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中川隆 koaQ7Jey コメント履歴 No: 100020
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[文化2] FX ・ 先物取引 ・ 空売り は『ネットパチンコ』、絶対に手を出してはいけない 中川隆
21. 中川隆[7810] koaQ7Jey 2017年4月17日 09:26:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8300]

ギャンブルやFXがやめられない…それって病気?脳の前頭葉の機能が明らかに低下、自助グループのセラピーが効果的

誰にも言えない…オトコのお悩み相談室 荒川直樹=科学ライター

総合商社に勤務する42歳。学生時代から大のパチンコ、競馬好き。レースのある日は朝から気もそぞろ。勝っても負けても気持ちが熱くなり、周囲のことが目に入らなくなる。先日は家族と約束していた買い物をすっぽかして大ひんしゅくを買った。

そんなオレが最近手を出したのがFX(外国為替証拠金取引)だ。

為替がもくろみどおりに動いて利益が出たときには大興奮。24時間取引なので、つい遅くまでパソコンに向かうようになり、会社を遅刻するようにも…。妻や子供との会話もめっきり減り、家に居場所がない感じ。妻は、本気で離婚を考えているみたい。


 日本では基本的にはギャンブルが禁止されている。それに替わる娯楽として行われているのが、地方公共団体など公の機関が開催する競馬、競艇、競輪、オートレースなど、いわゆる「公営競技」だ。それに加えて全国に1万以上のパチンコ店が、ギャンブル好きな人々を引き寄せている。

 パチンコも公営競技も、国民の娯楽として健康的な範囲で楽しんでいる分には問題ない。実際、行っている人のほとんどが、「オレは楽しみでやっている」「いつでも止められる」と思っているだろう。しかし、そこに「心の病」が忍び込み、いつの間にか「止めたくても止められない」状態になってしまうケースがある。

FXにはまる人も急増中

 してはいけない状況にあることが分かっていながら、ギャンブルにはまりこんでしまう状態がギャンブル依存症だ。ギャンブルで仕事に支障を来すようになったり、家庭生活に深刻な影響を与えたり、ギャンブルによる借金がかさんだりと問題はさまざま。なかには公金を横領するなど犯罪に手を染めるケースもある。

 厚生労働省研究班が2017年に発表した調査結果によれば、国内のギャンブル依存症患者(病的ギャンブラー)はおよそ283万人(国民の2.7%)と言われている。これについて「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表は、「これは他の先進国の倍以上の数字。ギャンブルが禁止されているはずの日本で、これほどギャンブル依存症の患者が多いのは皮肉なこと。また、早急の対策が必要でしょう」と話す。

 ギャンブル依存症の患者が最も多いのはパチンコで、依存症患者の8〜9割が該当、次いで競馬が2割ほど」と話す。

そして、最近になって徐々に増えてきているのが FX(外国為替証拠金取引)への依存だという。

もちろん FX はギャンブルではないが、取引しているときに高揚感を感じること、短時間で取引結果が出るなどのギャンブルと類似した特徴がある。しかも、インターネットで行うことから、人目を気にせず家庭で気軽に行えるなど、潜在的な依存症患者は多いと考えられる。

 実際、2014年には、大手企業の経理担当社員が FX の損失を埋めるために数億円もの金額を会社から横領するという事件も報道されている。田中代表の元には、FXに依存してしまった者の家族からの相談も多く寄せられるようになったという。

一人の行動が増え、家庭に居場所がない

 ギャンブル依存症の傾向が見られ始めたとき、まず気づくのは家族や友人だ。田中代表は、ギャンブル依存症の初期症状として次のような症状を挙げる。


ギャンブル依存症の初期症状
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/16/091500010/041400013/?SS=nboimgview&FD=47620101


 もし、こんな症状が見られたら、次のリストでチェックを行ってほしい。これはギャンブル依存症の自助グループ、ギャンブラーズアノニマス(GA)が発表しているギャンブル依存症のチェックリストで、20の質問のうち7つ以上が当てはまれば「脅迫的ギャンブラー(ギャンブル依存症)の可能性が高い」と判定される。

ギャンブル依存症は脳の病気か

 ギャンブル依存症というと「どうしようもなくギャンブルが好きな人」と、なにか特別な人のように思われる。しかし田中代表は「実際には、一般の人と同じように普通にギャンブルを楽しんでいた人々」と話す。しかし、自分でも気がつかないうちに、やめたくてもやめられないギャンブル依存症という病気を発症してしまったのである。

 田中代表は「WHO(世界保健機関)では、ギャンブル依存症を『治療すべき病気』と捉えている」と話す。それに対して、一般的には「人間性の問題で、意思の力によってなんとかできるはず」と考えられがちだ。そのため周囲の人々も、本人に対して「理論的に考えれば、ギャンブルで儲けることはできない」などと諭すことが多い。

 しかし、ギャンブル依存症の患者は、こうした理屈を十分承知した上で、それでも「今度勝てば、これまでの借金を返せる」と考えてしまう。しかも、最初のうちは味わえたギャンブルをやっているときの高揚感や多幸感が失われているにもかかわらず、強迫観念によりギャンブルを止められないのである。田中代表も「非常に苦しい思いをしながらも、ギャンブルを続けている人がほとんど」という。

 なぜ、こうした行動を繰り返すのか。ギャンブル依存症の臨床研究は、まだ始まったばかりだ。しかし、最近の研究では、繰り返しギャンブルを行っていくうちに、脳にさまざまな異変が起こると考えられ始めている。

例えば、脳の働きを画像で分析するfMRI(機能的磁気共鳴映像装置)という装置を用いた研究では、ギャンブル依存症の患者は脳の前頭葉という部分の機能が明らかに低下。ギャンブル以外のことでは、脳がうまく働かない状態になっていることも明らかになっている
(京都大学医学部、鶴身孝介助教など、「依存症の新しい展開 依存症の脳科学」、月刊精神科. 2015;26(4):247-251.)。

 そして、ギャンブル依存症は慢性疾患であり一度発症すると生涯完治はない。このことを専門家は「大根をたくあんにするのは簡単だが、たくあんを大根にはできない」と表現する。早め早めにギャンブル依存症に対処し、重症にしないことが重要なのだ。

自助グループなどでのミーティングが基本

 もし、自分や家族がギャンブル依存症の可能性があると感じたとき、例えば「GAによる20の質問」で問題の見つかった人は、どこに相談すればいいのだろうか。

 最近では、各地の精神神経科などが依存症外来を設けている。まずは、そこで相談してみるといいだろう。しかし、特効薬的な薬剤があるわけではなく、医師のカウンセリングなどを主体とした認知行動療法などを行うことになり、回復までには時間がかる。田中代表は「この地道な回復過程で効果的なのがグループセラピーだ」と解説する。同じ経験を持つ人たちとのミーティングを重ねていくというもので、前述の GAもこうした自助グループの一つだ。

 回復のための最初のステップは「自分の力ではギャンブルを止められないのだ」としっかり認識することだという。「ギャンブルを止められない」という状態は、一般の人には理解しがたいものだが、それは当事者も一緒だ。止めようと思えば止められるつもりでいるので、その意識をまず改める必要がある。

 そして、同じ経験を持つ人たちとミーティングを続けるうちに、自分では止められなくなっていった状態を初めて客観的に理解できるのだ。そして、「では、どのようにして止める?」「同じ依存症のメンバーと一緒にやれることは?」と一つひとつ前向きに考え、その次の段階として回復プログラムに取り組めるのだ。

 田中代表は「これまでギャンブル依存症というと男性の病気であったが、近年は女性の患者も増える傾向にある」と話す。また、子供たちにもネット依存が広まるなど、依存症には新しい問題が登場している。パチンコ、競馬からFXまで、「依存症大国」となってしまったニッポン。ギャンブル依存症に対する正しい知識を家族で共有することが大切といえるだろう。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/16/091500010/041400013/
 

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/844.html#c21

[リバイバル3] 湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 中川隆
61. 中川隆[7811] koaQ7Jey 2017年4月17日 09:54:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8301]

古都  川端康成 
http://blog.livedoor.jp/sambockarie/archives/51988614.html


   美しい作品である。 一読すれば平易な作品ともおもえる。


川端康成「古都」は、昭和36年10月から翌年1月にかけ朝日新聞掲載小説として当初執筆、内容文章を修正後刊行。

作者曰く、当時睡眠薬過量内服し続けていたため

「何を書いたかもよくはおぼえていなくて」

「果たしておかしいところ、辻褄の合わぬようなところが少なくなかった。校正でだいぶ直したが」

という有様、事情であったとか、ただしお言葉通りの事情ではないだろう。

当時の日本は戦後のどさくさから高度成長期に変遷し、
京都の美に対する大衆の憧憬、渇望が募っていたのかもしれない。

同時期、両親に連れられ小学生であった私は何度か京都観光に向かった。
まだ山陽新幹線のなかったころである。特急でも6時間、退屈苦痛であった。
あちこちの寺社を巡ったが、当時の父は建築、日本庭園に魅了されるも、仏像、書画、その他には興味はなかった。

仁和寺、西芳寺、金閣、銀閣から鷹峯の光悦寺、宇治平等院まで廻った記憶がうっすらとではあるが蘇ってくる。

当時の三十三間堂、今よりもずっと薄暗くうらぶれており気味が悪かったし、仏像も修復の及んでいなかったものもあり、荒んだ印象であった。
まだアメリカ式のホテルが殆どなかった。いつも日本旅館が宿になった。

一度だけ大昔の俵屋旅館に父の友人、京都市内の歯科開業医の伝手で宿泊したことがある。
ひたすら底冷えの寒さ、炬燵の中に潜り込むが退屈してくる、天井が低く暗く狭い廊下、弟と一緒に廊下を走り回っていたら宿のおじさんに叱られてしまった。
子供のいくところではない。


久々に手にした「古都」である。 懐かしく読み進む。

なにしろ昭和30年代後半の京都が舞台であるから、懐かしさも時代がかってはくる。

春夏秋冬にちなんで桜の平安神宮、仁和寺、夕暮れの東山、清水寺であり、冬は雪の北山杉等々、華やかな祭礼の数々、盛りだくさんである。

しかし、この作品の骨格がけして情緒的、恣意的なものではなく、あらかじめ計算しつくされた設計図を基に制作された精密機械であることにやがて気づかされる。
まず古典、本歌どりのごとく散りばめられ、あらわにそれと名指しはできないものの、どこかで思い起こさせるがごとき筋立て、一見奇妙に思えるエピソードだが前後の流れを辿ると、読者の思念を様々に逍遥させる、かのごとき構造が作者によって巧妙に構築されている。

別離したまま再び巡り会う双子の姉妹、そのままの筋立てというものは少ないものの、竹取物語、伊勢物語、堤中納言物語であり、とりかえばや、源氏のどこかの巻でもあったのかもしれない。

更に最も重要な点は、古今東西の共通項、エデイプス的葛藤が中枢に鎮座している点である。

千恵子の抱く実父の死に対する罪悪感、幻想なのであるが、それは典型的ではある。

また養父太吉郎に対する複雑に交錯する感情、献身的親孝行、「絶対的服従」もその「罪滅ぼし」であろう。その古典的描画の上でしか千恵子は動かないのであるし、その行動は予め定められているのである。川端が幼少期に両親と死別した体験とも重なっていく。

かくの如き骨格が綿密に塩梅良くも見積もられた上に、この美しい物語は形作られていく。

ノスタルジックに読み進むうち、作品の中盤である。
主人公の千重子、双子の妹である苗子が意外なことを言い始める。

千重子は、観光化によって頽落していく京都を批判する。

まずやり玉に挙がったのが門跡院青蓮院である。次いで南禅寺周辺の料亭、旅館、今ではブランド化し殷賑を極めている「名店」なのであるが。

この時すでに大家の名を確立していた川端康成に名指しで批判(あくまで二十歳の町娘の言であるが)されたこれらの方々、相当な打撃であったろう。当時の有様を歴史に残るノーベル賞受賞作家の記述として掲載されるとは、思ってもみなかったであろう。

これで批判が終了ならば、よくある観光地批判で終わったろうが。

川端康成の筆はさらに意地悪く先鋭化する。
あくまで北山の山村で労働に勤しむ小娘の言としてであり、うまくアリバイ作りをしたのであろう。

純朴な娘苗子は言う。
北山杉についてである。

「人間のつくった杉どすもの。」

「この村は、まあ、切り花つくっとるもんどっしゃしゃろ・・・。」

前述の千恵子の言に戻ると、養父太吉郎の「盆栽」という言葉にこたえて言う。
「それが京都やおへんの?山でも、川でも、人でも・・・・・・。」

 川端康成、その「毒」を評したのは、三島であったろうか、私の記憶が定かではないが、どこか破滅的、毒を内包させた作家であった。

美しい日本の私、の清潔に整えられた言語世界の中にもどこかに毒が几帳面に埋伏されている。

それは日本の美、という超越者化した、読みかえれば神化した呪物である。川端における美の隠喩とは、健全な、それこそアポロン的なものではけしてなく、死を予感させつつ平安の世以前から近世、現代までに連綿と続く不死の美なのである。

その呪物が乗っかった神輿、或いは山鉾を飾り立て担ぎ続けるもの、そのもっとも端的な人々、その世を経た人々こそが京都の人々である。

この毒に冒され、全身に回りきった毒、それに恍惚とするものが数寄者に代表される人々である。その毒は京都を中心に、やがて日本の津々浦々までに拡がっていくのであるが。

川端自身、その毒を自覚しそれを諦念し果て、更に体現していた。
彼の骨董収集の情熱は名高い。

国宝となった近世画の玉堂、大雅、蕪村を所有していたし、家計は常に火の車であった。

死後の借金は大変なものであった、とか。

また京都の粋筋、東京では銀座でもよく周遊していたとか
支払いは附け、ですぐに忘れてしまったとか。

その粋筋を知り尽くした川端康成が描き出した粋人、主人公千恵子の養父太吉郎である。

この人物、なかなか興味深く描き出されている。

嵯峨野の寂れた草庵で古代ぎれを眺めつつ、新たな帯の柄を模索し、煩悶する。その姿とはよくありがちな趣味人のそれの域を出ない。

その域を出てしまうのが、チンチン電車の中で出会った美しい少女というよりも幼女、

上七軒で預かっているお茶屋の娘であったが、に強い関心、執着を示す。

これで終われば今の世でもよく耳にする変態、ロリコンおじさんで済むかもしれないが。

今の世でも不可思議な挿話が続く。

昔通いなれた上七軒のお茶屋に「しんどなった、やすませてくれ」と昼間に上がり込むのはよいが寝てしまう、

かと思うと、若い芸妓をよんでしまう、芸妓は来るが太吉郎は居眠りしかかっている、

気が乗らない中で芸妓に喋らせまくり、彼女のとっておきの話「セクハラ客の舌を血が出るほど噛んでやった」を聞き興味を抱く。

で「お前の歯を見せろ」と太吉郎が迫る超セクハラエピソード。

こんな無粋なことを昭和30年代とはいえ、お茶屋でやるのだろうか。門外漢にはうかがい知れない。

なにか川端の倒錯ごのみ、というかあまりに清らかで美麗な物語の裏打ちには汚泥こそが相応しい、という陰鬱な思いがあったのだろう。

私的には、こちらの世界のお話のほうがずっと興味深いと思うのだが。

  
写真はお花見で登場した御室仁和寺、酔っ払いが多いと太郎吉に嫌われた場所。

古い門跡時らしく、また華道の家元でもある。

豪華な宸殿と庭園、御所漉きであろうか、植木の手入れも万全であった。

火災のため宸殿は意外と新しく明治に入って。
明治、大正の職人たちの腕の冴えが窺われる。 

国宝の茶室は人だかり激しく、見るのを諦めた。
http://blog.livedoor.jp/sambockarie/archives/51988614.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c61

[リバイバル3] 京都の「おもてなしの文化」 とは _ わかる人にはわかる日本一ハイ・センスな京都 俵屋旅館 中川隆
6. 中川隆[7812] koaQ7Jey 2017年4月17日 09:56:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8302]

古都  川端康成 
http://blog.livedoor.jp/sambockarie/archives/51988614.html


   美しい作品である。 一読すれば平易な作品ともおもえる。


川端康成「古都」は、昭和36年10月から翌年1月にかけ朝日新聞掲載小説として当初執筆、内容文章を修正後刊行。

作者曰く、当時睡眠薬過量内服し続けていたため

「何を書いたかもよくはおぼえていなくて」

「果たしておかしいところ、辻褄の合わぬようなところが少なくなかった。校正でだいぶ直したが」

という有様、事情であったとか、ただしお言葉通りの事情ではないだろう。

当時の日本は戦後のどさくさから高度成長期に変遷し、
京都の美に対する大衆の憧憬、渇望が募っていたのかもしれない。

同時期、両親に連れられ小学生であった私は何度か京都観光に向かった。
まだ山陽新幹線のなかったころである。特急でも6時間、退屈苦痛であった。
あちこちの寺社を巡ったが、当時の父は建築、日本庭園に魅了されるも、仏像、書画、その他には興味はなかった。

仁和寺、西芳寺、金閣、銀閣から鷹峯の光悦寺、宇治平等院まで廻った記憶がうっすらとではあるが蘇ってくる。

当時の三十三間堂、今よりもずっと薄暗くうらぶれており気味が悪かったし、仏像も修復の及んでいなかったものもあり、荒んだ印象であった。
まだアメリカ式のホテルが殆どなかった。いつも日本旅館が宿になった。

一度だけ大昔の俵屋旅館に父の友人、京都市内の歯科開業医の伝手で宿泊したことがある。
ひたすら底冷えの寒さ、炬燵の中に潜り込むが退屈してくる、天井が低く暗く狭い廊下、弟と一緒に廊下を走り回っていたら宿のおじさんに叱られてしまった。
子供のいくところではない。


久々に手にした「古都」である。 懐かしく読み進む。

なにしろ昭和30年代後半の京都が舞台であるから、懐かしさも時代がかってはくる。

春夏秋冬にちなんで桜の平安神宮、仁和寺、夕暮れの東山、清水寺であり、冬は雪の北山杉等々、華やかな祭礼の数々、盛りだくさんである。

しかし、この作品の骨格がけして情緒的、恣意的なものではなく、あらかじめ計算しつくされた設計図を基に制作された精密機械であることにやがて気づかされる。
まず古典、本歌どりのごとく散りばめられ、あらわにそれと名指しはできないものの、どこかで思い起こさせるがごとき筋立て、一見奇妙に思えるエピソードだが前後の流れを辿ると、読者の思念を様々に逍遥させる、かのごとき構造が作者によって巧妙に構築されている。

別離したまま再び巡り会う双子の姉妹、そのままの筋立てというものは少ないものの、竹取物語、伊勢物語、堤中納言物語であり、とりかえばや、源氏のどこかの巻でもあったのかもしれない。

更に最も重要な点は、古今東西の共通項、エデイプス的葛藤が中枢に鎮座している点である。

千恵子の抱く実父の死に対する罪悪感、幻想なのであるが、それは典型的ではある。

また養父太吉郎に対する複雑に交錯する感情、献身的親孝行、「絶対的服従」もその「罪滅ぼし」であろう。その古典的描画の上でしか千恵子は動かないのであるし、その行動は予め定められているのである。川端が幼少期に両親と死別した体験とも重なっていく。

かくの如き骨格が綿密に塩梅良くも見積もられた上に、この美しい物語は形作られていく。

ノスタルジックに読み進むうち、作品の中盤である。
主人公の千重子、双子の妹である苗子が意外なことを言い始める。

千重子は、観光化によって頽落していく京都を批判する。

まずやり玉に挙がったのが門跡院青蓮院である。次いで南禅寺周辺の料亭、旅館、今ではブランド化し殷賑を極めている「名店」なのであるが。

この時すでに大家の名を確立していた川端康成に名指しで批判(あくまで二十歳の町娘の言であるが)されたこれらの方々、相当な打撃であったろう。当時の有様を歴史に残るノーベル賞受賞作家の記述として掲載されるとは、思ってもみなかったであろう。

これで批判が終了ならば、よくある観光地批判で終わったろうが。

川端康成の筆はさらに意地悪く先鋭化する。
あくまで北山の山村で労働に勤しむ小娘の言としてであり、うまくアリバイ作りをしたのであろう。

純朴な娘苗子は言う。
北山杉についてである。

「人間のつくった杉どすもの。」

「この村は、まあ、切り花つくっとるもんどっしゃしゃろ・・・。」

前述の千恵子の言に戻ると、養父太吉郎の「盆栽」という言葉にこたえて言う。
「それが京都やおへんの?山でも、川でも、人でも・・・・・・。」

 川端康成、その「毒」を評したのは、三島であったろうか、私の記憶が定かではないが、どこか破滅的、毒を内包させた作家であった。

美しい日本の私、の清潔に整えられた言語世界の中にもどこかに毒が几帳面に埋伏されている。

それは日本の美、という超越者化した、読みかえれば神化した呪物である。川端における美の隠喩とは、健全な、それこそアポロン的なものではけしてなく、死を予感させつつ平安の世以前から近世、現代までに連綿と続く不死の美なのである。

その呪物が乗っかった神輿、或いは山鉾を飾り立て担ぎ続けるもの、そのもっとも端的な人々、その世を経た人々こそが京都の人々である。

この毒に冒され、全身に回りきった毒、それに恍惚とするものが数寄者に代表される人々である。その毒は京都を中心に、やがて日本の津々浦々までに拡がっていくのであるが。

川端自身、その毒を自覚しそれを諦念し果て、更に体現していた。
彼の骨董収集の情熱は名高い。

国宝となった近世画の玉堂、大雅、蕪村を所有していたし、家計は常に火の車であった。

死後の借金は大変なものであった、とか。

また京都の粋筋、東京では銀座でもよく周遊していたとか
支払いは附け、ですぐに忘れてしまったとか。

その粋筋を知り尽くした川端康成が描き出した粋人、主人公千恵子の養父太吉郎である。

この人物、なかなか興味深く描き出されている。

嵯峨野の寂れた草庵で古代ぎれを眺めつつ、新たな帯の柄を模索し、煩悶する。その姿とはよくありがちな趣味人のそれの域を出ない。

その域を出てしまうのが、チンチン電車の中で出会った美しい少女というよりも幼女、

上七軒で預かっているお茶屋の娘であったが、に強い関心、執着を示す。

これで終われば今の世でもよく耳にする変態、ロリコンおじさんで済むかもしれないが。

今の世でも不可思議な挿話が続く。

昔通いなれた上七軒のお茶屋に「しんどなった、やすませてくれ」と昼間に上がり込むのはよいが寝てしまう、

かと思うと、若い芸妓をよんでしまう、芸妓は来るが太吉郎は居眠りしかかっている、

気が乗らない中で芸妓に喋らせまくり、彼女のとっておきの話「セクハラ客の舌を血が出るほど噛んでやった」を聞き興味を抱く。

で「お前の歯を見せろ」と太吉郎が迫る超セクハラエピソード。

こんな無粋なことを昭和30年代とはいえ、お茶屋でやるのだろうか。門外漢にはうかがい知れない。

なにか川端の倒錯ごのみ、というかあまりに清らかで美麗な物語の裏打ちには汚泥こそが相応しい、という陰鬱な思いがあったのだろう。

私的には、こちらの世界のお話のほうがずっと興味深いと思うのだが。


  
写真はお花見で登場した御室仁和寺、酔っ払いが多いと太郎吉に嫌われた場所。

古い門跡時らしく、また華道の家元でもある。

豪華な宸殿と庭園、御所漉きであろうか、植木の手入れも万全であった。

火災のため宸殿は意外と新しく明治に入って。
明治、大正の職人たちの腕の冴えが窺われる。 

国宝の茶室は人だかり激しく、見るのを諦めた。
http://blog.livedoor.jp/sambockarie/archives/51988614.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/231.html#c6

[リバイバル3] 湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 中川隆
62. 中川隆[7813] koaQ7Jey 2017年4月17日 10:23:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8303]

川端康成へ 太宰治

 あなたは文藝春秋九月号に私への悪口を書いて居られる。「前略。――なるほど、道化の華の方が作者の生活や文学観を一杯に盛っているが、私見によれば、作者目下の生活に厭いやな雲ありて、才能の素直に発せざる憾うらみあった。」

 おたがいに下手な嘘はつかないことにしよう。私はあなたの文章を本屋の店頭で読み、たいへん不愉快であった。これでみると、まるであなたひとりで芥川賞をきめたように思われます。これは、あなたの文章ではない。きっと誰かに書かされた文章にちがいない。しかもあなたはそれをあらわに見せつけようと努力さえしている。

「道化の華」は、三年前、私、二十四歳の夏に書いたものである。「海」という題であった。友人の今官一、伊馬鵜平うへいに読んでもらったが、それは、現在のものにくらべて、たいへん素朴な形式で、作中の「僕」という男の独白なぞは全くなかったのである。物語だけをきちんとまとめあげたものであった。そのとしの秋、ジッドのドストエフスキイ論を御近所の赤松月船氏より借りて読んで考えさせられ、私のその原始的な端正でさえあった「海」という作品をずたずたに切りきざんで、「僕」という男の顔を作中の随所に出没させ、日本にまだない小説だと友人間に威張ってまわった。友人の中村地平、久保隆一郎、それから御近所の井伏さんにも読んでもらって、評判がよい。

元気を得て、さらに手を入れ、消し去り書き加え、五回ほど清書し直して、それから大事に押入れの紙袋の中にしまって置いた。今年の正月ごろ友人の檀一雄がそれを読み、これは、君、傑作だ、どこかの雑誌社へ持ち込め、僕は川端康成氏のところへたのみに行ってみる。川端氏なら、きっとこの作品が判るにちがいない、と言った。

 そのうちに私は小説に行きづまり、謂いわば野ざらしを心に、旅に出た。それが小さい騒ぎになった。

 どんなに兄貴からののしられてもいいから、五百円だけ借りたい。そうしてもういちど、やってみよう、私は東京へかえった。友人たちの骨折りのおかげで私は兄貴から、これから二三年のあいだ、月々、五十円のお金をもらえることになった。

私はさっそく貸家を捜しまわっているうちに、盲腸炎を起し阿佐ヶ谷の篠原病院に収容された。膿うみが腹膜にこぼれていて、少し手おくれであった。入院は今年の四月四日のことである。

中谷孝雄が見舞いに来た。日本浪曼派へはいろう、そのお土産として「道化の華」を発表しよう。そんな話をした。「道化の華」は檀一雄の手許てもとにあった。檀一雄はなおも川端氏のところへ持って行ったらいいのだがなぞと主張していた。私は切開した腹部のいたみで、一寸もうごけなかった。

そのうちに私は肺をわるくした。意識不明の日がつづいた。医者は責任を持てないと、言っていたと、あとで女房が教えて呉くれた。まる一月その外科の病院に寝たきりで、頭をもたげることさえようようであった。

私は五月に世田谷区経堂の内科の病院に移された。ここに二カ月いた。七月一日、病院の組織がかわり職員も全部交代するとかで、患者もみんな追い出されるような始末であった。私は兄貴と、それから兄貴の知人である北芳四郎という洋服屋と二人で相談してきめて呉れた、千葉県船橋の土地へ移された。

終日籐椅子とういすに寝そべり、朝夕軽い散歩をする。一週間に一度ずつ東京から医者が来る。その生活が二カ月ほどつづいて、八月の末、文藝春秋を本屋の店頭で読んだところが、あなたの文章があった。「作者目下の生活に厭な雲ありて、云々。」事実、私は憤怒に燃えた。幾夜も寝苦しい思いをした。

 小鳥を飼い、舞踏を見るのがそんなに立派な生活なのか。刺す。そうも思った。大悪党だと思った。そのうちに、ふとあなたの私に対するネルリのような、ひねこびた熱い強烈な愛情をずっと奥底に感じた。ちがう。ちがうと首をふったが、その、冷く装うてはいるが、ドストエフスキイふうのはげしく錯乱したあなたの愛情が私のからだをかっかっとほてらせた。そうして、それはあなたにはなんにも気づかぬことだ。

 私はいま、あなたと智慧ちえくらべをしようとしているのではありません。私は、あなたのあの文章の中に「世間」を感じ、「金銭関係」のせつなさを嗅かいだ。私はそれを二三のひたむきな読者に知らせたいだけなのです。それは知らせなければならないことです。私たちは、もうそろそろ、にんじゅうの徳の美しさは疑いはじめているのだ。

 菊池寛氏が、「まあ、それでもよかった。無難でよかった。」とにこにこ笑いながらハンケチで額の汗を拭っている光景を思うと、私は他意なく微笑ほほえむ。ほんとによかったと思われる。芥川龍之介を少し可哀そうに思ったが、なに、これも「世間」だ。石川氏は立派な生活人だ。その点で彼は深く真正面に努めている。

 ただ私は残念なのだ。川端康成の、さりげなさそうに装って、装い切れなかった嘘が、残念でならないのだ。こんな筈ではなかった。たしかに、こんな筈ではなかったのだ。あなたは、作家というものは「間抜け」の中で生きているものだということを、もっとはっきり意識してかからなければいけない。

(「もの思う葦」新潮文庫、新潮社 )
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1607_13766.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c62

[リバイバル3] 湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 中川隆
63. 中川隆[7814] koaQ7Jey 2017年4月17日 10:42:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8304]

川端康成 美しさと哀しみと 1965 松竹 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av6298390/


監督:篠田正浩


キャスト

大木年雄:山村聰

大木文子:渡辺美佐子

大木太一郎:山本圭

坂見けい子:加賀まりこ

上野音子:八千草薫

音子の母:杉村春子

作品中の人物「坂見けい子」を加賀まりこが演じることになり、川端は原作者として加賀と初対面した。川端は加賀のリハーサルの演技を見て、

「加賀さんの熱つぽい激しさに私はおどろいた」

「私がまるで加賀まりこさんのために書いたやうな、ほかの女優は考へられないやうな、主演のまりこがそこに現はれた」

と述べ、登場人物の「けい子」というエキセントリックで妖精じみた娘に、

「演技より前の、あるひは演技の源の、加賀さんの持つて生まれた、いちじるしい個性と素質が出てゐた」

と褒めている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%95%E3%81%A8%E5%93%80%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%A8

京都でのお正月ーーこれは30年ほど前の憧れであった。

小説≪美しさと哀しみと≫‐川端康成作。
冒頭ーーーー
除夜の鐘を聴く為に京都へ行くという男 大木の描写から始まるその小説のシーンがなぜか強烈に頭に残っていてその京都行きに憧れたからだ。

今思えばなんと少女趣味なと思ってしまうが、京都へ通うようになってその動機は忘れて、それが当たり前のようになった。

大木は除夜の鐘を聴きに行くのか、24年前に別れた女性音子に逢うためなのか
分からないまま列車に乗る。

24年前音子は16歳
大木は31歳であった。

音子に子を身ごもらせたが事情はいろいろあって音子は自殺未遂を図り破局を迎える。

その音子をモデルに書いた小説が図らずも大木の出世作となった。

京都で日本画家として著名になっている音子に24年ぶりに逢うのだが、大木はそこで音子の女弟子のけい子の妖しい魅力に魅かれてしまう。

大木との哀しい恋を知った、音子を敬慕するけい子は大木への復讐を誓うのであった。

大木を誘惑し、その息子太一郎を誘惑し、その事実を双方に分からしめ、一途な太一郎をけい子は命をかけて心中に追い込む。

というストーリーであるが、この映画でけい子に扮した加賀まりこが鮮烈な個性を見せた。

川端の文章は、抒情と、時間と、色情のロマネスクを著わすなかで得意の京都の美しい風雅をたっぷりと描いた。

その京の雰囲気を音子に紛する八千草薫が演じ、55歳になった元恋人を山村 聡が、そして、息子太一郎を当時人気絶頂の山本圭が演じた。

原作は昭和30年代に書かれ、遠からずして、鬼才篠田正浩がメガホンを取った。

小説は川端得意の男女の恋模様を書いているわけだが三文小説とはっきり違うのは
主人公達の背後に感じさせる知性、教養といったものの重みの描写であろう。

京の歴史の重みや、川端の伝統文化への憧憬、そういったものが小説に厚みを加えている。

今でこそ全国、はたまた海外旅行とこぞって出かけるがやはり昭和30年代にこういうものを読んでも京旅行など小説の世界で堪能するのがせいぜいであったはず。

こういう京旅行の味わい方もあるんだと知ったのが昭和40年代でした。
そして実行したのが昭和50年代。

京旅行の主旨も連れも小説とはかけ離れていましたが大晦日の夜の京のお散歩は一年間の垢落としと同時に新年の希望をしみじみ感じる贅沢な時間でした。

晦日の京滞在のきっかけとなった小説の映画化。


加賀さんの少女の顔のなかに宿る魔性の女の魅力と
京美人の大人の魅力の筈の八千草さんが
幾つになっても少女の面影を失わない素敵さ
それを上手く映像に溶け込ませた篠田監督。

川端文学をどこまであらわせたか、また全然違う!と感じるかは
  見た方たちそれぞれのものでしょう!
https://plaza.rakuten.co.jp/nadeshikosumika/4048/



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c63

[リバイバル3] 京都の「おもてなしの文化」 とは _ わかる人にはわかる日本一ハイ・センスな京都 俵屋旅館 中川隆
7. 中川隆[7815] koaQ7Jey 2017年4月17日 10:43:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8305]

川端康成 美しさと哀しみと 1965 松竹 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av6298390/

監督:篠田正浩


キャスト

大木年雄:山村聰

大木文子:渡辺美佐子

大木太一郎:山本圭

坂見けい子:加賀まりこ

上野音子:八千草薫

音子の母:杉村春子

作品中の人物「坂見けい子」を加賀まりこが演じることになり、川端は原作者として加賀と初対面した。川端は加賀のリハーサルの演技を見て、

「加賀さんの熱つぽい激しさに私はおどろいた」

「私がまるで加賀まりこさんのために書いたやうな、ほかの女優は考へられないやうな、主演のまりこがそこに現はれた」

と述べ、登場人物の「けい子」というエキセントリックで妖精じみた娘に、

「演技より前の、あるひは演技の源の、加賀さんの持つて生まれた、いちじるしい個性と素質が出てゐた」

と褒めている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%95%E3%81%A8%E5%93%80%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%A8

京都でのお正月ーーこれは30年ほど前の憧れであった。

小説≪美しさと哀しみと≫‐川端康成作。
冒頭ーーーー
除夜の鐘を聴く為に京都へ行くという男 大木の描写から始まるその小説のシーンがなぜか強烈に頭に残っていてその京都行きに憧れたからだ。

今思えばなんと少女趣味なと思ってしまうが、京都へ通うようになってその動機は忘れて、それが当たり前のようになった。

大木は除夜の鐘を聴きに行くのか、24年前に別れた女性音子に逢うためなのか
分からないまま列車に乗る。

24年前音子は16歳
大木は31歳であった。

音子に子を身ごもらせたが事情はいろいろあって音子は自殺未遂を図り破局を迎える。

その音子をモデルに書いた小説が図らずも大木の出世作となった。

京都で日本画家として著名になっている音子に24年ぶりに逢うのだが、大木はそこで音子の女弟子のけい子の妖しい魅力に魅かれてしまう。

大木との哀しい恋を知った、音子を敬慕するけい子は大木への復讐を誓うのであった。

大木を誘惑し、その息子太一郎を誘惑し、その事実を双方に分からしめ、一途な太一郎をけい子は命をかけて心中に追い込む。

というストーリーであるが、この映画でけい子に扮した加賀まりこが鮮烈な個性を見せた。

川端の文章は、抒情と、時間と、色情のロマネスクを著わすなかで得意の京都の美しい風雅をたっぷりと描いた。

その京の雰囲気を音子に紛する八千草薫が演じ、55歳になった元恋人を山村 聡が、そして、息子太一郎を当時人気絶頂の山本圭が演じた。

原作は昭和30年代に書かれ、遠からずして、鬼才篠田正浩がメガホンを取った。

小説は川端得意の男女の恋模様を書いているわけだが三文小説とはっきり違うのは
主人公達の背後に感じさせる知性、教養といったものの重みの描写であろう。

京の歴史の重みや、川端の伝統文化への憧憬、そういったものが小説に厚みを加えている。

今でこそ全国、はたまた海外旅行とこぞって出かけるがやはり昭和30年代にこういうものを読んでも京旅行など小説の世界で堪能するのがせいぜいであったはず。

こういう京旅行の味わい方もあるんだと知ったのが昭和40年代でした。
そして実行したのが昭和50年代。

京旅行の主旨も連れも小説とはかけ離れていましたが大晦日の夜の京のお散歩は一年間の垢落としと同時に新年の希望をしみじみ感じる贅沢な時間でした。

晦日の京滞在のきっかけとなった小説の映画化。


加賀さんの少女の顔のなかに宿る魔性の女の魅力と
京美人の大人の魅力の筈の八千草さんが
幾つになっても少女の面影を失わない素敵さ
それを上手く映像に溶け込ませた篠田監督。

川端文学をどこまであらわせたか、また全然違う!と感じるかは
  見た方たちそれぞれのものでしょう!
https://plaza.rakuten.co.jp/nadeshikosumika/4048/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/231.html#c7

[リバイバル3] 魔性の歌姫 Lowther 中川隆
2. 中川隆[7816] koaQ7Jey 2017年4月17日 11:27:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8306]

鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-499.html


青春時代の思い出はどなたも大切にしておられるでしょう
私も人並みに青春時代がありまして、当然それにまつわる音楽の思い出もあります

生来のフランスへの憧れの一端だったかもしれません
中高生の頃 フランソワーズ・アルディをたくさん聞きました

先日、英国のamazonで「初期アルバム集 5CD」が1400円くらいで出ていたので反射的にポチ

アルディはやっぱりアルバムで聞かないとダメよねえ、ベスト盤じゃ意味がないのよ・・・なんちって


http://blog-imgs-102.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT4776.jpg


いいですねえ
ジャケットからもアルディの気だるさ、60年代のアンニュイな空気がビシバシと伝わります


CDPが繋がっているので、オイロパの広帯域ラインを立ち上げてCDをIN・・・PLAY


なんというのかしら、
60年代の録り方なんでしょうか、アルディの声もギターもベースもドラムの音も
みんな一斉に主従の関係なくドカンドカンと前に出てきますから、横一線に並んでしまう

マルチトラックモノラルの一番悪いところの品評会みたいな録音です(LPと比べていないので実際には録音の責任か、CDへのマスタリングの責任かは分かりません)

山口百恵さんのソニー録音や中森明菜さんのパイオニア録音と共通した品の無さですが、これは時代の音ということかもしれません

こうした録音をオイロパで聞くと、マスタリングルームで大音響&ニアフィールドでやられた悪しき記憶の再現になってしまいます

少し、思考を巡らしました

百恵ちゃんにしてもアルディにしても、メインターゲットのリスナーは業務用のラージモニターで聞くわけがないんです

音楽制作の現場ではその道のプロが仕事をしたのですから、きちんと意図や意味があるのです(もちろん相応のクオリティは必要)

分かりました、アルディはpatheやclombiaの電蓄で、百恵ちゃんはsonyのミニコンやラジカセで聞くべき録音効果で制作されていると考えるべきでしょう

そこで、QUAD Lowther システムの登場です

ああ、懐かしい60年代の青春の思い出が色鮮やかに目の前に開けました、涙が出そうになりました

いつの時代のどんな物にも作り手の思いが籠っているはずです
その想いを汲み取れなくて、何のフォノグラフ(音の記憶の再現)でしょう

音だけを取り上げて、Lowther より Klangfilm の方が上だな!!
なんて評論家気取りの人には一生わからない、人間の、文化の重みなのです

ソフトにはそれにふさわしい再生装置があり

再生装置には、ふさわしいソフトがある


鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん  のもう一つの意味です
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-499.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/685.html#c2

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
46. 中川隆[7817] koaQ7Jey 2017年4月17日 12:07:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8307]

原発廃棄の研究をするには、原発を再稼働させて電力会社に研究費用を儲けさせないといけないんだよ
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c46
[アジア22] 約80年前、日本植民地時代の韓国人はどんな生活をしていた?貴重な映像が公開 赤かぶ
1. 中川隆[7818] koaQ7Jey 2017年4月17日 12:09:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8308]

昔の日本はアメリカ並みのあくどさ:

1895年に王妃閔妃が、伝説的な頭山満に率いられた国粋団体である玄洋社の殺人グループによって、生きながら焼き殺された。この作戦は朝鮮政府を不安定化させることを狙ったもので、頭山のヤクザたちと共謀した日本の諜報機関による征服戦略の一部分をなすものである。

『事故』を装った王妃暗殺は朝鮮に対する段階的な侵略を正当化させた。1905年にこの国は日本の保護領に変わった。複数の国粋主義団体が略奪作戦を開始し同時に窃盗団の首領たちが主要な地位を占めた。帝国政府の援助を受けて、頭山の右腕である黒龍会の首領内田良平が、朝鮮の裕福な家族をゆする作業にあたる戦闘員を組織した。

 1910年に朝鮮は完全に従属させられた。軍の責任者である山縣将軍は寺内を雇って黒龍会によって作られた秘密警察の活動を発展させた。憲兵隊が頭山と内田の手下たちの協力を得て各地域での略奪を戦術的に組織化していった。公式には、日本は一つの『共栄圏』の創設を通して、東南アジアを西欧の植民地主義から保護すると称した。

 実際には大日本帝国はこの国の組織的な略奪、黄金と美術品(価値の高い陶磁器)の窃盗を監督した。文化的な遺産(仏教寺院)を破壊し朝鮮のアイデンティティを消し去る明らかな意図を持って、である。

http://www.asyura2.com/0601/bd45/msg/571.html


第二次世界大戦後、日本に進駐して来た米軍GHQには、冶金(やきん)課という部署が設けられた。金塊を生産する国ではない日本に、金塊、貴金属を扱う専門部署が設けられた事は、極めて奇妙であった。

 日本軍は第二次大戦中、中国大陸や朝鮮半島で中国、朝鮮の人々を多数殺害し、その財産を略奪し、また中国においてアヘンを密売し、その莫大な利益を蓄積していた。

 戦争終結間際、日本軍はその莫大な利益を金塊、プラチナ、ダイヤモンドに代えて飛行機で日本本国に持ち帰っていた。その莫大な貴金属は日本各地に隠され、また日銀の地下金庫に保管されていた。

 その隠された財産を摘発、没収するため、GHQには貴金属担当の専門部署が設けられていた。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/49605569.html


遼東半島・山東半島・満州そして上海租界地では、日本陸海軍の特務部が、治外法権の特権を利用して阿片の密売を公然と進めた。医薬品や中毒是正の目的とは無関係となり、中国人相手の阿片・麻薬販売の利益を得ることと、中国民衆の阿片中毒による弱体化が主目的となったのである。このとき陸海軍の手先として活躍したのが笹川良一、児玉誉士夫たちだ。戦後右派の黒幕となり日本を動かしていく曲者たちは阿片で莫大な財産を手中にする。自民湯なんぞ阿片の金で動いていた麻薬党なのである。

拡大した市場は、もはやイギリスの阿片密売の比ではなく、大規模なものとなっていった。

植民地朝鮮半島でも、中国への阿片輸出のため、3万〜8万人が従事して、毎年、約8千haのケシを栽培し、毎年、約4万キロもの阿片を製造することとなった。
http://www.asyura2.com/07/bd50/msg/347.html


日本が35年間にわたって行った朝鮮統治によって、本当に得をしたのは誰なのか?

“朝鮮統治”という1つのビジネス・モデルこの問題は余りにも複雑であり、単純化して述べてしまってはその本質を見誤る。

過去における朝鮮統治の問題を考える時、次のような質問をされたならば、皆さんはどのように答えるだろうか。

「日本による植民地統治下にあった朝鮮半島で、石油を売っていたのは誰なのか。

そこにも日本人による現地住民に対する“搾取”という絵柄が見て取れるのか」。


恐らく答えに窮する読者が多いに違いない。


「第2次世界大戦へと突入する直前まで、朝鮮半島で石油を独占的に販売していたのは、日本勢ではなく、英米勢だった」

というのが、この問いに対する正解なのである。


朝鮮統治が行われた1910年以降の大部分の時期において、現地での石油販売を独占していたのは米系のスタンダード社、そして英系のライジングサン社(後のシェル)なのであった。

なぜこれら2社が朝鮮マーケットを独占できたのかといえば、これらいわゆる「外油」に対しては、輸入に際して特例関税が課されていたからである。

具体的には、当時、日本のいわゆる「内地」に石油を輸入するにあたっては高額の輸入税が課せられていたのに対し、朝鮮という「外地」については消費者に安い石油を使わせるべしという理由で、無税に近い税率が設定されていたからである。

そのため、外国から輸入した石油を朝鮮へと転売する日本の石油企業は著しく不利な立場に置かれていたわけなのだ。

満州(現在の中国東北部)における鉄道などについてもいえるのだが、日本の大陸進出を巡るビジネス・モデルには、常にこれと全く同じ1つのパターンが見え隠れする。


すなわち、表向き「進出」していくのは紛れもなく日本である。

だが、その一方で目立たないが重大なセクター(インフラストラクチャー)で広く、着実に収益を上げていたのは米国勢、そして英国勢なのであった。


もちろん、第2次世界大戦の足音が響き始めると同時に、これら英米勢は駆逐され、日本勢が代わりに入っていくことにはなる。

しかし、だからといって「朝鮮統治」というビジネス・モデルは日本が単独で担ったものではなく、むしろステルス(透明)で、より狡猾な形でそれによって莫大な利益をあげていたのは他ならぬ英米勢だったのである。

そして問題なのは、こうした単純な「史実」であっても、私たち=日本人が学校で学ぶ機会はほぼ100パーセント無いという現実なのである。

確かに、過去の一時期において「不幸な出来事」が日朝間で生じたことは否定できない。

しかし、だからといって朝鮮統治というビジネス・モデルの展開によって現地が被った全ての償いを日本に対して求める一方、いわば“本当の黒幕”だった英米に対しては何も問わないという主張は、全く肯んずることはできないのである。

そして、こうしたダブルスタンダード(二重の基準)自身に見え隠れする虚構こそ、今の日本、そして東アジア・マーケットを見る私たち=日本の個人投資家の眼を曇らせる最大の要因でもあるのだ。

http://money.mag2.com/invest/kokusai/2009/03/post_105.html


要するに、当時の日本の政治家もやはりアメリカの手先で、朝鮮統治政策はアメリカの指示通りだったのですね。


96:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/09(月) 17:01:24 ID:CJqAHY/N0

李氏朝鮮は1895年清国冊封体制から離脱により、迎恩門での土下座の礼拝は終焉した。

その後、列強各国は利権を求め李氏朝鮮に殺到した。


1900年頃の李氏朝鮮が奪われた利権


ロシア (金鉱採掘権、石炭採掘権、森林伐採件、海関管理権、捕鯨権)

アメリカ(ソウルー仁川鉄道施設権、金鉱採掘権、電車、電燈、水道経営権)

イギリス(海関管理権、金鉱採掘権)

ドイツ (金鉱採掘権)

日本  (ソウルー釜山鉄道施設権、金鉱採掘権、漁業権) 


当時独立は風前の灯火、史実は日本による併合(植民地ではない)

列強に対して独立を保つ事は現実不可能と思える状況なんだが

いったい李氏朝鮮はどこに支配されたかったんだ。
http://2chnull.info/r/history2/1150845121/1-1001


李朝末期には森林伐採権・関税徴収権・漁業権・鉱山採掘権・鉄道敷設権などあらゆる利権を欧米に奪われてしまい, 財政が破綻し破産状態でした:


1896年
ロシアへ咸北・慶源・鐘城の金鉱採掘権
鐘城の石炭採掘権 豆満江・鴨緑江上流地域と鬱陵島の森林伐採権
アメリカには京仁鉄道敷設権
雲山金鉱(平北)採掘権
イギリスには財閥顧問の派遣と海関管理権
フランスには京義鉄道敷設権

1897年
ロシアへ財政顧問の派遣と海関管理権
軍隊の教育訓練権
ドイツに江原・金城、金鉱採掘権

1898年
アメリカにソウルの電車・電灯・水道経営権
日本へ京釜鉄道敷設権
イギリスに平南・殷山金鉱採掘権

1899年
ロシアへ東海岸における捕鯨権

1900年
ロシアへ慶南・馬山浦の栗九味租借忠北・稷山金鉱採掘権
日本に京畿道沿海の漁業権

1901年
フランスに平北・昌城金鉱採掘権
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:3EzcXDEIEAEJ:mobile2ch.net/news2/1114521477/%3Fguid%3DON+%E6%98%A5%E7%AA%AE&cd=27&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

http://www.asyura2.com/17/asia22/msg/556.html#c1

[アジア22] 約80年前、日本植民地時代の韓国人はどんな生活をしていた?貴重な映像が公開 赤かぶ
2. 中川隆[7819] koaQ7Jey 2017年4月17日 12:11:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8309]

大野「現代の農業問題の原点は大正時代の米騒動にあると思っています。はじめてその頃、日本で食糧問題が出てきました。1918年の米価高騰は、凶作と買い占めが原因で、帝国内自給といって、朝鮮半島、満州、台湾でジャポニカ米を作って、本土に持ってきました」

大野「朝鮮の農民に対する“コメの強制連行”とも言われ、技術と品種を持っていき、韓国に農地試験場を作り、食料の本格的な国家統制が始まったのです。『稲もまた、大和民族なり』と言う言葉がありました。コメが植民地支配の尖兵だったと言えます」

大野「朝鮮の在来品種を作っていたら、引っこ抜かれ、日本が奨める品種の栽培を強制されたと言われています。満州事変のあと、満蒙開拓として、日本の失業者を大陸の農村に押し込んで、土地も強奪し、入植した、ということです」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16641.html


朝鮮人が食っていけなくなったのは搾取だけが原因ではない _ 換金作物を作らせると餓死者が続出する

朝鮮で飢餓が起きるのは毎年決まった時期だったから、日本統治以前はみんなそれを計算に入れて生活していた:


朝鮮では三月から六月までは食糧が不足する春窮期である。

春窮期を迎えると、朝鮮人は朝鮮総人口の約六割が山野で草根樹皮を採集して
食べる習慣であった。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:3EzcXDEIEAEJ:mobile2ch.net/news2/1114521477/%3Fguid%3DON+%E6%98%A5%E7%AA%AE&cd=27&hl=ja&ct=clnk&gl=jp


朝鮮には春窮という言葉があるようです。秋に収穫した米、トウモロコシ、芋などの食物を冬のうちに食べつくし、春になると餓死者が出るようです。中世の言葉と思いきや、北朝鮮では今でも現実のようです。

 どこの国でも収穫の季節はあるものです。逆にまったく収穫の期待できない土地なんて、人はほとんどすんでいません。収穫があるということは年中飢えているわけではなく、収穫があって数ヶ月は食料があり、それを食べつくしたころに飢餓が起きるのが通例ではないでしょうか?
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa3998244.html


要するに、戦争や伝染病や特別な事態が起きない限りは春窮位はなんとか凌げるので、それ程は困らなかった。

それから、李朝末期は森林伐採権・関税徴収権・漁業権・鉱山採掘権・鉄道敷設権などあらゆる利権を欧米に押さえられたので、そういう特別な事態が起きていた時代でもあった:


1896年
ロシアへ咸北・慶源・鐘城の金鉱採掘権
鐘城の石炭採掘権 豆満江・鴨緑江上流地域と鬱陵島の森林伐採権
アメリカには京仁鉄道敷設権
雲山金鉱(平北)採掘権
イギリスには財閥顧問の派遣と海関管理権
フランスには京義鉄道敷設権

1897年
ロシアへ財政顧問の派遣と海関管理権
軍隊の教育訓練権
ドイツに江原・金城、金鉱採掘権

1898年
アメリカにソウルの電車・電灯・水道経営権
日本へ京釜鉄道敷設権
イギリスに平南・殷山金鉱採掘権

1899年
ロシアへ東海岸における捕鯨権

1900年
ロシアへ慶南・馬山浦の栗九味租借忠北・稷山金鉱採掘権
日本に京畿道沿海の漁業権

1901年
フランスに平北・昌城金鉱採掘権
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:3EzcXDEIEAEJ:mobile2ch.net/news2/1114521477/%3Fguid%3DON+%E6%98%A5%E7%AA%AE&cd=27&hl=ja&ct=clnk&gl=jp


しかし、それらの中でも特に困まった事態が日本の朝鮮統治だった訳で、それで朝鮮人は日本の統治時代には春窮を越せなくなった:


日本の施策によって農民が収奪された日本の朝鮮統治時代


当時の大半の農家は小作農です。

つまり販売する以前に小作料を取られます。

で、日本の統治時代の朝鮮では小作料で生産量の5割を取ることがまかり通っていたそうです。

そして手元の半分の米のうちいくらかを売り、それで来期の籾を買う。残った米ではとうてい生きていけないので、春窮となる、故郷を捨て流浪するという例がいくらでもあります。


朝鮮半島全体の春窮農家戸数については1930年、朝鮮総督府編「朝鮮の小作慣行」(1932)によると、

自作農   92(18.4)
自小作農 323(37.5)
小作農  838(68.1) 千戸(全体の割合)

で全体の48%以上が春窮だそうです。

日本の統治時代はまともな治世では無いですね。


次に、では小作農以外はどうだったかと言いますと、次の情報をご覧ください。

農民の戸数とその層の割合を示したものです。値は%です。

全体で100%にならないのは兼業農家がいたためです。

また、地主1は自分で小作を行わない地主、2は一部を自作する地主です。

自小作農は、自作と小作の兼業をしている農家です。


年  農家戸数 地主1 地主2 自作農 自小作 小作農 火田民
1918 2,652,484  0.6  2.5  19.7  39.4  37.8
1920 2,720,819  0.6  2.8  19.4  37.4  39.8
1922 2,712,465  0.6  3.1  19.7  35.8  40.8
1924 2,704,272  0.7  3.1  19.4  34.6  42.2
1926 2,753,497  0.8  3.1  19.1  32.4  43.3  1.3
1928 2,799,188  0.7  3.0  18.3  31.9  44.9  1.2
1930 2,869,957  0.7  2.9  17.6  31.0  46.5  1.3
1932 2,931,088  1.1  2.4  16.3  25.4  52.7  2.1


見てわかるとおり、自作、自小作が減り小作農が増加しています。

日本の統治時代の朝鮮では自分の土地を手放さざるを得ないほどの状況だったのがよくわかります。

さて、この人々は何が原因でそうなったのでしょうか? 

貴方が何度も示しているように米は十分に生産していたのですよね? 

なら豊かになるのではないでしょうか?


問題ない生産を行いながら貧しくなるとするなら、それは生産に対して正当な対価が支払われなかったことを意味します。当然ですね。


つまり

「当時の朝鮮の農家は日本の施策により米を収奪された」

というのを共通理解としてよろしいですね?


また、自小作農とありますが、終戦直後1945年の韓国のデータによると、

自小作農は716,000戸、そのうち耕地の50%以上を小作で行っている、

つまり実質的に小作に近い農家は378,000戸となっています。


完全自作農と自作の割合の方が多い自小作農は全体で3割程度。

当時の食料消費量の変遷について、単位は石(全体からの%)、

元データは朝鮮総督府農林局編「朝鮮米穀要覧」だそうです。


年平均  米      麦      粟     豆類    その他   合計
1915-18 0.70(35.6) 0.42(21.2) 0.28(14.4) 0.26(13.2) 0.31(15.7) 1.9766
1921-24 0.64(31.6) 0.42(20.6) 0.36(17.9) 0.26(12.9) 0.35(17.1) 2.0211
1926-29 0.51(28.1) 0.40(21.8) 0.37(20.2) 0.23(12.7) 0.31(17.2) 1.8163
1931-34 0.44(26.7) 0.42(25.2) 0.31(19.1) 0.21(12.5) 0.27(16.5) 1.6487


輸入していても消費量は見事に落ちていますね。

米の消費の割合が落ちている(それだけ貧しくなった)のも顕著です。


「日本の政策のもと、当時の朝鮮半島の農家は飢餓に苦しむほど困窮していた」で共通理解として良いですね?


参考資料:
朝鮮における産米増殖計画 河合和夫著
朝鮮食料品史 朴容九著


おまけ

穀物の輸入出

年,輸出(石),輸入(石),
1915-1919,3467857,387670,5年平均
1920-1924,5147524,1370072,5年平均
1925-1929,6284434,3649237,5年平均
1930-1936,11734219,2875314,7年平均
1937,8601017,2369537,
1938,12505611,1454957,
1939,8120099,2453789,
1940,1665637,3456780,
1941,4831000,1107000,
1942,7032000,786310,
1943,1576000,2048620,総督府資料に基づく
1944,4486000,1927166,朝鮮食料品史 朴容九著より

食品生産量
,米,麦,豆,小豆,粟,キビ
1919,12057,7270,3281,460,3816,538
1929,13702,7212,3990,810,5244,91
1939,14356,7570,2333,419,5029,89
1944,16052,7672,2696,605,3916,47


単位は千石 朝鮮食料品史 朴容九著より,,,,,,
http://www.han.org/hanboard/c-board.cgi?cmd=one;no=1586;id=

植民地下の朝鮮は8割以上を農民が占めていました。

日本の植民支配は軍と警察による力の統治でした。

日本人地主と朝鮮人地主の権力は日本より強固で多くの小作人を支配する農村の社会構造でした。

日本の支配下に年々自作農は少なくなり、小作農が増大しつづけたのが基調でした。

朝鮮農村社会は小作農が52%、これに火田民、農業労働者を入れると57%の人々が土地を全く持たない農民でした。

これに自小作農24%をプラスすると81%の人が小作をしたいたといいえます。

自作農は19%弱に過ぎませんでした。(1939年現在)

また、小作農といっても零細な農家が多かったのです。

朝鮮南部では人口が増加し零細農民が増加する要因になっていましたが、基本的には地主からの高小作料徴収などが農民を没落させていました。


総督府はこうした地主制を維持し、支配の基盤としていました。

農民の多くが食べることが出来ませんでした。

端境期には食べるものがなくなる人が多くなり、総督府はこれを「春窮民」といいました。

総督府は春窮が毎年の年中行事のようにあることを認めていました。

「草根木皮」を食べて暮らさなければならない農民が小作農の大半になっていました。

農民の多くは動物性のタンパク質は採ることが出来ずに、たまにミョルチ(日本のにぼし)を食べれれば良い方でした。

タンパク質はテンジャン(味噌)から得ていました。

こうした食の状況から起きた総督府支配下の朝鮮農村の社会現象を取り上げてみましょう。


その一つは子供の死亡率が著しく高くなっていたことです。                          

 高い乳幼児死亡率

 京城帝国大学医学部教授水島治夫の論文によれば朝鮮人の1歳から5歳までの死亡率は38%にも達していました。

日本人も低い方ではなく21%になっていますが朝鮮人は日本人の2倍弱になっています。

統計に出ない子供の死亡を含めて言えば40%の子供が生き残れなかったのです。

乳幼児の死亡率が高いために朝鮮人の平均寿命は37歳前後となっています。

日本人に較べると約10年の差があります。

栄養状態が悪く一番弱い子供達が多く死亡しました。

多くの死亡原因は食糧不足から来る栄養不良でした。

子供達だけでなく青年達の身長も年々低くなっていました。

特に下層農民の青年の体位の低下が大きかったのです。


子供の高い死亡率と青年たちの体位低下は総督府の政策下に起きていたことです。

窮迫する農家に救済政策がなかった、あるいは役立たなかったことを示しています。

典型的な事例を挙げておきましょう。


 朝鮮に於ける行路死亡人数

 行路死亡人は路傍、畑などで死亡し多人々をいいますが、ここで取り上げるのは

死亡した人たちの内、身元の分からなかった人を引き取り手を捜すために朝鮮総督府官報に掲載された場合に限って取り上げてみます。

官報に掲載された、公認された場合のみを取り上げていますから、実際に身元が分かり、あるいは引き取り手があった場合は官報に掲載されません。

したがって、実際の死亡者はもっと多かったと想定されます。

行路死亡人を取り上げるのは農村社会を象徴するような出来事だったからです。


 朝鮮農村では窮迫した小作農が小作地のみでは暮らしていけなくなり、他の小作地に追い出される人が多かったこと、自然災害などで小作地を失ったりしたこと、などの要因で土地を追われる人が多かったのです。

一部は満州に、一部は火田民として、あるいは都市の下層民として暮らすことになりましたが、落ち着くまでに食糧がなくなり、家族とも離れてしまうことも多かったのです。

農村から離村し、流浪することになります。

ついには路傍で死亡してしまう人も多かったのです。


行路死亡者数一覧  
       
年代 男 女 計 一日あたり死亡者数 行路病人死亡者数 計
1939 4039 669 4708 12.8 866 5574
1940 3863 662 4485 12.3 894 5379
1941 2708 514 3222 8.8 1913 5135
1942 5271 612 5883 16.1 680 6563

  15,881 2,417 18,298 12,5 4,353 22,651

※女性の数が少ない
         

 1939年は旱害があり、離村、流浪する農民が多く、死亡者も多くなっていますがこの4年間の合計で18,298人の人が死亡しています。

死因は餓死、栄養不良がもっとも多く凍死、病死と続きます。

1940年3月1日付けの朝鮮総督府官報には46人の死者が掲載されていますが24人が餓死と栄養不良、8人が凍死、6人が病死などと記録されています。

一日あたり20人以上が死亡している年もあります。

行路病人とは一応の救済施設があり収容されたが死亡した人を言いますが、これも行路死亡人として考えると実数は更に多く22,651人になります。

官報に搭載されていない人を含めれば更に多くなります。

家族が同行していて死亡した場合は官報には掲載されていませんから更に大きな犠牲者が存在したと考えられます。


日本人の行路死亡者数と比較すると官報掲載者のみでも朝鮮のそれは実に15倍(人口比)にもなるのです。

小作地を奪われたり、生活が出来なくなった農民たちは死を覚悟して流浪せざるを得なかったのです。

これが植民地統治の実体です。


 更に強制連行との関連で戦時下朝鮮農村の重要な問題を取り上げておきたいと思います。

朝鮮社会を深刻な状態に追い込んだ米の徹底的な供出政策です。


 農民から米を奪う

 日本と総督府は朝鮮の戦時体制下の要求として労働力と米の供出を求めていました。

戦時下の日本では米が主食でしたが特に軍の食糧は白米中心でした。

朝鮮では1939年に大旱害があり米の減産があり、40年は2100万石、41年は2400万石ほど収穫がありましたが、42年からは16百万石前後に落ち込んでしまいます。

42年から45年まで3年間は大凶作でした。

理由は天候も関係しましたが農村から男子労働力が動員されたこと、肥料不足等を揚げられますがなによりも米の供出が強化されたために起きたのです。


深刻な米不足のなかで1945年には200万石の日本への移出を実施しています。 

供出は愛国班(日本の隣組のような相互監視組織)に割り当てられ、愛国班長の家の庭で警官、面の職員、郡の督励員が立ち会って割当量を集めた。

これに従わない者は罰せられ、検挙されました。

割当量は多く、自家消費量を超えて供出しなければなりませんでした。

また、供出割当の定量に達しない者の家は家宅捜査が行われ、あらゆる所を検索し、発見すると容赦なく供出させた。

生産した物を消費できない農民が多くなりました。

たりない分は満州雑穀を配給しましたが大豆粕などで肥料用に農家に配給した物を代用したのです。


小作農民は農業をしても生産した作物を満足に食べられなくなったのです。

また、米の統制が厳しく自由に売買が出来ず、食糧不足を激しくしました。

米以外でも農民が自分で作った作物を消費できないような統制 が実施されたのです。

これに加えて供出米の代金から自動的に愛国貯金などが差し引かれ、物価は上昇し農民の困窮が一層進んだのです。

農民は農業で食えず、生産する気持ちも萎えてしまっていました。

農業より賃金を得る労働者になれば配給米を受け取れるので下層民ほど離農する人が増加しました。

農民が生産意欲をなくしたのが米の生産減少の最大の要因といえます。

そうした人を高賃金で家族に送金できると説明し、日本に大量に動員したのです。

日本への募集に応じたのはやむを得ないこうした理由が背景がありました。


 この他にも戦時下の朝鮮での暮らしはそれまでにはない困難な条件が多くありました。

例えば経済統制で綿花の作付け統制が実施され、全量供出となり、自家消費が出来なくなり高い衣料品を買わねばならず、白衣の実質的な禁止やもんぺの普及が進められました。

住宅不足も深刻になり暖房も「低温生活」が進められました。


 戦時下の朝鮮では基本産業の農業が疲弊し、統制が強められ暮らしが困難の度合いを深めていました。

 こうした朝鮮社会で賃金をくれて、食事も保障され、家にも送金できるなどというふれこみで募集が始まったのです。

朝鮮人にとって生死ををかけたような植民地支配が存在した中で募集に応じたのは自由意志と言うより、それ以外の道がない閉塞状況が朝鮮社会に存在したということです。

そのようにしたのは日本の植民地支配です。

そうした状況の中から労働者を連れて来るというのは「連行」そのものではないでしょうか。

「強制連行はなかった」論の虚構は植民地支配の悲惨ともいえる農民生活の実態を無視した議論です。

http://sengosekinin.peacefully.jp/data/data2/data2-2.html

日本統治前の朝鮮人が毎日大食らいできた理由:


イザベラ L ハード「朝鮮紀行」 P203〜P204より

大食ということに関しては、どの階級も似たり寄ったりである。食事のよさは質より量で決められ、一日四ポンドのごはんを食べても困らないよう、胃にできるかぎりの容量と伸縮性を持たせるのが幼いころからの人生目標のひとつなのである。

ゆとりのある身分の人々は酒を飲み、大量のくだもの、木の実、糖菓を食間にとるが、それでもっぎの食事には一週間もひもじい思いをしていたかのような態度でのぞむ。

裕福な家では牛肉と犬の肉は大皿に盛る。また客のごちそうは銘々膳で供されるので、もてなす側は特別大事な客にはふんだんにふるまい、ほかの客には最小限度に抑えておくことができる。

わたしは朝鮮人が一度の食事で三ポンドはゆうにある肉を食べるのを見たことがある。

「一食分」が大量なのに、一日に三食か四食とる朝鮮人はめずらしくなく、一般にそれを慎む人々は好きなように食事もできないほど貧しい人と見なされかねない。

一度の食事で二〇個から二五個のモモや小ぶりのウリが皮もむかれずになくなってしまうのはざらである。

赤ん坊にまで食べさせる莫大な消費量の赤トウガラシがこの大食ぶりを助けているのはまちがいない。

朝鮮人には消化不良のたぐいの疾患が多いというのもうなずける。
http://kukkuri.blog58.fc2.com/blog-entry-573.html


要するに日本人はアホだから歴史に学べないだけ:


仙台藩の主な産物は米である。

江戸時代には、北上川流域の湿地帯の開拓などの新田開発によって実高100万石とも言われるほどに多くの米を収穫できるようになった。

また、買米制と呼ばれる事実上の専売制度が導入されていた。

その米を東回り航路で江戸に運んで大きな利益を得た。

一時期、江戸に流通する米の半数は仙台米と言われた時期もあった。

そのため、石巻はこの航路の拠点として大いに発展した。

また、一部の米は海産物とともに大坂にも運ばれ、上方との交流も盛んであった。

これによって藩財政・農民の暮らし共に潤った時期もあった。


ただし買米制にも凶作に弱いなどの弱点があった。


ひとたび、凶作が起きると領内は大変な食料不足に見舞われ、農民だけではなく武士階級の者までがバダハタと餓死した。

これは他の藩には全く見られない現象であった。


現米収入のみに限定しても楽に100万石を超え、表高で上回り幕府に融資を行うほどであった加賀藩・寛永の大飢饉などにより江戸時代初期から貧乏で幕末に殖産興業に成功してようやく好転した薩摩藩よりも当初から財政的に豊かであり、政宗の時代にはローマへ単独の藩で使節を送るほどの力を有していた。

江戸時代末期の九州人の安井息軒の読書余滴に「二百万石余」、同じく江戸時代末期の九州人の帆足万里の『東潜夫論』には「二百五十万石」との記述がある。

ただし、東潜夫論は、佐渡12万石(1万7,000石)、隠岐6万石(5,000石)と、太閤検地の10倍表示されており、注意を要する。

佐渡国の佐渡金山についても触れており、米の生産量以外の豊かさも含んだ指標として石高が使用されている。


だが、米に頼りすぎた経済は藩に他の産品の開発の動機を失わせ、藩財政は米の出来・不出来及び米相場の状況によって翻弄され、不安定であった。


凶作が起きれば藩は大借金を抱え、豊作でかつ米相場が高値推移の年には積年の借金が一気に返済できてしまうといった具合である。


まさに「農業は博打である」という格言を地で行く藩経営であった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%8F%B0%E8%97%A9


小規模自作農で飢饉に強いのは、日本じゃ、アホみたいに、戦前まで米以外に粟や稗を作付け、農作物を多様化している農家だった。


ただ、これをやると農家は基本、貧乏だ。

換金作物を作らず、そのスペースで粟とか稗とか作り、穀物の来年の収穫の見通しがつくまでは新米には絶対に手をつけない用心深い農家だった。

もうけは出ないが、生産量が安定するから飢饉にも強い。

農業経済では、農民が貧困だが安定的な状態ってのが存在していて、うちのご先祖の相模農民なんかは、典型的な貧乏だけど飢饉には強い農民だった。

二宮尊徳のエピソードで、ナスを食べたところ、夏前なのに秋茄子の味がしたことから冷夏となることを予測。

村人に冷害に強いヒエを植えさせた。

二宮の予言どおり冷夏で凶作(天保の大飢饉)となったが、桜町では餓死者が出なかった(実際には、数年前からヒエを準備させていたことが分かっている)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%AE%AE%E5%B0%8A%E5%BE%B3


用心深い農民ってのは、別に二宮に言われずとも、昔っから、保険として粟とか稗を作付けするもんだったの。


ただ、仙台藩のように、換金作物である米をひたすら推進し、他の産品の開発動機を失わせる農業経営をやっちゃうと、儲かる時は凄く儲かるけど、飢饉になると破滅的な影響がでてしまう。

典型的なギャンブル農業でね。

仙台藩は天候に左右されやすい米みたいな作物を冷害が多発する地方で主要作物にして代替的に推進したせいで、飢饉になると破滅的な影響をうけてしまった。


人口増(子供への医療品の配布)と換金作物推進(農業生産性と収益性の増加)っていうのは、日本の仙台藩の経営と同じだから、素人にはお勧めできない。

というか、仙台藩ならまだいいけど、日本でもっとも一揆が多発した飢饉超発生地帯、盛岡藩になったら悲惨すぐる。
http://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20091101/p1


これが飢餓輸出の実態:


天明大飢饉は人災だった
 

 日本の【飢餓】を心配される方が多い原因に、江戸時代の飢饉が誤って伝えられていたこともあるかと、最も酷かったとされる【天明の飢饉】について書かせていただきます。

 結論を先にいっておきますと、これらの飢饉は【人災】でした。

日本中で何百万人も犠牲になったなどということはありません。

江戸では風のたよりに知る程度でした。

もちろん食料は例年と比べかなり不足しましたが、全体としては、それほどのことはありませんでした。

もちろん総論の結論です。

 

 天明に入ると、農作物の収穫が減少しましたが、特に【天明三年】は異変の年で(1783)浅間山が大噴火を起こし、この火山灰による大洪水や山崩れなど大規模な自然災害が発生します。 

 また異常気象が目立ち、海外ではアイスランドのラカギガルム火山が大爆発、また同地のグリームスヴォント火山も大爆発、テムズ川もセーヌ川も凍りついたと伝わります。

 ヨーロッパは冷害となり、このときの飢饉が【フランス革命】のきっかけとなります。地球全体が火山灰の微小粒子に覆われた結果とされています。


 国内の気象は、浅間山爆発の天明三年の冬は異常な暖かさ、年が明けても変わりません。雨はほとんど降らず、その後、雨が少し降ったので五月に田植えが始まりましたが、逆に冷気がつづき、夏になっても綿入れを着るほどの低温だったといいます。このため稲は青立ち(穂が出ないこと)となり、他の作物もほとんど結実せず、大凶作となり関東から東北地方にかけて被害を受け、北に行くほど酷いものでした。

 三月、四月になると冷雨が続き、雨の降らぬ日は七日だけ、それもうす曇で晴天の日は一日もありません。五月六月も同じで、雨の降らぬ日はそれぞれ四日、六日という有様だったといいます。


 「春頃には麦の作柄が例年になく良いと予想され、農民たちは喜んでいたが、雨続きのため麦の刈り取り期にはまったく結実がなかった」といいます。

「稲、大豆、ヒエなどは作柄が良いと見込まれ、経験豊かな老農たちも秋の豊作は間違いないと予測した。しかし異常な天候不順で、七月下旬になっても穂は出ず、わずかに出た穂には実が入っていなかった」とあります。

「八月十三日夜の厳しい寒気で霜が降り、大豆、粟、ヒエ、そば等は全て【穂なし】となり、前例のない大凶作となった」と続きます。

 
 飢饉が予測された津軽藩では、藩主・津軽信寧(のぶやす)は参勤交代で江戸にあり、側用人の大谷津七郎が、藩政を掌握、さまざまな飢饉対策を行っていましたが、

藩は長いこと藩財政が苦しく、大阪商人に借りた借入金が返せず、京坂の商人に代理返済して貰っており、この年にはどうしてもコメを京・大阪へ送らねばならない事情がありました。


【お救(たす)け小屋】の準備をしながら、前年農民から藩に上納されたコメ、「四拾万俵」をすべて大阪と江戸に送り換金しました。


飢えの恐怖におののいている領民の見守るなか、四十万俵のコメを積んだ船が通り過ぎていったと伝わります。

このため領内のコメは尽き、よって農民たちは、飢えの恐怖が現実になり衝撃を覚えます。

 
 「穀物の価格は高騰し、さらに金を出しても買えなくなり、飢えにさらされた領民たちは山菜の根をあさり、そば、大豆の【殻:カラ】までも口にした。

飼料が尽きたので牛や馬を飼うこともできず、すべて捨てて、牛馬が原野を歩きまわった」との記録があり「牛馬を食料にすることは食習慣になかったが、これらを殺して食うものが増した。

また口べらしのため子供を川に流すものが数知れず、大百姓をふくめて多数の農民が田畑、家を捨て、家族とともに【伊勢参り】をよそおって、碇ケ関から秋田藩領へのがれた。世をはかなんで深い森に入り首をくくったり、石を抱いて川に身を沈めたりする者もいた」とつづき


 「このような中で強盗、追剥(おいはぎ)が横行し、盗みに入った者が家に火をつける例も多く、火災が頻発した。天明三年九月から翌年六月まで、津軽藩領では男女八万千七百二人が餓死した」

との記述が残っています。また人間だけでなく「馬一万七千二百十壱頭」と記録にあったといいます。

 

 南部藩(八戸藩・七戸藩)でも被害は甚大でした。

【久慈街道】という八戸市と久慈市を結ぶ街道があり、途中にウミネコの繁殖する島、蕪島(かぶしま)があるというところから、たぶん海沿いの国道45号線のことかと思いますが、十里ほどの道程で途中に新井田村があり、ここの【対泉寺】には天明飢饉を悼む石碑があり、このうちの四文字が素人と思われる手で削られているとか。

そこには【人を食った記述】があったと郷土史家の【中里さん】が語った」と、東北文庫の【久慈街道】に小説家の故井伏鱒二氏が書いています。

 

 人肉の話は事実だったようで、『街道をゆく』の司馬遼太郎氏は確か『久慈街道』で、「これ以上の惨状を書くのは忍びがたい」としていますが、吉村昭氏はそのまま記しています。

両者とも【高山彦九郎】の詳細な日記を引用しています。現在は山門脇に【餓死供養塔】があり、詳細も記されているとか。筆者は中間というか、皆様があまり不快になりそうな表現は避けています。

 

 「野草の類も食いつくすと、人々はイノシシ、シカ、イヌ、ネコ、ウシ、ウマも食いあさり、それらも絶えて人の肉を食うようになった。

親が死ぬと子はそれを食い、子が死ねば親が食う。さらに山中や野外に捨てられた人の死骸も、彼らの食欲の対象になった。

その頃、人の肉を食った村人に聞くと、馬の肉の味はサルやシカのそれよりまさり、さらに人肉のそれは、ウマの肉より優れている、と語ったという」


とあり「村内で人肉を食ったものは、それがたたったらしく十人中七人は死んだ」と記されています。

 

 このような残虐な例は今まで読んだ限りでは、津軽・南部藩(八戸藩・七戸藩)に限られるようです。


津軽は【財政破綻に瀕した好例】であり南部藩は【行政の大失敗】があるようです。


原因のひとつに、この藩には資本主義が日本で最後に入った場所、人々は馴れていないため、商人貸し付けの金銭返済ができず、田畑や家屋などが質流れし、ほとんどの百姓が商人の奴隷となり、百姓から年貢が取れない藩は、百姓の富を奪っていた商人から、無理矢理に金銭を取り立てました。


(たしか戦後、当時の学者で、安藤昌益という今でいう共産主義者が発見されもてはやされましたが、それなりの風土がありました。)
 
 天明三年の大飢饉の際にも、他藩のほとんどは、まさかに備えて十分な準備をしており、特に有名なのが米沢藩、白河藩でした。

このとき、ただ一人の餓死者も出さなかったと伝わります。
 
http://hoihoihoi.iza.ne.jp/blog/entry/1654370/


要するに、東北でやっていたのと同じ悪事を朝鮮でも繰り返した訳ですね。  



http://www.asyura2.com/17/asia22/msg/556.html#c2

[地域13] 知ったら住みたくなるケンミン性 (第6回)魅力度ランキング2位「京都」に住んでわかる理想と現実 軽毛
12. 中川隆[7820] koaQ7Jey 2017年4月17日 12:20:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8310]

川端康成 美しさと哀しみと 1965 松竹 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av6298390/

監督:篠田正浩


キャスト

大木年雄:山村聰

大木文子:渡辺美佐子

大木太一郎:山本圭

坂見けい子:加賀まりこ

上野音子:八千草薫

音子の母:杉村春子

作品中の人物「坂見けい子」を加賀まりこが演じることになり、川端は原作者として加賀と初対面した。川端は加賀のリハーサルの演技を見て、

「加賀さんの熱つぽい激しさに私はおどろいた」

「私がまるで加賀まりこさんのために書いたやうな、ほかの女優は考へられないやうな、主演のまりこがそこに現はれた」

と述べ、登場人物の「けい子」というエキセントリックで妖精じみた娘に、

「演技より前の、あるひは演技の源の、加賀さんの持つて生まれた、いちじるしい個性と素質が出てゐた」

と褒めている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%95%E3%81%A8%E5%93%80%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%A8

京都でのお正月ーーこれは30年ほど前の憧れであった。

小説≪美しさと哀しみと≫‐川端康成作。
冒頭ーーーー
除夜の鐘を聴く為に京都へ行くという男 大木の描写から始まるその小説のシーンがなぜか強烈に頭に残っていてその京都行きに憧れたからだ。

今思えばなんと少女趣味なと思ってしまうが、京都へ通うようになってその動機は忘れて、それが当たり前のようになった。

大木は除夜の鐘を聴きに行くのか、24年前に別れた女性音子に逢うためなのか
分からないまま列車に乗る。

24年前音子は16歳
大木は31歳であった。

音子に子を身ごもらせたが事情はいろいろあって音子は自殺未遂を図り破局を迎える。

その音子をモデルに書いた小説が図らずも大木の出世作となった。

京都で日本画家として著名になっている音子に24年ぶりに逢うのだが、大木はそこで音子の女弟子のけい子の妖しい魅力に魅かれてしまう。

大木との哀しい恋を知った、音子を敬慕するけい子は大木への復讐を誓うのであった。

大木を誘惑し、その息子太一郎を誘惑し、その事実を双方に分からしめ、一途な太一郎をけい子は命をかけて心中に追い込む。

というストーリーであるが、この映画でけい子に扮した加賀まりこが鮮烈な個性を見せた。

川端の文章は、抒情と、時間と、色情のロマネスクを著わすなかで得意の京都の美しい風雅をたっぷりと描いた。

その京の雰囲気を音子に紛する八千草薫が演じ、55歳になった元恋人を山村 聡が、そして、息子太一郎を当時人気絶頂の山本圭が演じた。

原作は昭和30年代に書かれ、遠からずして、鬼才篠田正浩がメガホンを取った。

小説は川端得意の男女の恋模様を書いているわけだが三文小説とはっきり違うのは
主人公達の背後に感じさせる知性、教養といったものの重みの描写であろう。

京の歴史の重みや、川端の伝統文化への憧憬、そういったものが小説に厚みを加えている。

今でこそ全国、はたまた海外旅行とこぞって出かけるがやはり昭和30年代にこういうものを読んでも京旅行など小説の世界で堪能するのがせいぜいであったはず。

こういう京旅行の味わい方もあるんだと知ったのが昭和40年代でした。
そして実行したのが昭和50年代。

京旅行の主旨も連れも小説とはかけ離れていましたが大晦日の夜の京のお散歩は一年間の垢落としと同時に新年の希望をしみじみ感じる贅沢な時間でした。

晦日の京滞在のきっかけとなった小説の映画化。


加賀さんの少女の顔のなかに宿る魔性の女の魅力と
京美人の大人の魅力の筈の八千草さんが
幾つになっても少女の面影を失わない素敵さ
それを上手く映像に溶け込ませた篠田監督。

川端文学をどこまであらわせたか、また全然違う!と感じるかは
  見た方たちそれぞれのものでしょう!
https://plaza.rakuten.co.jp/nadeshikosumika/4048/


古都  川端康成 
http://blog.livedoor.jp/sambockarie/archives/51988614.html


   美しい作品である。 一読すれば平易な作品ともおもえる。


川端康成「古都」は、昭和36年10月から翌年1月にかけ朝日新聞掲載小説として当初執筆、内容文章を修正後刊行。

作者曰く、当時睡眠薬過量内服し続けていたため

「何を書いたかもよくはおぼえていなくて」

「果たしておかしいところ、辻褄の合わぬようなところが少なくなかった。校正でだいぶ直したが」

という有様、事情であったとか、ただしお言葉通りの事情ではないだろう。

当時の日本は戦後のどさくさから高度成長期に変遷し、
京都の美に対する大衆の憧憬、渇望が募っていたのかもしれない。

同時期、両親に連れられ小学生であった私は何度か京都観光に向かった。
まだ山陽新幹線のなかったころである。特急でも6時間、退屈苦痛であった。
あちこちの寺社を巡ったが、当時の父は建築、日本庭園に魅了されるも、仏像、書画、その他には興味はなかった。

仁和寺、西芳寺、金閣、銀閣から鷹峯の光悦寺、宇治平等院まで廻った記憶がうっすらとではあるが蘇ってくる。

当時の三十三間堂、今よりもずっと薄暗くうらぶれており気味が悪かったし、仏像も修復の及んでいなかったものもあり、荒んだ印象であった。
まだアメリカ式のホテルが殆どなかった。いつも日本旅館が宿になった。

一度だけ大昔の俵屋旅館に父の友人、京都市内の歯科開業医の伝手で宿泊したことがある。
ひたすら底冷えの寒さ、炬燵の中に潜り込むが退屈してくる、天井が低く暗く狭い廊下、弟と一緒に廊下を走り回っていたら宿のおじさんに叱られてしまった。
子供のいくところではない。


久々に手にした「古都」である。 懐かしく読み進む。

なにしろ昭和30年代後半の京都が舞台であるから、懐かしさも時代がかってはくる。

春夏秋冬にちなんで桜の平安神宮、仁和寺、夕暮れの東山、清水寺であり、冬は雪の北山杉等々、華やかな祭礼の数々、盛りだくさんである。

しかし、この作品の骨格がけして情緒的、恣意的なものではなく、あらかじめ計算しつくされた設計図を基に制作された精密機械であることにやがて気づかされる。
まず古典、本歌どりのごとく散りばめられ、あらわにそれと名指しはできないものの、どこかで思い起こさせるがごとき筋立て、一見奇妙に思えるエピソードだが前後の流れを辿ると、読者の思念を様々に逍遥させる、かのごとき構造が作者によって巧妙に構築されている。

別離したまま再び巡り会う双子の姉妹、そのままの筋立てというものは少ないものの、竹取物語、伊勢物語、堤中納言物語であり、とりかえばや、源氏のどこかの巻でもあったのかもしれない。

更に最も重要な点は、古今東西の共通項、エデイプス的葛藤が中枢に鎮座している点である。

千恵子の抱く実父の死に対する罪悪感、幻想なのであるが、それは典型的ではある。

また養父太吉郎に対する複雑に交錯する感情、献身的親孝行、「絶対的服従」もその「罪滅ぼし」であろう。その古典的描画の上でしか千恵子は動かないのであるし、その行動は予め定められているのである。川端が幼少期に両親と死別した体験とも重なっていく。

かくの如き骨格が綿密に塩梅良くも見積もられた上に、この美しい物語は形作られていく。

ノスタルジックに読み進むうち、作品の中盤である。
主人公の千重子、双子の妹である苗子が意外なことを言い始める。

千重子は、観光化によって頽落していく京都を批判する。

まずやり玉に挙がったのが門跡院青蓮院である。次いで南禅寺周辺の料亭、旅館、今ではブランド化し殷賑を極めている「名店」なのであるが。

この時すでに大家の名を確立していた川端康成に名指しで批判(あくまで二十歳の町娘の言であるが)されたこれらの方々、相当な打撃であったろう。当時の有様を歴史に残るノーベル賞受賞作家の記述として掲載されるとは、思ってもみなかったであろう。

これで批判が終了ならば、よくある観光地批判で終わったろうが。

川端康成の筆はさらに意地悪く先鋭化する。
あくまで北山の山村で労働に勤しむ小娘の言としてであり、うまくアリバイ作りをしたのであろう。

純朴な娘苗子は言う。
北山杉についてである。

「人間のつくった杉どすもの。」

「この村は、まあ、切り花つくっとるもんどっしゃしゃろ・・・。」

前述の千恵子の言に戻ると、養父太吉郎の「盆栽」という言葉にこたえて言う。
「それが京都やおへんの?山でも、川でも、人でも・・・・・・。」

 川端康成、その「毒」を評したのは、三島であったろうか、私の記憶が定かではないが、どこか破滅的、毒を内包させた作家であった。

美しい日本の私、の清潔に整えられた言語世界の中にもどこかに毒が几帳面に埋伏されている。

それは日本の美、という超越者化した、読みかえれば神化した呪物である。川端における美の隠喩とは、健全な、それこそアポロン的なものではけしてなく、死を予感させつつ平安の世以前から近世、現代までに連綿と続く不死の美なのである。

その呪物が乗っかった神輿、或いは山鉾を飾り立て担ぎ続けるもの、そのもっとも端的な人々、その世を経た人々こそが京都の人々である。

この毒に冒され、全身に回りきった毒、それに恍惚とするものが数寄者に代表される人々である。その毒は京都を中心に、やがて日本の津々浦々までに拡がっていくのであるが。

川端自身、その毒を自覚しそれを諦念し果て、更に体現していた。
彼の骨董収集の情熱は名高い。

国宝となった近世画の玉堂、大雅、蕪村を所有していたし、家計は常に火の車であった。

死後の借金は大変なものであった、とか。

また京都の粋筋、東京では銀座でもよく周遊していたとか
支払いは附け、ですぐに忘れてしまったとか。

その粋筋を知り尽くした川端康成が描き出した粋人、主人公千恵子の養父太吉郎である。

この人物、なかなか興味深く描き出されている。

嵯峨野の寂れた草庵で古代ぎれを眺めつつ、新たな帯の柄を模索し、煩悶する。その姿とはよくありがちな趣味人のそれの域を出ない。

その域を出てしまうのが、チンチン電車の中で出会った美しい少女というよりも幼女、

上七軒で預かっているお茶屋の娘であったが、に強い関心、執着を示す。

これで終われば今の世でもよく耳にする変態、ロリコンおじさんで済むかもしれないが。

今の世でも不可思議な挿話が続く。

昔通いなれた上七軒のお茶屋に「しんどなった、やすませてくれ」と昼間に上がり込むのはよいが寝てしまう、

かと思うと、若い芸妓をよんでしまう、芸妓は来るが太吉郎は居眠りしかかっている、

気が乗らない中で芸妓に喋らせまくり、彼女のとっておきの話「セクハラ客の舌を血が出るほど噛んでやった」を聞き興味を抱く。

で「お前の歯を見せろ」と太吉郎が迫る超セクハラエピソード。

こんな無粋なことを昭和30年代とはいえ、お茶屋でやるのだろうか。門外漢にはうかがい知れない。

なにか川端の倒錯ごのみ、というかあまりに清らかで美麗な物語の裏打ちには汚泥こそが相応しい、という陰鬱な思いがあったのだろう。

私的には、こちらの世界のお話のほうがずっと興味深いと思うのだが。


  
写真はお花見で登場した御室仁和寺、酔っ払いが多いと太郎吉に嫌われた場所。

古い門跡時らしく、また華道の家元でもある。

豪華な宸殿と庭園、御所漉きであろうか、植木の手入れも万全であった。

火災のため宸殿は意外と新しく明治に入って。
明治、大正の職人たちの腕の冴えが窺われる。 

国宝の茶室は人だかり激しく、見るのを諦めた。
http://blog.livedoor.jp/sambockarie/archives/51988614.html


http://www.asyura2.com/09/ishihara13/msg/777.html#c12

[文化2] 千葉県にだけは住んではいけない (昼休み板へのリンク) 中川隆
4. 中川隆[7821] koaQ7Jey 2017年4月17日 13:18:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8311]

知ったら住みたくなるケンミン性 (第6回)魅力度ランキング2位「京都」に住んでわかる理想と現実
http://www.asyura2.com/09/ishihara13/msg/777.html
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/739.html#c4
[文化2] 愛のゆくえ 「雪国」 - 魔界の住人・川端康成 (リバイバル板へのリンク)

湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 _ 愛のゆくえ 「雪国」 - 魔界の住人・川端康成  森本穫の部屋
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c29

湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 _ 越後湯沢温泉「雪国」の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c1

いい日旅立ち _ トンネルの向こう側で待っている女性とは…
http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/191.html
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/857.html

[番外地7] 「しょぼくれたアメリカ」への怒りが より過激なトランプ新大統領を生み出した 中川隆
26. 中川隆[7822] koaQ7Jey 2017年4月17日 13:32:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8312]

2017年4月17日 矢部 武
トランプは悪性の人格障害!?米で精神科医らが解任求める

 トランプ大統領は6日、化学兵器の使用が疑われるシリアのアサド政権に対する攻撃を命じた。軍事作戦をためらったオバマ前大統領と違い、決断力と実行力があると誇示したかったのかもしれないが、はたしてこの「即断」は正しかったのか。国連決議や国際社会の支持を得ることなく、主権国家攻撃の根拠もシリア内戦終結の戦略も示さないまま、単独で武力行使に踏み切るのはかなりの危うさをはらんでいる。

 また、トランプ大統領は北朝鮮の核や弾道ミサイル開発をめぐり、中国の対応によっては米国が北朝鮮への軍事攻撃に踏み切る可能性をほのめかしている。もし米国が攻撃すれば、北朝鮮の報復によって韓国が火の海になるだけでなく、日本も甚大な被害を受ける可能性がある。そのリスクが大きすぎるために、米国の歴代政権は北朝鮮への軍事攻撃に踏み切らなかった。問題は気まぐれで衝動的なトランプ大統領が大惨事のリスクをすべて考慮に入れて、軍事的選択肢をテーブルの上に載せているのかということだ。

 実は米国ではいま、トランプ大統領の自己制御がきかない衝動性や精神不安定性に対する懸念が高まっている。きっかけは2月半ばに35人の精神科医らが連名でニューヨーク・タイムズ紙に送った、「トランプ氏は重大な精神不安定性を抱えており、大統領職を安全に務めるのは不可能だ」とする内容の投書だった。

 米国精神医学会(APA)は「精神科医が自ら診察していない公的人物の精神状態について意見を述べるのは非倫理的だ」とする規定を設けている。しかし、この投書の後、「危険性について認識しながら、沈黙しているのは逆に倫理に反する」として多くの精神医療の専門家(精神科医、臨床心理学者、ソーシャルワーカーなどを含む)が立ち上がり、トランプ大統領の解任を求める運動に加わっている。彼らが口を揃えて指摘するのは、「現実と空想の区別がつかない妄想症で、サイコパス(反社会性人格障害)の人物が核のボタンを握っていることの怖さ」である。

現実と空想の区別がつかない「妄想症」

 トランプ大統領は就任後も選挙戦中と同様、根拠のない発言を繰り返している。たとえば、就任式の参加者数がオバマ前大統領の時より少なかったと報じたマスコミを「嘘つきだ!」と非難し、「過去最大規模の人出だった」と主張した。CNNテレビなどが流した両者の就任式の映像を比べればトランプ氏の方が少ないことは明らかなのに、また、就任式当日のワシントンの地下鉄の乗降者数でもトランプ氏の方が少なかったことが報道されたにもかかわらず、トランプ氏は主張を変えなかった。

 選挙結果にしても、トランプ氏は選挙人数で民主党のヒラリー・クリントン候補を上回ったが、総得票数ではクリントン氏より約300万票少なかった。この事実を受け入れられなかったのか、トランプ氏は何の根拠も示さずに「得票数で負けたのは300万〜500万人の不法移民が不正に投票したからだ」などと突拍子もないことを言い出した。


ガートナー医師
 ジョンズ・ホプキンス医科大学での精神療法を含め、35年以上の実績と経験を持つジョン・ガートナー精神科医はトランプ氏の一連の言動をこう分析する。

「自分はベストで偉大だと思い込む誇大妄想の傾向が強いので、そこそこの勝利では我慢できないのだと思います。普通なら、“選挙に勝って大統領になったのだから十分だ”と考えるだろうが、彼の場合は“選挙人数でも得票数でも勝っていた”と主張しないと気がすまないのでしょう。就任式の参加者数でも同じことが言えます。トランプ氏は自分に都合の悪い現実を受け入れることができない。本当に危険なのは、彼が事実をねじ曲げ、自分の空想と一致するような“もう1つの事実”(嘘)を作り上げてしまうことです」

 トランプ氏は選挙戦中からずっと事実と異なる発言(嘘)を繰り返してきたが、目的を遂げるためなら平気で嘘をつき、それに対して自責の念を感じることも謝罪することもないというのが多くの専門家の意見だ。実際「トランプ氏の選挙戦中の発言のうち、77%は嘘だった」(『ポリティファクト』)との調査結果もある。

 そして、ロシアによる米大統領選介入にトランプ陣営が関わっていたのではないかとするFBI調査で追い詰められる中、トランプ氏は国民やメディアの関心をそらそうとしたのか、新たな暴言を吐いた。3月4日の朝、「なんということだ。オバマが投票日直前、トランプタワーを盗聴していたことがわかった。何も見つからなかったが、これはマッカーシズム(赤狩り)だ」とツイッターでつぶやいた。さらにこの後、「神聖な選挙戦の最中、私の電話を盗聴するとはオバマはどこまで落ちたのか。ニクソンのウォーターゲートと同じ悪い奴だ」などと立て続けに3回書き込みをした。

 結局、トランプ大統領からは何の証拠も示されず、FBIのジェームズ・コミー長官は「盗聴は起きていません」と議会で証言し、「トランプ大統領が言う盗聴を裏づける証拠はない」と明言した。

超ナルシストの「自己愛性人格障害」


メイヤー医師
 カリフォルニア州ロサンゼルスで精神科クリニックを約25年開業しているリン・メイヤー医師(臨床心理学博士)は最近、トランプ大統領の「精神障害」について他の医師と話す機会が多いが、ほとんどの人は「自己愛性人格障害」(NPD=Narcissistic Personality Disorder)を疑っているという。

 NPDは誇大妄想症、過剰な賞賛欲求、共感性の欠如などによって特徴づけられる人格障害である。米国精神医学会(APA)の「NPDの定義」によれば、多くの人は「自己愛性」の特徴を持っているが、そのうちNPDと診断される人は1%程度。次の9項目のうち5項目以上があてはまると、相当するという。

 1.自分の実績や才能を誇張する。
 2.無限の成功、権力、才能などの空想にとらわれている。
 3.自分は「特別」であると信じている。
 4.過剰な賞賛を求める。
 5.特権意識をもち、特別な取り計らいを期待する、
 6.対人関係で相手を不当に利用する。
 7.共感性の欠如。
 8.よく他人を妬み、または他人が自分を嫉妬していると思い込む。
 9.傲慢で横柄な行動や態度を示す。

 メイヤー医師は、「トランプ氏の場合、9項目すべてが当てはまるように思う。学校の成績でいえば“オールA”です」と話す。

「就任式の参加者数のことでメディアを批判したのは、どれだけ多くの人が自分を賞賛しているかを示す意味で重要だからです。一方、自分を批判する人に対して激しく攻撃するのは、批判を受け入れられないからです。褒めてほしい欲求が強すぎて批判に耐えられない、これもNPDの兆候です」

 さらにメイヤー医師はNPDを疑われる人物が核のボタンを握っていることについて警告する。

「最も注意しなければならないのは、結果をよく考えずに行動してしまう衝動性です。外国の指導者から否定的なことを言われたり、批判されたりした時に激しい怒りを抑えられず、行動に移す可能性があります。このような人物が核のボタンを握っているのは米国にとっても世界にとっても非常に危険だと思います」

 たしかにトランプ大統領が真夜中の執務室で核のボタンとツイッターを前にしている姿を想像するとぞっとする。世界最強の軍事力を誇る米国は7000個以上の核弾頭を所有するが、それを使用するかどうかは大統領の決定にかかっているのだ。

「世界でも最も危険な指導者になる」

 前出のガートナー医師も同様の懸念を示す。

「現実と空想の区別ができない妄想症のため、相手が攻撃を仕掛けてくると勝手に思い込み(現実は違うのに)、“想像上の敵”に向かって攻撃するかもしれない。このような人物に核のボタンを握らせるべきではないと思います」

 さらにトランプ氏の怖さはそれだけではない。豊富な診療経験を持つベテラン精神科医で心理学者のガートナー医師は、トランプ氏は非常に稀で深刻な「悪性の自己愛性人格障害(MNPD=Malignant Narcissistic Personality Disorder)」ではないかと推測する。MNPDは主にナルシシズム(自己愛性)、パラノイア(偏執病)、反社会性、サディズム(他人を傷つけて喜ぶ)の4つの要素を持ち、治療はほぼ不可能だという。

「パラノイアは移民やマイノリティへの侮蔑発言やメディアへの敵視などに現れ、反社会性は人々の権利を侵害したり、嘘をついても自責の念がまったくない所に現れています」

 MNPDという病名を最初に使ったのはナチスドイツの迫害から逃れた心理学者のエリック・フロム博士で、1964年にヒトラーなどファシズム指導者の精神構造を解明するために考え出した。そのため、MNPDは「ヒトラー型の人格障害」とも呼ばれているそうだ。

 ガートナー医師はこう続ける。

「これまで多くの人格障害患者を診てきたが、トランプ氏のケースは“最悪の最悪”と言ってよいでしょう。普通のNPDなら、問題はあってもなんとか大統領として4年の任期を全うできるかもしれません。でも、彼は悪性のNPDですから、それよりはるかに病的です。パラノイドで反社会的で妄想的で、現実と空想の区別ができない。精神医学の見地から言っても非常に危険です。たとえば、精神医学の研究所で“世界で最も危険な指導者をつくる実験”をしたとしても、彼以上の危険な“人格”をつくり出すのは難しいでしょう。彼は意図的に混乱をつくり出し、人を傷つけることに喜びを感じているのですから」

「トランプ解任」を求める動き

 にもかかわらず、トランプ大統領は今でも40%前後の支持率(4月11日のギャラップ調査で41%)を維持している。それについてガートナー医師は、「全ての人を常に騙すことはできないが、一部の人を騙すことはできる」というリンカーン大統領の言葉を引用しながら、「だからこそ、彼の危険性についてより多くの人々に知ってもらわなければならない。それを行うのは私たち精神科医の責任だと思っています」と話す。

 ガートナー医師は2月半ば、他の精神医療の専門家と一緒に「警告義務の会」(DTW)を結成した。DTWはトランプ大統領の人格障害や危険性についての情報をメディアや政治家に提供したり、憲法修正第25条を適用して職務不能を理由に解任を求める署名運動を行ったりしている。3月末の時点で3万人を超える精神医療の専門家が署名したという。

 第25条には「職務不能を理由に大統領を解任し、副大統領を代理に据えることができる」と規定されている。具体的には、「副大統領と閣僚の過半数が“大統領は職務上の権限と義務を遂行できない”と判断した場合、副大統領が直ちに職務を遂行する」というものだ。

 精神医療の専門家に連動するかのように、議会でも大統領の解任に向けた動きが出ている。野党・民主党のアール・ブルメンナウアー下院議員は2月半ばに憲法修正第25条の適用に備える会を立ち上げ、「妄想症で偏執病の大統領には本条項が適用される可能性はあると思います」との声明を発表した。

 また、医療助手として働いた経験を持つカレン・バース下院議員は、「トランプ氏の衝動性と自己抑制の欠如、精神不安定性は米国にとって非常に危険である」として、「トランプ大統領に精神科医の診断を求める」署名運動をchange.orgで始めた。「ダイアグノス・トランプ(DiagnoseTrump)」と呼ばれるページには、4月14日の時点で3万6882人の精神医療の専門家が署名している。

 前述の「警告義務の会」と合わせて6万6000人以上の専門家が(一部は重複しているかもしれない)、トランプ大統領の「精神障害」を懸念し、職務能力に疑問を持ち、政府や議会に適切な対応を求めているのである。

 憲法修正第25条はこれまで一度も適用されたことはなく、しかも副大統領や閣僚が「大統領にノーを突きつける」というハードルの高さを考えると、現実的には難しいかもしれない。しかし、トランプ大統領は他に自らのビジネスとの利益相反問題や選挙中のロシアとの不適切な関係など、弾劾訴追の大きな火種をかかえており、憲法第2条(弾劾規定)の適用を受けて解任される可能性はある。

 ロシア関連の調査は現在、FBIと上下両院の情報委員会で進められており、疑惑はどんどん膨らんでいる。そのため、トランプ大統領がシリア攻撃に踏み切ったのは、ロシア疑惑から国民の関心をそらす目的もあったのではないかとの指摘も出ている。

「公共政策世論調査」(PPP)が3月30日に発表した調査では、ロシア疑惑について国民の44%は「米国大統領選の介入でロシア政府とトランプ陣営は“共謀”したと思う」と答え、「そう思わない」(42%)を上回った。そして、「もし証拠が出たら、トランプ大統領は辞任すべきだ」と答えた人は53%にのぼった。

 与党・共和党が議会両院の多数を握っている現状では、普通に考えればトランプ大統領の弾劾は難しいかもしれない。しかし、ロシア疑惑の調査や「利益相反裁判」(トランプ氏は政治倫理監視団体から訴えられている)の行方次第では、世論が一気に高まる可能性はある。そうなれば、共和党の議員たちも「トランプ弾劾」に向けて動かざるを得なくなるだろう。そうしなければ、共和党は2018年11月の中間選挙で惨敗し、代わって多数を握った民主党が弾劾に向けて動きだす可能性が高いからである。

 ガートナー医師は最後に、「民主党が過半数を握ればトランプ大統領の弾劾訴追を行うでしょう。こちらの方が第25条より可能性は大きいと思います」と話した。

(ジャーナリスト 矢部 武)
http://diamond.jp/articles/-/124974

http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/105.html#c26

[文化2] 愛のゆくえ 「雪国」 - 魔界の住人・川端康成 (リバイバル板へのリンク) 中川隆
1. 中川隆[7823] koaQ7Jey 2017年4月17日 13:44:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8313]

映画「雪国」1957 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av8295567/
http://freemovie.nekomoe.net/2017/0130211343.html

  

監督:豊田四郎|1957年|133分|

原作:川端康成|脚色:八住利雄|撮影:安本淳|音楽:芥川也寸志|

出演:

島村(池部良)
駒子(岸惠子)
葉子(八千草薫)
http://odakyuensen.blog.fc2.com/blog-entry-1257.html

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川端康成 美しさと哀しみと 1965 松竹 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av6298390/

監督:篠田正浩


キャスト

大木年雄:山村聰
大木文子:渡辺美佐子
大木太一郎:山本圭
坂見けい子:加賀まりこ
上野音子:八千草薫
音子の母:杉村春子
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%95%E3%81%A8%E5%93%80%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%A8

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/857.html#c1

[番外地6] グローバリズムの世界 中川隆
51. 中川隆[7824] koaQ7Jey 2017年4月17日 14:36:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8314]

文明を壊すグローバリズム 2017-04-17


現在のわたくしは「移民政策のトリレンマ(仮)」の佳境を書いているのですが、次の執筆は「財務省亡国論(仮)」もしくは「グローバリゼーションのトリニティ(仮)」の仮タイトルを予定しています。


 グローバリゼーションのトリニティ(三位一体)とは、規制緩和、自由貿易といった構造改革の基盤には、必ず「緊縮財政」がなければならないという話です。規制緩和、自由貿易、緊縮財政は、グローバリズムあるいは構造改革のトリニティなのです。


 緊縮財政があるからこそ、特定の企業家や投資家の利益最大化に結び付き、経世済民を不可能にし、多くの国民を貧困化させるタイプの規制緩和、自由貿易が進むのです。


 ちなみに、相変わらずおバカさんがいるので書いておきますが、わたくしは規制緩和や自由貿易「イコール悪!」などと言っているわけではありません。例えば、橋梁検査において、ドローンの打音検査を認めるといった規制緩和は、現在の日本にとっては善となります。


 反対しているのは、あくまで経世済民に反し、国民貧困化に結び付く、レント・シーキングの色が濃い政策についてです。


 それはともかく、緊縮財政の「肝」は、結局のところ「利益」を価値観の中心に置いているという点になります。「利益」が価値観の第一に置かれてしまうと、
「将来、国民を豊かにする可能性がある技術」
 といった、短期の利益に結び付かない分野における支出が削られてしまいます。結果、技術は衰退します。


(参考)【【藤井聡】鮮明になる日本の科学技術の凋落――「PB緊縮財政」が日本をここまでダメにした】
https://38news.jp/economy/10268


 さらに酷い話ですが、基礎技術、基盤技術といった日本の技術力の大黒柱に対する予算も削られます。実際、財務省は大学の予算を削減し、さらに大学教授に対し「短期の利益」を求める傾向が強まっていきます。


 大学において「長期的な研究」を続けている教授までもが、短期的な成果を求められるのです。こんな有様で、日本の技術力が維持できたら、むしろ奇跡です(※奇跡は起きていません)。


 そして、緊縮財政、別の言い方をすると、
「短期の利益にならない分野は、不要であると切り捨てる愚かしい考え方」
 は、ついに地方の学芸員の分野にまで及ぼうとしています。


『「学芸員はがん」=山本担当相が発言
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017041600512&g=eco
 山本幸三地方創生担当相は16日、大津市内で講演後、観光を生かした地方創生に関する質疑の中で「一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。観光マインドが全くない。一掃しなければ駄目だ」と述べ、博物館などで働く専門職員である学芸員を批判した。(後略)』


 日本に「がん」があるとすると、それは学芸員ではなく、山本幸三氏に代表されるように、文化、学問、技術等の貴重さを全く理解せず、短期の利益(観光ビジネス?)にならないものを「不要」と切り捨てる、愚かな政治家が蔓延していることです。


 ちなみに、山本地方創生担当相は、
『私の結論は、「デフレ脱却と消費税増税は全く関係ない。」ということである。その理由は、「デフレは貨幣現象であるので、金融政策がしっかりしてさえいれば、必ず脱却できる。」という点にある』
http://www.yamamotokozo.com/2013/09/130912report/
 と、デフレは貨幣現象であり、消費税増税しても問題ないという主張を広め、14年4月の消費税増税に貢献した、つまりは国民貧困化に協力した戦犯の一人です。


 まあ、デフレが「貨幣現象」であるならば、確かに消費税増税は関係ありません。ある意味で、当時の山本氏は首尾一貫していました。考え方が、根本から間違っているというのが、唯一の問題ではございましたが。


 今更ですが、デフレは貨幣現象ではありません。総需要の不足です。


 話を戻しますが、学芸員とは
「博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究その他これと関連する事業を行う「博物館法」に定められた、博物館におかれる専門的職員」
 を意味します。


 当たり前ですが、日本国には「カネ」「利益」にならなかったとしても、あるいは博物館が観光資源にならなかったとしても、残さなければならない風土、風俗、風物、伝統、芸術、芸能、遺跡、出土品等は山のようにあります。何しろ、我が国は世界で最も長き歴史を紡いでいる国なのです。


 この種の「カネにはならないが、残さなければならない大切なもの」を守っている学芸員を、「一掃しなければ駄目だ」と言ってのける。


 とりあえず、山本大臣的な政治家を一掃した方が、間違いなく我が国のためです。


 それにしても、今回の山本大臣の「狂った発言」を目にし、ひたすら短期の利益を追求するグローバリズムは、冗談でも何でもなく文明を滅ぼすと、確信するに至った次第です。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12266357849.html
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/711.html#c51

[昼休み53] 日本はアメリカの仮想敵国 _ 米軍は日本が独立するのを阻止する為に日本に駐留している 中川隆
13. 中川隆[7825] koaQ7Jey 2017年4月17日 14:41:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8315]
2017年4月17日【三橋貴明】お花畑的平和主義の強制終焉


「お花畑的平和主義」は、日本国においては常に無敵です。

改めて考えてみると、「お花畑的平和主義」は、実にグローバリズムとの相性がいいです。と言いますか、そもそもグローバリズム事態が「お花畑的平和主義」を基盤としています。

何しろ、グローバリズムとはモノ、ヒト、カネの国境を越えた移動の自由化を「常に善」とする教義(ドグマ)でございます。モノ、ヒト、カネが国境を越えて移動しても「大丈夫」という話で、前提に「国家間の紛争や戦争は起きない」という夢想的アイデアが存在しているのは明らかです。

とはいえ、世界は結局は「地勢」に多大なる影響を受けます。
(参考図書:中野剛志「富国と強兵 http://amzn.to/2pgIf45」)


北朝鮮が日本とかけ離れた位置に存在しているならば、我々は今回の危機を「対岸の火事」として眺めていられたわけですが、現実には違います。韓国の首都ソウルでは、多くの日本企業がビジネスを展開しています。まさに「グローバリズム」ですが、ソウルでビジネスができるのは、停戦中の北朝鮮との間に先頭の火蓋が切られることはない、という「ふわっとした確信」が存在していたためです。

現実に、北朝鮮危機が深刻化し、ソウルに砲弾の雨が降る可能性が出てきています。もはやこの時点で、グローバリズムは成り立たないのです。今回の北朝鮮危機を受け、万が一、日本人が(一人でも)死亡するような事態になったら、我が国はどうなるのでしょうか。日本国民として「目覚め」、国防を真剣に考えるようになるのでしょうか。恐らく、そうはならないでしょう。

野党やマスコミは、とりあえず「政府の責任追及」に明け暮れ、継続する危機への対応はなおざりにされるに決まっています。日本国民の多くも、「誰かのせい」にしようとするマスコミに同調するでしょう。何しろ、東日本大震災で2万人を超える同じ国民が亡くなったにも関わらず、結局、日本国は目覚めませんでした。政治は相変わらず緊縮財政、構造改革。国民を守るという発想の国土強靭化も、遅々として進みません。

日本国民が目覚めることなく、「お花畑的平和主義」が強制終了の時期を迎えようとしています。

絶望的な状況ですか? と、聞かれれば、絶望的な状況です、と答えるしかありません。

もっとも、絶望的な状況であると現状認識すること、イコール「諦めること」ではありません。足掻くんですよ。絶望的な状況でも、何とか事態を改善しようと、足掻く。決して諦めない。

昨日も書きましたが、世界に救世主はいません。それでも、多くの国民が足掻き続けることで、明るく真っ当な未来が訪れるかも知れない。三橋は、そう信じています。
https://38news.jp/media/10346
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/528.html#c13

[番外地6] ピケティで明けました 中川隆
23. 中川隆[7826] koaQ7Jey 2017年4月17日 14:48:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8316]


2017年04月17日 格差問題に見る日本人の意識の危うさと今後向かうべき方向について
http://blogos.com/article/218489/


◾️進む格差社会化

貧困と不正を根絶するための持続的な支援/活動を100カ国以上で展開している、オックスファム・インターナショナルは『99%のための経済(An Economy for the 99%)』という最新の報告書で、富める者と貧しい者の間の格差は、これまで考えられていたよりも大きく、世界で最も豊かな8人が世界の貧しい半分の36億人に匹敵する資産を所有していること(以前の試算では62人)、1988年から2011年にかけて、世界人口の最も貧しい1割の人々の収入増は、わずか65ドルだったが、同時期に、最も豊かな1割の人々の収入増は、11,800ドル、彼らのおおよそ182倍も増加していること等を報告している。

格差に関する2017年版報告書を発表「99%のための経済」 | カテゴリー | プレスリリース | オックスファム・ジャパン

前作の『超・格差社会アメリカの真実』*1により米国の格差社会化の現状を解りやすくに描いて見せた、経営コンサルタントの小林由美氏は新作『超一極集中社会アメリカの暴走』*2 で、『1%とその他』どころか、さらにその状況はエスカレートしていて、『0.01%とその他』とも言うべき状況になっていることを様々な資料によって説明している。

米国の超格差社会化については、昨今様々な立場の論者が数多くの発言をしているが、異口同音に語られているのは、状況に改善の兆しは見られず、むしろ時を追うごとにエスカレートしているということだろう。しかも、これは米国だけではなく、世界に広がるトレンドであり、その意味では無論、日本もその例外ではない。

ただ、そうはいっても、日本は米国と比較すれば、その程度にはかなりの違いがあり、フォーブズ誌によれば2017年の日本のビリオネア(資産を10億ドル以上持つ人)は33人、ビリオネアの国別ランキングでは14位となっている(1位は米国、2位は中国)*3。これについては、日米の企業文化や制度の違い、プロテスタントの宗教観、経営者のマインドの違い、日系企業の競争力の減退等、様々な分析や説明があるが、米国の超格差化の中核にいる二匹のモンスター、すなわちウオール・ストリートに住まうヘッジファンド等の金融モンスターと、シリコンバレーに住まうITジャイアントの超絶とも言える影響力のある存在が日本にはいない(逆に言えば、日本企業に競争力がないともいえるが)ことが大きかろうと思う。

このように述べると、競争自体や、資本主義に対して疑念を持っているように誤解されかねないが、そうではない。まして、『資本主義の終焉』などと騒ぎ立てる意図は毛頭ない。健全な競争環境、敗者復活の仕組み、社会的弱者に対する十分な手当、教育格差の解消等が建前ではなく、実際に機能していて、社会的に許容できる格差の上限という概念が存在しているのなら、格差もある程度許容していくことがむしろ社会の健全性を担保すると考える。

『機会はできるだけ平等に、結果の格差は許容するが、弱者を追い詰めないようにする』というのは、資本主義が持続可能なシステムとして機能するための基本原則のはずだ。そういう意味では、米国の場合、その原則を踏み外して、『金融カジノ経済』化しており、崩壊過程に入っているように見えてしまう。小林氏の報告を始め、どの報告書(著書等)を読んでも感じるのだが、今の米国の後をそのまま追うようなことをすれば、日本社会も崩壊してしまうだろう。(よって日本の将来像は米国とは別のオールタナティブ、別の資本主義が必要だと思う。)

◾️階級が固定しつつある日本

以前に別のところでも述べたが、統計で見ても日本も明らかに格差社会に突入しつつある。OECDのデータによれば、すでに日本の相対的貧困者比率*4は先進国中最上位レベルにあり、日本より上位にあるのは米国だけで、米国の場合、自由競争が徹底していて、二極化を緩和する社会保障制度が整備されていない『例外』であることを考慮すれば、事実上日本が最上位と言っても過言ではない。さらには、日本の子供貧困率は高水準でであるだけではなく上昇しており、一人親家庭の貧困率はOECD諸国で最悪の水準にある。

第3−2−14図 相対的貧困率の国際比較

第3節 子どもの貧困|平成26年版子ども・若者白書(全体版) - 内閣府

また、先日も、ビートたけしが、3月19日放送の『ビートたけしのTVタックル』で、『すでに(日本は)完全に格差社会になっちゃってる』と憂いて話題になっていた。また、貫井徳郎のミステリー小説『愚行録』(妻夫木聡と満島ひかり主演で映画化)でも、今の日本が格差社会どころか歴然とした階層社会であることを露わに描いている。ビートたけしを含めて、映画人の感性というのは、時代の空気を読むという意味では、しばしどの先行指標より鋭敏で、しかもそれを映像で表現することに長けている。実際、米国とは違うとはいえ、日本は日本なりに格差社会が急速に進行している。そして、それは特に教育格差となって、社会を階層化する。

東京の大学の医学部出身の医師のブログがとても面白かったのだが、彼の同級生のほとんどは東京の一流進学校出身で、あまり大学に入るのにガツガツと勉強してはいないということを知って衝撃を受ける。いわゆる進学校出身ではなく、両親とも勉強はしないタイプという彼は、自分は受験のために死ぬほど勉強をしてボロボロになったのに、医学部に入学してみると、彼のような経歴の人間はほぼ皆無で、物凄い疎外感に囚われたという。同級生の両親はいずれも高学歴で、その両親の遺伝を引き継いでそもそも素質が高い。その上、子供の頃から学業に自然に取り組む環境がある。だから超難関の医学部への入学試験も、特にそのために特別の『受験勉強』が必要という認識がないのだという。

医学部入学者から読み解く、現代の閉塞感について | Books&Apps

一方では、地方から子弟を中央の大学に送るための親の経済余力は急激になくなってきている。それは、関東などの私大の教職員組合でつくる東京都私立大学教職員組合連合の調査でも明らかだ。1990年代の半ば以降、急速に仕送り額が減少しているのに(16年連続で下落)、家賃は下がっていない。


このままでは、もう一二世代の間に、崩すことが難しい『階級』が出来上がるであろうことは容易に想像がつく。

◾️東日本大震災を機に変わった日本人の意識

だが、そうしてあらためて振り返ってみると、妙に違和感があるのは、格差社会化は明らかに進行しているはずなのに、必ずしも怨嗟の声が社会全体を揺るがす世論となっているわけではないことだ。2000年代の中盤くらいから、格差や貧困の問題はかなり強い世論のメッセージとして、世を騒がしていた。手元に2009年12月に出版された『格差社会という不幸』*5 という本があって、それをあらためて見てみると、当時、格差や貧困が問題として取り上げられ、社会問題化していたことをまざまざと思い出す。

確かに、自民党が政権に返り咲いて以降、経済環境や雇用情勢はかなり改善されたことは事実だ。だが、当時も語られていた構造問題は今も変わっていないし、社会的な包摂が社会の仕組みとしても、システムとしても崩壊過程にあるのも変わっていない。それどころか、今後、格差や貧困を助長する主要な要因の一つと考えられる、超高齢化/総人口・生産年齢人口減少については、その深刻さが当時よりもっと鮮明になりつつある。

この点については、大変興味深い記事がある。早稲田大学教授の橋本健二氏が、東日本大震災6年目のタイミングに寄稿している記事だが、現状認識について、あまりに自分の感じていた違和感と符合するので、驚いてしまった。橋本氏は次のように述べている。


思えば震災前は「格差社会」が流行語となり、「格差社会論」と呼ばれる言説が世に満ちあふれていた。毎月何冊もの本が出版され、中身は玉石混淆だったとはいえ、それぞれに一定の読者を獲得していた。格差と貧困が現代日本の解決すべき課題だということが、共通認識となりかけていた。

ところが震災の後になると、さっと潮が引いたように、「格差社会」という文字を見かけなくなった。どうでもいいことだが、震災前には私のもとにも格差社会に関する本を書いてくれという依頼が続々と舞い込んだのに、最近ではさっぱりで、こちらから提案しても渋い顔をされることが多い。
大震災で「格差」を忘れた日本人〜いったい何が起こったのか(橋本 健二) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)
まさに我が意を得たり、という思いなのだが、では、どうしてこういうことになったのかといえば、東日本大震災が日本人の意識に変化をもたらしたのだと言う。その点について、橋本氏は次のように語る。


国民生活に関する世論調査によると、現在の生活について「満足」と答える人の比率は、21世紀に入ってから低迷を続けていたが、震災のあった2011年から顕著な上昇傾向を示し、2013年には70%を越えた。

震災があり、不景気も続いているのに、人々の生活満足度が上がったというのか。人々の政府への要望をみると、「防災」が大幅に増えた反面、「高齢社会対策」「雇用・労働問題への対応」が大幅に減っている。

どうやら震災は、日本人の意識に次のような変化をもたらしたらしい。

震災で命を落としたり、家を失ったり、避難生活を余儀なくされている人々に比べれば、自分たちはまだまだマシだ。自分を「下」だなどとは考えないようにしよう。老後の生活や雇用、そして格差の問題などは、震災復興と防災に比べれば二の次だ、と。
大震災で「格差」を忘れた日本人〜いったい何が起こったのか(橋本 健二) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)
東日本大震災の後には、熊本地震等もあり、確かにこのような意識は継続中なのかもしれない。だがこれは大変困った問題だ。この記事の後段で、橋本氏も嘆いているが、格差が階級に固定しつつある現状には一刻の猶予もない。早急に対処しないと手遅れになる。


◾️米国市場との接続の危機は去っていない

しかも、このタイミングで、日本と米国の市場を直結して経済の活性化を図ろうというプラン(TPP)が進展していたことを考慮すると、実に危うい状況にあったし、今もあると言わざるをえない。繰り返すが、私は資本主義も自由貿易も原則賛成の立場だ。昨今評判の悪い、いわゆる『グローバル・エコノミー』についても、世界各国の貧困層を大量に中間層に押し上げたように、正当に評価すべき点もあると考えている。だが、TPPには、ISD条項のような、米国企業の意図を日本の主権よりも優先させるような仕掛けが織り込まれていたことを勘案すると、手放しで賛成というわけにはいかない。

TPP恐怖のISD条項とはなにか?

