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中川隆 koaQ7Jey コメント履歴 No: 100010
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[リバイバル3] ハーベスで初代 HLコンパクト唯一つだけ人気が出た理由 中川隆
1. 中川隆[6651] koaQ7Jey 2017年2月11日 21:48:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7111]

HARBETH HL-COMPACT とベスト・マッチのアンプは EAR V20

楠 薫さん

EAR V12 はまだ買ったばかりですが元、EAR V20 所有者です。

現在、福岡在住で、まだ購入したばかりですが、V12 はとても良いプリメインアンプだと思います。

http://k-d.jpn.com/audio/audioindex.html

に詳細を記していますが、アンプの支配力が高くて、スピーカーをEAR V12 色に染めてしまいます。

中でもソナスファベールと HARBETH との相性は良いようで、他のアンプではなかなか聴くことのできない色気のあるサウンドは、見事です。

ただ、解像度や空間分解能を追い求める方には、ちょっと方向性が違うように思います。

その場合は、First Watt 等の製品が良いかも知れません。
2014/02/08 20:07 
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000385643/SortID=16358115/


EAR V1 2と HARBETH HLCompact 7ES-3 の相性


by 楠 薫 2014年2月08日(土) 04:06

V20とHARBETH Compact 7 の時もそうでしたが、EAR V12って、HARBETH HLCompact 7ES-3 と相性、良いですね。

低域の伸びやかさも、一歩間違えると、モッコリ寸詰まり音になるところを、ギリギリのところで止めて、いかにもローエンドが鳴っているような響きの良さを聴かせてくれます。

たぶん、実際の周波数帯域は、そこまで出ていないのでしょうが、らしく聴かせてくれます。

中高域は十分伸びているのにうるさくなく、みずみずしさに透明感もあって、V20 の時のような、ややこぢんまりした感じでは無く、等身大の色気を感じさせます。


Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年2月09日(日) 10:31

EAR V12 で鳴らす HARBETH HLCompact 7ES-3 と Sonus Faber Stradivari Homage。

意外にも、その差は EAR V12 色に染まってしまって、値段ほどには感じません。

First Watt SIT-1で鳴らすHARBETH HLCompact 7ES-3 と Sonus Faber Stradivari Homage では、その解像度と空間描写能の圧倒的な差を感じさせて、Sonus Faber Stradivari Homage にすぐ軍配が上がったのですが・・・・・・。

Sonus Faber Stradivari Homage と First Watt SIT-1 の組み合わせは、超高解像度のせいもあって、まるで指揮者の立ち位置で細かな音の一つ一つをチェックしているような感じ。

一方、HARBETH HLCompact 7ES-3 と EAR V12 の組み合わせは、細かな音の一つ一つよりも、響きの良さを楽しむと言うか、やや残響の多い極上のホールで音に包まれて聴いている感じです。

HARBETH HLCompact 7ES-3 の箱を程よく鳴らして低域の量感を出し、いかにも低域が出ているような、そう、タンノイのスターリングの時にも感じた、音像型のスピーカーの良さをうまく引き出しているように思います。

中高域の色気については、さすがの First Watt SIT-1もEAR V12 には敵いません。

ステレオサウンドなどでは、HARBETH HLCompact 7ES-3 と First Watt J2 の組み合わせが絶賛されていましたし、私も以前はその組み合わせが HARBETH HLCompact 7ES-3 を一番よく鳴らす組み合わせと思っていましたが、頑張ってもうちょっとお金を出して、EAR V12を入手する方が、ゆくゆくは余計な出費を控えて、音楽を心から楽しめる組み合わせかと思った次第。

p.s.
 EAR V12 と Sonus Faber Stradivari Homage の組み合わせは、某中二病患者に言わせると「エロい音」だそうです。(^^;

 中学生でも、音の違いがわかるくらいですから、EAR V12って、本当に凄いものです。

 「それはいいけど、ちゃんと受験勉強、しろよな」と言ったら、
 「うち、中高一貫だから、今の成績なら余裕」だと。まるで凸守みたいなヤツだな。

 姉は大学受験で大変な時期に、自分はそれを横目に遊んでいるとは・・・・・・。

EAR V12 & HARBETH HLCompact 7ES-3 by 楠 薫 2014年2月12日(水) 00:32

今、EAR V12 & HARBETH HLCompact 7ES-3 の組み合わせで、シノーポリのブルックナーを聴きながらこれを書いています。

ブルックナーの交響曲は音の饗宴みたいな部分があって、インバルのようにそれを豪華絢爛に鳴り響かせてくれるのも良いのですが、チェリビダッケのように思索的に聴かせてくれたりするのも、一つの手法だとは思いますが、シノーポリはカラヤン顔負けの美しさと色彩感、細部の練り上げ方も見事で、EAR V12 & HARBETH HLCompact 7ES-3 の色気のある美しいサウンドは、ドレスデン・シュターツカペレの響きの良さをうまく引き出してくれるようです。

Re: EAR V12 by Grand Chariot 2014年3月02日(日) 12:43

いやぁ、同じハーベスES-3ユーザーにしてみれば心穏やかならず!
イヤなアンプ買いましたね(^_^;)。

あんなふうにどんなふうになるか、おおよそ想像がつくところが実にイヤらしい(笑)

僕が進行性膵癌にでもなったら、こんな麻薬パッチ貼って頂戴!

Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年3月03日(月) 19:04

ども、です、Grand Chariot さん。

>いやぁ、同じハーベスES-3ユーザーにしてみれば心穏やかならず!
でしょ、でしょ。

>イヤなアンプ買いましたね(^_^;)。
イヤなことはないですよ。ちょっとエッチっぽい音ですが。(^^;

>こんな麻薬パッチ貼って頂戴!
エロ・パッチですね。了解しました。(^^)/

それにしても驚いたのが、ソナスで聴く音と、HARBETH HLCompact 7ES-3 で聴く音の差があまりないこと。

よっぽど、EAR V12の支配力が強いのでしょうね。

Re: EAR V12 by 楠 薫 2014年3月14日(金) 19:10

なんだか最近、EAR V12 と HARBETH HLCompact 7ES-3でしか聴いていないような気が・・・・・・(^^;

エージングが効いてきて、実に伸びやかに色っぽく、男心をくすぐるツボを心得た鳴り方、してくれます。

特に女性ボーカルの、ブレスの瞬間の息づかいのバリエーション、ここまで違うとは驚きでした。

改めて、坂本真綾さまの発生時の舌の使い方に、脱帽でございます。
http://f-av.info/bbs/viewtopic.php?f=3&t=103&sid=fcb3e203464562f9233a90bad4e05b6e

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/687.html#c1

[リバイバル3] 伝説の ソナス ファベール ガルネリ・オマージュ 中川隆
1. 中川隆[6652] koaQ7Jey 2017年2月11日 22:04:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7112]

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/16(日) 22:47:28.85 ID:TLoX7Yqb

ガルネリ メメントは良いの?

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/17(月) 07:59:13.50 ID:4pu7hICw

とても濃厚で響きがたっぷりとした、とっても幻想的な音色
音色はアッコルドに一番近いけど、アッコルドはすっきり系でどちらを好むかってとこかな
ストラディバリ直属の部下ってとこだね。

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/11(土) 07:46:19.59 ID:cPM5AumS

2006年に発売したメメント

その時の雑誌「ステレオサウンド159」でコンパクトスピーカー聴き比べ特集で33台の中でダントツトップと位置づけられたスピーカー

それから、メメントが馬鹿売れを起こした。


996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/11(土) 13:08:56.88 ID:cPM5AumS

ソナスはSNや拡がりなどではなく、音楽的に鳴らすという面で群を抜いていたみたい
緻密さ色艶の良さ芳醇さ新鮮さ等などとにかく聴き心地が良いってことを全面的に言ってる


997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/11(土) 13:51:23.12 ID:fkBT2jLt

大抵二作目三作目は駄作になるって言われるけど
二作目でそこまで評価されるのは凄いね
まさにセルブリンマジック!


450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/14(月) 13:24:18.61 ID:NDpBxCBI

ソナスだと、ピアノ再生がウィークポイント。

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/04(土) 15:27:07.35 ID:bY/z9plA

本当に理解できてる奴はソナスでバックハウスは絶対聴かない


740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/11(水) 12:05:24.96 ID:fIDYomCj

ぶっちゃけちゃうと、フランコさん最後までピアノはそれほど得意じゃなかったよね
普通には鳴るけど、やっぱり弦でしょ


131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/17(月) 15:09:38.55 ID:jZEReA9q

根本的にピアノはソナスは向かないよ

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/14(月) 17:15:51.12 ID:o+Nj8imC

それはしょうがないじゃん
ソナスやダリみたいな、雰囲気もりもりスピーカーはもともと打楽器が苦手


127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/17(月) 08:00:08.40 ID:4pu7hICw

まさにバイオリンと美声は天下一品


284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:6o7jDaW4

要するに弦楽器しか聴けないんだろ

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/11(水) 14:13:05.15 ID:C+VoXWgt

弦でもコントラバスやチェロは不得手


742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/11(水) 15:24:33.30 ID:x5GCvCWP

その為のストラド


147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/26(水) 12:04:19.05 ID:I5d8sZh5

エヴォが高いからオマージュかメメント?

オマージュは弦のみ
メメントは弦、美声、美音
エヴォは何でもあり


149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/26(水) 14:15:47.67 ID:M/JVvDqU

何でも有りとは
ソコソコ鳴るが中途半端と言う意味では無いですね?


150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/26(水) 17:28:40.36 ID:I5d8sZh5

何でもありはソコソコ鳴るってことです
当然、それに特化した sp程ではないです

が、弦だけならオマージュには敵いません
美声はメメントには敵いません

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/26(水) 18:04:35.11 ID:I5d8sZh5

「が」は余計でした(--;)
ただ、オマージュやメメントはそれ以外のジャンルを鳴らすとソコソコ以下です(人の好みにもよります)

オマージュの弦の毒々しい響きは一度きいたら病み付きになるでしょう
メメントの清んだ佇まいとたっぷりとした響きは弦や美声が天からの贈り物といった感じです

しかし、この個性的な響きでジャズや激しい曲をならしたら、響きが目立ち甘い音色が邪魔して聴けたものではないです

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/08(日) 09:29:53.61 ID:DyJef8UE

メメント聴き続けて7年、以前から響きがたっぷりしてるな〜

とは思っていたが、その奥の官能的に響かせる深みというものに七年経った今になった今もなお、気付かされる部分がある

流石フランコ、人生経験を積んでいただけのことはある、淡々と鳴らせる世の中のスピーカーには無いフランコが伝えたかった音

人生経験の浅い自分なんかがフランコの音を理解するなんてまだまだだろう、この箱の中にはまだ気がつけていないであろう部分があると思う
生涯このスピーカーーを聴き続けたいと思う。

ただ、メメントを知れば知るほど、フランコが最後に残したスピーカー、アッコルドも欲しくなってしまう。

フランコもアッコルドが最後の作品になることは年齢からしておそらく分かっていたと思う宮崎駿のように

その最後の作品に何を残したのか、いつの日か手に入れてみたい。


911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/31(火) 01:24:45.53 ID:/rxzicJq

フランコ・セルブリンはソナスに会社を乗っ取られたから自らフランコ・セルブリンを起ち上げた。


84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/11(火) 23:27:27.91 ID:JpN/HgdG

ソナスが数千万のSPを販売できたのもみ〜んなフランコのお陰
ただ、フランコは分かってた、こうなるのが

フランコがソナスだけで終わったらこう思ったのではないだろうか

「私の生きた証(生み出したSP)が無くなってしまうのではないか・・・」

今まさにその状況となっている、クレモナの存在も危うくなった今、ストラドも肩身の狭い存在となっている、消されるのも時間の問題

そして、出した決断が、自分自身の名をブランドとし、クテマをだし、そしてフランコの最後の力を振り絞りフランコの元々のコンセプトでもあったコンパクトSPのアッコルドを残し命をたった

フランコセルブリンは最初からこの2モデルだけ残すつもりで立ち上げたと考えられる


85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/11(火) 23:35:42.29 ID:JpN/HgdG

価格帯もそんな感じに思うそれなりに高額のクテマと、頑張れば手の届くアッコルド、妥協はしたくないが多くの人に聴いてもらいたいという考えが感じられる。

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:AleHAGOg

フランコ時代のスピーカーは弦を鳴らしたら右に出るものは無いと言われていた
オマージュシリーズがそれを物語っている、「スピーカーは楽器である」と言われていたとおりフランコの目的はスピーカーとしての性能というよりも、音の響き方に重点をおいて制作していた

現状フランコ以外のスピーカーにその響きを表現できるスピーカーは他には無い ことだけは確かだ。


30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/19(金) 13:08:29.05 ID:4e8euVCj

先月アマティを買ったもんだけど、最近、ヴァイオリンのCDばっか聴いてる。

バッハの無伴奏ソナタとパルティータ

前から好きな曲ではあったけど、こんなにいいとは思わなかった。

音楽って曲がどうのこうのというのももちろんあるけど音がいいってのがかなり利くんだな
改めて分かった。

今はアンプはアキュのプリメインだけど A-65あたりにするともっといいんだろうな
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1365318378/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/684.html#c1

[リバイバル3] 伝説の ソナス ファベール ガルネリ・オマージュ 中川隆
2. 中川隆[6653] koaQ7Jey 2017年2月11日 22:15:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7113]

ガルネリ・メメント 2006年10月30日 07:10


「ガルネリ・オマージュ」が発売されたのが1994年、「ガルネリ・メメント」が2006年


●ガルネリ・メメントの得意な音楽ジャンルとは?●

絵の具でいえばオレンジ色のように音色は暖かく濃密で、響きがたっぷりとしている。それでいて晴れやかな音場感が提示される。

このスピーカーで弦楽合奏を聴かないでほかに何を聴くのだ?晴れやかなソプラノの歌声を聴かずしてどうする?

 本機はガルネリ・オマージュ後13年ぶりに登場したマーク2版であり、ガルネリ・オマージュよりも音が現代版となっており、弦楽器専用ではなくなって、さまざまな音楽へ対応が広がっている。

●ガルネリ・メメントの長所と短所●

電子音でさえウッディに聴こえてくる本機の音色の濃さ、響きのたっぷりとした厚みが、この小型スピーカーから鳴ってくるとはなかなか信じられない。

スピーカーの大きさのわりには耐入力は高い。

激しい音を入力しても簡単には音は割れない。

つまりスピーカーの基本的な造りがしっかりとしている。

敢えて短所は、美しすぎてインテリアから浮かないようにするのは難しい。黒いグラファイト仕上げもある。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1025550&id=7857118


Sonus faber Guarneri Memento 試聴記 2010年1月17日 (日)


・Sonus faber Guarneri Memento, Cremona M, Minima Vintage, McIntosh MA7000 & Wadia 581se を試聴


前日

「もし、Guarneri Memento が、あまり良くなかったら、Tannoy Stirling HW & Luxman L-560 の中古でもいいや!」

という考えが私にひらめいていました。つまり

「やっぱり、Stirling HW & L-560 に勝るものはなかった」

ということになりそうな予感があったのです。そして、その場合は、ヤフーオークションで、Stirling HW & L-560 を入手しようと考えました。ヤフーを見ると(表向きだけですが)状態の良さそうな物件が安く出品されていたので、それに目を付けてました。中古で Lux L-560 と Tannoy Stirling HW を買う場合の値段と、新品の高級機を買う場合の値段の差を私は念頭に置いてました。そういうことが頭にあったので、余裕を持って、本日の試聴に臨めました。

そして、今日、最初に聴いたのが、

Sonus Minima Vintage, McIntosh MA7000 & Wadia 581se

の組み合わせでした。

Sonus Minima Vintage は期待通りでした。
軽量・小型・安価でありながら、低音がよく鳴るスピーカでした。

ジンマンのマーラー5番/SACD の荒々しい録音を、よく鳴らし、うまくまとめあげているし、音場もまっとうだったので「さすが、ソナスだ」と思ったのでした。

それで、耳慣らしに、Minima Vintage を一通り聴いて、Guarneri Memento に期待をもって臨みました。

ところが、こけました。

Guarneri Memento のほうが不安定な感じがありましたね。しかしそれは

「現在の私の嗜好にあわないためであるか、または、システム(アンプ、CD プレーヤ)との相性の悪さからくるかも知れない」

と慎重になりました。ところが決定的だったのは、ムローヴァとユリア・フィッシャーの無伴奏でしたね。その二つの音は、特に美しくなかったですね。言い直せば

「Minima Vintage との差を感じない」


そのとき私は、アートクルーの店主さんに

「アマトールに似ているのは、Minima Vintage ですか?」

と尋ねた。店主さんはそれを肯定しました。私は「サウンド谷口(熊本県八代)」というショップと私との長い付き合いや、谷口さんと私との因縁(22年前に、谷口さんのお薦めで Lux L-560, Stirling HW を試聴なしで購入したこと。22年後の現在、谷口さんが私に薦めているのはアマトールであること、など)を店主さんに話しました。その上で、念を押して

「アマトールに似ているのは、Minima Vintage か?」

と彼に聞くと、やはり、同じ答えが返ってくる。そこで私は、谷口さんがすすめた音は、Guarneri Memento ではなく、Minima Vintage であるという仮定にたどり着きました。


Guarneri Memento はアマトールにあらずという前提で、もう一度、Memento を聴き直しました。

ラグナ・シルマーのヘンデルは、なんとなく力不足に聞こえる(値段が値段だけにもうちょっと力があっていいはず)。

そして、再度、ムローヴァとユリア・フィッシャーを試聴。

しかし味がない。ここで、もう、その後は聞き流しましたね。

コリン・デイヴィスのメサイア [SACD] は、きれいに鳴りました。でも、その音なら、Tannoy Stirling HW & Lux L-560 でも聴ける、いやむしろ、Tannoy Stirling HW & Lux L-560 のほうが面白かったような気がする。


つぎに、Cremona M を聴きました。

これは、ジンマンのマーラー5番の第2楽章の頭だけ聴いて終わり。私は、

「Cremona M は格下。Cremona M は Amati anniversario の廉価品」

という先入観を捨てて聞いたつもりです。その先入観をくつがえてくれと願いながら聴いたのでした。しかし、その先入観をくつがえてくれない音、個性のない音だったと思います。

Cremona M は、ジンマンのマーラー5番の第2楽章の冒頭だけ聴いて、やめちまいました。

私は個性が強いスピーカが好きなのです。

Cremona M は格下というより、Guarneri Memento の個性に相当するものが皆無だと、即座に判断しました。

それは、軽率な判断だったのか。いやそうではないと思います。

Guarneri Memento には、それなりの個性・魅力があるのに対し、Cremona M には、それがない。それは事前に予想してましたが

「Cremona M も、そんなに安くないのであるから(1,360,000円)、強烈な個性・魅力がないのはダメ!」

という理由から、選択肢から外しました。繰り返しますが、私は個性が強いスピーカを求めて、試聴に臨んだのです。しかも、強烈な個性です。


強烈な個性を、私は Guarneri Memento に求めました。

今日の試聴のメインは、Guarneri Memento だったわけで、私は私の感官を覚醒させ、神経を集中し、音楽に対して私が持つ感性と感覚及び私の想像力を傾注し、Guarneri Memento の音から、その良さと美点を見いださんとしました。そして、もし仮に、私のその集中力が不十分ではあったとしても、Guarneri Memento が「とてつもない名器」であったなら、もしそうなら、Guarneri Memento は、私をして一目惚れさせる、そのぐらいの魅力があってもいいはずです。

ところが、実際には、私は、Guarneri Memento に、1,750,000円という価格の半分にも満たない魅力しか見いだしえませんでした。


タバコ休憩を挟んで、約2時間。それは短いと言えば短い時間です。しかし数日前、吉田苑でディナウディオ Dynaudio を試聴したのが、よい予行練習になっていたので、今日の試聴はポイントをうまく押さえることができたと思うし、2時間という時間は十分だったと私は判断してます。


Guarneri Memento で試聴した音源は、ジンマンのマーラー5番の第2楽章、デイヴィスのメサイア、フィッシャー&ムローヴァの無伴奏(ソナタ1番の第1楽章。ムローヴァのはシャコンヌも聴いた)、マーラー3番の第1楽章の冒頭(ジンマン)、シルマーのヘンデル(HWV 428 の第2楽章 Allegro の5声のフーガ)、アシュケナージの平均律第2番嬰ヘ短調のフーガ(3主題、3声ですよね。たしか)。


アシュケナージの平均律第2巻嬰ヘ短調のフーガ(3主題、3声)は、昔、福岡で開催されたのオーディオ・ショーで、McIntosh のセパレートで鳴らしてもらったとき、引き込まれるような超名演に思えるような不思議な経験を持つので(本当にアシュケナージがうまいのかどうかは知りませんが)とにかく、

そのアシュケナージの3主題、3声を Guarneri Memento で聴いても、あまり、ピンとこなかった

のは意外でした(本来なら、面白い音を出してくれてもいいのだが・・・。値段が値段だけに)。


Guarneri Memento に足りないのは、おそらく「熱」と「空気感」ですね。

とくに「熱」がなかった。

そして「Guarneri Homage」を聴いた人が言うところの「ヒステリックなヴァイオリンの音の再現性・・・」。

Guarneri Memento には、それもなかった。

熱とか空気感とかは、主観的なものかも知れませんが「まるで、目の前でヴァイオリンを弾いているのを聴いているような錯覚」というような音は、Guarneri を名乗るスピーカなら、あってもよさそうですが、私はそれを感じませんでしたね。それは、主観ではないと思います。


ある人が言うには同じ「Guarneri」でも「Guarneri Homage」のほうは「ドライでハードなタッチでバイオリンの音を再現」するスピーカであったということです。

それを失った Guarneri Memento は、私にとって、セールスポイントを探すのが難しいスピーカでした。

私は、Guarneri Memento を、さらに長時間聴き続けたらどうだろうか、ということも空想しながら聴きました。私が逃げようとしても、私を引き止める魔力を Guarneri Memento に期待しました。

ところがです。私の耳には、Guarneri Memento の魔力は、ローエングリンのオルトルートの魔力以下か、皆無にしか聞こえなかった。

とにかく、Guarneri Memento には、Stirling HW を圧倒的に打ち負かす魔力は無しと判断。


それからタバコ休憩を取ったと思います(自分の車の中で)。

そのあとは、もう、Tannoy Stirling HW & Lux L-560 につなげるCDプレーヤ探しに目標を変更。


再度、Minima Vintage を試聴。

これが一番素直な音で、聴きやすいし、小さいくせに、マーラーの大編成を必要かつ十分に鳴らすし、ヴァイオリンもピアノも悪くない。私が、店主さんに

「一番安い機種が一番良いと感じる私は変ですかね」

と言うと、彼は

「好きな音が一番いいのです。値段じゃありませんよ」

と応対してくれました。 店主さんに、

「もう Tannoy Stirling HW & Lux L-560 の中古を買うから、CDプレーヤを見つくろって下さい」

と、私は頼んだ。私は、Wadia 581se にも特に魅力を感じなかった。そこで、ドイツのメーカー、Lindemann の CDプレーヤを聴かせてもらいましたが、これもピンときませんでした。これ以上のクラスになると、dCS Puccini になるので、それも取り寄せてもらって聴いてみようかと思いましたが、店主さんが

「Puccini は、Wadia の延長線上」

と言ったから、ここでストップ。ちなみに、dCS Puccini は、2,625,000円也。


・まとめ

1. 私は、高いワインの味は分からないし飲みたくない(私は貧乏性なのです)。

2. 「ソナスは、昔はよかったけど、いまはダメ!」少なくとも私の中ではそうです。

3. マンションに帰宅後、他のショップの人に、電話で上記の試聴結果を報告すると「あなたは、Tannoy Stirling HW & Lux L-560 の方向性を捨てない限り、他のシステムとの良い出会いは実現しない」という主旨のことを言われ納得。


あと、高い買い物なので、過度に慎重になっていたことが、今回の試聴において、Guarneri Memento への私の低い評価につながったのかも知れません。
http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/3-278a-1.html


AccordoとGuarneri mementoとCenya 2012-01-25


先日、気になっている Accordo と Sonus faber Guarneri memento と Penaudio Cenyaを比較試聴しました。


AMP:Einstein The Absolute Tune U
CDP:EMM Labs CDSA SE

試聴順:Penaudio Cenya → Accordo → Sonus faber Guarneri memento


Penaudio Cenya

まずは肩慣らしでw
なんだかEinsteinとの相性も良く、クラシックのオーケストラ、ピアノ、Jazz、JPOPまで個人的にはALL OK。

クラシックのドラムの音がちゃんと空気が震える感じまで再現。箱鳴りのスピーカの良さが出てますね。

ただし、試聴時には気づきませんでしたが、後の2つを聴いて分かったのは、
高域、低域の極端な部分、まあ超高域とか超低域に近いレンジの部分だと音がしぼむ感じです。

そういう部分は欲張らないで、うまく音作りをしてまとめ上げてるのでしょう、このSPは。

こういう比較試聴しないと分からないので普段聴いていると分からないと思います。

(導入したとして耳の肥えた人に聴かれるのは嫌かも知れませんねw)
それとサービスエリア(指向性)が狭い(低い)感じです。いわゆるスイートスポットとそれ以外の格差があります(曲によってですが)。

結果的には値段の割には大健闘で管楽器は一番良かったと思います。

Accordo

2回目の試聴です。CDPだけ前回のGoldMundからEMM Labsに変わっています。

うーん、最初の時に感じた素晴らしさが感じられませんでした。

2回目だから慣れてしまった(えっ、2回目でw)、ううむAccordoに限らずですが、他のSPでも感じたのでおそらく、恐れ多くもEMM Labs CDSA SEの音作りが私には合っていないようです。

どうも奥行き感が出る半面、SPより前方への音像の定位感、躍動感、瑞々しさに欠ける印象です。
(私はAtoll/Soulnoteサウンドが好きなように、前のめりになるような前倒しな音像が好みです)

音の分解能、実在感、描き分けは相変わらず素晴らしかったです。
ただし、音色自体はAccordoでしか出せない音色ではないと思います。

オーケストラの演奏で感じるのですが、各楽器の音色の方向性がピタと同じ向きに揃うのこそ、このSPの真骨頂ではないかと個人的には思います。

欧州価格の6000ユーロとまでは言いませんが、70-80万が質感からするとちょうど良い気がしますので、定価販売だと少し割高感があると感じるのは贅沢でしょうかw

Sonus faber Guarneri memento

Evolutionでなく敢えてmementoでw

外見がこの中で1番好きですw そしてEvolutionより好きです。

生産終了モデルなんで、最後には実勢価格がAccordo並みになってくれることに淡い期待を寄せつつmementoを候補?にして聴きました。

3つの中で一番サービスエリア(指向性)が広く(高く)、SPの横を超えて音場が広がり、音像も大きいです。

おそらくオーディオ特性はこの3つの中で一番高い感じがしました。(まあ価格が価格のSPですし(^^ゞ)

ただ、管楽器の音がイマイチだったり、オーケストラでは1つ1つ分解された各楽器の音像が大きさのあまりぶつかってしまうように聴こえました。

そのためか音楽性と言いますか、個人的にCDを次々取り替えて聴きたくなるようなワクワク感が持つまで至りませんでした。

定価が高いのでつい「どうせ凄いんだろ」と無意識に身構えて聴いてしまったからかもしれません。

しかし、それにも拘わらず思わず唸らせるような音を期待してしまいますよね、このSPにはw

あと、SPの横に立っても音像が定位している様に聴こえる音像の定位感は凄いです。

いろいろ姿勢を変えたり、部屋の中を動き回って聴いたりする自分にはニーズが凄く合ってるポイントです。


三者三様で、敢えて個人的に順位を付けるならば

バランス良く減点が少ないAccordo、コスパのCenya、自宅での視聴スタイルにぴったりのmementoも捨てがたい 

の順でしょうか。うーん どれも欲しいですwww
http://blog.goo.ne.jp/bourbon0307/e/998e520c9da5a4e9512571cf1e97ec40

ブックシェルフ・スピーカー 2009年 12月 28日


馴染みの店員に頼んでソナスファベールの Guarneri Memento(ガルネリ・メメント)に重点を置いて色々と聴いてみた。

何故このモデルに興味を持ったのかと言うと、日本で大人気を博しているモデルだけにじっくり聴いてみようと思ったのだ。

Guarneri Mementoはご存じの通りソナスファベールを代表する作品のひとつで、ブックシェルフ型だがそのゴージャスな専用スタンドと組み合わせるとトールボーイ並みの大きさになる。

音は暗めで好きな人は大好きになる音だが、好きではないという人もいる音作りだ。

格下のAuditor Mと比較すると、聴く人を選ぶスピーカーという印象。

個人的には巷で言われるようにボーカルが良かった。弦楽器はバイオリンやビオラ辺りは素晴らしい音がするが、チェロやコントラバスは響きや低域が足りず中途半端な音だという印象を持った。

編成の大きいシンフォニーなどは、やはりブックシェルフの小さい箱で鳴らしている為にミニチュア感があり、入り込めない。


上の写真はエリプサとガルネリの比較図。

スタンドを取り除くと一目瞭然だが、ブックシェルフスピーカーというのはどうしても物理的にキャビネットの容積が足りないので、それだけで様々な制約を持つ事になる。

ガルネリの場合はボーカルはオーディオ的には良かったが、それでも上半身像が喉から歌っている感じがしてとても腹の底から歌っているようには聞こえなかった。ただこの「オーディオ的」満足感はガルネリの得意とする部分じゃないかと思う。

チェロやコントラバス、大編成のオーケストラはキャビネットを見れば分かる通りブックシェルフには厳しすぎる。

本物の楽器を見ればその広い表板(ハーモニックプレーン)から音が放射される様子が想像できるが、ガルネリのように狭いバッフルと小さい容積しか持たないスピーカーでは物理的限界があるのは自明の理である。

従って、オーケストラを聴くのであればブックシェルフは考慮せずに大きめのフロア型に行くべきだと相談されれば答えるようにしている。

ブックシェルフ型は本来文字通りブックシェルフに置くべきで、スタンドを使うならフロア型と設置面積は変わらない。ブックシェルフは場所に制約がある場合に買えば良いと思うが、それ以外では特に選ぶ理由が見あたらない。
http://vacuumtube.exblog.jp/12572936/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/684.html#c2

[リバイバル3] 伝説の ソナス ファベール ガルネリ・オマージュ 中川隆
3. 中川隆[6654] koaQ7Jey 2017年2月11日 22:24:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7114]

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/06(金) 20:08:36.93 ID:f9bGXnXV

B&Wのシグネチャーダイヤモンドとガルネリを比較された方おります?

性質はまったく違うのだろうけど どっちもボーカル系に色艶があると評判ですよね


23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/09(月) 00:28:56.51 ID:V7Zp7Lf/
>>22
シグは3日で飽きる
パリッとしてメリハリのあるのは良いんだけど、それだけ。
濃厚で幾多にも様を変えるガルネリには及ばない


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/09(月) 19:14:12.37 ID:9zUvSOCd
>>23
ありがとうございます。自分は sonus と B&W 両方使ってるのですが、確かに B&Wはそういうところありますよね…。

求めるものが違うといえばそれまでですが、ニュアンスはよくわかり参考になりました。

おそらく空間の広がりのようなものはシグのほうがあるのかもしれませんが音色が美しいのはガルネリということなのかもしれませんね。

近い将来ガルネリを入手したいと思ってます。


612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/14(火) 01:46:09.08 ID:7Ba7IVtE

ガルネリオマージュ売ってる店ないかなあ


613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/14(火) 06:53:39.42 ID:NGR7Sxfp

ずっと見張ってるしかないよ
出るときはまとめて出る。
なぜかw
あ!もしかすると和歌山のショップにまだあるかもしれんよ
全体的に白濁ありとかだけど


614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/14(火) 06:56:56.99 ID:NGR7Sxfp

さすがになかったわw
最初にみたのは1年以上まえだもんな
でも、最近まであったよ。

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/22(日) 20:48:36.04 ID:pZ7O6Kla

自分はメメントが欲しい。
天才フランコの作品をずらり並べたい。。

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/27(月) 22:05:55.84 ID:m040deo

ガルネリメメント中古また来たな
ターミナルが腐ってるけど


627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/28(火) 19:51:46.94 ID:mBGgCq/4

2年ぐらい前はメメント中古で80万ぐらいだったよね。相場が上がるってのも珍しいな。


628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/28(火) 21:18:12.97 ID:47F2kKnC

現行のソナスが売れないからだろ

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 12:07:46.60 ID:i92ivGMz

表面も傷だらけ、ツイーターは潰れ、正規代理店経由か不明で修理すら受けれるか
わからない、動作保障もないガルネリオマージュがスタンド込でオクで税込50万
で落札されてたな。

安けりゃだめ元とも考えてたが、50万であんなリスク物を買う奴の気がしれない。


678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/24(月) 15:44:33.58 ID:4urCul2i

もう終わったメーカーのスピーカーなんて、わざわざ中古で買うなよ

ツィーターが逝ったりしてもろくなサポート受けれないような製品買ってどーすんだ?

特に今までビンテージオーディオやって来てない奴
パーツ取り寄せて自分で交換とかも出来ないんだろ?

止めとけって
ソナスなんて、もう終わったメーカーだよ

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/20(木) 19:29:41.53 ID:lX3n7XEg

クレモナユーザーから言わせてもらうと、グァルネリユーザーは変態度高いと思うわ。
クレモナは足元にも及ばん。メメントほしいなぁ。


676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/24(月) 15:24:20.58 ID:fURv463B

変態になりたくないのでエリプサで我慢する


677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/24(月) 15:36:43.70 ID:DNS6M2+d

れっきとした変態さんですね
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1401421634/


278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:AleHAGOg

フランコ時代のスピーカーは弦を鳴らしたら右に出るものは無いと言われていた

オマージュシリーズがそれを物語っている、

「スピーカーは楽器である」と言われていたとおりフランコの目的はスピーカーとしての性能というよりも、音の響き方に重点をおいて制作していた

現状フランコ以外のスピーカーにその響きを表現できるスピーカーは他には無いことだけは確かだ。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1365318378/

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/04/11(金) 18:37:24.49 ID:ozCCjuaL

ガルネリは部屋全体を天国の様な世界に変えてくれるからね(*´ω`*)
天国の疑似体験w
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1389451447/


883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/06(火) 19:10:27.90 ID:6qde986/

無垢材を丹念に組み合わせ時間を掛けて磨き上げる

個体ひとつ一つの鳴きをチューニングし箱の響きを整える。

その行程がバイオリンを作る職人の技と重なり楽器と言われる所以となる。

圧縮合板もガラスもメタル削りだしもパフ仕上げも人造石も要らん。

充分枯れた無垢材さえあればそれでいい。少量生産も止むを得まい。

それと引き換えに多くは望まない。

アコースティックな楽器のみしか再生しないことで良しとしよう。

チェロ、バイオリン、ガットギターのそれも独奏ではどうだろう。

艶のあるサスティン、自然なディケイ、2オクターブ以上に再現される倍音。

それ以外のジャンルはこの際切り捨てても後悔はしない。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1389451447/

ソナスのスピーカーは、「弦と女声ボーカルは最高、それ以外は最低」との2chでの評価です。正にその通りだと思います。

ものすごく癖のある音で、よく言えば色っぽい、悪く言えばどろどろした、濃い音が出ます。最近の透明な音とは正反対。

女性ボーカルを物凄くエロく鳴らすので、気に入ったらこれしかないです。
弦の音も、色っぽすぎです。

ただ、低域にスピードが無く、余りにもソースを選びすぎます。その上、セッティングがかなり難しそうです。試聴しないで買う人がいたら神です。
http://www.atbaba.com/bonus/hometheater/preview.php


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/684.html#c3

[リバイバル3] 伝説の ソナス ファベール ガルネリ・オマージュ 中川隆
4. 中川隆[6655] koaQ7Jey 2017年2月11日 22:29:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7115]

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/30(金) 19:17:16.55 ID:Jrclxn+x

今までガルネリ・メメントをリスニングポジションに向けてたけど、以前話してた様にいくらか内側に向けてみたところ メメントの上品な響きがより官能的になった。

素晴らしすぎる、メメントを購入してから数年経つがまさか今になって更にその魅力に気付かされるとは

フランコ・セルブリンの音は色々と賛否両論分かれるところだが、反対側は音がハッキリしない等の不評を漏らしてるが、この素晴らしい響きをちゃんと理解した上で話しているのだろうか

言えることは、高中低域や柔らかい硬い奥行き云々拡がり等々、音に関する感覚が色々あるがこの官能的な響きは脳の普段刺激されない感覚を刺激してくれる、正にセルブリンマジックと言われたのにも納得がいく

今となってはその音は一部の作品となってしまった。

ソナスファベールを世に広めた音が絶滅の危機となりかけているのが本当に悔やまれる

おそらく私はメメントを一生ものの宝物にするだろう。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1401421634/l50


316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/08(日) 09:29:53.61 ID:DyJef8UE

メメント聴き続けて7年、以前から響きがたっぷりしてるな〜

とは思っていたが、その奥の官能的に響かせる深みというものに七年経った今になった今もなお、気付かされる部分がある

流石フランコ、人生経験を積んでいただけのことはある、淡々と鳴らせる世の中のスピーカーには無いフランコが伝えたかった音

人生経験の浅い自分なんかがフランコの音を理解するなんてまだまだだろう、この箱の中にはまだ気がつけていないであろう部分があると思う
生涯このスピーカーーを聴き続けたいと思う。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1365318378/


21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 20:02:44.75 ID:Ft8kG6Bh
かつて、九州のソナス遣いのお宅にお邪魔した時、エレクタ・アマトールに EAR V20 を組み合わせ聴かせていただいたが、色気ムンムンで、弦の艶っぽい響きにたまげた。

今はEAR V12となっているようだが、これなんかはいかが?

EAR V12
http://www.yoshinotrading.jp/product-detail/v12/


122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/12(日) 01:45:19.60 ID:fkcq2HWc

プリメインだけど、一度、EAR V12を聴いてみる、よろし。
そして、垂涎モノの色気とやらを味わってみる、よろし。


126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/12(日) 12:32:54.41 ID:ztCqBqxc
>>122
V12は聴いた事がないけど890での組み合わせは聴いた事がある。

求める方向は少し違ったものの、トロンとした色気の音は凄く良かった。
あれが欲しい人は一発でハマるだろうね。


130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/13(月) 11:25:40.38 ID:7s7sLMqr

EAR890 と V12 の比較では、V12の方が線が細くならずに色気もあって、きちんと音に芯があるのが見事だと思います。

さらに、吐息が耳元で漏れるようなゾクッとさせる音作り。

あれはいったいどうやったら出来るのやら。
きっと設計者は、よっぽどの好き者なのかと。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1339161872/


37 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/07(土) 16:44:45 ID:w+QT+D9P
EAR はイギリス人のティムが日本人スチュワーデス吉野をなんぱして、手篭めにしああげく女房にして立ち上げた管球オーディオブランドなのです。

造るやつがエロいので、音のほうもエロいんですが内部の真空管がロシア製なので、エロいアンプが台無しです。それで試行錯誤した挙句、このスレにたどり着きました。


45 :仙人短 ◆TANPanX3xc :2008/06/07(土) 17:12:21 ID:UbVbvxUd
>>37
エロいので〜

オーディオにエロさが無くなれば、それはよもや、オーディオではない。

僕等がそれに注目出来る訳は、そこに、理(タナトス)ではなく。感情(エロス)と見ているからです。

魔王「あんたの話も、ようワカランが。つまり?」

閻魔「エロい方が、むしろ正解。オーディオ的には、だけど・・・」
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1212015207/


42:名無しさん@お腹いっぱい。[] 2009/04/12(日) 11:41:11 ID:rneVO6dA

ミニマなんであんなに高くなったのよ。
ていうか初代アマトールとか、今の金満オーディオ時代から見ると、異常に安かったな。


425 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/06/07(日) 02:54:43 ID:+Vb73jHZ

ミニマで聴いてるけど、美音だけど、現実味が失われるね。緊迫感が薄れる。
リアルじゃないから糞という訳ではないけれど。


426:初代は最高![sage] 2009/06/07(日) 13:33:39 ID:ib41LUNv
>>425
現実味が失われる程の美音だったら
それはそれで凄い、って感じがするけど


177 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/04/23(木) 17:50:19 ID:ZGegsMLl

うちのミニマは音楽性というか、何でもエロく再生するんだが、
やはり耳や人生観が悪いのだろうか?


179:名無しさん@お腹いっぱい。[] 2009/04/23(木) 18:21:46 ID:qE8iyl6V
>>177
それは、ミニマがよいSPだからです。

クラッシクにも、官能的なエロスを表わすことに主眼を置いた曲があります。
ある学者は、音楽の深層にはすべて、エロスがあるといいます。

たとえば、女性ヴォーカルから色気を感じるSP、すばらしいではないでしょうか!!


185 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/04/24(金) 02:58:19 ID:7KpHY+qA

そういう本質的なエロスというより、ストリップ小屋の下品なライティングの様な、 全てがストリップ小屋のステージで演奏されている様な。
本当に特殊なスピーカー。


186:名無しさん@お腹いっぱい[sage] 2009/04/24(金) 11:19:31 ID:gY/YOPoR

森崎東の喜劇・女シリーズみたいでいい感じだな。
同監督の『時代屋の女房』で夏目雅子がもってたかもね、アマトール。
ところで草g剛が正しい綴り。『黄泉がえり』の草gはよかった。


188:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/04/24(金) 11:41:43 ID:LTQDwmf0

草g剛はソナスじゃなくて、ストリップ嬢がソナスってことでOK?
まあ脚色の塊みたいなSPだし、そこに惚れて使うもんだな。


191 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/04/25(土) 06:57:08 ID:e3DbK7hc
>>185
サンタナの「哀愁のヨーロッパ」は、ムジカとアマトールで聞くとエロくて最高ですw
http://www.logsoku.com/r/pav/1239290761/

348 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/05/19(火) 15:40:48 ID:Q/18LkOm

概してソナスは、ピアノが苦手な気がする?


233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN ID:XmvpTUpN

エレクタアマトールって最初どうしても欲しくて買ったけど聞ける音楽も決まってる上にすぐ飽きるんだよね、それでメイン機として他のシリーズも買うんだけど、殆ど聴かなくなって結局売っちゃうんだよ

多分、比較的オクで出やすいのはそういう考えの人が多いからだと思う。
古い割によく見かけるからね。


232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:NgJrtQ1w

Electa AmatorとElecta Amator IIを所有してるけどIIの方が好みなんだよな

Electa Amatorはマ○コが緩いけど喘ぎ声が艶めかしい熟女
Electa Amator IIはマ○コの締りは良いけど喘ぎ声が淡白な小娘

といった感じ
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1365318378/

ソナースファーベルは結局、エレクタ・アマトール、ミニマ、 そして最初のリファレンス ガルネリ・オマージュで終わった。
http://ameblo.jp/507576/entry-10568118553.html


508:名無しさん@お腹いっぱい。[] 2009/07/07(火) 07:02:56 ID:Lnj7WQXw

セルブリンが理想を追ったソナス・ファベールはガルネリ・オマージュまでだ。
あとはもうね
http://www.logsoku.com/r/pav/1239290761/


912 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/11/05(木) 19:11:01 ID:uGusIhmg

メメント は オマージュのコスト削減、単なる劣化版。

聴いた事無いまま メメント買った人が可哀相。

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 11:18:59 ID:FzUDIfm9

初代ガルネリまでだな.リングツィータ採用の前後からなんか変


885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 14:11:38 ID:PtMbQdUD
>>884
初代コンチェルト・ラインは、安くてもマトモだった。

(シルクドームTW)コンチェルティーノ、コンチェルト、コンチェルト・グランドピアノ

コンチェルトホーム・ラインから変になってきた。(ゴム?のドームTW)

アマティ以降はクソだな。


886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 14:24:16 ID:mZWEYRM6

マトモというか変だった
変なのがマトモというか、なんと言うかw
http://read2ch.net/pav/1239290761/

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/06(火) 14:04:44.28 ID:FwLDDb8l

要はここの住人はフランコの音を欲してるんだよ。

マトモなスピーカーが欲しいんじゃない。フランコのスピーカーが欲しいんだ。

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/06(火) 14:24:28.32 ID:FwLDDb8l

気持ちはわかるんだよ。なぜなら俺はフランコの音に・・・
オーディオのことを何も考えず、心からクラシックに浸れるような彼のスピーカーに惚れてオーディオを始めたから。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1389451447/


958 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/22(木) 13:05:39.27 ID:jtg7P83D

セルブリンの音に誤解が生まれてるようだ

柔らかく艶のある音と言うのは後半の作品で

エレクタアマトールやミニマ、ガルネリオマージュ等は硬質的な音だよ

逆にクレモナシリーズやガルネリメメントなど後期は柔らかく艶っぽくなった

ただ、どちらにも言えることは上級機になるほどに響きが増えて音が濃厚なこと
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1389451447/




125. 2015年1月04日 15:46:44 : eQVzWTI8D6

スピーカーカルトに洗脳されてるアホか



126. 2015年1月06日 08:03:16 : b5JdkWvGxs

聴いたこと無い人にはわからないだろうな。

Sonus faber ELECTA AMATOR

ラテン語で「選びぬかれた愛人」と名づけられたスピーカー

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/24(金) 23:24:01.03 ID:0s/j5tUl

アメリカの雑誌のレヴューで

「セックスよりすばらしい。 寝室から優しい誘いがあっても気付かないだろう」

とあり、その通りと思いました
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1389451447/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/684.html#c4

[リバイバル3] 伝説の ソナス ファベール ガルネリ・オマージュ 中川隆
5. 中川隆[6656] koaQ7Jey 2017年2月11日 22:31:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7116]

ソナス・ファベールのスピーカーの中古品を買うと…


「ガルネリ・オマージュ」は現在極希に中古で安く出ることがあるようだが状態があまり良くないようだ。

つまり「ガルネリ・オマージュ」は本物のヴァイオリンと同じ製法を用いて作られているので、楽器同様湿度を嫌うのだろう。

15年前のスピーカーでしかも完全天然製法で作られた故にスピーカーグリルのゴム、エンクロージャーの木や接着剤のニカワなどが劣化してきているだろう。

「ガルネリ・オマージュ」はガルネリ・メメントと進化し現在も販売されているらしい。価格は非常に高価であるし、再生ジャンルが限られる。
http://mcintosh.exblog.jp/15412961


854 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/20(日) 23:08:37 ID:QLpDjo+B [1/1回]

ハイファイ堂 AMATI Homage
http://www.hifido.co.jp/KW/G/P0/A10/J/0-10/S0/C09-47220-32526-00/


これ・・・・あれじゃね??


856 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 00:29:49 ID:4aF8LClz [1/1回]
>>854
傷がなくキャビが白濁だから違う。
しかしこの白濁はかなり酷い。 180万とか絶対ねーわ。


861 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 12:37:38 ID:e3mnfRTE [1/1回]
>>854
え・・・ソナスって経年劣化でこんなに白濁になるの?
現行のアマティも同様?


888 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 15:45:23 ID:4Hlwgh2R [1/1回]
>>854
この180万の白濁アマティもスコーカーボコボコやね。
これって湿気が多いと起きる自然現象なのかな?
P割のがボコボコなのは雑巾で拭いたからだと思ってたよ。

しかし、ハイファイ堂笑っちゃうぐらいボッタクリ価格だな。
これの仕入れ60万ぐらいじゃないかw


862 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 16:30:01 ID:8b3bO657 [1/1回]

ガルネリも経年でこうなるのか ((;゚Д゚)ガクガクブルブル


863 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/21(月) 16:58:22 ID:hihO/NOu [1/1回]

昔のは日本の気候だと白濁しちゃうんで、今は塗装変更してんじゃなかったっけ?


864 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/21(月) 21:35:25 ID:Cj71LTq4 [1/1回]

日本製だとリコール対象だよな


865 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/22(火) 08:13:36 ID:CCwA4gAJ [1/1回]

あの白濁問題は初期のAmati Homage特有の問題。
需要が予想以上で塗装の工程を短縮した事が原因だと読んだことある。
具体的には下塗りが乾く前にコーティングを施したからだってさ。
後期のモデルや現行の機種にはこうした問題は出ないらしいけど、オマージュ持ってないから知らない。


967 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/12/18(金) 11:17:19 ID:uRMwawSL [1/1回]

http://www.hifido.co.jp/KW/G0201/P0/A10/J/10-10/S0/C09-47220-32526-00/

何年でここまで真っ白になるのですか?

970 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/12/18(金) 23:24:02 ID:xU9smajI [1/1回]

みなさんのスピーカーもこうなるかも。
真っ白で美しいですね。


971 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/12/19(土) 00:27:32 ID:DVbubUeW [1/1回]

むしろ真っ白になってくれたほうがマシ
実際は染みみたいできちゃない


972 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/12/19(土) 09:14:14 ID:guCXtmvU [1/1回]

ギターとかの塗装してる所に持ち込めば、はがして再塗装してくれるのかね。
いくらかかるか知らんが。


973 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/12/19(土) 09:20:03 ID:cVTEDPxk [1/1回]

家具補修してる工房に頼めば直るな


974 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/12/19(土) 23:10:06 ID:RgjX7M9i [1/1回]
>>972
ピアノの修理工が対応してくれたという話を聞いたことある。
仕上がりは完璧らしい、んが、ガルネリHで40万だと。
尼ティだと幾らになるのか恐ろしくて考えたくもないな。

977 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/12/20(日) 07:53:03 ID:eLDtHeSU [1/1回]

白濁は一部のロットの問題らしいよ。
ってか光沢あり過ぎるとプラに見えるから
クレモナくらいがちょうど良い気がする。


978 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 08:40:11 ID:b0yQBfS4 [1/1回]

日本の湿気にニスが合わないんだな。

979 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 13:01:30 ID:yPnDZLR7 [1/2回]

白濁はオマージュシリーズのニス仕上げの時期に見られて
日本向けにはある時期からラッカー仕上げに変更されているとか。

寄木の木目も日本向けには木目が整っているものを選んだ
という伝説も聞いた。木目が通ってないと嫌がられるって。

984 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 16:09:31 ID:34hKqYg3 [1/1回]

ガルネリって今でも安ければ買う価値アリ?


985 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/12/20(日) 22:20:41 ID:da21ro9T [1/4回]

300万出して真っ白か

下取りは10万か?

本革が使ってあるので価値があるとか、どんだけイタリヤにあこがれてるんだか

本革とか思ってる人がほとんどなんだろうな

あなたのスピーカーも真っ白になるかもよ?


998 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/12/23(水) 12:44:19 ID:M7osGSNi [1/1回]

すだれって何年くらい持つの?


999 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/12/23(水) 14:02:50 ID:AJeqKGHw [1/1回]

10年経っても保つことは保つ。
ただゴムが伸びてくるので調整は必要かな。
http://www.logsoku.com/r/pav/1239290761/

549 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/10(金) 22:48:22 ID:KbGzaExe [1/1回]

あと、これね
音には影響少ないかもしれないけど
実際見ると湿気でコーン紙の表面劣化が進んでる
たぶん加湿器使ってたんじゃないかな。


551 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/11(土) 02:56:33 ID:bQc6sWSn [1/4回]
>>549
そのユニット朽ちてるねー
もって後1年かな


552 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/11(土) 08:25:09 ID:boWMrzGi [1/1回]

エッジが変色している・・・


553 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/11(土) 11:32:14 ID:bQc6sWSn [2/4回]

ソナスってやはり日本の気候は合わないのかね?
白濁するし、コーンもエッジは数年で劣化


554 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/11(土) 11:49:41 ID:5KgmkbX2 [1/2回]

高温多湿な上に今の日本の家屋は風通しが悪く湿気が篭り易いからな。
不在の時もエアコンで除湿とかしてないと駄目なんじゃね?


558 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/11(土) 13:47:29 ID:qRT2aJ8K [1/1回]
>>553
白化は樹脂の劣化現象に違いはないが、音質含めて使用上無問題というのが欧米の考え。
日本ではその点についての要求は厳しい。オーディオ製品に限らずね。

561 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/11(土) 18:35:14 ID:l5gWiSzT [1/1回]

買ってくれるのハイファイ堂だけじゃね?


562 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/11(土) 19:35:00 ID:bQc6sWSn [4/4回]

ハイファイ堂はジャンクでもOKだしなw


563 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/11(土) 19:38:02 ID:lBaBlg3y [1/1回]

不良品でも平気で売ってるしなw

565 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/11(土) 20:24:37 ID:eMHx69K1 [1/3回]


みなさんが話題にしてるそのスピーカー
明日、見に行くって言ってるもんです


最近引っ越したんで良いオーディオ買おうと オーディオ屋のおっさんに訊いたらソナスってスピーカー勧められたんだけど、値段が400万とかふざけたことぬかすんで オク見たら半額以下であったんでね。

ソナスで検索したら、おれの買おうと思ってるスピーカーが 絶賛話題沸騰中でわろたwww


でー   ぶっちゃけ、これってどうっすか?お得なの?

566 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/11(土) 20:30:53 ID:XH/vSlIq [1/2回]

俺は10万なら塗装し直して、ユニット入れ替えること前提で買うかもしれない


567 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/11(土) 20:39:39 ID:eMHx69K1 [2/3回]

塗装は昔ボードとか塗ってたんで自分でできるんですけど
ユニットっての入れ替えたら高いっすか?


568 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/11(土) 20:50:29 ID:XH/vSlIq [2/2回]

まぁ、同じユニットは手に入らないだろうから、別物になっちゃうけどね。


572 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/12(日) 13:22:51 ID:MiFV7qub [1/2回]

P割のユニット酷いなw
いくらソナスのコーンは日本の気候に合わないっていても普通に使ってればこんなふうにはならないだろ
なにしたんだよ?こいつは


573 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/12(日) 13:41:02 ID:XLcPoJmE [1/1回]

写真みたけどユニットのコーンにぶつぶつが出来てるように見えるんですが…
経年劣化だとしても普通こうなるのかなぁ…色んなSP見て来たけどこれういうのは初めてです

子供がひっかいたり、上で書いていたように鼻水手で触ったりなのか?
まさかな


581 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 19:29:19 ID:MNBuTV+2 [1/1回]

ネタかと思ってユニットの写真を見たら本当に酷かった。


583 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/12(日) 20:13:32 ID:IzD8ZroI [1/1回]

エッジの変色はひどかったなぁ
言い訳出来ないレベル


597 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/14(火) 02:47:04 ID:O6Ri9vni [1/1回]

あのユニットはないわー 腐ってるじゃん
隠して出品するってとこがまさに非道
ユニット全交換でざっと100万くらいか?


