たちに都合の悪い過去を歴史教科書にも記述せず、完全になかったことにしているのですから…。
この韓国の「国定歴史教科書」の件については、昨年の12月27日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)も報じています。
記事の主な内容は、昨年の12月9日に国会に弾劾(だんがい)訴追された朴槿恵(パククネ)大統領(当時)に対し、韓国の憲法裁判所が3月10日、罷免(ひめん)を宣告した一連の問題に絡むものです。
このニューヨーク・タイムズ紙は、朴氏が弾劾(だんがい)訴追され、大統領の権限が停止されたため、朴氏の肝いりで進められ、2018年度から国内の中学や高校で導入予定だった「国定歴史教科書」を各校が使用する必要がなくなったと韓国政府が発表したと報じるとともに、この「国定教科書」の導入計画の経緯などについて説明。
また、2015年に朴氏がぶちあげたこの「国定歴史教科書」の導入計画が最初から不評だったうえ、ここ数カ月間の朴氏をめぐる一連の腐敗スキャンダルによってますます支持されなくなったなどと背景を解説し、韓国の教育省が12月27日、学校側に対し「自立と多様性を確保する」との目的から、これまでの教科書を使い続けることができるといった考えを示したのでした。
そして、その中で、朴氏肝いりの「国定歴史教科書」だけでなく、現在使われている複数の歴史教科書について、国内の保守的な考えの批評家たちが「マゾヒズム的な歴史的見解」の教科書は教室の外に置かねばならないと述べたと報じています。
というわけで韓国側は、日本に謝罪は求めても、ベトナムに対してはベトナム戦争時、韓国軍が現地のベトナム人女性数千人を強姦し、彼女たちを韓国兵のための慰安婦として強制的に働かせていたうえ、非武装の民間人の虐殺という戦争犯罪まで犯していたことについては今後も絶対に認めず、謝罪するつもりもないようです。
とはいえ、こうした問題に沈黙していた当のベトナムも、最近は考えが変わってきているようなのです。
前述のコリア・タイムズによると、ベトナムはこれまで「過去の出来事は締め出し、未来に向けて(扉を)開こう」という考えだったのですが、これについて「この考えは過去の記憶を永遠に(心の中に)隠蔽するという意味ではない」というベトナム国立大学のKu Su−jeong(ク・スジョン)博士の声を紹介。
そしてスー博士はコリア・タイムズに「とりわけ、(ベトナム側の)犠牲者たちが謝罪を要求しないからという理由で、(韓国政府が自分たちの犯した)悪行を認めないということは恥ずべきことである」との内容の電子メールを寄せました。全くその通りですね。
この問題に関し、ベトナムでは昨年12月、国営放送局VTVがビエンホアの虐殺を題材にした「最後の子守歌」というテレビドキュメンタリーを放映し、称賛を得ました。
相変わらずマゾヒズム的“被害者アピール”で世界中にあの「慰安婦像」をどんどん建てようと画策している韓国ですが、ベトナム戦争時の軍による戦争犯罪の数々に加え、今回の「国定教科書」の一件も加わり、遂に沈黙していたベトナムも声を上げ始めました。自分たちのやらかしたことがいよいよブーメランになって帰ってきそうな気配です…。 (岡田敏一)