幸か不幸かTPPはトランプ新大統領が批准を拒否したことで、『日本と米国の市場の直結』は一旦回避されたかに見えるが、依然、日米二か国間の協定で、ISD条項が押し付けられる可能性は低いとは言えず、そういう意味でも、日本人の世論が格差問題の恐ろしい面に目が向いていない現状には危惧しないではいられない。金の力で政治を動かし、経済のルールを自分たちの都合のよいように書き換える。しかも、パナマ文書が明らかにした通り、納めるべき税金さえ回避する。そのような存在(米国の富裕層や大企業)が日本の国家主権にまで及び、米国流を日本に持ち込むことは、やはり安易に認めるわけにはいかない。

http://www.gizmodo.jp/2016/04/post_664410.html

◾️オールタナティブとしてのアジア型資本主義

では、先に述べた、オールタナティブとしての資本主義をどう考えていけばよいのだろう。これは、実際問題として大変な難題であることは確かだが、政治学者の進藤 榮一氏の著書『アメリカ帝国の終焉 勃興するアジアと多極化世界』*6はその点で非常に参考になる。進藤氏は、中国を中核とした欧米型とは異なる新興アジア型資本主義の興隆について、詳細な資料を駆使して述べており、終焉にあるアメリカ帝国には距離をおいて、日本は『連欧連亜』を目指すべき、と説く。嫌中感情が非常に高まっている今の日本人には、中国と聞いただけで、拒否反応を示し、遮断してしまいたくなる情報かもしれないが、現実は現実として受け止めないと、このままでは日本は幻想の中で窮乏して潰えてしまいかねない。

進藤氏によれば、アジア経済圏では大方のイメージ(中国やシンガポール等の強権的で帝国主義を思わせるような政治手法)と正反対に、帝国主義的でない、アダム・スミスがいう『本来』の資本主義が興隆していることを実証的に述べている。覇権国家としての中国には正直私自身目を背けたくなる気持ちを抑えきれないが、言われてみれば、今の若手の中国人の友人を見ていると、日本に対する偏見もなければ、政治的なバイアスもなく、非常にレベルの高いビジョンを持っていることを感じて驚かされることが多い。彼らは中国だけではなく、アジア経済圏全体、さらにはその先の市場(アフリカ等)を視野に入れており、公正で勤勉だ。

進藤氏の著作を読んでいると、昨今話題になる中国の『山寨モデル』*7(日本では今でも、始めから拒否反応を示す人が非常に多い)についても、冷静に再評価してみる必要があるように思えてくる。今回は、準備もなくこれ以上踏み込めないが、偏見は自分自身の目を曇らせるだけ、ということを思い出すべき時だと思う。

◾️夢から覚めるべき時

すでに、2010年代も最終コーナーに入り、世界は従来の常識とか思い込みを温存したままでは生き残れない場所になっている。日本も対岸の火事どころか、すでに火は燃え移っているのに、冷静な自己認識が出来ているどころか、自分に都合の良い夢の中をさまよっているのではないかと思えることが少なくない。価値判断は個人個人で異なってしかるべきだが、事実の認識に霧がかかったままでは、いかんともしがたい。それを反転するきっかけはたくさんあるし、日本人の持つ潜在力は、最近の日本人が卑下するほど低いわけでは決してない。この機会に『自分はもしかして夢の中にいるのでは』、という問いによって自分の考えを再評価してみることをお勧めしたい。今回のエントリーがそのための資となれば幸いである。
http://blogos.com/article/218489/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/562.html#c23

[昼休み52] 日本人女性2人、リゾート地・セブ島で知り合った韓国人の男2人と飲酒→集団強姦される…フィリピン 中川隆
89. 中川隆[7827] koaQ7Jey 2017年4月17日 19:16:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8317]

2017-04-17
北朝鮮と「対話」するというのは、まったく意味のない行為



「マスゴミ」の代表と言われて日本人に嫌われているのが朝日新聞だが、この反日のプロパガンダ新聞は「北朝鮮と対話しろ」と日本政府や日本人に要求している。

あるいは、丹羽宇一郎という中国の工作員ではないかと噂されている民主党時代の元中国大使なども、やはり「対話が必要だ」と強調している。

反日や売国の人間が、まるで合図でもあったかのように一斉に「対話を」と言い出しているのは、もちろん北朝鮮から「対話が重要だと言え」と指示が来ているからに他ならない。

なぜ工作員が「対話、対話」と言い出しているのかというと、戦争になったら北朝鮮という国は勝利する確率は0%であり、今の体制は完全に消えてなくなるからである。

相変わらず北朝鮮の金正恩は「核には核で報復する」と威勢のいいことを言っているのだが、戦争したら一瞬にして自分の首が転がるというのは分かっているので、絶対に自分から戦争を仕掛けられない。

だから、工作員に「対話が重要だ」と言わしめて必死になっているのである。しかし当たり前だが、北朝鮮みたいな国と対話したところで意味がない。

約束を守らない人間との約束は破られる運命にある

北朝鮮とは数十年に渡って実際に「対話」してきた米中も日韓も、みんな北朝鮮に歯止めをかけることができない。「対話」や「支援」を続けて、北朝鮮にいいように騙されて今の状況に至っている。

北朝鮮は約束を守らない国であることは誰もが知っている。約束を守らない人間と、だらだら対話を続けても意味がない。

何を約束しても、すぐに約束をひっくり返すのだから、そんな国と対話して何か成果が引き出せると思う方がどうかしている。約束を守らない人間との約束は、最初から破られるものなのである。

北朝鮮はすべきことをせず、物事を自分の都合の良いように捉えて他人を激しく恫喝し、相手の責任にして何かを成し遂げる性格を持った国である。

北朝鮮と対話するというのは、北朝鮮の都合の良いように翻弄されるということであり、現にこの国と関わった周辺国はいつも北朝鮮に翻弄されていた。

北朝鮮は自分の主張ばかりで、他人の事情など考えるような多角的かつ合理的な判断など一切しない。そのため、北朝鮮と対話するというのは、北朝鮮の要求だけを飲むのと同じ行為になってしまう。

そもそも、北朝鮮はテロ国家であり、犯罪国家である。

飛行機を爆破してみたり、日本人を拉致してみたり、他国で重要人物をVXガスで殺してみたり、国家事業で偽札を作ったり覚醒剤を作ったりして他国にばらまくような国家だ。

こんな犯罪国家と対話して、何か誠実な結果が引き出せると思う方がどうかしている。誠実ではない人間と関わっても、誠実ではない結果しか返ってこないのは当たり前のことだ。

犯罪国家と対話しても、意味がないというのは、そういうことなのである。

北朝鮮とは対話しても仕方がない。だから「北朝鮮と対話しろ」と押し付ける勢力というのは、北朝鮮の工作員なのかと疑う必要がある。


常識や妥協が、異常な北朝鮮に通用するはずがない

北朝鮮の指導者は異常だ。金日成も、金正日も、金正恩も、みんな自己陶酔型で、国民に自分を崇拝させて、崇拝しない人間を許さない。

自分を崇拝しない人間に憤怒し、嫉妬し、怨念を持ち、強制収容所にぶち込むか、処刑する。そうやって独裁を敷き、君臨し、人民を踏みにじる。

そんな指導者と「対話」して何か実が得られると思う人の方がどうかしている。

独裁者は自分の都合の良いこと以外は絶対に認めないから、独裁者なのである。そんな人間と「対話」しても、相手の都合を押し付けられる以外の結論はない。

言ってみれば、北朝鮮と対話するというのは、北朝鮮の都合を押し付けられることを意味しており、常識や妥協が北朝鮮に通用するはずがない。

では、北朝鮮を刺激しないで温かく見守ればいいのか。

韓国はいくつかの政権が「太陽政策」と言って、北朝鮮に媚びを売る政策を取ったこともあったが、その結果は北朝鮮の傲慢さが増長しただけだった。

なぜそうなるのかというと、北朝鮮のメンタリティに対等といった概念がなく、「自分よりも強いか弱いか」しかないからだ。

相手がへりくだると「自分よりも弱い」と判断して、弱い者に対しては徹底的に傲慢になり、威圧的に命令し、いじめ抜き、従わせようとする。そして、無制限の譲歩を要求するようになっていく。

では、北朝鮮を突き放せばいいのか。

突き放すと、今度は激しい「恨み」を持ち、怒りが抑えられなくなり、憤怒を爆発させ、汚い言葉で相手を罵り、ところ構わずミサイルを撃って威嚇する。

それが後で自分の首を絞めることが分かっていても、病的で火のような憤怒を抑えることができない性格なので、どこまでも暴走する。


対話を捨てて北朝鮮を崩壊させる時期にきた

「対話」など無駄だというのは、そういうことなのだ。対話したところで何も解決しない。解決するどころか、北朝鮮のペースに飲まれてより状況が悪化する。

北朝鮮とは「対話」してはいけないのである。

北朝鮮の現体制は、存続してはいけない体制である。今どき、一族が権力を継承して崇拝させて独裁体制を敷くような時代錯誤な政権が存在していることがおかしい。

そんな指導者が国民を弾圧しているだけなら、民族もろとも滅びようとそんなことは知ったことではない。国民をひとり残らず殺害したとしても、それは北朝鮮の国内問題だから好きにやればいい。

しかし、北朝鮮が周辺国家に対してもミサイルや核で恫喝するのであれば、「独裁でも人民弾圧でも勝手にしろ」と言っている場合ではなくなってしまう。危険な国家である。

「対話」で問題が解決しないのであれば、対話に固執したところで意味がない。

やらなければならないのは、北朝鮮の現政権を崩壊させることであるのは言うまでもない。本来であれば、金正日の時代に崩壊させるべきだった。

中国はアメリカとの緩衝地帯として北朝鮮を存続させ、アメリカは日韓に兵器や防衛システムを売るために北朝鮮を存続させてきていた。

(簡単に壊滅できる北朝鮮をアメリカが壊滅させない理由とは)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/03/20160303T1806050900.html

しかし、北朝鮮が核ミサイルを所有するようになると、北朝鮮自身が中国やアメリカの脅威になっていく。

一線を超えるのであれば、北朝鮮という国家は必要ないとアメリカは考えるようになっている。だから、北朝鮮情勢は急激にきな臭くなっているのだ。

「対話」の時代が終わった。どのような方法にしろ、対話を捨てて北朝鮮を崩壊させる時期にきた。


相変わらず北朝鮮の金正恩は「核には核で報復する」と威勢のいいことを言っているのだが、戦争したら一瞬にして自分の首が転がるというのは分かっているので、絶対に自分から戦争を仕掛けられない。だから工作員に「対話が重要だ」と言わしめて必死になっているのである。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/04/20170417T1827210900.html
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c89

[リバイバル3] 湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 中川隆
64. 中川隆[7828] koaQ7Jey 2017年4月17日 19:55:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8318]

映画 千羽鶴 1969年 大映 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av9210512/
http://freemovie2016.seesaa.net/article/448064874.html


『千羽鶴』(大映) 96分。 1969年(昭和44年)4月19日封切。

監督:増村保造。
脚本:新藤兼人。
音楽:林光

出演:

平幹二朗(三谷菊治)
若尾文子(太田夫人)、
梓英子(太田文子)
京マチ子(栗本ちか子)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E7%BE%BD%E9%B6%B4_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)


1969年早々、大映は前年にノーベル文学賞を受賞した川端康成の「千羽鶴」を15年ぶりに増村保造監督でリメイクすることを決定。

主役には前年、長期入院を経て秋の「大映スター・パレード」で舞台上からカムバックを高らかに表明した雷蔵、脇を京マチ子、若尾文子の2大スターで固めるという豪華布陣で、1月に行われた主要キャストによる衣装合わせにも多数マスコミが集まりました。

2月のクランクインを前に、彼は体調不良で再入院してしまい、大映は、代役に平幹二郎を立てました。


そんな訳で急遽、代役に立った平幹としては役作りに時間も掛けられなかったでしょうし、誰が代役になっても雷蔵に敵うはずもありませんから、気の毒な話ではありますが、残念ながら彼はこの映画の主役にはあまりにも不適格だし、当時の彼の力量では京・若尾の大映2大巨頭と渡り合うのは無理だったと思います。やはりこの映画には、雷蔵が絶対に必要でした。

まず、平幹は二枚目ではありますが、どこか顔の造りのタガが緩んでいて、いつもニヤニヤ笑っているように見え、それがこの映画の緊張感を著しく殺いでいます。おまけに、この人、全身にぬめぬめ感というか、高い湿度・粘度が感じられてしまうのも大きな欠点です。

加えて、菊治を取り囲む女たちが魅入られたように身体を投げ出してしまう「妖気」が、平幹にはまるで感じられません。菊治役には絶対にこの「妖気」が必要です。


女優陣は皆、好演です。

まず、若尾文子。本作は結局、増村監督との19回ものコラボの最後となったわけですが、見た目の美しさを老けメイクで犠牲にしながら、性欲に憑かれた中年女の凄絶さを観ていて辟易するほどのしつこさで大熱演しています。

旧作で太田夫人を演じた木暮実千代の演技には、まだ父親の面影を子供に見出す母親の眼的な感じがあったのですが、ここでの若尾文子は完全に一匹のメス。軟体動物と化したかのような平幹との絡みは、完全にセッ○スでア○メに達した後の女の状況を表現していると思われます。よくぞここまでという凄演ですねぇ。

京マチ子の方は、旧作での凄まじかった杉村春子の演技と比較されてしまうので苦しいところですが、完全に保護者視線だった杉村とは全く異なり、まだまだ肉欲とは縁が切れていない熟女として、ちか子役を再解釈。

乳房の毒々しい痣を何度も見せ付けつつ、終盤に至って、いよいよ菊治の身体を食べ尽くそうとするような迫力を発揮させていきます。それだけに、この部分で、受けに終始してしまった平幹の消極的な演技が惜しまれるところ。相手役が雷蔵だったら、完全な毒婦としてちか子を演じた彼女の演技プランが、さらに光を増したことでしょう。

そして、当初は礼節をわきまえた清純な少女として文子を演じていた梓英子が、若尾の死後は、その魂が乗り移ったかのように、全身からフェロモンを噴出し始めます。

茶室でミニスカからはみ出す太腿は、男の立場から言えば、完全に反則物ですねぇ(藁)。同じ増村監督の「でんきくらげ」で、義理の娘(渥美マリ)を犯してしまった玉川良一が、それを詰る内妻(根岸明美)に向かって「ここに、ぴちぴちした太腿があったんだよ!」と逆切れするシーンがありましたが(爆)、ここでの梓英子の太腿は正にそれ。その後の茶室での情事シーンは、若尾との絡みに比肩するくらいエロティックです。
http://ameblo.jp/joshua2268/entry-10200404099.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c64

[文化2] 愛のゆくえ 「雪国」 - 魔界の住人・川端康成 (リバイバル板へのリンク) 中川隆
2. 中川隆[7829] koaQ7Jey 2017年4月17日 19:58:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8319]

映画 千羽鶴 1969年 大映 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av9210512/
http://freemovie2016.seesaa.net/article/448064874.html

『千羽鶴』(大映) 96分。 1969年(昭和44年)4月19日封切。

監督:増村保造。
脚本:新藤兼人。
音楽:林光

出演:

平幹二朗(三谷菊治)
若尾文子(太田夫人)、
梓英子(太田文子)
京マチ子(栗本ちか子)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E7%BE%BD%E9%B6%B4_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/857.html#c2

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
51. 中川隆[7830] koaQ7Jey 2017年4月17日 20:04:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8320]
>>50
福島原発事故と原発再稼働とは次元が違う話ですから、ごっちゃにするのが間違っています。

それに福島の人はお金が欲しくて原発を誘致したんですよね。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c51

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
53. 中川隆[7831] koaQ7Jey 2017年4月17日 21:20:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8321]

まあ、原発のお蔭で随分潤ったのは事実ですから:


原発誘致で潤う自治体の住民が「こんなに儲かっていいの?」2011.07.30 16:00



 原発の立地には過疎地が選ばれ、“迷惑料”を支払う形で折り合いをつけてきた。過疎化に悩む地方自治体が原発誘致によって地域振興を図ろうとしたこと自体は非難されることではない。だが、安全神話が崩壊し、あらためて原発の巨大なリスクが顕在化した今、原発マネーに依存してしまった自治体の悩みは深い。フリーライターの池田道大氏が報告する。

 * * *
「東京に造れないものを造る。造ってどんどん東京からカネを送らせるんだ」
 
 地元・柏崎刈羽原発についてこう熱弁を振るったのは故・田中角栄氏だった。この言葉が日本の原発の“生きる道”を決めた。
 
 日本の原子力政策の嚆矢は、中曽根康弘議員が原子力関連の予算を初めて提出・成立させた1954年。翌年、原子力基本法が成立し、1960年代には電力会社が相次いで立地を計画する。しかし、1970年代初頭に原発反対の声が高まり、立地計画は頓挫していた。
 
 閉塞状況を打破したのが時の首相・田中氏だった。田中氏は原発立地自治体にカネをばらまく仕掛けを作る。それが1974年に過疎地を振興する名目で成立した「電源三法」(電源開発促進税法、電源開発促進対策特別会計法、発電用施設周辺地域整備法の総称)に他ならない。
 
 この法律により、電力会社は販売電力量に応じて1kW時あたり37.5銭の「電源開発促進税」を電気料金に上乗せして国に納付する。その額は標準家庭で年間1400円ほどだ。主に都市部で徴収した税金を特別会計に繰り入れ、交付金として過疎地の原発自治体に還元する仕組みである。
 
 実際、今年度予算案では一般会計、特別会計合わせて4000億円を超える巨額の予算が原子力分野に投下される。
 
 原発を1基造るとどれほど儲かるのか。資源エネルギー庁のモデルケースによると、出力135万kWの原発(建設期間7年)を新設する場合、環境影響評価が始まった翌年度から3年間、年5.2億円の交付金が支払われる。交付金は4年目の着工年度に79.2億円まで一気に跳ね上がり、その後40億〜80億円で推移。運転開始までの10年間で約481億円もの莫大なカネが地元に流れこみ、50年間の総計は約1359億円というケタ外れの額になる。さらに、運転開始後は巨額の固定資産税収がプラスされる。
 
 原発立地自治体はこの“打ち出の小槌”を使ってせっせとハコモノ造りに励んだ。
 
 5月6日に菅首相が運転停止を要請した静岡県御前崎市の浜岡原発。旧浜岡町(2004年に御前崎町と合併)に原発誘致が持ち上がったのは1967年だった。当時の財界有力者は「泥田に金の卵をうむ鶴が舞い降りた」と喜び勇んだ。
 
 地元は1975年度以降、2005年度までに231億円もの交付金を使い、豪勢な市立図書館「アスパル」や屋内・屋外利用の市民プール「ぷるる」などの大型施設を建設し続けた。
 
 御前崎市の今年度の一般会計当初予算167億8000万円のうち原発関連の交付金や固定資産税は総額71億2100万円に上る。実に4割以上が原発マネーである。
 
“アメ”はカネだけではない。
 
 原発は雇用を生む。下請けなどを含めると雇用数は地域を凌駕し、福島第一原発と第二原発は地元で1万1000人を雇用した。およそ2世帯からひとりの割合である。
 
 地元優遇は徹底される。たとえば設備の拡張工事や花壇の整備、機材の納入などを地元の業者に発注。お中元など贈答品は地元デパートに大量注文し、商店街や町内会の小さなイベントにも電力会社から“心づけ”が届く。
 
 福島第一原発の地元で長年反対運動を行なってきた石丸小四郎さんがいう。
 
「地元の商店、住民は様々なかたちで電力会社の恩恵にあずかります。私の地元でも東電は地元の金物屋から貴金属を購入し、ガソリンスタンドの給油まで割り振った。原発関係者で潤い『こんなに儲かっていいの』とうそぶく飲み屋も多かった。地元では夜な夜な地主や有力者が接待され、土地譲渡などで貢献した人は東電に優先的に採用されるといわれたものです。こうして地元の隅々まで手を回すことで唯々諾々の“原発城下町”が作られました」
 
 電力会社が大量のカネを投下できるのは、電気料金がかかったコストに一定の報酬を上乗せする「総括原価」方式で決まるからだ。このため、電力会社はそれらの費用をユーザーの払う電気料金に転嫁できるのである。
 
 多くの原発城下町では、原発の恩恵にあずかる人が増えれば増えるほど、「ものいえば唇寒し」の空気が広がり、反対運動は追いやられてきた。

※SAPIO2011年8月3日号
http://www.news-postseven.com/archives/20110730_26490.html

1981年当時の大熊町長・遠藤正によれば、発電所の建設工事が本格化した1970年以降、過去県下で「ビリから2、3番目」だった町民の分配所得は工事関係者相手の商売や建設工事自体による町民の雇用によって大きく好転し、県でトップレベルとなった。

やや定量的に見ると、1965年当時は7200名の町民が1000haの水田を生活基盤としていたが、農外所得の増加により農業所得への依存構造は後退し、兼業化や離農が進展したからである。

このメリットの一つは1970年代初頭よりスタートした減反政策に適応出来たことであり、大熊町は1970年代、毎年常に割り当ての百数十%の水田を自主減反し、政策による強制減反の実施を1982年度まで遅らせることに成功した。また、950haの水田を基盤整備することで農業の機械化を促進し、労働力に余剰を生じさせ発電所関連の雇用による農外所得に回すことができた。このため、冷害の激しかった1980年にも町民への所得の打撃は僅少で済んだという。

福島第一原子力発電所5号機と6号機を設置している双葉町の例によると、原子力発電所誘致以前に選択拡大作物の一つであった畜産業は1975年と1990年ではほぼ横ばいである。これは、恒常的な通勤兼業の場合労働配分の上で障碍にならないのは稲作で、1戸当たりの水田が1.1ha程度であるため、農機具を装備すれば兼業の片手間で十分な耕作が可能な、複合経済化に適した作物だったからである。

1980年と1990年の比較では、1戸当たりの所得は2.4倍(719万円)に増加し、構成比率でも農外所得が2.0倍、所得の75%を占めるに至った[5]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E3%81%A8%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E7%A4%BE%E4%BC%9A

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c53

[リバイバル3] 湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 中川隆
65. 中川隆[7829] koaQ7Jey 2017年4月18日 00:20:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8320]

映画 山の音 1954年 東宝 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av5349653/
http://freemovie.nekomoe.net/2016/0404204227.html


『山の音』(東宝) 95分 1954年(昭和29年)1月15日封切

監督:成瀬巳喜男
原作:川端康成
脚本:水木洋子

キャスト

尾形菊子:原節子
尾形修一:上原謙
尾形信吾:山村聡
尾形保子:長岡輝子
谷崎英子:杉葉子
池田:丹阿弥谷津子
相原房子:中北千枝子
相原:金子信雄
絹子:角梨枝子
信吾の友人:十朱久雄
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E3%81%AE%E9%9F%B3


「山の音」は日本映画の隠れ名作


近所にあるTSUTAYAで、成瀬巳喜男監督の「山の音」を借りてきました。

ただ今、観終わったのですが「これは日本映画の隠れ名作だ」という言葉がふと浮かんできたのでした。

もちろん、成瀬巳喜男の作品は他にも観ていますが、展開がスローで、なかなか、のめり込めないという記憶が強いのです。

しかし、「山の音」は「この映画はぜひ観ておくべきかもしれないよ」と、語尾を少し弱めながらでも、人に薦めたくなったのでした。特にラスト20分は秀逸です。このラストがなかったら、普通の映画かもしれない。

原作は川端康成の同名の小説。成瀬巳喜男の傑作と呼ばれる「浮雲」とは異質な世界観が描かれています。テンポの悪さは同じですが「山の音」の方が、映像が美しく、はるかに新鮮な印象を受けました。

これは父と娘の物語。でも、血はつながっていません。山村聰の息子の嫁が原節子。この2人が主人公と言って良いでしょう。

ですから、小津安二郎の「晩春」などで描かれた、しみじみとした父と娘の関係とは、まるで違うのです。「山の音」で描かれる父と娘の関係を、どんな言葉で表したら良いのでしょうか……。

不幸な物語であるにもかかわらず、その映像世界は、異様に澄み切っている。神聖な静けささえ感じさせる、不思議な空気感こそ、この作品の存在価値かもしれない。

黒澤明や小津安二郎の映画によく出てくる原節子の現実離れした存在感。実際にはこういう女性はこの世には絶対にいないだろうけれど、映画の中に登場してくると、神々しいばかりの光を帯びてしまう。この現象は、他の監督作品と同様でした。

問題は原節子の義理の父親を演じた山村聰です。これはもう、日本映画史上に残る名演技としか言いようがありません。これをハマり役というのか、原節子との距離感をここまで滋味深く演じ切られると、絶句するしかないわけです。だが、もしかすると、山村聰さんはご自身の標準的な演技をされているだけなのかもしれません。それが神レベルの演技に見えてくるところが、この「山の音」という映画の奥深さだとも思えてくるのです。

二十代の頃から、映画好きの友人が多かったのですが「山の音」は傑作だから観たほうがいいよ、と言ってくれた人は一人もいませんでした。

だから、あえて、こう申し上げたいのです。

「山の音」は作風として余りにも渋いけれども、特別な輝きを持つ傑作だから、ぜひ見て欲しい。この映画の異様なまでの清澄な空気感を味わるだけで、映画の「もう一つの素晴らしさ」を発見できるから。

この作品の映像は、現実とはかけ離れた光に満ちているかといいますと、それは、この映画のもう一つのテーマは「死」だからでしょう。

この映画に描かれている日常は普通の日常ではない。死の世界から見た日常生活である。そのために、陽の光もただならぬ輝きを帯びてくる。

朝の光あふれるシーンが、この作品には繰り返し出てきますが、朝の澄んだ空気というような生やさしいものではありません。朝の光は天上から降ってくるかのような聖い輝きを発しているのです。

しかし、こういう映画が、ひりひりと沁みてくるとは、無意識のうちに「死」というものを、身近に引き寄せているのかもしれません。その意味でも、「山の音」は、怖い映画でした。
http://kazahanamirai.com/naruse-mikio.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c65

[文化2] 愛のゆくえ 「雪国」 - 魔界の住人・川端康成 (リバイバル板へのリンク) 中川隆
3. 中川隆[7830] koaQ7Jey 2017年4月18日 00:21:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8321]

映画 山の音 1954年 東宝 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av5349653/
http://freemovie.nekomoe.net/2016/0404204227.html


『山の音』(東宝) 95分 1954年(昭和29年)1月15日封切

監督:成瀬巳喜男
原作:川端康成
脚本:水木洋子

キャスト

尾形菊子:原節子
尾形修一:上原謙
尾形信吾:山村聡
尾形保子:長岡輝子
谷崎英子:杉葉子
池田:丹阿弥谷津子
相原房子:中北千枝子
相原:金子信雄
絹子:角梨枝子
信吾の友人:十朱久雄
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E3%81%AE%E9%9F%B3

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/857.html#c3

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
58. 中川隆[7831] koaQ7Jey 2017年4月18日 07:41:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8322]
>>57
>よくもまぁこんな日本に作り変えてくれたものだよ、自民党さん!


小沢一郎が原発推進の旗手だったというのを忘れないでね。

小沢は原発推進の黒幕ロスチャの犬だから脱原発になる訳がないんだ。


小沢は岩手県にも原発を作らせようとしたが、地元の実力者で元首相の鈴木善幸が阻止した


小沢はこれまで脱原発、反増税を掲げれば新党で勝てると喚いてきました。
ところが小沢が脱原発というのはまやかしだったのです。

小沢は今後約15年にも渡って原発を容認する原発推進派だったのです。
小沢自身がそう話しています。

『やっぱりドイツが一つの良い例ですので、10年がいいか15年がいいかは分かりませんが、やっぱり原子力はやめて新しいエネルギーに変えていくという方向じゃないかと私は思います』

  
  
つまり小沢信者が喚く小沢は脱原発などというのはウソであり、小沢は今後約15年間にも渡って原発を容認する、原発容認派だったのです。

原発の稼働を容認するわけですから、小沢は再稼働にも賛成です。


岩手県に原発が造られなかったか理由
東日本の太平洋岸には青森県から茨城県まで一五基の原子力発電がある。全国五四基の原発中四分の一が集中している。だが岩手県だけは原発がない。なぜだろうか。
じつは岩手県にも一九七〇年代に原発が建設されようとした歴史がある。私の郷里は岩手県田老町摂待だ。現在は市町村合併で宮古市摂待地区である。私が大学時代、摂待に「田老原発」の建設計画が浮上した。岩盤が固く原発立地に好都合だという理由からだった。
地元の人は大反対だった。原発は絶対に阻止すると意気軒昂だった。だが、原発建設の話はいつの間にか立ち消えてしまった。その陰に地元の実力者で元首相の鈴木善幸の存在があったとされる。

地元経済界には賛成論が強く、誘致に伴う公共事業への期待も膨らんだ。

岩手選出の衆議院議員、玉沢徳一郎や小沢一郎も賛成を表明していた。

新聞記事にもあるように小沢一郎や玉沢徳一郎らは原発建設に賛成していた。やはり岩手県に原発が造られなかった大きな要因は、三陸沿岸を選挙基盤にした鈴木善幸の存在ぬきには語れないだろう。
http://blog.livedoor.jp/sho923utg/archives/51697607.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c58

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
59. 中川隆[7832] koaQ7Jey 2017年4月18日 07:44:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8323]

小沢の 反原発は まやかし だった  小沢は 3.11原発事故以降も 原発容認派


■ 小沢は民主党の原発政策を「積極的に推進」に変えてまで原発を積極推進してきた

小沢は民主党の代表だったときに、民主党の原発政策を「過渡的エネルギー」から「恒久的エネルギーとして原発を積極的に推進」に変えてしまいました。

つまり小沢は、民主党時代も原発をガンガン推進する政策をとってきたのです。(下記参照)

『小沢が2006年に民主党代表に就任した後、原子力発電を「過渡的エネルギー」と結党以来から位置づけていた同党のエネルギー政策が転換し、恒久的エネルギーとして原発を積極的に推進するという見解に修正された[88][89]。』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B2%A2%E4%B8%80%E9%83%8E#.E5.8E.9F.E7.99.BA.E6.8E.A8.E9.80.B2
  
  
  
■ 小沢の脱原発は まやかし  小沢は今後約15年間原発に依存する原発容認派

小沢はこれまで脱原発、反増税を掲げれば新党で勝てると喚いてきました。
ところが小沢が脱原発というのはまやかしだったのです。

小沢は今後約15年にも渡って原発を容認する原発推進派だったのです。
小沢自身がそう話しています。

『やっぱりドイツが一つの良い例ですので、10年がいいか15年がいいかは分かりませんが、やっぱり原子力はやめて新しいエネルギーに変えていくという方向じゃないかと私は思います』
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/186.html#c19
http://threechords.blog134.fc2.com/blog-entry-1640.html
  
  
つまり小沢信者が喚く小沢は脱原発などというのはウソであり、小沢は今後約15年間にも渡って原発を容認する、原発容認派だったのです。

原発の稼働を容認するわけですから、小沢は再稼働にも賛成です。
当然ながら小沢は、再稼働に絶対反対とは言明していません。
  
  
   
■ 具体的な工程表も示さずに、漠然と約15年後に原発を廃止すると言うだけのいいかげんな小沢

さらに言えば、小沢が言っているのは、具体的な工程表も一切示さずに、ただ漠然と
『10年がいいか15年がいいかは分かりませんが、やっぱり原子力はやめて新しいエネルギーに変えていくという方向じゃないかと私は思います』

お笑いもいいところです。
根拠・工程表も示さずに漠然と、10年がいいか15年がいいかはわからないが将来原発をやめると言うだけなら、小学生でも言えること。

原発事故発生から既に1年以上も経っているのにこのザマです。
小沢の反原発がいかに口先だけでやる気のないものかがはっきりわかります。
  
  
  
■ 2020年には原発廃止とするみんなの党の提案のほうが、原発廃止時期が早く、具体性もある

例えば、みんなの党の案では、2020までに原発廃止を計画しており、それに向けての大枠の工程表もある。
つまり具体的な提案となっています。
http://www.your-party.jp/file/press/110729-03b.pdf

将来原発を廃止するというのなら、せめてこれくらいの具体策の提示は必要なのです。
原発事故発生から既に1年以上も経っているのですから。

小沢は3.11の原発事故後一体何をやってきたのでしょうか。
小沢夫人が指摘したように、原発に怯えて逃げる算段ばかりを考えていたのでしょうか。
  
  
    
■ 小沢の反増税もウソだった

以上実証してきたとおり、小沢が脱原発というのはまやかしであり、実態は今後約15年間にも渡って原発を容認する、原発容認派です。

そして小沢の反増税はウソ。
小沢の反増税は選挙で票を得るためだけの手口であり、小沢は権力を握ると反増税を引っ込め、増税を企ててきました。

これについては、阿修羅の下記にて実証しています。
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/602.html
  
 
  
■ 小沢の脱原発はまやかし 反増税はウソ 小沢政治は詐欺政治

以上、事実に基づいて説明してきた通り、小沢の脱原発はまやかし、反増税もウソだったのです。

上記の通り国民を欺き、選挙の票を獲得することしか考えない小沢一郎。
こうした小沢の詐欺政治にはウンザリであり、小沢の政界からの早急な追放が必要です。
  
    

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c59

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
60. 中川隆[7833] koaQ7Jey 2017年4月18日 07:46:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8324]

細川も安倍も小沢もグルだろ


昔 原発を推進したのは小沢

今 原発を推進しているのが安部
昔、消費税を上げようとしてたのは小沢と細川

今、経済特区を作ろうとしているのは安倍と細川

今、中国人移民1000万人入れよとしてるのは小沢と枡添


みんなやる時期を少しずつずらせているだけなんだけど、アホにはそれがわからないんだな


順番を変えただけで簡単に騙されるのが阿修羅の小沢信者だな

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c60

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
61. 中川隆[7834] koaQ7Jey 2017年4月18日 07:50:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8325]

アメリカの犬の小沢が原発推進の旗手だったな

電力会社はアメリカの指示で原発を推進しただけから責任は無い

小沢がアメリカの指示で原発を推進したんだろ


再稼働反対は構わんが その廃炉に伴う金はどこから出すんだよ?

再稼働しないなら補助金を0にしようぜ

近隣住民は近くにすんでるだけで金が貰えてる

原発を拒否してるなら補助金もやる必要がない

原発を再稼動しないと電力会社は廃炉費用も設備投資の金も出せないんだよ
だから都内で58万戸停電とかいう事故が起きたんだ

すべて原発即時全面停止派の引き起こした事だ

原発を再稼動しないと電気会社は廃炉費用も設備投資の金も出せないんだよ

だから都内で58万戸停電とかいう事故が起きたんだ

すべて原発即時全面停止派の引き起こした事だ

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c61

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
62. 中川隆[7835] koaQ7Jey 2017年4月18日 07:54:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8326]

独立国には軍隊も核兵器も必要なんだ

原発を再稼働しなければ核兵器も作れない :

1972年2月、当時のニクソン米大統領とキッシンジャー補佐官が北京を訪問し、
周恩来首相と会談した時に、日本に対して三つの密約が交わされた。

米中密約の内容

1.日本に核武装そして単独防衛させない
2.これを防ぐために米軍は日本に駐留する(ビンの蓋論)
3.朝鮮半島および台湾問題で日本に発言権を与えない

この密約は、2002年10月、当時の江沢民中国国家主席が、
テキサスの牧場に当時のブッシュ大統領を訪ねたときにも再確認された。


西部邁ゼミナール 「『核』が日本を沈没から救う」 伊藤貫
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/523.html

日本はアメリカの仮想敵国 _ 米軍は日本が独立するのを阻止する為に日本に駐留している
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/528.html

米中は昔から常に利益を分け合い、手を携え前に進む仲間だった
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/527.html

(伊藤貫) 米中衝突は起こらない! アメリカが日本を守らない理由
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/524.html


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c62

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
63. 中川隆[7836] koaQ7Jey 2017年4月18日 07:59:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8327]

世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第138回 川内原発の再稼働

週刊実話 2015年08月24日


 8月11日。九州電力は川内原子力発電所1号機を再稼働させた。同日の午後11時には、核燃料が一定の熱を出し続ける、いわゆる「臨界状態」に達した。九州電力は8月14日から発電と送電を開始し、8月25日に出力100%の運転に移行する予定となっている。

 2013年9月に関西電力の大飯原発4号機が停止して以来、国内では1年11カ月ぶりに原子力発電所が発電を開始することになった。もっとも、日本のエネルギー環境の「正常化」という観点から見ると、100メートル走の第一歩にすぎない。

 今後、四国電力の伊方原発が再稼働に向かうだろうが、関電の高浜原発は、原子力規制委員会の審査をクリアしているにもかかわらず、例の福井地裁による再稼働差し止めの仮処分により、再稼働できない。

 さらに、川内原発、伊方原発、高浜原発と、全てPWR(加圧水型原子炉)になる。PWR型は、今後、規制委員会の審査をクリアしていくと思うが、需要が多い東京電力や中部電力はBWR(沸騰水型原子炉)である。BWRについては、今のところ一基も再稼働のめどすら付かない状況だ。

 ちなみに、筆者は別にイデオロギー的な“原発推進派”とやらではない。いわゆる“脱原発”を果たしても、わが国のエネルギー安全保障が維持・強化されるならば、別に原発を動かさなくても構わない。

 目的はあくまで「電力の安定供給」「エネルギー安全保障確立」であり、原発稼働そのものではないのだ。当たり前である。

 とはいえ、現実に“脱原発”を実現したいならば、


 「代替エネルギーや蓄電技術への投資」

 「使用済み核燃料の再処理や地層処分への投資」

 「廃炉技術確立のための投資」

 等々、莫大な資金を“技術開発”に投じる必要がある。
技術開発投資なしでは、脱原発など実現できるはずがない。


 それでは、誰が脱原発のための技術開発におカネを投じるべきだろうか。もちろん、電力会社である。

 ところが、電力会社は原発を停止しているため、資金的な余力がない。何しろ、原発一基稼働させるだけで、約900億円の収支改善効果があるのだ。

 さらに、原発を再稼働しないため、わが国の国民が稼いだ「所得」が、LNGや原油購入代金として外国に流出している。つまりは、貿易赤字の拡大だ。貿易赤字が拡大すると、GDP上の純輸出が減る(もしくは純輸入が増える)というわけで、国民経済的には需要縮小効果になる。すなわち、デフレを深刻化の方向に導いてしまう。

 また、電気料金の上昇は、家計の消費や企業の投資にマイナスの影響を与える。
 しかも、電力会社は原発を再稼働しない状況で“利益”を出すことを求められ、東電などは送電線網のメンテナンスコストを削減し、無理やり黒字決算にしている。インフラのメンテナンス費用を削ると将来的に何が起きるのか、今さら書くまでもない。

 というわけで、現時点では原子力発電所を再稼働し、電力会社に余力を生み出し、インフラの強化や各種の技術開発投資におカネを投じてもらい、同時に所得の外国への流出を食い止め、消費者(家計・企業)の負担を減らし、同じく「投資」におカネを投じることが可能な環境を作る必要があるのだ。

 問題は、反原発派や脱原発派から、上記の「(脱原発のための)投資」の話が全く聞こえてこない点である。

出てくるのは、「太陽光発電の普及・節電定着…猛暑でも電力にゆとり(朝日新聞、2015年8月8日)」など、太陽光発電が原子力発電を代替しているかのごとき“印象”を与える、プロパガンダ記事ばかりだ。

 直近のデータ(2015年5月)を見ると、太陽光による発電実績は32億2194万キロワット時。それに対し、総発電実績は704億2313.7万キロワット時。太陽光発電の実績が全体に占める割合は4.5%。原子力発電は、東日本大震災前は日本の電力の約3割を担っていた。太陽光発電が普及したとはいえ、原発分をカバーできているわけではないというのが現実なのだ。

 それでは、なぜ原発を動かしていないにもかかわらず、日本の電力サービスは需要を満たしているのだろうか。理由は、耐用年数を超えた老朽化火力発電所が動いているためだ。日本の電力マンたちが、取り壊し直前だった老体の火力発電を何とか稼働させ、ようやくわが国の電力供給は需要を満たしているのである。

 しつこいが、筆者はイデオロギー的に上記の類のことを書いているわけではない。理性的、論理的に“代替策”を主張できるならば、ぜひとも議論するべきだ。

 エネルギー安全保障に限らず、安全保障関連の問題を感情的に解決しようとすると、将来に禍根を残す。世論調査では、原発再稼働については「反対」が「賛成」を上回っている状況だ。もちろん、世論調査に従って政府にエネルギー安全保障関連の決断をされた日には、最終的には国民が悲惨なことになるケースも出てくる。

 いずれにせよ、わが国のエネルギー政策が「正常化」したとは、とても言えない状況なのだ。将来にわたり、わが国のエネルギー安全保障を維持するために、感情的ではなく、理性的、論理的な議論が求められているのである。
http://npn.co.jp/article/detail/42425438/

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c63

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
64. 中川隆[7837] koaQ7Jey 2017年4月18日 08:02:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8328]

阿修羅は精神病患者と知恵遅ればかり集まるアホ陰謀論掲示板というのが定説

特に政治板と原発板は悪名高いインチキサイト

不正選挙とか地震兵器とかを真面目に信じてるのは阿修羅の精神病患者と知恵遅れだけだからね

阿修羅の原発板はデタラメ投稿ばかりで専門家の顰蹙を買っているのは有名な話

投稿者に勝手に削除させると間違いの指摘がすべて消されてしまいますね

阿修羅原発板には確実な情報が殆どないという事

但し、間違いだという証拠がないと反論投稿はできない

印象操作だけで本当かどうかもわからない原発の危険が大袈裟に喧伝される事になる


健康板でも牛乳有害論とか糖質有害論みたいな実際には根拠ゼロのいい加減な話で危険を煽る無責任なデマ投稿が無数に投稿されている。

荒唐無稽な有害論でも何度も何度も繰り返して投稿すれば、本当に危険なのかと勘違いされてしまう。

原発や食べ物で危険を煽る無責任な印象操作は恐ろしい。


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c64

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
67. 中川隆[7838] koaQ7Jey 2017年4月18日 08:25:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8329]

>>65 みたいなのが典型的な妄想

産業革命以降これだけ熱を放出してるんだから地球が温暖化するのは当然だ

現に北極や南極の雪も薄くなり、アルプスやヒマラヤの氷河も小さくなっている


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c67

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
68. 中川隆[7839] koaQ7Jey 2017年4月18日 08:54:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8330]

消えゆくヒマラヤの氷河 −温暖化と氷河の関係− - 名古屋大学
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%97%E3%82%B9%E3%82%84%E3%83%92%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%81%AE%E6%B0%B7%E6%B2%B3&lr=lang_ja&gws_rd=ssl#lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr:lang_1ja&q=%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%86%E3%81%8F%E3%83%92%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%81%AE%E6%B0%B7%E6%B2%B3+%EF%BC%8D%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96%E3%81%A8%E6%B0%B7%E6%B2%B3%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82%EF%BC%8D+-+%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6&spf=181


−温暖化と氷河の密接な関係−

氷河ってなに?

„英語は‘Glacier’ 漢字の通り「氷の河」。 „じっとしているようで、常に「流れている!」


氷河の前進と後退

„積もる量>融ける量 → 氷河は前進

„積もる量=融ける量 → 氷河は安定

„積もる量<融ける量 → 氷河は後退

氷の分布
„南極:89.6%
グリーンランド:9.0%
その他:1.4%

全て融けた時の 海面上昇 70m 7m 1m

温暖化と海面上昇

2100年までの海面上昇予測値

海水の熱膨張27.0 cm
山岳氷河12.0 cm
グリーンランド3.5 cm
南極-0.1 cm

合計42.4 cm


熱膨張:同じ重さでも、暖 かい水の方がわず かに体積が大きい

実は、南極やグリーンラン ドはあまり融けていない!

海面上昇の6割が熱膨張!

海面上昇の4割〜水が増 えた分のほとんどは山岳 氷河が融けた分!

元々寒いので多少の温暖化では融けない


本題に行く前の「ちょいまとめ」 なぜ山岳氷河?

„気候の変化が目に見える!
„気温や海面レベルは測らないとわからないし、 「暑い」「寒い」はとても感覚的なモノ

„↑に対して山岳氷河は一目瞭然 „温暖化〜海面上昇 „「山岳氷河が減る
→海の水が増える」という、 とても直接的な関係 „数千年単位では南極も重要だけど...

どこでどれだけ融けている?


(いよいよ本題) 世界中に分布している山岳氷河、
„欧米では、氷河は昔から測られているが、 その他の地域の観測例は皆無

では、どうやって推定するか? 降水量と氷河の減り具合

„降水量(雪+雨)が多い地域で、減り方が 速い

降水が多いとなぜ速く縮小?

„降水(雪+雨)が多いと、氷河は低いところ まで流れてくる

降水が多いとなぜ速く縮小?

„暖かいところまで降りている氷河の方が 温暖化した時に融ける範囲が広い

もう一度確認 降水量が多いと氷河の減り方速い


欧米中心の13の氷河

この関係から、 降水量→氷河の縮小速度を求める!

降水→縮小速度×面積=各地からの水 山岳氷河が海面を上げている!

„過去100年の海水の増加分は、山岳氷河 が融けた分!   ≠南極・グリーンランド


海水面レベル 海水増加量 氷河融解

根拠となった13の氷河・・ 世界各地の寄与率(%)は?

„欧米以外はほとんどわかっていない・・・ 特に、パタゴニアとヒマラヤ・チベット


ヒマラヤの氷河の変化は?

やっとヒマラヤまできました!
ヒマラヤの氷河の変化は?

„ヨーロッパと違って、人里からとても離れて いる  
→  昔の写真や観測がない „1970年代に樋口館長のグループが初めて 調査・測量 „1990年代に再度測定してようやく氷河の 変化量がわかってきた・・・


観測の結果・・・
„やはり、ヒマラヤの氷河も縮小していた! 1998


世界と比べて 縮小の程度はどんなものか?

„氷河末端の変化は地形の影響で複雑
→ 単純な比較はできない „「海水の増加」への影響が大事
→ 「氷の量」の変化が知りたい „「変化量」が測られている氷河は 少ないものの・・・

1年あたりの減り方で比べてみる
„氷河の減り方は加速しているようだ


1970年代〜1990年代の傾向
100年間の傾向 最近の20年間の傾向 ヒマラヤは圧倒的!

ヒマラヤの氷河の融け方は尋常でない! なぜ?ありうる可能性は?

„他の場所よりも温暖化が進んでる? „

チベットがより温暖化しているという報告あり „
↑観測期間が短い „氷河がとても融けやすい? „ヒマラヤでは夏に雪や雨が降る


(冬は乾期) „欧米では冬に雪が降り、夏に融ける „同じ気温上昇に対し、ヒマラヤは欧米の氷河 の1.8倍融けやすい!


なぜ融けやすいのか?

„温暖化すると雪が雨で降るようになり、表 面の汚れが表に出て融けやすくなる


とすると、、 海水の増加に与える影響は?
„ヒマラヤの影響はもっと大きい!

これだけは覚えて帰って!

„南極の氷が融けて何mも海面が上がるのは 「ウン千年」先の話 „

海水が増えた分=山岳氷河が融けた分

„ヒマラヤの氷河の減り方は世界最速レベル

ヒマラヤの氷河の減り方は温暖化に対してとても敏感 „その原因は「夏の雪が雨になるから」

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c68

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
70. 中川隆[7840] koaQ7Jey 2017年4月18日 09:06:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8331]
>>69
原発を推進した小沢一郎とロスチャイルドを恨めよ
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c70
[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
75. 中川隆[7841] koaQ7Jey 2017年4月18日 09:49:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8332]
>>71
CIA はロスチャイルドが作ったんだよ
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c75
[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
76. 中川隆[7842] koaQ7Jey 2017年4月18日 10:12:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8333]

年02月14日 原子力産業の仕組みもロスチャイルドが作った。
http://ameblo.jp/deathplaymate/entry-10953331904.html


 ドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲン が1895年にX線 を発見したことから原子力産業はスタートしました。 翌年、フランスの物理学者アンリ・ベクレル が、偶然にもウラン鉱石から発する天然の放射線を発見します。放射能の量を表す単位「ベクレル」は彼の名にちなんでいます。


 その後、ピエールとマリのキュリー夫妻 が放射性物質の研究を行い、ポロニウムとラジウムを発見しました。彼らが「放射能(Radioactivity)」という用語を作り、原子力エネルギー研究の先駆けとなります。


 この研究に目をつけたのが金融王ネイサン・ロスチャイルド の曾孫アンリ・ロスチャイルドです。アンリはキュリー夫妻のスポンサーとなってラジウム研究所を建て、キュリー基金を設立しています。これから伸びる可能性のある分野には惜しげもなく投資し、産業として育て、やがて投資に見合う利益を回収するのがロスチャイルド一族です。


 1866年、南アフリカで農夫がダイヤモンドを発見すると、相次いで金鉱も発見され、南アフリカはゴールドラッシュに沸きました。良質なダイヤモンドを産出するキンバリー鉱山一帯を握っていたセシル・ローズ の「デビアス」に、ナサニエル・ロスチャイルド (金融王ネイサンの三男)が融資をし、のちにデビアスは世界のダイヤモンドを独占支配するダイヤ・シンジケートを築いていきます。(何故潤沢な資源を抱えながら彼らが裕福になれないのかが分かりますよね。)


 セシル・ローズが他界すると、アーネスト・オッペンハイマー がロスチャイルド家 の支援を受け、鉱物会社「アングロ・アメリカン」を設立。現在も南アフリカを支配するオッペンハイマー財閥の始まりです。


 発掘した金や銀を精製するには水銀が必要となります。その水銀が豊富なアルマデン鉱山はスペイン王室が所有していましたが、ユダヤ十二大富豪と言われるワイスワイラー家が事業を行っていました。


 ちなみにアンリ・ロスチャイルドの妻はワイスワイラー一族のマティルド・ワイスワイラーです。アルマデン鉱山は亜鉛(ジンク)も豊富に産出し、これがのちにロスチャイルド家のリオ・ティント銅山と合併し、1962年にウラン・シンジケートの支配者「リオ・ティント・ジンク」が誕生します。


 金あるいはダイヤモンドのために鉱山を採掘すれば、当然、他の鉱物資源も同時に産出されます。ダイヤモンドの「デビアス」、金の「アングロ・アメリカン」、そしてウランなどの非鉄金属を扱う「リオ・ティント・ジンク」、この三社がロスチャイルドによる鉱物支配の主要企業です。原子力産業は、ウランなどの鉱山事業の利益を目的として誕生したものと言ってもよいでしょう。


 1939年、原爆製造のマンハッタン計画 がスタートします。ウランの調達は、アフリカのベルギー領コンゴ、カナダのグレートベア鉱山、アメリカのコロラド州カルノー鉱山で行われましたが、3カ所ともロスチャイルド一族の支配下にある鉱山でした。


 マンハッタン計画の監督を務めたのが、ロスチャイルド一族で、のちにハンブローズ銀行の会長となるチャールズ・ハンブローです。CIAの前身である諜報機関OSSを設立した超大物であり、南アフリカの鉱山を握る「ブリティッシュ南アフリカ社」の重役でもありました。


 マンハッタン計画は、核物理学や資源確保という面で国際的な作戦計画であり、そのリーダーは、のちに国際原子力機関 (IAEA)を創設するベルトラン・ゴールドシュミット(何故かwikiに無い)でした。このベルトラン・ゴールドシュミットの妻は、ヴィクター・ロスチャイルド卿の再従妹ナオミ・ロスチャイルドです。


 米国原子力委員会(AEC)の初代委員長として、核兵器と原子力の平和利用を強力に推進したルイス・L・シュトラウス(原発マフィアの中曽根康弘の大勲位を没収せよ ←リンク先でシュトラウスの事を少し詳しく説明してます。)は、ロスチャイルド商会の米国代理店であるクーン・ローブ商会 の共同経営者であり、1950年から53年までロックフェラー兄弟基金の財務担当顧問でした。


 ルイス・L・シュトラウスの資金源となっていたのが、ウォールストリートの投機家であり、ロスチャイルド一族の鉱山王グッゲンハイム財閥と組んでウラン鉱山への投資・開発を行っていたユダヤ人大富豪バーナード・バルーク です。バルーク家は18世紀からロスチャイルド家と深い関わりを持つユダヤ人指導者のファミリーで、バーナードは「アグダス=イスラエル・ユニオン」というユダヤ系結社の代表を務めていました。


 バーナード・バルークは、原爆開発の有力な支援者としてマンハッタン計画を指導し、大統領顧問として原爆の対日使用を積極的に勧めた人物です。戦後は国連原子力委員会の米国主席代表となり、すべての核技術を国際的な管理下に置くことを提案し、それが国際原子力機関(IAEA)の設立につながります。


マンハッタン計画に参加した科学者の多くはユダヤ人でした。


 ハンガリー生まれの亡命ユダヤ人レオ・シラード は、原爆のアイデアを思いつき、同じユダヤ人でドイツから米国に亡命したアインシュタインの知名度を利用して、ルーズベルト大統領に原爆開発を促す手紙「アインシュタイン書簡」を送ったことで有名です。この手紙がきっかけとなって米国の原爆開発はスタートしました。


「コンピュータの父」として知られるフォン・ノイマン は、ハンガリーの裕福なユダヤ人銀行家の家に生まれ、1930年に渡米。コンピュータの動作原理であるストアードプログラム方式を考案しました。マンハッタン計画には軍事顧問として参加し、爆薬を32面体に配置することにより核爆弾が製造できることを10カ月にわたる計算により導きました。また、地面ではなく空中で爆発させた方が原爆の破壊力が増すことも計算により導いています。


 原爆を長崎に投下する指示を出したのは、このノイマンでした。


「原爆の父」と言われるニューヨーク生まれのユダヤ人ロバート・オッペンハイマー は、ロスアラモス研究所の所長に就任して、マンハッタン計画を主導しました。


 オッペンハイマーは「原爆投下は日本に警告なしに行われるべきだ」と反日的な強硬論を主張した人物です。
 1945年7月にロスアラモスで世界初の原爆実験に成功したとき、狂喜して「我は死神なり! 世界の破壊者なり!」と叫びました。


 ハンガリー生まれの亡命ユダヤ人エドワード・テラー は、核分裂だけの核爆弾から核融合を用いた水素爆弾へと核兵器を発展させるべきだと主張し、1952年には水爆実験に成功しました。1954年に起きた「第五福竜丸事件」の際に使用された水爆はテラーが作ったものです。


「水爆の父」テラーは歴代政権の核戦略、防衛政策に影響力を行使し続け、レーガン政権時代には「戦略防衛構想(SDI)計画」を推し進めています。


 その他、ノーベル賞(※1)を受賞した多くの著名なユダヤ人科学者がマンハッタン計画に参加しています。「近代量子論の父」ニールス・ボーア (1922年ノーベル物理学賞受賞)、ジェームズ・フランク (1925年ノーベル物理学賞受賞)、ハロルド・ユーリー (1934年ノーベル化学賞受賞)、ユージン・ウィグナー (1963年ノーベル物理学賞受賞)、リチャード・ファインマン (1965年ノーベル物理学賞受賞)、ハンス・ベーテ (1967年ノーベル物理学賞受賞)などです。

一方、冷戦の相手国であるソ連の原爆開発にもロスチャイルド=ユダヤ人脈が密かに関与していました。「ソ連の原爆の父」と呼ばれたユダヤ系科学者ユーリ・ハリトン 博士によれば、ソ連の核開発はドイツからの亡命したクラウス・フックス がスパイした情報をもとに、米国製原爆を真似てつくったものだったということです。


 クラウス・フックスはドイツ共産党に入党していましたが、ナチスの弾圧を恐れてイギリスに亡命。1943年に渡米してマンハッタン計画に参加し、その極秘情報をソ連政府に流していました。また、「原爆の父」ロバート・オッペンハイマーやニールス・ボーア博士もソ連スパイに情報を提供していたことが明らかになっています。


 このクラウス・フックスを操っていたのがイギリスの「ケンブリッジ・サークル」という秘密組織でした。「ケンブリッジ・サークル」とは「ソ連の二重スパイ組織」であり、ケンブリッジ大学出身のキム・フィルビー、アンソニー・ブラント、ガイ・バージェス、ドナルド・マクレーンの4人がメンバーとして知られ、イギリス諜報部や外務省、英国放送協会(BBC)、あるいは王室にまで潜入し、KGBに情報を送り続けていたのです。


 この「ケンブリッジ・サークル」の黒幕と目されていたのが英国諜報部員でもあったイギリス家当主ヴィクター・ロスチャイルド卿でした。


 1947年に極秘計画であるマンハッタン計画が終了し、過去7年間で原爆開発にかかった費用が22億ドルに達していたことが明らかになりました。その後、冷戦が深刻化するなかで、原子力予算は年間10億ドルから20億ドル(7300億円)と膨らんでいきました。


 ちなみに1940年の日本の一般会計予算は60億円、1945年で220億円です。原子力業界にとって、まさに原子力は「金のなる木」。決して手放したくはないでしょう。

以上 、知らない方が幸せかもしれない 原発大震災の超ヤバイ話 より参照

※1)ユダヤ王ロスチャイルドとノーベル家がノーベル平和賞を決定するのである。戦争と平和はこの黒い貴族たちが決定する重要事項である。中立国とは黒い貴族たちの最終的な避難国である。彼らは死の嘆きを交わしつつ割れ目や亀裂を平和の地に作ろうとする。そして乱を演出して平和を取り戻す。その時に、ノーベル平和賞や経済学賞を用意する。彼らの『平和』に貢献した者たちへの褒美のために。

ノーベル産業とは武器銃火器を敵と味方両方に支援(売却)する産業。拠点がスイスにあります。お分かりですね。何故永世中立国か何故占領された事が無いのか。

ノーベル賞の歴史は戦争の歴史といっても過言ではない。


僕が尊敬していた物理学者の数々がこうしてユダヤ人でそれを知らず大学では今も脈々と彼らの著書を参照している。
http://ameblo.jp/deathplaymate/entry-10953331904.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c76

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
77. 中川隆[7843] koaQ7Jey 2017年4月18日 10:39:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8334]

小沢一郎が原発推進の旗手になった理由


小沢一郎は出発点からロスチャイルド系のサラブレッド  11/06/02
小沢一郎待望論がネット界を中心に騒がれているが、彼はロスチャイルド系の人間であるようだ。したがって石油利権(ロックフェラー系)というよりは原発利権(ロスチャイルド系)の小沢が原発を廃止する方向に行くわけは無い。

小沢一郎は、中学生時代から、ロスチャイルド系の石油メジャーの日本支社長の妻が、家庭教師となり、「アメリカ国家によって、日本の政界の後継・政治家」として育てられた、サラブレッドである。

この支社長の娘ルイーザ・ルービンファインは、一時期、小沢の「政策秘書」となり、小沢の「お目付け役」を担当して来た。このルイーザ・ルービンファインは、現在は、アメリカ国務省の高官として、アメリカの「対日政策」を決定する重鎮となっている。このルイーザが、小沢の著書「日本改造計画」の本当の著者=ゴーストライターである事は、良く知られている。

アメリカ政界・官界では、アメリカ民主党が政権に就任すると、これまでの共和党とは「異なった」勢力が、主導権を持ち始めた。前ブッシュ大統領一族が、ロックフェラー直系の、石油業界をバックとしたエネルギー屋集団であり、ブッシュ一族本人も、テキサスの石油マフィアの一族であった。一方で、オバマ民主党政権は、「環境保護」を掲げ、石油を使う文明は二酸化炭素排出で、地球温暖化を「モタラス」として、明らかに、「反・石油屋」の経済政策を採り、逆に、原子力発電を推進する、核兵器・原子力発電マフィアとして、動き始めている。

この小沢のボス=ルイーザを、指揮・命令する、アメリカ民主党=核兵器・原子力発電マフィアの「元締め」が、かつてのカーター民主党政権の副大統領ウォルター・モンデールである。アメリカで「民主党が、政権交代した以上、日本でも、民主党に政権交代しなければならない」、と言った、政界の利権「バトンタッチ」が行われた事になる。

小沢一郎の背後に、世界を支配する、巨大な兵器マーケットの支配者群が存在する事実を、明確に記憶に留めておかなければならない。小沢の資金源と、権力が、「なぜ絶大であるのか」、理由は、ここにある。 モンデールは、遺伝子組み換え食品、世界最大手のカーギル=モンサント社の取締役でもある。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=252397

原発推進に尽力した小沢一郎先生は、その過程で関係が深まったロスチャイルドに自分の新しい飼い主になって貰いました。

そしてポチの小沢先生の裏切りにカンカンに怒ったのが90才になった元飼い主のデビッド・ロックフェラーお爺さん


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c77

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
78. 中川隆[7844] koaQ7Jey 2017年4月18日 11:20:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8335]

元飼い主のデビッド・ロックフェラーお爺さんをカンカンに怒らせた小沢一郎先生を襲った恐怖とは


日本人の希望の星だった小沢一郎先生はどうしてこんな情けない売国奴に成り下がってしまったのでしょうか?

政治家としての志や使命感が全く無かったから?

それとも 唯の意気地無しだっただけ?:

そして、飼い主様を裏切った小沢は落ちぶれてしまった:


民主党・小沢一郎の末路 2007年07月27日

米軍座間基地の米軍第500軍事情報大隊を中心に、民主党の小沢一郎の行動を24時間体制で監視し、30分ごとにその行動の報告を国防総省とホワイトハウスに「上げる」体制が取られている。 ロックフェラーの日本代理人である小沢は、田中角栄と同様、将来米国に反旗を翻すのではないかと米国側に疑われ始めた。

小沢にクサビを打ち込むため、小沢の議員事務所経費の疑惑がマスコミに流されたが、身に危険を感じた小沢は「参議院で敗北すれば引退する」と発言し始めた。 引退するからスキャンダルで失脚させたり、橋本龍太郎のように病気に見せかけて殺害しないでくれ、気に入らないなら気に入らないと言ってくれればすぐに引退するから・・という命乞いである。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/49712637.html

アメリカには逆らいたくない

思いやり予算、衆院通過 小沢氏は本会議欠席

アメリカにだけは楯突くことは絶対にしない。これが小沢一郎民主党代表の原則のようだ。新テロ特措法の再議決時に採決直前に議場を後にし、批判を浴びて逆ギレしたが、また懲りずに同じことをやらかした。

アメリカ軍のために経費を肩代わりする予算のことを「思いやり予算」と読んでいるが、その根拠となる新特別協定案を、自民・公明が衆議院本会議で強行可決した。民主党は協定案に反対したが、小沢代表は今回もやはり欠席した。

どうあってもアメリカには逆らわないと形で表しておきたかったのだ。そう言えば国民新党の亀井静香氏も確か「小沢氏が『大連立』構想に走ったのは、反米レッテルを張られる恐怖心からでは?」と言っていた。
http://www.asyura.com/08/senkyo48/msg/982.html


詳細は

小沢一郎先生を襲った恐怖とは
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c78

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
79. 中川隆[7845] koaQ7Jey 2017年4月18日 11:26:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8336]

2017年01月17日 世界を支配しているCIA3派とは・・・・
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52001108.html


非常に長い記事ですので一部をざっくりと訳してみました。全てをお伝えできず残念ですが、残りの部分はサイト内の本文をご覧ください。

この記事はCIAについて非常に詳細に説明してくれています。そして世界を実際に支配しているのはCIAの3派閥だとも言っています。これらの3派閥で内紛が勃発しているそうです。またCIA 対 NSAの闘争も起きているそうです。彼らの戦いが激化して共倒れすることを願うばかりです。

日本の政治家もCIAに暗殺されていますが、トランプ氏もケネディ大統領と同様に彼らに暗殺される危険性があります。CIAとは関係がなくスキャンダルも少ないトランプ氏はCIAと主要メディアと戦っていることがよくわかります。主要メディア(日本のマスコミも含め)は、大統領就任式間近の今、反トランプの情報操作を激化しています。マスコミはトランプ氏の暴言について嘲笑しながら伝えていますが、トランプ氏の暴言の内容は非常にまともで本当のことを言っています。これほど本当のことをストレートにいう政治家はいままでいなかったでしょう。
激しくののしっているように聞こえますが、トランプ氏はオルターナティブ・メディアが伝える内容をそのまま言葉にしているだけです。想像以上にアメリカの闇を知り尽くしているのでしょうね。


http://themillenniumreport.com/2017/01/exposed-cia-the-swamp-monsters/

(一部のみ)

1月14日付け

EXPOSED: CIA –The Swamp Monsters

世界を支配しているCIAの3派

By the Anonymous Patriots

The Millennium Report Exclusive

(非常に長い記事ですので、一部しかお伝えできません。ご了承ください。残りの部分はサイト内の記事をご覧ください。)

CIAの国内におけるスパイ活動は全ての米国民を標的にしている。いつ米国民がCIAに狙われ銃で撃たれてもおかしくない状況にある。

大統領選での様々なハッキング騒動は大統領選を無効にするためにCIAが行った偽旗であり、これには国を混乱に陥れているCIAの派閥争いも絡んでいる。
現在、CIAの派閥闘争及びCIAとCIAほど重要でない他の諜報機関(FBI、NSA、国土安全保障省、NIA国家情報機関、その他)の闘争が進行中である。
このような諜報機関同士のスキャンダル合戦は今に始まったものではないが。
米政府の代弁者でしかない主要メディアでさえ、米諜報機関同士の争いが起きていることを報道している。


CIAは他の全ての政府系諜報機関のトップに君臨している。
大統領令は極秘に扱われ、CIA以外の諜報機関には知らされることはない。
大統領の国際的な極秘事項に対してはCIA以外の諜報機関は部外者となる。

現在、オバマ大統領は、米議会、最高裁判所、米国民の承認を得ずに国際戦争を行っている。オバマ大統領は、NDAA(直訳:国防権限法)を修正し大統領の権限を増大させたため、米議会の承認なしに国内外で様々な戦争を行うことができるようになった。オバマはこの8年間で数々の違法な大統領令を確立させ、大統領の権限をかつてないほどに増大させた。


オバマが確立させた大統領令の下で国の安全を理由に大統領はアメリカの全資産を強奪できるようになった。

更に恐ろしいことは、CIAは、国際安全保障の名の下に大統領の上に立つことができるということだ。


CIAは、米連邦議会、大統領、米国民よりも優位な位置に自らを置き、秘密裡に何でも行えるようになってしまった。
CIAの絶大な権限で主要メディアはトランプ次期大統領に関するねつ造報道(ロシアのハッキングやロシアの脅迫など)を展開している。イギリスからこの国へ偽の調査書類が送られた。そしてCIAはトランプ次期大統領に対する


組織的誹謗中傷キャンペーンを実施している。


DNI国家情報長官のジェームズ・クラッパー氏(James Clapper)はCIAが提出した偽の調査書類に同意したことで、政府諜報機関の無能さが露呈した。


1981年にレーガ大統領が大統領令によりDNI国家情報長官を創設した主な理由は、米軍の高級将官が運営していたNSAをなくすためだった。DNIの職務はCIAの監視役として定義され、全諜報機関のトップに立った。しかし彼はCIAを支配することはできない。

国内外の情報活動に携わっている政府機関は世界各地に1271機関あり、政府から委託された民間会社は1931社存在する。つまり、85万4千人以上の職員が機密情報を取り扱っている。
諜報部員は85万4千人以上存在する。


クラッパーDNI国家情報長官は米議会で真実を話すことを宣言したにも関わらず、NSAは米国民の個人情報を収集していないと嘘をついた。
クラッパー氏はDNIに任命される前に、英軍に機密情報を提供している会社(Detica)の業務最高責任者を務めていた。同時に他の民間諜報機関(SRAとBoozAllen Hamilton)にも勤務していた。


クラッパー氏は諜報活動のための約75億ドルの年間国家予算を管理している。また彼はイギリスの元民間スパイである。それでも彼はトランプ氏に関する主要メディアのねつ造報道を見抜けなかったのである。
つまりこの男はプロの諜報部員を従えて年間75億ドルの予算を管理してるのにもかかわらず、CIAがトランプ氏を中傷するために偽の情報を流していることにさえ気づいていないのだ。
一方、我々市民は独立メディアの情報によりその真実を知っている。

法治国家であるならば、CIAによる次期大統領に関するねつ造報道は違法行為と見なされるがアメリカは法治国家ではない。

クラッパー氏は、現在、17の諜報機関(CIA、NSA、国土安全保障省、FBI、国務省、財務省、国防情報局、空軍情報局、陸軍情報局、米海兵隊情報局、沿岸警備情報局、エネルギー省、国家偵察局、麻薬取締局、国家地理空間情報局)のトップに君臨している。同時に彼は今でも3つの政府請負会社(Detica、BAE Systems、SRAインターナショナル、Booz Allen Hamilton)の取締役である。
クラッパー氏はアメリカの全ての情報機関を支配しているが、同時にアメリカの敵でもある。

彼は外国の諜報機関に所属してアメリカをスパイしていたこともある。
彼はアメリカの国家諜報機関のトップに上りつめ、全権力とカネを手に入れた。


オバマがクラッパー氏を国家諜報機関のトップに任命してから、アメリカではねつ造報道のオンパレードとなり、多国籍グローバリストの利益のために売国されるようになった。
CIAは国外の違法なハッカーを雇ってサイバー攻撃を行わせている。ヒラリーと民主党全国大会は彼らのサーバーがハッキングされた後にその調査を国外の民間会社に依頼した。しかしロシアが彼らのサーバーをハッキングした証拠は一切見つかっていない。

ほんの数人に権力が集中すると、必ず誤った方向へ進んでしまう。クラッパー氏は正確な情報を提供することに興味はない。彼はナチスの情報局と同様に単なるプロパガンダ・マシーンなのだ。
クラッパー氏は17の諜報機関を使って、彼らが流す情報は全て正しいと証拠もなしに我々に信じさせようとしている。

オバマの大統領令により、NSAは米国民と世界人類を監視することが可能となった。NSAが盗みとった個人データは全諜報機関が共有している。

スイス、ジュネーブのCIA海外本部はスイスの金融スキャンダルやCIAの犯罪活動に関わっている。


CIAのCiscoルーターやサーバーはNSAによってスパイされCIAの犯罪活動がNSAに知られてしまった。その結果、CIAと共謀したスイスの金融エリートらが逮捕された。NSAは今後もCIAに対するスパイを行っていく。

CIAのスイス本部は極秘施設であり、そこのサーバーがハッキングされたことでCIAは激怒した。
NSAに対するCIAの反撃として、CIA請負エージェントのエドワード・スノーデンを使って、NSAが米国民の個人情報を盗んでいることを示す大量のデータをリークさせた。


CIAは、CIAの3派閥を暴露したNSAがこれ以上CIAをスパイできないように対策を講じている。
クラッパー氏は米議会に呼ばれる度にNSAはスパイ活動を行っていないと嘘の証言をした。

CIAとNSAの闘争の中で、CIAはCisco SystemsやDARPAなどの活動情報をNSAに盗まれないようにした。

現在、CIA、NSAそして他の諜報機関の情報操作、情報収集合戦が進行中である。
しかしCIAは国際安全保障を担っているため国家安全保障を担当するNSAよりも優位に立っている。

CIAは国際的な紛争や事件に必ず関与している。通貨戦争、市場戦争、金融戦争、サイバー戦争、麻薬戦争そしてテロは常にCIAの関心事である。

オバマのNDAAは軍隊がテロリストと見なされた米国民を攻撃することを可能にした。愛国法により、CIAは米国民、企業、機関がテロリストでないことを証明できるまでテロリストと見なすことが可能となった。

CIAは3つの派閥に分類されており、世界中のスパイ活動を通して大きな利益を得ている。
アメリカはCIAに支配されており、ワシントンDCはCIAの泥沼の怪獣に包囲されている。
CIAは国内外で偽旗事件や非人道的犯罪を繰り返している。CIAによる殺人行為で無数の人々が犠牲になり、3兆ドルものアメリカの納税者の血税が無駄に使われた。CIAは国際戦争を勃発させるための偽旗事件を仕掛ける。またCIAはメディアを支配しサブリミナル・メッセージを流すことにより人々を洗脳している。


CIAは、元祖CIA(金に裏付けられたCIA=GB-CIA)、ブッシュCIA、Ex−CIAの3派閥に分かれている。それらの3派閥がアメリカや世界を支配してきた。


GB-CIA:Gold backed CIA

元祖CIA(OSS)は第二次世界大戦中に世界の国々から金(Gold)を盗んだ。ドイツや日本が他の国々から奪い取った金もCIAが奪った。しかしCIAは盗んだ金を返還するつもりはない。CIAが盗んだ金はアメリカには保管されておらず、フィリピンとスイスに保管されている。

GB-CIAはアメリカの国益のために海外で活動することになっているが、彼らは通貨市場、債券市場、株式市場に関与し世界中に影響をあたえている。

GB-CIAのメンバーは米財務省及びアメリカの経済政策を決めるESF経済安定資金に多く入りこんでいる。 ESFは通貨、債券、株式市場を操作し、FRBに金融政策を指示している。ESFはGB‐CIAにとってアメリカの金融市場を支配する上で最も都合の良いツールである。
GB-CIAこそがアメリカ経済を支配している。


GB-CIAは欲深く、世界中に戦争を仕掛けて富を強奪している。邪魔者は容赦なく殺害する。CIAは世界中で数々の残忍な犯罪活動を行っている。
ブッシュやクリントン周辺では、彼らに批判的な銀行のトップ、ブローカー、内部告発者が次々に不審死を遂げている。これまで数百人が殺害された。

また、GB-CIA は、彼らの性的異常行為、ピードフィリア(小児性愛犯罪)、悪魔崇拝の生贄儀式に多くの政治家や企業家を取り込んでいる。彼らは世界的な小児性愛犯罪ネットワークを構築させた。また、彼らは、難民のチャリティ団体を活用して世界最大の性奴隷の人身売買市場を運営している。また世界の麻薬密売も牛耳っており、イランーコントラ・スキャンダルやアフガニスタンのケシ栽培を行ってきた。
彼らは、麻薬、セックス、権力、支配、悪魔崇拝という通貨で絶大な権力を買っている。

Bush CIA (ブッシュ、クリントン、オバマ犯罪ファミリーとも呼ばれる):

パパブッシュが副大統領時代にブッシュCIAが正式に創設された。アメリカの16の諜報機関は国家情報長官によって支配されている。パパブッシュはCIA長官も務めたことがある。レーガン政権を支配していたのはパパブッシュである。彼はレーガンによってアメリカの外交政策の責任者に任命された。当時、パパブッシュはCIAの戦術を使ってソ連を崩壊させた。


パパブッシュ政権時代にジョージ・ソロスとレオ・ワンタが米財務省の偽の米国債を使ってロシア通貨を攻撃し不安定化した。

パパブッシュの兄(弟)は、Riggs Bankを経営しており、その傘下にVelment Bankを創設し、ロシアから奪ったお金とゴールドをロンダリングしている。一部のお金はミット・ロムニーの会社、Bain Capitalを介してロンダリングされた。
ソ連崩壊後、パパブッシュとブッシュのネオコン攻撃部隊(Vulcans)はロシア及びソ連から独立した国々から全ての資産(特に石油)を奪った。パパブッシュとキッシンジャーは、ブッシュCIAのごろつき集団の犯罪を介して個人的に巨額の富を得た。
パパブッシュはブッシュCIAのごろつき集団にホワイトハウス、司法省、国務省を取り込み、勢力を拡大した。その結果、CIAの犯罪は全て連邦判事や国務省の高官によって見逃された。

ブッシュ家はクリントン家とビル・クリントンがアーカンソー州知事になる前から親しい関係にあり、オバマの母親は元CIAエージェントである。そのためオバマは生まれた時からCIAと深い結びつきがあった。オバマは完全にCIAの創造物である。
オバマが抱える問題は、CIAの3派閥ともつながりがあることであり、どの派閥に属してよいのかわからない。彼のめちゃくちゃな政策は、GB-CIAとブッシュCIAの両派閥を満足させようとしたからに他ならない。


ピザゲートで悪名高いジョン・ポデスタ氏と彼の兄(弟)はワシントンで最も有力なロビーストであり、レーガン政権時代から米政府の小児性愛組織を牛耳ってきた。
パパブッシュはレーガン政権の事実上の権力者だったが、当時からホワイトハウスでは小児性愛犯罪が日常的に行われていた。
ホワイトハウスがこのような性犯罪を堂々と行っていたことで連邦議員らの倫理が完全に崩壊した。


パパブッシュはケネディを暗殺したCIAを当時から支配し続けており、やりたい放題のことをやってきた。誰もそれを止めることはできなかった。パパブッシュはレーガン大統領の暗殺も企てたが失敗した。

ホワイトハウスも司法省も国務省もCIAの犯罪行為に慣れてしまい、CIAや政治家の犯罪をひたすら隠蔽してきた。

ケネディが暗殺されたとき、パパブッシュはCIAエージェントだった。
当時GB-CIAは世界の地政学的領域で独占するようになり、政治リーダーの暗殺を行うことで政権を変えることが可能になったとパパブッシュは認識した。
当時、パパブッシュは外交政策の責任者としてCFR(元CIA、政府の諜報部員及び企業の諜報部員で構成されている)の命令に従って政策を実行していた。また、パパブッシュは自分が任命した政治家全員の脅迫状リストを作成し彼らに命令に従うことを約束させた。


パパブッシュはサウジ王族と非常に親しい関係を築いた。そして彼の人生の多くをサウジの宮殿で過ごすことになった。パパブッシュは世界最大の武器商人、麻薬王、マフィア、王族、金融詐欺集団と協力関係にあった。彼はどこの国を訪れてもセキュリティに引っかかることなく自由に入国を許され、彼のビジネス(犯罪活動)を世界中で展開することができた。

最終的にGB-CIAはブッシュCIAの活動に気が付き、両者間の緊張が高まった。


パパブッシュは、配下のジョージ・ソロスとレオ・ワンタがロシア通貨を崩壊させ巨額の富を得た時、ロシアから大量の
金(ゴールド)を盗んだ。
そしてその2年間でパパブッシュは絶大な権力と富を獲得し、ブッシュCIAとGB-CIAのいがみ合いが悪化した。GB-CIAはブッシュの協力を得て政府とのつながりを持ちたかった。彼らはクリントン大統領が単にパパブッシュの命令で動いていることを知っていた。


Ex-CIA:


既にGB-CIA対ブッシュCIAの対立が激化している中で、Ex-CIAがそれに参戦している。
政治家を脅迫して政権を変えることが好きなGB-CIAと非常に欲深く際限のない権力闘争に明け暮れるブッシュCIAの対立を逆手に取りEx-CIAはこれらの2派閥の戦術と利権を盗もうと考えた。多くのEx-CIAは、政府を去り、利益の多い民間の諜報機関に籍を置いている。民間諜報機関はアメリカの諜報活動の65%を行っている。

Ex-CIAは、政府、銀行、企業の最高の地位にいた元CIAエージェントたちである。また、Ex-CIAは、GB-CIA及びブッシュCIAで働いていたエージェントらによる無秩序スパイ集団として創設された。

Ex-CIAのメンバーは政府や大企業で最高の地位を獲得している。
弁護士のジミー・コメィ氏は、FBI長官になる前に、ニューヨーク南部の連邦検事、検事副総長、米最大の軍事契約企業、ロックヒードマーチン社の上席副社長、CIA関連企業の相談役、CIA銀行のHSBC及びGB-CIAの金を保管しているHSBCホールディングズの理事を務めていた。
CIAの高級エージェントはこのよう昇進の梯子を上っていく。


コメィ長官はFBIを去ったあとに別の場所で高い地位を得ることで、 彼が犯罪によって獲得した巨額の富は守られることになる。コメィ長官はCIAの3派閥の命令に従って動いていた。

ジョン・ブレナンCIA長官は、長官になる前に国土安全保障省の副補佐官、サウジアラビアのステーションチーフ、国家反テロセンターの所長、諜報ネットワークのAnalysis CorporationのCEO、National Security Allianceの会長、 Global Strategies 、GlobalIntelligence SolutionsそしてGTECの主任エージェントだった。


これらの3派閥はシリアで破壊活動を行っている。シリアでCIAはペンタゴンが支援している部隊を攻撃していることが明らかになった。

アレッポの外側でアメリカが支援している3つの集団がお互いに戦っていることが分かった。この事実を隠蔽するためにオバマはクラッパー氏に偽の情報を流すよう命令した。
それこそが、ロシアがトランプ氏を脅迫していることや大統領選でロシアがハッキング行為を行ったとするねつ造報道である。また、国土安全保障省が有権者のデータベースをハッキングしたと報道されたのはシリアにおけるオバマの個人的な戦争の実態を隠すための偽装工作である。

クラッパー氏、ブレナン氏、コメィ氏は共に17の諜報機関がメディアを介してねつ造報道を行うことに賛成した。トランプ氏に対する彼らの攻撃により、CIAの3派閥の汚職、共謀、グローバリズム・アジェンダ、反米姿勢が明らかになった。


トランプ氏はCIAに刃向かう戦士である。

トランプ氏はグローバリズムと戦い法の支配を推し進めているため、CIAの3派閥の一番の敵となった。


CIAの3派閥は法の上に君臨して権力を悪用しているが、反グローバリズム、反NWOのトランプ氏が大統領に選ばれたことで彼らはかなりの衝撃を受けている。そのため、3派閥はトランプ氏の信用を落とすためにあらゆる情報操作を行っている。また、彼らが継続的に行ってきた数々の邪悪な犯罪を隠蔽しようとしている。また、ケネディがやろうとして失敗したことをトランプ氏がやろうとしているため、それを阻止しようとしている。


トランプ氏は、CIAがCIAメンバーとCIAの利権を守るためなら容赦なく人を殺すことを知っており、彼の命が危険にさらされていることを十分認識している。
CIAはトランプ氏についての調査書類を持っておらず、彼がワイルドカードだったことをCIAは知らなかった。トランプ氏にはこれまで明らかになったスキャンダル以外は何もないのである。トランプ氏はCIAの3派閥とは一切関わり合いを持っていない。
トランプ氏はワシントンDCの関係者を一切信用していない。なぜなら彼らは既にCIAに取り込まれている恐れがあるからだ。

トランプ氏が1600ペンシルベニア・アベニューのビルにオフィスを構えることをしなかったのは賢い選択である。なぜなら、そのビルの隅々にCIAのスパイ装置が設置されているからである。
愛国者は、トランプ氏が使うことになるホワイトハウスの内装及びリフォームの費用を支援すべきである。

CIAはあらゆる手法を使ってトランプ氏を公然と攻撃しはじめた。CIAの3派閥と繋がりのあるジョージ・ソロスも世界の舞台で公然とトランプ氏を攻撃している。


ビルダーバーグや三極委員会、ボヘミアングローブ、CFRが一同に集まり会議を開いた。そこでトランプ氏を大統領にさせないための作戦を練った。世界中の邪悪なカバラ犯罪集団は神経をとがらせている。既に彼らはトランプ氏を殺害しようとした。また、彼に賄賂を贈ろうともした。彼らは他の政治家に対してならうまくいく戦術がトランプ氏にはうまくいかないことを知った。トランプ氏はCIAが日常的に行っている活動に一切関心がない。

以下省略
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52001108.html

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c79

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
81. 中川隆[7846] koaQ7Jey 2017年4月18日 12:42:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8337]
>>80
ここは個人が建てたスレで基本的に議論する場所ではないですから

僕のコメントは本論を補う為のもので、議論してる訳ではありません

僕としては、自分で建てたスレには他の人にコメントして貰わない方が嬉しいのですね
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c81

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
82. 中川隆[7847] koaQ7Jey 2017年4月18日 13:58:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8338]

>>76 の続き

原子力産業の仕組みもロスチャイルドが作った


お金のしくみを作ったのがロスチャイルドなら
原発のしくみを作ったのもやはりロスチャイルドだった!

「二酸化炭素の増加が温暖化の原因」という理論が広まったのは、チェルノブイリ事故の2年後、1988年6月23日に米国上院議員ティモシー・ワースが主導したエネルギー委員会の公聴会で、証言に立ったジェームズ・ハンセン博士の持論をマスコミが一斉に取り上げたのが始まりです。

 1997年にはメディア王テッド・ターナーが国連に10億ドル分のAOLタイム・ワーナー株を寄付し、その資金で地球温暖化問題に取り組む「国連財団」が設立されました。この「国連財団」の筆頭理事がティモシー・ワース上院議員であり、専務理事にはエマ・ロスチャイルドが名を連ねています。


地球温暖化=二酸化炭素犯人説を『不都合な真実』によって定着させたアル・ゴアの活動資金は、ジェイコブ・ロスチャイルドの友人であるユダヤ人大富豪マーク・リッチが提供してきました。マーク・リッチは投機家ジョージ・ソロスの資金源であり、国際的な鉱物業者です。

 アル・ゴアの父親は、ソ連に利権を持つユダヤの政商アーマンド・ハマー(米国共産党創設者の息子)の企業で、世界各地で環境汚染を引き起こしてきたオクシデンタル石油の副社長であり、ウラン鉱山を所有する子会社オクシデンタル・ミネラルズの経営にも関与していました。アル・ゴアの娘カレナは、ロスチャイルドの米国代理人ジェイコブ・シフの曾孫アンドリュー・N・シフと結婚しています。

 アル・ゴアは、ロスチャイルド系投資銀行ゴールドマン・サックスの重役と組んで排出量取引ビジネスを行ったりして、世界初の「エコ長者」となっています。つまり、アル・ゴアは原子力業界のために活動する腕利きセールスマンなのではないでしょうか?
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/c/734064174886c2a4574346cc9297c097
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c82

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
83. 中川隆[7848] koaQ7Jey 2017年4月18日 14:03:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8339]

原子力エネルギーの推進 

原料のウランの鉱山はロスチャイルド財閥が、ほぼ独占。

ロックフェラー財閥は石油を支配するばかりでなく原発の建設に深く関わっている

ロスチャイルド・ロックフェラー両財閥の独壇場である原子力エネルギーは、重大事故の際には地球規模の被害を生む危険性があるにも関わらず、二酸化炭素を出さないクリーン・エネルギーとして、推進されます。


CO2による温暖化説は、ロスチャイルド・ロックフェラー両財閥にとって、いくつかの利点があります。

まず、CO2(二酸化炭素)排出権です。CO2排出権は国や企業に割当てられ、割当量以上のCO2を排出する国や企業は、それ以外の国や企業から排出権を買うことになります。つまり先進諸国は工業を維持するためにアフリカ諸国などの後進国から排出権を積極的に買うことになるわけです。その結果、これから伸びる後進国は排出権を買い上げられてしまい、発展できなくなります。このようにして、豊富な天然資源国である後進国の経済発展をさせないまま支配下に置くことができるという利点が排出権取引の裏にはあります。

エコビジネスによる企業との連携

環境保護の名のもとに、企業は新たに様々なビジネス展開します。そこから得られる莫大な利益のため、企業は自動的に「CO2削減運動」のパートナーとなるばかりか、強力な推進役となります。
http://thinker-japan.com/thinkwar.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c83

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
84. 中川隆[7849] koaQ7Jey 2017年4月18日 14:12:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8340]


黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア – 2011/5/21 鬼塚 英昭 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E3%81%84%E7%B5%86-%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%81%A8%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%83%9E%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2-%E9%AC%BC%E5%A1%9A-%E8%8B%B1%E6%98%AD/dp/4880862770


原子力発電所は、原爆工場である!

私たち日本人は、原子爆弾と原子力発電所は全く別物であると認識している。

否、認識させられている。

核反応を原子力と訳し、核燃料を原子燃料と呼ぶ。

英語ではどちらも「nuclear(ニュークリア)」である。これほど詐術的な言葉使いはない。

なぜこの狭い日本に54基もの原子炉が林立しているのか。

本書では、日本に原爆工場を持ち込んだ人間達を追跡する。

彼らは普通の人間ではない。カネのためには人命を犠牲にするのも厭わないマフィア的人間である。

そう、彼らは「原発マフィア」なのであり、日米の原発マフィアは利権という黒い絆で結ばれている。

実名で暴く、原発マフィアの黒い絆

いかなる重大事故があろうとも、国際金融マフィアが完全に支配する原子力発電所の新設は続けられる。日本はもし、静岡・浜岡原発で事故が起きたら、国家として成り立たなくなる。だが、この期におよんでも東芝も、GEと組んだ日立も、フランスのアレバと組んだ三菱重工も原発を世界中に造ると意気まいている。

世界が放射能で滅びようとも、ロスチャイルドを頂点とする原発マフィアや、巨大利権に食らいつく和製・原発マフィアの群れは、かえってそれを願っているのかもしれない。

私たちに日本人は大変な時代に生きている。

そして何も知らされずに、ただひたすら、世界の善意なるものを信じている。
「がんばろう日本」と念じているだけでいいのだろうか。

第1章 原発マフィア、誕生の物語

「私はこれから原子力発電所、否、核兵器製造工場のことについて書くことにする。
どうして、日本に核兵器製造工場が造られたのかを追求していく。
私はこれらの工場をアメリカから持ち込んだ人間たちを追跡する。
それらの人間たちが、普通の人間ではなく、マフィア的人間であることを読者のみなさんに説明する。
彼らを”原発マフィア”と呼ぶことにする。」

「私たち日本人は、広島と長崎に原爆を落とされた唯一の民族なのに、また、彼らの罠にはまっているのだ。」

「私はまず、ヴィクター・ロスチャイルド(1910−1990)について書くことにする。
どうしてか?彼こそが”原発マフィア”の中でも最も大きな力を持っていたからである。
しかし、いかなる原爆の本を読んでも、日本を問わず、欧米においても、
一行たりとも全くその姿を見せたことがない。彼は闇の中にほぼ完全に隠されている。
しかし、彼こそが原子爆弾を、そして原子力発電所を創造した男なのである。」

「原子力爆弾を製造すべく、アメリカは『マンハッタン計画』を立てる。
この計画は、1939年8月2日に、アルバート・アインシュタインが
フランクリン・ルーズベルト大統領に書簡を送って、原爆製造にアメリカが着手するようになった、
というのが現代史の定説とされている。
しかしヴィクターこそが原爆製造の”主役”であることは全く知られていない。すべてが謎につつまれている。」

「シラード(ハンガリー系ユダヤ人の物理学者レオ・シラード)の妄想から原子爆弾のシナリオが生まれた。
シラードはイギリス海軍に行き、原爆の特許を申請した。だが、陸軍は耳すら貸さなかった。
しかし、イギリス海軍はシラードの特許イ申請を認めた。彼の特許は『最高機密』とされた。」

「第二次世界大戦が始まった時、ヴィクターはMI5(英国軍事諜報部第五部)の危機管理官であった。」

「シラードの原爆製造の構想を誰よりも早く知ったヴィクターはチャーチルを動かし
(チャーチルはロスチャイルド家の使用人であった)『チューブ・アロイズ計画(管用合金計画)』を作らせた。
この計画によって、偽装機関である『管用合金管理委員会』が生まれた。」

「1941年10月、ヴィクターは管用合金管理委員会に入り、核兵器開発の全過程を監督した。
ヴィクターの支配するインペリアル・ケミカルズが原爆製造の中心となった。
また、同じくヴィクターの支配下にあったイギリス最大の兵器会社ヴィッカースもこの委員会に加わった。
チャーチルはこの委員会に巨額のポンドを与え続けた。」

「しかし、ヴィクターはウラン235の抽出には、さらに巨額のポンドが必要であることを知る。
そこで、彼は、サー・ジョージアンダーソンに命じてチャーチルに事後承諾させ、
この原爆計画をアメリカに売り込むことにした。」

「『マンハッタン計画』の最高責任者はヘンリー・ステイムソン陸軍長官(実質は国防長官)であり、
ロンドンにあるロスチャイルドを中心とする組織『ザ・オーダー』のアメリカでの最高の地位にあったのも
ステイムソンであった。」

「この『マンハッタン計画』に使われた費用は財務省と連邦準備銀行から出された。
このときの財務長官は、ヘンリー・モーゲンソー・ジュニアである。彼はロスチャイルドの血族である。
『マンハッタン計画』とは、イギリスの原爆製造計画の場をアメリカに移しただけで、
実質的には、ヴィクター・ロスチャイルドの意向通りに進められたのである。」

「ヴィクターはケンブリッジ大学時代に『使徒会』なる秘密結社に入った。」

「この結社に入った殆どの学生はホモセクシュアルの関係にある。
ヴィクターは(略)『ケンブリッジ五人組』のホモ組織をつくり、そのリーダーとなった。
ヴィクターは仲間の彼らをソ連のスパイに仕立てあげた。
原爆の開発過程が具体的に進行していくにつれ、彼らはその機密情報オをソ連に流していった。
ついに原爆が完成して、広島と長崎に落とされた後も、彼ら五人組は原爆の重要情報を流し続けた。
この事実はマーガレット・サッチャーが首相の時代、ヴィクターの行状として明らかになる。」

「ヴィクターはどうして原爆情報をソ連に流し続けたのか。彼がソ連を支配していたからである。
ニキータ・フルシチョフが首相を退任後、『フルシチョフ回想録』を書き残したが、
その中で『スターリンがよく”ご主人様”という言葉を使っていた』と書いている。
間違いなくヴィクター・ロスチャイルドを指している。」

「第二次世界大戦でソ連は大打撃を受けた。そのなかで、原爆製造を進めて、1949年に完成させた。
原爆の図面、諸々の機器、そしてウラニウム(当時ソ連は持っていなかった)をヴィクターが
手配したのである。」

「ヴィクターはイギリス空軍の飛行機を乗りまわし、あらゆる国々でウラン探しを続けた。
広島と長崎に原爆が落とされた後、当時のウラン鉱山の約80%がヴィクターの手に落ちていた。
第二次大戦が終了すると、ヴィクターは、ウランの大量販売に乗り出すのである。」

「さて、ヴィクターは『原発マフィア』を準備したのである。
アメリカとソ連に原爆(水爆)闘争をやらせると同時に、原子力発電を視野に入れたのである。」


「1949年9月3日、ソ連が原爆実験を成功させた。
このニュースは、原爆から原子力空母、原子力潜水艦、原子力発電など、
原子力と名のつくものなら何でも製造しよう、という情熱をアメリカ中に引き起こした。
ヴィクター・ロスチャイルドの野望が見事に成し遂げられようとしていた。」

「私たちに日本人は、大きな”平和利用”としての原子力、すなわち核分裂を考えているが、
平和利用とは軍事産業の一分野なのである。どうして原子力発電にアメリカは力を入れるようになったのか。
核分裂から電力を取り出して、工場や一般家庭に送電するのは二次的目標なのである。
それは今日でも変わらない。真の目的はプルトニウムを大量生産し、原爆製造、
そして水爆製造をするためであった。製造後に大量に出てくる劣化ウランで爆弾を造り、
世界各地出の戦争を演出し、数十万、あるいは数百万単位で人々を殺害するためであった。」


第2章 日本の原発マフィアたち


日本の原発マフィア第1号 正力松太郎

「佐野真一が『謀略の昭和裏面史』(別冊宝島2006年)という雑誌の特集のインタヴューを受けて、
正力松太郎について答えて次のように語っている。」

「いちばん大きかったのは、GHQ経済科学局の副官だったキャピー原田という
日系二世の米軍情報将校に助けられたことです。」

「読売グループは周知の通り保守反共路線ですね。
それから彼は原子力の導入にも大きな役割を果たしていくことになります。
こうした正力の軌跡は、そのままアメリカの対日政策の変遷と重なります。
これは決して偶然ではないと私は思いますね。」

(以上佐野真一からの引用終わり)

「正力松太郎の懐刀で、原子力と正力を結びつけて影で活躍した人物に柴田秀利がいる。
彼は正力を『原子力の父』と呼ばせる仕掛け人となった。
有馬哲夫の『日本テレビとCIA』によると、NHKのニュース解説を務めた末、
電波管理委員会に随行してアメリカを視察、テレビ導入に奔走した男として登場する。
同書によると『CIAが日本テレビを工作の対象として動き出すのは1953年の3月25日
になってからのことだ』とある。」

「(1954年)3月1日、アメリカがビキニ環礁で水爆実験をし、
第五福竜丸が被曝したニュースを読売新聞が3月16日にスクープして報道した。
アメリカは驚いたに違いないのである。佐野真一は『巨怪伝』の中で次のように書いている。
『・・・放射能の影響からマグロの値段が半値に暴落し、東京・杉並区の一主婦から始まった
原水爆実験禁止の署名運動がまたたく間に三千万人の賛同を得ていたころだった。
(中略)数日後、柴田は結論を告げた。”日本には昔から”毒をもって毒を制する”という諺がある。
原子力は諸刃の剣だ。原爆反対を潰すには、原子力の平和利用を大々的に謳いあげ、
それによって、偉大なる産業革命の明日に希望を与える他はない。この一言にアメリカ人の瞳が輝いた。』」

「CIAから暗号名『ポダム』を与えられていた正力は、輝かしい日本の未来を願い、
CIAから一千ドルの小切手を貰って日本テレビを創り上げ、かわりに、三千万の人々の反原発運動を
『毒をもって毒を制する』方法で、原子力の平和利用を工作したというわけである。」

「読売新聞は1955年元旦、『原子力平和使節団招待』という社告を第1面に掲げた。
『原子力は学問的に見ても、とっくに技術開発の段階さえ終わり、工業化と経済化への時代、
それも輝くばかりの未来性を暗示する時代に来ている。
広島、長崎、そしてビキニと、爆弾としての原子力の洗礼を最初にうけたわれわれ日本人は、
困難を押し切ってもこの善意により革命達成の悲願に燃えるのは当然だ』
まさにオセロ・ゲーム的な文章である。”善意”でなくて”悪意”ではないのか。」


原発マフィア第2号、中曽根康弘


「中曽根はアメリカ特別大使J・F・ダレスが来日(1951年1月)した際に、
ダレスに航空および原子力の研究の自由を求める書簡を送っている。
1952年4月28日に講和条約が発効しているから、その約一年前のことである。」

「中曽根は原発マフィアであった。それも日本がまだ独立していない時期からである。
児玉誉士夫の子分となり、政治資金を貰い続けているうちに、児玉同様にアメリカの、
特にCIAのエージェントになっていたものと私は推察する。
中曽根は1953年7月から11月まで、
ハーバード大学の国際問題研究会に出席するために渡米している。
この旅の途中で彼の面倒をみたのは当時ハーバード大学の助教授だったヘンリー・キッシンジャーだった。
キッシンジャーは当時ネルソン・ロックフェラーのブレーンであったが、
助教授になる前にロスチャイルドが実質的に支配するタヴィストック研究所に行っている。
いわば、ロスチャイルドのエージェントでもあった。
中曽根は四ヶ月もかけて、何が目的でキッシンジャーの世話を受けたのかを考えるとき、謎が解けてくる。」

「佐野真一の『巨怪伝』から引用する。
『中曽根はその著書のなかで「これがわが国における”第三の火”のスタートとなった」
と書いている。中曽根が原子力予算案を出したのは、
アメリカが極秘のうちにビキニ環礁での水爆実験を行ってからまだ二日後のことだった。
ここから浮かびあがってくるのは、中曽根はビキニの核実験をひそかにアメリカ側から知らされた上で、
あえてこの日に原子力予算をぶつけてきたのではないかという疑惑である。
 さきに述べたように、読売がこの水爆実験をスクープするのは、3月16日のことだった。
もし読売のスクープが出たあとであれば、当時の国民感情からいって、
この予算案は通るどころか、上程することすら出来なかったはずだ。』」

「中曽根が夏季セミナーに参加した頃、1953年8月、ソ連が水爆実験に成功している。
ルイス・L・シュトラウスを中心とした強硬派が核の予算獲得を主張していた頃である。
シュトラウスがアイゼンハワーを動かし、
『アトムズ・フォー・ピース(原子力の平和利用)』の演説の準備に入っていた。
私はシュトラウスが日本を一つの大事なファクターとして考えていたと思う。」

「シュトラウスは唯一の原爆を落とされた国ニッポンに的を絞り、
原子力の平和利用の国家としようとしたのである。」


註 ルイス・L・シュトラウスについて第1章から要約

ロスチャイルドのアメリカ代理店であるクーン・ローブ商店の共同経営者。
同商会はロックフェラーセンター・ビルの56階に陣取り、
ロックフェラー家全体の財務を担当し、一族の銀行口座すべてを管理している。
つまりロックフェラーの事業、投資はすべてクーン・ローブ商会の共同経営者の承認を
受けなければならないことを意味する。これは今日でも変わらない。
シュトラウスは1950年から53年までロックフェラー兄弟の財務担当顧問の地位にあった。
彼はロード・ロスチャイルドが見事に育て上げた優秀なるエージェントであった。
    

「和製原発マフィア第1号と第二号は、CIA、アメリカ陸軍情報部、
そしてAECらの手で大事に育てられてきたのである。」


第4章 ウランを制する者が世界を支配する


「広瀬隆の『危険な話』は1978年に刊行された。
今、私たちは、『東京電力』から金を与えられてきた東大教授たちが、
東京電力の代弁者として半世紀以上前の『原子力委員会』のパンフレットに書かれているのと
同じ内容のことを、NHKや民放の番組に登場して、しゃあしゃあと喋っているのを見ている。
東大、京大、大阪大に、中曽根康弘が国民の税金を投じて原子力研究所を作らせたときから、
ごく一部の京都大学の教授、準教授、助手を除き、ほとんどの教授たちは、
原発マフィア第二号の中曽根の言いなりとなった。」


第五福竜丸の被曝についてシュトラウス曰く、
「放射線が少し増えたとしても、人間、動物、作物に害を与えうるレベルよりもはるかに少ない」
「医療用のX線のような放射線源や、自然放射線と比較し、
核爆発から出る放射性降下物は人間の遺伝構造に重大な害を与えない。」
放射性のストロンチウムやヨウ素のような同位元素が人体にもたらす危険についても
「あまり微々たるもので問題にもならない」

「東京電力や関西電力は、このシュトラウスが主張する『無害論』をパンフレットにしてごく最近まで、
東日本大震災のすぐ直前まで大量にバラまいていたのである。」


( 副島隆彦はシュトラウスと見解を同じくする安全宣言の要旨を開示版に掲示し、
学問道場の一部の会員はそれをプリントアウトしてファイルしたものを被災地の避難所に配布している。
ロスチャイルドのエージェントと同じ思想を持つ自称国家戦略思想家の副島隆彦が、
同じ思想をパンフレットにしていた東電をなぜ糾弾するのか。同じ穴のムジナ同士ではないか。)

第5章 かくて日本はアメリカに嵌められた


「原発は中曽根により国策とされた」


「私たちは、ここで知らねばならない。日本共産党を除く四党派がこぞって、
原子力の平和利用、すなわち、原発を造ることに賛成したのである。」

「私はアメリカが強力な圧力を加え、日本政府、政党を脅した結果だとみている。
突然の『原子力の平和利用』が日本国民の知らないところで、
CIAのエージェント(あえてこう書く)、原発マフィア第二号、中曽根康弘によって開始されたのである。」

「すべてはアメリカが用意周到に準備工作をしたものであった。
吉田茂こそ、CICが作り上げたアメリカが誇る最高のエージェントであった。
CIAのエージェント・岸信介が自由党に入党したのは1953年3月。
彼が吉田茂と中曽根を動かしたとみる。」

「彼は後に首相となるが、弟の佐藤栄作とともにCIAから金を貰い続けていた。
私は、正力松太郎と中曽根康弘の2人で原発が日本に造られたと書いてきたが、
2人は表舞台に出された”役者”であるだけで、影で裏工作がなされたと思っている。
吉田茂、岸信介たちが裏工作をしたのである。」

「この予算がつき、正力松太郎が衆議院議員に初当選し、初代の科学技術庁長官、
そして原子力委員会の委員長となる。
ポドム(CIAのコード・ネーム)正力松太郎と『中曽根が第一(CIAの評価)』の2人組みが、
原子力発電所を強引に日本に造っていくのである。
正力と中曽根の原発マフィアは共同で、次々と法案を提出しては通過させていく。
(中略)この間、役人は一切関与していない。」

「あの福島原子力発電所の利権について書くことにする。日本人がいかに欺されてきたかが分るのである。」

「さて私は次のように推察する。
中曽根康弘と田中角栄は、福島第1原発が福島県の現在地に内定すると、利権を分け合うことに決めた。
田中角栄は友人となった堤康次郎に密かに土地を買収させた。
中曽根は鹿島建設の渥美健夫社長に建設の利権を与えた。
原発マフィア第二号の中曽根と、原発マフィア第三号の田中角栄はこうして利権を分け合ったのだ。」

「西部クレジットは西武百貨店、西友ストアが主要な株主であった。
第三番目の株主はスイスの最大手銀行クレデイ・スイス。
田中角栄は堤康次郎の紹介で、ここに多額の闇資金を隠した。
今、原発マフィア第三号ミセスこと、田中真紀子がこの闇資金を管理している。」

「日本全国に造られた原発はすべて利権がらみである。ひとつの例外もない。」

「すべてはウラン235から採用された二億三千五百万の予算案から始まった。
維持することも不可能、解体することも不可能な原発が五十四基も存在する日本。
こんな日本をつくったのは、原発マフィア第一号と原発マフィア第三号だけではない。
多くの利権を漁る連中が、この日本という国を食いつぶしたのである。」

「私は、日本人はどこかで大きな間違いを犯し続けていると思っている。
第二次世界大戦で日本が敗北したのに、その真の原因が隠されたままではないか。
今回の3・11巨大地震でも、起きるべくして福島第1原発の大事故が起きたのに、
その真の原因を探ろうとする動きは見えてこないのである。
私はその真の原因を読者に知らせるべく、降りかかるであろう苦難を百も承知で追求の旅に出ている。」


「東京電力と関西電力は原発マフィアの餌食となった」


「正力松太郎は原発導入に熱情を示し続けたが、電力会社の姿勢は慎重だった。
しかし、正力と中曽根がその慎重な電力会社を原発に向わせたのである。」

「何の準備も東電がしていないときに、
正力と中曽根の原発マフィア・コンビは原発推進の旗をふったのであった。
彼ら東電の職員はアメリカに行かされる。」

「『こんな実験、やってみるにも場所がないよ、場所が・・・。日本には!』
アイダホの砂漠に代わる荒野など、この狭い日本にあるはずもない。」

「ロスチャイルドの支配下にあった世界有数の兵器会社ヴィッカースがGEと結びつき、
原爆開発が本格化する。GEはモルガン系である。(モルガンもロスチャイルドのアメリカ番頭)
JPモルガンの系列が戦前の日本の大企業に投資していた。東芝はほんの一例である。
戦争とは、お互いの兄弟会社が利益を上げるように、敵対国として、また敵対国のために戦うことである。
三菱財閥は戦争中、密かにロックフェラーのスタンダード石油から石油を貰っていた。
ロスチャイルドの指令によった。
だから、ウランは三菱系の三菱商事がロスチャイルドのウランを買い入れて東電や関電に流すのは
理屈に合っている。世界最大大手の化学会社デユポンも戦前から日本に子会社を多数持っていた。
だから、ウランを日本に売り込むのは容易だった。
昭和天皇はこのことを知りぬいて戦争をしかけたのである。」

「中曽根を実質的にというか、本当に動かした人間がいた。
その男の名は瀬島龍三(1911〜2007)である。
大本営参謀として、ソ連が天皇を戦犯として東京裁判で訴えることを察知すると、
瀬島はシベリアに渡り、天皇の免責と引き換えに、
50万以上の兵隊がシベリアに抑留され、強制労働させれることをゆるした。
瀬島は1956年までの11年間、ソ連に抑留された。
しかしシベリア抑留時代、高級仕官待遇で、ソ連に厚遇された。」

「1956年に釈放されると、1958年に、伊藤忠商事に入社、1978年に同社の社長となった。
天皇の影武者として、その生涯、中曽根康弘ら多くの政治家を自在にコントロールした。」

「瀬島は戦後、情報機関をつくり、原発第1号の正力松太郎もその指揮下においた。
私は、瀬島龍三こそが日本の最高権力者であり続けたのではないかと思っている。」

「瀬島龍三は昭和天皇及びCIAと結びつき、電通、博報堂などの情報組織の影の支配者であり続け、
伊藤忠商事の相談役その他、数え切れない肩書きをもっていた。」

「中曽根内閣が『平和問題研究会』を発足させたが、そのリーダーも瀬島龍三であった。」

「この研究会の座長は、高坂正堯(京都大学教授)である。
中曽根康弘は、高坂を始めとする京都大学の桑原武夫、梅原猛らの学者とも交わり、政策の遂行に利用した。
平和研究会のメンバー全員が、原発推進派であった。」

「多くの参謀が戦後、昭和天皇のもとを去っていたが、
天皇が唯一身近に残したのは、瀬島龍三ただ一人だった。
彼が正力や中曽根を操って原子力発電所の建設に力を入れさせた。
天皇はアメリカの国策を無視することができなかったのである。」


「テレビと原発の関係を見てみよう。過去から現在に至る人々なので故人もいる。

NHKでは平岩外四(NHK経営問題委員、東京電力会長)、
    
     緒方彰(NHK解説委員長、日本原子力産業会議理事)、
    
     十返千鶴子(NHK放送番組向上委員、原子力文化振興財団理事)。

日本テレビは正力松太郎できまりだ。

TBSが問題である。毎日新聞開設発起人が芦原義重(関西電力社長→会長)である。

フジテレビは、サンケイ新聞社長の稲葉秀三が原子力産業会議常任理事である。

テレビ朝日は朝日新聞社長の渡辺誠毅が原子力産業会議理事である。

また論説主幹の岸田純之助は原子力委員会参与。

テレビ東京を支配する日本経済新聞会長の円城寺次郎は原子力産業会議の副会長である。
テレビ大阪と近畿放送の重役である小林庄一郎は関西電力の会長である。

東海テレビの重役の田中精一は中部電力の社長である。」


「私はこれらの人々の多くが中曽根康弘のブレーンであることをつきとめた。
いや、ブレーンとは名ばかりで、中曽根の金脈でもあった。
テレビと新聞が、原子力にからんでいる。
原発の『安全神話』を作り上げる必要があったからである。
『彼ら全員が原発マフィアである』と、私は言いたい。」

「私は中曽根と堤康次郎、田中角栄の線で、福島に原発が造られていく過程を描いた。
また、東電がGE製の原子炉を採用したのが必然の結果であることも、
鹿島建設と東芝がその建設と設備に深く関与していく過程も書いた。
日本の原発にはアメリカ、否、ロスチャイルドの意向が強く働いていることも書いた。」

「あの福島原発とはどんな原発なのか?」

「『残念ながらこの原子炉には、大きな弱点があった。
そのことがわかったのは、74〜75年、
マークTの後継にあたる原子炉マークUとVを開発する過程でのことだ。(中略)
マークTは、地震や津波などの大きな災害によって冷却装置を喪失すると、
格納容器に想定されていた以上の負荷がかかり、破裂する可能性がある。』
(GEの原発設計者デール・ブライデンバーグ)」

「ブライデンバーグはこの事実を、NRC(米国原子力規制委員会)とGEに伝えた。」

「アメリカは応急処置をしたという。しかし日本は何もしなかった。ただ安全神話のみを流した。」


原発マフィア第三号・田中角栄の原発利権


「立花隆の『田中角栄新金脈研究』はこれでもかと、田中の金脈について書いている。
しかし原発という金脈こそ最大の金脈であるのに、人ごとのように書いて、一切追求しない。
私はある筋から頼まれて、立花隆は『文藝春秋』誌にデータを与えられて
田中角栄批判の一連の記事を書いたとみている。
ある筋、がどのような筋なのかは確証がないから書かないが・・・。
中曽根康弘を首相にした瀬島龍三に近い筋であろうと思っている、とだけ記しておく。」

「田中角栄が、CIAの回し者(おそらくそうだ)、立花隆から金脈を追及され、
首相の座を降りなければならなかったのは、多分、原発利権がからんでいると思われる。」

「正力松太郎と並ぶ巨怪・田中角栄が去って、一度は消えかかった原発は、
中曽根康弘が首相を続けるうちにまた燃え上げる。
それは世界の原発マフィアが『原発ルネッサンス』を主張し始めたからである。
日本人の心を変えさせて、原発を大量に造らせようとする奸計が密かにすすめられていた。
それが『地球温暖化問題』であった。」


第6章 原子力ルネッサンスが世界を狂わす


すべては「環境問題」から始まった


「チェルノブイリ事故から1年3ヶ月をすぎた1987年、
第4回『世界野生環境保護会議』がアメリカ・コロンビア州デンバー市で開かれた。
60を超える国々から2千名の環境問題専門家や政治家が集まり、『デンバー文書』を発表した。」

「『我々は、環境管理に関する国際援助と被曝助国の資源管理を統合するために
”新しい銀行”を考案する必要がある』」

「それが『世界環境銀行』である。
この銀行の提案者はエドモン・ド・ロスチャイルド
(ヴィクター・ロスチャイルドは1990年に死亡する。ヴィクターの後を継いだのはジェイコブ。
エドモンは分家の一人)。
彼が提案して世界銀行を設立したのである。この設立会議に、
デーヴィッド・ロックフェラー、ジェイムズ・ベーカー(米財務長官)らも出席していた。
エドモンがこの会議を終始リードした。ロックフェラーもベイカーも端役だった。」

「『デーヴィッド・ロックフェラーが世界皇帝だ』と喧伝する学者やインターネットマニアがいるが、
私には彼らはロスチャイルドの回し者のように思えてならない。
私はルイス・シュトラウスがロスチャイルドの代理として
ロックフェラー一族の全財務を完全にチェックしている事実を第一章で書いた。
ロックフェラー財閥は、ロスチャイルドがアメリカの政治・経済を支配しているのを隠すために、
回し者を製造販売している、とても喰えないシロモノなのである。」

「1978年が世界史の一つのターニング・ポイントとなった。
新しい戦争を原発マフィア=石油マフィアが仕掛けてきたからである。
その戦争の名を『環境戦争』という。」


「原子爆弾が毎日落とされる」


「2011年3月30日、福島第1原発事故から20日あまり経った日、
バラク・オバマ米大統領ハ、エネルギー安全保障に関して、次のような演説をした。
『日本での原発事故を踏まえて原子力についてつけ加えたい。
米国は既に電力需要の五分の一を原子力で賄っており、
原子力は温暖化ガスを排出することなく電力供給を増やせる選択肢だ。
ただし、安全保障は不可欠で、既存の全原発施設を至急点検するよう
原子力規制委員会(NRC)に指示した。
日本の事故から学び、次世代原発の設計と建設に生かしていく。
危険な放射線性物質や技術を拡散させることなく、
各国が原発を利用できるようにするための国際的な議論をリードしていく』」

「オバマ大統領の存在理由が、彼のこの演説の中に見事に浮き彫りになっている。
オバマを育てたのは、あの悪名高き『フォード財団』である。
そして、オバマの選挙資金の提供者の第1位は、ロスチャイルド系の世界一の投資信託会社フイデイリテイ、
そして第二位がやはりロスチャイルドの子会社、ゴールドマン・サックスである
(デーヴィッド・ロックフェラーが支配する投資銀行と世にいわれているのは完全なデマ)。
そしてオバマはウオール街のヘッジファンドからも巨額の献金を受けていた。
インターネットを通じての個人献金は確かにあったが、ごくごく少ない献金であった。
世論操作は、ユダヤ系が支配するメデイアを通じて行われた。
そのノーベル平和賞も完全なヤラセである。」

「オバマ自身も原発マフィアとの関係を認めるような政策をとっている。
GEは世界中で、2010年度に142億ドルの利益を上げながら法人税をまったく払っていない。
そのGEの最高経営責任者、ジェフ・イメルトを、オバマは、2011年1月に新設した
『雇用と競争力に関する大統領評議会』の議長に指名した。」

「オバマはまた、イリノイ州シカゴに本社を置くエクセロン社
(17基の原子炉を保有・運営する米原発最大手)から、
2008年の大統領選で、同社の社員から個人名目で約20万ドルを陣営に献金されている。
原発最大手の一つ、エンタジー社もオバマに30万ドルを貢いでいる。
さらに、オバマ陣営の選挙資金調達担当のジョン・ロウは、ワシントンに本拠を置くロビー団体、
『原子力エネルギー協会(NEI)』の代表を務めている。
このような背景で、オバマは30年ぶりに原子炉の新設を認めたのだ。」

「『原子力は温暖化ガスを排出することなく電力供給を増やせる選択肢だ』
この唯一のキャチフレーズが、原発マフィアたちの拠り所である。
これ以外にオバマが政権を維持する理由は何もない。」

副島隆彦の『世界権力者人物図鑑』に記載されたオバマの項には、
『オバマは悪いことをしない立派な大統領』。
これがオバマの笑顔にかぶせて大文字で書かれている。
下に三分の一くらいの文字で「米大統領は操られ人形」。
副島の文章の特徴の一つは、
「今日の天気は晴れのち曇り、時々雨、ところにより雪、雹、霰、もしかしたら嵐になるでしょう」
という韜晦に満ち満ちていることである。大文字に注目すべし。
大統領夫人も『ミッシェル・オバマは立派な奥様』と大文字で書いてある。
『シカゴ労組幹部の娘』『猛女』。
2人を並べて『大統領から引きずり降ろされるまで2人で闘う』と目立つ色文字で書いてある。

これがプロパガンダでなくてなんだろう。
副島はこれを
「私の遺言書のように良い出来の本である。日本国民への私からの贈り物だ」
と後書きで書いている。
副島の遺言書はプロパガンダなのである。
原発利権の申し子オバマのプロパガンダを日本国民への贈り物としているのである。

副島の十八番デーヴィッド叩きも茶番である。
図鑑には『この男が死ぬまで世界皇帝』と書いているが、
デーヴィッドはご主人さまの代理人である。
これが出来レースの八百長でなくて何であろう。

中田安彦との共著『ヨーロッパ超富豪権力者図鑑』のロスチャイルドについての記載にも
原発利権のことなど全くない。
巨大化学トラストのことも原子力兵器カルテルのことも何もない。
『表の世界で堂々と活躍している人たちである』と賞賛している。

後書きには
「世界を支配する”闇の支配者”などという、
荒唐無稽な枠組みはこの世には一切存在しないことが、
本書でおわかりいただけると思う。
超富豪財界人たちの人生も、私たちの人生と同様に浮き沈みがある。
時折、新聞やテレビに出てくる彼らの顔つきをじっと見つめて、
『ああこんな雲の上の人たちでも色々苦労しているのだなあ』
と思いを馳せていただきたい」と書いてある。

原発マフィアや金融マフィアの超富豪たちに
「同情してやりなさい」
と我々に勧めているのである。
笑止である。
正真正銘のトンデモ国家戦略思想家だ。
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/224.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c84

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
85. 中川隆[7850] koaQ7Jey 2017年4月18日 14:21:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8341]

鬼塚英昭 黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア カスタマーレビュー


ロスチャイルド家の精神構造に迫りたいと思う・・
投稿者 papypapyhina 投稿日 2011/5/30


ヴィクター・ロスチャイルドが原爆(マンハッタン計画)製造を水面下で、
押し進め、わが国おいては、正力と中曽根が、日本の原発販売営業本部の本部長として、原発推進のリーダーシップをとり、君臨していたことは、広瀬隆、著者、有馬 哲夫の著作や、「原発開発の歴史」 藤田祐幸の映像やNHK「原発導入のシナリオ 〜冷戦下の対日原子力戦略〜」などで、知っていた。

シュトラウスの存在や天皇の番犬(瀬島)の暗躍が意外に知られていないかもしれない。

私が、迫りたいと思ったのは、ロスチャイルド家、特にヴィクターの精神構造に
迫ることである。


'1.核エネルギーを自らが創造した巨大ビジネスにしたいという気持ちは
 わかる。 (歴代当主達の偉大なビジネス創造を凌駕したいと思ったのであろう)


'2.しかし、核エネルギー自体は、核兵器にしても原発にしても、
 人類が生活しているこの地球では、それを運用するには、狭すぎる。
 (いつか、大事故、核戦争、使用済み核燃料の暴走と汚染で、地球の終わりが来る)


'3.彼らが設備として持っている核シェルターごときでは、生き残れないであろう。
(矛盾するが、それでも、今後、わが国含め、原発を世界中に氾濫させるという・・その辺の彼らの精神構造が私は理解できない・・)
(まるで、地球を滅ぼそうとしているような気がしてならない・・)

これ以上、原発、使用済み核燃料、核兵器を増加させても、そりゃ、中曽根や正力のような、金とある種の脅しに弱い人間は、簡単に彼らの軍門に下り、僕になり、彼らの金儲けに役に立つが、そして膨大な金は集められるが・・、その結果、原発だらけ、使用済み核燃料だらけ、核兵器だらけの地球になり、放射性物質で汚染された不健全な地球が彼らを待つことになる・・

これら、我々のような普通の人間には理解不能な行動を躊躇せず、行うやっこさん達の精神構造に迫ってもらいたいと思うのである。

著者はその辺について、全く迫っていない・・

誰だって、やっこさん達の悪意に満ちた、人として本来あるべき姿とまったく正反対の思考や行動について、疑問を感じなければならない・・。
糾弾すべきであるが・・

やっこさん達の善悪の基準と我々の善悪の基準は逆転しているのかもしれないと
思うのであるが・・人を人とも思わない・・
人間は、この貴重な地球の素晴らしい自然に生かされている・・
著者の21世紀のファウストに以下のような記述があった・・

トルストイのコメントとして、

「世界を支配している連中は狂っている。
狂人でないと世界を支配できない・・」

別の場所では

「世界をどのように改造しても構わない」
これは、「人間は地球に、自然に生かされている」
という事実と反対の考えですね・・。

私が思うに・・

ヴィクターの考えは以下のようであろう・・

'1.確かに核エネルギーは人類の手に負えるようなものではない、
 確かに地球上の生命に対する反逆行為である・・。
 これは、パンドラの箱を開けたようなものである。

 しかし、選ばれし我が一族がこれを用い、支配せずして、
 だれが、やるというのだ。誰にもさせない!