600 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/14(火) 15:37:46 ID:NIRxEyyk [1/1回]

あの劣化したウーハーのぷりぷりした表面、ナメクジが這ってるみたいでキモすぎる。
ユニット交換必須じゃないか。ほとんどジャンク品だよ。
修理代に30万はかかるとして、手間考えたら50万以上じゃ買えないな。


610 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:2009/07/16(木) 11:20:49 ID:XC2KlWdB [1/2回]

今回はウーファー痛みを隠してるからトラブル申告が多いね


621 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/17(金) 03:04:59 ID:ZYAOQ5Cs [1/1回]

元々低かったAmatiのイメージが今回の件で、ムンドのCDプレイヤー並みに落ちたかもしれない。
少なくともオレは全く欲しいとは思わなくなったな。


623 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/17(金) 04:56:23 ID:woihQQZy [1/3回]
>>621
俺は個人取引の危ない点を再度考えさせられた・・・
オクはこういうのが気にいらん

656 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/21(火) 10:08:23 ID:4UI18y6N [1/1回]

ヤフオクで処分するのはもうムリっていい加減気がつけよ・・・


657 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/07/21(火) 12:56:02 ID:4QAf/ZcL [2/2回]

買取だと売りたい値段の半額ですから、それはもう必死ですwww


751 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 17:14:32 ID:XAbx96J0 [1/1回]

何で必死に売り急いだんだろう
相当な資金難で困ってんのかな

752 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 17:25:54 ID:rAhBbkrl [1/1回]

 たぶんユニットの劣化に気がついたから、売り急いだんでは。


753 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 18:18:38 ID:JsnMQi/0 [1/3回]

ソナスは湿気の多い日本だと
遅かれ早かれユニットボコボコになるの?

754 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 20:03:55 ID:Hoytn08x [1/1回]

なるね。気が付かないうちにエンクロージャーの中がカビだらけとか怖い。


755 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 23:15:38 ID:JsnMQi/0 [2/3回]

((( ;゚Д゚)))まじですか?!
150万円で買っても、カビでほぼ価値無しになるんじゃ
こわくて買えないよ〜


761 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/08/02(日) 11:38:37 ID:nnR9Ydp4 [1/1回]

我が家のがルネリちゃんのゴムのビラビラがそろそろ限界なんだけど
代理店に張り替えて貰うといくら掛かるか知ってる人いない?
http://www.logsoku.com/r/pav/1239290761/

ソナス・ファベール ガルネリ・オマージュのウーハー交換 2013年07月02日


案外ONKYOでもソナスファベールのガルネリ・オマージュでもソフトドームツイーターの寿命は短かった。


表面に塗布してある、ベタベタしたダンプ剤が乾燥? 酸化?変質したり、リビング、キッチンからの生活煙 タバコのヤニが付着、太陽光ら紫外線で変質


あるいは、長年の振動での劣化などがあるよう。


ハードドームなら?はどうなんだろうか? アルミらの金属類の表面にダンプ剤が塗布されていることも多いから。


こういうタイプのツイーターが装着の10年経過したような中古スピーカーは正直怖いと思う。


輸入代理店やメーカーに先に補修部品としてツイーターがあるか確認して取り寄せたり交換をお願いするともしかしたら見違える繊細さに・・・


ではウーハーはどうかと試したのが今回。


ガルネリのウーハー交換


ついでにツイーターも保守部品として購入。


振動板の透明度が上がって、バックチャンバーがお椀から茶筒タイプに。

モデルチェンジしてかなり経過するが、不断のマイナーチェンジは、メルセデスらドイツ車のよう。

ウーハーはもくねじ4個で取り付けてある。

しかし、このもくねじを外しても、革のバッフルからウーハーのフレームが離れない。


ここが今回一番苦労したところで、マイナスドライバーでこじ開け。


一部のバッフル革とフレームが傷いてしまった。


指もフレームで切ってぼたぼたと血がしたたり落ちた。


さて、ウーハーは


想像よりもフレームもマグネットもしっかりしていて安心。


新旧ウーハーを並べる。2本で14万だったか。


エッジのゴムが10年で変質したのか色が違う。


こうなればダンパーだってやれていると想像される。


ついでに内部ケーブルや、ネットワーク 箱の内側をチェック。


内部ケーブルはソナスファベールとの表示あったので特注のよう。


箱はフロントバッフルはおがくず板のMDF

その他は48個のピースだかの1枚木のようだ。

ネットワークは振動防止から、ネバネバしたゴム状のもので固定されていてわからない。


端子はファストン型で半田付け。

友人にウーハーを押さえてもらって、半田ごてを当ててケーブルを外す。


新しいウーハーにプラスの黄色 マイナスの黒とユニットのそれを間違えないように半田付け 


キースターの半田は流れよくツイーターの和光テクニカルの銀入り半田とは段違いに流れがいい。


4つのねじで取り付け


ついでに横になった状態だとやりやすい&ワックスで筐体のニスをきれいに磨く


元の状態に戻して試聴。


エージングスタートなので、まだまだだのようだが、S/Nは上がったか。


ただ、ツイーター交換での劇的向上に比べると矮小。

レス一覧

私もちょうど新品で購入してから10年になるAmati Homageを愛用しているので、参考になりました。我が家では常に専用室で使用してきたので、生活環境とは切り離されていますが、形あるものは須らく壊れるので、保守を考える必要がありますね。ちなみにこれまでユニットの増し締めは何回かしています。
http://www.hifi-notes.com/sonusfaberamatifabrikage-nl.htm

こちらのページにAmatiの製造工程が載っていますが、ネットワークのケーブルはバンデンフル製で、回路はレジンで密封されているようです。

私はSonusは初代Homageシリーズがやはり血の濃さという意味で最高で、その中でもGuarneliが原型として貴重な存在だと思うので、末永くお使いになれると良いですね。
by元住ブレーメン at2013-07-02 17:04

元住のブレーメンさん こんにちは。レスありがとうございます。
ツイーター交換は圧倒的な差が出ました。
こうしてユニットを新しくすれば、その都度新品時の状態が維持されるのはありがたいです。
輸入元から直接ユニットだけ購入できました。
by平蔵 at2013-07-03 10:00
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1966/20130702/38097/

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 12:07:46.60 ID:i92ivGMz

表面も傷だらけ、ツイーターは潰れ、正規代理店経由か不明で修理すら受けれるか わからない、動作保障もないガルネリオマージュがスタンド込でオクで税込50万で落札されてたな。

安けりゃだめ元とも考えてたが、50万であんなリスク物を買う奴の気がしれない。


678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/24(月) 15:44:33.58 ID:4urCul2i

もう終わったメーカーのスピーカーなんて、わざわざ中古で買うなよ

ツィーターが逝ったりしてもろくなサポート受けれないような製品買ってどーすんだ?

特に今までビンテージオーディオやって来てない奴
パーツ取り寄せて自分で交換とかも出来ないんだろ?

止めとけって
ソナスなんて、もう終わったメーカーだよ
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1401421634/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/684.html#c5

[お知らせ・管理21] 2017年2月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
29. 中川隆[6657] koaQ7Jey 2017年2月12日 07:34:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7117]
阿修羅管理人様

中川隆です。

>>28 の削除ありがとうございました

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/476.html#c29

[リバイバル3] ハーベスで初代 HLコンパクト唯一つだけ人気が出た理由 中川隆
2. 中川隆[6658] koaQ7Jey 2017年2月12日 07:57:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7118]


EARのV20 1998年4月

 以前、ダイナミックオーディオ・サウンドハウスで試聴し、好感を持っていたので、さっそくこれも自宅試聴することになりました。

 一聴して、伸びやかな低域と高域、独特の色気と艶、そしてプレゼンスの見事さに引き込まれてしまいました。

 回路に詳しい友人達は、片チャンネルに10本も12AX7を使って、しかも元々、出力管でない真空管をこのように使うこと自体、無理があり、良い音になるはずは無い、と言うことなのですが、あの音を聴いてしまっては、そんな言葉も空虚に聞こえてしまいます。

 このサウンドを一言で喩えるなら、「デカダンス」でしょう。

 かつての名女優デートリッヒの、ちょっとけだるくタバコをくゆらす姿が浮かんでくる様です。

 制作者パラピービッチーニ氏は、きっとこの「デカダンス」がわかるアンプ制作者ではないでしょうか?
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/history99.html


EAR V12は V20の後継機とのことですが、EARでも特異なV20独特な妖艶さは薄れました。

願わくば、V20の独特な艶のある中高域と890のような歯切れのいい低域、861のような濃厚さをを兼ね揃えたパワーアンプを出してほしいです。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3260/20120126/28305/

■ EAR V20 ■
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/V20.html

EARの名を一躍有名にしたのは、同社を主催するティム・ディ・パラビッチーニが1980年に ピンク・フロイドのプライベート・スタジオに同社のプロ用パワーアンプが入ったのに続き、 ポール・マッカートニー所有の STUDER のデッキをチューンしたあたりからでしょう。

知る人ぞ知る、1977年に颯爽と登場した Michaelson&Austin の TVA-1 の回路設計も彼が手がけています。

EAR(エソテリック・オーディオ・リサーチ)は1979年ケンブリッジ近郊のハンティングトンに 設立。日本には1995年発売されたテレビの水平偏向出力管であるEL519/6KG6という真空管を 使用した EAR859 で初登場となります。

技術的にはエンハンス・トライオードモードという回路を使用しているのが特徴。
その彼がお気に入りの真空管 12AX7(ECC83) を片チャンネルあたり10本使って作り上げたのが V20。 日本では1997年年末に初めて紹介されています。

プレート損失1Wのハイμ小型三極管の12AX7を10本パラレルで使用し、プレート損失10W、 プラスグリッド・ドライブのプッシュプル動作として20Wの出力となっています。

出力トランスにはプレート巻線とカソード巻線が同一インピーダンスで4巻線設けてあり、 プレート負荷、カソード負荷を同時に出力トランスに送り込む「バランスト・プッシュプル・サー キット」なる回路技術で作り上げた、正面から見るとミッキーマウスの顔の様で、愛嬌もあり、 見た目にも美しいアンプの一つだと思います。

ちょっと線が細くて、力強さはあまり感じませんが、浮遊感の描写にも長けた、艶やかでしなやか、 美音の極値を聴くことが出来る、数少ないアンプの一つであることは間違いありません。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/V20.html


■ EAR V12 ■
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/EAR_V12.html

拙宅にEAR V12がやって来ました。
これ、試聴機ではなく、発作が起きて、購入してしまったシロモノです。


入力はRCAアンバランス入力が系統5。今やほとんど使わなくなってしまったTAPE OUTもあります。

使用真空管はECC88(12AX7) 10本、EL84 12本。

入力段にECC88を片チャンネル2本使用し、さらに3本のECC88で位相反転し、出力段に送られ、V20とは違って、片チャンネル6本のEL84と EARオリジナルのスペシャルトランスの組み合わせで、50Wの出力を叩き出します。

V20のような細身ではなく、中低域は実に分厚く濃厚です。

V20では高域がやや荒く、僅かに歪みっぽさがありましたが、V12はボリュームを上げていってもまったくそのような感じがありません。

それでいて繊細さに加え、透明感もV20を遙かに凌駕しています。

幼い頃は膝上にだっこして一緒に音楽を聴いたりしていた遠縁の親戚の子が久しぶりに姿を見せたと思ったら、アニメ顔負けの はちきれんばかりの胸元Yラインの見事な美少女に成長していて、「こんなに大きくなっちゃったら、だっこしてエスカフローネを聴かせて、 なんて、もう、言えないね」と、ソファーに並んで座って、鼻が触れ合うくらいの距離、吐息が頬を撫でていく近さでニッコリ微笑まれ、 しどろもどろになってしまう感じ、と言いましょうか(あ、これ、今年のお正月の実話です)、 元V20遣いとしては、いやはや本当にビックリ、目を見張るほどの音です。

First Watt SIT 1の解像度抜群、透明感、空間描写能抜群の音には、そりゃぁ、敵わないでしょう。

おそらく音を聴かせたら、10人中8人は、First Watt SIT 1の方が良い音、正しい音、と答えると思います。

でも、個人的には、何かよそよそしいというか、距離感を感じていました。

昨秋には、EAR paravicini 312 や、EAR912 の試聴機をわざわざ取り寄せ、Paravicini氏には申し訳ないことに、プリアンプの購入には至りませんでした。

しかも、一度、V12は拙宅で試聴機を貸し出してもらって拙宅で試聴しているにもかかわらず、その時には解像度、空間分解能抜群、 切れ味抜群のFirst Watt SIT-1に軍配を上げたはずなのに、今回はまったく結果が違ってしまいました。

いったい、あの時と何が違っているのか?

答えは、AETのEvidence ACの電源プラグをフルテックに交換したこと、です。

実は、フルテックの電源プラグに換えて、一時、気になっていた高域の一部の帯域のエネルギー感がおさまったと同時に、ローエンドも、 高域も伸びやかになって、ストレスのない音を奏でるようになってしまって、驚きを禁じえませんでした。

かつてのV20の音も好きだったのですが、ああ、やっぱり、僕はこういった音が好きなんだ。

良い音と好きな音は違うということを、改めて実感した次第です。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/EAR_V12.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/687.html#c2

[リバイバル3] ハーベスで初代 HLコンパクト唯一つだけ人気が出た理由 中川隆
3. 中川隆[6659] koaQ7Jey 2017年2月12日 08:02:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7119]

ハーベスに合うアンプ

1. EAR V20, V12, 861

2. PRIMARE 928 

3. NAIM

4. QUAD405, QUAD405-2, QUAD606


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/687.html#c3

[リバイバル3] ハーベスで初代 HLコンパクト唯一つだけ人気が出た理由 中川隆
4. 中川隆[6660] koaQ7Jey 2017年2月12日 08:03:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7120]


ハーウッドとアラン、師弟の絆 中矢一義


ハーベス・アコースティックスといえばどうしても創業者のダドリー・ハーウッドの顔が思い起こされてくる。長年BBCモニター研究所で開発に関わってきた優秀なエンジニアであるが、かなりの変人だった。筆者がロンドンに住んでいたもう十五年近くも昔の事だ。(雑誌発刊が1994年の為、1980年頃) ある雑誌の取材の為に、彼に取材を申し込んだことがあった。写真を撮られるのは嫌いだから断る。

製品についてなにか質問があればこの電話で答えると、そっけない返答だった。
こちらもついカーッときて、それなら結構と電話を切ったのだが、後日、某オーディオ評論家がロンドンに来た折り、ハーベスに同行する羽目になった。

ロンドン南のクロイドンにあったハーベス社を訪ねて、びっくりした。外注のユニットとキャビネットがいくつかころがった猫の額ほどの作業場でしかない。普段彼がそこで細々とアッセンブルにとりくんでいるという。その対応振りは、まさに質問に答えるだけ、自ら進んで話すことは全くない。だが、しばらくするうちに、その無愛想さが内気さにほかならないことを実感した。

社名は、ハーウッドという姓と奥さんの名前のエリザベスを合体させてできたものか、という当方の質問に応じたときの、はにかんだ微笑みは実に印象的だった。写真が嫌いだそうだが、とこちらが皮肉交じりにカメラを構えた時も、柔和な笑みで応じてくれた。外見と違って好人物だと気が付いたのだ。


それから数年後、英国NECの社員だったアラン・ショー氏が、クロイドンにあった
ハーベス社を訪ねて、高名なエンジニアの工房がガレージでしかないことにショックを受けるとともに、ハーウッド氏の後継者となる夢を抱くことになる。


暇を見つけては、押しかけ徒弟としてハーウッド氏のもとに通った。ショー氏の二心のない真摯な態度、研究熱心な姿勢は、内気なハーウッド氏の心をひらくに十分な物だったろう。少年時代からBBCモニターに強い関心を抱いていた氏は、師匠との出会いの段階ですでに彼の研究論文を全て読みこなしていた。

弟子の質問に師匠が手短に答える。まるで禅問答のような形で、スピーカー作りの
秘伝は伝えられていったと想像される。

HLコンパクトはアラン・ショー氏の作品の第一作だった。

市場に出されるやいなや、激戦区の価格帯の製品にも関わらず、たちまち高い評価を受けてわが国でも長年に渡ってトップの人気を誇り、一説には約8,000セットが売れたとも伝えられる。

拙宅にあるコンパクトはシリアル1,000番台だが、6,000番台の個体を見たことが有る。ショー氏が継承したハーベス社は、ロンドン郊外の町へイワースヒーズに立派な工場を建設するほどの発展をもたらした。

HLコンパクトは、基本的にはハーウッド氏の発想になる。いわば師匠と弟子との合作ともいえる存在であり、HLコンパクト、そしてHL5はダドリー・ハーウッドの遺した最後の作品となったのだ。

かれはヴェクストレーン、ポリプロピレン(PP)コーン、TPXなどの新素材を生み出してきた開拓者でもある。



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/687.html#c4

[近代史02] 株で損した理由教えてあげる 中川隆
437. 中川隆[6661] koaQ7Jey 2017年2月12日 09:16:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7121]

ビル・グロス氏: ECBと日銀の量的緩和が止まれば米国経済はリセッション入り 2017年2月11日


債券王と呼ばれるビル・グロス氏の相場観について、久々に報じてみようと思う。

債券投資家のものとしては最近はガントラック氏のものが興味深かったため、そちらばかり報じていた。彼の「金価格の短期的上昇」予想は見事に当たっている。
•ガントラック氏: ドルは下落する、金利上昇は限界、金価格は短期的に上昇する(2016/12/2)

今回はJanus Capitalの発行するグロス氏の月間レポート(原文英語)を取り上げたい。

永遠の量的緩和

以前からのここの読者には周知の通り、債券投資家であるグロス氏は低金利に批判的である。以下の記事にグロス氏のマイナス金利への批判を纏めてある。

•債券王ビル・グロス氏がマイナス金利の悪影響を批判する

一方で、グロス氏は金融市場は金融緩和によってかろうじて支えられており、中央銀行の人為的な支えがなければ株式市場も債券市場も崩壊すると予想している。彼は以下のように書いている。


市場のボラティリティを制御可能にするために、そして資産価格の底上げを続けるために、中央銀行は永遠の量的緩和サイクルに足を踏み入れている可能性がある。そうしなければ世界的に金融市場が機能しないからである。

グロス氏はいつものように低金利政策を批判しているが、もう少し具体的に金利の話をしよう。アメリカ大統領選挙以前、アメリカの長期金利(10年物国債の金利)は1.8%程度だったが、市場がトランプ政権の経済政策でインフレと経済成長を織り込もうとしたことから2%半ばまで急騰した。


http://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2017/02/2017-2-11-us-10-year-treasury-note-yield-chart.png

アメリカの金利上昇には、Fed(連邦準備制度)による量的緩和が既に終了しているという事実も影響している。

しかし、グロス氏はこの上昇後の金利水準も、今なお続いているECB(ヨーロッパ中央銀行)と日銀の量的緩和が間接的に影響を及ぼした結果、低位に抑えられているものであると主張する。


アメリカの10年物国債の金利が2.45%程度の低水準で推移していられるのは、ECBと日銀が毎月1,500億ドルもの量の債券を買っているからであり、金利が0.1%の日本国債と0.45%のドイツ国債から2.45%の米国債へと資金が流れてくるわけである。

こうした金融緩和という麻薬の効果がなければ、債券市場も株式市場も多大な混乱を避けられないだろう。ECBと日銀が量的緩和を止める時、アメリカの長期金利は3.5%まで跳ね上がり、アメリカ経済は景気後退に突入すると推測しても大袈裟ではないだろう。

3.5%というのはマクロ経済学的にはアメリカ経済のGDPを大幅に削り、これまで低金利によって支えられてきた株価水準の底上げ分を取り去ってしまう数字である。

トランプ相場でアメリカの金利は大幅に上がっているが、ガントラック氏は長期金利が3%を超えれば高金利による問題が表面化してくると主張している。

•ガントラック氏: 長期金利3%でジャンク債暴落、米国株も下落へ

わたしも以下の記事で2.7-3.0%辺りの水準が「臨界点」となると分析した。

•トランプ相場で株価高騰、量的緩和バブルはいつ崩壊するのか?

細かな数字の違いはあれ、多くの機関投資家がこの辺りの水準を気にしている。グロス氏の言う3.5%はそうした水準をかなり上回るものだが、しかしユーロ圏の量的緩和が無くなれば、アメリカの金利もそうした水準まですぐに上がってゆくことになるだろう。日本国債と米国債の間の連動は微妙だが、米国債とドイツ国債は確実に影響を与え合っている。

結論

要するにすべては金利次第である。トランプ相場についてはこれまで多くのファンドマネージャーの意見と、そしてわたしの意見とをここで共有してきたが、今後金利や株価、ドルの水準、そして金価格などがどういう方向に進んでゆくのかということは、主に以下の論題によって決定されることになる。


1.トランプ政権の経済政策は実質経済成長率をどれだけ押し上げるか?

2.トランプ政権の保護貿易は実質経済成長率にどう影響するか?

3.高金利による消費の減速、投資の後退は実質経済成長率をどれだけ押し下げるか?

4.トランプ政権はFedのイエレン議長の後釜にハト派の人物を選ぶのか?


こうしたテーマに対して、ここでは出来るだけ早く回答を与えてきた。
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/5511
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/428.html#c437

[近代史02] 命を賭して悪の帝国と闘ったサダム・フセイン (小沢先生もこれ位カッコ良ければなあ) 中川隆
51. 中川隆[6662] koaQ7Jey 2017年2月12日 10:00:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7122]

2017.02.12
ネオコンのエイブラムズを国務副長官にする話は消えたようだが、トランプの娘のラインは残る


エリオット・エイブラムズを国務副長官にするという話はドナルド・トランプ大統領が拒否したようだ。前にも書いたようにエイブラムズはネオコンの中心グループに含まれている人物で、イラン・コントラ事件(イランへの武器密輸とニカラグアの反政府ゲリラに対する違法な支援)にも連座している。

 とりあえずネオコンの影響力がこれ以上強まることは避けられたが、影響を受けていないわけではない。トランプの娘、イバンカが結婚したジャレド・クシュナーはニューヨーク・オブザーバー紙を発行しているオブザーバー・メディアの創業者で、現在は大統領の顧問を務めている。ジャレドの父親であるチャールズもトランプやジャレドと同じ不動産開発業者で、現在は大統領の上級顧問だ。チャールズの両親はナチスによるユダヤ人迫害を経験しているとも言われている。こうした背景があるため、クシュナー親子は親イスラエルで、ネオコンに近いとも考えられる。

 ダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の出現と勢力拡大をDIAが2012年の時点でバラク・オバマ政権に警告していたことは本ブログで紹介してきたが、その当時のDIA局長、マイケル・フリン中将は昨年、選挙キャンペーン中に「ラディカル・イスラムとその同盟者」との戦いをテーマにした本を出しているのだが、問題は共著者のマイケル・リディーン。この人物はイスラエルの情報機関と緊密な関係にあると言われ、1970年代の半ばにイタリアのイル・ジョルナレ・ヌオボ紙でジャーナリストとして働いていた際には「アカの脅威」を盛んに宣伝していた。

 当時、リディーンと親しくしていたイタリアの情報機関SISMIのフランチェスコ・パチエンザによると、リディーンもSISMIのエージェント。1980年のアメリカ大統領選挙ではジミー・カーターの再選を阻止するため、盛んにスキャンダルを流していた。パチエンザは非公然結社P2と結びつき、グラディオと呼ばれるNATOの秘密部隊でも活動していた。(Edward S. Herman & Noam Chomsky, "Manufacturing Consent," Pantheon, 1988)

 トランプ政権内でクシュナー親子を含む人びとはイランを敵だとしている。テロリズムの黒幕だというのだが、フリンはその黒幕がサウジアラビアだということを熟知しているはず。アル・カイダ系武装勢力やダーイッシュのような存在を本気で潰すつもりなら、サウジアラビアを相手にしなければならないが、トランプを支える柱のひとつで石油産業もそれは受け入れられないだろう。

 イランを潰すとポール・ウォルフォウィッツは1991年の時点で口にしていた。その当時、国防次官だったウォルフォウィッツはイラク、シリア、イランを5年から10年で殲滅すると言っていたのだ。

 その年の1月16日にアメリカが主導する連合軍はイラクへ軍事侵攻、2月末に停戦するのだが、その際にサダム・フセインをジョージ・H・W・ブッシュ政権は排除しない。それが不満でウォルフォウィッツはそうした発言をしたようだが、その際、彼はアメリカが何をしてもソ連は動かないと信じることになる。

 ソ連消滅後、ウォルフォウィッツを含むネオコンはロシアに対して同じ見方をするようになる。「唯一の超大国」になったアメリカが軍事侵略してもロシアは傍観すると信じたのだ。それだけに、2015年9月末にロシア軍がシリアで空爆を始めたことがショックだっただろう。

 そうした思い込みに基づき、1992年2月には国防総省のDPG草案として世界制覇計画を作成した。ライバルだったソ連が消滅した後、残された雑魚を整理し、潜在的なライバルを潰すことを決めたのだ。これがいわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリンである。

 2001年9月11日の攻撃を利用し、その攻撃とは無関係のイラクをジョージ・W・ブッシュ政権は先制攻撃、今度はフセインを排除した。当初、2002年には攻撃したかったようだが、統合参謀本部の反対で約1年間遅れたと言われている。

 イラク攻撃の口実に使われたのは「大量破壊兵器」。アメリカをはじめとする西側の有力メディアは攻撃を後押しする報道を続けたが、中でもニューヨーク・タイムズ紙のジュディス・ミラーは有名。偽報道を続け、イラク国土を破壊、約100万人とも言われるイラク人を殺す道を整備したのだ。

 2005年にミラーはニューヨーク・タイムズ紙を辞めてからFoxニューズで働き、政策研究マンハッタン研究所なるシンクタンクの特別研究員になるが、この研究所の共同創設者のひとりはウィリアム・ケイシー。1981年1月から87年1月にかけて、ロナルド・レーガン政権でCIA長官を務めた人物だ。

 その後、ミラーはニュマックスなるメディアで働くようになる。このメディアを創設したのはクリストファー・ルディーで、資金を提供したグループにはケイシーのほか、メロン財閥の中心的な存在で情報機関と密接な関係にあり、ビル・クリントン大統領を攻撃するキャンペーンのスポンサーでもあったリチャード・メロン・スケイフも含まれていた。ルディーはスケイフの下で働いていたことがある。

 ネオコンのネットワークは政府内だけでなく、議会、有力メディア、あるいはハリウッドにも張り巡らされ、その背後では巨大金融資本や戦争ビジネスが蠢いている。ジョン・F・ケネディ大統領が暗殺されて以降、この仕組みには向かった大統領はいない。

 コンドリーサ・ライス元国務長官はFOXニュースのインタビューで、控えめで穏やかに話すアメリカの言うことを聞く人はいないと語ったが、世界にはアメリカを快く思っていない人は少なくないということだ。各国の首脳たちはアメリカのカネに目が眩んでいるのか、暴力を恐れている。そうした中、公然とアメリカ支配層をロシアのウラジミル・プーチンは批判、ロシア軍の戦闘能力が高いことも見せつけた。アメリカ国内からプーチンと手を組もうと考える人が出てきても不思議ではない。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201702110001/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/298.html#c51

[リバイバル3] 超お買い得パワーアンプ : チューブ オーディオ ラボ 6FD7 シングルアンプ 1.8W×2

チューブ オーディオ ラボ 6FD7 シングルステレオアンプ

出力 1.8W×2(真空管含む、税抜き120,000円)

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http://shinkukan.happy-cruiser.com/6fd7s/k6fd7s.html

「音楽&オーディオ」の小部屋 6FD7 シングルステレオアンプ シリ〜ズ
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/c/45d6e4b9b842f142d7022ba9f57e4c44


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魅惑の真空管アンプ〜その1〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年10月18日


1か月ほど前からちらほら耳にはしていた。

「1970年前後のカラーテレビ(アメリカ)に使用されていた球を使ったアンプを作って楽しんでいる方がいる。テレビ用の真空管ともなると誰も見向きもしないのでお値段は格安だが、信じられないほどいい音が出るらしい。」

この話題の出力管は「6FD7」という、ドライバー機能と出力機能が一体化した珍しい複合管でこれまで聞いたこともない球だが、こういう稀少球の出所となると例によって北国の真空管博士にトドメをさす(笑)。

博士に詳しくお伺いしたところ、近隣にお住いのウェスタンの名管「205D」に精通した名うてのアンプ・ビルダー(Hさん)が、博士のお薦めで子供さん用にとこの球を使ったアンプを作ってみたところあまりの音の良さに驚かれたとのこと。

その話を聞きつけられたのが新潟県で老舗の真空管オーディオショップを経営されるKさん。この方もまた百戦錬磨のアンプ・ビルダーさんだ。「名人は名人を知る」で、博士とはご昵懇の仲である。

先日(10月9日〜10日)開催された「第22回真空管オーディオ・フェア」(東京)で、この「6FD7シングルアンプ」を製作し出品したところ、こんな小さなアンプからこれほど力強い音が出るのかと、注目の的だったそう。

こういう話を聞きつけて黙って見逃す手はない。このアンプをお借りしてぜひ我が家で試聴させてもらおう!

「真空管アンプはパワーとお金をかければかけるほど音が悪くなる」という通説があるが(笑)、「誰にも手が届く価格帯で音がいいアンプこそあるべき姿だ」と思っているので、(博士のご紹介のもとに)Kさん(新潟県)にお願いした。

「6FD7アンプにたいへん興味がありますので是非試聴してみたいです。よろしかったら真空管オーディオ・フェアの終了後に我が家に送付していただけませんでしょうか?」

すると「ハイ、いいですよ。じっくり試聴してください。期間は来年の春ごろまでOKです。その頃にはエージングも済んで一段とレベルアップした音で戻ってくることでしょうから。」とご快諾。

いやあ、厚かましいお願いに対してありがたいことです!心構えとして球もコンデンサー類も何もかも新品なのでエージングが完全に済んでいないことを念頭に置きながら聴いたほうが良さそうだ。

そして、間髪を入れず真空管オーディオ・フェア終了後の11日に「6FD7」アンプが新潟県を出発。別府到着は13日(木)。

さっそくオーディオ仲間のKさん(福岡)に連絡した。

「噂の6FD7アンプが13日に我が家に到着予定です。クロネコに問い合わせたところ、通常の配達なら夕方になるそうですが、営業所まで取りに来てくれれば14時頃にはお渡しできるとのことですがどうされますか?」

「ハイ、是非試聴させてください。もう今から胸がワクワクしています。」(笑)

さあ、当日は朝からの曇り空だったが暑からず、寒からず、「オーディオ三昧」にはもってこいの日だった。

いつものように10時半ごろにお見えになったKさんと、とりあえず我が家のシステムを試聴。

前回と変わったところはグッドマンの「AXIOM110」(ウェストミンスターの箱入り)の導入と、前段管に「LS7」(GEC)を導入した「PX25シングルアンプ」だった。

最初にクラシックを聴いていただいたがジャズの方が音の変化が分かりやすいので試聴に選んだCD盤はシェリー・マンの「マイ・フェア・レディ」。

すると「クラシックもジャズも両方うまく鳴ってくれますねえ。音を聴くのならともかく、音楽を聴くのであればスピーカーはやっぱりグッドマンですよ。」と、ご満悦。

ちなみに、オーディオシステムの音をクラシックで調整するか、それともジャズで調整するか、なかなか興味深いテーマだと思う。

オーディオの世界では「その道の権威だ!」と自称される方がたくさんいらっしゃるので、「物言えば 唇寒し 秋の風」だが(笑)、自分の拙い経験で述べさせてもらうと「クラシックで調整したシステムはジャズがうまく鳴らないことが多い」、その一方、「ジャズで調整したシステムはクラシックもうまく鳴ることが多い」というのが正直な感想だ。

つい先日、ジャズマニアの「I」さん(東海地方)からメールが来て「いつもジャズで調整したままでクラシックを聴きます。」とあったので、思わず頷いたことだった。ジャズを聴くときのスピード感(音の立ち上がり)重視とクラシックを聴くときの量感重視について優先すべきはどちら?答えは自ずとわかるだろう。

ま、各人の好みの問題だが(笑)。

さて、そうこうするうちに待望の14時近くになったので、クルマで15分ほどのクロネコさんの営業所にアンプを受け取りに出かけた。

予定の定刻通り到着して取り置きされていたのでひと安心。図体もコンパクトだし重量もそれほどではないので腰を傷めなくて済む。年寄りに優しいアンプだ(笑)。

すぐに我が家に持ち帰って梱包を解いて設置しケーブル類を繋いだ。最初の試聴スピーカーは「AXIOM110」で、材料代がたかだか5万円程度というこの破格の小型アンプがウェストミンスターのバックロードホーンをどう鳴らすのか、半信半疑ながらKさんともども固唾を呑んで耳を澄ました。

そして「こんな小さな球から・・・」と、二人ともビックリ仰天(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/eff103f223032ff3489fb626398240ae


魅惑の真空管アンプ〜その2〜 2016年10月20日

真空管オーディオに嵌り込んで40年以上になるが、ときどき真空管(出力管)の種類っていったいどのくらいあるんだろうと考えることがある。同種の球でもプレート電圧などいろんな仕様の違いがあり、おそらく気が遠くなるほど夥しい数があるに違いない。

そういう中から実際に使われてみてクチコミで段々と評判が伝わっていき「WE300B」や「PP5/400」などの名管伝説が生まれていくのだろうが、実は秘めたる実力を有しながら誰も知らない、使わない、そして注目されない球だってきっとあるに違いない。ましてやテレビ用の球なんて「オーディオ用には無理」とハナから無視されてもちっとも不思議ではない。

こういう市井の中に埋もれてしまい一顧だにされない球の中から「回路などの工夫次第でいい音が出る」球を発掘することは、まるで砂浜の中から一粒のダイヤモンドを見つけるようなもので、これこそ真空管を愛好する人間の醍醐味だといっても過言ではあるまい。

北国の真空管博士が掘り出された「6FD7」はまさにそういう球だった。

          

再掲画像左側の2本がそうだが、ミニチュア管を一回り大きくしてふっくらさせたような可愛らしい図体だ。用途は1970年前後のカラーテレビ用(アメリカ)で、家庭で長時間点けっぱなしという酷使される環境を前提として作られた丈夫さと、アメリカにおける長きにわたる古典管製造のノウハウを併せ持った球だという。

ドライバー機能と出力機能が一体化した複合管のため、きわめてシンプルな回路が持つ優位性が存分に発揮されたアンプというのが第一印象だった。

試聴しながら「低音域の制動力が見事です。ウェストミンスターのバックロードホーンを苦もなくコントロールしてますよ。アンプがスピーカーを牛耳ってます。こんな小さな球からこれほど力感の溢れるサウンドが聴けるなんてとても信じられません。これは凄いアンプですよ。」

一緒に聴かれていたKさんも「いやあ、これほどとは思いませんでした。(ジャズの)ベースの音はこれが一番ですね。周波数レンジも広くて録音された音声信号をそのまま出してくれる感じです。回路がシンプルな分、音のスピード感も申し分ありません。たしかに、これは凄いアンプです。」

二人でひたすら、凄い、凄いを連発(笑)。

「お値段が安い割には音がいい」という次元を明らかに突き抜けており、目隠しでこの音を聴いたらどなたもこんな小さなアンプから出てくる音とは信じられないに違いない。

無論、人によって評価が左右されることは否めない。どちらかといえばアメリカ系サウンドで「音声信号をいっさいの装飾なしにそのまま出す」ところにプラス面とマイナス面が同居していて、その辺が好き嫌いが分かれるところだろう。

自分の場合は「音の粒立ちとエネルギー感」が圧倒的に買いで(笑)、現用の「PX25」アンプや「171」アンプには求められない持ち味があるので、ぜひこのアンプをメイン・アンプの一角として戦列に加えようと決心した。

ただし、この「6FD7」は国内では製造されなかったし、オークションにも出品されることはまずない。したがってアメリカからの直輸入品に頼らざるを得ないのが実状だ。

また、独自の工夫が為された回路、個人が手巻きした出力トランス(これがたいへんな優れもの!)、小粒だけどピリッと辛い整流管(6BW4)、配線材はウェスタン製、使用ハンダはナッソといった「絶妙なバランス」のもとに成り立っているので、この球を使いさえすれば誰が作ってもいい音が出るという保証はない。

アンプ製作者のKさん(新潟県)によると、ヒアリングテストでは片チャンネルにはオートグラフを、もう片方にはローサーを繋いで最後の音質調整をされた由。

「低音が出過ぎて困るほどで対策に苦労しました。」とのことで、通常のアンプとは真逆なのがユニークだ。

こんな凄いアンプを独り占めするのは勿体ないし、いろんなスピーカーを試したい気が湧き起こったので、さっそく武者修行の旅に出ることにした。

行く先は大分市内のMさん、Nさん宅でこのアンプによる試聴テストの申し込みをしたところ両者とも一言のもとにご快諾(笑)。

対戦相手はタンノイ「オートグラフ」、「クリプッシュホーン」(アメリカ)そして「アルテックA5」という強敵たち。

相手にとってまったく不足なしだが、この一騎打ちの結果やいかに〜。

以下、続く。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e1f919d2572a7fabe7b23fedd7051a69


「いやあ、これは素晴らしい!この音はわたしの大好きなブリティッシュ・サウンドそのものです。

6FD7アンプは私も是非欲しいですね。
それに出力管もさることながら出力トランスの優秀性が際立っていると思います。」

広い帯域を身上とするこの出力トランスに目を付けられたSさんの慧眼には驚いた。

「市販されている機械巻きのトランスと違って個人の丁寧な手巻きによる出力トランスですからその効果は歴然としています。

それこそ製作者は福岡市近郊の方だそうですよ。
北国の博士が優秀性に着目され実際に使用されていますので折り紙つきです。
このトランスの存在なしに、この音は語れないでしょう。」と、自分。


さあ、ここから我が家の手持ちのアンプテストに入った。このDAコンバーター直結状態のもとで次々にアンプを取り代えて試聴した。何しろアンプの個性が一目瞭然に分かるのだからこたえられない。

そして「171シングル」「71Aシングル」「71Aプッシュプル」「2A3シングル」がいずれも枕を並べて討ち死に〜。何も比較してやらなければ誇り高く生き残れたものを・・・、無念(笑)。

それにしても、このチビちゃんアンプ「6FD7」は出力トランスが出力管を生かしているのか、出力管が出力トランスを生かしているのか、どうも両者の主従関係がよく分からない。いい真空管アンプとはそういうものだろう。もちろん、独特の回路も良質な整流管も陰の主役だ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53675333c7f218bf6cb681177029cc3c


「いやあ、こんな小さなアンプから出てくる音とはとても信じられませんよ。
カーテンをして聴いたら、大型アンプで駆動しているみたいです。

ヒラリー・ハーンのヴァイオリンはこれまで聴いた中では最高です。
音のスピードが信じられないほど早いです。
大規模編成の曲でも破綻がありません。

このアンプぜひ欲しいですねえ。
〇〇さんと同タイプのもので結構ですからさっそく注文をお願いします。」


「この出力管6FD7は複合管のためドライバー機能と出力機能が一体化していますのでスピードが並外れて早いのでしょう。たいへんなメリットですよ。

アンプ発注の件は製作者にすぐに連絡しておきます。いくらアメリカからの直輸入ルートがあるといっても、スペア管などのことも考え合わせると本数に限度が有りますので早い者勝ちです。なかなか評判が良くて注文が舞い込んでいるようですが、まだ間に合うと思います。」と、自分。


実際に試聴してみての注文だから説得力がある。これまでこのアンプを実際に聴いた人間は自分も含めて7名。そのうち実際に注文したのは3名。保留が1名だから確率は50%だ。高いか低いかは読者のご判断に任せよう。

とにかく、お値段がリーズナブルだし、軽いので持ち運びに便利だし、音もいいし、シンプルな回路で球も丈夫だし、こういう四拍子そろったアンプはなかなかお目にかかれない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0300248068bcfcd68fe3e68a0bb0f773


魅惑の真空管アンプ〜その11〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年01月12日


テレビ用の真空管「6FD7」を使ったアンプについては

「魅惑の真空管アンプ」シリ〜ズ
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/c/45d6e4b9b842f142d7022ba9f57e4c44


として、新たにカテゴリーを設けて連載しているが、次から次に話題が出てくるのでオーディオをますます楽しませてくれる。

このアンプを「デモ用として使っていいですよ。」と「チューブ・オーディオ・ラボ」さん(新潟県)から預かったのは「真空管オーディオフェア」(東京都)が終了した10月上旬のことだった。

音質が我が家のシステムにマッチしていたのですぐに注文したところ、よそ様からの注文が相次いだため「お馴染みさんは後回し」の原則(?)のもとに待たされること3か月、ようやくこのほど待望の完成品が届いた。

舌なめずりしながら、さっそく試聴してみたところ「デモ用アンプ」をさらに上回る出来栄えだった。

          

左側がデモ用アンプで右側が完成品だが基本的な部品の配置は変わっていないものの、いろんなところが改良されている。

列挙してみると、


☆ 電源供給の要となる電源トランスが容量の大きいものに変更され、それに応じて「6FD7」のプレートにかける電圧が190Vから220Vへアップ、また電解コンデンサー(2本)も300Vから500Vへと大幅にアップされている。

☆ デモ用アンプはグッドマン(能率97db)のときには目立たなかったが、フィリップス(能率100db)のときに微かな残留雑音(ハムノイズ)が感じられてやや気になっていたのだが今回のアンプでは完璧に抑えられていた。つまりSN比が大幅に向上している。

☆ SPターミナルがネジ式からバナナプラグ式に変更されてSPコードが接続しやすくなった。


さらに肝心の音質だが、周波数レンジの拡大は言うに及ばず、スピード感、透明感から音のゆとり感までまったくケチのつけようがない。

我が家ではこれまで「PX25」アンプが王様として君臨してきたが、その牙城に迫らんとする勢いがある(笑)。

「6FD7」はドライバー管機能と出力管機能が一体化しているので信号の伝達にロスが無く、その辺のメリットが音のスピード感に寄与しているのだろう。我が家のジャジャ馬的な存在の「AXIOM80」(最初期版)との相性では、弱点である中低音域の量感を増やし、鋭すぎる高音域を抑え気味にするなど、このアンプが今のところベストの組み合わせといっていい。


さっそく製造元様に次のように申し上げた。

「完成品は素晴らしい仕上がりぶりです。デモ用アンプとはかなり違います。もし、デモ用アンプを借りて試聴したいという申し出があっても、むしろ悪い印象を持たれるとまずいので貸さない方がいいかもしれません。完成品を新たにデモ用としたほうがいいので早急に(完成品を)送付していただくわけにはいきませんか。」

すると、製造元様から

「それは分かりますけどフル稼働してもチョット追いつかない状況です。もし希望者がありましたら、おおよその音の傾向とか自宅のシステムとの相性の具合とか、大まかな範囲でよろしければという条件付きで貸していただくわけにはいきませんか。」
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e018447070a10a242503af255c9b7a6c

真空管アンプはハンダで音が変わる! - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年01月27日


我が家に真空管アンプ「6FD7」の完成品がやってきてからおよそ1か月。     

今ではエース級として八面六臂の大活躍で、「グッドマンAXIOM150マークU・イン・ウェストミンスター」を鳴らすときには欠かせない存在になっている。

これまで主にPX25シングルアンプを使ってきたが、弦楽器はいいもののピアノの再生に難があって時折り甲高い音にヒヤリとすることがあったが、それがこの「6FD7」アンプだと弦楽器もピアノもボーカルも「何でもござれ」で、まずはひと安心。

たかがテレビ用の小さな真空管が大型の古典管に対して互角以上の勝負をするのが不思議でたまらないが、改めてその主な理由を3点ほど列挙してみると、

☆ 出力管がドライバー機能と出力機能とを併せ持っているため信号の伝達ロスが極めて少ない

☆ 個人の手巻きによる優秀な出力トランス(周波数の再生帯域が7〜5万ヘルツを誇る)が利いている

☆ 百戦錬磨のアンプビルダーたちが知恵を振り絞った独自の回路

ところが、これらに加えてほかにも大切な秘密があったんですよねえ(笑)。     

結論から言うと、それは真空管アンプを製作する時に欠かせない「ハンダ」のブランドにあったのだ!

判りやすいように、このアンプの製作者様(Kさん)との問答を再現してみよう。

Kさん「使用するハンダの種類で音は随分変わりますよ。端的な例を挙げるとエレキ・ギターですね。ギターの内部配線のハンダを変えるだけで音が一変するので、(ハンダの種類に)拘るエレキ奏者がとても多いです。

真空管アンプにしても以前古いウェスタン製のアンプを修繕したことがありますがソックリそのまま復元したのに肝心の音の方が蘇りません。原因は使うハンダにありました。爾来、古いアンプを修繕するときは可能な限り使用されているハンダを吸い取ってそのまま使用することにしています。」

「ほう〜、たかがハンダごときでそんなに音が変わりますか!ちなみにこの6FD7アンプはどのくらいハンダ付けの箇所があるんでしょう?」

Kさん「そうですねえ。手元に回路図があるので数えてみましょうか。1,2,3・・・・。全体で65か所ぐらいですかねえ。」

「そんなに沢山ありますか!そのうち音声信号系統と電源系統に分けるとすると、どのくらいの比率になりますかね。」

Kさん「音声信号系統のハンダ付けの箇所となりますとおよそ35か所ぐらいになります。」

「ハンダは一種の抵抗素材ともいえますから35か所もの関所があればハンダの種類によって音が変わるというのは十分納得できますね。ちなみにこれまで使用された中で一番音のいいハンダのブランドは何ですか?」

話はいよいよ核心に迫っていく(笑)。

Kさん「それは〇〇〇です。もう市販はされていませんので昔買い込んだものを大切に使っています。古いアンプでも回路はそのままで結線の箇所をこのハンダに入れ替えるだけで音が激変しますよ。」

「そうですか!この6FD7アンプにもそのハンダを使っていただいているんでしょうね?」

Kさん「もちろんです!」

ああ、良かったあ(笑)。

世にアマチュアのアンプ・ビルダーさんは数多いが、どうしてもプロに及ばないのはこういうところに一因があるのかもしれない。

血なまぐさい激動の幕末期に、「新選組」が「勤王の志士」たちを襲撃したあの有名な「池田屋騒動」事件で当時現場で死亡したのはなまじ剣術の腕に心得のある連中ばかりだったという。腕に覚えのない面々はハナから逃亡したおかげで命が助かった。

「生兵法は大怪我の基」ということを言いたいわけだが、ほんとうに家庭で音楽をいい音で聴きたいと思ったら、つまらないプライドは捨てて(よほどのプロ級は別だが)、ハナからプロが作ったアンプを使った方がいいと思うが、これはちょっと言い過ぎかなあ(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/268f28bacb0f04cf1c580a3ace03d11e

チューブ オーディオ ラボ

ナッソ : 今回使用するハンダです・・・

作業効率は最低のハンダです・・・
体にも良くないです・・・が・・・音は良い
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2015/repair2015_06/repair_2015_06.html

ウェスタンエレクトリック伝説
真空管アンプはハンダで音が変わる! _ 伝説のヴィンテージハンダ NASSAU
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html#c70

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チューブ・オーディオ・ラボ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/index.html

チューブオーディオラボ 真空管アンプ 修理工房
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Repair/repair.html

チューブオーディオラボ  
〒949-6680   新潟県 南魚沼市 六日町1857-3    

TEL/FAX 025-775-7383

E-Mail:tubeaudiolabo@rouge.plala.or.jp


地図
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92949-6680+%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C%E5%8D%97%E9%AD%9A%E6%B2%BC%E5%B8%82%E5%85%AD%E6%97%A5%E7%94%BA%EF%BC%91%EF%BC%98%EF%BC%95%EF%BC%97%E2%88%92%EF%BC%93/@37.0625722,138.8769425,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x5ff5f6ad3b70ae8d:0x613dad9b24959cca!8m2!3d37.0625722!4d138.8791312?hl=ja


 真空管をこよなく愛する皆様・そして私自身。色々な球を使用して様々なシチュエーションで、 真空管の音色が溶け込むのか、そして音源とマッチするのか、様々な条件を検証すべく当HPの 名称をチューブオーディオラボ(真空管音響工房)と名付けました。ラボはラボラトリーで研究・ 実験・製作当の意味があります。※注ラバトリーではない!