 選ばれし我がロスチャイルド一族の独占の事業である。
 これを用いて、今の支配力をさらに強化し、
 世界中に、放射性物質をばらまき、
 増え過ぎつつある人口を減らすのである。


'2.核エネルギーは「科学の進歩」とか「未来のエネルギー」とか「原子力の平和利用」とかで化粧を施して、
 中曽根や正力のようなバカどもを騙し、
 死ぬまで、我々の僕として使役する。

 かならず、核エネルギーの真実(危険性)を暴く輩が出てくるが、
 徹底的に弾圧し、ミニ中曽根やミニ正力を大量生産して、
 数で、反原発派を圧倒する。そして、原発推進派と反原発派で
 その国を分断させて、混沌が支配する状況で、原発推進を行う。

 ようするに、中曽根や正力の子分達に金をつかませ、
 おいしい汁を吸わせ、支配する。そして、そいつらに、洗脳された

 一般大衆のバカどもは、ミニ中曽根達のようにメリットを享受できるわけではないが、
 おめでたいことに、洗脳されて、デメリットや災いだらけの原発を支持する原発推進派になる。
 事故が起きた時には、このように洗脳された一般大衆の原発推進派が、
 いの一番に、被害を受け放射能を浴びたり、移転を余儀なくされたり人生をズタズタにされてしまうのであるが・・

 これが、我が一族の原発推進における世界共通のマニュアル(グロバルスタンダード)である。

 別に電気なんて、原発のような危険なものでなくても、
 安全でなおかつ、コストのかからない、発電方法は、
 腐るほどあるのに、無知な一般大衆の連中は
 我々ロスチャイルド家に騙され、従属させられていることに気付かない。
 愚かで、哀れなものである(と、ヴィクター・ロスチャイルドは高笑いしていると私は思っている)

以上、今までのべた、彼らの精神構造の一端ではあるが・・
それに、私は迫りたいとおもっている・・

著者にも次回は、彼らの理解しがたい精神構造に迫ってほしいものである。

皆さまは、ヴィクターの精神構造をどのように理解するのであろうか?

最後に、著者も言っていたが、我々日本人は、世界でも稀に見る騙されやすい民族です。
他人に支配されて生きていくことがいかに悲しいことであるかが、この本には書いてあります。
どうぞ、ご覧になってください。

___


なぜ原発が日本にあるかの答えがここに投稿者 本格派 投稿日 2011/7/3

2011年3月11日以降、日本を地獄の底へ突き落としている原発がどのような経緯で日本に導入されるようになったのか、そしてそこには「誰の」「どの様な意図」が隠されていたのかを解き明かす目的で書かれた本である。

主人公はヴィクター・ロスチャイルドと、CIAエージェントであり、「ポダム」という暗号名を持つ正力松太郎と、同じくCIAエージェントの中曽根康弘である。

正力松太郎は、A級戦犯に指定されながらも、釈放された。同様の経緯を辿った岸信介、笹川良一、児玉誉士夫とともに、アメリカ(CIA)の手先となり、アメリカからの要望を日本において実現するように行動することで我が身を守ったのである。

読売新聞の社長だった正力松太郎は、CIAから提供された巨額の資金により日本テレビを創設するとともに、それらメディアを利用して、原子力の平和利用の宣伝に協力することになる。

まずはイギリスに、資金が足りないと見るとアメリカに原爆の製造を働きかけたのがヴィクター・ロスチャイルドである。第二次世界大戦終了時点で、ヴィクター・ロスチャイルドは世界のウラン鉱山の80%を支配しており、戦争終了後は、ウランの需要を拡大すべく、ソ連に原爆製造の情報を秘かに流し、核開発競争を演出する。
しかし、ビキニ環礁での水爆実験で第五福竜丸の乗組員が被爆し、死亡すると、日本中に反核実験の動きが燃え上がった。この動きを逆に利用して、「平和利用」の名の下に、原子力発電を日本で推進する旗振り役となったのが正力松太郎なのである。
戦前から児玉誉士夫の子分だった中曽根康弘は、児玉とともにCIAのエージェントとなり、正力とともに原子力の平和利用を説いて回り出すことになる。中曽根は、野党の新人議員であったにもかかわらず、6本の原子力関連法案を一人で書き上げて議会に提出し、成立させている。
これをベースに日本に原子力発電が導入されることになる。すべてはヴィクター・ロスチャイルドのウラン拡販のために。

なぜ日本に原発が存在するのかを理解する上でこの本の存在は大きい。決して原発がないと電力が足りないから原発が必要なのでは決してない、ということだ。


___


性善説を信じたい? 投稿者 ソウルマン 投稿日 2012/6/2


例によって、多くの作家のみならず、新聞記事や週刊誌の記事までの引用を織り交ぜながら、著者なりに原発マフィアに迫った良書である。


以下、抜粋。

*ヴィクター・ロスチャイルドは、原爆の開発過程が具体的に進行していくにつれ、その機密情報をソ連に流していった。

彼がソ連を支配していたからである。フルシチョフが「フルシチョフ回想録」の中で、「スターリンがよく、ご主人様という言葉を使っていた」と書いてりる。間違いなくヴィクター・ロスチャイルドを指している。


*CIAのエージェントであった中曽根は、吉田茂の秘密工作を受け入れた。

CIAのエージェント・岸信介が吉田茂と中曽根を動かしたとみる。
https://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E3%81%84%E7%B5%86-%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%81%A8%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%83%9E%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2-%E9%AC%BC%E5%A1%9A-%E8%8B%B1%E6%98%AD/dp/4880862770

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c85

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
86. 中川隆[7851] koaQ7Jey 2017年4月18日 14:33:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8342]

>>58 の続き


奥の院は一人にすべて任せないで、一つの任務が終わったら次の人間を総理に付けるんだ

小沢には原発推進、湾岸戦争に大金を出させ、滅茶苦茶な財政出動をしてバブル経済にし、小選挙区制を導入させて自民党の派閥を壊滅、日本を超円高にして日本経済を崩壊、民主党の評判を落として反自民党勢力を壊滅させて任務完了

小泉・竹中には人材派遣制度を導入、累進課税を形骸化させ、企業間の株式持合いを止めさせ株価を大暴落させ、日本株を底値で外資に買い取らせる、郵政民営化させて任務完了

野田には TPP推進、消費税増税の法律作らせて任務完了

安倍には 原発再稼働、移民受入れ・英語の公用語化の準備、安保法案を導入させて任務完了予定


一人にすべてやらせるといくらアホ日本人でも背後の勢力の存在に気付いてしまうからね。

この中では小沢のやった事が一番酷かった、日本中を原発だらけにし、日本経済を壊滅させたのが小沢の業績だったんだ

小沢がごり押しした小選挙区制は自民党と第二自民党が交互に政権を取って、アメリカの犬を代わる代わる首相につける制度

誰が総理になっても奥の院の指示通りにしか動かないから同じ事なんだけど
阿修羅の住人みたいなアホ日本人の目眩ましにはなるからな


小沢一郎は毎年ロンドンやフランクフルトのロスチャの所に御用聞きに行ってる

つまり小沢せんせは奥の院の指示通りに動いているだけ

中国を世界の経済センターにして、日本を中国小日本省にするのがロスチャと小沢せんせの最終目標

こういう売国奴を放置しておくから日本が中国に乗っ取られるんだ


石原慎太郎都知事「アメリカの犬 小沢一郎の正体」を暴く
https://www.youtube.com/watch?v=MERTrcik8CU

50年後の日本地図 (日本人は放射能汚染された東日本に押し込められる)
http://blog.goo.ne.jp/hps777/e/ee6e8a91af4cf1c9b0adb452f1667b7e
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c86

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
87. 中川隆[7852] koaQ7Jey 2017年4月18日 14:46:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8343]

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[近代史02] 原爆投下が日本を救った_ ユダヤ人とトルーマンと昭和天皇に感謝 中川隆
18. 中川隆[7853] koaQ7Jey 2017年4月18日 15:03:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8344]

2012年02月14日 原子力産業の仕組みもロスチャイルドが作った。
http://ameblo.jp/deathplaymate/entry-10953331904.html

 ドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲン が1895年にX線 を発見したことから原子力産業はスタートしました。 翌年、フランスの物理学者アンリ・ベクレル が、偶然にもウラン鉱石から発する天然の放射線を発見します。放射能の量を表す単位「ベクレル」は彼の名にちなんでいます。


 その後、ピエールとマリのキュリー夫妻 が放射性物質の研究を行い、ポロニウムとラジウムを発見しました。彼らが「放射能(Radioactivity)」という用語を作り、原子力エネルギー研究の先駆けとなります。


 この研究に目をつけたのが金融王ネイサン・ロスチャイルド の曾孫アンリ・ロスチャイルドです。アンリはキュリー夫妻のスポンサーとなってラジウム研究所を建て、キュリー基金を設立しています。これから伸びる可能性のある分野には惜しげもなく投資し、産業として育て、やがて投資に見合う利益を回収するのがロスチャイルド一族です。


 1866年、南アフリカで農夫がダイヤモンドを発見すると、相次いで金鉱も発見され、南アフリカはゴールドラッシュに沸きました。良質なダイヤモンドを産出するキンバリー鉱山一帯を握っていたセシル・ローズ の「デビアス」に、ナサニエル・ロスチャイルド (金融王ネイサンの三男)が融資をし、のちにデビアスは世界のダイヤモンドを独占支配するダイヤ・シンジケートを築いていきます。(何故潤沢な資源を抱えながら彼らが裕福になれないのかが分かりますよね。)


 セシル・ローズが他界すると、アーネスト・オッペンハイマー がロスチャイルド家 の支援を受け、鉱物会社「アングロ・アメリカン」を設立。現在も南アフリカを支配するオッペンハイマー財閥の始まりです。


 発掘した金や銀を精製するには水銀が必要となります。その水銀が豊富なアルマデン鉱山はスペイン王室が所有していましたが、ユダヤ十二大富豪と言われるワイスワイラー家が事業を行っていました。


 ちなみにアンリ・ロスチャイルドの妻はワイスワイラー一族のマティルド・ワイスワイラーです。アルマデン鉱山は亜鉛(ジンク)も豊富に産出し、これがのちにロスチャイルド家のリオ・ティント銅山と合併し、1962年にウラン・シンジケートの支配者「リオ・ティント・ジンク」が誕生します。


 金あるいはダイヤモンドのために鉱山を採掘すれば、当然、他の鉱物資源も同時に産出されます。ダイヤモンドの「デビアス」、金の「アングロ・アメリカン」、そしてウランなどの非鉄金属を扱う「リオ・ティント・ジンク」、この三社がロスチャイルドによる鉱物支配の主要企業です。原子力産業は、ウランなどの鉱山事業の利益を目的として誕生したものと言ってもよいでしょう。


 1939年、原爆製造のマンハッタン計画 がスタートします。ウランの調達は、アフリカのベルギー領コンゴ、カナダのグレートベア鉱山、アメリカのコロラド州カルノー鉱山で行われましたが、3カ所ともロスチャイルド一族の支配下にある鉱山でした。


 マンハッタン計画の監督を務めたのが、ロスチャイルド一族で、のちにハンブローズ銀行の会長となるチャールズ・ハンブローです。CIAの前身である諜報機関OSSを設立した超大物であり、南アフリカの鉱山を握る「ブリティッシュ南アフリカ社」の重役でもありました。


 マンハッタン計画は、核物理学や資源確保という面で国際的な作戦計画であり、そのリーダーは、のちに国際原子力機関 (IAEA)を創設するベルトラン・ゴールドシュミット(何故かwikiに無い)でした。このベルトラン・ゴールドシュミットの妻は、ヴィクター・ロスチャイルド卿の再従妹ナオミ・ロスチャイルドです。


 米国原子力委員会(AEC)の初代委員長として、核兵器と原子力の平和利用を強力に推進したルイス・L・シュトラウス(原発マフィアの中曽根康弘の大勲位を没収せよ ←リンク先でシュトラウスの事を少し詳しく説明してます。)は、ロスチャイルド商会の米国代理店であるクーン・ローブ商会 の共同経営者であり、1950年から53年までロックフェラー兄弟基金の財務担当顧問でした。


 ルイス・L・シュトラウスの資金源となっていたのが、ウォールストリートの投機家であり、ロスチャイルド一族の鉱山王グッゲンハイム財閥と組んでウラン鉱山への投資・開発を行っていたユダヤ人大富豪バーナード・バルーク です。バルーク家は18世紀からロスチャイルド家と深い関わりを持つユダヤ人指導者のファミリーで、バーナードは「アグダス=イスラエル・ユニオン」というユダヤ系結社の代表を務めていました。


 バーナード・バルークは、原爆開発の有力な支援者としてマンハッタン計画を指導し、大統領顧問として原爆の対日使用を積極的に勧めた人物です。戦後は国連原子力委員会の米国主席代表となり、すべての核技術を国際的な管理下に置くことを提案し、それが国際原子力機関(IAEA)の設立につながります。


マンハッタン計画に参加した科学者の多くはユダヤ人でした。


 ハンガリー生まれの亡命ユダヤ人レオ・シラード は、原爆のアイデアを思いつき、同じユダヤ人でドイツから米国に亡命したアインシュタインの知名度を利用して、ルーズベルト大統領に原爆開発を促す手紙「アインシュタイン書簡」を送ったことで有名です。この手紙がきっかけとなって米国の原爆開発はスタートしました。


「コンピュータの父」として知られるフォン・ノイマン は、ハンガリーの裕福なユダヤ人銀行家の家に生まれ、1930年に渡米。コンピュータの動作原理であるストアードプログラム方式を考案しました。マンハッタン計画には軍事顧問として参加し、爆薬を32面体に配置することにより核爆弾が製造できることを10カ月にわたる計算により導きました。また、地面ではなく空中で爆発させた方が原爆の破壊力が増すことも計算により導いています。


 原爆を長崎に投下する指示を出したのは、このノイマンでした。


「原爆の父」と言われるニューヨーク生まれのユダヤ人ロバート・オッペンハイマー は、ロスアラモス研究所の所長に就任して、マンハッタン計画を主導しました。


 オッペンハイマーは「原爆投下は日本に警告なしに行われるべきだ」と反日的な強硬論を主張した人物です。
 1945年7月にロスアラモスで世界初の原爆実験に成功したとき、狂喜して「我は死神なり! 世界の破壊者なり!」と叫びました。


 ハンガリー生まれの亡命ユダヤ人エドワード・テラー は、核分裂だけの核爆弾から核融合を用いた水素爆弾へと核兵器を発展させるべきだと主張し、1952年には水爆実験に成功しました。1954年に起きた「第五福竜丸事件」の際に使用された水爆はテラーが作ったものです。


「水爆の父」テラーは歴代政権の核戦略、防衛政策に影響力を行使し続け、レーガン政権時代には「戦略防衛構想(SDI)計画」を推し進めています。


 その他、ノーベル賞(※1)を受賞した多くの著名なユダヤ人科学者がマンハッタン計画に参加しています。「近代量子論の父」ニールス・ボーア (1922年ノーベル物理学賞受賞)、ジェームズ・フランク (1925年ノーベル物理学賞受賞)、ハロルド・ユーリー (1934年ノーベル化学賞受賞)、ユージン・ウィグナー (1963年ノーベル物理学賞受賞)、リチャード・ファインマン (1965年ノーベル物理学賞受賞)、ハンス・ベーテ (1967年ノーベル物理学賞受賞)などです。


一方、冷戦の相手国であるソ連の原爆開発にもロスチャイルド=ユダヤ人脈が密かに関与していました。「ソ連の原爆の父」と呼ばれたユダヤ系科学者ユーリ・ハリトン 博士によれば、ソ連の核開発はドイツからの亡命したクラウス・フックス がスパイした情報をもとに、米国製原爆を真似てつくったものだったということです。


 クラウス・フックスはドイツ共産党に入党していましたが、ナチスの弾圧を恐れてイギリスに亡命。1943年に渡米してマンハッタン計画に参加し、その極秘情報をソ連政府に流していました。また、「原爆の父」ロバート・オッペンハイマーやニールス・ボーア博士もソ連スパイに情報を提供していたことが明らかになっています。


 このクラウス・フックスを操っていたのがイギリスの「ケンブリッジ・サークル」という秘密組織でした。「ケンブリッジ・サークル」とは「ソ連の二重スパイ組織」であり、ケンブリッジ大学出身のキム・フィルビー、アンソニー・ブラント、ガイ・バージェス、ドナルド・マクレーンの4人がメンバーとして知られ、イギリス諜報部や外務省、英国放送協会(BBC)、あるいは王室にまで潜入し、KGBに情報を送り続けていたのです。


 この「ケンブリッジ・サークル」の黒幕と目されていたのが英国諜報部員でもあったイギリス家当主ヴィクター・ロスチャイルド卿でした。


 1947年に極秘計画であるマンハッタン計画が終了し、過去7年間で原爆開発にかかった費用が22億ドルに達していたことが明らかになりました。その後、冷戦が深刻化するなかで、原子力予算は年間10億ドルから20億ドル(7300億円)と膨らんでいきました。


 ちなみに1940年の日本の一般会計予算は60億円、1945年で220億円です。原子力業界にとって、まさに原子力は「金のなる木」。決して手放したくはないでしょう。


以上 、知らない方が幸せかもしれない 原発大震災の超ヤバイ話 より参照


※1)ユダヤ王ロスチャイルドとノーベル家がノーベル平和賞を決定するのである。戦争と平和はこの黒い貴族たちが決定する重要事項である。中立国とは黒い貴族たちの最終的な避難国である。彼らは死の嘆きを交わしつつ割れ目や亀裂を平和の地に作ろうとする。そして乱を演出して平和を取り戻す。その時に、ノーベル平和賞や経済学賞を用意する。彼らの『平和』に貢献した者たちへの褒美のために。

ノーベル産業とは武器銃火器を敵と味方両方に支援(売却)する産業。拠点がスイスにあります。お分かりですね。何故永世中立国か何故占領された事が無いのか。

ノーベル賞の歴史は戦争の歴史といっても過言ではない。

僕が尊敬していた物理学者の数々がこうしてユダヤ人でそれを知らず大学では今も脈々と彼らの著書を参照している。
http://ameblo.jp/deathplaymate/entry-10953331904.html


お金のしくみを作ったのがロスチャイルドなら
原発のしくみを作ったのもやはりロスチャイルドだった!


「二酸化炭素の増加が温暖化の原因」という理論が広まったのは、チェルノブイリ事故の2年後、1988年6月23日に米国上院議員ティモシー・ワースが主導したエネルギー委員会の公聴会で、証言に立ったジェームズ・ハンセン博士の持論をマスコミが一斉に取り上げたのが始まりです。

 1997年にはメディア王テッド・ターナーが国連に10億ドル分のAOLタイム・ワーナー株を寄付し、その資金で地球温暖化問題に取り組む「国連財団」が設立されました。この「国連財団」の筆頭理事がティモシー・ワース上院議員であり、専務理事にはエマ・ロスチャイルドが名を連ねています。


地球温暖化=二酸化炭素犯人説を『不都合な真実』によって定着させたアル・ゴアの活動資金は、ジェイコブ・ロスチャイルドの友人であるユダヤ人大富豪マーク・リッチが提供してきました。マーク・リッチは投機家ジョージ・ソロスの資金源であり、国際的な鉱物業者です。

 アル・ゴアの父親は、ソ連に利権を持つユダヤの政商アーマンド・ハマー(米国共産党創設者の息子)の企業で、世界各地で環境汚染を引き起こしてきたオクシデンタル石油の副社長であり、ウラン鉱山を所有する子会社オクシデンタル・ミネラルズの経営にも関与していました。アル・ゴアの娘カレナは、ロスチャイルドの米国代理人ジェイコブ・シフの曾孫アンドリュー・N・シフと結婚しています。

 アル・ゴアは、ロスチャイルド系投資銀行ゴールドマン・サックスの重役と組んで排出量取引ビジネスを行ったりして、世界初の「エコ長者」となっています。つまり、アル・ゴアは原子力業界のために活動する腕利きセールスマンなのではないでしょうか?
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/c/734064174886c2a4574346cc9297c097

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/327.html#c18

[近代史02] タイは天国に二番目に近い国 1 中川隆
16. 中川隆[7854] koaQ7Jey 2017年4月18日 16:30:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8345]

April 18, 2017 at 02:15PM
https://kuantan.me/2017/04/18/april-18-2017-at-0215pm/

スマナサーラはどうしようもない生臭坊主だよ。
生で講話を聴いたことがあるが、俗物臭プンプン。権力欲丸出し。執着の権化。

第一、彼の属する上座仏教は「輪廻転生」を全面肯定する。

「釈迦はそんなこと言ってますか?」と突っ込むと、ムキになって「そんなこと言ってるからお前はダメなんだ」だと。

その上、「どういう人が高いカーストに転生するか。どういう人になれば来世で高い身分に生まれ変われるか」なんて説教を大真面目で日本人の前でする。

自分の知能の高さ(記憶力が凄いらしい)を自慢する。ろくでもないよ。

仏教の限界だろうね。人間はどんなエリートでもほとんど賢くなれない、ということを前提に出発していない。

スリランカの坊主なんて、もちろん自国では政治権力と結びついて腐敗しきっているが、日本に来ているセイロン坊主の評判も芳しくないよね?京都から滋賀県の某ソープランドに通いつめてたセイロン坊主もいたとか。最初は日本の坊主が接待したんだろうけど。

マジで言うが、公平に世界を眺め回して、宗教でいちばんマトモなのはイスラムです。もちろんサウジのワッハーブ派などキチガイは入らない。日本人にも受け入れられてリベラルなのはシーア派。
https://youtu.be/7AKvXICodfM

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/377.html#c16

[昼休み52] 意図的な世論誘導報道で悪魔呼ばわりされているシリア アサド大統領 富山誠
23. 中川隆[7855] koaQ7Jey 2017年4月18日 16:39:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8346]

2017.04.18
侵略戦争に反対するガッバード議員が議会で孤立、さらなる破壊と殺戮へ向かう米国の危機的状況

アメリカのドナルド・トランプ政権は好戦的な色彩を強めている。上院議員時代から軍需産業のロッキード・マーチンを後ろ盾にしていることで知られているヒラリー・クリントンと同じ道を歩み始めたとも言えるだろう。クリントンを支援していた人物の中には、インタビュー番組の中でロシア人やイラン人を殺すと公言したマイク・モレル元CIA副長官も含まれている。

ジョン・マケイン上院議員が2月中旬にシリアへ違法入国したことを同議員のオフィスは認めた。シリア政府の承認を受けずに入り込んでいるアメリカ軍の部隊に会ったとしているのだが、2013年5月にシリアへ違法入国したときには、後にダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)のリーダーになるアブ・バクル・アル-バグダディを含む反シリア政府軍の幹部たちと会談している。そのほかマケインはウクライナで政権転覆を扇動するなど露骨な内政干渉を行うが、大して問題になっていない。

現在のアメリカではアメリカ支配層にとって目障りな主権国家に対する内政干渉や侵略、そうした敵対行為の手先になっている「テロリスト」への支援は容認されている。マケインの密入国など問題ではないのだろう。

議会の中にも、こうした行為を批判する人はほとんどいないが、例外的なひとりがタルシ・ガッバード下院議員。2004年には州兵としてイラクで戦っている。戦争の実態を知っているということだ。そのガッバード議員はCNNのインタビューで、シリアのアサド政権を倒すという違法で非生産的な戦争をアメリカやCIAは止めるべきであり、イスラム過激派との戦いに集中するべきだと語っている。

本ブログでは繰り返し書いてきたが、バラク・オバマ政権はアサド政権を倒すためにイスラム過激派、つまりワッハーブ派/サラフィーヤやムスリム同胞団を中心とするアル・カイダ系武装集団やダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)を「穏健派」と称して支援してきた。マケインやクリントンもオバマの仲間であり、最近はトランプ大統領も引き込まれている。

アメリカ軍の情報機関DIAは2012年8月の段階でオバマ政権に対し、シリアにおける反乱の主力はサラフィーヤ、ムスリム同胞団、そしてAQI(アル・カイダ系武装集団)だとしたうえで、政府が方針を変えなければシリア東部にサラフィーヤの支配地が作られると予測していた。言うまでもなく、これはダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)という形で現実になる。

この報告書が作成された当時のDIA局長がマイケル・フリン中将で、トランプ大統領が最初に国家安全保障補佐官として選んだ人物である。DIA局長時代、フリンはオバマ政権の周囲とこの件で対立、2014年8月に退役に追い込まれた。このフリンを選んだトランプ政権は、少なくとも発足当時、侵略戦争に消極的だったと言える。

退役後、この文書に記載されたダーイッシュ出現の警告ともとれる部分についてアル・ジャジーラの番組で質問されたフリン中将は、そうした情報に基づいてオバマ大統領の決めた政策がダーイッシュを出現させたとしている。つまりオバマ政権の決定がダーイッシュの広大な地域を支配させることになったと言ったのだ。

このフリンを国家安全保障補佐官に選んだ時点のトランプ大統領はネオコンからの攻撃もあり、戦争へと舵を切る。その象徴的な出来事がフリンの排除。彼は2月13日に辞任させられてしまうのだ。フリンの後任であるH. R. マクマスターはクリントンに近いデビッド・ペトレイアスの子分。このコンビはシリアへ数万人とも15万人とも言われる規模のアメリカ軍をユーフラテス川の渓谷へ侵攻させようと目論んでいると報道された。ただ、軍の幹部にもこうした軍事介入に反対する人は少なくないようで、マクマスターもごり押しできなさそうだが、諦めているわけでもないだろう。

トランプ政権は4月7日、地中海に展開していた駆逐艦のポーターとロスに59発のトマホーク巡航ミサイルを発射させた。シリア政府軍の航空基地を破壊する目的だったが、ロシア側の発表によると、目標に到達したのは23発。ECMという電子的な妨害装置が使われたと言われている。

攻撃を正当化するため、アメリカ政府はシリア政府軍が化学兵器を使ったと主張したが、シリア政府軍が化学兵器を2013年に破棄している。これは国連も熟知している事実だ。しかもアメリカは詳しい調査を拒否している。

シリアで化学兵器を保有しているのはアメリカが支援してきたアル・カイダ系武装集団やダーイッシュのような傭兵部隊。2011年10月のリビアでムアンマル・アル・カダフィ体制が倒されるとCIAはアメリカ国務省の協力を受けて武器/兵器を戦闘員と一緒にトルコ経由でシリアへ運んでいた。そうした武器/兵器の中に化学兵器も含まれていた。当時のCIA長官がペトレイアスであり、国務長官がクリントンだ。

シリアの反政府軍に穏健派は存在しないとDIAから警告された2012年8月、オバマ大統領はシリアに対する直接的な軍事介入のレッド・ラインは生物化学兵器の使用だと発言するが、その時点で反政府軍が化学兵器を保有していることを彼は知っていたはずだ。その年の12月にクリントンは、自暴自棄になったシリアのアサド大統領は化学兵器を使う可能性があると主張する。クリントンも反政府軍が化学兵器を保有していること知っていただろう。

翌年の1月、イギリスのデイリー・メール紙はオバマ政権の偽旗作戦に関する記事を載せている。シリアで化学兵器を使い、その責任をアサド政権になすりつけて非難、国際的な軍事行動を誘発しようという作戦をオバマ政権は許可したというのだ。

そして3月と8月に化学兵器が使用されるが、その嘘はすぐに発覚する。3月の場合、イスラエルのハーレツ紙は状況から反政府軍が使ったと分析、マケインがシリア入りした5月に国連独立調査委員会メンバーのカーラ・デル・ポンテは反政府軍が化学兵器を使った疑いが濃厚だと表明している。状況から考え、デル・ポンテの見方は正しいと推測する人は少なくない。その5月にマケインはシリアへ密入国したわけだ。

8月21日にはダマスカス郊外が化学兵器で攻撃され、西側の政府やメディアはシリア政府軍が使ったと宣伝、NATOを軍事介入させようとするのだが、これも嘘を指摘する報道や報告が相次いだ。ガッバード下院議員の主張は当然なのだが、現在、議会で彼女は孤立無援だ。有力メディアも敵に回している。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201704170000/
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/816.html#c23

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
90. 中川隆[7856] koaQ7Jey 2017年4月18日 16:49:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8347]
>>89
おまい、技術が進歩する事まで考えてないだろ



http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c90

[リバイバル3] 湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 中川隆
66. 中川隆[7857] koaQ7Jey 2017年4月18日 17:49:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8348]

映画 古都 1963年 松竹 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av7557419/
http://freemovie.nekomoe.net/2016/1217173322.html


『古都』(松竹) カラー105分。 1963年(昭和38年)1月13日封切。

監督:中村登
脚本:権藤利英
音楽:武満徹

主演:岩下志麻(二役)、吉田輝雄、長門裕之

古都 監督・中村登 1963年
http://2ndkyotoism.blog101.fc2.com/blog-category-50.html

岩下志麻の着物姿が艶やかな映画の紹介です。

京都を舞台にした映画の中で、もっとも美しい作品の一つがこの1963年に制作された『古都』かもしれませんね。

京都が町としての奥ゆかしさを残していた最後の一瞬を奇跡的にとらえた映画・・・といえば大袈裟でしょうか。第36回アカデミー賞外国賞にノミネートされますが、残念ながら受賞にはいたりませんでした。


川端康成の原作発表から時を経ず、京都の町には高層ビルも見あたらない時代。墨色、鼠色の甍がまさに碁盤の目のように整然とならぶ背の低い京都の町では、町家の室内もどこか陰気で薄暗く、もの悲しさすら感じさせます。


甍のならぶ京の町
http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/2/n/d/2ndkyotoism/20101220173101685.jpg


そんな町家の日常とは対照的に、平安神宮の桜、清水寺の夕景、嵯峨の竹林、北山杉の緑、祇園祭の提灯、大文字の灯、時代祭の祭列・・・さらに何よりも主人公・千重子の美しさは、その着物の着こなしとともに、凛とした艶やかさがスクリーンにいっそう映えて見えるのです。


東京生まれの岩下志麻が京都弁に苦労したであろうことは、劇中のイントネーションを聞けばわかりますが(笑)、千重子と苗子の演じ分けは見事です。


もし一人二役と言われなければ、よく似た役者を起用しているのかと思うほど・・・言い過ぎかな。少なくとも一人二役によくある安っぽい違和感は全く感じられません。


町育ちで洗練された着こなしの千重子と、山育ちで朴訥な苗子ですが、苗子の方が眉毛が太く、頬もふっくらしていますね。

川端康成の『古都』はいくつかの映像作品となっていますが、この作品ほど原作を忠実に再現している映像はありません。撮影現場に足を運び、監督よりも口うるさくリアリティを追求した川端康成のこと。作品の改変なんてもってのほかだったのでしょう。

1980年に制作され山口百恵引退記念作品『古都』(監督・市川崑)では、原作にない清作という役を三浦友和が演じていますが、川端康成が健在であれば卒倒ものだったことでしょうに(笑)。

本作の中村登監督は、千重子と苗子の姉妹のほかに、京都の町そのものを物語の主役として捉えていたようです。原作の通り、四季や祭りを描き出すとともに、町かどや山々のカット等をふんだんに多用し、情感豊かな映像美に仕上げました。


1960年に松竹へ入社した岩下志麻。『極道の妻たち』シリーズや、象印マホービンの気の抜けたCMなど、最近の岩下志麻しか知らない人にとっては、目を見開くほどの美しさです。これほど“鼻筋の通った”という形容が似合う横顔の女優もそう、いないでしょう。


http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/2/n/d/2ndkyotoism/2010122017420864c.jpg

平安神宮での枝垂れ桜の観賞シーン。しかし撮影は12月。枯れた桜の枝に造花がつけられての撮影だったとか。


http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/2/n/d/2ndkyotoism/201012201742078b7.jpg


夕暮れの清水寺で、幼馴染みの真一(早川保)に千重子(岩下志麻)は自分が捨て子だったと打ち明けます。真一は幼い頃に祇園祭のお稚児さんに選ばれた大呉服店の次男坊。千重子をたびたびデートに誘いますが、彼女は彼に男としての魅力は感じていないようです。

千重子の父・太吉郎(宮口精二)は呉服問屋の商いだけではもの足りず、嵯峨の寺に籠もって帯の下絵を創作します。様子を見に来た千重子が持ってきたのは森嘉の豆腐。


西陣の織屋の息子・秀男(長門裕之)に千重子の帯の制作を依頼する太吉郎。秀男は職人気質で陰気ですが、若いながらも腕は確か。千重子に憧れを抱くも、父親に身分の差をたしなめられ、諦めます。そして、千重子の双子の妹・苗子に求婚するという役どころです。秀男の父・宗助役には東野英治郎。黄門様より職人役がこの人には似合います。


http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/2/n/d/2ndkyotoism/20101220174207184.jpg


友人の真砂子(環三千世)と北山杉の里を訪れる千重子。そこで千重子に瓜二つの女性を見かけるのです。

祇園祭の宵山の夜。四条寺町の御旅所で、初めて対面する姉妹(岩下志麻の一人二役)。この時代、二重露光という技術が、どれほど難しく面倒な作業だったのかはかわかりませんが、カメラワークも見事ですね。撮影は成島東一郎。成島は後に、赤江瀑原作の映画『オイディプスの刃』(1986年)の監督もしています。


同じく宵山の夜、四条の橋の上で千重子に間違えられ、秀男に帯をつくらせて欲しいと頼まれる苗子。


突然、妹に会い、産みの親が亡くなっていることを知って顔色の悪くなった千重子。彼女を気遣って、家まで送ってやる真一とその兄・竜助(吉田輝雄)。四条大橋の後ろに見える建物は、かのCMで有名な「いづもや」です。
この映画で、唯一、役柄として浮いているのが竜助役の吉田輝雄。役の上では千重子を助け、頼もしい彼に千重子も結婚を決意するという設定なのですが・・・顔も演技も“濃すぎ”。堅い無表情が不気味です・・・。


京都会館前のバス停で顔見知りの上七軒の女将に出会う太吉郎。もちろん女将役は浪花千栄子です。達者すぎて、ちょい役でもインパクト大はさすがっ。溝口健二監督『祇園囃子』でお茶屋のお女将役を好演し、ブルーリボン助演女優賞を受賞して以来、女将役が当たり役となったのですね。


http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/2/n/d/2ndkyotoism/201012201742505a9.jpg


苗子をたずねて北山杉の里を訪れた千重子。突然の激しい夕立にあうシーン。抱き合う二人が双子であることを強く実感する重要な場面ですね。
雷を怖がる千重子を苗子がかばうこの杉林は、セットでの撮影です。現地の杉林から丸太350本を切り出し、北山を再現したのだとか。

苗子のために帯を織ってほしいと千重子に頼まれた秀男が、北山杉の里に帯を届けた際、苗子を時代祭に誘います。そして再会した苗子に結婚を申し込むのです。しかし、苗子は秀男が自分に千重子の面影を求めていることを知っていて、素直に申し出を受け入れることができません。

双子であることを他人に知られては千重子の家族に迷惑が掛かると、店員が帰った夜遅く、千重子の家に泊まりに来る苗子。千重子の両親はそんな彼女を歓迎します。

一晩、床をならべて一緒に寝るのですが・・・、


http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/2/n/d/2ndkyotoism/201012201743292cc.jpg

まわりの家々が起き出す前に、千重子に別れを告げ、「また、来とくれやすな」という千重子の言葉には悲しそうに首を振り、雪で白くなった町を駆け足で去って行くのです。

おまけ。

http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/2/n/d/2ndkyotoism/20101220174330ae2.jpg

この映画唯一の、千重子の洋装シーン。フードを被る姿も美しい! 北山杉の里に洒落た着物で来てはいけません。山の天気は移ろいやすいのですから。
http://2ndkyotoism.blog101.fc2.com/blog-category-50.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c66

[文化2] 愛のゆくえ 「雪国」 - 魔界の住人・川端康成 (リバイバル板へのリンク) 中川隆
4. 中川隆[7858] koaQ7Jey 2017年4月18日 17:50:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8349]

映画 古都 1963年 松竹 無料動画
http://www.bilibili.com/video/av7557419/
http://freemovie.nekomoe.net/2016/1217173322.html

『古都』(松竹) カラー105分。 1963年(昭和38年)1月13日封切。

監督:中村登
脚本:権藤利英
音楽:武満徹

主演:岩下志麻(二役)、吉田輝雄、長門裕之

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/857.html#c4

[地域13] 知ったら住みたくなるケンミン性 (第6回)魅力度ランキング2位「京都」に住んでわかる理想と現実 軽毛
13. 中川隆[7859] koaQ7Jey 2017年4月18日 17:57:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8350]

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『古都』(松竹) カラー105分。 1963年(昭和38年)1月13日封切。

監督:中村登
脚本:権藤利英
音楽:武満徹

主演:岩下志麻(二役)、吉田輝雄、長門裕之

古都 監督・中村登 1963年
http://2ndkyotoism.blog101.fc2.com/blog-category-50.html


岩下志麻の着物姿が艶やかな映画の紹介です。

京都を舞台にした映画の中で、もっとも美しい作品の一つがこの1963年に制作された『古都』かもしれませんね。

京都が町としての奥ゆかしさを残していた最後の一瞬を奇跡的にとらえた映画・・・といえば大袈裟でしょうか。第36回アカデミー賞外国賞にノミネートされますが、残念ながら受賞にはいたりませんでした。


川端康成の原作発表から時を経ず、京都の町には高層ビルも見あたらない時代。墨色、鼠色の甍がまさに碁盤の目のように整然とならぶ背の低い京都の町では、町家の室内もどこか陰気で薄暗く、もの悲しさすら感じさせます。


甍のならぶ京の町
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そんな町家の日常とは対照的に、平安神宮の桜、清水寺の夕景、嵯峨の竹林、北山杉の緑、祇園祭の提灯、大文字の灯、時代祭の祭列・・・さらに何よりも主人公・千重子の美しさは、その着物の着こなしとともに、凛とした艶やかさがスクリーンにいっそう映えて見えるのです。


東京生まれの岩下志麻が京都弁に苦労したであろうことは、劇中のイントネーションを聞けばわかりますが(笑)、千重子と苗子の演じ分けは見事です。


もし一人二役と言われなければ、よく似た役者を起用しているのかと思うほど・・・言い過ぎかな。少なくとも一人二役によくある安っぽい違和感は全く感じられません。


町育ちで洗練された着こなしの千重子と、山育ちで朴訥な苗子ですが、苗子の方が眉毛が太く、頬もふっくらしていますね。


川端康成の『古都』はいくつかの映像作品となっていますが、この作品ほど原作を忠実に再現している映像はありません。撮影現場に足を運び、監督よりも口うるさくリアリティを追求した川端康成のこと。作品の改変なんてもってのほかだったのでしょう。

1980年に制作され山口百恵引退記念作品『古都』(監督・市川崑)では、原作にない清作という役を三浦友和が演じていますが、川端康成が健在であれば卒倒ものだったことでしょうに(笑)。


本作の中村登監督は、千重子と苗子の姉妹のほかに、京都の町そのものを物語の主役として捉えていたようです。原作の通り、四季や祭りを描き出すとともに、町かどや山々のカット等をふんだんに多用し、情感豊かな映像美に仕上げました。

1960年に松竹へ入社した岩下志麻。『極道の妻たち』シリーズや、象印マホービンの気の抜けたCMなど、最近の岩下志麻しか知らない人にとっては、目を見開くほどの美しさです。これほど“鼻筋の通った”という形容が似合う横顔の女優もそう、いないでしょう。


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平安神宮での枝垂れ桜の観賞シーン。しかし撮影は12月。枯れた桜の枝に造花がつけられての撮影だったとか。


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夕暮れの清水寺で、幼馴染みの真一(早川保)に千重子(岩下志麻)は自分が捨て子だったと打ち明けます。真一は幼い頃に祇園祭のお稚児さんに選ばれた大呉服店の次男坊。千重子をたびたびデートに誘いますが、彼女は彼に男としての魅力は感じていないようです。


千重子の父・太吉郎(宮口精二)は呉服問屋の商いだけではもの足りず、嵯峨の寺に籠もって帯の下絵を創作します。様子を見に来た千重子が持ってきたのは森嘉の豆腐。


西陣の織屋の息子・秀男(長門裕之)に千重子の帯の制作を依頼する太吉郎。秀男は職人気質で陰気ですが、若いながらも腕は確か。千重子に憧れを抱くも、父親に身分の差をたしなめられ、諦めます。そして、千重子の双子の妹・苗子に求婚するという役どころです。秀男の父・宗助役には東野英治郎。黄門様より職人役がこの人には似合います。


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友人の真砂子(環三千世)と北山杉の里を訪れる千重子。そこで千重子に瓜二つの女性を見かけるのです。


祇園祭の宵山の夜。四条寺町の御旅所で、初めて対面する姉妹(岩下志麻の一人二役)。この時代、二重露光という技術が、どれほど難しく面倒な作業だったのかはかわかりませんが、カメラワークも見事ですね。撮影は成島東一郎。成島は後に、赤江瀑原作の映画『オイディプスの刃』(1986年)の監督もしています。

同じく宵山の夜、四条の橋の上で千重子に間違えられ、秀男に帯をつくらせて欲しいと頼まれる苗子。


突然、妹に会い、産みの親が亡くなっていることを知って顔色の悪くなった千重子。彼女を気遣って、家まで送ってやる真一とその兄・竜助(吉田輝雄)。四条大橋の後ろに見える建物は、かのCMで有名な「いづもや」です。
この映画で、唯一、役柄として浮いているのが竜助役の吉田輝雄。役の上では千重子を助け、頼もしい彼に千重子も結婚を決意するという設定なのですが・・・顔も演技も“濃すぎ”。堅い無表情が不気味です・・・。


京都会館前のバス停で顔見知りの上七軒の女将に出会う太吉郎。もちろん女将役は浪花千栄子です。達者すぎて、ちょい役でもインパクト大はさすがっ。溝口健二監督『祇園囃子』でお茶屋のお女将役を好演し、ブルーリボン助演女優賞を受賞して以来、女将役が当たり役となったのですね。


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苗子をたずねて北山杉の里を訪れた千重子。突然の激しい夕立にあうシーン。抱き合う二人が双子であることを強く実感する重要な場面ですね。
雷を怖がる千重子を苗子がかばうこの杉林は、セットでの撮影です。現地の杉林から丸太350本を切り出し、北山を再現したのだとか。


苗子のために帯を織ってほしいと千重子に頼まれた秀男が、北山杉の里に帯を届けた際、苗子を時代祭に誘います。そして再会した苗子に結婚を申し込むのです。しかし、苗子は秀男が自分に千重子の面影を求めていることを知っていて、素直に申し出を受け入れることができません。


双子であることを他人に知られては千重子の家族に迷惑が掛かると、店員が帰った夜遅く、千重子の家に泊まりに来る苗子。千重子の両親はそんな彼女を歓迎します。


一晩、床をならべて一緒に寝るのですが・・・、


http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/2/n/d/2ndkyotoism/201012201743292cc.jpg

まわりの家々が起き出す前に、千重子に別れを告げ、「また、来とくれやすな」という千重子の言葉には悲しそうに首を振り、雪で白くなった町を駆け足で去って行くのです。


おまけ。

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この映画唯一の、千重子の洋装シーン。フードを被る姿も美しい! 北山杉の里に洒落た着物で来てはいけません。山の天気は移ろいやすいのですから。
http://2ndkyotoism.blog101.fc2.com/blog-category-50.html



http://www.asyura2.com/09/ishihara13/msg/777.html#c13

[文化2] 愛のゆくえ 「雪国」 - 魔界の住人・川端康成 (リバイバル板へのリンク) 中川隆
5. 中川隆[7860] koaQ7Jey 2017年4月18日 18:37:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8351]

『伊豆の踊子』鰐淵晴子 1960年 松竹 無料動画
https://www.youtube.com/watch?v=ycmGLVhSVTw


『伊豆の踊子』(松竹) 1960年(昭和35年)5月13日公開。カラー87分。

監督:川頭義郎
脚本:田中澄江

出演:鰐淵晴子、津川雅彦、桜むつ子、田浦正巳、城山順子、瞳麗子


踊子役には鰐淵晴子は美人すぎます。

内藤洋子の踊子が良かった。

吉永小百合の踊子は学芸会みたいで嫌だった。

山口百恵の踊子はいかにもアイドル映画で、これも嫌だった。原作の良さが出ていない作品はダメ


http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/857.html#c5

[リバイバル3] 湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 中川隆
67. 中川隆[7861] koaQ7Jey 2017年4月18日 18:50:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8352]


伊豆紀行2・伊豆の踊子 2012-04-01
http://ameblo.jp/isa96/entry-11208128252.html

伊豆の滝と言えば石川さゆりさんの演歌「天城越え」に出て来る浄蓮の滝がよく知られています。伊豆半島を縦断して、修善寺から下田に抜ける天城峠に至る街道では最大らしいです。元々は秘境で、人が立ち入ることは難しかったそうですが、明治末期に湯ヶ島の旅館店主らの私費で観光開発したそうです。


浄蓮の滝
http://ameblo.jp/isa96/image-11208128252-11886328591.html


水量が多いので、滝つぼに落ちる音に迫力があります。
ちなみに天城山も火山で、その寄生火山である鉢窪山の溶岩によってできた滝だそうです。

昔は上中下の三滝ありましたが、中滝は地震で無くなってしまったそうです。
下滝の近くに浄蓮寺があったので、「浄蓮の滝」と呼ぶようになったそうでした。

水が澄んでいて冷たいため、ワサビの栽培が盛んです。ワサビせんべい、ワサビ蕎麦、ワサビビールなど色々なお土産がありました。


ワサビ田
http://ameblo.jp/isa96/image-11208128252-11886412222.html


川端康成の名作「伊豆の踊子」の舞台もこの地が舞台になっています。


昭和元年に発表され、その後、田中絹代さん、美空ひばりさん、鰐淵春子さん、吉永小百合さん、内藤洋子さん、山口百恵さんなど、当時の人気女優さんたちを主演に迎えて何本も映画化されています。動画で予告編が見られるのは、この山口百恵さん主演作品だけのようです。

そのお蔭もあり、伊豆は本作品発表後に注目されるようになります。その後、昭和初期に天皇がいらっしゃったこともあり、観光地化が進められ、浄蓮の滝も今では日本名滝100選の一つになっています。

河津一の滝
http://ameblo.jp/isa96/image-11208128252-11886328590.html


ここからさらに下田方面へ下ると、河津七滝があります。天城峠を境として、水系が異なります。浄蓮の滝は修善寺方面へ流れる狩野川で、反対側の河津方面へ流れるのが、河津川です。

一の滝は晴れていたので滝壺の青色が綺麗でした。大滝は浄蓮の滝と同規模の美しく迫力のある滝です。個人的には浄蓮の滝よりこちらの方が好きです。

当時は海外旅行など夢の話で、新婚旅行が伊豆だったと言う話をよく聞きます。この天城峠を越える際に通るのが「伊豆の踊子」にも登場する天城トンネルです。石造りの重要文化財です。

旧天城トンネル河津出口
http://ameblo.jp/isa96/image-11208128252-11886328592.html


トンネル内部は車がすれ違えるほどの幅は無いので、観光客は出口付近の駐車場に車を停めて歩きます。周辺は未舗装なので、悪天候やバイクでの通行は要注意です。

内部には明るい照明も無く、風が吹き抜けるために、歩いている途中で身の危険を感じるほどの凄い寒さでした。
入口に凍結や氷柱に関する警告がありましたが、納得です。

天城トンネル河津外
http://ameblo.jp/isa96/image-11208128252-11886412224.html


全長は400m以上ありますが、余りの寒さに、途中で引き返しました。手や顔が寒さで麻痺して来るほどで、驚きました。

昔はボンネットバスが通行していたそうです。

修善寺から河津に向かう峠道はくねくねと曲がった山道が続きます。伊豆の踊子の旅芸人一行と19歳の川端康成が出会ったのも、その道の途中にあった休憩茶屋でした。今は道の駅やお土産屋さんがあります。駐車場には河津桜が満開でした。

峠の河津桜
http://ameblo.jp/isa96/image-11208128252-11887013353.html


峠を下ると河津川沿いに湯ケ野温泉があります。「伊豆の踊子」によると、川端康成はランクが上の福田屋旅館に泊まり、旅芸人一行はランクが下の旅館に泊まりました。

福田屋1
http://ameblo.jp/isa96/image-11208128252-11887047774.html


当時からの雰囲気を残している旅館で、映画の撮影に登場する風景や部屋、風呂もそのままです。

これは、川端康成と旅芸人の座長が一緒に入った風呂です。
100年以上前のものです。地下へ階段を下りて入浴します。
泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩泉。お湯の温度は高め、透明で、匂いは薄目でした。

萱風呂
http://ameblo.jp/isa96/image-11208128252-11887075367.html


川端康成が旅芸人を招待したので、福田屋で入浴できましたが、当時の社会では彼らのような職業は蔑まされていたため、高級旅館には営業以外では出入りができなかったようです。

小説では細かく言及していませんが、旅芸人とは現在の温泉芸者やコンパニオンみたいな存在で、あちこちの湯治場に出稼ぎに回っていたのです。時には春を売る営業もあったため、下級の職業だと言われていました。

性病などの心配があるので、一般人は一緒に入浴することを嫌いました。映画の中でも梅毒で死んでいく同郷の少女が登場します。その少女のためにお守りをお土産に買って来た踊り子が健気でした。

そういう彼女たちは、誰でも入れる共同浴場を使いました。

中央の三階建ての日本家屋の一階部分が現在の公衆浴場です。昔は露天風呂だったそうです。現在は地元民と湯ケ野温泉の宿泊客以外は入れません。

公衆浴場
http://ameblo.jp/isa96/image-11208128252-11887047773.html


「伊豆の踊子」の中の有名なシーンに、天真爛漫な踊り子が川向こうの福田屋にいる川端康成に全裸のままで手を振る場面があります。

「彼に指ざされて、私は川向うの共同湯の方を見た。湯気の中に七八人の裸体がぼんやり浮んでいた。

 仄暗い湯殿の奥から、突然裸の女が走り出して来たかと思うと、脱衣場の突鼻に川岸へ飛び下りそうな恰好で立ち、両手を一ぱいに伸ばして何か叫んでいる。手拭いもない真裸だ。それが踊り子だった。

若桐のように足のよく伸びた白い裸身を眺めて、私は心に清水を感じ、ほうっと深い息を吐いてから、ことこと笑った。子供なんだ。私達を見つけた喜びで真裸のまま日の光の中に飛び出し、爪先で背一ぱいに伸び上がる程に子供なんだ。

私は朗らかな喜びでことことと笑い続けた。頭が拭われたように澄んで来た。微笑がいつまでもとまらなかった。」


そこで、共同浴場前から踊り子の視線になって福田屋を見てみました。踊り子から見た福田屋はこう見えていたはずです。庭に咲いている河津桜が綺麗です。
19歳の川端康成が泊まった部屋は川に突き出している二階部分です。

公衆浴場からの福田屋
http://ameblo.jp/isa96/image-11208128252-11887047772.html


現在の女将さんは当時の女将のお嬢様だそうです。ご高齢ですがお元気で、当時のお話をして下さいます。ご本人は当時から店を手伝っていたそうですが、川端康成という認識は無く、学生客の一人だと思っていたそうです。


当時人気があった女性を主役に何度か映画化されています。歴代の主演女優達のパネル(修善寺湯本館)以外は福田屋さんの展示資料です。関係者のサイン入り色紙と写真が貴重です。

恋の花咲く 伊豆の踊子(1933年、松竹、五所平之助監督、田中絹代・大日方傳主演、白黒・サイレント映画)…初の映画化作品。

伊豆の踊子(1954年、松竹、野村芳太郎監督、美空ひばり・石濱朗主演、白黒映画)


伊豆の踊子(1960年、松竹、川頭義郎監督、鰐淵晴子・津川雅彦主演、カラー映画)


伊豆の踊子(1963年、日活、西河克己監督、吉永小百合・高橋英樹主演、カラー映画)


伊豆の踊子(1967年、東宝、恩地日出夫監督、内藤洋子・黒沢年男主演、カラー映画)


伊豆の踊子(1974年、東宝、西河克己監督、山口百恵・三浦友和主演、カラー映画)


テレビドラマとしてはあのキムタクも主演していたようです。しかし、私のキャスティングならクサナギさんか稲垣さんにしますね。書生役は二枚目よりも、ちょっと陰気な感じがする人の方が合うと思うのです。


TVドラマ伊豆の踊子(1993年、TX、早勢美里・木村拓哉主演)

私が想像する天真爛漫な踊り子のイメージとしては内藤さん、吉永さん、山口さんかなあ。

伊豆の踊子にちなんだ記念碑や銅像は吉永さんの時代に多く作られたようで、川端康成さんとの記念写真も多かったような気がします。知的な可愛らしさがありますね。


福田屋さんの庭にも踊子像がありましたが、誰をイメージして作ったのでしょうかね?
http://ameblo.jp/isa96/entry-11208128252.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c67

[リバイバル3] 湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 中川隆
68. 中川隆[7862] koaQ7Jey 2017年4月18日 18:52:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8353]

『伊豆の踊子』鰐淵晴子 1960年 松竹 無料動画
https://www.youtube.com/watch?v=ycmGLVhSVTw


『伊豆の踊子』(松竹) 1960年(昭和35年)5月13日公開。カラー87分。

監督:川頭義郎
脚本:田中澄江

出演:鰐淵晴子、津川雅彦、桜むつ子、田浦正巳、城山順子、瞳麗子

踊子役には鰐淵晴子は美人すぎます。

内藤洋子の踊子が良かった。

吉永小百合の踊子は学芸会みたいで嫌だった。

山口百恵の踊子はいかにもアイドル映画で、これも嫌だった。原作の良さが出ていない作品はダメ

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c68

[政治・選挙・NHK224] 内田樹氏「日々『史上最低の内閣』ぶりを露呈していますが、それでも支持率50%近い。有権者は何を基準に政治家の良否を判断… 赤かぶ
5. 中川隆[7863] koaQ7Jey 2017年4月18日 19:03:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8354]

賢い人間はみんなアベノミクスで資産を何倍にも増やしたから安部支持になった

アホは政治経済が理解できないから橋下や石原慎太郎みたいなタレントにしか投票しない

安部以外には誰も勝つ可能性なんかないのさ

地震兵器とか不正選挙とかで騒いでいる阿修羅のアホ陰謀論者には賛同者なんか誰も居ないしな(嘲笑い)

金に困る女性が増えれば高級ソープの泡姫のレベルも上がるし、いい事ばかりだ

賢い人間は全員 安部支持に決まってるんだ
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/354.html#c5

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
92. 中川隆[7864] koaQ7Jey 2017年4月18日 19:50:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8355]
>>91
>原発の廃炉には90年ほどかかるとのこと。

それだけ時間と金をかけて公共事業をやれば景気が良くなるだろ

アメリカは景気対策で戦争やってるけど、日本は廃炉事業で景気が良くなるんだからアメリカより健全だわな
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c92

[昼休み52] 日本人女性2人、リゾート地・セブ島で知り合った韓国人の男2人と飲酒→集団強姦される…フィリピン 中川隆
90. 中川隆[7865] koaQ7Jey 2017年4月18日 20:10:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8356]

2017-04-18
北朝鮮の有事によって韓国経済がさらに追い込まれて崩壊に


暴走する北朝鮮の陰に隠れて見えなくなっているが、北朝鮮が瀬戸際であると共に韓国もまた政治的にも経済的にも瀬戸際であるのは間違いない。

無能な大統領であった朴槿恵は罷免されて、2017年4月17日にサムスングループから約28億円のワイロを受け取ったとして起訴されており、もはや完全に失墜した人間と化して誰も目もくれなくなった。

そして、北朝鮮が暴走しているこの重要な時期に韓国はトップ不在の状況になって何も決められず、国内は右派と左派に別れて互いに相手を叩き合って混乱状況と化している。

そんな状況の中、韓国はアメリカにはサード(高高度ミサイル防衛システム)の導入をアメリカに迫られ、中国にはサードを導入するなと事実上の経済封鎖を受けて、股裂き状態になっている。

朴槿恵はアメリカにも中国にも良い顔をして、それをバランス外交と自画自賛していた。ところが終わってみれば、どちらからも不信感を持たれて国を混乱させただけだった。

すでに韓国は国家として機能していない状態である。このまま大統領選に突入して誰が勝ったとしても、国家崩壊は避けられないのではないかとも言われるようになっている。

経済状況がさらに悪化していくのは確実の状況だ

韓国は輸出に依存している国であり、輸出がうまくいかないとすぐに国家存続の危機に陥る。

朴槿恵がなりふり構わず中国に依存したのは、中国市場から見捨てられると韓国経済は終わってしまうからであり、実は背に腹は代えられぬ決断でもあった。

しかし、朴槿恵が思いきり中国の懐に飛び込んだその時は、中国経済が変調していた時期であり、韓国は為す術もなく中国の経済不振の割を食った。

そのため2015年に入ってから、サムスン電子を含めて、韓国の主要な企業である現代自動車、起亜自動車、現代重工業、SKイノベーション、GSカルテックスと、ことごとくが10%を超える減益や赤字転落を余儀なくされていった。

さらに2016年には赤字覚悟で運営していた韓進海運も赤字を膨らませるだけ膨らませて吹き飛んだ。

(韓進海運の事実上の倒産によって追い込まれていく韓国経済)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/09/20160905T1645510900.html


さらに同じ頃、サムスンでは主力のスマートフォンが次々と爆発してブランドは毀損し、挙げ句の果てに収賄疑惑でサムスングループのトップが逮捕されるという事態に陥った。

もし、2017年に北朝鮮の有事が起きたら韓国は大混乱に見舞われるのは確かであり、そうなると経済状況はさらに悪化していくのは確実である。

大統領が誰になっても手遅れだというのは、こうした八方塞がりの中で言われていることである。

韓国は企業・国家共に追い込まれている。

大統領の朴槿恵(パク・クネ)は就任したときは「創造経済」で韓国を豊かにすると約束していたが、それは「想像経済」だったことが分かっている。


経済はさらに悪化、韓国人の地獄はこれから始まる

韓国は内需も不振で、国民の貧困がどんどん深まっている。特に貧困の度がひどいのが高齢者であると言われている。高齢者貧困率は50%近い状況になっている。

韓国は、歳を取ったら見捨てられる社会なのだ。

そのためソウル駅周辺には約9000人近いホームレスが徘徊し、120万人もの高齢者が孤独死し、200万人近い人々が古紙・廃品回収で生計を立て、10万人中70人近くが自殺に追い込まれる異常な社会と化している。

さらに60歳を超えた高齢女性が貧困のために滋養強壮剤である「バッカス」という飲み物を売りながら、同時に売春を提案して身体を売るような社会現象もある。

60歳の高齢女性が売春で生きている。それが韓国社会で起きていることだ。

(「バッカスおばさん」と呼ばれる韓国の高齢売春婦の地獄)
https://www.bllackz.net/blackasia.php/content/20170220T0255090900.html


ちなみに韓国では、約10万人近い女性が海外で売春ビジネスをしている。

そのため、アメリカでも韓国の若い女性は入国審査で厳しい目で見られるようになっているが、韓国の国内で生きていけないので、韓国女性の国外売春は増えることはあっても減ることはない。

日本にもこうした女性たちが続々と潜り込んできて、デリヘルのような風俗に流れ込んでいると言われているが、なぜか日本政府はこうした韓国女性を放置したままだ。

韓国政府は反日のための予算は湯水のごとく注ぎ込むのだが、このような国民の貧困は放置するばかりである。これからさらに韓国経済は深刻化していくわけで、韓国人の地獄はこれから始まるのだ。


世界経済が動揺するたびに危機に追い込まれる

韓国人の地獄が「これからだ」というのは、韓国の国内で政府機関、企業、個人経営者、個人が背負っている負債総額が2014年の段階で、約478兆1500億円近くあることでも明らかだ。

韓国は借金大国なのである。2017年の現在はもっとひどくなっている。

負債を抱えるのは1087万世帯あると言われているが、このうちの10%は金利が少しでも上がれば、即破綻してしまうような限界にある。

アジア全域で韓国人ほど借金をしまくる国民は他にない。しかも、生活費を借金でまかなっているような人たちも増えており、女性もまた消費者金融で金を借りるような社会となっている。

韓国は政府による隠し債務もあると言われており、それを見抜いているIMFは「韓国が報告している政府債務残高を修正する必要がある」とずっと警告している。

韓国が意図的に債務から外していたのは、年金・保険・地方自治体の債務、高速道路の建設費等で、他国では政府債務として計上されているものが韓国ではあえて債務から外されて計算されていた。

中国も経済統計として上がってくる数字は意味がないほど粉飾されているが、韓国もまた自分たちに都合の悪い数字はすべて粉飾されて、正しい数字が出て来ない。

そのために世界経済が動揺するたびに、綱渡り状態の韓国は破綻の危機に追い込まれるような目に遭う。

今のままでは、韓国は遅かれ早かれ破綻する。これらの韓国の国内情勢はすべて韓国人が自ら招いたものだ。

しかし、すべてが悪化するとその苦境を間違いなく日本のせいにするのが韓国である。「日本のせいでこんなことになった」といつの間にか諸悪の根源は日本にされる。

この国に関わっていると、日本は取り憑かれる。経済崩壊していく韓国に関わっていると、日本も巻き込まれる。

北朝鮮の有事によって韓国経済がさらに追い込まれて崩壊が予測できるのであれば、日本はいっさい韓国に関わるべきではないのである。


すべてが悪化するとその苦境を間違いなく日本のせいにするのが韓国である。「日本のせいでこんなことになった」といつの間にか諸悪の根源は日本にされる。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/04/20170418T1820370900.html
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c90

[リバイバル3] 湯沢町の共同湯は日本国内の温泉の中で最低最悪 中川隆
69. 中川隆[7866] koaQ7Jey 2017年4月18日 20:42:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8357]

狂つた一頁 1926年 無料動画
https://www.youtube.com/watch?v=UXlQ1_9Ypwo

http://www.nicovideo.jp/watch/sm23354110

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16610367
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16610565

狂つた一頁 A Page of Madness 1926年(大正15年)

製作・監督:衣笠貞之助

原作:川端康成
脚色:川端康成、衣笠貞之助、犬塚稔、沢田晩紅

キャスト

小使:井上正夫
妻:中川芳江
娘:飯島綾子
青年:根本弘
医師:関操
狂人A:高勢実
狂人B:高松恭助
狂人C:坪井哲
踊り子:南栄子


『狂った一頁』は大正末期、文壇で新鋭作家の集団として結成された“文芸時代”の同人・横光利一、川端康成ら、いわゆる新感覚派の協力を得て、衣笠貞之助が日本映画史上はじめて監督として独力で製作した作品。

純粋映画を狙った画期的な無字幕の無声映画として話題を呼び、当時としては異例に洋画系で封切られた。

狂った妻が入院している精神病院に勤める小使いの目をとおして、非日常的な世界を光と影の中に描いた映像は強烈。

50年間フィルムは消滅したものと思われていたが1971年に偶然完全な状態で発見され、監督自らがサウンド版を作りフランスやイギリスで公開、大成功を収めた。


元船員の男は、自分の虐待のせいで精神に異常をきたした妻を見守るために、妻が入院している精神病院に小間使いとして働いている。

ある日、男の娘が結婚の報告を母にするために病院を訪れ、父親が小間使いをしていることを知る。

娘の結婚を知った男は、縁日の福引きで一等賞の箪笥を引き当てる幻想を見る。

男は妻を病院から逃がさせようとするが、錯乱した男は病院の医師や狂人を殺す幻想を見る。

今度は男は狂人の顔に次々と能面を被せていく幻想を見る。

___


衣笠が始め構想していたストーリーは、老人とサーカス一座の話で、ファーストシーンは

「雨風のはげしい夜、一人の老人がサーカス小屋にたどりつく、天幕が、嵐ではためいて音をたてる。はげしい雨音がする。そして、老人は、人影のない小屋の中へ入ってゆく…」

というものだった。

川端、片岡の2人と烏森の旅館で話し合う内、松沢病院を実際に見学してきた衣笠の見聞を基に、精神病院を舞台としたプロットが構想された。

シナリオは撮影開始当日までに完成せず、撮影と同時進行で、川端、衣笠、犬塚、沢田晩紅の4人がメモ書きでアイデアを出し合いながら撮影された。

シナリオは5月末の撮影終了後に4人がメモを持ち寄って川端がこれを脚本としてまとめ、6月15日の締切日ぎりぎりに入稿させ、翌7月創刊の『映画時代』にシナリオが掲載された。

川端は本作撮影時のことを題材にした掌編小説『笑はぬ男』を1928年(昭和3年)に発表した。

この作品は掌の小説集『僕の標本室』(新潮社、1930年4月)に収録され、のちの1971年(昭和46年)の掌編小説集『掌の小説』(新潮文庫)にも収録された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%82%E3%81%A4%E3%81%9F%E4%B8%80%E9%A0%81


『狂った一頁』(1926)奇跡的に見つかった日本発の前衛映画。未だ発売されず。 : 2014/01/26
http://yojimbonoyoieiga.at.webry.info/201401/article_8.html



 タイトルは『狂った一頁』と書いて、“くるったいっぺーじ”と読みます。『カリガリ博士』に代表されるドイツ表現主義やセルゲイ・エイゼンシュタインが唱えたモンタージュ手法の集大成である『戦艦ポチョムキン』が映画界を席巻していた1920年代はサイレント黄金時代でした。

 日本でも前衛的、もしくは実験的な流れに刺激された溝口健二『血と霊』、衣笠貞之助『狂った一頁』『十字路』が公開されました。

 『血と霊』は杜撰なフィルム管理や第二次大戦の業火が重なり、現状では『狂恋の女師匠』『唐人お吉』(一部は現存。)と同じく、フィルムは確認されていません。

 もしかするとどこかの土蔵や外国のフィルム倉庫からひょっこりと出てくるかもしれません。また衣笠貞之助の『狂った一頁』も同じく焼失したと考えられていました。それが1971年に衣笠の自宅から奇跡的に発見され、自らも編集に加わったのちにアメリカで1975年に公開されました。

 しかしながら、現在は発売されている『十字路』とは扱いが異なり、精神病院を舞台にしているストーリーであったり、気味悪さや興味本位の感覚で精神障害を捉えているのが問題視されているためか未だに正式には販売されていません。

 富国強兵が一段落して、どこか停滞していた大正末期から昭和初期の世相であったにせよ、男尊女卑思想が定着していた時代に家庭の中心的な存在であったはずの夫が精神に異常をきたした妻が入院する精神病院に小間使いとして仕えていて、隙を見て助け出そうとするという内容はショッキングです。

 またそれが夢か現実なのかも判別できないのは難解すぎる。劇中、夫は病院院長を鈍器で叩き殺しますが、次の日には彼は通常通り、患者を診察しているので、すべては小間使いとして働く彼の空想であることが明らかになる。

 完全版は70分間という上映時間のようですが、一般的には衣笠貞之助自身によって新たに編集されて、サウンドが付け加えられたバージョンが知られています。

 ぼくが見たのもサウンド版で上映時間が約1時間の短縮バージョンです。1920年代のフィルムとしては撮影技法に特化した、かなり実験的な作品に仕上げられており、ストーリー性よりも、映像技術の可能性を広げていこうとするサイレント映画黄金時代の勢いを感じます。

 多くの人が難解過ぎるとの意見を持っているようですが、実際に見るとそれほど難しくも思いませんでした。実験的な撮影技法の羅列に戸惑うでしょうが、ストーリー展開はちゃんと追って行けます。

 ここが驚異的で、実はこの作品はサイレント映画なのでセリフが全くないのはもちろん、サイレントでよくある字幕も全くない。

 こういったサイレント作品というとぼくが知っているのはF・W・ムルナウ監督の『最後の人』でこれもたしか字幕が一つも入らない究極のサイレント映画でした。字幕なしでも理解できる(人によりかも。)映像にすぐれた作品でした。

 外国作品、とりわけドイツ表現主義の模倣と言ってしまえばそれまでですが、それまでになかった表現を自分達でもやってみようとする姿勢を持つ映画人たちを称賛すべきでしょう。

 なんだこりゃと言われるのは百も承知で撮影して、あまり海外の映画技法や新しい情報がなかったはずの一般客がチャンバラやメロドラマなどの劇映画を楽しみにしているスクリーンにいきなり難解な作品を上映してしまう訳ですから、製作側にも覚悟が要ります。

 原作は川端康成ですが、おそらく当時の多くの人は作品を理解していなかったというのが真相なのかもしれません。実際、一般の観客だけでなく、映画関係者だったとしてもこのような訳が分からない前衛映画にたいしてどのような反応を当時は示したのだろうか。

 ただただ映像自体が珍しかった時代だったので、見た人はそれなりに楽しんだのかもしれない。なんかよく分からないけど、写真が本物みたいに動いていて楽しいなあという程度だったのだろうか。

 撮影技法としてはスローモーションの多用、高速パン、特殊レンズの多用、二重露光、コマ落とし、ダッチ・ティルトの原型(斜め構図の撮影。)、クロス・カッティングなどさまざまな技法を試しています。ちなみに撮影助手として円谷英一(のちの円谷英二です!)が参加しています。

 特にダッチ・ティルトの原型的なショットは不自然な斜めの角度で対象を捉えることで観客の不安感を増幅し、居心地の悪さを与えます。精神病院での出来事や患者の精神状態の異常さを覗き込むような禁断の映像を見るという普通ではない体験を際立たせています。

 これ以外の他の撮影テクニックも異化作用を持たせていて、意図的なモンタージュによって作られる、畳みかけてくる狂人の攻撃性には恐怖を感じるでしょう。

 ドリー撮影の使い方はかなり工夫されていて、画面奥から手前に移動車を引いてくるとともに合成画面を画面手前から奥へ引っ込めていく。すると片一方は手前に浮き上がってきて、もう一方は奥へ引いていく。

 歪んだレンズは特異な空間である独房のような精神病棟の異常さをよく表しているのであろうが、こういう映像や暴動を起こす精神異常者の群れの恐ろしさは患者への間違ったイメージを植え付ける可能性があることなどが、この作品をなかなかソフト化に向かわせない原因かもしれない。

 鉄格子の使い方も印象的で、患者を隔離する鉄格子、その患者たちをまとめて隔離する病棟と診察室との鉄格子があり、さらに建造物と敷地とを隔てる扉、そして敷地と一般社会である娑婆とを隔てる正門と高い壁。

 そしてカメラは衣笠監督が見せたいもの、つまり作品世界を映し出すが、カメラ自体が出ている人々とスクリーンを眺めている観客を隔てている。

 今回はサウンド版でしたが、実際はサイレントだったこの作品でもっとも“音”を感じるのはオープニングで、真夜中に豪雨が降り注ぎ、激しい嵐という天候で若い女が踊り狂う場面が来るのですが、クラシックの楽団(楽器のみ)が激しく演奏する様子と踊り狂う女、そして嵐の稲光がリンクするさまは圧巻です。

 この映画の劇中、もっとも強烈な印象を残すのはずっと独房に閉じ込められていながら、ひたすらに舞踏を踊り続ける若い女の動きであり、彼女の舞踏がとにかく凄まじいのでぜひ見る機会があればしっかりと注目しておいてください。

 劇中の狂人たちはこのように多くの障壁で一般社会と隔離されているが、この状況は彼らが外部と遮断されているのか、それとも多くの危険から彼らを守っているのか。

 一般社会に暮らすわれわれ健常者と呼ばれる多くの国民の方が実は危険に囲まれているのではないだろうか。どちらが安全に毎日を過ごしているのだろうか。

 もし昔にタイムスリップ出来たならば、伝説的な映画が実際にはどのような受け取り方をされたのかにとても興味があります。八時間にも及ぶシュトロハイム監督の完全版の『グリード』はどんな作品だったのか、溝口健二の『血と霊』や『狂恋の女師匠』は淀川長治さんが生前語っていたような傑作だったのだろうか。

 見てしまえば、なんてことはないのでしょうが、残念ながらぼくらは失われたフィルムを見ることは出来ません。見れた人が羨ましい。

 綺麗で素晴らしい音響と大スクリーンに映写される、毒にも薬にもならない暇潰しのシネコン作品か、はたまたタバコの煙が立ちこめ、酒臭くて、トイレの変な臭いが充満して、音が割れ気味で小さなスクリーンではあるが、心に残る素晴らしい作品を見るか。

 どちらを選ぶかは非常に難しい。ただし言えるのは昔の映画を映画館に行かなくても、自宅で鑑賞できる現在の状況は素晴らしいのは確かです。
http://yojimbonoyoieiga.at.webry.info/201401/article_8.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/574.html#c69

[文化2] 愛のゆくえ 「雪国」 - 魔界の住人・川端康成 (リバイバル板へのリンク) 中川隆
6. 中川隆[7867] koaQ7Jey 2017年4月18日 20:43:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8358]

狂つた一頁 1926年 無料動画
https://www.youtube.com/watch?v=UXlQ1_9Ypwo
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23354110

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16610367
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16610565


狂つた一頁 A Page of Madness 1926年(大正15年)

製作・監督:衣笠貞之助

原作:川端康成
脚色:川端康成、衣笠貞之助、犬塚稔、沢田晩紅

キャスト

小使:井上正夫
妻:中川芳江
娘:飯島綾子
青年:根本弘
医師:関操
狂人A:高勢実
狂人B:高松恭助
狂人C:坪井哲
踊り子:南栄子

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/857.html#c6

[リバイバル3] 北海道の最低市町村ランキング 中川隆
36. 中川隆[7868] koaQ7Jey 2017年4月18日 21:02:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8359]
>>35

2017年02月25日
中国の「釧路」魔改造計画が『色々な意味で怖すぎて』日本側が騒然。既に中国語の看板が増え始めている

北海道の東部、太平洋岸に位置し、「釧路湿原」と「阿寒」の2つの国立公園を擁する釧路市は、国際バルク戦略港湾に選定された釧路港や釧路空港を抱え、東北海道(道東)の社会、経済、文化の中心的機能を担っている。

×   ×

 この釧路市を昨年5月21日、中国の程永華駐日大使が訪問、7カ月後の12月9日には張小平1等書記官(経済担当)も足を運んだ。張1等書記官は、釧路空港上空まで来たものの降雪のため着陸できず、羽田空港まで引き返したが、即日、釧路に向かっていた。

 大使は蝦名大也釧路市長との会談で、「釧路市が民間・地方外交を積極的に進め、中日関係の改善と発展を後押しするためにさらなる努力をされるよう期待している」とラブコールを送った。

 その後、中国大使としては初めて、中国人らの研修生を受け入れている石炭生産会社、釧路コールマイン本社(釧路市興津)を訪問。「交流を強化し、両国の経済協力に力を注ぎ続けてほしい」と要望した。

 程大使は、平成26年10月に札幌市で行われた北海道日中友好協会創立50周年記念講演でも、「北海道の対中協力には非常に大きな潜在力がある。特に若者が中日友好事業に参加するよう導くことを希望する」と北海道に強い関心を示している。

 一方、張1等書記官は、釧路日中友好協会(中村圭佐会長)の28年12月例会で、習近平国家主席が提唱した経済圏構想「一帯一路」に触れ、「中国は北極海航路の試験運用を本格化している。釧路はアジアの玄関口として国際港湾物流拠点としての成長が期待できる」と強調。

 同月13日付の釧路新聞でも「釧路は北米にも近い。将来は(中略)南のシンガポール、北の釧路といわれるような魅力がある」と語っている。

 1等書記官の訪問にあわせ、中国財界人も釧路市を視察。国際チャーター便の乗り入れや銀聯(ぎんれん)カードの決済店の普及・拡大を求めている。

×   ×

 釧路を拠点にしたい−、という中国の思いは想像以上に強い。釧路日中友好協会の上見国●事務局長によると、駐日大使館の重鎮が23年以降、頻繁に釧路を訪ねているといい「釧路に興味があるのは間違いない」と断言する。

 蝦名市長には大使館関係者から直接、中国政府系の文化機関「孔子学院」開設の打診があり、開設計画が現実的に検討されているという。

 道東は自衛隊の基地も密集する、国防上の要衝でもある。

 釧路市は「中国が北極海航路に関心を持っているのは聞いているが、中国資本が急に活発化したという実感はない」と悠長に構えるが、防衛省関係者らは、「国防面でも経済面でも海洋進出をもくろむ中国がまず、中央突破しなければいけないのは、太平洋に出ること。その拠点として釧路を押さえるのが狙いだ」と分析、「すべて習主席の指示を受けた国家戦略なのは間違いない」と危機感を隠さない。

 危機感を煽(あお)るつもりはない。だが、連載第1部で、新千歳空港近くの高台に、中国人専用の別荘地を開発した家具・インテリア販売会社が、当初、同地に1万人の中国人が住めるよう1千棟の別荘を建設する予定だったことを報告した。この計画を調査した小野寺秀前道議によると、同社は当時、釧路に同規模の別荘を建設する計画を立てていたという。

 前道議は「なぜ、釧路なのかと疑問を持ったが、今から考えると、釧路を拠点にするという計画は当時からあったのかもしれない」と振り返る。そして釧路市や隣の白糠町で、不動産が買収され中国系の企業が進出していることをあげて、こう話した。

 「すべてがつながっているようだ」

http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n1.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n2.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n3.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n4.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n5.html

http://www.sankei.com/images/news/170224/prm1702240007-p1.jpg

中国資本が北の拠点として狙う釧路港 (宮本雅史撮影)


学校、産業…浸透する影

 北海道・釧路地方は寒冷地だが積雪が少なく、日照時間も長いことから、メガソーラー(出力が1メガワット以上の太陽光発電所)の稼働に適しているといわれる。

 釧路市役所から国道38号を西に約15分。星が浦地区の工業団地に太陽光パネルが整然と並ぶ。4万平方メートルの敷地に1万200枚のパネル。平成25年3月竣工(しゅんこう)の「星が浦ソーラーウェイ」(出力1・5メガワット)だ。

 同市音別町の音別工業団地でも、1万7500平方メートルの敷地に4680枚のパネルを擁する「音別ソーラーウェイ」が稼働している。2カ所とも、日本アジアグループ(東京)傘下のJAG国際エナジー(同)が、施工・監理業務を手がけた。

 同グループは、JAG国際エナジーのほか、航空写真の有力会社・国際航業や宮崎ソーラーウェイ、おきなわ証券…など28の企業を抱え、北京など7カ所に海外拠点を置く。グループ設立当時、社長だった中国人が現在も役員に名前を連ね、国際航業の会長を兼務する。

 北海道での太陽光発電事業は、JAG国際エナジーが6カ所、国際航業が3カ所で展開しており、さらに増える計画だという。

 一方、釧路市愛国では韓国企業が太陽光発電事業に進出している。ホームページによると、この企業は中国とも関係が深く「中国市場でのビジネス機会がいっそう拡大していくことを期待している」としている。

×   ×

 釧路市の隣にある白糠町。国道38号沿いに広がる「釧路・白糠工業団地」(308・1ヘクタール)は、釧路空港や釧路西港、釧路駅まで、車で20分圏内にある。その一角に、瀟洒(しょうしゃ)な低層の建物が数棟立っている。札幌市に本社を置く中国系貿易会社の白糠工場だ。

 ホームページによると、エゾシカ肉の製造販売を行っているという。敷地面積は2万5千平方メートルで、敷地内にはヘリポートもある。

 同町によると、もともとは前橋市の織物会社の絹工場だったが、撤退したため、中国系企業が約2億5千万円で買収した。

 町の担当者によると、いずれは、中国人観光客を呼びレストランなどを経営したいと話していたという。だが、事業内容を確認しようと社長に連絡をとったところ、中国語なまりの日本語で「中国の企業ではない。日本の企業で中国とは全く関係ない」と一気にまくし立てられた。

 この工業団地では、業務用食品販売会社が、木質バイオマス発電施設を建設するために1万3千平方メートルの土地を購入している。販売会社は、中国に子会社を持っており、関連会社の農業生産法人は、日高山脈の麓にある平取町豊糠で全農地の半分余りの123万3754平方メートルを買収している。

 計画では今年4月に事業を開始するはずだったが、訪ねてみると、木材は山積みされているものの工事は始まっていない。

                 ×   ×

 大使の訪問後、釧路日中友好協会の北京事務所が開設されたほか、釧路では協会などの主催で「『一帯一路』構想と釧路について勉強会」(9月10日)や「釧路の重要性確認のため北京訪問」(9月24日)、「中国経済から見える釧路の未来」(10月13日)…などの行事が行われている。

 中国語教育にも熱が入っており、札幌大孔子学院が集中講座を開いたほか、白糠町では22年度から、小中学校を対象に中国人講師による中国の歴史、文化の紹介に加え、年間10回から15回、中国語教育を取り入れている。

 学校関係者によると、同町では数年前から幼稚園や小中学校の職員室を中国語表記するなど、中国語の掲示も多いという。

 北海道白糠高校では、毎週月曜日に1年生を対象に中国人講師による中国文化の勉強会を開いていたが、26年度からは中国語を学校設定科目に指定。28年度は、2年生は基礎中国語を、3年生は応用中国語を選択科目に指定しているという。

 中国が拠点と捉えている釧路市とその周辺地域では、水面下で中国の姿が浸透しているのを実感する。

 長崎県・対馬の不動産が韓国資本に買収されていることが表面化して8年。新たに北海道が中国資本の“標的”となっていることで、自民党や日本維新の会はようやく、外国資本の不動産買収に対する法規制強化に向けて動き出した。だが、中国資本の勢いは衰えていない。改めて、現状を報告する。(編集委員 宮本雅史)
http://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50495201.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/588.html#c36

[昼休み53] 釧路にだけは住んではいけない 中川隆
20. 中川隆[7869] koaQ7Jey 2017年4月18日 21:04:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8360]

中国に乗っ取られつつある釧路


2017年02月25日
中国の「釧路」魔改造計画が『色々な意味で怖すぎて』日本側が騒然。
既に中国語の看板が増え始めている


北海道の東部、太平洋岸に位置し、「釧路湿原」と「阿寒」の2つの国立公園を擁する釧路市は、国際バルク戦略港湾に選定された釧路港や釧路空港を抱え、東北海道(道東)の社会、経済、文化の中心的機能を担っている。

×   ×

 この釧路市を昨年5月21日、中国の程永華駐日大使が訪問、7カ月後の12月9日には張小平1等書記官(経済担当)も足を運んだ。張1等書記官は、釧路空港上空まで来たものの降雪のため着陸できず、羽田空港まで引き返したが、即日、釧路に向かっていた。

 大使は蝦名大也釧路市長との会談で、「釧路市が民間・地方外交を積極的に進め、中日関係の改善と発展を後押しするためにさらなる努力をされるよう期待している」とラブコールを送った。

 その後、中国大使としては初めて、中国人らの研修生を受け入れている石炭生産会社、釧路コールマイン本社(釧路市興津)を訪問。「交流を強化し、両国の経済協力に力を注ぎ続けてほしい」と要望した。

 程大使は、平成26年10月に札幌市で行われた北海道日中友好協会創立50周年記念講演でも、「北海道の対中協力には非常に大きな潜在力がある。特に若者が中日友好事業に参加するよう導くことを希望する」と北海道に強い関心を示している。

 一方、張1等書記官は、釧路日中友好協会(中村圭佐会長)の28年12月例会で、習近平国家主席が提唱した経済圏構想「一帯一路」に触れ、「中国は北極海航路の試験運用を本格化している。釧路はアジアの玄関口として国際港湾物流拠点としての成長が期待できる」と強調。

 同月13日付の釧路新聞でも「釧路は北米にも近い。将来は(中略)南のシンガポール、北の釧路といわれるような魅力がある」と語っている。

 1等書記官の訪問にあわせ、中国財界人も釧路市を視察。国際チャーター便の乗り入れや銀聯(ぎんれん)カードの決済店の普及・拡大を求めている。

×   ×

 釧路を拠点にしたい−、という中国の思いは想像以上に強い。釧路日中友好協会の上見国●事務局長によると、駐日大使館の重鎮が23年以降、頻繁に釧路を訪ねているといい「釧路に興味があるのは間違いない」と断言する。

 蝦名市長には大使館関係者から直接、中国政府系の文化機関「孔子学院」開設の打診があり、開設計画が現実的に検討されているという。

 道東は自衛隊の基地も密集する、国防上の要衝でもある。

 釧路市は「中国が北極海航路に関心を持っているのは聞いているが、中国資本が急に活発化したという実感はない」と悠長に構えるが、防衛省関係者らは、「国防面でも経済面でも海洋進出をもくろむ中国がまず、中央突破しなければいけないのは、太平洋に出ること。その拠点として釧路を押さえるのが狙いだ」と分析、「すべて習主席の指示を受けた国家戦略なのは間違いない」と危機感を隠さない。

 危機感を煽(あお)るつもりはない。だが、連載第1部で、新千歳空港近くの高台に、中国人専用の別荘地を開発した家具・インテリア販売会社が、当初、同地に1万人の中国人が住めるよう1千棟の別荘を建設する予定だったことを報告した。この計画を調査した小野寺秀前道議によると、同社は当時、釧路に同規模の別荘を建設する計画を立てていたという。

 前道議は「なぜ、釧路なのかと疑問を持ったが、今から考えると、釧路を拠点にするという計画は当時からあったのかもしれない」と振り返る。そして釧路市や隣の白糠町で、不動産が買収され中国系の企業が進出していることをあげて、こう話した。

 「すべてがつながっているようだ」

http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n1.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n2.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n3.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n4.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n5.html


http://www.sankei.com/images/news/170224/prm1702240007-p1.jpg

中国資本が北の拠点として狙う釧路港 (宮本雅史撮影)


学校、産業…浸透する影

 北海道・釧路地方は寒冷地だが積雪が少なく、日照時間も長いことから、メガソーラー(出力が1メガワット以上の太陽光発電所)の稼働に適しているといわれる。

 釧路市役所から国道38号を西に約15分。星が浦地区の工業団地に太陽光パネルが整然と並ぶ。4万平方メートルの敷地に1万200枚のパネル。平成25年3月竣工(しゅんこう)の「星が浦ソーラーウェイ」(出力1・5メガワット)だ。

 同市音別町の音別工業団地でも、1万7500平方メートルの敷地に4680枚のパネルを擁する「音別ソーラーウェイ」が稼働している。2カ所とも、日本アジアグループ(東京)傘下のJAG国際エナジー(同)が、施工・監理業務を手がけた。

 同グループは、JAG国際エナジーのほか、航空写真の有力会社・国際航業や宮崎ソーラーウェイ、おきなわ証券…など28の企業を抱え、北京など7カ所に海外拠点を置く。グループ設立当時、社長だった中国人が現在も役員に名前を連ね、国際航業の会長を兼務する。

 北海道での太陽光発電事業は、JAG国際エナジーが6カ所、国際航業が3カ所で展開しており、さらに増える計画だという。

 一方、釧路市愛国では韓国企業が太陽光発電事業に進出している。ホームページによると、この企業は中国とも関係が深く「中国市場でのビジネス機会がいっそう拡大していくことを期待している」としている。

×   ×

 釧路市の隣にある白糠町。国道38号沿いに広がる「釧路・白糠工業団地」(308・1ヘクタール)は、釧路空港や釧路西港、釧路駅まで、車で20分圏内にある。その一角に、瀟洒(しょうしゃ)な低層の建物が数棟立っている。札幌市に本社を置く中国系貿易会社の白糠工場だ。

 ホームページによると、エゾシカ肉の製造販売を行っているという。敷地面積は2万5千平方メートルで、敷地内にはヘリポートもある。

 同町によると、もともとは前橋市の織物会社の絹工場だったが、撤退したため、中国系企業が約2億5千万円で買収した。

 町の担当者によると、いずれは、中国人観光客を呼びレストランなどを経営したいと話していたという。だが、事業内容を確認しようと社長に連絡をとったところ、中国語なまりの日本語で「中国の企業ではない。日本の企業で中国とは全く関係ない」と一気にまくし立てられた。

 この工業団地では、業務用食品販売会社が、木質バイオマス発電施設を建設するために1万3千平方メートルの土地を購入している。販売会社は、中国に子会社を持っており、関連会社の農業生産法人は、日高山脈の麓にある平取町豊糠で全農地の半分余りの123万3754平方メートルを買収している。

 計画では今年4月に事業を開始するはずだったが、訪ねてみると、木材は山積みされているものの工事は始まっていない。

                 ×   ×

 大使の訪問後、釧路日中友好協会の北京事務所が開設されたほか、釧路では協会などの主催で「『一帯一路』構想と釧路について勉強会」(9月10日)や「釧路の重要性確認のため北京訪問」(9月24日)、「中国経済から見える釧路の未来」(10月13日)…などの行事が行われている。

 中国語教育にも熱が入っており、札幌大孔子学院が集中講座を開いたほか、白糠町では22年度から、小中学校を対象に中国人講師による中国の歴史、文化の紹介に加え、年間10回から15回、中国語教育を取り入れている。

 学校関係者によると、同町では数年前から幼稚園や小中学校の職員室を中国語表記するなど、中国語の掲示も多いという。

 北海道白糠高校では、毎週月曜日に1年生を対象に中国人講師による中国文化の勉強会を開いていたが、26年度からは中国語を学校設定科目に指定。28年度は、2年生は基礎中国語を、3年生は応用中国語を選択科目に指定しているという。

 中国が拠点と捉えている釧路市とその周辺地域では、水面下で中国の姿が浸透しているのを実感する。

 長崎県・対馬の不動産が韓国資本に買収されていることが表面化して8年。新たに北海道が中国資本の“標的”となっていることで、自民党や日本維新の会はようやく、外国資本の不動産買収に対する法規制強化に向けて動き出した。だが、中国資本の勢いは衰えていない。改めて、現状を報告する。(編集委員 宮本雅史)
http://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50495201.html

http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/451.html#c20

[リバイバル3] 北海道の最低市町村ランキング 中川隆
37. 中川隆[7870] koaQ7Jey 2017年4月18日 21:22:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8361]

最近、五毛党がやたら中華BBSで、アイヌは中国人と祖先がいっしょだの、
北海道を治めていたのは中国だったのに日本に奪われただの、
以前にも増して粗悪な嘘八百デマを飛ばしまくってるしねー

沖縄に続く中共政府の侵略目標だからやってんだろうね
デマに洗脳された、北海道は自分のもの中国人を送り込んでくる気満々


中国人は有史以来、戦争に勝ったことが無い

漢民族は戦争にめちゃくちゃ弱いので、むやみに人数を増やして集まる。
それが始皇帝の兵馬俑で、北方の蛮族より弱かった。

引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/20/97ae91cd74d02dab5763add74c395063.jpg


ユーラシア大陸の真ん中に陣取っている中国とロシアは、有史以来ほとんど戦争に勝った事が無い。


勝てないロシア

中国とロシア(ソ連)は外国に出て行って戦争に勝ったことが一度も無い。

もしかしたら紛争程度の小競り合いでは勝っているかも知れないが、国同士の戦争ではない。

その代わり内陸の領土に敵を誘い込んで、補給を絶って包囲するような戦いを得意としている。

1979年にソ連は国ですらないアフガニスタンの武装勢力に惨敗し、10年後の1989年に撤退しました。

この敗戦はチェルノブイリ事故や大韓航空撃墜とともに、ソ連崩壊の原因になった。

この時アメリカが結成した武装勢力が「アルカイダ」で2001年にNYで9.11テロを起こし、現在も活動している。


「アルカイダ」はさらに湾岸戦争時に米軍グリーンべレーの軍事訓練を受けて「イスラム国」へと進化しました。

アメリカが軍事訓練したのはイラクのフセイン政権と戦わせるためでしたが、今はアメリカが「イスラム国」と戦っています。

こういう理由でソ連が戦ったアルカイダは、今考えるとかなり強く、もしかしたら当時の米軍でも負けたかも知れない。


ロシアの領土はもともとアイヌ人のような北方民族の土地で、彼らを追い出して住み着き、国を作った。

以来千島樺太を含めて、領土化したのは全て北方民族の土地で、その領土を守る事に掛けては強い。

だが日露戦争など他の列強と呼ばれた国には、ほぼ勝った事がない。


勝てない中国

中国も同様で、秦の始皇帝が初の国家を作ってから、その領土を守っているだけで、対外戦争で勝った事はほぼない。

モンゴル帝国は強かったが、あれは「モンゴル」が植民地にしたので、中国は植民地側でした。

局地的には朝鮮半島で勝利を得たりしているが、必ず朝鮮の統治者に追い出されています。


ベトナムなどインドシナ半島には何度も侵攻しているが、やはりほとんど勝った事が無い。

台湾にすら負け、日本軍にはコテンパンに負け続け、何度も植民地になっています。

清国はイギリスとの戦争に負けて植民地化したが、その清国がそもそも中国を植民地化し征服した国です。


清国は女真族といい、いわゆる中国人とは別の人種で、満州人、満州民族とも言います。

だから辛亥革命で清国を倒したとき、中国人たちは異民族による植民地支配が終わったと言って喜んでいた。

さらにその前には、「中国人」とは北京周辺に住む黄河文明起源の人たちの事で、長江周辺の長江文明とは別な国だった。


今日「中国が発明した」と言っている文字とか火薬とか印刷とかは、ほとんどが長江文明の発明で長江こそ先進地域でした。

黄河文明はただの植民地、蛮族という位置づけで日本や半島と比べても先進地域ではなかった。

この黄河文明起源の「現在の中国人=漢民族」は粗野で教養が低く、戦争に弱いという特徴を持っています。


戦争に勝てなくても領土を増やす方法

そんな漢民族がなぜ中国を支配できたかというと、長江文明や半島や日本よりも、圧倒的に人口増加率が高かったからでした。

稲作によって大量の食料を得て、子作りに励んでついに女真族やモンゴル族、長江人を数で圧倒して吸収したのでした。

長江文明の子孫である長江人は、漢民族に押し出されるようにして、現在のインドシナ半島に住んでいると言われています。


漢民族の戦略はまず人口を爆発的に増やし、歩いて敵国に侵入して住み着き、その国を支配して領土化します。

これなら戦争に勝つ必要がなく、例えば女真族が住んでいた旧満州では、人口の99%は漢民族になったとされています。

女真族は戦争では圧倒的に強かったが、人口を増やさなかったので漢民族の侵入で吸収されてしまいました。


チベット、ウイグル、内蒙古、旧満州など多くの周辺民族をこの方法で倒してきました。

半島に住んでいる朝鮮民族も最初は中国の東北部に住んでいたが、漢民族が移住してきて追い出されて、歩いて半島にやってきた。

台湾島も島民が住んでいた場所に、多くの漢民族が移住してきて、今では人口の95%以上を移住者の子孫が占めている。


このように中国からの移民や移住者を受け入れるのは、他の国の住民を受け入れるのとは、重大さがまったく違う。

中国の場合は移住は軍事戦略であって、住民を移住させて国を乗っ取り、それから軍隊で占領するのです。
http://thutmose.blog.jp/archives/66023396.html

詳細は


中国人のこういう所が大好き
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/289.html

中国人客急増で“性病”大流行 日本の風俗業界に猛威
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/565.html

熱海青翠 _ 中国人に乗っ取られた訳有り(?)高級リゾートマンション
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/571.html

中国人がみんな日本に来たがる理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/292.html

中国人も日本人が大好き
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/291.html

宮脇淳子 _ 中国は何故かくもずうずうしいのか?
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/439.html

中国大好き _ 古代中国人はコーカソイドだった
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/287.html

中国美女も日本男性が大好き _ 小沢先生と行く中国ハニートラップの旅
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/290.html

小沢一郎先生が中国を大好きになった理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/294.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/588.html#c37

[昼休み53] 釧路にだけは住んではいけない 中川隆
21. 中川隆[7871] koaQ7Jey 2017年4月18日 21:23:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8362]

最近、五毛党がやたら中華BBSで、アイヌは中国人と祖先がいっしょだの、
北海道を治めていたのは中国だったのに日本に奪われただの、
以前にも増して粗悪な嘘八百デマを飛ばしまくってるしねー

沖縄に続く中共政府の侵略目標だからやってんだろうね
デマに洗脳された、北海道は自分のもの中国人を送り込んでくる気満々

中国人は有史以来、戦争に勝ったことが無い


漢民族は戦争にめちゃくちゃ弱いので、むやみに人数を増やして集まる。
それが始皇帝の兵馬俑で、北方の蛮族より弱かった。

引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/20/97ae91cd74d02dab5763add74c395063.jpg


ユーラシア大陸の真ん中に陣取っている中国とロシアは、有史以来ほとんど戦争に勝った事が無い。


勝てないロシア

中国とロシア(ソ連)は外国に出て行って戦争に勝ったことが一度も無い。

もしかしたら紛争程度の小競り合いでは勝っているかも知れないが、国同士の戦争ではない。

その代わり内陸の領土に敵を誘い込んで、補給を絶って包囲するような戦いを得意としている。

1979年にソ連は国ですらないアフガニスタンの武装勢力に惨敗し、10年後の1989年に撤退しました。

この敗戦はチェルノブイリ事故や大韓航空撃墜とともに、ソ連崩壊の原因になった。

この時アメリカが結成した武装勢力が「アルカイダ」で2001年にNYで9.11テロを起こし、現在も活動している。


「アルカイダ」はさらに湾岸戦争時に米軍グリーンべレーの軍事訓練を受けて「イスラム国」へと進化しました。

アメリカが軍事訓練したのはイラクのフセイン政権と戦わせるためでしたが、今はアメリカが「イスラム国」と戦っています。

こういう理由でソ連が戦ったアルカイダは、今考えるとかなり強く、もしかしたら当時の米軍でも負けたかも知れない。


ロシアの領土はもともとアイヌ人のような北方民族の土地で、彼らを追い出して住み着き、国を作った。

以来千島樺太を含めて、領土化したのは全て北方民族の土地で、その領土を守る事に掛けては強い。

だが日露戦争など他の列強と呼ばれた国には、ほぼ勝った事がない。


勝てない中国

中国も同様で、秦の始皇帝が初の国家を作ってから、その領土を守っているだけで、対外戦争で勝った事はほぼない。

モンゴル帝国は強かったが、あれは「モンゴル」が植民地にしたので、中国は植民地側でした。

局地的には朝鮮半島で勝利を得たりしているが、必ず朝鮮の統治者に追い出されています。


ベトナムなどインドシナ半島には何度も侵攻しているが、やはりほとんど勝った事が無い。

台湾にすら負け、日本軍にはコテンパンに負け続け、何度も植民地になっています。

清国はイギリスとの戦争に負けて植民地化したが、その清国がそもそも中国を植民地化し征服した国です。


清国は女真族といい、いわゆる中国人とは別の人種で、満州人、満州民族とも言います。

だから辛亥革命で清国を倒したとき、中国人たちは異民族による植民地支配が終わったと言って喜んでいた。

さらにその前には、「中国人」とは北京周辺に住む黄河文明起源の人たちの事で、長江周辺の長江文明とは別な国だった。


今日「中国が発明した」と言っている文字とか火薬とか印刷とかは、ほとんどが長江文明の発明で長江こそ先進地域でした。

黄河文明はただの植民地、蛮族という位置づけで日本や半島と比べても先進地域ではなかった。

この黄河文明起源の「現在の中国人=漢民族」は粗野で教養が低く、戦争に弱いという特徴を持っています。


戦争に勝てなくても領土を増やす方法

そんな漢民族がなぜ中国を支配できたかというと、長江文明や半島や日本よりも、圧倒的に人口増加率が高かったからでした。

稲作によって大量の食料を得て、子作りに励んでついに女真族やモンゴル族、長江人を数で圧倒して吸収したのでした。

長江文明の子孫である長江人は、漢民族に押し出されるようにして、現在のインドシナ半島に住んでいると言われています。


漢民族の戦略はまず人口を爆発的に増やし、歩いて敵国に侵入して住み着き、その国を支配して領土化します。

これなら戦争に勝つ必要がなく、例えば女真族が住んでいた旧満州では、人口の99%は漢民族になったとされています。

女真族は戦争では圧倒的に強かったが、人口を増やさなかったので漢民族の侵入で吸収されてしまいました。


チベット、ウイグル、内蒙古、旧満州など多くの周辺民族をこの方法で倒してきました。

半島に住んでいる朝鮮民族も最初は中国の東北部に住んでいたが、漢民族が移住してきて追い出されて、歩いて半島にやってきた。

台湾島も島民が住んでいた場所に、多くの漢民族が移住してきて、今では人口の95%以上を移住者の子孫が占めている。


このように中国からの移民や移住者を受け入れるのは、他の国の住民を受け入れるのとは、重大さがまったく違う。

中国の場合は移住は軍事戦略であって、住民を移住させて国を乗っ取り、それから軍隊で占領するのです。
http://thutmose.blog.jp/archives/66023396.html


詳細は


中国人のこういう所が大好き
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/289.html

中国人客急増で“性病”大流行 日本の風俗業界に猛威
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/565.html

熱海青翠 _ 中国人に乗っ取られた訳有り(?)高級リゾートマンション
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/571.html

中国人がみんな日本に来たがる理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/292.html

中国人も日本人が大好き
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/291.html

宮脇淳子 _ 中国は何故かくもずうずうしいのか?
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/439.html

中国大好き _ 古代中国人はコーカソイドだった
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/287.html

中国美女も日本男性が大好き _ 小沢先生と行く中国ハニートラップの旅
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/290.html

小沢一郎先生が中国を大好きになった理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/294.html

http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/451.html#c21

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
95. 中川隆[7872] koaQ7Jey 2017年4月18日 21:28:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8363]

日本が滅びるより放射能で早死にした方がまだ いいだろ
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c95
[近代史02] 中国人がみんな日本に来たがる理由 中川隆
33. 中川隆[7873] koaQ7Jey 2017年4月18日 21:32:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8364]

北海道ももうすぐ中国人に乗っ取られる

2017年02月25日
中国の「釧路」魔改造計画が『色々な意味で怖すぎて』日本側が騒然。既に中国語の看板が増え始めている


北海道の東部、太平洋岸に位置し、「釧路湿原」と「阿寒」の2つの国立公園を擁する釧路市は、国際バルク戦略港湾に選定された釧路港や釧路空港を抱え、東北海道(道東)の社会、経済、文化の中心的機能を担っている。

×   ×

 この釧路市を昨年5月21日、中国の程永華駐日大使が訪問、7カ月後の12月9日には張小平1等書記官(経済担当)も足を運んだ。張1等書記官は、釧路空港上空まで来たものの降雪のため着陸できず、羽田空港まで引き返したが、即日、釧路に向かっていた。

 大使は蝦名大也釧路市長との会談で、「釧路市が民間・地方外交を積極的に進め、中日関係の改善と発展を後押しするためにさらなる努力をされるよう期待している」とラブコールを送った。

 その後、中国大使としては初めて、中国人らの研修生を受け入れている石炭生産会社、釧路コールマイン本社(釧路市興津)を訪問。「交流を強化し、両国の経済協力に力を注ぎ続けてほしい」と要望した。

 程大使は、平成26年10月に札幌市で行われた北海道日中友好協会創立50周年記念講演でも、「北海道の対中協力には非常に大きな潜在力がある。特に若者が中日友好事業に参加するよう導くことを希望する」と北海道に強い関心を示している。

 一方、張1等書記官は、釧路日中友好協会(中村圭佐会長)の28年12月例会で、習近平国家主席が提唱した経済圏構想「一帯一路」に触れ、「中国は北極海航路の試験運用を本格化している。釧路はアジアの玄関口として国際港湾物流拠点としての成長が期待できる」と強調。

 同月13日付の釧路新聞でも「釧路は北米にも近い。将来は(中略)南のシンガポール、北の釧路といわれるような魅力がある」と語っている。

 1等書記官の訪問にあわせ、中国財界人も釧路市を視察。国際チャーター便の乗り入れや銀聯(ぎんれん)カードの決済店の普及・拡大を求めている。

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 釧路を拠点にしたい−、という中国の思いは想像以上に強い。釧路日中友好協会の上見国●事務局長によると、駐日大使館の重鎮が23年以降、頻繁に釧路を訪ねているといい「釧路に興味があるのは間違いない」と断言する。

 蝦名市長には大使館関係者から直接、中国政府系の文化機関「孔子学院」開設の打診があり、開設計画が現実的に検討されているという。

 道東は自衛隊の基地も密集する、国防上の要衝でもある。

 釧路市は「中国が北極海航路に関心を持っているのは聞いているが、中国資本が急に活発化したという実感はない」と悠長に構えるが、防衛省関係者らは、「国防面でも経済面でも海洋進出をもくろむ中国がまず、中央突破しなければいけないのは、太平洋に出ること。その拠点として釧路を押さえるのが狙いだ」と分析、「すべて習主席の指示を受けた国家戦略なのは間違いない」と危機感を隠さない。

 危機感を煽(あお)るつもりはない。だが、連載第1部で、新千歳空港近くの高台に、中国人専用の別荘地を開発した家具・インテリア販売会社が、当初、同地に1万人の中国人が住めるよう1千棟の別荘を建設する予定だったことを報告した。この計画を調査した小野寺秀前道議によると、同社は当時、釧路に同規模の別荘を建設する計画を立てていたという。

 前道議は「なぜ、釧路なのかと疑問を持ったが、今から考えると、釧路を拠点にするという計画は当時からあったのかもしれない」と振り返る。そして釧路市や隣の白糠町で、不動産が買収され中国系の企業が進出していることをあげて、こう話した。

 「すべてがつながっているようだ」

http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n1.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n2.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n3.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n4.html
http://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n5.html


http://www.sankei.com/images/news/170224/prm1702240007-p1.jpg

中国資本が北の拠点として狙う釧路港 (宮本雅史撮影)


学校、産業…浸透する影

 北海道・釧路地方は寒冷地だが積雪が少なく、日照時間も長いことから、メガソーラー(出力が1メガワット以上の太陽光発電所)の稼働に適しているといわれる。

 釧路市役所から国道38号を西に約15分。星が浦地区の工業団地に太陽光パネルが整然と並ぶ。4万平方メートルの敷地に1万200枚のパネル。平成25年3月竣工(しゅんこう)の「星が浦ソーラーウェイ」(出力1・5メガワット)だ。

 同市音別町の音別工業団地でも、1万7500平方メートルの敷地に4680枚のパネルを擁する「音別ソーラーウェイ」が稼働している。2カ所とも、日本アジアグループ(東京)傘下のJAG国際エナジー(同)が、施工・監理業務を手がけた。

 同グループは、JAG国際エナジーのほか、航空写真の有力会社・国際航業や宮崎ソーラーウェイ、おきなわ証券…など28の企業を抱え、北京など7カ所に海外拠点を置く。グループ設立当時、社長だった中国人が現在も役員に名前を連ね、国際航業の会長を兼務する。

 北海道での太陽光発電事業は、JAG国際エナジーが6カ所、国際航業が3カ所で展開しており、さらに増える計画だという。

 一方、釧路市愛国では韓国企業が太陽光発電事業に進出している。ホームページによると、この企業は中国とも関係が深く「中国市場でのビジネス機会がいっそう拡大していくことを期待している」としている。

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 釧路市の隣にある白糠町。国道38号沿いに広がる「釧路・白糠工業団地」(308・1ヘクタール)は、釧路空港や釧路西港、釧路駅まで、車で20分圏内にある。その一角に、瀟洒(しょうしゃ)な低層の建物が数棟立っている。札幌市に本社を置く中国系貿易会社の白糠工場だ。

 ホームページによると、エゾシカ肉の製造販売を行っているという。敷地面積は2万5千平方メートルで、敷地内にはヘリポートもある。

 同町によると、もともとは前橋市の織物会社の絹工場だったが、撤退したため、中国系企業が約2億5千万円で買収した。

 町の担当者によると、いずれは、中国人観光客を呼びレストランなどを経営したいと話していたという。だが、事業内容を確認しようと社長に連絡をとったところ、中国語なまりの日本語で「中国の企業ではない。日本の企業で中国とは全く関係ない」と一気にまくし立てられた。

 この工業団地では、業務用食品販売会社が、木質バイオマス発電施設を建設するために1万3千平方メートルの土地を購入している。販売会社は、中国に子会社を持っており、関連会社の農業生産法人は、日高山脈の麓にある平取町豊糠で全農地の半分余りの123万3754平方メートルを買収している。

 計画では今年4月に事業を開始するはずだったが、訪ねてみると、木材は山積みされているものの工事は始まっていない。

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 大使の訪問後、釧路日中友好協会の北京事務所が開設されたほか、釧路では協会などの主催で「『一帯一路』構想と釧路について勉強会」(9月10日)や「釧路の重要性確認のため北京訪問」(9月24日)、「中国経済から見える釧路の未来」(10月13日)…などの行事が行われている。

 中国語教育にも熱が入っており、札幌大孔子学院が集中講座を開いたほか、白糠町では22年度から、小中学校を対象に中国人講師による中国の歴史、文化の紹介に加え、年間10回から15回、中国語教育を取り入れている。

 学校関係者によると、同町では数年前から幼稚園や小中学校の職員室を中国語表記するなど、中国語の掲示も多いという。

 北海道白糠高校では、毎週月曜日に1年生を対象に中国人講師による中国文化の勉強会を開いていたが、26年度からは中国語を学校設定科目に指定。28年度は、2年生は基礎中国語を、3年生は応用中国語を選択科目に指定しているという。

 中国が拠点と捉えている釧路市とその周辺地域では、水面下で中国の姿が浸透しているのを実感する。

 長崎県・対馬の不動産が韓国資本に買収されていることが表面化して8年。新たに北海道が中国資本の“標的”となっていることで、自民党や日本維新の会はようやく、外国資本の不動産買収に対する法規制強化に向けて動き出した。だが、中国資本の勢いは衰えていない。改めて、現状を報告する。(編集委員 宮本雅史)
http://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50495201.html


最近、五毛党がやたら中華BBSで、アイヌは中国人と祖先がいっしょだの、
北海道を治めていたのは中国だったのに日本に奪われただの、
以前にも増して粗悪な嘘八百デマを飛ばしまくってるしねー
沖縄に続く中共政府の侵略目標だからやってんだろうね
デマに洗脳された、北海道は自分のもの中国人を送り込んでくる気満々


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/292.html#c33

[リバイバル3] 北海道の最低市町村ランキング 中川隆
38. 中川隆[7874] koaQ7Jey 2017年4月18日 23:10:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8365]

中国人が北海道で好きなのは阿寒・釧路周辺だけ
http://ameblo.jp/kushirojcfa/entry-12226196290.html


2016年 12月5日 中国財界人釧路視察

釧路視察メンバー
Wei Xiaoyin  銀聯国際日本支社 首席代表
石 成    中国東方航空大阪支店 支店長
関 志浩   中国工商銀行大阪支店 支店長

目的
釧路空港への国際チャーター便受入のための協力要請と、銀聯カード決済店の普及拡大。

訪問先
釧路市役所 産業振興部観光振興室
釧路商工会議所
北海道銀行釧路支店

状況
銀聯カードの年間取扱総額は1兆2千億円に成長している。いわゆる爆買が終息するなかで際だって売上が急成長してるのが、釧路市を中心とする道東地区である。

客層のデータからは他の日本に訪問する中国人と、釧路に訪問する中国人とでは傾向が異なる。釧路に来る中国人は北京市、上海市で占められ、中国の有名大学卒業のエリート層がリピートして訪問し、消費傾向として、モノを買わずにサービスに支払う傾向が強い。

このような状況から、中国の一般社会層に釧路が知れわたることで今後爆発的に釧路への来訪者が増えそうだというのが、銀聯としての考えであった。

北海道銀行は銀聯カードのパートナーであるので、北海道銀行釧路支店を訪問し日本側、中国側双方が情報交換を行った。

石 成 中国東方航空大阪支店 支店長コメント

国際航空便の地方就航については各県からの要望で全国の地方空港に就航している。

北海道はどうしても札幌圏域からの要望に偏り、強いニーズのある釧路空港との就航が実現できないという課題がある。

すでに帯広空港と上海との間に国際チャーター便が就航したが、観光需要は釧路、知床にある。帯広空港は地理的に観光面で使いづらい空港であるという認識にある。

本来 新千歳空港が北海道のハブ空港として機能していれば、釧路への観光客輸送について障害はないのだが現状では新千歳空港に地域ハブ空港としての機能は不十分である。

道東は人口が100万人と少ないので釧路空港への国際チャーター便の就航だけにとどまらず、羽田空港、新千歳空港と釧路空港とを結ぶ日本の航空会社と提携し、低い運賃で北京、上海から釧路まで移動できる方法を早急に構築することが必要だ。


中国人にとって憧れの地「北海道≒釧路、阿寒」である。札幌に着いても札幌周辺の景色には満足感は得られないわけだ。中国人を中国人が希望する釧路の地まで誘導することが重要だ。
http://ameblo.jp/kushirojcfa/entry-12226196290.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/588.html#c38

[リバイバル3] 北海道の最低市町村ランキング 中川隆
39. 中川隆[7875] koaQ7Jey 2017年4月19日 07:03:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8366]


中国のヒット映画、「狙った恋の落とし方」(中国名『非誠勿擾』)で北海道ブームに火をつけた2016年1月13日
http://clair-inbound.net/hokkaido/

中国人の北海道人気のきっかけをつくった立役者といえば、映画、「狙った恋の落とし方」(中国名『非誠勿擾』フェイチェンウーラオ)だ。ロケ地を訪ねるために多くの観光客がやってきた。それを実現させるため、いくつもの行政機関が連携した。それもスピード感を持ってだ。今ではブームも落ち着いたが、認知度向上には一役買った。映画ロケ地を活用したフィルムツーリズムには、賞味期限があるのは事実だ。しかし、これをきっかけに、北海道を知ってもらえたという功績は大きい。

映画に登場する四姉妹のポスターを見る中国人客


ポイント:

・中国映画のヒットを観光誘致につなげる施策を次々に打ち出す
・各関係者が連携して、新サービスを生み出す


中国人の北海道人気のきっかけとなった映画がある。

タイトルは、「狙った恋の落とし方」(中国名『非誠勿擾』フェイチェンウーラオ)だ。
北海道の美しい映像が、中国人の琴線に触れたのだ。

2008年の12月、映画公開後上映開始 1 カ月の興行収入は 3 億 4,000 万元(約 47 億 6,000 万円)で、当時の歴代興行成績1位を記録した。

映画後半の舞台が、東北海道(釧路、阿寒湖、網走、厚岸、斜里、美幌)で、ロケ地を訪ねる中国人が増えていった。それをきっかけに、北海道観光ブームが始まったのだ。

ストーリーは、米国に留学経験のある男が、投資で大当たりして、一晩で億万長者となった。結婚相手を求めて杭州、海南への旅に出る。その過程で、出会った女性と北海道への旅に出る。女性は、過去に付き合った男性への思いをなかなか断ち切れずにいるが、悲喜こもごもの旅を続ける二人は、徐々に心を通わせていく。男女が織りなすラブコメディーだ。

この映画の監督を務めた馮小剛(フォン・シャオガン)氏が、2007年に来日した際に、「北海道に行きたい」と話したところ、コーディネートしたのが友人である上海出身で日本国籍を取得した宇崎逸聡さん。日本側のエグゼクティブプロデューサーも務めている。2006年、たまたま友人らと道東を車で回り、その景観に感動したという。そこで馮小剛氏と一緒に道内の東側ばかりを巡った。

この風景を見た同監督は、北海道を舞台にした映画製作を決意した。

ロケ地となった釧路市(阿寒)、弟子屈町、斜里町、網走市の各自治体と連携して、宇崎氏はロケ実施に協力した。

ロケ地は、以下の場所となった。

網走市:北浜駅、能取岬

厚岸町:国泰寺、厚岸道立自然公園

釧路市:炉端〜煉瓦、阿寒湖温泉、阿寒国立公園、ホテル〜鄙の座・鶴雅、炉端〜浜っ子、ANAクラウンプラザ釧路

弟子屈町:阿寒横断道路、屈斜路湖 

斜里町:キリスト兄弟団斜里教会、岩尾別温泉、斜里町立国保病院、国設知床野営場、知床国立公園

美幌町:美幌峠

2008年12月18日に中国で上映されてから、ロケ地である北海道東部の釧路市と、厚岸町、弟子屈町や網走市などが、映画の観客の大きな注目を集めた。

この映画をチャンスと捉えて、JNTO(日本政府観光局)北京事務所では、ロケ地ツアー造成への手がかりを探った。映画の影響力は、最大瞬間風速が大きいものの、上映が終わると忘却のプロセスに入る。だから春節までが勝負とみて、情報収集とプロモーションの準備を急いだ。当時の北京事務所長は、その前職が北海道運輸局だったので、道内への人脈が豊富にあり、それが活かされた。

戦略としては、2月中旬以降のメディア露出をして、忘れられないうちに実際の「旅行」へと関連づけをすることを目指した。

かくして、北海道庁、北海道運輸局、JNTO北京事務所など、関係各所が連携してロケ地プロモーションが予算組みされ、具体化する運びとなった。

まず第一弾として、日本側は2009年1月29日〜2月6日に『新京報』など北京と上海のメディア6社の記者を招へいするメディア向けツアーが実現。
年明け前からのJNTOによる仕込みがなければ、間に合わなかっただろう。

釧路湿原、摩周湖、知床半島などの観光コースに沿って、タンチョウヅルを観賞したり、流氷船に乗ったりして、北海道のシンボル的な景観を案内した。

道内のホテルも協力し、映画にも登場した「ホテル〜鄙の座・鶴雅」に宿泊した。

次に、2月28日に北京で北海道のPRするイベントが展開された。

北京展覧館劇場を借りて、北京市民や旅行社の関係者を2,000人招待し、映画『非誠勿擾』を上映したあと、北海道観光説明会を行った。多くの写真を使って北海道の魅力的な観光資源のPRに力を注いだ。

最後に、北京の大手旅行会社5社が共同して映画に関連する北海道旅行商品の造成がなされた。旅行社による観光客誘致を促し、サポートするため、日本側は『新京報』、『北京娯楽信報』などに大型観光広告を出稿。北海道の景観や民俗の魅力をPRした。

そして、わずか1か月後の、2月から3月にかけて3本、約100名のツアーが催行されたのだ。
もちろん、夏の本格シーズンには、さらに多くの集客となった。

斜里教会には、映画が公開されるまで中国からの観光客は皆無だったという。現在ここを訪れる中国からの観光客の多くは、映画のシーンを真似て中国語でお祈りし、写真を撮ってゆく。当時、一年間に訪れた観光客は2,400人以上にのぼった。

やはり映画のロケ地になった阿寒湖温泉の宿泊数は、2008年一年間で741人であったが、2009年は9月末までにすでに5,732人にのぼり、約8倍となっている。

「たんちょう釧路空港」にお迎えサービスという新しい取り組みも打ち出された。中国語メニューを作成、街中の標識・案内表示等を整備したのもこの時期だ。中国人観光客に不便をさせたくないとの理由で、釧路市が取り組んでいた。

しかし、ロケ地ツアーの盛り上がりは、ひと息つき、当時あったお迎えサービスは現在休止中だ。「ロケ地マップや中国語版パンフレットの在庫が残るものの、今でもエリアの紹介には役立っている。」と、釧路市の観光担当者はコメントしている。

北海道東部を代表する山、斜里岳

雄大な屈斜路湖の夕景

手つかずの自然が残る阿寒湖
http://clair-inbound.net/hokkaido/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/588.html#c39

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
98. 中川隆[7876] koaQ7Jey 2017年4月19日 07:18:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8367]

原発再稼動してもタバコを吸っていない限りは健康被害は少ない


文部科学省委託調査報告書

原子力発電施設等放射線業務従事者等に係る疫学的調査(第W期調査 平成17 年度〜平成21 年度)

平成22年3月 財団法人 放射線影響協会


はじめに

わが国における原子力・放射線利用は、安全の確保を前提に、原子力発電、医療および学術研究での放射線利用等、国民生活を支える様々な分野において定着してきた。しかし、放射線防護の観点から、放射線が生物に及ぼす影響、特に低線量域放射線が人体に及ぼす健康影響については国民の関心が高く、かねてより国民への正しい情報の発信と正しい理解の促進が求められているところである。近年、生物には低線量域放射線に特有の細胞応答機能が備わっていることが知られるようになる等、低線量域放射線の作用機序をはじめとして、基礎研究が急速な進展を見せているが、低線量域放射線の被ばくを受ける人体への健康影響については未解明の点も多く、これを直接的に観察する疫学的調査の役割は決して小さくない。

わが国には、全国的な規模での一元的な被ばく線量登録管理制度があり、原子力発電施設等の放射線業務従事者の正確な被ばく線量の記録等が、(財)放射線影響協会放射線従事者中央登録センターに遺漏なく登録・保管等されている。そこで(財)放射線影響協会は、放射線業務従事者の個人被ばく線量を利用して、低線量域放射線が人体に与える健康影響について科学的知見を得ることを目的に、文部科学省(当時科学技術庁)の委託を受け、1990 年度(平成2 年度)から、原子力発電施設等放射線業務従事者等に係る疫学的調査を開始し、2004 年度(平成16 年度)(5 年を1 期_______とした場合の第V期)までの調査結果を2005 年度(平成17 年度)に報告した。

本報告書は、調査期間をさらに5 年間延長して2009 年度(平成21 年度)までの調査結果をとりまとめたものである。この第W期調査までの結果は総合的に、

「低線量域の放射線が悪性新生物の死亡率に影響を及ぼしている明確な証拠は認められなかったと言える。」

と評価された。 近年公表された15 ヵ国合同解析、英国放射線業務従事者の調査結果では、白血病を除く全がんについて統計学的に有意のリスクの存在することが報告されているが、喫煙を含め交絡因子の関与の程度が不明確である。しかし、わが国のこの放射線疫学調査では直接的に喫煙等の生活習慣情報にもとづく調整が可能なサブグループを有することが特徴であり、さらに観察を継続することにより貴重な科学的知見を提供するものと期待されている。

したがって、低線量域の放射線が人体に及ぼす健康影響について、より信頼性の高い科学的知見を得るためには、長期にわたる調査継続による統計力の増強と、交絡因子の影響を排除した条件での新たな評価が是非とも必要である。そのためには、今後ともこの放射線疫学調査を継続していくことが強く望まれ、諸賢兄姉のご支援を切にお願いする次第である。


T.第W期調査の概要

1.調査目的

(財)放射線影響協会では、1990 年度(平成2 年度)から文部科学省(旧科学技術庁)の委託を受けて、原子力発電施設、原子力研究開発施設等の放射線業務従事者等を対象とした疫学的調査(以下、放射線疫学調査と略記。)を実施している。この放射線疫学調査は、未解明の点が多い低線量域放射線の健康影響について、科学的知見を得ることを目的としており、(財)放射線影響協会放射線疫学調査センターがその実務を担当した。

この報告書は、前回の第V期調査(2000 年度(平成12 年度)〜2004 年度(平成16 年度)から、さらに調査期間を5 年間延長し、2009 年度(平成21 年度)までの第W期調査結果をとりまとめたものである。


2.調査方法


2.1 追跡方法等

この放射線疫学調査の対象者数は、原子力発電施設等において放射線業務に従事するため、1999 年(平成11 年)3 月31 日までに原子力事業者等から(財)放射線影響協会放射線従事者中央登録センターへ登録され、実際に放射線業務に従事した日本人の男女合計約27 万7 千人である。

放射線従事者中央登録センターから提供された調査対象者の個人識別情報をもとに調査した住所情報にもとづいて、市区町村長から調査対象者の住民票の写し等の交付を受けて生死を確認した。また厚生労働省から人口動態調査死亡票(CD-R転写分)の提供を受け、住民票の写し等により確認した死亡者を照合することにより死因を調査した。

放射線業務上の被ばく線量は、2007 年度(平成19 年度)までの年度別個人線量を放射線従事者中央登録センターから提供を受けた。調査対象者のうち、2009 年(平成21 年)3 月31 日までに、男女合計約21 万2千人の生死を確認できた。残る約6 万5 千人は住所情報を収集できなかった等の理由により生死を確認できていない。


2.2 解析方法

この放射線疫学調査の解析対象者は、前向きに生死を確認できた男性、すなわち一旦住民票の写しの交付を受け、その後の生死を確認できた男性約20 万4 千人である。

解析の対象となった放射線業務従事者について、前向き観察期間(1991 年(平成3 年)〜2007 年(平成19 年))における、主として悪性新生物の死亡率と放射線業務上の被ばく線量との関連を検討するため、「外部比較」および「内部比較」1を行った。

「外部比較」では、解析対象者の死亡率が、全日本人男性死亡率(20 歳以上85歳末満)に比べて高いか否かを検討するため、年齢、暦年で調整した標準化死亡比(SMR)を求めた。SMR は、観察死亡数と、全日本人男性死亡率から算出した期待死亡数との比である。またSMR が 1 に等しいかどうかについて両側検定を行い、p 値が0.05 未満の場合に有意であると判断した。

なお、外部比較では、放射線被ばくによる発がんの最短潜伏期を考慮しなかった。

「内部比較」では、解析対象者を年度別被ばく線量の累積値(以下、「累積線量」と略記。)により10、20、50 および100mSv を区切りとする5 群に分類した。年齢、暦年および最新の住民票の写し等の市区町村にもとづく地域で調整し、累積線量の増加にともなって死亡率に増加する傾向があるかどうかについて片側検定を行い、p 値が0.05 未満の場合に有意であると判断した。この場合の期待死亡数は、累積線量群別の死亡率が、線量群を無視した解析対象者全体の地域別・暦年別・年齢5 歳階級別死因別死亡率と同率であるとして求めた。

なお、解析にあたり、非新生物疾患については最短潜伏期を考慮せず、新生物については放射線被ばくによる発がんの最短潜伏期を、白血病では2 年、その他の新生物では10 年を仮定した。部位別悪性新生物については、多数の検定を繰り返して行うと偶然有意となることが考えられるので、解析対象の16 部位を検定回数とした多重比較(Bonferroniの方法)を行った。悪性新生物(固形がん)および非新生物疾患については、喫煙による交絡の可能性を検討するため、15 ヵ国国際共同研究方法等を参考にそれぞれ喫煙関連疾患、非喫煙関連疾患に分けて解析した。

本報告書で用いた用語の解説


p 値

統計解析により得られた結果より、さらに偏った結果が起こる確率を p 値という。あらかじめ定めておいた小さな確率(これを有意水準と呼ぶ)よりも、得られた p 値が小さければ有意と判断する。この疫学調査では、有意水準を5%としたので、p 値 が0.05 より小さい場合に有意と判断した。


有意

有意であるとは、ある結果が単に偶然に起きたとは考えにくいということであり、有意でないとは、ある結果が偶然でも起こりうるという意味である。通常、統計的有意性の判断は、p 値と有意水準によって行われる。p 値が有意水準よりも小さいときに有意であると判断し、p 値が有意水準よりも大きいときに有意ではないと判断する。

悪性新生物

「がん」とも呼ばれ、他の組織に浸潤あるいは転移し、身体の各所で増大する病気。

固形がん

白血病などの血液系腫瘍と異なり腫瘍血管で栄養され,腫瘍細胞のほかに線維芽細胞や細胞外基質(支持組織)からなる腫瘍塊をいう。

交絡因子 (confounding factor)

今、知りたいと考えている要因(この疫学調査では放射線)と結果(この疫学調査では死亡)との関係をゆがめる第3 の因子のことを交絡因子という。放射線とがん死亡との関係を考える場合、喫煙等が交絡因子と考えられる。

多重比較法

統計的検定では計算により求めた統計量(検定統計量)が出現する確率を、予め定めた有意水準(一般には5%あるいは1%)と比較して有意性の判断を行う。有意水準を5%とすることは、95%は正しいが5%は間違っている可能性があり、統計学的に有意な結果は、偶然によっても20回に1 回は起こり得ることを意味している。このため、多数の検定を繰り返して行う場合には、検定回数に応じて有意水準が増加してしまうことが問題とされており、これを防ぐために全体の有意水準を保つことを目的として検定の基準を厳しくする方法を多重比較法という。


調査集団

本調査では、1999 年(平成11 年)3 月までに中央登録センターに登録された者約34.3 万人のうち、実際には放射線業務に従事しなかった者等を除いた約27.7 万人を調査集団とした。


低線量域(低線量・低線量率)

原子放射線の影響に関する国連科学委員会 (UNSCEAR: United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation)の2000 年報告書では、

合計線量が線量率の如何に関わらず200mGy 以下を低線量とし、

また線量率が合計線量の如何に関わらず(約1時間の平均で)0.1mGy/分以下の場合を低線量率としている。

低LET 放射線

LET(linear energy transfer の略、線エネルギー付与)とは、荷電粒子が物質中を通過する際、物質原子との衝突により、単位距離あたりにその物質に付与するエネルギーを表す。

但し、LET(線エネルギー付与)の用語は非荷電粒子にも用いられている。この低LET 放射線とは、LET(線エネルギー付与)の低い放射線のことであり、X 線、γ線およびβ線がこれに属している。

標準化死亡比(SMR:Standardized Mortality Ratio)

ある集団の観察死亡数と、その集団が基準集団と同じように死亡したと仮定した場合の死亡数(期待死亡数)の比を標準化死亡比(SMR)と言い、以下の式で計算される。

SMR=(観察死亡数)/(期待死亡数)


3.調査結果

3.1 解析対象者の特性

前向きに観察した解析対象者(男性:203,904 人)の観察人年は222.7 万人年で、一人当たりの平均観察期間は10.9 年であった。この観察期間内の死亡数は14,224人、このうち悪性新生物の死亡は5,711 人であった。

また2007 年(平成19 年)12 月31 日現在、解析対象者の平均年齢は54 歳で、出生年の最頻値は1950 年代であった。

被ばく線量に関しては、一人当たりの平均累積線量は13.3mSv であった。

3.2 外部比較

全死因のSMR(95%信頼区間)は1.01(0.99- 1.03)で有意差は認められなかった。

非新生物疾患のSMR は0.95(0.92- 0.97)で有意に1 より低く、疾患別(10 疾患)のSMR にも有意に1 より高いものは認められなかった。

慢性リンパ性白血病を除く白血病のSMR は1.00(0.84- 1.18)で有意差は認められなかったが、白血病を除く全悪性新生物のSMR は1.04(1.01- 1.07)で有意に1 より高かった。

部位別悪性新生物(16 部位)のSMR は、肝臓、肺の悪性新生物が有意に1 より高かったが、他に高いものはなかった。
なお、外因死のSMR は有意に1 より高かった。

3.3 内部比較

累積線量の増加にともなって、慢性リンパ性白血病を除く白血病の死亡率には有意の増加傾向は認められなかった(p=0.841)。一方、白血病を除く全悪性新生物の死亡率には有意の増加傾向が認められたが(p=0.024)、肺の悪性新生物を除くと有意の増加傾向は認められなかった(p=0.171)。

全死因、非新生物疾患および外因死の死亡率には、累積線量にともなう有意の増加傾向は認められなかった(全死因; p=0.136、非新生物疾患; p=0.609、外因死;p=0.087)。また非新生物疾患の疾患別(10 疾患)の死亡率にも、有意の増加傾向は認められなかった(いずれの疾患もp≧0.05)。

部位別(16 部位)の悪性新生物では、食道、肝臓および肺の悪性新生物の死亡率に、累積線量にともなう有意の増加傾向が認められた(食道; p=0.039、肝臓;p=0.025、肺; p=0.007)。また非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫に有意の増加傾向が認められた(非ホジキンリンパ腫; p=0.028、多発性骨髄腫; p=0.032)。
多重比較法では、これらすべての悪性新生物は有意ではなかった(食道; 調整後p=0.471、肝臓; 調整後p=0.333、肺; 調整後p=0.106、非ホジキンリンパ腫; 調整後p=0.365、多発性骨髄腫; 調整後p=0.406)。

喫煙関連の悪性新生物の死亡率には、累積線量の増加にともなう有意の増加傾向が認められた(p=0.009)。

しかし、喫煙関連の悪性新生物から、肺の悪性新生物を除くと有意の増加傾向は認められなかった(p=0.108)。

また非喫煙関連の悪性新生物の死亡率には、累積線量の増加にともなう有意の増加傾向は認められなかった(p=0.830)。

一方、喫煙関連および非喫煙関連の非新生物疾患の死亡率には累積線量にともなう有意の増加傾向は認められなかった(各々p=0.369、p=0.808)。

4.考察

4.1 外部比較の結果について

慢性リンパ性白血病を除く白血病の死亡率は、全日本人男性死亡率(20 歳以上85 歳未満)との有意差は認められなかった。

白血病を除く全悪性新生物の死亡率は、全日本人男性死亡率に比べ有意に高かったが、これは肝臓、肺の悪性新生物の死亡率が有意に高いことが寄与しているものと考えられ、喫煙、飲酒等の生活習慣等による影響の可能性を否定できない。

非新生物疾患の死亡率は、全日本人男性死亡率に比べ有意に低く、疾患別(10疾患)の死亡率においても有意に高い疾患は認められなかった。

非新生物疾患の死亡率を観察期間別にみると、近年では全日本人男性死亡率との有意差は認められなくなりつつあるが、観察期間を通じた死亡率が有意に低いのは、健康労働者効果の影響が考えられる。また白血病を除く全悪性新生物は、相対的に健康労働者効果の影響を受けにくいことを示唆する結果が示されている。

4.2 内部比較の結果について

慢性リンパ性白血病を除く白血病の死亡率に、累積線量の増加にともなう有意の増加傾向は認められなかった。

白血病を除く全悪性新生物の死亡率には有意の増加傾向が認められた。

しかし、白血病を除く全悪性新生物から、肺の悪性新生物を除外した場合には、累積線量にともなう有意の増加傾向は認められなかった。

また悪性新生物(固形がん)を喫煙関連および非喫煙関連の悪性新生物に分類した調査では、累積線量の増加にともなって、喫煙関連の悪性新生物の死亡率に有意の増加傾向が認められた。

しかし、喫煙関連の悪性新生物から肺の悪性新生物を除外した場合および非喫煙関連の悪性新生物の死亡率には有意の増加傾向は認められなかった。

このようなことから、累積線量にともなって白血病を除く全悪性新生物の死亡率に有意の増加傾向が認められたのは、喫煙等による生活習慣等の交絡による影響の可能性を否定できない。

一方、非新生物疾患についても悪性新生物(固形がん)と同様に、喫煙関連疾患、非喫煙関連疾患に分類して調査したが、双方の死亡率には累積線量にともなう有意の増加傾向は認められなかった。

喫煙関連の悪性新生物と喫煙関連の非新生物疾患で、死亡率と累積線量との関連が異なるのは、喫煙による影響(リスク)は、悪性新生物が非新生物疾患より大きいことに起因していることが考えられる。

食道、肝臓および肺の悪性新生物の死亡率、また非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫の死亡率に、累積線量にともなう有意の増加傾向が認められた。


なお、多重比較法では、これらすべての悪性新生物は有意ではなかった。
この放射線疫学調査では、一人当たりの平均観察期間が10.9 年と短いため、これらの悪性新生物の死亡率は、累積線量との有意の関連を偶然示した可能性についても否定できない。特に、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫は、死亡数が少なく不確実性が高いと考えられ、また欧米の放射線疫学調査においても累積線量との有意の関連を示す事例は多くない。

5.総合評価

第W期調査までの結果を総合して評価すると、以下のことから、低線量域の放射線が悪性新生物の死亡率に影響を及ぼしている明確な証拠は認められなかったと言える。

外部比較では、慢性リンパ性白血病を除く白血病の死亡率は全日本人男性死亡率(20 歳以上85 歳未満)に比べ差は認められなかった。

また白血病を除く全悪性新生物の死亡率は、全日本人男性死亡率に比べ有意に高かったが、生活習慣等の影響の可能性を否定できない。

内部比較では、累積線量の増加にともなう慢性リンパ性白血病を除く白血病の死亡率に有意の増加傾向は認められなかった。

また白血病を除く全悪性新生物および喫煙関連の悪性新生物の死亡率に、累積線量の増加にともなう有意の増加傾向が認められた。

しかし、これらの悪性新生物から肺の悪性新生物を除いた場合には、有意の増加傾向は認められなかった。

非喫煙関連の悪性新生物の死亡率に、累積線量にともなう有意の増加傾向は認められなかった。

これらの事実を勘案すると、今回認められた白血病を除く全悪性新生物の死亡率と累積線量との有意な関連は、生活習慣等の交絡による影響の可能性を否定できない。

6.今後の課題


今回の調査では、平均観察期間は約11 年であり、解析対象者約20 万4 千人のうち死亡者数は約7%と少ないため、この対象者について観察期間を更に延長する必要がある。また生活習慣等の交絡による影響の可能性を否定できないことが示唆されているため、交絡因子の関与についての調査も必要である。したがって、低線量域放射線と健康影響について、より信頼性の高い科学的知見を得るためには、今後ともこの放射線疫学調査を継続する必要がある。


U.第W期調査

1.調査目的、体制等

1.1 調査目的

放射線による健康への影響については、原爆被爆者、放射線治療を受けた患者等の研究データから多くの科学的知見が得られている。とりわけ、広島・長崎の原爆被爆者についての疫学研究成果は、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)、国際放射線防護委員会(ICRP)等に、放射線の健康影響に関する重要な基礎的知見を提供している。しかし原爆被爆者のデータは高線量率放射線を瞬時に受けたものであり、低線量・低線量率(以下、「低線量域」と略記。)の放射線による健康影響については、科学的に未だ解明されたとはいえない状況にある。このため、欧米では原子力産業施設従事者を対象とした疫学調査を行い、低線量域放射線の健康影響についての知見を得る努力が払われてきている。

一方、わが国では、原子力・放射線の利用が普及し、原子力発電、医療分野等の社会の様々な分野において定着している。そこで、放射線の健康影響に関しての社会的関心も高いことから、科学的知見を蓄積し、客観的な情報を国民に提供することが重要である。このような状況に鑑み、文部科学省(当時、科学技術庁)は、低線量域の放射線が健康に与える影響に関する科学的知見を得るため、1990 年(平成2 年)11 月から、(財)放射線影響協会(以下、「当協会」と略記。)に委託して、原子力発電施設、原子力研究開発施設等に従事した放射線業務従事者および従事している放射線業務従事者を対象に疫学的調査を実施することとした(以下、「放射線疫学調査」
と略記。)。

3.2 死因別死亡数

調査対象者の生死を、前向きに2009 年(平成21 年)3 月31 日まで追跡した結果、解析条件に適合する2007 年(平成19 年)12 月31 日までの死亡数(男性)は14,224 人であった。死因別では、非新生物疾患、全悪性新生物の死亡数は各々6,310 人、5,711 人であった(表3.2-1〜表3.2-2, pp.39- 40)。なお、女性死亡数は33 人であった(表3.2-3, p.41)。

3.3 外部比較

解析対象者(男性、203,904 人)の死亡率を全日本人男性死亡率(20 歳以上85歳未満)と比較した死因別の標準化死亡比(SMR)および95%信頼区間を求めた(表3.3-1〜表3.3-2, pp.42- 43、図3.3-1〜図3.3-2, pp.44- 45)。
なお、外部比較では、放射線被ばくによる発がんの最短潜伏期を考慮しなかった。

全死因

全死因のSMR (95%信頼区間)は1.01(0.99- 1.03)で、全日本人男性の死亡率に比べて有意差は認められなかった。


非新生物疾患

非新生物疾患のSMR は0.95(0.92- 0.97)で、全日本人男性の死亡率に比べて有意に低く、疾患別にみても有意に高い疾患はなかった。


全新生物

良性および性質不詳の新生物を含めた全新生物のSMR は1.04(1.01- 1.07)で、全日本人男性の死亡率に比べて有意に高かった。

白血病を除く全悪性新生物

白血病を除く全悪性新生物のSMR は1.04(1.01- 1.07)で、全日本人男性の死亡率に比べて有意に高かった。

部位別の悪性新生物

慢性リンパ性白血病を除く白血病のSMR は1.00(0.84- 1.18)で、全日本人男性の死亡率に比べて有意差は認められなかった。

肝臓、肺の悪性新生物のSMR は、各々1.13(1.06- 1.21)、1.08(1.02- 1.14)で、全日本人男性の死亡率に比べ有意に高かった。

非ホジキンリンパ腫および多発性骨髄腫のSMR は有意に低かった。

外因死

外因死のSMR は1.10(1.06- 1.15)で、全日本人男性の死亡率に比べ有意に高かった。

3.4 内部比較

解析対象者(男性、203,904 人)について、累積線量の増加にともなって死亡率に増加する傾向があるかどうかについて検定した(表3.4-1〜表3.4-2, pp.46- 49)。なお、新生物を解析する場合には、放射線被ばくによる発がんの最短潜伏期を、白血病では2 年、その他の新生物では10 年を仮定した。

全死因

全死因の死亡率は、累積線量とともに増加する有意の傾向は認められなかった(p=0.136)。

非新生物疾患

非新生物疾患の死亡率は、累積線量とともに増加する有意の傾向は認められなかった(p=0.609)。

また疾患別の死亡率にも、累積線量とともに増加する有意の傾向は認められなかった(いずれの疾患もp≧0.05)。

全新生物

良性および性質不詳の新生物を含めた全新生物の死亡率は、累積線量とともに増加する有意の傾向を示した(最短潜伏期10 年; p=0.031)。

白血病を除く全悪性新生物

白血病を除く全悪性新生物の死亡率は、累積線量とともに増加する有意の傾向を示した(最短潜伏期10 年; p=0.024)。

部位別の悪性新生物

慢性リンパ性白血病を除く白血病の死亡率は、累積線量とともに増加する有意の傾向は認められなかった(最短潜伏期2 年; p=0.841)。

食道、肝臓および肺の悪性新生物の死亡率は、累積線量とともに増加する有意の傾向を示した(いずれも最短潜伏期10 年、食道がん; p=0.039、肝臓がん; p=0.025、肺がん; p=0.007)。また非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫の死亡率も、累積線量とともに増加する有意の傾向を示した(いずれも最短潜伏期10 年、非ホジキンリンパ腫; p=0.028、多発性骨髄腫; p=0.032)。

これらの部位別悪性新生物について検定回数を16 部位とした多重比較の結果では、これらすべての悪性新生物は有意ではなかった(食道; 調整後p=0.471、肝臓;調整後p=0.333、肺; 調整後p=0.106、非ホジキンリンパ腫; 調整後p=0.365、多発性骨髄腫; 調整後p=0.406)。

外因死

外因死の死亡率には、累積線量とともに増加する有意の傾向は認められなかった(p=0.087)。

3.5 喫煙関連疾患および非喫煙関連疾患に係る検討


喫煙は、悪性新生物、心臓病および脳卒中等、多くの疾病の原因と関連することが知られている。低線量域放射線が悪性新生物の死亡率に及ぼす影響は極めて小さいと考えられているので、発がんに関連する喫煙、飲酒等の生活習慣等は潜在的に交絡因子となり得る可能性がある。

今回の調査結果では、累積線量の増加にともなって、白血病を除く全悪性新生物の死亡率に有意の増加傾向が認められ(p=0.024)、また肝臓の悪性新生物および喫煙と強い関連のある肺の悪性新生物の死亡率に、有意の増加傾向が認められた(各々p=0.025, p=0.007)(表3.4-1, pp.46〜48)。

しかし、白血病を除く全悪性新生物から、さらに肝臓または肺の悪性新生物を除外した場合には、有意の増加傾向は認められなかった(表3.5-1, p.50)。

欧米の放射線業務従事者を対象とした疫学調査には、悪性新生物(固形がん)、および非新生物疾患を、各々喫煙関連疾患、非喫煙関連疾患に分類し、喫煙による交絡の影響の可能性について検討している事例がみられるので、この放射線疫学調査においても15 ヵ国国際共同研究等の方法21)22)23)を参考に同様な検討を行った(補遺-3, p.98)。

ここでは、悪性新生物(固形がん)および非新生物疾患を、各々喫煙関連疾患、非喫煙関連疾患に分類して解析した結果の要点を記す(表3.5-2〜表3.5-3, pp.51-52)。

喫煙関連の悪性新生物の死亡率は、累積線量の増加にともなって有意の増加傾向を示した(p=0.009)が、非喫煙関連の悪性新生物の死亡率には有意の増加傾向は認められなかった(p=0.830)。

また喫煙関連の悪性新生物から、肺の悪性新生物を除くと有意の増加傾向は認められなかった(p=0.108)。

一方、喫煙関連および非喫煙関連の非新生物疾患の死亡率には、累積線量の増加にともなう有意の増加傾向は認められなかった(各々p=0.369、p=0.808)。
http://www.rea.or.jp/ire/pdf/report4.pdf

上記の文部科学省委託調査報告書の内容は要するに、タバコを吸ってる人は低量放射能であっても肺癌で死ぬ率が増えるという事ですね。


放射性物質はタバコに次ぐ肺癌の原因のNo.2 ですからこれは当たり前の話なのですが:

オックスフォード大学保健経済研究所保健経済学のAlastair Gray教授らは,
英国の肺がん死に屋内ラドンが及ぼす影響を調査した結果,毎年約1,100例が
屋内ラドンによる肺がんで死亡しているが,現在の政府の対策はラドン濃度の高い少数の世帯のみを対象としたもので,全体の95%を占める低濃度ラドンによる死亡は見過ごされていると発表した。

同教授らは,英国では毎年1,100例の死亡がラドンに起因したものと推定。

これは肺がん死全体の約3.3%を占めている。

Gray教授らは,英国に比べてラドン濃度の高い国は多いため,今回の知見は他の多くの国々にも当てはまるとしている。 英国の家屋内のラドン濃度は平均21ベクレル(Bq)/m3であるが,EUでは55Bq/m3であることを考慮すると,EU内の肺がん死の約8%,つまり毎年1万8,000例はラドンによる肺がんで死亡していることが示唆される。
http://www5.airnet.ne.jp/shimin/sub300-igakutopics-bk09-5.htm#y5

低濃度でも肺ガンリスク  ラドン濃度規制へ  2006年5月16日朝日新聞夕刊より


ラドンの問題は当初、ウラン鉱山労働者の肺ガン研究で浮上した。

欧州では90年代の国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を基に、 屋内の大気1立方メートルに含まれるラドン放射線量として200〜400ベクレルを対策基準値に決めている国が多い。米国は148ベクレルだ。

日本は基準値を設定していない。風通しのいい木造家屋では、石やコンクリートの家屋に比べ屋内にとどまるラドンが少ないからだ。 政府の調査でも、940家屋で平均15.5ベクレルと欧州より低濃度だった。

しかし、最近、肺ガンリスクは低濃度でもそれなりに増えるらしいと分かってきた。 13の研究をまとめた総合解析では、100ベクレル上がるとリスクが8〜16%増えると推定された。

こうした状況を受け、WHOは指針作りに着手。ジュネーブで3月に開かれたラドンプロジェクトの会合には23ヶ国から専門家60人余りが集まった。
http://plaza.rakuten.co.jp/osame/diary/200605230000


タバコを吸ってる人は低量でも被曝したら必ず肺癌になると思った方がいいです。


昔は癌でも胃癌と子宮癌が一番多かったんですが、

冷蔵庫が普及してから胃癌は急減。
内風呂が普及してから子宮癌も急減。

反対に肺癌だけはどんどん増えて行きました。 原因は明らかですね。

アメリカやソ連や中国が核実験をやる様になってから放射性物質が肺に固着して肺癌になるのですね。 タバコによる発癌のメカニズムも段々解明されてきています:


タバコに放射性物質 日経サイエンス


植物のタバコには低濃度のポロニウム210が蓄積する。その大部分は肥料に含まれている天然の放射性元素から生じたものだ。

喫煙者が吸入したポロニウムは肺の“ホットスポット”に定着し,がんを引き起こす原因となりうる。

ポロニウムはタバコの煙に含まれる発がん物質として主要なものではないだろうが,それでも米国だけで年間に数千人がこのせいで死亡していると考えられる。
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/331.html

アスベストや喫煙による発ガンの本当の原因


岡山大の研究でアスベストの発ガン機構をあきらかにしマスコミにも公表した。

にかかわらず無視のような状態であり、このような重大なニュースを報じないのはマスコミの原子力への自己規制ではないかと思われます。

 肺に付着しているアスベストにラジウムが高濃度に濃縮しアルファ線が強烈に組織を照射することが発ガンの原因との結論です。

「・・・、海水の数百万倍の濃度に達するラジウム濃度を持つことである。その結果、ラジウムとその娘核種による局所的だが強力なα線被ばく(ホットスポット被爆)が長期に渡って引き起こされ、このことが複雑な発がんメカニズムの中で最も重要な役割をしていることが示された。

肺組織のDNAは重大な損傷を頻繁に受け、悪性中皮腫細胞を含むいろいろなタイプの腫瘍細胞を生じ、がんを発生すると結論づけられた。」


なお、喫煙も同様なメカニズムで発ガン原因になると書かれています。

ラジウムは天然にあるウラン238やトリウム232などの壊変により絶えず生成されています。

タバコはタールが原因と思っていましたが、タール中の鉄分に濃縮してくる放射能が原因とは・・・。


アスベストなどが原因とされる肺悪性腫瘍の発がんメカニズムを解明


 本学地球物質科学センターの中村栄三教授らは、アスベストなどが原因とされる肺悪性腫瘍が、局所的な強力α線被ばくによることを解明し、発表しました。


 中皮腫を含む肺のいろいろな悪性腫瘍は、ある種の繊維や粒子への曝露により引き起こされるといわれていますが、その発生メカニズムは十分に理解されておりませんでした。

中村栄三教授らは、肺中の含鉄タンパク質にラジウムが蓄積され、それがホットスポットとなって局所的な内部被ばくを引き起こし、悪性中皮腫やほかの悪性腫瘍の原因となることを解明しました。


リリース詳細:http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press-090727.pdf
リリース資料:http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press-090727-1.pdf

http://senmaya.at.webry.info/201009/article_5.html

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c98

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
99. 中川隆[7877] koaQ7Jey 2017年4月19日 07:23:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8368]

低線量放射線被曝のリスクを見直す 2005年1月26日(水) 文京区茗台生涯学習館にて
講師:市民科学研究室・低線量被曝プロジェクトメンバー
http://archives.shiminkagaku.org/archives/2005/03/post-168.html


 1月26日の第167回土曜講座「低線量放射線被曝のリスクを見直す」では,市民科学研究室「低線量被曝プロジェクト」が1年間をかけて読み解いてきた『ECRR報告書(欧州放射線リスク委員会2003年勧告)』について,その内容を独自に編集し,報告しました。この報告書は,現在の放射線被曝防護のベースとなっているICRP(国際放射線防護委員会)のリスクモデルを根底から見直した画期的な内容になっています。今回の講座では特に「低線量被曝」に焦点を当てて基本的な論点を紹介し,放射線・原子力問題に関心を持つ多様な参加者が,真剣な議論を交わしました。今号では,メンバーによる報告内容を記事に再構成してお届けいたします。

市民科学研究室・低線量被曝プロジェクトメンバー
西尾 信一
笹本 征男
柿原 泰
瀬川 嘉之
上田 昌文


放射線ホルミシスと放射線影響

西尾信一


1. はじめに

 「弱い放射線を微量受けることで細胞が刺激を受け,身体の細胞を活性化させ毛細血管が拡張し、新陳代謝が向上、免疫力や自然治癒力を高める」と謳われる放射線のホルミシス効果の宣伝文が,放射能泉として名高い三朝温泉がある鳥取県三朝町のHPにある。

もともと放射能泉は,三朝温泉や山梨県増富鉱泉,秋田県玉川温泉などの天然のものも放射性物質を用いた人工的な「ラジウム温泉」「ラドン温泉」「トロン温泉」なども各地にあった。それらの効能はもちろん放射線によるとされるものだが,あくまで経験的・伝統的なもので科学的に実証されたものではない。しかし,最近はこの放射線ホルミシス効果の認知度が高まり,「微量放射線はかえって体によいことが科学で明らかになった」として,放射能泉や微量放射線を出す健康グッズなどの宣伝に用いられている。

 このような放射線ホルミシス効果を重視し宣伝する原子力・放射線の一部の専門家(以下,これをホルミシス学派とよぶことにする)の立場は,現行のICRP(国際放射線防護委員会)による微量放射線に対する人体影響評価を過大評価と批判するもので,ICRPの評価が過小評価であるとするECRRの姿勢と真っ向から対立するように見える。

これら三者の微量放射線に対する判断は,表1のようにまとめられるだろう。ただ,後述するようにECRRは放射線ホルミシス効果そのものをまったく否定しているわけではない。そこで,科学としての放射線ホルミシス効果がどのようなもので,何が問題になると考えられるかを明らかにし,併せて放射線影響に関する基礎知識を確認したい。

2. 放射線ホルミシスとは何か

 放射線ホルミシス効果とは,1980年に米国のThomas D. Luckey, Ph.D.によって提唱された概念で,「高線量だと生物に害を及ぼす放射線は、ごく微量ならば生物の生命活動を活性化する」というものである。ホルミシスhormesisとは,「ホルモン」の語源であるギリシャ語のhormo("刺激""促進"という意味)を元にしたLuckeyによる造語である。

 放射線ホルミシス効果を実証するものとして紹介される研究結果は,抗酸化酵素SODの活性化の亢進などの分子レベルの効果,細胞増殖の促進などの細胞レベルの効果,がん転移の抑制などの個体レベルの効果など,多数ある。しかし,その大部分は,最初に低線量を照射させておくと,次に障害を与えるような高線量を照射したとき、その障害が軽減されるという本来の意味のホルミシス効果とは質が異なる放射線適応応答という現象であり,そのほとんどは細胞や動物実験レベルのものである。肝心のヒトに対する疫学研究では,後述するように明確な結論が出ていないと言える。

3. 放射線の人体への影響

 放射線の人体に対する影響は,図1のように分類できる。

 身体的影響とは被ばくした本人が受ける影響で,遺伝的影響は被ばくした人の子や孫あるいはその先の子孫に現れる影響である。胎児のときに被ばくして知的障害を持って生まれた場合は,遺伝的影響と誤解しがちだが,あくまで本人への影響なので身体的影響である。そして,この他に、被曝直後とか数日あるいは数週間で現れる吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腸出血、脱毛、血球数減少、不妊などの急性障害と、ある潜伏期を経て現れる白内障,白血病、がんなどの晩発障害に分けられる。

 さて,ヒトの身体的影響について線量と障害の関係がはっきりわかっているのは、自然放射線よりも百倍以上高い線量域だけである。それによれば,晩発障害の現れる確率は線量に比例する線形の関係がある。また、動植物の実験では、微量放射線でも遺伝的影響である突然変異率が線量に比例していて、それ以下では影響が出ないとみなせる線量しきい値の存在は認められていない*i。よって、この晩発障害と遺伝的影響は「微量な放射線でも障害は確率的に発生し,線量に比例してその確率が増える」という意味で確率的影響とよび,「線量のしきい値*ii以上の被曝では障害の発生が確定し,線量が増えるとその障害がひどくなる」という性質をもつ急性障害などを確定的影響とよんでいる。

 「確率的影響では線量しきい値はなく、線量と障害は直線的に比例すると仮定して、放射線防護を考える」というのが、これまでのICRPの基本的考え方である。これに対してホルミシス学派は,この線形の関係にホルミシス効果による有益な影響が重ね合わされるため,図2のようにしきい値は存在し,微量線量ではトータルの放射線の影響はプラスであるとする。

4. 放射線による細胞がん化のメカニズム

 正常細胞に放射線がヒットすると,その直接の電離作用や放射線によって細胞内に生成したラジカルによってDNAが損傷を受ける。そのほとんど全部は修復されてまた正常細胞に戻るが,わずかは修復に失敗してDNAの傷が残ってしまう。しかし,そのDNAに異常がある細胞の多くはアポトーシスとよばれる自発的な細胞死を起こし,組織から取り除かれる。結局,異常なDNAをもったまま子孫を残してがん発生につながるのはきわめてわずかであると考えられている。このような修復とアポトーシスによる生体の放射線防御システムは,ホルミシス学派の理論的基礎になっている。

 実験的に明らかにされた放射線適応応答は,事前の微量線量照射によってこのような防御システムが活性化され,そのため高線量照射の悪影響を少なくできると説明される。したがって,微量放射線のみが与えられれば,活性化の影響が大きく,その放射線のわずかな悪影響を覆い隠し,かえってよい影響を与えるということになるのである。

5. 被曝線量の単位

 放射線の人体影響を定量的に考察する場合,ネックになるのがICRPなどによって定義された複雑な被曝線量の単位である。それらの簡単な解説を以下に試みる。

(1) 吸収線量......グレイ(旧単位はラド)

 放射線にさらされた生物が受ける影響は,「生体物質が単位質量あたり吸収したエネルギー量」とよく対応するので,まず物理的に厳密に定義できる*iiiこの量を定め,吸収線量とよび,グレイ*iv(記号〔Gy〕)という単位を用いる。1Gyは物質1kgあたり1ジュール(記号〔J〕)のエネルギー吸収があるときの線量と定義されているので,Gy=J/kgである。なお,Gyと対応する旧単位ラド(記号〔rad〕)の間には1Gy=100radの換算関係がある*v。

 なお、物質によって放射線透過の難易が違い,エネルギーの吸収の程度が異なるから、同じように放射線がやってくる場所でも,そこに置かれた物質が異なれば吸収線量は異なる。例えば同じ1レントゲン*viのγ線が人体に照射されたとすると、放射線を通しやすい軟らかい組織は約1cGy ほどの吸収線量になるが、通しにくい骨では約3cGyになる。

(2) 等価線量......シーベルト(旧単位はレム)

 人体組織が放射線を被曝したときの障害は,Gyのような物理的なエネルギー吸収量だけでは決まらない。そこで,放射線の種類による影響*viiの起こり方の違いを考慮した放射線荷重係数によって次のように補正した等価線量で組織・臓器の被曝線量を表し,シーベルト*viii(記号〔Sv〕)という単位を用いる。

等価線量=放射線荷重係数×組織・臓器の平均吸収線量

 この放射線荷重係数は,電離作用の弱いX線やγ線などが1,電離作用の強いα線が20となっている
ので,X線1Gyは1Svに相当し、α線1Gyは20Svに相当する。なお,Svと対応する旧単位のレム(記号〔rem〕)との換算関係は1Sv=100remである。

 この放射線荷重係数は,放射線生物学のデータに基づくとはいえICRPによって恣意的に定められたものであるから,等価線量は物理的な厳密な単位ではない。また,平均吸収線量は組織・臓器が吸収した全エネルギーをその組織・臓器の全質量で割って計算するので,体内に取り込んだ放射性物質の粒子によってきわめて微小な部分が集中してα線を浴び,その部分が莫大な吸収線量を被曝しても,そのような「ホットパーティクル」の影響は,わずかに20倍という放射線荷重係数のぶんしか評価されていないのである。

(3) 実効線量......シーベルト(旧単位はレム)

 体全体としての放射線の被曝線量は,各組織・臓器の特性を考えた組織荷重係数を用いて次のように補正した実効線量を用いて表す。

実効線量=(組織荷重係数×組織・臓器の等価線量)の全組織に関する計

ここで,組織荷重係数は確率的影響に大きく寄与する生殖腺に0.20,影響が少ない皮膚に0.01という具合にICRPによって規格化*ixして定められたものである。単位は等価線量と同じSvを用いる。


6. 被曝線量の量的目安

 前項で見たように,被曝線量の単位は定義が複雑かつ人工的なので,具体的な例と比べてその大小を判断するしかない。身近な自然放射線や人工放射線と,法令で決められた線量限度を表2に,また1回にまとめて放射線を被曝した場合の急性障害とそのしきい線量の関係を表3に示した。

7. ホルミシス学派が宣伝するヒトの疫学データとその問題点

 よく引用されるのは1992年に発表された研究で,三朝温泉の住民のがん死亡率が,対照地域の住民のそれに対して統計的に有意に低いというものである。しかし,この研究を行ったグループが1998年に発表した再調査の結果は,これを否定するものであった。全がんの死亡率は対照地域と変わらず,有意に低いのは男性の胃がん死亡率だけで,有意ではないが男性の肺がん死亡率は高まってさえいたのである。だが,現在でも,ネット上の情報は,原子力百科事典ATOMICAをはじめほとんどが最初のデータをそのまま紹介している。

 また,ATOMICAにあるホルミシス効果の一覧表の中には,「ヒトの疫学調査」として「がん以外の死亡率の低下」が挙げられている。これは,おそらく「長崎の男性の原爆被爆者の1970年〜1988年の期間の『がん以外』の死亡率が50〜99radの被曝線量域で有意に低い」という近藤宗平による指摘*xを根拠にしているのだろう。しかし,Robert Ehrlichは,これに対して「なぜ『がん以外』『男性』『1970〜88年の死亡』『長崎』だけを考慮するのか?」と疑問を呈し,「女性に関するデータ,がんによる死亡についてのデータ,1970〜88年以外の年における死亡のデータを調べてみれば,50〜99radの線量での相対危険度の減少は存在しない(むしろ増加している)」と批判している*xi。

8. ホルミシス効果に対する評価

 ホルミシス学派の主張には,さまざまな問題がある。まず,限られた一定の条件で細胞レベルの適応応答などの微量放射線の有益な効果があることが実験的に認められたからと言って,それは「一般に微量放射線を浴びることはヒトの健康によい」ということに直接つながるわけではない。また,動物実験のデータは,放射能泉のような極微量放射線とはレベルが違う線量で得られている。たとえば,抗酸化的防御効果が得られるのはマウスでは全身照射で100mGy以上である。さらに,前項で見た例のように,ヒトの疫学データは都合のよいものが選ばれ,都合よく解釈されている。有益効果を生む他の要因の可能性,比べている対照群の不適切さ,一貫性の欠如などがあるとの指摘もある。とても,トータルとしてヒトへの微量放射線にプラスの効果があるとは科学的に言えない現状である。それなのに「微量放射線は体によい」というイメージが一般に浸透することを容認し,推進するかのようなホルミシス学派の姿勢は,誠実ではないと言えよう。

 一方,ICRPは,現段階の最新の1990年勧告で,しきい値やホルミシス効果について次のように述べている。
「理論的考察も大部分の利用可能な実験データならびに疫学データも,低LET放射線*xiiに対する発がん反応にしきい値があるという考えを支持しない。」
「今日,"ホルミシス"と呼ばれるこのような影響に関するほとんどの実験データは,主として低線量における統計解析が困難なため,結論が出ていない。そのうえ,多くのデータが,がんあるいは遺伝的影響以外の生物学的エンドポイントに関係したものである。現在入手しうるホルミシスに関するデータは,放射線防護において考慮に加えるには十分でない。」

 また,ECRRは「ホルミシス効果はあり得る」が,それはあくまで「中間的な線量範囲(100mSv以上)で現れ」,「長期的な効果は有害かもしれない」から,「放射線防護の観点からは考慮すべきでない」と結論づけている。基本的にはICRPと同じと見てよいだろうし,この両者の姿勢は科学的で冷静である。


*i  ただし,幸いなことに,原爆被爆者の追跡調査によれば,ヒトにおける遺伝的影響は線量に対する比例関係どころかその存在すらまったく確認されていない。
*ii  この場合のしきい値は,被曝した人の1〜5%に症状が現れる線量が選ばれているので,とくに放射線に過敏な人が守られる線量ではないことにも注意すること。
*iii 定義できることと測定できることを区別すること。実際の被曝,とくに内部被曝の場合は,評価し推定できるだけである。
*iv 電気の導体・不導体の区別を確立した英国の物理学者Grayにちなむ。
*v mとcmとの関係1m=100cmと同じになるので,1cGy=10mGy=1radが成り立つ。放射線影響に関する論文や文献では,よくこのcGyやmGyが使われる。
*vi ある場所にやってくるX線やγ線の量を、その電離作用の大きさで表した古い単位。X線の発見者Ro..ntgen にちなんだもので,以前はよく使われた。
*vii 放射線防護上で主として問題になるのは確率的影響なので,ここで考慮する影響とはがんなどの確率的影響である。したがって,確定的影響を評価する際は,等価線量は必ずしも適切ではない。
*viii 放射線防護の分野に貢献したスウェーデンの学者Sievertにちなむ。
*ix すべての組織・臓器の組織荷重係数の合計がちょうど1になるように定めている。このように定めると,人体のどの組織・臓器も均等に等価線量で1Svずつ被曝すると、実効線量も1Svということになり,扱いが容易になる。


■「ヒロシマモデル批判」
                     笹本征男

欧州議会内の会議(1998年2月)での国際放射線防護委員会(ICRP)低線量モデル批判

 『ECRR報告書』によれば、欧州議会は1998年2月、会議を開き、国際放射線防護委員会(ICRP)の低線量モデルに関して議論した。以下、批判の内容と批判者を紹介する(同日本語訳報告書、32頁)。
「リスクモデルのヒロシマベース(Hiroshima basis)には不満がある、研究及び参照グループが正常な集団を代表していないからである」(アリス・スチュアート教授)。
「リスク評価のICRPの基礎(ICRP basis)は非民主的であり、その委員会の構成員の歴史的由来によって偏っている」(ロザリー・バーテル博士)。
「リスクモデルのヒロシマ及び他のベース(basis)は、被曝線量単位に本質的に含まれている平均化と他の誤差とによって、内部被曝からのリスクについて情報を与えることが不可能である」(クリス・バズビー博士)。
「リスクモデルとヒロシマベース(Hiroshima basis)は降下物や残留汚染からの内部被曝の寄与を含んでいない」(複数の人々)。
「被曝線量の単位自体(シーベルト)に不適切な値の評価が含まれており物理学的な単位ではない」(デビッド・サムナー博士)。
 
 これらの批判で問題となっている「ヒロシマベース」について、次に考える。


■米のマンハッタン計画(原爆製造計画)

 よく知られているように、アメリカはマンハッタン計画で原爆を開発製造し、1945年8月6日、広島市、8月9日、長崎市を原爆で攻撃し、大量無差別に市民を殺傷した。そして1945年8月15日、日本はアジア太平洋戦争に敗北した。これらの歴史は戦時の歴史である。戦後、国際放射線防護委員会(ICRP)が設置され、1950年に被曝線量基準であるICRP勧告が発表された。原子力「平和利用」へと繋がる放射線被曝問題の基礎が形成されたのである。

 原爆は無差別大量殺傷の目的のための兵器である。ヒロシマ・ナガサキは「原爆という大量殺戮兵器の殺戮現場」である。1950年のICRP勧告は、この「大量殺戮の現場」からアメリカが「学んだ」結果である。戦争が医学を進歩させるという思想は、原爆の放射線問題にも生々しく生きている。この思想に対する根本的批判が必要である。

1) マンハッタン計画におけるプルトニウム計画と放射線被曝問題

 マンハッタン計画の放射線管理・研究体制の特徴は「原爆の製造と使用を追求する軍の主導の下に、全米の主要な放射線学者、そして原子力分野に確固たる地位を築いたデュポン等の軍需独占体により、放射線研究に関する軍産複合体が形成された点」にある(中川保雄「マンハッタン計画の放射線被爆管理と放射線影響研究」『神戸大学教養部紀要論集』36号、1985年10月、52-53頁)。

 マンハッタン計画の放射線被曝管理では、国際X線およびラジウム防護委員会(IXRPC)の「耐容線量」を基礎にした。また、同計画の医学部門・生物学部門の重要な任務は「マンハッタン計画の労働者の被曝例と動物実験を通して、放射線急性傷害の初期症状を決定し、その検出法と治療法を追求することにあった。それはまた、原爆の実戦への使用に備えるためのものであった」(中川、前掲、56頁)。さらに、マンハッタン計画においては、放射能兵器(プルトニウムをそのまま散布することなど)の研究や人体に放射線を照射する人体実験も行われていた。

2)致死線量・半数致死線量・死亡率ゼロ「しきい値」線量

 実際の戦争において兵器として原爆を使用するという観点から、放射線の致死的効果を予測するために、「急性放射線障害による致死線量、半数致死線量(LD50)、死亡率ゼロとなる『しきい線量』を求める研究に力が入れられた」(中川、前掲、59頁)。アメリカが実際に広島市と長崎市に原爆を投下した結果、「広島・長崎の被爆者が現実に被った急性放射線傷害の症候群のうち脱毛と紫斑のみを急性症と断定し、他の症状の急性死を放射線急性死から除外することにより、致死線量700rem、半数致死線量400rem、死亡率ゼロの『しきい値』線量100remの線量̶̶死亡率曲線が導き出された」(中川、前掲、60頁)。この数値が米国防総省・原子力委員会の原爆の効果の公的見解となった。


■マンハッタン計画の「最大許容線量」概念を導入したICRP

 1950年、ICRPは被曝線量基準の勧告を発表したが、それはマンハッタン計画の「最大許容線量」の概念を導入したものであった。「ICRPは、1934年のIXRPCの『耐容線量』基準の改訂として線量引き下げを余儀なくされる中で、マンハッタン計画の『最大許容線量』概念を導入し、0.3rem/週(15rem/年)の外部被曝線量基準、Pu239等10種類の核種の体内摂取最大許容量を主内容とする被曝線量基準を1950年に勧告した」(中川、前掲、64頁)
 
 その後、ICRPは、1958年に「放射線作業者の外部被曝線量を5rem/年に引き下げ、公衆の『許容線量』0.5rem/年を導入した。この勧告が日本等各国の現行放射線被曝管理基準の根幹となっている(注・1985年当時̶̶笹本)」(中川、前掲、64頁)。
 

■終わりに

 中川保雄が提起した視点は、日本で「ヒロシマ・ナガサキ」問題を語る時、今なお十分に理解されているとは言えない。私は著書『米軍占領下の原爆調査 原爆加害国になった日本』(新幹社、1995年)を書くにあたり、中川の視点を重視した。「ヒロシマモデル」という言葉は、「原爆による大量殺戮の現場モデル」と言い換えて考えるべきであろう。原爆被害国でありながら、私のいう「原爆加害国」になった日本は、その「現場」で何をしてきたのか。アメリカと同様に、そこから何を得てきたのか。今年、2005年は1945年8月6日、9日から60年になる。これまで以上に、これらの問題を深く考えるべき時である。

 最後に、なぜ「ナガサキモデル」という言葉がないのであろうか。

■ECRRの背景と放射線の線量規制に かかわる国際・国内諸機関
                    柿原 泰

 ここでは、なぜECRRの報告書が取り上げるに値するものなのかを理解するために、そもそもECRRとは何か、その特徴や意義はどういうものか、ということについて、リスク・モデルの内容(上田・瀬川報告を参照)そのものに立ち入る前に、放射線の線量規制にかかわる国際諸機関および国内諸機関についての概観とあわせて、紹介したい。

 放射線のリスクについて、科学的に調査・検討を重ね、評価しなければならないとして、どのような機関でどのような人々が集まってそれがなされてきたのか、またなされるべきなのか、ということを考えていく一歩となれば、と考える。

■ECRRの設立

 ECRR(欧州放射線リスク委員会)は、欧州議会のなかの環境派グループ(緑の党)によって、欧州原子力共同体指針96/29(放射性廃棄物をリサイクル利用するための枠組みを含んでいた)を討議するため開催されたブリュッセル会議の際に、低レベル放射線の健康影響についての意見対立の存在が確認され、公式のレベルで調査されるべき課題とされたため、1997年に設置された。

 「ECRRは、放射線リスクに関する国際的権威(ICRP、UNSCEAR、BEIR)が採用している現行のリスク・モデルを再検討しようとする科学者・専門家からなるグループとして設立された」とECRR科学委員会事務局長のクリス・バスビーが言うように、これまで、放射線リスクについての科学的評価というのは、しかるべき科学者・専門家が集まっているとされる上記の機関が提出したものが権威あるものとされてきた。それらの機関が示した放射線の線量規制の基準は、時代ごとに改定され、一見するとより厳しいものに見直されてきたように見えるが、全面的に見直されることはなかった。ECRRの主要メンバーの1人であるロザリー・バーテルが「ICRPは、冷戦期を通じて核兵器と原子力発電の開発に関係してきたという歴史的な理由から、原子力産業に与するよう偏向しており、低レベル放射線と健康の領域における彼らの結論や勧告はあてにならない」と言うように、現状に対する批判的な見解も存在する(なお、より詳しくは、中川保雄『放射線被曝の歴史』技術と人間、1991年を参照されたい。ICRP、UNSCEAR、BEIRなどを含めて、その初期からICRP1990年勧告までの歴史が核/原子力開発の政治と関連づけて明らかにされている)。

■ICRPをはじめとする国際機関

 放射線の線量規制にかかわる国際機関のなかでも第一にあげられるのは、ICRP(国際放射線防護委員会)であろう。ICRPの勧告は、国際的な科学者・専門家たちによって科学的に決められたもので権威あるものとされ、国連やIAEA(国際原子力機関)などの国際機関の安全基準、そして世界各国の放射線障害防止に関する種々の規制・法令の基礎とされる。現在、日本をはじめ各国が参照しているICRPの基準は、1990年勧告(日本語訳は『国際放射線防護委員会の1990年勧告』日本アイソトープ協会、1991年11月)で出されたもので、それを承けてさまざまな関係する法令などが何年もかけて改正されてきたところである。そしてさらに、ICRPは2005年に新たな勧告を出そうと予定しており、現在審議中である(2005年中にはまとまらず、2006年にずれこむかもしれないと言われているが)。

 ICRPは、1950年の設立(その前身である国際エックス線・ラジウム防護委員会は1928年設立)で、事務局はスウェーデンのストックホルムにある。主委員会と4つの専門委員会(放射線影響、誘導限度、医療放射線防護、委員会勧告の適用)から成り、必要に応じて、タスクグループ、ワーキングパーティ、文通連絡委員が設けられる。委員の任期は4年で、現在の委員は2001年7月〜2005年6月までの任期である。ちなみに、主委員会と4つの専門委員会のいずれにも日本からの委員が参加している。

 委員の専門分野は、放射線医学、放射線防護学、物理学、保健物理学、生物学、遺伝学、生物化学、生物物理学などから専門的均衡を考えて選ばれる。財政はかならずしも潤沢とはいえないようで、WHO(世界保健機関)、IAEA、ISR(国際放射線医学会)、IRPA(国際放射線防護学会)、OECD原子力機関、EU、各国内機関(アルゼンチン、カナダ、日本、スウェーデン、英国、米国)が財政援助をすることによって成り立っているという。

 ECRRが再検討しようとしている放射線リスクの国際的権威としては、先に引用したように、ICRPの他に、UNSCEARとBEIRがあげられている。簡単に説明しよう。

 UNSCEARは、「国連・原子放射線の影響に関する科学委員会」のことで、1955年12月設置された。2003年現在、メンバー国は21カ国である。放射線にかかわる人類と環境へのすべての重要事項を調査し国連総会に報告すること、各国から出された調査・報告を検討・評価して、適宜報告書を作成することが主な役割で、それらはICRPへの基礎資料にもなる。

 BEIRは、全米科学アカデミーの「電離放射線の生物影響に関する委員会」のことで、放射線影響に関する科学的情報を集約して、アメリカ国内での連邦基準の策定に貢献するためのものである。BEIRの前史として、BEAR(原子放射線の生物影響に関する委員会)が1956年にBEAR報告を出しているが、1970年に設置されたBEIRは、これまでBEIR-I報告(1972年)をはじめとして、BEIR-VI報告(1999年)まで報告を出しており、現在BEIR-VII報告を作成中のようである。

 その他、放射線の線量規制に関係する国際機関には、ICRPの姉妹委員会であるICRU(国際放射線単位・測定委員会)をはじめ、WHO、IAEA、ILO(国際労働機関)、国連環境計画(UNEP)、欧州共同委員会、OECD/ NEA(経済協力開発機構原子力機関)、ISO(国際標準化機構)、国際電気標準会議(IEC)、などさまざまある。また、国際的学会として、ISRやIRPAなどがあり、また、アメリカのNCRP(米国放射線防護審議会)、イギリスのNRPB(英国放射線防護庁)などのように各国にはそれぞれ国内機関がある。ちなみに、ICRPの現委員長は、イギリスのNRPB局長も務めるロジャー・クラークであり、ICRPに集う科学者・専門家は、それぞれ各国の対応する機関などの役職も兼ねている場合が多く、独立性という点で注意を要する。

■日本国内機関

 日本国内においては、「放射線障害防止の技術的基準に関する法律」に基づく諮問機関である文部科学省の放射線審議会(1958年〜)がある。関係行政機関(例えば、厚生労働省)の長は、放射線障害の防止に関する技術的基準を定めようとするときは、放射線審議会に諮問しなければならないとされ、放射線審議会は、諮問に対して審議を行い、関係行政機関の長へ意見を述べることができるとされる。現在の会長は佐々木康人氏(放射線医学総合研究所理事長)で、彼はICRP主委員会の委員でもある。

 その他、関係する機関は、原子力安全委員会をはじめ、放医研(放射線医学総合研究所)、放影研(放射線影響研究所)、日本原子力研究所などや、日本保健物理学会(ICRP等対応委員会を設けている)、日本アイソトープ協会など多岐にわたる。

 ICRPの新勧告が出されると、国内機関(放射線審議会など)で検討され、法的規制などに適用されていくわけだが、それらが基づく基準はICRPの勧告でなければならないのだろうか。ECRR2003年勧告のように、ICRPモデルに対する厳しい批判的見解が現に出されているときに、ICRP自体はもちろんのこと、上記のような諸機関も、ECRR勧告など他の見解を審議の俎上にのせることが求められる。

■ECRRの特徴

 ECRRは、科学的に調査・検討を重ねて、放射線リスク評価のモデルを提出しようとするが、その点ではICRPなどと同じ目的をもっている。ただし、いくつかの点でICRPなどと対照的な特徴をもつよう意図されている。

 まず、ICRPなどと各国の放射線審議機関などでは、たがいにメンバーの重なりも大きく、独立性という点で疑問であるが、ECRRは、ICRP、UNSCEAR、欧州委員会、各国のリスク評価機関から独立にリスク評価をおこなう、という特徴をもっている。そして、現実世界の放射線被曝による結果(被害)を説明できるよう、ICRPなどが切り捨ててきたものを含めて、利用可能なすべての科学的証拠を考慮に入れて、新しいリスク評価のモデルを提出しようとする。また、(素朴な意味での)科学的評価をおこなうだけというわけではなく、政策的勧告の基礎を形成する倫理学的分析・哲学的枠組みを提出することも重要な目的のひとつに掲げている。一言でまとめれば、ICRPの科学者たちというのは閉鎖的な科学者共同体を形成していて、その共同体の内部にいない者にとっては重大かつ明白な経験をことごとく否定したり、科学的には興味のないものとして捨ててしまったりする循環的論理によってそのリスク・モデルは保たれているというのだ。そして、ICRPモデルは、功利主義的なコスト・ベネフィット計算を基礎にしている点で批判される。

■ECRRのメンバー構成とその特徴

 ICRPなどの科学者・専門家は、多様な専門分野から成るというものの、放射性物質を使用している機関に所属する者で占められ、それ以外の者を排除している。それに対して、ECRRでは、公衆衛生、労働衛生、疫学などの専門家をも含むべきとし、さらに、リスク社会学者、法律家、政治家、NGOメンバーなど自然科学者でない者もメンバーや協力者に含まれている(ECRR報告書巻末のリストを参照)。
 2003年勧告の報告書編者を見ると、代表はクリス・バスビー(英)、共編者は、ロザリー・バーテル(カナダ)、インゲ・シュミッツェ=フォイエルハーケ(独・ECRR科学委員会委員長)、モリー・スコット・ケイトー(英)、アレクセイ・ヤーブロコフ(ロシア)である。

 編者代表のバスビーと共編者のスコット・ケイトーは、ともに後に紹介する環境NGOグリーン・オーディット(Green Audit)の創設者であり、ECRR2003年勧告の報告書もグリーン・オーディットから出版されている。ここでは、バスビーおよびグリーン・オーディットについて、簡単に紹介しておこう。

 ECRRの科学委員会事務局長を務め、2003年勧告報告書の編者代表でもあるクリス・バスビー(Chris C. Busby, 1945〜)は、もともと物理化学を専門とする科学者で、1969年ロンドン大学卒(化学でBSc)、クイーン・メアリー・カレッジで物理化学、とくにNMR分光法を研究した後、ケント大学から博士号(物理化学でPhD)を取得した。チェルノブイリ原発事故をきっかけに、低線量放射線被曝の健康影響について関心をもつようになり、1992年から緑の党の地方委員会(ウェールズ)メンバーとなり、同年、環境NGOグリーン・オーディットを創設している。2003年には、リバプール大学医学部(人体解剖学・細胞生物学)フェロー。低線量放射線被曝の問題については、ウェールズを中心にセラフィールドなどのがんや子どもの白血病などの疫学調査をおこない、またセカンド・イベント理論(瀬川報告)を提唱している。Wings of Deathという著書があり、British Medical Journalやグリーン・オーディットのOccasional Paperなどに論文を多数発表している。

 バスビーが主な活動の拠点としているグリーン・オーディットは、1992年にバスビー、パトリック・アダムズ(95年農民になって脱退)、ECRRメンバーでもあるモリー・スコット・ケイトー(環境経済学)らによって創設された。

 ECRRの中心的メンバーの1人のロザリー・バーテル(Rosalie Bertell, 1929〜)についても一言だけ。カナダの環境疫学者で、1986年ライト・ライブリフッド賞受賞など国際的に活躍している。著書『放射能毒性事典』(技術と人間、1987年)、論文「低線量被曝の危険性」、「乳がんと乳房X線撮影(マンモグラフィ)」(ともに『技術と人間1989年12月号、1994年10月号』)などが日本語で読める。

放射線の単位
●放射能の強さ
 (単位時間あたりの崩壊数、放射性物質(放射能)の量)
ベクレル[Bq]、(旧単位はキュリー [Ci]) 
        1Ci = 3.7×1010Bq
1Bq=1秒間に1個の放射性壊変がおこる放射性物質の量。
●照射線量
 クーロン毎キログラム[C/kg](旧単位はレントゲン[R])
X線またはγ線がその場所にどれだけの強さでやってきているかを示す放射線量。人体にどれだけ当たっているかというような時の目安になる。
0℃、1気圧の空気で、1R = 2.58×10-4 C/kgの電離を発生させる。
●吸収線量
 グレイ[Gy](旧単位はラド[rad])1rad = 0.01Gy
・放射線が物質に照射され、相互作用を行った時、そのエネルギーがどれだけ物質に吸収されたかを示す値。1グレイは、1キログラム当たり1ジュールのエネルギーを吸収した時の線量 1Gy = 1J/kg
・1W の電力を1秒間使用したときのエネルギーが1J。これは 0.24 カロリー。
 1J = 1W・s = 0.24 カロリー
・1Gy の放射線は、1 kg あたり 0.24カロリーのエネルギー吸収になる。人体の大部分が水のため、水を例にとると、1Gyの放射線で0.00024℃温度が上がる。このように、放射線のエネルギーを熱に換算してしまうととても小さなエネルギーだが、1Gy の放射線量はイオン化や励起などの放射線特有の作用をするため人体にとっては無視できない影響を与える。
●等価線量/実効線量
 等価線量=吸収線量×放射線荷重係数
 シーベルト[Sv](旧単位はレム[rem])
         1Sv = 100rem = 1J/kg  1Sv = 1,000mSv
・実効線量とは、それぞれの組織が受けた線量に組織荷重係数を掛けて総和したもの。(組織荷重係数:生殖腺は0.20、肺や胃は0.12、肝臓は0.05、皮膚は0.01など臓器・組織の感受性を表した数値でその総和は「1」。)
・人体が放射線を浴びたとき、Gy(グレイ)で表した放射線の吸収量が同じでも、放射線の種類や放射線を浴びた臓器によって生物学的な影響が違う。このような生物学的な効果の違いを考慮に入れて実効的に定められた単位が Sv (シーベルト)。1シーベルトとはX線の1グレイによってもたらされるのと同じ程度の損傷を人体に引き起こす放射線の量。
・放射線の強さは、毎時何ミリシーベルトというように表す。例えば、毎時10mSvの放射線がある場所に30分間いた場合、浴びた放射線の量は5mSvとなる。


 
ECRRメカニズム 
                   
瀬川嘉之

■放射線による健康影響の研究

 私たちは日々何らかの放射線をあび、またあびることによるリスクをかかえつつ生活していながら、それが自分のからだにどんな影響をおよぼしているか、知らないことがあまりにも多い。科学的にもすべてが明らかになっているわけではなく、細胞や個体レベルでの影響の証拠をととのえた上で、いかなるメカニズムで影響をおよぼすのかを解明し、影響の大きさを明確にする科学研究が積み重ねられている。しかし、放射線の線量が低くなるほど、そうした研究は困難をきわめ、すべてを明らかにするのは不可能になり、何らかの不確実性が入りこんでくる。したがって、放射線影響のメカニズムについてさまざまな仮定や仮説を設けた上で証拠となる実験や疫学のデータを集め、徐々にメカニズムや影響の大きさを明らかにしていくしかない。そうした研究を進行させつつ、現在は、社会的に放射線の利用や潜在的な危険性が高まる中で、何らかのモデルに基づくリスク評価によって、ICRPなどが防護の基準を設けている。ECRRは、リスク評価についてICRPとは異なる新たなモデルを提案すると同時に、その前提となる生体への放射線影響のメカニズムの理論を提出している。

■局所不均一被曝に関する論争

 そこで大きく問題にしているのは、放射性物質が体内に入って臓器の一部に局所的、不均一に放射線を出している場合の影響のメカニズムである。このような被曝については、30年ほど前からいくつかの問題提起がなされてきた。タンブリンとコクランによる1974年の論文から端を発したホットパーティクル論争では、体内のある場所にとどまってアルファ線を出しつづけるプルトニウムの不溶性粒子が周囲の細胞を極端に高く被曝させ、その発がんにつながるリスクは当時のICRP評価の10万倍以上とされた。プルトニウム不溶性粒子の線量評価は、喫煙者の気管支における繊毛損傷を重く見たゴフマンの1981年『人間と放射線』では喫煙者でICRP評価の30倍、非喫煙者でも1.5倍としている。そもそも線量評価で使われるシーベルトという単位は放射線が生体の組織にあたえるエネルギーをkgあたりで平均化しているので、プルトニウムのアルファ線のようにμg単位の領域にすべてのエネルギーを与えるとなるとそれだけで何万倍もの被曝をさせることになってしまう。これに対しICRPは「大線量は細胞の再生能力の喪失あるいは細胞死を引き起こす」ので、発がんにつながるリスクとしては考慮する必要がないとしている。

■ECRRによる被曝メカニズムの説明

 ECRR報告書でC.バスビーらが提案しているのは、上記のようなタイプの被曝について、放射線による遺伝子損傷や細胞への影響のメカニズムを考慮すると、少なくとも図1のように損害の大きさをICRPの荷重よりは大きく見積もらなければならないというものである。たとえば、骨に入ってDNAに結合しやすいストロンチウム90の場合、ベータ線を出してイットリウム90に崩壊したのち再びベータ崩壊をするので、細胞分裂の誘発につづき修復不可能な細胞の損傷をもたらすであろうとする「セカンド・イベント論」によって、300倍の荷重を提案している。

 また、細胞死を持ち出すICRPを、ある意味では逆手にとって、敏感な細胞はたしかに細胞死するかもしれない、しかし、敏感な細胞はより低い線量では発がんにつながる突然変異をおこして生き残り、敏感な細胞が細胞死する線量より高い線量になってくると、今度はそれほど敏感でない細胞が突然変異をおこして発がんのリスクを高めるであろうという2相の線量−応答モデル(図2)を提唱し、これによってたとえばホルミシス効果に見える現象も説明できるとしている。リスク評価のさいには、歴史的に存在する被ばくデータを処理するため、ICRPの線形しきい値なしモデルに従い、この「2相応答」モデルは採用していないが、線形しきい値なしに乗らないデータも排除するべきではないとしている。

■終わりに

 ECRRも今後はここで提起しているメカニズムやモデルについて、実験や疫学に基づく証拠を整えていく必要があるだろう。放射線のリスクに関心をもつ一般市民としても、ICRPやECRR、さらに国内外のさまざまセクターが提起するメカニズムやモデルと実験や疫学のデータ、その意味するところを学びながら、知らずにがんになっているかもしれない、その原因のひとつについての理解を深めていきたいものである。

ECRR報告書
̶その論理の構造を読み解く
                    上田昌文

■ECRRによるICRPモデル批判の要点

 ECRR報告書のねらいは、ICRPの被曝リスクモデルの限界や不合理性を明確にし、とりわけICRPがこれまで不当に扱ってきた「内部被曝」に着目して、そのリスクを適切に組み込んだ新たなリスクモデルを提出することである。

 ECRRの批判は主にICRPが採用している次の2つのモデルに向けられている。一つは、放射線被曝と疾病発症との関係における「線形しきい値なしモデル」であり、もう一つは被曝した線量を組織全体に均一化させて扱う「被曝の平均化モデル」である。

 前者は、ヒロシマ原爆被爆者の寿命調査データ(高線量被曝による急性障害が主)から得られた結論を低線量領域へと外挿する考え方であり、このモデルに固執すると「被曝線量と発症との間に直線的対応関係(相関)が失われている場合は、因果関係なし」という判定を下すことになる。現に、ICRPがこのモデルに応じた被曝の線量限度iを設けているが、現実に放射線被曝と病気の発症との相関を示唆するいくつもの疫学調査の結果が、ICRPの基準に照らすと「被曝レベルが低すぎるので、病気の原因は放射線被曝ではありえない」ということになる。チェルノブイリ事故による周辺地域での種々の疾患の多発や、セラフィールド核施設・再処理工場周辺における小児白血病の多発も「原因は放射能汚染ではありえない」となってしまうのだ。ICRPの線量限度によるこうした判断が、疫学データとあまりに乖離していること̶̶そのもとを糾すと、ICRPのモデル自体に欠陥があるからだ、とECRRはみなすのである。低線量領域では単純な線形の外挿とはまったく食い違ってくる「2相応答」(瀬川原稿参照)が見られる可能性もあるという点にもECRRは注目している。

 後者については、取り込んだ放射性物質による被曝を考える際に、放射線の線量があたかも組織全体に均一に行き渡るとして平均化してしまうことは、現実に起こっていることを正しく反映していないという批判は常々あった。ホットパーティクル(瀬川原稿参照)が体内に取り込まれてその周辺の組織に局所的に高線量の被曝をもたらすことや、セカンドイベント(瀬川原稿参照)が関係したハイリスクを無視することになる。そこを考慮して新たなモデルを作ろうというのである。

■ECRRモデルの特徴

 ECRRモデルは次のような特徴を持つ。

(1)100 mSvよりも高い外部被曝の場合においては、現行のICRPモデルによる防護基準を採用する。

(2)ICRPモデルにおける「吸収線量→等価線量→実効線量」のステップ(西尾原稿参照)を踏襲しながら、2つの新たな荷重係数(生物物理学的損傷係数、内部同位体生化学的損害係数)ii を導入して、実効線量を計算しなおす。新たな荷重係数を決めるにあたっては、従来考慮されてこなかった新しい人工同位体(プルトニウムなど)やホットパーティクルの被曝形態も考慮する。

(3)最新の遺伝学やがん研究によれば、発がんのメカニズムはヒット理論iiiにみられるような「細胞内のDNAの損傷が発がんをもたらす」という単純なものではないことがわかってきている。それをふまえた被曝リスクモデルを作る。

(4)低線量内部被曝型の「被曝と疾患の関連」を示す疫学データを詳細にふまえ、リスク評価の基礎にすえる。(ICRPの論理の逆転ともいえる、疫学重視の考え方)たとえば、チェルノブイリ事故後の小児白血病の発症では、ミニサテライトDNAivの突然変異などを考慮に入れると、ECRRが見積もる放射線のリスクはICRPの100倍から1000倍にも跳ね上がる。

(5)致死がんのリスク係数としてICRPが採用するのは0.05/Sv(「集団の線量として1Svを浴びると100人のうち5人ががんで死亡する」だが、ECRRはICRPが用いる「線量・線量率効果係数」vを合理的でないとして退けるため、致死がんのリスク係数はICRPの2倍、すなわち0.1/Svとしている。


i ICRPでは、放射線作業に従事する作業者の線量限度を、目の水晶体を除く、すべての組織の確定的影響は500 mSv/年、目の水晶体組織の線量限度は150 mSv/年としている。また、原子力関係の職業人は、全身に対して、定められた5年間の平均が20 mSv以下(但し年間50 mSv以下)、一般人は年間1 mSv以下と勧告している。
ii ECRRは、右の(1)と(2)の新たな係数を導入して放射線の内部被曝量を計量している。詳細の説明は、じつは報告書自体でもなされておらず、準拠している原著論文にあたるほかはない。この2つの係数を、具体的にたとえば核実験降下物(フォールアウト)で見られる放射線核種に適用した場合が(3)である。
iii DNA2本鎖の切断をがんの原因とする考え方で、線形しきい値なしモデルと対応している。しかし、がんが多段階的に発生するなら、全ての段階に放射線が作用する可能性があり、急性被曝と慢性被曝とを区別する必要もある。また、従来発がんはDNAに生じた突然変異が直接の原因であると考えられていたが、1990年代半ば以降の研究の成果によって、不完全なDNA複製や損傷を受けた際の修復のミスによって生じた遺伝子の不安定性(ゲノム不安定性)が、細胞分裂を経て蓄積され、その結果引き起こされた遺伝子変化が発がんの原因である可能性が明らかになってきた。
iv DNAの中には、5〜30塩基対の反復単位が数十個繰り返して500塩基対から20,000塩基対の配列となっている領域があり、ミニサテライトと呼ばれている。多くの場合、染色体の末端領域に存在し、生殖細胞のこのような領域では、反復数の減少、増加などの突然変異が高頻度(蛋白質をコードする遺伝子のDNA配列中に起る突然変異の頻度に比べて数百倍から数千倍)で生じる場合がある。
v 発がんなどの確率的影響(西尾原稿参照)についてみる場合、線量と健康影響の発生頻度(リスク)との関係は、一般に線量の増加とともに発生頻度が増大する。人についてはヒロシマ原爆被爆者のデータを用いることから、高線量データをもとに低線量領域に外挿することになる。その際に、ICRPは外挿した低線量の効果を高線量より抑えるため「線量・線量率効果係数」(DDREF)を導入し、2分の1にすることを採用している。

(どよう便り 第85号 2005年3月)
http://archives.shiminkagaku.org/archives/2005/03/post-168.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c99

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
100. 中川隆[7878] koaQ7Jey 2017年4月19日 07:42:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8369]

ホルミシス: 生物の進化過程で獲得された放射線への適応応答 2015年2月28日 
Hormesis: adaptive response to radiation acquired through the evolutional history of living organisms
須藤鎮世(薬学部) 杉本正信(m&mオフィス)
https://www.google.co.jp/webhp?hl=ja#hl=ja&q=%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%B9:+%E7%94%9F%E7%89%A9%E3%81%AE%E9%80%B2%E5%8C%96%E9%81%8E%E7%A8%8B%E3%81%A7%E7%8D%B2%E5%BE%97%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%81%A9%E5%BF%9C%E5%BF%9C%E7%AD%94+&spf=1

放射線への恐怖の根底に、放射線はいかに微量でも線量 に比例して発癌などの有害事象を引き起こすとする、国際放射線防御委員会(ICRP)が提唱 する閾値無しモデル(LNTモデル)がある。

確かに、特定の高線量領域では線量に比例して 発癌が促進されるが、低線量では発癌が促進されるどころか、逆に抑制されるという適応応答(ホルメシスともいう)があることが分かってきた。

生命の歴史をさかのぼってみると、我々は今よりも大量の自然放射線を浴びざるを得ない環境下で進化してきた。

さらに、放射線の 障害はその80%ほどが二次的に生じる活性酸素種(ROS)によると考えられているが、生理的な呼吸により生じるROSの量は1mSvの放射線により生じる ROSの1,000倍に達する。

放射線や呼吸によるROSを無害化し、それにより生じる遺伝子の損傷などを修復する機構 がなければ、我々は生存し、進化することはできなかった。

このように、ROSの大部分は 消去され、たとえDNAに傷害が生じても大部分は修復、除去されるので、放射線による傷 害に閾値がないとするLNTはこのような生物機能を無視したモデルであり、理論的に誤りといえる。


事実、効果-線量関係が成立するのは1,000 mSv前後の高い線量域以上に限られ、 200 mSv以下では成立しない。

一般人の限界線量と定められている1mSv/年は安全サイド に立った行政的な指標であり、科学的な根拠によるものでない。この行政的基準が真実のごとく浸透し、人々の安全に寄与しているどころか人々を苦しめる元凶となっている。

科学的 には、1mSv/年はおろか 100 mSv/年でさえ許容できる。

閾値無しモデルが真理であるとい う誤解から生じる怖れから、1人でも多くの人が解放されることを願い本稿は書かれた。

Cohen(25)はLNTモデルを検証するために、肺癌による死亡率と平均的なラドン濃度 の関係を全米の1601の地域の家庭で調べた。これは全米の90%以上をカバーするという。

驚いたことに、喫煙の有無に関係なくラドンによる被曝量が増えるほど、肺癌の比率が低下する強い傾向が認められた(図2)。


反応用量曲線は LNTモデル(ラドンが増えれば肺癌が 増す)を示す直線とは大きな隔たりがあった。

このデータは、低線量放射線によっても肺癌 が増加するはずであるとするLNTモデル説とは逆の結果を示している。著者はいかに努力 をしても、図2のデータは、LNTモデルが破綻しているとしか言いようがないと結論づけ ている。

図2.室内のラドン量と肺癌死の関連。死亡率はラドン量の増加とともに減少する。

閾値無しモデル (LNTモデル)や直線モデル(y=a+bx)は適合せず、 原爆被爆者における固形癌全体、甲状腺癌、白血病がフィットする直線-2 次曲線(y=a+bx+cx2)の式によく合う。Cohen(25)より引用。

Mifuneら(26)は、1992年に三朝温泉周辺の1952〜88年の癌による死亡率を解析した。 三朝温泉の周辺のラドンのバックグラウンドは高く、対照として低い地域を選び、両者を比較したのである。

屋外のラドンの濃度は、三朝温泉周辺ではラドンの濃度は 26 mBq/リット ルであるのに対して、対照地域の濃度は11 mBq/リットルであった。

標準の癌による死亡率 は、三朝地域(男性、0.538;女性、0.463)および対照地域(男性、0.850;女性、0.770) のいずれでも、日本全体の死亡率よりは低かった。

ポアッソン回帰分析の結果、三朝地域の 住民の相対的危険性は対象地域に比較し、すべての部位の癌を含めた死亡率(0.67)および 胃癌(059)について有意に低かった。肺癌による死亡の相対的危険性は、対照地域に比較し三朝では低かった(0.55)。

しかしながら、同じグループによってなされた1998年の追跡 調査では(27)、ラドンの高い地域と低い地域の間に、すべての部位の癌の発生率に関して 差は認められなかった。

ただし、いずれの調査もラドンの高い地域での発癌の危険性が、低い地域に比較し高いという結果にはなっていないので、LNTモデルを支持する結果とはなっていない。

最近の96,000人の広島原爆被爆生存者の1950〜1957年間における白血病の頻度に関する Cuttlerの調査(28)では、LNTモデルが誤りであることを決定的に示している(図3)。

低線量領域では被爆生存者では白血病の増加はみられず、その閾値は50 rem(500 mSv)であった。

ここでも線量と白血病の関係は直線-二次曲線に従い、けっしてLNTモデルによ る直線性は示さなかった。

国連科学委員は2remで白血病が減少するので閾値がある可能性はあるとしながら、線量の評価が不確かであるとし、この減少を認めなかった。

4.自然放射線および生命の歴史

4︲1.地質学的年代における地球放射線のバックグラウンドレベル

地球上に生命が誕生して以来、生物はウラニウム(U-235)、トリウム(Th-232)、ラジ ウム(Rasyuracom-226)およびカリウム(K-40)のような核種による外部からの自然放射線、およ びK-40のような内部放射線に曝されてきた。どの程度の自然放射線を浴びているのかということについては表1を参照されたい。

地質学的放射物から放射される放射線量は、大陸の地殻の化学的な変動、U-235とU-238 の相対量の変化、および過去40億年間のウラニウム、トリウム、およびK-40の放射性崩壊 により変化してきた。したがって、これらの放射線源からのバックグラウンド放射線量は7.0 mSv/yから1.35 mSv/yへと、地球上に生物が存在している間に低下した。

KaranとLeslie(29) は、現在の生物に優れた修復機構が維持されているのは、今より高い放射線があった遠い昔 に端を発し、現在に至ったことを示唆する、と述べている。この関連では、すでに述べた原 核生物である大腸菌のSOS反応の存在はこの考え方とよく一致する。


4︲2.生物はいかにして自然放射線から身を守ってきたか?