当初、実験的アンプの作成など手がけておりましたが、ここ最近修理の依頼が増えている傾向にあります。 これも真空管オーディオならではの特徴かと思います。すべてのみなさんがお手持ちの音響機器を 末永く愛していたいという表れではないでしょうか。

使い続けると、色々なところに不調を来すものです。人間同様たまには健康診断を受けないと。

という訳で、深刻な状態になる前にメンテナンスをお奨めします。

もちろん不具合は発生した後でも、部品のある限り修理は可能です、小さなことでも気になることがございましたらご相談ください。

そんな貴重なアンプ等の修理記録を随時ご紹介 してまいりましたが、今回このページを修理工房として、過去の記事をまとめてみましたのでご参考 までにご覧ください。


2012/04/01 ◆マランツ7:ノイズ修理
2012/06/10 ◆KT-66プッシュプルアンプ&モニタースピーカー
2012/08/14 ◆マランツ7:音が出ない
2012/10/10 ◆WE205D:修理?調整!
2013/09/24 ◆マッキントッシュC11:修理
2013/11/19 ◆R120アンプ:片ch音出ず
2014/06/19 ◆2A3 PPAmp リペア
2014/09/05 ◆KT66 アンプ修理
2014/09/14 ◆WE300B ノイズ発生
2014/12/23 ◆Marantz_7 :ハムノイズ
2015/04/25 ◆マッキントッシュMC240 :メンテナンス
2016/03/27 ◆マッキントッシュMC30 :ハムノイズ
2016/02/28 ◆マッキントッシュ C-11 :ノイズ…
2016/07/05 ◆245アンプ:音質調整
2016/09/11 ◆2A3アンプ:音質改善
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Repair/repair.html

チューブオーディオラボでは、真空管アンプ作成はもとより、各種オーディオ機器の修理 メンテナンスも行っております。お気軽にご相談ください。


•お待ちの真空管、トランス、パーツ等を活用した特注アンプの製作を承ります。

•指定の真空管及び、当方ストックの真空管を使ってのオリジナルアンプの製作を承ります。

•シャーシの穴加工、メラミン焼付塗装、レタリング入れ等の製作を承ります。

•制作途中で作れなく成ってしまったアンプ、自作及びキット製品等も制作承ります。

•自分で真空管アンプを製作したいのだが、シャーシ加工、ハンダ付け作業等の場所が無いと
お悩みの方、休日を利用してアンプを製作したいが場所がと言う方
ワークショップが利用出来る様に進めています。

•部品の購入手配、シャーシ加工、配線、完成後の試聴等アドバイス致します。


事前にご予約頂ければ、各アンプでの試聴が出来ます、普段お聴きになっているCDを持ってお越しください。
http://shinkuukan2.web.fc2.com/koubou/koubou.html


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      |、 !  、 ヽ  l 代 ソ     じ' ハ/
      l Y|  i \   | l ::::::    ' :::/  }
       ; ノ!|   ゝ-‐`ー .l、ゝ   r ァ /  /
      〃 リ /    ヽl >  _ ィ'}ヽ  /
     /  / /      マ!|   // ハ /
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  ( イ       l l        {   /   |
   ヽ!       ‖       、 : /   |
    人       l        ヽV      |
   ん、ヽ.     |          }     )

板橋商会

オーディオ関係を中心に海外通販代行の板橋商会です

海外大手オークションサイトの「eBay」での輸入と輸出をお手伝いいたします。

「チューブオーディオラボ」様の関東・東海販売代理店も行っております。


板 橋 商 会

運営責任者 村 上  武

所在地 東 京 都 板 橋 区 本 町

電話問合せご希望の方は、土日祝日 or 平日22時から23時半で承ります。
TEL:070-6568-4952
Mail:itabashi.trading0358@gmail.com
http://www.arisan58.com/index.html

6FD7シングル真空管アンプ

チューブオーディオラボ様の独自の回路・パーツ選定、6FD7の潜在能力、優秀な出力トランス。これらが見事に合わさり、2Wの出力ながら高能率のスピーカーを下から上まで鳴らしきる能力を秘めています。

大反響につき、注文が殺到しています。真空管も徐々に貴重になりつつある為、資材調達・製作を兼ね、納期を頂いております。
(真空管含む、税抜き120,000円)


50シングル真空管アンプ

真空管アンプの頂点の一角です。トランスにはテクトロンの大型トランス等、高級パーツで妥協を廃し、回路構成、配線にも細心の注意を払った造りとなっています。力強く心地の良い音は、改めて音楽を聴く楽しみを再認識することでしょう。
(真空管除く、税抜き760,000円)
http://www.arisan58.com/product.html


ビンテージハンダ
 ドイツのクラングフィルムのハンダ
 アメリカのナッソ等

ビンテージケーブル
 ドイツシーメンスのマイクロフォンケーブル
 ※基本的にDIY用にメーター売りしていおります。
http://www.arisan58.com/about.html


板橋商会 サービス

チューブオーディオラボ様販売代理店

新潟のチューブオーディオラボ様の販売代理店も行っております。
時期未定ですが近々に東京でもチューブオーディオラボ様のアンプの音を予約制または、アンプ等貸し出しを行えるようにいたします。ご期待下さい。


eBay輸入(購入)代行

eBayとは、世界最大級のネットオークションです。日本にない商品が沢山出品されています。送料や手数料を考えても外国から買った方が安い場合もございます。そのようなお買物のお手伝いいたします(購入できない商品もございます。)。


海外通販サイトからの代理輸入

海外からの購入には、なかなか敷居の高いものです。お客様に代わり輸入代行をおこないます(購入できないサイトもございます。)。


自社にてオーディオ関連パーツの販売

徐々にサイトにて紹介いたします。
ビンテージハンダやケーブル等、オーディオパーツが中心となります
http://www.arisan58.com/services.html


ご利用いただくに当たって

輸入・輸出代行に関しては板橋商会の会員になって頂きます(年会費3,240円。振込手数料はご負担願います。入会した月から一年間有効です。お振込みが無かった、問題等が無いと判断しましたら一年後に返金いたします。)。

チューブオーディオラボ製品やサイトで販売しているものについては、購入する際会員になっている必要はございません。メールか電話(夜の22時から23時30分)でご連絡下さい。詳細をご案内いたします。


サービス料として、代行手数料を商品の値段によって頂戴いたします。

★★★代行手数料等は近々に明示させていただきます。もう少しお待ち下さい。★★★

代行手数料は他のサイトと比較すると高いです。
その代わりお手伝いさせて頂いた代行物品に対して、お客様のお手元に届いて明らかにこれは問題があると私も同意するケースが有れば、代理で対応させて頂きます(確実に全部クレームを処理出来るとはお約束できませんが。)。そのあたりの詳細も電話やメールでご案内いたします。

気を付けて欲しいことがあります。

なんといっても、外国の方から購入するということです。そこから購入するということはご理解下さい。またeBayはオークションであるということも。

外国の方の考え方は日本と違います。文化も違います。キチンキチンとした日本人とは違います。

外国の方は非常におおらかです(全員ではないですが。中には日本人もびっくりの凄い気を使った超丁寧な商品の扱いと素晴らしいサービスをされている方も沢山いらっしゃいます。)。

なので、そのところは、メールや電話でご理解頂けるよう、ご案内いたします。

海外のオークションは基本的に落札した方の自己責任が日本より多く付くことを十分認識して、皆様楽しんでいらっしゃいます。 過剰なサービスをお求めになる方や、完璧な商品を求めすぎていると、いたい思いをすることがございます。 私も何度か詐欺にあいました。 しかしながら、それでも魅力的な商品は沢山あり、いまでも自分でも購入しております。

決済措置もYahooオークションに比べ、整備されています。 自己責任が日本より多く付くことがクレームの窓口をしっかり設置してあることにもつながっています。 私が確認し、購入をしない方が良いと感じれば、お客様にご辞退のお申し出をすることもございます。

お客様と細く長く商品について楽しくお話しながら、仕事をしていきたいと常々思っています。

何度もご連絡下さいと書いていますが、事情があり日中は電話に出ることが出来ません。

夜の22時から23時30分までご連絡をお受けします(それ以外の時間は本当に出れなくてすみません。)。

購入の金額についても、ご理解頂くことがあります。
購入するときに為替とか、決済手数料とか、送料とか、いろんなめんどくさいことはこちらで計算しますが、そういった経費もかかることはご了承ください。

海外から買うなんて無理と思っていらっしゃった方は、ご連絡下さい。

サイト販売もいたします。
http://www.arisan58.com/about.html

:::::::::|         /            `丶.
:::::::::|     ,. -v'                  \   まーた変なところに迷いこんじゃったよ…
:::::::::|_ /`7 丶                    ヽ
:::::::::|  `{__/    `  ._
:::::::::|    \      ¨   _            l  元の世界に帰れるかな?
:.:::::::|、    `' 、      ¨ −  _       |
:.:.:::::|_\       ¨  ._         ¨ ー---‐ l
:.:.:.:.:|'ニ}`' , .       ¨  .,_              |
:.:.:.:.:l,二 } / /_¨  ._       ¨ ー-   .___, へ、
:.:.:.:.:.l/´イ//ん'ヘ ̄´¨  ._                  丶
:.: : :.:| /ノ /: ゞ-フ      ¨、_ .,__             \
:.: : :.:レ' / {  ,.,         ´んヘ{ }` ー-  .,_         \
:. : :.:.l  lイハ         ゞ-フ∨   /  / ¨  ー‐-----一'
: : : :.:', { !,l| ヘ   '     "'  /   /! | イ
: : : :. :.ヽ l:::V::::ヽ. `     _.〃   / 、  { !
: : : :. :.: :'; ∨::::::::|` ー__ フ:::// /::::::::\ヾ:、
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http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html

[文化2] 真空管アンプの世界 (リバイバル板へのリンク) 中川隆
1. 中川隆[6663] koaQ7Jey 2017年2月12日 12:15:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7123]

上記スレの幾つかを都合で削除して代わりの新スレを建てる事にしました。 最初は


超お買い得パワーアンプ : チューブ オーディオ ラボ 6FD7 シングルアンプ 1.8W×2
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/747.html#c1

[リバイバル3] 超お買い得パワーアンプ : チューブ オーディオ ラボ 6FD7 シングルアンプ 1.8W×2 中川隆
1. 中川隆[6664] koaQ7Jey 2017年2月12日 12:20:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7124]

投稿後に価格変更が有りました:

チューブ オーディオ ラボ 6FD7 シングルステレオアンプ 出力 1.8W×2


真空管含む、税抜き 120,000円 → 150,000円


13FD7シングル真空管アンプ

チューブオーディオラボ様の独自の回路・パーツ選定、13FD7の潜在能力、優秀な出力トランス。これらが見事に合わさり、2Wの出力ながら高能率のスピーカーを下から上まで鳴らしきる能力を秘めています。

大反響につき、注文が殺到しています。真空管も徐々に貴重になりつつある為、資材調達・製作を兼ね、納期を頂いております。

6FD7が密かにブームとなっておりますが、板橋商会では同じ音のする13FD7のアンプをご用意いたします。

真空管や部材の高騰により価格を上げました。申し訳ございませんがご了承下さい。

市場から 6FD7 や 13FD7 の良いものがなくなりつつありますが、板橋商会では予備をご用意しておりますので、長期に渡ってご利用頂けます。
(真空管含む、税抜き150,000円)
http://www.arisan58.com/product.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#c1

[リバイバル3] 超お買い得パワーアンプ : チューブ オーディオ ラボ 6FD7 シングルアンプ 1.8W×2 中川隆
2. 中川隆[6665] koaQ7Jey 2017年2月12日 12:23:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7125]

テレビ用出力管「6FD7」

6FD7/13FD7 はTV用垂直発振回路に開発され、内部抵抗の低い(2A3並)3極管です。 


「6FD7」 - Google 画像検索
https://www.google.co.jp/search?q=%EF%BC%96%EF%BC%A6%EF%BC%A4%EF%BC%97&hl=ja&biw=1066&bih=635&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwiLrKWoyN3RAhWKvrwKHf7vCxwQsAQIIA&dpr=1

「6FD7」規格表データベース
http://tubedata.jp/index.php?M=search&word=6FD7

6FD7 - 球球コレクション 2012/3/3

掘り出し球の第1号は6FD7です。

http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/GALLERY/show_image.html?id=3363254&no=0
http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/GALLERY/show_image.html?id=3363254&no=1


2A3並みの出力三極管と6SL7相当の電圧増幅用三極管の不等双三極管です。

これは9T9というMT9ピンでバルブの太さがGT管並みという中々バランスの取れたスタイルをしていて結構お気に入りです。

ITTの元箱入り新品で入手しましたが、製造はシルバニアあたりのようです。

コレ1本でロフチンホワイトアンプが作れます。

4本でPPステレオが可能でコンパクトアンプに最適です。

コンパクトアンプ用の球の代名詞と言えば6BM8ですが、純三極管でコンパクトに作ろうと思えば6FD7が最右翼と思います。

球のピンに近い部分のガラスが絞られていて不恰好な6FD7もあるので要注意です。

アメリカの業者から@5ドルで入手。
http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/3363254.html

6FD7その2 - 球球コレクション 2016/11/24

以前掘り出し球の書庫で6FD7を紹介したが、今回改めて6FD7を取り上げようと思う。

http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/GALLERY/show_image.html?id=13453588&no=0


前回はSYLVANIA製6FD7の写真を掲載したが、今回はRCA製の写真を掲載します。

6FD7アンプの製作例はWEBで数件見られますが、球の入手に難があるためか思ったほど普及していません。

6FD7のGTバージョンの6EM7/6EA7の方が知名度が高いためこちらの方が普及していると思いきやそうでもないようです。


古典管でなければオーディオ用には不向きとの固定観念が蔓延しているようで、テレビ球は一部の愛好家を除いて不遇の身を囲っている。

そんな中、新潟のチューブオーディオラボさんが真空管オーディオフェアに6FD7シングルアンプを出展したことをきっかけに密かなブームを呼びつつあるようだ。

この6FD7アンプは、古典管オンリーの現状に一石を投じようとチューブオーディオラボさんに私が持ちかけて製作されたものです。

極めて単純な2段増幅アンプですが、その単純さがこのアンプの最大の良さでもあります。

6FD7の入手は少々困難ですが、同じような規格の同類球が多数存在しますので追試は容易です。

次回の真空管オーディオフェアには別のテレビ球で挑戦すべく構想を練り始めています。
http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/13453588.html


6FD7その3 - 球球コレクション 2016/11/27

今回は6FD7のグレープレートの写真を掲載しよう

http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/GALLERY/show_image.html?id=13457811&no=0

RCA製のようです。

6FD7はシングル動作でもPPアンプを凌駕するほど低音再生に優れた球なのですが、そのために帯域バランスが低域に寄りになりがちです。

この辺をうまく料理できれば300Bを凌駕することも可能です。

夜な夜な回路定数を変更して好みの音にチューニングするのは楽しいものです。

一方、ローサー、AXIOM80等の低域ダラ下がりの中高域寄りのスピーカーには6FD7の低域寄りのバランスが功を奏します。

現在、真空管オーディオフェアに出展された6FD7アンプは、チューブオーディオラボ様のご好意により試聴貸し出しされているのですが、低域の再生に問題を抱えている方には特に好評のようです。

ご自分でアンプの定数を変更してチューニングが出来る人にはイジリ甲斐のある球ですが、工房等に依頼して制作してもらう人は、御使用の再生環境に合わてチューニングしてもらえる所(チューニングスキルを持っている)を選びましょう。
http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/13457811.html


6FD7その4 ( オーディオ ) - 球球コレクション 2016/11/28

6FD7のメーカー純正フェイクチューブを紹介しよう

http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/GALLERY/show_image.html?id=13461735&no=0


写真の6FD7はRCAが6DR7を6FD7とマーキングして出荷したもので細管と呼ばれているタイプです。

6DR7は6FD7の出力部ユニットを小型にしたような球で、6FD7で設計したアンプに挿入すると6FD7より内部抵抗が高いため設計どおりにIpが流れず出力が小さく歪が大きくなります。

なぜこのような事が罷り通るのかといいますと、垂直偏向管として用いる場合寿命を考えなければ問題なくリプレイスできるのです。

垂直偏向管は差し替えた場合必ず振幅と直線性の調整を行いますので、多少特性が異なっても調整範囲に収まれば使用可能なのです。

真空管式カラーテレビの末期には保守用球の製造合理化を行い、安価に供給するためにこのような事が行われたものと想像しています。

オーディオ用として6FD7の真価を堪能したい方には、是非ともオリジナル(太管)の6FD7をオススメします。
http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/13461735.html



真空管 Matched Pair 6BM8 と 6FD7 のヒーター電圧違い!2016-08-17
http://blog.goo.ne.jp/44gs/e/02bdf2f13782b54fc1470355a6493d18

今回作る真空管アンプは格安の真空管 6FD7 のヒーター電圧違いの13FD7!
ヒーター電圧が違うだけで激安!
初めて見る 13FD7 はMT管でありながら太さがGT管並で見た目が良いです、こんなMT管が有ったとは知りませんでした。
2A3並みの出力三極管と6SL7相当の電圧増幅用三極管の不等双三極管これ1本でOK。

ペアーの球を2セットと後で作り替えで楽しむために人気の6BM8のこれまたヒーター電圧違いの8B8も2セット入手しました、箱はくたびれていますがいずれも未使用ストック品です。

秋葉原で求めれば8本で1万円は下らない価格も地方の通販球屋さんで求め半額くらいか?
メーカは13FD7がGE、8B8がアンペックスです。
http://blog.goo.ne.jp/44gs/e/02bdf2f13782b54fc1470355a6493d18

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#c2

[リバイバル3] 超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ

超お買い得 イシノラボ(元サンスイ技術者 平野紘一)のトランス式パッシブ・プリアンプ

1. イシノラボ MASTERSシリーズ


◾フルバランスプリアンプ
◾トランス式パッシブプリアンプ
◾プリメインアンプ
◾パワーアンプ
◾STAXイヤースピーカ/ヘッドフォン バランスドライブアンプ
◾チャンネルデバイダ
◾フォノイコライザアンプ
◾トランス
◾測定器
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/index.html


今人気の真空管採用アンプおよびトランジスタアンプを中心としたオリジナルシリーズ
古き良き時代のサウンドを実現するために新技術・独自技術を開発!匠の技を惜しみなく投入した意欲作

受注生産で、匠の技で、1つ1つ心を込めて手作りしています。
納期3〜4週間

イシノラボ 平野紘一
〒261−0011 千葉市美浜区真砂5−7−9−101
TEL: 043−270−3282 
受付時間09:00〜18:00(水曜定休)

地図
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92261-0011+%E5%8D%83%E8%91%89%E7%9C%8C%E5%8D%83%E8%91%89%E5%B8%82%E7%BE%8E%E6%B5%9C%E5%8C%BA%E7%9C%9F%E7%A0%82%EF%BC%95%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%97%E2%88%92%EF%BC%99/@35.6435239,140.0624153,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x602283cbfb43f1a7:0xc336c1161cb2055a!8m2!3d35.6435239!4d140.064604?hl=ja


オーディオのイシノラボどっとこむ - アンプや真空管などの機器・パーツの販売・通販・修理!
http://www.ishinolab.com/

トランス式パッシブ・プリアンプ MASTERS CA−777Gシリーズ
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ca-777g_series.html

トランス式パッシブ・プリアンプ MASTERS CA−607XT(スリムタイプ)
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ca-607xt.html

バランス型トランス式パッシブプリアンプ MASTERS CA−999FBGシリーズ
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ca-999fbg_series.html

フルバランス・プリアンプ MASTERS CA−888PZBシリーズ
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ca-888pzb_series.html


連載 日本オーディオ史
http://www.ishinolab.com/modules/doc_serial/audio_history_japan/

連載 オーディオアンプ講座
http://www.ishinolab.com/modules/doc_serial/audio_amplifier_lecture/

店長のブログ
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/


イシノラボ/マスターズの視聴環境のご紹介

イシノラボ/マスターズの工房は、6畳2間に8畳スペースのキッチンを使っての狭いところです。
わたしの整理下手もあって、部屋は綺麗ではありませんが、皆様が入り易い雰囲気はありそうかな!?という感じです。

秋葉原から45分くらいでこれます。
電車でおいでの方は、最寄り駅(京葉線検見川浜駅)までお迎えに参ります。
お車でお越しの方は、駐車も2時間程度ならば当方の駐車場を利用していただけると思います。
スペースが狭いので、定員は原則1名とさせてください。

時間帯は午後13時過ぎくらいのほうが落ち着くでしょう。
なお、タバコは外で吸っていただくようにお願いします。

お手数ですが、必ず3日くらい前までに予約をお願い致します。
時間は原則2時間程度として下さい。

聴けるセットは、そのときの設置状態によりますので、事前にご確認下さい。
具体的に、どのようなセット(アンプ)を視聴したいとかをお知らせいただければ、できるだけご希望に沿った環境をご用意できるようにしたいと思います。。

聴きなれたソフト持参を歓迎します。
CD,アナログレコード,2chテープソフトに対応できます。

使用スピーカはTANNOY アーデン【アルニコ】がメインです。
WRアンプは現在ですと、WRC−α1MKU,α3FBのプリアンプ,WRP−α1MKUを常設してあります。PR中のMOSFET搭載のγシリーズアンプもリクエストくだされば視聴できます。

こちらの工房では、MASTERSの真空管アンプ,TRアンプはもとより、バッテリードライブ,DLCAP装置でのドライブも近々できるように整備中です。

とにかく手狭なところですから、それだけは我慢していただきたいと思います。

(注) イシノラボに関しましては、通信販売専門店ですのでご来店はご遠慮ください。
真空管等の店頭販売は原則行っておりません。
特に、突然のご来店は固くお断りさせていただいております。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=67


イシノラボは元サンスイの技術者だった方が運営されているようで、「MASTERS」ブランドでオリジナルのアンプを出している。
AU-890Lは12W×2、幅33cm奥行き23cm高さ9cmの小型のアンプだ。

オーディオのイシノラボどっとこむ - プリメインアンプ“MASTERS AU−900L/T”
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-900l_t.html

そこはかとなくサンスイっぽいデザインで、なかなか良い。
http://blog.ipodlab.net/Entry/977/


サンスイ ■ SANSUI総合スレッド 55 ■ 山水

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/11(木) 22:26:33.00 ID:CE81tKAw.net

イシノラボは?

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/11(木) 22:51:59.58 ID:yd5bb2d0W

山水出身だと思ってたけど。
ウエストリバーとイシノラボは同じなん?


169 :150:2015/02/15(日) 16:17:49.83 ID:4xsrmAA+.net[3/3]

実質sansuiだけが消滅したかたちですね。
トリオの後継をアキュとみなすか kenwood とみなすかで意見が分かれるんですかね。
イシノラボは sansui の音を継いでいそうですが、量産メーカーではないですし
もはや物量投入されたような機種も現れないでしょうね。


266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/06(金) 21:58:16.85 ID:/m4rLPgW.net

イシノラボの製品って音の傾向はかつてのサンスイに近いのですか?

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/07(土) 08:01:57.72 ID:ENuXM3O1.net[1/2]

「かつてのサンスイの音」の定義によるのでなんとも。
バランスとアンバランスでも随分違うし。。
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1417391891/

【ここ】良心的ガレージメーカー Part 2【いい】

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 00:16:58 ID:KIZmyPbv

イシノラボってどうなん?

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 06:40:19 ID:9FbQoFYL
>>69
バランスパワーアンプ買った。
やっぱり SANSUI と似た傾向だよ。
音に厚みがあって良い。鮮度感・解像度はかなり高い。


79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 19:14:28 ID:o/CKryu6

イシノラボはほとんどスペック公開してないな
わずかばかり公開されてる数字はトランジスター型とは思えないほど低い

919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/27(火) 22:34:32.51 ID:zwhYk/Ze

イシノラボは気になってるけど情報少なすぎるので買えないでいるなー
メーカー製のでかくて重くて熱いアンプがいやなので省エネアンプに魅力を感じる


920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/29(木) 20:04:30.33 ID:L2g4gPql

イシノラボのブログのオーディオ史、面白いな。
山水マニアじゃないのに、中古の山水アンプが欲しくなってくる。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1285193023/

私の場合、QUAD 11L Classic とチャイナアンプの YS1(生意気にもJeff Rowland Model 10に使用されているLM3886を搭載)で鳴らしていますが、アンプをイシノラボ(元サンスイの技術者の方が立ち上げた会社です)の MASTERS AU-880L に変更予定です。

 最近は多くのメーカーが撤退し選択肢が狭くなった為、アンプの視聴機を貸していただけるメーカーを片っ端から聴きました。
エルサウンド、シャッツグレーバー、イシノラボなどですが、一番気に入ったのがイシノラボさんです。

音質はサンスイを磨いて洗練させた音と解釈しています。
勿論、伝統のMOSFETですが、超ローノイズなので、かつてのジャジャ馬つかいのサンスイとは一味違います。

オーダーメイドも可能ですので、是非クリスキットと聴き比べてみて下さい。
価格は音の品質からすると市場の1/3位と推測します。
殆ど儲けていないようで、良心的なメーカーさんです。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000002856/SortID=13729854/


イシノラボどっとこむ sara 2010-11-1

朝方物凄い雨が大量に降った千葉です。
電車のダイヤがメチャクチャに乱れました。
一度、試聴予約をして都合がつかずキャンセルした「イシノラボどっとこむ」さんに行ってきました。
6CA7PPアンプの試聴でしたがいろいろなアンプを聞きました。
バッテリードライブの石のアンプ、穢れのない純度の高い音質で、久しぶりに石の音を聞きました。
音の傾向は、山水のアンプに通じるものがありました。
サイトをみればうなずけると思います。
僕はやっぱり、侘び寂びのある真空管アンプが良いです。

トランスドライブのプリもなかなかの音で 6CA7PP よりも欲しくなりました。
どうしよう?と思いつつ、注文してしまいました。

画像は、211シングルアンプです。

闇夜に浮かぶトリタンの輝き。。
絶好調です。
http://w169.or.tv/modules/d3blog/details.php?bid=433

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2. イシノラボ パッシブ・プリアンプ


マスターズのプリアンプはいろいろあって楽しめます! 2012年3月11日
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=296

一般的に、音質・音調に影響を与える要素は、パワーアンプのほうが支配的といわれています。“確かにそうかな!”と私もそう思っていました。

ところが、パッシブプリアンプを作ってみて、その見解がひっくり返りました。パッシブプリアンプの、何も足さない、何も失わないと思えるようなサウンドを聴いて!

けれども、オーディオは趣味・道楽であって、また、科学的にいっても、原音というのが果たしてどうなのかもはっきりしません。マイクが異なれば、ホールが異なれば、ミクシングが違えば、マイクセッティングが違えば、その場の温度・湿度が違えば、などなど。

要は、なるべく原音らしきサウンドを好むも良し、リスナーの聴覚に心地よく聴こえれば良いし、いつも同じサウンドを楽しむだけでなく、たまには異なったサウンドも楽しみたいと思うのも、オーディオ趣味の健全な方向と思います。


1.300B採用プリアンプ“MASTERS CA−X1”

これは、既にアクリル加工が出来なくなったので製作完了です。
けれども、同じような回路構成や電源構成で製作することは可能です。

この方式のサウンドはリッチで、サウンドの生き生きした音調が大変な魅力です。音楽のリズムやハーモニーも大変重要です。

このあたりの音楽の持つ息遣いが感激を与える重要要素のような感じを抱かせるのが、この300Bプリアンプの魅力です。

特に、真空管パワーアンプとの組み合わせが絶品です。


2.API回路方式プリアンプ“MASTERS CA−2000”

オーディオ全盛期のスタジオコンソールに採用されたAPIモジュールアンプが奏でるアメリカンポップス的なサウンドは、この時代の音楽だけでなく、ある意味、普遍的な魅力を有しています。どうしてそうなるのか?

多くのアンプ回路は発振安定度を重視し過ぎるあまり、2段増幅方式がほとんどです。ICのOPアンプもそうしているのがほとんどと思います。

APIモジュールは、たくみに設計された3段増幅方式です。発振安定度をボーデやナイキスト理論をベースに位相補償すれば、まったく安定なアンプができることをAPIは証明したわけです。

1970年代の私が在籍していた当時も、サンスイではAPIのことはまったく知らずに、結果的に“AU−607”,“AU−707”に採用したパワーアンプ回路は、親戚関係にあるような3段構成増幅回路です。その後もダイアモンド差動回路、Xバランス回路にして、ずっと3段増幅回路を踏襲して終了しました。

特に、API方式でのフォノ再生(特に、ジャズ、フュージョン等)は絶品のような感じを受けます。とにかく、精緻でありながらノリの良いサウンドです。

3.1段増幅バランス増幅真空管プリアンプ“MASTERS CA−218”

このプリアンプは、チャンネルアンプシステムを熱心におやりになっているお客様からのご要望でできたカスタムアンプです。

1球だけの1段増幅でやってみたいということでした。それも、バランス増幅が希望です。そうなると、300Bプリの場合もそうなのですが、真空管プリアンプの残留ノイズを半導体なみにするには、ボリュームを入力・出力の両方に入れることが効果的です。

かつては、ヤマハC−2がこの方式を採用してヒットしたことがありますが、真空管プリアンプではマスターズだけだと思います。

出力側ボリュームには、10kΩ以下のインピーダンスならば、出力インピーダンスが大きいということはまったく心配なくなります。

入力インピーダンスは大きいほうが良いといわれますが、10k〜100kΩ範囲なら問題ないでしょう。

このアンプで、1個のつまみで音量レベルを調整したいというと、バランス増幅ですと8連ボリュームになります。もちろん、このような多連ボリュームはカスタムになります。東京光音電波さんに注文して、待つこと45日でできてきました。

このプリアンプはL/R2トランス,2電源・2整流管採用,電源フィルタ回路にはアメリカ製フィルムコンしか採用しない(ケミコン追放)!

出てきたサウンドは、切れ味が良く、音数が多く(情報量が多い)、リッチなサウンドで、私は聴き惚れてしまいました。


4.真空管整流によるAPI回路のプリアンプサウンド

すでに、この方式による『真空管整流電源によるトランジスタ・フォノEQアンプ』について、報告させていただきました。

やはり、LINEアンプに採用しても、サウンドの重心が下がり、オーディオアンプは電源の影響を受けることが明白な事実です。それは、そもそもアンプが電源電力をオーディオ信号で切り分けて、負荷に供給しているからです。

従って、最も安定な電源といえば、大容量バッテリといえましょうが、周波数応答をサポートする意味で、バッテリといえども、コンデンサを電源に付加して、補償することは重要です。


5.パッシブプリアンプ

純粋に入力信号を変換伝達する意味からは、パッシブプリが電源いらずですから、最も有利です。ノイズ発生することもありません。

特に、バランス型トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA−999FBS”を使うとやめられなくなります。


6.300Bバランス構成プリアンプ“MASTERS CA−5000”

最後に、3年前に納入した究極のカスタムプリアンプを紹介します。

300Bバランス構成プリアンプです。

音量調整は、トランス式を採用しています。堂々としたサウンドが凄かったです。電源部とアンプ本体のセパレート方式です。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=296

新製品パッシブプリアンプの登場 2010年9月9日

トランス式アッテネータ/パッシブプリアンプを相次ぎ製品化しました。

私は、最初に就職した会社がタムラ製作所であったせいか、トランスにはずーっと愛着がありますし、その重要性やメリットを認識しています。
特に、NFBもなく、これだけのワイド・バンドや低ひずみが達成できることは、この原理(電磁誘導)を発見した方に敬意を感じています。

新製品はアッテネータとパッシブプリアンプの2種類あります。

両者は混同しそうですが、その違いは、トランスのタップの選択の仕方で、

ゲインを持たせたのがパッシブプリアンプです。
従って、パッシブプリアンプでも、ゲインセレクタをゼロにすればアッテネータになるので、使い勝手からすれば、パッシブプリアンプをお勧めします。

やはり、トランスは増幅するのではなく、エネルギー変換することができるので、パワフルにパワーアンプをドライブできることにそのサウンドの良さが現れるのだと思います。
ジャズファンの方やロックファンの方には特にマッチすると思います。
また、大編成のクラシックや、熱のこもった室内楽の奏者間の意気も感じることもできます。

調整範囲等のカスタムにも対応できますので、どうぞご相談ください。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=138

イシノラボ 好評を継続する MASTERS パッシブ・プリアンプ 2012年10月20日

パッシブプリアンプは、MASTERSのアンプカテゴリーのなかで、発売以来ずっとご好評をいただいております。

最近は、バランス仕様のご注文も多くなってきました。
それも、皆様がバランス伝送の意味を理解されるようになっていただけてきたからのように感じます。つまり、バランス仕様のパッシブ・プリアンプでアンバランス(RCA)入力の場合、その信号をバランス信号の HOT側と理解して、HOT側を音量調整して、アンバランス入力の場合でもバランス仕様でコンパチブルできるということです。そうなると、アンバランス信号をバランス変換する高価なトランスを内蔵しなくても済み、価格セーブにつながります。

最近ご購入いただいたお客様からは、先日購入した MASTERS のトランス式パッシブ・プリアンプを聴いて、“再生帯域の広さ、腰高にならない、低域の伸び、ほれぼれとさせる高域があると思う。”といった感想を頂いております。
このお客様は、なんと、30年間に12台のプリアンプを使ったというベテランであり、音のグルメといえましょう。
“通常の擦動式ボリュームでは「到達できない部分がある」と感じる”という感想も頂きました。

さらに、複数のカスタム仕様でのご注文をいただき、現在設計中です。

本日発送した“MASTERS CA−999S/A CUSTOM”では、入力を1系統のみでシンプルにして、よりピュアサウンドを求める方に向いたカスタム仕様としました。

このパッシブプリアンプを発送前のエージングで聴いていたところ、そのパワフルでのびのびした低域・中低域には、製作者の私ですら、少なからずびっくりしました。決して製作者の自己陶酔ではないと思います。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=367

トランス式パッシブ・プリアンプとバッテリードライブ・パワーアンプの絶妙なコンビネーション 2010年11月27日

マスターズのトランス式パッシブ・プリアンプ(「MASTERS CA−999FBS」,「MASTERS CA−777S」)とバッテリードライブ・パワーアンプ(「BA−225FB/MOSyB」)は皆様に好評です。

電源問題をまったく無くした究極のサウンドが得られます。

最近発表したトランス式パッシブ・プリアンプは、おかげさまでご好評をいただいております。

1.視聴に訪れた方が感じてくれているようです。

イシノラボは千葉市なので、首都圏から離れた方は来訪されるのが大変ですが、最近聴きにこられた方は、皆さん、非常にリアル、違和感が全くない、サウンドが澄み切っている、Dレンジが広く聴こえるというコメントをいただき、ご注文をいただくケースが増えております。

そして、真空管アンプ、通常の100V電源の半導体アンプでも、大変良好なサウンドを聴き取ることが出来ますが、極めつけバッテリードライブ・パワーアンプ(8W+8Wしかないですが、)と組み合わせて、バランス接続で動作させたときです。
さらに低音の重心が下がり、超リアルなサウンドです。
Dレンジが広く感じられるのはパッシブ・プリアンプのノイズがゼロ、バッテリードライブアンプの残留ノイズはわずか30μVと普通のアンプの1/10以下のおかげと思われます。
静寂から立ち上がるFF(フォルテシモ)サウンドは、より衝撃を聴覚に与えるようです。


2.汚れとノイズ発生源のないサウンドをリーゾナブルな費用で楽しんでください。

海外ブランドとか有名ブランドのオーディオ機器は、私から言えば、なんという高価であろうかと思います。
代理店、販売店、それぞれの立場で利益を取らなければ、ビジネスはやっていけないことは分かります。けれども、このようなご時世でオーディオを家計に無理なく楽しむにはあまりにも高価な機器は、私から遠い存在です。

私が思うアンプにかける費用は、¥10万〜20万くらいが無理のないところと思います。

けれども、一生ものでオンリーワンのアンプを作りたい方の気持ちも分かります。
それならば当方で、超良心的な作りで素晴らしいカスタムアンプをお届けする用意もございますし、すでにオンリーワンアンプを楽しんでいる方もおられます。
それにしても、書いている今、究極とも言える組み合わせで聴いています。何という幸福なことかと、自己陶酔を含めてありがたいことだと思っております。

最近では、アナログレコードの情報の多さ、音楽に大切な成分の充実を改めて感じて、 聴く機会が増えてきました。今、ブログを書きながら、カーペンターズやワルターのステレオLPを聴いています。勿論、フォノイコライザーはAPIモジュール回路を採用したものです。

バッテリードライブというと充電作業が必要です。
これらも、やり方等、お知らせしますので、ご安心ください。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=156


トランス式アッテネータ・パッシブプリアンプ 
MASTERS ATT−900シリーズ 2010年7月18日

1か月ほど前に発売しました、トランス式アッテネータ・パッシブプリアンプ“MASTERS ATT−900シリーズ”の話題です。

バランス/ノーマルとコンパチブルに対応できる世界初の製品と自負しております。

【アンバランス入力のバランス変換の要望】

早速2名の方からの具体的な問い合わせをいただきました。それは、“せっかくバランス対応になっているので、アンバランス(RCA)入力のときもバランス変換をして、それをトランス式バランスATTでレベルコントロールできないか?”というご要望でした。

ブロックダイアグラムを眺めていただくと、LINE1のアンバランス入力対応について、そのレベルコントロールはHOT側のみになります。

バランス信号として扱うには、入力回路にバランス変換トランス(10k:10kCT)の搭載が必要になります。カスタムのご要望にお応えできます。トランスはMASTERSが特注する高性能トランス(USAコア採用)を予定しています。


【リーゾナブルな価格に驚く】

アンバランス信号をトランス・抵抗ハイブリッド式で行うATTに PhaseTech(フェーズテック)の CM−1sがあります。

Phase Tech ハイブリッドパッシブアッテネーター CM-1s ¥918,000(税込)
http://www.audiounion.jp/ct/detail/buy/970/


それは、半導体などの増幅素子を一切使わず、高品位音楽再生の理想とされる高入力インピーダンス・低出力インピーダンスを小音量からフルボリュームまで実現した、高次元の音質追求を行ったハイブリッドパッシブアッテネーターです。

サイズは“W310×H86×D245mm”、ウェイトは“3.8kg”、標準価格は“892,500円”となっています。

上記“PhaseTech CM−1s”に比べて、当社のATTは驚異的に安価です。

しかし、安価だからといって手抜きはありません。

メイン部品であるトランス式ATTは23接点のタップを備えた大型コアを橋本電気株式会社様に特注し、4個を専用のシールドケースに絶縁ピッチを充填した高性能品です。絶縁ピッチを充填するには、この炎天下での手作業となります。

ロータリースイッチは上記フェーズテックと同じ、セイデン製です。

XLR端子はノイトリックを採用しています。

これは、小規模で利幅をとらない弊社イシノラボ/マスターズでしか実現できないでしょう!

これは、“この経済不況の折でも、一回きりの人生、何とか皆さんに大いにオーディオを楽しんでいただきたい!”という私の願いを込めています。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=123

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3. 平野紘一さんの真空管アンプ


ハイエンドショウ 2008年05月09日 イシノラボ(平野紘一)

真空管アンプを中心に販売を展開するイシノラボは、1996年の創業以来、外部イベントに出展するのは今回が初めてという。

MASTERSブランドの300Bを採用した真空管プリアンプ「CA-3000」(¥504,000/アンバランスバージョン)
http://www.phileweb.com/news/audio/image.php?id=8000&row=3

パワーアンプ「225FB/MOSy」(¥135,450)
http://www.phileweb.com/news/audio/image.php?id=8000&row=4

などを展示している。
http://www.phileweb.com/news/audio/200805/09/8000.html


フルバランス増幅真空管パワーアンプ 
MASTERS BA−218FB/P ¥250,020(税抜き:¥231,500)

構成 バランス入力,バランス増幅パワーアンプ
最大出力 18W+18W(3極管接続)

使用真空管
EL34 Svetlana(ロシア製) 4本
6SN7GT SOVTEK 2本
5963 RCA 2本
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218fb_p.html


フルバランス増幅真空管パワーアンプ MASTERS BA−218FB/OS【販売終了】 
この製品は2015年 8月14日をもって、販売を終了いたしました。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218fb_os.html

バランス増幅真空管パワーカスタムアンプ“MASTERS BA−218FB/OS”のカスタム品 2009年8月16日

バランス増幅真空管パワーカスタムアンプ“MASTERS BA−218FB/OS”は、他のアンプに見られないバランスドライブ方式を採用し、スピーカを+,−端子の両方からプッシュプルでドライブする(バランス増幅)することで高音質を実現できたと考えています。
ユーザーの皆様からは高い評価をいただいております。
そのような状況下で、このバランス増幅回路を使って、直熱3極管2A3を採用したカスタムアンプをカスタム製作し、納入致しました。
パワーは12W+12Wと大きくありませんが、ピュアで、情報量がいっぱい、そしてスムーズなサウンドと、ユーザー様に大変喜んでいただきました。
作り手の立場ではこれまでのEL34よりも製作は大変ですが、EL34とは異なった、フレッシュでユニークなサウンドが得られていると感じています。

2A3に限らず、同じ直熱管300Bを採用すると、パワーは20W+20Wにアップします。ご興味ある方はお問い合わせ下さい。大変、入手しやすい価格で1台だけのカスタムアンプができます。

映像は2A3カスタム・バランス増幅・パワーアンプ、“MASTERS BA―212/BAL”です。
このカスタムアンプはリクエストにお応えして、バイアス可変によってプレート電流をピタリとの調整ができるメーターとバイアスボリウムをフロント面に付けてあります。
また、RCA入力で動かす方なので、このアンプには真空管によるバランス変換アンプが“MASTERS BA−218”と同様に内蔵されています。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=57


300Bプッシュプルによるバランス増幅アンプ 2012年5月14日

バランス増幅真空管パワーアンプ“MASTERS BA―218FB/OS”にも、ご好評をいただき、ロングセラーとなっております。

さらに進めて、3極管の王様というべき300Bを採用して、バランス増幅真空管アンプを作ろうと思っておりました。
すでに試作機として作ったアンプは、試聴にいらした方が買って行かれました。聴いて感激!お買い上げになったお客様だけでなく、同席していた私もびっくりで、こんなに感動するサウンドががあるものだろうかと!

内部抵抗が低く、もともとのひずみも少なく、高圧(400V)を掛けられ、パワー20W以上出て、しかもダイレクト感のある直熱管300Bはやはりすばらしいと思います。
マスターズアンプとしては、やや高額の部類に入りますが、優れたパフォーマンスを発揮する日本製300Bも、お客様のリクエストがあれば採用できます。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=324


STAXイヤーSP対応フルバランス増幅真空管パワーアンプ 
MASTERS BA−218C/STAX
¥237,600(税抜き:¥220,000)

構成 バランス入力、バランス増幅パワーアンプ及びSTAXドライブ回路
最大出力 18W+18W(3極管接続)
使用真空管 EL34×4,5965×4
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218c_stax.html

真空管パワーアンプ 6AS7Gppアンプ 2010年7月8日

5月末に、5998ppアンプの注文を受けました。

もうアメリカでも5998はレア真空管となってしまい、当社の在庫もなくなりましたし、他店にも在庫はないと思われます。このため、どうしても5998を採用したい場合はアメリカで探してもらいますが、5998はとても高価になってしまいます。

そこで、5998より増幅率はさがります(μ=5.2→2)が、入手可能な6AS7Gでのppアンプの注文に切り替えていただきました。

増幅回路はウイリアムソンとして、それ程高くない電源電圧でも増幅率を稼げるところにメリットがあります。5963−6AS7GTのドライバ回路です。

6AS7Gは増幅率が小さいので、バイアス回路にも工夫が要ります。単にオートバイアス回路だけでは有効に電源電圧を使いこなすことが出来ませんし、6AS7Gのプレート損失は13Wとそれほど大きくありません。考えた挙句、オート/フィックス・ハイブリッドバイアス回路を採用しました。フィクスバイアスで−60V程度として、残りのバイアス電圧は固定抵抗で行い、プレート損失内で充分なプレート電圧・電流の利用率を確保しました。

出力トランスは、シールドケースを用意して、出力トランスをアメリカ製充填材で充填して(この暑さで大変!)、振動防止とシールドを両立させました。

そのサウンドは、6AS7Gの内部抵抗が280Ωと低いので、充分なる低域再生が確保できました。残留ノイズも1mV以下で、NFBを5dBと軽く掛けたので、0.6mV以下に低下して、極めてローノイズと良好なサウンドをキープできました。

6AS7Gの本来の良さを発揮できるのはSEPP回路ですが、オーソドックスなのppアンプもなかなかです。歯切れのよさを重視する方にはSEPP回路をお勧めしますが、どちらもこの真空管を生かせる真空管アンプです。

いずれも、MASTERSのアンプならば、リーゾナブルな価格でのご提供が可能です。是非お気軽にご相談下さい。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=120


ユニークアンプ Herbシリーズ 【販売終了】 
今人気の真空管採用アンプおよびトランジスタアンプをお求め易い価格でご提供します!!
Herbシリーズは2013年1月26日をもって、完売を終了いたしました。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/herb/index.html


Audio Spice BA−D205MK 【販売終了】 
米国クエストアメリカ社とマスターズとのコラボレーションによる初の真空管パワーアンプ!
Audio Spiceシリーズは2013年7月7日をもって、完売を終了いたしました。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/audiospice/ba-d205mk.html


1996年発売 LUXMAN 管球式ステレオパワーアンプ MQ-30S
30W+30W (6オーム) EL34pp 1996年発売 定価¥250,000


イシノラボ店長 平野紘一の連載 第66回
LUXMAN EL34ppパワーアンプ MQ-30S を委託設計する

委託設計の依頼

ロジャース製品、ロジャースジャパンの業務に注力しているとき、自宅にラックスのO.FさんからTELがあったと家族が言う。
翌日、O.FさんにTELすると、以前、設計業務をおこなった EL34ppプリメインアンプの売れ行きが好調であったので、その勢いで、同じケースを使ってパワーアンプを製品化したいと言う。類似性があるので、同じエンジニアに設計を依頼したほうが話が早く、設計期間、設計のレベルもリスクが少ないから、頼みたいと言う。

私は個人(フリーエンジニア)として、ラックスと委託設計契約ができるかどうかが心配であった。その点を伺ってみると、ラックスとしては、個人事業主とは契約できないというラックスの見解であった。
私は“それでは、この話はこれまでにしましょう”と言わざるを得なかった。
O.Fさんは、会社に掛け合ってくれて、契約のかたちとして、設計会社を表向きとして間に立てて、その設計会社の委託というかたちなら、会社は契約できると言ってくれた。また、設計会社も紹介してくれた。

さっそく、紹介された横浜にある設計会社を訪問した。その会社はデジタル関係の設計会社であったが、事情を話すと、その会社の社長は“我々に迷惑が掛かってこなければ、よろしいでしょう”と承諾してくれた。
そこで、設計会社とラックスとの契約書、設計会社と私との“覚書”等の手続きを踏んで、何とか、設計業務を引き受けることになった。

どう進めていったか!

平日は外資系販売代理店の従業員として働きながら、このような設計業務をなぜ引き受けようと思ったのか?
確かに、海外オーディオ製品に係ることは大変興味あることだし、事実、仕事内容には自分なりのやり方をある程度認めてくれた。けれども、オーディオ海外ブランドの日本法人化で継続していくことは、過去の例をみてもやさしくなく、数年で撤退(最近ではマッキントッシュジャパン)した例が多い。また、私として、このままの状態で終わろうとする気もなかったし、生涯現役でいたかった!少なくとも、60才になる前に個人事業主として独立して活動していこうという考えがあった。

このような考えから、無理を承知で、この仕事を引き受けた。約3か月間の業務計画であった。お金よりもむしろ、自分のキャリアアップと人脈もひろげておきたかった。
短期間であるから、平日の夜、土・日をあてるにしても、マンパワーはどう見ても不足し、とても一人でやれそうもないことは自覚していた。そこで、かつて、設計委託業務先の名エンジニア、T.Tさんにヘルプして貰えないかと話してみた。T.Tさんは、設計者を卒業して、関連会社勤務であったので、少しは時間が取れそうだと言ってくれたし、T.Tさんも大のオーディオ好きであったから、話に乗ってくれたのだと思う。

量産設計業務

設計業務と言う仕事は、職場にコンピュータ−が導入される以前は、1年間程度の設計期間がとれていた。なぜなら、プリント基板の設計には、方眼紙に下図を書いたりして、消したりして、試行錯誤ができた。大型コンピューターによるCADシステムが導入されるようになると、下図完成度を上げて、CAD入力者に提出しなければならない。下図を渡せば、直ぐに入力すればすぐにプリント基板図は完成され、写真製版されて、プリント基板屋に回り、試作基板ができ上がってくる。(近年は各人のパソコンにCADが導入され、自分で完成させ、メールでプリント基板屋に情報を送れば、プリント基板が出来上がってくる。)

今回のパワーアンプはSQ38Signatureとパワーアンプ部は同じ回路を採用すると言うので、回路検討期間は省略することができた。
リクエストは1枚のプリント基板に真空管ソケット等を取り付けて、より組立工数を削減して欲しいということだった。
定尺サイズは横幅380mmくらいであったから、その基板に8本の真空管全部、さらに、ブロックケミコンも取り付けるようにした。(写真参照)


スペースはSQ38Signatureと同じサイズであったから充分に取れた。

試作用プリント基板ができ上がってきて、すぐに、用意しておいた部品を取り付けて、とりあえず基板だけで動作させるように作業を進めた。

ラックスにはプリント基板用GTソケットがないので、自前で入手してほしいという。それでは、アメリカサンスイOBのI.Fさんに連絡したら、何とか入手してみるという返事が返ってきた。その情報をラックスに伝えると、ラックスの資材から、何と、量産手配もできないかと言ってきた。少し、驚いたが、I・Fさんは、買い付けられると言ってきた。そのソケットは中国製であった。結局、中国→NY→日本経由でラックスに入ることになった。ここで初めてラックスの資材に、今後、自営業者“マスターズ”の商号で受け付けてくれるかと要請したところOKが出た。

そうこうしているうちに、試作用シャーシケース、電源トランス、出力トランス、電源チョーク、真空管等の部品が送られてきた。

割とスムーズに試作機の組立も進み、動作させて、あとはラックスに送り、土曜・日曜日にラックスに訪問して、動作チェック、安定度試験、測定等をおこなった。

このあたりは割と精神的負担にならなかった。大変なのは量産設計部品表を作成することであった。各メーカーは部品がコード化されているから、コード表を照合しながら、すべて、書き込んでいかなければならない。ラックスはGE方式ということで、その方式の理解もしなければならなかった。特に、途中での部品変更は面倒であった。(どのメーカーでもそうであるが)

ほとんど毎晩、深夜まで作成業務に追われた。量産用の設計回路図は、T.Tさんが自前のパソコンCADで仕上げてくれて、この回路図をCAD業者に送り、ラックスのやり方に沿った回路に仕上げてくれた。

その出来栄えは!

設計事務作業をこなしながら、土・日はラックスでの音質検討作業に入った。ヒアリングスピーカーは例の通り、JBL4343であった。O.Fさんも同席してくれて、一緒の作業となった。初段管は5814A(軍用:SYLVANIA製)、ドライブ管は6FQ7(これもSYLVANIA製)、EL34はSOVTEK製でこれは資材入手の関係でこれしかないと言われ、変更できなかった。抵抗はリケンRM抵抗、ここまでは変更できず、あとはカップリングコンデンサ、動作電流の設定程度しか動かせるところが無かった。
出てくるサウンドはSQ38Signatureと異なり、割とクール、シャープなサウンドであって、どうやっても、この音調を代えることはできなかった。その原因はSOVTEKのEL34にあるように思えた。Golden DragonのEL34に代えてみると、暖かなサウンドになるのは確かめた。けれども、O.Fさんは割と満足していたように思えた。

私は、このパワーアンプは魅力的な価格にしても、真空管アンプとしての評判はどうかな?と心配であった。

一応の設計業務は予定どおり終了して、あとは、プリント基板用GTソケットの注文がマスターズにラックス資材から入ってきた。最初は200台分の800個であった。航空便で送って貰い、納品した。中国製ソケットの品質はイマイチであったが、特にトラブルは起こさなかった。

このアンプはMQ30Sとネーミングされ、それほど注目されなかった。また、トラブルも一切なかった。おそらく、充分なスペースとすでに実績ある回路を採用したこと、SOVTEK EL34の品質が良かったからだと今も思っている。このアンプの生産台数は4桁にはいかなかった。その後、10年以上経った頃、中古販売店で視聴してみたが、それなりに充分なパフォーマンスを感じとることができた。 最近、検索して評判を眺めてみると、“どっしりした、中低域の豊かな、厚みのあるサウンドで満足”とのコメントがあった。

O.Fさんはその後、ラックスを退社・独立。B・Oブランドを立ち上げ、2.5年の歳月を掛けて、独自のハイテクノロジーを発揮して、超高級セパレートアンプを製品化。当初、新規、それも個人マイナーブランドはなかなか国内ファンには認めて貰えず、苦戦していたが、O.Fさんは海外、それもCES(ラスベガス)に出品し、高い評価を得た。以後、海外が主たる販売先のように見受けられる。


A&M / エアータイト
A&M(エアータイト)はラックス株式会社で長年にわたって販売面に携わってきた三浦篤氏と設計部に所属していた石黒正美氏の二人が独立し、1986年 大阪府の高槻市にエイ・アンド・エム株式会社を設立。社名は2人の名前の頭文字から取ったものです。
http://www.airtight-am.net/about.html


2012年には、ボブ・カーバー、ネルソン・パス、ジェフ・ローランドなどと共にアブソリュートサウンド誌ISS223号で、9人のグレイト・デザイナーに選出された。O.Fさんは日本オーディオ界の誇りと私は思う。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_serial/audio_history_japan/serial001_066.html


LUXMAN   MQ−30s

ヨーロッパ管のEL34、日米では6CA7と呼ばれる細身の管を用いて造った、一応パワーアンプだけど、当初よりプリ不要のボリューム回路搭載パワーアンプとして予め入力系統を3つ用意した確信犯的モデル。

何が確信犯かと言いますと、当時メディアや評論家達でさえ、プリアンプ不要論的風潮にかなりのせられてる傾向がとても強い時期で、私自身もプレーヤーの出力をパワーアンプにダイレクトに叩き込んだ音こそ純粋である等ととんでもない思い違いに、ややもすると魅力を感じたりしてる時期があったのを思い出します。

その揺り戻しとして現在はプリアンプの必要性がキチンと語られるようになっては来ていますが、当時はともかくパワーアンプにパッシブアッテネーターこそ最良の様な雰囲気の中、プリアンプでさえトーンコントロールを失っていき、有名な国産ラックスでさえ、彼らにとっての唯一の失敗作じゃないのかと思われるストレートボリュームのプリアンプを出して壮絶にやらかしたりしたのが懐かしく思い出されます。

さてそんな中、丁度変革期にあってお金も使えない中、ともかく市場に何かを出さなければいけない状況のラックスが、手持ちの技術で比較的容易に取り組めたのが同社にとってのお家芸でもある、大型トランスと真空管の組み合わせであった事は容易に想像できる出来事でした。

とてもよく出来た製品だったと思います。
この後、ラックスは息を吹き返して、トランジスタのシリーズを一新したと同時に、真空管のシリーズも常にラインナップするようになりました。
その最初のきっかけだったような気がします。
ただ惜しむらくは、その登場時期が先ほど述べた市場、会社の状況だった時なものですから、最後までこのモデルはそれに見合ったプリアンプ的な物が同社から用意される事は有りませんでした。

時代は代わって、トライオードの様な元気のいい会社からも、積極的にトーンコントロールを積んで価格的にも満足出来るような良い製品が再び手に入るようになりました。
ですから、当時はなかなかその良さを本当の意味で理解して貰えなかったこのアンプにも、漸く真価を発揮する機会が訪れたと思うのです。
私自身も当時このアンプを良く使ったのですが、やはりストレートに接続していて、真空管にしてはなんだか硬い様な気がするな程度の認識だったのですが、後になってキチンとプリアンプで信号を整流した上でこのアンプの音を聴いてみて、当時の自分を非常に恥じた思いが有ります。
http://audios.blog119.fc2.com/blog-entry-58.html


イシノラボ 300Bを4本採用したフルバランス・プリアンプのカスタム製作 2008年9月28日
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=39
おそらく、世界初ではないでしょうか?
マスターズでは300Bによるプリアンプを製品化しましたが(CA―3000)、今度は300Bを使ってバランス回路によるプリアンプを作ってくれないか?とのカスタム注文を3ヶ月前に受けました。

ご存知のように300Bは直熱管ですので、ヒーター回路はDC点火しなければプリアンプにはヒーターハムノイズの点で、実用になりません。
当然、バランス増幅する事になると、300Bは片チャンネルで2本、ステレオトータルで4本必要なことになります。
となると、プリアンプシャーシはとても大型になってしまいます。
しかし、できるだけコンパクトにすべきと考え、シャーシサイズはCA−3000とほぼ同じサイズに収めることにしました。写真でご覧のように、シャーシ内部は、真空管ヒーター点灯用安定化電源回路等で一杯になりました。
また、できるだけ残留ノイズを下げてプリアンプとして高性能で使えるものとしたいところからマスターボリウムは入力、出力で可変できる方法とすることにしました。
そうなると、ボリウムは4連×2=8連が必要になります。8連ボリウムはまず作られていません。
そこで、東京光音電波に海神無線さんを通じて何とか8連ボリウムを作ってもらうことをお願いしました。
8連Aカーブボリウムとなるとそれぞれのボリウムユニットを8個揃えることになり大変です。待つこと2ヶ月以上、でき上がってきました。このボリウム価格はとても高価となってしまったことはいうまでもありません。
このカスタムボリウムのお陰で、マスターボリウムは−120dB以上まで絞り込む(残留ノイズ実質ゼロ)ことができ、実使用状態においても、プリアンプ自体の残留ノイズは極めて少なく押えられます。
ボリウムインピーダンスは10kΩとしたので出力インピーダンスが大きくなることが防げ、パッシィブ・プリアンプと同じインピーダンスに維持できます。

電源部は別シャーシに納めました。内部をご覧下さい。トランス、チョークとそしてコンデンサで一杯です。電源はB電源、300Bヒーター用電源が4回路必要なので、このトランスで2個、さらに前段用DC点灯ヒータートランスが1個、トータル4個の電源トランスが入っています。これらの電源は、5P、6Pのキャノンケーブルによってプリアンプ本体と接続されるので電源トランスによる誘導ハムは全くなくなります。

さてバランスプリアンプの回路はMT管でありながら大電流ヒーターを持つ5687WAをパラレル接続としてこの出力を300Bにとり込む、2段増幅回路です。NFBは14dBと軽くかけ、ひずみは0.05%以下と真空管プリアンプと言えども半導体プリアンプ並みの電気的性能となりました。

この2段増幅回路による仕上りゲインは20dBで、プリアンプとしては4dB程度大きいですが音質の点からこのゲインを最高点と致しました。300Bヒーター回路は安定化電源としたので、規定どおりの5.0Vぴったりとしています。あらためて、300Bは大きい真空管ですが、ヒーター点灯の様子はプレート内に隠れているので外部からは上から眺めないと見えません。4本ともなると、それなりの発熱があります。ともかく壮観です。

大切なことを書き忘れそうでした。バランス構成ですからバランス出力のないCDプレイヤーとかフォノイコライザーを持っていない方にはアンバランス−バランス変換回路を内蔵しています。勿論、真空管回路で構成させています。
さて、肝心なサウンドはどうでしょうか?このプリアンプに対応するアンプはバランスを受け、又はバランス増幅のパワーアンプが必要です。アンバランス(RCAケーブル)出力端子もついていますが、この場合はCA−3000と同じサウンドになるはずです。
音源出版“アナログ”VOL21の記事によれば切れ味がよく明るくパワフルと評価されていました。このバランスプリアンプでは新開発バランス増幅パワーアンプを用意したのでそれでまず聴いてみました。
興味のある方はメール、TEL、FAXにて、問い合わせ下さい。いずれ、製品化する(受注生産)予定ですが、価格は何とか¥30万台に抑えるつもりです。
CA―3000のシャーシに納めることも可能ですが、価格は¥58万程度になります。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=39

イシノラボ 真空管アンプによるフルバランスシステム 試聴報告 2008年10月7日

フル・バランスシステムによるサウンドとは!?