生物はいろいろな病原体から身を守るために何重もの、免疫をはじめとする生体防御シス テムを構築してきた。理論的な帰結として、生物は自然放射線から身を守るために防御シス テムを構築してきたはずである。そうでなければ、単細胞生物から出発した生物がヒトにま で行き着くはずがない。

電離放射線は二つの経路でDNAに傷害を与える。一つはDNA鎖に直接与える傷害で、 これは全体の傷害の約20%を占めると言われている。他は間接的に誘導した活性酸素種(ROS)を介する傷害で、80%はこの経路による傷害といわれている

DNAの傷害の例と しては放射線によるDNAの二本鎖切断があるが、ほかにROSによる塩基の酸化、あるいは複製のエラーによるものがある。

生物はこれらの傷害を克服するために、いろいろな DNA修復機構を構築してきた。

たとえば、

1)DNA暗号のもとである塩基が傷害を受け たときこれを除き、正常な塩基に置き換える塩基除去修復、

2)1つあるいはそれ以上のヌ クレオチドが傷害を受けた場合に、一連の塩基鎖を置き換えるヌクレオチド除去修復、

3)DNAの二本鎖ラセン構造の切断を修復する非相同末端結合、

4)鎖間に生じた交差により 生じた二本鎖DNAの切断を修復する相同修復、および、

5)DNA塩基配列に生じたミスマッ チを修正するミスマッチ修復、


などがある(30,31)。二種類の除去修復1)および2)、な らびに相同末端結合3)による修復は、電離放射線による修復で主要な役割を担う。

DNAの修復機構が存在するという事実は、LNTモデルが正しくないことを示す有力な証左である。その理由について述べたい。

もし体が低線量の放射線に曝されDNAに傷害が生じても、それらは軽微なので容易に修復される。

しかし体が高い線量に曝されると、生じる DNAの傷害の程度は修復の能力を超える。

この場合、アポトーシスという機構で細胞は除かれる。したがって、線量とDNAの傷害の間には、低線量では直線的関係は成立しなくな るはずで、ある閾値以下では線量に関係なくDNAの傷害は無視できるようになる。

もしも 体が浴びる総量の線量が同じ場合には、短時間で浴びる方が、長時間にわたり少しずつ浴び るよりは障害の程度は大きくなる(線量率効果)。

なぜならば、少量の場合にはその都度傷 害の修復が可能になるが、短時間に大量に浴びると修復できなくなるからである。この現象 は広く受け入れられている。卑近な例では、酒の一気飲みは死に至ることがあるが、程よい晩酌は百薬の長となりうる。

低線量放射線の効果については、Hiyamaら(32)が福島でのチョウに対する影響を報告している。この報告では低線量放射線がチョウの形態形成に遺伝的な障害を与えているとして、低線量放射線のヒトへの悪影響をも示唆している。

しかし、この観察は遺伝的影響を見たものではなく、ほかの影響によるのではないかということが以下の考察から推定される。 この報告がセンセーショナルであったのは、異常の頻度が20%、30%、時に60%に及ぶように著しく高い点である。

通常の変異頻度では104に1個程度である。異常の多くは羽が小さくなる、斑点の数が少なくなる、目が凹むなどで、何らかの毒性が発現すれば説明できる ものであった。遺伝的であると論じる証拠として、異常になった雌に正常な雄を交配したと き、F1あるいはF2で親以上に多くの異常がでることであったが、これはメンデルの法則に 反するものである。劣性遺伝であればF1で変異は発現しない。優性遺伝であっても親の半 分の頻度となるはずである。方法論にも問題があり、通常の変異原試験法では、異常あるい は被験物質を投与した雄に正常の雌を交配する(優性致死試験)。これは産卵をする雌を用いると、放射線による遺伝的影響以外に、ホルモン、生理、栄養などさまざまな影響がでてしまうからである。

例えば、卵黄の少ない小型の卵が生産され、栄養不足で異常が発現する ことが考えられる。この点、精子経由であれば、ほぼ遺伝子の影響のみを検出することが出来る。昆虫を含め、発生や性分化には小さなRNA分子の寄与する場合が多く、福島におけるチョウの場合も、このような制御性のRNAが放射線により破壊され、結果として種々の異常が生じたのではないか。あるいは器官形成の基になる幹細胞が放射線感受性で、発生異 常をもたらした可能性もある。

福島界隈で2012年に採取したアブラムシの一種でも高頻度の 異常がみられたが、2013年には平常に戻っているので、著者はこれは遺伝的影響とはいい難 いとしている(33)。チョウについても2011年以降の年の発生異常が知りたいところである。 低線量放射線のヒトへの影響に関する最終的評価は、ヒトでの観察データによるしかない。 この点についてはすでに述べたとおり、異常はないと考えられる。

4︲3.修復におけるRecQヘリカーゼの役割

この章節では、放射線で誘導されたDNA傷害のRecQヘリカーゼによる修復機構につい て紹介したい。筆者の一人(杉本)は、過去20年間ほどウェルナー症候群の研究に従事してきた。

ウェルナー症候群とは、白髪、白内障、しわがれ声、糖尿病、腫瘍などの各種早老症 を若年から示す劣勢遺伝性疾患である。現在ではこの疾患は、両親から受け継いだ両方の WRN遺伝子が変異していると惹起されることが判明している。

WRN遺伝子はDNAヘリカー ゼおよびエキソヌクレアーゼを触媒するWRNタンパク質をコードする遺伝子である。たっ た一つのタンパク質の異常がなぜ広範な早老症を引き起こすのかということは、長い間なぞ であった。そこで杉本は、総説(34)で1つの仮説を立てた。すなわち、WRNタンパク異 常がテロメアの異常を引き起こす。

そうすると、生理的な老化でのメカニズムで明らかになっ たルート、すなわち、

テロメア異常⇒ミトコンドリアの異常⇒ROSの過剰生産⇒老化症状の誘導、

につながる。このようなメカニズムで、WRNタンパク質という一種類の酵素異常が、 なぜウェルナー症候群の患者にみられる多岐にわたる老化症状につながるのか、その謎の一 端が解けたと考えることができる。

WRNヘリカーゼとは、DNAの二本鎖をほどく酵素であるが、もう一つ、エキソヌクレアー ゼといって、DNA鎖の端から分解する酵素活性も併せ持っている。いずれもが、繰り返し 配列を持つテロメアのもつれなどのDNAの傷害を修復する役割を果たす。WRNヘリカー ゼはRecQタンパク質に属し、RecQタンパク質には計5種類のヘリカーゼ活性をもつタン パク質が存在する。大腸菌にもRecQヘリカーゼ活性を持つ酵素が存在するので、RecQは 非常に基本的なDNA修復酵素である。

注目すべきことは、WRNタンパク質のエキソヌクレアーゼ活性が放射線によるDNA傷害の修復に関与していることである(35)。実験は、エキソヌクレアーゼ部分が欠損した WRNタンパク質を大量に発現する細胞を使ってなされた。このような細胞は、正常な WRNヘリカーゼを発現している細胞より、放射線による細胞死や傷害を受けやすいことが 示された。

別の実験でも、放射線により誘導されたDNA損傷の修復にWRNタンパク質が寄与して いることが示された(36)。γ線照射をうけるとDNAに二本鎖切断が生じるが、この箇所 の修復のためにWRNタンパク質が損傷個所に移動してくる。ところが、このWRNタンパ ク質の移動は、PML(promyelocytic leukemia protein)というタンパク質の遺伝子を欠損 させた細胞では生じないが、この欠損細胞に同じ仲間のタンパク質であるPML IVを過剰 発現させてやると、移動は回復されることが分かった。これらの結果から、PML IVは WRNタンパク質と結合して、DNA損傷部位に移動し、DNA損傷の修復に関与すると考え られている。

Dasら(37)は、哺乳動物DNAグリコシラーゼ(NEIL1)はROSにより活性化され、 放射線による傷害を阻止することを報告している。すなわち、NEIL1はROSにより損傷さ れた塩基を、特異的に除去修復によりする活性を持っている。WRNタンパク質は、例えば 放射線で誘導された酸化ストレスに曝されるとNEIL-WRNの形成を促進し、核における 損傷部位へ移動を促進すると考えられている。

4︲4.ホルミシスのメカニズムに関する考察

低線量の放射線であらかじめ照射するとなぜ、その後の放射線照射に対する抵抗性が獲得 されるのであろうか。関連して、思い出されるのは病原体に対する防御機構である。細菌や ウイルスのような病原体に一度出会うと、二度目に同じ病原体にであったときには、体の免 疫機構などの防御システムで、効率的に病原体を排除できる。

放射線ホルミシスに関するメカニズムの詳細は不明である。放射線による大部分の傷害は、 直接作用によるものが20%程度で、残りの80%は、電離放射線とも呼ばれるように、放射に より発生するROSによるものと考えられている。我々の体は日常のエネルギー代謝を通じ て大量のROSが作られ、当然いろいろなROSに対する防御機能を備えている。したがって、 放射線により発生するROSについてもこの防御機構が働いているであろう。ちなみに、1 mSvの放射線で発生するROSは、体内のエネルギー代謝で発生するROSの1/1000程度で あるという(38)。

ROSについては、NRF2というタンパク質を介したホルミシス効果が報 告されているが詳細は省略する(39)。RecQタンパク質のようなDNAの修復機構が、線量 放射線により活性されるのか否かという点は今後の興味ある課題である。大腸菌に関連して、SOSシグナルが修復機構を活性化させるという事実は、この点に関連して興味深い。

結論

本稿では、

低線量放射線にたいする防御機構が生体に備わっていること、

あらかじめ低線 量放射線を照射すると、このような防御機構が強化されること(ホルミシス)

などを紹介した。

このような観点に立つと、生体では低線量放射線による悪影響を未然に防ぐ系が発現するので、高線量から低線量に至るまで、線量に比例して癌を惹起するという閾値なし(LNT) モデルは成り立たないと結論される。

ヒトにおける低線量での確証データがないので、 LNTモデルという仮説がたてられ、これがあたかも真実の如く一人歩きをし、特に福島の 人々に不要で不当な犠牲を強いている。

国際放射線防御委員会はリスクとベネフィットを考慮するよう述べているが、LNTモデルは明らかに害多くして利が少ない。

除染などの行政 施策も含め、新たな科学的知見に基づいた見直しが必要であろう。早急な見直しが望めない なら、人々はLNTモデルの幻影に惑わされことなく、放射線の恐怖から自らを解放して頂 きたい。


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c100

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
102. 中川隆[7879] koaQ7Jey 2017年4月19日 07:52:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8370]

跋扈する反ホルミシス論、その論拠を嗤(わら)う
なぜか、低線量率放射線の有効性を認めない人々
http://www.health-station.com/new156.html


低線量放射線の有益性、いわゆるホルミシス(微量の放射線による生体への有益な刺激)効果だけはどうしても認めないという人々が存在するようだ。ホルミシス効果の科学的検証はすでに数千例ある。反ホルミシス派の論拠とはどのようなものか。『WiLL』5月号で漫画家の小林よしのり氏がホルミシスを信奉する人々をカルト信者と指弾している。氏の論拠を検証する。

「ホルミシスは仮説ではない」(武田邦彦・中部大学教授)

『WiLL』2012年5月号の「放射線は体にいい説」を嗤(わら)う」と題した記事で、漫画家の小林よしのり氏がホルミシス効果を支持する人々をカルト信者と批判している。冒頭から、次のように手厳しい。※「嗤う」は“あざける。嘲笑する”の意。


「低線量放射線は体にいい」などと戯言を唱える「放射線ホルミシス」なるトンデモ説を、自称保守派の錚々たるご老体の方々が信奉している。かつて高学歴の若者が、オウムというカルトに嵌っていったのを思い出す現象である。


いわく、ホルミシス支持派をあたかもオウム信者の扱いである。さらに、以下のように続ける。


トンデモカルトの似非科学信者は一見、もっともらしい「データ」を出してくるが、大抵の場合、その「データ」は主張に都合よく「料理」された、怪しげなものばかりである。


こう指摘し、ホルミシスを信奉する人々をカルト信者とあざ嗤(わら)うわけである。後述するが、「年間1mSv」を提唱する放射能怖い派の教祖的存在である、かの武田邦彦氏(中部大学教授)もホルミシス効果を認めている。武田氏は「ホルミシスは仮説ではない」、とまで言い放っている。となると、武田氏は小林氏にとって、もはや嗤うどころか、さげすみの対象となるご仁なのであろうか。

ところで、『WiLL』2012年5月号の小林氏の反ホルミシス論はというと、氏の表現を借りるならば、都合よく「料理」された雑多煮で、持論に合わないものは意図的にか、排除している。事実誤認もあり、ミスリードもはなはだしい。

低線量放射線の人体への有益性が世界的に知られるきっかけとなったのは元ミズーリ大学教授のトーマス・D・ラッキー博士の1982年の論文(Health Physics Journal:「米国保健物理理学誌」12月号)だが、これにはおよそ200の論文が添えられていた。つまり、30年以上も前から、ラッキー博士以外にも多くの研究者らがホルミシス効果を検証していた。

ラッキー博士の論文に触発され、この20年、低線量放射線の人体影響の検証を日本が世界に先がけて行ってきたことはすでに紹介した通りである。ホルミシス効果の科学的検証は国内外では3000例からあるといわれている。こうしたホルミシスの検証事例を小林氏は全て目を通したとでもいうのだろうか。ホルミシス支持派をカルト信者とまで侮蔑するからには、よほどの論拠があってのことなのか。

LNT(直線)仮説、科学的暗黒時代の遺物

ところで、「年間1mSvが世界的なコンセンサス」と頑なに主張していた武田邦彦氏(中部大学教授)がDVD「たかじんのそこまで言って委員会 超・原発論」の中で、「放射線は当たった方がいいにきまっている」「ホルミシスは仮説ではない」と述べ、放射線は低線量でも怖いとこれまで武田氏を支持していた人々が落胆している。 掲示板「武田邦彦先生・・・私悲しいです。」

武田「ホルミシス仮説なんてのはね、仮説であるはずないじゃないの。こんなの当たり前ですよ」

DVDは昨年12月16日に発売、「たかじんのそこまで言って委員会」はやしきたかじんと辛坊治郎がタッグを組んだ過激討論番組で、「超・原発論」ではジャーナリストの宮崎哲弥を司会に大阪大学名誉教授で元ICRP委員の中村仁信氏と武田邦彦氏との対談がほぼノーカットで収録されている。

この中で、低線量放射線の人体への有益性、いわゆるホルミシス効果について武田氏は以下のように発言している。

「ホルミシスという言葉嫌いなんですよ。これは当たり前の事だから。ラドン温泉なんか健康にいいに決まってるじゃないですか。それはラドン温泉に入れば被曝しますから。被曝すりゃその時に防御系が出るから」

「誤解しないで頂きたいんですが、放射線を被曝することによって、その線量によっては当然、生体に対していい影響を及ぼすと思ってます」

「原理的な話はもう十分に分かってるし、もう学問的に仮説の領域は通り過ぎていますよ。それはもう、放射線は当たった方がいいに決まってる」

ホルミシス効果を認めながらも「年間1mSv」の論拠については、次のようにいう。

「ICRPはNPOですし、えらい先生が皆集まってますから。それから今までの国際的な基準を決めてきたという実績もありますね。だから尊重しなければいけないんですが、あくまでも日本国民は日本国内の決定に従うべきだ。従って現在私の認識は、日本の国内法が依然として1年1ミリシーベルトを基準にしてる、という事で1年1ミリシーベルト」

つまり80年前のマラーのショウジョウバエの実験に基づいて採択した、放射線は微量でも有害で、毒性は直線的な比例関係にあるとするLNT(直線)仮説を根拠としたICRPの放射線の安全基準に日本は批准しているため、それに従わなければならないと武田氏は主張しているわけである。

たとえ、1927年のマラーの実験以降、世界の科学者がヒトのDNA修復機能を明らかにし、マラーの誤りが指摘されたとしても、80年前のマラーの実験に基づいたICRPの定めた基準値に従うべきであるということだ。つまり「地球は球体ではなく平面体である」と世界が合意しているならば、それに合わせるべきだという論理である。

このネットによる情報化時代にそうした科学的暗黒時代の迷亡にいつまで惑わされている人間がいるだろうか。米国DNA研究核医学会の大御所であるカリフォルニア大学名誉教授のマイロン・ポリコープ博士らはLNT仮説を「20世紀最大の科学的スキャンダル」と声高に指摘している。

ともあれ、武田氏はトーマス・ラッキー博士が提唱しているホルミシス効果は異説ではなく、当たり前のことと認めているようだ。放射線の生体影響はINT仮説でいう直線系ではなく非直線系であると認識しているようだが、それでも世界のコンセンサスには従わなければ、とじくじたる思いでいるのだろうか。善意に解釈すればであるが。

ちなみに、この「たかじんの〜」で対談した中村氏は月刊新医療2011年7月号で、「最近の本屋の店頭には、放射線関係の本がよく並んでいる。まともなのもあるが、ひどいのもある。自然放射線と違って人工放射線は怖い、内部被曝は外部被曝と違って微量でも危険などと、勝手なでたらめを書いている」と戒めている。 参照:「放射線科医として原発事故放射能漏れに思うこと」 (月刊新医療2011.7号)

ラッセル博士のメガマウス実験でもマラーの仮説を否定

話を『WiLL』5月号の小林氏の反ホルミシス論に戻そう。
この中で、看過できない箇所が幾つかある。以下のくだりである。

まだ十分ではないとはいえ、これまで蓄積された低線量被爆のデータから、どんなに微量でも放射線は生物学的に有害でプラスの効果はなく、有害な効果は放射線量に直線的に比例して増大する、そして「閾値」(一定量までは効果ゼロという値)は存在しないという学説(LNT仮説には)が、世界 の主流となっている。LNT仮説の基礎となったのは、アメリカの遺伝学者、ハーマン・J・マラーの1927年の実験である。マラーはショウジョウバエのオスの生殖細胞にX線を当てると、その子供のハエに羽根の短いものや目玉の色が異なるものなど、様々な遺伝子障害が起こることを発見、そして放射線量を大きくすると影響の出る頻度も高くなり、両者は直線的に比例関係にあることを突き止めた。

ここまでは大筋間違いない。問題は以降である。明らかに小林氏の事実誤認である。

これに対して、何としてもLNT説を否定したいホルミシス信者は、ショウジョウバエの精子のDNAは修復活動をしない特殊なものであり、その実験結果は人間に対しては当てはまらないと必ず言う。しかしマラーの実験のあとも、1950年代末にはアメリカ・オークリッジ国立研究所のラッセル博士が百万匹ものマウスに放射線を当てるメガマウス実験を行い、さらに日本の放射線医学総合研究所の戸張厳夫博士らは、人により近いカニクイザルを使って研究を行っている。そしていずれの研究においてもマラーの実験を否定するような結果は得られていない。

「否定するような結果が得られていない」どころか、ラッセル博士のメガマウス実験は「マラーの実験を否定するような結果になっている」のが真実である。なによりも、マラー自身、ショウジョウバエの実験による放射線障害はショウジョウバエによる結果であり、ヒトに当てはまるものではないとしている。

ラッセル博士のメガマウス実験とはどのようなものであったか。これについて『放射線と健康』(舘野之男著:岩波新書)から引用させていただく。

1951年、ラッセル博士はハエより人間に近いマウスで突然変異を定量的に測定する方法を開発した。50年代末から「メガマウス(100万匹マウス)・プロジェクト」という大規模実験を始める。最終的には700万匹使ったとしている。そのデータが出始めると、マラーのショウジョウバエの実験による遺伝的障害は、(1)総線量に比例する、(2)線量率に全く影響されない、という仮定が必ずしも妥当ではないことが分かってくる。

以下、舘野氏は次のように続ける。

まず、1958年と59年に出た成果で、マウスのオス(精原細胞)でもメス(卵母細胞)でも放射線の線量率を下げると突然変異率も下がるという実験結果である。この傾向はとくにメスで大きい。これらは前述の仮定(2)「突然変異の発生率は線量率には全く影響されない」が必ずしも正しくないことを示している。
1965年になると、さらにメスのマウスを照射した場合には照射後受精までの時間間隔が長くなると突然変異頻度が著しく低下することが明らかになった。このことはやがてオスでも確められる。つまり突然変異の発生率は総線量に比例するという(1)の仮定も、マウスには当てはまらない。


つまり、ラッセル博士のメガマウス実験でもマラーの実験を否定するような結果となり、LNT仮説が覆されたというわけである。

アルファ線被曝、10Gy(Sv)以下で悪影響なし

では、動物実験ではなく、ヒトはどうか。

1925年に時計の文字盤を塗装する職人、ダイヤルぺインターと呼ばれる約4万人を対象にしたR.E.ローランドらの調査がある。時計の文字盤の蛍光塗料には放射性物質のラジウムが含まれていたが、繊細な仕事のため、職人たちは筆先を舐めて細くし、塗布していたという。ラジウムはアルファ線やガンマ線を放出する。とくにアルファ線はガンマ線やベータ線と比べ、20倍有害といわれている。ラジウムによる内部被曝で下アゴ部分の骨肉腫の発生リスクが高まるが、調査の結果、生涯の積算線量で10グレイ(=Sv)以上の職人が191人で、うち骨肉腫の発症者が46人。10Gy(Sv)以下では骨肉腫の発症者は一人もいなかったという。

このローランドらの調査について、オックスフォード大学名誉教授のウェード・アリソン氏は自著『放射能と理性』の中で、「線量と損傷の関係にLNTモデルは当てはまらない。この研究の最大の功績は、長期慢性被曝ががんを引き起こすしきい値は10グレイ付近に存在するという動かぬ証拠をつかんだことだ」と述べている。

実は、ICRP(国際放射線防護委員会)ですら、ICRP1965年勧告7項で、しきい値なし・積算被曝というLNT仮説の正当性について、「しきい値が存在しないという仮定、およびすべての線量には完全な加算性があるという仮定は正しくないということは知っているが、このような仮定によって危険を過小評価することになるおそれはないことで満足している」としている。

あくまでも防護という原則からLNT仮説を採択しているに過ぎない、実際の放射線の生体影響に則したものではないと認めているのである。

同勧告では、このようにもいっている。「放射線による白血病およびその他の型の悪性腫瘍の誘発機構はわかっていない。100ラド(1Sv=1000mSv)以上の線量を受けた後にこのような誘発が起こることは現在はっきりしているが、それ以下では悪性腫瘍は生じないというしきい線量が存在するかどうかは不明である」。つまり、1Sv以下でのLNT仮説の適用をICRP自体、疑問視しているというわけだ。


三朝温泉、アルファ線被曝で胃ガンの死亡率が低い

さらに、『WiLL』5月号の小林氏の反ホルミシス論を検証しよう。ラッキー博士以降、日本が世界に先がけて行ってきたトップレベルのホルミシス検証をカルト呼ばわりされ、侮蔑されたまま放置しておくわけにはいかない。反ホルミシス論者の稚拙な反証として、小林氏はちょうど手ごろなサンプルでもある。

重要な箇所から一つひとつ挙げていく。

鳥取県の三朝温泉は世界一のラジウム含有を誇る温泉として知られ、ガンをはじめとする難治性疾患の患者が全国から詰めかける。すでに三朝温泉は鎌倉時代より湯治場としてにぎわっているが、岡山大学の御船教授らによる疫学調査で、肺ガンや胃ガンが全国平均の半分以下であることが報告されていた。これについて、小林氏は次のように指摘している。

最も有名なのは、鳥取県三朝温泉の研究である。ホルミシス論者の遺伝学者、近藤宗平氏のグループが1992年に発表したデータによれば、三朝温泉地区とラドン温泉のない周辺地域の住民を比較したところ、三朝温泉地区の住民のガン死亡率が大幅に低かったというのだ。

ところが、同じ研究グループがその後、再調査を行って分析し直した結果、三朝地区と周辺地区では大きな差は見られないことを確認し、1998年に発表。1992年発表の調査にはデータ収集に問題があったことや、三朝温泉地区のガン死亡件数を少なく見積もっていた可能性などが指摘されている。にもかかわらず、ホルミシス信者は1992年の発表だけを宣伝している。これはデータの操作というよりは、詐欺的行為である。

この再調査の結果では、全ガン、肺ガンはほとんど変化はなく、胃ガンの死亡率だけが低いということが分かっている。

前述のように、ラジウムはアルファ線を放出する。アルファ線はガンマ線やベータ線と比べ、20倍危険ではないのか。三朝温泉地区の人々は吸引や飲泉で常に局部に集中的に強い刺激を与えるアルファ線の脅威にさらされているのである。にもかかわらず、胃ガンの死亡率が低いというのはどういうことか。上記の小林氏の記述ではこの点が作為的にか欠落している。

さらにいえば、オーストリア・アルプス山系にあるバドガシュタインの坑道では自然界の3000倍ものラドンガスが放出されているが、ここにアルファ線被曝による治癒効果を求めて世界中から人々が詰めかける。アメリカ・モンタナ州にもウラン鉱山跡に作られたラドン施設があるが、ここにもさまざまな疾患を抱えた患者がホルミシス効果を求めて集う。日本では玉川温泉の北投石によるホルミシス効果がよく知られている。

カルト信者ではなく、知性も教養もある人々が、わざわざ難治性疾患やガン治療のために、大枚をはたいてアルファ線被曝を求めて出かけるのである。

放射能で10年先、20年先にガンになるかも知れないと怯える人々は、それこそ2人に1人がガンになる時代である、放射能ストレスでガンリスクも高まるであろう。10年先、20年先といわず1日も早くガンになって、抗ガン剤と高線量放射線治療で死線をさまよったあげく、最後の頼みの綱として、三朝や玉川のラジウム被曝でガンを克服するといいだろう。
http://www.health-station.com/new156.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c102

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
106. 中川隆[7880] koaQ7Jey 2017年4月19日 08:04:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8371]


武田邦彦 (中部大学)平成23年6月27日  ラドン温泉の効用

放射線をあびる「ラドン温泉」というものの効用は、被曝から見てどのように考えれば良いでしょうか?


普段、私たちは低い自然放射線の中で過ごしています.


でも、その低い放射線でも、また食品などに含まれている発がん物質などからも、攻撃を受け、常に発がんの危険性があります。

体内にできるガンに対して、人間(動物も含む)は常に初期の段階でガンを監視し、それを取り除く「防御」をしています。たとえばTNFというガン壊死因子などがそれに当たりますが、血中に緑色をした複雑な化合物があり、それがガンを退治します.

かつて私は若い頃、このTNFの研究をしたことがあるのですが、実験用の動物をガンにかけると、血中のTNFが増え、それを分離して研究をしたものです。

ガンにかかっていない動物の場合は、血液中のTNFの量が少ないので、実験に使うことが出来ません。

そこで、可哀想なのですが、まず動物をガンにかけて、それから血液中に増えたTNFを採取するということです。

これは単なる一例ですが、人間を含む動物は危険に対して、それを防ぐ方法を身につけています.

・・・・・・


つまり、ラドン温泉の効用は、

1) 普段、低い放射線を受けていて、少しのガンが体にできる、

2) それを除くために少ない「ガン退治化合物」が体内に出来ている、

3) でも、日常生活を送っている時には、体内の「ガン退治化合物」はそれほど多くない、

4) そこで、時々、放射線の高いラドン温泉とかラジウム温泉に行く、

5) そうすると、そこで放射線をあびるので、体がビックリして「ガン退治化合物」を急に作って体を守ろうとする、

6) ラドン温泉に2,3日浸かり、体を騙してガン退治化合物を増やし、それから日常の生活に戻る、

7) 日常の生活ではあまりガンが出来ないので、余ったガン退治化合物が体の中のガンをすっかり退治してくれる、

と言う仕組みと考えられます.

このような考え方は、運動でも、健康法にも多く見られます.つまり、普段の生活でかかる負荷よりも少し強い負荷をかけて、体の準備をして、それから普段の生活に戻ると、楽に生活できるということと同じです.

・・・・・・・・・

3月下旬以来、福島、関東に住んでいる多くの人たちや子供達は、不意に放射線をあびることになりました。体はそれが「ラドン温泉」なのか、「福島原発」なのかは判りませんから、とにかく体内では今、必死に対抗策を講じているところでしょう。

でも、なかなか放射線も強敵なので、ずっと高い被曝を続けているとそのうち打ち漏らすガンが出てくるかも知れません。

そこで、夏休みなどを利用して、「放射線の低い場所」で何日かのんびり過ごすと、体内には「ガン退治化合物」が多くなっているので、それがこれまでに体内にできた被曝のキズを退治してくれるでしょう。

夏休みは体が頑張って増やしてくれた「被曝のキズを治す力」をフルに利用して、これまでのキズを治すチャンスと思います.

ちなみに、これまでの放射線防護の考え方では、大人が5年が一つの限度ですから、子供は1年半ぐらいが目処になります。

今年の夏休み、お正月、来年の春休みなどのチャンスをとらえて、自分で治す力を利用することが大切です。
http://takedanet.com/archives/1013801568.html


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c106

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
108. 中川隆[7881] koaQ7Jey 2017年4月19日 08:18:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8372]

癌が治る放射能泉


144 :名無しさん@いい湯だな :2006/06/25(日) 20:41:51 ID:zBKDMjEr
ラジウム温泉は効くよ。医者に見捨てられたオレだからあえて言う。
しかしインチキは多いよ。ヒントは冷泉でかけ流しってこと。
あと湧出量も問題。今、湯治してる温泉は最高。実際すごい効果だ。
バカが来るといやなので教えないけど。


152 :名無しさん@いい湯だな :2006/06/26(月) 23:00:51 ID:aJ26xHNx

いや、だからラジウムは私の癌に効いた。湯治中あまりの変化に驚いた。癌はラジウムで治る。信じたくないやつは信じなければいい。


増富ラジウム温泉を訪れている100人のうち95人は癌患者です。

クチコミにより増富ラジウム温泉に来て治療し、癌が消えたので定期的に来ている人や親の癌治療の付き添いで親子二代や三代の経験者が驚くほど多いのが特徴です。 兎に角、ペット(陽電子放出断層撮影)などの最先端の医療機器で診断をする人達が医学的にも効果が実証されていないラジウム温泉で治療するのは不思議な現象です。

 それは治癒実績が証明するからで玉川温泉や二股温泉も癌患者は多いのですが、完全に治癒したひとが多いのは圧倒的に増富ラジウム温泉ですから、温かい源泉浴槽と冷たい源泉浴槽があることが大差の原因と私には考えられるのです。
http://www3.tokai.or.jp/n.nakamura.page/sub3orsub4.htm#第1部健康


115 名前: 名無しさん@? 投稿日:2005/01/10(月) 12:13

ラジウム温泉に興味をもっています。

私の病気は胸椎腫瘍で場所が悪いということで手術はできないということです。

福島のやわらぎの湯がラジウム含有量日本一だということで毎月3〜7日ずつ半年通いました。

ここは岩盤浴が売りのようで確かに汗を大量にかきます。

しかし湯量が少なく44度に湧かしたお湯に塩素を加え循環しています。

宿泊者だけが入れる宇宙の湯は塩素は入ってなく48度ありますが
熱くてうすめてしまうため実際には42〜45度くらいです。

ラジウム温泉は加熱するとラジウムが消失するのが早まると聞きました。

かけ流しの湯と違うのでラジウムの量が日本一と言うのに疑問を感じました。

 そんな中12月初旬に予約がとれず山梨の増富温泉に行ってきました。

びっくりしたのはやわらぎの湯と違い全然加熱してなくかけ流しだったことです。

内湯が31度でした。

この温度はなんの苦痛もなく長時間は入れるので やわらぎの湯のように体力を消耗せず肩すかしを食ったように思います。

しかも全く汗をかかないのです。これで効果あるのかな?と思いました。

しかし汗をかかなかった分尿量が半端出なく当日の夜は夜中にかなりの回数トイレに行かなくてはなりませんでした。

そして二日目には患部が痛くなってきました。その痛みは過去に味わったことが
ないくらい強いものでした。ただいやな感じはしなかったのです。

もしかしたらよく好転反応といわれてるものかなーとも思えたのです。

 で、2拍して帰宅途中の電車の中で痛みは見事に消失してしまったのです。

もちろん患部の腫瘍が消失したわけではないので、5日くらいで元に戻ったのですが やわらぎの湯では痛みが完全になくなる状態になったことはありませんし
帰宅すればすぐ元に戻ってしまうのが、あんな汗もかかない冷泉が効いたことにびっくりしています。

ただ冬場は雪のためいけなくなってしまうようだし、湯治期間の3月〜10月ころは満員でとても予約がとれたとしても湯治どころではないと聞きます。

 現在新潟の栃尾又温泉に興味があります。湯量も豊富で温度が36度くらいと聞きます。

増富の岩風呂は18度と長時間は入るにはきついので、ラジウム温泉の温度として
理想的だと思います。
http://www.gankeijiban.com/bbs/read/minkan/1014323678


[47]教えてください。 - なな (YahooBB219032181009.bbtec.net)

肺ガンの父はもう病院では治療の方法がないと言われ毎日、何種類もの薬だけで、治療らしい事は何もしていません。食欲もなく弱っていく父の為に良い温泉を探しています。 しばらく滞在できて少しでも同じ病気の人とふれあって癌に効く温泉を教えてください。愛知県に住んでいます。
[2005/12/05(Mon) 19:55]


[52]Re: 教えてください。 - オカダ (eAc1Aal059.tky.mesh.ad.jp)


ローソク温泉がいいのではないかと思います。 私も東京から毎月3日間通っています。

先月、がんのため余命3年を宣告された男性(60前後)から直接話を伺いました。
脊椎のがんが肺に2箇所転移し、もはやこれまでとあきらめたときにローソク温泉を紹介されたそうです。

毎月3日間通い(つきに3〜5日間定期的に通うのがもっとも効果的との事)肺に転移したがんがなくなり主治医が驚いているそうです。

脊椎のがんは残念ながら消滅していないそうですが、進行がピタリと止まっており、主治医が驚いているそうです。

肺がんが消滅したと言う人は、たくさんおられるそうです。

この温泉は、日本で一番のラジウム含有量を含む温泉でかなり体に負担をかけますので1回10分以上の入浴はやめるように言われています。1日でも3回まで。先代は医者で今は薬剤師のご主人が湯治方法など親切に教えていただけます。

宿泊客は難病を抱えた常連さんが多く、普段は話せない病気のことなど気軽に話せ、気分的にも楽になれます。この温泉は、日本一のラジウム含有量を誇りますが湯量が少ないためかけ流しではありません。

夕方3時から温泉を入れ替え、宿泊客が5時から一番風呂に入れます。当然ラジウムの効果は一番だと思います。私も2度のわたる脳腫瘍の摘出手術後、再発し放射線治療を受けましたが完治せず現在も1センチの腫瘍が残ったままで、何とか直したいと今年から通っています。

是非、一度宿泊されることをお勧めします。 [2006/08/11(Fri) 21:27]
http://www.onsenfan.com/bbs/index.htm?uid=21:rosoku&mode=keitai&page=2


日本の主なラジウム泉のラドン濃度


池田ラジウム鉱泉(島根県)8号泉 6640マッヘ

猿が城温泉(鹿児島県)  2865マッヘ

増富ラジウム温泉 不老閣岩風呂(49号泉)730マッヘ

三朝温泉(鳥取県) 最高693マッヘ

湯の島ローソク温泉(岐阜県) 556マッヘ

村杉温泉(新潟県) 薬師乃湯3号井 204.7マッヘ

原田温泉ゆうじんの湯 (広島県) 187マッヘ

シーベルトでの比較


池田ラジウム鉱泉 「8号泉の間歩」 : 5 μSv/h

増富ラジウム温泉 不老閣岩風呂の横にある超冷泉: 1.804 μSv/h

増富ラジウム温泉 不老閣岩風呂: 0.419 μSv/h

三朝温泉 岡山大学医学部三朝分院熱気浴室: 0.743μSv/h

湯の島ローソク温泉 源泉水 : 0.83 μSv/h

1 マッヘ = 13.3 Bq/L = 13.3 Bq/L = 3.59E−10 Ci/L

療養泉のラドン基準: 8.25マッヘ
http://www.geocities.jp/qqbjj485/Q-soft/Q-unit/Q-unitR.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%98

放射能泉の効果実証

東京理科大薬学部客員研究員、高橋希之
「低濃度ラドンによるマウスのアトピー性皮膚炎とガン転移抑制」

町に湧き出す「万蔵鉱泉」の源泉水を使ってマウス実験を行ったところ、アトピー性皮膚炎の進行が顕著に遅くなったり、ガン細胞の肺転移が抑制されるなどの効果が明らかに。論文は06年に学会で発表、米専門誌にも掲載された。

多くの人が立ち寄り、コイン給水器からポリタンクに水を入れている。同町深江のマンション敷地内にある万蔵鉱泉「希望の水」(写真)。高橋氏が調べたのはこの水で、研究結果はマスコミで大きく取り上げられ、求める人が増加した。
http://www.fk-shinbun.co.jp/2008/08/-hp.html


3月1日付けの西日本新聞に「ラドン飲泉 効能立証」という記事が載ってました。

マウスを使った実験で、飲泉で免疫バランスやアレルギー疾患の改善に有効であると、東京理科大学の研究員らが世界で初めて証明したそうです。ラドン温泉水を飲ませたマウスに化学物質を投与して、アトピー性皮膚炎や肺がんを誘発させたところ、皮膚炎の進行やがんの転移が抑制されたという内容でした。

古代から存在する温泉の歴史にやっと……という感と、やった!という相反する思考が交錯する記事だったと思います。この記事により我々は雑誌に「ラドン温泉水はがんに効く」と表記できるのだろうか?答えは否なんです。温泉というのは表記が大変難しい代物なのです。昨今のサプリメントなども同類だと思います。

最終的には治験薬として臨床試験を続け、厚生労働省の許可が下りれば医薬品として認められて初めて「効く」と書けるのです。以前は「効果がある」という表記もアウトでした。

しかし最近は温泉分析表に必ず「効能」という表記があります。次第に温泉の治療も認められるようになり、我々も堂々と「おすすめ」程度のことは書けるようになりました。ほんと、ここ数年のことではないでしょうか。

これだけ長い歴史を誇る温泉を化学的、医学的に解明できない不思議な代物だとつくづく感じた次第です。3月13日の「土曜ワイド劇場」で、西郷輝彦扮する医者が温泉治療を勧めるドラマを見られた方も多いのではないでしょうか。「あなたは腰痛ですから○○温泉に行って下さい」「あなたは高血圧だから○○温泉に行って下さい」という痛快なドラマでした。現実に医者から勧められて温泉に行く人もいらっしゃいます。そういう観点からしても、一刻も早く化学的、医学的な根拠を立証して、薬を使わない治療方法として温泉が認められることを祈る次第です。
http://www.club-9.com/asobu/onsen/index.htm


二丈町のマンション建設現場からわき出した、飲用できるラドン温泉水(放射能泉)が人気を集めている。この温泉水を使ったマウス実験で、アレルギー性疾患などの改善に効果があったとの研究論文を、本紙が1日付紙面で紹介したのがきっかけ。

 実験に使われた温泉水は2000年、同町深江万蔵ノ下地区のマンション「ユートピア深江」建設中にわき出した。専門機関の分析で、温泉法の「療養泉」基準の約5倍のラドンを含むことが判明。マンション販売元の系列企業が、誰でも自由に利用できる有料給水場を設けた。

 論文は、01年に講演で同町を訪れ、温泉水の効能に注目した東京理科大学薬学部の高橋希之客員研究員(52)が、放射線研究の米国専門誌「ラジエーション・リサーチ」3月号に発表した。
http://www.nishinippon.co.jp/medical/medicalnews/t06/t060309_2.html


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c108

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
110. 中川隆[7882] koaQ7Jey 2017年4月19日 08:32:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8373]
>>103
>福島原発のすぐ隣で、普通に農産物が作られ、安全に食せるようになったら考えよう。長い説明は不要。その一点が重要なんだが。


だから原発再稼働と福島原発とは全く別の問題だと言ってるだろ

福島以外の原発を再稼働しても健康被害は無いと言ってるだけ

現在、関東・東北に居る人間はいずれ癌か白血病で早死にするし、子供の IQ が10低くなるというのも定説だから僕も否定しないよ

だから僕は関東から逃げたんだしね

しかし、他の原発を再稼働しても健康問題は起きない

僕は、原発の廃炉研究には金が必要だから、原発を再稼働して電力会社に研究費用を稼がせろと言ってるだけさ


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c110

[近代史02] 戦争に行ったら こんな事もしてみたい あんな事もやってみたい__わくわく どきどき 中川隆
39. 中川隆[7883] koaQ7Jey 2017年4月19日 09:49:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8374]

テレビは血と暴力と死と修羅場と阿鼻叫喚を何も報道しない

私たちはテレビや新聞の報道番組を見ると、それがリアルであると思ってしまう。しかし、それは間違っている。日本の報道番組は報道になっていない。

日本社会は、注意深く「死と暴力」が隠されている。

テレビや新聞でも、プライバシーだとかトラウマ軽減だとか様々な理由を盾にして、暴力や死体は注意深く、執拗なまでの潔癖さで隠されている。つまり、リアルが隠されている。

日本人が見ているのは「現実」ではない。

マスコミは「生々しい映像」と喧伝して映像を流しているが、それは編集されて「見たくないもの」が取り除かれている。本当に日本人がリアルに知らなければならない凄惨な「暴力の現場」がない。

人々が半狂乱になっている現場や、大怪我をしてのたうちまわっている人たちや、家族を失って怒り心頭に震えている人たちさえも出てこない。

憎悪を剥き出しにしている人や、互いに殺し合っている現場や、血まみれの暴力や死体が転がる戦場も出てこない。日本の報道番組は報道になっていない。

あなたは報道番組という娯楽番組を見ているだけ

日本のマスコミは、ただ口当たりの良いものだけを選んで、あたかもそれが100%の現実のように見せているだけだ。暴力と血と修羅場がきれいに掻き消されている。

もちろん、誰もズタズタに引き裂かれて原型を保っていない死体や、流血と混乱の現場を好んで見たいと思わない。しかし、それは間違いなく現場には存在していたものである。

つまり、それが現実だったはずだ。それを追及し、報道するのが本当の意味の報道番組である。

報道番組というのは、美人の女性アナウンサーを眺めるために存在しているのではない。そんなものは要らない。それを売りにするなら、それは娯楽番組である。美人アナウンサーなど、どうでもいい。

現在の日本人は報道番組という娯楽番組を見ているだけだ。娯楽番組を現実だと思っているから、日本人は平和ボケし、現実が分からなくなっている。

もちろん一部の人は「現実はもっと悲惨だったのに、マスコミのフィルターを通して、きれいごとになってしまった」と気付いている。

本当は現実をそのまま報道すべきだが、「現場の人はトラウマを感じている」とか、「死に対する尊厳はないのか」と、現実を見たくない人々が叫んで報道規制させる。

しかし、本来は「見たくもない血みどろ」が現実ではなかったのか。こうしたリアルに起きていることを隠し続けているから、日本人は現実思考ができなくなってしまっている。

国外で新聞を見ると、新聞の一面に凄惨な死体の写真が載っていることがある。アジアでも中東でも中南米でも当たり前にそうである。

死体が剥き出しになって写真に載ることは、それが現実である以上当たり前の話なのだ。それなのに、日本は剥き出しの死体が新聞に載ることはまずない。

だから、日本人だけ何も分からない。


ISISの暴力は今もまだ中東やEUで続いている。死体が剥き出しになって写真に載ることは、それが現実である以上当たり前の話なのだ。それなのに、日本は剥き出しの死体が新聞に載ることはまずない。だから、日本人だけ何も分からない。


死や暴力を隠蔽すると「重大さ」が伝わらない

日本人は現実を見ることを「規制」されている。

女性の裸を何のためらいもなく載せるイエロージャーナリズム新聞でさえ、剥き出しの死体を「載せない」という奇妙な徹底がなされている。

節操なく他人のスキャンダルを暴露し、意味のないヌードを載せるのにためらいのないこれらの新聞が、「死体」となると途端に自制する姿勢がどうも理解できない。

「人権」を理由に持ち出すのならば、噂の域も出ない他人のスキャンダルを大見出しで書き立てる姿勢も人権に反しているので規制すべきと思わないのだろうか。

「死者の尊厳」を持ち出すのならば、なおさら「生きている人たちの尊厳」を考えて他の記事も修正すべきだろう。

別に私は死体愛好家でもサディストでもないので、何らかの事件で変死した人々の遺体を進んで見たいわけではない。

しかし、死や暴力を隠蔽すると事件の「重大さ」が伝わらないし、それによって現実が隠されてしまうのだから、死体の隠蔽は反対だ。

「赤ん坊が虐待されて殺された」のであれば、どのように虐待されたのか「死体を見せる」のが一番ではないのか。

アザ、疵、打撲痕、発見現場。それらを見せてくれなければ、何が起きたのかまるで分からない。暴力は隠してはならないのだ。暴力も死も何もかも隠そうとするところから、日本はおかしくなってしまっている。

嫌なものは遠ざける。嫌なものは見ないことにする。嫌なものはなかったことにする。嫌なものは先延ばしする……。

「死体を見ない、見せない」というのは、つまるところ「現実は見ない」のと同じなのだ。マスコミは現実を報道する気がないのだろうか。


「死体を見ない、見せない」というのは、つまるところ「現実は見ない」のと同じなのだ。マスコミは現実を報道する気がないのだろうか。


血まみれになった現場は決して見ることはない

私たちはニュースに触れて、「戦争が起きた」「暴動が起きた」と知る。そして、その地で凄惨な虐殺や殺し合いが行われていることを知る。

しかし、日本のニュース、テレビ、新聞では、それらはただの「記号」にしか過ぎない。

たとえば、中東では自爆テロが続出して何人もの人々が犠牲になっている。

しかし、そこには爆発で燃え上がる建物の写真はあっても、手足や内臓が飛び散った血まみれになった現場は決して日本では見ることはない。

シリアやイラクで起きているISISの凄惨な暴力や、欧米やロシアが行っている空爆による被害、欧米で起きているテロ、次々と起きている凄惨な憎悪殺人……。

日本では、何ひとつ実態を知ることができない。

海外ではどうなのか。もちろん、どこまで見せるのかはそれぞれの国のスタンスに関係してくる。しかし、それを完全に隠すという発想はどこの国にもない。それが現実だからだ。

現実社会で何が起きているのかを知らしめるのが報道の正しい「道」であるならば、現場を正しく捕らえた写真が一枚も掲載されないというのは不自然すぎる。

日本が隠しているのは「死」だけではない。国家間の対立、憎悪、暴力、戦争。日本人に向けられた凄まじいまでの反日感情。何もかも隠してしまっている。

こうした現実を「直視」することは、恐ろしいことなのだろうか。それとも、日本人に現実直視させたくない勢力があるのか。

美人アナウンサーを話題にしてあれこれ言う人も多いようだが、そんなものは枝葉末節でまったくどうでもいいことだ。事件のリアルを隠すから美人アナウンサーを見るしかなくなっているだけのことで、それは本当の姿ではない。娯楽は他でやるべきだ。

美人アナウンサーは、爆弾で吹き飛んでバラバラになった死体を見つめ、暴力を解説し、テロの現場を見つめなければならない。それが仕事だからだ。

暴力も、死体も、隠してはいけない。憎悪を映さなければならない。現実から目を逸らしてはならない。報道番組は「リアルな現実」で埋まらなければならない。報道は現実に追いつかなければならない。

世界はとっくに「暴力の時代」に入っているのだから、日本人も暴力に免疫をつけておくべきだ。日本にも、遅かれ早かれ暴力はやってくる。


報道番組は「リアルな現実」で埋まらなければならない。報道は現実に追いつかなければならない。世界はとっくに「暴力の時代」に入っているのだから、日本人も暴力に免疫をつけておくべきだ。日本にも、遅かれ早かれ暴力はやってくる。
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20170419T0155510900.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/313.html#c39

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
377. 中川隆[7884] koaQ7Jey 2017年4月19日 10:07:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8375]

>>369 大資産家は損をしない の続き

世界最大のヘッジファンドが個人投資家に助言する2017年4月19日

世界最大のヘッジファンドBridgewater創業者のレイ・ダリオ氏がBusiness Insiderのインタビュー(原文英語)に答え、一問一答形式で個人投資家へのアドバイスを行なっている。なかなか面白い内容となっているので、ここに紹介したい。

投資家はどういう投資をすべきか?

投資には短期売買、長期売買、株式投資、債券投資、外貨投資など様々なものがあるが、先ずはこの質問に対してダリオ氏は次のように答えている。


投資家は分散されたバランスのよいポートフォリオを構成するべきだ。そして自分の投資判断で頻繁に売り買いを繰り返すべきではない。

短期売買をするということは、毎年何億ドルもの資金を費やして市場で勝負しているわれわれのような機関投資家を相手にポーカーをやるようなものだ。それが個人投資家の戦わなければならない相手なのだ。それは無理だ。そんなことをしてはいけない。

だから個人投資家に勧めるのは、バランスの取れたポートフォリオを構成する方法を学び、そのポートフォリオをただホールドすることだ。

レイ・ダリオ氏のような機関投資家は、単に本人が金融市場における豊富な知識と経験、そして才能において個人投資家を上回っているというだけではない。

他の投資から資産を預かって投資をするということは、一人の資産を運用するよりも運用額が膨大になるということであり、それだけ多くの予算をリサーチやトレーディングに割くことが出来るということである。

個人投資家にとっては、レイ・ダリオ氏を打ち負かすだけでも難題であるのに、ダリオ氏は更に多くの経験豊富なアナリストやトレーダーを雇い、ヘッジファンドというプロの集団として市場で戦っているのである。

個人投資家が一つの市場をリサーチしている間に、ヘッジファンドの優秀なアナリストチームは、十以上の市場について、個人投資家が一つの市場で行うよりもよほど深い考察を済ませてしまうだろう。勝負になるはずがないのである。プロの投資家は皆それを知っているが、個人投資家がそれを実感として理解することは難しいかもしれない。多くの人々にとって、金融業界の内部を目にする機会はないからである。

また、株式市場だけに気を配る株式投資家は、株式市場と債券市場、そして為替市場を網羅するプロの投資家に、株式市場においても後塵を拝していると言わなければならない。すべての市場は繋がっており、金利や為替レートなど、金融市場の様々な要素が株式市場に影響するからである。この事実についてはやはり、『マーケットの魔術師』におけるジム・ロジャーズ氏の至言を何度でも引用しておこう。


インドネシアのパーム油がどうなっているかを知らずにアメリカの製鉄株にどうやって投資できるだろうか?

バランスの取れたポートフォリオを作る方法は?

ではバランスの取れたポートフォリオとはどのようなものか? 概念的には、株式から、債券、不動産、外貨、金や原油などのコモディティに至るまでの様々な資産に満遍なく投資をするという意味だろうが、ただ盲目的に分散投資を行うことをダリオ氏は勧めているのではない。様々な投資対象について、その特徴や期待リターン(その投資からどれだけの利益が期待出来るか)を計算する方法を知っておく必要がある。


期待リターンが重要だ。ある資産を検討するときには、他の投資対象と比べて期待リターンがどうなのかを検討することになる。

それぞれの資産クラスの期待リターンは、経済全体を象徴している。

また、市場ごとの特徴について学ぶこともダリオ氏は推奨している。


株式市場は債券市場より少なくとも二倍リスクが高いということを学ぶ必要がある。そしてゴールドを少しポートフォリオに加えるべきだろう。多くの人はゴールドを加えるということをしない。しかしゴールドはポートフォリオに有用な多様性を与えてくれる。

ゴールドはある意味では珍しい投資対象である。株式は企業の利益が上がる時に上がり、債券は中央銀行が景気を刺激するために金融緩和を行なった時に上がりやすい。しかし金価格は経済成長率が鈍化する時に上昇する。その意味で、ゴールドはバランスの取れたポートフォリオに必須だとダリオ氏は考えているのである。

彼は次のように続ける。


また、手数料に着目することも必要だ。資産を乗り換える時には、売買手数料を考慮しても尚乗り換える価値があるのかを計算する必要がある。

売買手数料は個人投資家にとって短期売買の魅力を更に減少させる要素である。頻繁に売買することは、頻繁に売買手数料を払うことだからである。短期売買を繰り返す個人投資家はこのことを忘れがちだが、後で積み上がった手数料を計算して驚くような事態にはならないように注意されたい。

個人投資家はニュースに気を配るべきか?


個人投資家は日々のニュースを気を配るべきではない。どれだけ酷いことが起こり、ニュースになったとしても、市場には常に投資のプロが参加していて、彼らが瞬時にそのニュースを資産価格に反映させてしまう。

だからそのニュースが起こった後に行動しても遅いのだ。個人投資家が犯す最悪の間違いは、ニュースに振り回されることだ。

これは逆説的である。世界経済のニュースに気を配ることは投資家として良いことだと思うかもしれない。知識が増えること自体は良いことであるかもしれないが、ダリオ氏はそれに振り回されてはいけないと言っているのである。

更に、ダリオ氏は投資家初心者が陥りがちな失敗について語る。


ニュースに振り回されるだけでも悪いが、最悪なのは市場の反応に振り回されることだ。

最悪の考え方とは、「この資産はこれまで良いパフォーマンスを上げているから、この資産はこれからも良い投資なのだ」と考えることだ。価格がこれまで上がったというのは多分、より割高になったということだ。ある資産が途方もなく割高になり、それを理由にあなたがこれは素晴らしい投資対象だと考えるとすればどうだろう。過去に反応し、未来を考えないこと、それが個人投資家の最大の問題だ。

例えば、株が大きく上がったとしよう。あなたは「株式市場は素晴らしい投資対象だ」と考える。しかし価格が上昇し割高になるということは、将来のリターンが減少したということを意味する。逆に大きく下がった資産があったとすれば、価値が上がったことを意味するかもしれない。リターンを計算する方法を学ばなければならないということだ。

ダリオ氏は、個人投資家は機関投資家と真っ向から勝負するようなことをすべきではないと言う。しかし盲目的に株式などを単にホールドしておくことを推奨しているわけではない。「バランスの取れたポートフォリオ」は、その時の各資産の期待リターン次第で変化するからである。だから期待リターンを計算する方法を勉強し、かつ日々のニュースや値動きなどに惑わされないようにせよとダリオ氏は言っているのである。

ダリオ氏の助言は確かに正しく、有用である。しかし「正しく勉強し、かつニュースや値動きに動じない鉄の意志を持つ」ことが出来れば、その投資家は既に投資初心者ではなく、優れた投資家と言えるのではないか。二階に登るためのはしごは、残念ながらしばしば二階にあるものだということではないか。
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/6093
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c377

[近代史02] 鈴木傾城 _ アメリカ株で儲けるほど簡単な事は無い 中川隆
14. 中川隆[7885] koaQ7Jey 2017年4月19日 10:09:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8376]

>>10 大資産家は損をしない の続き

世界最大のヘッジファンドが個人投資家に助言する2017年4月19日

世界最大のヘッジファンドBridgewater創業者のレイ・ダリオ氏がBusiness Insiderのインタビュー(原文英語)に答え、一問一答形式で個人投資家へのアドバイスを行なっている。なかなか面白い内容となっているので、ここに紹介したい。

投資家はどういう投資をすべきか?

投資には短期売買、長期売買、株式投資、債券投資、外貨投資など様々なものがあるが、先ずはこの質問に対してダリオ氏は次のように答えている。


投資家は分散されたバランスのよいポートフォリオを構成するべきだ。そして自分の投資判断で頻繁に売り買いを繰り返すべきではない。

短期売買をするということは、毎年何億ドルもの資金を費やして市場で勝負しているわれわれのような機関投資家を相手にポーカーをやるようなものだ。それが個人投資家の戦わなければならない相手なのだ。それは無理だ。そんなことをしてはいけない。

だから個人投資家に勧めるのは、バランスの取れたポートフォリオを構成する方法を学び、そのポートフォリオをただホールドすることだ。

レイ・ダリオ氏のような機関投資家は、単に本人が金融市場における豊富な知識と経験、そして才能において個人投資家を上回っているというだけではない。

他の投資から資産を預かって投資をするということは、一人の資産を運用するよりも運用額が膨大になるということであり、それだけ多くの予算をリサーチやトレーディングに割くことが出来るということである。

個人投資家にとっては、レイ・ダリオ氏を打ち負かすだけでも難題であるのに、ダリオ氏は更に多くの経験豊富なアナリストやトレーダーを雇い、ヘッジファンドというプロの集団として市場で戦っているのである。

個人投資家が一つの市場をリサーチしている間に、ヘッジファンドの優秀なアナリストチームは、十以上の市場について、個人投資家が一つの市場で行うよりもよほど深い考察を済ませてしまうだろう。勝負になるはずがないのである。プロの投資家は皆それを知っているが、個人投資家がそれを実感として理解することは難しいかもしれない。多くの人々にとって、金融業界の内部を目にする機会はないからである。

また、株式市場だけに気を配る株式投資家は、株式市場と債券市場、そして為替市場を網羅するプロの投資家に、株式市場においても後塵を拝していると言わなければならない。すべての市場は繋がっており、金利や為替レートなど、金融市場の様々な要素が株式市場に影響するからである。この事実についてはやはり、『マーケットの魔術師』におけるジム・ロジャーズ氏の至言を何度でも引用しておこう。


インドネシアのパーム油がどうなっているかを知らずにアメリカの製鉄株にどうやって投資できるだろうか?

バランスの取れたポートフォリオを作る方法は?

ではバランスの取れたポートフォリオとはどのようなものか? 概念的には、株式から、債券、不動産、外貨、金や原油などのコモディティに至るまでの様々な資産に満遍なく投資をするという意味だろうが、ただ盲目的に分散投資を行うことをダリオ氏は勧めているのではない。様々な投資対象について、その特徴や期待リターン(その投資からどれだけの利益が期待出来るか)を計算する方法を知っておく必要がある。


期待リターンが重要だ。ある資産を検討するときには、他の投資対象と比べて期待リターンがどうなのかを検討することになる。

それぞれの資産クラスの期待リターンは、経済全体を象徴している。

また、市場ごとの特徴について学ぶこともダリオ氏は推奨している。


株式市場は債券市場より少なくとも二倍リスクが高いということを学ぶ必要がある。そしてゴールドを少しポートフォリオに加えるべきだろう。多くの人はゴールドを加えるということをしない。しかしゴールドはポートフォリオに有用な多様性を与えてくれる。

ゴールドはある意味では珍しい投資対象である。株式は企業の利益が上がる時に上がり、債券は中央銀行が景気を刺激するために金融緩和を行なった時に上がりやすい。しかし金価格は経済成長率が鈍化する時に上昇する。その意味で、ゴールドはバランスの取れたポートフォリオに必須だとダリオ氏は考えているのである。

彼は次のように続ける。


また、手数料に着目することも必要だ。資産を乗り換える時には、売買手数料を考慮しても尚乗り換える価値があるのかを計算する必要がある。

売買手数料は個人投資家にとって短期売買の魅力を更に減少させる要素である。頻繁に売買することは、頻繁に売買手数料を払うことだからである。短期売買を繰り返す個人投資家はこのことを忘れがちだが、後で積み上がった手数料を計算して驚くような事態にはならないように注意されたい。

個人投資家はニュースに気を配るべきか?


個人投資家は日々のニュースを気を配るべきではない。どれだけ酷いことが起こり、ニュースになったとしても、市場には常に投資のプロが参加していて、彼らが瞬時にそのニュースを資産価格に反映させてしまう。

だからそのニュースが起こった後に行動しても遅いのだ。個人投資家が犯す最悪の間違いは、ニュースに振り回されることだ。

これは逆説的である。世界経済のニュースに気を配ることは投資家として良いことだと思うかもしれない。知識が増えること自体は良いことであるかもしれないが、ダリオ氏はそれに振り回されてはいけないと言っているのである。

更に、ダリオ氏は投資家初心者が陥りがちな失敗について語る。


ニュースに振り回されるだけでも悪いが、最悪なのは市場の反応に振り回されることだ。

最悪の考え方とは、「この資産はこれまで良いパフォーマンスを上げているから、この資産はこれからも良い投資なのだ」と考えることだ。価格がこれまで上がったというのは多分、より割高になったということだ。ある資産が途方もなく割高になり、それを理由にあなたがこれは素晴らしい投資対象だと考えるとすればどうだろう。過去に反応し、未来を考えないこと、それが個人投資家の最大の問題だ。

例えば、株が大きく上がったとしよう。あなたは「株式市場は素晴らしい投資対象だ」と考える。しかし価格が上昇し割高になるということは、将来のリターンが減少したということを意味する。逆に大きく下がった資産があったとすれば、価値が上がったことを意味するかもしれない。リターンを計算する方法を学ばなければならないということだ。

ダリオ氏は、個人投資家は機関投資家と真っ向から勝負するようなことをすべきではないと言う。しかし盲目的に株式などを単にホールドしておくことを推奨しているわけではない。「バランスの取れたポートフォリオ」は、その時の各資産の期待リターン次第で変化するからである。だから期待リターンを計算する方法を勉強し、かつ日々のニュースや値動きなどに惑わされないようにせよとダリオ氏は言っているのである。

ダリオ氏の助言は確かに正しく、有用である。しかし「正しく勉強し、かつニュースや値動きに動じない鉄の意志を持つ」ことが出来れば、その投資家は既に投資初心者ではなく、優れた投資家と言えるのではないか。二階に登るためのはしごは、残念ながらしばしば二階にあるものだということではないか。
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/6093

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/895.html#c14

[番外地6] 財務省は日本人の敵 中川隆
6. 中川隆[7886] koaQ7Jey 2017年4月19日 10:57:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8377]

経済コラムマガジン 17/4/17(935号)


シムズ理論と「バカの壁」


日本の「バカの壁」

日本でシムズ理論に批判的なのは、主に財政均衡派、つまり財政再建派である。財務省がその中心となっているのか不明であるが、その周辺の経済学者やエコノミストがシムズ理論に猛反発している。いわゆる御用学者が「シムズ理論はいい加減」と決め付けている。

財政再建派はこれまでも日本政府が国債を財源にすることに反対してきた。また彼等は消費増税を推進し、各種の保険料を上げるよう政府に働きかけてきた。とにかく国の借金さえ減れば(無くなれば)日本の将来はバラ色と吹聴している。


彼等は、国債の増発によって大きな問題が生じると人々を脅し続けてきた。その主な問題とは「国債価格が暴落し金利が高騰する」と「ハイパーインフレを引き起す」である。しかし日本の国債発行残高は増えているが、一向に金利は上がらない(それどころかゼロ金利やマイナス金利で這っている)。これに対して彼等は日銀が国債を買い続けているからと苦しい言い訳をする。しかし日銀が異次元の金融緩和を始める前から、日本の金利は世界で一番低い水準で推移していたことに彼等は触れない。また一方で日本の家計の金融資産が1,800兆円にも達することも無視する。

つまり「金利高騰うんぬん」の脅し文句はもう使えないのである。したがって財政再建派に残る武器は「ハイパーインフレへの警戒」となる。ところがここに来てシムズ理論が登場し「インフレが起ってもかまわないじゃないか。むしろ物価上昇によって財政は良くなる」と言い始めた。しかもシムズ教授等は、彼等の信仰対象である200年前のリカードの中立命題を使ってこれを説明した。さらにシムズ理論が政治を動かし、現実の経済政策にも影響を及す可能性が出てきたのである。


17/4/3(第933号)「シムズ理論の裏」
http://www.adpweb.com/eco/eco933.html


で述べたように、財政再建派のシムズ理論への批判は、シムズ理論に沿った政策は「インフレを起こす力が全くない」か、あるいは「ハイパーインフレを招く」かのどちらかと非論理的で支離滅裂である。しかも一旦ハイパーインフレが起ると制御不能と意味不明なことを言う。しかしバブル景気のピーク時の物価上昇率がたった3%だったことを考えると、ハイパーインフレなんて有り得ないことである。また財政・金融政策など物価を制御する方法はいくらでもある。

そもそも筆者は、日本経済がおかしくなった原因は、大平政権辺りから始まった財政再建運動だと昔から指摘してきた。つまりシムズ理論を否定する人々が唱える政策(具体的には国債の新規発行を制限しプライマリーバランス回復を目指す財政運営)が採用されたり影響し、これが常に日本経済の足を引張ってきたと筆者は見ている。


過去40年くらいを振返っても、財政再建派が主導した経済運営はことごとく失敗してきた。大平・鈴木政権から始まった財政均衡路線で日本経済は過度に外需依存となり、最終的にはプラザ合意によって超円高になった。この円高不況の対策として過度の金融緩和が実施されバブルが発生し、その次にはバブルの崩壊である。バブル崩壊の影響が残るのに、橋本政権は財政再建に走り財政支出を絞り消費増税を強行した。これによる経済悪化で金融機関の経営危機が表面化し資産価格の下落が止まらなくなった。

小泉政権では再び緊縮財政に転換したため、日本経済は外需への依存度をさらに高めた。特に財政当局は35兆円もの常軌を逸した為替介入を行いこの動きをサポートした。しかしその後この反動が起り、民主党政権下では為替は1ドル75円程度の超円高がずっと続くことになった。12年暮れに安倍政権が発足し、13年度に積極財政と日銀の異次元の金融緩和が実施され、日本経済は回復を見せた。ところが安倍政権の3年目の14年度には、補正予算の大幅減額と消費増税によってアベノミクスは失速した。


筆者は財政再建派を「バカの壁」と思っている。その典型例を示すのが財政制度等審議会会長に最近就いた榊原経団連会長の「19年10月の消費再増税は絶対に必要だ」発言である。まさに「バカの壁」である。


米国の「バカの壁」

米国にも「バカの壁」がいる。「フリーダム・コーカス」と呼ばれている40名程度の下院共和党内の保守強硬派がその一つである。また彼等は「茶会パーティー」とも呼ばれ狂信的な「小さな政府」の信奉者でもある。トランプ政権はオバマケアの代替案を提示したが、オバマケアの廃止を唱える「フリーダム・コーカス」の賛同が得られず撤回に追込まれた。

トランプ大統領の目玉政策はインフラ投資と大型減税である。「小さな政府」を唱えるフリーダム・コーカスは、減税に賛同するかもしれないが財政出動によるインフラ整備には猛反発するであろう。この調整に手間取り具体的な経済政策の策定は、年後半まで大幅に遅れる模様である。トランプ政策を見越し上がって来た米株価は冷や水を掛けられた。このようにトランプ政権の財政運営の前途は多難である。


「フリーダム・コーカス」とは富豪実業家のコーク兄弟の支援を受けた政治家の集りである。なお兄弟は石油関連事業などを反共主義者の先代から受継いだ。彼等の資産は各々220億ドル(一説では二人で800億ドル)と米国有数の大富豪である。ハイエクに影響を受け、反共思想を持ち経済活動への政治介入を徹底的に嫌うコーク兄弟は、コーク財団を創り活発に政治活動を行っている(以前はリバタリアンという政党を創り自ら政治活動を行っていた)。

財団の政治活動の一つは保守色の強い色々なシンクタンク等への経済的支援である。また直接的な資金援助には法的な限度があるので、同じ思想の富豪達のネットワークを構築し保守強硬派の政治家を経済的にサポートしている。つまり「茶会パーティー」は、一見草の根運動と思われがちであるが実態は正反対である。一般の米国民の中には、彼等は選挙上手なエゴイステックな金持ちの手先と見る向きがある。


トランプ氏は、経済的に余裕があるのでコーク財団に関係なく大統領選を戦った。しかし政治運営を考えると「フリーダム・コーカス」の存在を無視する訳には行かない。どうも

17/2/27(第928号)「トランプ大統領のパリ協定離脱宣言」
http://www.adpweb.com/eco/eco928.html

で取上げた「パイプラインの建設や原油開発などにゴーサイン」もコーク兄弟への懐柔策という見方ができる。

ところがオバマケアの代替案は「フリーダム・コーカス」によって潰されたのである。頭から妥協を拒むこの「フリーダム・コーカス」に対し、トランプ大統領は怒り「次の中間選挙は、民主党だけでなく彼等との戦い」と漏らしているほどである。今後、両者がどれだけ歩み寄れるか注目される。


また小さな政府を指向するフリーダム・コーカスはFRBの金融政策にも反対している。もちろんFRBによる国債などの債券の買入れ政策(QE)はとんでもないと言う。またフリーダム・コーカスとは別に、米議会には教条的な財政均衡主義者や中央銀行(FRB)の金融政策を否定する分権主義者がいる。

したがってシムズ理論を米国で実践しようとしてもこれらの「バカの壁」が立ちはだかる。シムズ理論沿った政策は、せいぜい政府が「将来の増税はない」と宣言するといった意味不明なものになる。おそらくシムズ教授の本心はシニョリッジやヘリコプター・マネーによる財政拡大と筆者は見ている。要するに解る者が解れば良いとシムズ教授は考えているのであろう。また少なくともFRBの協力が難しいとしたなら、米国でのシニョリッジと言った場合は政府紙幣ということになる。

むしろ日銀が政府に協力している日本の方がシムズ理論の実行は容易い。既に日銀が400兆円もの日本国債を買っているのだから、後は財政支出を拡大させれば良い。しかしこの前に立ちはだかっているのも例の「バカの壁」である。
http://www.adpweb.com/eco/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/773.html#c6

[原発・フッ素47] 麻酔使った「無痛分娩」で13人死亡…厚労省、急変対応求める緊急提言 (yomiDr.)  魑魅魍魎男
1. 中川隆[7887] koaQ7Jey 2017年4月19日 11:17:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8378]
妄想はもういいよ
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/794.html#c1
[原発・フッ素47] 不幸が続く家が増えている 呪いやタタリではない 放射能汚染環境下で食住をともにすれば当然の結果だ  魑魅魍魎男
6. 中川隆[7888] koaQ7Jey 2017年4月19日 11:19:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8379]
魑魅魍魎男さんは典型的な統合失調症だね
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/793.html#c6
[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
111. 中川隆[7889] koaQ7Jey 2017年4月19日 11:25:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8380]

しかし、原発板には 魑魅魍魎男さん とか お天道様はお見通しさん みたいな誰が見ても統合失調症患者だとわかる精神異常者が多いですね


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c111

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
112. 中川隆[7888] koaQ7Jey 2017年4月19日 11:35:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8379]

阿修羅では 魑魅魍魎男さん、お天道様はお見通しさん の他に この人も典型的な統合失調症でしたね:


警察機構を破壊する事件が起きている最中です
投稿者 忍 日時 2017 年 4 月 02 日 11:33:43: wSkXaMWcMRZGI lEU
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/457.html

忍ちゃんのブログ

国際連合の地下に核爆弾情報 - Yahoo!ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/true_love_of_gabriel


妄想を文章化する事で病気の悪化を何とか防いでいるという事でしょうか


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c112

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
114. 中川隆[7889] koaQ7Jey 2017年4月19日 11:49:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8380]

たこさんご紹介のサイトをちょこちょこ見て回った印象では明らかに病的、すなわち初期の分裂病もしくは妄想を伴う躁鬱病、痴呆などの傾向が感じられるのに対して、sinobu_10さんのはソノ分野に浸かっているヒトなりに理路整然に近く、文章の構成もしっかりしています。

一括りにして良いものかどうか。臨床精神病理は難しくて、実はまだ余り勉強してない分野です。
 
 電波受けるヒトを実際知っております。仕事ができ、礼儀正しく義理堅く、言葉使いが綺麗で、想像力・情緒・感性も豊かで、発明の才もあり、倫理観もしっかりしていて、善意に溢れている。難を言えば少しまじめ過ぎる。

そういう誠に好ましい人望のあるヒトなんですけど、電波が入るんですね。それを普通の事のように言うので、こちらも普通の事のように受け答えしております。

 随分昔からその状態のまま変化がないようで、さらに聞こえるのはドク電波ではなく、善意の宇宙人からの助言が中心だったりしますので、ま、様子を見ています。数年前まではサイババが夢枕に立って「来い」と言ったからというのでインドに行く計画を立てていましたが、現在はモンゴルの平原でUFOとコンタクトする計画を楽しげに語ってくれます。

まじ。ホントに聞こえてるらしいのです。それを蔭で笑う奴がいるのも自覚しているようなのです。

「目を覚ます」という類の話じゃなくて、これ、はっきり言って症例なのです。しかし長年進行してないし、生活に支障がある訳でもないから、無闇にいじらない方が良いのです。


じつは、stomachmanは見積書作成要領の見本を作ったんですが、うっかり本物と間違えられて無用の混乱を起こすことが絶対ないようにと思い、
 
「荒矢田産業株式会社」発行の「重力遮断板セット」の見積書
 
って見本にしまして、発注先に配布したんですよ。そしたら彼がやってきて「あなたなら理解してくれると思う」と語りだした訳でして…
 
理解はすれども、同意はせず。得意の奴で対応しております。

目を醒まさせてあげなくていいの?
念力も自分だけで使ってるぶんにはいいんだけど・・・
自分だけでとどまってないとこが厄介だぁ―!
もうそろそろ、目を細めて笑って見てるばかりでもいられない。

テレビが俺の悪口を流している!
あのCMは俺の事をあざ嗤うのが目的…
 
てのが、典型的な公共電波系電波系さんですが、こちらは公共デンパでナンパするのが怪しからんという、これもまた、割合論から言って、別物ですな。
 
最近、街ですれちがう美女という美女が皆、秋波を送ってくるので困っているstomachmanです。


症例ってのは、夢を壊さないで、みたいなアマイ話ではないんですよ。
 
この彼の場合には、多分初期で停滞している分裂病だと思われます。悪化させないように、stomachmanとしても注意を払っておる訳です。もちろん、症状に悪化が認められたら直ちに治療を開始するよう促す積もりでいます。すなわち、確かに聞こえる電波が、彼の集中力を乱すようになってくると、本当に生活に支障をきたしはじめ、ついには外部とのコミュニケーションが取れなくなってしまう。

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c114

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
115. 中川隆[7890] koaQ7Jey 2017年4月19日 11:51:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8381]

電波系というのは、つまりまあ頭の中で電波がささやくのでしょうから、分裂症か薬物中毒の系統になりましょう。sinobu_10さんの方は「パラノイア」系のように思われます。思考にまとまりがありますからね。

もっとも、「症例:G・W・F・ヘーゲル」などのレベルになりますと分裂症と見分けがつかなくなってまいりますが。

 チマタで見かける「ユダヤ陰謀史観」みたいなのと一緒で、いちおうの一貫性はあるのですね。ただその、決定的な証拠は? と言われると「ない!」となって、ならなんで? と言われると「証拠がないのも陰謀だ!」という形で無事に着陸。

こうなるともう誰が何を言っても聞き入れるもんじゃありません。
 
 実は、sinobu_10氏に関しては「教祖様」ではないのです。
「教祖様に疎んじられている一信者」らしいのです。彼が掲示板上で開いたトピックは、「千乃先生」なる教祖様の意を体したと称する信者各位がsinobu_10氏の信条の矛盾を突きまくり、それも彼らの「教義」に基づいてのことですから、さながら宗教戦争の様相を呈し、そこへ「ウォッチャー」を名乗る一般人が面白おかしくチャチャを入れるという展開になっておりまして、なかなかに楽しめる一大エンターテイメントになっておりました。
http://ime.st/members.at.infoseek.co.jp/serpent_owl/past-log/spring/log00000118.html

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c115

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
116. 中川隆[7891] koaQ7Jey 2017年4月19日 11:52:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8382]

怪文書の宝庫!
 
 あ、そうそう。某掲示板の方で出くわした怪文書も一つ、ご紹介しましょう。

sinobu_10という、静岡県にお住まいの男性の方がお書きになったものです。挙げられているURLもオススメ度大です。「神が推薦するパソコン…」なんて、もお、死にます。
 
      *
 
目を覚ませよ、国際連合の地下に核爆弾情報
投稿者: sinobu_10 (男性/静岡県)
メッセージ: 113695 / 116578

アメリカの精神の支柱である基督教の神であるヤーベ(八百重)は、
日本にいる事をアメリカの人達に伝えて欲しいのです。
以下の文書を真剣に考えて読んで下さい。そして、国際都市である
ニューヨーク市にある国際連合の地下に核爆弾情報が流れているの
です。爆発する前に友人や知り合いに伝え、引っ越すか警察に真剣に
取り扱う様に伝えて欲しいです。
 
初めまして、忍と申します。

現代科学のタブーである霊界の存在を考慮して、
今、現実問題として、イルミナティ共産主義問題を考えて置きたい
です。其れは、約2億人の虐殺があったのでは無いかという問題で
す。其れは、遠く遡れば、バビロンの時代まで遡れます。

近代は、イルミナティ教団が出来、フランス革命から始まって
一連の共産主義革命を起こした国際金融グループに対して何も
罪を問わない現状になっているのです。其れもユダヤ系列のマ
スコミと歩調を合わせて行動を執っているのです。但し此れは
戦略で行っているので、頃の見境を考えながらの行動であるか
ら、注意深く年数掛けての戦いなのです。

後、もう一つ大きな問題点はスカラー波の技術開発による武器
開発です。其れに関連してインターネットの通信問題も深く考
えなければならないのです。今、一番大きい
問題は、未だ科学が未完成の状態(物理学上の問題)を
解決しないで、それを前提とした意見が権威を持って発
表している所が問題なのです。

現実問題としては、テスラ波による武器開発です。別名「スカラー波」又は「気」
とも言っていますけれど、このテスラ波は物質の根源に
なすもので磁気的な性質を持っています。宇宙の構造
は、磁気法則で全てが成り立っているのです。

磁子の活動が電流を生み、そして力を発生するのです.「テスラ
波(スカラー波)」は、磁子の縦方向に振動している状
態を指しているのです。その悪用は、宇宙そのものがバ
ランス(平衡性)が無くなり、太陽系そのものが崩壊す
る危険性があり、又、精神作用にも動作するので、「洗
脳」にも使われる可能性があるのです。そしてDNAに
も作用するので、奇形児が出来る可能性があるのです。

又、マイクロ波の衛星通信の拡大は、電子レンジの中に
地球が入るという恐ろしい結果が待っているのです。それらの
問題をマスコミは真剣に考えていないのが現状なのです。
そして、環境問題の考え方も対処療法的で、物理療法的
に問題を考えていないのです。それが欠点なのです。
つまり、公害の原因を全て化学化合物で説明し、化学反応
の物理的説明を含んでいないのです。そこに免疫の問題を
考慮する事が出来ないのです。

 
神の言葉
http://page.freett.com/syouhou/kaminokotoba1.html
最後の審判の理由
http://page.freett.com/syouhou/reason_of_last_judgement.html
正しい性道徳とは
http://www.musesworld.co.jp/web2/syouhou/index.html
この侭だと本当に地球が崩壊する
http://page.freett.com/syouhou/index.htm
神が推薦するパソコンPC9821
http://page.freett.com/syouhou/suisennPC.htm
 
これらの問題を真剣に考えないと、やはり異星人は自衛の為に
最期の手段を使用されるのです。

 日本人が中心になって、神の言葉を、お伝えてこの問題を
解決する方向に考える必要があるのです。

神のいる場所
エルアール出版
〒150-0046 東京都渋谷区松濤1−4−9 サンエルサビル101号
TEL 03-5453-1870
 
アメリカ国内
HORKOM International Corp.
P.O.Box 282713
San Francisco, California 94128-2713
 
「人が全世界を儲けても、自分の命を損したら、何の得になろうか。又、
人はどんな代価を払って、其の命を買い戻す事が出来ようか。
邪悪で罪深いこの時代にあって、私と私の言葉とを恥じる者に対しては、
人の子も又、父の栄光の内に聖なる御使達と共に来る時に、
其の者を恥じるであろう。
(マルコ福音書第8章34節〜38節)」
http://www.ch-sakura.jp/oldbbs/thread.html?id=17590&genre=sougou

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c116

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
117. 中川隆[7892] koaQ7Jey 2017年4月19日 11:53:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8383]

統合失調症の症状

妄想というのは,強固な信念で,明らかに間違っているのに決して訂正されず,
本人が確信しているものをいいます。私たちが,「あの人は私のこと嫌ってて
イジワルしているのかもしれない...」などと半信半疑に思っているのは妄想とは
言いません。


例えば,

「○○が自分の才能を妬んで様々な嫌がらせをしてきている。
電話は盗聴されているし,電子メールも全てハックされている。
このままでは私の発明は全て盗まれて先に特許をとられてしまうに違いない」,

こういうことを言っている人に「そんなことあり得ませんよ,大丈夫ですよ」

と忠告してあげると,

「いや,これは確実なことだ。証拠もある。さてはお前も〇〇の回し者だな!」

などと言われた場合,これはかなり妄想に近いと言えるでしょう。

http://www2f.biglobe.ne.jp/~yasuq/schizophrenia2.htm#14


パラノイアの例

ヴィルヘルム・ライヒ(Wilhelm Reich、1897年3月24日 - 1957年11月3日)は、
オーストリア・ハンガリー帝国のガリチア・ドブジャニツァ出身の精神分析家。
学生時代から精神分析について学び、敬愛するジークムント・フロイトからも指導を受けた。

初期フロイトの路線を強調した上で、精神分析に政治的な視点をもたらし、精神分析とマルクス主義を結びつけようと試みた。性的エネルギーの社会による抑圧からの解放を目指したが、その極端な思想や行動が嫌われ、後に精神分析協会からも共産党からも除名された。

1934年ナチス・ドイツのドイツ国からノルウェーに亡命、オスロ大学で性科学を
研究中滅菌した肉汁中の小胞バイオンと1939年バイオンの研究中オルゴンを発見、
アメリカ合衆国のテオドール・ヴォルフ博士の招きで渡米、ニューヨークに住む。

1940年メイン州レーンジュエリーに転居、支援者によりオルゴン研究所
「オルゴノン」でロバート・マッカローらとともにオルゴンの研究に取り組んだ。

1941年にはアルベルト・アインシュタインにオルゴノスコープ(オルゴン拡大鏡)
でオルゴンを見せている。よく知られている物としては、オルゴン蓄積器
(オルゴン・アキュムレーター、蔑称としてオルゴン・ボックス、セックス・ボックスなどとも呼ばれた)という箱と1951年にラジウムとオルゴンの研究中発生したというオラナーとデッドリーオルゴンの雲をなくすため発明したオルゴン放射器のクラウド・バスターなども作成していたことがあげられる。

1954年、UFOを目撃DORを利用した侵略者の宇宙人の宇宙船と直感しクラウド・バスターで撃墜の必要を訴える。1954年にFDAにオルゴン・アキュムレーターの販売が、がん治療機を不法製造販売にあたると裁判を起こされ、裁判所の命令に従わなかったため、有罪判決を受け1957年投獄された。

精神分裂病(統合失調症)の可能性が疑われ、精神鑑定が行われた。オルゴンに
まつわるいくつかの妄想的な言動がみられるが、その他の点では正常だったと
いわれる。出獄することなく、1957年11月3日コネチカット刑務所で心臓発作で死亡した。
http://musical7.org/83948342838B8377838B83808145838983438371/

身近に観察できるパラノイアの例


宇野正美講演会・傍聴記「反ユダヤ伝道師」かく語りき

7月20日(1995年)に、神田の日本教育会館・一ツ橋ホールで開かれた、
宇野正美氏の「1996年 国家存亡の危機が来る」という講演会を聴きに行った。

そうか。この人物が、H氏やA氏やY氏と並んで、「ユダヤによる世界支配の陰謀」
を唱えて、日本の言論界の一角で、異様な気炎をはいてきた宇野正美氏か。

この人が「ユダヤの陰謀」という恐ろしいテーマをひっさげて,もう二十年も言論
活動をやっている人なのか。もし本当に氏が「陰謀」なるものを暴いてしまった人
だったら、とっくの昔に殺されていないのはなぜだろうという疑問が脳裏をかすめた。

 宇野氏ら陰謀評論家は、世界の一般民衆を操る支配階級の人びとの、さらにそのまたごく少数の限られた人びとの秘密クラブの存在を確信することから、自分たちの言論活動を開始する。

「1990年にバブル経済が破裂したあとの5年間で、世界で、日本で、〇〇、〇〇の事件がありましたね。

これは、〇〇が〇〇して、〇〇になったものでした。その背後に、世界を操る〇〇〇〇の存在があるのです」。

要約するならば、宇野氏の話は、このスタイルに終始している。

「〇〇という事実がありました。これは、皆さんもご存知のとおり〇〇〇〇だったのですが、これも実は〇〇〇〇がからんでいるのです」。

 この語り口調は、なかなか小気味よいのである。そうか、あの事件も、この事件
も、やっぱり裏に秘密があったのか。自分もヘンだな、と思っていたんだ。

聴衆は、宇野氏の推理いつしかのめり込んでいく。開場は静まり返って、みんな真剣に聴き入っている。

いろんな厳しい人生経験を積んでそれなりの生き方をしてきたあとでも、人間はこの程度のホラ話に一気のめり込むことができるのである。


「この1月17日の関西大地震は、人工地震の可能性が、1%はあります」

「3月のオウム事件は、地下鉄サリン事件は、北朝鮮が裏で糸を引いているのです」

「最近起きたソウルのデパートの倒壊事件。奇妙でしょ。ビルの中央部分だけが、
一気に崩れ落ちるなんて。これは、低周波兵器でズーンと低周波をかけると、起こるのです」

 この三年ほどで、宇野氏の考えは二つの点で大きく変化している。かつて文芸春秋系のネスコ社から出していた本では、単純素朴な、ユダヤの秘密組織による日本征服説が説かれていた。これは、若い頃からの氏の聖書研究と愛国感情が混じり合った産物だった。

最近は、

「ユダヤ人には、アシュケナージ・ユダヤ人というニセものがおり、スファラディ・ユダヤ人という本物のユダヤ大衆を抑圧するためにイスラエルを建国したのだ。

そしてこのイスラエル建国主義者たちがシオニストであり、国際陰謀をめぐらす諸悪の根源である」

という考え方をしている。

 かつての論調ではフリーメーソン、ビルダーバーグ、イルミナティ、TC(米欧日三極会議)、CFR(外交問題評議会)などの秘密結社や国際機関と、ユダヤ人の秘密結社との関係がどうなっているのかはっきりしなかった。ところが、今回の講演では、「ザ・クラブ・オブ・アイルズ」というヨーロッパの旧来の王侯貴族達の裏結社が、これらすべての秘密クラブの上に君臨し、序列を作りそのずっと下の方で使われているのがユダヤ人たちである、という簡単な理論になっていた。


フリーメーソンやイルミナティなどの秘密結社の存在はさておくとして、TC
(トライラテラル・コミッション、米欧日三極会議)は公然と存在する。

私は、「陰謀」の存在自体は否定しない。世の中に「陰謀」の類はたくさんあると
思っている。世界覇権国であるアメリカ合衆国の、政治・経済の実権を握っている支配層の人びとの間に、多くの「陰謀」があるのは当然のことだと思う。

 そして、1990年以来の、日本のバブル経済の崩壊によって深刻な不況に陥っている現状は、やはりニューヨークの金融界が、日本の経済膨張を抑え込むために陰に陽に仕組んで実行したものであると信じないわけにはいかない。薄々とだが、ビジネスマン層を中心にこのような話は語られ広まっている。

 私の友人のなかに銀行員が何人かいる。昔、いっしょに『ニューヨーク・タイムズ』紙の早朝読み合わせ会という勉強会をやっていた友人のひとりは、ニューヨーク駐在勤務から帰ってきた後に、私にははっきりと語ってくれた。

「ニューヨークの金融センターは、ユダヤ系の人びとに牛耳られており、彼らの意思に逆らうと商売ができない恐ろしいところだ」

 彼は、宇野理論のような直接的なユダヤ陰謀論は説かないが、そのような傾向が
存在することを信じている。株式の大暴落を引き起こし、ついで地価の下落、そして円高による波状攻撃で日本の大企業の力を弱体化させ、日本国民の金融資産の
3分の1は、ニューヨークで解けて流れて、消失してしまった。日本の資産の運用先の大半は、その金利の高さゆえに、アメリカの政府債(TB、トレジャリー・ビル)や社債で運用されてきたからである。それが、円高で元金の方がやられてしまった。
http://soejima.to/souko/text_data/wforum.cgi?room=0&mode=new_sort

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c117

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
118. 中川隆[7893] koaQ7Jey 2017年4月19日 11:56:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8384]

阿修羅の原発板と政治板はパラノイアの方の比率が多いので、話半分に受け取っておいた方がいいですよ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c118
[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
120. 中川隆[7894] koaQ7Jey 2017年4月19日 12:21:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8385]
>>119
何度も言ってるけど、僕はコピペしてるだけだから

参考になりそうなサイトを引用しているだけで、素人の僕には正しいかどうかの判断はできない

聞きたい事が有ったら引用元に直接問い合わせて貰うしかないな


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c120

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
121. 中川隆[7895] koaQ7Jey 2017年4月19日 12:24:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8386]
>自分で言いだしたテーマに責任を持て


一番最初にコピペした HP のタイトルが

『原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界』

だったからそれをこのスレにも流用しただけだよ

僕が書こうとしたのは あくまで

『反原発派は知恵遅れ』

という事だからね

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c121

[経世済民121] 人口減少の裏で外国人労働者が急増中…「なし崩し」がはらむリスク 建前論はもう限界だ(現代ビジネス) 赤かぶ
1. 中川隆[7896] koaQ7Jey 2017年4月19日 12:39:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8387]

昔のオーストラリアみたいに

外国人の子どもが生まれたら

男はすぐに殺して、女は性奴隷にすればいいんだよ


http://www.asyura2.com/17/hasan121/msg/238.html#c1

[リバイバル3] 北海道の最低市町村ランキング 中川隆
40. 中川隆[7897] koaQ7Jey 2017年4月19日 14:42:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8388]

北海道官公庁では2016年7月現在、一番需要の多い台湾を含む中国語圏の方に向け道内案内サイトを設けました。

模擬中国人が旅する北海道−「道遊網」
http://beihaidaoyou.com/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/588.html#c40

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
124. 中川隆[7898] koaQ7Jey 2017年4月19日 15:33:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8389]

何が正しいかなんて専門家にだってわからないんだよ

僕にわかったのは阿修羅の原発板で毎日投稿している魑魅魍魎男さん、お天道様はお見通しさん が統合失調症だという事だけだから
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c124

[中国11] 「日本に中国人スパイ5万人が潜伏」と日本の週刊誌、中国紙「また作り話」 赤かぶ
1. 中川隆[7899] koaQ7Jey 2017年4月19日 15:51:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8390]

在日中国人は全員 中国政府の指示ですぐにスパイに変わるというだけだよ

中国に居る家族を殺されたくなかったら言うなりになるしかないからね
http://www.asyura2.com/17/china11/msg/411.html#c1

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
125. 中川隆[7900] koaQ7Jey 2017年4月19日 15:59:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8391]

一番問題なのは統合失調症患者の妄想には理解者・賛同者が沢山現れる事なんだ:


洲本5人刺殺で死刑判決 裁判員「何が何だか…」


 「完全責任能力の状態にあった」。2015年3月に兵庫県洲本市で男女5人が刺殺された事件で、22日に死刑が言い渡された神戸地裁判決。最大の争点となった平野達彦被告(42)の責任能力を巡り、判決は心神喪失状態にあったなどとする弁護側の主張を退けた。公判を通じて被告の口から繰り返された独自の世界観をどう捉えたらいいのか。裁判員は理解に苦しみながらも、重い決断を下した。

 「何が何だか全く分からない状態でした」

 判決後の裁判員の会見で、男性会社役員(53)=西宮市=は初公判をそう振り返った。


「工作員が脳をブレーンジャックして、殺害意思を持つように強制した」

「精神工学戦争を隠蔽(いんぺい)するために仕組まれた」

「工作員に仕組まれた犯罪」…。


公判を通じ、被告が展開する主張に、「自分の主観ではあり得ない話。でも、被告の中では存在するんだろうと考え続けた」と苦渋の表情を浮かべた。

 30代の男性会社員=同=は公判で示された証拠に触れ、「被告と同じような考えを共有している人がいることや、関連した書籍があるのを見て、信じてもおかしくないのかもとは思った」。議論を経て、殺害は正常な判断に基づくと判断したが、一貫した持論に「責任能力の有無には悩んだ」と明かした。

 この日、主文の朗読が後回しになり、平野被告は判決理由をじっと聞き続けた。「死刑」が言い渡されると、裁判長の言葉に小さくうなずいた。裁判員から見える表情はうつろだったという。

 判決を受け、被害者の平野毅(たけし)さん=当時(82)=夫妻の遺族は「理解に苦しむ主張は聞いているだけで苦痛だった。反省も感じられなかった」とのコメントを出した。平野浩之さん=同(62)=ら3人の遺族は「判決が出ても元通りにはならない。せめて判断が被告に響いてほしい」とした。
2017/3/22

____

洲本5人刺殺 裁判員会見「達成感は全くない」


 2015年3月の洲本5人刺殺事件で、殺人罪などに問われた平野達彦被告(42)に対する裁判員裁判の判決公判が22日、神戸地裁であり、求刑通り死刑が言い渡された。閉廷後、30代と50代の2人の男性裁判員が会見に応じた。主なやりとりは次の通り。

 −死刑判決についての思いは。

 30代男性 責任能力の有無で悩んだが、裁判員と裁判官と議論する中で、自分の考えがまとまった。判決に対しては、問題ないと思っています。

 50代男性 命の尊さ、重さに対して、自分の1票の重さは感じました。

 −電磁波攻撃やブレーンジャックなど、被告の発言、世界観は理解できたか。

 30代男性 理解はできなかったが、被告のSNSとかを見ると、同調してコメントを打っている人も何人かいたので、実際、信じてる人が結構いるんだなというのが今回分かったことです。判決文にもあったように、多少なりとも、精神的に何かしら影響があったということですが、犯行に至った経緯では、正常な判断に基づくと思っています。

 50代男性 自分の主観で言えば、(被告の世界観は)あり得ないんですが、フェアな目でいうと、被告の中では存在するんだろうなという観点でこの事件の真相を考え続けました。精神状態については、今回の公判では2人の鑑定医の鑑定だったが、精神科医の判断は千差万別に近いものがあると思う。ですから、2人の鑑定医の結果を精査して考えつくしましたが、今後、精神鑑定を必要とする裁判には、鑑定(の医師数や回数)をもう少し増やした方がいいのではというのが正直な感想でした。

 −被告の世界観はどれくらいで理解できるようになったか。

 30代男性 公判初日は理解できなかったが、何人かの人たちが電磁波攻撃があるというのを共有しているということと、(被告が紹介していた)書籍の二つで、(被告が電磁波攻撃などを)信じてもおかしくはないかなと思いました。

 50代男性 ドラマに例えるなら、第1話は何が何だか分からない状態でした。2話から最終話までは(被告の考え方)ありきで考えました。

 −公判を通じて、被告の表情や様子の印象は。

 30代男性 全般的に、自分の意思が正しいと感じているような雰囲気で、意思は固いかなと思いました。被害者家族の質問時には涙ぐむ姿もあって、多少、被告の心に響くところがあったんだなと思いました。

 50代男性 感情をほぼ出さない被告だったが、転機になったという彼女との別れについては、感情がこみ上げたような様子はあった。(事件発生直後に)警察官がファーストコンタクトをとった時に、(警察官の証言として)「不気味なくらい堂々として出てきた」というのがあったが、死刑を求刑されても落ち着いた表情だった。ただ、判決は、死刑が言い渡された時だけ、天を仰ぐまではいかないけど、うつろな表情で、視線が動いた。電磁波攻撃というか、彼の妄想を基に、話していることを本人は信用しきってるだろうなと。最終意見陳述の時も、最後の最後に、1時間もかけて自分の告発活動をしたことからも、そういう(自分の妄想を信じ切っている)部分がくみとれました。

 −裁判員として、重大な判決をどういう思いで出したのか。遺族の声などをどう受け止めたか。

 30代男性 責任能力のところが争点になるかなと思っていました。初公判で被告が言っていることは、何でこんなこと言っているのかなと思っていたが、評議することで、責任能力には問題ないと判断できました。ご遺族の方には残念だなと思いました。被告人は、ご遺族の質問に答えるべきなのに答えず、ご遺族は納得がいかなかった思います。

 50代男性 (裁判を終えた)達成感は全くない。お茶の間で見てたら簡単に「死刑だろう」などと言えるかもしれないが、言えない。初公判の2月8日から、車を運転中も食事中もずっと裁判のことを考えていました。私の席からはちょうど法廷にいるご遺族全員が見えました。正直言って、ご遺族の姿はつらいものがありました。
2017/3/22


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洲本5人刺殺 精神鑑定の医師、責任能力「ある」


 2015年3月に兵庫県洲本市で男女5人が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた平野達彦被告(42)の裁判員裁判が22日、神戸地裁であった。起訴後に同被告を精神鑑定した医師が出廷し、精神障害による妄想が事件の動機に影響したとする一方、「責任を取る意味での人格自体は保たれていた」と証言した。

 医師によると、同被告は向精神薬「リタリン」の大量摂取を5年間続けたことで、2006年ごろに精神障害となり、妄想が出るようになったという。

 医師は鑑定中に同被告が語った動機を紹介。当初は

「国家の回し者である工作員に報復し、その事実を裁判で明らかにする」

と話したが、4回目の面接になって、今回の公判でも同被告が主張する

「(電磁波兵器で脳を支配する)ブレインジャック」

を訴え、事件は自分の意思ではないと説明したという。

 医師への質問もあり、検察側が「人格は保たれていた」という証言の根拠を尋ねた。

 医師は事件前の同被告に暴力的なところがなく、同被告のボイスレコーダーに残された逮捕時の状況からも冷静だったことなどを挙げ、「思考が解体して物事が考えられないわけではなく、理性的に判断できる状態だった」とした。


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c125

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
126. 中川隆[7901] koaQ7Jey 2017年4月19日 16:05:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8392]

(反原発派の)統合失調症患者の妄想はすぐに伝染する


感応精神病とは

@ 精神病の感染

 果たして、精神病というのは伝染するものなのだろうか。
 人の心を操る寄生虫が出てくる小説(ネタバレになるのでタイトルは言えない)を読んだことがあるが、実際に見つかったという話は聞かないし、たとえ存在したとしてもそれはあくまで寄生虫病であって、「伝染性の精神病」とは言いがたいような気がする。

 実際には、たとえば梅毒のように伝染性の病気で精神症状を引き起こすものはあるけれど、純粋な精神病で細菌やウィルスによって感染する病気は存在しない。精神病者に接触しても、感染を心配する必要はないわけだ。

 しかし、だからといって精神病は伝染しない、とはいえないのである。
 精神病は確かに伝染するのである。細菌ではない。ウィルスでもない。それならなんなのか、というと「ミームによって」ということになるだろうか。

 妄想を持った精神病者Aと、親密な結びつきのある正常者Bが、あまり外界から影響を受けずに共同生活をしている場合、AからBへと妄想が感染することがあるのだ。もちろんBはまず抵抗するが、徐々に妄想を受け入れ、2人で妄想を共有することになる。これを感応精神病、またはフォリアドゥ(folie a deux)という。Folie a deuxというのはフランス語で「ふたり狂い」という意味。最初に言い出したのがフランス人なので、日本でもフランス語で「フォリアドゥ」ということが多い。もちろん妄想を共有するのは2人には限らないので、3人、4人となれば"folie a trois"、"folie a quatre"と呼ばれることになる。なんとなく気取った感じがしてイヤですね。

 AとBの間には親密な結びつきがなければならないわけで、当然ながらフォリアドゥは家族内で発生することが多いのだけど、オウム真理教などのカルト宗教の場合も、教祖を発端として多数の人に感染した感応精神病と考えることもできるし、以前書いたことのあるこっくりさんによる集団ヒステリーも広義の感応精神病に含めることもある。

この感応精神病、それほどよくあるものでもないが、昔から精神科では知られた現象で、森田療法で知られる森田正馬も1904年に「精神病の感染」という講演をしている(この講演録が日本での最初の文献)し、その後も今に至るまでいくつもの論文が発表されている。


A 宇宙語で会話する夫婦 ← 恭子夫人は唯の詐欺かこのケースかどっちかな?

 まずは精神医学1995年3月号に掲載されている堀端廣直らによる「Folie a deuxを呈し“宇宙語”で交話する一夫婦例」というものすごいタイトルの論文から紹介してみよう。

 鍼治療の仕事を営む夫婦の話である。

 夫婦は「温和で物静かな夫婦」とみられていたが、1986年8月中旬から、妻の方が「宇宙からの通信」を受け始めた。その内容は「病気はこうしたら治る」「宇宙から素晴らしい人がやってくる」といったものだった。また、それと同時に近所の人々によって嫌がらせをされるといった被害妄想も感じるようになった。

そして約1ヶ月後には夫も同様の被害妄想をもつようになり、宇宙からの通信を受け始めたのだという。妄想が感染したのだ。二人は治療を求める客に対して「あなたは価値のない人間だから」などといって断るようになる。昼間から戸を締め切り夜は部屋の電灯を一晩中ともして「宇宙からの使者を待つ」生活をして周囲から孤立していった。

 そして約二年後のこと。今度は夫の方から「宇宙語」と称する言葉をしゃべりはじめ、半年後には妻も同調して二人は「宇宙語」で会話するようになったのだという。近所に抗議に行ったり通行人を怒鳴り追いかけるときにも「宇宙語」を発して近所の人々を驚かすこともあった。

宇宙語は中国語やスペイン語に似た言葉のように聞こえたとのこと。子供が3人いたが、感化されることもなく宇宙語も理解できなかった。

1991年、妻が通行人に暴力をふるう行為があったので妻のみが入院。妻は、医師に対して「宇宙語を喋るのがなぜいけないのか。人間のレベルが高くなったからしゃべるのだ」と反論し、同席した夫と宇宙語で会話。しかし入院翌日からは落ち着きが見られ話も通じるようになった。

入院3週間後より夫との面会を許可したが、笑顔で落ち着いた様子で宇宙語は話さなかったという。退院してからは「あのときは自分は一生懸命だったのです。今となっては過去のことです。通らねばならない過程だったと思います」と冷静に振り返ることができたという。

 これは春日武彦『屋根裏に誰かいるんですよ。』にも紹介されている症例だが、おそらくこれは「愛」の物語だ。フォリアドゥの成立条件に「2人の親密な結びつき」がある以上、フォリアドゥの物語は、多くの場合、愛についての物語なのである。

 この症例で興味深いのは、もともとの妄想の発端は妻だったのにも関わらず、「宇宙語」を話し始めたのは夫の方からだというところ。最初妻が妄想を語り出したとき、当然夫はとまどったことだろう。その時点で病院に連れて行ったり誰かに相談したりすることもできたに違いない。しかし、結局夫はそれをせず、妻の妄想世界を受け入れる。それはつまり、二人の間にはそれほどまでに深い結びつきがあったということだ。それから二年後、夫は、世界を与えてくれた妻に対し「宇宙語」を伝え、さらに二人の世界を広げるのである。

 「宇宙語」はつまり、夫から妻へのプレゼントだったのかもしれない。


B 行者と女工

 もうひとつ、篠原大典「二人での精神病について」(1959)という古い文献に載っている事例も紹介してみよう。72歳の女行者と25歳の女工の話だ。

 まずは行者の方である。老婆は若い頃から信心に凝り、夫や子を捨てて住みこみ奉公をし、金がたまると神社仏閣を遍路するという生活を繰り返していた。いつのころからか病人をまじないし、狸がついているなどというので、昭和31年夏、I病院に入院させられた。病室の隅にお札やお守りで祭壇をつくり大声で祈り、ときどき気合いをかけたりしていた。

医師には「お稲荷さんもこの病院は嫌だといっておりますわ。いろんなことがありますが、いうと気狂いだといわれますさかい」と言っていた。

 一方、女工は18歳で母を亡くし、継母とはうまくいかず、郷里を出て工場を転々とし、苦労を重ねていた。入院1ヶ月前、3年間つきあっていた男性から別れ話を持ち出された。

その後、ほかの人が彼女には無断で男から手切れ金を取ったり、すぐあとで別の男から結婚を申し込まれるなどの事件が重なり、発病。「不動さんの滝に打たれていると自然に首が振れだし、止まらなくなりました。不動さんが私に乗り移り問答できるようになりました。故郷に帰れとお告げがあったので荷物をまとめていると、手切れ金の噂をする声が聞こえてきました」。彼女は昭和31年秋に入院した。

 1年後にこのふたりは同じ病棟で移る。すると2人はすぐさま一日中話し込み、ともに祭壇を拝み、女工は行者のお経を写すようになる。

このころ、女工は「私の病気の原因を知っていて治してくれたのです」「不思議な風が私をおさえつけもがいているときに○○さん(行者の名前)のお守りで楽になりました」と話している。

女工は、男に裏切られて以来始めて、信頼できる人に出会ったのである。このころの2人はまさに教祖と信者の関係であった。

しかしその関係は長くは続かなかった。いったんは救われたものの、行者の方が「腹の中にいる生き物がはらわたを全部食ったらおまえは死ぬ」「人を犯す霊がお前についている」などと女工を脅すようなことをいうようになり、女工は行者に不信を抱くようになる。

彼女は行者とは別に祈るようになったが、するとますます行者は怒る。結局3週間で2人は争い分かれてしまった。女工は言う。「○○さんは私を計略にかけたのです。○○さんは身寄りがないから私を治して退院させ、退院した私に引き取ってもらおうとしたのです」

 その後1ヶ月して面会させたが、語り合わずまた争うこともなかった。行者はその後も変化はなく、女工は症状が消え3ヶ月して退院、故郷に帰っていった。

 孤独な2人の、出会いと別れの物語である。


Cフォリアドゥの治療

 この例でもわかるように、実はフォリアドゥには、鉄則といってもいい非常に簡単な治療法がある。それは、2人を引き離すこと。

もちろん最初に妄想を抱いた人物(発端者)は、多くの場合入院させて薬物などによって治療する必要があるが、影響を受けて妄想を抱くようになった人物(継発者)は、発端者から引き離されただけで治ってしまうことが多いのだ。

 ただし、引き離す、という治療法は多くの場合有効だが、そうすれば絶対に治るとはいえない。

 私がまだ研修医だったころのことだ。隣の家の朝鮮人が機械で電波を送ってくる、という妄想を抱いて入院しているおばあさんの治療を先輩医師から引き継いだことがある。

「自分が治してやろう」という意気込みは精神科ではむしろ有害なことも多い、ということくらいは知っていたが、まだ駆け出しだった私には、どこかに気負いがあったのだと思う。必死に薬剤を調整してみてもいっこうに妄想は改善しない。

万策尽き果てた私が、永年同居生活を送っている兄を呼んで話をきいてみると、なんと、彼の方も「隣の家の朝鮮人からの電波」について語り出したではないか。2人は同じ妄想を共有していたのだった。

 これはフォリアドゥだ! 私は、珍しい症例に出会ったことと、そして先輩医師が気づかなかった真実にたどりついたことに興奮し、さっそく「鉄則」の治療法を試みた。兄の面会を禁止したのである。

しかしこれは逆効果だった。面会を禁止してもおばあさんの妄想はまったく改善せず、それどころか2人とも私の治療方針に不信を抱くようになり、治療はまったくうまくいかなくなってしまったのだ。

私は2人を一緒に住まわせるのはまずいと考え、兄のところ以外に退院させようと努力したのだが、2人とも態度を硬化させるばかりであった。
1.
今考えれば私の方針の間違いは明らかである。私は、妄想が残ったままであろうと、彼女を兄のところに退院させるべきであった。それが彼女の幸せであるのならば。私は「鉄則」にこだわるあまり、老人の住居侵入妄想はなかなか修正しにくいことを忘れてしまい、そして何よりも、永年2人だけで暮らしてきた兄に突然会えなくなった彼女のつらさに考えが及ばなかったのであった。


D古いタイプの感応精神病 ← 幸福の科学信者はこのケース

 続いて、古いタイプの感応精神病の例を紹介してみよう。最近の感応精神病は「宇宙語」の例のように、都会の中で孤立した家族で発生することも多いのだが、かつては圧倒的に迷信的な風土の村落で発生することが多かった。例えばこんな例がある。

 昭和29年、四国の迷信ぶかい土地の農家での話である。あるとき、父親が幻覚妄想が出現し興奮状態になった。そのさまを熱心にそばで見ていた長男は2日後、父親に盛んに話しかけていたかと思うと、次第に宗教的誇大的内容のまとまりのない興奮状態に発展し、互いに語り合い感応し合いながら原始的憑依状態を呈するに至った。

父親は妻、娘など一家のもの6人を裏山に登らせ裸にさせて祈らせ、大神の入来を待った。長男は家に残り夢幻様となって家に放火。一同は燃え崩れる我が家を見ながら一心に祈りつづけた。父親、長男以外も一種の精神病状態にあった。

悲惨な話だが、どこかゴシック・ホラーの世界を思わせないでもない。
 これがさらに拡大すると、村落全体が感染するということもある。

青木敬喜「感応現象に関する研究(第1報)」(1970)という論文に載っている例だが、これはフォリアドゥというよりむしろ、以前書いたこっくりさんの例のようなヒステリー反応とみなすのが適当かもしれない。

 昭和11年、岩手県北部にある戸数40程度の集落での話である。
 発端となったのは35歳の農家の妻Aである。昭和11年5月、夫の出稼ぎ留守中、頭痛や喉頭部の違和感を感じるようになり、また身体の方々を廻り歩くものがあるような感じがするようになった。あちこちの医者を回ったがなんともないといわれるのみで一向によくならない。

どうも変だと家人がいぶかしんでいる間に、患者はときどき「鳥が来る。白いネズミのようなものが見える」などといったり、泣いたり騒いだりするようになった。家人はこれは変だと患者の着物を見ると、動物のものらしい毛がついている。これはイズナに違いない、と12キロほと離れた町の祈祷師Kに祈祷してもらったところ、たちまち発作状態となり、さらに発作中に自分は集落の祈祷師Tのもとから来たイズナであると言い出したのである。

その後もこの患者は発作を繰り返すようになり、多いときには一日のうちに数回起こすようになった。

 さてAの近所に住む農家の妻BとCも、昭和11年5月頃から喉の違和感を覚えるようになる。12月にはBの夫がBに毛が付着しているのを発見している。BとCは例の祈祷師Kのもとを訪れ祈祷してもらったところ、祈祷中に2人は急に騒ぎ出し、「Tから来たイズナだ。Tで育ったものだ」と言い出す。

こうして昭和12年4月までの間に続々と同様の患者がこの集落に発生、ついにその数は10名にのぼった。事件は集落をあげての大騒ぎとなり、「集落は悪魔の祟りを受けた。なんとかして悪魔を滅ぼさねば集落は滅んでしまう」と不安と緊張が集落にみなぎるにいたる。

 こうしたなか、本当にTの祈祷のせいなのか確かめようじゃないか、という動きになり、昭和12年8月20日午後3時ごろ、集落の共同作業所に患者10名を集め、集落の各戸から1名ずつ、合計四十数名の男たちの立ち会いのもと、TとKのふたりの祈祷師の祈祷合戦が繰り広げられることになった。

まず疑いをかけられているTが祈祷をするが患者は何の変化も示さない。次にKが祈祷すると、約10分くらいして患者たちはほぼ一斉に異常状態となり、「Tから来たTから来た」と叫ぶもの、「お前がよこした」と激昂してつかみかかるもの、「命をとれといわれたが恨みのないものの命をとることができないからこうして苦しむのだ。苦しい苦しい」と泣き喚くもの、ものもいえず苦しげにもがいているものなど憑依状態となり、まったく収拾のつかない大騒ぎとなった。

このため、これは確かにTの仕業に違いないと集落のものは確信を抱き、Tに暴行を加え、T宅を襲って家屋を破壊した上、村八分を宣言したのである。

 さらにその約1ヶ月後のことである。集落の各戸から1人ずつ男たちが出揃ったところで副区長が「イズナが出ないようにするにはイズナ使いの家に糞便をふりかければイズナは憑くことができないという話をきいた。どうであろう」と提案した。

すると、一同は一も二もなく賛成し、そのまま四十数名が暴徒と化し、大挙してT宅に押しかけ、雨戸を叩き壊して座敷になだれ込み、糞便をかけ、Tをはじめ家族の者を殴打、重傷をおわせてしまった。
これまたものすごい事件である。ただ、「宇宙語」の家族は隣にいてもおかしくないように思えるが、こちらはわずか60年前の事件とは思えないくらい、私には縁遠く思える。

集落全体が外部から遮断された緊密な共同体だった時代だからこそ起こった事件なのだろう。こうした共同体が減ってきた今では、このような憑依型の感応精神病はほとんど見られなくなっている。


E 家庭内幻魔大戦

 さて今度はまた篠原大典「二人での精神病について」(1959)から。家庭内の騒動が、宇宙的規模での善悪の戦いにまで発展していってしまうという、興味深い物語である。

 昭和31年5月、Kという呉服商が相談のため京大精神科を訪れた。

 彼の話によれば、昭和23年に妻と長女、三女が彼と口論をしたあと家出。しばらくして帰宅したが帰宅後はことごとく彼と対立、離婚訴訟を起こした上、妻と長女は前年から二階の一室にこもり、ときどき外出して彼の悪口を言い歩くが、一見正常に見えるから始末に困るという。なお、別居中の義母も妻とは別に彼を悪者扱いしているという。

 そこでこの論文の著者らはただちに母と娘を閉鎖病棟に収容した。現在の常識からすればこれくらいのことでなぜ、と思えるが、当時はそういう時代だったのだろう。入院後も2人が協力して反抗してくるのでただちに分離したという(「鉄則」の通りである)。

 さて母子の入院後、2人の部屋からは数十冊にも及ぶ膨大なノートが発見される。そのノートには、驚くべき母子共通の妄想体系が詳細に記されていたという。その記述によればこうだ。

 宇宙外にある「大いなるもの」から一分子が月に舞い降り、さらに地球に来て母の肉体に宿った。太陽を経て地球にきた分子は長女に、ある星を経て来た分子は三女に宿った。彼女らは肉体は人間の形をしているが、魂は大いなるものの一部であり、月や太陽の守護のもとに人類を救済する使命をもち、「宇宙外魔」の援助を受けて彼女らをおびやかす悪の根源である夫Kを撃滅せねばならない!

 家庭内幻魔大戦というか、家庭内セーラームーンというか、とにかくそういう状態なのである。ここで、仮に母を月子、長女を陽子、三女を星子と呼ぶことにし(実際、論文にそう書いてあるのだ)、2人が書いた手記をもとに、この妄想体系が完成されるまでの経過をたどってみる(以下斜体の部分は手記の記述による)。
Kは苦労人で丁稚奉公のあと、月子と見合い結婚すると暖簾をわけてもらい東京で呉服店を開いた。一方月子は貿易商の長女で甘やかされて育ったせいもあり、派手でだらしなく浪費癖があり、夫とは常に対立していた。2人の間には4人の子どもが生まれる。長女陽子、長男、次女、三女星子の4人である。

 長女陽子は自然が好きな子どもだったが、人間は嫌いで、幼稚園の頃は太陽の絵ばかり描いていた。「父は些細なことで怒り赤鬼のようになって母を叩き、耐えている母をみて母の尊いこと」を知った。

父と母の争いにまきこまれ、成績があがらず落胆し、学校も家庭も憎み、「よく裏庭に出て月や星を仰いで」いた。5年生のときにH市に疎開、終戦までの1年間は父のいない楽しい生活を送ったが、終戦後父もH市で商売を始め、再び母との争いに巻き込まれることになった。

 しかも、中学から高校にかけては父の命令で、妹たちとは別に祖母のいる離れで寝なければならなかった。祖母は向かい合っていても何を考えているかわからない人で、「父が悪事を企んでいる」と真剣な顔で陽子に告げるのであった。

この祖母も分裂病だったと思われる。陽子の手記によれば「父から物質的恩恵を受けながら父を愛せませんでした。そのことを深刻に苦しみましたが、誰も理解してくれませんでした。知らず知らず孤独を好み、しかし一方では自分が頼りなく誰かに頼らねば生きていられませんでした」。そして高校1年のときある事件が起き、それ以来彼女ははっきりと父を敵とみなすようになるのである。

 その事件については陽子の母月子の手記をもとに見ていこう。
 昭和25年、月子と陽子はKの弟の家で軽い食中毒を起こす。このとき月子の心に最初の疑惑が生じる。

昭和27年、月子は夫の甥が陽子の部屋に無断ではいるのを発見し、夫に告げるが「夫は全然取り合わないのである。私は夫の仮面を見たような気がした」。
昭和28年1月、陽子は腎臓疾患にかかり、月子は離れで陽子を看病するが、Kが離れに出入りしたあとは必ず容態が悪化することに気づいた。

「ここに至っては夫が陽子に危害を加えていることは明らかである。私は夫と甥に警戒の目を向けた。家の中は自ら疑心暗鬼、一家をなさず私と陽子対夫と甥の目に見えない対立が生じ、間に入ったほかの子どもたちはおろおろするばかりである」。

長男は中毒事件までは母についていたが以後父に従い、次女は最初から父の側、三女星子はほとんど母についていたが、終始母に批判的であったという。

 28年3月、月子は飼い犬のえさのことで夫とひどい口論をしたときに夫に「何か一種の妖気を感じた。私は今までの夫にないものを見たのだ。以後奇怪な事件は連続して起こっていった。私たちは身体に異常を感ずるが、くやしいことにその根源を科学的に実証できなかった。しかし害を加えられるところにとどまることはできない」

 彼女たち3人は家を出て警察などに訴えまわり、3ヶ月後に帰宅した。

「家に帰ると陽子は身体がしびれて動けぬという。奇怪だ。しかしある夜、私はその正体の一部を見た。私が陽子を看病していると、といっても病気ではない。見守っていると、はなれとの境目の板塀の節穴からさっと私たちに向かって青白い閃光が走った。私も陽子もしびれるような異常を感じた。相手は見えざる敵である。あるときは右隣、あるときは左隣から来た」

 やがて29年になる。「私は陽子を連れて二階に引きこもることにした。疑いを持った人とともに生活することは無意味だからである。そしてこの不可解な事件をどう解決するかということに専念した」

 家出前後の事情は娘陽子の手記にも書かれている。

「腎臓炎になってから不思議なことが次々と起こり、布団が非常に重く感じられ、時計の音が大きく響きました」

「父が薬を飲ませたとき、味が妙だと思いましたが、あとで毒を入れられたのでそれで病気が治らなかったのだとわかりました」

「父に殺されるといったのは私で、家を出ようといったのは母です」
「隣の家から光線が出て2人とも気持ちが悪くなったこともあります」

「H先生(遠縁にあたる絵の先生で、彼女の片想いの対象)に何度も危険を訴え、殺されたら裁判所に訴えてくれと頼みました」。

笑っちゃいけないのだが、月子の手記がなんだか妙にB級ホラーサスペンスタッチなのがおかしい。母子と父の戦いはいったいどうなるのか。

 昭和29年になると、母月子と長女陽子は2人で2階で暮らすようになる。陽子の手記によるとこうだ。

「母と2階で生活し、父が来ると追い返し塩を撒きました」

「私が買い物に出て家の周りのことを母に伝え、対策を考えてはノートで敵を攻撃しました」

 「ノートで敵を攻撃」というのがどういうことかというと、つまり呪文による攻撃なのである。母のノートには「神不可抗、我等と敵魔外魔との反発源を白光通像の中へ密着入せよ」などとあり、娘のノートには

「さしもかたき暗黒の魔星、四方に砕けて、たちまち無くなれり。彼方より尊き神の御光、仰げ白光たえなる神を」とあった。

また、「敵撃滅敵撃滅敵撃滅……」という呪術的文句も延々と繰り返されていたという。ここにきて、事態は家庭内呪術戦争の様相を呈する。

 昭和30年、ついに2人は「大いなるもの」と接触する。

「『ご自身の世界に一度顔を出してください』と太陽から聞こえたり、大いなるものから『来たければおいで』と知らせてくれました。

体がしびれたとき、目を閉じるとダイヤモンドのようにきらきら光るものが見え、母に話したら大いなるものだといいました」。
きのう書いたとおり、困り果てた父親が精神科を訪れたのが昭和31年5月。そして2人は入院することになる。

入院3日目より陽子は「壁の後ろから父に命令されたものが電波をかける」と訴え、母の名を叫びながらノートにも

「お母さんお月さんはありますね」

「お母さんを離れては私はありません」

「お母さんの心は私の心、一心同体とお母さんは言いましたね」

などと書いた。母と会わせると抱き合って

「月と太陽が……あいつと宇宙外魔が……」と語り合っていた。

 入院第1週から月子は「私の伝記」を書き始める。これが今まで引用してきた手記である。

 第2週、娘は

「新しい素晴らしい世界ができる。その主となるのは私」

「地球も宇宙も月も捨ててしまう」

「月も太陽も出ない。宇宙を逆転させて、しめたといったのは誰だ」

と緊張病性興奮をきたし、父と面会させると

「あれは亡霊です人間ではありません」と逃げ出した。

主治医はつとめて妄想を肯定するように対応したが、すると彼女は主治医とH先生(きのうの記述にも出てきた、陽子が片想いしている絵の先生である)を人物誤認し、
「太陽は自由だった。太陽に飛んでいきたい。しかし地上にも幸福はある。それはH先生」

と書いている。この頃から興奮は鎮まり、第3週から手記を書き始めている。

 母の症状はなかなか改善しなかったが、第6週には娘は父の住む家に外泊、父は案外やさしい人だといい、逆に母を説得さえするようになった。「入院はいやだったが、病気が治りかえって自由になった」と書いている。第8週に母はなんら改善されずに退院。第10週に娘も母と別居し父と暮らす約束で退院した。

 しかし、話はここでは終わらない。陽子は1ヶ月ほど父と生活したが、H市の母のもとに手伝いに行ったのをきっかけに、ふたたび母と二階の一室で暮らすようになる。ときどき帰る父と母の緊張、H先生への恋を母に禁止されたことなどが誘引となり、10ヶ月後、再び陽子の症状は悪化してしまう。

 昭和32年4月、陽子は京都にH先生に似ているというある俳優の撮影を見に来ていたが、その俳優が殺されるシーンになると不安になり、ハンドバッグから持ち物を出し、次々と太陽にすかし池に投げ込んだ。かけつけた父を罵りますます興奮するので、主治医が呼ばれて行った。

「よい月が出ているから安心しなさい」と主治医が言うと一応鎮まり、

「二次元と三次元の世界のどちらを選ぶべきですか」と質問したという。

 かくして陽子は再入院。第1週には

「人間なんか信用できないから地球に未練はない。あの汚らわしいやつ。人間のできそこない、あいつは絶対に許されない。神でもないのに神のつもりでいるのだ。あいつは物質的恩恵を与えたつもりでいるけれど、太陽によって成り立った物質はあいつのものとはいわせぬ」

「私の元の世界は宇宙の外にある。お母さんが帰らなければ私だけH先生を連れて帰ってしまう」

などと話していたが、2週目以降はやや現実的になり、母親と離れることの不安やH先生への思いを語るようになっていった。
入院2ヶ月後にLSDを服用させて妄想を発現させたところ(驚くべきことに、昔はそういう治療法があったのである)、1時間後強迫的に笑い出し、
「ケセラ・セラの歌は私がお母さんに頼っていたことに対する警告だと思います。お母さんを捨ててH先生と結婚します」

といい、2、3時間後には「先生! オールマイティになってください」と主治医に寄りかかる。一人で立たないといけないと突き放すと不安がつのり

「空に飛びたい。元の世界に帰る」と机の上に乗って飛ぼうとする。

しかし飛べずに興奮し始め、

「過去も現在もなくなってしまえ」

と叫びながら主治医にH先生になってくれと懇願する。主治医がうなずくと次第に静まっていったという。

 念のため言っておくが、これは今じゃとても考えられない荒っぽい治療法である。 ともかく、入院4ヶ月目に陽子は退院。以来京都で父と暮らし洋裁学校に通うようになったという。

 論文の著者はこう結んでいる。「母からH先生へ、そして主治医へ、退院の頃には主治医から父へと陽子の依存性は次々と移され、その程度も弱まり遂には精神的独立を決意するに至っている。かくて主治医を通じて父との新しい人間的結合を生じ、母から分離したのである」。

 つまり主治医は、陽子の分離不安をいったん自分で引き受けることによって治療を成功させたわけなのだけど、これも下手をすれば主治医が妄想に取りこまれないとも限らないわけで、けっこう危険を伴なう治療法だと思うんだけどなあ。ま、結果よければすべてよしですが。


F フォリアドゥと家族


 さて最後にちょっと違った視点からフォリアドゥを見てみよう。共同生活をしている家族などの中で狂気が伝染していくというのは、確かに気味の悪い現象ではあるのだけれど、ある意味、感染して同じ狂気を共有するようになった人は幸せといえよう。

抵抗をやめて吸血鬼(or屍鬼orボディスナッチャーorボーグ)になってしまえば楽になるのと同じようなものだ。

 それでは、狂うことができなかった家族はどうなるのだろう。
 家族を正気に戻すために戦う? 家族を捨てて逃げる? 

映画ならともかく、現実にはどちらもよほどの覚悟がないとできそうにない。それに、もし、戦うことも逃げることもできない無力な子どもだとしたら? 

家族は狂気を共有することを強要するだろう。暴力も振るうかもしれない。狂うこともできない子どもは家族からの虐待に耐えつつ、ただひとり孤立するほかあるまい。狂気に陥っている集団の中では、正気を保っている人物こそが狂人なのである。

 これは、狂気に感染した家族よりもはるかに悲惨なんじゃないだろうか。しかし、どういうわけか、これまでの文献は、感染した家族には興味を示すのに、狂気に陥らなかった家族についてはほとんど触れていない。「宇宙語」の論文でも、感染しなかった子どものことはほとんど書かれていないし、「家庭内幻魔大戦」の論文でもそうだ。無視しているといってもいいくらいである。

 このへん、精神医学という学問の偏りがよく現れていますね。派手な精神病症状には興味を示すくせに、狂気を耐え忍んできた人の心にはまったく無関心。今でこそPTSDなどが話題になってきているけれど、つい最近までの精神医学はこんな具合だったのだ。
フォリアドゥそのものではなく「狂えなかった家族」に焦点をあてた文献はあまりないのだが、それでも皆無というわけではない。酒井充らによる『いわゆる被虐待児症候群の事例化』(社会精神医学1987年12月)という論文から事例を引いてみる。

発端者は母親であったらしく、結婚前の18歳ごろから

「近所の人たちが自分のことをバカにして笑っている」

とくってかかるなどの行動があったという。21歳で結婚するが、しだいに夫も妄想を共有するようになり、次男Kが生まれた頃には、夫婦そろって近隣といざこざを起こし転居を繰り返していた。

 次男のKは4歳のときに幼稚園に入園したが、両親はKが保母に不当にいじめられているという被害妄想を抱き、中途退園させてしまう。またその頃父から「家族は家族だけでやっていくから、もう二度と外の人とは遊ぶな」と言われ、子どもたちは外出を禁じられるようになる。

 6歳でKは小学校に入学するが、やはり父は担任の家に電話してどなりつけたり、教育委員会に抗議に行ったりしていた。まもなく両親はKの登校を禁止。Kが登校しようとすると、両親、ときには兄も加わってベルトで鞭打つ、金槌で殴りつける、煙草の火を押しつける、鉄パイプで眼を突くなどの身体的虐待が加えられた。そのため、小学3年生以降はほとんど学校に出席できなくなった。

 他の兄弟は親に従ったがKだけは抵抗したため、Kは親の言うことを聞かない子として、兄に行動を監視され、他の家族員から仲間はずれにされていた。Kは自宅内で一人で教科書や本を読みながら過ごすようになる。

12歳、中学校に進学したが一日も出席できず、学校から自宅に届けられた教科書で勉強し、父に命じられて自宅の敷地内の草取りをしたり、自宅内で飼っている豚の世話をしたりしていた。

この頃から、両親の近隣に対する被害妄想はますます強くなり、両親は自宅周囲をトタン板で囲い、月に一、二度のリアカーでの買い出し以外外出をしなくなる。

外出のときには両親はカメラやテープレコーダーを持ち歩き、「いやがらせの証拠」を探していたという。その際にもKは外出を許されず、父から訪問者の声の録音を命じられていた。

 15歳ごろより、Kはマンガ家になりたいと思うようになり、マンガの添削教育を受け始める。しかし両親は「マンガなど描くのはやめろ。豚の世話をしろ」と反対し、Kの描いたマンガを破き、届いた郵便物を焼き捨てる。反抗すると、両親はKに暴力を加えた。

Kは両親の妨害を避けるため、自宅の隅に家具やガラクタを積み上げて「バリケード」を築き、その中に閉じこもってマンガを描くようになった。Kの態度に父は逆上、バリケードに灯油をぶちまけて火をつけ、自宅は全焼、Kは右半身に火傷を負い、翌日外科病院に入院した。

 入院したKは病院で植皮術を受ける。しかし、手術痕の回復に従い、問題行動が始まった。看護婦の体に触る、夜間徘徊して眠らない、注射・服薬を拒否するなどの行動を繰り返し、病院側から治療半ばにして退院させられてしまう。

病院は通院治療を勧めたが、父は「一旦家から離れた者は家族ではない」といって、Kを父の信奉する宗教施設に預けた。

しかしKはそこでも問題行動を起こし、自宅に帰された。両親はやむなくKを家に置くことを許したが、やはり自宅外への外出を禁じたため、Kは再びバリケード内にこもった生活を続けることになった。

痛ましい話である。Kにとってはまさに地獄のような家だったに違いない。15歳で入院し、家から離れたときになぜきちんと助けを求めなかったのかと不思議に思う人もいるかもしれないが、それは無理な話だろう。

それまで家族以外との接触がほとんどなかったKには、他者とうまくコミュニケーションをとることができなかったのだろう。

 さてこのあと、Kは意外な方法で地獄からの脱出を図る。

17歳頃になると、Kは両親が話しかけても「あなたは誰でしゅか」などと幼児語しか話さなくなり、昼夜かまわず奇声を発するようになった。

また布団の上や鍋の中に大小便をしたり、糞尿を身体をなすりつけて転げまわるなどの異常行動が徐々に激しくなり、両親も対応に困り、翌年11月、救急車で精神病院に入院することになった。

 入院したKは、主治医の質問も待たず一方的に喋りだし、

「親から離れて入院できたのは本当にラッキーでした。でも僕は本当のことは言いません。狂気を装っているんです。催眠療法してもだめでしょう」

とうれしそうな表情で話した。入院前の異常行動については

「親が鉄パイプで殴ったり、僕のものを燃やしたりするのが鬱積して、精神病の方へ出ちゃったんです」

「虐待ばかりで学校へも行かせてくれず、訴訟ばかりしている親に反抗して、家から脱出したいと思って、親の方から僕を嫌いにさせようとして狂うふりをしたんです」という。

また「これは父にやられた、ここは母にやられた」と体中の傷痕や火傷痕についてしきりに説明した。
病棟では他の患者や看護婦に一方的に話しかけ、苦情が出るほどだった。また自分の要求が通らないと大声でわめきちらし、逆に強く注意されるとその場で土下座して謝ったりと、周囲の人たちとどのように接したらよいのかわからない様子だった。

 両親への憎悪は強く、「もう自宅には戻りたくない。親戚に連絡して引き取ってもらいたい」と要求。入院が長引くにつれ、

「自分の親は被害妄想狂です。だから僕ではなく親のほうを入院させて下さい」と攻撃的な口調で退院を要求した。

 一方両親は、入院時「一生退院させない」と言って面会にも現れなかったが、月に2、3回の手紙は必ず送って来た。

Kは両親が「被害妄想狂」である証拠として、主治医に手紙の一部を見せた。手紙は、警察や近隣、福祉事務所などへの被害的内容が主で、当初は病院に対して好意的だったが、徐々に

「病院も警察とグルになって一家をバラバラにしようとしている」

と被害妄想の対象になっていった。そして、それとともにしだいにKの退院を認めてもいいとも書くようになっていった。

 翌年7月、突然父が病院を訪れ、Kを自宅に引き取りたいと申し入れ、即日退院となった。その後もKは以前のように自宅に閉じこもった生活を続けているようだが詳細は不明だという。
こうして、Kは結局地獄の家に帰ってしまうのである。おいおい、そりゃないだろ、と思うのは私だけではないはずだ。

 Kが本当に狂気に陥っていたのか、それとも本人の言う通り狂気を演じていたのか、この論文でははっきりとした結論は出していない。

それでも、Kは、両親の狂気に対して、それを上回る狂気という奇策によって脱出を図り、必死に助けを求めてきたわけだ。そんなKを、父親に言われるままにあっけなく自宅に引き取らせてしまっていいんだろうか。いくらなんでもこの結末はないだろう。

 確かにこの患者は未成年でもあることだし、普通は親が退院させたいと言えば、法的には退院させるほかはない。たとえ親の方がおかしいと思おうが、この両親を無理矢理入院させるわけにはいかない。でも、このような場合には何かほかの方法があったんじゃないかなあ(例えば親戚に介入してもらうとか)。

 この論文は、「今後はさらに、本事例児のみならず、他の兄弟の発育についても、慎重に経過を追う必要があると思われる」と結ばれているのだが、本当にそれだけでいいのか?
 その後この家族がどうなったのか、気になって仕方がないのだが、残念ながら続報は発表されていない。
http://homepage3.nifty.com/kazano/folie.html



http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c126

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
127. 中川隆[7902] koaQ7Jey 2017年4月19日 16:20:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8393]

幸福の科学の大川隆法の妄想でも信じる人が無数に出て来たからね

まして、原発関係の被害妄想だったら誰も疑わないで すぐに信じてくれるんだ:


パラノイアの症候としてこのような誇大妄想のバカばなしが生まれるのはなんら不思議なことではない。

不思議なのはこれを真に受けて恐れ入ってしまいのめりこんでしまう「平常者」が絶えないことである。


ゴータマ シッダ―ルタ かく語りき

「我は今より2600年後に、東の小さな島国のケントマティーという都市に再誕するであろう」

インド人みな聞き伝えり。

仏滅2500年後、東の国にゴータマ シッダ―ルタ が再誕すると。

かつて、インドに生まれしゴータマ シッダ―ルタを超える使命を持ちて、われ再臨せし.

我が名は エル・カンターレ


☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ
我は大川隆法であって、大川隆法ではない。エル・カンターレであ-る!!!
☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ

http://www.youtube.com/watch?v=xwitSZdlFm0
http://www.youtube.com/watch?v=COlxg5SonM4&feature=related

我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへいくのか

知っている者は知っており、知らない者はしらない。

人類の所業を見られて仏が流した涙が地に落ちて七色の輝きを放った。

その輝きは今や全国通津浦裏に・・。誰でも一度は目にし、聞いたことがあるその御名。 死後必ず天の使いに問われることば

「あなたはあの方のお言葉を聞いたか?」

ノストラダムスの予言を打ち砕きし不滅の真理、不滅の光。アンゴルモアの大王。その御名は・・・

 あなたの胸に手をあてて静かに問うがよい・・・


日本国の主宰神 天之御中主之神

仏の光から岐れたる七色の光線のうち紫の光線に属するする霊団なり。

多くの諸如来、諸菩薩を有し、秩序と礼節を重んじる格式の高い霊団なり。

もともとはかのムー大陸にて活躍した霊団


ムー大陸ではラ・ムー大王が祭政一致の王道楽土を建設し、その名声は銀河にとどろきたり。

 ラ・ムー大王が人々に教えし法 「太陽の法」

太西洋にあらわれアトランティス大陸において全知全能と称されたトス大王が降臨し、科学と宗教,芸術を融合した文明を建てり。

ムーは東洋の源流となり、アトランティスは西洋の源流

インドに降臨された時の御名はゴータマシッダ―ルタ


ああ、思えば、遥かなる昔のことであった。

 一千億年のその昔に、この大宇宙を創らんとする時にも、我は既に存在していた。

 我は念いのなかにて、この宇宙のあるべき姿を決めた。

 そして、宇宙に張り巡らされるべき法というものを組んだ。

 この法が宇宙に流れる血管であり、血液なのだ。

 この法というものを通じて、この宇宙は一つの大きな体として成り立って見えるのだ。

 遥かなる一千億年のその昔に、この宇宙を創らんとし、 その構想を練っていた時に、我は思った。

 すべての者よ、無限の向上を目指せ。

 しかし、おまえたちはひ弱な存在であってはならぬ。

 我は、おまえたちをより優れたる者と成すために、厳しい試練も与えよう。


 ああ、この太陽系ができたは、わずかほんのつい昨日のことのようにも思える。

 太陽が生まれ、そのまわりを回る惑星たちの一つびとつを産み出した時の悦びを、惑星のなかに住んでいる小さな存在であるおまえたちには、その星を創った時の悦びがわかるまい。


 この地球ができて四十五億年以上の歳月が流れた。

 それは我が一千億年の孤独のなかでは、ほんのつい昨日のことのようにも思える。
 されど、我はこの地球のすべてに関し、最終の権限を有するものである


☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠ฺ☠
我は大川隆法であって、大川隆法ではない。エル・カンターレであ〜る!!!
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我がエル・カンターレなるぞ !


      ,,        )      )
      ゛ミ;;;;;,_           (
       ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
       i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
       ゛ゞy、、;:..、)  }    )
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 Y     /       ̄´   :::::    
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   ∧   (二二ノ||      /;;;;;;
    ∧       ||    /;;;;;
     ∧      | |  /;;;

大川隆法先生が語る人類の歴史


・金星人は、上半身植物、下半身人間の金星人(通称ユリ星人)止まりで、金星文明は、失敗だった。
   (大川隆法先生は、地球以前に、金星に、人類と文明が創られた、と語っている)

  ・地球人の肉体祖先は、3億6千5百万年前に、マゼラン星雲から、UFOで、地球に飛来した、6000万人のマゼラン星人。

・マゼラン星雲から来た人々の指導者の魂は、霊界で、エル・ランティと呼ばれる神霊となった。  このエル・ランティこそ、後の、アラーの神、エホバ(ヤハウェ)である。

  ・エル・ランティの計画により、地球人の魂は、パイトロンという霊界の装置で、数百億人分創られたが、質が悪かった。

人霊として最高段階の悟りの次元を九次元宇宙界といいます。

その世界には、10人のメシアが存在している。その一人がエル・ランティ。九次元の
10人は、一応同格ですが、あえて上段階と下段階に分けるとすると、

上段階は、エル・ランティ、モーゼ、釈迦、イエス、孔子の五人。
下段階は、ニュートン、ゼウス、マヌ、マイトトレーヤ、ゾロアスターの五人だということです。

エル・ランティは、三億六千万年前に、マゼラン星雲のベータ星という科学
の星から、六千万人の人々を引き連れて地球に移住してきたそうです。

肉体を持ってUFOに乗ってやってきたそうです。その時に、七大天使たちも
一緒に来たようです。

ミカエル大天使長は、エル・ランティの直系ですね(^^;。

エル・ランティは、地球で死んで、地球の九次元宇宙界の五番目の存在となりました。
それまでの宇宙界は、釈迦、イエス、モーゼ、孔子の四人でした。

エル・ランティは、地球霊団をつくるために、招聘されたのです。

エル・ランティ到着後、地球が急速に進化したので、エル・ランティは
「進化神」として九次元の中でも一目置かれる存在であったようです。

九次元の10人は、同格とはいえ、光の量には、やはり差があるのです。
だから、本当は序列をつけることができるはずなのですよね。霊界通信
などから想像すると、どうも、エル・ランティの光の量というは別格であるような感じです。

高橋信次先生は、エル・ランティの生まれ変わりなのですが、実は、これは、
三億六千万年ぶりの生まれ変わりだそうです。

生まれ変わりには、周期というものがあって、それは悟りの段階によって異なります。原則は、高い悟りになるほど、生まれ変わりの周期が遅くなっていくそうです。

釈迦やイエスは、わりとよく生まれ変わるほうで、大体2500年周期です。

8次元の如来は、1000年から1500年ぐらい。菩薩は800年ぐらい
といった感じで、きっちり線引きできるようなものではありません。

エル・ランティは、地上に降りたことがなかった存在なので、天上界でも
神秘的な存在だったようです。ヤハウェとかアラーと、砂漠のほうで
呼ばれている神、これは造物主、創造主と考えられているのですが、実は
それがエル・ランティだったということです。

その神秘の存在がとうとう、三億六千万年ぶりに生まれ変わってきた。

それも日本に。

そしてその正体は、なんと電気屋のおっさんだった。
http://ime.nu/ime.nu/sunmoonearth-70.spaces.live.com/blog/cns!D15EEE3E75EDD4D0!508.entry

大川隆法先生が体験した「神がかり」を吉本さんは次のようにまとめている:


 1981年1月高橋信次の『心の発見―神理篇』を読みすすんでいるとき、胸が大きく動悸し、体が前後にこきざみに揺れる状態を体験する。それから高橋信次が説いている神理を、じぶんは以前から知っていたという心の既視感におそわれる。

 おなじ3月23日に、幻聴で話しかけられる感じがして、カードと鉛筆を用意すると憑依状態で「イイシラセ」と繰り返して書記している。「おまえは、なにものか」とたずねると「ニッコウ」と自働的に署名する。日蓮宗の日興上人のことだ。そのあと日蓮からの幻聴がきこえる。

 6月のある夜、こんどは高橋信次からという幻聴がやってきて「大川隆法よ。今日、私は、おまえの使命をあかすために来た。おまえは今後、おおいなる救世の法を説いて、人類を救わねばならないのだ」と告げる。

 おなじ6月に郷里からやってきた父親(善川三朗・「幸福の科学」顧問)のいるまえで、イエス・キリストからのお告げが幻聴としてやって来る。

 それ以後、大川隆法はじぶんが呼ぶと天上界のあらゆる霊が出て来るようになったと書いている。そして1986年6月に、日蓮、イエス・キリスト、天之御中主之命、天照大神、モーゼ、高橋信次などの霊が降下して、会社勤めをやめて神理伝道に生涯をかけよと託宣が下って、宗教法人「幸福の科学」(91年、宗教法人承認)を設立するようになったと書いている。


上記の大川隆法の「神がかり」についての吉本さんのコメント。

 わたしたち平常人の解釈では、大川隆法のこの体験はじぶんの音声にたいしてじぶんが解釈し造形したとおりの、日蓮やイエス・キリストや天之御中主之命(あめのみなかぬしのみこと・この神は存在性をもたない)や天照大神やモーゼや高橋信次の言葉が憑依したという以外の意味をもたない。

またなぜこうも次元の違う人物や架空の存在の霊が降下してくるのかといえば、そのときどきに読んだ著書や神話や聖書などで印象がつよく刻印されたものが託宣に現れるものだという理解になる。また天台智(ちぎ)や高橋信次は特異的に択ばれているが、これは大川隆法が日蓮から日蓮の傾倒した智に遡ったものだし、高橋信次は直接に「幸福の科学」の教義をつくるのに基本になった師にあたるからだということになろう。

 宗教を取り付かれたように勉強していたことが推測できる。一種の「オタク」だったのだろう。

 この憑依状態の体験をきっかけに大川隆法は持続的なパラノイアに特有な誇大妄想に取り付かれる。たとえばこんな具合である。

-----------------------------------

 いまから一千数百年前に、天台智が、中国の天台山で一念三千論を説いていたのですが、そのとき、霊天上界において、彼を指導していたのは、実は、ほかならぬこの私でした。

 私は、私の指導霊であるイエス・キリストと、愛について、よく話しをすることがあります。

 右にあげたことばは、いまから二千年近いむかしに、イエス・キリストが、ナザレの地で語っていた愛の話の復元です。現在、イエスが私を指導しているように、当時は、私が天上界からイエスを指導していたからこそ、私は、彼のことばを知っているです。

次に大川隆法の世界図式はもっと荒唐無稽だ。

 ユークリッド幾何学では実在の世界を「空間」として抽象してそれを3つの座標軸(タテ・ヨコ・タカサ)を使って数式化する。これを3次元ユークリッド空間と言う。そこで一般に実在の世界を「三次元世界」と呼びならわしている。
 これをさらに抽象して一般化すれば、n次元ユークリッド空間の数学ということになる。

 物理では3次元空間に時間という第4の座標軸を加えて4次元ユークリッド空間として物体の運動を表現する。

 大川隆法は、この4次元世界の「時間」を通って鎌倉時代のヒトと同じ場所で出会えるとのたまう。

ずいぶんむかしのこと、「タイムマシン」という連続テレビドラマを楽しく見たことがある。昨夜「戦国自衛隊」という最近の映画をテレビで見た。そういえば「バック・トウ・ザ・フィーチャー」という映画もあった。視聴者は「もしも歴史」の面白さを楽しんでいる。時間を行き来することができるなどと本気で信じてみている人はまずいないだろ」う。(将来科学が進歩すればそのようなことが可能になると思っている人は、あるいはいるかも知れない。)


 大川隆法のバカばなしのふろしきはまだまだ広がる。

4次元世界+「精神」=5次元世界

 人間が物質的な肉体ではなく「精神」であることに目覚めたものの住む世界。のことだ。

5次元世界+「神知識」=6次元世界

6次元世界+「利他」=7次元世界

 愛をもち他者に「奉仕」できるものの往ける世界。

7次元世界+「慈悲」=8次元世界

 太陽のような愛の世界。

9次元世界

 そのうえに「宇宙」の太陽系のほかの星団の霊界のことも知り、大宇宙の進化という方向のうえで、地球系の霊団を指導している世界的宗教の人格神や根本神の世界のことをさす。

10次元世界以上になると地上の実在の関係をもった人霊ではなく「三体の意識」だけの存在の世界だ。その三体とは

   大日意識(地球生物の積極意志をつかさどる)
   月意識(消極的な女性的な面をつかさどる)
   地球意識(地球の生命体としての意識をつかさどる)

 パラノイアの症候としてこのような誇大妄想のバカばなしが生まれるのはなんら不思議なことではない。不思議なのはこれを真に受けて恐れ入ってしまいのめりこんでしまう「平常者」が絶えないことである。
http://www3.kitanet.ne.jp/~nihirata/futeiki531-540.html


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c127

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
129. 中川隆[7903] koaQ7Jey 2017年4月19日 16:43:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8394]
>>128
理解できないんだったら読まなければいいだけだろ

僕が今までに建てたスレもすべて このスレと全く同じ書き方だからね:


阿修羅掲示板 文化2 中川隆投稿集へのリンク
http://www.asyura2.com/09/bun2/index.html

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c129

[お知らせ・管理21] 2017年4月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
26. 中川隆[7904] koaQ7Jey 2017年4月19日 16:59:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8395]
>>24
それは所謂 有名税という奴さ

阿修羅でも安部首相とか竹中平蔵なんか 有る事無い事ボロクソ滅茶苦茶に言われてるよね

原発板で超有名な魑魅魍魎さんも同じ事
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/479.html#c26

[番外地6] 中国人客急増で“性病”大流行 日本の風俗業界に猛威 中川隆
8. 中川隆[7905] koaQ7Jey 2017年4月19日 17:04:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8396]

若い女性の「梅毒」感染が急増。医師も危惧する異常事態
https://nikkan-spa.jp/1181393
http://www.asyura2.com/17/hasan121/msg/244.html


2016.09.04
「梅毒」の流行に歯止めがかからない。特にここ数年は全国的にはもちろん、若い女性に感染者が急増している。その原因、そして危険性とは?


患者は年間4000人!? 医師も危惧する異常事態

 かつて「感染すると廃人になる不治の病」と恐れられていた性感染症「梅毒」が近年、猛威を振るっている。国立感染症研究所のデータによると、’11年には全国で827人だった感染者数が昨年は2697人に増加。さらに今年の7月3日時点で2000人を超え、年内に4000人に達する可能性も出てきているのだ。内科・泌尿器科医の大和宣介氏はこう語る。

⇒【資料】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1181405

全国の梅毒患者総数 過去10年間の推移「梅毒と診断される患者は3か月に1人程度でしたが、4月以降は1か月に2、3人も見つかり、明らかに増加傾向にあります」

 さらに深刻なのは女性の感染だ。’10年以降の5年間でなんと5倍。そのうち半数を占める東京都では’10年には18人だった感染者数が、昨年は271人と10倍以上の激増ぶりを見せている。なかでも突出して多いのが20〜24歳で、女性感染者の総数を底上げしている。都内の「池袋クリニック」の院長を務める村上雄太氏も「若い女性に感染者が多い」と頷く。

⇒【資料】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1181408
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/565.html#c8

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
132. 中川隆[7906] koaQ7Jey 2017年4月19日 17:34:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8397]
>>130
>ソコまで誰も読まん長文を垂れ流せる


だったら何故、しつこく読む気も無い僕のスレを見に来るんだ?

原発板に新しいスレが次々に増えているんだから、既に埋没した このスレにわざわざ来る事ないだろ

ほっとけばこのスレの存在はすぐに忘れられるんだ
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c132

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
133. 中川隆[7907] koaQ7Jey 2017年4月19日 17:59:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8398]

魑魅魍魎さんも何か必死だね:


24. 2017年4月19日 11:54:35 : lv7vbj53vM : R5TUbJyqZ1g[2224]

管理人殿、
中川隆(DbsSfawrpEw)が投稿者の誹謗中傷を始めました。

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/793.html#c6
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/794.html#c1
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c111
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c112

3,4件目のコメント非表示をお願いします。
今後、続けるようでしたら、投稿数リセット、投稿禁止をするようお願いします。



26. 中川隆[7904] koaQ7Jey 2017年4月19日 16:59:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8395]
>>24
それは所謂 有名税という奴さ
阿修羅でも安部首相とか竹中平蔵なんか 有る事無い事ボロクソ滅茶苦茶に言われてるよね

原発板で超有名な魑魅魍魎さんも同じ事
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/479.html#c24

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c133

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
134. 中川隆[7908] koaQ7Jey 2017年4月19日 18:08:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8399]


脱原発を操る中国の工作員
https://www.youtube.com/watch?v=6vlDEq2AZhM


2012/07/20 に公開

日本は今、「脱原発」が時代の流れであるかのような空気の中にあります。

それは、3年前に「政権交代」が時代の要請でるかのような錯覚に陥らされたのと同じ「作られた空気」です。

この二つの空気作りを先導したのがマスコミでありますが、その背後には中国の工作員による激しい工作があることを見抜かなければなりません。

私は中国人を憎んでいるわけではありません。共産党の独裁化にある中国政府のあり方を危険視しているだけです。

共産党政府の工作員となって日本で活動する方々、工作員によってC・H工作を受けている日本人に訴えているだけです。

そして、坂本龍一、内橋克人、大江健三郎などの諸氏が、この運動を操る中国政府工作員の動きを見破れなく、日本を危険な海域へと運ぼうとする「愚かさ」に涙するものであります。

日本を滅ぼす気なのか! 子供たち未来に責任が持てるのか!

坂本竜馬、西郷隆盛たちに合わす顔があるのか!!・・・と問いたいと思います。

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c134

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
135. 中川隆[7909] koaQ7Jey 2017年4月19日 18:16:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8400]


iofhdh249gd58さん 2013/9/30 08:10:50
脱原発・反原発の人は、なぜ「中国や韓国」に原発やめろと言わないんですか?

回答1 g13_killerさん 2013/9/30 09:31:19

福島県人以外の脱原発反対者は、在日工作員が大半です。

芸能人で反対してるメンバーの過去を調べれば、在日帰化組だらけ。

原発反対運動に参加してる人達は、韓国人デモや行動と似ているのが証拠だ。

他国に自国の原発を建設したいから、中国や韓国ではなんの反論も無いし、在日共の工作だと分かる。


__


回答2 sinjitu_trip_pointさん 2013/9/30 08:20:57

脱原発運動は原発施設を途上国に売り込みたい中国・韓国が競合する日本を追い落とすために行われている、との陰謀論も、あながち根拠の無いものではないように思えてきます。

安倍政権は憲法改正を唱えていますが、それに合わせて「スパイ防止法制定」をぜひともやってもらいたいし、これが国家を守る上での重要課題となります。それがないために北朝鮮による拉致を防止できなかったわけですし、また、日本の核技術も盗まれているのです。日本原子力開発機構(原研)には反日左翼の労働組合があって、JーPARCの件も内部工作員らが政治闘争に位置付けているはずです。原研の特殊原子炉図面が中共にわたって、そのコピーが四川で建造された事実もあるのです。

中共の核兵器開発の拠点である四川には、わが国が原研で開発した特殊原子炉のコピーも建造されている。それを目撃した京都大学名誉教授からの情報です。原研にはスパイがいる。

原子力機構J−PARCの事象での1.7ミリシーベルトは、放射線事故ではありません。放射線管理区域内の作業員の線量は年間50ミリシーベルトが限度で、それを越えたと場合が事故となるのです。施設内でその数値であれば、周辺住民の線量は0.0ミリシーベルトと想像できます。ですからNHKを始めとする報道の仕方は誤りです。こんないいかげんなニュースだから、社会が混乱するのです。

1995年、二次冷却系で温度計の破損によって金属ナトリウムが漏れたトラブルの原子力機構のもんじゅでも、線量は0ミリシーベルトで、放射線事故ではありませんでした。しかし、ヒステリックな報道と、反日左翼運動の脱原発闘争によって徹底的に糾弾され、そのために国益が損なわれてきたのです。私達のような放射線業務従事者は、10ミリシーベルトくらいの線量で驚くことはありません。そのくらいの放射線であれば、むしろ健康にプラスになることはあってもマイナスにはなりません。

私も学生時代の加速器実験では、多少の線量数ミリシーベルトくらいは、受けています。実験家にとっては、当たり前の範囲ですが。自分の健康を多少顧みない科学者たちの献身が、科学を発展させてきたのは歴史的事実です。マリー・キュリーのことも思い出してほしい。

法令限度以下のミリシーベルト事象で、大騒ぎするTV,新聞は、国益を害していることに気が付きなさい。過去の事例、原子力船むつの廃船、高速増殖炉もんじゅの長年の停止状態、福島県民の心労による自殺病死、農産物等の風評被害。責任とれよ。福島県民の大半は5ミリシーベルト以下。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10114240145


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c135

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
136. 中川隆[7910] koaQ7Jey 2017年4月19日 18:20:47 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8401]

中国の工作員による脱原発デモのコントロール 2012年10月08日(月)13:09
ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん


脱原発デモには純粋な気持ちで参加した人がほとんどです。

しかし、

中国が裏から左翼活動家をバックアップし、左翼活動家がデモを密かにコントロールした。

といううわさが流れています。

これは本当でしょうか?

(10月8日 13:11 追記:)
日本から中国への技術移転、
これが狙いだったという憶測が流れています。
あくまで憶測です。

海外希望の原子力技術者 震災前の1.5倍

 政府が「2030年代の原発稼働ゼロ」を柱としたエネルギー政策を打ち出すなか、技術者の転職などを支援する団体に登録し、海外での勤務を希望する原子力関連技術者が、東日本大震災以前と比べ1.5倍に増えていることが7日、分かった。中国企業からの引き合いが増加しており、脱原発の動きが、日本の原発技術の海外流出を進める実態が浮き彫りになった。250基以上の原発建設計画がある中国の原発事業者からの募集が急増しているという。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk2..


回答者 (匿名希望) 2012年10月08日 15:06

デモを裏で先導したかどうかにかかわらず、今回の原発事故を契機に、中韓の原子力関連企業からの引き抜き工作が活発化している実態は、少し前にNHKの特集だかでも実録でやっていましたね。

実際に韓国へ移った人もいるようでした。
相当に高いお金で引き抜こうとするので魅力的なようですね。

日本の未来にとって、大変憂慮すべきことです。

民主党政府は脱原発を叫んでいますが、こうしたことがひいては国防や将来の国際競争力に影響することを何も考えていないようですね。

相変わらず国民の気分様子見でころころ票集めのみに専念している民主党政治では国を滅ぼす恐れがあります。
https://smcb.jp/worrying_questions/57425
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c136

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
137. 中川隆[7911] koaQ7Jey 2017年4月19日 18:26:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8402]

>>134, >>135, >>136

要するに、反原発の活動家が統合失調症でなかったら

完全なアホか、中国・韓国の工作員のどちらかという事ですね。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c137

[昼休み53] 日本はアメリカの仮想敵国 _ 米軍は日本が独立するのを阻止する為に日本に駐留している 中川隆
14. 中川隆[7912] koaQ7Jey 2017年4月19日 18:53:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8403]

2017年04月19日
日米経済対話の暗い見通し 日本はアメリカに逆らう事が出来ない

実際は対話ではなく、アメリカ側が日本に命令するだけ
引用:ロイターhttp://s2.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20170414&t=2&i=1180612965&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=LYNXMPED3D06D


非武装国家の宿命

トランプ大統領が掲げる貿易赤字解消のため、首脳会談で安倍首相が約束した日米経済対話が始まりました。

第一回は4月18日に麻生太郎副総理とペンス米副大統領が出席して東京で開催され、今後のスケジュールなどを話し合った。

過去の日米貿易交渉では日本側がノラリクラリと引き伸ばし、アメリカは日米同盟破棄をちらつかせて「数値目標」を押し付けた。

          

またアメリカ側は韓国や中国などアジア諸国に「日本の侵略で”騒いで欲しい”」と依頼し、貿易交渉を有利にしたとも言われている。

日米間に貿易摩擦が起きると必ず「教科書問題」や「慰安婦問題」「毒ガス」「731部隊」「南京事件」などで中韓が騒ぎ出すのはこうした理由でした。

米中韓やアジア諸国に加えて欧州やソ連も戦勝国側に立つので、日本は必ず袋叩きにあい、謝罪と賠償をしたうえで、米国との不公正貿易に同意してきました。


日本がそうせざるを得なかったのは安全保障を米国に依存していたからで、ソ連の全盛期には核を使わなくても、一週間で日本を占領できるといわれていました。

ソ連侵攻を防いでいたのが在日米軍なので、米軍に捨てられないためには、どんな不利な条件でも日本は飲んできました。

これには日本政府自身が再軍備を拒否してきた経緯があって、1950年に朝鮮戦争が始まったとき、吉田首相は愚かにも再軍備と朝鮮出兵の要請を拒否してしまいました。


その後も三木首相が防衛費1%を作ったり、非核3原則を作ったり、憲法で軍備を禁止されているなどの理論武装を強化した。

これらのどれも憲法に書いていないし、法律ですらないのだが、要はそのように言えば大衆に受けて選挙で勝てたからでした。

1990年に湾岸戦争が、2001年にNYテロと対テロ戦争が始まり、アメリカは再び日本に再軍備と「出兵」を求めてきました。

軍事力こそが外交力

不思議なことだがアメリカは何度も日本に再軍備を迫ったくせに、日本が独自に再軍備しようとすると反対している。

中曽根首相が「ハリネズミ防衛論」を主張したときや、小泉首相から安倍首相のときは「軍国主義の右翼」と批判している。

アメリカに都合のいい時だけ再軍備を迫ってくるが、それでは日本が再軍備しようと言い出すと、それは軍国主義だと言うのでした。


こうして今も日本は攻撃兵器を保有しない「非武装国家」のままであり、安全保障を米国に依存していて、逆らうことは出来ません。

2014年にオバマ大統領が訪日したとき、安倍首相は土下座でもしかねない勢いで「親米ぶり」をアピールし、「米国は尖閣諸島を守る」という発言をやっと引き出しました。

アメリカの飼い犬と言われながらそうせざるを得ないのも、日本は中国に反撃できる兵器を保有していないからです。


経済政策でも金利変更でも、税金政策でもアメリカの承認が必要なのは、誰もが知っていて口にしない事実です。

これらを考えると今回の日米経済対話でも、日本はアメリカの言いなりに成らざるを得ないのであり、最初から選択肢がありません。

アメリカの要求を呑むか、それとも中国の領土になるかを選べるだけで、冷戦時代のソ連と中国が入れ替わっただけです。


独立国にとって軍事力や防衛力がいかに重要か、「アメリカに守ってもらう」という事は、アメリカの命令に絶対服従しなくてはならない。

軍隊を持たないことは自由な経済政策ができず、外交交渉で不利になるので、結局経済的に不利になり、利点は何も無い。

日本人がここに気づくまで、日本は外交交渉や経済戦争で負け続けるでしょう。
http://www.thutmosev.com/archives/70542300.html
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/528.html#c14

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
138. 中川隆[7913] koaQ7Jey 2017年4月19日 19:15:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8404]

2011年 04月 12日 反原発運動でわかる特亜の工作員
http://ttensan.exblog.jp/13368973/

高円寺の反原発デモに1万5000人も集まったらしいですが、
まずはこちら、そのデモの映像から。

高円寺・原発やめろデモ!!!!!素人の乱主催02●出発地点でのカオス
https://www.youtube.com/watch?v=xnYALhFAX-U


北朝鮮の旗振ってたり、、どうみても日本人とは思えん連中。
特に列を仕切ってるヤツ。

以下昨年5月の新宿での沖縄米軍基地反対運動の映像


「沖縄に基地を押しつけるな!」新宿で抗議アクション
https://www.youtube.com/watch?v=rg66lGW7xtY


最後に出てくる人(2分過ぎあたりから)
と高円寺のデモを仕切ってる人が同じ人です。


そして次が昨年10月の尖閣事件への反中デモの時に妨害してきたヤツの写真。

http://ttensan.exblog.jp/iv/detail/?s=13368973&i=201104%2F12%2F84%2Fd0044584_2210040.jpg


さらに2009年の7月の慰安婦展に対する
「慰安婦捏造反対デモ」を妨害してきたヤツの写真。

http://ttensan.exblog.jp/iv/detail/?s=13368973&i=201104%2F12%2F84%2Fd0044584_22101420.jpg

全部同一人物ですね。

今日も中核派の根城として有名な法政大近くの飯田橋駅前では
学生が(非学生もいますが)反原発をしつこく訴えています。
(31日の反原発デモで中核派が3人逮捕されています)

しかし、やはり「中国の核兵器」には文句を付けません。

日本の反原発運動を盛り上げているのは

 「日本に核武装するチャンスを作らせない」

という事を目的にしている特亜と、そこからの資金で動いているプロ市民と見るべきです。
あとは社会経験が無くて頭でっかちな学生をカモにしているだけでしょう。

今回の福島原発での対応で、民主党政権が必ず最悪の手を選んで混乱を広げていることを利用し、
大げさに騒いでチャンスとばかりに活動をしていると言うことでしょう。
http://ttensan.exblog.jp/13368973/
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c138

[昼休み53] 釧路にだけは住んではいけない 中川隆
22. 中川隆[7914] koaQ7Jey 2017年4月19日 20:28:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8405]

北海道官公庁では2016年7月現在、一番需要の多い台湾を含む中国語圏の方に向け道内案内サイトを設けました。

模擬中国人が旅する北海道−「道遊網」
http://beihaidaoyou.com/



中国のヒット映画、「狙った恋の落とし方」(中国名『非誠勿擾』)で北海道ブームに火をつけた2016年1月13日
http://clair-inbound.net/hokkaido/


中国人の北海道人気のきっかけをつくった立役者といえば、映画、「狙った恋の落とし方」(中国名『非誠勿擾』フェイチェンウーラオ)だ。ロケ地を訪ねるために多くの観光客がやってきた。それを実現させるため、いくつもの行政機関が連携した。それもスピード感を持ってだ。今ではブームも落ち着いたが、認知度向上には一役買った。映画ロケ地を活用したフィルムツーリズムには、賞味期限があるのは事実だ。しかし、これをきっかけに、北海道を知ってもらえたという功績は大きい。

映画に登場する四姉妹のポスターを見る中国人客


ポイント:

・中国映画のヒットを観光誘致につなげる施策を次々に打ち出す
・各関係者が連携して、新サービスを生み出す


中国人の北海道人気のきっかけとなった映画がある。

タイトルは、「狙った恋の落とし方」(中国名『非誠勿擾』フェイチェンウーラオ)だ。
北海道の美しい映像が、中国人の琴線に触れたのだ。

2008年の12月、映画公開後上映開始 1 カ月の興行収入は 3 億 4,000 万元(約 47 億 6,000 万円)で、当時の歴代興行成績1位を記録した。

映画後半の舞台が、東北海道(釧路、阿寒湖、網走、厚岸、斜里、美幌)で、ロケ地を訪ねる中国人が増えていった。それをきっかけに、北海道観光ブームが始まったのだ。

ストーリーは、米国に留学経験のある男が、投資で大当たりして、一晩で億万長者となった。結婚相手を求めて杭州、海南への旅に出る。その過程で、出会った女性と北海道への旅に出る。女性は、過去に付き合った男性への思いをなかなか断ち切れずにいるが、悲喜こもごもの旅を続ける二人は、徐々に心を通わせていく。男女が織りなすラブコメディーだ。

この映画の監督を務めた馮小剛(フォン・シャオガン)氏が、2007年に来日した際に、「北海道に行きたい」と話したところ、コーディネートしたのが友人である上海出身で日本国籍を取得した宇崎逸聡さん。日本側のエグゼクティブプロデューサーも務めている。2006年、たまたま友人らと道東を車で回り、その景観に感動したという。そこで馮小剛氏と一緒に道内の東側ばかりを巡った。

この風景を見た同監督は、北海道を舞台にした映画製作を決意した。

ロケ地となった釧路市(阿寒)、弟子屈町、斜里町、網走市の各自治体と連携して、宇崎氏はロケ実施に協力した。

ロケ地は、以下の場所となった。

網走市:北浜駅、能取岬

厚岸町:国泰寺、厚岸道立自然公園

釧路市:炉端〜煉瓦、阿寒湖温泉、阿寒国立公園、ホテル〜鄙の座・鶴雅、炉端〜浜っ子、ANAクラウンプラザ釧路

弟子屈町:阿寒横断道路、屈斜路湖 

斜里町:キリスト兄弟団斜里教会、岩尾別温泉、斜里町立国保病院、国設知床野営場、知床国立公園

美幌町:美幌峠


2008年12月18日に中国で上映されてから、ロケ地である北海道東部の釧路市と、厚岸町、弟子屈町や網走市などが、映画の観客の大きな注目を集めた。

この映画をチャンスと捉えて、JNTO(日本政府観光局)北京事務所では、ロケ地ツアー造成への手がかりを探った。映画の影響力は、最大瞬間風速が大きいものの、上映が終わると忘却のプロセスに入る。だから春節までが勝負とみて、情報収集とプロモーションの準備を急いだ。当時の北京事務所長は、その前職が北海道運輸局だったので、道内への人脈が豊富にあり、それが活かされた。

戦略としては、2月中旬以降のメディア露出をして、忘れられないうちに実際の「旅行」へと関連づけをすることを目指した。

かくして、北海道庁、北海道運輸局、JNTO北京事務所など、関係各所が連携してロケ地プロモーションが予算組みされ、具体化する運びとなった。

まず第一弾として、日本側は2009年1月29日〜2月6日に『新京報』など北京と上海のメディア6社の記者を招へいするメディア向けツアーが実現。
年明け前からのJNTOによる仕込みがなければ、間に合わなかっただろう。

釧路湿原、摩周湖、知床半島などの観光コースに沿って、タンチョウヅルを観賞したり、流氷船に乗ったりして、北海道のシンボル的な景観を案内した。

道内のホテルも協力し、映画にも登場した「ホテル〜鄙の座・鶴雅」に宿泊した。

次に、2月28日に北京で北海道のPRするイベントが展開された。

北京展覧館劇場を借りて、北京市民や旅行社の関係者を2,000人招待し、映画『非誠勿擾』を上映したあと、北海道観光説明会を行った。多くの写真を使って北海道の魅力的な観光資源のPRに力を注いだ。

最後に、北京の大手旅行会社5社が共同して映画に関連する北海道旅行商品の造成がなされた。旅行社による観光客誘致を促し、サポートするため、日本側は『新京報』、『北京娯楽信報』などに大型観光広告を出稿。北海道の景観や民俗の魅力をPRした。

そして、わずか1か月後の、2月から3月にかけて3本、約100名のツアーが催行されたのだ。
もちろん、夏の本格シーズンには、さらに多くの集客となった。

斜里教会には、映画が公開されるまで中国からの観光客は皆無だったという。現在ここを訪れる中国からの観光客の多くは、映画のシーンを真似て中国語でお祈りし、写真を撮ってゆく。当時、一年間に訪れた観光客は2,400人以上にのぼった。

やはり映画のロケ地になった阿寒湖温泉の宿泊数は、2008年一年間で741人であったが、2009年は9月末までにすでに5,732人にのぼり、約8倍となっている。

「たんちょう釧路空港」にお迎えサービスという新しい取り組みも打ち出された。中国語メニューを作成、街中の標識・案内表示等を整備したのもこの時期だ。中国人観光客に不便をさせたくないとの理由で、釧路市が取り組んでいた。

しかし、ロケ地ツアーの盛り上がりは、ひと息つき、当時あったお迎えサービスは現在休止中だ。「ロケ地マップや中国語版パンフレットの在庫が残るものの、今でもエリアの紹介には役立っている。」と、釧路市の観光担当者はコメントしている。

北海道東部を代表する山、斜里岳

雄大な屈斜路湖の夕景

手つかずの自然が残る阿寒湖
http://clair-inbound.net/hokkaido/



中国人が北海道で好きなのは阿寒・釧路周辺だけ
http://ameblo.jp/kushirojcfa/entry-12226196290.html

2016年 12月5日 中国財界人釧路視察

釧路視察メンバー
Wei Xiaoyin  銀聯国際日本支社 首席代表
石 成    中国東方航空大阪支店 支店長
関 志浩   中国工商銀行大阪支店 支店長


目的
釧路空港への国際チャーター便受入のための協力要請と、銀聯カード決済店の普及拡大。


訪問先
釧路市役所 産業振興部観光振興室
釧路商工会議所
北海道銀行釧路支店


状況
銀聯カードの年間取扱総額は1兆2千億円に成長している。いわゆる爆買が終息するなかで際だって売上が急成長してるのが、釧路市を中心とする道東地区である。

客層のデータからは他の日本に訪問する中国人と、釧路に訪問する中国人とでは傾向が異なる。釧路に来る中国人は北京市、上海市で占められ、中国の有名大学卒業のエリート層がリピートして訪問し、消費傾向として、モノを買わずにサービスに支払う傾向が強い。

このような状況から、中国の一般社会層に釧路が知れわたることで今後爆発的に釧路への来訪者が増えそうだというのが、銀聯としての考えであった。

北海道銀行は銀聯カードのパートナーであるので、北海道銀行釧路支店を訪問し日本側、中国側双方が情報交換を行った。


石 成 中国東方航空大阪支店 支店長コメント

国際航空便の地方就航については各県からの要望で全国の地方空港に就航している。


北海道はどうしても札幌圏域からの要望に偏り、強いニーズのある釧路空港との就航が実現できないという課題がある。


すでに帯広空港と上海との間に国際チャーター便が就航したが、観光需要は釧路、知床にある。帯広空港は地理的に観光面で使いづらい空港であるという認識にある。


本来 新千歳空港が北海道のハブ空港として機能していれば、釧路への観光客輸送について障害はないのだが現状では新千歳空港に地域ハブ空港としての機能は不十分である。


道東は人口が100万人と少ないので釧路空港への国際チャーター便の就航だけにとどまらず、羽田空港、新千歳空港と釧路空港とを結ぶ日本の航空会社と提携し、低い運賃で北京、上海から釧路まで移動できる方法を早急に構築することが必要だ。


中国人にとって憧れの地「北海道≒釧路、阿寒」である。札幌に着いても札幌周辺の景色には満足感は得られないわけだ。中国人を中国人が希望する釧路の地まで誘導することが重要だ。
http://ameblo.jp/kushirojcfa/entry-12226196290.html


http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/451.html#c22

[近代史02] 鈴木傾城 _ アメリカ株で儲けるほど簡単な事は無い 中川隆
15. 中川隆[7915] koaQ7Jey 2017年4月20日 05:37:47 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8406]

2015-11-01
世間から全方位で袋叩きにされても、したたかに生き残る企業


ソニーは派手で目立つ企業だ。ウォークマン、テレビ、ビデオ、携帯電話、ゲーム機……。人々がこぞって欲しがるような製品を開発・研究・販売して、その革新性で世の中を切り拓いてきた。

経営戦略の失敗や、激しい競争に巻き込まれ、その業績は浮き沈みがあるが、長らく日本の家電業界の代表的企業として、今もまだそのブランドは愛され続けている。

そういった意味でソニーは、並みの企業ではない。

ソニーだけではなく、パナソニックも、シャープも、日立も、富士通も、NECも、今でも日本を代表するブランドとして誇りを持つ人も多いはずだ。

日本は技術大国であり、職人的な気質を持った国民がいるので、技術にフォーカスし続ける限り、いくつかのブランド企業は消滅しても、すべてが消滅することはない。

グローバル化した社会の中で生き抜いた企業には、いずれ復活のチャンスはまた巡って来るだろう。

日本人には底力があり、冬の時代を黙って耐えて次に備えるだけの体力もある。だから、こうした企業の株式をしっかりと保有している株主も多い。

誰も「こんな企業」を日本の代表だとは考えない

ところで、世の中には革新とは程遠く、時代遅れで、変わり映えせず、好かれるどころか逆に嫌われている企業もある。

その最たるものは「たばこ企業」である。

日本にもJT(日本たばこ産業)という会社があり、「メビウス」「セブンスター」「ウィンストン」等、とてもよく知られたブランドを持っている。

しかし、この企業のサイトを見にいけば分かるが、そこには自らの商品であるタバコをいっさい宣伝していない。

タバコを吸っているモデルも出てこなければ、そもそも商品そのものがサイトの奥深くに、まるで申し訳ないと言わんばかりにこっそりと掲載されている。

たばこを吸う人よりもむしろ吸わない人に読ませるために「吸われる方と吸われない方が協調して共存できる社会の実現を目指す」とあって、まるでたばこを吸わない人に読ませるためのサイトのようですらある。

なぜなのかは、言うまでもない。

この企業の出す商品はとても嫌われている。問題があると糾弾され、害悪をまき散らしていると思われている。もちろん、それは根拠のある事実であり、だからJTは必死になって言い訳じみたサイトを作るしかない。

実はJTも日本を代表する多国籍企業だが、日本人の誰もが冷淡で「こんな企業」を日本企業の代表だとは考えないし、誇りを持つこともない。

仮に「ソニーとJTの株式のどちらかを長期投資として購入すること」と言われれば、どちらを購入するだろうか。

多くの人は「JTを選ぶくらいなら、絶対にソニーを選ぶ」と答えるのが目に見える。それほど、たばこは嫌われているし、たばこに良いイメージがない。

しかし、私なら迷いなくJTを長期投資として選ぶ。ひねくれているからではない。そちらの方が投資対象として安定しているからだ。いったい、どういうことなのか……。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2015/11/20151101T1514450900.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/895.html#c15

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
378. 中川隆[7916] koaQ7Jey 2017年4月20日 05:40:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8407]

2017-04-16
長期投資家には、北朝鮮がどうなろうと知ったことではない

2001年9月11日は何気ない一日になるはずだった。ところがこの日、二機の旅客機がアメリカのワールド・トレード・センターに突入して3000人以上が一瞬にして亡くなるという大惨事が引き起こされた。

現場はウォール街の近くであり、NY株式市場もこのテロで一週間も閉鎖された。

まだ、この時の株式市場の大混乱を覚えている人もいるかもしれない。二棟の高層ビルが影も形もなく崩れ落ちたように、今度はアメリカの株式市場が崩れ落ちる番だと世界中の投資家は青ざめていた。

そのためNY株式市場は相場が立った瞬間に一瀉千里に売りが殺到し、事件の10日後には15%以上も暴落となっていた。しかし、事件から2週間もすると人々はやっと冷静になり、株価は下げた分だけ戻した。

その後のアメリカは軍事にのめり込み、アフガニスタン侵攻やイラク侵攻と歩を進めていき「ブッシュの戦争」の時代に突入していく。

投資家にダメージを与えたのは2001年ではなく2002年の方だ。2001年の前半には1万ポイントを超えていたNY株式市場は2002年の後半には8000ポイントを割って7500ポイントにまで近づいていた。1年で25%以上も下落した。


今回の北朝鮮を巡る動向でどうすればいいのか?

では2001年の高値で優良企業の株式を買って長期保有した人は大損害を受けたのだろうか。まさか。それから6年後、NY株式市場は1万4000ポイントをつけるほどの「大暴騰」に転じていたからだ。

その間、アメリカはイラク戦争に突入してベトナム戦争を彷彿とさせる泥沼に陥って戦費を無駄に消耗し、「もうアメリカは終わりだ」と言われていた。

ところが株式市場と不動産市場はどんどん上昇していき、特に2006年からはブーストがかかったかのように高値を目指していったのだった。

この頃になると、もう2001年9月11日に起きた同時多発テロの大暴落のことを覚えている人など誰もいなかった。人々は根拠なき熱狂に酔いしれていたのである。

しかし、2008年に入ってからNY株式市場は変調を来すようになった。

サブプライムローンという爆弾が破裂し、9月15日にはリーマン・ブラザースが倒産して全世界を巻き込んだ金融崩壊である「リーマン・ショック」が投資家を襲いかかった。

2007年は1万4000ポイントに届いていた株価はリーマン・ショックの泥沼から抜け出せない2009年2月には7000ポイントさえも維持できなかった。

つまり、投資家は50%以上もの市場の大崩落に巻き込まれたということだ。もっと分かりやすく言うと、資産の半分が吹き飛んだということになる。

この時期の投資家は生きた心地がしなかっただろう。金融市場は死にかけており、アナリストはすべて絶望を語り、自分の資産が半分になって平静でいられる人はどこにもいない。

では、2007年の頂点で優良企業の株式を買って長期保有した人は大損害を受けたのだろうか。まさか。NY株式市場は2013年に1万4000ポイントを一気に追い抜き、2015年には1万8000ポイントに到達していた。

結論から言うと、同時多発テロでもアフガニスタン侵攻でもイラク戦争突入でもリーマン・ショックでも、長期投資家は優良企業の株式を売る必要はまったくなかった。何もしなくてもよかった。ただ保有しているだけでよかった。

そうであれば、アメリカの優良企業に投資している長期投資家は、今回の北朝鮮を巡る動向でどうすればいいのか、答えが見えてきたはずだ。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/04/20170416T1949100900.html

2015-11-01
世間から全方位で袋叩きにされても、したたかに生き残る企業


ソニーは派手で目立つ企業だ。ウォークマン、テレビ、ビデオ、携帯電話、ゲーム機……。人々がこぞって欲しがるような製品を開発・研究・販売して、その革新性で世の中を切り拓いてきた。

経営戦略の失敗や、激しい競争に巻き込まれ、その業績は浮き沈みがあるが、長らく日本の家電業界の代表的企業として、今もまだそのブランドは愛され続けている。

そういった意味でソニーは、並みの企業ではない。

ソニーだけではなく、パナソニックも、シャープも、日立も、富士通も、NECも、今でも日本を代表するブランドとして誇りを持つ人も多いはずだ。

日本は技術大国であり、職人的な気質を持った国民がいるので、技術にフォーカスし続ける限り、いくつかのブランド企業は消滅しても、すべてが消滅することはない。

グローバル化した社会の中で生き抜いた企業には、いずれ復活のチャンスはまた巡って来るだろう。

日本人には底力があり、冬の時代を黙って耐えて次に備えるだけの体力もある。だから、こうした企業の株式をしっかりと保有している株主も多い。


誰も「こんな企業」を日本の代表だとは考えない

ところで、世の中には革新とは程遠く、時代遅れで、変わり映えせず、好かれるどころか逆に嫌われている企業もある。

その最たるものは「たばこ企業」である。

日本にもJT(日本たばこ産業)という会社があり、「メビウス」「セブンスター」「ウィンストン」等、とてもよく知られたブランドを持っている。

しかし、この企業のサイトを見にいけば分かるが、そこには自らの商品であるタバコをいっさい宣伝していない。

タバコを吸っているモデルも出てこなければ、そもそも商品そのものがサイトの奥深くに、まるで申し訳ないと言わんばかりにこっそりと掲載されている。

たばこを吸う人よりもむしろ吸わない人に読ませるために「吸われる方と吸われない方が協調して共存できる社会の実現を目指す」とあって、まるでたばこを吸わない人に読ませるためのサイトのようですらある。

なぜなのかは、言うまでもない。

この企業の出す商品はとても嫌われている。問題があると糾弾され、害悪をまき散らしていると思われている。もちろん、それは根拠のある事実であり、だからJTは必死になって言い訳じみたサイトを作るしかない。

実はJTも日本を代表する多国籍企業だが、日本人の誰もが冷淡で「こんな企業」を日本企業の代表だとは考えないし、誇りを持つこともない。

仮に「ソニーとJTの株式のどちらかを長期投資として購入すること」と言われれば、どちらを購入するだろうか。

多くの人は「JTを選ぶくらいなら、絶対にソニーを選ぶ」と答えるのが目に見える。それほど、たばこは嫌われているし、たばこに良いイメージがない。

しかし、私なら迷いなくJTを長期投資として選ぶ。ひねくれているからではない。そちらの方が投資対象として安定しているからだ。いったい、どういうことなのか……。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2015/11/20151101T1514450900.html


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c378

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
145. 中川隆[7917] koaQ7Jey 2017年4月20日 05:44:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8408]
>>144
僕は他人が嫌がる事をやるのが生き甲斐だからね


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c145

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
146. 中川隆[7918] koaQ7Jey 2017年4月20日 05:55:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8409]


>>62
>独立国には軍隊も核兵器も必要なんだ
>原発を再稼働しなければ核兵器も作れない :


1972年2月、当時のニクソン米大統領とキッシンジャー補佐官が北京を訪問し、
周恩来首相と会談した時に、日本に対して三つの密約が交わされた。

米中密約の内容

1.日本に核武装そして単独防衛させない
2.これを防ぐために米軍は日本に駐留する(ビンの蓋論)
3.朝鮮半島および台湾問題で日本に発言権を与えない

この密約は、2002年10月、当時の江沢民中国国家主席が、
テキサスの牧場に当時のブッシュ大統領を訪ねたときにも再確認された。

西部邁ゼミナール 「『核』が日本を沈没から救う」 伊藤貫
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/523.html

>>134, >>135, >>136
>反原発の活動家が統合失調症でなかったら、完全なアホか、中国・韓国の工作員かどちらか


の続き


2016年3月29日の安全保障関連法の施行は重要な一歩だった


「憲法九条があれば日本は永遠に平和」「平和を守れ」と言うのは、日本を武装させたくない中国・韓国・北朝鮮の工作員が日本人を洗脳するために行っているものである。

日本が平和ボケしていれば侵略しやすいので、中国・韓国・北朝鮮のような特定アジアは、工作員を使って「憲法九条を守れ」という運動を大々的に展開している。

客観的に考えれば、相手が暴力的だと一方が平和を守れと言っても蹂躙されるだけだとすぐ分かる。

しかし、「憲法九条を守れ」と言っている人が特定アジアの工作員であるのはもうバレているし、マスコミの世論誘導も見透かされてうまくいっていない。

そのため、2016年3月29日にはあっさりと集団的自衛権を行使できるようにする安全保障関連法が施行された。

反対しているのは、売国政党である民進党(元民主党)や日本共産党、そして朝日新聞とその仲間くらいなもので、ほとんどの日本人は集団的自衛権に理解を示している。

何しろ、中国・韓国・北朝鮮が日本を敵視しており、日本は大きな危機に巻き込まれつつあるのである。日本はこのままでいいのかという危機感が日増しに強くなっているのだ。

この瞬間にも韓国の国民の貧困化は加速している

いくら日本が平和を遵守すると言っても、中国・韓国・北朝鮮が日本を「敵性国家」扱いしていれば平和がそのまま続くなど誰も約束できない。反日とは「日本人憎悪」であり、これは明確な民族ヘイトである。

中国や韓国や北朝鮮の気が狂ったような反日は、その裏に格差に苦しむ国民の姿がある。

ミサイルを飛ばす北朝鮮は、いつ崩壊してもいいような脆弱な国家であり、その現実から目をそらすために反日反米で国民の目を外に向けさせている。

韓国も先進国に駆け上った成功国家として喧伝されていたが、実際には内憂外患の国家と言える。

サムスンやヒュンダイのような財閥企業は国に保護されて巨大化しているが、国民は見捨てられている。

失業者も自殺者も多い。失業率は国際基準では10%を超えていると言われ、労働環境も悪く、若者は韓国を「ヘル韓国」と呼んで自嘲し、できることなら移民したいと望んでいる。

今でも韓国女性は全世界に売春ビジネスを強いられているのは、よく知られた事実だ。韓国は従順慰安婦の問題で日本が悪いと叫んでいるが、韓国女性は世界中に売春ビジネスを行っている売春大国なのだ。

韓国国内でも、40過ぎて強制的にリストラされた韓国人サラリーマンは何とか生きるために何らかの起業を始めるが、そのほとんどはことごとく失敗して消えていく。

韓国という国家は経済的に追い込まれている。今この瞬間にも、国民の貧困化が加速しているのである。

そこで起きているのが、偏狭なナショナリズムを土台にした反日運動である。国民が貧困化すると、現状不満は政府に向く。だから、朴槿恵(パク・クネ)政権は国民の目をそらすために、その怒りを外に向ける。

日本は、鬱憤晴らしに叩くにはちょうどいい相手だと韓国人は甘く考えている。


「習近平は辞任しろ」という記事も掲載された

中国もまた同様に、グローバル経済の不振のあおりを受けて、経済成長が止まってしまった。さらに、2015年6月以降は上海株式市場のバブルも崩壊して、今もその打撃の最中にある。

崩壊していく経済を何とか立て直そうと、中国政府はマンションの頭金をゼロにさせて再び不動産バブルを演出しようとしている。

しかし、不動産を高騰させても経済全体が崩壊しているので、不動産バブルはただの演出でしかない。

国営企業は機能せず、借金だらけのゾンビ企業が中国に蔓延し、パクリばかりで技術革新などまったくなく、情報封鎖を繰り返して民主主義も後退し、財政収支は悪化していくばかりだ。

そこに大気汚染、食品汚染、砂漠化のような、巨大な問題が覆い尽くすようになり、中国の将来に懐疑的な目を向ける人が増えてきた。

2016年に入ってからその傾向はさらに強まっており、習近平はこれを李首相のせいにして、自分が悪いのではなく李首相が悪いのだと責任逃れをしようとしている。李首相は解任されるという噂も飛んでいる。

中国は復活できない確率が高まった。

今はもう中国に膨大に取り残された貧困者が、遅れて豊かになるという楽観論が消えている。つまり、貧困化が解消できず、むしろ固定化することが決定した。

「いつか豊かになれると思って努力していたが、豊かになることは不可能になった」

そんな中でも個人崇拝をさせようとしている習近平には批判も強まっており、政府系のニュースサイトは「習近平は辞任しろ」という記事を掲載して物議を醸した。

情報統制されている国家で、そのような記事が表面化するほど習近平政権は追い込まれているということだ。


お花畑のような平和主義しか頭になかった日本

特定アジアの国民・人民は、現状に対して激しい不満を持っている。そのため、遅かれ早かれ、これらの国は暴走し、対外的にも危険な国と化す。

中国は常に国民の怒りを日本に向けさせる。韓国とまったく同じだ。北朝鮮も同じだ。日本は怒りの矛先となる。

その中で、いよいよ日本人も「このままでは危ない」と目覚めてきているのである。

日本人が突如として危機に気付いたのは、2010年の尖閣諸島沖漁船の問題からだった。

当時の菅直人政権は、中国政府に「漁船で体当たりした中国人船長を釈放しろ」と脅され、裁判もかけずに中国に返した。このときから日本人の中で、傲慢に圧力をかけてくる中国に対する危機が芽生えていった。

そして、2012年に韓国大統領だった李明博が竹島に上陸して「ここは韓国のものだ」と宣言し、「天皇陛下はひざまづいて謝れ」と言ったので日本人は激怒した。日本人の反韓もここから始まっている。

中国人も韓国人も北朝鮮人の日本人憎悪が暴走していくと、一番危険に落ちるのは言うまでもなく日本人である。

しかし、日本に対してことさら激しい憎悪を向けている「特定アジア」3ヶ国に対して、日本人はやっと集団的自衛権によって防衛を整えていけるようになった。

折しもアメリカは「もうアメリカは日本を守らないので、日本は自分たちで自分たちの身を守れ」と言うようになってきている。ドナルド・トランプに至っては「核武装しろ」とも公言している。

アメリカは自国経済を立て直すために、そのようなスタンスに変わってきているのである。

こうした中で、特定アジアから日本を防衛するための一歩として、2016年3月29日の安全保障関連法の施行は非常に重要なものであった。

特定アジアの工作員が我が物顔で活動する日本で、安全保障関連法の施行まで辿り着いたのは快挙であると言ってもいい。


日本に対してことさら激しい憎悪を向けている「特定アジア」3ヶ国に対して、日本人はやっと集団的自衛権によって防衛を整えていけるようになった。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/03/20160331T1443410900.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c146

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
147. 中川隆[7919] koaQ7Jey 2017年4月20日 06:32:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8410]

>反原発の活動家が統合失調症でなかったら、完全なアホか、中国・韓国の工作員かどちらか


の続き 2

2015-09-19
安全保障関連法成立。2015年9月19日は歴史的な日になった


2015年9月19日、安全保障関連法が成立した。これは「日本国民の平和と安全を守る法案」なのだから成立して当たり前のものである。

この法案が急がれていたのは、中国・韓国・北朝鮮の「特定アジア」3ヶ国が日本を敵視しており、特に中国は軍事的な脅威を増長させているからだ。2015年9月3日も「抗日」戦勝記念なるもので軍事パレードしたばかりだ。

現実の脅威がそこにある。

ところが、国会前は左翼と特定アジアの工作員たちが「日本国民の平和と安全を守る法案」を成立させまいと激しくプロパガンダ工作を行い、さらにマスコミがそれを針小棒大に取り上げて気が狂ったように紙面で騒いでいた。

誰でも平和を守りたいと思う。だから、平和デモは賛成だ。ただし今回のデモ隊が馬鹿だと嘲笑されているのは、「日本国民の平和と安全を守る」法案を通そうとしている官邸にデモをしていることである。

彼らがデモの拳を突き上げなければならないのは中国大使館なのである。東アジアの安定を損なっているのは中国の膨張主義だからだ。

中国は現在、南沙諸島に三本目の滑走路を建設しているが、それが軍事的な拠点作りであることは全世界が知っている。こうした膨張主義がアジアの平和を乱しているのだから、平和主義者は中国大使館に24時間デモを仕掛けるべきだったのだ。

マスコミの行っている執拗なまでのプロパガンダ

なぜ、今回の平和デモの開催者たちが中国大使館に向けて「平和を守れ」と叫ばないのかというと、そもそもこの集団の黒幕が日本共産党であり、そのバックに中国共産党がいるからだ。

平和のためにやっているのではなく、平和を建前にして日本から武力を奪うための中国による「超限戦」だったのだ。

(中国が「超限戦」という卑劣な犯罪行為を仕掛けてきている )
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2015/06/20150609T1632350900.html


だから、今回のデモには簡体字を使ったプラカードが踊ったし、日本の国旗は立たなかったし、中国大使館前でのデモも行われなかった。

日本人がうんざりしたのは、マスコミが終始、中国・韓国・北朝鮮のプロパガンダの垂れ流しだけをしていたことだ。

安全保障関連法に賛成の意見はほぼ採り上げられることがなかった。そして、この安全保障関連法が特定アジアを除くほとんどの国が賛成していることも報道しなかった。

中立公平でなければならない報道機関が、まるで日本人のすべてが反対しているかのような報道をして「印象操作」していたのである。

「日本国民の平和と安全を守る法案」を戦争法案とレッテル貼りしてまるで安倍首相が明日にでも戦争をするような印象操作すらも行っていた。

世論操作・情報統制には7つの原則があることはよく知られている。

(ここに注視。情報操作として使われている「7つの原則」とは)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2013/05/20130524T1543000900.html


今回の反対プロパガンダもその原則をそのまま使っていたことに気付いた人も多いはずだ。

(1)安倍首相にヒトラーとレッテルを貼る。
(2)「戦争法案」と言って煽り立てる。
(3)学者や反対議員に反対と言わせる。
(4)芸能人・著名人も反対しているとステマする。
(5)自分たちが日本の味方であると強調する。
(6)日本の平和と安全を守るという一面は矮小化。
(7)反対するのが流行っているとブームを作る。


特定アジアに汚染されているマスコミは、執拗なまでにこの情報操作の原則をそのまま使って、「日本国民の平和と安全を守る法案」を潰そうと画策していた。


悪質だった「朝日新聞」特別編集委員の冨永格

マスコミを信じると、特定アジア(中国・韓国・北朝鮮)のプロパガンダのワナにはまる。かつての日本人なら、ものの見事にこのマスコミのプロパガンダに誘導されていただろう。

しかし、もうマスコミは信用されておらず、今回の執拗な情報操作も効果がなくぶざまに失敗し、安全保障関連法は2015年9月19日に成立した。

マスコミはすでに権威が失墜している。

特に韓流ゴリ押しを続けて日本人に韓国崇拝を押し付けていたフジテレビや朝日新聞は日本人に嫌われてメディアとして凋落していく一方である。


朝日新聞は今回の「日本国民の平和と安全を守る法案」でも、日本人全員が反対しているかのような底の浅い印象操作を繰り返すという愚を犯している。

朝日新聞の冨永格(ただし)という特別編集委員も、信じがたいほど悪質な人間だった。

この男は、ナチスの旗を掲げたデモの写真をツイッターに載せて、英文とフランス語で「日本人のナショナリストの東京でのデモ。彼らは安倍首相と保守的な政権を支持している」と書き込んで印象操作にいそしんでいた。

(朝日新聞関係者のツイートも超限戦であることに気付くべき)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2015/08/20150804T1604120900.html


こんなことばかりしているのだから、日本のマスコミが今後かつての権威を取り戻すことは、特定アジアの工作員を完全に社内から締め出すことができない限り、難しいと言える。


安全保障関連法によって、日本は一歩前進した

マスコミの世論操作は失敗して、安全保障関連法は見事に成立したが、本当の戦いはこれからだ。

「日本国民の平和と安全を守る法案」を巡る一連の動きで、日本にはいったいどれほどの売国者が潜んで、ネットワーク化され、日本を蝕んでいるのかという実態が明るみに出た。

それは非常に憂慮すべき実態でもあった。政界、財界、教育界、宗教界、芸能界、報道界のすべてに売国者がいることが見えてきたからだ。

日本の中枢は、今やほとんどが特定アジアの工作員やシンパで占められている。

こうした工作員が組織を乗っ取っているので、日本を愛する人たちや日本の国益を優先したいと考える人たちが、重要な組織の中枢から排除されているような実態すらも浮き彫りになりつつある。

いかに売国者(ニセモノの日本人)が日本に溢れているのか、今回の一連の動きでよく分かったはずだ。

日本に敵意を持っている中国・韓国・北朝鮮の工作員たちが跋扈しているのが今の日本の社会なのである。

だからこそ、本当に日本を愛する人たちはこれから日本内部に巣くう反日ネットワークと戦うために、互いに連携し、互いに引き上げ、互いに助け合っていくしか方法はない。

かつて日本は「日本人の、日本人による、日本人のためのネットワーク組織」である玄洋社(げんようしゃ)を持っていた。あまりにも危険かつ強固であるとしてGHQに封印された組織である。

(米国に封印されたこの組織が日本に蘇ると、世界が震撼する)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2015/06/20150612T1710500900.html


売国者がはびこるこの時代、玄洋社(げんようしゃ)のような徹底した「日本主義」の組織が必要になってきている。

安全保障関連法によって日本は一歩前進した。日本を取り戻すための大きな一歩だった。2015年9月19日は日本にとって非常に歴史的な日になった。


重要な法案を成立させた安倍首相。安全保障関連法によって日本は一歩前進した。日本を取り戻すための大きな一歩だった。2015年9月19日は日本にとって非常に歴史的な日になった。大きな仕事を成し遂げた安倍首相をねぎらいたい。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2015/09/20150919T1353310900.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c147

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
152. 中川隆[7920] koaQ7Jey 2017年4月20日 07:16:47 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8411]

>反原発の活動家が統合失調症でなかったら、完全なアホか、中国・韓国の工作員かどちらか

の続き 3


中国のネット工作員は28万人
280,000 pro-China astroturfers are running amok online
http://arstechnica.com/tech-policy/news/2010/03/280000-pro-china-astroturfers-are-running-amok-online.ars

2015-06-09
中国が「超限戦」という卑劣な犯罪行為を仕掛けてきている


まだ日本と中国は物理的に衝突していないので、戦争ではないとは言える。

しかし、銃弾が飛び交うものだけが戦争ではない。戦わずして相手を屈服させる「仕掛け」そのものも戦争である。そう考えると、すでに日本と中国の戦争は「起きている」と言うこともできる。

中国は昔から謀略と策略を相手に仕掛ける民族であり、それは孫子や韓非子のようなものを読めばすぐに分かる。

これらの書は「兵法」であると言われているが、よくよく読むと兵法に名を借りた「相手を騙す方法」の列挙であることが分かる。

どのようにして相手に罠をかけるのか、どのように相手を騙すのか、どのように相手の足をすくうのか、そんな騙しと詐欺の方法ばかりが書かれているのが中国の兵法だ。

中国人は「相手を陥穽に落とすための書」をバイブルのように読んで、しかもそれを実践している。中国が信頼できないというのは、ここから来ている。


自分さえ儲かれば他人がどうなっても構わない

現代の中国社会は「自分さえ儲かれば他人がどうなっても構わない」という利己主義と拝金主義で覆われている。その結果、中国は売っているもの、食べるもの、飲む水、吸う空気ですら、安心できない究極の汚染大国と化した。

現在、日本でも見られる中国人の爆買いは、自国の商品がまったく信頼できないことから起きている。

(よく考えて欲しい。なぜ中国人が海外で爆買いをするのか?)
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20150410T0209500900.html


「自国のものが何も信用できない」「外国の安心できる商品が欲しい」という欲求が、外国旅行による爆買いにつながっている。自国の商品がまともだったら、誰も外国に行って重い荷物になるものを買いまくらない。

中国人は爆買いした日本製の商品を中国で転売する。これも、自国の商品がまるっきり信頼できないから成り立っている小遣い稼ぎである。

自国の商品が信頼できないものになっている根本的な原因は、やはり孫子の兵法のような「他人を騙す思想」の影響下にあるからだ。

全員が「他人をいかに騙すのか」に終始した書物を読んで、実際に他人を騙しながら不良品を売りつけるような商売をするので、人にも商品にも信頼が成り立つはずがない。

中国人は基本的に、今でも家族以外の他人はほとんど信用しない。他人は騙してくる存在だからだ。中国では「騙された人間が悪い」のだから、家族で固まり、その他の人間は絶対に信用しないことで防御するしかない。

中国社会の隅々まで「いかに相手を騙すか」という詐欺思想が蔓延している。だから、「相手を騙す」というのが中国という国の体質となってしまった。


中国ではこれを「超限戦」と名付けて悦に入っている

そんな国が大国と化して外交をしているのだから、それが信頼と絆に基づいたものになると考える方がどうかしている。

孫子のような「詐欺書」をバイブルのように崇める中国が行う外交というのは、やはり「相手を罠に落とす」ものでしかない。孫子の兵法がそのまま外交になる。

「馬鹿を屋上に上げて、ハシゴを外す」とか「自分が弱いときは提携を呼びかけ、自分が強くなれば反故にする」とか、信頼の欠片もないようなことを解説しているのが孫子の兵法だ。

中国共産党は、こんな詐欺行為の書かれた書を信奉し、これをそのまま外交で実践している。最近では、このような孫子の兵法が現代の社会情勢に当てはめられ、さらに悪質化している。

中国では現代に合わせて進化させた兵法を「超限戦」と名付けて悦に入っている。

超限戦も、「国家テロ戦、諜報戦、金融戦、ネットワーク戦、法律戦、心理戦、メディア戦」で、相手をワナにかけてめちゃくちゃにする方法を説いている。

この超限戦をするにあたっての心得としては、「倫理基準を超え、タブーを脱し、手段選択の自由を得なければならない」のだという。

分かりやすく言おう。要するに超限戦とは「法を無視して、相手をあらゆる分野でワナにかけろ」というものである。

今の中国がやっているのはこの「超限戦」なのだ。日本はこの超限戦を仕掛けられて、中国に翻弄されている。戦わずして相手を屈服させる「仕掛け」が、日本に張り巡らされている。

だから政治家も知事もマスコミもジャーナリストも少なからずが中国に取り込まれ、「これからは中国の時代」とか言い出して日本を売り飛ばそうとしている。

日本はもうとっくの前から「超限戦」を仕掛けられ、中国の手先となった人間がうようよしているのである。


よりによって、謀略のターゲットは日本である

よく経営に孫子の兵法を取り入れるべきだとか、孫子を研究していると公言する経営者がいる。

中国のそれぞれの兵法というのは、そのほとんどが「他人を騙す方法」を解説したものなのだから、そんなものを研究する経営者というのは、「他人を騙す方法を研究している」と言っているのも同然だ。

それを実践しているのであれば、そんな経営者は詐欺師も同然なのである。

私たち日本人が知っておかなければならないのは、こうした他人を騙す方法を事細かく解説した薄気味悪い思想を中国政府がバイブルのように信奉して、実際に実践で使っており、よりによってそのターゲットが日本であるということだ。

とても危険なことに、中国軍はこの「超限戦」をシステムの中に組み込んでいる。そして、実際にハッキングする部隊や、外国企業の情報を盗む部隊が存在する。

日本の各企業の機密情報が、どんどんハッキングによって盗まれているのだが、その裏には「超限戦」による問答無法の犯罪行為が国家規模で行われている。

日本人の政治家・知事・マスコミ関係者・教育者を、金と女でワナにかけて、弱みを握って売国させるのも「超限戦」のひとつの方法である。ハニートラップの噂になる政治家は多い。

今後、私たちは政治関係者やジャーナリストを見たら、その人が日本人の名前を名乗っていても、その人物が信頼できるのかは、次の5点をしっかり確認しなければならない。

「日本に対して忠実か」
「外国に妙な影響は受けていないか」
「人格に問題はないか」
「法律は守れるか」
「不正はないか」

日本企業も他人を雇うときも、上記がとても重要だ。また、目の前の人物が「反日国家の人間ではないか」「反日国家に影響を受けていないか」を判断するために、しっかりと確認しなければならない時期になっている。

銃弾が飛び交うものだけが戦争ではない。戦わずして相手を屈服させる「仕掛け」そのものも戦争である。そう考えると、すでに日本と中国の戦争は「起きている」と言うこともできる。
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20150609T1632350900


2016-08-05
「自分の国は自分で守る」を当たり前と思わないのが異常だ

2016年8月3日、第三次安倍再改造内閣で防衛相に稲田朋美氏が起用されたことで、中国・韓国・北朝鮮が「問題だ」と激しく騒ぎ立てている。

国内でも稲田朋美氏には問題があると反日国家の工作員が一斉に稲田朋美氏の攻撃に入った。稲田朋美氏の何が問題なのか。稲田朋美氏はこのように発言したと言われている。

「国民の一人ひとり、皆さん方一人ひとりが、自分の国は自分で守る。そして自分の国を守るためには、血を流す覚悟をしなければならないのです」

あるいは、このように言ったともされる。

「中国や北朝鮮の脅威が増すなか、日本だけでなく、日本を守るために行動している米国艦船が攻撃されてその危険が私たちに及ぶ差し迫った危険がある場合など、集団的自衛権を限定された範囲で認めることは、愛する人を守るために必要です」

これが問題だと言うのだが、別に問題はどこにもない。「自分の国は自分で守る」は当たり前のことだ。「血を流す覚悟をしなければならない」というのも当たり前のことだ。当たり前と思わないのが異常だ。

まさか、相手は手ぶらでやってくると思うのだろうか。相手は武器を持ってやってくる。そんな相手を阻止しなければならないのだから、血が流れて当然だ。


「自分の国は自分で守る」と言うと問題になる日本

国家を守る、と明言している人が防衛大臣になったというのは、日本にとって当たり前のことであり、正しいことである。

「国民の一人ひとり、皆さん方一人ひとりが、自分の国は自分で守る」という人に防衛大臣になって欲しくないと叫ぶのは、頭がおかしい。どうかしている。

中国・韓国・北朝鮮の工作員と一緒になって「問題だ」と騒いでいる日本人は「自分の国を守りたくない」という人間に防衛大臣になって欲しいとでも言うのだろうか。

すでに日本は楽観できる立場ではない。中国は膨張主義を取って尖閣諸島から沖縄まで侵略の触手を伸ばしている。

韓国も相変わらず竹島を実効支配したまま返す気はさらさらない。それどころか、対馬まで韓国領だと言うようになっているのである。

今までの日本は何もしなかった。いや、何もできなかった。

たとえば、2012年8月10日に韓国の大統領であった李明博が、日本の領土である竹島に勝手に上陸したことがあった。「日本への事前通告はしていない」ので、「勝手に」というのは本当のことである。

しかし、日本政府は事前にこれを知っていた。そこで、ソウルの日本大使館を通じて中止を申し入れていたが、これはまったく無視されてしまった。つまり、日本は韓国からなめられていたということになる。

どうせ日本は何もできないと馬鹿にされていたのだ。

本来であれば、即時国交断絶、開戦の流れになるが、日本政府の抗議はもちろん口先だけだった。実質上、何もしないで泣き寝入りで終わったのである。

日本の領土に隣国の大統領が勝手に土足で上がり込んでいるにもかかわらず、日本は何も断固とした対応ができなかった。


「ことなかれ主義」もここまで来ると病的で有害だ

領土を取られているのに何もできない。何もしない。「自分の国は自分で守る」と議員が言っただけで問題だと騒ぐ。それが日本の「現状」なのである。

2010年の尖閣諸島沖の問題でもそうだったが、今までの日本政府が取っていた対応はすべて行き当たりばったりであり、「ことなかれ主義」である。

なぜ日本人の政治家は韓国側に遠慮し、平身低頭しなければならないのか。なぜ中国・韓国・北朝鮮に何も言えず、いつまでも弱腰でいるのか。

今までの日本の政治家は、すべてに対して「穏便に済ませたい」「問題は先送りしたい」「隣国を刺激したくない」「リスクは取りたくない」という姿勢に終始していたからだ。

海外の政治家をひと通り見たあとで、改めて日本の政治家を見つめると、あまりの不甲斐なさに愕然とするほどだ。「ことなかれ主義」もここまで来ると病的で有害で危険ですらある。

このままでは、日本の領土である尖閣諸島、沖縄、竹島、対馬は、すべて侵略されるがままになりそうだ。隣国を刺激したくないと妥協ばかりしていると、そうなる。

日本は竹島を奪還して実効統治しなければならないのである。竹島にどんどん日本人を上陸させ、住まわせるくらいでないと統治したとは言えない。

韓国を追い出さなければならない。しかし日本は、まったくそうしようとしない。だから、韓国は既成事実をどんどん積み上げて竹島を奪い取ろうとしている。

それでも、日本政府は韓国にまるで媚びを売るかのように接しており、韓流などをまだ受け入れている。大騒ぎして対立したくない、という弱腰が見透かされてしまっている。


今までの日本には防衛がなかったような状況

今までの政治家は単に保身に走っているだけだ。本来であれば、竹島に自衛隊を常駐させて、韓国人をひとりも上陸させないように監視すべきなのである。

「防衛」とはそういうことだ。

しかし、今までの政治家は誰も「国を守る」とは言わなかったし、そのような気概を見せようともしなかった。

そんなことを言って韓国と対立すれば、責任を取らされるのは自分になると考えて政治家は何も言わない。何も言わないことが保身になる。

だから、大きな問題が起きても、何も問題が起きていないふりをする。任期まで放置できればいいからだ。日本の存在感がなくなっても何もしない。そんなことは自分の知ったことではないと考えている。

そうやって、あらゆる問題を先送りして、自分の任期中は現状維持に徹することができれば、それなりに影響力も持てる。

全員がそんな姿勢だったから、韓国が日本の領土である竹島を実効支配しても何も言わないのである。

今までの日本には防衛がなかったと言っても過言ではない。「日本人は日本を守れ」「血を流す覚悟をしろ」「中国・韓国・北朝鮮から愛する人を守れ」と言った人は誰もいなかったのである。

そうやって、日本は誰も責任を取らないまま国土を侵略されていき、今では外側だけでなく内側からも国土を買い占められていくようになっている。

今後、いつか気がついたら中国資本が日本の不動産を押さえていたということになるのも時間の問題だ。本来であれば、これも大きな問題だ。

しかし、「ことなかれ主義」で放置されて、問題が表面化した時はもう手遅れになっているはずだ。

ゴルフ場、森林、東京都心のマンション、銀座・丸の内・池袋の不動産、ありとあらゆる場所が「これも中国資本が取得している」という話になる。

もちろん、そう言った諸外国の侵略の流れを察知している日本人もいて、「このままではいけない」と考えるようになってきている。

2016年8月3日に防衛相に起用された稲田朋美氏も、大きな問題意識を持っているのは間違いない。

「自分の国は自分で守る」は当たり前なのだ。それを当たり前とさえ思わない方がどうかしている。

2016年8月3日、第三次安倍再改造内閣で防衛相に稲田朋美氏が起用されたことで、中国・韓国・北朝鮮が「問題だ」と激しく騒ぎ立てている。
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20160805T1710030900


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c152

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
154. 中川隆[7921] koaQ7Jey 2017年4月20日 07:19:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8412]

>反原発の活動家が統合失調症でなかったら、完全なアホか、中国・韓国の工作員かどちらか

の続き 4


50年後の日本地図 (日本人は放射能汚染された東日本に押し込められる)
http://blog.goo.ne.jp/hps777/e/ee6e8a91af4cf1c9b0adb452f1667b7e


中国人は有史以来、戦争に勝ったことが無い

漢民族は戦争にめちゃくちゃ弱いので、むやみに人数を増やして集まる。
それが始皇帝の兵馬俑で、北方の蛮族より弱かった。

引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/20/97ae91cd74d02dab5763add74c395063.jpg


ユーラシア大陸の真ん中に陣取っている中国とロシアは、有史以来ほとんど戦争に勝った事が無い。


勝てないロシア

中国とロシア(ソ連)は外国に出て行って戦争に勝ったことが一度も無い。

もしかしたら紛争程度の小競り合いでは勝っているかも知れないが、国同士の戦争ではない。

その代わり内陸の領土に敵を誘い込んで、補給を絶って包囲するような戦いを得意としている。

1979年にソ連は国ですらないアフガニスタンの武装勢力に惨敗し、10年後の1989年に撤退しました。

この敗戦はチェルノブイリ事故や大韓航空撃墜とともに、ソ連崩壊の原因になった。

この時アメリカが結成した武装勢力が「アルカイダ」で2001年にNYで9.11テロを起こし、現在も活動している。


「アルカイダ」はさらに湾岸戦争時に米軍グリーンべレーの軍事訓練を受けて「イスラム国」へと進化しました。

アメリカが軍事訓練したのはイラクのフセイン政権と戦わせるためでしたが、今はアメリカが「イスラム国」と戦っています。

こういう理由でソ連が戦ったアルカイダは、今考えるとかなり強く、もしかしたら当時の米軍でも負けたかも知れない。


ロシアの領土はもともとアイヌ人のような北方民族の土地で、彼らを追い出して住み着き、国を作った。

以来千島樺太を含めて、領土化したのは全て北方民族の土地で、その領土を守る事に掛けては強い。

だが日露戦争など他の列強と呼ばれた国には、ほぼ勝った事がない。


勝てない中国

中国も同様で、秦の始皇帝が初の国家を作ってから、その領土を守っているだけで、対外戦争で勝った事はほぼない。

モンゴル帝国は強かったが、あれは「モンゴル」が植民地にしたので、中国は植民地側でした。

局地的には朝鮮半島で勝利を得たりしているが、必ず朝鮮の統治者に追い出されています。


ベトナムなどインドシナ半島には何度も侵攻しているが、やはりほとんど勝った事が無い。

台湾にすら負け、日本軍にはコテンパンに負け続け、何度も植民地になっています。

清国はイギリスとの戦争に負けて植民地化したが、その清国がそもそも中国を植民地化し征服した国です。


清国は女真族といい、いわゆる中国人とは別の人種で、満州人、満州民族とも言います。

だから辛亥革命で清国を倒したとき、中国人たちは異民族による植民地支配が終わったと言って喜んでいた。

さらにその前には、「中国人」とは北京周辺に住む黄河文明起源の人たちの事で、長江周辺の長江文明とは別な国だった。


今日「中国が発明した」と言っている文字とか火薬とか印刷とかは、ほとんどが長江文明の発明で長江こそ先進地域でした。

黄河文明はただの植民地、蛮族という位置づけで日本や半島と比べても先進地域ではなかった。

この黄河文明起源の「現在の中国人=漢民族」は粗野で教養が低く、戦争に弱いという特徴を持っています。


戦争に勝てなくても領土を増やす方法

そんな漢民族がなぜ中国を支配できたかというと、長江文明や半島や日本よりも、圧倒的に人口増加率が高かったからでした。

稲作によって大量の食料を得て、子作りに励んでついに女真族やモンゴル族、長江人を数で圧倒して吸収したのでした。

長江文明の子孫である長江人は、漢民族に押し出されるようにして、現在のインドシナ半島に住んでいると言われています。


漢民族の戦略はまず人口を爆発的に増やし、歩いて敵国に侵入して住み着き、その国を支配して領土化します。

これなら戦争に勝つ必要がなく、例えば女真族が住んでいた旧満州では、人口の99%は漢民族になったとされています。

女真族は戦争では圧倒的に強かったが、人口を増やさなかったので漢民族の侵入で吸収されてしまいました。


チベット、ウイグル、内蒙古、旧満州など多くの周辺民族をこの方法で倒してきました。

半島に住んでいる朝鮮民族も最初は中国の東北部に住んでいたが、漢民族が移住してきて追い出されて、歩いて半島にやってきた。

台湾島も島民が住んでいた場所に、多くの漢民族が移住してきて、今では人口の95%以上を移住者の子孫が占めている。


このように中国からの移民や移住者を受け入れるのは、他の国の住民を受け入れるのとは、重大さがまったく違う。

中国の場合は移住は軍事戦略であって、住民を移住させて国を乗っ取り、それから軍隊で占領するのです。
http://thutmose.blog.jp/archives/66023396.html



http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c154

[原発・フッ素47] 中川隆氏の手腕を見守ろう。 (初期非表示を復活してみる) 知る大切さ
2. 中川隆[7922] koaQ7Jey 2017年4月20日 08:17:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8413]

俺はメモ帳代わりに阿修羅を利用してるだけだから

真面目に俺のスレを読むのはクルクルパー
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/798.html#c2

[リバイバル3] 高層マンションには住んではいけない 中川隆
14. 中川隆[7923] koaQ7Jey 2017年4月20日 08:46:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8414]

1.5倍も価格割高なタワーマンションに殺到する日本人の異常さ…住居として「醜悪」
http://biz-journal.jp/2017/04/post_18778.html
2017.04.20 文=榊淳司/榊マンション市場研究所主宰、住宅ジャーナリスト Business Journal


「日本一、感じのいいタワマンへ。」

 これは、東急目黒線「武蔵小山」駅徒歩1分の場所にできる、総戸数628戸のタワーマンションの広告で謳われているキャッチコピーである。売主は三井不動産レジデンシャルと旭化成不動産レジデンス。地権者住戸が137戸あるというから、再開発事業だろう。それはいい。

 私が注目したのは「日本一、感じのいい」というキャッチコピーを採用したココロである。なぜ、わざわざ「感じのいい」と言わなければいけないのか。

 日本人はタワーマンションが大好きである。否、日本人も韓国人も、中国人もタワーマンションが好きである。香港やシンガポール、あるいはドバイといったところでは、土地に限りがある。限りがある土地を有効に活用するために、タワーマンションを建設することは十分に意味がある。

 しかし、日本は島国とはいえ活用されていない土地も多い。中国も人口が約13億とはいえ、大陸である。必ずしもタワーマンションを建設する必要はない。特に日本では住宅自体が約800万戸も余っているので、理論的にはタワーマンションも含めて新築住宅を1戸もつくる必要がないほどだ。なのに、毎年100万戸弱の新築住宅をつくっている。

 実のところ、ヨーロッパには日本のタワーマンションに類する住宅はほとんどない。みなさんはパリやベルリンやローマを旅して、タワーマンションのような住宅を見かけたことがあるだろうか。イギリスのロンドンには少しだけある。私が知る限り、ここ10年で数棟のタワーマンションが建設された。

 ところが、イギリスの皇位継承権筆頭であるチャールズ皇太子は、超高層ビルがとりわけお嫌いらしい。機会あるごとに超高層ビルについて「醜悪だ」という言辞をのたまう。そのことはイギリス国民には広く知れ渡っているらしい。

■建築造形的に醜悪な存在

 では、ヨーロッパ人はなぜタワーマンションの類を建設しないのか。
 
 まず何よりも、見た目が醜悪だからだろう。この感覚が日本人にはない。私は、タワーマンションのことを「醜悪だ」と評する日本人をほとんど知らない。私は建築造形的に醜悪な存在だと考えている。そういうことをさまざまな機会に主張している。
 
 ただし、日本も香港やシンガポールほどではないにしろ、土地には限りがある。便利な場所に多くの住宅をつくるためには、タワーマンションのような住宅形式は必要である。だから「必要悪」だと考えている。当然、郊外にはタワーマンションなどは必要ない。

 ところが、この国では山形県の田んぼに囲まれた場所にも、都心から電車で50分くらいかかる千葉県や埼玉県の郊外にも、タワーマンションが建設され、分譲されている。地方都市でも、駅前エリアにタワーマンションが開発分譲されることが多い。

 そして、私から見るとかなり不可思議なことに、まわりの住宅よりも面積割合にして1.5倍以上は高い値段にもかかわらず、それらのタワーマンションが売れているのだ。「ホワイ・ジャパニーズ・ピープル!」と、大きな声で叫びたい。しかし、そんな私は日本人の中で圧倒的に少数派だ――、と今までは考えていた。

 ところが今回、「武蔵小山」駅前のタワーマンションで「日本一、感じのいいタワマンへ。」というキャッチコピーが登場した。私は正直、少しほっとした。「感じのいいタワマン」を主張しているということは、その背景には「感じの悪い」タワマンが多数あって、自分たちのタワマンが独自性のある「感じのいい」で価値があると言いたいのだと解釈できる。少なくとも、このキャッチコピーを考案したコピーライターにはそういう発想があったのだろうし、提案した広告代理店やこの案を採用したデベロッパーの担当者にもそういう感覚が理解でき、受け入れる土壌があったと解釈できる。

 すなわち、タワーマンションを「醜悪だ」と考えていた私は、日本の中のたったひとりのチャールズ皇太子ではなかったということだ。

■マンションは日本人を幸せにするか

「バカと煙は高いところにのぼりたがる」

 かつて、日本人は高いところにのぼりたがる人を、そういうふうに揶揄した。今はそんな風潮は微塵もない。東京にスカイツリーができたと言ってはのぼってみる。大阪にあべのハルカスが完成したといってはいそいそと出かける。

 ほとんどの日本人は、ほんの60年ほど前まで紙と木と土でつくられた家に住んでいた。ところが、今の日本人は半分とまではいかないまでも、約数千万人がマンションと呼ばれる鉄筋コンクリート造の住宅形式に住んでいる。マンションは日本人の暮らしを変えてしまった。さらにいえば、人生に対する価値観までをも変えてしまった。

マンションは、日本人を都会に住ませた。
マンションは、日本人にマイホームを持たせた。
マンションは、日本人の核家族化を進めた。
マンションは、日本人を少子化に導いた。
マンションは、日本人の資産となり、負債となった。
マンションは、日本人に区分所有という概念を植え付けた。
マンションは、日本人に管理組合という強制加入組織を作らせた。
マンションは、日本人に高気密・高断熱な住まいを提供した。
マンションは、日本人にエアコン使用を定着させた。
マンションは、日本人に高層生活を定着させた。

 以上は、最近刊行された拙著

『マンションは日本人を幸せにするか』(集英社新書)
https://www.amazon.co.jp/dp/408720877X

のなかで語った、マンションが日本人にもたらした変化の列挙である。日本人はマンションに住むことで大きく変わった。しかし、ほとんどの人がそのことに気づいていない。さらに言えば、タワーマンションに住むことがステイタスであると無邪気に考えている人が多数派である。

 そういった日本人とマンションの関係について、私なりの「そもそも論」から論考を進めたのが拙著である。ご興味を持たれたら、ぜひご一読いただきたい。

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/654.html#c14

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
157. 中川隆[7924] koaQ7Jey 2017年4月20日 08:54:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8415]

>反原発の活動家が統合失調症でなかったら、完全なアホか、中国・韓国の工作員かどちらか

の続き 5


小沢一郎先生が中国を大好きになった理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/294.html

中国美女も日本男性が大好き _ 小沢先生と行く中国ハニートラップの旅
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/290.html

「覚醒剤」_ 日本の官僚はアメリカのハニートラップ戦略によって動かされていた _ パソナ美女接待迎賓館”仁風林”
http://www.asyura2.com/0310/dispute13/msg/126.html#c35

2013-12-07
特定秘密保護法案はスパイの活動を阻止するための重要法案



2103年12月6日、日本でひとつの法が成立した。それは、「特定秘密保護法案」である。これは何か。

これは、防衛、外交、安全脅威活動の防止、テロ活動防止等の秘密を漏らした「公務員」を処罰するものである。故意に漏洩したものは、最長で、懲役10年の刑に処せられる。

この法律の制定が急がれたのは、今後、日本は中国・韓国との激しい衝突が起きる可能性があるからだ。そのとき、日本の防衛上の秘密が、敵対国に漏れてしまえば、戦わずして戦争に負けてしまう。

作戦会議をしても、それが片っ端から情報が漏れていけば、勝てる戦争も勝てなくなる。

だから、安全保障のために重要な情報である「特定秘密」を何としてでも敵に漏れないように防止しなければならない。その中で、「特定秘密保護法案」が提出されて、それが可決される運びとなった。

国防のためには秘密を漏洩させてはいけないというのは、別に不思議でもなんでもない。

実際、日本に外国人スパイがうようよしている

そもそも、このような法律が必要なのは、日本ではスパイが野放しになっているからだ。

1985年、国会に提出されたスパイ防止法は廃案に追いやられて、国家機密が片っ端から漏れてしまっても、政府は何もできないでいる。

実際、日本に外国人スパイがうようよしているというのは、北朝鮮の拉致事件を見ても分かるはずだ。

彼らは日本人の戸籍を背乗り(はいのり)して、日本人になりすまして活動を行っていた。

背乗り、なりすましは、スパイの常套手段であり、こういった手法で、日本人になりきったスパイが機密情報を盗もうと画策している。

スパイが公務員になることは十分に考えられる話だ。公務員になると、機密情報が取れるからである。また重要な基幹システムに破壊工作を仕掛けることすらもできるようになる。

あるいは公務員と結婚して、配偶者から情報を引き出すスパイ行為も考えられる。2007年の「イージス艦情報漏洩事件」は、典型的な事件だった。

情報を持ち出した自衛隊隊員の妻が黒幕だったのだが、その妻は中国人のスパイだった。

もうすでに日本は、あらゆるルートから情報が盗まれるスパイ天国のようになってしまっている。

しかし、中国・韓国との軍事衝突の可能性が高まりつつある今、これは早急に是正される必要があった。


外国人スパイを罰することが可能になった

その日本の機密情報を狙うスパイに狙いを定めて投げられた網が「特定秘密保護法案」である。

防衛、外交、安全保障上の情報、つまり特定秘密を漏らした人間は、スパイと見なして逮捕し、懲役刑にかけることが可能になる。

また、イージス艦情報漏洩事件のように、公務員の夫から情報を盗んだスパイもまた罰することが可能になる。今まではそれができなかったが、今後は特定秘密保護法でそれができるようになる。

つまり、2013年11月26日を持って、日本は外国人スパイを罰することが可能なひとつの武器を持ったということになる。日本は今までスパイを防止することができなかったのだが、やっとスパイを罰することが可能になる。

ちなみに、朝日新聞や赤旗のような新聞社は恣意的に、特定秘密保護法案の「特定」という部分を除いているようだが、ここで当別に付与されている「特定」というのは重要な言葉だ。

なぜなら、漏らしてはいけない国家機密というのは公務員のありとあらゆる業務で知り得た情報ではなく、「特定の情報」であると明確に謳っているものだからだ。

特定とは、「安全保障に支障のおそれ」があるものであると定義されていて、たとえばイージス艦の構造図面などは、まぎれもなく防衛上の重要な機密である。

こういった情報が漏れないようにして、漏らした人間は処罰するというのだから、誰が考えても別に奇異なことではない。国民がイージス艦の構造図面など知ったところで何の意味もないが、外国人スパイには重要な情報となる。

だから、「特定」秘密保護法は必要だったのである。マスコミの多くは「政府が秘密にしたい情報を好きに指定できて、国民は知らずに処罰される危険性がある」と言っているが、そうでないことは「特定」という言葉の定義に示されている。


現状の方が異常であり、憂慮すべき事態

「特定秘密保護法案」は、マスコミが誤誘導しているように一般人を処罰する法案ではない。特定の情報を意図的に漏らした公務員と、公務員から不正な手段で情報を入手した人間を処罰するための法案だ。

よく条文を読み、理解すると、日本の国益のためになるものであって何らおかしなものではない。

むしろ、機密情報が漏れているのに、それを処罰できないという現状の方が異常であり、憂慮すべき事態だったのである。

世界はすでに孤立して存在することができず、すべての国は国益を優先している。当然、相手と利害がぶつかる可能性も高く、時には敵対することもある。

当然だが、敵対しても守らなければならないものがある。領土はまさに、政府が死にものぐるいで守らなければならないものである。いったん奪われると戻ってこない。戻るどころか、次々と侵略されてしまう。

現在、中国は国土拡張主義を取っており、2013年11月22日には中国独自の防空識別圏を設定して、明確に尖閣諸島を奪い取りに来ている。

また、韓国には日本の領土である竹島を実効支配され続け、さらには対馬まで侵略されつつある。どんどん侵略が進んでいるのである。

すでに日本も「敵対国」が目の前に存在しており、今後はいよいよ対立から衝突に向かおうとしているのだ。

だからこそ、安全保障上、非常に重要な情報だと思われる「特定秘密」を漏らすような人間や、それを手に入れようと画策する人間は早急に処罰できる法律が必要なのである。

それが「特定秘密保護法」だった。



重要な軍事機密は、厳重に守られなければならない。
「特定秘密保護法」がその役割を果たす。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2013/12/20131207T0806000900.html


2013-12-16
特定秘密保護法に反対のマスコミ自身が実はスパイなのか?


「特定秘密保護法」は言論の自由を侵害するものであると言う主張があって、日本のマスコミがいよいよ言論弾圧に政府が動き出したという恐怖を煽り立てている。

しかし、よくよく条文を読むと、これは公務員が「防衛や外交やテロ活動」に関する国家機密を漏らすのを防止するというものであり、さらに公務員に接触するスパイも罰するというものである。

だから、マスコミが言論弾圧だと叫ぶ主張は的が外れており、むしろなぜもっと早く制定できなかったのかと喜ぶべきものである。これに反対しているのは、スパイか中国・韓国ロビーか、その関係者だけだ。

ここ数年で、中国・韓国の反日は限度を超えている。実際に日本は尖閣諸島、竹島、対馬、沖縄と、どんどん侵略を受ける危機的な状態になっている。

日本は危機にあるのである。明確に敵視されて侵略されており、これに対して毅然と対立しなければならない重大な時期になっている。だから、日本の内部に巣食うスパイは罰する必要があったのだ。

朝日新聞の世論誘導を暴露した東国原英夫氏

マスコミは、気が狂ったように特定秘密保護法に反対した。私たちはその姿を見つめてきた。

マスコミがこの法律の成立に反対したということは、マスコミの内部にもスパイが潜り込んでいるという証拠でもある。

特定秘密保護法に大反対しているマスコミとして、たとえば朝日新聞社がある。この新聞社は従軍慰安婦の問題で捏造を仕掛けていたり、中国・韓国の世論を優先して日本を貶めることで知られている。

そのコラムニストのひとりは中国共産党のスパイの疑いが非常に濃厚で、そういった人間に世論誘導を受け持たせている疑惑もある。

だから、特定秘密保護法が正式に発足してスパイあぶり出し作業に入ると、朝日新聞は窮地に陥る可能性がある。朝日新聞が必死になってこの法案を叩きのめそうとしたのは、まさに自己防衛だったとも言える。

その自己防衛のために、世論操作すらも仕掛けていることが発覚している。

たとえば、東国原英夫氏には「特定秘密保護法案に明確に反対してくれれば記事にするので、取材をお願いしたい」と言ってきたことを本人がツイッターで明かしている。

新聞社は、その人がどんな意見を持っているのかを取材するのが筋だ。「明確に反対してくれれば記事にする」と言うのであれば、最初から世論を誘導しようとしているのも同然だ。

この新聞社は頭がおかしいし、好き勝手に世論を誘導しようとしているのだから、危険きわまりないとしか言いようがない。


有田芳生議員が明かした反対デモの人たちの正体

もちろん、この法案にもいろいろなデメリットがある。

本来であれば国民に知らしめなければならない重要情報が隠蔽されたり、本来は秘密ではないものを秘密だと言って誰かを逮捕したりする危険性もゼロではない。

100%素晴らしい法律ではないし、一般国民を巻き込まないような配慮も必要だ。

だから、賛成のみならず、反対意見があっても構わないし、そういった意見も無視すべきではない。

当然、反対デモを引き起こしている人もいる。しかし、反対デモを仕掛けているのは、まともな日本人ではない可能性もあると多くの人が報告している。

民主党議員のひとりに有田芳生という議員がいる。この議員もまた特定秘密保護法案に反対の議員のひとりだが、2013年12月5日に、ツイッターで以下のように報告している。

「参議院議員会館前で抗議している人たちにマイクで訴えてきました。歩道の近くでは「革マル派」が、その後ろでは民主青年同盟が横断幕を持っています。決戦の本会議は9時20分から開かれるようです」

要するに、特定秘密保護法に反対している市民団体は、

・革マル派
・民主青年同盟

だったというのである。日本の共産主義者はすでに中国・韓国系のスパイの温床になていることで知られているが、そういった人たちが特定秘密保護法に反対していたと有田芳生議員は、はっきりと示している。

そして、朝日新聞がその抗議デモをしている人たちの正体を隠したまま「市民が反対している」と報道して、世論誘導に明け暮れている。



テロリストが抗議デモを仕掛けていると明かす有田芳生議員のツイッター。


スパイを逮捕できる環境にするのは大切なこと

国家機密は守られなければならない。そんなことは誰でも分かる理屈であり、それに真っ向から反対するというのはあまりにも異様だ。

独立国家であれば、特定秘密保護法はあって当たり前なのである。さらに、スパイ防止法もなければならない。

企業でもすらも「企業秘密」というものがあって、社員はそれを厳守しなければならない。

企業秘密が守られなければ企業は存続できないし、新技術も、新製品も出すことができないからだ。社員が企業秘密を漏らしたら処罰できるのは当たり前であり、そんなことは常識以前の話である。

同じように、公務員が国家機密を漏らしたら処罰できなければならない。政治家であっても例外を設けてはならないし、むしろ厳罰で臨む必要がある。

それをするというのが特定秘密保護法である。

これを頭ごなしに反対するというのであれば、その人はスパイか、日本人でないと思われても仕方がない。また、そんな団体があれば、日本の国益を損なう反日団体であると思われても仕方がない。

日本は、いよいよ東アジアの動乱に巻き込まれていこうとしているのだ。

そんな時代背景の中で、日本の国内に巣食うスパイや、背乗り(はいのり)をした「なりすまし日本人」や、情報漏洩する胡散臭い国会議員たちをまとめて逮捕できる環境にするのは大切なことだ。

特定秘密保護法は時代が求めているものであり、今後の日本を浄化するために、なくてはならないものでもある。

マスコミが報じなければならないのは、日本にどんなスパイが潜伏していて、どんな事件が起きていたのかということだ。そして、今後は日本の裏でうごめいているスパイがどのように摘発されていくのかも報じる必要がある。



特定秘密保護法案を可決させた安倍首相。日本からスパイを一掃できるか?
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2013/12/20131216T1732000900.html

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c157

[お知らせ・管理21] けろりん氏は中国の工作員か?

けろりん gq@C64LogvE : ECjf10sQlw : SsGV36BfDk4 氏に原発板に建てたスレを荒らされています:

反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html

2ちゃんでも よく有るネット工作員による本物のアラシです。


阿修羅の原発板には中国・朝鮮の工作員が常駐して反原発活動を主導している様です。

前から政治板と原発板は何かおかしいと思っていたのですが、中国当局に目を付けられていて、専任の工作員に毎日 工作活動をさせている様ですね。


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関連投稿


これが阿修羅に巣食う電通工作員
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html

アカラサーマは MI6 工作員?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/271.html

電通工作員にご注意を!!!!
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/219.html

世間の噂 _ 阿修羅はCIAに乗っ取られた?
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/582.html

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      、_{'⌒¨´ ̄`ヾ     ∨八{ }:i|: : : || .
      `下≧zr‐ }}    \__ノ リ }: :リ  }
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       、(⌒¨⌒'〈、‘,      '.
          `で下.,__}} ‘.       }、
          {」 ,リ      .≠⌒i
             i | √}     |_/    }
             i 「 }八   ´}      ノ


小沢一郎先生が中国を大好きになった理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/294.html

中国美女も日本男性が大好き _ 小沢先生と行く中国ハニートラップの旅
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日本の中のCIAエージェント
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/436.html

小沢一郎先生を襲った恐怖とは
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html


http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html

[文化2] これが阿修羅に巣食う電通工作員 (お知らせ・管理板へのリンク) 中川隆
1. 中川隆[7922] koaQ7Jey 2017年4月20日 10:39:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8413]

けろりん氏は中国の工作員か?
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/846.html#c1
[お知らせ・管理21] けろりん氏は中国の工作員か? 中川隆
1. 中川隆[7923] koaQ7Jey 2017年4月20日 10:44:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8414]

阿修羅原発板は日本の反原発活動の拠点になっていますから、ネット工作員が毎日必死に活動しています:


脱原発を操る中国の工作員
https://www.youtube.com/watch?v=6vlDEq2AZhM


2012/07/20 に公開

日本は今、「脱原発」が時代の流れであるかのような空気の中にあります。

それは、3年前に「政権交代」が時代の要請でるかのような錯覚に陥らされたのと同じ「作られた空気」です。

この二つの空気作りを先導したのがマスコミでありますが、その背後には中国の工作員による激しい工作があることを見抜かなければなりません。

私は中国人を憎んでいるわけではありません。共産党の独裁化にある中国政府のあり方を危険視しているだけです。

共産党政府の工作員となって日本で活動する方々、工作員によってC・H工作を受けている日本人に訴えているだけです。

そして、坂本龍一、内橋克人、大江健三郎などの諸氏が、この運動を操る中国政府工作員の動きを見破れなく、日本を危険な海域へと運ぼうとする「愚かさ」に涙するものであります。

日本を滅ぼす気なのか! 子供たち未来に責任が持てるのか!

坂本竜馬、西郷隆盛たちに合わす顔があるのか!!・・・と問いたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=6vlDEq2AZhM


iofhdh249gd58さん 2013/9/30 08:10:50
脱原発・反原発の人は、なぜ「中国や韓国」に原発やめろと言わないんですか?