2008年9月28日のブログでご紹介した300Bのバランスプリアンプに、EL34 のバランスパワーアンプを制作し、真空管アンプによるフルバランス・セパレートアンプが遂に完成致しました。
先週末にカスタム注文された方のメインシステムとして収まりました。

写真で示すようにパワーアンプは EL34pp(3結)モノブロックアンプです。回路は当然バランス増幅構成です。

出力トランスは永年優秀な出力トランスとして定評あるタムラ F−683 です。バランス構成ですから各々のアンプのボリュームは2連となります。ここではオーダーされた方のリクエストで東京光音電波のプロ用を採用しています。カップリング・コンデンサはアメリカで最も評価の高い InfiniCap を採用しています。

モノブロックアンプなので作り手としては面倒ですが、L/R 対称として格好良い外観となっています。シャーシは 1.6mm厚の鋼板を採用した強固なもので、そこにブラックの焼付塗装を施しました。焼付塗装とは塗装膜を強固にするために塗装後赤外線ランプで加熱する工程を施すものです。素人がラッカースプレー塗装をやっても何かにぶつけるとすぐはがれてしまうのと比べて、さすがプロの仕事は違います。

このパワーアンプは 16Wの出力で通常のリスニングルームでは充分な出力といえましょう。

さて、これにフル・バランス300プリアンプの出力を接続します。手持ちのCDプレイヤーもバランス出力があるので、CDプレイヤーからパワーアンプまですべてバランス伝送、バランス増幅でスピーカをドライブすることになります。

キャノンケーブルで接続し、スピーカーケーブルをつないで、いよいよ音出しです。

プログラムソースはまずはアイリッシュサウンド、“ケルティック・ウーマン”です。
アイルランド人は音楽的才能に恵まれて、あのジョン・レノンもアイリッシュです。このプログラムソースは音作りセンスが大変素晴しくエフェクティブな音楽が展開します。まず、音の重心の下がった事がはっきりと分かり、低音、中低域のサウンドがズシンと決まります。そしてセンターにフィメールボーカルが心地良いエコーを伴って定位します。

サポートする楽器は多彩で打ち込み系のものもあるようですが、ミクシングセンスが良く素晴しく、眼前に音場、前後、左右に拡がります。通常のアンプシステムですと、素晴しい事には違いないのですがこれ程の迫力、重心の下がったドスの効いたサウンドでありません。

次に聴いたのはクラシック、ゲエルギエフ指揮、マリンスキーによる“春の祭典”です。
この多彩な複雑な技法によって書かれた名曲は、録音が良くないと感激も半減です。幸い、この組み合わせによる演奏は昨年11月に聴いているのでかなり鮮明に覚えています。この曲はストリングスにより、管楽器やパーカッションが活躍します。識者も演奏するオケも気を抜くと間違ってしまう難曲です。CDスタートしてから数分、グランカッサの一撃!このスゴミはこれまで聴いたなかで最もスリリングな体験でした。さらに変拍子による各楽器間の絡み合いともすれば混濁したりしてしまうこの曲が実に鮮明に聴けたのです。

“春の祭典”はコンサートでも真剣に聴くと疲れます。私はこのシステムで聴いて心地良い疲労を覚えました。

最後に、JAZZを聴く事にしました。

最近、亡くなったピーターソントリオによるあの名曲“You Good Look To Me”を選曲しました。冒頭、ベースによる美しいテーマに始まり、軽快なピーターソンのピアノとドラムスが入り込むトリオが一体となります。この曲はもう何百回聴いた事でしょう。

このシステムでひととおりヒアリングを終えたところで、客観的になるために KT−88pp(中国製)のノーマルアンプがあったので、300Bバランスプリアンプはアンバランス出力もあるのでこのアンプに接続し、聴いてみました。

一応、音楽が鳴っているのですが、中域以上だけの音楽が鳴っている感じです。念の為、測定器で周波数特性、ひずみ測定してみると真空管アンプとして水平の出来です。残念ながら欲求不満を覚え、ヒアリングを中断せざるを得ませんでした。どうしてそうなってしまうのかは探っているといろいろあるでしょう。

何と、このアンプ、ものすごく外観がキレイで塗装仕上げなど惚れ惚れします。しかし、音質に関してのノウハウはまだまだ我々ジャパンの方にアドバンテージがあるという感じがしております。でも、真空管アンプの安定性、ゆったり感を味わえる事はできるので売れ行きがよいのは分かります。別に国粋主義者ではありませんが、日本はやはり、まじめさ、緻密さを生かしたモノ作りが向いている民族と言えるでしょう。

そういえば、アメリカ産業が健在な頃、“BY AMERICAN”という、傾向がアメリカ国民にありました。アメリカ製品に誇りを持っていました。ところが、モノ作りを捨てたアメリカの金融産業の破綻は情けないことです。

コツコツとモノ作りをやっていくのが農耕民族出身の我々日本人が生きていく道です。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=42

真空管プリアンプ“MASTERS CA−45S CUSTOM”の嫁入り 2010年12月11日

9月のWRアンプ視聴会に特別参加したビンテージ管 45(直熱3極管)搭載プリアンプ“MASTERS CA−45S CUSTOM”は好評を得て、その後はわたしが楽しませていただいておりましたが、この度、嫁入りとなりました。

特に特殊な組み合わせになりますが、当社のバッテリードライブ・パワーアンプ“MASTERS BA−225FB/MOSyB”との相性が抜群です。

見通しの良いすっきりしたサウンドに、さらにバッテリーアンプのリアルさと低域の再現力が見事にプラスされたせいか、静寂の中から低域がパワフルに、そして透明なサウンドが出てくると、これはたまりません。これまでオーディオをやっていてよかったという心境です。この気持ちは多分、製作者の思い入れが占めるところが多いでしょう。

45という直熱管は増幅特性が優秀で、一番ひずみが少ないとも思われます。
それをプリアンプに軽い負荷で使うのですから、悪いわけがありません。
さらに、残留ノイズのさらなる低減のために、4連ボリウムを採用しているので、小音量で聴いても驚くほどの静寂さで、純粋に音楽信号だけを通す感じがします。

今後、45真空管がまた入手できたら、再製作するつもりです。

同じような回路で 300Bを採用したプリアンプがあります。
これも立派なサウンドです。45より、少し肉食系のサウンドです。

こちらに関心ある方は、委託販売品の真空管カスタムプリアンプ“MASTERS CA−300B”がありますから、どうぞお問い合わせ下さい。
更なるサウンドチューンを施して、お分けできます。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?cat=44

300Bプッシュプルによるバランス増幅アンプの製品開発 2012年5月14日

MASTERS BA−218FB/OS
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218fb_os.html

バランス増幅真空管パワーアンプ“MASTERS BA―218FB/OS”にも、ご好評をいただき、ロングセラーとなっております。

さらに進めて、3極管の王様というべき300Bを採用して、バランス増幅真空管アンプを作ろうと思っておりました。
すでに試作機として作ったアンプは、試聴にいらした方が買って行かれました。
聴いて感激!お買い上げになったお客様だけでなく、同席していた私もびっくりで、こんなに感動するサウンドががあるものだろうかと!
そこでもう一台、製品化を目的として作ってみようと考えております。

内部抵抗が低く、もともとのひずみも少なく、高圧(400V)を掛けられ、パワー20W以上出て、しかもダイレクト感のある直熱管300Bはやはりすばらしいと思います。
マスターズアンプとしては、やや高額の部類に入りますが、優れたパフォーマンスを発揮する日本製300Bも、お客様のリクエストがあれば採用できます。
こ期待下さい!
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=324


イシノラボ 300Bバランス・プッシュプル・パワーアンプ “MASTERS BA−218/OS”の開発検討

EL34によるバランス・プッシュプル・パワーアンプは3年経過のうちに好評に推移して、カスタム化したアンプも数台の製作を致しました。
そこで、今度は 300Bで実現しようと検討を開始し、このほど、やっと形になりかけております。画像に示すように、整流回路に2本も整流管を採用して、他の真空管アンプにはない L/R2電源方式としております。

300B の定評ある良好なサウンドと、整流管整流の整流ノイズや逆流期間のないスムーズな電源で、かなり優れたサウンドが出てくるような期待があります。
但し、パワーは 16W+16W程度に抑え、充分なロングライフが実現できるように致しました。まだ配線中なので、10月になりましたら完成報告出来ると思います。

そして、新開発Zバランス回路の新アンプの試作もシャーシケースが出来上がってきたので、注力しているところです。
とりあえずの試作機は、デザイナーの大友さん(熱心なオーディオファン)に3週間前に送ったところ、益々好ましいパワフルサウンドになってきたとの報告がありました。

それでは、微力ですが、ご期待下さい。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=364

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4. イシノラボ製品の口コミ


イシノラボのパッシブプリアンプ到着 2016-04-30
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1767.html

待ちに待ち、やっと届きました。
部屋が暗くて上手く写りません、チャンネルデバイダーよりは横幅がやや大きいサイズで薄型、格好いいと思います。

パッシブ(受け身)プリアンプで、電源トランスのコアはパッシブプリアンプでは世界初のファインメット、フォノはMCトランスが内蔵されており、そのコアはスーパー・パーマロイです、詳細は分かりませんが、他にこの巻き方のトランスは存在しない特殊なものみたいです。

橋本トランスのMCトランスの製造担当だったOBの方と、長年にわたりノイズ対策を初め、研究しつくされており、どう考えても良さそうです。

ボリュームスイッチは最高水準のセイデンです。

イシノラボの平野さんは、もともと山水のアンプの設計製造者です、しかし山水にいた頃は会社のアンプであり、理想どおりに作れなかった様です。


今は自由に思いっきり作っていらっしゃる、そんな感じです。


実際千葉のIさんと聞きに伺った時も、予約を入れた時「大したことなかったら、大したことことないと正直に言って下さい」とお話になられました。


色々聞かせていただき、セッティングがあれほど酷いのに音の良さに驚き、総て注文することを即決しました。


穏やかで物凄い自信があり、懐の深い方です、会えば誰でもその魅力に引き付けられると思います。


今は基本がしっかりしたウエスタンスピリッツのシステムに、この本物のプリが繋がったらどんなレベルになるでしょうか。


繋いで直ぐは慣らしてないので位相のずれた様な変な音でした、ですがこれは想定内です、やはり七十二時間を経て、二百時間も経て、千時間鳴らさないと真価は分かりません。


ウエスタンスピリッツは鳴らすのを二十四時間止めないので、千時間はすぐにならすことが出来るのです。

ウエスタンスピリッツならば約五週間です。


それにしてもなんという身のつまった広い帯域なんだろうか?
普通のトランジスターアンプでは帯域が広くなると音は薄くなりますが、イシノラボのプリアンプは音が濃厚で、まるで真空管アンプを思わせます。


ならし初めて三時間程で柔らかになって来ました、丸三日間鳴らしたらまた blog にて公開致します。

しかし、良いものは最初から良いですね、音質を劣化させるトーンコントロールやバランスツマミは一切ありません、端子はフォノ以外は総てスイッチクラフトでつけて頂きました。


それにしても、このMCトランスは別格です、ヘッドアンプの様にクリアー且つパワフルで、聞いていて思わずうっとりします。


しかし、歪みや付帯音は一切ありません、やはり今まで使ってきた古い中古のプリアンプは、部品や半田や端子が経年変化で駄目になっていたのです。


イシノラボのパッシブプリアンプは別格です、今まで良いと思っていたパワーアンプがもうついて来れません、後三台のパワーアンプも即注文しました、もう間違いありません。
これから鳴らし込む内に更なる別の顔を見せてくる事でしょう。
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1767.html


イシノラボのパワーアンプ
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1793.html

写真はまだ見積り段階のイシノラボさんのスケッチの状態です、写真の一番上にあるのは、アンプを上から見たスケッチです。


CROWN の D‐45 や D‐70 を思わせる薄型アンプでセンス抜群です、多分、CROWN の様にトランスが唸る事は一切ないと思います。


今までもスケッチと同じものが正確に出来上がって来たので、このデザインに間違いないでしょう、後程ご連絡があり、大きなトランスと大きなケミコンを入れたいとの事で、3p殆ど横巾が大きくなるみたいです。


依頼したのはマルチシステムなので、低音用の 50+50W が一台、後二台は中音用と高音用の 30+30W が二台で、合計三台です、30W 二台は多少横幅が小さい様です、しかしこちらも後程連絡が来て、放熱のキャパを上げたいから、3p程ケースを大きくしますとの事です。


低ノイズ低歪みの高音質設計で、とてもスペックに優れたものです。


今まで依頼したイシノラボさんのサウンドからして、もう答えが出たようなものだと確信致しました。


今の音はどんな感じかと申しますと、極めてロスが少なく、楽器が小さく定位し、雄大なところも兼ね備えており、何時間でも音楽に浸っていられる、録音されたそのものを自然に余すことなく色付けなく再生している、そんな感じです、神秘的で、とてもいかすセンスの良い奥ゆかしい good なサウンドです。


ただ奥行きがあると感じるのでなく、本当に楽器それぞれの音に前後左右上下にしっかりと距離があるのです、立体的なので音が掴める様な錯覚を起こします、特に小音量時の音は素敵です。


そして、音と音の間の空間の表現が素敵です。


この様なプリアンプやチャンネルデバイダーを私は初めて知りました。


日本全国のウエスタン党や、自作真空管アンプマニアも唸る位の音です、アンプはパワーの差ではない質である、本当にそうでした。

特にプリアンプに内蔵のスーパーパーマロイのMCトランスは、ジャズを聴くとパワフルで勢いと繊細さを感じ、クラシックのバロックを聴くと、その弦の音に思わずうっとりします。


本当にオーディオの前から去るのに勇気がいります、でもこれって凄い事です、所詮は再生音ですよ?普通は飽きます。


やはり熟知された方が真剣に作ったならば、この様になるのです、世の中には本当に凄い方がいらしたものです、正にプロ中のプロですね。


回路が素晴らしいだけてはないのです、使う部品やキャパシティーを含めて帯域バランスを理解してないとこうはなりません。


更に素晴らしいのは、トーンコントロールやバランスツマミが存在しないところです、私は特にバランスツマミが大嫌いだったのです、使わない割には接触不良が多いのです。


またバランスツマミは、使っても効果は殆ど期待出来ません。


チャンネルデバイダーのレベル調整もプリアンプのレベル調整も、普通のUカーブのボリュームでなく、最高レベルのセイデンのスイッチです、しかもチャンネルデバイダーに至っては、レベルが 1dBステップです、大体のユニットを、しっかり手を組ませ合わせる事が可能です。


しかもプリアンプに至っては、電源トランスがファインメットコアです、10年位前までは高額で手が出ませんでした。


歪みが少なくクラシックホールの、広さや後ろの壁の材質迄分かりそうな勢いで、広がりや S/N は化け物の様です。


さりげないので、それらもこちらに押し付けてくる様な事は一切ありません、これが本物です。


聞こうと思えばしっかり聞ける、しかし、聞き流そうと思えば、まるでBGMの様に、サラリと聞き流せる、こんな素敵なアンプは他にはありません。


ボリュームを上げてもうるさくならず、ボリュームを最低にしても、音は全く痩せない、理想のアンプなのです。


後見積もりのパワーアンプ 三台が完成したらさぞや素敵な音になるでしょう、後はこちらの技量だと思います。

楽しみです。
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1793.html


イシノラボ 一聴の価値アリ 2014年03月30日
http://blog.goo.ne.jp/mi0318/e/29a6ec7a17a5ac34eb989a1e982d23db

2月1日に注文してたイシノラボの受注生産のプリアンプとパワーアンプが本日届きました。

プリアンプは、

バランス型トランス式パッシブ・プリアンプ MASTERS CA−999FBN/AC
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ca-999fbn_ac.html

という型名のパッシブプリで、パッシブなので、電源はありません。 つまり電源コードやクリーン電源などにこだわる必要はない、ということです。


パワーアンプは SANSUI のアンプにも使われていたMOS-FETを使用した

フルバランス増幅モノラル・パワーアンプ BA−999ZB/M
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-999zb_m.html

というモノラルパワーアンプで、プリパワーともイシノラボのオリジナルブランド製品です。

バランス伝送&増幅にこだわっているところ、パッシブなのにゲイン+6dBなところなど、なにやら良さそうな予感が購入の決め手でした。

まずは、パワーアンプのみプリに C-3800 を使用して PL300 を鳴らしてみましたが、PL300 をしっかり鳴らしきってくれる上に、今まで聴こえなかった音が聴こえるようになりました。中・低域の量感もいい感じで、素性はかなり良いようです。


次に、D/Aコンバータに DAC2 HGC を、プリアンプに CA-999FBN を使用してパワーアンプ含め、クリーン電源に接続して聴いてみました。

ちなみに、D/Aコンバータとパワーアンプ 2台での消費電力はこんな↓ものですが、

パワーアンプや D/Aコンバータの電源ソースも、クリーン電源が効果抜群のようで、一聴の価値アリといえるハイレベルな音質でした。


(5/26追記)
パワーアンプ BA-999ZB/M で、PL300 クラスの中型ウーファーは楽に駆動できたので、今度は大きめのウーファーを装備したスピーカーを鳴らせるか、試してしてみました。

なお、差向いに置いているのは、細いスピーカーケーブルは 1mのものしか手元になくてスピーカーまで届かなかったからで、他意はありません。


スピーカーは、

左:Trio LS-400(30cmウーファー)
手前:Victor SX-521(31.5cmウーファー)
奥:DIATONE DS-205(20cmウーファー)


で試してみましたが、(↓(Technics A3)には敵わないものの)楽々と駆動できるようで、特にSX-521とのマッチングは抜群でした。


組み合わせたプリアンプのゲインが高め(18dB)なのも駆動力 UP に一役買っているようですが、相性としては PL300 や DS-205 とは(中域の量感がもう一つで)合わないように思います。
http://blog.goo.ne.jp/mi0318/e/29a6ec7a17a5ac34eb989a1e982d23db


山水のアンプと云うと、名門と呼ばれブランドが神格化されて一人歩きを続け、日本のオーディオ界隈では殆ど「神」の如き扱いなのですけれども、山水って戦車のような物量級、超弩級アンプという、いわば(小型薄型シンプルおしゃれ指向・・・という)私の感性とは、ある意味で対極にある日本的思想のど真ん中にあるアンプと言って良いかも知れません。

似たような高級アンプメーカーの Accuphase、LUXMAN なんかは今でもその道をひたすらブレずに歩んでますよね。アンチ戦車と云いつつ、それぞれの音には魅力があって好きなのです(笑)・・・ぶれないは正義!

サンスイって、良くも悪くも80年代の日本人の、物量投入と職人芸的、技術的な価値観が際立っていたアンプメーカーだなぁと。

そういや昔、ピアノの先生の所に高級プリメインアンプの AU-α907 がありまして、私はどうにもその音が気に入らなくて、QUAD66 やオーラデザインなどのイギリス製のアンプ(というかシステム一式)をお薦めしていたのですが、所謂ご主人が決めたものなのでリプレイスならず・・・てへぺろヾ(=^▽^=)ノ♪


わっちが思うに、サンスイ(・・・ナカミチも)がオーディオメーカーとして早くに衰退してしまったのは、ブランドイメージと音質とのギャップが少しばかり開きすぎたからなのかな?なんて爆弾発言してみたり。

もちろん、経営が下手くそだったとか、宣伝が下手だったとかはあると思うのですけれども、なんというか、サンスイのアンプは極端に技術系の人に好まれるというか、裏を返すと音楽愛好家の方を向いていないというか、サンスイのアンプが好きな方々って、音楽以前に機械が好きって方が多い印象(ほぼ偏見)。

アンプの回路が魅力的で、物量投入されていて豪華なのにまっとうな価格で、ブランドイメージを過剰演出した、いかがわしい高級感が無い。
そんな日本人気質の質実剛健さが、理系の人々のコアな支持を集めていたのかな〜なんて(^^;

逆に云うと、同じく元がアンプ専業に近いマニアックなラックスやアキュフェーズと比べてしまうと、ブランドの訴求力と音質的な魅力・・・蠱惑感が不足していたように感じます。


コメント

1. フラジール July 21, 2014 00:35
最近僕はサンスイの元アンプ技術者の方が独立して起業したイシノラボさんにアンプを作ってもらいました。(ここは全てのアンプがハンドメイドです)

アンプは神レベルの s/n 比で音楽性はジャズ、ボーカル物が至高です。(ここの入門アンプでも)

ロジャースあたりの裏話もあるので、サイト覗くのも面白いですよ!


3. pastel_piano@管理人療養中♪ July 25, 2014 17:52
フラジールさんってたしかAH!を使われてましたですよね?
あらためてイシノラボさんの御紹介ありがとうございます(*^▽^*)。
サンスイのアンプ修理もしてくれるのですね。
品質の良い小さな製品をハンドメイドしてくれるガレージメーカーは、個人的にも応援したいです。まだ一部しか読んでおりませんが、サイトを拝見していて欲しくなりました(笑)
音質は所謂サンスイをどこか彷彿とさせる音なんでしょうか?
ハイクオリティパーツを厳選していて、もっとシンプルストレート思想の製品に見受けられますけれども。


4. フラジール August 05, 2014 01:03
私は

「プリメインアンプ MASTERS AU−900L/HP」
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-900l.html
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?cat=58

を購入しました。音質ですが、なんとなくクラシックには厳しいかも?

でも、他の大手日本メーカー製より全然聴けます。私はジャズに興味があまりなかったのですが、ユーチューブ音源のジャズを良く聴くようになりました。
フェラーリの排気音のようなスコーーンと抜ける高音が最高です。金管楽器やボーカルが気持ち良く聴けます。邦楽で歌唱力のある人の声が良く通ります。
基本リアルサウンド指向ですから、邦楽(主にアニソン!)・ジャズ・PCゲーム・映画鑑賞用になっていますね。でもアナログレコードのクラシックはいい音なんですよね(謎

AH! は、
ミィステルIA11
http://audiolab.co.jp/bachkogei/tubeamp/ia11.html

を買いました。案の定輸入取り扱いをやめましたね(泣)
音質・デザインは気に入っています。ただ最近トーンコントロールのついた真空管アンプがこの記事を読んで欲しくなりました。
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/52097358.html

ここに、オーディオマニアが音楽ソースで機器に不満が出る答えがある気がします。


5. pastel_piano@管理人療養中 August 07, 2014 05:23

>フェラーリの排気音のようなスコーーンと抜ける高音が最高です。

これイイですね!
(*^▽^*)ストレートでタイムアライメントにズレの無い音って感じでしょうか。
日本の大手メーカーに限らず録音ソースの持ち味をなるべく味付けせずにストレートに伝えてくれるアンプってなかなか存在しませんので。

AH! は取扱終了ですか〜。
何かもうそろそろ代理店のサポートの在り方が変わって、国際的にメーカーとユーザーが直接製品を取引したり保守サポートするような時代になっても良い気がします。

トーンコントロールは・・・うちは CREEK のアンプに付いてますけれど、マスタリングが極端におかしい CDで仕方なく使う感じです。音の純度が落ちなければ常用しても良いのでしょうが、そこまで質の良いアンプはなかなか無いですからね〜。
最近はスマホのサウンドプレーヤーや DAPデジタル段でいくらでもバランスを弄れますので、むしろそちらを重宝しています。


6. フラジール October 25, 2015 01:38
私のイシノラボのアンプは電源コードを変えたからか、エージングが進んだからかわかりませんがクラシックも含めオールジャンルすっごく音が良くなりました。
本当にクラシックコンサートに行くのと遜色ないです。
チケット買うのを迷うようになりました。


7. pastel_piano@管理人 October 25, 2015 13:05

電源コード・・・ちなみにどんなやつに換装されたのでしょうか?

>クラシックコンサートに行くのと遜色ないです。チケット買うのを迷うようになりました。

これは羨ましい。。。うちは・・・コンサートから帰って直ぐに同じ演奏家の演奏を再生すると・・・やっぱり色々嘘くさくて少々悲しくなるかも。ヴァイオリンの倍音とかも足りてないですし、ピアノも根本的に低域が足てりないんですよね。足りたら足りたで家庭内で使うには厳しくなってはましいますけれども。。。


8. フラジール October 26, 2015 18:08

電源コードは Ortofon PSC-3500XG Silver と AH! AC Direkt KB10 です。
イシノラボのアンプには Ortofon の方がマッチしていました。

さすがにコンサートに行くのと遜色ないとは言い過ぎでしたが、臨場感はかなり近いです。
個人的に

AH!ミィステルシリーズ
http://audiolab.co.jp/bachkogei/tubeamp/

の音楽性とイシノラボのアンプの駆動力があるアンプが欲しいです。
FM ACOUSTICS とか買えればな〜なんて思ったりしますが実際の音質はどうなんですかね?一回試聴だけでもしてみたいです。


10. okayamada November 17, 2015 03:02
はじめまして、横から失礼します。私もイシノラボのmastersを愛用しています。
他のアンプは知らないので、比較はできませんが、s/n レベルは良く、音量を絞っても音楽の細部がよく伝わってくるように思います。
私の構成は、イシノラボのトランス式パッシブプリ に、同工房のAU-900X(ボリュームレスにカスタマイズ)を組み合わせています。自己責任になりますが、鉛蓄電池も試せるようにカスタマイズを依頼しました。
http://www.audiostyle.net/archives/52042989.html


アンプは電源。を再確認
スムーズにもほどがある。 2012年12月8日
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2012/12/8_sumuzunimohodogaaru.html

私がオーディオに興味を持ち、最初の仕事にしたきっかけは、友人宅にあったオーディオセット。

これはその中の一つ、Sansui AU-D707

個人的には後継の「F」が欲しかったけど結局手に入れる事はかなわず。。

去年の今頃に再燃したオーディオ熱ですが、冷める事も無く、エスカレートの一途をたどっています。


しかしながら、しがないリーマンの身。


予算も時間もそうそう割ける訳でもなく、プア・オーディオライフをチマチマと楽しんでた訳ですが、松本の友人とのやり取りの中で、あるアンプ屋さんのブログの記事が話題になりました。

オーディオのイシノラボどっとこむ - 店長のブログ
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/

ん?元SANSUIの方?
ん?うちのすぐ近く?

こ。。。これは。。。

という事で、予算の工面をしながら待って待ってまって、本日工房にお邪魔して参りました。

(どんだけ気合い入れてるんだか。。)

実のところバランスアンプ

フルバランス・プリメインアンプ MASTERS AU−999ZB
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-999zb.html

にめちゃくちゃ興味があったんですけど、完全に予算オーバーなので、シングルアンプを聴かせていただきました。

プリメインアンプ MASTERS AU−890L
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-890l.html


うちとはスピーカーがまるで違う(工房ではタンノイのモニターで聴かせていただきました。)ので、しばらく脳内補正全開。w

いやはや。ハイエンド機器にありがちな気難しさも無く、繊細さも優しさもパワフルさもあるし、ジャンルは選ばないし、流石の一言しか浮かんできません。


いくら出力を欲張らないと言っても、残留ノイズ 0.1mVを切る技術と併せて、社長の経験と人柄が現れているようです。


とにかく聴いてて楽しい。

社長と色々お話ししながら持っていった CD 一通り聴かせていたところで、余興にどう?と聴かせていただいたのがバッテリードライブアンプ。

コンパチブル・プリメインアンプ MASTERS AU−700BD
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-700bd.html

。。。。。。。。。。

言葉なくなっちゃいました。
「何が違うんでしょう?」というのがやっと。

いや。私とて技術屋の端くれ。電源がきれいな(ノイズが極端に小さい)のはわかりますし、鉛バッテリーの強力さも知ってますし、現役時代から「アンプは電源」と言って憚らない人でした。


今、この文章書きながら聴いてるおまけアンプもバッテリー駆動です。


だけど、電源回路含めてあれだけ丁寧に作られたアンプでさえ、遥か彼方に置き去って来たような感覚。。


とにかくスムーズ、無理が無い、楽しい。


ACでは越えられない壁を見ちゃった?


アンプ側の回路が素直なので電源の違いを反映しやすいのかもしれません。
こういう高品質な回路使うとスイッチング電源とか目の敵にされるよなぁ。と思ってもみたり。

890Lの音はある意味「想定内」でしたが、バッテリードライブの方は完全に想定外でした。
帰りに郵便局に寄って郵便物受け取ってくる予定をすっかり忘れて帰ってきました。
発注する仕様とバッテリーをどうするか悩んでます。w
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2012/12/8_sumuzunimohodogaaru.html

祝! イシノラボ特注アンプ完成
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2013/2/12_entori_1.html

ウルトラローノイズアンプをバッテリードライブ 2013年2月12日
1月に入り、イシノラボに注文していた MASTERS アンプが仕上がったとの連絡を貰い、1月12日(土)に引き取りに行ってきました。

購入したのは、AU-890L/BTcustom という特注アンプです。
内容的には、

プリメインアンプ MASTERS AU−890L/T
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-890l_t.html

から AC電源を外して、バッテリードライブ用にDC入力にしたものです。

出力 8W+8W(8Ω)
サイズも出力もかわいいですが残留ノイズ20μVと、とんでもなく小さく、更にマッチングトランス内蔵で、歪率、ノイズ共に測定限界以下になります。
しかも、バッテリードライブ。
レバースイッチと木製のノブがいい味出しています。

バッテリードライブなので電源電圧が+ー12Vになり、最大出力がノーマル AU-890Lの 12W+12W から 8W+8W に下がります。


これでも 86dB/Wm のフルレンジでも、曲によっては床と壁がビビりまくる程の音圧が出ます。


また、 インピーダンス比 10:1 のマッチングトランスも付いていて、マッチングトランス使用時は最大 0.8W+0.8W ですが、 普段遣いには全く問題ありません。


(ちなみに、私は、90dB/Wm 以上のスピーカーにトータル 3kW以上入れても音圧足りねぇ。。なんていうライブイベントの SRオペレーションもしています。モノは適材適所ということです。)


MASTERS アンプの特徴の一つは、とにかくノイズが小さいことです。


我が家のスピーカーでは、耳を近づけてもノイズが聞こえません。w


フルボリュームにしてやっと中華 DACのノイズが聞こえる程度です。

AC電源ではなく、鉛バッテリー(2個)での動作です。

音は、以前書いた通りですが、工房でバッテリードライブに切り替えたときの驚きに加え、わが家で聴いたときに感じたのは、静寂の中から立ち上がってくる音、静寂に溶け込んで消えていく音が澄んでいて気持ちがいいことや、一つ一つの音が明瞭で、このCDにこんな音が入っていたのか?と改めて曲を何度も聴き直してしまうほどです。

今回私が使ったバッテリーは、激安中華シールドバッテリー(12V8Ah)です。
カタログデータでは内部インピーダンスが 19mΩ(1kHz)とあります。
1.25SQ(16AWG相当)の電線の抵抗が 15mΩ/1m程度ですから、電線 1m+スイッチ程度の抵抗(インピーダンス)しかありません。

一般的なトランス電源の場合、数100m〜数Ωあり、大容量のブロックケミコン(デカップリングコンデンサ、キャパシタ)に一時蓄電することで見かけ上のインピーダンスを下げています。
また、トランスを通して、電源ラインのノイズも流れ込んできます。
これは高性能(大容量)なトランスであればあるほど(電源ラインのインピーダンスが下がり)流れ込むノイズの電流も大きくなります。
しかし、バッテリーは、もともとノイズとは無縁であり、低い内部抵抗とあいまって、充放電電圧が消費電流によらずほぼ一定を保てることから、充電しながらでも電源ラインのノイズの混入が極小に抑えられることと、大電流を安定して供給することが可能です。

特にコンデンサのように一時的ではなく、連続して電源インピーダンスが低く保たれることが効果的な様子で、(私は情緒的な表現はあまり好きではないのですが)どんな低インピーダンスのコンデンサを使ったとしても敵わない、生き生きとしたサウンドになります。
こうなったらソースもDC化したい。
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2013/2/12_entori_1.html

「I」さんはこのほど「イシノラボ・チャンデバ」を導入されたそうで、その試聴結果が届いた。


イシノラボ・チャンデバ導入し約2週間経ちました。その試聴状況です。

             

CDP    DENON DCDー1650SE
プリアンプ   DENON PMA−2000AE(プリメインアンプ)のプリ部
チャンネルデバイダ   イシノラボ   MASTERS CD−300M(12㏈/oct固定)
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/cd-300m.html

SPユニット・パワーアンプ・クロスオーバー周波数
  低域 130A用  ラックス MQ68C ハイカット 700Hz
  中域 LE85用  ヤマハ MX−1   ロウカット 800Hz  ハイカット 10KHz
  高域 2405用  ヤマハ MX−1   ロウカット 8kHz

クロスオーバー周波数は、以前のベリンガーでは800Hzと8kHzでしたが、今回は低中を少し離し、中高を少し重ねるように調整しました。

その結果は・・・いいです。「音が」ではなく「音楽」がとてもいいです。


ベリンガーでも大きな不満はありませんでした。ただ、なんとなく静的に過ぎる。換言すると、「音場再現性はあるが音像がやや平面的になる」ところが気にはなっていました。

イシノラボに入れ替えて、その部分が改善されました。結構大きな変化です。


今は時間があれば、ジャズとクラシックのCDを交互に聴いています。

普段敬遠気味のベートーベンも抵抗なく聴けました。クロイツェルソナタ(パールマン・アルゲリッチ)、ピアノソナタ30番から32番(バックハウス)です。素晴らしい。

今はオーディオ的な聴き方を意識しないで音楽を楽しく聴くことができます。このような状況はあまりやってこないでしょうから、しばらく、この感覚のまま行こうと思っています。

以上のとおりだが、このイシノラボ・チャンデバのお値段を伺ってみると、何と87、480円(モノ×2台分)で超安いッ。昔のJBL愛好時代の自分なら即座に飛び付くのだが・・・。

ところで、この良心的なイシノラボ代表の平野さんという方はタムラ製作所やサンスイなどに勤務されオーディオ全盛時代の貴重な思い出を「日本オーディオ史」としてネットに投稿されている。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/cd06b3fd1eb8c22626d8823bc61c45d2

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5. 平野紘一さんとウエストリバーアンプ


WestRiver ウエストリバー アンプ (クラシック向きで JBL には合わない様です)

プリアンプ(高帰還アンバランス型)
EC-1H
EC-2HNEW

パワーアンプ(高帰還コレクタホロワ型)
E-5H
E-10H
E-30H
E-50H

・ヘッドホンアンプ
https://west.wramp.jp/


ウエストリバーアンプ 2ch.net
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1436608366/

ウエストリバーのアンプについて語ろう
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/pav/1098454830/

WEST RIVER〜ウエストリバー〜その1
http://hifi.denpark.net/1138024363.html


1644 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Fri Jan 1 00:00:00 JST 2016

謹賀新年 2016

 皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年はハイブリッド化および高スルーレート化のアップグレードを実施し、多くの方にご好評を頂きまして「新しいWRアンプは革命的である!」
と言う名誉あるお言葉まで頂戴する事ができました。

 長年の懸案事項でありましたピアノの異常音は殆ど姿を消し、ほぼ完璧にピアノ再生ができるようになりました。再生の一番難しい楽器はピアノである言っても過言ではないと思いますので、他の楽器の再生も全く問題なく再生できるようになったはずです。WRアンプはほぼ完遂されたと言っても過言ではないかも知れません。

 基礎的研究は半世紀も前にスタートしておりましたが、WR アンプと言う商品を初めて開発したのは多分1997年頃だと思います。
大学時代の友人であった平野紘一氏に頼んだのがその切っ掛けでした。
私は大学に残って学問的にオーディオを研究し、彼は一流のオーディオ会社に就職して実践的にオーディオを研究したのです。その間は、浅からず深からずと言うお付き合いを続けていました。

 1998年にベンチャー甲子園に出場した時にも彼のサポートのお陰で優勝でき、WRアンプが世に出る第一歩になりました。その後、WRアンプはラジオ技術の編集部の扱いで細々とご希望の方に頒布させて頂いておりましたが、彼がマスターズとして独立してアンプ製作を行うようになってからは、マスターズを通じて WR アンプは皆様の手に亘る事になったのです。

 一時は基板製作から出荷まで、全てをマスターズに託していた時期もありましたが、私が定年になりなるべく私自身が製作に関与すべきだと考えて、手始めに基板製作を私が行うようになりました。この期間が一番長く続き、つい最近までこのスタイルで WR アンプは運営されて来ました。

 しかし、何事にも始めと終わりがあるように、2016年から殆ど全てを私が行う事となりました。
デザインシャーシの供給だけは従来通り行われますので、お振込み口座を除いて皆様には特段の変化はありませんので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
従いまして WR アンプに関する事は修理を含めてまして全ての窓口がウエストリバーになりますので、ご承知置き下さいますようにお願い致します。

 お互いそれ相応の歳になり、他人の事に気を遣いまた責任を負うのが辛くなってきたと言うのが正直なところだと思います。今後ともウエストリバー、マスターズを共にお引き立て頂きますように、心よりよろしくお願い申し上げます。
http://west.wramp.jp/datawr35.html


1646 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Mon Jan 11 11:00:00 JST 2016

WRアンプをお使いのユーザーのみなさまへ

 新春独立製作第1弾は WR アンプとして初めて Ε-5H をお求めになる方で、目出度く9日に納入されました。
その際、お買い上げの御礼を兼ねて、以下のような WR アンプを使うに当たって目を通して頂きたい事をまとめた文書を添付させて頂きましたので、既知の事ばかりですがユーザーの皆様にも一応ご披露しようと思います。今更ですが、ユーザーの皆様に置かれましてもどうか初心に帰ってお読み頂ければ幸いです。


WRアンプをお使いになる前に

  この度は WR アンプをお買い上げ頂き大変ありがとうございました。
WRアンプを有意義にお使い頂く為に、以下の事に目を通りして頂き、なるべく励行して頂ければと思います。

 1.付属の WR 推奨の電源ケーブルのプラグの極性は、確定していないようなので、こちらで1本1本テスターで調べてアース側に青のマーカー線を入れてありますので、これを壁コンセントの長い切れ目(地中アース側)に入れてお使い下さい。

 2.アナログ系とデジタル系は、なるべく別のコンセントから取るようにして下さい。
 テーブルタップを使う場合は、プラグとタップはパナソニック電工製が無難です。
 電源ケーブルには、MITSUBOSHIスターソフトかM-ONAMBAソフトをお使い下さい。
 決してOFC 系のケーブルやタップなどを使わないようにして下さい。

 3.電源電圧は東京電力の誤差範囲内(95V〜107V)であれば問題はありませんが、絶縁トランスなどをお使いの場合は、それを逸脱する可能性がありますので十分にご注意下さい。適正電圧を越えた使用による故障は保証対象外になる事があります。

 4.信号用ケーブルにはOFC 系でない極普通のものを使うようにして下さい。
 またRCA ピンプラグの内部構造にも注意して下さい。ピンの先(上方)から内部を覗き込んだ時に見える、外側(アース側)とピンの間の誘電体が丸々見えるものが良いようです。
 外側の金属がピンの方の張り出しているものは、プラグのインピーダンスが低くなりミスマッチングを起こす度合いが大きくなると考えられます。

 5.WR パワーアンプは原則的に WR プリアンプとセットでお使い下さい。
他社製のプリ又はパワーアンプと組合わせた場合は、最高のパフォーマンスは望めませんので、WR アンプ入門時点では仕方ないですが、将来的にはなるべく揃えるようにお願い致します。

 パワーアンプのボリウムは全開とし、プリのマスターボリウムで音量を調節するようにお願いします。マルチの場合はこの限りではありません。

 6.スピーカーケーブルにもマッチング抵抗付きのWR推奨のケーブル(作り方はHP参照)を使うようにし、OFC系のものは絶対に使わないようにして下さい。パワーアンプのスピーカー端子にもマッチング抵抗は付けてありますが、アンプ側とスピーカー側の両端でマッチングを取るとより効果的です。
                                     以上


 1については、過去に掲示板でもお知らせしてありますが、WR推奨のSHINAGAWA のケーブルはプラグの向きが一定ではありません。その為、極性が逆になる事も考えられますので、アース側に青ペンで印を付けて発送するようにしました。過去に受け取った方は、テスターで確かめるか検電器で調べて、プラグを正しい向きにコンセントに差すようにして下さい。

 2につてはオーディオの基本だと思いますが、アナログ機器もデジタル機器も同じコンセントから取ると、電源を介してデジタル機器のノイズがアナログ機器に混入し易くなります。ご注意頂きたくお願いします。テーブルタップは自作に限ります。MITSUBOSHI か M-ONANBA のケーブルとパナソニック電工の普通のテーブルタップでお作りになると良いと思います。PC用は使わない方が無難です。

 3については、これまで殆ど言及して来ませんでしたが、絶縁トランスなどの中には出力電圧に無頓着なものが存在しています。パワーが出るとか迫力が増すとか、そんな理由で出力電圧を上げてお使いになるのは絶対にお止め下さい。WR アンプは例外(ΕC-1H等)を除いて安定化電源で供給されていますから、出力電圧を上げてもパワーアップにはなりません。安定化電源に余計なストレスが掛かるだけです。

 我が家の商用電源電圧を測って見ると、かなり 100Vに近い事が多いです。低くても 98V 以上はありますし、高くなっても 102Vを越える事は滅多にありません。一度、ご自分の家の電圧を測定して置くのも悪くないと思います。一般のテスターはデジタルテスターを含めてもそう高額ではありませんし、オーディオをやる以上1台くらい持っていたいものです。

 もう一つ、危険防止と言う観点から申し添えたい事があります。それは夏季の室温です。概略 28℃以下で快適に音楽をお楽しみ頂ければと幸いです。WRアンプは安定化電源を積んでいる関係で、非安定化電源式のアンプに比べて平均で 1.5倍以上の発熱がありますので、なるべく涼しい環境でお使い頂きたくお願い申し上げます。

 4については、これまで口を酸っぱくして申し上げて来た事ですが、音を整える為のOFC 系のケーブルは必要がないばかりか、折角の生きた音を殺す事になり兼ねません。使用を控えて頂きたくお願いします。また RCA ピンケーブルも音を弄ったものが多いようですので、十分にご注意下さい。それだったら、寧ろ安価な赤白ケーブルの方がまだマシです。

 ピンプラグの内部形状ですが、WRアンプの入出力インピーダンスは高周波で75Ωに近付くようになっています。アース側の金属がピンの方に張り出しているものはプラグのインピーダンスが75Ωより低くなる可能性が高く、大きなミスマッチングを起こす可能性があります。ケーブルの理屈は、先ず伝送線路理論に依るべきであると私は考えています。75Ω同軸ケーブルは何処でも容易に入手可能です。

 5については掲示板でも「プリ効果」と言う事で何回も言及してきました。特に最新の ΕC-1H はその効果が高く、百万円オーダーもする著名なプリよりも、良い音になると言う評価を頂いております。
高々 12,3万円程度のプリだと見くびらないで頂ければ幸いです。
そこまでは出せないと言う方には WRP-α9 があります。

 6については、RCA ピンケーブルと共通した問題があります。MITSUBOSHI などの特性インピーダンスをほぼ120Ω として、WR アンプはスタート時点から出力端子に120Ω を付けて来ましたが、コストダウンした新型アンプからは省略していました。しかし高スルーレート化アップグレード作業にこの点検を含め、無いものには必ず付加しています。勿論、新規アンプにも付けるようにしています。ご心配の方は高スルーレート化アップグレード作業を受けて頂ければと思います。

 以上、WR アンプを使うに当たっての肝の部分を改めて書き記して見ました。
今一度、点検して頂ければ幸いです。
http://west.wramp.jp/datawr35.html

イシノラボどっとこむでも販売していた West−River ブランドのホームページです。
http://west.wramp.jp/

イシノラボ/マスターズは、製品企画・製作で全面的に技術協力していました。

イシノラボ/マスターズの工房では WRアンプ は、WRC−α1MKU,α3FBのプリアンプ,WRP−α1MKUを常設してあります。
PR 中の MOSFET 搭載の γシリーズアンプもリクエストくだされば視聴できます。

WR アンプに関しては、じっくりとお聴きになりたい方は主宰者の川西さん宅で視聴なさるとよろしいと思います。京王線沿線の八王子市ですから、こちらより便利なところです。

2つの特許からなる NRL Circuit Technology により、理論的な解析による高周波(デジタルノイズ)対策が可能となりました。デジタル機器の普及に伴い電磁環境が悪化した現代にこそ、真価が見直されているアンプです。
http://www.ishinolab.com/modules/weblinks/singlelink.php?lid=6


2015年 01月 04日
ウエストリバー・アンプの設計者は元電気通信大で教鞭をとっていた、川西哲夫 先生で基本設計と基板の製作を行います。
その後 かつて川西氏と電気通信大で同期だったサンスイで幾多の機器の設計製作に関わった現イシノラボの平野紘一氏が全体の製作と調整を行う、分業体制をとっています。
重要なのはこの設計者(川西氏)が完璧なオーディオマニア(良い意味での)でなお且つ尋常では無い程の音楽マニアと言う事です。

そしてWEST RIVER のアンプが いかにしてリアリティーを持ちつつ音楽を楽しく聴けるかに重点を置き、設計しているという点にあります。
まさに「音楽的快楽とオーディオ的悦楽の融合」を目指して設計されたアンプなのです。
http://flashdaiyo.exblog.jp/23513802/


536 平野紘一さん(マスターズ代表) Wed Nov 22 13:56:48 JST 2006

 川西さんとは大学1年からのお付き合いで、私は

タムラ〜学校戻り〜山水入社〜会社設立〜・・・

と言った人生をたどっておりますが、川西さんは会社勤めは経験していないはずです。
川西さんとの連携は1990年以降、川西さんが何とかWRアンプを世に出して問いたい!、製品のかたちにしたい!と考えていた頃からです。

 サンスイはご存知のように、日本マーケットでは製品の供給がない、悲しい状況が続いております。サンスイアンプの最後の部分では短期間お手伝いをしたのですが、既に日本資本ではなく、現状に至っております。
 
 サンスイのサウンドポリシーはサンスイからこのようにしたいと言って、出来たものではなく、AU−9500で、結果的にそうなったからだと思います。
一時、タンノイのSPをモニターにして、主としてクラシックソースで、サウンドチューンをしていた時期があり、この時期のアンプ売上は落ちました。特に評論家の皆様の支持が得られませんでした。
私が4chとか新型SPの開発をやっていた1975〜76年頃の昔の話です。

 AU−607/707から、ガッツ路線に変えようと努力しましたが、今から思うと、やや不充分だったと思います。しかし、現在、聴いてみると、瑞々しいサウンドで悪くはなかったと思っております。
ダイアモンド差動回路のシリーズから、かなりガッツ路線が明確になりましたが、クラシックに向かないとの評価は当らないと思います。

 今後のオーディ史で触れますが、クラシック音源での評価に厳しいアドバイザーの方がいて、必ず、最終チェックで修正しつつ、ガッツなサウンドにしたつもりです。
私見ですが、今度のバランス入力対応の新型WRパワーアンプはサンスイの明るい、切れ味のあるサウンドに一脈通じるところがあると感じています。
 
 私のつたない掲示板はこれから、スーパーフィードフォワード、Xバランス回路と進んでいきますが、最終的に1982年頃に開発したXバランス回路が改良されながらサンスイアンプの最後を飾ったことは感慨深いです。

 WRアンプはバランス対応が整いつつあります。是非期待して欲しいです。バランス対応は、従来の負性抵抗キャンセル効果だけでなく、バランス増幅にその真髄があります。アキュフェーズさんはじめ、メーカーの皆さん、その効果にそれ程、気がついていないようですが、WRアンプをバランス方式にして聴くと、そのメリットがよく分かります。

 WRアンプでは今後、そのあたりを充分、理論で、サウンドで、発揮していきたいと思います。バランスアンプ方式は従来のWRアンプをアップグレードすることによって実現出来ますので、WRアンプユーザーの方を困らせたり、裏切ることは絶対ありません。
http://west.wramp.jp/datawr13.html


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West−River AMP WRP−α1MKU

音が生きている!これが WRアンプです!
基本から考え直した音楽のためのパワーアンプ誕生。
デジタル時代に最適な1台。

”WRP−α1”は AudioSpice ブランドでお馴染みのクエスト・アメリカ社とのコラボレーションによって、なお、一層すばらしい音質となりました!(2004.01改良型)

WRP−α1MKU(2004.01改良型)
《価格(税込み)》
  完成品(ボンネットなし):  ¥231,000(税抜き:¥220,000)
  完成品(ボンネット付):  ¥252,000(税抜き:¥240,000)

これ聴いた
相当よかった。
クラフトメードらしい音。疲れない、の一言に尽きる。
数ワットしか入力できないスピーカーをはじめ繋いだ。
2Wでけっこうでかい音量になる。そのスピーカーは弱いところがあって音もビンテージな鳴り方するけど聴きやすかった。
僕が使ってるのがウイアコS-1 なので 2WAY をつないでくれた。

ロジャーズ LS5/9classic(定価50万円⇒中古25万円)
これはスペンドールと区別つきにくかった。あのように、メリハリのない自然な弦楽の存在感、雰囲気をもっているタイプ。ブリティッシュスピーカー。ウイーンアコースティックは甘い音色で、輪郭をまとめたい意識があるような現代SPなのでタイプが違う。このLS5/9には、東京文化会館に前々日に行っていたというのもあるけどホールがスピーカーにフラクタルになって出てくるような心地を受けた。雲全体は大きいけど一部をもぎ取ってきても雲の形をしている。
今やBBCモニターシリーズの貴重な遺産だろう。というかこれを店の人は聞かせたかったんだろう。

次はVictorのSX-WD8(定価10万円)[URL]
木の振動板で響きに温かみはあるけどウエストリバーがもともとふんわかしているのでスケールダウンしただけのように感じた。解像度はそれほどでもない感じ。ウエストリバーはメタルコーンより、顕微鏡でみたらニューロンの繋がりみたいなパルプコーンとか、繊細で暖かい音をかもすユニットのほうがいいかもね。

WRP-α1MkII は目を引くところがないけどとてもそのままというか、狙いがないというか、素な音だった。ずっと聴いていて疲れない。粒子は細やかではなく滑らかではなく画素数でいったら131万画素ぐらい。でもそれぞれの画素が自然精神で生きている。
パーツは最高にいいものを使っているらしく外装にはお金をかけてないけど質がいい。
およそ個性というものがないけど。プリなしで鳴らせるというのもすごかった。
プリ使えばもっと色気出せるね。
値引きはしない。
高い定価で安くするのではなくこれがもとの値段なので引かれないとのこと。
注文を受けてから2週間から一カ月ぐらいで手元に届く。出荷数は少ないみたい。プリメインの WRI-β3 はわりと出るけど月に一桁のよう。

WRP-α1 パワーアンプは 25万だけど、これもいい。
グリーグのピアノ協奏曲を最後まで聴き終えたのだけどホールで演奏し終えたあとみたいな感覚でいた。ノニジュースやヤシの実ジュースを飲んだあとのように、自然に体があったまっていた。
LS5/9 と同様、生々しいというわけでなく、ホールのフラクタルとしてのものだった。
ROTEL は最高にうまくチューニングした感性に効く音だけど、ウエストリバーは企業的ではなくクラフトメードで、作られていない感が自然にある。素材で出してる。


帰りの電車でも響いていた自然な音。機械離れした音。
言葉はいつでもあからさますぎて、大切な光をすべて消してしまう。言葉にならないものは、「言葉にならないもの」と書くだけで言葉になってしまう気がする・・


それは本当にやりたいことか
それが本当に欲しいのか
本当にそれでなければだめなのか。

本当にそれを聴きたいのか
それを本当に撮りたいのか
本当にそれを食べたいのか
本当に吸いたいのか。

本当にそれが言いたいことなのか
本当に好きなのか、それは本当に忌むべきことなのか。

そう自問自答するとなにもなくなっていくときがある。

ROTEL はそんな哲学を感じさせる側で、実際なにも残ってないのはウエストリバーだった。
ROTEL はオーディオとしての本質を穿つサウンド。全体的に理念的で、徹底したシンプルな回路でピュア。ミッドファイながら解像は比較的しっかりしている。
ウエストリバーはここの部分をはっきりと聞き取りたいという種類の欲求には多くは応えないが、どんなスピーカーでも同じように体裁ない音で鳴る。地味に鳴る。
本当に魅了させるものがない。音場が広いわけでもないし値段の割に解像度も低いかな。
解像度とは原音をインフィニティとした場合のゲージ(目やす)だけど。
ウエストリバーはインフィニティをフラクタルとしている音なので、解像度というものは(低いが)気にする問題ではなくなる。
プレーヤーは Accuphase の DP67 か何かだった。自分は長時間リスニングで疲れるんだけど、デジタルの再生機だからというわけではなく、アンプのほうが原因の多くを占めるのかなと聞いたら「たぶんそう」だと答えた。
ウエストリバーは解像度は高くない(感じない)けど現代のハイレゾアンプのようにハイあがりなところもない。自分の使ってるものは AU-α907XR でそれは反対に海洋深層水のような自分好みの音色なんだけど疲れる音なんだ。
プリメイン WRP-β3 のほうはほどよい減り張りがあって音の輪郭もつややかだった。
やや結晶的サウンドで中低域などスカスカした感はあるが企業のプリメインのような楽しさがある。低域などにおけるふんわりしたものの厚みは WRP-α1 のほうがかなりある。ウエストリバーらしさがあると思う。
http://www.hikinik.net/camera/MINOLTA_DiMAGEX31_sampleimg3.htm


193 北条さん(会社経営) Thu Dec 30 20:28:58 JST 2004
確かに、ゼロ(WR)はクラシックというか生演奏に適性があるようです。
雅楽、和太鼓等も同様でした。
アルファ1 もそうでしたが、ゼロに比べるとリアルさに欠けます。


195 ミラージュさん(プログラマー・作曲家) Sat Jan 1 13:51:36 JST 2005
 同じ趣味を持つ友人何人かに聞き比べをしてもらいましたが、全く先入観無しで聞かせてみると、例外なく

刺激あるいは挑発する感じが少なくなった

という感想を口にします。 それと、

このアンプなら JBL よりタンノイの方が相性が良い筈だ、

という感想を別々の2人に言われたので、それがちょっと気になってます。

196 北条さん(会社経営) Sat Jan 1 18:49:58 JST 2005
仰るとおり、クラシック向きですから、JBL では合わないと思います。
使用しているスピーカーで、ユーザーの大体の趣向がわかるものです。
ジャズは JBL、クラシックはタンノイ、B&W でホールオンリーならタンノイ愛好者が多いですね。(事実、そのような傾向の音です)

なんでも聴く場合は、ヤマハの1000Mの使用者が多いです(私もそうです)。
アンプでモチーフとなる音は決まっているのですが、SP が変わると、その背景というか環境が変わりますので、モチーフ自体の印象もかなり異なってきます。
映像にたとえると被写体は同じでも、昼か夜か、晴天か雨天か曇天か霧がかかっているのか雪が降っているのかによってのようなもので、そのよさが最大限引き出せるものがベストと思います。

アンプの音を人と考えたら、SP の音は服のようなものでして、それぞれ似合うものか TPO を考慮したものを選ばなければいけないということでしょう。

その意味からみて、私もタンノイがよいと思います。
http://west.wramp.jp/datawr6.html

1666 O.M.さん(アマチュアコントラバス奏者) Thu Apr 7 04:07:48 JST 2016

▪ 古典的なユニットは、WRアンプとは合わない

WRアンプと組み合わせるスピーカーについて当方が経験したことを投稿いたします。

当方は後述のように川西先生がリファレンスにしておられる B&W 805 MATRIX を導入し、JBL D130、LE175を処分することを決断しました。

当方はオーケストラ等でコントラバスを弾いいておりまして、JBL D130、LE175は「コントラバスの音を再現するのに此れに勝るユニットはない」というオーディオとコントラバスの大先輩の主張を受け入れて揃えたものでありました。

導入直後は確かに、分厚い中低音に、ホーンの厚い中高音にしびれました。

しかしすぐにどうしても「耳につく不快な音」に気がつき悩むことになります。

またヴィオラやピアノの左手がどうも落ち込んでいます。

サイン波を入れても音圧がガタガタで特に 1,000Hz〜2,000Hzに凹みがあります。

結果的にこれは過制動による歪んだ音だとわかりましたが、それがわかるまでに数カ月かかりました。

過制動だと判明するまでの道のりが本当に長く苦しかったです。

ネットワークが悪いかと思って高価な素子を買い求めたり、ホーンドライバを買い換えようか、高域用のツイータを導入しようかと悩んだりと落ち着かない日々でした。

川西先生に相談しようにも何が不満なのかうまく表現できません。

とうとう当方のイライラが爆発してWRアンプが悪い!と川西先生に怒りをぶち撒けました。

しかし、このことで結果的に正しい解決の道が開けました。


川西先生より3台のアンプを送って頂きまして解決策を探っていきました。

比較試聴していきますと、JBL は高出力になるにつれて解像度が上がるのですが歪みは決して消えません。

その後一般的な管球アンプを入手してみると、あんなに悩んでいた歪みはすっと消え去り素直な鳴り方です。

しかし音の粒が大雑把です。

なんというか「古い音」とでもいうのでしょうか、
これがスタンダードなJBLの音なんだと納得いたしました。

これらのいわゆる古典的なユニットは管球アンプの特性に合わせた設計である、
という結論に達しました。

録音されたものを適切に再生させようと思うならば現代的な設計のスピーカーを用いて WRアンプで鳴らすのが最善であると分かりました。


▪805matrixと WRアンプはやはり最高であった!

そうなるとしても、当方はしっかりした低音が欲しい。
大型のスピーカーが必要ではないかと考えました。

川西先生がリファレンスとされているスピーカーはブックシェルフ型です。

いくらこのスピーカーで低音も十分出ていると言われてもにわかには信じられません。

しかし B&W の MATRIX で 805 より大型の 802、801 という選択肢も難しい。

802 は川西先生もおっしゃるように中途半端な感がします。

801 は巨大過ぎて躊躇します。
丁度良品が市場に出ていたので思い切って 805 MATRIX を導入することといたしました。

80 5MATRIX 導入当初はウーハーが熟れていないのか低音がすかすかでこれは大失敗だったかと思ったものの、急速に音が変わっていきました。

数日鳴らし込んだ 805MATRIX の音は、当方が今まで聴いてきたブックシェルフ型スピーカーのイメージを覆します。

和音の響きという縦のラインと、音と音の繋がり、進行感という横のラインがこれまで聞いたことがないくらいに自然です。

フルオーケストラの5弦コントラバスの響きさえも十分再現されています。
この低音の再現性の高さは正に川西先生が掲示板で何度も書いておられることです、やはり川西先生は正しかったのです!

クラシック、ジャズ、タンゴ、ロック、ポップス等々全てにおいてコントラバス、
エレキベースの音がくっきり聞こえ全く問題を感じません。

ピアノの低い音の金属巻きの弦を叩いたズンとした響きもあります。
グランドハープも所有しておりますが、その生音と比べても遜色ありません。
目の前で吉野直子さんが演奏している感じです。

ホーンじゃないと分厚い中高音は得られないと思っていましたが全くホーン以上です。
歪みなく繊細でしっかりとした音圧です。
バイアンプで駆動しツイータの音量を相対的に大きくするとJBL のホーンで頑張って出そうともがいていた音が出てきました。奏者の息遣い、細やかな指の動きがはっきり見えます。

定位感もびっくりします。スピーカーがすっかり消えています。

実際のところ JBL も B&W も音の方向性は違いがありません。

世の中では前者は音が前に出る、ジャズ向きだ、後者は音が後ろに広がる、クラシック向きだなどと言われたりしており当方もそう思い込んでいました。

実際に使ってみると当方が JBL のユニットを使って鳴らした音の延長上に B&W の音がありました。JBL も B&W も当時の技術の制約の中で生の音を再現するために
ユニットを開発していたわけで、JBL も真空管アンプを使えば B&W と音のベクトルは全く同一です。


またタンノイのスターリング(TW)も試しましたが、スピーカーの癖のようなものは感じますが、特にクラシック向きという印象はありませんでした。

ただ WR アンプでは 805 程には上手く鳴っている感じは致しません。

JBL のように何か鳴らしにくい要素があるのかもしれません。


805 MATRIX ですと、出力の違う WRアンプで聞いても音は全く同じです(もちろん個体差による極僅かな音の違いはあるような気がしますが誤差の範囲内でしょう)。

5W でも 100W でも再生された音のクオリティは同じく高いです。

JBL の古典ユニットのように W数で解像度が変化するということはありません。

最も安価な E-5H でも何ら問題ないわけです。

どんなジャンルの音楽を聴こうとも、アンプもスピーカーも正しい方向に向かって適切に作られたものを選べば良いだけであって、その一つの方向が WRアンプであり、B&W MATRIX シリーズであるということでしょう。

ジャズ向きだとか、オーケストラ向き、室内楽向きなどというスピーカーはなく、またスピーカーのグレードアップなどというのもなく、WR アンプを基軸におけば、あとはつないだスピーカーの音が生と比べて適切かどうかを基準にすれば良いのではないでしょうか。

川西先生は出力の違うアンプを貸し出してくださいます。

もし比較試聴して音が違った場合はスピーカーに問題があるのかもしれません。

805MATRIX にサイン波を入れてみて驚きました。なんと50Hzまでも音圧が落ちずに
出ているではないですか! サイン波で性能が図れる訳ではありませんがこの数値だけでも805MATRIX は少なくともコントラバスの再生には問題がないように思われます。

そもそもコントラバスは低音楽器というよりは倍音楽器と認識したほうが
しっくりくるかもしれません。弦の振動で震えた駒が表板を叩くことで発生する
豊かな倍音が重要です。基音の周波数を基準に考える必要はないかもしれません。

この小さな805MATRIX でここまで再現されるのであれば、ウーハーの追加された801、802 もどれだけの再現性があるのか興味があるところです。

しかし、これらはユニット数が増えるのでどうしてもチェロが下に、ヴァイオリンが上にくるような定位における違和感が生じるだろうと想像出来てしまいます。

店頭で聞いた最新の B&W の大型スピーカーをそこにあるメーカーのアンプで鳴らしたのを聞いた時にはそういう違和感が大きかったのです。

805 は 805 なりに大変バランスのよい完成されたスピーカーだと思います。

805 MATRIX と WRアンプを組み合わせて音楽を楽しんでいると、スピーカーの B&W の開発者とアンプの川西先生の、生の音を再現したいという熱い思い、熱い執念が出会って見事に実を結んでいるのだと深く実感いたします。

オーディオで求めるものは人それぞれですが、もし生を基準にした再生音を求めるならば、第一候補は川西先生がリファレンスに用いている 805 MATRIX が最良の選択であり、さもなくば現代において素直に設計されたスピーカーを使用するのが良いだろうと思われます。

オーディオ装置などは単なる道具ですので、当方の経験したように懐古的なものや
根拠がはっきりしないのに高額なものなどに惑わされないようにして正しい方向のものを選べば良いでしょう。WRアンプは間違いなくそういうものです。


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1669川西 哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu Apr 14 2016

O.M.さん、詳細で単刀直入なご投稿ありがとうございます。

 O.M.さんが使用されていたスピーカーは、ずっと B&W の CDM1 だとばかり思っていました。そして暫く音信が途絶えておりました。

 去年の文化の日の頃でしたか、久し振りにお便りがありました。それは、お持ちの ΕC-1 と Ε-10 のアップグレードのお話でした。2年ほど前にΕ-10 のプロトタイプをお貸し出しし、WR アンプを気に入って頂きご購入頂いたのを思い出しました。

 しかしよくお話を伺うとどうもチャンデバを使ってマルチ駆動をされているようで、ローチャンに Ε-10、ハイチャンにはもっと以前にご購入頂いた WRP-α9/A をお使いになっている事が分かり、結局、WRP-α9/A の安定化電源化も含めてアップグレードをして頂く事になったのでした。

 ところが「どうせアップグレードするならΕC-1 に EQ 基板を載せて LP も聴けるようにしたい」とご希望が脹らみ、結果的に大手術となりました。そのご報告はWR掲示板の 163 6と 1642 に詳述されていますので、改めてお読み頂ければ幸いです。

この時に「WRアンプの音は革命的だ!」と言う名誉あるご感想を頂いたのです。


 実はこの頃に既にヘッドアンプのご注文も賜っており、それは年末ギリギリに納入させて頂いたのでした。この絡みで純粋MCカートリッジが見直されています。また、MMの再生音にも劣るCDの音を改善すべく、プレーヤーも32bitDACを積んだものに買い換えられています。

 このように短期間で O.M.さんは急速な坂道を登られたのです。それが何処かに歪となって皺寄せが来るとは夢にも思っていませんでした。詰まり音が良くなったら、又それだけ粗が目立って来る事になり易いのだと思います。今まで隠れていた欠点が表に出てくる可能性があるのです。

 11月の末頃には、ローチャンとハイチャンの繋がりが悪い、と言うようなお話をチラホラされています。この時に初めて私は O.M.さんが D130+LE175+D91 をお使いになっていると認識したのです。

12月に入ってからこの問題が大きくクローズアップされて来ています。

既に、チャンデバは止めて LE175 の方をコンデンサーでカットする方法に変わっていましたが、そのコンデンサーの質で音がコロコロ変ると仰っています。そこで、私が ASC を推奨して


> ツイータのハイパスのコンデンサーですが、川西先生ご推奨の ASC がやっと届きまして、
> この違和感がすっきりと解決できました!

と一度は満足されています。

 この後、ヘッドアンプ導入によるMCカートリッジの音について色々感想を寄せて頂いたのですが鉄心入り MCカートリッジの音が

> ジャズベースが鉄芯だと一旦PAを通した音に聞こえてきました。

と仰っていたので、最初は誇張かと思っていたのですが、今思えばスピーカーの問題が顔を出していたのかも知れません。

確かに、鉄心入りMCは純粋 MC に比べてそう言う傾向が多少はあるのですが、その時「PAを通した音」と言う表現に多少違和感はありました。

 2月に入ってハイパスのコンデンサーで随分悩まれたようです。エージングの問題、耐圧の問題等で音がかなり変ると言うのがご不満のようでした。今思えばそう言う事で音に大きな変化がある場合は、別に本質的な問題が隠されている事が多いのです。

 中高域に違和感があるとカットオフ周波数を下げたくなるものです。その為にはコンデンサーの容量を増やさなくてなりませんが、そうそう思い通りの容量のコンデンサーが手に入る訳ではありません。勢い、コンデンサーの並列接続になります。

 コンデンサーはそれぞれ直列にインダクタンス分を持っていますので、不用意に並列接続すると高周波領域に共振峰ができ、システムに何らかの問題があると、それが音質に微妙に影響してくるのです。WR アンプのパスコンにも昔から1Ωの抵抗を直列に入れています。

 O.M.さんもこれで暫く悩まれたようですが、並列にされた2つのコンデンサーそれぞれに直列に0.5Ωから2Ω位を入れるようにアドバイスさせて頂いたのです。その結果、

> この音を聞けば、昨日までの音は奇妙奇天烈であったのは一目瞭然です。
> バイオリンのパワーに負けず、ビオラやチェロの粘っこい音が難なく聞き取れます。
> 当然ピアノの左手もしっかりしており、低音の太い金属弦の粘っこい感じ、
> 高音はキンキンせずにカンカンなる感じが出ています!
> これはすごい。正にこの方向の音が欲しくて右往左往しておったのです。

と言うレポートを頂き私は一安心したのです。それから3月の半ば頃までは便りがなく満足されているのかなと思っていたのですが、また問題が発覚したようでした。

それはウーハーとツイターを別々のアンプで鳴らすと、本来はもっと良くなるはずなのに耳に着く違和感があって改悪になると言う問題でした。

音楽がちぐはぐに聴こえると言う事でした。

 ウーハーを鳴らしている Ε-10H の音と、ツイターを鳴らしている WRP-α9/A (Ε-5H 相当)の音がかなり違うと言うご不満でした。

WRP-α9/A の方が膜が掛かったようになると言う事でした。

私は5W以下で鳴らすなら、Ε-5H とΕ-50H の音はそんなに変わらないと常々申し上げていますし、今回のアップグレードの時もそれを確認して発送していますから、これは何かあるなと薄々思い始めていました。しかし、未だスピーカーのダンピングの問題だとは気付いていませんでした。


 それ以降、こちらのΕ-10Hプロト、WRP-ΔZERO(Ε-50H相当)、100W機(Ε-100H相当)を次から次とお貸し出しし様子を見させて頂きました。

それに依ると、Ε-10HよりΔZERO、ΔZEROより 100機とドンドン分解能が上がると言う事でした。

この時に、音の表現を形容詞などで表現すると誤解の元になると痛感し、なるべく具体的に表現するように努めるべきであると悟ったのです。こちらで鳴っている音と余りに違うレポートを頂くと、何を頼りにそれを判断すれば良いか分からなくなるのです。

 この頃に頂いたご感想の一片を記しますと


> 届いたアンプでは、音の次元が違います。これはすごい。
> 当方のアンプもつなぐスピーカーが805matrix だとこのような素晴らしい音で鳴るのでしょうか。
> まったく信じられません!


と言うように、ハイパワーアンプなら結構良く鳴るものの、ご所有の α9/A やΕ-10H では、とても上手く鳴らせないと言う内容です。

この頃は他に何かあると思いつつも、まだネットワークの問題も気になっていて、スピーカーのインピーダンス上昇の問題も考慮し、打ち消しの為の直列素子を入れるように進言したりしましたが、少し効果はあったものの本質的な解決には至りませんでした。

 この頃になると O.M.さんもアンプの問題もさる事ながら、真空管時代に開発された JBL の問題点に気付き始めて居られたのでしょう。

真空管アンプと高帰還アンプ、又大きな箱に入れないと低音が出ない昔のスピーカーと小型エンクロージャーに入れてハイパワーで鳴らす現代のスピーカーの違い等々について、色々調査されたようです。

 D130+LE175 を聴いて衝撃を受けた時、鳴らしていたのは真空管アンプだった事も思い出されたのでしょう。

一度は真空管アンプで鳴らす必要性と、既に JBL を諦めて 805 MATRIX を探す気にもなられていたのだと思います。それから5日程音信が途絶えていました。

 真空管アンプを入手し、805 MATRIX も注文したと言うメールが突然ありました。

真空管アンプは3結シングルのミニパワーアンプでしたが、次のようなレポートが添えられていました。


> JBL とWRアンプでは高出力に比例して解像度は上がります。100Wの解像度はαZEROをはるかに
> 凌ぎます。しかし、しぶとく残り続ける「うまく鳴っていない感じ」があります。

 しかし、3結で鳴らすと

> これが管球アンプだとこの鳴らない感じがすっと消えているのです。
> 解像度は一気に落ちているのに、耳触りはとても自然です。

と言う風に仰っています。

真空管アンプだとずっと付き纏っていた違和感がスッと消えるようです。

どうも、WRアンプだと無理に JBL の穴を叩いているようです。しかし、次のようにも仰っています。

> 管球アンプの解像度はMMとMCのような違いがあります。いや、もっとあるかもしれません。
> WRアンプの解像度を聞いてしまうと全く笑ってしまう大雑把さなんです。
> しかし管球アンプですとユニットの発音の様子が全く異なり、総体的にこれが
> 当時のスタンダードな再生音であると納得できるような質感です。

 生の音を求めて近代的なスピーカーを高帰還アンプで鳴らすのと、昔ながらのゆったりした音を楽しむのと両極端を経験された事になります。

この音の違いの要因はアンプの出力インピーダンスの違いだと思います。

昔ながらのスピーカーはやはり当時想定された目的で使うべきなのでしょう。

無理に定電圧駆動するとコーン紙の振動が制動され過ぎてしまう為に、一部に耳障りな音が残ると考えられます。

D130 がアルニコを使っているのも裏目に出た感じです。

察するに昔の真空管アンプでも、それなりにダンピングが効いた音が出るように図られていたのだと思います。

 振動学的には、臨界粘性減衰係数に、系の粘性減衰係数が近付くと減衰振動は振動的でなくなり、単調減衰になってしまいますが、このような系は反応が鈍くなりますので、切れのある軽い音にはならないのです。

電気振動でも言えて、方形波特性を余り鈍らせるとアンプの音は硬直して来ます。
制動不足でリンキング状態になると音は荒れますが、少しアンダー気味で低い山が1つ見える程度が良いとされています。

 しかし、805 MATRIX が到着すると、

> 805MATRIX 届きまして、衝撃です!
> JBL と合わせて、もう必要のないものとなりました。

O.M.さんは生楽器の音を再現する為のオーディオを目指して居られますので、当然の結果となったのです。どのように衝撃だったかは次に示す文章から見て取れます。

> E-10H で駆動していますが、805 を慣らしきってやろうという先生の熱い思いがビシビシと
> 伝わってきます!第一印象だと低音が薄いかな?と思いやはり失敗だったかなあと思ったものの、
> しばらく聞いていると音がこなれてきたのか、バランスがよく感じてきました。

 ハイパワーアンプに比べてご自分のものは大きく見劣りがするとお感じになっていたはずですが、805 MATRIX ならものの見事に鳴ったようです。

音のバランスが聴くうちに良くなったのは、やはり長い間眠っていたスピーカーのエージングが進んだ為ですが、耳が小型スピーカーに慣れたこともあると思います。さらに、

> この小さな筐体SPでピアノがこんなに満遍なく聞こえるのは奇跡ですね!
> 掲示板や先生のメールに書いてある左手の最低音が聞こえるという記述はさすがに
> 言い過ぎだろう、聞こえていても蚊の泣くような微かな響きでしょうと思っていたのですが、
> まさかまさかこんなに聞こえるとは!


と仰っていて、私が Feastrex で体感した時と似たような衝撃を受けられたようです。この音が認識できると本当に幸せな気分になるから不思議です。

そして、やっとO.M.さんは納得の行く音を手に入れられたのです。

> 全体の音楽性は明らかに805 です。時間軸に沿って響きが繋がっていく感じに破綻がありません。
> 定位感もすごいです。よそ様のところでのJBL で相当大音量で試聴距離も離れて聞いた時にSPが
> 消えている感覚がありましたが、自宅では近接で歪みが多く耳につくのかいまいちです。
> それに比べればこの805はとても素晴らしい!スピーカーを意識することが全くない!
> やっと色々な呪縛から解放されました。

 この成功は B&W805 MATRIX でなければ得られないのではありません。

又 B&W805 MATRIX に WR アンプを無理に合わせている訳でもありません。

その証拠にサトウさんの追試でもっと小型で安価な DENON の USC-M3E を繋いでも「これだけでも十分立派な鳴りです。」と仰っています。

D130では過制動になり違和感が残りましたがその理由ははっきりしています。

現代のスピーカー、特にヨーロッパ系のものなら全く問題はないと思います。
どうぞ安心して、WRアンプをお求めになって下さい。
http://west.wramp.jp/datawr35.html

2ちゃんねる ウエストリバーアンプ

49 : 名無しさん@お腹いっぱい。2015/10/18(日) 20:38:35.07 ID:iTYpjxTB

川西という元サンスイの技術者で大学教授が設計しているね。


50 : 名無しさん@お腹いっぱい。2015/10/18(日) 21:08:54.87 ID:EZAHLq9m
?????
専門は電気じゃなくて機械系なんですのん。
でもって色々微妙に違うのだが ま、いいか。UEC。


70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/12/07(月) 17:45:26.99 ID:cuJxFQrl.net

イシノラボとどっちがいいの?


77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/06(土) 20:25:34.70 ID:E7h/HSgc.net
>>70
作ってる人はどっちもイシノ爺ちゃんだけど、電源周りに気合入れてるウエストリバーの方が音いい事が多い
爺ちゃんがたまに作る電源別仕様とかバッテリー仕様だとウエストリバーより大抵音いいと WRP−α4MOS (赤ツマミのテスト機の石を日立製 MOS に交換した物) を持っている俺が言ってみる


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/29(月) 07:49:22.42 ID:1fA150G3.net
>>77
ウエストリバーは、現在はイシノラボ製ではないと思うけど。
開発者が直接作っているばず。

イシノラボの別電源仕様とかもイシノラボの音であって、ウエストリバーより良い訳ではないよ。

イシノラボ爺は単にアンプ作りが好きな人で、ウエストリバーは生音の再現に執念を燃やしている人だから、ものづくりの方向性が違うよ。

ボリューム、低音ブースト、電源フィルターとかまとめて全部やったけど、凄いよ。


78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/08(月) 22:51:20.34 ID:z76HMGFV.net

両方持ってるが甲乙付難い
どっちも大手からみたら破格の高音質


79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/16(火) 00:00:52.60 ID:t8FEF5eM.net

ここのアンプはボリュームのパーツが悪すぎなんだよなー
摺動式の安価なので全体が歪みっぽい音になる。高音にいたっては細かな音が消える。
お金貯めてマランツとか選んだほうがいいよ。
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1436608366/
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/pav/1436608366/


2ちゃんねる 単独スレは難しいアンプについて語ろう

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/25 13:08 ID:ZwSCUH5E

Westriver の名が一度だけここにでてきたみたいですが、買っちゃいました。
Westriver のアンプ先月視聴なしで注文しました。
一ヵ月半待ってようやく火曜か水曜に届くはず。
年末製作会社(といっても幕張のマンションの一室でしたが)で売価14万円の安いほうを視聴しました。
今まで Ayre AX-7 を使っていましたが、とんでもない実力を見せ付けられた。
再生空間が桁違いに広く、音色の自然さでいったら過去視聴した中で最強でした。
アンプの値段について大いに考えさせられたひと時でした。
100万のアンプ持ってきてもかなわないでしょう。
あくまで主観ですが。意匠がいまいちなのがちょっと所有欲を満たすまでにはいきませんが、まあ架体にかねかけると販価があがるのそこまでやりたくないというのが、 開発者の回答でした。

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/18 04:38:14 ID:VBmnUj/9
>> 271
14万円の WRアンプ(Westriverアンプ)というと「WRP-α3」のことでしょうかね。
このアンプずっと気になっていたのですが、評価らしい評価を初めて眼にしました。
お尻を押してもらった気分です。さらに欲しくなりました。
新しく発売された約13万円の「WRI-β2」も気になります。

ところで、川西さんの“音・耳の良さ”は信頼してよいものでしょうか。
WRケーブルはもひとつとのことですが…。

同価格帯で評価の高いドットラボの「PrimaLuna プロローグ・ワン」を加えた上記三機種のアンプからどれを選んだものか迷っております。
いずれも自宅試聴はできないアンプなので賭けになりますが、音を知っている方がいらっしゃればアドバイスなどよろしくお願いします。


331 :272:04/09/22 19:50:13 ID:pehxvbLp
>>324
漏れの書いたインプレは低下20マソ程度の初期モデルの奴な。
14マソのアンプの音は知らんのよ。
で、20マソアンプの音は普通?のアンプの音とはチョトタイプが異なる。
まず一聴して高域があまり出てないのが分かり、更に音に潤いというかエコー成分が少ない感じで、コレが乾燥気味の音という印象に繋がる。
オーディオ的演出がほとんど無い音ってかんじ。
音の表現力も単調ぎみに聞こえるかも。
乾燥肌な感じが、漏れが所有する エレクトロコンパニエのアンプとは対照的だとオモタ。

一般的なオーディオで再生される音が、生の音に比べて妙に透明だと気が付いているなら WRアンプに価値を見いだせる鴨ね。
「音色の自然さ」とかいうのが、自分にとってはどういうものかと言うところが評価の分かれ目かな?

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/26 00:52 ID:iotk1NHd
>>271
オーディオ的には ツマラナイ音だった記憶がある。
華が無いって言うか、高域が大人しい感じ。
漏れ聞いたのは SP に B&W M805 を使ったデモだったが、乾燥系な音がしてあまりパッとしなかったような。

>音色の自然さでいったら過去視聴した中で最強

自然な音って、第一印象が大人しいモンだから、自分が実際使用する場合果たしてこれで満足できるのかな?
なーんていうふうに思っちゃうんだよね。オーディオテクネの音もそうだった。
広めの部屋でデモしたところで、死んだ音にしか聞こえないからね、こういう音は。

でも、自分の部屋で聞いたらどんな印象なんだろう?


273 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/26 01:02 ID:iotk1NH

川西さんは、WR アンプは全くの無個性だから SP の特徴を引き出すだけだとかなんとか言ってたけど、そりゃ違う。
SP を変えても、ドライで高域が萎んだ音は変わらず出てた。
この音の特徴は聞いてすぐに分かるようなハッキリしたものだったよ。

気に入った人にはいい音なんだろうな。漏れも気に入るアンプがほしいよ。


332 :324:04/09/23 20:38:02 ID:EQX7v8O5
>>272
それは「WRP-α1」ですね。
そのような方向性は正に私が目指しているものです。
オーディオの音を、自然音のリアルさに近づけていくこと。

これは「WRP-α3」や「WRI-β2」を聴いた人の意見が聞いてみたいですね。

奇遇ながら私もエレクトロコンパニエの「ECI-1」持ってました。
ウェットで叙情的でありながらスピードの速い音を聴かせる素晴らしいアンプでしたね。
電源部が超強力で、うちの低能率スピーカーをちゃんと手なずけてくれてました。

WRアンプも電源部には相当こだわっているようですね。

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/27 22:34:17 ID:QpYgcDEf
>>272,>>273
>>ドライで高域が萎んだ音は変わらず出てた。

それってオーディオテクネも一緒ですか?
オーディオ的にはツマラナイ音、という意味でオーディオテクネと似ているのか、
出ている音そのものがオーディオテクネと似ているのか?
その辺が詳しく知りたいです。

336 :272=攻撃的人格者:04/10/27 23:17:22 ID:xQ5VQD4A>>335

あー、もう記憶が薄れてるよ(ワラ
記憶にある限りのことを書くと、

聴感上の高域をロールオフさせてるのはどちらも同じ。
低域もガッツがない。っていうかマッキンとか山水のパワーみたいな音とは逆方向。
ツマンネって意味で同じ。音的にはね。躍動しないしハッタリが全くないし。
心臓の弱いジジイ向けだな(ワラ
音が向こうからやってくるってより、自分から聞き込みに逝って初めて良さが分るタイプかな。

つーか、WR は広い部屋でのデモだから、エネルギーバランスとか基本的な音調しかつかめんかった。
普通の部屋で聴くなら空間表現なんかもよく分るだろうが。
でも、あの高域萎んだ音はいただけんなって思った。
音楽の表現力をどう感じるかは個人差が激しすぎるからノーコメント。

あ、これだ。思い出した。SPの飲酒にカーボン製の使ってみ。
この方向の音の変化は音がスッキリした感じがするが・・・似てる方向性の音かなぁ?
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/pav/1055167476/


9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/24(火) 16:42:30 ID:YyzsVzlF

WRP-α1 Mark2(プリ&パワー)の保有者の私がやってきましたよ。
なんか質問あります?


15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/24(火) 23:30:27 ID:u+88x3J6
>>9
何のスピーカー使ってる?
30Wのアンプで力不足にならない?
プリは必要?


21 名前:9 :2006/01/25(水) 10:40:56 ID:9sfnKQJ1
>>15
スピーカーはマラプロの NM-01 とパストラルシンフォニーのAP103です。
何れも能率的には慣らしやすいスピーカーなので 30w でもパワー不足を感じたことはありません。

プリが必要かの件ですが、WR パワーアンプ単体でもノイズが少ないウェストリバーアンプの音は楽しめると思いますが、WR プリを導入すればノイズ感がさらに激減して音に深みが出るので、間違いなく導入するべきですね。
プリ無しでは多少つまらない音に聞こえると思います。


22 名前:14 :2006/01/25(水) 11:12:56 ID:EL0Mnaix
>WRパワーアンプ単体でもノイズが少ない・・・
とありますが、プリメインとしても使えるのですか?


23 名前:9 :2006/01/25(水) 15:34:05 ID:9sfnKQJ1
>>22
ボリュームもあるのでプリメインとしても使用は可能です。
確か RCA 入力が3系統だったかな?
入力がセレクタで切り替え可能ですので、最初にパワーアンプだけ購入してのちにプリを買うのが良いと思いますが、パワーアンプのみだと実力の半分程度しかWRアンプの良さが出ないと思います。
予算が少ないなら WRプリメインも選択枝に入れてみてはどうでしょう?


35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/10(金) 14:32:57 ID:AzW+qnQ4

山水アンプが正常進化した音がウェストリバー。
そんな感じの音です。


37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/11(土) 12:06:13 ID:2WVc7ZyZ
>>35
おいおい、スゲー耳してるな?オーディオ止めたら?
ちなみに漏れは山水のパワーと直截聞き比べた事がある。
山水は川西に比べ作為的な音作り(特に低域)をしていて音色が濃い。
そして音に躍動感がある。作られた音だという事が分かっても漏れは山水を取る。
聞いていて楽しいのは山水だったからね。踊らない音は川西。
http://hifi.denpark.net/1138024363.html

530 平野紘一さん(マスターズ代表) Thu Nov 16 11:38:27 JST 2006

エンジョイオーディオ!その行く道は!?

 WRアンプの製作・販売を始めて、数年経った。
おかげ様でその製作台数は3桁になっている。
わたしのようにオーディオ黎明期から、繁忙期にオーディオで飯を食ってきた者には現状及び近未来が楽しみであり、心配である。

 長年、オーディオ業界にいるので(1965年から)、内外からいろいろ情報が入ってくる。 
皆さんの参考になるかどうか分からないが、ここに書いてみることにする。 

 まず、アメリカではオーディオ、とりわけ、ハイエンド・オーディオは非常にシュリンクしてしまっている。
振りかぶって言うと、共和党の金持ち優遇によって、金持ちしか、ハイエンド・オーディオを買えなくなったからである。
従って、アメリカのハイエンド・コンポは非常に高額である。
また、アメリカのオーディオメーカーの設立・廃業・転売が著しい。

 あの、有名なオーディオ誌”ステレオファイル”もあまり、みるべきものが無くなってきた。
マッキントッシュはクラリオンに支えられてきたのは故存知の方も多いと思うが、クラリオンが傾いてきて、マッキントッシュはリップルウッドの傘下に入ることになった。今後、どのような方向になるのか?

今年、創業60年になるJBLの新商品開発のエネルギーは素晴らしい。
 アメリカの友人に聞くと、JBLをアメリカの東海岸ではあまり見かけないと言う。
JBLを率いるハーマンさんはユダヤ人だけにクレバーであるから、JBLをうまく導いていくと思う。そうなると、JBLの商売はアジア、それも、日本、中国、台湾、それに韓国あたりのオーディオファイルの方々が買うのではなかろうか?
特に、最近の中国の富裕層の購買意欲がすごいらしい。
 金持ちではないオーディオ好きのアメリカ人は AVレシーバーを買って、スピーカーを自分できれいにセットして、SPケーブルは壁に入れてきれいに処理するらしい。
重点はやはりVであり、それからがAであると言う。
AVレシーバーは日本勢(DENON、パイオニア、ケンウッド、ヤマハなどなど)が強いと言う。
 ハイエンドオーディオではなかなか日本勢はむずかしそうである。
まず、スピーカーではサウンドバランスの点で、イエローがやったのは認めたがらないようだ。
スピーカーユニットでは日本の技術は世界一であったのだから、サウンドバランスは早く、彼等に任せれば良かったのだ。近年、パイオニアがそのようなシステムを取り入れて、かなり良いサウンドバランスになったと言う。
(つい、最近、CEATECでパイオニアのこの種のSPシステムは聴いた。かなり、聴かせる!)

 アンプでは、近年デジタルアンプが登場しているが、高周波を取り扱うので、もう、普通のオーディオメーカーでは他におえないところまできている。
すなわち、デバイスはIC製造ノウハウが必要だし、プリント基板は多層構造が必要である。こうなると、初期投資が大変で数が出る平面TV、5.1chサラウンド、カーオーディオ用アンプ、それこそipodのようなアイテムにデジタルアンプは皆さんの気がつかない分野にどんどん採用されている。
最近のTV、音質が違うとは、皆さん気がつかないかな?

 アメリカのハイエンド・オーディオは一握りのお金持ちが買えるものになってしまったから、日本での価格は¥100万を超えるものが多くなったのはそのせいでもある。
 それでは、ヨーロッパはどうかと言うと、まだ、かなり、健全である。
まだまだ、SACDはこれからだし、アナログレコードも健在で、アナログレコードプレーヤー、フォノアンプ、カートリッジなどもある。スピーカーが苦手だったドイツからエラックのような小型でありながら、優れた音質のSPが出てきたし、B&Wに至っては技術的にも、サウンドバランス的にも非常に評価が高い。アメリカでもB&Wはアメリカ勢を圧倒していると言う。
 価格も特に金持ちでなくとも、買えるようなリーゾナブルな製品が多い。
残念なのは、BBC出身のSPブランドに元気がややないことだ。BBC出身のエンジニアから、後継者への橋渡しが難しいのかも知れない。

 さて、日本の現状はどう見たらよいであろうか?
特にアンプに絞ると、アキュフェーズ、DENON、マランツ、LUXとブランドも限られてきた。そして、真空管アンプは中国製も多くなってきた。
そして、オークションを眺めると、懐かしいアンプが沢山、売りに出ている。
どう、考えたらよいのだろうか?
 
 医学的には聴覚・味覚は発生学的に皮膚感覚の一部である。そして、オーディオはエンジョイするものである。そこから、WRアンプのような、NFBアンプの問題点を解決したアンプもあるし、ノンNFB真空管アンプもあるし、小型・高効率(言わばオーディオのファーストフード)のデジタルアンプもある。
それぞれの主張があり、これぞオーディオは面白いと思う。

 最後に話が少しそれるが、NFBの発明者ハロルド・ステファン・ブラック氏に生前お会いしたS社のTS氏の話によると、NFBはMASTER &SLAVE システムであると言う。誤解されそうであるが、悪い意味ではないことを次回書かせていただこうと思っている。
 
 ”皆さん、一度きりの人生!楽しんでください。それには、広告も充分ではなく、地道にやっているところも尋ねてみると、新しい発見、喜びを得ることありますよ!”
http://west.wramp.jp/datawr13.html


528 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Sun Nov 12 15:23:58 JST 2006

最近考えていること−WR アンプのキットは如何?

 真空管の根強い人気とクラフトの面白さからか、真空管アンプキットが流行っていると言う。
真空管の魅力は、ヒーターやフィラメントが赤く灯りムードがある事、そこそこの音が出る事、そして作り易い事などが挙げられる。

 日本のメーカーが真空管の製造を止めて久しいが、上記の理由からか未だに真空管の人気は衰えていないし、寧ろ拡大する気配さえ感じられる。私は日本のメーカーが真空管から撤退し始めた頃に、将来性を考え思い切って見切りをつけたので、もう真空管には微塵の未練もないが、一時は真空管のアンプで真剣にいい音を求めていた。

 最近、WR アンプがほぼ完成の領域に入って、自分の決断が間違っていなかったと思うし、真空管に拘っていたら、今現在得られている音質のグレードには、到底到達出来なかったと思う。
真空管とトランジスタの違いは煎じ詰めれば、後者の方にのみコンプリメンタリー素子があると言えるのではないかと思う。

 例えば、プッシュプルを構成する場合の事を考えてみると、真空管の場合は必ず位相反転回路が必要になるのに対して、コンプリメンタリー素子が使えるトランジスタでは、その基本性質から、位相反転回路を使わないでプッシュプルが構成できる。勿論、純コンはその代表的なものであるが、準コンもその恩恵に浴している。

 この事は真空管がどんなに逆立ちしても真似のできない技術的優位性である。
最近、銅シャーシの準コンアンプを発売してご好評を頂いたが、真空管でこれと似た様な事をしようとすると、多くの低内部抵抗の真空管を並列に接続した OTL アンプになるが、それでも、位相反転回路とそのドライブに関する大きな技術的問題を抱え、今回得られた音のレベルにすら到達できない場合が多いのである。

 これは一例であるが、真空管とトランジスタの違いを如実に示す縮図である。従って、真空管の場合は余り欲張らずにほどほどにして置くのが正解であろう。
即ち、裸の特性が良いと言う、逆にトランジスタには無い特長を生かした、シンプルな構成のアンプが生きる道であろう。
だから、クラフトに向いているし、アマチュアでもそこそこの物が出来上がる。

 ラジオ技術、MJ誌などの製作記事が殆ど真空管になってしまったのも、頷けることではあるのだが、それは裏を返せばやさしいトランジスタアンプの製作記事を書くライターが居なくなったと言う事でもあるのだ。

 トランジスタの欠点は素子の直線性が悪い事であるが、それ故に真空管のような無帰還シングルアンプは最も不得意とする分野である。音は出てもトランジスタラジオ並である。到底ハイエンドに耐える音は出ないだろう。トランジスタの直線性の悪さを補正するには、どうしても大掛かりな帰還技術が必要になる。

 しかし、これまでの帰還技術は少なくてもハイエンドオーディオでは本領を発揮できなかったと言ってもよいだろう。それは、真空管が第一線を退いてから、数え切れない程のソリッドステート式アンプがメーカー各社から発売されたが、その殆どは短い生命で終わってしまったし、それが原因となって多くのメーカーがオーディオからの撤退を余儀なくされた事は周知の事実である。

 それは帰還技術を 100%信じて真っ向勝負したメーカーの責任であり、もう少しハイエンドオーディオの観点に立って考えるべきであったろう。我田引水で申し訳ないが、私は帰還技術をオーディオにアプライする場合のマナーを心得ていたので、100%は信用していなかったのである。元来、帰還技術はハイエンドオーディオ用に考えられたものではないからである。

 帰還技術をハイエンドオーディオにアプライする適当な方法を独自に見つける事ができた私はラッキーだったと思う。それには普段からの幅広い経験が役に立ったと思う。オーディオが好きな割りには、アマチュア無線のような無線通信にも非常に興味を持ち、短波送信機も自作した事があるので、自然に高周波的センスが身に付いていたのである。

 それでオーディオを高周波的な見地から見直したのであるが、当時は誰も私の言う事を信用しなかったのである。しかし、それが功を奏して高帰還アンプに内包される負性抵抗の存在に気が付き、長い年月をかけて2つの特許NRL 回路に行き着いたのである。誰も信用しようとしなかった技術が今WRアンプとして花を咲かせ、WRアンプユーザーの方達に、それが正しかったと言う事を証明して頂いていると思っている。

 しかし、WR アンプは高価であり、誰にでもお求め頂ける価格ではない事も事実である。もう少し裾野を広げて、なるべく多くの方に気楽に WR アンプの音を楽しんで頂きたいと思うのだが、音を良くしたいと言う欲求と、価格を下げると言う事は相反するのでなかなか難しい。

 そこで製作を担当して頂いている平野紘一氏とも相談し、一つの方法としてクラフトブームでもあるので、WR アンプのキットを売り出したら良いのではないかと言う事になったのである。
平野氏の調査によれば、現在の日本には本格的なトランジスタアンプのキットは無いと言う事だし、オンリーワンを目指して是非実現したいと構想を練っている。

 何故、今現在トランジスタアンプのキットが無いかと言えば、技術的に面倒な事が多く、キットにし難い事と、上述の理由で簡単にいい音のアンプが出来ないからであろう。幸い WR アンプの NRL 回路を用いた高域補償は非常に安定なので、細かな調整が不要であるし、音質は太鼓判が押されている。キットの条件は満たしているのである。

 勿論、価格は少なくても銅シャーシ準コンアンプ並にして、普通の人が手の届く範囲に設定し、誰が作っても失敗の無いアンプにしたいと思っている。その為には基板は調整済みにして、機構部品をねじ止めし、必要な線材を半田付けすれば完成できるように考えている。間違いなく完成できれば、高音質の WR サウンドが聴けると言う寸法である。自分で作れば尚一層いい音に聴こえるだろう。

 日頃買いたいと思うけど手が出ないと諦めて居られる方は、是非 WR アンプのキットに期待して頂きたいと思う。準備万端整えて、来年の初めには何とか発売に漕ぎ着けたいと考えている。
クラフトに趣味のある方は勿論の事、少し半田付けくらいは出来ると言う方でも完成できるように、キットの構成をなるべくシンプルにしたいと計画している。WR アンプユーザーの方にも面白い遊びとして受け入れられたら最高である。

 真空管アンプキットは山ほど在るが、トランジスタアンプキットは希少価値だし、出来上がりの音はメーカー製高級アンプに引けを取らない自信がある。安易に真空管アンプに決めないで、是非、WRアンプのキット発売を待って欲しい。
http://west.wramp.jp/datawr13.html


529 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Wed Nov 15 18:52:00 JST 2006

ものの考え方−オーディオに対する考え方

 私はかなり純粋な理工系人間である。「正しいか正しくないか」を何時も考える。
生まれ付き親から受け継いだDNA のせいもあるし、若い頃経験した勉強のせいでもあるだろう。兎に角何かにぶつかった時は常に、それが優先されて頭に浮かぶ。

 難関な理工系大学を突破するには、その位の徹底した考えをもたないと、到底あの難しい数学の問題は解けないだろう。特に私のように能力に余裕の無いものはそうだ。冗長な考え方をしていれば、時間内に難問を解く事はできない。それを高校3年間と浪人生活で徹底的に鍛えられた。

 だから今の自分があるのだし、それを今更後悔もしていないが、明らかにその延長線上に私の人格が形成された事は確かだ。良く言えば常に正しい路を選ぼうとする善良な人間だし、悪く言えば融通の利かない堅物に映る。

 WR アンプもそうした「正しいか、間違っているか」と言う、長来にわたる自問自答の末に到達した結果であるので、それを大事にして得られた結果もそれを基盤に考えるようになる。

しかし、大学以来長い間の付き合いである平野紘一氏は私とは若干考え方が違う。

 勿論、彼も基本的には理工系人間であるが、彼はオーディオは食事と同じで味覚に通じるものがあると捉え「正しいか、正しくないか」より「美味いか、美味くないか」なのだと言う。だから、オーディオアンプに対する考え方も微妙に違う。

 私は WRアンプ一筋であるが、彼はもっとフレキシブルであり、真空管アンプもデジタルアンプも手がけていて、彼の頭の中でそれらは決して矛盾しない。
私にそれが出来ないのは、一つの原理に忠実であろうとする為に、それと融合しない理屈を受け入れられないからである。

 誤解を避ける為に言って置きたいが、私と平野氏の生き方がどちらが正しいか、等と言う低次元の比較をしているのでは決してないので、興味本位で読まないで欲しい。あくまで、事例として身近に居る平野氏の事を書かせて貰ったに過ぎない。

 だから、これは平野氏の悪口では決してなく、世の中にはいろいろな考え方がある、と言う事を示したかっただけである。このように、人間の考え方は人それぞれで、右から左までいろいろな考え方がある。その意味に置いて、私は最右翼かも知れない。少なくてもオーディオに関してはハト派ではないだろう。

 具体的な例を挙げよう。

私の研究に依れば、高帰還アンプの安定度を自動制御理論で決定してきた従来の設計法では、十分な安定度が確保できない為、音質に何らかの問題が出る可能性が大きいと私は考えている。

その根拠は、特許NRL 回路によって負性抵抗が無くなるまで補償を行うと、自動制御理論でよく使われる安定度の指標である位相余裕が、設計目標とされる値より遥かに大きくなるからである。
 こういう場合、従来の設計法による帰還アンプは理論的に不備があるから、得られた音は評価できないと私は考える。

一方で理屈は兎も角、出てきた音がその人にとって好ましい音だと感じれば、それはそれで良いとする考え方が明らかに存在する。どちらにもそれなりの言い分がある。

 私は帰還アンプが不安定になった場合に発生する音を極端に嫌うので、出来れば皆さんにもその音の洗礼を受けて欲しくないと考えている。

しかし、仮に不安定な音だとしても、それで低音が出ていると感じるなら、あるいはそれで歯切れが良いと思うなら、それも価値はあると考える人もいる。
 それがずっと続けば良いが、私はその錯覚は長くは続かないと思うし、人は必ず何時かは気が付くものであり、その時又新しい別の物を求めようとする。そして、また伝統的な帰還アンプか気分を変えて真空管アンプを新しく求めても、結局は同じ事の繰り返しになり、何時かは諦めて、オーディオを趣味から外す人が出てくる事になる。それが、過去の日本のオーディオの歴史ではなかったか。

 確かに、アンプの買い替えがあれば、アンプの売れ行きを確保できるメリットはあるが、それは製造側の言い分であって、買う側の論理ではない。
先日も書いたが、数年以上も前に WR アンプを買って頂いた方が未だに愛用されている現状は、ビジネス的には失敗かも知れないが、私はそれを間違っているとは考えない。ビジネスチャンスは買い替え需要に頼るのではなく、新規に開拓すべきだろう。WR アンプのキットはそれを目指している。

 このように歯に衣着せぬ発言も私の性格から来るもので、最近はこのような発言をする人は少なくなっている。それは社会から嫌われるからであろう。今の社会は目立つ者を許容しない。皆等しく幸せを望む。それが日本の民主主義なのだろう。そして誰も本心を言わなくなる。評論家もズバリ本音を言わなくなる。それが住み易い社会を造ったのだろうか。

 最近の虐め及び自殺、幼児虐待及び殺人、談合汚職、酒酔い運転などなどニュースで報じられる事は嫌な事ばかりである。しかし、これが日本の民主主義の現実だ。私は、もう少し識者がその専門の立場を生かした、攻撃を恐れない、自分の信じる本当の事を言うべきだと思うし、周りもそれを謙虚に聞くべきだと思う。皆一人前面して、人の話しに敬意を払わないのも最近の傾向だ。

 結局は、社会にしろオーディオにしろ、国民または消費者が何が正しいかを識別する目を養う事、そして言うべき時は正々堂々と発言するべきだと思う。そうでないと世の中は一向に良くならないだろう。

やはり、私には「正しいか、正しくないか」が人間の基本にあるべき事だと思えてならないのである。
http://west.wramp.jp/datawr13.html

43 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu May 13 17:59:03 JST 2004

私のアンプ理論は、最終的な結論まで学会で認められたわけではなく、寧ろ世の中からは冷たい目で見られて来ました。

 「オーディオアンプは可聴帯域を扱うのだから、高周波領域の問題が関与するわけがない」
というのが、当初の世の中の反応でした。
そして帰還アンプの設計と言えば、自動制御論が唯一の理論的よりどころだったのです。
そして、大メーカーを含む各アンプメーカーはそれをよりどころに、一体何種類の帰還アンプを発売してきたでしょうか?

 そこへ、

「制御理論だけでは不足であり、帰還アンプが必然的に内包する負性抵抗を考慮しなければ、正しく動作する帰還アンプは作り得ない」

と唱えたわけですから、社会の力関係から言っても、それが素直に認められるわけがなかったのです。

 それ以来、大学に席を置く研究者でありながら、学会での活動を打ち切り、特許取得に力を注ぎました。審査に異例の時間が掛かったりはしましたが、2つの特許が取得でき、小生の考えがお国から認められたのです。

 それに勇気付けられて、
「実際にアンプを作って第3者に聴いてもらう」、
「そして実際に聴いてくれた人の評価で自分の考えが正しいかどうかを判断しよう」
と思い、大学時代の友人、平野紘一氏にアンプの製造を依頼したのです。

 それが1998年の夏頃でした。
当初はα1のみの販売で、公的機関で唯一の理解者だったラジオ技術のサービス部を通じて販売を始めました。以来、少しづつですが WRアンプを理解してくれる方が増えてきたのです。

 正直言って、アンプの利益率は極小であり、特許料や無くなりつつあるトランジスタの購入費を考えると、決して楽な道ではありません。会社組織ならとっくに倒産しているでしょう。

人件費ゼロ、平野さんには手弁当、というような事で切り抜けています。

 それでも、これが自分の使命だと考えて、命ある限り頑張って行こうと思います。そして「WRアンプを買って良かった!」という人が1人でも多くなるように努力を重ねて行こうと考えています。

 どうか、アンプに疑問を感じた方は是非 WRアンプを試してみて下さい。
WRアンプはそういうあなたを決して裏切らないでしょう。
http://west.wramp.jp/datawr4.html


803 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Tue Dec 4 17:23:00 JST 2007
Tomさん、WRP-α100のお買い上げと試聴レポートありがとうございます。

 WRアンプが曲がりなりにも製品化されたのは1998年の秋でした。
折りしも三多摩の有力大学によって組織された、多摩起業家育成フォーラムが主催する「ベンチャー甲子園大会」が電通大で開催され、恩師の勧めもあって「WRアンプ」を引っ提げてエントリーしました。

 私が「NRL 回路」の理論的な発表を行い、別会場では平野紘一氏によって製作されたWRアンプ第1号が、ワーグナーの「タンホイザー序曲」などを奏でてデモを行っていました。

既に特許が成立していた事とその理論が実用化されていた強みから、幸いにも「大賞」を受賞する事ができ、楯と賞状を頂きました。

 その模様は読売新聞やテレビ朝日によって取材されていました。新聞にはその模様が写真入りで報道され、テレビでは翌年の1月30日に「ザ・スクープ」という鳥越俊太郎氏が司会する番組の中で「ベンチャーに賭ける男たち」と題して放映されました。新聞やテレビの影響力は凄いもので、全国から問い合わせが殺到しましたが、残念ながらまだビジネスに対する準備が全くなく、具体的な進展はありませんでした。

 最初にビジネスらしい事が始まったのは、私がよく執筆していた「ラジオ技術」の編集部とのタイアップで、現在の WRP-α1MK2 に相当するアンプを半完成キットとして、売り出した時に遡ります。

当時 18万円でした。機種はそのパワーアンプ1台のみで、今から考えるとWRアンプの本領は本当の意味では発揮されないスタートとなりました。

 当時は 30W もあれば十分だと考えていましたし、事実当時の8Ωスピーカーなら何とか鳴らす事ができていました。その後プリアンプWRC-α1 が開発され、次第にネット販売に移行して行きました。30W の時代はかなり長い間続いたと思います。世の中は次第にコーン紙を重くし、強力なマグネットを搭載したスピーカーが開発されて、小さなエンクロージャでも十分な低音が得られるようになって来ました。その結果スピーカーの能率は低くなり、アンプには高出力が求められてきたのです。

 そこで、WRP-αZERO なる 50W アンプが開発されたのです。
50W という値は近代的スピーカーを駆動する最低ラインのようで、私が使用している B&W の MATRIXシリーズは確か 50W 以上のアンプを使うように指定されていたと思います。WRアンプの50W は全段安定化電源駆動である為、普通の 50W アンプより駆動能力は高く、これで大方のスピーカーに対応できると思っていました。

 しかし、Tom さんが所有されているディナウディオを始めとした、ローインピーダンス化されたスピーカーが開発され始め、8Ω以下でのアンプ駆動問題が浮上してきました。実はこの話は今に始まった事ではなく、インフィニティの2Ω問題は既に存在していて、メーカーはその対処を済ませていたのですが、その解決に不可欠なパワートランジスタの並列接続による音の濁りを嫌って、WRではインフィニティは例外問題として考えていたのです。

 そんな折、Tom さんが昔憧れた YAMAHAの旧型スピーカーからディナウディオに乗り換えられたのです。そして、偶々Tom さん宅に納められたWRP-αZEROのプロテクションが、過敏に動作する問題にぶつかったのです。
これは後から分った事ですが、まさか個体問題であるとは夢にも思わなかったので、新たな高出力アンプが必要ではないかと思ってしまったのです。

 そんな折、Tom さんが1年前の秋の試聴会でお披露目した X-100(100Wアンプ)に注目されて、これを何とか都合つけて貰えないだろうか、と言われたのです。このアンプは確かに8Ωで 100W出るようにはなっていましたが、私の悪い癖でローインピーダンススピーカーへの対応は面倒な事もあって考えておりませんでしたので、パワートランジスタの並列接続もしていませんでした。

 即ち、ローインピーダンス(4Ω)スピーカーを接続すると、単純に考えて電流が2倍流れる事になります。この事はアンプ部分のパワートランジスタは勿論の事、安定化電源のパワートランジスタにも摘要される話です。
極端な場合はパワートランジスタがぶっ飛びます。
それが原因でスピーカーを破壊する事も考えられます。
非常にアンプ製作側からは厳しい条件になるのです。

 従って、このままX-100 をお渡しする事はできません。それから急遽、背に腹は代えられないので、パワートランジスタの並列接続工事を行い、業界で行われる厳しい4Ω連続負荷テストや激しい音楽をフルボリュームで再生して、放熱器の温度上昇が限度内に納まるかどうか等、種々の過酷なテストを繰り返し、これならばディナウディオに接続しても安全である、と評価できるように改造したのです。

 こうして完成した新生 X-100 と代替えの αZERO をもって、平野氏と共にTom さん邸を訪れた事は既にご報告した通りです。
今回もある意味厳しいTom さんのご要望があったからこそ、ローインピーダンス・スピーカーを駆動できる、WRアンプが完成できたのだと思っております。


 我が家のX-100 も、α100 がドック入りしている最中に、α100 の良さをフィードバックして出来る得る限り同じように改造しました。
かなり音質は近づいたと思っています。
B&W 805 MATRIX と組み合わせて聴いても、その改造の利点がよく分ります。
並列接続による音の濁りも殆ど気になりません。メーカー製によくあるパワー感はあるけど大味だ、という印象も全くありません。

 ゴールドムント等の海外製高級アンプもお聴きになっている Tom さんが α100 の良さを色々と書いて下さいました。
価格差から考えても、α100 は凄いハイC/P パワーアンプです。
そろそろ外国崇拝から脱却して、実質的にはより優れている α100 をお使いになって見ては如何でしょうか。
大切なのは、他人に対する見栄ではなく、自分自身が如何に満足して音楽を楽しむかどうかだと思うのですが。

 このように自信をもってお勧めできるのは、帰還アンプに不可避的に発生する負性抵抗を特許 NRL 回路で消失させているのは、世界広しと言えども多分 WRアンプだけだからです。
負性抵抗がアンプ内に包含されている限り、どんな超高額・高級アンプと言えども絶対いい音のアンプにはならない、

これが私のオーディオ上の信念であり、根拠もなくお勧めしている訳では決してないのです。
http://west.wramp.jp/datawr17.html


804 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu Dec 6 18:38:59 JST 2007

ベストバイ・プリアンプのブロックダイアグラムについて

 先日HPにアップした、ベストバイ・プリアンプのブロック図について補足説明させて頂きます。
このブロックダイアグラムの特徴は

1.バランス入力された4つの独立した信号は、完全バランス増幅器及び4連音量調節VRを使って独立に処理されている事。

2.A1及びA2はオペアンプを使わずに、特許NRL回路を生かしたディスクリート回路で構成されている事。

3.アンバランス信号は、−6dBのA1増幅器でホット・コールドの両信号を可能な限り均質にバランス信号に変換している事。

4.A1とA2のゲイン配分を適当に設定し、バランスプリとしては10dB、
  アンバランスプリとしては4dBのゲインが得られるようにして、両立を図っている事。

5.RCAピン端子のバランス出力を利用して、2台のパワーアンプをブリッジ接続したりバイアンプ駆動したりできる事。

6.イコライザーをオプションする事により、LPの信号もバランス化する事が可能になり、アナログレコードをこれまでにないパフォーマンスで再生できる事。

7.100V用トランスを2つ直列に接続して使用する事により、電源部がセパレート型で安定化電源を採用しているフラグシップ機と、同等の高S/N比を得ている事。

以上のようになっています。項番毎に解説を加えさせて頂きます。

 1に関して: 昔のトランス結合のように一度アンバランス信号に変換し内部でアンバランス増幅してから、最後にバランス変換して出力すれば増幅器の数が半分で済むとか4連VRの必要がないなどのメリットがありますが、その変換の際に音質を損なう可能性があり、WR では完全バランス増幅方式を採用しています。

 2に関して: 増幅器に LF357 のようなICオペアンプを使って構成すれば、比較的簡単にこのブロック図を実現できますが、音質は月と鼈くらい違う結果になるでしょう。特に-6dBのゲインに設定するには、過度な帰還が必要になりオペアンプの動作上に大きな問題が生じてくることが考えられます。-6dBという特殊なゲインでも、何ら音質に問題を起こす事なく信号を増幅できるのは、特許 NRL 回路の大きな特長です。

 3に関して: 簡易にバランス信号化する事は可能でもホットとコールドの信号が均質でない場合には、真の意味でバランス信号にはならないので、バランス伝送の音質上のメリットは余りなく、最悪の場合は、余計なひずみ感が生じてくる危険性があります。A1は高域補償の問題も含めて、かなり神経を使って均質性を保つように設計・製作されています。

 その結果バランス出力を有するCDプレーヤーなどは必須ではなくなり、アンバランス出力しかないプレーヤーでも、バランス伝送の効果を大いに享受する事が可能です。私はこれまでアキュフェーズの高級 DAC(DC-91)を原則的に使って来ましたが、WRのアンバランス−バランス変換回路が完成してからは、TEAC DV-15でも十分なパフォーマンスが得られており、最近は、殆どアキュフェーズを使わなくなりました。

 この事をもう少し言えば、プレーヤーやDAC に入っているバランス増幅器の性能が完璧でない可能性もあり、場合によってはWRプリのアンバランス−バランス変換回路を使った方が結果的に音が良い場合が有り得る事になります。バランスとアンバランス両方の出力端子を有した機器の場合は、両者をWRプリの隣り合わせの入力端子に同時に接続して、瞬時切替によって音質の違いを見極める事も必要になると思います。

 4に関して: まだまだ世の中の趨勢はアンバランス伝送なので、アンバランスプリとしても使用可能なように、ゲイン配分を考えてあります。私の経験ではWRパワーアンプのゲインは 26dBと高いので、0dB のプリでもVRの位置を右に大きく回せば実用上使えない事はなく、事実かなり長い間0dB プリを愛用していた事があります。従って普段余り大きな音で聴く事がない方は 4dBのゲインが有れば、十分使えるものと思います。

 5に関して: ブリッジ接続には逆相の、バイアンプには同相の2つの信号が必要ですがこの為にバランス出力端子を使う事ができます。普通のパワーアンプの、左右の入力端子はRCA 端子ですからRCA ピン接続ケーブルを用いる必要がありますが、仮にパワーアンプの左右の入力端子がキャノンコネクタの2、3番に用意されているならば、バランス接続用のキャノンケーブルを用いてブリッジ接続が可能です。一部のWRバランス入力対応パワーアンプはそのように加工されています。
尚、バイアンプに使う場合は2つのアンプの位相が逆になりますから、どちらかのSP端子の極性を変えて位相を揃える必要があります。

 6に関して: WRのイコライザーはオーディオ誌の評価も高く定評がありますが、これをバランス化して、さらに高品質な音でアナログディスクを楽しむ事ができるようになります。

9月の試聴会で平野紘一氏がデモった音に多くの方が度肝を抜かれたのではないでしょうか。
アナログディスクからあのような凄いピアノの音が出るなんて、昔では考えられなかったでしょう。我々の常識を完全に覆したあの音は、昔作られたレコード盤から再生されたのです。カートリッジの性能もそんなに変っていないのですから、これはイコライザーを含む WRアンプの勝利だと言っても良いでしょう。LP再生に今後の楽しみを託す方には特にお勧めです。

 7に関して: 電磁及び静電シールドの施されていないトランスの漏洩磁束は、プリアンプに使うには余りに多く不用意に電源トランス内蔵型に使うとS/N 比が悪化し、音質を大きく損なう事があります。従って、WRのフラグシップ機は、安全を見込んでシールドを施した上に別筐体に収納しています。しかし、これはコスト高になる事は自明であり、ベストバイプリに採用する事はできませんでした。
そこでトランスの設計経験のある平野氏のアイデアで、100V 用トランスを 50V で使う事にしたのです。

 即ち、2個直列にして使うとトランスの漏洩磁束および唸りは激減するので、トランス内蔵型プリに使っても何ら問題がなくなるのです。

こうして、上記特長を生かしたプリアンプの製作に成功したのです。
平野氏の実測によれば、WRプリの残留ノイズはフラグシップ機で平均10μV であり、ベストバイプリでは平均15μV であったと報告されています。

 このように、WRのベストバイプリアンプは優れた回路構成と、スチコン、MALLORY のフィルムコン、ニッケミSME コンなどの優良部品を使用して、非常にハイ C/Pのプリに仕上がっています。
東山さんが掲示板で仰っているWRプリの効果を、気楽にお試し頂きたいと思います。10万円位でこれだけの機能及び性能を満載したプリは他にないでしょう。メーカー製パワーアンプ等と組み合わせても、それなりの効果があると言うご報告を別のユーザーの方から頂いています。

 今回掲載したブロック図はベストバイ型でしたが、フラグシップ機も電源部を除いて同じ構成になっています。αZERO などには当然フラグシップ機が良い訳ですが、ベストバイ型プリアンプと組み合わせてもランク違いで聴けないと言う事はなく、それなりに聴けることを確認してあります。

注) フラグシップ機のA2ゲインは6dBですが、ご希望により10dBに設定する事は可能です。
http://west.wramp.jp/datawr17.html

ウエストリバーのアンプを聞く 2014年12月28日

だいぶ昔余所で聞いたことがあるのだがよい印象を持っていたので借りてみた。
パワーは WRP-ΔZERO(50W)、プリは WRC-α1/FBAL である。
推奨バランスケーブル、スピーカーケーブルも付けて頂いた。
結論から言えば 802SD を駆動できなかった。
低域の量が少なく抑えた表現になっていた。伸びやかさが不足している。

中高域が立った音が好きな人からすればナローに聞こえるだろう。
しかし、音の動きは良くわかるし、奥にきれいに広がる。定位も安定している。
音が整理された感じだ。この中高域で好き嫌いが分かれると思う。
ちょっとゴソゴソした雰囲気があり、S/N が悪い感じはある。
適切なスピーカーを用いて試聴すればだいぶ印象も変わるでしょう。

うちはパワーがある意味ちょんまげ純正のクラッセだったから相手が悪かったかもしれない。

余所で聞いて印象が良くても自宅に入れると印象が変わるところが難しい。
http://otogawarui.seesaa.net/article/411354745.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html

[文化2] プリアンプは必要か? (リバイバル板へのリンク) 中川隆
5. 中川隆[6666] koaQ7Jey 2017年2月12日 13:14:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7126]

都合で上記スレの幾つかを削除して、新スレに変える事にしました。 最初は


超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/748.html#c5

[近代史02] LPの音をSPの音に変える魔法のスピーカ タンノイ オートグラフ _ 2流オケの音もウイーン・フィルの響きに変える奇跡 中川隆
102. 中川隆[6667] koaQ7Jey 2017年2月12日 15:15:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7127]

上杉アンプだけは絶対に買ってはいけない

真空管アンプの上杉研究所 UESUGI
http://www.uesugilab.co.jp/


マッキントッシュのボロいパワーアンプや、上杉のボロいプリアンプこそが、アルテックを鳴らせない原因であった!