回答1 g13_killerさん 2013/9/30 09:31:19

福島県人以外の脱原発反対者は、在日工作員が大半です。

芸能人で反対してるメンバーの過去を調べれば、在日帰化組だらけ。

原発反対運動に参加してる人達は、韓国人デモや行動と似ているのが証拠だ。

他国に自国の原発を建設したいから、中国や韓国ではなんの反論も無いし、在日共の工作だと分かる。


__


回答2 sinjitu_trip_pointさん 2013/9/30 08:20:57

脱原発運動は原発施設を途上国に売り込みたい中国・韓国が競合する日本を追い落とすために行われている、との陰謀論も、あながち根拠の無いものではないように思えてきます。

安倍政権は憲法改正を唱えていますが、それに合わせて「スパイ防止法制定」をぜひともやってもらいたいし、これが国家を守る上での重要課題となります。それがないために北朝鮮による拉致を防止できなかったわけですし、また、日本の核技術も盗まれているのです。日本原子力開発機構(原研)には反日左翼の労働組合があって、JーPARCの件も内部工作員らが政治闘争に位置付けているはずです。原研の特殊原子炉図面が中共にわたって、そのコピーが四川で建造された事実もあるのです。

中共の核兵器開発の拠点である四川には、わが国が原研で開発した特殊原子炉のコピーも建造されている。それを目撃した京都大学名誉教授からの情報です。原研にはスパイがいる。

原子力機構J−PARCの事象での1.7ミリシーベルトは、放射線事故ではありません。放射線管理区域内の作業員の線量は年間50ミリシーベルトが限度で、それを越えたと場合が事故となるのです。施設内でその数値であれば、周辺住民の線量は0.0ミリシーベルトと想像できます。ですからNHKを始めとする報道の仕方は誤りです。こんないいかげんなニュースだから、社会が混乱するのです。

1995年、二次冷却系で温度計の破損によって金属ナトリウムが漏れたトラブルの原子力機構のもんじゅでも、線量は0ミリシーベルトで、放射線事故ではありませんでした。しかし、ヒステリックな報道と、反日左翼運動の脱原発闘争によって徹底的に糾弾され、そのために国益が損なわれてきたのです。私達のような放射線業務従事者は、10ミリシーベルトくらいの線量で驚くことはありません。そのくらいの放射線であれば、むしろ健康にプラスになることはあってもマイナスにはなりません。

私も学生時代の加速器実験では、多少の線量数ミリシーベルトくらいは、受けています。実験家にとっては、当たり前の範囲ですが。自分の健康を多少顧みない科学者たちの献身が、科学を発展させてきたのは歴史的事実です。マリー・キュリーのことも思い出してほしい。

法令限度以下のミリシーベルト事象で、大騒ぎするTV,新聞は、国益を害していることに気が付きなさい。過去の事例、原子力船むつの廃船、高速増殖炉もんじゅの長年の停止状態、福島県民の心労による自殺病死、農産物等の風評被害。責任とれよ。福島県民の大半は5ミリシーベルト以下。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10114240145


中国の工作員による脱原発デモのコントロール 2012年10月08日(月)13:09
ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

脱原発デモには純粋な気持ちで参加した人がほとんどです。

しかし、

中国が裏から左翼活動家をバックアップし、左翼活動家がデモを密かにコントロールした。

といううわさが流れています。

これは本当でしょうか?

(10月8日 13:11 追記:)
日本から中国への技術移転、
これが狙いだったという憶測が流れています。
あくまで憶測です。

海外希望の原子力技術者 震災前の1.5倍

 政府が「2030年代の原発稼働ゼロ」を柱としたエネルギー政策を打ち出すなか、技術者の転職などを支援する団体に登録し、海外での勤務を希望する原子力関連技術者が、東日本大震災以前と比べ1.5倍に増えていることが7日、分かった。中国企業からの引き合いが増加しており、脱原発の動きが、日本の原発技術の海外流出を進める実態が浮き彫りになった。250基以上の原発建設計画がある中国の原発事業者からの募集が急増しているという。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk2..

回答者 (匿名希望) 2012年10月08日 15:06

デモを裏で先導したかどうかにかかわらず、今回の原発事故を契機に、中韓の原子力関連企業からの引き抜き工作が活発化している実態は、少し前にNHKの特集だかでも実録でやっていましたね。

実際に韓国へ移った人もいるようでした。
相当に高いお金で引き抜こうとするので魅力的なようですね。

日本の未来にとって、大変憂慮すべきことです。

民主党政府は脱原発を叫んでいますが、こうしたことがひいては国防や将来の国際競争力に影響することを何も考えていないようですね。

相変わらず国民の気分様子見でころころ票集めのみに専念している民主党政治では国を滅ぼす恐れがあります。
https://smcb.jp/worrying_questions/57425


http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html#c1

[お知らせ・管理21] けろりん氏は中国の工作員か? 中川隆
2. 中川隆[7924] koaQ7Jey 2017年4月20日 10:49:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8415]

2011年 04月 12日 反原発運動でわかる特亜の工作員
http://ttensan.exblog.jp/13368973/

高円寺の反原発デモに1万5000人も集まったらしいですが、
まずはこちら、そのデモの映像から。

高円寺・原発やめろデモ!!!!!素人の乱主催02●出発地点でのカオス
https://www.youtube.com/watch?v=xnYALhFAX-U


北朝鮮の旗振ってたり、、どうみても日本人とは思えん連中。
特に列を仕切ってるヤツ。

以下昨年5月の新宿での沖縄米軍基地反対運動の映像


「沖縄に基地を押しつけるな!」新宿で抗議アクション
https://www.youtube.com/watch?v=rg66lGW7xtY


最後に出てくる人(2分過ぎあたりから)
と高円寺のデモを仕切ってる人が同じ人です。


そして次が昨年10月の尖閣事件への反中デモの時に妨害してきたヤツの写真。

http://ttensan.exblog.jp/iv/detail/?s=13368973&i=201104%2F12%2F84%2Fd0044584_2210040.jpg


さらに2009年の7月の慰安婦展に対する
「慰安婦捏造反対デモ」を妨害してきたヤツの写真。

http://ttensan.exblog.jp/iv/detail/?s=13368973&i=201104%2F12%2F84%2Fd0044584_22101420.jpg

全部同一人物ですね。

今日も中核派の根城として有名な法政大近くの飯田橋駅前では
学生が(非学生もいますが)反原発をしつこく訴えています。
(31日の反原発デモで中核派が3人逮捕されています)

しかし、やはり「中国の核兵器」には文句を付けません。

日本の反原発運動を盛り上げているのは

 「日本に核武装するチャンスを作らせない」

という事を目的にしている特亜と、そこからの資金で動いているプロ市民と見るべきです。
あとは社会経験が無くて頭でっかちな学生をカモにしているだけでしょう。

今回の福島原発での対応で、民主党政権が必ず最悪の手を選んで混乱を広げていることを利用し、
大げさに騒いでチャンスとばかりに活動をしていると言うことでしょう。
http://ttensan.exblog.jp/13368973/

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html#c2

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
161. 中川隆[7925] koaQ7Jey 2017年4月20日 10:57:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8416]

派生スレも建てたから参考にしてね:


けろりん氏は中国の工作員か?
投稿者 中川隆 日時 2017 年 4 月 20 日 10:38:32: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html


けろりん gq@C64LogvE : ECjf10sQlw : SsGV36BfDk4 氏に原発板に建てたスレを荒らされています:

反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html

2ちゃんでも よく有るネット工作員による本物のアラシです。


阿修羅の原発板には中国・朝鮮の工作員が常駐して反原発活動を主導している様です。

前から政治板と原発板は何かおかしいと思っていたのですが、中国当局に目を付けられていて、専任の工作員に毎日 工作活動をさせている様ですね。


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関連投稿


これが阿修羅に巣食う電通工作員
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html

アカラサーマは MI6 工作員?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/271.html

電通工作員にご注意を!!!!
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/219.html

世間の噂 _ 阿修羅はCIAに乗っ取られた?
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/582.html

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c161

[原発・フッ素47] 中川隆氏の手腕を見守ろう。 (初期非表示を復活してみる) 知る大切さ
4. 中川隆[7926] koaQ7Jey 2017年4月20日 11:05:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8417]

派生スレも建てたから参考にしてね:

けろりん氏は中国の工作員か?
投稿者 中川隆 日時 2017 年 4 月 20 日 10:38:32: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html


けろりん gq@C64LogvE : ECjf10sQlw : SsGV36BfDk4 氏に原発板に建てたスレを荒らされています:

反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html


2ちゃんでも よく有るネット工作員による本物のアラシです。


阿修羅の原発板には中国・朝鮮の工作員が常駐して反原発活動を主導している様です。

前から政治板と原発板は何かおかしいと思っていたのですが、中国当局に目を付けられていて、専任の工作員に毎日 工作活動をさせている様ですね。


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関連投稿


これが阿修羅に巣食う電通工作員
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html

アカラサーマは MI6 工作員?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/271.html

電通工作員にご注意を!!!!
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/219.html

世間の噂 _ 阿修羅はCIAに乗っ取られた?
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/582.html

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/798.html#c4

[文化2] 反原発派は知恵遅れ (原発板へのリンク) 中川隆
1. 中川隆[7927] koaQ7Jey 2017年4月20日 11:14:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8418]

原発板を荒らしている けろりん氏は中国の工作員か?
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/856.html#c1
[お知らせ・管理20] これが阿修羅に巣食う電通工作員 中川隆
60. 中川隆[7928] koaQ7Jey 2017年4月20日 11:17:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8419]

これも読んでね:


原発板を荒らしている けろりん氏は中国の工作員か?
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c60

[お知らせ・管理21] けろりん氏は中国の工作員か? 中川隆
3. 中川隆[7929] koaQ7Jey 2017年4月20日 11:22:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8420]

中国のネット工作員は28万人
280,000 pro-China astroturfers are running amok online
http://arstechnica.com/tech-policy/news/2010/03/280000-pro-china-astroturfers-are-running-amok-online.ars


2015-06-09
中国が「超限戦」という卑劣な犯罪行為を仕掛けてきている


まだ日本と中国は物理的に衝突していないので、戦争ではないとは言える。

しかし、銃弾が飛び交うものだけが戦争ではない。戦わずして相手を屈服させる「仕掛け」そのものも戦争である。そう考えると、すでに日本と中国の戦争は「起きている」と言うこともできる。

中国は昔から謀略と策略を相手に仕掛ける民族であり、それは孫子や韓非子のようなものを読めばすぐに分かる。

これらの書は「兵法」であると言われているが、よくよく読むと兵法に名を借りた「相手を騙す方法」の列挙であることが分かる。

どのようにして相手に罠をかけるのか、どのように相手を騙すのか、どのように相手の足をすくうのか、そんな騙しと詐欺の方法ばかりが書かれているのが中国の兵法だ。

中国人は「相手を陥穽に落とすための書」をバイブルのように読んで、しかもそれを実践している。中国が信頼できないというのは、ここから来ている。


自分さえ儲かれば他人がどうなっても構わない

現代の中国社会は「自分さえ儲かれば他人がどうなっても構わない」という利己主義と拝金主義で覆われている。その結果、中国は売っているもの、食べるもの、飲む水、吸う空気ですら、安心できない究極の汚染大国と化した。

現在、日本でも見られる中国人の爆買いは、自国の商品がまったく信頼できないことから起きている。

(よく考えて欲しい。なぜ中国人が海外で爆買いをするのか?)
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20150410T0209500900.html


「自国のものが何も信用できない」「外国の安心できる商品が欲しい」という欲求が、外国旅行による爆買いにつながっている。自国の商品がまともだったら、誰も外国に行って重い荷物になるものを買いまくらない。

中国人は爆買いした日本製の商品を中国で転売する。これも、自国の商品がまるっきり信頼できないから成り立っている小遣い稼ぎである。

自国の商品が信頼できないものになっている根本的な原因は、やはり孫子の兵法のような「他人を騙す思想」の影響下にあるからだ。

全員が「他人をいかに騙すのか」に終始した書物を読んで、実際に他人を騙しながら不良品を売りつけるような商売をするので、人にも商品にも信頼が成り立つはずがない。

中国人は基本的に、今でも家族以外の他人はほとんど信用しない。他人は騙してくる存在だからだ。中国では「騙された人間が悪い」のだから、家族で固まり、その他の人間は絶対に信用しないことで防御するしかない。

中国社会の隅々まで「いかに相手を騙すか」という詐欺思想が蔓延している。だから、「相手を騙す」というのが中国という国の体質となってしまった。


中国ではこれを「超限戦」と名付けて悦に入っている

そんな国が大国と化して外交をしているのだから、それが信頼と絆に基づいたものになると考える方がどうかしている。

孫子のような「詐欺書」をバイブルのように崇める中国が行う外交というのは、やはり「相手を罠に落とす」ものでしかない。孫子の兵法がそのまま外交になる。

「馬鹿を屋上に上げて、ハシゴを外す」とか「自分が弱いときは提携を呼びかけ、自分が強くなれば反故にする」とか、信頼の欠片もないようなことを解説しているのが孫子の兵法だ。

中国共産党は、こんな詐欺行為の書かれた書を信奉し、これをそのまま外交で実践している。最近では、このような孫子の兵法が現代の社会情勢に当てはめられ、さらに悪質化している。

中国では現代に合わせて進化させた兵法を「超限戦」と名付けて悦に入っている。

超限戦も、「国家テロ戦、諜報戦、金融戦、ネットワーク戦、法律戦、心理戦、メディア戦」で、相手をワナにかけてめちゃくちゃにする方法を説いている。

この超限戦をするにあたっての心得としては、「倫理基準を超え、タブーを脱し、手段選択の自由を得なければならない」のだという。

分かりやすく言おう。要するに超限戦とは「法を無視して、相手をあらゆる分野でワナにかけろ」というものである。

今の中国がやっているのはこの「超限戦」なのだ。日本はこの超限戦を仕掛けられて、中国に翻弄されている。戦わずして相手を屈服させる「仕掛け」が、日本に張り巡らされている。

だから政治家も知事もマスコミもジャーナリストも少なからずが中国に取り込まれ、「これからは中国の時代」とか言い出して日本を売り飛ばそうとしている。

日本はもうとっくの前から「超限戦」を仕掛けられ、中国の手先となった人間がうようよしているのである。


よりによって、謀略のターゲットは日本である

よく経営に孫子の兵法を取り入れるべきだとか、孫子を研究していると公言する経営者がいる。

中国のそれぞれの兵法というのは、そのほとんどが「他人を騙す方法」を解説したものなのだから、そんなものを研究する経営者というのは、「他人を騙す方法を研究している」と言っているのも同然だ。

それを実践しているのであれば、そんな経営者は詐欺師も同然なのである。

私たち日本人が知っておかなければならないのは、こうした他人を騙す方法を事細かく解説した薄気味悪い思想を中国政府がバイブルのように信奉して、実際に実践で使っており、よりによってそのターゲットが日本であるということだ。

とても危険なことに、中国軍はこの「超限戦」をシステムの中に組み込んでいる。そして、実際にハッキングする部隊や、外国企業の情報を盗む部隊が存在する。

日本の各企業の機密情報が、どんどんハッキングによって盗まれているのだが、その裏には「超限戦」による問答無法の犯罪行為が国家規模で行われている。

日本人の政治家・知事・マスコミ関係者・教育者を、金と女でワナにかけて、弱みを握って売国させるのも「超限戦」のひとつの方法である。ハニートラップの噂になる政治家は多い。

今後、私たちは政治関係者やジャーナリストを見たら、その人が日本人の名前を名乗っていても、その人物が信頼できるのかは、次の5点をしっかり確認しなければならない。

「日本に対して忠実か」
「外国に妙な影響は受けていないか」
「人格に問題はないか」
「法律は守れるか」
「不正はないか」

日本企業も他人を雇うときも、上記がとても重要だ。また、目の前の人物が「反日国家の人間ではないか」「反日国家に影響を受けていないか」を判断するために、しっかりと確認しなければならない時期になっている。


銃弾が飛び交うものだけが戦争ではない。戦わずして相手を屈服させる「仕掛け」そのものも戦争である。そう考えると、すでに日本と中国の戦争は「起きている」と言うこともできる。
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20150609T1632350900

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html#c3

[お知らせ・管理21] けろりん氏は中国の工作員か? 中川隆
4. 中川隆[7930] koaQ7Jey 2017年4月20日 11:27:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8421]

阿修羅政治板も中国の工作員の巣窟ですね


2016年3月29日の安全保障関連法の施行は重要な一歩だった

「憲法九条があれば日本は永遠に平和」「平和を守れ」と言うのは、日本を武装させたくない中国・韓国・北朝鮮の工作員が日本人を洗脳するために行っているものである。

日本が平和ボケしていれば侵略しやすいので、中国・韓国・北朝鮮のような特定アジアは、工作員を使って「憲法九条を守れ」という運動を大々的に展開している。

客観的に考えれば、相手が暴力的だと一方が平和を守れと言っても蹂躙されるだけだとすぐ分かる。

しかし、「憲法九条を守れ」と言っている人が特定アジアの工作員であるのはもうバレているし、マスコミの世論誘導も見透かされてうまくいっていない。

そのため、2016年3月29日にはあっさりと集団的自衛権を行使できるようにする安全保障関連法が施行された。

反対しているのは、売国政党である民進党(元民主党)や日本共産党、そして朝日新聞とその仲間くらいなもので、ほとんどの日本人は集団的自衛権に理解を示している。

何しろ、中国・韓国・北朝鮮が日本を敵視しており、日本は大きな危機に巻き込まれつつあるのである。日本はこのままでいいのかという危機感が日増しに強くなっているのだ。


この瞬間にも韓国の国民の貧困化は加速している

いくら日本が平和を遵守すると言っても、中国・韓国・北朝鮮が日本を「敵性国家」扱いしていれば平和がそのまま続くなど誰も約束できない。反日とは「日本人憎悪」であり、これは明確な民族ヘイトである。

中国や韓国や北朝鮮の気が狂ったような反日は、その裏に格差に苦しむ国民の姿がある。

ミサイルを飛ばす北朝鮮は、いつ崩壊してもいいような脆弱な国家であり、その現実から目をそらすために反日反米で国民の目を外に向けさせている。

韓国も先進国に駆け上った成功国家として喧伝されていたが、実際には内憂外患の国家と言える。

サムスンやヒュンダイのような財閥企業は国に保護されて巨大化しているが、国民は見捨てられている。

失業者も自殺者も多い。失業率は国際基準では10%を超えていると言われ、労働環境も悪く、若者は韓国を「ヘル韓国」と呼んで自嘲し、できることなら移民したいと望んでいる。

今でも韓国女性は全世界に売春ビジネスを強いられているのは、よく知られた事実だ。韓国は従順慰安婦の問題で日本が悪いと叫んでいるが、韓国女性は世界中に売春ビジネスを行っている売春大国なのだ。

韓国国内でも、40過ぎて強制的にリストラされた韓国人サラリーマンは何とか生きるために何らかの起業を始めるが、そのほとんどはことごとく失敗して消えていく。

韓国という国家は経済的に追い込まれている。今この瞬間にも、国民の貧困化が加速しているのである。

そこで起きているのが、偏狭なナショナリズムを土台にした反日運動である。国民が貧困化すると、現状不満は政府に向く。だから、朴槿恵(パク・クネ)政権は国民の目をそらすために、その怒りを外に向ける。

日本は、鬱憤晴らしに叩くにはちょうどいい相手だと韓国人は甘く考えている。


「習近平は辞任しろ」という記事も掲載された

中国もまた同様に、グローバル経済の不振のあおりを受けて、経済成長が止まってしまった。さらに、2015年6月以降は上海株式市場のバブルも崩壊して、今もその打撃の最中にある。

崩壊していく経済を何とか立て直そうと、中国政府はマンションの頭金をゼロにさせて再び不動産バブルを演出しようとしている。

しかし、不動産を高騰させても経済全体が崩壊しているので、不動産バブルはただの演出でしかない。

国営企業は機能せず、借金だらけのゾンビ企業が中国に蔓延し、パクリばかりで技術革新などまったくなく、情報封鎖を繰り返して民主主義も後退し、財政収支は悪化していくばかりだ。

そこに大気汚染、食品汚染、砂漠化のような、巨大な問題が覆い尽くすようになり、中国の将来に懐疑的な目を向ける人が増えてきた。

2016年に入ってからその傾向はさらに強まっており、習近平はこれを李首相のせいにして、自分が悪いのではなく李首相が悪いのだと責任逃れをしようとしている。李首相は解任されるという噂も飛んでいる。

中国は復活できない確率が高まった。

今はもう中国に膨大に取り残された貧困者が、遅れて豊かになるという楽観論が消えている。つまり、貧困化が解消できず、むしろ固定化することが決定した。

「いつか豊かになれると思って努力していたが、豊かになることは不可能になった」

そんな中でも個人崇拝をさせようとしている習近平には批判も強まっており、政府系のニュースサイトは「習近平は辞任しろ」という記事を掲載して物議を醸した。

情報統制されている国家で、そのような記事が表面化するほど習近平政権は追い込まれているということだ。


お花畑のような平和主義しか頭になかった日本

特定アジアの国民・人民は、現状に対して激しい不満を持っている。そのため、遅かれ早かれ、これらの国は暴走し、対外的にも危険な国と化す。

中国は常に国民の怒りを日本に向けさせる。韓国とまったく同じだ。北朝鮮も同じだ。日本は怒りの矛先となる。

その中で、いよいよ日本人も「このままでは危ない」と目覚めてきているのである。

日本人が突如として危機に気付いたのは、2010年の尖閣諸島沖漁船の問題からだった。

当時の菅直人政権は、中国政府に「漁船で体当たりした中国人船長を釈放しろ」と脅され、裁判もかけずに中国に返した。このときから日本人の中で、傲慢に圧力をかけてくる中国に対する危機が芽生えていった。

そして、2012年に韓国大統領だった李明博が竹島に上陸して「ここは韓国のものだ」と宣言し、「天皇陛下はひざまづいて謝れ」と言ったので日本人は激怒した。日本人の反韓もここから始まっている。

中国人も韓国人も北朝鮮人の日本人憎悪が暴走していくと、一番危険に落ちるのは言うまでもなく日本人である。

しかし、日本に対してことさら激しい憎悪を向けている「特定アジア」3ヶ国に対して、日本人はやっと集団的自衛権によって防衛を整えていけるようになった。

折しもアメリカは「もうアメリカは日本を守らないので、日本は自分たちで自分たちの身を守れ」と言うようになってきている。ドナルド・トランプに至っては「核武装しろ」とも公言している。

アメリカは自国経済を立て直すために、そのようなスタンスに変わってきているのである。

こうした中で、特定アジアから日本を防衛するための一歩として、2016年3月29日の安全保障関連法の施行は非常に重要なものであった。

特定アジアの工作員が我が物顔で活動する日本で、安全保障関連法の施行まで辿り着いたのは快挙であると言ってもいい。

日本に対してことさら激しい憎悪を向けている「特定アジア」3ヶ国に対して、日本人はやっと集団的自衛権によって防衛を整えていけるようになった。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/03/20160331T1443410900.html

2015-09-19
安全保障関連法成立。2015年9月19日は歴史的な日になった


2015年9月19日、安全保障関連法が成立した。これは「日本国民の平和と安全を守る法案」なのだから成立して当たり前のものである。

この法案が急がれていたのは、中国・韓国・北朝鮮の「特定アジア」3ヶ国が日本を敵視しており、特に中国は軍事的な脅威を増長させているからだ。2015年9月3日も「抗日」戦勝記念なるもので軍事パレードしたばかりだ。

現実の脅威がそこにある。

ところが、国会前は左翼と特定アジアの工作員たちが「日本国民の平和と安全を守る法案」を成立させまいと激しくプロパガンダ工作を行い、さらにマスコミがそれを針小棒大に取り上げて気が狂ったように紙面で騒いでいた。

誰でも平和を守りたいと思う。だから、平和デモは賛成だ。ただし今回のデモ隊が馬鹿だと嘲笑されているのは、「日本国民の平和と安全を守る」法案を通そうとしている官邸にデモをしていることである。

彼らがデモの拳を突き上げなければならないのは中国大使館なのである。東アジアの安定を損なっているのは中国の膨張主義だからだ。

中国は現在、南沙諸島に三本目の滑走路を建設しているが、それが軍事的な拠点作りであることは全世界が知っている。こうした膨張主義がアジアの平和を乱しているのだから、平和主義者は中国大使館に24時間デモを仕掛けるべきだったのだ。


マスコミの行っている執拗なまでのプロパガンダ

なぜ、今回の平和デモの開催者たちが中国大使館に向けて「平和を守れ」と叫ばないのかというと、そもそもこの集団の黒幕が日本共産党であり、そのバックに中国共産党がいるからだ。

平和のためにやっているのではなく、平和を建前にして日本から武力を奪うための中国による「超限戦」だったのだ。

(中国が「超限戦」という卑劣な犯罪行為を仕掛けてきている )
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2015/06/20150609T1632350900.html


だから、今回のデモには簡体字を使ったプラカードが踊ったし、日本の国旗は立たなかったし、中国大使館前でのデモも行われなかった。

日本人がうんざりしたのは、マスコミが終始、中国・韓国・北朝鮮のプロパガンダの垂れ流しだけをしていたことだ。

安全保障関連法に賛成の意見はほぼ採り上げられることがなかった。そして、この安全保障関連法が特定アジアを除くほとんどの国が賛成していることも報道しなかった。

中立公平でなければならない報道機関が、まるで日本人のすべてが反対しているかのような報道をして「印象操作」していたのである。

「日本国民の平和と安全を守る法案」を戦争法案とレッテル貼りしてまるで安倍首相が明日にでも戦争をするような印象操作すらも行っていた。

世論操作・情報統制には7つの原則があることはよく知られている。

(ここに注視。情報操作として使われている「7つの原則」とは)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2013/05/20130524T1543000900.html


今回の反対プロパガンダもその原則をそのまま使っていたことに気付いた人も多いはずだ。

(1)安倍首相にヒトラーとレッテルを貼る。
(2)「戦争法案」と言って煽り立てる。
(3)学者や反対議員に反対と言わせる。
(4)芸能人・著名人も反対しているとステマする。
(5)自分たちが日本の味方であると強調する。
(6)日本の平和と安全を守るという一面は矮小化。
(7)反対するのが流行っているとブームを作る。


特定アジアに汚染されているマスコミは、執拗なまでにこの情報操作の原則をそのまま使って、「日本国民の平和と安全を守る法案」を潰そうと画策していた。


悪質だった「朝日新聞」特別編集委員の冨永格

マスコミを信じると、特定アジア(中国・韓国・北朝鮮)のプロパガンダのワナにはまる。かつての日本人なら、ものの見事にこのマスコミのプロパガンダに誘導されていただろう。

しかし、もうマスコミは信用されておらず、今回の執拗な情報操作も効果がなくぶざまに失敗し、安全保障関連法は2015年9月19日に成立した。

マスコミはすでに権威が失墜している。

特に韓流ゴリ押しを続けて日本人に韓国崇拝を押し付けていたフジテレビや朝日新聞は日本人に嫌われてメディアとして凋落していく一方である。


朝日新聞は今回の「日本国民の平和と安全を守る法案」でも、日本人全員が反対しているかのような底の浅い印象操作を繰り返すという愚を犯している。

朝日新聞の冨永格(ただし)という特別編集委員も、信じがたいほど悪質な人間だった。

この男は、ナチスの旗を掲げたデモの写真をツイッターに載せて、英文とフランス語で「日本人のナショナリストの東京でのデモ。彼らは安倍首相と保守的な政権を支持している」と書き込んで印象操作にいそしんでいた。

(朝日新聞関係者のツイートも超限戦であることに気付くべき)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2015/08/20150804T1604120900.html


こんなことばかりしているのだから、日本のマスコミが今後かつての権威を取り戻すことは、特定アジアの工作員を完全に社内から締め出すことができない限り、難しいと言える。


安全保障関連法によって、日本は一歩前進した

マスコミの世論操作は失敗して、安全保障関連法は見事に成立したが、本当の戦いはこれからだ。

「日本国民の平和と安全を守る法案」を巡る一連の動きで、日本にはいったいどれほどの売国者が潜んで、ネットワーク化され、日本を蝕んでいるのかという実態が明るみに出た。

それは非常に憂慮すべき実態でもあった。政界、財界、教育界、宗教界、芸能界、報道界のすべてに売国者がいることが見えてきたからだ。

日本の中枢は、今やほとんどが特定アジアの工作員やシンパで占められている。

こうした工作員が組織を乗っ取っているので、日本を愛する人たちや日本の国益を優先したいと考える人たちが、重要な組織の中枢から排除されているような実態すらも浮き彫りになりつつある。

いかに売国者(ニセモノの日本人)が日本に溢れているのか、今回の一連の動きでよく分かったはずだ。

日本に敵意を持っている中国・韓国・北朝鮮の工作員たちが跋扈しているのが今の日本の社会なのである。

だからこそ、本当に日本を愛する人たちはこれから日本内部に巣くう反日ネットワークと戦うために、互いに連携し、互いに引き上げ、互いに助け合っていくしか方法はない。

かつて日本は「日本人の、日本人による、日本人のためのネットワーク組織」である玄洋社(げんようしゃ)を持っていた。あまりにも危険かつ強固であるとしてGHQに封印された組織である。

(米国に封印されたこの組織が日本に蘇ると、世界が震撼する)
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2015/06/20150612T1710500900.html


売国者がはびこるこの時代、玄洋社(げんようしゃ)のような徹底した「日本主義」の組織が必要になってきている。

安全保障関連法によって日本は一歩前進した。日本を取り戻すための大きな一歩だった。2015年9月19日は日本にとって非常に歴史的な日になった。


重要な法案を成立させた安倍首相。安全保障関連法によって日本は一歩前進した。日本を取り戻すための大きな一歩だった。2015年9月19日は日本にとって非常に歴史的な日になった。大きな仕事を成し遂げた安倍首相をねぎらいたい。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2015/09/20150919T1353310900.html

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html#c4

[原発・フッ素47] 原発板の けろりん氏は中国の工作員か?(お知らせ・管理21 板へのリンク)

けろりん氏は中国の工作員か?
投稿者 中川隆 日時 2017 年 4 月 20 日 10:38:32: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/800.html
[お知らせ・管理21] けろりん氏は中国の工作員か? 中川隆
6. 中川隆[7930] koaQ7Jey 2017年4月20日 12:08:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8421]

中国政府としては日本が核兵器を持つのを何とか阻止したい。

原発が無ければ核兵器も作れないので、どんな事が有っても日本の原発再稼働だけは止めさせたいのですね :


1972年2月、当時のニクソン米大統領とキッシンジャー補佐官が北京を訪問し、
周恩来首相と会談した時に、日本に対して三つの密約が交わされた。

米中密約の内容

1.日本に核武装そして単独防衛させない
2.これを防ぐために米軍は日本に駐留する(ビンの蓋論)
3.朝鮮半島および台湾問題で日本に発言権を与えない

この密約は、2002年10月、当時の江沢民中国国家主席が、
テキサスの牧場に当時のブッシュ大統領を訪ねたときにも再確認された。

西部邁ゼミナール 「『核』が日本を沈没から救う」 伊藤貫
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/523.html

日本はアメリカの仮想敵国 _ 米軍は日本が独立するのを阻止する為に日本に駐留している
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/528.html

米中は昔から常に利益を分け合い、手を携え前に進む仲間だった
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/527.html

(伊藤貫) 米中衝突は起こらない! アメリカが日本を守らない理由
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/524.html

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html#c6

[お知らせ・管理21] 2017年4月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
31. 中川隆[7931] koaQ7Jey 2017年4月20日 12:22:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8422]
>>30
けろりん氏は覚悟が有って僕のスレを荒らしたんだから

それ位 当然だろ
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/479.html#c31

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
163. 中川隆[7932] koaQ7Jey 2017年4月20日 12:32:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8423]

けろりん氏は自分が工作員であるのを否定してくるの、かとばかり思っていたのですが
阿修羅の管理人さんに圧力をかけて自分に都合の悪いスレを削除させる道を選びましたね:

30. 2017年4月20日 12:04:02 : 6tbftK4862 : @8O6@gwGbqs[4]

中川隆の暴走ぶりがひどくなっています。
お知らせ管理板に個人中傷する投稿をアップし、原発板などにリンクを張っています。

けろりん氏は中国の工作員か?
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html

これはルール違反ですので、投稿を削除するとともに、一定期間、投稿・コメントを
禁止する処置をして下さるようお願いします。

放置しておくと、どんどん暴走して手に負えなくなります。

掲示板の秩序を保つためにもよろしくお願いいたします。



31. 中川隆[7931] koaQ7Jey 2017年4月20日 12:22:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8422]
>>30
けろりん氏は覚悟が有って僕のスレを荒らしたんだから
それ位 当然だろ
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/479.html#c30

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c163

[原発・フッ素47] 原発板の けろりん氏は中国の工作員か?(お知らせ・管理21 板へのリンク) 中川隆
1. 中川隆[7933] koaQ7Jey 2017年4月20日 12:35:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8424]

けろりん氏は自分が工作員であるのを否定してくるのかとばかり思っていたのですが
阿修羅の管理人さんに圧力をかけて自分に都合の悪いスレを削除させる道を選びましたね:

30. 2017年4月20日 12:04:02 : 6tbftK4862 : @8O6@gwGbqs[4]

中川隆の暴走ぶりがひどくなっています。
お知らせ管理板に個人中傷する投稿をアップし、原発板などにリンクを張っています。

けろりん氏は中国の工作員か?
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html

これはルール違反ですので、投稿を削除するとともに、一定期間、投稿・コメントを
禁止する処置をして下さるようお願いします。

放置しておくと、どんどん暴走して手に負えなくなります。

掲示板の秩序を保つためにもよろしくお願いいたします。

31. 中川隆[7931] koaQ7Jey 2017年4月20日 12:22:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8422]
>>30
けろりん氏は覚悟が有って僕のスレを荒らしたんだから
それ位 当然だろ
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/479.html#c30

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/800.html#c1

[お知らせ・管理21] けろりん氏は中国の工作員か? 中川隆
7. 中川隆[7934] koaQ7Jey 2017年4月20日 12:38:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8425]

けろりん氏は自分が工作員であるのを否定してくるのかとばかり思っていたのですが
阿修羅の管理人さんに圧力をかけて自分に都合の悪いスレを削除させる道を選びましたね:


30. 2017年4月20日 12:04:02 : 6tbftK4862 : @8O6@gwGbqs[4]

中川隆の暴走ぶりがひどくなっています。
お知らせ管理板に個人中傷する投稿をアップし、原発板などにリンクを張っています。

けろりん氏は中国の工作員か?
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html

これはルール違反ですので、投稿を削除するとともに、一定期間、投稿・コメントを
禁止する処置をして下さるようお願いします。

放置しておくと、どんどん暴走して手に負えなくなります。

掲示板の秩序を保つためにもよろしくお願いいたします。

31. 中川隆[7931] koaQ7Jey 2017年4月20日 12:22:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8422]
>>30
けろりん氏は覚悟が有って僕のスレを荒らしたんだから
それ位 当然だろ
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/479.html#c30

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/483.html#c7

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
164. 中川隆[7935] koaQ7Jey 2017年4月20日 12:44:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8426]
>>162
>フォローアップ投稿で分けて投稿することくらいできるでしょ?


このスレは元々、原発板の住人がネット工作員だというのを明らかにする為に建てたスレですから

工作員さんに出て来て貰わないとスレが完成しないんですよ
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c164

[リバイバル3] 「住宅は資産」という幻想で誰があなたをカモにするのか? 中川隆
84. 中川隆[7936] koaQ7Jey 2017年4月20日 13:06:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8427]


2016.1.12 工事費高騰でピンチ!マンション大規模修繕の深刻
http://diamond.jp/articles/-/84383

約12年に1度の周期で実施されることが多いマンションの大規模修繕。しかし、昨今の工事費高騰で積み立て不足に陥っている管理組合は数多い。解決のために知っておくべきポイントを解説する。

工事費は3年で3割アップ!
オリンピック前はさらなる上昇も

「管理会社から大規模修繕の見積もりを出してもらったら、積立金が2割も不足していることが分かったのですが…」。最近、マンション管理コンサルティング会社・さくら事務所でコンサルタントを務める土屋輝之氏の元には、こんな悲鳴のような電話がたくさんかかってくるという。


いざ管理会社から大規模修繕費用の見積もり金額が送られてきて仰天−−建設費用高騰に苦しむマンション管理組合は、どう行動すべきだろうか?

 約12年に1度のペースで行われることの多い、マンションの大規模修繕。住民から「管理費」を毎月徴収し、修繕費を積み立てるのだが、その修繕費が大幅に不足し、窮地に陥っている管理組合が続出しているのだ。

 原因は全国的な工事費高騰だ。東日本大震災の復興需要をきっかけに、長年低水準で推移していた全国の工事需要は増加に転じ、そこにアベノミクスによる景気回復、さらには東京五輪の開催準備などが加わったために、「2013年春を基準にすると、工事費は今、3割くらいは値上がっています」(さくら事務所の土屋氏)。

 大規模修繕はこれまで、一戸当たり100万円が相場と言われてきた。それが、一戸当たり130万円にまで工事費が上昇してしまっているのだ。04、05年頃のマンションブームに建設された物件が今、続々と大規模修繕の時期を迎えているが、数%ならまだしも、3割も上がってしまえばお手上げだ。

 足元は、工事費の値上がりカーブは少し緩んでいるものの、まったく安心はできない。18〜19年頃は、国立競技場を筆頭に東京五輪関連施設の建設が佳境となる。「今でさえ、職人はもちろん、足場など資材の確保が厳しいのに、五輪関連の大型施設の工事が動き出せば、マンションの修繕工事を請け負う余裕が本当にあるのか」。建設業界関係者からは、こんな懸念の声が出ている。

 さらに管理組合を悩ませるのが、17年4月に実施予定の消費増税だ。前回の増税時(14年4月)には、大規模修繕はもちろん、新築マンションや戸建ての駆け込み建設ラッシュが起きた。しかし、次回の増税時には前述したような理由で、建設費がさらに高騰している可能性がある。果たして駆け込みをすべきか否か。管理組合は難しい決断を迫られることになる。

工事先送りも有効!
積み立て不足解決の処方箋

「国土交通省のガイドラインによって、マンションの長期修繕計画は5年に1度、見直すことが求められています。しかし、今のようにマーケットが不安定な時期は3年に1度くらいは見直してほしい。実際、まだ見直しの時期を迎えておらず、積立金の大幅不足に気づいていない管理組合も多数あるはずです」(さくら事務所の土屋氏)。

 渋々、管理組合の理事になった人は多いはず。「自分の任期中は不都合な事実にフタをしておきたい」――そう考えるだろうが、問題を先送りすればするほど、見つかったときにできる対処は限られる。

 お金が足りないのだから、住民から一時金を徴収したり、銀行借り入れをして解決を図るというのが、スタンダードな考え方だが、問題にいち早く気づいたなら、専門家に調査を依頼して必要な工事か否かを選別して、必要な工事のみに範囲を狭めるといった解決策が有効なケースもある。

 また、行うべき範囲の工事のみを先に行い、残りは東京五輪後に延ばすという策もありだ。というのも、多くの建設業界関係者は「東京五輪後は再び、工事費が下落する」と予想しているからだ。

 管理会社は「必ず12年に1度」と催促してくるかもしれないが、「そもそも国交省のガイドラインには大規模修繕を12年に1度、必ず行えとは書いてありません」(さくら事務所の土屋氏)。

 たとえば、湾岸部にある物件と、内陸部にある物件では修繕周期が異なって当然だ。湾岸部なら塩害によって建物の劣化が起きるが、内陸部の物件なら15年、場合によっては18年周期でもOKなケースもある。

大浴場、コンシェルジュ、立体駐車場…
オーバースペックマンションの苦境

 今後のために、不必要な共用施設をリストラすることも、資金不足への有効な処方箋だ。

 現在、維持管理費用や修繕費用が高く、多くのマンションで問題視されているのが機械式の立体駐車場。かつて、車は「一家に一台」が当たり前だったが、車離れが進んだ現在では「駅から徒歩5分以内の物件であれば、総住戸数の3割も用意すれば十分」(さくら事務所の土屋氏)。ガラ空きの立体駐車場が「金食い虫」となっているマンションは数多い。

 立体駐車場を廃止するほか、駐車場管理会社に委託をして一部をコインパーキングにするなどの対策が有効な場合もある。

 00年頃に人気だった「大浴場付き」マンションも、問題多き物件だ。当時を知る営業マンたちは口を揃えて「大浴場付きはよく売れた」と振り返る。しかし、実際に住み始めてみれば、使用する人もあまりおらず、さらには高い維持管理費に苦しむことになる。

 温水プールや常駐コンシェルジュ、シアタールーム、キッズルーム、アスレチックジム、果てには楽器を演奏できる防音スタジオや住民向けの食品ミニショップ――各地のマンションで「金食い虫」と化している共用施設・サービスはたくさんある。

 こうした共用施設は、維持管理費が高くなるだけでなく、大規模修繕時にも費用がかさむ。数年に1度は住民アンケートを実施し、不要な共用施設・サービスを見直した方がいい。

 昨年末、リクルートは16年のトレンド予測の1つとして、「住民経営マンション」を挙げた。マンションは「買ったら終わり」ではない。より効率的に運営し、かつ資産価値を維持する取り組み、つまり“経営マインド”を住民一人ひとりが持つ必要がある。

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c84

[リバイバル3] 新潟のリゾートマンション「ツインタワー石打」 管理組合前理事長が11億円着服 中川隆
3. 中川隆[7937] koaQ7Jey 2017年4月20日 13:08:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8428]

マンション修繕 「悪質コンサル」工事業者からリベート
毎日新聞 4/20(木) 8:00配信


 分譲マンションの大規模修繕工事を巡り、施工業者選びや仕上がりのチェックをするコンサルタントが、受注業者にリベートを要求して住民に損害を与えるケースが相次いでいる。複数の工事関係者によると、リベートは工事費の20%に上るケースもあるといい、事態を重く見た国土交通省は、住民に注意喚起するよう管理会社や管理組合の団体などに通知した。

 リベートは工事費の高騰や手抜き工事につながるとして、専門家から問題視する声が上がっていた。国交省は昨年、マンション管理指針を改正して「工事の発注は、利益相反に注意して適正に行われる必要がある」と明記。施工業者の団体などに聞き取り調査を行い、リベートが横行している実態を確認した。

 今年1月に出した通知では、リベートを払う業者に受注させる一方で過剰な工事を設定して管理組合に損をさせたり、実際には業務を受注業者任せにしたりする「悪質コンサルタント」の事例を列挙。国が設けた相談窓口などを活用するよう呼びかけている。

 大規模修繕工事は、「設計・監理(チェック)」と施工を別の業者に任せる方式が広く採用されている。専門知識を持たないマンション管理組合を、管理会社や設計事務所がコンサルタントとして支援するケースが多い。全てを施工業者に任せるより、第三者の目で工事の額や質をチェックできるメリットがある。

 しかし、複数の工事関係者によると、一部のコンサルは格安の費用を管理組合に示して設計・監理を受注。施工業者を募る際、リベートを払うと約束した業者だけが見積もりに参加できるよう条件を絞るという。選ばれた業者が管理組合に示す見積額にはリベート分が上乗せされる。談合によって事前に受注業者が決まっているケースも多い。

 リベートは工事費の3〜20%に上るといい、ある施工業者の元社員は「受注していない管理会社が『場所代』として要求することもある」と話す。

 国交省の担当者は「不公正な監理や談合はマンション住民の不利益につながる。実情を把握し、対応策を考えたい」としている。【安高晋】

 ◇背任罪の可能性も

 マンション問題に詳しい折田泰宏弁護士の話 リベートを受け取るコンサルタントは、質の悪い施工業者に受注させたり、工事のチェックを手加減したりする恐れがある。結果的にマンション所有者の負担が増すだけでなく、横行すればまともなコンサルや施工業者が減ってしまう。住民の立場で契約を結びながら故意に手抜きを見逃せば、背任罪に問われる可能性もある。国はコンサルや施工業者の団体への指導も検討すべきだ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170420-00000012-mai-soci
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/611.html#c3

[お知らせ・管理21] 2017年4月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
34. 中川隆[7938] koaQ7Jey 2017年4月20日 13:14:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8429]
>>33
>放置では困ります


工作活動の真実を明らかにされると中国政府が困るという事ですね
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/479.html#c34

[原発・フッ素47] 原発板の けろりん氏は中国の工作員か?(お知らせ・管理21 板へのリンク) 中川隆
5. 中川隆[7939] koaQ7Jey 2017年4月20日 16:36:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8430]

けろりん氏は IQ 低いだけか
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/800.html#c5
[お知らせ・管理20] これが阿修羅に巣食う電通工作員 中川隆
61. 中川隆[7940] koaQ7Jey 2017年4月20日 17:43:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8431]

2017.04.20
戦争に反対、平和を望む人びとをテロリストとして監視、弾圧してきた米支配層の後を追う安倍政権

安倍晋三政権は「共謀罪」を強引に成立させようとしている。現在、日本を支配している権益システムにとって目障りな人びとを弾圧する道具として使われることは間違いないだろう。こうした政策は日本の支配層をコントロールしているアメリカの支配層が推進してきたことでもある。

アメリカの支配層は民主主義を破壊するために「テロリズム」を口実として使ってきた。2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎が攻撃された直後、詳しい調査もせずにジョージ・W・ブッシュ政権は実行犯を「アル・カイダ」だと断定、その「アル・カイダ」を匿っているという名目でアフガニスタンのタリバーン政権を批判、同国に対する軍事侵攻を開始しているが、その一方でアメリカの憲法を麻痺させる愛国者法を成立させた。

それ以降、「アル・カイダ」は「テロリスト」の象徴的な存在になったが、1997年5月から2001年6月までイギリスの外務大臣を務めた故ロビン・クックは2005年7月、アメリカがイラクを先制攻撃した2年後に「アル・カイダ」が「テロ組織」でない事実をガーディアン紙に書いている。アル・カイダはCIAが訓練した「ムジャヒディン」のコンピュータ・ファイルにすぎないのだ。アル・カイダはアラビア語でベースを意味するが、「データベース」の訳語としても使われる。この指摘をした翌月、クックは保養先のスコットランドで心臓発作に襲われて死亡している。享年59歳だった。

この傭兵リストを使って武装集団が編成されるのだが、そうしたひとつがリビア侵略で登場したLIFG。リビアのムアンマル・アル・カダフィ体制を倒すため、NATOはこの集団と手を組んでいた。2011年10月にカダフィが惨殺された後、反カダフィ勢力の拠点だったベンガジでは裁判所の建物にアル・カイダの旗が掲げられた。その様子はYouTubeにアップロードされ、デイリー・メイル紙も伝えている。この出来事は西側支配層と「テロリスト」の関係を象徴している。

アメリカの情報機関が自分たちのヨーロッパにおける支配システムを強化、目障りな勢力を弾圧するために「テロリスト」を使ったことも知られている。コミュニストが強かったイタリアでは1960年代から80年代にかけて「爆弾テロ」が繰り返され、極左グループ」が実行したと宣伝されていたが、実際はNATOの内部に作られた秘密部隊(イタリアではグラディオと呼ばれている)だった。この事実を認める報告書をジュリオ・アンドレオッチ政権が1990年10月に公表している。(Daniele Ganser, “NATO’s Secret Armies”, Frank Cass, 2005)

ギリシアのアンドレア・パパンドレウ元首相もNATOの秘密部隊が同国にも存在したことを確認、ドイツでは秘密部隊にナチスの親衛隊に所属していた人間が参加していることも判明した。

この3カ国だけでなく、ほかのNATO加盟国にも同じような部隊が存在、結びついていることが明らかになっている。オランダやルクセンブルグでは首相が、またノルウェーでは国防大臣が、トルコでは軍の幹部がそれぞれ秘密部隊の存在を認めている。スペインの場合、「グラディオは国家だった」と1980年代の前半に国防大臣を務めたアルベルト・オリアルトは言っている。(前掲書)

アメリカの愛国者法が戦争に反対する人びとや団体を弾圧するために使われていることも指摘されているが、この国の支配層は以前から戦争に反対し、平和を求める人びとを敵視してきた。例えば、FBIが1950年代に始めた「COINTELPRO」も、CIAが1967年に始めたMHケイアスも、戦争に反対する人物を監視することが目的だった。

アメリカの支配層にとって、反戦/平和運動は「テロ行為」なのである。反体制派、人権擁護や環境運動の活動家、ジャーナリスト、学生指導者、少数派、労働運動の指導者、政敵も監視のターゲットになる。監視システムは電子技術の進歩にともない、「ビッグ・ブラザー」の度合いを強めてきた。

アメリカや日本のようにコンピュータ化の進んだ社会では、個人の学歴、銀行口座の内容、ATMの利用記録、投薬記録、運転免許証のデータ、航空券の購入記録、住宅ローンの支払い内容、電子メールに関する記録、インターネットでアクセスしたサイトに関する記録、クレジット・カードのデータなど個人情報の収集と分析は難しくない。街中に設置されたCCTVやICカードの普及は個人情報の一括管理を可能にし、GPSつきの携帯電話は個人の行動を追跡するためにも利用できる。住基ネットはそうした監視システムとして使うために導入されたのだろう。

アメリカの場合、スーパー・コンピュータを使って膨大な量のデータを分析、「潜在的テロリスト」を見つけ出そうともしている。どのような傾向の本を買い、借りるのか、どのようなタイプの音楽を聞くのか、どのような絵画を好むのか、どのようなドラマを見るのか、あるいは交友関係はどうなっているのかなどを調べ、分析しようというのだ。

イギリスでは監視システムを強化するため、2012年のロンドン・オリンピックが利用された。元々イギリスは監視社会だったが、このオリンピックはそうした仕組みを強化するために使われたのである。顔の識別も可能な監視カメラを張り巡らせ、無人機による監視も導入、通信内容の盗聴、携帯電話やオイスター・カード(イギリスの交通機関を利用できるICカード)を利用した個人の追跡も実用化させた。海兵隊や警察の大規模な「警備訓練」も実施され、本番では警備のために軍から1万3500名が投入されたという。

盗聴法、特定秘密保護法、安保関連法、緊急事態条項、そして共謀罪の創設、日本で進められている監視システムの強化、弾圧体制の整備といった政策はアメリカ支配層が進めてきたものにほかならないが、単に後を追いかけてきただけでもない。

例えば、1910年に「テロの共謀」を理由にして幸徳秋水など社会主義者や無政府主義者が処刑された「大逆事件」、1949年7月から8月にかけて国鉄を舞台にして引き起こされた「テロ」も左翼と呼ばれる人びとの弾圧に使われた。「下山事件」、「三鷹事件」、「松川事件」だ。いずれもでっち上げだった可能性がきわめて高い。

1952年6月に大分県直入郡菅生村(現竹田市菅生)で駐在所が爆破された「菅生事件」では、共産党に潜入していた戸高公徳(市木春秋という偽名を使っていた)が「テロ」を演出するために実行している。戸高が真犯人だった。

その後、戸高は有罪判決を受けるが、判決から3カ月後に警察庁は彼を巡査部長から警部補に昇任させ、そのうえで復職させている。最終的に彼は警視長まで出世、警察大学の術科教養部長にもなっている。退職後も天下りで厚遇された。

共謀罪であろうと何であろうと、支配層が示す「限定」などは何の意味もない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201704190001/
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c61

[リバイバル3] 「住宅は資産」という幻想で誰があなたをカモにするのか? 中川隆
85. 中川隆[7941] koaQ7Jey 2017年4月20日 17:47:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8432]

2017年04月20日
増える郊外の限界ニュータウン

森に囲まれた多摩ニュータウンは景色は良いが不便だという
引用:K.K.Theater: http://kingkurofune.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2012/08/06/inagib3.jpg


郊外の限界集落

かつて農業が盛んだった頃に栄えた山里や農村から住人が消え、維持するのが難しくなった限界集落が増加しています。

原因は農業衰退や都市への移住、はっきり言えば農村では金を稼げないので、人々は稼げる場所に移住しています。

そして今、東京オリンピック前後からバブル期に開かれた郊外のニュータウンから、人々が出て行っています。

       

ニュータウンは鉄筋コンクリートの建物が立ち並び、昭和中期の日本の木造建築と比べて、近代的で西洋的でした。

なにしろ当時の日本ではまだ「汲み取りトイレ」が普通で地方には藁葺き屋根もあったから、未来の住宅として大人気だった。

20代や30代の夫婦が住宅ローンを組んでニュータウンでマイホームを買い、2人か3人の子供を作って暮らしました。


ニュータウンがある場所は奥多摩など就業地域からは離れているので、子供たちは団地に残らず都会に出て行きました。

こうして30年か40年経った郊外のニュータウンは高齢者ばかりになり、限界集落のようになるのではないかと言われています。

限界集落より恵まれているのは入居率が下がっても多くの住民が住んでいることで、買い物やインフラなどはすぐに無くなる事は無い。


建物が少なく住人が少ない郊外のニュータウンや団地は、商売が成り立たなくなるとスーパー、コンビニなどの店舗は撤退してしまいます。

マンションを購入した親世代が住んでいるうちは良いとして、問題は子供世代になった時で、築40年経ったマンションには住みたくないでしょう。

もう物件としての価値は償却したが建物は存在している状態で、日本では古いマンションの価値を認めないので、幽霊マンションになりやすい。


欧米では築50年以上でも改修して価値を維持している例が多いのに、残念なことです。

日本のマンションは耐震対策で異様に頑丈に出来ているのだが、建てっぱなしなので40年もすると完全なボロ物件になってしまう。

ニュータウンに若者は集まるか

ニュータウンの多くは丘陵地や斜面だった場所、山の麓にあり、余った公有地を造成したのでこうなったと言われています。

「微妙な場所」にあり、なおかつ坂が多いので、別な棟に移動したり買い物や公園に行くにも、坂を上らなくてはならない場合が多い。

高齢者が住むには不向きな場所が多いのに、住人が高齢化しているという問題があります。


昭和40年代から50年代まではエレベーターがついていない建物が多く、スーパーなど生活に必要な施設の多くは、団地の外側にあります。

ニュータウンの中を移動するにも大変なので、外に出て用事を足すのはもっと大変で、徒歩では非常に苦労するでしょう。

バスの便も悪く駅から遠いので自動車を所有する人が多いが、高齢になると運転が怪しくなりそれも段々とできなくなる。


中古マンションの価格は10年ごとに半分になり40年でゼロに近づくので、40年前のニュータウンに資産価値はなくなっています。

加えてニュータウンの高齢過疎化が進むにつれて地価が下落していて、地価が下がるのは「住みたい人が少ない」のを意味しています。

何か救いはないのかと見ると、国や自治体は「新たなまちづくり」のようなプランを持っているようです。


空き部屋になったマンションに若者が移住してくれば、再び活性化するのだが、場所が不便で仕事が無い場所に若者はあまり集まらない。

そこに仕事さえあれば、都心より多摩ニュータウンに住みたい人は大勢居ると思うのだが、満員電車で都心に通うよりは職場に近い狭い物件に住むでしょう。

マンションをリフォームして綺麗にするなども必要だが、やはり仕事がある場所に自然と若者は集まる。
http://www.thutmosev.com/archives/70557330.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c85

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
167. 中川隆[7942] koaQ7Jey 2017年4月20日 21:27:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8433]
>>166
>原発がつかえなくなってどのくらいの期間、安全管理が必要か考えたことが
 あるのか、コスト的に合わないし、危険するぎるのが原発。

上でも書いたけど、戦争でも公共事業でも何でもいけど、金を使えば使う程 景気が良くなるんだよ

デフレの日本で一番必要なのは政府が金を使いまくる事

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c167

[お知らせ・管理21] 2017年4月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
37. 中川隆[7943] koaQ7Jey 2017年4月20日 21:42:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8434]
>>36
阿修羅管理人様

今回の投稿規定違反についてですが

元々、私はリバイバル板だけに投稿して下さいという事だったのですが

リバイバル板だけ何時からか

★阿修羅♪掲示板の道案内
http://www.asyura2.com/bbsnew.htm

の掲示板一覧から除外されて、一般の人はアクセスすらできなくなってしまいました。

これでは投稿規定違反というより、元々の投稿制限の内容自体が全く変わってしまっています。

リバイバル板へのリンクを★阿修羅♪掲示板の道案内 の中に復活させて頂けないでしょうか

宜しくお願い致します。

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/479.html#c37

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
168. 中川隆[7944] koaQ7Jey 2017年4月20日 23:14:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8435]

>>166
>原発のエネルギー源であるウランなどを供給するのに化石燃料をどのくらい
 使っているのか知っているのか?


詭弁はもういいよ。
ウラン精製より化石燃料を直接燃やす方が CO2 排出量が少ないに決まってるだろ


原発がCO2削減に役立たないという根拠を教えて下さい

ウラン燃料を作る時に大量のCO2を出すので原発はCO2削減に役立たないという書き込みを見かけます。
たしかにウラン燃料を作成する時のCO2排出量は公表されていませんが、価格から逆算してみました。

福島第一 4号機で計算してみて
燃料棒1本は約12万円(燃料税から逆算)で3サイクル使用したとして(実際はもう少し多い)
1本あたり約48万kwh発電できます。
(80万kw*1年*3サイクル/44000本)

一方、12万円あると石炭を15トン買えて4.5万kwh発電できます。
(ごく大ざっぱに発熱量を効率で割り返した値)

無茶な仮定ですが、ウラン燃料の原価がほとんど製造に要するエネルギー費としても石炭の方が10倍高価です。
つまりウラン燃料の発電量に匹敵するだけのCO2を出そうと思うと、ウラン燃料の10倍費用がかかることになります。
LNGだとCO2排出割合は少なくなるけど価格や流通に要する熱量が多いので、オーダーとしては同じ程度でしょう。

実際はウラン燃料は環境対策や設備の維持・償却費、人件費がエネルギー費より高価なはずですよね。 想像ですがエネルギー費は燃料価格の1/10も無いと思います。
廃棄物の処理にもCO2は出るでしょうが、得られるエネルギーより何桁も多い投入が必要とも思えません。

私の計算では、CO2から見る限り原発は火発より1~2桁は少ないと出ます
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1495884449


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c168

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
169. 中川隆[7945] koaQ7Jey 2017年4月20日 23:16:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8436]
>>168
誤記訂正

誤: ウラン精製より化石燃料を直接燃やす方が CO2 排出量が少ないに決まってるだろ


正:ウラン精製の方が化石燃料を直接燃やすより CO2 排出量が少ないに決まってるだろ
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c169

[政治・選挙・NHK224] 「朝鮮人虐殺」含む災害教訓報告書、内閣府HPから削除 「なぜこんな内容が載っているんだ」との苦情多く  朝日新聞 ダイナモ
5. 中川隆[7946] koaQ7Jey 2017年4月20日 23:23:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8437]

警察が黒幕だとわかると困るからだろ:


関東震災後の朝鮮人虐殺の黒幕は警視庁だった


■「虐殺」という表現について

 関東震災後の日本人による朝鮮人殺害について、「虐殺」と表現するのが適当かどうか。今回の参考文献に、以下のような記述があった。俄かに信じられない(あるいは信じたくない)内容だと感じると同時に、ここに書かれているのはやはり事実なのではないかと思う。正直に言って、どう取り扱うべきかは手に余る問題だったので、虐殺と言う表現の妥当性については、各位の判断にお任せする。


 朝鮮人による、さらにすさまじい回想がある。
 
 所謂自警団、青年団等は「朝鮮人」と叫ぶ高声に一呼百応して狼の群の如くに東西南北より集まり来たり、一人の吾が同胞に対し数十人の倭奴<日本人>が取り捲きつつ剣にて刺し銃にて射、棒にて打ち、足にて蹴り転がし、死せしものの首を縛り曳きずりつつ猶も刺し蹴りつつし屍体にまでも陵辱をくわえたり、

婦人等を見れば両便(ママ)より左右の足を引き張り生殖器を剣にて刺し一身を四分五裂にしつつ、女子は如斯にして殺すこと妙味ありと笑ひつゝ談話せり……

身体を電信柱に縛り付け先ず眼球を抉り鼻を切り落とし、其の哀痛の光景を充分眺めた上、腹を刺して殺したるものあり……。

(姜徳相・他編『現代史資料・6』みすず書房、一九六三年)


 
 考えられないような殺害方法であるが、朝鮮人すなわち被害者側の怨念のこもった誇張した表現ではない。実は私は最初これだけ読んだ時には、朝鮮人の表現にはしばしば誇張表現がみられるので、その特有の誇張表現ではと思ったのである。そのように思わせるほどの残虐な殺し方である。

しかし誇張表現ではなかった。補強証言がある。


 まだ若いらしい女(女の死体はそれだけだった)が腹をさかれ、六、七ヵ月になろうかと思われる胎児が、はらわたのなかにころがっていた、その女の陰部に、ぐさりと竹槍がさしてあった、

という記録を日本人自身が残している(姜徳相・他編『現代史資料・6』田辺貞之助「女木川界隈」みすず書房、一九六三年)。なお、付近の別の住民も同じ光景を見ている(『労働運動研究・三七号)湊七良「その日の江東地区」労働運動研究所、一九九二年)。


 女性の陰部へ竹槍を刺したという目撃証言は、場所が特定できるものは江東のもの。したがっておそらく一つの事件、行為が複数の口で語られ、伝聞されていった結果であろう。
(『関東大震災と朝鮮人虐殺』 pp.102-104)


当時の日本人の多くは、自分達が朝鮮人から恨まれているという自覚を持っていました。背景には、朝鮮の植民地化と、そこに住んでいた朝鮮人に対する苛烈な差別待遇がありました。

植民地化に伴って、日本政府は朝鮮の土地所有に関する調査を行いました。そして、朝鮮人の土地を没収して日本人に分け与えました。その結果、土地を奪われ働き口をなくした朝鮮人は、生きる道を探して日本へ渡ります。しかし、そこでも差別待遇が待ち受けていました。

日本国内における朝鮮人の賃金は、日本人最低ランクに位置していた被差別部落出身者や沖縄出身者の5〜7割程度だったと言われています。日本に渡ってきた朝鮮人は同胞コミューンを形成しましたが、多くの場合そこはスラム化していきました。小規模ながら犯罪者集団も発生し、こうした朝鮮人の実情を目の当たりにする事で、日本人の朝鮮人に対する潜在的な不安感が醸成されていきました。
http://www5d.biglobe.ne.jp/DD2/Rumor/column/earthquake_demagogie.htm


02. 2012年9月02日 11:35:54 : HNPlrBDYLM


〈関東大震災から80年〉 朝鮮人女性への残虐な性的虐待


荒川放水路の四ツ木橋付近での虐殺に関する証言に次のようなものがある。


 「22、3人の朝鮮人を機関銃で殺したのは四ツ木橋の下流の土手だ。

西岸から連れてきた朝鮮人を交番のところから土手下におろすと同時にうしろから撃った。

1挺か2挺の機関銃であっという間に殺した。

それからひどくなった。

四ツ木橋で殺されるのをみんな見ていた。

なかには女もいた。


女は……ひどい。

話にならない。

真っ裸にしてね。いたずらをしていた」

(関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し追悼する会「風よ 鳳仙花をはこべ」教育史料出版会、1992年、58〜59ページ)


 これは朝鮮人女性を性的にもてあそんだうえで虐殺したということなのであろう。

これは例外的な事件ではない。

女性に対する性的虐待、虐殺の事例は数多くあった。


 東京府南葛飾郡での朝鮮人女性に対する虐待、虐殺事件

 湊七良、亀戸五の橋で朝鮮人女性のむごたらしい惨死体を見た。

「惨殺されていたのは30ちょっと出たくらいの朝鮮婦人で、性器から竹槍を刺している。

しかも妊婦である。

正視することができず、サッサと帰ってきた」

と回想した。
(「その日の江東地区」『労働運動史研究』第37号、1963年7月、31ページ)


 亀戸署内では習志野騎兵連隊の軍人たちが朝鮮人や日本人労働者たちを虐殺した。

この状況を目撃した羅丸山の証言によると、殺された朝鮮人のなかには「妊娠した婦人も一人いた。

その婦人の腹を裂くと、腹の中から赤ん坊が出てきた。

赤ん坊が泣くのを見て赤ん坊まで突き殺した」

(崔承万「極熊無筆耕−崔承万文集−」金鎮英、1970年、83ページ)


 当時砂町に住んでいた田辺貞之助は多数の朝鮮人惨殺死体を見た。


「なかでも、いちばんあわれだったのは、まだ若い女が、腹をさかれ、6、7カ月くらいと思われる胎児が、腹ワタの中にころがっているのを見たときだ。


その女の陰部には、ぐさりと竹槍がさしてあった。

なんという残酷さ、

あのときほど、ぼくは日本人であることを恥ずかしく思ったことはなかった」

(「恥ずべき日本人」『潮』1971年9月号、98ページ)


 野戦銃砲兵士第一連隊兵士の久保野茂次は1923年9月29日の日記に岩波少尉たちが小松川で

「婦人の足を引っ張り又は引き裂き、あるいは針金を首に縛り池に投げ込み、苦しめて殺した」

ことを記した。

(関東大震災五十周年朝鮮人犠牲者追悼行事実行委員会編「歴史の真実 関東大震災と朝鮮人虐殺」現代史出版会、1975年、18ページ)


 朝鮮人女性に対する虐待、虐殺の歴史的意味


 上記のような朝鮮人女性に対する言語に絶する虐殺の残酷さは、民族差別にさらに女性差別が加わって行われた結果であろう。

このような日本人の行動は、朝鮮人が暴動を起こしたとデマが流されたので、自衛のために自警団を結成したといったものではなく、極めて攻撃的である。

それは民族的には支配民族としての優越心、性的には男性としての優越心に発した行動であったと思われる。


 朝鮮人女性に対する虐待、虐殺に関しては、当時も、その後も議論、反省されることは皆無だった。

その無反省がアジア・太平洋戦争の時期の「従軍慰安婦」制度を生み出したといえないだろうか。

吉野作造は、千葉で行われた朝鮮人少年に対する日本人の虐殺事件をつぶさに日記に記し、その末尾に「これを悔いざる国民は禍である」と記した。

(「吉野作造著作集」14、岩波書店、1996年、357ページ)


 日本人拉致事件発表後の他者のみに厳しく自己に甘い日本人の二重基準を見ると、朝鮮や中国に対する日本人の良心喪失を憂慮し続けた吉野の言葉を日本人は今もう一度かみしめなければならないように思われる。

(山田昭次、立教大学名誉教授)

http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2003/j05/0305j0827-00001.htm


関東大震災直後の朝鮮人に対する殺人行為


 当時,埼玉県の「児玉郡本庄町」や「大里郡熊谷町」(いずれも当時の名称,現在の本庄市・熊谷市)で発生した朝鮮人殺戮事件は,関東大地震発生後,東京方面ですでに起きていた朝鮮人などに対する殺人行為から彼らを保護する目的で,その被害の少なかった埼玉県や群馬県方面に彼らを避難させようとする最中に起こされた出来事である。

 本庄町のばあい,地元の住民たちによって結成された自警団が,本庄警察署に到着したトラックに乗っていた朝鮮人たちに襲いかかり,リンチに発展した。

警察は人員不足から阻止することもできないまま,この事件で50人から100人程度の朝鮮人を殺させた。

しかも,殺された朝鮮人たちは,妊婦の女性や子どもたちも大勢含まれていた。


 それでも,このリンチにくわわった者の多くは,事後に開廷された裁判の判決では「執行猶予付の騒擾罪」を受けるだけの「穏便な処分」で済まされていた。

さらにあとでは「恩赦」があり,彼らの刑罰は免除されてもいた。


これが,朝鮮人の子どもたちの首を刎ね,女性(妊婦)にも竹槍を突きさし,男性を日本刀で切りさいて殺す,などという凶行を働いた人たちに対する「事後の法的刑罰」であった。 


この歴史的な殺人事件の犯人たちは,大地震後の社会不安の状況のなかで「流言蜚語」に惑わされてしまった結果,本庄町では,警察が避難させるために保護し護送してきた子どもや妊婦も含む朝鮮人たちを,50人か100人くらい殺してしまった。

けれども,事後にいちおう裁判がおこなわれたものの,犯人たちは「執行猶予」付きの判決で「実質無罪にされ」だけでなく,さらに恩赦もあって,受けた刑をとり消してもらっていた。


第2次大戦後後に法務省の高官は,外国人〔=在日韓国・朝鮮人など〕は「煮て食おうと焼いて食おうと自由だ」(1965年の発言)と言ってのけた。


 関東大震災直後に起きた朝鮮人〔など〕の虐殺事件は,それよりも32年も前の悲惨な出来事であったけれども,すでに庶民の次元で「朝鮮人はけしからぬ奴ども」だから,「煮て食おうと焼いて食おうと自由だ」という残虐な情念に即して,同じ地震の被災者でもあった朝鮮人たちを「殺してもかまわぬ」という気持を実行に移していた。


裁判の最中に殺人行為に関してみなで哄笑する

 1) 殺人行為の様子

 1910年に朝鮮〔当時は大韓帝国と称していた〕を軍事的に脅して合邦し,植民地にした日本帝国であった。

朝鮮民族の底しれぬ怒り・恨みを買ったことはいうまでもない。

この事実が反転されて,日本人・日本民族側の気分においてはどうなったかといえば,朝鮮民族を心底でひどく恐れる感情を醸成してもいた。

 関東大震災直後,官庁関係〔警察・政府・戒厳司令部など〕から意図的に提供された《流言蜚語》を真に受けた庶民たちは,

「朝鮮人が井戸に毒を撒いている」

「朝鮮人たちが徒党を組んで攻めてくる」

と聞かされたのだから,大地震のために混乱した状況のなかで自衛し,朝鮮人どもを「捕まえてなんとかしてもかまわぬ」と考えた。

ある意味でこの考えは理の必然でもあった。


 国家当局側,それも一部で作為的な虚報を流した部署の関係者においては,たとえば軍隊は「東京などでは朝鮮人が反抗したといった理由で銃剣で刺殺或いは射殺するなどの虐殺をおこなった。

こうしたことは,目撃者の談話などでも明らかにされている」。


さらに,その「流言の拡大に驚いて,日本刀,竹槍,鳶口,棍棒などで武装した自警団が各地に出現したが,こうした軍隊,警察の行動をみて,凶暴な行動に出たことはいうまでもない」。

 「各地で “鮮人狩り” がはじまった」。

その「あまりのひどさに驚いて出したと」いう「9月3日の警視庁の宣伝ビラ『急告』も」「鮮人の大部分は順良にして・・・」といいながらも「『不逞鮮人の妄動』を否定していない」始末であった(前掲『かくされていた歴史−関東大震災と埼玉の朝鮮人虐殺事件−』13頁)。

萱原白洞「東都大震災過眼録(1924)」の写真は,震災後にその記憶を頼りにして描かれた絵画であるが,よくみると右下部分には「虐殺された朝鮮人の死体」が転がっていた(つぎの左側にその部分を切りとった画像をかかげておく)。

まわりの人たちは「朝鮮人をやっつけたぞ!」といって「歓声を挙げている」図である。

これは,萱原の網膜に焼きついて忘れられなかった記憶を復元させたものである。

     

 この絵画全体(9月1日参照)を観察すると,警察官をはじめ,法被を着た男,そして手に棒切れをもった子どもまで描かれていることに気づく。

前段の著作『かくされていた歴史−関東大震災と埼玉の朝鮮人虐殺事件−』に説明された当時の,官民一体になる殺人実行の現場の様子がこの絵画には正直に写されている。

 前掲右側の写真は,関東大震災時における殺人行為を現わした〈有名な1葉〉である。

警察官と民間人が「殺した朝鮮人2体」を,それも民間人は棒で突くかのような格好で,あたかも記念写真を撮るかのように構えている(前掲書,口絵より)。


「凶器は日本刀,鳶口,竹槍,鉄棒や長さ6尺位の棍棒,小刀,包丁或いは石棒など奇抜なものがズラリ」(同書,167頁)。


 2) 裁判の様子

 さて,警察が東京方面からトラックに乗せて避難させてきた朝鮮人を殺した人たちのうち,埼玉県熊谷市の人びとに対する裁判もおなわれていた。『かくされていた歴史−関東大震災と埼玉の朝鮮人虐殺事件−』はその一場面をつぎのように描写している。


 a) ある被告の答弁。

裁判長から「お前は首を落とす積りで再びやったというぢゃないか」と叱られると

「そうです。そうですが首は落ちませんでした」

といい,石を打ちつけたことについては,「黒い石はこの位でした」と大きな輪を作る。

満廷もクスクス笑う。

事件とは思われぬ光景だ(158−159頁,1923年10月22日『東京日日』夕刊)。


 b) 「裁判長の突っ込みも茶気たっぷりで曽我廼家の芝居でも見ているようだ」。

「裁判長が『お前は一番最年長だのにどうしてそう無分別だ』と揶揄すると『毎晩4合ずつ引っかけやすのでツイその』と満廷を笑わせてひとまず休憩・・・」。

〇〇万治は

「私は倒れていた鮮人を殴っていると警官が『もう死んでいるからいいじゃないか』と申しました」
(159頁,1923年10月23日『東京日日』)。


 c) 「〇〇隣三郎は事実を是認したがこの樫棒で殴ったろうといわれた時ヘイそのちょっとやったまででと答え,

裁判長からこの6尺もある樫棒ではちょっとやられたってたまるものかといわれ,判官はじめ満廷も吹き出させた。

また,それがそのちょっと飲んでいたものですからというのに,裁判長が酒を飲んでいたのか,ちょっととはどの位飲んでいたのかと問われ,4合ですと答えてまた満廷を吹き出させた」(161頁,同上)。


 d) 「『本庄警察の方が騒がしかったのでいって見ますと,3台の自動車に鮮人が乗せられてその内ころがり落ちた3鮮人の胸を刺しました。

一ぱい機嫌でしたからついへゝゝ』

とありのままを申し立て『お前のやった事について今日はどう思っている』ときかれても返事も出来ぬ程の被告である」(175頁,1923年10月25日『東京日日』朝刊)。


それにしても,殺人事件の裁判であるにもかかわらず,この法廷に関する当時の報道をとおしても「ずいぶんに和気あいあい」とした雰囲気が,よく伝わってくるではないか。


 そもそも,関東大震災時のこうした虐殺事件で犯人=被告となって裁判を受けた人びとは,関係した非常に多人数の犯行者全員を被告とするわけにもいかない事情があったため,しかたなくその代表として選ばれ応じて出廷していた一部の者であった。

したがって,前段 a) b) c) d) に紹介した法廷におけるやりとりのように,人殺しの犯人たちにしてはふざけたような口調さえ聞こえてくる。

 つまり,関東大震災のさい「惹起された他民族殺戮行為」は,官憲がわがでっち上げた朝鮮人騒擾「説」を契機に起こされていた。

しかもこのように,殺人事件の審理とも思われない〈身内を庇うかのような共有の感情〉のなかで,被告たちが裁かれていた(!?)のであるから,その「異常な事態を異常とも思わない」当時の時代精神の恐ろしさがあらためて疑われてよい。


 要するに,この大量殺人事件を裁くために開廷された場所においては,裁判官にも被告にも傍聴席にも「満廷に笑いの渦」が吹き出ていたというのである。

そもそも軍隊が,多数の朝鮮人・中国人を大衆の面前で虐殺していただけでなく,社会主義者・無政府主義者もついでにといっていいように,無法なかたちでもって捕縛・虐殺していた。

これでは,国家機関である裁判所が,関東大震災時において殺人行為を犯した一般庶民をまともに裁けるはずもなかった。
http://pub.ne.jp/bbgmgt/?entry_id=2394667

03. 2012年9月02日 11:37:15 : HNPlrBDYLM


歴史の汚点といえば、大正12年(1923年)関東大震災のときの朝鮮人虐殺はどうであろう。

日本人はよくアメリカ人のマネが得意だといわれるが、なぜこのような、おぞましいことまでまねる必要があったのだろうか。

それもたんなる排斥にとどまらず、虐殺の挙にでたところなど、出藍の誉れというべきか。

しかもその虐殺は、政府筋の計画的煽動に乗って一般の民間人がおかした犯行だという点で、アウシュビッツのことは、その存在さえも知らなかったというドイツ人のばあいとも異なる。


震災がおそった9月1日の午後、東京市内の被害状況を巡視した内務大臣水野錬太郎(元朝鮮総督府内務総監)は、その惨状のなかにあえぐ人々のいら立ちがが支配階級に向けられることを防ぐためには、朝鮮人と社会主義者の弾圧が必要であると判断し、

1日夜から2日夜にかけて、東京、神奈川の各警察署に朝鮮人暴動のデマを流させ、

さらに3日午前、朝鮮人暴動の「事実」についての電文を作成、船橋海軍無線送信所から全国地方長官当宛に打電させた。


中山競馬場の名物になっていたこの無電台が1971年夏撤去され、「なつかしい風物詩」が消え去ったことを嘆く人も少なくないという。

しかしわたしはあの不気味な鉄塔をながめるたびに、背筋に寒気をおぼえずにいられなかった。



朝鮮人暴動のデマは、またたく間に日本全国にひろまり、警察とそれに呼応した民間の自警団は、政府公認の朝鮮人虐殺を開始した。


竹槍で刺し、トビグチで頭を割り、ノコギリで首をひき、さしみ包丁で妊婦の腹をさく……


阿鼻叫喚の地獄絵図のなかで、抵抗のすべもなく殺されていった朝鮮人の数は6,000人をこえた。



「ハダカ同然の死がいが、目をあけたまま頭を北にして空地に並べられていました。

数は二百五十ほど。

ノドを切られて気管や食道が見えている人、

首筋を切られて肉がザクロのようにわれている人、

無理に首をねじ切られたらしく、皮と筋がほつれている人…


なかでもあわれだったのは、まだ若い女性の腹が真一文字に切りさかれ、その中に六、七ヶ月の胎児が目をとじて姿でした」



以上は仏文学者田辺貞之助氏が目撃した、その日の朝鮮人の姿である。



「旦那、朝鮮人はどうですい。

俺ァきょうまで六人やりました。…

天下晴れての人殺しだから、豪気なもんでさァ。…

電信柱へ、針金でしばりつけて、…

焼けちゃってナワなんかねえんだからネ…。


そして、殴る、蹴る、鳶で頭へ穴あける、竹槍で突く、めちゃめちゃでさァ。



けさもやりましたよ。…

奴、川へ飛び込んで、向かう河岸へ泳いで逃げようとした。…

みんなで石を投げたが、一つも当たらねえ、でとうとう舟を出した。


ところが旦那、強え野郎じゃねえか。十分位も水の中へもぐっていた。

しばらくすると、息がつまったとみえて、舟のじきそばへ頭を出した。

そこを舟にいた一人の野郎が、鳶でグサリと頭を引掛けて、ズルズル舟へ引きよせてしまった。…

舟のそばへ来れば、もうめちゃめちゃだ。

トビグチ一つでも死んでいる奴を、刀で斬る、竹槍でつく…」


『横浜市震災誌』に記録されている、ある日本人のその日の武勇談である。



サンフランシスコ震災で、日本人排斥運動が燃えあがったとき、大統領テオドル・ルーズベルトは怒りにふるえてこれを非難したという。

大統領が国会に送った年頭教書(1906年12月4日)を読むと、大統領は日本人排斥運動を「ウィキッド・アブサーディティー(悪辣な愚行)」と痛罵し、これがアメリカの恥であることを述べ、もしこのような愚行がやまないならば、日本人保護のために、軍隊を動員するとまでいきまいている。



日本のばあいどうか。


虐殺が行われた大正12年から今日にいたるまで、わたしたちは、責任ある日本の為政者から、一言たりとも陳謝の言葉を耳にした記憶はない。

いや、「貧乏人は麦を食え」で勇名を馳せた池田勇人元首相からは一言きいたことがある。


「朝鮮を併合してから、日本の非行に対しては私は寡聞にして存じません」。

http://blog.livedoor.jp/danjae/archives/51404976.html

04. 2012年9月02日 11:38:55 : HNPlrBDYLM


震災当時、修羅の巷と化していた東京近郊では、もう一つの惨劇が発生していました。

事実無根の流言蜚語に踊らされた人々が、次々に無辜の朝鮮人を虐殺していったのです。


 元来、巨大地震などの激甚災害襲来直後には、情報の空白が生まれ、その中でさまざまな流言蜚語が生まれるといわれています。

関東大震災の時にもやはり、根拠の定かではない怪しげな噂が東京周辺を駆け巡っています。

最初は巨大地震再来や大津波襲来、富士山大噴火の噂が流れました。

これら自然の脅威に関する噂は、震災の記憶が生々しい間には威力を振るいますが、事態が小康を得るにつれ、次第にフェードアウトしていきます。

これに取って代わるように頭をもたげて来たのが、世情不安に絡む諸々の噂です。

地震によって刑務所から放たれた受刑者たちが暴動を起こすと言う噂、平生の世の中に不満を持つ社会主義者たちが混乱に乗じて暗躍すると言う噂…。


そして、日本社会で虐げられてきた朝鮮人が、震災を千載一遇のチャンスとばかりに日本人に対する逆襲を行うと言う噂です。

世情不安型の噂の中でも、朝鮮人に関する噂に対する反応は、前二者に比べてひときわ鋭敏だったようで、つまるところそれが虐殺に結びつきました。


 当時の日本人の多くは、自分達が朝鮮人から恨まれているという自覚を持っていました。

背景には、朝鮮の植民地化と、そこに住んでいた朝鮮人に対する苛烈な差別待遇がありました。

植民地化に伴って、日本政府は朝鮮の土地所有に関する調査を行いました。


そして、朝鮮人の土地を没収して日本人に分け与えました。

その結果、土地を奪われ働き口をなくした朝鮮人は、生きる道を探して日本へ渡ります。

しかし、そこでも差別待遇が待ち受けていました。

日本国内における朝鮮人の賃金は、日本人最低ランクに位置していた被差別部落出身者や沖縄出身者の5〜7割程度だったと言われています。

日本に渡ってきた朝鮮人は同胞コミューンを形成しましたが、多くの場合そこはスラム化していきました。

小規模ながら犯罪者集団も発生し、こうした朝鮮人の実情を目の当たりにする事で、日本人の朝鮮人に対する潜在的な不安感が醸成されていきました。


 惨劇を招いた流言はどこから発生したのか。

噂・流言研究の題材としては定番中の定番ともいえるようなこの関東大震災時流言ですが、実のところ最初の流言が、いつ、どこで発生したのかについて、はっきりとしたことは分かっていないようです。

確認できる範囲でもっとも早い段階の事例だと思われるものは、地震が発生した9月1日当日の夕方、横浜市本牧町あたりのもののようです。

実際には、似たような噂が同時多発的に発生していたと見るのが自然でしょう。

最初に囁かれた噂は、「地震の混乱に乗じて朝鮮人が放火を行っている」という様なものです。


噂は夜を越えるうちに、朝鮮人による強盗、強姦、殺人、井戸水への毒の投げ込みという形へ発展していきました。

噂の伝播・変質をもっと長いスパンで捉えた場合には、「朝鮮人が伊豆大島に爆弾を仕込んで地震を起こした」というような突飛なものまでも発生したようです。


 井戸水へ毒を投げ込まれるという毒水流言は、古くその歴史を遡る事ができ、決して関東大震災に特有の珍しいものではありません。

中世ヨーロッパでは、(大正期日本における朝鮮人と同じように差別待遇を受けていた)ユダヤ人が井戸水にペスト菌を投げ込むと言う噂が流れた事があります。

日本国内の酷似した事例では、明治19年、愛知県下之一色村(当時。現在の名古屋市中川区下之一色)での出来事があります。

当時、全国的にコレラが流行しており、下之一色でも患者が発生しました。

そこで官憲が公衆衛生維持のために井戸水へ消毒薬を投げ込んだのですが、これを見た村人たちは「住人を殺害するために毒薬を投入した」と誤解し、竹槍や鎌で武装して暴動を起こしました。

そして鎮圧に動いた官憲と衝突、双方に死者を出しています。

若干余談になりますが、この名古屋の事例からは、人間には自分の命を脅かす者を容赦なく殺す部分があることをうかがえます。

虐げられた朝鮮人の存在は、震災時に毒水流言の真実味を補強する材料となりましたが、虐殺という行為に直接つながったのは、民族差別とは別次元の要素なのかもしれません。


 地震によって井戸水が濁るのは良くあることです。

関東大震災の時も上野でこの現象があり、知識のない一般人にとっては、これが毒水流言の真実味を補強する材料となりました。


 東京帝国大学教授・吉野作蔵の調査によると、

「朝鮮人はもともとテロ活動を目論んでいたが、震災の破壊と混乱を千載一遇のチャンスとして蠢動しはじめた」

という見方が、数多くの流言の底流にあったと思われる節があります。

そう考えた人たちにしてみれば、「火災被害の拡大も朝鮮人の暗躍のせい」となりました。


 また偽情報の傾向を追っていくと、朝鮮人の襲撃は神奈川方面から東京を目指して行われると考えられていたようです。

あるいは、噂の伝播の傾向と一致するものなのでしょうか。

 このように流言蜚語による混乱が生じた場合の対処には、正確な情報の周知徹底が必要である事は論を待ちません。

現代的な感覚で言えば、行政の広報や、各種マスコミが正しい情報を発信する役割をになう事になります。

では関東大震災の時、各種情報インフラはどのような状態だったのでしょうか。


 当時まだテレビなど存在していなかった事は言わずもがなですが、大正12年にはラジオの放送も行われていませんでした。

NHKによるラジオ放送開始は、震災から2年後の1925年(大正14)の話です。

この時代の情報伝達の手段としては、電信・電話網が重要な役割をになっていたようですが、これも被災して壊滅状態。

在京各社の新聞報道も社屋の被害により停止状態。

復旧が順調だった東京日日新聞の場合で、新聞の発行が再開されたのは5日の夕刊から。遅いところでは19日になるまで新聞記事を発行する事ができませんでした。


これに対し、震災の被害を被らなかった地方新聞は、流言の内容を真に受け、そのまま報道するという失敗(脚注参照)を犯しています。

また地震により発令された戒厳令の関係で、官憲による情報管制も敷かれました。


 その官憲は、早い段階においては流言の内容を信じ、むしろ自分が朝鮮人虐殺に加担していたと言われています。


官憲は自分自身が流言情報の権威付けを行った上でこれを民衆に向けて発信し、そこから跳ね返ってきた情報を自分で受信してそれを信じ込むという過ちを犯してしまったようです(脚注参照)。


官憲による虐殺は、関連資料の多くが隠蔽されたため、実態が良く分かっていません。


そもそも、この流言の発生源が、他ならぬ官憲であったとする陰謀論の見方も根強く、これが一定の説得力を有しているようです。


亀戸事件・甘粕事件など、憲兵隊は流言による混乱に乗じて、日ごろから自分達が不穏分子と見なしていた集団の「粛清」を行ってもいます。

マッチポンプの可能性すら疑われている憲兵に比べ、警察や震災を受けて発足した戒厳令司令部は、比較的早い段階で流言はあくまで流言に過ぎないことを看破し、事態の収拾に向けて動き出しています。


 日本では伝統的に隣組的な組織が存在しており、その点で自警団の結成をうながす素地はあったと言えます。

関東大震災時に結成された多くの自警団も、もともとは朝鮮人に限らず火事場泥棒に対し、また、地震被害に対処するために自然結成されたものでした。

自警団に参加していた人の言によると、飢餓と流言が自警団を虐殺行為へと駆り立てたという実感があるようです。

また、民衆の中でも流言が流言である事に気づいている人が少なくなかったのかもしれません。


しかしながら、そのことに気づきつつ、これを積極的に吹聴した者もいました。

また、内容に不信を持っていても、頭からそれを否定するような事をしにくい空気があったようです。


噂を否定する事で回りから浮き上がってしまう恐れもあったのでしょうし、万一の危険の可能性を見逃してしまう事を恐れたからなのかもしれません。


ある種の使命感に駆られて積極的に言いふらした者もいたようですが、不思議なもので、事実かどうかは怪しいことを自覚しているはずの情報も、「事実である」と言う触れ込みで吹聴して回っているうちに、話者の中で次第に紛れもない事実であると認識されれるようになっていくようです。


 自警団の活動は、流言が盛んに飛び交い始めた前述の1日夜を越えたあたりから始まりました。

手近で武器になりそうなもの、中には銃や日本刀で武装した彼らは、中世ヨーロッパの魔女狩りを彷彿とさせる朝鮮人狩りを開始しました。

外見上では日本人との明確な差異を認められない朝鮮人を識別するために用いられた方法の代表的なものが、「十五円五十銭」と発音させてみる方法です。

朝鮮人には、「チュウゴエンコチュッセン」としか発音できない人が多いそうです。


この方法は官憲も用いていました。


これ以外の識別法としては、「教育勅語の暗誦」「座布団と言わせる」「歴代天皇の名前を答えさせる」「ザジズゼゾ、ガギグゲゴを発音させる」「君が代を歌わせる」「いろはカルタを言わせる」などといったものがあったようです。


もちろんこの方法は、簡易ではあるものの確実な識別法ではなく、勘違いから日本人や中国人も殺害されています。


被害者数は調査主体でまちまちですが、「朝鮮人231人、中国人3人、日本人59人」(内務省警保局調査)、「2711人」(吉野作造調査)、「6415人」(独立新聞調査)などの数字があがっています。内務省警保局の算出した数はあまりにも少ないと言えます。


事後の事務処理を簡略化するため、「虐殺」の認定条件を極端に厳しくしている可能性があるようです。

その反面、独立新聞=朝鮮人側の新聞が提示した6000人超と言う数字も、他の事実との整合性に問題があるために絶対的に信頼の寄せられるものではありません。

政治的思惑がもっとも薄いと思われるのが、吉野作造による調査結果ですが、組織力=調査力において他の二者に見劣りする感が否めないのも事実です。

なお、この件に関する犠牲者をもっとも多く出したのは、神奈川県ということで間違いないようです。


 最終的に事態が沈静化に向かったのは、民衆が警察などが発信する情報を受け入れて冷静さを取り戻したためではなく、自警団が軍による力での押さえつけに屈したからだと見るのが妥当なようです。

民衆が理性的な判断を行ったのは、力で行動を押さえつけられ、文字通り手も足も出なくなってからの事でした。

なお余談になりますが、当時の警察は、人員数はもちろん、そしてその武装の内容においても、自警団に劣っていたため、最終的には軍部の軍事力を背景にして事態の沈静化に乗り出さなければならなかったようです。


■各地方紙の誤報 ※『関東大震災と朝鮮人虐殺』P61より抜粋


「朝鮮人大暴動 食糧不足を口実に盛に掠奪 神奈川県知事よりは大阪、兵庫に向かひ食料の供給方を懇請せり。

東京市内は全部食料不足を口実として全市に亘り朝鮮人は大暴動を起こしつつあり……」(河北新報、九月三日)


「歩兵と不逞朝鮮人戦斗を交ゆ 京浜間に於て衝突す 

火災に乗じ不逞鮮人跋扈 近県より応援巡査派遣……」
(福島民友新聞、九月四日)


「放火・強盗・強姦・掠奪 驚くべき不逞鮮人暴行 

爆弾と毒薬を所持する不逞鮮人の大集団二日夜暗にまぎれて市内に潜入 

警備隊(自警団のこと)を組織して掃討中……」(河北新報、九月四日)


「不逞鮮人凶暴を極め飲食物に毒薬や石油を注ぐ 

彼らは缶詰に似た爆弾を所持しつつあり」

(北海タイムズ、九月五日)


■官憲の主な動き(時系列) ※『関東大震災と朝鮮人虐殺』P66より抜粋

九月二日十四時ごろ:内務省警保局長より呉鎮守府、地方長官宛電報。

東京付近ノ震災ヲ利用シ、朝鮮人ハ各地ニ放火シ、不貞ノ目的ヲ遂行セントシ、現ニ東京市内ニオイテ爆弾ヲ所持シ、朝鮮人ハ各地ニ放火シ、石油ヲ注ギテ放火スルモノアリ。

スデニ東京府下ニハ一部戒厳令ヲ施行シタルガ故ニ、各地ニ於テ十分周密ナル視察ヲ加エ、鮮人ノ行動ニ対シテハ厳密ナル取締ヲ加エラレタシ。


九月二日夕刻:警視庁、戒厳令司令部に、朝鮮人による火薬庫放火計画があると報告。

同    :警視庁菅下各警察署に通達。
 
鮮人中不逞ノ挙ニツイテ放火ソノ他凶暴ナル行為ニイズルモノアリテ、現ニ淀橋・大塚等ニ於テ検挙シタル向キアリ。

コノ際コレラ鮮人ニ対スル取締リヲ厳ニシテ警戒上違算ナキヲ期セラレタシ。


 九月三日十六時三十分:海軍省船橋送信所所長電信発信(独断)。全国で受信。

船橋送信所襲撃ノオソレアリ。至急救援頼ム。騎兵一個小隊応援ニ来ルハズナルモ、未ダ来タラズ。


九月四日八時十分:船橋送信所電信発信。

本所(船橋送信所)襲撃ノ目的ヲ以テ襲来セル不逞団接近、騎兵二十、青年団、消防隊等ニテ警戒中、

右ノ兵員ニテハ到底防御不可能ニ付約百五十ノ歩兵ノ急派取計イ度ク、当方面ノ陸軍ニハ右以上出兵ノ余力ナシ。


■不逞鮮人

 震災当時の政治用語。抗日的な運動を行う朝鮮人に対し、官憲が用いた呼称。

この言葉にも当然、「朝鮮人」と同じ問題が付きまとう。


 朝鮮人による、さらにすさまじい回想がある。

 
 所謂自警団、青年団等は「朝鮮人」と叫ぶ高声に一呼百応して狼の群の如くに東西南北より集まり来たり、

一人の吾が同胞に対し数十人の倭奴<日本人>が取り捲きつつ剣にて刺し銃にて射、棒にて打ち、足にて蹴り転がし、死せしものの首を縛り曳きずりつつ猶も刺し蹴りつつし屍体にまでも陵辱をくわえたり、

婦人等を見れば両便(ママ)より左右の足を引き張り生殖器を剣にて刺し一身を四分五裂にしつつ、女子は如斯にして殺すこと妙味ありと笑ひつゝ談話せり……


身体を電信柱に縛り付け先ず眼球を抉り鼻を切り落とし、其の哀痛の光景を充分眺めた上、腹を刺して殺したるものあり……。

(姜徳相・他編『現代史資料・6』みすず書房、一九六三年)


 
 考えられないような殺害方法であるが、朝鮮人すなわち被害者側の怨念のこもった誇張した表現ではない。

実は私は最初これだけ読んだ時には、朝鮮人の表現にはしばしば誇張表現がみられるので、その特有の誇張表現ではと思ったのである。

そのように思わせるほどの残虐な殺し方である。

しかし誇張表現ではなかった。補強証言がある。


 まだ若いらしい女(女の死体はそれだけだった)が腹をさかれ、六、七ヵ月になろうかと思われる胎児が、はらわたのなかにころがっていた、

その女の陰部に、ぐさりと竹槍がさしてあった、


という記録を日本人自身が残している(姜徳相・他編『現代史資料・6』田辺貞之助「女木川界隈」みすず書房、一九六三年)。


なお、付近の別の住民も同じ光景を見ている(『労働運動研究・三七号)湊七良「その日の江東地区」労働運動研究所、一九九二年)。


 女性の陰部へ竹槍を刺したという目撃証言は、場所が特定できるものは江東のもの。

したがっておそらく一つの事件、行為が複数の口で語られ、伝聞されていった結果であろう。

(『関東大震災と朝鮮人虐殺』 pp.102-104)


 魔女狩りを彷彿とさせる、集団ヒステリーが生んだ狂気か。


 この「虐殺」に関する話は、関東大震災を起源とする「防災の日」の各種行事の場面などでも、滅多に触れられる事がないのだという。

この種のイベントは専ら自然災害としての地震の恐ろしさに対する啓蒙を目的に行われるものらしく、天災から派生した人災についてはほとんど言及しないのだそうだ。そして、その現状を無念に思う韓国人・朝鮮人は多い。


参考文献
山岸秀 、2002年、『関東大震災と朝鮮人虐殺 80年後の徹底検証』、早稲田出版
http://www5d.biglobe.ne.jp/~DD2/Rumor/column/earthquake_demagogie.htm

05. 2012年9月02日 11:40:47 : HNPlrBDYLM


1923(大正12).9.1日、関東大震災が発生。
この時政府の宣伝


「朝鮮人や社会主義者が震災に乗じて内乱を企てている」

に乗せられた民衆は、社会主義者、労働組合幹部や朝鮮人に対して野蛮なテロを行い、9.3日、亀戸事件により南葛労働組合の指導者・川合義虎らの社会主義者やアナーキストらが亀戸警察署で虐殺された。

9.16日、大杉栄が妻・伊藤野枝、甥(おい)の橘宗一と共に甘粕正彦憲兵大尉に殺害された。


 9.7日、政府は、関東大震災時の混乱に対して「治安維持の為の緊急勅令」を公布した。

これは、前に成立を見なかった「過激社会運動取締り法案」を、このたびは天皇の名のもとに議会の審議を要しない緊急勅令という形で公布したということである。

しかし、政府はなお満足せず、やがて治安維持法に向けて着々と周辺整備していく。


 「第一次共産党事件」と「関東大震災直後の反動攻勢」に接して、獄中闘争組の中からも解党的方向が提起されたようである。

幸徳秋水の大逆事件、関東大震災時の大杉栄虐殺事件という官憲側のテロル攻勢に「緊急避難」の名目で党の解党止む無し論が強まっていった。


 これに関連して福永操は次のように述べている。

「革命運動の犠牲者たちは、人民が(人民のほんの一部でもが)その犠牲の意義をみとめて心の中で支持してくれると思えば、よろこんで死ねるであろう。

なさけないのは、大逆事件関係者に対する日本の一般民衆の反感がものすごかったことであった。

事件そのものにまったく無関係であった社会主義者たちまでが、この事件のとばっちりを受けて、『主義者』というよびかたのもとに一括して世間からつまはじきされて、文字どおり広い世間に身のおきどころもない状態になったことであった。

労働運動も火が消えたような状態になった」(福永1978)。


 以下、検証する。 


【関東大震災発生】

 1923(大正12).9.1日、関東大震災が発生した。

地震の規模はマグニチュード7.9、震度6であった。

焼失家屋24万戸、崩壊家屋2万4千棟、死者5万9千人、行方不明者を入れると犠牲者は10万人以上という被害が発生した。

これにより関東一円の商工業地区が壊滅的大打撃を受けた。被害総額は当時の金で約100億円(当時の一般会計の6.5年分、現在で数兆円)と推定される。


 関東大震災の翌9.2日急遽、軍による戒厳令司令部を設置した。

この日、後藤新平が内務大臣に就任している。

 警視庁は、非常事態に備えて臨時警戒本部を設置し、正力官房主事が特別諜報班長になって、不穏な動きを偵察する任務を持ち、その行動隊長として取締まりに専念した。

後藤内務大臣の指揮下で正力が果たした重要な役割は疑問の余地がない。


「内務大臣・後藤新平と正力の繋がり」について


 正力は、この後藤新平と深く繋がっており、「直接ルート」の間柄。正力の富山四高時代の友人にして官房主事であった品川主計は、回想録「叛骨の人生」の中で「正力君は、後藤新平内務大臣に非常に信用があった」と記している。

同書に拠れば、越権的な「汚れ役」(ダーティーワーク)仕事を躊躇無く引き受けることで信頼を得ていったとのことである。

「仕事の鬼としての出世主義的性格」が強かった、ということになる。

正力は、後藤内相の下で警視庁警務部長となる。

同時に、財界のご意見番的存在であった郷とも親しくなって行った。


【流言飛語飛び交い、朝鮮人、社会主義者、アナーキストの検束始まる】


 直後、

「朝鮮人、中国人、社会主義者、博徒、無頼の徒が放火掠奪の限りを尽くしている」

との噂が飛び交い始めた。

発生源は在郷軍人会、民間自警団辺りからとされているが、今日なお真相不明である。


 当時の支配階級は、震災の混乱に乗じて赤化騒乱が引き起こされることを怖れ、「朝鮮人による放火、井戸への投毒」という風評を逆手に取って朝鮮人と社会主義者、アナーキストの検束を始めた。

9.3日、亀戸署には、7百4、50名も検束された労働組合員や朝鮮人がいたと伝えられている。


 東京朝日の石井光次郎営業局長の次のような証言がある


 「建物は倒壊しなかったものの、9月1日の夕刻には、銀座一帯から出た火の手に囲まれ、石井以下朝日の社員たちは社屋を放棄することを余儀なくされていた。

夜に入って、石井は臨時編集部をつくるべく、部下を都内各所に差し向けた。

帝国ホテルにかけあってどうにか部屋を借りることは出来たが、その日、夜をすごす宮城前には何ひとつ食糧がない。

そのとき、内務省時代から顔見知りだった正力のことが、石井の頭に浮かんだ。

石井は部下の一人にこう言いつけて、正力のところへ走らせた。


 『正力君のところへ行って、情勢を聞いてこい。

それと同時に、あそこには食い物と飲み物が集まっているに違いないから、持てるだけもらってこい』。

間もなく食糧をかかえて戻ってきた部下は、意外なことを口にした。

その部下が言うには、正力から、

『朝鮮人が謀反を起こしているという噂があるから、各自、気をつけろ。

君たち記者が回るときにも、あっちこっちで触れ回ってくれ』

との伝言を託されてきたというのである。


 そこにたまたま居合わせたのが、台湾の民生長官から朝日新聞の専務に転じていた下村海南だった。

下村の『その話はどこから出たんだ』という質問に、石井が『警視庁の正力さんです』と答えると、下村は言下に『それはおかしい』と言った。

『地震が9月1日に起るということを、予想していた者は一人もいない。

予期していれば、こんなことになりはしない。

朝鮮人が9月1日に地震がくることを予知して、その時に暴動を起こすことを企むわけがないじゃないか。

流言飛語にきまっている。断じてそんなことをしゃべってはいかん』。


 石井は部下から正力の伝言を聞いたとき、警視庁の情報だから、そういうこともあるかも知れないと思ったが、ふだんから朝鮮や台湾問題を勉強し、経験も積んできた下村の断固たる信念にふれ、朝鮮人謀反説をたとえ一時とはいえ信じた自分の不明を恥じた。

正力は少なくとも、9月1日深夜までは、朝鮮人暴動説を信じていた。

いや、信じていたばかりではなく、その情報を新聞記者を通じて意図的に流していた」


 内務官僚上がりの石井のこの証言に加えて、戒厳司令部参謀だった森五六の回想談によると、正力は腕まくりして戒厳司令部を訪れ、

「こうなったらやりましょう」と息まいている。


この正力の鼻息の荒い発言を耳にした時に、当時の参謀本部総務部長で後に首相になる阿部信行をして、「正力は気が違ったのではないか」と言わしめたという。


 正力にまつわる一連の行動を分析した佐野は、

[正力は少なくとも大地震の直後から丸一日間は、朝鮮人暴動説をつゆ疑わず、この流言を積極的に流す一方、軍隊の力を借りて徹底的に鎮圧する方針を明確に打ち出している]

と結論づけている。

更に、警視庁に宛てた亀戸署の内部文書にも、


「この虐殺の原因はいずれも警察官の宣伝にして、当時は警察官のごときは盛んに支鮮人を見つけ次第、殺害すべしと宣伝せり」

と書いてあり、中国人労働者が300人ほど虐殺された大島事件も、正力がこの事件を発生直後から知っていたのは、間違いないと自身を持って断定するのである。


【関東大震災時事件その@、官憲、自警団員による朝鮮人、中国人の虐殺】


 当時の支配階級は、震災の混乱に乗じて赤化騒乱が引き起こされることを怖れ、

「朝鮮人による放火、井戸への投毒、襲撃」、

「震災の混乱にまぎれて、朝鮮人と社会主義者が政府転覆を図っている」

という風評を逆手に取って警察と軍による朝鮮人、中国人、社会主義者、社会主義的労働者の検束を始めた。


 9.3日、亀戸署には、7百4、50名も検束された労働組合員や朝鮮人がいたと伝えられている。

自警団員による朝鮮人、中国人の虐殺も発生している。

無抵抗の者を陸軍将校、近衛兵、憲兵、警察官、自警団員、暴徒らが一方的に撃ち殺したところに特質がある。この時官憲テロルに倒れた朝鮮人は3千名、中国人は3百名。

 その後毎年、9.1日は共産主義運動、朝鮮民族運動の逃走記念日として追悼されていくことになる。


【関東大震災時事件そのA、川合義虎らが虐殺される亀戸事件発生】


 9.3日午後10時頃、亀戸事件の被害者となる南葛労働組合の指導者にして共産青年同盟初代委員長にして党員北原龍雄と共に第一次共産党事件後の留守委員会を構成していた川合義虎ら8名の社会主義者と、アナーキスト系の元純労働組合長・平沢計七らが亀戸警察署に拘束監禁された。


 9.5日、河合義虎ら7名の革命的労働者(北島吉蔵、山岸実司、吉村光治(南喜一の弟)、加藤高寿、近藤広造、鈴木直一)、アナーキスト系の平沢計七らが亀戸警察署で虐殺された。

これを「亀戸事件」と云う。

 その遣り口が憤激に耐えない次のような史実を残している。

古森署長は事後対策を警視庁に上申。この時のこの時の警視庁官房主事が正力松太郎(米騒動の時に警視として民衆弾圧に当たり、後特高制度の生みの親であり、読売新聞社長へ転身し、ナチス・ドイツとの同盟を煽り、軍部の手先となって第二次世界大戦の世論形成に一役買った)で、正力は軍隊への応援依頼、千葉県習志野騎兵第13連隊(田村騎兵少尉指揮)がやって来て、留置された中から最も指導能力を有していた危険な人物を選別し、演武場前広場へ引きずり出し、銃剣と軍刀で虐殺した。

 その虐殺の様について今日奇跡的に伝えられた二葉の写真があり、これを見るに多数の刺傷はそれとしても生きたまま打ち首にされている。

遺体は家族に引き渡されず、二、三日放置された後、荒川放水路の一般の火葬死体の中に投擲された。

田村少尉らは軍法会議にもかけられておらず、「この乱痴気が軍隊と警察と裁判所、検事局と監獄とを、内部から腐敗堕落させた」(志賀義雄「日本革命運動の群像」)とある。

 ちなみに、南喜一は、弟の吉村光治虐殺という権力の横暴に義憤して、共産党活動に入った。

「大正13年の春、私は工場や家を全部処分し、17万円の金をつくつた。

妻子に4万円渡し、13万円を持って、亀戸の南葛飾労働組合に入った。

共産党に入党したのだ」、


「大正15年の共同印刷の争議までは、命ぜられることを名誉とし、火の中でも水の中へでも喜んで飛び込んだ」(「南喜一著作全集」)とある。


【関東大震災時事件そのB、中国人留学生・王希天虐殺事件発生】


 この時、東京中華日キリスト教青年会幹事、中華民国僑日共済会の会長という指導的立場にあった中国人留学生・王希天は、亀戸署に拉致監禁された上陸軍に引き渡され、陸軍将校の手で斬殺されている。

死体は切り刻まれて川に捨てられた。

警視庁や陸軍の公式発表では「行方不明」。警察と軍の関係を取り持っていたのは、官房主事の正力であった。


 10.20日、中国代理公使から王の殺害について抗議が為される。

中国政府は王希天殺害調査団を派遣してくることになり、一気に国際的大事件となった。日本政府はその対応に苦しむことになった。

警視庁はじめとする当局は口裏を合わせて知らぬ存ぜぬの「徹底的に隠蔽するの外無し」対応に終始した。

結局、事件そのものは当時の日中の力関係を反映し、最後にはうやむやのままに葬り去られることになった。


【関東大震災時事件そのC、大杉栄ら虐殺・甘粕憲兵大尉事件発生】


 9.16日関東大震災の混乱に際して、アナーキストで社会運動家のリーダー的存在だった大杉栄は妻・伊藤野枝(いとうのえ、28歳)、甥(おい)の橘宗一(たちばなそういち、6歳)と共に甘粕憲兵大尉(あまかすまさひこ、32歳)に殺害された。

享年38歳。妻野技は1895年1月12日生、享年28歳、甥橘宗一は1917年4月12日生、享年6歳。


 この日、大杉は、その妻(婚姻はしていなかったので正式には同棲)の伊藤野枝と横浜鶴見にあった弟の家から自宅へ帰る途中に東京憲兵隊本部に検束された。

一緒にいた甥の橘宗一も一緒に連れ去れた。検束された大杉達は、麹町憲兵分隊に連行された。


午後8時頃、取調中だった大杉に対し、部屋に入ってきた憲兵大尉《甘粕正彦がいきなり背後から大杉の喉に右腕を回し締め上げた。

大杉がもがき後ろに倒れると、背中に乗りさらに締め上げ絞殺したと伝えられている。

続いて伊藤野枝も絞殺され、橘宗一は部下の憲兵が殺害し、遺体は憲兵分隊内にあった古井戸に投げ込まれた。


 ちなみに甘粕のその後は次の通り。

大杉虐殺事件の軍法会議の進行は非常に早かった。戒厳令下の10.8日に第一回、以後、11.16日、17日、21日の4回で結審となり、12.8日に10年の禁固刑に処せられたものの、軍閥団体の助命運動によって3年で出獄、満州国へ渡り参議の地位に上り詰めていく。


 この大杉栄の拘束・殺害が発端となって、軍部による社会主義者の徹底的な弾圧が始まる。


【官房主事・正力松太郎の暗躍】


 この時、警察と軍の関係を取り持っていたのは、警視庁官房主事の正力松太郎であった。

これを追跡してみる。正力は米騒動の時に警視として民衆弾圧に当たり、特高制度の生みの親であった。

後に読売新聞社長へ転身し、ナチス・ドイツとの同盟を煽り、軍部の手先となって第二次世界大戦の世論形成に一役買うことになる。


 9.2日、大震災の翌日急遽、軍による戒厳令司令部が設置された。

船橋の海軍無線送信所から「付近鮮人不穏の噂」の打電が為されている。

今日判明するところ、「付近鮮人不穏の噂」を一番最初にメディアに流したのが、なんと正力自身であった。


 9.3日、「内務省警保局長」名で全国の「各地方長官」宛てに、要約概要「鮮人の行動に対して厳密なる取締要請」電文打たれる。

内務省が流した「朝鮮人暴動説」は、全国各地の新聞で報道された。


実際には「不逞鮮人暴動」は根拠が曖昧で「流言飛語」の観がある。


この指示が官憲、自警団員によるテロを誘発することとなった。

つまり、本来ならば緊急時のデマを取り締まり秩序維持の責任者の地位にある正力が逆に騒動をたきつけていたことになる。


 9.5日、警視庁は、正力官房主事と馬場警務部長名で、「社会主義者の所在を確実に掴み、その動きを監視せよ」なる通牒を出している。

 9.11日、更に、正力官房主事名で、

「社会主義者に対する監視を厳にし、公安を害する恐れあると判断した者に対しては、容赦なく検束せよ」命令


が発せられている。

 研究者によると、正力が「虚報」と表現した「朝鮮人来襲」のデマを一番最初にメディアを通じて意識的に広め、虐殺を煽ったのは、なんと、官房主事の正力自身であった。

自身も「悪戦苦闘」という本で、

「朝鮮人来襲の虚報には警視庁も失敗しました。

当局者として誠に面目なき次第」


と弁解しているように、朝鮮人大虐殺の張本人と目されている。

 この時、朝日新聞の記者の1人が警視庁で正力官房主事から、

「朝鮮人むほんの噂があるから、君たち記者があっちこっちで触れてくれ」

と示唆されたことを明らかにしている。

しかし、専務の下村海南が「流言飛語に決まっている」と制止したと云う。


「正力の胡散臭さ」について

 後に読売新聞の社主となって登場してきた正力松太郎には「負の過去」がある。


関東大震災当時、警視庁官房主事という警察高級官僚であった正力こそ朝鮮人大虐殺の指揮官であった形跡がある。

こういう人物が読売新聞に入り込み、大衆新聞として発展させていく。

その意味で、「読売新聞建て直しの功労者」ではある。

しかし、正力の本領は当時の「聖戦」賛美にあった。

新聞でさんざん戦争を煽った。

これが為、松太郎はA級戦犯指名で巣鴨プリズン入り、死刑になるところを占領軍の恩赦で出所する。

しかし、政権与党に食い入り常に御用記事を垂れ流す体質は戦前も戦後も変わらない。

「読売には権力癒着の清算されていない暗部がある」


 こうしたムショ帰りの権力主義者の社主に忠誠を誓い、その負の遺産を引き継ぐことで,出世したのがナベツネといえる。

日本ジャーナリズムの胡散臭さを知る上で、この流れを踏まえることを基本とすべきだろう。
http://www.gameou.com/~rendaico/daitoasenso/what_kyosantosoritu_oosugisakae.htm


 正力松太郎の生態はもっと研究されて良いように思われる。
内務省特高課(戦前日帝の諜報・弾圧機関)の創設者にして終始黒幕で在り続けた後藤新平に見出され、米騒動、関東大震災時の「暗躍」で「血塗られた強固な同盟」が確立する。以下、この関係を追跡する。


【後藤新平の履歴(1857〜1929)】


 岩手県水沢市の小藩出身。

幕末の蘭学者高野長英の親族。

須賀川医学校を卒業して医師となりも愛知県立病院長を経て内務省に入る。

1892年衛生局長(現在の厚生省事務次官)。

その間ドイツに留学し、プロイセン国家の統一ドイツ建国過程をつぶさに見て、ビスマルク政治に憧憬したと伝えられている。

1895年日清戦争で台湾を割譲させたが、4代目台湾総督になった児玉源太郎が後藤を見出し民政長官となって赴任。


後藤は、「アメと鞭を併用した辣腕政治」で判明するだけで抗日ゲリラ1万1千余名を虐殺している。

結果的に「台湾島民の鎮圧と産業開発で名声を高めた」。


 後藤は、台湾総督府初代民政長官を皮切りに、以後、

1906年満鉄初代総裁、1908(明治41)年桂太郎内閣の下で逓信大臣兼鉄道院総裁、1916(大正5)年寺内正毅内閣の下で内務大臣、

続いて1918(大正7).4.23日外務大臣、

山本権兵衛内閣の下で内務大臣再任を歴任し、晩年に伯爵の位を得ている。


植民地政策の統合参謀本部・満鉄調査部を設置したのも後藤である。

未解明であるが、阿片政策にも手を出しており、その収入が機密費として縦横に駆使された形跡がある。


 その政治的軌跡は、伊藤博文の後継者。後藤は言論統制に著しく関与している。

 1919(大正8)年、後藤は、寺内内閣の総辞職を機会に欧米視察の旅に出た。

訪問先はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、オランダ。

帰国するやいなや、「大調査機関設立の議」建白書を政府に提出している。

これは、アメリカのCIA(中央情報局)のような強力な組織を設立せよという構想であった。


【内務省】


 内務省は、一口で云えば「天皇制警察国家」と呼ばれる当時の大日本帝国の最高官庁であった。

要するに内政にかかわる一切の行政権を一手に握っている中央官庁であった。

現在の機構に当て嵌めれば、国家公安委員会、警察庁、公安調査庁、消防庁、自治省、厚生省、労働省、建設省、農林省の一部、法務省の一部、文部省の一部的機能を持つ官庁であった。