この度は、t.amps.S-75mk2、アレン&ヒースのxone:62、重鉄タップ、ベルデンのspコード購入させていただきました三重の○です。


まずt.amp、S-75mk2を注文し、届いてすぐ聴いた所、クセのないフラットな音にビックリ。思わずイナバウアーしてしまいました。

A7からこんな音が出る今までの音はなんやったんやろ。

もうオーバーホールなんかしてる場合と違うと思い、今まで使っていた上杉のプリアンプ、マッキントッシュパワーを買取に出した金額の半値で xone62 を購入しました。

上杉のプリでは、まったく分からななかった奥行き感、ピアノのタッチ感、そしてヴォーカル盤を聴くと目の前で歌っているようです。
http://www.procable.jp/setting/pa_speaker.html

300Bってそんなに音がいいとは _ 上杉アンプ

63 名無しさん@お腹いっぱい。 02/11/05 20:21 ID:???

プッシュプルの出力管の一方を抜くと、劇的に音が良くなることがあるらしい?!


64 名無しさん@お腹いっぱい。age02/11/05 21:56 ID:???
>>63
おいおい、ネタもいいかげんにしないと玉ヲタクはドキュソが多いから本気でやっちゃう奴が湧いて出てきちゃうゾ(w


66帝都電蓄堂sage02/11/06 00:09 ID:???
>>64
 確かに球アンプ、というか自作派は、えてして電気の知識がない方が多いですな。

 某管球**の上杉などはその典型例かと。まぁ、**は地獄とでも入れておくか。

 ああいう方には去って頂いて、正しい知識のある方に色々と記事を書いていただきたい。  
あんな不逞な輩が記事を書いているから、自作派は、インチキ呼ばわりされつづける。


68 名無しさん@お腹いっぱい。sage02/11/06 03:12 ID:???

上杉などはその典型例とは?本当にそんなでたらめ記事書いてんの?


69帝都電蓄堂sage02/11/07 22:30 ID:???
>>68
 定格を無視し、時代背景を無視し、安全性を無視し、読者に誤った知識をすりこんでゆく。

 これらを無視することは、最後には製作した方の財産や安全を危険にさらすことになります。
電気の知識を与えないで、またその知識を学ぶ必要を明示しないで製作記事を載せ、「初心者にも楽に作れる」とは言語道断であります。

 この電気の知識を軽視した態度は、ゆくゆくは音質改善の知識を失わせ、読者に不利益を与えるものであります。 きちんと正しい知識を普及啓蒙するべき出版社・執筆者が、この有様とはまったくもって情けない。

 まぁ、正しい知識をもたれると、何かとまずいことでもあるのでしょう。

 まず、あのような古典的な球にはそれなりの使い方があるのです。時代時代の回路の変遷があるのです。これをまずはできるだけ正確に理解せねばなりません。

 また、その回路で組まれた機械の使用部品にも、配線方法にも、配置にも、全て意味があります。

 それらの真意を汲み取り、設計に活かさないことには、いい結果が取り出せるわけがありません。

 技術は積み重ねです。基礎が出来ないうちに応用をやるのは無理です。デッサンが出来ない人にきちんとした絵がかけないのも同様です。きちんと理解したらあとは自分の解釈というのがあります。これには何十年も掛かることでしょう。

 私は、あえて上杉のアンプが好きな人を否定しません。主観が入りますから。

 その人は「今」その音色が好きなだけであって、その機械が好きなだけであって、世界の一級品に触れれば、一回正しい整備状況の音を聞けば、固定観念や妄想にとらわれ、あるいは余程に音楽センスがない方でない限り、私の言っていることが判ると考えるからです。
http://hifi.denpark.net/1033302255.html


もう故人となられた某管球アンプメーカーのアンプの内部配線を自分なりに考えて見ると、材料(ケーブル・半田材等)については全くのど素人だと感じました。

「何も疑問を持たない電気技術者」を地で行っている様に感じた。

具体的に、アンプ内部の「グランドライン」は綺麗に見せる為に、むき出しの単線を多用されている。

しかし、材料や方法の分野ではほとんどど素人状態である。

何も実験をしなかったのか?疑問に思わなかったのか?・・・技術者の基本が出来ていないと感じる。

そんな方の作ったアンプが雑誌でもてはやされ、高額な値段で取引されている。

名も無い方の非常に考えて作られたアンプの方がよっぽどましだと「管球アンプ」を触っていた時に思った。

一つの機械を作る時は、4M(マン・マシン・メソード・マテリアル)で考えるのが鉄則である。その鉄則を守らない技術者がいくら見かけの良いモノを作っても「本質」は良く成らない。

オーディオの本質は「音質」である。「音質」に目標グレードを置いて開発しなければ無意味な機器を生産する事になる。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8daa45309d2187061973c9c764ceb058


上杉佳郎さんは全然気付いていなかった様ですけど、ビンティージ・オーディオは半田やリード線も徹底的に吟味して選んでいるので、コード 1本で音ががらっと変わってしまうのですね:

デッカ「デコラ」は BUD の宝物。古いSPから新しいレコードまで(但しモノ)なんでもよく鳴ります。

つい最近使われているスピーカーコードを古い単線に換えてみました。

ところがどうでしょう、高音がきつく、堅くてうるさい音になってしまいました。

換えた理由はオリジナルがビニール被膜だったからです。ビニール被膜のコードは音が良くない!と頭で決めた先入感があって、いつかは換えてみたいと思っていました。しかし結果は全く裏目に出ました。安心して音を聴いていられないのは、落ち着かないことこの上なしです。

さらに悪いことに、オリジナルのコードを捨ててしまったのです。ああなんということを、と思っても時既に遅し。覆水盆に返らずです。そんなこんなで居ても立ってもいられず、取り敢えず単線は外し、布被膜の撚り線にしてみましたが、多少の改善は見られたものの、「デコラ」オリジナルの音には復しません。

ビンティージ・オーディオはそれが創り出された当時の完成度が、コード一本によって歪められ、バランスが崩れてしまう、ということが本当によくわかりました。オーディオはトータルバランス。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/4989053.html

ウエスタンのシステムをオリジナルの状態のコンビネーションで使用するというのは、ある意味で正解である。ウエスタンは、まさにその状態でバランスをとっている。

ウエスタンのスピーカーのリード線などを見ても、こんなところに細くて純度の低い銅線を何故使用するのだろうかと思うが、実はそれでもってバランスをとっている。6Nや7Nを使用すると破綻することがある。594Aのダイヤフラムのリード線も細い。オリジナルのWE755Aのリードも初期は細い。

アルテック以降の 755A では、"良い"銅線が使用されている。バランスというものの本質が分かっていない後期の設計者が、抵抗値が低ければよい音になるだろうと思って、変えてしまったものかも知れない。

いずれにしろ、ALTEC 755Aは、外見も仕様も全く同じだが、Western 755A の音はしないのである。
http://homepage3.nifty.com/western/audio/nazo2/nazo2.htm


以前古いウェスタン製のアンプを修繕したことがありますがソックリそのまま復元したのに肝心の音の方が蘇りません。

原因は使うハンダにありました。 NASSAU です。

もう市販はされていませんので昔買い込んだものを大切に使っています。古いアンプでも回路はそのままで結線の箇所をこの NASSAU ハンダに入れ替えるだけで音が激変しますよ。


爾来、古いアンプを修繕するときは可能な限り使用されているハンダを吸い取ってそのまま使用することにしています。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/268f28bacb0f04cf1c580a3ace03d11e

WE のものは真空管は当然のこととして配線材からコンデンサ,トランス類まで全て『WE の音』というものを持っています。

配線の仕方や部品の配置ひとつ取ってみましても,WE と WE を真似たものでは音が全然違うのです!

真空管に WE のものを使用して,回路を真似たからといっても WE の音は絶対に出ません。

星の数ほどある WE 風のアンプとは違うのです。

オリジナルのみが持つこの音に魅せられたら最後,他のどんなアンプを持ってきても満足することはできなくなってしまうでしょう。

【Western Electricのオリジナル】以外では絶対に聴くことができない音があります。
新旧アンプの全てを持ってきてもこんなに魅力的な音を出してくれるアンプは見つからないのではないでしょうか。
http://homepage2.nifty.com/jazz_audio/audio-5.html


オーディオ雑誌について


オーディオ教でも述べたが,最近のオーディオ雑誌は,単なる「怪しい読み物」と化している.

清く正しいマニアは,決して記事をそのまま,まねをすべきではない.

鵜呑みにすると,膨大で無駄な出費と,その後に来る無力感と怒りに打ちのめされることになる.ほとんど信ずるに足りぬ記事が結構多い.

また,現存するオーディオ用の球がどんどん無くなっているため,なぜ「こんな駄球」を記事にするのか?と疑問が生ずるようなものが多々見受けられる.どこかの業者が大量に駄球を輸入したため,その販売を手助けし,手数料を貰うための目的で,読者を騙しているのかと勘ぐりたくなる.

とは言っても,何か参考にしたい資料が欲しい.そこで,信ずるに足ると思われる製作例の著者を極私的に示したい.


球に対する深い愛情がにじみ出ていて,示されたデータも全く妥当と思われるのは,武末数馬氏と浅野勇氏である.

このご両人の製作例は,そのままコピー機を作れば,まず間違いなく,記事と同じ性能・特性のアンプが造れる.

所長も,いくつかはコピーしたが,公表データとほぼ同じであった.ご両人の設計方針は全く異なると言っても良い.どちらを選択するかは,自らの好みで決めればよい.


このご両人に続く著者では,安斉勝太郎氏,上杉佳郎氏や森川忠勇氏も,その発表データは信頼できるが,如何せん,商売気がプンプン感じられて,今ひとつと言った感じである.

最も,これらの人にも生活があるから仕方ないとも言えるが.


とにかく,オーディオ以外に生業を持っていて,趣味で製作記事を書いていた昔の人は,信じても良いようである.

国内で大量に真空管が製造されていた時期,1965年以前の製作例も,理論は別として,大いに役立つ.


この時期の著者は正直である.それに引き替え,最近の常連の雑誌執筆者,特に専門的に書いている連中はひどい!

明らかに間違った,あるいはとても推奨できないと思われる内容まであるのではないだろうか.

真空管回路は,もはや出尽くしていると言っても良い.後は,基本的な諸注意に気をつければ,アンプ製作の問題は起こらない.

しかし,シカシ,しかし,最近の著者は,何を考えてんの???
気は確かですか!
http://triodeamp.web5.jp/talk/magazine.html

uesugi ウエスギ上杉★★★★

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/19 23:05:45 ID:qP/oaMos

上杉って、大昔のエロイカ電子工業時代から技術的進歩はあるのだろうか。
全然変わっていないように思うのは私だけか?


19 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 16:41:53 ID:T8UNgCuH

上杉さんのアンプ、

@壊れない
AとにかくSNだけは良い

この2点のみが長所と聞いていましたが・・・


81 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/05 23:49:58 ID:6/8ktWJg

植えすぎさんはまじめ過ぎて、作り込みすぎて結果音の勢いが生ぬるくなるんだな


85 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/12 11:35:46 ID:7Uro4r0d

上杉さんのアンプって以外に物理的特性がよくないんですよね・・・。


129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/26(火) 20:17:07 ID:024uct7

上杉は音がきついと聞くがどうか?


130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/26(火) 20:44:57 ID:d5pNIPw/

部品が安物だから仕方ないだろう


134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/05(木) 01:38:43 ID:OasfY9Yx
>>129
きついというより、エージングに時間がかかる。

時間が経てばたつ程よくなるが、それまではちょっとつらい。
使っている部品が安物とはいえ精度が高いものを使っているからだと思う。
海外製のものの音の良さって、腐る寸前の部品を使った絶妙な味という気がする。


136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 21:28:41 ID:x3I2SSKq
>>134
ウエスギのフイルムコンは松下のポリエステルフイルムのECQEですよね、
これって市販のものは鉄リードなんですが、
ウエスギアンプで使ってるのは、やはり銅線リードで特注してるのかな?
ウエスギアンプ持ってる人、磁石で検証してみてほしいな。


137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/08(日) 15:07:21 ID:FpcjhoaX
>>136
飢えすぎさんは、かつて管球王国で「場所によっては鉄線を使っている」と書いていた。
ひょっとしたら、このことカモ。


138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/11(水) 19:44:47 ID:R5cDOONB

それだと、安物の一般産業用部品を使ってるのに、利益優先をカムフラージュする為、 「あえて使っている」と無理やり正当化しようとしているだけにしか思えんな。

音質チューニングに鉄線を使用するなら、CやR同様にパーツの一つとして実装すべきだよな。

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/11(水) 22:38:31 ID:R5cDOONB

何故か信者が多いウエスギの音にはそれほど魅せられるものがあるのか気になったので、 教祖が絶賛する 6CA7 を使った U-BROS 24 を以前買ったことがあったけど、信者になれなかった。

残留ノイズが低い以外に取り分け優れた特徴は無くつまらなかったので直ぐに手放した。
売る前に鉄線の検証しとけばよかったと後悔してます。

しかし、実際のところ、鉄線使うと音質はどう変化するのかな?
キツイ音になるという人もいるみたいだけど、
漏れは、むしろモワッとすると思うんだけど。
電気的に考えても抵抗が大きい素材なので音の鈍る方向に傾くと考えるのが自然だよね。

ウエスギは安いパーツのキツイ音を鉄線で鈍らして相殺してるのかな?
「塩入れすぎ→砂糖入れとけ」みたいな酷い料理。


147 :MJエロオヤジ ◆0iPjWE.9no :2005/05/12(木) 22:34:14 ID:UWnhMNZ0
マイド
↑杉ampの鉄線って、パーツのリードはともかく、
アースなんかに使用している錫メッキ線のことを示すのでは?。

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/26 17:22:52 ID:pnl4Dewn

SNは回路と猛烈に関係するな。
それと、部品配置や配線の取り回しにも影響を受ける。

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 15:31:11 ID:7SsuKWhr

上杉アンプの配線の美しさはもう芸術の域に行っている。
あれ見ちゃうと、高くてもしかたなかんべと思う。


59 :名無しさん@お腹いっぱい:05/01/30 16:52:55 ID:0J7f5XMZ

uesugiの製品は少なくても抵抗とカップリングコン及び端子、ワイヤー
セレクターSW & ボリュームはオデオ用高級品とは思えんけど。(多分 CR類は松下製品でひょ?。)

60 :最強スピーカ作る1:05/01/30 16:59:13 ID:ZoXQaf4u

uesugiと比較するとオーデオ戦禍の方が高級部品。


オーディオ専科
http://www.audiopro.co.jp/

森川忠勇 著書一覧
https://www.amazon.co.jp/森川-忠勇/e/B004LT22CK/ref=sr_ntt_srch_lnk_1?qid=1485761362&sr=1-1

61 :名無しさん@お腹いっぱい:05/01/30 17:16:18 ID:0J7f5XMZ

但し、オデオ戦火のampはDEAD COPY出来ないように
真空管1本は必ず入手出来難い物を使用している。

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 14:47:27 ID:8i/ikYKx

UESUGIのアンプのトランス タムラ製でしょ
しかも市販モデルと同じですよ
ケースと塗装が違うだけですよー

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 22:53:59 ID:CdXyu+1O>>56

「 UESUGIのアンプのトランス タムラ製でしょ
しかも市販モデルと同じですよ 」 

は正確に言えば市販品ではない。
殆どの出力トランスは市販トランスにはないインピーダンスを特注している。

植過は昔から特注品が好きだった。
昔私が学生だった頃友人がオーディオ店の社長と植過邸に挨拶に行ったとき
発表回路に特注品が多い理由を聞いたとき 

「 簡単に回路を真似して製作し、記事の発表通りの性能に成らないとかいった電話が多く特注品を使用することにより素人が製作しにくくしている。 」

と聞いてきたといっていた。

配線技術は上手な方だが、森川社長の方が数段上ですよ。


67 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 08:32:00 ID:yX6nf5Fu

だから全部市販モデルだって
F700シリーズですよ
EL34 6L6系など在り来たりな6.6k
まー6.6Kだったら 8Kでも使えるし5Kでも使えるユニバーサル型ですから


69 :名無しさん@お腹いっぱい:05/01/31 12:35:52 ID:GmrKBdY1

↑杉ampのPT,CH,OPTの外観は
TAMURAのアモルフアスシリーズの物
ではないか?。


113 :300B:2005/03/21(月) 11:32:51 ID:Hg/rAmrM
>>67さん
上杉は市販品と同じコア、巻き線ではありません。全て特注です。
ケースは異常にでかいですが100Wクラスに見えても中のコアは35Wクラスです。
(これは想像ですが見栄え重視でしょうか。)

以上はタムラの設計者から私が直接聞きましたので間違いないです。
ちなみに20年以上前は個人でもタムラに10個ロットで特注できましたので特注は特殊なことではありません。


114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/21(月) 11:51:17 ID:y2o1BF7b
>>113
飢えすぎさんは、出力トランスには、出力に見合った適正な大きさのコアボリュームがある、というのが持論じゃなかったっけ。
ケースが大きいのは、デザイン上の都合かな。それを「見栄え重視」と言っても同じだろうけど。


70 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 22:54:38 ID:t/10JILG

新忠篤センセは回路はともかく配線はいけません
人様に見せられた物ではありません
WE信者の作例の少ないお金持ちが作ったアンプの様です

最近のアンプ製作者は、伊藤・浅野・安西が居なくなり
森川センセもお年で往年の迫力がなくお店に引きこもってしまい、
苦言を言う先達が居ないせいか雑な作りの作例が多いのは悲しい限りです

最近はデザイン・回路・配線の参考例が少ないですね

氏家さんは若い頃の植杉さんと同じで商業的になってきましたね
デザイン・配線は綺麗です。参考になります


71 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 09:10:50 ID:0ysybbP

+森川先生・・・・。
確かに、引きこもっている。
なにやら、店の奥で(秋葉原店じゃないよ)
勝手なことやっているみたい。

でも、元気だよ。
ビデオを録画してくれたり、
配線見て「うーん、半田が足りないな・・・」
「ほら、これ見なよ!」とか言って
教えてくれるよ。

私が言うと失礼になりますが・・・
森川先生の秋葉原店の息子さんは、配線上手ですよ。
先生と二人の息子さんの中で一番うまい。

それから、「オーディオ真空管アンプ製作テクニックという本」に
掲載されている写真は、ほとんど別の人が作ったと思われます。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 11:14:31 ID:sL8byZ4Q

ティアックとのコラボアンプってどうなの?


75 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 17:31:32 ID:Rxd5JtKI
>>72
ティアックコラボは植の6L6PPの事だよね
過去のMJの記事に内部の写真がありますよ
電源コンデンサーがショボイし配線が髪の毛の様にほそい

でもMJのライターの評価は高い ・・・・・・・ ベテラン管球製作者(植杉)に気兼ねしているのがありあり

植杉信者と金持ちの素人しか買わんだろう 音は聞いたことはないがあの程度に30数万は打線!


87 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/12 12:25:32 ID:4mmQQIAJ

飢え過ぎのカクカク配線ってうまいのか。


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/12 14:01:40 ID:ZOXXysdy
>>87
ヘタではないが、青一色の配線では点検時面倒臭い

 昔(三〇年ほど前)は、五色・十色配線を先輩からきつく言われた

 一度、偶々手に入った配線のしやすい黄色の高級線材で製作した KT88PPアンプを
 見せたら、裏蓋を開ける成り何も言わずにそのまま裏蓋を締められてしまった事がある

 少なくとも、電源・ヒーター・音声信号系・その他ぐらいは分けたいね・・・・

 上杉さんは昔から商売が絡むと、回路・デザインを回路図も読めないアマチュア(ユーザー)に真似をされるのを嫌います。

 管球王国のアンプキット作例の単色配線は上記の様にど素人に真似され、挙げ句に問い合わせの電話を受けたくないからだと思います。

 早い話がキットを買え・ついでに球も自分のところから買えと言っております。
 
上杉さんから買わなくてもソブテックやスベトラーナはどこから買っても五十歩百歩。全てエージング不足。
 購入したら定格の70%ぐらいで2〜3日成らし運転すればOK

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/22 20:25:11 ID:pNRzVTlo

タンノイも録に売れていないから、そろそろクローズも近いんじゃ?
まあ充分に儲けたろうから、いいんじゃないの。


96 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/25 09:44:34 ID:YrJp+Vnv

儲け杉


97 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/26 09:11:50 ID:pFZv+lZe

森川先生にはまだまだ達者でいてほしい。あそこのアンプは何故だか初段SRPPで無帰還or低帰還設計のものが多い。

前者は特性稼ぎとユニット余し防止のためなのかな。

無帰還or低帰還はOPTの性能が高帰還に追いつかないためなんだろか。

専科印のニチコンゴールドがディスコンになったけど、これからどうするのかな。

OPTはいつアイエスオーに乗り換えるのだろうか。もしOPTの銘柄が変ったら、もういちどキットを組んでみようと思ってる。


98 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/26 09:27:15 ID:pFZv+lZe

専科のマニュアルは大胆そうに見えて結構実直だ。
傑作なのは同社のキットはほとんどパワーアンプなんだが、MT管のセンターピンは抜いてしまえ、という指導。

実際アースも取っての比較で、抜いても変化なしというのが現実だそうだ。
ここの設計はSRPPとかムラード型反転とか、ソケット上をジャンパー線が
行き交うから、もっともだけどね。

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/26 10:54:18 ID:fjocHcd8

専科の昔のキットは直結二段差動型回路が多かったけれど、初段SRPPムラード型が多くなったのは、現在容易に手に入る双三極管の両ユニットのアンバランスが大きいこともあるだろう。

昔に比べて両ユニットの特性が揃った球が入手しにくくなっているからね。 

自分のアンプ1台作るだけなら、球を選別すればいいだけだが、商売としてキット化するとなると選別による手間と球のロスが大きいからやってられんのだろう。

昔のムラード型の初段には12AX7とかEF86のようなμの大きな球を用いてゲインを稼ぎ、NFBを深くかける設計のものが多かった。またその場合初段の球の内部抵抗が高く高インピーダンス回路になるので、高域ポールは、初段が一番低い周波数となる。

現在の専科の初段SRPPムラード型キットは、最初から低帰還で良い音になるように設計されているみたい。

最近良く使っているECC84などはもμはそれほど大きくなくNFマージンを大きく稼ぐことは出来ないし内部抵抗も低い球なので、初段の高域特性はSRPPになっていれば相当に上の帯域まで伸びているだろうから、一番低い高域ポールは出力段になるだろうね。

だから>>97がいう

>無帰還or低帰還はOPTの性能が高帰還に追いつかないため

じゃないというのが漏れの見解。
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/pav/1103364906/


最高の真空管アンプを語るスレ

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 00:18:09 ID:u0wcCxZc

とりあえず日本で3強は、ウエスギ、エアータイト、ラックスで決まりだろ。

ウエスギ おそらく耐久性は世界最高。音はまったり。

エアータイト コロコロモデルチェンジしない完成度の高さ。音は現代的。

ラックス 生産、販売共にダントツの一位。修理、トラブルなど、あらゆる情報が蓄積されている。音は上品。


309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 01:13:20 ID:9AHbaVf

>ウエスギ おそらく耐久性は世界最高。音はまったり。


本当かね。部品が超安物なのは間違いないけどね


313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 12:33:14 ID:q9z1qFES

Leben は?


315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 14:07:24 ID:oArlS2g1
>>309
>本当かね。部品が超安物なのは間違いないけどね

オレが使った限り20年ノーメンテでほったらかし、ノートラブル。ガリも何もなかった。
真空管はビンテージデッド物、高価なもの使ってたよ。

>>313
>Leben は?

レーベン、やまもと、かんの、はらだ、トライ、あたりは第2グループかな。
だいたい一人でやってるから、音がワンマン。けどどこもまあまあちゃんとした音。

エアータイトが成功したのは、技術と営業二人いたから、
やっぱりダメだしする人いないと、すごいワンマンな音になる。

ラックスなんか技術の抜群の自身作がボロクソけなされたりする。

自作派はダメだしする人いないからすごい独特の音。
まあ楽しそうだしそれはそれでいい。


316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 14:57:14 ID:oArlS2g1
>>315
レーベン、エアータイト共、元ラックス。
後、マックトンとグヤトーンあったね。


310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 09:08:53 ID:uER1urlF

日本の3強は音悪いね

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 03:42:05 ID:P7zVLo8u

上杉は聞いたけど何となく古くさい音ですね。

144 :筋肉質:2006/09/18(月) 09:10:24 ID:rNINiZVV

上杉アンプは派手な音はしないんだよね。球が温まらないと古臭い音がします。

音は中庸でおだやかです。オーディオ店では目立ち(耳立ち)ません:でも周りの条件が揃えば結構ゴージャスな音もします。
それに壊れない。

マッキンは一口に言えば、米国の金持ち用、と思っています。
でもあのガラスの装飾は見事ですよ。


145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 11:27:00 ID:vpwQcf0j

上杉の部品をよく見てみよう
中庸というより安物の音だわ
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/pav/1144560573/


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/494.html#c102

[文化2] 真空管アンプの世界 (リバイバル板へのリンク) 中川隆
2. 中川隆[6668] koaQ7Jey 2017年2月12日 15:18:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7128]

上杉アンプだけは絶対に買ってはいけない
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/494.html#c102
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/747.html#c2
[文化2] 真空管アンプの世界 (リバイバル板へのリンク) 中川隆
3. 中川隆[6669] koaQ7Jey 2017年2月12日 15:31:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7129]

ウェスタンエレクトリック伝説
真空管アンプはハンダで音が変わる! _ 伝説のヴィンテージハンダ NASSAU
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html#c70
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/747.html#c3
[文化2] アンティーク オーディオの世界 _ オーディオ・メーカはなぜ堕落してゆくのか? 中川隆
12. 中川隆[6670] koaQ7Jey 2017年2月12日 15:33:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7130]
>>5 はここに移転:


LPの音をSPの音に変える魔法のスピーカ タンノイ オートグラフ
_ 上杉アンプだけは絶対に買ってはいけない
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/494.html#c102
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/745.html#c12

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が…

40年も前の安物スピーカー スペンドール BCU の今も衰えない人気の秘密

スペンドール BC-U 発売年月 1975年頃


型式 バスレフ インピーダンス 8Ω

許容入力 100W(Max)

使用ユニット
[スーパートゥイーター] ドーム(STC-4001G)×1
[トゥイーター] 3.8cmドーム(HF-1300)×1
[ウーファー] 20cm特殊コーン×1

出力音圧レベル 90db
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html

Spendor Speakers BC1 MATCHING PAIR FOR SALE ON EBAY
http://www.youtube.com/watch?v=UBFQ_BwSvnM

SPENDOR AUDIO SYSTEMS LTD
http://www.spendoraudio.com/
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/index.html

トライオード(代理店)
http://www.triode.co.jp/spe/index.html

BC1/BC2用スピーカースタンド ¥58,800(税込)
http://www.phileweb.com/news/audio/201110/19/11354.html

スペンドール BC-T
http://www.troelsgravesen.dk/vintageBC1.htm

スペンドール BC-U
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html
http://www.google.co.jp/search?q=spendor+bc2&hl=ja&lr=lang_ja&tbo=u&tbs=lr:lang_1ja&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=CODWUOeJC8ihmQXXkYGoCA&ved=0CC4QsAQ&biw=1044&bih=892

スペンドール BC-V
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-iii.html
http://www.google.co.jp/search?q=spendor+bc3&hl=ja&lr=lang_ja&tbo=u&tbs=lr:lang_1ja&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=NODWULynEcbAmQXatIHgCA&ved=0CC4QsAQ&biw=1044&bih=892

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1. 大したスピーカーじゃないんだけど、みんなが絶賛するスペンドール BCII


1) スペンドール BCII は廉価品の造り


スペンドール BCII ¥115,000×2 瀬川冬樹

BCIIのイギリス本国での価格は、日本での定価の半値以下という、ほんとうにささやかなスピーカーだ。スケールの大きな音ではなく、どちらかといえば音量もほどほどにおさえて、まさにコンサートホールで音楽を鑑賞する感じ、というひとつの枠の中で楽しむスピーカーといえる。
http://www.audiosharing.com/review/2009/06/-bcii-4.html

先日、以前から気になっていたスペンドールBCUを Stadio K's で聞いてその可能性に魅せられた。 BCUは極普通の音であるように聞こえるが、英国スピーカー独特の(しかもじんわりと染み出てくる)威厳を感じたのは僕だけではないはず。僕なりに料理をしたらどんな音になるのかと帰宅途中ずっと考えていた。

音質は値段ではないと感じるがまさにBCUはそういう代表的オーディオ機器。 そして広木さんの(BCUでの演奏)講演に使用したソフトも素晴らしいものでオーディオ以上にソフトの知識がある人がレコードコンサートを行うとこれほど違うのか!と納得させられた。オーディオはソフト、ハード両方において知識がないとその半分も実力を発揮できないと僕は考えているが、広木さんのCD、レコードに関する知識は素晴らしく、尚かつ説得のあるものであった。
http://more.main.jp/zakkichou04.html


リアバッフルを開けて中を見たとたん

「なんだこの極細配線は・・・」。

ネットワークも整然と綺麗なつくりでは有るが、ぎぼしの様な差込式の接続、ボイスコイルへの配線の劣悪なこと。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2007/06/bc_5c56.html

しかし作りはかなり荒いですねー。。。
バッフルはベニアをくりぬいて黒を吹きかけただけだし。。。笑 
http://ariajp.cocolog-nifty.com/free_discussion/2007/12/spendor_bcii_0adc.html

エンクロージャの裏板を外し、内部の分厚いスポンジの吸音材を取り去ると、その下にスペンドールBC-Uの美しい姿からは想像すら出来ないグロテスクなベトベトした状態の真っ黒な瀝青(アスファルト)が10ミリの厚さで貼り付けられている。  キャビネットの振動はこの醜い瀝青がダンプニングしていたのだ。

吸音材と瀝青ダンプ材を取り去ったエンクロージャは、たった9ミリ厚の合板だけで造られていた。  バッフル面でさえも薄い9ミリ厚の合板だけだ。  補強材が全くない箱なのでよく響く、響き過ぎる軽い箱。
 
私にだって簡単に作れる、呆れるほどの薄い9ミリ合板の何の芸もないただの箱。

サランネットをはずしたスペンドールBC−Uのバッフル面は、合板の品質が余りにも粗悪、継ぎ接ぎ跡などがあり醜い。 バッフル面を黒く塗装した。塗装を3回繰り返しても合板素地が粗悪なため、綺麗に仕上がらない。
それにしても、このスピーカーキャビネットが、真っ黒なベトベト粘着したアスファルトによってダンブニングされているのを知ったとき、それと薄い合板だけで造られていたことを知らされたとき、呆れ驚ろいたことを今でも思い出します。
http://blogs.yahoo.co.jp/kisokyoku459/1609314.html


___________________

2) しかし、 廉価品から何故か奇跡の音が…


菅野沖彦 「コンポーネントステレオの世界 1979」

「このBCUは、ちょっと他に類をみないほどの、気品とみずみずしさの魅力を備えていると思います。これほどみずみずしい音を聴かせてくれるスピーカーは、高価格帯のものにもほとんど見当たらないほどです。

私は自宅で、もう何十年にも渡ってあれこれ苦労して鳴らしこんできたJBLの大きな3ウェイのシステムを置いていますが、その点では残念ながらこのBCUにかなわないんですよ(笑)

このスピーカーで、とくにクラシックのプログラムソースを、適当な音量で鳴らしたときのすばらしさは、ちょっと比類のないものですね。音の粒立ちがよくそれでいてなめらかで、暖かで、艶があって、端正で、そして中音から低音にかけてはたいへん芳醇です」
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/40174404.html

確かにBCUの音はキレや分解能では古いけど、女性ボーカルの唾液の濡れた感じや耳元で囁かれた時の様に実際に背中がぞくぞくっとするスピーカーは他に経験した事がないからいまだにメインで聞いてる。

浅薄な計算では生まれない、官能を直接刺激する音だよね。
上杉佳郎氏が「世界に数多のスピーカーがある中で最も美しい音」といった音色だけは今も色あせていないと思う。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

タンノイ BerkeleyUをしばらくの間 スペンドールBCUと併用した。38cmユニットの威力で、低音は良く出たが、ボックスの奥行きが浅いせいか、音場の深さ(奥行き)に乏しい印象で、本当には満足できなかった。

弦楽器の高音の繊細な衣擦れ感もスペンドールBCUに及ばなかった。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/56818396.html


139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/19(土) 03:00:39 ID:+U4gRThu

「スピーカーはなにをお使いですか?」

「いや〜。お恥ずかしい。実はBCUなんですよ〜。もう骨董品ですわ。  今のスピーカーもいろいろ聴いてはみるんですけどやっぱり私にはこれが一番しっくりくるんですな〜。

 弦なんかもう、えもいわれぬ音色でね〜。」
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 21:31:40 ID:6YDyLcKW

漏れの20年選手スペンドールBC-Uは、弦ではこれを超える音を聴いたことがない。
NHK-FMのベストオブクラシックなど背筋ゾクゾク。
少なくとも漏れにはウェスタンの電磁コイル型やジーメンスの同軸とかの上を行く。
といってポップ系の打ち物がダメって訳でもない。ロンドンウェスタンのスーパーツィーター積んでるせいかハイハット抜け切ってるし、MISIAやノラ・ジョーンズも艶やかに逝ける。ただし音像は肥大気味w http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1151035118/

俺の好みだとロジャースが一番気持ちがいい。

次はハーベスかな。心地よさで言ったらね。

スペンドールは独特だけど一番英国らしい感じがするよ。
ちょっと暗くてうつむいた感じの音だよね。
そこがたまらない。要するにスペンドールが大好きということ。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1241359028/

私もBCUは使ってます。過去スレにありましたが、「鼻つまり」の様な低域が、独特のハーモニー感を生み出し、それが大きなプラスへと変貌し、長年ファンを引き付けているようにみえます。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1055511858/

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/02(月) 06:19:42.47 ID:gfHZF7CS

BCUの評価が分かれるのはあの独特の鼻つまみ音が好きか否かだろ?
それだってアンプ次第でかなり変わるし、いまどきの音じゃないと言われればそのとおりだしw

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/05(日) 21:18:22.50 ID:6i8UKKJB
>>247
BCUの評価が分かれるのはあの独特の鼻つまみ音が好きか否かだろ
オルガントーンですよね
スペンはロジャースより品が良いよね!
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1055511858/

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2. BCUではオーケストラは鳴らせない?


私は BCU はフルオケには耐えられないなぁという印象を持っています。
http://audioagent.wordpress.com/2010/07/31/spendor-bc-ii/


BC-Uは音量をいくらでも上げれる訳では有りません。意外とボリュームの位置に制限が有ります。ユニットの能力がJBLのユニットには及びません。

ドーム型のユニットを使ったシステムで、小音量で音楽を楽しむように設計されているようですので「真夜中」の小音量再生に力を発揮します。音量を絞っても音痩せしませんし、音色が妙なる音色ですので聴き疲れしません。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2007/09/post_eb1c.html

「BCUで、とくにクラシックのプログラムソースを、適当な音量で鳴らしたときのすばらしさは、ちょっと比類のないものですね。音の粒立ちがよくそれでいてなめらかで、暖かで、艶があって、端正で、そして中音から低音にかけてはたいへん芳醇です」
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/40174404.html

『音楽カフェBlossom』さんをお訪ねして丸2日が経つが、あの音体験は強烈である。

音楽カフェ Blossom BLOG
タンノイ オートグラフ ミレニアム 845シングル/EL156PP真空管メインアンプ
http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/08/8.html

いや、音自体はクラシックでは包み込むようなおおらかさで、一方、録音の良いポピュラー系のディスクでは大型モニターを起源とするスピーカーらしい鮮やかさを見せはするが、「鮮烈で耳について離れない」という類の音ではない。音楽の好きな方が、気持ちよく、かつ音楽の生命感を失わずにという方向で、機器と空間との調和をはかってたどりついた音だ。

つまり、聴き手に押し付けをせず、心地よくくつろいでいただこうというホスピタリティーに富んだ音で、カフェというお店の性格に合った音である。記事の通り、機器のというより空間の次元が違いすぎて、我が家の装置と音を比べようとか、どのくらい差があるかなどという下心は最初から持ちようがないのだが、しかし、自宅で聴く音の聴こえ方が変わってしまっていることは否定できない。

今はスペンドールBCUで聴いているが、ステージがやはり縮尺モデルである。このスピーカーは、中型ながらオーケストラの響きをそれらしく聴かせると言われたもので、私自身もイメージで補いつつ擬似演奏会を楽しんでいたが、オートグラフ・ショック以来、ミニチュア・スケールのイメージがぬぐいきれない。この点は、隣家からの苦情を覚悟してボリュームを上げれば、幾分かは改善されるが、それにしても本質的な差は埋めようがない。

もう一点、高音、とくに弦の音に艶が乗りすぎる。この点も、「BCUは、実際以上に美しく聴かせるので、モニターには向かない」などと評する人も多かった元々の特徴なのであるが、これが少々邪魔になるのだ。(一昨日までは、これがたまらない魅力だったのに)

スターリングに戻せば、艶めきは控え目になり、縮尺が1/5から1/3くらいには修正できるかもしれないが、今はそうせずに、この艶をもう少し部屋の響きと調和させる方向を探ってみようと思う。

試みにいつもより聴取位置をギリギリまで後ろに下げて、キッチンの中に半分体を入れて聴いてみた。“空間が鳴っている”感じが出て、オートグラフの試聴感に近づいた。しかし、微細な繊維で織り込んだような、きめ細かな高音は聴き取りにくくなる。この、顕微鏡を覗くような“粒子の細かな、絹のようにやわらかな高音”は、オートグラフにないBCUの持ち味である。私の好きな、英国のスピーカーにしか聴けない美点である。これを捨ててはなるまい。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/55747793.html


20世紀を代表するSPといえば、JBL 4343という人が多いと思うが、クラシックファンなら KEF 104AB や SPENDOR BCU をあげる人もいると思う。いくら 4343 が素晴らしくても、音色の美しさではこの二つにはかなわないだろう。当時私の憧れのスピーカーだった。

KEF は新品で買ったが、BCU はかなり後に中古で購入した。KEF104ab と VICTOR SX3V というSPを YAMAHA NS1000M を買う時に下取りに出し、数年後に BCU を買ったので、自分の家でこの二つを聴き比べたことはない。だが新品で買う時にどちらにしようかと試聴に試聴を重ねたが、何といっても BSU を2本買うと20万を超えるので KEF にした。 

 私が試聴した限りではどちらも美しい音には違いないが、KEF はオールラウンドでオーケストラも何とか鳴るが、BCU は小編成向きだと思う。

ヨーロッパトーンといわれた国産の名機 VICTOR SX-3V と KEF を同時にもっていた時期があるが、やっぱり高音の緻密さ、繊細さでは KEF にはかなわない。ただ SX3V の方が大編成のオーケストラでも破綻なく鳴った.。KEF は大きな音で低音を鳴らすと、下のドロンコーンがバタバタいって音が濁った。おまけにトゥイーターについているヒューズがよく切れたので、怖くて大きい音で鳴らせなかった。そういう意味では KEF も BCU もやっぱり小音量で静かに聴くスピーカーといえる。
 
SPENDOR BCUはソロ楽器から弦楽合奏くらいの室内楽を聴くためのSPだと思う。

KEF はまだJAZZでも上品に鳴るが、BCU はダメだ。ハイハットの音なんかショボくてつまらない。

特殊なSPだが弦楽器を再現させたら今でも史上最高だと思っている。なぜこれを手放したのか不思議だが、多分オーケストラの再生に不満を感じたのかもしれない。

確か買った時より高く売れたと思うが、マンションのローンに追われている時だったから、つい金に目がくらんだというのが正直なところだろう。BCUを手放してから何年か後に、その音を求めて HARBETH LS3/5A を買ったが、BCUより小さい分、奥行きと余韻が出ない。BCUの方が少々暗めだが艶やかで甘い音がしていた。

 もう古すぎて程度のいいのはないだろうが、今欲しいスピーカーは SPENDOR BCU だ。ビクター SX3V や YAMAHA 1000M みたいなSPを作れと言われたら作れるだろう。4343でもユニット単体で売ってるわけだから、同じようなものは作れると思う。でも  104AB や BCU、LS3/5 みたいなのはどうやっても作れない。
http://www.dolcecane.com/opera/kaikoroku%20104.html


97名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/05 22:04:20 ID:1x6NKjK0(1)

久々にスピーカーの買い替えを考えています。
現有SPは古いBCU、Ditton15をメインで使ってます。
弦の甘い美音はこれ以上を求めるものはなく聴き惚れていますのでボーカル・小編成クラシックは現有を継続使用の予定です。 新規導入のスピーカーは主にオーケストラ再生の限界を上げて、現有SPより少しスケール豊かに鳴らせればと思っています。

メインのソースはシューベルトやブルックナーのシンフォニーです。 ハーベスのSUPERHL5かES3で迷ってます。 ES3の世評がかなり高いようですが聴き込んでおられるハーベスファンの方から見て SUPERHL5を選ぶメリットは感じられますか?


101名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/06 14:02:38 ID:akWLtmkG(1)

実はもう10年ほど地元のオーディオショップに顔を出しておらず なんとなく敷居が高く感じて足が向かなかったもので・・・

おっとり癒し方向は小編成弦楽・ボーカルは古いなりにまだまだ現有のBCU・Ditton15共に全く不満が無くDHM50周年50枚セットのCDで聴くチェンバロの美しい音色など微妙な音色変化を鋭敏に描写する様など聞惚れています。 ただあまりにも古い音に慣れきっていて、現行ハーベスを試聴したら目から鱗が落ちる状態かもしれないとも思っていますが・・・

今回はオーケストラを今より少しすっきり見通しよく鳴らす方向のスピーカーを求めていますのでSP HL5が第一候補になりそうです。

102名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/06 17:11:57 ID:L0XNyjTM(3)

ちなみにBCU・Ditton15では同じツイーターを使用していますがBCUはスーパーツイーターが加わるためか生演奏で感じるようなオケの弦が小波の様に立ってホールに拡散する雰囲気が感じ取れます

贔屓目の錯覚かもしれませんが Dittonではそういった錯覚は起きないですね。

JBLの弦は全く受け付けませんが、ピアノ曲でほぼ原寸大と思わせる音圧とスケールで再現できるという一点で手放さないでいます。 最初は客が来てピアノを弾いてると勘違いした嫁が顔色を変えて部屋に入ってきたこともありました。 異常に巧すぎるからどんな客かと(笑)

まあ部屋の外からでもよく聴けば本物ほど浸透力というか重みと芯があるような音は鳴ってないから間違えることはないはずなんですが・・・


103名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/06 20:58:49 ID:8zC7IeGb(1)
>102
Celestion TypeHF1300 ですね。
私もBCIIをADPで鳴らしていますが、手放せないですね。
知人から借りたHyper Eminentで鳴らしてみたら、解像度は相当高いと思いました。

オケでも個々の楽器は明確に鳴りますが、強奏時の弦のユニゾンで不満が出ます。

104名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/06 23:26:23 ID:L0XNyjTM(3)
>103
全く同感です、強奏時の弦のユニゾンでやや崩壊気味になりますね。
その部分、あと少し再生の限界が上がって強奏時の音型がクリアになってくれると良いのですがBCUにそれを求めるのは酷なようです。
http://desktop2ch.net/pav/1241957934/


228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/26(土) 00:18:03.09 ID:ySLJkiwh

スペンドールって、カタログ上の低域再生限界控えめですけど
低音弱く感じたりしますか?


229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/26(土) 20:25:37.44 ID:0D1EtlW7
>>228
バスレフと密閉ではちがうと思います。
私はバスレフを使用していますが、低音が弱いとは感じません。

たとえば、Bachの無伴奏チェロ組曲などは十分な迫力で低音が聴けます。
オーケストラのコントラバスは、ホールの後方程度の聴こえ方という感じです。

セッティングでも相当違いが出てきますので、試行錯誤を楽しまれたらどうでしょう。

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/25(火) 22:13:05 ID:m3D8ahfU

確かにスペンはあんまり鳴らん。インシュレーターもゴッツいスタンドも強力なアンプも要る。

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/26(水) 08:44:17 ID:bwPNOQGj

いまどきの軽く鳴るスピーカーとは違うのだね。
ズッシリ重い。それが味か。


409 :401:2011/10/23(日) 22:07:25.95 ID:xdVoEe1V

BCUには、音量のスウィートポイントがある。 結構クリティカル。
やはり大音量になると、音質が変わる。大音量が出ないわけではないのだが。


413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/26(水) 14:02:56.85 ID:7sNJgrOq

だってBCUって、ヴァイオリンの胴鳴りとピアノのフレームの共振を同時に出せるんだもの・・

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/26(水) 17:45:25.63 ID:0Lnfc4rV

BCUは箱を鳴らしているから、大音量になると響き過ぎるんだね。

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/27(木) 00:49:16.51 ID:mLZOSaYG
>>414
隣にアップライトのピアノがあるんで、fffの音量と同じぐらいになるようボリュームをあげてみた。
・・・たしかに、響き過ぎでしたね。

ホールの20列目ぐらいで聴くピアノの音量程度のボリュームがスイートポイントでした。
ダイナミックレンジの広いLP、例えばDECCAのデジタル録音を聴くと、413さんのおっしゃることが実感できます。

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 22:26:28.19 ID:YkF/gJ//

BCIIでは、無響室で測定すると16kHzと20kHzの間には、5dBほどのディップがあります。
BCIでは、このディップは2.5dB程度になっています。BCIIIでは、13kHzから20 kHz にかけてだら下がりです。
(spendor Technical Manual P.8)

このことから、限度を越えた大入力では、硬く濁った高音ということになるのでしょうね。
確かに、電子楽器の強奏が続くような楽曲の場合、そのような聴きづらい状況になります。

ただ、ダイナミックレンジの広いオーケストラでは、強奏時間が短いためか、あまり気になりません。
よいアンプというのは、楽曲の強弱にあわせて、大電流・小電流を瞬時に流せるものではないかと思います。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

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http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html

[文化2] アンティーク オーディオの世界 _ オーディオ・メーカはなぜ堕落してゆくのか? 中川隆
13. 中川隆[6671] koaQ7Jey 2017年2月12日 17:30:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7131]

ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/745.html#c13
[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
1. 中川隆[6672] koaQ7Jey 2017年2月12日 17:48:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7132]

3. サウンドトレール Trail仕様 スペンドールBC‐U

サウンドトレール
http://soundtrail.co.jp/index.html

Mr.トレイルのオーディオ回り道 2010/07/20
Trail仕様(内部配線ルシファー)のSPの販売をします。
対象機種はALTEC#620AとスペンドールBC‐Uになります。SPのみです。

スペンドールBC‐Uはオリジナルでは「くぐもった様な音」で「枯れた音」とたとえられていますが、それは内部配線が「伝送ロスの塊」で有ったからで、エネルギー感の少ないサウンドでした。内部配線を「ルシファー化」して見ますと、JBLのモニターSP並みにエネルギーが出て来て音が前にも飛び出して来ます。

このSPの特徴は「弦楽器」の質感に有ると思います。全体のエネルギー感を上げた上でボーカルや弦楽器の質感が「さざめく」様に出て来ます。 価格はお問い合わせください。セットで5万円ほどです。

SP端子はフルテック製最高級ロジウムメッキ品に交換。
このSPは「趣味」で「ルシファー配線」で作ったものですが(一般的には作る事が難しい)JBLとはまた違った英国の音色でエネルギー感を出してくれます。

元々「音楽表現」の上手いSPにエネルギー感が付加されますとサブスピーカーではなくなります。
38cmクラスのSPと対等なメインSPとしてお使いいただけます。
http://soundtrail.co.jp/p04.html

スペンドール BC‐Uと云うSP - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年08月14日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/94d7c57b826dcf28c6d9f9c815e0c020

私は大きいスピーカーも好きだけど、20pウーハーを使った小型スピーカーも好きです。メインのオリンパスシステムが有っても常に小型のスピーカーを合わせて持っていました。現在でもJBL#D208システムをそばに置いています。ウーハーが20p以下になると低域の再現で物足りなくなるので20p以上にしています。8p、10p、12p、16pのSPも自作して使って見ましたが、あくまでも「おもちゃ」ですね。

10年以上前から「スペンドール:BC‐U」と云うスピーカーを使っていた。他にはタンノイ#VLZ(25pモニターゴールド)自作箱や、ALTEC#408自作箱・サンスイ:SP-LE8T ハーベスHL-MK3等と色々なSPを集めては、聴き比べて楽しんでいました。小型のブックシェルフサイズのSPを好んで使います。あくまでもサブ用として・・・。

サブSPとしてこの10年で一番長く手元に置いていたSPがBC-Uで有った。クラシックの弦楽合奏を小音量で夜中に楽しむ為に使っていました。ヴォーカルも非常に良かったですね。音色的に「艶やかな」質感をユニットが出してくれる処が気に入っていました。ユニット自体は「セレッション社」のユニットでしたが・・・。

特に気に入っていたのが「音楽が聴ける」と云う点です。もっともメーカーオリジナルの状態では個人的に使い物にならないので、内部配線をグレードの高い配線に交換していました。最終ヴァージョンではないが、下記の様な極太配線で鳴らしていた時も有ります。

この配線は、一般に「ブラックスーナー」と呼ばれているモノですが、半田材やSP端子をグレードの高いモノに交換して使っていました。この状態でも非常に良いサウンドを出してくれていました。完実電機の福岡営業所の所長さんが昔販売していた事の有るSPらしくて、私の処のBC-Uを聴かれて、「これ本当にBC-Uですか?」と云われた事を思い出します。メーカーオリジナルの状態では、内部配線がショボすぎて音が前に出て来ませんが、私のBC-Uは音が前に出て来るし、音数が全く違うSPくらいに多いのでビックリされていました。その後もっとグレードの高い配線を開発したのでそちらに内部配線を交換しておりました。

ただこのSPは「耐入力」が低いので「中音量」までしか出ません。サトリのミニアンプで鳴らしてもボリューム10時の方向でツィーターがクリップしてしまいます。いざ本気になって聴こうとするとどうしても「音量不足」で力不足を感じました。

現在当該SPは東北大震災で大型SPや超高級システムを無くされた方が、貸出試聴でこのSPを自宅で聴かれて、「音楽が聴ける」と喜ばれそのまま帰って来ませんでした。


コメント

コメント日が
私の原点です (SEED)2016-08-15 09:08:50
私の原点のスピーカーです
素晴らしいスピーカーですね〜
いまこの音に回帰してシステムを構築しています♪


BC-U (しき(トレイル))2016-08-15 09:23:25
「枯淡の音」として有名なSPですね。でもオリジナルでは物足りません。
自分仕様に作り上げて見ると良いと思います。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/94d7c57b826dcf28c6d9f9c815e0c020

HARBETH H.L.MONITOR MK3 とスペンドールBC-U - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年08月15日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/84630a08864eba72fe41c42bd2d86408

先日のスペンドールBC-Uに続き、英国製のハーベス(HARBETH) H.L.MONITOR MK3と云うSPの思い出話。

20pウーハーがスケルトンで透けて見えます。
箱の作りは非常に丁寧に良い材料で作られています。この辺はBC-Uと遜色有りません。

内部の作りは上述の写真の様になっています。内部配線はオリジナル状態です。
BC-Uも似たような内部配線でした。
ネットワークも丁寧に作って有り、CRパーツが整然と並んでいました。この写真を撮ってから内部配線とSP端子を交換しました。

オリジナルの状態では、内部配線がこの細さですから音数的にはまったく満足できませんでした。しかし、バランスの良いサウンドで、2ウェイながら高域が良く伸びていました。

BC-Uに比べると、パワーが結構ぶち込めて結構な音量で楽しむことが出来ます。
生演奏の雰囲気はこのサイズですから難しいですが、国産の30p3ウェイのSPシステムよりまともな音がしていました。

オーディオを始めたばかりの方は、SPのウーハーサイズが大きい方が良い、2ウェイより3ウェイが良いと思いがちですが、「音楽性」と云う観点で選べば、国産の30pウーハーを持ったシステムより、はるかに高い性能を持っています。聴いて見れば納得できます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/84630a08864eba72fe41c42bd2d86408


2007/06/21
アンプとSPが入荷しました。VT-62PP(10W)モノーラル×2台とスペンドールBC-USPです。
オリジナルの状態(素材)でヒアリングして見ました。

まずSP-Uのサウンド。「枯れた音」とか表現されていますが、情報量が足りません。SP内部で相当音が「伝送ロス」しているようです。フォステクスの10cmユニット1発(Trail仕様品)に負けています。

音色は艶やかそうで良い感じです。穏かな音にも聴こえますがこのままでは私は欲求不満になってしまいます
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ae44e0fd5ab6bbc3160fe3ea21b2668c


スペンドールBC-Uは、古い雑誌で「枯淡のサウンドの名機」と言われていたのを記憶していて、どんなサウンドかと大変期待していましたが、オリジナルの状態で出てきたサウンドは「ショボイ」サウンドで何処が名機なのかサッパリ判らないのが感想です。 国産の10万円クラスの「どうでも良い」サウンドと殆ど変わらない。このサウンドを「名機」と読んだ評論家はどんな耳をしているんだろう。

外観の作りは確かに上品なつくりで良い感じはする。ユニットの作りも良さそうに見える。リアバッフルを開けて中を見たとたん

「なんだこの極細配線は・・・」。

ネットワークも整然と綺麗なつくりでは有るが、ぎぼしの様な差込式の接続、ボイスコイルへの配線の劣悪なこと。
正直言って「まやかしのSP」だと思う。こんなSPでも自分の技術で何とか1級品のサウンドに出来ないかと、部品と配線を交換してみたが、わずかに改善が見られただけ・・・。どうしようもないSPは対策してもどうしようもないサウンドにしかならない。

JBLのLE8Tやアルテック409、タンノイVLZは素晴らしい潜在能力で、「激変」とも云える変化をして1級品のサウンドに化けてくれましたが、このBC-Uはユニットにもたいした潜在能力は無いようです。 自宅でDVD再生専用に使おうかと考えて購入しましたが、サイズ以外は「不合格」でとても私が満足できるレベルでは有りません。音質的にはVLZを持って来たいのだが、スペース的に入らないのです。困った???。
どんなに良い「音質改善」の技術を持ってしても、ユニット自体の再生能力が無い物はどうしようもないことが理解できました。良い勉強になりました。 良いSPの基本は「良いSPユニット」を使って有るシステムでないと良くはならないということです。サウンドの決め手はやはりSPですね。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/0183620edf067fc84144165017ee3a8f


2007/07/24
現在のBC-Uの音を聴くたびに「不満」が噴出す。音数が圧倒的に足りないのだ。

メインの
マッキンC40+自作EL34pp(ムラード球)
+707J箱+D130(16Ω)
+375+H5039
+175DLH
+2405+デッカリボン(#3160+#3105)

の自宅メインシステムと比較してはいけないけれど、私の耳が「メインシステム」の音を基準に判断するので、どうしても「不満」な点が多い。BC-Uも自分なりにオリジナルより遙か上のサウンドが出るように手を加えているのだがまだ足りない。

本当はSP内配線に「化け物ケーブル」を使いたかったのだが、端子類が弱くSK-5のクラスしか使えなかったのだ。今回「化け物クラス」のケーブルが使えるように工夫をして見たい。また現状手を付けていないネットワークにも手を付けてみたいと考えている。


BC-Uからもっと「音数」と「こもりのないサウンド」(詰まった様に感じるのだ)を排除したい。

現在組み合わせているアンプ(サトリのプリ+パワー)も含め手持ちの管球アンプをヒアリングして使ってみようと思案している。どんなにあがいてもメインのシステムには適わないのは判っているが「同傾向」のサウンドに出来ないか(BC-Uの可能性を引き出す)にトライしてみたいと思う。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/fc49b67192d4fa8cc9dd75c8dac194b7

2007/06/22
昨日来たスペンドールBC-Uを本日じっくりと聴き込んでいます。

全くのオリジナル状態での試聴です。昨日着いたばかりの頃のサウンドは音数が少なくてチョッと物足りなかったのですが、1日中鳴らしっぱなしにして聴いていますと、かなりの情報量と独特の質感が有ります。特にクラシックのオーケストラ(モーツァルトのシンフォニー)はなかなか聴かせてくれます。

全く刺激的な音がしなくて弦のさえずりが心地良く つい うとうとしてしまいます。「枯れた音」の意味が少しづつ判ってきました。この質感でこれだけ出せれば通常のマニアの方は充分でしょうね。前のオーナーが大切に使っていたんでしょう。1日鳴らしこんだだけでこんなにも歌いだすんですから。

昨日SPBOXの裏バッフルを開けて内部配線やユニットの作り、ネットワーク、吸音材等をチェックしていまして、何処をどうすればもっと良くなるかは判っていますが、あえてしばらくはオリジナルにこだわって鳴らしたいと思います。SPボックス内の配線の何と細いこと、これでコンだけのサウンドを出しているんですから驚き。またSP端子の貧弱な事が将来の改善対象になります。


このSPにはミニアンプシステムが似合います。肩肘張らずにスーッと「音楽」を聴く事には入れますね。聴き疲れしないことが良いですね。それでいて物足りなさが少ない。それこそ1日中聴き続けられるサウンドです。分解能や活きの良さではフォステクスの10cmフルレンジが上ですが、サイズ的にどうしても物足りませんがこれならかなり満足できます。

このSPももう25年以上立つのですね。古いけどいいSPです。当時1台¥112000円もしていました。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/966f34e4517a9025821931b48bd2ad0f

BC-Uの鳴らし込み 2007/06/29


昨日までは散々BC-Uの不出来を感じていましたが、本日自宅にセットして鳴らし込みに入っています。スペース的なことも有ったのですが、自宅にセットして良かったと思います。

このSPにはJBLやアルテックのSPに求めるサウンドと同一の物を求めてはいけないのだと思います。聴きやすく耽美な音色はこれはこれで良いと感じ始めています。原音再生とは違いますがなかなか品位が高く、鳴らしこむにつれ音数も増えてきています。

BC-Uの音の世界も一つのオーディオの世界です。じっくりとこのSPの良さを引き出して使いこなしたいと思いはじめました。全ての音の角が取れてまろやかに響く様は私にとって新鮮な世界に見えます。くつろいでゆったりと音楽に浸れそうです。自宅のサブ機としてメインとは正反対のサウンドを楽しみたいと思います。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6afbdd1baea9aa041afa4a497d3d1e2d


BC-Uをひたすら鳴らし続けています。非常に面白い音の出方をするSPだと思う。中音のみが抜け出ているんですね。人の声は飛び出してくるんですが上下の音は奥の方にに引っ込んでいます。
BGMとしては抜群ですね。まず嫌な音がしません。しかしどこか詰まったような感覚はいただけませんがボーカルは良いですよ。
まだ鳴らし始めて3日目ですので音質の評価をするのは早計かもしれません。 メインSPと比較すると能力的には到底及びませんが、及ばないところが良いと云う不思議なサウンドです。矛盾しているようで矛盾しない音の世界です。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9a2e135c4b467a9183fdd9975c83eb5b

不思議な魅力のSP BC-U 2007/08/03


スペンドールのBC-Uを自宅で使い始めて約1ヶ月。不思議な魅力のSPだと思う。

ワイドレンジでもなくレスポンスも早い訳でもなく、音数も・・・・と不満な所がいっぱいなのに、ついつい「まーいいか・・」と聴きこんでしまう。

このSPは「なんともいえない甘い音色」(この手の音色に私は弱いのだ)といい加減なソースをかけてもうまく鳴らしてしまう点だ。メインSPで「録音が悪い」と片隅に追いやったCDがそれなりに聞けてしまう。なんとも不思議なSPだ。

こんなSPは喫茶店なんかに使ったらとても活きるのではないだろうか?
嫌な音を出さないから「お客に優しい」SPだと思う。


BC-Uの最終チェーンナップ 2007/08/08

BC-Uの雰囲気の良いサウンドに浸りながら不満鬱々たる気分を一掃すべく、中途半端なチェーンナップを最終系のチェーンナップに変更した。ネットワークの端子類の強度が心配で大きく重いケーブルを使うことを躊躇っていたのです。しかし、どうしても我慢できなくて行き着くところまでやりました。現在に処これ以上の対策は有りません。

さて、出てきたサウンドは・・・・!!!!。にっこりです。

BC-Uの潜在能力をほぼ引き出しているでしょう。SPの外側に大きく音場が広がります。低音も鈍いながらレンジも伸びて弾みます。中域・高域も充分にのびやかに歌います。詰まった感じがなくなりました。

おかげでヘレンメリルは歌っているスタジオの空気感も感じられるようになりました。また最新録音のソースをかけると「音数」が素晴らしいです。低音の量感を除けばJBL4343が負けてしまいそうです。専用の新型トレールに設置していますので使い勝手も音質も申し分有りません。

それでも自宅メインのSP-707Jシステムの足元にも及びませんが気楽に音楽が楽しめます。707Jシステムは聴く側にも「真剣に聴く」事を要求するような所があります。気力が充実している時はそれでも良いのですが毎日となるとそう云う訳にはいきません。うるささはまったく無いのですが、演奏家と面と向かい合って聴いているような錯覚になるリアリティが有りますので・・・。

その点BC-Uは気楽に聴けます。それでJBL4343と同等以上のサウンドですから。

多分このプログを呼んでいる人は「まさか???」の3連発でしょうが事実です。そもそもオーディオの進化の中でおざなりにされてきた箇所が有ります。しかもその箇所が「音質」の最重要なキーパーソンなんです。SPは50年前に完成の域に有ります。アンプも30年前に達しています。ADやCDPも20年前に達しています。

完成の域に有る商品に手を加えるのは「コストダウン」と「見てくれデザイン」で使い勝手を上げる事くらいです。

私が実施しているのは「基礎技術」の見直しです。「本当にこれでいいのか?」と云う素朴な疑問を検証して行った中で発見したものです。目先を変えた技術(音を追加する装置等)や開発途上の商品には興味は有りません。根本的な「基礎技術」のリファイン(常識が間違っていた)をしているのです。ですから「革新的」な変化をします。

BCUにこの革新的な技術を適用しました。


Mr.トレイルのオーディオ回り道 6
BC-Uのその後 2007/08/13


最終系チェーンナップを完了して馴染んできたみたいです。音数もメインと比較しても聴き劣りしなくなりました。低音から高音までシームレスに繋がっています。反応の早さもいい感じです。

段々メインを聴かなくなりつつ有ります。メインはダイナミックレンジや周波数レンジが広いので使い方を選びます。いつも夜中の11時から12時・1時と聞きますので「ささやくような」音量で聴く時が有ります。こんな時はどうしてもボリュームを絞りますのでメインSPでは小さい音が聴き取りにくくなります。

こんな時はBC-Uの出番です。小さい音量にしても「演奏の姿」が崩れずに聴けます。BBCモニターを手がけていたスペンドールですのでこの辺はさすがです。アンプ等のシステムもサトリのプリ+パワーですので小型で場所も取らずイージーに扱えます。本当に気軽に高性能なサウンドが聴けます。

実際にこのBC-Uのサウンドを聴かれたら一瞬固まってしまうのでは・・・?

BC-Uを過去に使ったことのある方に今度聴いて頂きます。果たしてどんな反応が来るのでしょう?

BC-Uの「音質改善」対策完了 2007/08/31

スペンドールBC-Uの「音質改善対策」が完了しました。 外観はほとんど変わりません。SP端子を大きい物に交換したくらいです。最後まで残っていたウーハーへの対策を完了しました。

さて、出てきたサウンドはと言うと、「低音から高音まで質感と情報量」がそろいました。今までは「低音の鈍さ」が若干気になっていたのですが、ほぼ解消したようです。伸びも良くなっています。

BC-Uの持つ良いところ・・・「バランスの良さと刺激音のないサウンド」はそのままに、「眠たくなるような薄目を開けたサウンド」から「目をパッチリ開いたサウンド」に変わりました。これならLE8Tと遜色ないサウンドです。別の言い方をしますと「厚いベールを被った音からベールが無くなった音」へ変わっています。

これくらい出てきますと私のBGM用に使えると思います。下手なマニアの手の届かないレベルのサウンドになるでしょうか。

何をしたかは秘密です。サウンドを聴いていただくだけです。BC-Uを過去に使った事のある方なら「愕然」とするはずです。「なんで?・・・」と。それくらい良い音が出ています。

私はメーカーを神様の様には考えていません。メーカーに足りない物が判ります。少し手を加えてあげるだけで「激変」します。

サンバレーの「樽アンプ」です。キットを組んで作成しました。ただオリジナルでは低音が膨らみおまけに情報量が足りません。そこで、当社の技術を注入して有ります。サウンドは「別物」クラスに上がっています。

このアンプはプリメインアンプですので「伝送ロス対策」には理想的な形をしています。欲を言えばプリアンプ部も管球式にして欲しかったんですが・・・。

現在樽アンプとBC-Uの組み合わせにSD-9200でセットを組み鳴らしていますがとても品位が高く緻密な情報量と空間再現性をもって朗々と鳴っています。BC-Uで朗々となどとは普通では考えられないでしょうが現実に目の前でなっています。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200708


スペンドール BC-UTrail仕様  2007/09/12

スペンドールBC-Uの為にサウンドトレール第6番目のパテントを具現化しました。

チョッと細身のスタンドなので(LS5/3Aを想定したデザイン)BC-Uのサイズまでが限界のようです。低音はSTM型に負けますが、他は変わらない程度に出してくれます。

現在自宅にはサンスイSP707Jシステム(Trail仕様)とBC-Uの二つのシステムが有りますが、2つのシステム共に同じように2つの新製品を投入して有ります。おかげでBC-Uの出番が多くなっています。アンプもサトリで充分いけます。取り扱いがイージーで気楽に超高音質が堪能できます。メインシステムに聴き劣りしません。

が・・これが有ればメインは要らない?・・・と言う訳には行きません。表現の次元が違います。
メインには圧倒的な緻密な情報量と音色が有ります、スケール感も桁違いですから・・・。

BC-Uからメイン、メインからBC-Uと切り替えるとその差が判りますが、単体で聴くとBC-Uの方が普通の方には判り易いかも知れません。そんな訳でもっぱらBC-Uにべったりです。でも音量をいくらでも上げれる訳では有りません。意外とボリュームの位置に制限が有ります。ユニットの能力がJBLのユニットには及びません。

ドーム型のユニットを使ったシステムで、小音量で音楽を楽しむように設計されているようですので「真夜中」の小音量再生に力を発揮します。音量を絞っても音痩せしませんし、音色が妙なる音色ですので聴き疲れしません。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200709

BC-UのSP端子交換 2009/03/17

スペンドールBC-UのSP端子をフルテックの音質改善品に交換しました。本当はアンプの方も一緒にやりたかったのですが、長さが合わず断念。来月に持ち越し。交換前と交換後では「別物」くらいにパワー感や音数が違います。たった20pクラスの低音とは思えないほど「ズン」と響きます。

音の広がり感も非常に拡大しています。オリンパスに挟まれて中央に固まった位置ですが、音の広がりは前面いっぱいに広がります。まるでHL88の所から音が出ている様に感じます。アンプへの対策が完了すればこれで結構遊べそうです。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200903/1

BC-Uシステムの電源強化 2009/05/11

オリンパスシステムの中にセットしているスペンドールBC-Uシステムで歌謡曲やクラシックの小編成ものを楽しんでいますが、オリンパスやRCA箱システム、D130システムと比べると「音質差」を感じましたので「電源の強化」をして見ました。

内容はすべて「化け物シリーズ」のケーブルですが、機器に接続するのはSCE-43にしていましたが、今日は壁コン〜タップまでのケーブルを旧SCE-44(レビトンL型)からSCE-43にグレードアップしたのと電源タップをオヤイデのR1を使い内部配線を「ルシファー仕様」にした物に交換しました。

結果はてき面で、BC-Uとは信じられない「重低音」と「音の厚み」を獲得しました。これなら安心して聴けるかと思います。普通の家庭(マニア以外)ではメインシステムとして使えます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200905/2


BC-Uシステムの仕上げ 2009/05/12


BC-Uシステムは

CDP + SD-9200 + 自作マランツタイプ2球プリ + 6L6Gシングルパワーアンプ +BC‐U 

で出来ています。 今日はパワーアンプのSPターミナルをフルテックのFP-800B(R)に交換しました。これでパーツ類の交換も完了です。既に内部配線やRCA・XLRソケットはTrail仕様です。ノイズは聴き取れません。


音のキレ・ヌケや音数が格段に上がっていますね。寺島JAZZをかけていますがシンバルのキレや音の伸び等今までこのSPから聴いた事のないサウンドが出ています。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200905/2


2010/04/02

今一番のビックリサウンドは「スペンドール BC‐U」(Trail仕様)です。

このSPのオリジナル状態でのサウンドを知っている方がいたら、現在鳴っているサウンドを聴いたら「信じられない!!!」と思われるでしょう。となりの「RCA箱システム」が鳴っていると錯覚します。

20cm口径の低域ユニットとは信じられない程の低音と、コンプレッションドライバーでないと出ない様なシンバルの質感が出ています。それも小音量ではなく「爆音クラス」の音量で使えてしまいます。ケーブル類はCDP・アンプ周りはルシファー系を使っていますが、SPケーブルはWEの14GAです。自分でもちょっと信じられないサウンドです。ここまでこのSPの潜在能力が有ったのかと感心しています。JBL顔負けの低音と音が前に出て来ます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/201004/3
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c1

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
2. 中川隆[6673] koaQ7Jey 2017年2月12日 17:56:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7133]

4. スペンドールBCU はトランジスター・アンプや小出力の真空管アンプでは鳴らない


スペンドール BC-U
許容入力 100W(Max)
出力音圧レベル 90db
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html


BCIIはスケールの大きな音ではなく、どちらかといえば音量もほどほどにおさえて、まさにコンサートホールで音楽を鑑賞する感じ、というひとつの枠の中で楽しむスピーカーといえる。

 けれど、このスピーカーは、もう少し出力の大きい高級アンプで鳴らせば、こういうサイズの、こういう価格にしては、意外とも思える堂々としたスケールの大きさを楽しむこともできるし、ホールいっぱいに響き渡るオーケストラのフォルティシモの感じに近い音量が出せなくもない。(ステレオサウンド別冊・1979年秋発行)
http://www.audiosharing.com/review/2009/06/-bcii-4.html


1) BCUはトランジスター・アンプや小出力の真空管アンプでは鳴らせない


spendorについて (スペンV) 2011-07-15 21:42:32

BCUは、英国のBBCモニタースピーカーの中においても、傑作中の傑作です。
ただ、アンプをものすごく選び、まず石のアンプでは『絶対』にまともに鳴りませんし、管も選びます。

EL34のプッシュプルアンプが相性が良いようです。
これがKT88になると、大雑把な音になってしまいます。

40年前のスピーカーですが、電源やケーブルにも敏感で、きっちり詰める事が出来ればピアノのペダル音やボーカルの口唇内音まで再生します。友人にB&WN801をジェフ・ローランドのシナジーとS8で鳴らしている人がいますが弱音再生に関してはひけをとりません。

ATCと並んで、最も鳴らしにくいスピーカーの1つですが、鳴らせれば清水が湧き出るような瑞々しさと生命感が手に入ります。

http://blog.goo.ne.jp/typhoon_1956/e/e6d15c4f89cad5c90f844415772ba4c4

スペンドールBC-Uは、真空管アンプとの相性がとても良く、Voice Audio Fukuokaのパワーアンプ(出力管はテレフンケンEL-34)で素晴らしい音楽が聴けました。BBCモニターとして開発されたBC-Uは、当初、英国でEL-34を使ったアンプで駆動されていた様に記憶しています。

投稿: william_kapell | 2007年12月31日 (月) 09時01分

http://ariajp.cocolog-nifty.com/free_discussion/2007/12/spendor_bcii_0adc.html


スペンドールBC-U、懐かしいです。実は、昔、使っていたことがあるんです。英国紳士的な音、特にチェンバロの音など好ましい再現でした。確かツイーターがITTで、ミッドレンジがセレッション、ウーファーはスペンドールのオリジナルでしたか・・・?専用のアンプも出ていましたね。
投稿: william_kapell | 2007年12月30日 (日) 08時58分


スペンドールBC-Uは、真空管アンプとの相性がとても良く、Voice Audio Fukuokaのパワーアンプ(出力管はテレフンケンEL-34)で素晴らしい音楽が聴けました。BBCモニターとして開発されたBC-Uは、当初、英国でEL-34を使ったアンプで駆動されていた様に記憶していますが、間違っていますでしょうか?
投稿: william_kapell | 2007年12月31日 (月) 09時01分


球アンプとの相性は本当によさそうですね。 実は居間用に小出力の真空管アンプを捜しはじめてます。笑
BBCでBCIIにEL34アンプが使われていた事は知りませんでした.^^;
投稿: vin | 2008年1月 1日 (火) 23時06分
http://ariajp.cocolog-nifty.com/free_discussion/2007/12/spendor_bcii_0adc.html


166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/23(水) 10:51:40.03 ID:icI+rjl0

以前BCUの修理で戸塚に在るSHOPへ持っていった。
そこの店主は真空管好きでトライオードとスペンを強く勧められた。
http://www1.ttmy.ne.jp/audio-koubou/
オーディオ工房というところです。

175 :165:2011/02/26(土) 19:24:28.22 ID:foRInzAJ
>>166
スペンと球アンプ。非常に良いですよ。プリが石ですが、球の濃厚さを味わうことができます。


178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/28(月) 22:29:46.34 ID:YAwHwvBQ

>スペンと球アンプ
yahooのスペンドールグループでも、球アンプ、例えばleakとか、がとっても合うという話題あったぞ。


335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/31(日) 13:52:52.85 ID:5CtUi392

↑こんな喧騒をよそに、今日も300BドライブでBCUを聴いている俺様は勝組。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


897 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/01(水) 04:07:08 ID:abcjCuVn [1/3回発言]

スペンでピアノならすなら真空管アンプで最低30Wないときつい


898 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/01(水) 17:32:28 ID:YTRRotPO [2/2回発言]

30Wなんて必要ないだろ。3Wで十分。
一般的な音量でも0.5Wくらいしか使わないのに。

899 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/01(水) 20:50:53 ID:abcjCuVn [2/3回発言]
>>898
技術やさんにもそう言われて馬鹿にされたことがある。 でもピアノの音を知ってる人ならわかると思うけど、
低域のドロドロしたスピードの速い輝かしい音や高域のチョピンという音の再現はフォルテシモでなくても、30Wのパワーがなくてはできないと考える。
25Wでは割れて聴こえるし 15Wではそもそも音が薄くなってピアノの音がしない。

あくまでぼくの経験と聴感上の話なので、測定器の話で対抗されてもこまるが。
ちなみに、25wで音が割れるところを他人に聞かせたとき、そのひとはわからなかった。

ちなみにわたしは深夜小音量再生派です


903 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/02(木) 23:05:24 ID:04dkL3/o [1/1回発言]
>>899 同感です。
私も小音量再生派なので、80W→100W→150Wときてようやく満足することができました。
立ち上がりの早いシンバルの音、パイプオルガンの低音などに違いが出てきますね。


904 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/03(金) 22:40:37 ID:xtU9KAIx [1/1回発言]
>>899
高ワットのアンプのほうが電源トランスにお金が掛かってるからそんな違いがでてしまうのでは?
良質のトランスを搭載してA級動作にすればワット数は必要ないと思うけどね。

905 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/04(土) 01:22:15 ID:Xa0Stdhh [1/2回発言]
>>904
俺はA級、B級関係ないと思う。位相特性(特に低域)と余力が重要だと思う。


908 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/06(月) 01:37:23 ID:E6taDDxl [1/1回発言]

英国のスピーカーって低能率だから、出力は要るよね。
高能率スピーカーしか使った事ない人は、LS3/5a鳴らしてみるといいよ。
アンプがクリップするのをみれる。

周波数特性を計ってもらった事あるけど、15Hzまでフラットなはずのスピーカーなのに波うってた。
アンプのパワーが足らない場合は、スピーカーのインピーダンスカーブに引きずられて 周波数特性は、インピーダンスカーブの逆相似形になると本に書いてあってなるほどと思った次第。

低能率スピーカーは出力あんまり低いと、まともに再生すら出来ないそうですよ。
LS3/5aや現代だとATCのスピーカーなどを使い、低出力のアンプを繋いで特性を計るか他のスピーカーと繋ぎかえたりして、レベルメーター見れば解るかと


909 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/06(月) 13:59:58 ID:iH82e+YE [1/2回発言]

もともとはSP3/1R2の話題だったと思うが、SP3/1R2は別に低能率じゃない。どんなスピーカー鳴らすのにも30W必要という話なら理解できる。903氏に至っては 100Wでも満足できなかったとのことだがW数とは違う要因でしょ。


910 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/06(月) 21:46:32 ID:azNvE5lt [1/2回発言]
>>909
>>903氏はトランジスタと思われ


911 : 903 : 2010/09/06(月) 21:58:30 ID:MpXqvX+3 [1/1回発言]
>>909
>>910
あ、すみません。トランジスタです。
いまは、BAT VK-250 withBAT-PAKにしています。


912 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/06(月) 22:28:54 ID:iH82e+YE [2/2回発言]

じゃあお二人の話を総合すると

「スペンドールでピアノ鳴らすなら」
「真空管で30W、トランジスタで150Wは必要」

となるが、ほんとかなあ。 「スペンドール」がとりわけそう言う性質を持っているのか、それとも一般的にそれだけのパワーが必要なのか。


914 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/06(月) 22:36:10 ID:azNvE5lt [2/2回発言]
能率90db以下の低能率スピーカーなら一般的でしょ。

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/05(月) 22:15:42.06 ID:jw2nzkj6

確かにBCUの音はキレや分解能では古いけど、女性ボーカルの唾液の濡れた感じや耳元で囁かれた時の様に実際に背中がぞくぞくっとするスピーカーは他に経験した事がないからいまだにメインで聞いてる。

浅薄な計算では生まれない、官能を直接刺激する音だよね。
上杉佳郎氏が「世界に数多のスピーカーがある中で最も美しい音」といった音色だけは今も色あせていないと思う。

アンプの吟味は当然だけど ネットの透過率が悪いから外さないと本当の潤いや透明感は出ない。
それだと音が濡れ過ぎと言う人もいるかも知れないけど。


626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/08(木) 20:43:55.21 ID:2YSJ0afa

>確かにBCUの音はキレや分解能では古いけど
ぼくもそう思ってた。でもアンプを奢ったらそういう認識が払拭された


627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/09(金) 10:43:00.25 ID:5hkV+FLk
↑同意。
安易に、英国製のビンテージや真空管アンプを組み合わせてるのが多い。


542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/17(木) 21:41:53.10 ID:dIXCGO3y

真空管じゃないと鳴らないは、思い込み。
スペンドールが一番よく鳴ると言われたアンプはトランジスター式のスペンドールD40

SPENDOR D40(1970年代頃)
ハイパワー化を追求せず、音質重視の設計を貫いたプリメインアンプ。大型のトロイダルトランスを採用しています。パワー段には特性の良く揃ったトランジスタを使用しています。
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/amp/d40.html


8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/03(月) 00:54:42.78 ID:DcMFk7X5

SPNEDORのBCUを鳴らしたら絶品!と言われたアンプのD40です。
落札者がSPENDORスレにいたので、そのうちレポ宜しく!をしときました。

SPENDOR プリメインアンプD40 落札価格 43,000 円


9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/03(月) 02:48:29.21 ID:+3pztueA
D-40を落とした本人です(笑)。そもそもD-40に興味が向いたのは、LS3/5A専用にBBCが作ったアンプHH AM8/12を入手して鳴らしたとき、LS3/5Aが驚異的な解像度とトランジェントで歌い出したからです。
あまりHH AM8/12は、日本では知られていませんがたまにebayに出ています。
どうも当時のアンプ技術には、特有のスピーカーに対して 少しトリッキーなチューニングを施す算段があったようです。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1317539913/l50


102 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 03/07/22 17:08 ID:???

どんなアンプが合うの?


103 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 03/07/22 17:44 ID:???

>>102
俺的には、クオード。


104 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 03/07/23 01:16 ID:yfPyWfOh

しっとりしたミュージカルフィディリティやすがすがしいネイムもまちがいのないところ。
また、これらイギリス製はボーカルが中心に点定位し、一般に日本製は広がりやすい。

やってみたい組み合わせはゴールドムンドゥ。こじんてきに。

また、最初のうちはツィーターやベクストレンコーンがなじまず、はっきりいって相当ひどい音で鳴る。 よってそういう「困った意味での刺激」は多かった。エージングが進んだ後でもスーパーツイーターは結構神経質なので、アンプと音楽を選ぶ。

むかーし、ロジャースのスタジオワンと大いに迷ったが、ロジャースはもっと鳴らしやすく、しなやかだった思いがある。結局、困難そうなBCUを選んだのは音の渋さを予感したからだったような・・・正解だったと、おもう。


105 名前: 101 投稿日: 03/07/23 11:00 ID:???
>>104
そうですね。でも私的には、あまり音楽を選ぶSPには聴こえません。
アンプはメチャクチャ選びますけどね・・・

私もBCUは使ってます。過去スレにありましたが、「鼻つまり」の様な低域が、独特のハーモニー感を生み出し、それが大きなプラスへと変貌し、長年ファンを引き付けているようにみえます。

自分自身が、就職試験の面接官のように、相手(SP)にドシンと構えていると、このSPの魅力はなかなかわかりません。 こちらから聴きに行く姿勢が必要です。そういう意味では、JBL、B&W なんかとは正反対ですね。

http://mimizun.com/log/2ch/pav/1055511858/


317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/02(土) 12:29:38.73 ID:Hev2S5TB

quad33と405でBCUを鳴らしてる。 しばらくはこれでいいな。33かわいい!

LUXMAN L-570ZS 使ってたこともあった。
演出過多な感じだった。化粧が濃い女、みたいな。 悪くはなかったよ・・。

http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

BCUやタンノイなど、英国色の濃いスピーカーとQUADのアンプの相性は定評のあるところですが、我が家ではそのセオリーが適用されないようです。

BCUにはユニットが3つ(3ウェイではなく、2ウェイ+スーパーツィーター)付いていますが、QUADで鳴らすと、スーパーツィーターでない方の高域ユニットが鳴り切っていないような印象で音の豊麗さが不足です。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/38506774.html


437 :432:2008/06/21(土) 11:43:52 ID:ix8o1ahk

QUAD 405Uは以前持ってました。BC-VU繋いでましたがあんまりぱっとしませんね。
ALTEC用の球の128Aってアンプもあるのですがそっち繋いでみると割と良いのですが
音像が大きくなり粗さを感じてしまいます。何より音楽性が合わない気が。


440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 01:09:40 ID:WX1pFLhH

OUADU買っちゃいました。
パワーがどうかなとか思ってたんですが繋いだとたんにそんな事どうでも良くなりました。
低音緩いのかなって想像してたのも全く問題なし。
オーディオの進歩って何なのでしょう?

流石にBCV繋ぐと低音気持ち緩いかなって思いますけどそんな事どうでもいいくらいこっちでも見通しのいい音になります。 405じゃ絶対に出なかった音です。 正直おんなじクォードこんなに音が違うとは・・・

http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/


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3) 真空管アンプとトランジスターアンプの音はなぜ違っているか?


@ 増幅素子の強度(響き)の違い。

トランジスターは、個体の金属が増幅素子に使われていますので振動に強く容易には共振しませんが、真空管は金属板と金属線がガラスの筒に納められていますので外部(内部)からの振動に弱く共振します。増幅素子の共振が信号により多くの「響き」を付加する真空管アンプは、音楽(再生音)にエコーをかけたような変調(歪み)が生じます。この響きの多さが真空管アンプ独特の「艶」を生み出します。


A 発生する歪みの違い。

楽器の音は、基音と倍音から構成されます。基音とは音程を司る基本の周波数で、倍音はその倍数(オクターブ)の響きです。倍音が多くなると楽器の音には艶と響きが生まれますが、

奇数次の倍音(1、3、5・・・)が多くなりすぎると音は鋭く(ガラスをひっかくような音)耳障りになります。

逆に

偶数次の倍音(2、4、6・・・)が多くなると、音はまろやかに暖かくなります。

真空管アンプの歪み(高調波歪み)は、偶数次が大きく奇数次が小さいので増幅された音は「まろやか」に感じられます。トランジスターアンプは偶数次よりも奇数次の歪みが多くなりやすく、真空管方式に比べると音が硬くざらついて感じられることがあります。ただし、どちらの方式でも歪みが少なくなれば再生される音は生音のバランスに近づき、方式の違いによる音の差もどんどん小さくなり、突き詰めると差が分からなくなります。


B アウトプット・トランスの存在。

真空管方式のアンプでは特殊な例(OTL方式アンプ)を除いて出力にインピーダンスマッチングトランス(出力トランス)が使われます。出力トランスはその特性上、超低域と超高域を再生出来ません。そのため真空管アンプの周波数特性は、トランジスターアンプよりも劣ります。しかし、同時にアウトプットトランスはフィルターとして働き、可聴帯域以外のノイズを遮断します。また、アウトプットトランス自体の「響き」も再生音に付加され、響きが多く柔らかく暖かい音を生み出します。


トランジスターアンプの長所

真空管アンプには@〜B のようにトランジスターアンプに比べると音質的なメリットがあります。ではなぜ現在、アンプはトランジスター方式が主流になっているのでしょう?


@ 発熱が小さく効率が高い。

真空管アンプは素子を加熱するためのヒーターが必要な上、増幅効率も悪く消費電力と発熱が非常に大きくなります。この問題が軽薄短小に向かう家電製品の進化で切り捨てられる原因となりました。また出力に比例して消費電力と発熱に加え、サイズや重量まで恐ろしいほど大きくなる真空管方式は大出力アンプにも向いていません。トランジスターアンプにも純A級など発熱が悪く低効率の製品も存在しますが、最新のデジタルアンプは非常に効率が高く消費電力も発熱も驚くほど小さくなっています。今後一般的なアンプは、デジタル方式に変わってゆくでしょう。


A ダンピングファクターが高い。

ダンピングファクターとは、アンプに負荷を掛けているときと掛けていないときの出力の差を比率にした数字です。一般的にダンピングファクターが大きい方が、スピーカーのインピーダンス変動(逆起電力)による歪みが小さくウーファーの駆動力・制動力が高いと考えられています。

トランジスターアンプのダンピングファクターは100〜1000が普通ですが、
真空管アンプはそれよりも遙かに低くほとんどが10以下です。

そのためB&Wなどのネットワークが複雑でユニットの慣性質量が大きい(重いコーンを使ったウーファーを搭載)スピーカーは、ダンピングファクターの低い真空管アンプではウーファーの動きに歪みが発生しやすく鳴らしにくいと考えられます。ただし絶対に駄目というわけではなく、相性が良ければトランジスターアンプより良い音が出ることもあります。


B 低音が出る。

アウトプットトランスを搭載せず、DC(直流=0Hz)から再生可能なトランジスターアンプに比べ、アウトプットトランスの変換効率の限界で真空管アンプは周波数が低くなると出力が低下します。特に1〜10Hzのような可聴帯域以下の周波数は、真空管アンプではほとんど再現されません。これが原因で「真空管アンプは低音が出ない」とされています。

確かにアウトプットトランスのサイズが小さいアンプ(価格の安い製品に多い)は、実際に低音が出ないことが多いようですが、良質で大型のアウトプットトランスを搭載する真空管アンプは十分な低音が出ます。

ただし、その低音はトランジスターアンプのような「重厚で密度が高く前に出る低音」ではなく、「ふわりと部屋いっぱいに広がるような低音」として感じられます。真空管アンプは低音が出ないのではなく、真空管アンプとトランジスターアンプは「低音の出方が違う」と考えて下さい。


真空管アンプの音色は何によって決まるのか?

真空管アンプは真空管の種類で分けられます。わかりやすい分類ですが、音質的には間違った分類です。それを説明します。 @、A、B では、トランジスターアンプには発生しない「真空管アンプ特有の響き」について書きましたが、この中で Aは回路や使われるパーツに固有の響きです。B はアウトプットトランスで発生する響きです。残った @ が真空管のそのものでアンプの音が変わる原因です。つまり、真空管アンプは真空管の種類だけが原因で音が変わるのではなかったのです。


@ 真空管で音が変わる理由。

真空管は、カソードとプレート、そしてグリッドから構成されています。真空管で音が変わるのは、真空管そのものの響きが再生音に響き(エコー)として付加されることが原因です。

真空管は、カソードとプレートという「二つの板(筒)状の電極」の間に「グリッド」という「網目状の電極」が入った構造になっています。真空管の増幅(音作り)は、音声信号を「グリッド」に流し「カソードからプレートに流れる電子をグリッドで物理的(電気的)に制御」することで行われます。

このとき、「グリッド」が物理的な作用を受けて「振動」すれば、その振動はそのまま「音声として増幅」されるのです。これを実験で確かめるためには、プリアンプの真空管を指ではじけば「スピーカーからコンコン」と増幅された音が聞こえることでわかります。

つまり、真空管はその「強度」と「振動モード(鳴きの音)」が「そのままその球の音(持ち味)」として、聞き取れる、非常にわかりやすい「物理的なエコーチャンバー(物理的なエコー発生器)」で、振動に対しマイクのように働くことがあるのです。真空管を交換すると、この「真空管で付加される響きが変わる」ため「電源ケーブルの交換などに比べて音が大きく変わる」のです。
http://www.ippinkan.com/unison_research_unico2.htm

真空管が原因で付加される響き(音色)は、真空管のサイズや種類で変わりますが、大体の場合

大型の真空管(大型出力管)は響きが太く長い傾向があり、
小型の場合は響きが高く短い傾向があります。

また、

茄子型(中央が太い)真空管は中域が太くねっとりした音で、
直管型真空管は癖のないさらりとした音の傾向を持っています。

多くの真空管マニアは「300B / KT88 / EL34」など真空管の形式と音質の特徴を直接結びつけて考えますがそれは間違いです。いくつかの真空管を例に挙げて説明しましょう。

KT-88は作られる年代やメーカーによって真空管の形状やサイズが全く異なるため、それぞれの響きが違うことは容易に想像できます。

300Bの場合、見た目のサイズや形状は似ていますがガラスの厚さと材質プレート/カソード/グリッドの材質や構造がやはり年代やメーカーによって全く異なるため、同じ音がするのは特定メーカーの特定時期(特定工場)でつくられた同一ロットに限られます。

300Bが特別扱いされるのはWestern Electricが製造していた300Bを使って作られた真空管アンプにずば抜けて音が良い製品が存在したためと考えられます。

真空管アンプを真空管の形式で分類する習慣によって300Bを使ったアンプは音が良いと誤解され、その結果300Bを使ったアンプは「高くても売れる」製品になったのです。この300B神話が今も残り、300Bを使ったアンプは儲かるので種類が多いのです。しかし、300Bを使っているからといってそれらの音が「良い」という根拠はまったくありません。


A 真空管以外の要因で音が変わる理由。

すでに書いたように(A.回路とパーツ)や(Bアウトプットトランス)でもアンプの音は大きく変わります。私は真空管アンプを自作し製品化した経験がありますが、その経験から

同じ真空管や回路を使っていても、パーツ(特にアウトプットトランス)の質でアンプの音は全く別物のように変わる

ことを知っています。また、回路の種類(帰還、無帰還、三極管接続、UL接続)が同じでも、パーツ(真空管を含む)の選び方でアンプの音は別物になりますから、回路の種類や形式でアンプの音を分類することも間違っています。

真空管アンプを総合的にみた場合、真空管によって音が変わる割合は「1/3」程度でしかありません。また回路構成やパーツも同じでそれが製品の音を決定しているのではありません。どのようなオーディオ製品選びにも通じることですが、「実際に聞いてみなければ分からない」それが真実です。アンプは、聞いて選ぶことが大切です。
http://www.ippinkan.com/2011_08_tubeamplifire_test.htm

要するにトランジスター・アンプや小出力の真空管アンプでは、音量を上げた時にBCUの音が歪んだり、濁ったりしてしまうので、サランネットを外したり、セッティングを工夫したり等の試みが色々となされてきたのでしょうね。

例え、それで音量が少し大きくできる様になったとしても、設計者が意図したBCU 本来の音色は消えて、フツーのスピーカーになってしまうのですけどね:


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5. スペンドールBC-Uは まやかしのSP?

合わないアンプを使うとこういう評価になってしまう


87 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2011/04/30(土) 22:33:35.44 ID:SPW6wS+B

俺はスペンドールとJBLを持っているが、透明感、ハイスピード、高解像力と音場の広さ、中低域の厚さ、緻密さ繊細さ、どれをとってもJBLの圧勝

スペンドールの勝っているのはクラシックに合いそうだという一般的なイメージだけ

世間評なんて所詮はそんなものだ


98 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2011/04/30(土) 23:40:17.18 ID:SPW6wS+B

俺のは不朽の名機とか言われ、瀬川さんとか菅野さんとか 著名な評論家が絶賛していたBCUだけど、まさしく雰囲気だけのスピーカーだ

こういうのがクラシックに合うなんてのは自分で楽器も弾かなきゃ、コンサートにも行ったこともない連中だよ

霞がかかってなんか遠くから品は良さそうだけどガサガサした音が聞こえてくる
これが「クラシックに合う」という形容の意味するものだと思ったよ

正直TANNOYもそれに近いと思っているけどね

http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1303652121/


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1) サランネットを外すとBCUの音にならないんだけど


47 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/18(土) 08:58:10 ID:hWSYKV6A [1/1回発言] >>46

純正のネットはかなり凝ったもので、オリジナルの音は、このネット込みと考えるべきです。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


BCUはネットの透過率が悪いから外さないと本当の潤いや透明感は出ない。
それだと音が濡れ過ぎと言う人もいるかも知れないけど。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

34 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/14(火) 15:52:18 ID:o+9Xi8Qj [1/2回発言]

今度、BCUを購入しました。
サランネットの取り外し方が分かりません。
どなたか、ご教授願います。


35 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/14(火) 17:46:27 ID:lRBujb8H [2/2回発言]

サランネットは、

1.パイプ差込式
2.マジックテープ式 

の2通りあります。 2は外すのが難しい。というか外すことを前提として作られていない気がします。
無理に外そうとして、ネットの骨組み(バルサ材?)を折ってしまったというトラブルも良く聞きます。

どうしても外してたいときは、金尺を差し入るなどして、ゆっくり、傷つけたりネットを折ったりしないよう慎重に外してください。 で、何度も脱着すると、確実にネットを壊します。ですから、出来ることなら 外さない。
それでも毎回脱着して使いたい人は、絶縁テープかなにかをマジックテープの上に張るなどマジックテープを効かなくするなど工夫したほうがよいでしょう。


37 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/14(火) 23:55:08 ID:5oljzCwV [1/1回発言]

マジックテープ式は最初の頃(70年代いっぱいぐらいか?)で、日本の中古のほとんどはパイプ差込式だと思っているんだけど、あってるかな?


38 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/15(水) 00:17:24 ID:9/6yT75k [1/2回発言]

いや。うちのは11000番台、たしか89年頃のものだけどマジックテープだぜ


39 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/15(水) 00:19:49 ID:sf7OUUtr [1/1回発言]

サランネットの枠と箱がキチキチで、金尺とか入りそうにありません。
何を差し込んだらいいでしょうか?
他になにかありますでしょうか。


41 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/15(水) 00:50:50 ID:9/6yT75k [2/2回発言]
>>39
上下は余裕ないけど、横は余裕あるんじゃない?
マイナスドライバーとか。 本体に傷つけないようにね。


43 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/15(水) 02:14:41 ID:6NFydLma [1/1回発言]
>>34
うちのはイボ穴にピンが刺さるタイプだが、70年代のもの。簡単にはずせる。
ネットの裏にリボンを付けて、次にすぐはずせるようにしている。
最初期のものは、マジックテープだったような気がする。


45 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/15(水) 20:13:52 ID:m+9MbLLG [1/1回発言]

俺もたいがい確認するんだが、BCUはあまりに硬くて諦めたよ。
ネット壊してしまっては元も子もないし。


47 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/18(土) 08:58:10 ID:hWSYKV6A [1/1回発言] >>46
それはあとからネットを交換して、エンブレムをくっつけたんでしょうね。
純正のネットはかなり凝ったもので、オリジナルの音は、このネット込みと考えるべきです。

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


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2) 改造したらBCUの音にならないんだけど


雑誌で評判だったスペンドールBC-U(新品同様)は30年前に私の物になった。しかし自宅に持ち帰り、音を聴いて正直がっかりした。

      こんな音を「充実した中音域」というのか ?  
この音で「高分解能」 ?
      この音が「気品のヨーロッパサウンド」 ?    
「バランスが良い」?

彼のリスニングルームで聴いた時、評判の魅力ある音とは「違う」ということは確認していた。しかし、自分ならばきっともっと上手く鳴らせるハズだと思ったし、なによりスペンドールBC-Uブランドが欲しかったので譲ってもらったのだった。

やはり自分でも鳴らせなかった。彼も評判どうりに鳴らす事ができなかったから、手放したのだ。

私は鳴かないなら、鳴かせてみせると、強引にもエンクロージャのド素人改造。

   設計者の意図 (ブレーシングを排し、瀝青でダンプニングするなど) を拒否。


エンクロージャの裏板を外し、内部の分厚いスポンジの吸音材を取り去ると、その下にスペンドールBC-Uの美しい姿からは想像すら出来ないグロテスクなベトベトした状態の真っ黒な瀝青(アスファルト)が10ミリの厚さで貼り付けられている。  キャビネットの振動はこの醜い瀝青がダンプニングしていたのだ。このベトベト粘着する瀝青の剥がし作業はとにかく難かしい大仕事だった。

   吸音材と瀝青ダンプ材を取り去ったエンクロージャは、たった9ミリ厚の合板だけで造られていた。
   バッフル面でさえも薄い9ミリ厚の合板だけだ。
   補強材が全くない箱なのでよく響く、響き過ぎる軽い箱。 
   私にだって簡単に作れる、呆れるほどの薄い9ミリ合板の何の芸もないただの箱。

   響きすぎるこのエンクロージャを、弦楽器の胴体響板にみたてることにした。
      
   エンクロージャの振動抑制,共振点の分散を図るためのブレーシング(力木)をほどほどに取り付ける。  響きを殺さないようにと念じながら。頼りはド素人の感だけ。弦楽器の魂柱をヒントに、エンクロージャの側板、左板と右板との間に注意深く「魂柱」を固定する。

   なんとしてもストラディウ゛ァリウスのように豊かで深く艶やかな音色を奏でてほしいという想い、スピーカーも楽器であるとの想いを「ブレーシング」と「魂柱」に託した。 「ブレーシング」、「魂柱」の素材は針葉樹でとてもよい香りのするヒバ材。 ヒバ材をきれいに仕上げてから丁寧に取り付けた。

   吸音材なしのままで音を出してみる。 凄くよい、この伸びやかで豊かで繊細な音はオリジナルには出せなかった音だ。  期待出きる、しかしキャビネットが響き過ぎる。

   吸音材には音のエネルギーを殺さない和紙、障子紙とする。 障子紙を細い筒状にして各面にびっしりと貼り、試聴を繰り返し和紙筒の量を決める。

   オリジナルのサランネットは厚い目の詰まった生地なので、極薄い生地に貼り変える。 聴くときは、極薄い生地でも、やはりサランネットを外す。 サランネットなしで、ユニットからの音エネルギーを直接に空間に放射し、 活き活きとした臨場感を体験することができるからだ。

   サランネットをはずしたスペンドールBC−Uのバッフル面は、合板の品質が余りにも粗悪、継ぎ接ぎ跡などがあり醜い。 バッフル面を黒く塗装した。塗装を3回繰り返しても合板素地が粗悪なため、綺麗に仕上がらない。

    完了。  外観はオリジナルのままだが、内部は弦楽器の胴体の様に軽快になっている。

         
   
若かったからやっちゃったのです。ただド素人の感だけでこんな無謀なことを、今思うと馬鹿かと思います。

しかし大成功でした。  オリジナルの音にはなかったぞ。この鮮度感、明るく弾む低音、瑞々しい音、美しい磨かれた音、優しくでしゃばらず上品なキメの細やかな音。
  
これが、30年来の永きにわたり使用している愛器スペンドールBC-Uの改造です。

それにしても、このスピーカーキャビネットが、真っ黒なベトベト粘着したアスファルトによってダンブニングされているのを知ったとき、それと薄い合板だけで造られていたことを知らされたとき、呆れ驚ろいたことを今でも思い出します。


「魂柱」
楽器の表裏板に、固定せずにつっかい棒のように入れるのが魂柱であり、
私の「魂柱」は、裏板を開閉するために表裏板にではなく、左右板に内側から木ネジと接着剤で固定している。 
スペンドールBC-Uは縦長で奥行もあり、側板につっかい棒「魂柱」が効果的であるとの感である。

以上は30年前のことですが、改造メモが残っていますので、つい最近のことのように思い出せました。

スピーカーシステムの心臓部 ネットワークは勿論オリジナルのままです。
スピーカー端子は、金メッキのバナナプラグ型に付け替えました。
スピーカースタンドは、スピーカーシステムを乗せてツィーターが耳の高さになるように、針葉樹で自作。
スタンドに取付けたピンにスピーカーがはまって、双方が振動でズレて動かないように工夫してあります。
演奏中のスペンドールBC−U(改)キャビネットのハンパではない振動をもろにスタンドに伝え、
大地に直結した床にグランディングするように工夫しました。

スピーカーセッティングは後ろと横の壁から離した「フリースタンディング」にします。

コサートホールの演奏会から帰り、演目と同じベートーベンの交響曲をBC−U(改)で再生すると、
ホールの空間の豊かな響感がエレガントにリスニングルームに奏でられます。

現在はサンバレーmodel2 SV−310U SV−91BU SV−mini300Uなどのサンバレー真空管キット自作ラインナップにドライブされ、相棒はいつも ムラタES−105Asuonoです。
特にスペンドールBC−U(改)をSV−91Bで、 suonoをSV−mini300Uでドライブ(バイアンプドライブと言うのかな)するときは最高の贅沢です。 
サンバレーさんの製品には、誠にお世話になっています。


その後 バッフル面にお化粧板を工作して取り付けました やはり綺麗なスピーカーで 美しい音楽を聴きたいものです (2012年2月13-14日に工作しています)
http://blogs.yahoo.co.jp/kisokyoku459/1609314.html


始めまして BCU愛用者64歳、東京住まいです。

私はBCUのオリジナル吸音材を取り去りました。スポンジを剥がそうとしたら、その下にアスファルトが1cmくらい張り付けられ、なかなか取り去る事が出来ませんでしたが、吸音材なしのBCUは、ビックリするほど軽快な音でしたが、余りに響き過ぎます。新たにバッフル・側板・裏板などに補強材と、和紙を工夫した吸音材を入れました。何度も試聴しては補正を繰り返して完成した新BCUはオリジナルとは全く別のフレッシュな英国の音を奏でています。

スポンジとアスファルトの吸音材には呆れました。音の勢いエネルギーを殺してしまいます。

薄い9ミリ板厚のキャビネットも疑問ですがスタイルは好みです。またサランネットも厚くて音を殺し、外した姿も惨めで寂しい姿なので、極薄い布に張替え、それもユニットの影が布越しに綺麗になるように工夫し、もう25年も愛用しています。一生手放せません。

アンプはサンバレーSV−310,SV−91B他を愛用。スピーカーは他にも所有し、曲や気分で切換ます。

2009/12/17(木) 午後 8:07 [ kiki ]
http://blogs.yahoo.co.jp/nao_torachan/57159685.html


SV-310III
形式:トランス出力プリアンプ
使用真空管:LM310A*2,GD/5U4G*1 (LM310Aは曙光製別注品【国内当社専売品】)
http://www.kit-ya.jp/product_info.php?cPath=86_87&products_id=668


SV-91BIII
形式:300Bシングルパワーアンプ
※使用トランスは全て橋本電気製
使用真空管:LM310A*4, Prime300Bver.4*2, GD/274B
定格出力:10W+10W(8Ω、THD:10%)
サイズ(突起部・球含む):W400×D300×H220 , 重量kg:23kg
http://www.kit-ya.jp/product_info.php?cPath=86_87&products_id=667


要するに、10W のアンプではBCUを鳴らすのは無理だというだけでしょうね。


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3) ほんのちょっとした事でもBCUの音ではなくなってしまう


399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 04:44:00 ID:uQhrbNBG

余談ですが、息子のわたしもBC2の音が忘れられず、オークションで89年製のBC2を大事に保管していたと称するマニアから落札とたところ、説明どおりの超美個体。

おー。当たりだったと喜んで音ををだしてびっくり。

「なんだこれ?この寝ぼけた音は・・」

家で鳴っていた すかっと抜けた音とほど遠いこもった音でがっかり。ツイーターでも壊れてるのかとテストCDをかけるがちゃんと音が出ている。こんな音だったかなぁと途方にくれ、念のため売主のメールを確認すると、なになに・・?