全国の知事と高級官僚は、内務官僚が任命し派遣するというシステムで、地方行政は市町村議会の監督権まで含めて内務省が握っていた。

内務官僚は、天皇直属であり、平常時の警察機構、緊急時の法律に対抗する緊急勅令権、警察命令権を握っており、いわば万能であった。


 大逆事件の年の1911(明治44)年に高等課特高係(特高)が新設され、後に特別高等部に昇格し、得意な指揮系統を持つ事になった。

新聞の統制など言論動向の調査は特高の中の検閲課の任務であり、更に全国の警察機構の元締め内務省警保局の図書課でも行われた。

両者の関係は、図書課が本庁であり、検閲課は出先機関となる。


 内務省本省の図書課は、後藤新平内務大臣時代の1917(大正6).9月、直接の声係りでロシア革命への対応を意識して拡張された。

同時に警視庁の人員増強も要請され、当時の6000名が6年後には1万2000名に倍増された。特高も同時期に12名から80名へと約7倍化している。


【正力松太郎の履歴(1857〜1929)】

 1885(明治18).4.11日、富山県の土建請負業の旧家に生まれる。

青春時代を柔道に打ち込む。

 1911(明治44)年、東京帝国大学法科大学独語科卒業(26歳)。

翌年に内閣統計局に入り、高等文官試験に合格し、1913(大正2).6月、警視庁に雇用される。

直ちに警部となり、翌年に警視、日本橋堀留署長となる。


 1917年、第一方面監察官。

 1918(大正7)年、米騒動鎮圧に一役買い、勲章を貰う。

 1919(大正8)年、刑事課長。

 1920(大正9)年、普通選挙大会の取締まり、東京市電ストの鎮圧。

 1921(大正10)年、警視庁で警視総監に次ぐbQの位置とされる官房主事となり、高等課長を兼任(36歳)。


本人自身が「私ほど進級の早いのはいません」(「週間文春」1965.4.19日)と語っている。


 1923(大正12)年、正力の警視庁官房主事、共産党の猪俣津南雄宅にスパイを送り込み、早稲田大学研究室の捜査、6.5日、第一次共産党検挙を指揮した。

 「米騒動の時に警視として民衆弾圧に当たり、後特高制度の生みの親であり、

読売新聞社長へ転身し、ナチス・ドイツとの同盟を煽り、

軍部の手先となって第二次世界大戦の世論形成に一役買った」。


 「関東大震災時の暗躍」


 1923(大正12).9.1日、関東大震災が発生した。


 関東大震災の翌9.2日急遽、後藤新平が内務大臣に就任し、非常事態に備えて軍は戒厳令司令部を、警視庁も臨時警戒本部を設置した。

この時、正力は官房主事であったが、特別諜報班長になって不穏な動きの偵察、取締まりに専念した。

後藤内務大臣の指揮下で正力が果たした重要な役割は疑問の余地がない。


 今日判明するところ、「付近鮮人不穏の噂」を一番最初にメディアに流したのが、なんと正力自身であった。


「不逞鮮人暴動」に如何ほどの根拠があったのか不明であるが、本来ならば緊急時のデマを取り締まり秩序維持の責任者の地位にある正力が逆に騒動をたきつけていたことになる。

こうして、内務省が流した「朝鮮人暴動説」が全国各地の新聞で報道され、この指示が官憲、自警団員によるテロを誘発することとなった。


 後藤−正力ラインが警戒したのは、社会主義者の動きであった。

9.5日、警視庁は、正力官房主事と馬場警務部長名で、「社会主義者の所在を確実に掴み、その動きを監視せよ」なる通牒を出している。

9.11日、正力官房主事名で、「社会主義者に対する監視を厳にし、公安を害する恐れあると判断した者に対しては、容赦なく検束せよ」命令が発せられている。


 後藤−正力ラインはこうした通達のみならず、実際に迅速に先制的官憲テロをお見舞いしていった。


@、官憲、自警団員による朝鮮人、中国人の多数虐殺、

A、川合義虎らが虐殺される亀戸事件、

B、中国人留学生・王希天虐殺事件、

C、大杉栄ら虐殺・甘粕憲兵大尉事件)


等が記録されている。
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/mascomiron_yomiurico2.htm


「朝鮮人来襲の虚報」または「朝鮮人暴動説」の発端については、軍関係者が積極的に情報を売りこんでいたという報告がある。

民間の「流言」が先行していた可能性も、完全には否定できない。

しかし、その場合でも、すでにいくつかの研究が明らかにしているように、それ以前から頻発していた警察発表「サツネタ」報道が、その感情的な下地を用意していたのである。

いわゆる「不逞鮮人」に関する過剰で煽情的な報道は、四年前の一九一九年三月一日にはじまる「三・一運動」以来、日本国内に氾濫していた。

 しかも、仮に出発点が「虚報」や「流言」だったとしても、本来ならばデマを取り締まるべき立場の内務省・警察関係者が、それを積極的に広めたという事実は否定しようもない。「失敗」で済む話ではないのである。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-8-5.html


関東大震災に便乗した治安対策


陸軍将校、近衛兵、憲兵、警察官、自警団員、暴徒

 正力が指揮した第一次共産党検挙が行われたのは、一九二三年(大12)六月五日である。

 それから三か月も経たない九月一日には、関東大震災が襲ってきた。

このときの警視庁の実質的な現場指揮者は、やはり正力であった。

この一九二三年という年は、日本全体にとっても正力個人にとっても激動の年であった。

月日と主要な経過を整理し、問題点と特徴を明確にしておきたい。


 六月五日に、第一次共産党検挙が行われた。

この時、正力は官房主事兼高等課長だった。

 九月一日に、関東大震災が起きた。正力の立場は前とおなじだった。

 一二月二七日には、虎の門事件が起きた。この時、正力は警務部長だった。

 虎の門事件の際、警備に関して正力は、警視総監につぐ地位の実質的最高責任者である。

警視総監の湯浅倉平とともに即刻辞表を提出し、翌年一月七日に懲戒免官となった。

ただし、同じ一月二六日には裕仁の結婚で特赦となっている。


 以上の三つの重大事件を並べて見なおすと、

第一次共産党検挙と虎の門事件の背景には、明らかに、国際および国内の政治的激動が反映している。

その両重大事件の中間に起きた関東大震災は、当時の技術では予測しがたい空前絶後の天災であるが、この不慮の事態を舞台にして、これまた空前絶後で、しかも、その国際的および国内的な政治的影響がさらに大きい人災が発生した。

朝鮮人・中国人・社会主義者の大量虐殺事件である。


 さて、以上のように改めて日程を整理してみたのは、ほかでもない。本書の主題と、関東大震災における朝鮮人・中国人・社会主義者の大量虐殺事件との間に、重大な因果関係があると確信するからである。

そこで以下、順序を追って、虐殺、報道、言論弾圧から、正力の読売乗りこみへと、その因果関係を解き明かしてみたい。


 どの虐殺事件においても明らかなことは、無抵抗の犠牲者を、陸軍将校、近衛兵、憲兵、警察官、自警団員、暴徒らが、一方的に打ち殺したという事実関係である。

正力は、当然、秩序維持の責任を問われる立場にあった。

正力と虐殺事件の関係、正力の立場上の責任などについては、これまでにも多数の著述がある。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-8-1.html


「朝鮮人暴動説」を新聞記者に意図的に流していた正力


 正力自身も『悪戦苦闘』のなかで、つぎのように弁明している。

「朝鮮人来襲の虚報には警視庁も失敗しました。警視庁当局者として誠に面目なき次第です」

 これだけを読むと、いかにも素直なわび方のように聞こえるが、本当に単なる「失敗」だったのだろうか。

以下では、わたし自身が旧著『読売新聞・日本テレビ・グループ研究』執筆に当たって参考にした資料に加えて、それ以後に出版された新資料をも紹介する。

いくつかの重要な指摘を要約しながら、正力と虐殺事件の関係の真相にせまってみる。

 興味深いことには、ほかならぬ正力が「ワンマン」として君臨していた当時の一九六〇年に、読売新聞社が発行した『日本の歴史』第一二巻には、「朝鮮人暴動説」の出所が、近衛第一師団から関東戒厳令司令官への報告の内容として、つぎのように記されていた。

「市内一般の秩序維持のための〇〇〇の好意的宣伝に出づるもの」

 この報告によれば、「朝鮮人暴動説」の出所は伏せ字の「〇〇〇」である。


伏せ字の解読は、虫食いの古文書研究などでは欠かせない技術である。

論理的な解明は不可能ではない。

ここではまず、情報発信の理由は「市内一般の秩序維持」であり、それが「好意的宣伝」として伝えられたという評価なのである。

「市内一般の秩序維持」を任務とする組織となれば、「警察」と考えるのが普通である。さらには、そのための情報を「好意的宣伝」として、近衛第一師団、つまりは天皇の身辺警護を本務とする軍の組織に伝えるとなると、その組織自体の権威も高くなければ筋が通らない。

字数が正しいと仮定すると、三字だから「警察」では短すぎるし、「官房主事」「警視総監」では長すぎる。「警視庁」「警保局」「内務省」なら、どれでもピッタリ収まる。

 詳しい研究は数多い。

『歴史の真実/関東大震災と朝鮮虐殺』(現代史出版会)の資料編によれば、すくなくとも震災の翌日の九月二日午後八時二〇分には、船橋の海軍無線送信所から、「付近鮮人不穏の噂」の打電がはじまっている。


 翌日の九月三日午前八時以降には、「内務省警保局長」から全国の「各地方長官宛」に、つぎのような電文が打たれた。

「東京付近の震災を利用し、朝鮮人は各地に放火し、不逞の目的を遂行せんとし、現に東京市内において、爆弾を所持し、石油を注ぎて、放火するものあり、

すでに東京府下には、一部戒厳令を施行したるが故に、各地において、充分周密なる視察を加え、鮮人の行動に対しては厳密なる取締を加えられたし」


 正力の『悪戦苦闘』における弁解は、「朝鮮人来襲の虚報には警視庁も失敗しました」となっていた。

では、この「虚報」と正力の関係、「失敗」の経過は、どのようだったのだろうか。


 記録に残る限りでは、正力自身が「虚報」と表現した「朝鮮人来襲」の噂を一番最初に、メディアを通じて意識的に広めようとしたのは、なんと、正力自身なのである。


 シャンソン歌手、石井好子の父親としても名高かった自民党の大物、故石井光次郎は、関東大震災の当時、朝日新聞の営業局長だった。

石井は内務省の出身であり、元内務官僚の新聞人としては正力の先達である。

震災当日の一日夜、焼け出された朝日の社員たちは、帝国ホテルに臨時編集部を構えた。

ところが食料がまったくない。

石井の伝記『回想八十八年』(カルチャー出版社)には、つぎのように記されている。


「記者の一人を、警視庁に情勢を聞きにやらせた。当時、正力松太郎が官房主事だった。


『正力君の所へ行って、情勢を聞いてこい。

それと同時に、食い物と飲み物が、あそこには集まっているに違いないから、持てるだけもらってこい[中略]』といいつけた。

それで、幸いにも、食い物と飲み物が確保できた。

ところが、帰って来た者の報告では、正力君から、


『朝鮮人がむほんを起こしているといううわさがあるから、各自、気をつけろということを、君たち記者が回るときに、あっちこっちで触れてくれ』


と頼まれたということであった」

 ところが、その場に居合わせた当時の朝日の専務、下村海南が、「それはおかしい」と断言した、


予測不可能な地震の当日に暴動を起こす予定を立てるはずはない、

というのが下村の論拠だった。

下村は台湾総督府民政長官を経験している。

植民地や朝鮮人問題には詳しい。

そこで、石井によると、「他の新聞社の連中は触れて回ったが」、朝日は下村の「流言飛語に決まっている」という制止にしたがったというのである。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-8-2.html


東京の新聞の「朝鮮人暴動説」報道例の意外な発見


 ただし、石井の回想通りに、朝日が「朝鮮人暴動説」報道を抑制したのかどうかについては、いささか疑問がある。

内務省筋が流した「朝鮮人暴動説」は、全国各地の新聞で報道された。


『大阪朝日』は九月四日、「神戸に於ける某無線電信で三日傍受したところによると」、という書き出しで、さきの船橋送信所発電とほぼ同じ内容の記事を載せた。

『朝日新聞社史/大正・昭和戦前編』には、震災後の東京朝日と大阪朝日の協力関係について、非常に詳しい記述があるが、なぜか、大阪朝日が「朝鮮人暴動説」をそのまま報道した事実にふれていない。


『大阪朝日』ほかの実例は、『現代史資料(6)関東大震災と朝鮮人』に多数収録されている。

この基本資料を無視する朝日の姿勢には、厳しく疑問を呈したい。


 東京の新聞でも、同じ報道が流されたはずなのであるが、現物は残っていないようである。

わたしが目にした限りの関東大震災関係の著述には、東京の新聞の「朝鮮人暴動説」の報道例は記されていなかった。

念のためにわたし自身も直接調べたが、地震発生の九月二日から四日までの新聞資料は、実物を保存している東京大学新聞研究所(現社会情報研究所)にも、国会図書館のマイクロフィルムにも、まったく残されていなかった。


 たしかに地震後の混乱もあったに違いないが、そのために資料収集が不可能だったとは考えにくい。

報知、東京日日(現毎日)、都(現東京)のように、活字ケースが倒れた程度で、地震の被害が軽い社もあった。

各社とも、あらゆる手をつくして何十万部もの新聞を発行していたのである。

各社は保存していたはずだから、九月一日から四日までの東京の新聞の実物が、まるでないというのはおかしい。

戒厳令下の言論統制などの結果、抹殺されてしまった可能性が高い。


 ところが意外なことに、『日本マス・コミュニケーション史』(山本文雄編著、東海大学出版会)には、新聞報道の「混乱」の「最もよい例」として、「九月三日付けの『報知』の号外」の「全文」が紹介されていた。

要点はつぎのようである。


「東京の鮮人は三五名づつ昨二日、手を配り市内随所に放火したる模様にて、その筋に捕らわれし者約百名」


「程ヶ谷方面において鮮人約二百名徒党を組み、一日来の震災を機として暴動を起こし、同地青年団在郷軍人は防御に当たり、鮮人側に十余名の死傷者」


 同書の編著者で、当時は東海大学教授の山本文雄に、直接教えを乞うたところ、この号外の現物はないが、出典は『新聞生活三十年』であるという。


 実物は国会図書館にあった。著書の斉藤久治は当時の報知販売部員だった。

同書には、新聞学院における「販売学の講演」にもとづくものと記されている。

発行は一九三二年(昭7)である。のちの読売社長、務台光雄は元報知販売部長で、同時代人だから、この二人は旧知の仲だったに違いない。

ところが、この二人が残した記録は、肝心のところで、いささか食い違いを見せるのである。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-8-3.html


号外の秘密を抱いて墓場に入った元報知販売部長、務台光雄


 務台の伝記『闘魂の人/人間務台と読売新聞』(地産出版、以下『闘魂の人』)には、務台が、震災直後から一週間ほど社の講堂で寝泊まりしたことやら、その奮闘ぶりが克明に描き出されている。

「活字が崩れてしまったので、大きい活字を使って、号外のような新聞を、四日には出すところまでこぎつけた」ということになっている。

ところが、『新聞生活三十年』には、「写真1」のような「九月一日」付けの報知号外のトップ見出し部分のみが印刷されているのである。

「四日」と「一日」とでは、この緊急事態に際しては大変な相違がある。


 謎を解く鍵の一つは、まず、『別冊新聞研究』((4)、77・3)掲載、「太田さんの思い出」という題の、務台自身の名による文章である。

そこでは、「直ちに手刷り号外の発行を行う一方、本格的新聞の発行に着手、まず必要なのは用紙だ」となっている。

地震で電気がこないから、輪転機が動かせない。

輪転機用の巻紙もない。

だが、活字を組んでインクを塗れば、「手刷り」印刷は可能だった。

しかも、「手刷り」には、もう一つの手段があった。


 さきの『新聞生活三十年』を出典とする「朝鮮人暴動説」の号外は九月三日付けだが、「写真2」のようなガリ版印刷である。

本文中には、「汗だくになって号外を謄写版に刷る」という作業状況が記されている。


 務台のフトコロ刀といわれた元中部読売新聞社長、竹井博友の著書、『執念』(大自然出版局)によると、電気がこないので九月九日まで、「四谷の米屋からさがしてきたガス・エンジンでマリノニ輪転機を動かして」いたという。

普段よりは印刷能力が低かったので、手刷りやガリ版印刷で補ったのであろう。

晩年の務台から直接取材したという『新聞の鬼たち/小説務台光雄(むたいみつお)』(大下英治、光文社)では、震災当日に「手刷り」と「謄写版」の号外を出した事を認めている。

つまり、務台自身が、段々と真相の告白に迫っていたのだ。


 もう一つの手段は、近県の印刷所の借用である。

斉藤久治の表現によれば、「報知特有の快速自動車ケース号(最大時速一時間百五十哩)」で前橋の地方紙に原稿を届け、九月七日までに、「数十万枚を東京に発、送し、市内の読者に配ることに成功した」という。

 さて、そこからが一編の歴史サスペンスを感じさせるところである。

『新聞生活三十年』の本文には、問題の号外の文章は復原されていない。

そのほかにも本文には、「朝鮮人暴動説」報道に関しての記述はまったくないのである。

 「写真2」は同書の実物大(WEB上の注:87ミリ×53ミリ)である。

もともとのガリ版が乱筆の上に、かなりかすれている。

しかも、極端に縮尺されているから、拡大鏡で一字一字書き写してみなければ、判読できない状態である。

結果から見て断言できるのは、「写真2」のガリ版号外が、『新聞生活三十年』の本文の記述を裏切っているということである。


奇妙な話のようだが、当時の言論状況を考えれば、真相は意外に簡単なことかもしれない。

著者の斉藤が、手元に秘蔵していたガリ版号外の内容を後世に伝えるために、検閲の目を逃れやすいように判読しがたい状態の写真版にして、印刷の段階で、すべりこませたのかもしれないのである。

 わたしは、このガリ版号外の件を『噂の真相』(80・7)に書いた。

読売の役員室に電話をして務台自身の証言を求めたが、返事のないまま務台は死んでしまった。

あの時代の人々には、この種の秘密を墓場まで抱いていく例が多いようだ。残念なことである。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-8-4.html


「米騒動」と「三・一朝鮮独立運動」の影に怯える当局者


「朝鮮人来襲の虚報」または「朝鮮人暴動説」の発端については、発生地帯の研究などもあるが、いまだに決定的な証拠が明らかではない。

軍関係者が積極的に情報を売りこんでいたという報告もある。

民間の「流言」が先行していた可能性も、完全には否定できない。

しかし、その場合でも、すでにいくつかの研究が明らかにしているように、それ以前から頻発していた警察発表「サツネタ」報道が、その感情的な下地を用意していたのである。


いわゆる「不逞鮮人」に関する過剰で煽情的な報道は、四年前の一九一九年三月一日にはじまる「三・一運動」以来、日本国内に氾濫していた。

 しかも、仮に出発点が「虚報」や「流言」だったとしても、本来ならばデマを取り締まるべき立場の内務省・警察関係者が、それを積極的に広めたという事実は否定しようもない。「失敗」で済む話ではないのである。

 さきに紹介した「内務省警保局長出」電文の打電の状況については、「船橋海軍無線送信所長/大森良三大尉記録」という文書も残されている。

歴史学者、松尾尊兌の論文「関東大震災下の朝鮮人虐殺事件(上)」(『思想』93・9)によると、

大森大尉は、

「朝鮮人襲来の報におびえて、法典村長を通じて召集した自警団に対し四日夜、

『諸君ノ最良ナル手段ト報国的精神トニヨリ該敵ノ殲滅ニ努メラレ度シ』

と訓示したために現実に殺害事件を惹起せしめ」たのである。


 九月二日午後八時以降と、一応時間を限定すれば、「噂」「流言」、または「好意的宣伝」を積極的に流布していたのは、うたがいもなく内務省筋だったのである。

 なお、さきの船橋発の電文例でも、すでに「戒厳令」という用語が出てくる。

「戒厳」は、帝国憲法第一四条および戒厳令にもとづき、天皇の宣告によって成立するものだった。

前出の『歴史の真実/関東大震災と朝鮮人虐殺』では、この経過をつぎのように要約している。


「一日夜半には、内相官邸の中庭で、内田康哉臨時首相のもとに閣議がひらかれ、非常徴発令と臨時震災救護事務局官制とが起草された。

これらは戒厳に関する勅令とともに二日午前八時からの閣議で決定され、午前中に摂政の裁可を得て公布の運びとなったのである」


 前出の松尾論文「関東大震災下の朝鮮人虐殺事件(上)」によると、この戒厳令公布の手続きは、「枢密院の議を経ない」もので「厳密にいえば違法行為である」という。

ただし、このような閣議から裁可の経過は、表面上の形式であって、警視庁は直ちに軍の出動を求め、それに応じて軍も「非常警備」の名目で出動を開始し、戒厳令の発布をも同時に建言していた。


 戒厳令には「敵」が必要だった。

警察と軍の首脳部の念頭に、一致して直ちにひらめいていたのは、一九一八年の米騒動と一九一九年の三・一朝鮮独立運動の際の鎮圧活動であったに違いない。

 首脳部とは誰かといえば、おりから山本権兵衛内閣の組閣準備中であり、臨時内閣に留任のままの内相、水野錬太郎は、米騒動当時の内相だった。

その後、水野は、三・一朝鮮独立運動に対処するために、朝鮮総督府政務総監に転じた。


 震災当時の警視総監、赤池濃は、水野の朝鮮赴任の際、朝鮮総督府の警務部長として水野に同行し、一九一九年九月二日、水野とともに朝鮮独立運動派から抗議の爆弾を浴びていた。

 震災発生の九月一日、東京の軍組織を統括する東京衛戍司令官代理だった第一師団長、石光真臣は、水野と赤池が爆弾を浴びた当時の朝鮮で、憲兵司令官を勤めていた。

 つまり、震災直後の東京で「市内一般の秩序維持」に当たる組織の長としての、内相、警視総監、東京衛戍司令官代理の三人までもが、朝鮮独立運動派から浴びせられた爆弾について、共通の強い恐怖の記憶を抱いていたことになる。

さらに軍関係者の方の脳裏には、二一か条の要求に反発する中国人へのいらだちが潜んでいたにちがいない。

 その下で、警視庁の実働部隊の指揮権をにぎる官房主事、正力は、第一次共産党検挙の血刀を下げたままの状態だった。

正力自身にも、朝鮮総督府への転任の打診を受けた経験がある。


 かれらの念頭の「仮想敵」を総合して列挙すると、朝鮮人、中国人、日本人の共産党員または社会主義者となる。

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戒厳司令部で「やりましょう」と腕まくりした正力と虐殺


 戒厳司令部の正式な設置は、形式上、震災発生の翌日の午前中の「裁可」以後のことになる。だが、震災発生直後から、実質的な戒厳体制が取られたに違いない。

前出の松尾論文「関東大震災下の朝鮮人虐殺事件(上)」には、当時の戒厳司令部の参謀だった森五六が一九六二年一一月二一日に語った回想談話の内容が、つぎのように紹介されている。

「当時の戒厳司令部参謀森五六氏は、正力松太郎警視庁官房主事が、腕まくりして司令部を訪れ

『こうなったらやりましょう』

といきまき、阿部信行参謀をして

『正力は気がちがったのではないか』

といわしめたと語っている」


 文中の「阿部信行参謀」は、当時の参謀本部総務部長で、のちに首相となった。

これらの戒厳司令部の軍参謀の目前で、腕まくりした正力が「やりましょう」といきまいたのは、どういう意図を示す行為だったのであろうか。

正力はいったい、どういう仕事を「やろう」としていたのだろうか。

「気がちがったのではないか」という阿部の感想からしても、その後に発生した、朝鮮人、中国人、社会主義者の大量「保護」と、それにともなう虐殺だったと考えるのが、いちばん自然ではないだろうか。


森五六元参謀の回想には、この意味深長な正力発言がなされた日時の特定がない。


だが、「やりましょう」という表現は、明確に、まだ行為がはじまる以前の発言であることを意味している。

だから、戒厳司令部設置前後の、非常に早い時点での発言であると推測できる。

警察と軍隊は震災発生の直後から、「保護」と称する事実上の予備検束を開始していた。

その検束作業が大量虐殺行動につながったのである。

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「社会主義者」の「監視」と「検束」を命令していた警視庁


 関東大震災後の虐殺事件では、直接の殺人犯を二種類に分けて考える必要がある。

 第一の種類は、いわゆる「流言」「噂」または「情報操作」にあおられて、朝鮮人や中国人を無差別に殺した一般の自警団員などの民衆である。

前項で検討した材料から判断すれば、虐殺を煽ったのは正力ほかの警察官であり、こちらの方がより悪質な間接殺人犯である。

背後には日本の最高権力の意思が働いていた。


 同じ中国人の殺害でも、のちにくわしくふれる王希天のような指導者の場合には、ハッキリと「指名手配」のような形で拉致監禁され、しかも、職業軍人の手で殺されている。

日頃から敵視していた相手を、地震騒ぎに乗じて殺したことが明らかである。

朝鮮人についても同じような実例があったのかもしれない。

社会主義者の虐殺に関与したのは、明白に、警察と軍隊だけであった。

これらの、相手を特定した虐殺の関与者が、第二の種類の職業的な直接的な殺人犯である。

その罪は第一の種類の場合よりもはるかに重いし、所属組織の上層部の機関責任をも厳しく問う必要がある。

上層部による事後の隠蔽工作は、さらに重大かつ悪質な政治犯罪である。


 正力らが犯した政治犯罪を明確にするために、虐殺事件の問題点を整理してみよう。

 中国人指導者の王希天や日本人の社会主義者の場合には、かれらが警察と軍の手で虐殺されたのは、いったん警察に「指名手配」のような形で拉致監禁されたのちのことである。

警察の方では、軍に身柄を引き渡せば殺す可能性があるということを、十分承知の上で引き渡している。

軍の方が虐殺業務の下請けなのである。

当時の制度では、戒厳令のあるなしにかかわらず、市内秩序維持に関するかぎりでは警視庁の要請で軍が動くのであった。

全体の指揮の責任は、警視庁にあった。警視庁と戒厳司令部の連絡に当たっていたのは、官房主事の正力であった。


『巨怪伝』では、つぎのような経過を指摘している。

「九月五日、警視庁は正力官房主事と馬場警務部長名で、

『社会主義者の所在を確実につかみ、その動きを監視せよ』

という通牒を出した。

さらに十一日には、正力官房主事名で、

『社会主義者に対する監視を厳にし、公安を害する恐れあると判断した者に対しては、容赦なく検束せよ』

という命令が発せられた」


 これによると、「社会主義者」の「監視」または「検束」に関する警視庁の公式の指示は、九月五日以後のことのようである。

ところが、「亀戸事件」の犠牲者、南葛労働組合の指導者、川合義虎ら八名の社会主義者が亀戸署に拉致監禁されたのは、それ以前の「三日午後十時ごろ」なのである。

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「使命感すら感じていた」亀戸署長の暴走を弁護する正力


『関東大震災と王希天事件/もうひとつの虐殺秘史』(田原洋、三一書房、以下『関東大震災と王希天事件』)では、川合義虎ら八名の社会主義者が近衛騎兵によって虐殺された「亀戸事件」の経過を細部にわたり、「時系列にしたがって検分」している。

 かれら八名の社会主義者が

「三日午後十時ごろ、理由も何もなく、狙い打ちで検束されてしまった」

時点では、十一日の「検束」命令どころか、五日の「監視」通牒さえ出ていなかったのである。


 亀戸署管内では、別途、それに先立って、中国人大量虐殺の「大島事件」と、反抗的な自警団員四名をリンチ処刑した「第一次亀戸事件」も発生している。

署長の古森繁高は、社会主義者らの生命を奪うことに「使命感すら感じていた」という点で、「人後に落ちない男」であった。


古森は、「朝鮮人暴動説」が伝えられるや否や、自ら先頭に立ってサイドカーを駆使して管内を駆け巡り、「二夜で千三百余人検束」し、「演武場、小使室、事務室まで仮留置場にした」のである。


 社会主義者の検束に当たって古森が「とびついた」のは、「三日午後四時、首都警備の頂点に立つ一人、第一師団司令官石光真臣」が発した「訓令」の、つぎのような部分であった。

「鮮人ハ、必ズシモ不逞者ノミニアラズ、之ヲ悪用セントスル日本人アルヲ忘ルベカラズ」

 つまり、社会主義者が朝鮮人の「暴動」を「悪用」する可能性があるから、注意しろという意味である。

『20世紀を動かした人々』(講談社)所収の「正力松太郎」(高木教典)には、正力が亀戸事件について語った当時の新聞談話が収録されているが、つぎのような説明ぶりで、古森署長の行動の後追い弁護になっている。


「実際、二日、三日の亀戸一帯は、今にも暴動が起るという不安な空気が充満し、二日夜も古森署長は部下の警官を集めて決死の命令を下す程、あたかも無警察の状態で、思想団、自警団が横行していたそうで、

軍隊の力を頼んで治安維持を保つべく、ついにこうしたことになったのであるが、

今回の事件はまったく法に触れて刺殺されたものである。

警官が手を下したか否かは、僕としては、軍隊と協力、暴行者を留置場外に引き出したことは事実であるが、刺殺には絶対関与していないと信ずる」


 この新聞談話から、社会主義者にかかわる部分を抜き出して、検討してみよう。

 まずは、「思想団」が「横行していたそうで」というが、そのような事実があったと主張する歴史書は皆無である。

つぎには、「法に触れて刺殺」と断定していうが、せいぜいのところ、留置場のなかで抗議の大声を挙げたり、物音を立てたぐらいのことであって、

そのどこがどういう「法に触れ」たのかの説明がまったくない。

「暴行者を留置場外に引き出したことは事実」としているが、これも同じ趣旨である。

正力はいったい、どの行動を指して「暴行」だと断定しているのだろうか。


 最後の問題は、「[警察側が]刺殺には絶対関与していないと信ずる」という部分にある。

正力としては、虐殺の責任を「軍隊」になすりつけ、監督責任を逃れたかったのであろう。

だが、すでに指摘したように、当時の制度では警視庁の要請で軍が動くのであった。


『関東大震災と王希天事件』には、古森署長がみずからしたためた「第一次亀戸事件」に関する報告が収録されている。

警視庁が編集した『大正大震火災誌』からの引用である。

引き渡しの理由は、「兵器ヲ用ウルニアラザレバ之ヲ鎮圧シガタキヲ認メ」たからだとなっている。

古森は、「兵器」による「鎮圧」を予測しつつ、または希望しつつ、反抗的な自警団員四名を軍に引き渡したのだ。

結果は、違法なリンチ処刑だった。


 この四名の自警団員の場合は、道路で日本刀を持って通行人を検問していた。

警官が検問の中止を勧告したところ、「怒って日本刀で切りかかった」のだそうである。本人たちは、警察が流した「朝鮮人暴動説」に踊らされていたわけだから、中止勧告が不本意だったのだろう。

留置場内で警察の悪口を並べ、「さあ殺せ」とわめいたりしたようである。

「結局、軍・警察の処置は妥当と認められ、四人は死に損となった」とあるが、リンチ処刑が「横行」するような「無警察」状態を演出したのは、いったいどちらの方なのだろうか。

 しかも、『関東大震災と王希天事件』ではさらに、この四日夜の「第一次亀戸事件」を、川合義虎ら八名の社会主義者の虐殺、いわゆる「亀戸事件」への導火線になったのではないかと示唆している。

反抗的な自警団員四名の引き渡し以後、留置場内は「前にもまして騒然となった」のである。そこで「古森は、ついに五日午前三時」、川合らを騎兵隊に引き渡した。同書では時系列の記述の最後を、つぎのように結んでいる。

「古森は『失態』を告発する恐れのある川合らを抹殺した。

両次亀戸事件の犠牲者十四人の死体は、こっそり大島八丁目に運ばれ、多くの虐殺死体にまぎれて焼却された」


 同書はまた、この「両次亀戸事件」に、中国人指導者王希天虐殺事件と大杉栄ら虐殺事件に共通する「パターン」を指摘する。

「法にしばられる警察は、自ら手を下さずとも、戒厳令下で異常な使命感と功名心に燃え狂っている中下級軍人を、ちょっとそそのかすだけで、目的をとげることができた」のである。

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留学生で中華民国僑日共済会の会長、王希天の虐殺事件


 さらに重大な問題は、すでに何度か記した在日中国人の指導者、王希天の虐殺事件であった。

 ここで「さらに重大な問題」と記した意味には、虐殺そのものとは別の側面も含まれている。

この事件は、読売の紙面が輪転機にかける鉛版の段階で削除されるという事態を招いていた。

つまり、この事件は、本書の主題の読売の歴史に、深い影を落としているのだ。


 元警視庁警務部長が、こともあろうに首都の名門紙に「乗りこむ」という事態は、一種の政治犯罪を予測させる。

だが、およそ重大な犯罪の背景には、間接的または一般的な状況だけではなくて、直接的な契機、または引くに引けない特殊な動機があるものである。

とくに、一応は正常な社会人として通用してきた人物を「重大な犯罪」に駆り立てるためには、それだけ強力で衝動的な動機が必要である。

わたしは、この事件の真相を知ることによって初めて、長年の、もどかしい想いの疑問の核心部分に達したと感じる。

読売の紙面の鉛版削除という稀有な事態を招いたこの事件こそが、正力の読売「乗りこみ」という、これまた稀有な事態の直接的な動機だと、確信するに至ったのである。


 関東大震災と朝鮮人・社会主義者の虐殺の関係は一応、一般にも広く知られている。

 だが、虐殺の被害者の中でも「中国人」の三文字は、これまで付け足りのようだった。

とくに知られていなかったのは、王希天虐殺事件そのものと、その国際的な重要性であった。

中華民国僑日共済会の会長という指導的立場にあった中国人留学生、王希天は、陸軍将校から斬殺されていた。

「行方不明」と発表されていた王希天の捜査、調査活動は、当時の政界、言論界を揺るがす国際的な大事件に発展していたのである。


 一九九五年には、さまざまな角度から日本の戦後五〇年が問われた。

試みに、その年の暮れの集まりで会った在日朝鮮人の研究者と、駐日特派員の中国系ジャーナリストに、「王希天虐殺事件を知っていますか」という質問を向けてみた。

案の定、二人とも、まったく知らなかった。

詳しく話すと、真剣な表情で耳を傾けてくれたのちに、「大変に貴重な情報を教えていただき、ありがとうございました」と、ていねいにお礼をいわれた。

その後、何人かの日本人ジャーナリストにも同じ質問を向けてみたが、やはり、王希天の名を知っている人は非常に少ない。

ただし、わたし自身も数か月前に知ったばかりで、自慢などできる立場ではなかった。「五十歩百歩」そのものである。


 王希天が代表としてノミネートされる中国人の大量虐殺事件については、いまから七三年前の一九二三年(大正12)、関東大震災の直後に、中国政府が派遣した調査団が訪日している。

日本政府が対応に苦慮した国際的大事件である。ではなぜ、そんな大事件が、いまだに広くどころか専門家にさえ知られていないのだろうか。


 中心的な理由は簡単である。

当時、日本政府首脳が「徹底的に隠蔽」の方針を決定し、全国の警察組織を総動員して、新聞雑誌(放送は発足前)報道をほぼ完全に押さえこんだからである。

基本的には、そのままの言論封鎖状況が続いているのだ。


 王希天は、関東大震災の直後、亀戸署に留置されたのち陸軍に引き渡され、以後、警視庁や陸軍の公式発表では「行方不明」となっていた。

陸軍当局も、当時は警視庁官房主事兼高等課長の正力松太郎を実質的責任者とする警視庁も、王希天殺害の事実を知りながら、国際的追及の最中、必死になって、ひた隠しにしていた。

実際には王希天は、陸軍の野戦重砲第三旅団砲兵第一連隊の将校たちにだまされて連れ出され、背後から軍刀で切り殺されて、切り刻まれて川に捨てられていた。

事件そのものは、当時の日中の力関係を反映し、最後には、賠償問題さえうやむやのままに葬り去られた。


 象徴的なドラマは、「支那(ママ)人惨害事件」と題する読売新聞(23・11・7)の社説および関連記事の周辺に展開された。

同社説(別掲)と記事をそのまま載せた地方向けの早版は、少部数だが輪転機で刷り出され、発送まで済んでいたのだが、急遽、検閲で不許可、発売禁止となり、各地で押収されたのである。

同時に、その問題の紙面には、「写真3、4」のような鉛版段階での削除という稀有の処置が取られた。


 関係資料は十数点ある。

戦後最初の大手メディア報道は、毎日新聞(75・8・28夕)の「『王希天事件』真相に手掛かり/一兵士の日記公開/『誘い出して将校が切る』」だが、同記事の段階ではまだ、王希天殺害についての証言は、所属部隊の一兵士の「伝聞」にしかすぎない。

以後、日本の研究者、ジャーナリストらの招きで、王希天の遺児が来日した際に、数件の報道があった。

しかし、残念ながら、それらの報道の中には、当時の言論弾圧状況の紹介がなかった。

 専門雑誌の記事、少部数の単行本、断片的なマスコミ報道、それだけでは世間一般どころか普通の企業ジャーナリストの目にさえ、「事件は存在しない」と同様である。

わたしが湾岸戦争以来、「マスコミ・ブラックアウト」と名付けている現象である。

王希天事件の場合には、この現象が意識的かつ政治的に作り出され、しかも、約四分の三世紀にもわたって続いていることになる。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-9-1.html


「震災当時の新聞」による偶然の発掘から始まった再発見


 おおげさなようだが、わたし自身も、この問題に関する「マスコミ・ブラックアウト」の被害者の一人である。

というのは、旧著『読売新聞・日本テレビ・グループ研究』執筆の際、わたしは王希天について何も知らなかった。

正力と関東大震災後の虐殺事件の関係を調べるために、何冊かの関係書に当たったが、そこには王希天のことは書いてなかった。

実際には、すでにそのころ、雑誌論文や何冊かの単行本に、王希天に関する研究が発表されはじめていたのだが、わたしの資料探索は、そこまで達していなかったのである。


 旧著の発表後にも、つぎつぎと新たな資料が発表されていた。

 前出の『関東大震災と王希天事件』の終章の題は「事件発掘史」となっているが、それによれば、王希天に関して戦後に最初の国内論文が発表されたのは一九七二年である。

 関西大学講師の松岡文平は、『千里山文学論集』(8号)に「関東大震災と在日中国人」を発表した。

その研究の発端の説明は、「震災当時の新聞に、王の『行方不明』が大きく報じられているのに疑問を抱き」始めたからとなっている。

つまり、当時の新聞を調べていたら、偶然、「王希天」というキーワードに突き当たったわけである。


 一九七五年に出版された『歴史の真実/関東大震災と朝鮮人虐殺』(現代史出版会)には、松岡論文を米軍押収資料など裏付け、さらに発展させた横浜市立大学教授、今井清一の研究が収められている。

だが、その時点では、王希天虐殺の事実については、つぎのような推測の範囲にとどまっている。

「野重[野戦重砲第三旅団砲兵]第一連隊の将校が、おそらく旅団司令部の意もうけて人に知られない時間と場所とを選んで殺害したのであろう」


 『甘粕大尉』の著者、角田房子は、一九七九年に同書の中公文庫版の「付記」として、つぎのように記している。

「『甘粕大尉』執筆中私は、関東大震災直後のドサクサの中で惨殺された王奇天を調べたが、努力の甲斐もなく確かな資料を見つけることが出来なかった。

 本書初版は昭和五十[一九七五]年七月二十五日に出版された。それから一ヵ月後、八月二十八日の『毎日新聞』夕刊に『「王奇天事件』真相に手掛り/一兵士の日記公開』という記事と、王奇天の経歴が発表された。関連記事は九月一日夕刊にもあった」

 角田は「希」を「奇」と誤記している。わたしの旧著、『読売新聞・日本テレビ・グループ研究』(汐文社、79刊)は、この『甘粕大尉』の「付記」が書かれたのと同じ年の、一九七九年に出版されている。そのころまでは、こんな状況だったのである。

 さきの毎日報道から七年後、『関東大震災と王希天事件』の著者、田原洋(よう)は、王希天を殺した本人の「K中尉」こと、元砲兵中尉(のち大佐)の垣内八州男を探し当てた。

垣内は、拉致された王希天の「後ろから一刀を浴びせた」ことを認める。

「[殺害を指示した佐々木大尉]は、上から命令を受けておったと思います。……

後で、王希天が人望家であったと聞いて……驚きました。

可哀そうなことをしたと……[殺害現場の]中川の鉄橋を渡るとき、いつも思い出しましたよ」、

などと、その後の心境を、ポツリ、ポツリと告白する。


『将軍の遺言/遠藤三郎日記』(宮武剛、毎日新聞社、86刊)は、毎日新聞の連載記事をまとめたものである。

のちに紹介するが、遠藤は当時、垣内中尉の直属上官だった。

 つい最近の一九九三年に発行された『震災下の中国人虐殺/中国人労働者と王希天はなぜ殺されたか』(仁木ふみ子、青木書店、以下『震災下の中国人虐殺』)には、「日本側資料について」の項目がある。

それによると、「軍関係資料」の内、参謀本部関係は米軍による接収以前に処分されており、防衛庁戦史資料室には皆無である。

警視庁関係は米軍に接収され、現在は国会図書館と早稲田大学で一部のマイクロフィルムを見ることができる。

一部の、しかし、きわめて貴重な資料が、外務省外交史料館に、「一目につかない工夫をして保存」されていたようである。

『関東大震災/中国人大虐殺』(岩波ブックレット、91刊)の著者でもある仁木ふみ子は、以上のような資料探索の結果、ついに、外務省外交資料館に眠っていた「まぼろしの読売新聞社説」までを発見した。

 これだけの材料が揃っているのを知ったとき、とりわけ、「まぼろしの読売新聞社説」の「発見」について、最初に『巨怪伝』の記述を目にしたとき、徐々に、そしてなお徐々に徐々に、長年の疑問と戦慄の想いが、わたしの胸の奥底からこみ上げ、背筋を走り、全身に広がり始めた。

これらの発見は、わたし自身にとっても、大変な半生のドラマの一部だったのである。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-9-2.html


「相手は外国人だから国際問題」という理解の重大な意味


 以上の資料に接するより一六年前、旧著『読売新聞・日本テレビ・グループ研究』の仕上げの段階で、わたしは一応、国会図書館のマイクロ・フィルムで当時の読売の記事を検索していたのである。

そこには明らかに、輪転機にかける鉛版の段階での削除と見られる紙面があった。だが、その時には、それ以上の詳しい追及をする時間の余裕がなかった。

そこで旧著では、「なお、読売新聞の紙面そのものの細部にわたる調査も必要である」という心覚えを残し、つぎの点だけを中間報告として記しておいたのである。

「実物をみると、関東大震災の記事に、相当量の、鉛版段階における全面削除がみられる。一部の残存文字から察するに、震災時の朝鮮人、社会主義者に関する記事であることに間違いない」

 ところが、「間違いない」と断定的に書いた記事内容の推測は、不十分であった。

まずは「中国人」が抜けていた。

拡大した「写真5」で見れば、全面を削り取られた一九二三年一一月七日の読売記事の残存文字のなかには、明らかにルビ付きで「王希天氏(おう き てん し)」とあるのだが、その意味が、当時のわたしには分からなかった。

その左隣の、やはりルビ付きの「震災當(しん さい たう)時鮮人(せん じん)」の方だけに気を取られて、王希天を朝鮮人だと思い込んでしまったのである。

残念といえば残念だが、わたしは、長年の戦慄の想いに終止符を打ち、この訂正と調査不足の告白を余儀なくしてくれた諸氏の研究に感謝する。


『関東大震災と王希天事件』の著者、田原洋の場合には、わたしとはまったく逆で、偶然の機会に王希天事件の存在を知り、それから追跡取材を開始した。

 念のために田原本人にも直接聞いて確かめたが、田原は別の用向きで、元陸軍中将の遠藤三郎と会った。

話がたまたま関東大震災当時におよび、遠藤が、当時は大尉で、江東地区の第一線の中隊長だったと語った。

田原が「大杉栄が殺されましたね」と相槌を打つと、遠藤は意外なことを語りだした。

 正確を期すために、田原の著書の方から引用すると、遠藤は、「大杉栄どころじゃない。もっと大変な(虐殺)事件があったんだ」と言い出した。

「オーキテンという支那人(原文傍点有り)労働者の親玉を、私の部隊のヤツが殺(ヤ)ってしまった。

朝鮮人(原文傍点付有り)とちがって、相手は外国人だから、国際問題になりそうなところを、ようやくのことで隠蔽(いんぺい)したんだ」

 文中の支那人(原文傍点有り)と朝鮮人(原文傍点有り)の傍点は、田原が付けたものである。

遠藤が育った時代の用語そのままだから、別に他意はないと思う。

最大の問題は「相手は外国人」の部分にある。

 わたしの場合、この部分を自分のワープロで入力した時に、初めて、その意味の重大さに気付いた。


それまでの頭の中では、「朝鮮人・中国人・社会主義者」を、関東大震災の際の「虐殺被害者」という項目で一括して考えていたのである。

「虐殺」を告発する立場の人々の多くは、わたしと同じ錯誤に陥っている可能性が高いと思う。

ところが、立場が違えば、同じ物が別の角度から見える。時の権力の頭の中では、「朝鮮人・中国人・社会主義者」の三者は、まったく別の項目で整理されていたのである。

とくに「中国人」は、別扱いの「外国人」だった。

監督官庁としても外務省が加わるから、行政上では決定的な違いが出てくる。


 震災時の朝鮮人の大量虐殺事件も、もちろん重大であるし、国際的にも非難を浴びた。

しかし、当時の国際法の秩序からいえば、植民地保有とその支配自体は非合法ではない。

許しがたいことではあるにしても、いわゆる欧米列強の帝国主義国を中心とする国際外交上で考えるかぎりでは、日本人の社会主義者の虐殺問題と同様の国内問題である。

ところが、中国人の虐殺となると、当然のことながら、明確に外国人の虐殺であり、国際外交上の問題とならざるをえない。

だから遠藤は、「大杉栄どころじゃない」と語ったのである。


 しかも、当時の日本は、満鉄の利権拡大を中心に、中国東北部への侵略の意図を露骨にしていた。

第一次世界大戦中の一九一五年(大4)には、火事場泥棒で奪った旧ドイツ領の青島に増兵を送って威圧を加えながら、対中国二一ヵ条要求を突き付け、その内の一六ヵ条を承認させていた。

中国の内部での反日運動も高まっていたし、国際的な批判も日を追って増大していた。

だから、「中国人指導者・王希天」の虐殺は、現在の日本人が感じるよりも、はるかに重大な国際問題だったのである。


 その後の資料探索で、田原は読売の紙面の削除を知り、紙面の検索をしている。田原は、事前に、その削除された紙面の執筆者が、中国通の著名記者、小村俊三郎だということまで知っていた。

「中国問題に詳しい小村俊三郎」については、『読売新聞百年史』にも非常に簡単ながら、その「入社」が、松山社長時代の項に記録されている。それだけのキャリアが認められる人物だったのである。

しかし、削除された紙面の内容については、まだ、残存文字という手掛りしかない。田原は、非常に残念そうに、つぎのように記していた。

「削除された記事は、いまとなっては復原の方法はない。

『読売』のバックナンバーは、削られた白紙のままだし、小村も記録は残していない」

 田原はさらに、つぎのような想像を付け加えていた。

「そこで推測するしかないが、この記事の筆者は小村俊三郎記者であった。

彼は期するところがあって、ある“過激な”記事を書こうとした。検閲にかけたのでは通りっこないから、何らかの策を使って『鉛版』をとり、ともかく早版を刷り出すところまでは行った。

が、いよいよ近郊版を刷ろうとしたところで誰かにストップをかけられてしまった。

鉛版工のベテランが、指定された記事に削り(のみを使う)を入れる。……

と、そのとき、小村が必死の形相で近より『ここだけ削り残してくれ』と耳打ちする。

あるいは何らかの方法で、小村の“頼み”が伝えられた。

残せといった文字は『王希天』の三文字であった。

この三文字が残っていれば、何が書かれていたか、およその察しはつくのである」

 田原の想像は、おそらく「当たらずといえども遠からず」であろう。

さきにも記したし、「写真3」で明らかなように三文字のみではないが、「王希天氏(おう き てん し)」と「震災當(しん さい たう)時鮮人(せん じん)」という決定的に重要なキーワードだけが、なぜか明瞭に残っているのだ。

とうてい偶然の結果とは思えない。

戒厳令が敷かれていた当時のことだから、その鉛版がはまっていた輪転機の側には、警察官、それもかなり重要な地位の検閲のベテランが、にらみを利かせていたのではないだろうか。

そうだとすれば、まさに、その目の前で、緊迫の鉛版削りのドラマが展開されていたことになる。

 この想像のドラマの緊迫感が、わたしの全身に、いい知れぬ戦慄を走らせるのだ。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-9-3.html


「まぼろしの読売社説」の劇的発見! 分散して資料を温存か?


 さて、それだけのドラマを秘めた削除紙面の実物が、また、なんとも劇的なことには、その後に発見されたのである。

削除は二か所にわたっていて、二面は社説、五面は関連記事であった。

「写真6、7」の「要保存/発売禁止トナレル読売新聞切抜」がそれである。

 発見者の仁木は、元日教組婦人部長である。

会ってみると、かつてのいかめしい肩書きとは違って、優しい教師そのままの気さくな人柄だった。

「定年後に時間ができて、ただただシラミ潰しに探し回っただけのことですから……」と、静かにほほ笑む。

とくに事前にお願いしたのでもないのに、貴重この上もない発見資料のコピーをも用意してくれていた。

わたしは、それを押し頂いて、発見の経過をうかがった。


 仁木は、『震災下の中国人虐殺』の中で、つぎのように記している。

「これは『要保存、発売禁止となれる読売新聞切抜』と墨書されて、外務省外交資料館にひっそりとしまわれていたのであった」

 この「ひっそりと」という表現の裏にも、おそらく大変な戦慄の人間ドラマが潜んでいたようなのである。

仁木は、「人目につかない工夫をして保存」されていたという表現もしている。

くわしくは同書を参照していただきたい。

何か所にも分かれて外務省外交資料館の資料管理状況が記されている。

とりあえず簡略に要約紹介すると、「書類を分散させて一見関係なさそうな項目の下に配列し」てあったのである。

最後には、つぎのように謎を解く鍵の人名が出てくる。


「だれがこのような文書配列をしたのであろうか。

事件の結末に何とも納得できなかった一青年事務官が、歴史の検証の日に備えて、暗号のように分散させ保管したのではなかったか。

かれの名は多分守島伍郎である。後の駐ソ大使、戦後は自由党代議士一期。

日本国連協会専務理事、善隣学生会館理事長をつとめ、一九七〇年、七〇歳で亡くなった」


 田原によれば、守島は、「同じ外交出身のワンマン吉田茂(一八七八〜一九六七)とは一定の距離を保ち、『オレは社会党から出てもおかしくはない』と語ることもあった」という。

いわゆるリベラル派であろう。

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中国側の調査団は「陸軍の手で殺されたと思う」と語って帰国


 さて、以上はまだ、王希天虐殺事件をめぐる緊迫のドラマの導入部にしかすぎない。

もう一度、物語の主人公を紹介し直し、この事件の国際的および国内的な位置付け、引いては歴史的な意味を確認し直したい。

 王希天は、当時はエリートの留学生で、その後に満州国がデッチ上げられる中国東北部の吉林省から来日していた。

推定二七歳。東京中華留日キリスト教青年会の幹事、および中華民国僑日共済会の会長という指導的立場にあった。


1948年、東京にて、前列右から周恩来、王希天
写真提供:仁木ふみ子


 事件発生当時においても、日本国内の報道よりも中国での報道の方が早かった。

『中華日報』(23・10・17)の社説では、「共済会長王希天が警察に捕らわれたまま行方不明」という事態を「故意の隠蔽」と疑い、「軍、警察の手」によって「殺された」可能性を指摘していた。

仁木はさらに、王希天の出身地、長春、吉林省の新聞、『大東日報』(23・11・1)の記事から、つぎのような憤激の呼び掛けの部分を紹介している。


「本件発生につき考うるに彼等は吾に人類の一分子と認めざる方法を試みたるものなり。

吾々もし放任し、彼等を問罪せず黙認せば吾々は人間にあらざるなり。同胞起きて醒めよ」


 情報源は、捜索に当たった王希天の友人の留学生や、震災発生後、上海に送還された中国人労働者たちだった。

上海や吉林省などの現地の憤激を背景にして、北京政府も調査団を日本に派遣した。

日本側当局は事実の隠蔽に終始したが、中国側代表団は帰国する前に日本の外務省書記官に対して、「王希天は大杉栄同様陸軍の手で殺されたと思う」と語っていた。

『震災下の中国人虐殺』では、「まぼろしの読売新聞社説」という小見出しを立てて、つぎのように指摘している。

「十一月七日、『読売新聞』の朝刊は発売禁止となり、二面の社説と五面の記事を削りとって、この部分は空白のまま発行された。

政府に強烈なインパクトを与えたといわれる『まぼろしの読売社説』は復原すると次のようである」

 以下、二面の社説、「支那人(ママ)惨害事件」の全文は、巻末(367頁・WEB版(15)資料)に小活字で紹介する。

とりあえず要約すると、「惨害」の犠牲者を「総数三百人くらい」としている。

「支那人労働者の間に設けられた僑日共済会の元会長王希天も亀戸署に留置された以後生死不明となった事実」を指摘し、「重大なる外交問題」の真相を明らかにしないのは、「一大失態」だと論じている。

 結論部分は、「本事件に対する政府の責任は他の朝鮮事件、甘粕事件同様、我が陸軍においてその大部分を負担すべきはずである。[中略]

故に吾人は我が国民の名において最後にこれをその陸軍に忠言する」となっている。

 仁木は、この「まぼろしの読売新聞社説」を、つぎのように評価している。

「戒厳令下の執筆であるが、実に堂々たる論調である。[中略]

一本の筆に正義を託す記者魂が厳然とそこに立つ」


 同時に鉛版から削除された五面の記事は、

「支那政府を代表し抗議委員が来朝する/王氏外百余名の虐殺事件につき精査の上正式に外務省へ抗議申込/我態度を疑う公使館」

という三段大見出しで、本文約八〇行である。

これは、もしかするとわたしの新発見なのかもしれないが、削除された二面の社説の下のベタ記事を眺めていたら、「虐殺調査委員/支那から派遣する」という本文七行の「北京四日国際発」電が残っていた。

いずれも記事の本文では「調査委員」または「特別委員」となっているのに、見出しで「抗議委員」または「虐殺調査委員」と表現している。

社説の題にも「惨害」とある。

当時の読売新聞のデスクの、この事件に対する判断基準が伝わってくるような気がする。

 読売の全面削除された社説は当然、王希天その人と中国側の動きを知り、その惨殺の事実を知るか、またはその事実にせまりつつあったジャーナリストの存在を示している。

 全面削除の社説を執筆した小村俊三郎(一八七二〜一九三三)は、「外務省一等通訳官退職後、東京朝日、読売、東京日日など各新聞社で中国問題を論評、硬骨漢として知られる中国通第一人者」だった。

王希天事件については、その後も独自の調査を続け、外務省に「支那人被害の実情踏査記事」と題する報告書を提出している。

 しかもこの小村俊三郎は、日露戦争後のポーツマス条約締結で有名な小村寿太郎と、祖父同士が兄弟の再従兄弟の関係にあった。

いわば名家の出でもあるし、もともと東京の主要名門紙に寄稿するコラムニストなのだから、顔も広い。

政府筋が個人的に攻撃すれば逆効果を生み出しかねない。

当時の松山社長時代の読売には、そういう人材が集まっていたのである。

『巨怪伝』では、当時の読売の報道姿勢を、つぎのように指摘している。

「大杉栄殺害の事実を、時事と並んでいち早く号外で報じたことにも示されるように、関東大震災下に起きた一連の虐殺事件の真相と、政府の責任を最も鋭く追及したのが読売新聞だった」

 もしかすると、内務省関係者は、田原が想像したような、「王希天」の三文字をかすかに残す印刷現場でのひそかな抵抗のドラマにも気付いて、警戒の念を高めていたのかもしれないのである。

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九二四件の発売禁止・差押処分を大手紙の社史はほぼ無視


 さて、ここで愕然とせざるをえないのは、日本の三大新聞、朝日・毎日・読売、すべての社史に、ほぼ共通する実情である。

王希天虐殺事件はもとより、関東大震災下の言論弾圧に関しての記述が、あまりにもお粗末なのである。

 まずは前項の「まぼろしの読売社説」の件であるが、『読売新聞百二十年史』を最新とする読売の社史には、たったの一行の記述もない。

それどころか、関東大震災後に報道規制があったことすら、まったく記されていない。

改めて呆れはしたが、読売のことだから、さもありなんと諦めた。


 毎日新聞はどうかというと、『毎日新聞七十年』にはまったく記載がないが、最新の『毎日新聞百年史』には、つぎのように記されている。

「新聞は“大杉栄殺し”を直感したが、戒厳令下、報道の自由はなかった」

 ただし、これだけでは、陸軍憲兵隊による社会主義者大杉栄の一家惨殺事件のみが、報道規制の対象になったかのような、誤解が生れかねない。

「王希天」の三文字はもとより、「朝鮮人」という単語も、「中国人」という単語もない。

 朝日の場合も、『朝日新聞の九十年』には確かに、「惨禍の中で特報や号外を連発」の見出しはある。

「『大阪朝日』数十万部を増刷して、船と汽車で東京に送」ったことなどの奮闘の経過は、八頁にもわたって克明に記されている。

だがやはり、報道規制の「キ」の字も出てこないのである。

 朝日は『百年史』を発行せずに、「百年史編修委員会」名で、創立から数えると一一一年目に当る一九九〇年から『朝日新聞社史』全四巻の社内版発行を開始し、一九九五年から全巻を市販している。

本文六五九頁の第二巻、『朝日新聞社史/大正昭和戦前編』には、つぎのように記されている。

「震災直後の流言からおこった社会主義者や朝鮮人の陰謀騒ぎで多数が殺された事件の実態は、九月二日に出された戒厳令によって報道が差し止められ、東朝[東京朝日]は十月二日になってその一部の報道が許された」

 ここでかろうじて「朝鮮人」という単語が、報道差し止めとの関係で登場する。

しかし、「中国人」も「王希天」もない。


 この状況は、いかにも不自然であり、不都合なのである。

国際的にも評判の「横並び」方式による隠蔽工作が、いまだに継続されているのではないかとさえ思えるのである。

 歴史的な資料がなかったわけではない。

さきに挙げたほかにも、たとえば、『歴史の真実/関東大震災と朝鮮人虐殺』(現代史出版会、75刊)では、これらの一連の虐殺事件に関する「ジャーナリズムの沈黙と右傾化」と、それを促進した権力の「強圧」を指摘している。

出典として『災害誌』(改造社編)などを挙げており、当時の新聞統制の模様を、つぎのように要約している。

「甘粕事件、内鮮人殺害、自警団暴挙に関する差止事項を掲げた日刊新聞で、発売頒布を禁止されたものは、寺内内閣当時の米騒動の際における処分に比すべきものと見られ、

新聞紙の差押えが、十一月頃まで殆ど三十以上に及び、一新聞紙の差押えが優に二十万枚に達したものがあった」


 ただし、ここにも「中国人」が登場しないという弱点があるし、さらには、この数字でも実は、まだまだ控え目だったようなのである。

おそらく、ここでいわれている「米騒動の際における処分に比すべきもの」という水準をはるかに越えていたに違いない。

日本の言論弾圧の歴史上、最大規模の問題として根本的な見直しをせよ、日本のメディア史の研究をやり直すべきだと、強調せざるをえないのである。

『関東大震災と王希天事件』の著者、田原は、当時の内務省警保局図書課の秘密報告を入手し、「表1」の「(秘)震災に関する記事に依り発売禁止並びに差押処分に付せられたる新聞件数調」を作成している。

「総件数」は、なんと、さきの『災害誌』の「三十以上」という数字を一桁以上も上回り、「九二四件」に達しているのである。

その内、「亀戸警察署刺殺事件に関する記事」(王希天行方不明記事を含む)と分類されているものだけでも、「三〇件」である。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-9-6.html


後藤内相が呼び掛けた「五大臣会議」で隠蔽工作を決定


 これだけの言論弾圧を行った当時の内務大臣は、いったい誰だったのであろうか。

 おりから新内閣の組閣中で、

関東大震災発生の九月一日までは留任中の水野錬太郎(一八六八〜一九四九)、

二日からは再任の後藤新平(一八五七〜一九二九)だった。

つまり、内務大臣としては水野の先輩に当る後藤が、この激動の際に、二度目の要職を引き受けていたのである。


 後藤が果たした役割については、『歴史の真実/関東大震災と朝鮮人虐殺』に、つぎのように記されている。


「一〇月中旬に王希天の行方不明が報道され、同二〇日に中国代理公使から王の殺害について抗議をうけると、日本政府も対策の検討をすすめた。

内務省当局では大島事件、王希天事件を両者とも隠蔽する意見で、

一一月七日には閣議のあと後藤内相、伊集院彦吉外相、平沼騏一郎法相、田中陸相、それに山本首相も加わって協議したうえ、

『徹底的に隠蔽するの外なし』と決定し、中国がわとの応対方法については警備会議に協議させることになった」


 この「閣議のあと」の「協議」については、『関東大震災と王希天事件』にも『震災下の中国人虐殺』にも、さらに詳しい記述がある。

内務省や外務省の関係者の記録が残されているからである。

「協議」の場は「五大臣会議」と通称されている。

 本稿の立場から見て、もっとも重要なことは、この「五大臣会議」が行われた「一一月七日」という日付である。

つまり、「まぼろしの読売社説」を掲載した少部数の早版が、輪転機で刷り出されてしまい、その後に急遽、鉛版が削られた日付なのである。

日付の一致は偶然どころではない。

これこそが「協議」開催の原因であることを示す明白な記録が、すでにたっぷりと発掘されているのである。

 閣議後に協議を呼び掛けたのは後藤である。

だが、内務大臣の後藤が「五大臣会議」を発案したという経過の裏には、なにやら、ご都合主義の謀略的な臭気がただよう。


 本来の建て前からいえば、内務省は、犯罪を捜査し、処罰すべき主務官庁である。

ところが後藤個人は、すでに簡略に紹介したように、外務大臣時代に推進したシベリア出兵とそれに続く米騒動に際して、外務省の霞倶楽部の記者たちと紛争を起こしたり、報道取締りの先頭に立ったりしていた。

メディア界の進歩的勢力とは激しい対立関係にあった。

すでに紹介したように「新聞連盟」結成工作、ただし時期尚早で実らず、などの「新聞利用」なり「新聞操縦」政策を展開していた。

ラディオ放送の支配に関する構想をも抱いていたはずである。

後藤は、しかも、首相の座を狙う最短距離にいた。

その機会に備えて、メディア界の敵対分子を排除したいと腹の底で願っていた可能性は、非常に高い。

当の読売社説の内容自体も重大な問題ではあったが、それを逆手を取って政府部内の主導権を握り、一挙に、かねてからの狙いを実現しようと図ったのではないだろうか。

 政府部内の主導権を握る上では、王希天の虐殺事件は絶好の材料だった。

後藤と田中陸相とは不仲だったというし、外務省は国際世論上、日頃から言論統制には消極的だった。

ところが、この際、後藤と相性の悪い陸軍は加害者であり、被告の立場である。

外務省は国際世論対策で四苦八苦である。

いまこそ特高の親玉、内務官僚の出番であった。

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「荒療治」を踏まえた「警備会議」と正力の「ニヤニヤ笑い」


『関東大震災と王希天事件』では、関係者が残したメモ類を多数収録している。

その日の午後五時から開かれた「警備会議」の冒頭で、岡田警保局長は、つぎのような発言をした。

「本日、急に五大臣会議を開いたのは、今朝の『読売』のためであります。

相手の出方を待つ姿勢で、政府がふらふらしていると、新聞に対する取締まりも徹底を欠くし、むずかしい。

今朝は、

危いところで削除 → 白紙のまま発行

という荒療治になってしまったが、今後は隠蔽の方針も定まったことであるし、お互いに緊密なる連携のもとに、ことを進めたいと思うので、よろしくご協力をお願いします」

 早版地区に送られた少部数の「削除前」の読売は、配達直前に押収されていた。

「五大臣会議」の決定は、あくまでも政府段階での正式決定であって、内務省はすでに隠蔽工作を実施していた。

検閲の実務担当者たちは、「まぼろしの読売社説」を目にした時、冷汗三斗の思いだったに違いないのである。

「警備会議」は、実務担当者による実行手段の相談の場である。

そこには、なんと、小村寿太郎の長男の小村欣一が、外務省情報部次長の立場で参加していた。

読売社説の執筆者、小村俊三郎は、東京高等師範学校に在学中、寿太郎の邸宅に書生として住み、この欣一の家庭教師をしていた。

岡田警保局長が、小村たちに事情を話して隠蔽の「諒解を求むる」という方針を報告すると、欣一は、小村たちについて、「主義上の運動者」だから「諒解を求ることすこぶる困難なるべし」という意見をのべ、「考慮を要する」と注意した。

 いやはや、こうなると最早、何ともものすごい接近戦である。

敵味方入り乱れての白兵戦の様相である。

関係者たちは、上を下への大騒ぎ、という感じがしてくる。

 警視総監の湯浅倉平は「すこぶる沈痛なる態度」であった。

以下、関係者のカナまじりのメモに残された湯浅の「熱心説述」を、ひらがなで読みやすいようにしてみよう。


「本件は、本官のいまだ際会せざる重大問題なり。

本件は実在の事件なれば、これを隠蔽するためには、あるいは新聞、言論または集会の取締をなすにつきても、事実においてある種の『クーデター』を行うこととなる義にて、誠に心苦しき次第なり。

また本件は必ず議会の問題となるべきところ、その際には秘密会議を求め得べきも、少くとも事前あらかじめ各派領袖の諒解を求めおく必要あり。

 さればとて、本件の隠蔽または摘発、いずれが国家のため得策なるかは、自分としては確信これ無く、政府において隠蔽と決定したる以上、もちろんこの方針を体し、最善の努力をなすべきも、自分の苦衷は諸君において十分推察されたし」

 この「苦衷」を訴えた警視総監、湯浅倉平は、その後、正力松太郎とともに虎の門事件で責任を追って即日辞任届けを提出し、のち懲戒免官、恩赦となる。

警視総監になる以前に岡山県知事、貴族院議員になっていた。

虎の門事件の恩赦以後には、宮内相、内相となっている。

 湯浅の発言のあとには、「北京政府が派遣する調査団および民間調査団の調査にどう対処するか、新聞取締などが話題」になった。

新聞取締に関する警保局長の提案は、つぎのようであった。

「適当の機会に主なる新聞代表者を招致し、大島町事件は厳密調査を遂げたるも、結局事実判明せず、

ついては事実不明なるにかかわらず揣摩(しま)憶測して無根の記事を掲載するにおいては、厳重取締をなすべき旨を告げ、

もって暗に発売禁止の意をほのめかせば、効果あるべし」


 この発言内容には、当時の言論弾圧の実情が露骨に表れている。

警保局長はさらに、「新聞取締の必要上、戒厳令撤廃の延期」まで提案したが、これには同意者が少く、そのままとなった。

 この時にはまだ官房主事兼高等課長だった正力松太郎は、職責からいえば、当然、右の「警備会議」に出席しているはずであるが、以上に挙げた資料の「警備会議」の発言者の中には、正力の名はない。

まだ位が低いのである。

もちろん、研究者たちは、正力の存在を十二分に意識してきた。

 田原は、遠藤元中将から直接の証言を得て、詳しい経過を記している。


 正力は、遠藤を警視庁に呼び出していた。

「ニヤニヤ笑いを浮かべ」ながら、「聞き込みも一応終わっています」などと脅しを入れた。

すでに後藤と「五大臣会議」の間にただよう「臭気」を指摘したが、この件で、正力または内務省勢力は、陸軍と対等に取り引きができるネタを握ったわけである。

その強みが正力の顔に表われていたのではないだろうか。

田原はさらに、その後の読売への正力の乗りこみと、小村俊三郎の退社との因果関係をも指摘している。

『将軍の遺書』の方には、つぎのような日記添付「メモ用紙」部分の記載がある。

「佐々木兵吉大尉、第三旅団長の許可を得て、王希天のみをもらい受け、中川堤防上にてK[垣内]中尉、その首を切り死がいを中川に流す。[中略]

正力警備課長[警視庁官房主事の誤記]は、その秘密を察知ありしが如きも深く追及せず」

 以上、概略の紹介にとどめるが、いやはや、驚くべき本音の記録の連続である。

これらの発言記録を発見したときの、田原ら先行研究者の興奮が、じかに伝わってくるような気がするのである。


 事件の翌年、一九二四年(大13)二月二六日に、正力は読売「乗りこみ」を果たす。

 同年一〇月四日、読売記者の安成二郎は、築地の料亭で開かれた前編集長千葉亀雄の慰労会での会話を、あとでメモし、「記憶のために」と注記しておいた。

本人が三六年後に自宅で再発見したこのメモは、『自由思想』(60・10)に発表された。

内容のほとんどは、大杉栄ら虐殺事件の関係であるが、その最後の短い(三)は、つぎのようになっている。

「(王希天はどうしたんでせう、軍隊では無いでせうが……)と千葉氏が言うと、

正力氏は(王希天か、ハハハ)と笑って何も言はなかった」


 この正力の「ハハハ」という笑い声は、どういう響きのものだったのだろうか。

壮年期の正力の声については、『経済往来』(10・3)に、「男性的で丸みがあり、声量があって曇りがない」と記されている。

六尺豊かの大男が、柔道で鍛え、警官隊を指揮してきたのだったから、それだけの迫力のある声だったに違いない。

だが、「虐殺」の話題で出た「ハハハ」という笑い声には、いわゆる「地獄の高笑い」のような、真相を知りつつとぼける不気味さが、漂っていたのではないだろうか。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-9-8.html


戒厳令から治安維持法への一本道の上に見る正力の配置


 軍や警察当局が恐れていたのは、新聞報道の内容や新聞そのものだけではなかった。

小村欣一の発言にもあったように、「主義上の運動者」の動きもあった。

すでに「警備会議」の「話題」にものぼっていた「民間調査団」がある。

そこには、読売の小村記者以外に、東京日日(毎日系)、大阪毎日、東京朝日の記者が参加していた。

かれらは中国から来日した宗教家の調査団と接触する一方、吉野作造邸で協議をしていた。北京政府が派遣した調査団も、吉野作造邸に立ち寄っていた。


 吉野作造(一八七九〜一九三三)は、東大法科卒で、同大教授として政治史を講義していた。

デモクラシーを「民本主義」と訳したことでも知られている。

東大新人会の総帥でもあり、いわゆる大正デモクラシーの理論的主柱ともいうべき存在であった。

後日談になるが、関東大震災の翌年に当たる一九二四年(大13)には、朝日新聞社論説顧問に迎えられ、五か月あまりで退社した。

退社の原因は、「五ヶ条のご誓文は明治政府の悲鳴」という講演内容などを、右翼団体が「不敬罪」として告発したためである。

『朝日新聞の九十年』でも、退社の経過について、「検察当局の意向もあり」と記している。

「不敬罪」の告発自体は不起訴となったが、この件でも朝日は「白虹事件」の時と同様、右翼と検察のチームプレーに屈服したのである。


 さて、以上のような状況を背景にしながら、強権の発動による王希天虐殺事件の隠蔽工作が行われたのだが、それはまず戒厳令下にはじまっている。戒厳令は約二か月半も続いた。

解除は一一月一六日である。『歴史の真実/関東大震災と朝鮮人虐殺』では、戒厳令の解除後に「かわって憲兵が大増強され、警察官もまたピストルまで配備された上に増員された」と指摘する。

 戒厳令下、および以後の虐殺問題報道の全体像をも、調べ直す必要があるだろう。

田原は、王希天虐殺事件の隠蔽工作と大杉殺害事件の関係を、つぎのように示唆する。


「王希天事件は『行方不明』扱いで、十月十七日から二十日にかけて、各紙に掲載された。

『殺害』をにおわせる記述は厳重にチェックされたので、さりげない震災エピソード風に受けとめられ、やがて“関係者”以外には忘れられた。

大杉栄殺害事件で、甘粕らがスケープゴートとなった意味は、単に『犯人』を買って出ただけでなく、報道操作の陽動作戦に必要な犠牲バントとしての役割もあったのである」

 大杉栄殺害事件の軍法会議の進行は、非常に早かった。

戒厳令下の一〇月八日に第一回、以後、一一月一六日、一七日、二一日の四回で結審となり、一二月八日には、甘粕に懲役一〇年などの判決が出ている。

この間の新聞報道は、シベリア出兵以来の「反ソ」キャンペーンとも呼応している。

社会主義者への世間一般の反感をも土台にして、甘粕らに同情的な風潮さえ作り出したようである。


 その後、甘粕はたったの三年で釈放され、満州国の黒幕となる。

緊急事態を根拠にして公布された「治安維持勅令」は、そのまま法律化され、翌々年の一九二五年(大14)に制定される治安維持法への橋渡しの役割を果たした。

このようなドサクサまぎれの突貫工事によって、外にはシベリア出兵、内には米騒動、関東大震災という人災、天災のはさみうちの混乱のなかで、昭和日本の憲兵・警察支配、治安維持法体制は完成を見たのである。


 わたしは、正力の読売「乗りこみ」を、以上の政治状況と深くかかわりながら企まれた一大政治謀略に相違ないと確信している。

 さらにさかのぼれば、当時の読売が「出る釘は打たれる」のたとえ通りの襲撃目標に選ばれた理由には、まさに日本のメディア史の矛盾を象徴するような典型的経過があったというべきであろう。

 第一の理由は、その明治初年以来の歴史的ブランドである。

第二の理由は、「白虹事件」残党を中心に形成されつつあった大正デモクラシーの「メディア梁山泊」としての位置づけである。

最後の第三の理由、すなわち、「まぼろしの読売社説」をめぐるオロドオドロの衝撃ドラマは、それらの歴史的経過の必然的な帰結であった。

読売は、日本の歴史の悲劇的なターニング・ポイントにおいて、右旋回を強要する不作法なパートナー、正力松太郎の、「汚い靴」のかかとに踏みにじられたのである。

 日本の最高権力と、それに追随する勢力は、関東大震災という天災を契機として、大量の中国人とその指導者を虐殺し、卑劣にも、その事実の徹底的な隠蔽を図った。

この虐殺と隠蔽工作とは共に、以後ますます拡大される中国大陸侵略への狼煙の役割を果たした。

 正力社長就任以後の読売新聞は、最左翼から急速に右旋回し、「中道」の朝日・毎日をも、さらに右へ引き寄せ、死なばもろとも、おりからのアジア太平洋全域侵略への思想的先兵となった。

正力の読売「乗りこみ」は、いいかえれば、この地獄の戦線拡大への坂道を転げ落ちようとしている日本にとって、雪だるまを突き落とす最初の、指のひと押しの位置づけだったのではないだろうか。

 正力本人は、戦後にA級戦犯として巣鴨入りした。

だが、この時も、アメリカの世界政策上の措置によって、その罪は裁かれずに終わってしまった。

今こそ改めて、多数の中国人労働者と王希天の虐殺事件とその報道状況とを、日本のジャーナリズムの歴史の中央に位置づけ直し、事実関係を確認し直すべきなのではないだろうか。

自社の歴史を正確に記して過去を反省するか否かは、また、メディア企業の決定的な試金石でもあろう。

 わたしは一応、読売新聞広報部に電話をした。本書に記したような事実を読売新聞は把握しているか、今後の社史などで明らかにする予定があるか、などを問いただした。

しかし、「お答えすべき筋のことではないと思う」という、番犬の唸り声のような返事だけだったので、この件について、本書を「公開質問状」とすると告げた。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/yom-9-9.html

http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/458.html#c5

[原発・フッ素47] 原発板の けろりん氏は中国の工作員か?(お知らせ・管理21 板へのリンク) 中川隆
12. 中川隆[7947] koaQ7Jey 2017年4月21日 00:08:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8438]
>>11
>中川隆の投稿文や数多いゴミコメントから、北朝鮮や統一教会への批判,
悪口を見つけ出した方、特製の壺をプレゼントいたします。


ここに沢山書いてるよ:

日本人女性2人、リゾート地・セブ島で知り合った韓国人の男2人と飲酒→集団強姦される…フィリピン
投稿者 中川隆 日時 2012 年 6 月 30 日 11:24:44: 3bF/xW6Ehzs4I
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334

"新喜び組"は23歳以下の美女たち!
投稿者 中川隆 日時 2017 年 3 月 10 日 13:26:50: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/906.html
 
カルトの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/215.html
 


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/800.html#c12

[昼休み52] 日本人女性2人、リゾート地・セブ島で知り合った韓国人の男2人と飲酒→集団強姦される…フィリピン 中川隆
91. 中川隆[7948] koaQ7Jey 2017年4月21日 00:23:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8439]

2017-04-20
スパイで逮捕されたくなければ反日国家に行くべきではない


2017年4月10日より、中国政府は一般市民によるスパイ行為の通報を奨励する規則を制定し、外国人スパイを見つけた人間は報奨金として約800万円を支払うと宣言した。

これは「反スパイ法」をより強化したものである。

もちろん、これは売春禁止法のようにあってなきがごとしの規則ではなく、すでに「スパイ」として逮捕されている日本人もいる。

逮捕された日本人は分かっているだけで4人いるのだが、彼らのうち1人は「国家安全危害容疑」で逮捕されている。ひとりは、日中交流団体の関係者だった。

一般の日本人がスパイなわけがない。しかし、中国政府がスパイだと思ったら、その人は誰であってもスパイとして逮捕されるのである。

今回、中国政府は一般市民に「どんどん密告しろ、金を出す」と言っているわけだから、人々は日本人が街で写真を撮っても「スパイだ」と言って当局に連絡するだろう。

何せ、密告してスパイだと認識してもらったら800万円が手に入るのだから、金儲けの手段として密告しない手はない。中国にいる日本人は片っ端から密告されることになる。

日本人は中国では「敵性国家の人間」である

これは何を意味しているのかというと、「逮捕されたくなければ中国に行くな」ということだ。

今はスマートフォンで気軽に写真を撮れるようになっているが、北京で何も考えずに写真を撮っていると、たとえそれが何気ない街の光景であってもスパイ行為をしたと捉えられる。

裏道を撮っても、地下鉄の中を撮っても、それこそ出てきた食べ物を撮っても、スパイと断定されるかもしれない。どの行為がスパイなのかは私たちが決めるのではない。中国政府が決めるのだ。

日本人は街で何もできなくなる。少しでも不審な態度を見せると逮捕されるかもしれないからだ。

実際に普通の人が男女問わず、すでに4人も逮捕されているのだから、これは日本政府が日本人に強く注意喚起すべき事柄である。

しかし、日本政府も中国には弱腰だ。そのため、中国政府と衝突してまで日本人を守るような毅然とした態度を見せてくれることはない。

そうであれば、日本人は自分の身を自分で守らなければならないのである。どう守るのか。「行かない」ということで守るしかない。

中国は教育として「反日」を取り入れている危険な国家である。日本人は中国では「敵性国家の人間」であると言える。

だから、国家間の外交問題が起きれば、中国政府は国内の日本人を片っ端からスパイ容疑で逮捕して、日本人を人質にして日本政府との交渉に臨むことになるはずだ。

もし交渉がうまくいかないのであれば、スパイ容疑で逮捕した人間を有罪にして長期間の懲役に課したり、処刑したりするかもしれない。

中国共産党は何をするのか分からない。そんな国に行って要らないリスクを取りたいだろうか? 中国の人質になりたいだろうか? なりたくなければ、中国に行くべきではない。


私たち日本人は、反日国家に舐められている

中国だけではない。中国・韓国・北朝鮮のような異常国家に行くこと自体が間違っている。

これらの国は反日国家だ。反日国家をこのまま放置しておくと、日本人がどんどん追い詰められていくというのは、多くの人が懸念を表明していたし、事実そのようになっている。

日本人には何をやっても反論しないで謝る。言いがかりを付ければ付けるほど金を払う。高圧的に物を言えば、日本人は萎縮して折れる。

日本は今までずっとそうやって事なかれ主義でやってきたのだから、中国・韓国・北朝鮮が「日本は恫喝すればいい」というのを学習したとしても不思議ではない。

だから、日本敵視政策は、中国・韓国・北朝鮮の国策になっていく。叩きのめされると分かっていたら敵視しない。何をしても反撃して来ないと分かっているから、安心して日本を敵視し、袋叩きにするのである。

さらに2017年4月10日からは、一般の日本人をスパイにでっち上げて逮捕することを市民に奨励しているのだから、やりたい放題であると言える。

それでも日本政府が強く抗議したとか、日本国内の中国人に対して「反スパイ法」の対抗措置を出すこともしない。事実上の黙認状態にしている。そして、日本人に「中国に行くな」と勧告することもない。

私たち日本人は、反日国家に舐められているのである。どんなに恫喝しても理不尽なことをしても、黙って我慢すると思われている。日本人は、いじめられっ子も同然だ。

そうであれば、日本企業は中国・韓国・北朝鮮から撤退し、日本人はこうした国々に絶対に行かないという決意をしなければならないはずだ。

敵対する反日国家に行ってはならない。こういった反日国家に行って、日本の技術や金を落としてはならない。

明らかに国策としての「反日」が進められているのだから、私たちは誇りを持ってこれらの国を拒絶しなければならない。


日本を貶めるような国に行くべきではない

中国も行くべきではないが、韓国にも行くべきではない。北朝鮮情勢がどうなるかの前に、韓国も反日国家であり、日韓合意も守らず違法慰安婦像を放置したままの無法国家だからだ。

韓国は日本から近く、飛行機の運賃も安いということもあって、こんな時期にすらも韓国旅行を計画する人もいるかもしれない。どうかしている。

あからさまな反日国家に、いったい何をしに行くのだろうか。

日本人を見下し、嘲笑し、靖国神社参拝には内政干渉し、竹島を盗み、仏像を盗み、嘘の歴史問題で日本を貶め、慰安婦像を撤去しないような国に、いったい何をしに行くのだろうか。

天皇陛下に土下座して謝れとか、日本人を1000年恨むとか、そんな暴言を吐くような人間が大統領になる国に、いったい何をしに行くのだろうか。

近いから、安いから、という馬鹿げた理由だけで、そんな反日国家に旅行に行って「楽しい」と思うものだろうか。また、それは日本人として正しいことなのだろうか。

自分たちの国が嘲笑されているのに、何も思わないものなのだろうか。

日本では高校生の修学旅行先に韓国が選ばれることも多い。これは、日本の教師の多くは左翼思想に染まっていて、韓国崇拝をしていることにも関係している。

修学旅行は、大人が自己責任で行く旅行とは違う。子供たちは無理やり行かされる。

もし、子供の修学旅行先が韓国であれば、親は毅然としてそれを拒絶し、何があっても子供たちを行かせてはならないはずである。親はあらゆる手段で、「絶対に行かせない」という戦いをしなければならない。

安全云々の前に、敵対する反日国家に子供を行かせること自体が問題である。そんな単純なことすらも認識できないところに、日本の教育現場の異常さが浮き彫りになっている。

中国や韓国が国策として日本敵視の政策を取り、日本人を嘲笑し続けているという姿勢が続く限り、企業も個人も韓国に関わってはならない。当たり前のことだ。

日本を貶めるような国に行くべきではない。行かせるべきではない。関わるべきではない。それが自分のためになり、ひいては日本のためになる。個人や企業がそれを徹底するだけでも大きな対抗策になる


中国政府は一般市民に「どんどん密告しろ、金を出す」と言っているわけだから、人々は日本人が街で写真を撮っても「スパイだ」と言って当局に連絡するだろう。「逮捕されたくなければ中国に行くな」ということだ。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/04/20170420T1817480900.html
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c91

[リバイバル3] 修善寺温泉「あさば」 にはもう泊まってはいけない 中川隆
104. 中川隆[7948] koaQ7Jey 2017年4月21日 08:20:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8439]

36 by 匿名さん 2013-03-27

旅館経営の進行性悪性癌みたいな・・・・、老舗旅館が経営不振に陥り星野リゾートに買収されると本来のおもてなしができなくなりただ存続するだけの奇妙な旅館になっているようです。

ですから、かっての高級老舗旅館と思って行くととんでもなくがっかりさせられます、恐るべし星野リゾート!というところでしょうか・・・・。

たとえばせっかくの料理が部屋食でなく居酒屋チェーンの個室もどきみたいなスペースでとらされる・・・・、

中途半端なリゾート考がもたらす学芸会的な演出、

スタッフがどんなにやる気があるように見えても所詮素人のカラオケとプロの歌手みたいな違い、

まさにおもてなしの観点からすると最低というか全くなっていない・・・。


ほしのや軽井沢だけにしとけば被害はここまで広がらなかったと思います。

残念ながらゴルフ場のアコーディアと同じイメージ・・・、どちらも買収後の悲惨さは進行性悪性・・・といえるでしょう。

もっとも両方とも行かなければよいのですが、この世から名門や老舗がどんどんなくなっていくのはさみしい限りであります。ワタクシの星野リゾートとはそんな感じです。

371 by まちの回覧板さん 2017-04-21

>>36 匿名さん >>362 名無しさん >>363 名無しさん

某週間新聞が、2017年3月初めから 5週連続特集で、

【京都が 京都でなくなる】第1部 ホテル、民泊編 A 富裕層観光の裏側

の報道があリました。

内容は、

A 富裕層観光の裏側編では、京都市は増え続ける海外観光客のために [ 京都市宿泊施設拡充、誘致方針]を基に建設が原則認められていない地域に上質な宿泊施設の建設を特例で認めると、2016年10月策定しました。

京都では、三山のほとんどが開発や建設が原則禁止の市街化調整区域に指定されている。
加えて、山裾は風致地区、歴史的風土特別保存地区に指定され、現状変更が厳しく制限されてきた。

(2009年12月開業) の (星のや京都) 星野リゾートは、これら策定以前の工事です。

一帯が市街化調整区域、歴史的風土特別保存地区などに指定されているにも関わらず、施設が 新増設。川岸には、プライベートテラスが設置されている。

どういう条例上の根拠で許可されたかは不透明です。

嵐峡舘は過去に、集中豪雨で4人死者がでている。治水上もこんな開発がよく認められたものです。

(2010年~2014年) (未来、京都観光振興計画) で同計画の策定委員が国土交通省の観光カリスマに選ばれた、星野リゾート代表取締役社長 星野佳路氏で、事業展開に支障となる都市計画の規制を堂々と突破できる道が開かれたとも記事に書かれています。

市民としてだけでなく、日本人の宝の京都を金儲けの道具にするのは許せないです。

>>362 名無しさんや 、>>363 名無しさんが書かれている通リのようです。

森友学園問題京都版みたいな問題ですね。
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/290317/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/514.html#c104

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
175. 中川隆[7949] koaQ7Jey 2017年4月21日 08:37:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8440]
>>172
どんな HPにも誰が書いた本にも間違いは沢山有るものだよ

そしてその小さな間違いを必死に探して、鬼の首を取った様に騒いで、すべて否定しようとするのが詐欺師の手口

南京大虐殺や慰安婦強制連行を否定しようとする文春・サンケイ・新潮の得意とするアホを騙す方法さ

間違いが有っても本質とは関係無い末梢的な部分だからね



http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c175

[お知らせ・管理21] 2017年4月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
51. 中川隆[7939] koaQ7Jey 2017年4月23日 19:43:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8430]

>>49 を書いた佐伯まお という人物は魑魅魍魎氏同様の妄想性人格障害者で

自分の妄想を手を変え品を変え色々の所にかいて顰蹙を買っています。

細菌では Wikipedia にも妄想を書き込んで、出入り禁止処分を食らっています:


Wikipedia:進行中の荒らし行為
https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E9%80%B2%E8%A1%8C%E4%B8%AD%E3%81%AE%E8%8D%92%E3%82%89%E3%81%97%E8%A1%8C%E7%82%BA
このページはウィキペディア日本語版で荒らし行為を継続して行っている利用者の活動についてまとめ、情報を共有することを目的とした場です(短期間から中期間の荒らし利用者を対象としています)。


「闇の組織」作成荒らし[編集]

闇の組織なる悪戯記事の繰り返しの作成。作成保護がかけられる度に記事名を変えての作成をしています。内容は全て「女子高生コンクリート詰め殺人事件」「幼女誘拐殺人事件」「足利事件」「神戸連続児童殺傷事件」などの凶悪事件には、人身売買等を行う国際的な犯罪組織が関与しているというもので、文章も全て同じです。

全て同一人物による作成と思われ、本人(佐伯まお名義)のブログ上で削除に関わった管理者を「工作員」として晒しています[1]。ニコニコ大百科やウィクショナリーでも同様の記事の作成を確認しています[2]。将来的に長期的な荒らしに発展する可能性が極めて高いものと思われます。

因みに闇の組織の2006年の削除は原口一博氏の発言を元に作成された全くの別記事であると推測されます(Wikipedia:削除依頼/闇の組織)。

作成した記事は次の通りです。

闇の組織
国際犯罪組織
国際犯罪組織(闇の組織)
福岡OLバラバラ死体遺棄事件


確認できた登録アカウント及びIPは以下の通りです。

特記のないアカウントは上記記事の作成を行ったものです。出現した時系列順に並べてあります。


利用者:佐伯まお(会話 / 投稿記録 / 記録) - 女子高生コンクリート詰め殺人事件に自説の陰謀論を記載、ブログ上で「おおたこうじ」での荒らしを行ったと宣言

利用者:おおたこうじ(会話 / 投稿記録 / 記録)

利用者:中央情報局(会話 / 投稿記録 / 記録)
IP:106.188.162.42(ノート / 履歴 / ログ / Whois IPv4 ・ IPv6) - UQ WIMAX(KDDI、大阪)[3]
IP:106.188.128.68(ノート / 履歴 / ログ / Whois IPv4 ・ IPv6) - UQ WIMAX(KDDI、大阪)[4]

利用者:故郷足利(会話 / 投稿記録 / 記録)

利用者:国際組織(会話 / 投稿記録 / 記録) - おおたこうじのソックパペットとしてブロック。2017年1月27日 (金) 21:22‎UTC、

利用者:多摩に暇人(会話 / 投稿記録 / 記録)氏ご報告のアカウント


参考として、ウィクショナリーでの編集を行ったアカウントも記載します。

利用者:シノブ
IP:106.188.160.77 - UQ WIMAX(KDDI、大阪)[5]
IP:106.188.177.118 - UQ WIMAX(KDDI、大阪)[6]


全てのログを追えていない可能性がありますので、情報をお持ちの方はフォローをお願い致します。--Fusianasan1350(会話) 2017年1月27日 (金) 17:42 (UTC)


2017年3月現在、佐伯まお本人のWikipediaでの活動は事実上停止しています。但し信者に協力を呼びかけており、荒らしが再発する可能性は否定できません[7]。--Fusianasan1350(会話) 2017年3月13日 (月) 23:32 (UTC)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E9%80%B2%E8%A1%8C%E4%B8%AD%E3%81%AE%E8%8D%92%E3%82%89%E3%81%97%E8%A1%8C%E7%82%BA


佐伯まお や魑魅魍魎氏の様な精神病患者には みんな手を焼いているのです
早く精神病院で引き取って欲しい
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/479.html#c51

[番外地6] ヒラリー・クリントンの正体 中川隆
62. 中川隆[7940] koaQ7Jey 2017年4月23日 20:54:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8431]

World | 2016年 05月 6日 14:40 JST
トランプ氏支持、主な理由は「クリントン氏勝利の阻止」=世論調査

 5月5日、ロイター/イプソス世論調査結果では、11月の米大統領選挙で米有権者の約半数は、トランプ・クリントン両候補者をそれぞれ支持する主な理由が対立候補の勝利を阻止するためであることが分かった。写真はフロリダ州で3月撮影(2016年 ロイター/Scott Audette/Javier Galeano)


 5月5日、ロイター/イプソス世論調査結果では、11月の米大統領選挙で米有権者の約半数は、トランプ・クリントン両候補者をそれぞれ支持する主な理由が対立候補の勝利を阻止するためであることが分かった。写真はフロリダ州で3月撮影(2016年 ロイター/Scott Audette/Javier Galeano)



[ニューヨーク 5日 ロイター] - ロイター/イプソスが5日公表した世論調査結果によると、11月の米大統領選挙をめぐり、民主党のヒラリー・クリントン氏、もしくは共和党のドナルド・トランプ氏のどちらかを支持している米有権者のうち、約半数は支持する主な理由として対立候補の勝利を阻止するためと答えた。

調査では11月の本選に向けてトランプ氏もしくはクリントン氏を支持する主な理由について質問。これに対し、トランプ氏支持者の約47%はクリントン氏に勝利してほしくないためと回答した。また、43%はトランプ氏の政治的スタンスに好感を抱いているためとしたほか、6%は個人的に同氏を気に入っているためと答えた。

同様にクリントン氏の支持者も、約46%がトランプ氏に大統領になってほしくないためと回答。40%はクリントン氏の政治的スタンスに賛同しているためとしたほか、11%は個人的に同氏を気に入っているためと答えた。

バージニア大学のセンター・フォー・ポリティクスのディレクター、ラリー・サバト氏は世論調査結果について、有権者が対立政党をますます恐れるようになっており、米国におけるイデオロギー対立が進んでいることを示していると指摘。前国務長官のクリントン氏と不動産王のトランプ氏が本選で争うことが見込まれる中、こうした感情は一層悪化していると述べた。

調査は4月29日─5月5日に実施され、トランプ氏に投票する意向を示した469人、クリントン氏に投票する意向を示した599人が調査対象に含まれている。

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/719.html#c62

[アジア22] 「中国の一部だった」事実ない−韓国政府がトランプ米大統領の誤解正す 韓国大統領選、進歩系2強に悩む有権者 文、安両氏、大 軽毛
2. 中川隆[7941] koaQ7Jey 2017年4月23日 20:59:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8432]
中国の一部だったのではなく、朝鮮の支配層が昔からずっと漢民族だっただけだよ
http://www.asyura2.com/17/asia22/msg/599.html#c2
[近代史02] タイは天国に二番目に近い国 1 中川隆
17. 中川隆[7942] koaQ7Jey 2017年4月23日 21:06:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8433]

2017-04-23
「タイの屋台を今年中に排除する」と宣言したバンコク都知事
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20170423T0034280900.html

2017年4月20日、バンコクの都知事であるワンロップ・サワンディー氏は、突如として「今年いっぱいでバンコクから路上屋台を排除する」と言い出して、大騒ぎになっている。

理由は2つある。

1つは衛生問題だ。屋台は生ゴミを多く発生させることや、食べこぼしを路上にまき散らすこともあって、ネズミや有害な虫を発生させやすい。

屋台が密集しているヤワラーでも、スクンビット通りでも、カオサン通りでも、かなり大きなネズミが排水溝に沿って走っているのを目撃する人もいるはずだ。

またハエも飛び交っているし、日本の路上ではほとんど見ないゴキブリも我が物顔で走り回っているところもある。屋台が衛生的に問題がないと考えている人はひとりもいない。

もう1つは通行問題だ。屋台は歩道を占拠するので、歩行者は歩道をきちんと歩けない。

カオサン通りは比較的道が広いので問題ないが、スクンビット通りでは歩道が狭くなって時間によっては満員電車のようになっている。ヤワラーも例外ではない。屋台が我が物顔で道を占拠しているので、車が走れない状況になっている場所もある。

東南アジアの食のほとんどを屋台で済ませてきた

バンコクをクリーンな街にしたいという政治からの働きかけは今に始まったことではない。

2000年代も、タクシン政権がバンコクをクリーンにすると言って歓楽街の規制を打ち出したり、喫煙場所の規制を始めたり、ゴミのポイ捨てに罰金を取り出したり、様々な試みを行ってきた。その中に、屋台の規制もあった。

しかし、この屋台の規制は打ち出されてはうやむやになり、うやむやになってはまた打ち出されるという状況が波のように続いていて、完全撤廃には至っていない。

その理由は、屋台が貧困層のスモールビジネスの最もポピュラーなものであり、長い伝統があるからだ。そして、この屋台は観光客にとっても楽しいものであり、絶大な支持を集めているからだ。それは、大きな観光資源なのである。

確かに衛生的に問題がある。

しかし、リーズナブルな価格でいろんなものが食べられるので、これがタイを訪れた時の一番の楽しみだったりする。

時には思いもよらないおいしい味を見つけたり、時には昆虫のつくだ煮のようなものもあったりして、ぎょっとしながら屋台を見て歩くのがいいのだ。

こういったところは衛生に問題があって避けたほうがいいという人もいる。しかし、私は東南アジアの食のほとんどを屋台で済ませてきているし、これからもそのスタイルを変えるつもりはない。

屋台の今にも壊れそうなプラスチックのイスに座り、街の雑踏を聞き、排気ガスを吸い込み、路上から漂う生ゴミの臭いを嗅いで顔をしかめ、道を歩くいろんな人を観察し、たまたま目が合ったレディーボーイにウインクされながら食べる料理ほどうまいものはない。

屋台で食べる食事こそが東南アジアの食の醍醐味だ。私と同じように考える人は多いのではないだろうか。


タイの屋台は持ち帰りができるので、タイ女性もよく屋台で買って家に持ち帰っているようだ。たくさんの屋台があれば家で作る手間が省ける。

塩焼きの魚も売っているが、こういったのはホテルに持ち帰ってひとりで食べるものではないので、なかなか旅人には買いにくい。しかし、味はいける。

路地裏を利用してこんな小さな屋台がちらほら出る。果物はうまいが、量が多くて独り身はなかなか買いにくい。

おかずの豊富な屋台もある。好きなものを指さしてガツガツと食べるだけ。指させば買えるので、自分が何を食べているのか分からないものも多い。


「屋台一掃命令」は掛け声倒れに終わると信じたい

素人目に見ても問題がありそうな屋台もある。

タイでは日本食が流行していて、驚くべきことに握り寿司なんかも屋台が提供していたりするのだが、昼間のギラギラした太陽の下を歩くと、そんな握り寿司が直射日光に当たっていたりする。

それを現地のタイ人や白人(ファラン)たちが、「何の問題もない」という顔で食べていたりする。そういったものは私は手を出さない。

サソリやタガメやイナゴや芋虫の類いが売っている屋台もごく普通にあって、タイの女性がビニール袋で買ってスナック代わりに食べていたりすることもある。やはり、私自身はそういったものは食べない。

きちんと火を通している普通の料理を食べるようにしているのだが、それで食中毒などを回避したりしている。

そのためなのか、屋台で食中毒を起こしたということは数えるほどしかない。現地の人たちはみんなここで何も考えずに食べている。

人間の身体はそれほど他人と違っているわけでもないので、無心になって食べればそれなりにいける。

アジアではどこでも昔からこのような屋台文化が発展していて、その食材の種類から味までとても多くのバリュエーションがある。しかし、タイの屋台文化はアジア最強であると言っても過言ではない。

屋台でもタイ料理は一通り食べられるわけで、わざわざレストランで食べる理由もない。タイ料理は本当にうまい。

(タイ料理は好きですか? タイでいつも食べていたもの)
https://www.bllackz.net/blackasia.php/content/20120706T1932370900.html

シンガポールのホーカーズ(フードコート)も楽しいが、バリエーションから味から価格まで総合的に見ると、「タイの方がいい」という人も多い。

それをたかが「街の美化」のために消してしまうというのだから、バンコクの都知事は「何も分かっていない」と思ってしまうのは私だけだろうか。

屋台はタイの文化だ。コンビニの数よりも屋台の数が多いくらいでないと、夜に出歩く気にもならない。

どのみち、屋台商人たちの大抗議で、この「屋台一掃命令」は掛け声倒れに終わると信じているが、それでもタイが屋台を消していくというのであれば、バンコクもつまらない街になってしまいそうだ。


ファーストフードのようなフライドポテト、フライドチキンなども屋台で売っている。食べてみたが、タレが「タイ風」である以外はなかなかの味だった。

スクンビットの屋台は、写真付きでメニューがある。写真は旨そうには写っていないが、出てきた料理はうまい。

真夜中のパタヤ。屋台があれば、夜中でも好きなときに食べられる。しかし、それが生活のリズムをめちゃくちゃにしてしまうが……。

日本でもおなじみの白菜などの野菜が吊られている。

湯気が立つスパイシーなタイ料理を屋台で食べる

ところで、私が屋台でいつも食べるのは、朝はクイティオが多い。ベトナムのフォーに近い味の麺だ。麺はビーフンなので日本のラーメンとはまた違ってあっさりしている。

日本のラーメンと同じ感触であればバーミーナムがあるが、朝に食べるには少しこってり過ぎるかもしれない。やはり、クイティオの方がしっくりくる。

ヤワラーでも、スクンビット通りでも、パタヤでも、まずは最初にクイティオを出してくれる店を探しておき、朝はそこで食べると決めている。

朝……と言っても私の場合はほとんど昼間か昼間過ぎになっているのだが、ふらふらと起きてその店に行き、クイティオを頼む。麺はいくつかの太さがある。私は、細麺(センミー)あたりが好きだ。

もちろん、センミーがなければないで他の太さでもいい。肉を少し、そしてフィッシュボールも入れてもらって、香菜(パクチー)もたっぷり入れて食べる。

昔はこのパクチーが食べられなかったのだが、今ではタイ料理にこれが入っていないと物足りなくなっている。朝はまず、このクイティオを食べてほっとする。

最後にコーヒーを飲みたいのだが、タイで頼むコーヒーは「砂糖を少し」と言っても凄まじい甘さのコーヒーが出てくるので仕方がなくそれを飲む。それが一日のはじまりだ。

昼や夜は何を食べるのかはほとんど決まっていないが、ふらふら歩く中で目に付いた屋台や、いい匂いを醸し出している屋台で適当にあるものを食べる。

しっかり火が通っているものを食べるのが好きなので、パットカナー・ムー・クロップなんかをおかずにして、カオパットを食べることが多い。

屋台の米はあまり良い米ではないことも多いのだが、カオパットにすれば驚くほどうまくなる。

もちろん、絶対にそれを食べると決まっているわけではなく、そこにある中で気分によってあれこれ勘で選びながら食べることが多い。

時には凄まじくスパイシーな料理に当たることもある。それもまたタイ料理の醍醐味だ。物憂い熱帯のストリートで、湯気が立つスパイシーなタイ料理を屋台で食べるというのがいい。

あなたは、屋台の料理は好きだろうか?


ボールに入れられたタイの惣菜。あまりにもありすぎると、どれを食べていいのか分からないので、結局知っているものしか食べなくなる。

屋台の下部には車輪がついているが、ビジネスが終わると、片付けてそのままオートバイで引いて帰る。

こんな小さな屋台なのに、十種類以上ものメニューがあるのだから感心する。

イスラムの女性が買いに来る屋台もあるが、こういったところは恐らく豚肉などが入っておらず、ムスリムには安心して食べられるのかもしれない。

こちらは店付属のしっかりした屋台。

デザート専門の屋台もあって、こちらは豆乳のデザートのようなものを売っていた。持ち帰りはプラスチック(ビニール袋)に入れてくれる。

暑いタイには欠かせないのが水分。ナーム・ソン(オレンジ・ジュース)は10バーツから20バーツで買える。

チャイナタウンも、「店内」よりもなぜか「店外」のほうが忙しい。店の中でクーラーの効いた部屋で食べるよりも、路上で食べるのがタイ人の好みに合っているようだ。店内は、観光客ばかり。

屋台の裏側はこのようになっている。食材はかごに入れられて置かれている。水は、水道の水をそのまま使う(バンコクでは)。

春巻きのような、そうでないような、不思議な料理を作ってくれる屋台もある。調味料も豊富だ。

カオサンの屋台。東南アジアお馴染みの焼きそば。これを見て、抵抗できる人はいるだろうか。
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20170423T0034280900.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/377.html#c17

[リバイバル3] 修善寺温泉「あさば」 にはもう泊まってはいけない 中川隆
105. 中川隆[7943] koaQ7Jey 2017年4月23日 23:42:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8434]

372 by 匿名さん 2017-04-21 10:17:23

>>371まちの回覧板さん

私もこの記事読みました。森友学園問題に似ていると思いました。

以前星のや京都で検索したら、(公式)に築100年の歴史的建造物と書いていたが、今回見ると 歴史的建造物の表現が消されていました。

星のや京都の横の一級河川を大堰川と書いていますが、星のや京都の従業員も星野リゾートも川の名前を知らない様なので教えます。

渡月橋下流を、桂川。渡月橋から星のや京都迄は 大堰川。星のや京都から上流を、保津川と 川名が変わります。

宿泊客ブログには ほぼ大堰川と書いてる。嘘を教えないようにして、京都を 嵐山をもっと勉強して接客して下さい。

いい加減な企業ですね。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/514.html#c105

[文化2] ゆとり教育を推進した三浦朱門の妻 曽野綾子がした事 _ これがクリスチャン 中川隆
47. 中川隆[7944] koaQ7Jey 2017年4月24日 00:08:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8435]

曽野綾子は自己責任論が大好きだけど


責任転嫁ではなく本当に「悪い時代」が存在することも知れ

シリアでは国家体制が崩壊して、2017年現在も国内は激しい内戦と社会的混乱の中にある。

アサド政権支持者、反政府組織、ISIS(イスラム国)のような超過激暴力集団が三つ巴となって国家を蹂躙し、国民の半分が難民となって国外に流出した。

もし私たちがシリアで生まれていたら、私たちがいかに向上心を持ち、強い夢を持ち、楽観的に生きたとしても、すべてが無に帰したはずだ。

シリアだけではない。イラクに生まれていても、アフガニスタンで生まれていても、パレスチナで生まれていても、北朝鮮に生まれても、似たような状況に遭っただろう。

ある国に生まれていても、年代によって幸運な人生になったり、不幸な人生になることもある。1930年代に生きていた人々はほとんどの人が第二次世界大戦に巻き込まれて地獄を見ていた。

中国は今でこそ経済発展の恩恵に浴する国民が出てきているが、1966年から1976年までの文化大革命の時代に生きていたら地獄だったはずだ。

ソ連では1980年代から1990年代に生きていたら国家崩壊に巻き込まれていた。時代が混乱と激動と戦争に向かっていったとき、私たちはもう為す術がない。

バブル期と就職氷河期とでは時代がまったく違う

人の人生はその時々の社会の動きによって大きく左右される。日本のように長らく戦争や国家的大混乱から離れている国では、それがあまり自覚されなくなっている。

しかし、それでも社会の動きが人生を左右するという現実は変わらない。

人生の中で最も重要なのは「どんな仕事に就くのか」という部分にあるが、1980年代のバブル期はどこの企業も太っ腹に人を採ったのでこの頃に就職活動をしていた人々は幸運だったと見なされている。

しかし、バブルが崩壊し、企業が次第に不況に飲まれていくようになると急激に時代が変わった。企業は当然のように人を採らなくなったのだ。

2000年代に入ってからも状況は悪化する一方だった。グローバル化による競争の激甚化が進むと、企業はますます人材を抱えるのを嫌うようになった。

そのため、この時期に就職活動をしていた人々は「就職氷河期」とも言われて、面接に行った企業にことごとく振り落とされてしまうことになった。

バブル期と就職氷河期とでは、時代がまったく違った。そして、時代に翻弄される人がいつの時代でも出てくる。個人の努力を超えたところで起きている時代の流れは、すべてをなぎ倒してしまうのだ。

仕事がうまく見つからなかったり、リストラされたり、失業したりすることは珍しくない。多くの人たちはそのとき、それを「自分のせい」にする。

なぜなら、誰もが自分と同じ境遇ではなく、同時期に貧しくない人も存在するし、人生を楽しんでいる人もいるし、仕事がうまく行っている人もいるし、楽に内定をもらえる人もいるからだ。

そういう人がいる中で自分が挫折を味わうと、それは自分のせいなのだと単純に思うのは無理もない。

「時代が悪い」などと言うと、「いや、お前が悪いのだ」と反論されて終わりだ。この世に完璧な人はいないから、お前が悪いと言われて反論できる人はあまりいない。


「時代が悪い」という時期があることに気付く

歴史をよく観察すると、社会は常に良い方向にも悪い方向にも動いており、まぎれもなく「時代が悪い」という時期があることに気付く。

社会は、好況と不況を繰り返す。混乱と安定を繰り返す。もし、社会が不況で混乱しているのであれば、時代が悪いという見方は責任責任転嫁ではない可能性もある。

「時代が悪い」というと、必ず「自分で努力もしないで、他に責任を押しつけている」と言われる。言われなくても、そう思われることも多い。

本当に何の努力もしない人に限って「時代が悪い」と責任転嫁することが多いので、「今は本当に時代が悪いのだ」と言う人がいても、どうせ責任転嫁だと思われるのがオチだ。

だから、まじめな人であればあるほど、どう見ても時代が悪くても「時代が悪い」とは言えなくなる。そう考えても、それを打ち消して「いや、自分が悪い」と思い込もうとする。

日本は1990年を頂点にして、経済失速が隠せなくなり、2000年に入ってからは正社員になれない若者や、リストラされる中高年が爆発的に増えた。

自殺が毎年3万人を超え始めたのもバブル崩壊後である。社会は大きく激変していたのだが、当初の人々の見方はまったく違った。

「若いやつは努力しないから正社員になれないのだ」
「仕事ができない人間がリストラされている」

実際は、日本企業がグローバル経済の激甚な競争に飲み込まれ、経済的に無策を続ける日本政府や官僚の姿勢も重なって、日本人はそのツケを払っていたのである。

最初は多くの人々がそれに気付かなかった。人々はそれを、個人の責任論に転嫁していた。「自己責任」という言葉が流行ったのは2000年以降だ。

しかし、ニートやフリーターのような立場に陥ってしまった若年層が100万人規模になり、中高年が次々とリストラされ、高齢層や女性が貧困に堕ち、経済的にどうにもならない人たちが莫大に増えた。

それを見て、やっと日本人は「時代が悪い」と気付いたのだった。一部の人の問題ではなかったのである。


人によっては、人生の3分の1が悪い時代だった

もうバブル崩壊から27年近く経っている。日本が「悪い時代」に入ってから27年も経ったということになる。

27年と言えば、人の人生の3分の1近くの年月である。人によっては「人生の3分の1が悪い時代だった」と言えば、いたたまれないはずだ。

生活保護受給者もじわじわと確実に増え続け、もう216万人を超えている。

その多くは高齢者なのだが、日本はこれから高齢者が増える国なのだから、生活保護申請は多少の増減をしながら、最終的にはもっと増えるのは間違いない。

若年層の貧困化も加速する一方だ。しかも離婚も増えているので、シングルマザーの貧困化も拡大している。

国が成長しているときや、世の中が活況に沸いているとき、人はそれほど努力しなくても生きていける。時代の波について行きさえすれば、経済的に苦しまなくてもいい。

今は、逆だ。今まで幸せに暮らしていた人も、今後はどうなるのか分からない地獄のような世界が待っている。少なくとも、日本が経済失速を止められないと、そういうことになる。

時代が悪い方向に向かって転がり落ちていると、個人の努力をすべて叩きつぶしてしまう。日本人はそれでもすべて自分のせいにして「社会が悪い」とは最後の最後まで考えない。

それは一種の美徳なのだが、客観的に見ると正しい見方をしていない。

社会が悪いのに、自分が悪いと全面的に思い込い込むと間違った社会のあり方を変革する声がどこからも出てこなくなって、人々は社会に殺されてしまうことになる。

戦争が起きて、まわりで人が撃ち殺されているときに幸せになれないというのは誰もが知っている。それは社会が悪いと誰もが分かる。

しかし、銃弾が飛び交わなくても、リストラ・失業・自殺・経済苦が蔓延していたら、見えない銃弾が飛び交っているのと同じなのだ。そんな世界で幸せになれない。

どんな時代になっても、その中で生きる努力する必要があるが、同時に「社会が悪い」と気付く視点も持つ必要だ。日本を蝕んでいる「何らかの要因」がある。

政治や経済や教育を正しい方向に向けさせない「悪い要因」が日本の社会の中に存在するのだ。日本を憎悪する勢力もあれば、日本を弱体化させようとする民進党や共産党のような政党も存在する。

責任転嫁のためではなく、現実を見るために、社会が悪いことをあなたは気付かなければならない。そうしないと、いろんなものが手遅れになってしまう。


「シリアの子供」と題された絵。もし私たちがシリアで生まれていたら、私たちがいかに向上心を持ち、強い夢を持ち、楽観的に生きたとしても、すべてが無に帰したはずだ。責任転嫁ではなく本当に「悪い時代」も存在する。では、弾丸が飛んで来ない日本は良い時代なのか?
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2016/05/20160509T1637540900.html
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/492.html#c47

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