「使用頻度は1週間に1回小さく音を出す程度、定期的にチークオイルを塗って美観を維持しておりました・・」

チークオイル?家具と間違えてんじゃ・・?
とりあえずセーム皮でオイルをふき取り、乾燥させること・・しばし。
ようやく聴きなれた音が鳴りはじめました。
楽器に変なもの塗るなよ!!(怒)


400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 07:10:43 ID:gJ4wNtyo

Ls3/5aの英語取説にはキャビネットはチークオイル等で手入れしろって書いてありましたから
あながち間違いではないのでは?


404 :398 399:2009/03/31(火) 00:13:34 ID:zDKpRv0S
>>400
そうでしょうね。と言ったらあんなこと書き散らして無責任な、と怒られそうですがw
あくまで我が家でのはなしですが、湿気が楽器やこの種の箱が唄うスピーカーに及ぼす影響が大きいことは経験しております。ピアノの響きは、気候によって大きく違いますし、スピーカーもそうでした。湿度40%以下が最適。ヨーロッパでは湿度30%なんて珍しくないようですね。 私は願い下げですが・・。

湿度とオイルを一緒にできるかどうかわかりませんが、ピアノをシリコンクロスで拭くと途端に音がぼけたという経験もありますので、表面にごく薄い皮膜が形成されるだけでも無視できない影響があるのではないかと思います。

別に痛めるわけではないので、一度だまされたと思ってスピーカー表面(背面や底面も)を柔らかいクロスでよく拭いて音を比較してみてください。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1151035118/


260 名前:パルジファル 投稿日: 2005/11/08(火) 13:15:25 [ cf01.pref.okayama.jp ]

 昔憧れたスピーカー、スペンドールBCUに昨晩出会った。

 四半世紀前に聴いて以来ずっと憧れだった。 その時は、ハーベスHLと比較試聴したが、どちらも箱の響きを上手く活かした柔らかい音で、小音量で聴くクラシック音楽に惚れ込んだものだ。

 ハーベスは2ウエイ、スペンドールは3ウエイ・・・というか2ウエイ+スーパーツイーターの構成からか、スペンドールの方がより広がり感があり好ましいものだった。

 今回は幸いにもハーベス(HLコンパクト7)も試聴できたので、25年前の記憶が更に鮮明によみがえるようだ。 新しいハーベスはウーハーコーンにアルミが含有されており、昔よりも中域に張りがあり低音のキレもよくなった様子。がしかし、低音の柔らかく豊かな感じはこのタイプ特有のものがある。

 しかし、肝心のBCUを聴くと・・・えらくメリハリよくツイーターの音がシャープ。思わず、

「これは、BCUじゃないね。」

と言ってしまった。 聴くところによると、このBCUは、専門店で一度分解〜調整〜組み立て直されたという。

 スピーカなんてものはネジの締まり具合でその鳴り方も大きく異なるもの。おおかた、ネジの締めすぎがシャープ過ぎる音の原因だろう。 自分にもう少し余裕があれば・・・自室で(ネジを適度にゆるめて)柔らかく鳴らせばどんなに幸せだろう・・・と、叶わぬ思いを抱きながらその場を去りましたよ。
http://blogs.yahoo.co.jp/nao_torachan/57159685.html
復刻版のBCUはツイーターがオリジナルと違いますから、復刻版を聴いたのかも知れませんね。


______

4) BCUを鳴らすのは難しい


91 : 89 : 2009/01/04(日) 10:13:53 ID:KYy3treG [1/1回発言]

BCIIのマニュアルには置き方によって、聴取位置での周波数特性の乱れが起きることをグラフ入りで詳しく 説明しています。「壁や床から離せ」というのが基本です。

これを受けた今井商事(当時の代理店)の説明書では

「ウーファーと床、壁面との距離が各々等しいような場所に設置しますと、スピーカーからの直接音と壁からの反射音が干渉し合って、周波数特性を大きく凹凸にする恐れがあります。」

との記述がありました。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/

15 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/11(土) 09:41:40 ID:X1T6dtQY [1/1回発言]

うちのBCUは、買ってから20年たって、ようやく本格的に鳴るようになってきた。
なんせ1〜2週間に1回、2〜3時間しか鳴らさないから。

セッティングで気をつけてるのは、底板からの低音をいかに殺さずに響かせるか。
トロリーのついた純正スタンドは確かにいいけど、ちょっと背が低すぎて、デッドな日本の部屋では低域が緩んだり逆に不足したりしてしまう。

このへんは、石やフローリング(というより角材)の床と畳やベニアの床という住宅事情の相違なのかも。部屋の広さや天井高、壁の材質なんかの違いも大きそうだ。

あと、部屋の乾燥具合で音がぜんぜん違う。これにはもっと早く気がついていれば 良かった。という独り言
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/

今回入手して、スターリング用にも使え、たいへん重宝しているビクターのスタンドに乗せ換えると、張り替えた黒のサランネットも調和して、美しく決まります。高さが増して床からの反射が減り、足元ががっちりした分、音が整理されて、一二歩、現代オーディオに近づきました。持ち味であるスーパーツィーターの繊細な高域表現はそのまま生きていて、悪くないバランスです。

元のスチールパイプの台だと、床に近づく分スケール雄大で、オーケストラ向きにたっぷりと鳴る印象になります。底面の2点と背面上部の2点が支点になり、発売当時何度か聴いている純正の台より、いっそうフリーな感じです。

ハーベスのHLコンパクトの純正スタンドも細い木枠のような構造ですが、このタイプのスピーカーは高剛性追求より、きれいに振動させるというのが本来の音なのでしょう。同じスピーカーでも2パターンの音を出せることが確認できました。

新スタンドでの現状で高さ930mm。高さがわずかに耳の位置より低いので、人工大理石のインシュレーターで仰角を与えると、明るさとキレが向上。キレといっても、間もなく40年目を迎えようかというスピーカーなので、刺激感はまったくありません。(ヘタっているという見方もできますが。(^^; )

印象を変えたBCUは、新しいスピーカーを手に入れたような新鮮な喜びをもたらします。オーディオというのは、いくらでもやることがあるということですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/52070773.html


どうもBCUのあの独特の艶のある高域が、歪に変化してきます。 心地よさが、反対に気になり、心地悪くなってくるのです。 はやり歪んでいるのだと思います。 それで、もうかなり古いスピーカーですので、内部配線を交換することにしました。

 オーディオの部材の中で、ケーブルは安価なものでも、かなり進化していると、先日インターナショナルオーディオショーで評論家の方が言っていましたので、それではちょっと試してみるか、と思い交換しました。

 それも、スーパーツイーター、高域、低域 それからネットワークからスピーカー端子までの4箇所を全て一度に変えるのではなく、面倒でも一つづつ交換しました。

 高域だけの場合は、あまり変わりません。もう少し独特の艶が消えるのかと思っていましたが、そのようなことにはなりませんでした。

 もしかすると、これはスーパーツイーターではなく、ツイーターが悪さをしているのだと思い、次にこれを交換しました。 少し高域に透明度が出て、良くなった感じがします。 間違いなく少しは良くなったのでしょうが、基本的な鳴り方に変わりはありませんでした。

 これは困ったという感じです。

  ネットワークに問題があるのでは?という次のことが見えてきました。

  しかし、低域も変えてみる価値はありそうですので、やってみました。

  これが驚くことに一番の変化になりました。低域の解像度がよくなったのは当然ですが、全ての繋がりが良くなり、高域の艶というか、歪みが少しはありますが、以前とは比べ物にならないくらいに全体観の雰囲気のグレードがあがりました。

  それから最後、ネットワークからスピーカー端子まてのところを交換しました。これも思った以上に空気感がアップしました。 奥行き感も以前よりかなり出るようになりました。奥行き感はあまり期待していなかったのですが、期待以上で、シンフォニーのホールトーンも少しは感じれるようになりました。

   今回の一番の成果は、各ユニット間の繋がりがよくなることで、音がなめらかになったことが一番です。それが高域の歪を低減させたことと大いに繋がりがありそうです。これを一週間聴きこんでも、いやな音が耳につかなくなったらそれは本物でしょう。

  ちなみにスピーカーの内部配線用のケーブルはモンスターケーブルです。

  メーター2,000円台のものです。3mでちょうど交換できしまた。 買値で6,000円弱でこれだけ良くなるのですから、試してみる価値はあります。

http://blogs.yahoo.co.jp/nao_torachan/57159685.html

514名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/01/23 00:03:48 ID:MyhtLNfJ(1)

SPENDOR BCIIだけど、ソルボセインをステンレスでサンドイッチしたインシュの上にセラボールを4点支持でいれている。黒檀も含めいろいろ試してみたけど、箱鳴りを生かすには、いまのところこれがよいと思っている。
なお、ベースは高さ20センチの合板の台を使用。
http://desktop2ch.net/pav/1241957934/


453 :カラジャン:2011/11/03(木) 17:44:11.45 ID:E4oexGma

BCUを購入したのは平成12年9月。
仕事で単身赴任していたアパートでメインスピーカーとして使用。
転勤で自宅に戻ってきたて、マーチンローガンSL-3のサブとなり、SL-3を売却してメインに復帰したのが今年の9月24日。 最終的なセッティングが決まったのが昨日11月5日ですから、かなりの時間を割いて決まったことになります。
特に重視したのは、生演奏の雰囲気をどこまで引き出せるかです。 だから、厳しい音も出てもらわなくてはいけない。
これまで聞いてきた経験から、BCUなら可能だと確信しました。 ただ耳障りの良い音を良しとしません。 保守的な聴き方はせず、BCUの限界点を引き出だせるよう心がけました。


スーパーウーハーを探していたのですが、ヤフオクにて購入、¥5250−。
本日、デンオン(デノン)のスーパーウーハー、DSW-101(15センチユニット×2、周波数特性20Hz〜200Hz、アンプ内蔵55W)が到着し、セッティングしました。

ウエイトとして乗せるTGメタル FG-10(純鉛12Kg)はまだ到着していません。
様々なジャンルのCDをかけて、レヴェルのセッティング中です。
設置場所は、パワーアンプを後ろに下げて、リスニングポジション中央にあえて横倒しで設置。
クロスオーバー周波数50Hz、暫定レヴェルは時計の短針で言う12時半。
重低音の支えがあると、やはり立派に聞こえますね〜。

このBCUの設置角度をいろいろと試してみた。
まっすぐに向けると、ステージが広々とし、中ぬけもしないのは流石だが、高音の落ち込みが気になる。
リスニングポジションに向かって角度を内側に向けると、凝縮感は出るが、ステージが小さく感じられ、広々としたスケールもダウン。
そこで、その中間の角度にすると、これがちょうどよい。 ステージも広いし、凝縮感もある。
これに、前面のバッフル面下に防振ゴムを敷き仰角を付け、スピーカー1本につき天板にTGメタルの2.5Kg×2本をウエイトとして置いている。 どんのように設置されてますか?
これが最終設定。

スピーカーBCUをやや内向きに変更し天板にTGメタル2.5Kgを2本、スーパーウーハーの上にはTGメタルのインゴット(純鉛)12kgを設置。
スーパーウーハーのボリューム位置は12時半とした。
BCUを、ややうち向けに設置することで、密度感UP。
TGメタルを置くことで、再生音の安定・・特に低音に置いて顕著。
スーパーウーハも同様にTGメタルを置くことで、安定感を獲得。
大きな再生音に置いて、効果を発揮している。
http://fx-pininfarina.seesaa.net/


496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/07(月) 18:17:45.28 ID:GQxJFv+B

涙なくては見ておれん。 ちなみに、泣き所はみっつ。

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/06(日) 17:16:17.25 ID:ERFYFs+V
いいと思っている人を、BCU原理主義者が虐めるスレはここですか?


499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/10(木) 20:08:16.25 ID:Ed9r1MZR

使い方を残念に思ってるだけで、別に誰も批判してないと思いますよ。
ガチガチに固めるなら別のスピーカーでしょ?
と思っても敢えて言わない。 ご自分のものだからご勝手にということで・・

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/11(金) 07:45:08.83 ID:O2/5UTJa

「虐められる方にも問題がある」
悲しいけど、私にも分かった。


517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/12(土) 21:34:09.22 ID:83oTwJ03

方向は違ってもスペンを愛する仲間 仲良くしませう 
他の方の鳴らし方に興味があります 

うちはインシュレーターはアルミナ焼成の振動開放系かなぁ
bcA純正の鉄ローリー足に鉛極小球を詰めて使ってます。
低重心になり安定が良くて地震対策にも一石二鳥

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/13(日) 13:35:04.64 ID:+nMtufQ2
>>517
台がしっかりとしていると、木の響きが引き立ちますね。
うまい使い方だと思います。

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/13(日) 16:11:55.35 ID:Zd8FDvqy
>>517
専用足は底板の響きを活かす優れた足だと思います。
ハーベスにも同じような考えの専用の木製脚がありますよね

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/13(日) 16:29:07.50 ID:NKCj+j8z

TGメタルから急に木の響きに変わったw

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/13(日) 21:00:58.49 ID:+nMtufQ2

TGメタルを設置したのは、木の響きを引き出すためです。
見た目で判断してはいけません。

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/14(月) 17:14:03.20 ID:cA5tUP6R

昔某スレで見かけた積層ドーナツ盤(T=30mm以上)をスピーカーの下に敷くというの効くよ
100hz以下が綺麗に無理なく出る


526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/14(月) 20:10:00.42 ID:BydP0TiP

BCUの台として、ハーベースの木製脚を使用しています。
直に置くとベッタリと着いて、底部の木の響きが損なわれますので、フロント面には防振ゴムを2個、裏側はベルベット状の生地を小さく切って2箇所置き、四隅で支えて底部を浮かしています。

ハーベースの台は、スピーカーを揺するとぐらつくほど”やわ”です。
防振ゴムとベルベット生地でさらにソフトランディングしていますので、これらを密着させ、スピーカーから発せられるエネルギーをしっかりと出して、BCUのキャビネットの木の響きを引き出すために、TGメタルをスピーカー1本につき2.5Kg×2本を防振ゴムで四隅で抑えています。
いろいろ試しましたが、この方法が、一番スピーカーの響きが美しかったです。
なんとかとハサミは使いよう。
TGメタルを使っているからといって、ガチに固めているのではありません。
要は、使い方、テクニックの問題です。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/14(金) 00:39:06 ID:RKlxeUIO

CM1の音聴いて、もうBCUは過去のスピーカーだと思った。
その後アンプとセッティングを変えたら、やはりBCUのほうがいいと思った。
でもそこまでいくのに200万かかった

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 00:41:15 ID:SQDWDB3M

あえていうなら振動開放と電気的歪みの排除がミソ。
べつにspenにかぎったことではないですが


66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/21(金) 18:06:33 ID:ZoJeE6xm

定在波対策で、いまどきのスピーカー真っ青のハイハイに化ける


49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/21(火) 23:18:26 ID:FdfJb6U+

BCU使っているけど、インシュをセラボールにして、250Wの強力なパワーアンプを奢ったら
解像度がぐんと上がり、締まった低音が出てきて、現代的なスピーカーに変身した。

スーパーツィーターつき3WAYは、古いからといってあなどれない能力がある。
これが10万以下なんて安い。


64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 22:13:14 ID:B03EbId8
>>63
そうですね。
ceraballやserapucなどの定評のあるインシュで4点支持するだけでずいぶんちがいますね。
(いままで、制振ゴム、木片各種、e.t.cといろいろ試してみました)

あと能率が低いので、パワーアンプを強力なものを使うと、音の鮮度がよくなります。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c2

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
3. 中川隆[6674] koaQ7Jey 2017年2月12日 17:58:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7134]

6. BCIIと他のスピーカとの比較


1) JBL、アルテック と スペンドールBCU


「このBCUは、ちょっと他に類をみないほどの、気品とみずみずしさの魅力を備えていると思います。これほどみずみずしい音を聴かせてくれるスピーカーは、高価格帯のものにもほとんど見当たらないほどです。

私は自宅で、もう何十年にも渡ってあれこれ苦労して鳴らしこんできたJBLの大きな3ウェイのシステムを置いていますが、その点では残念ながらこのBCUにかなわないんですよ(笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/40174404.html


20世紀を代表するSPといえば、JBL 4343という人が多いと思うが、クラシックファンなら KEF 104AB や SPENDOR BCU をあげる人もいると思う。いくら 4343 が素晴らしくても、音色の美しさではこの二つにはかなわないだろう。

 私が試聴した限りではどちらも美しい音には違いないが、KEF はオールラウンドでオーケストラも何とか鳴るが、BCU は小編成向きだと思う。

KEF は大きな音で低音を鳴らすと、下のドロンコーンがバタバタいって音が濁った。おまけにトゥイーターについているヒューズがよく切れたので、怖くて大きい音で鳴らせなかった。
 
SPENDOR BCUはソロ楽器から弦楽合奏くらいの室内楽を聴くためのSPだと思う。

KEF はまだJAZZでも上品に鳴るが、BCU はダメだ。ハイハットの音なんかショボくてつまらない。

特殊なSPだが弦楽器を再現させたら今でも史上最高だと思っている。BCUを手放してから何年か後に、その音を求めて HARBETH LS3/5A を買ったが、BCUより小さい分、奥行きと余韻が出ない。BCUの方が少々暗めだが艶やかで甘い音がしていた。
http://www.dolcecane.com/opera/kaikoroku%20104.html

うちの近所の、日頃何にもないリサイクルショップに行ったら、あったんですスペンドールBCU。
別に何の思い入れがあったわけではないのだが、当時スタンド付きで30万はしたこのSPが、¥23800円。
いくら何でもかわいそうになって引き取ってきたのでした。期待もせずに。

わしらはいま小金はあるのでこういう愚挙にはいとまがないのである。

そんで空いていたテクニクスにつないで音を出したらビツクリクリビツ。

私は驚いた。今まで作った真空管アンプとアルテック604の組み合わせはなんだったの?。
NYPとメータのマーラー#5、別に録音がいいと思っていなかったのに、すごいすごい。はじめて家で弦バスセクションの存在を明確に聴き取ることができた。
http://herosia.blog.so-net.ne.jp/2005-08-13


_____________


2) タンノイ と スペンドールBCU

タンノイ BerkeleyUをしばらくの間 スペンドールBCUと併用した。

38cmユニットの威力で、低音は良く出たが、ボックスの奥行きが浅いせいか、音場の深さ(奥行き)に乏しい印象で、本当には満足できなかった。

弦楽器の高音の繊細な衣擦れ感もスペンドールBCUに及ばなかった。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/56818396.html


BCUは元々が、BC-1というBBCモニター機を民生用にマイナーチェンジしたものなので、柔らかな中にも優れた分解能を見せます。こりゃ、B&Wは要らないな〜という感想。

女性ヴォーカルは繊細に艶めいて、どこか厳格なスターリングより、こちらで聴きたくなります。ホールトーンの余韻はきめ細かく散乱して消えていきます。

反面、音量を絞ると明瞭さはやや後退。深夜モードでも音が立っているスターリングに一歩ゆずります。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/52070773.html

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 21:31:40 ID:6YDyLcKW

タンノイVLZモニ金(まあ、赤ってそう無いだろうから)そんなに究極なのか?

漏れの20年選手スペンドールBC-Uは、弦ではこれを超える音を聴いたことがない。
NHK-FMのベストオブクラシックなど背筋ゾクゾク。
少なくとも漏れにはウェスタンの電磁コイル型やジーメンスの同軸とかの上を行く。
といってポップ系の打ち物がダメって訳でもない。ロンドンウェスタンのスーパーツィーター積んでるせいかハイハット抜け切ってるし、MISIAやノラ・ジョーンズも艶やかに逝ける。ただし音像は肥大気味w

でもVLZも昔から気になっている。VLZはBCUとどう違うのか、漏れは満足できるだろうか?マジレスを頼〜む。


380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 09:25:47 ID:r0XQlGQE

マジレ酢するけど。
Vlzなんて、BCUの足元にもおよばない。
今が幸せなら、そのまま行くが吉。


ほんとに、マジレ酢すると。 半信半疑で買わないでくれ。
ただれさえも、良い個体が激減中。
VLzは、すでに何かのめぐり合いで入手するもの
だれかに進められて、ましてや2chで聞いて買うSPではないよ。

それでなくても、馬鹿が鹿皮張って取り返しのつかない固体を最近良く見る・・・・
これは>379氏とは関係ないけどね。 チラ裏御免


382 :379 :2009/03/27(金) 01:14:06 ID:p+bZ0TJL

購入時にイートンとも比較したが、中音域の特に木管楽器が明るくて良い響きと、微弱音が綺麗だった以外は、低域の締り、高域の抜け、特に打楽器のアタック感などBC-Uが上だった。

だがHPD搭載のイートンじゃVLZとは似ても似つかんと言うし。ティアック箱というのも全然違うだろ。
それにタイコ持ち評論家なんかよりちゃねらーには少ないが信用できる人もいるし。 そこんとこヨロシク。


384 :380:2009/03/27(金) 11:57:56 ID:2jULEJiF

イートンとBCUは所有歴なし、中古屋でBCUは購入するか迷った事あり。
MGのVlzとHPD295のVlz Chevening どちらもオリジナル箱入り現有。 

並べて聴いたわけではないのと、BCUは制作期間が長いので何時の物か不明という前提で・・・

BCUの高域は私には合わなかった。あと聴く位置(高さ)がVlzより限定される感があった。 
これは視覚的影響もあるかも。

イートンとHPD入りVlzは比較的近いかもしれないが、MG入りはやはり違うよ。   
ただしいずれも「オリジナル箱」でのお話。
社外箱については、良いとも悪いとも言えない。その箱を聴いたわけではないので・・・
SPENDORもよいSPなので、わざわざVlzに浮気せず、我が道を行けばいかが?


396 :379:2009/03/29(日) 22:58:24 ID:BL1nleud
>>384
パチモン国産箱とは進工舎とかユートピアのこと?
多分VlzオリジナルはBCUと同じような樺材+米松だろう。

一度BCUのウーハー取外して国産中級システムのMDF箱に入れたらまるで死んだ音だった。


386 :341:2009/03/28(土) 09:22:11 ID:VJqbfNzU
>>379
現有レベル差の有る国産箱VLZは、37年前友人の結婚祝いに用意したもの。
それまで彼はワーフデールのスーパー8を使用していた。
しばらくVLZで悩んでいたらしく数年後選んだのがBCUだった。
以上、俺の評価では無いのだが。


388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 12:20:00 ID:aioYTMJ9

ここで言ってしまうとなんだかだが、IIILZなんてパチもんいかないで、ちゃんとコーナーヨーク行こうね。15インチのMG/MRはIIILZなんかとは別次元だよ。

BCIIからアップグレードするなら、12インチか、15インチ以上を御勧めする。


396 :379:2009/03/29(日) 22:58:24 ID:BL1nleud

>>388
アーデンも聴いたけど男性アナウンサーの声が低域と高域に分離して聞こえる。
ボーカル聴く漏れにはこれがダメ。JBL4344もエクス3401とか15インチはみんなそう。
いつも小音量だからスピーカーに音像が貼りつくのもNGだな。
低中域のスケールは小さいし、コセコセした音になるがBC-Uやイートンにはこれがない。
つながりが良いんだな。


390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 14:42:30 ID:aioYTMJ9

IIILZは、普及用廉価版ってこと。値段が格安+小口径ってこと。
10インチユニットはちょっとね・・・・。

確かに、IIILZのキャビネット(エンクロージャ)に12インチが入ってるものもあるにはるのですけど、あの小さい箱に12インチ
というと、音はどうだろうか?

IIILZだと、BCIIからのステップアップにはなりそうにないよね。


391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 15:00:15 ID:BGE0v/H9

大口径コーンと小さいラッパの同軸タンノイの特徴
ゆるゆるだぶだぶ低音
もこもこ不明瞭中音
キンキンギラギラ高音


398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 04:07:22 ID:uQhrbNBG
むー
3LZスレでBC2讃を聞こうとは・・。
うちの親父は、30年前、3LZからBC2に買いなおしたから、BC2でいいんでないですか。
因みにBC2が逝った後は、B&W聴いてますよ。

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 23:03:35 ID:gopBemHU
>>398
うむ。'50年代イギリス最大のレコード会社デッカとEMIのモニタはコーナーヨーク
(銀15インチ)だったが、
ネ申プロデューサー
デッカのジョン・カルショー、EMIのウォルター・レッグ共にタンノイにダメ出し。
解像力の甘さ、ステージ奥行きの表現力の不足、パワーを入れるとすぐサチる当りらしい。
その後EMIはレッグの命令で複合楕円コーンのDLS529などを自社開発し、
デッカはBBCモニターを導入した。その直系がBCUであり、その後B&Wはデッカに正式採用。
これらはタンノイの欠点がほぼ解消されていたのだ。


404 :398 399:2009/03/31(火) 00:13:34 ID:zDKpRv0S
>>402
ああ。むべなるかなですね。3lz〜bc2〜B&Wの方向でどんどんにじみが無くなって行った記憶があります。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1151035118/

______________


3) ハーベス と スペンドールBCU


33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/27(土) 13:27:42 ID:YZm72goV

今ハーベス使ってるんだけど、スペンドールの音ってザックリ言って、
ハーベスが春夏だとしたら、スペンドールは秋冬というイメージでOK?
何かもう少しウォームな方向に持っていきたいんだよね
アンプはMFかQUAD。


35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/28(日) 08:30:29 ID:OxcDp65K

ハーベスも、どのモデルのことを言っているのかは不明ですが、現行のHLーコンパクトはけっこう温度感は低いですよ、初代に比べて。
箱鳴りは相変わらずですが。自分が聞いたときは、スペンの方がホットでしたので、2/3R2を買ったことがあります。真空管アンプが合っているのでは?


55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/28(火) 17:21:37 ID:4tvxplbU

この先生き残るのはスペン?それともハーベス?
ま、BCUとHL−4両方持っているからどうでも良いが。


86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/04(金) 23:00:52 ID:ag1kUefd

ハーベスももちろん非常に良質なSPですよ。
でも、奏でる音の場全体にオレンジ色のような色彩が付いてしまい、特に極地的な瞬間を持つ曲を聴くと違和感を覚える。

スペンは比較すると確かに少し鈍い。 ただ、音の場の色彩的な偏りはずっと少ないので、傾向として似たもの同士だけど、ハーベスではなくスペンを選んで使っている。


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/04(金) 23:10:31 ID:3GBi9BA7
>>86
オレンジ色かどうかはともかく、言わんとしていることはよくわかる。
全体的に豊潤で、まろやかな音。
一方、スペンは「くすんだ音」とよく言われるけど、ハーベスに比べると、音はピュアというか澄んでいるように聞こえる。 どちらも味のある良い音だと思う。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

558名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日:2010/02/19 07:55:35 ID:hAWrw1Rh(2)
BCUはHL Compactとくらべてどうよ?


559名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/02/19 20:55:04 ID:SdZ3Wuu7(1)

ちょいすっきりで、深い。
http://desktop2ch.net/pav/1241957934/


350 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/11/04(火) 14:32:59 ID:MdQtEv4/
無印コンパクトとSPENDOR BC2持ってる。
BC2は上品で音が柔らかいよ。
これはこれで良いスピーカー。
http://unkar.org/r/pav/1223102523


296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 00:46:53 ID:1yhup42O

ハーベスのHLとスペンのBCUを持っています。
HL:暖色系 肉付きの良さ
BCU:寒色系 切れ味良し
甲乙付け難し。


141 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/02/04(水) 11:03:52 ID:xRY4KtVB [1/1回発言]
ハーベスは中高域が華やかななだけって印象深みはないね
スペンドールはバランスが良くて深みがある。
聴き比べたらハッキリ好みがでるんじゃないかなあ、でも店頭効果はハーベスの方が意識してる感じがする。


922 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/13(月) 01:41:37 ID:EoBQ9cqH [1/1回発言]

あたたかな音のハーベスよりも翳りを表現するスペンドールの方が好き


926 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/14(火) 00:19:35 ID:102yOVyg [1/1回発言]

ハーベスは、ピアノでも弦でも肉声でもまろやかな音で余韻がたなびくが、
スペンはあまりに素っ気無く、様々な音のコントラストがはっきり聴こえる感じ。
それが明るいハーベス、翳りのあるスペンという表現になるのでは。


927 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/14(火) 02:09:45 ID:t8QBYyvi [1/1回発言]

ところが弦の美しさは天下一品ときたもんだ。悲しみの表現は素晴らしいよ。
S3/5,SP3/1P,SP2/3R2持ってる俺の感想。


928 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/14(火) 09:48:58 ID:jAK6pRRw [1/1回発言]
同感。
小音量でバロック聴いてて通奏低音の中にまぎれているリュートの音がはっきり聞こえる。 ピアノは苦手と言ってもギーゼキングやハスキルの古いMONO録音が典雅に鳴ってくれるし、イーグルスもしっとり聞ける。


930 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/15(水) 00:22:18 ID:agvL2ZJK [1/2回発言]

密閉型3/5がこれまたいい。空気に溶け込んでいくかのような女性ボーカルが素敵。
これできくとしんみり泣けます。


932 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/15(水) 20:48:26 ID:agvL2ZJK [2/2回発言]

スペンドールで聴くピアノの音はダイヤのきらめきではなくて、真珠のそれだと誰かが言っていたのを思い出し、たしかにそうかと。


929 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/14(火) 12:17:46 ID:VzePN/kd [1/1回発言]

SP3/1R2所有
購入時にハーベスとじっくり比較検討しました。 上記レスには全く同感ですね。

ロッシーニの「弦楽ソナタ」、これはハーベスの方が良いと思いました。
でも、モーツァルト晩年の作品に漂う陽気な悲しさ、 シュトラウスが超絶技巧で隠蔽した滅びへの恐れ、
これはスペンの方がひしひしと感じられました。

あと、もう一つの大きな購入理由はサイズですね。 ハーベスにはなぜかこのサイズのSPがありません。


950 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/25(土) 08:40:17 ID:H3FI7kct [2/3回発言]

スペンドールはちょっと曇った詰まったような音がする。

鋼製スタンドにスパイク前一点後ろ二点で内振りにセットし、ニアで聴いてみてごらん。
完全にスピーカーから音が分離して目の前に小さなステージが見事に展開する。

ちょっと曇った音が優しい包み込むような表現をすることも理解できるはず。

ハーベスの高音は嫌に耳につくことがあるけど、スペンはそれがない。
この良さは実際に目の前で聴いているものにしか分からないだろうなあ。


933 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/15(水) 23:44:15 ID:XljaeOXV [1/1回発言]

音量を上げて聴くと、スペンドールは実力を発揮することを3年前に発見した。
かなりお勧めですよー


934 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/16(木) 03:52:52 ID:eSECQFuV [1/1回発言]

すかっと鳴るよね。あと湿度40%以下にすると尚よろしい

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


ハーベス Hlモニター MKV がやって来ました。1990年前後の商品のようです。

楽しみにしていた音出し確認です。スペンドールBC‐Uを持っていますので違いがどの辺になるのかを非常に楽しみにしていました。SPのサイズがほとんどBC‐Uと変わりません。

出てきたサウンドは非常によく似たものでした。ただこちらの方が低域の量感が豊かで高域はそんなには伸びていないようです。

でもオリジナルのBC‐Uよりは数段上をいく音質と思います。音のバランスが良い。


本日ハーベス HLモニター Mk‐VのTrail仕様化が完了しました。このSPはうまく箱鳴りを利用している為か低音の量感が非常に多いです。オリジナルの状態なら文句なくBC‐Uより聴きやすいバランスと音数をしています。

ただ、オリジナルの状態ではユニットの潜在能力を出し切っているとは言えないので、Trail仕様にして聴き比べたいと思っています。ユニットが少ない分配線もネットワークもシンプルで改造しやすいと思ったのですが、ネットワークの配線の取り出しが非常に細く、ひと工夫致しました。これでしっかりした端子受けを作り「化け物ケーブル」で内部配線を完了しました。

内部配線を交換してまず最初に感じたのは「非常に澄み切ったキレとヌケのあるサウンド」になったと感じました。シンバルの打音も余韻まできちんと出せるようになっています。音数はオリジナルとは比べ物にならないほど増えています。やっと鳴らし始めですのでまだ本来の性能は出ていないと思います。これから2週間くらいはじっくりと可愛がってあげないと「良いサウンド」は出してくれません。

個人的にはBC-Uの高域の「艶」とバランスの方を好みますね。ハーベスは可もなく不可もなくの「音色」でBC-Uの様な「トピック」がない様に思います。ユニットが少ない分お金もかかっていないように感じます。

ハーベスはソースに低音が入っていなくても鳴っているような?それに対してBC-Uはソースの情報に正確に反応していて、低音が入っていれば即座に反応し、入っていなければ出てこない。SPとしての「つくり」は文句なしにBC-Uの方が上ですね。


ハーベスのチューニングですが、基本的に障る処は有りませんが不満なのは「低域の過大な量感とゆるい音」ですので、ここは吸音材を使って対策するしかありません。ウーハー部分が隠れるくらいの吸音材をダクトから入れて完了。
たったこれだけで「締まった低音」になり、かなり満足いく質感になりました。低域の量感が減少したため奥まっていた高域とのつながりやバランスも良くなり、個人的には一応使える範疇に調整できました。
同じハーベスを持って居られる方が聴いたら、音の粒立ちは繊細でいてスケール感が大きく、高域の伸びも一回り伸びていますので「別物」のSPに聴こえることでしょう。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/08/hlmk_85c6.html


12 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/10(金) 21:50:05 ID:9x1RrI3E [1/2回発言]

昔、BCIIとHarbethのHL(HLIII)で迷ったあげく、HLを購入したオサーンですよ。
その後SP2/3と、SP3/1Pも入手。
ほかにもフロアタイプの大型機を含めていろいろ使ったんですが、
結局HarbethとSpendorに帰ってきます。


13 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/10(金) 22:04:51 ID:s8xdqrgU [1/1回発言]
>>12
それは一生の不覚でしたね、BCUを選べなかったのは。


14 : 12 : 2008/10/10(金) 22:55:07 ID:9x1RrI3E [2/2回発言] そう言われるとつらいw

当時はオペラばっかり聴いていて、それでHLにしたんですよ。
もちろん、BCIIのオペラがダメだと言うわけじゃないんですが、女声などちょっと可愛くなりすぎてしまうと思えたんですね。
いまはSpendorでは室内楽中心に聴いています。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/

260 名前:パルジファル 投稿日: 2005/11/08(火) 13:15:25 [ cf01.pref.okayama.jp ]

 昔憧れたスピーカー、スペンドールBCUに昨晩出会った。

 四半世紀前に聴いて以来ずっと憧れだった。その時は、ハーベスHLと比較試聴したが、どちらも箱の響きを上手く活かした柔らかい音で、小音量で聴くクラシック音楽に惚れ込んだものだ。

 ハーベスは2ウエイ、スペンドールは3ウエイ・・・というか2ウエイ+スーパーツイーターの構成からか、スペンドールの方がより広がり感があり好ましいものだった。

__________


913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 22:48:28 ID:JZXTIlJq

ハーベスは、スペンドールと比べるとぱっと聴きにはいいが よく聴くとちゃらちゃらしてて深みに乏しい飽きる音
かといって805ほど研ぎ澄まされた感触もない


916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 23:17:47 ID:e5q3lwZG

スペンドールはたしかに深く陰りのある音がするが、ほとんどクラシック専門SP。
ハーベスは、オールラウンドプレーヤー。
クラシックはもちろん、JAZZもロックもいける。特にボーカルは女声、男声問わず絶品。

805はどのモデルを指してるのか知らないけど、どのモデルも共通して明晰だけど腰高。
ダイヤモンドツイータ搭載モデルと比べると、高域に独特のキツさと繊細感がある。
805とES3ならES3を選ぶね。

と、802Dユーザーでもある俺が言ってみる。
疲れてる時は、802Dは聴く気にならないんだよなあ。そういう時はやっぱHarbeth。


919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 00:10:06 ID:rcWiu7z0

>ハーベスはオールラウンドプレーヤー。
丸3年くらい使っていて、そのとおりと思う。
ハーベスのコンセプトは、聴き疲れしない音、人の声が素直に感じれる音、だと思う。
スピーカーによる音の色づけを楽しむなら、スペンドールは面白い選択だろうけど。


920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 10:44:07 ID:3LVCptQy

ハーベスの方が高域伸ばして色づけしてる感があるけどな
スペンドールは本当に音作りがうまい。そして流行に流されないポリシーがある。
まあどっちでも好みで選んで損はないスピーカー。


345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 23:44:23 ID:EgzE5F7W

店頭での視聴結果として、

ハーベスは、化粧っけはないけど、ぶっきらぼうでもない、丁寧な音。アクが強くないので、オールマイティに使える。私的には、モニターオーディオの音よりも惹かれる部分があった。

スペンドールは、陰鬱、重い、暗い、おどろおどろ、など、いかにも英国のイメージそのままの音。
部屋を暗くして、ウイスキーを飲みながら聞くには、はまる人がいるかも。


350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 14:32:59 ID:MdQtEv4/

無印コンパクトとSPENDOR BCU持ってる。
BCUは上品で音が柔らかいよ。 これはこれで良いスピーカー。
http://logsoku.com/thread/gimpo.2ch.net/pav/1223102523/

9 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2009/05/15(金) 19:05:21 ID:De3xkHsq

Harbethは高級感のために高域を落としてある。
低域は弱いのでナローレンジスピーカだと思う。
同じ英吉利製ならセレッションSL700の方がよいと思う。
今ならスペンドールの方が良い。 ロックには向かない。

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/15(金) 23:18:45 ID:zj7H4uHg

確かに今ならスペンドールのほうがいい
B&Wを意識しすぎなのか、ハーベスは中途半端にまっしぐら


12 :8:2009/05/16(土) 01:17:23 ID:cD7FOAsM

>>9古いHarbethはナロウらしいですが、ES3は決してそんな事ありませんよ。
しかし、それ故に昔からの個性は薄らいだ、というのが前スレまででの結論のようです。

B&Wとの比較でいうと(高級機器は別、CMシリーズや805S)、ES3の方が、あたりが柔らかく、低音感は805なんかの方が上ですが、オケなんかは広がらず(室内楽は広がる)、ES3の方が空間が出る分イメージが出る感じ。
さっぱり系だけど、やや中高域が張り出して、いろんな音楽を楽しく聴かせてくれる感じです。


13 :名無しさん@お腹いっぱい。[age]:2009/05/16(土) 06:03:14 ID:dvkiEb0h

Harbethは癒し系だからねぇ

最近思うんだけど、ドラムの音はへたくそだなって思います
もっと乾いたドラムの音が出れば・・・って思ったりします


114 :110:2009/07/11(土) 23:21:01 ID:rCLtldIE

最近のAVスピーカーはだいたいアルミホイル色を連想させる音
一方、B&Wの上級機種は優秀で、変な色付けを厳しく退けているようだけど 何となく上質な乾燥竹材のような色がわずかに感じられる
ES3の色はすごく魅力、だけどソースにより邪魔になることがある

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/12(日) 00:08:35 ID:VlvR7cVl

ハーベスとスペンドールだと、どっちが曇り空の音を出してくれますか?

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/12(日) 10:10:21 ID:Ls5Uanzn

曇り空はスペンドールかな。晴れならハーベス。

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/12(日) 13:00:31 ID:n4XcrN/u

ならばスペン買いますか。

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/22(土) 00:25:43 ID:rYUKOJMA

ハーベスは麗らかな春の木漏れ日の音。
スペンドールは陽の傾きかけた秋の木漏れ日の音。
どっちも聴きたい俺は大変態。

159 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2009/08/22(土) 11:28:19 ID:znO8/AA/

ハーベスの初代HLを聞いた時に英国製とは思えなかった。
音が明るいんだよね。でも節度があり、しなやかさもある。
歪っぽさや粗さは殆んど感じないが、ボケた音でもない。

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/23(日) 01:06:09 ID:wpGm6puD

スペンと聴き比べたんだけど6対4でスペンに傾いた俺。
スペンは2台買っちまった。スッペンペン。

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 20:55:37 ID:2xhOpf9a
スペンドールも試聴してみて音は良かったけど、ハーベスと比べて、音が軽やかって感じがしたので、僕の好みの、音の厚みと太さのあるハーベスにしようと思ったわけです。

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 21:35:33 ID:U5azvL33
スペンよりハーベスの方が音が軽やかだったよ。
スペンは陰翳と締まりがあってロジャースは不思議な浮遊感がある。
どちらも中高音の美しさにうっとりする。
俺はスペン(SP3/1P)とロジャース(スタジオ5)を譲ってもらった。
スピーカーに恵まれてるのでハーベスは必要ない。

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 23:35:23 ID:2xhOpf9a
SP2/3Rを試聴したんだけど、ハーベスのMONITOR30のほうが、音にパンチがあって、ピアノの芯の厚みも勝ってた。
うっとり美しさはスペンのほうが感じる。

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 23:42:35 ID:U5azvL33
俺がくらべたのはSP2/3RとHLコンパクト。
スペンの方が音が重厚で締まっていた。

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/09(水) 01:32:04 ID:ytaPvpEh
スペンドールとかロジャースとかハーベスなどの密閉型はブリティッシュロックが合いますよ。
ピアノとかギターの爪弾きとか、ハッとする煌めきも出せるし。
俺はスペンの密閉使ってるけど、ポールのベースがボンボン聴こえて楽しいよ。

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/10(木) 22:30:49 ID:kj1Zz2pt
わたしゃ アキュフェーズ E-350とスペンの SP3/1 ですが、前のB&Wよりずっといいと思ってますね。
ホールトーンが軽やかに広がりつつ、音像が明瞭に感じられる様は、このアンプでは初めての体験だけどね。

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 23:04:29 ID:K9oPb9NF
スペンは締まった感じの音がするというのが一般論ですな。
ロジャースはゆるやかな雰囲気がある。
ハーベスはその中間とか誰かから聴いた気がするな。
どこかのサイトだったかな?
俺はロジャースも持ってるからロジャースがゆるやかというのは間違いないな。


360 :名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]:2009/10/14(水) 04:11:41 ID:t3I2RvZV

ロジャースはゆるやかなの?

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 07:23:05 ID:RIgtVKe9

そうだよ。

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 08:29:22 ID:fAONyZMO

スペンはすっきり端正で、ロジャースはおっとり上品。ハーベスはその中間。

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/23(水) 10:16:45 ID:c3nSiIBo

コンパクトの音は糞と言ってるくせに7ES-3とか最近のスペンドールはいいとか言ってる馬鹿の戯言など参考にならん

誰が製作に関わってるとかで音の良し悪し判断するとかスペック厨以下だわ
スタンド替えたらハーベスのよさが全くでないとか分かってるようなこと言っちゃってるくせにグリル込みで完成した音になるということに気付かずむき出し状態で何年も聴いてるし笑っちゃうね

ハーベスの音は薄い板だからとか半田付けしてるからいい音なんじゃなくて耳で音作りしてるから言い音なの
昔のナローレンジと最新のワイドレンジで音は違うけど音楽性は共通するものがある
昔の物にも良さがあるし最新の物にも良さがある。それがハーベスの偉大なところ

最近のハーベスに見所ないとか平気で書けるということがHL4の本当の良さを理解できてないという証拠
最新のデバイスでチャレンジしながらも伝統を耳での調整で引き継いでるアランショーは立派だよ
http://unkar.org/r/pav/1241957934


__________________


4) スペンドールBCU とイギリスの他のスピーカー


正確な音、端正な音ということなら、KEF104の方が上ではないでしょうか。BCUは、より豊潤な音です。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/40174404.html


405 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/07/01(水) 23:11:28 ID:YpZ9joY8 [3/3回発言]
ハーベ、ロジャー、スペンのどれも持っているけど、一応音は違うね。雰囲気は同じ。

407 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/07/02(木) 17:29:56 ID:aq6bpFY1 [1/1回発言]
雰囲気で楽しむスピーカー達ですから
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


54 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 03/06/29 13:15 ID:??? [38/133回発言]  

確かにハーベスと比べ、いや他のすべてのどのSPと比べても、スペンドールは高域は細〜く、中域は薄過ぎ、低域にいたっては分解能無さ過ぎで、おまけにコモった感じ(鼻ずまりの様な)なんだけど なぜか、それらが一緒になるとなんともいえない高貴なブレンド感を醸し出す。

職人が数字や物理特性だけに捉われず、「耳で追い込んだ音」をこれだけ実感させてくれるのは、他にそうは多くない。


18 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 03/06/23 16:40 ID:hRUDlaIy [1/1回発言]

HARBETH KEFと比べてSPENDORってどんな傾向なの?


19 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 03/06/23 22:33 ID:??? [14/133回発言]

KEF=32歳
Rogers=36歳
HARBETH=40歳
SPENDOR=55歳
http://logsoku.com/thread/hobby5.2ch.net/pav/1119109947/

サンスイ LE8Tに夢中だった頃、あちこちに出かけては高級スピーカーを聴き歩いていた時期があった。
聴いたのはタンノイGRF、JBL4331、JBL4343、アルテックA5、A7、等々

聴かせてもらったのは裕福な友人の実家だったり、ジャズ喫茶だったり、日本橋のオーディオ専門店だったり。そして、名機と呼ばれる高価なスピーカーが必ずしも良い音を出すわけではないことを知った。

その中で印象に残っているのはJBL2397という扁平なホーン。たしか4560との組み合わせだったと思うが、骨太ながらJBL特有の押し出しの強さを感じさせず、落ち着いたピアノを聴かせていた。エキセントリックな形状も相俟って、欲しい!!と思ったけど、JBLのプロ用2インチドライバとのセットなど買えるわけもなく、夢に終わった。

そんなある日、日本橋のオーディオ専門店で中年のおっさんが小型ブックシェルフスピーカー3機種をとっかえひっかえしてクラシックを試聴している場面に遭遇した。タンノイを除いて初めて聞くメーカーだった。さっそく私も無断で便乗させてもらって背後で聴いていたのだが...

1機種目はタンノイのブックシェルフ。弦の音色がシャリシャリしていまひとつ。

KEF LS3/5Aは、バイオリンに関しては最もコントラストの強い美音を聴かせたのだけど、中低音が弱くてバランスが高音に偏った感じ

Spendor BCUは外形が一回り大きいせいか全体にバランスが良く、いちばん気に入った。


ベースの躍動感や打楽器のリアリティはJBLの足元にも及ばないのだけど、この時聞いた美しい弦の音色は絶対にLE8Tからは出ない。JBLとは違う世界がそこにあった。

そして思った。

『イギリスのスピーカー、侮り難し!』

この時から私の中でヨーロッパ製ドライバ、特にツイータに対する畏敬の念が生まれたのでした。私のSEAS Excel Projectの原点はこの時だったのかも知れません。

http://iridium17.blog96.fc2.com/?mode=m&no=157


199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/07(月) 09:24:45.62 ID:/obwCo2k

このHF1300搭載のセットはディットンもロジャースもB&Wでも全部この音がする。
「擦り物」弦楽器ではオールドタンノイも敵わない濡れた艶。


211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 22:21:56.70 ID:1zmEiSXF

俺も弦楽器にはBCUに勝るものは無い、と思う一人なんだが、
やっぱりツィーターの役割が大きいと思うね。タンノイの昔のものよりいい。


212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 23:08:42.74 ID:UsD2X9mV

そう、BCIIの弦楽と声楽は最高だね。


179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/02(水) 01:54:37.84 ID:yrn7Rzll

あぁ、ゆったり静かに浸れるヨーロピアンサウンドがほしい。
気品に満ちた陰影のある鳴りかたを「ヌケがわるいマッタリ音だ」と毛嫌いしてたのに、、


236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/30(土) 19:49:46.47 ID:TN3MBvpv

BCUを美化しすぎてる人が何と多いことか?

http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1303652121/


142 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/02/06(金) 08:03:53 ID:fJGeyi3f [1/1回発言]

B&Wの正確で解像度抜群の音聴くと、BCUの甘くて鈍い音なんか一昔も二昔も前のもんだとしみじみ思います。その差はショックですらあって、しばらくBCUを聴くのが嫌になったりします。
でも得意の弦楽器を奏でさせると、こりゃ他に変えられんと思ってしまう。
そんなこんなで今年でちょうど20年・・たぶんこのまま買い換えないと思う。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/19(土) 09:54:25 ID:20M0WYsP

スペンの音はみんな詰まってる。コンサートホールの糞席のような音。BCUも同じ。
エージング(劣化)すると音は丸くなって余計に詰まった音に聴こえる。
それがスペンのいいところなのでアンプよりその糞耳を取り替えたほうがいい。


247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/02(月) 06:19:42.47 ID:gfHZF7CS

BCUの評価が分かれるのはあの独特の鼻つまみ音が好きか否かだろ?
それだってアンプ次第でかなり変わるし、いまどきの音じゃないと言われればそのとおりだしw

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/05(日) 21:18:22.50 ID:6i8UKKJB
>>247
BCUの評価が分かれるのはあの独特の鼻つまみ音が好きか否かだろ
オルガントーンですよね
スペンはロジャースより品が良いよね!


655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 19:53:15.20 ID:saPHLeUh

オケならロジャース LS5/9
室内樂声楽ならBCU


125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/15(火) 13:27:11 ID:NS7EMgKY

BCU「擦り物」弦楽器はこれ以上ないと言われてるらしいがそうだな。
これ聴くと、オールド丹乃胆はバイオリンが胴間声w
しかし燻し銀とか言われてる通り、音が暗く引込み気味で欝になる。
J-popやらメタルも聴く漏れは、中高域は全く同じで大きさも構成も似てるのに明るくて前に出気味のRogersにしてるが。

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/19(土) 22:55:55.83 ID:z5mwA/OR

それにしても英国の分厚い層は本当にびっくりするな。
スペンドール、ハーベス、B&W、KEF(資本はともかく)、セレッション・・略、
とにかくSPが大好きな国民なのだろう。

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/19(土) 23:24:37.00 ID:79IxvzQs
>>592
イギリスは音楽の「消費」に関しては世界一の国なんだよ


298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/07(火) 09:59:22.52 ID:bW6jUduN

スペンはコンサートホールの後ろのほう。その位置から考えるとバランスがいい。
ハーベスはもっと前のほう。ボーカルや室内楽の弦がリアルに聞こえる。
ロジャースはスペンより前だけど比較的近い。分厚い高音にふにゃふにゃな低音。
ケフは少し焦点が甘く聞こえる。セレッションは意外とはっきりした音も出せる。
タンノイは高音が酷すぎ。干からびた婆さん。
B&Wは貧乏な家で出されたカルピスの味。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1303652121/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c3

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
4. 中川隆[6675] koaQ7Jey 2017年2月12日 17:59:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7135]

7. BCUの音の秘密


スペンドール BC-U 発売年月 1975年頃

型式 バスレフ インピーダンス 8Ω
価格 \124,000 (1台)
許容入力 100W(Max)

使用ユニット
[スーパートゥイーター] ドーム(STC-4001G)×1
[トゥイーター] 3.8cmドーム(HF-1300)×1
[ウーファー] 20cm特殊コーン×1

周波数特性 40〜20,000Hz
クロスオーバー 3,000/13,000Hz
出力音圧レベル 90db
寸  法 W305×H635×D298mm
重  量 14kg
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html


●BC-IIはBBCがBCU/8MKIIと呼んでいた20cmのベクストレーン製コーン型ウーハーにセレッションの3.8cmドーム型16ΩトゥイータHF-1300が搭載されていて、これにColesの1.9cmドーム型スーパートゥイータ4001G(これも16Ω)が追加された3ウェイとなっています。

4001GはITT(International Telegraph Companyといって1925年にATTが通信機器を譲渡した会社)傘下だったSTC社製STC-4001スーパートゥイータで、ColesはSTCの製造委託会社のことです。これを3kHzと13kHzでクロスさせています。f特は40〜20kHzとなっています。

 635x300x300oと割と大きめのエンクロージャですが、板厚が薄いのが特徴で、箱鳴りを積極的に取り込んでいますが、適度に減衰させるための工夫がされています。

バッフルとバックパネルは12.3mm厚のバルトプライという材質、側板は10.5mmでバーチ材突き板仕上げが施されており、内部には10mmの軽量アスファルトを染み込ませたパネルが装着されており、これで適度な減衰が得られるようになっています。

発表は1973年で、このBC-IIが日本でも大ヒットで20年の超ロングセラーモデルとなりました、1996年には復刻版も出ています。そこで1975年には30cm口径のベクストレン・コーン型ウーファーを追加して一回り大きくしたBC-IIIが発表となるわけです。
http://audioagent.wordpress.com/2010/07/31/spendor-bc-ii/

最近 居間用にSpendor のBCII 最初期型(おそらく70年代モノ)を購入しました。
BCIIは90年代まで変更を繰り返しながら約20年間生産されたロングセラーです。

Spendor BCIIを購入する時に もう一台かなり後期に製造されたBCIIも同時に売られていてウーハーやバスレフダクトのチューニングも異なる ため店で試聴させてもらいました。その感じでは後期型は低域、高域とも音の出という点ではこれよりは良かった気がします。。音色はまた別の話で私はこの初期型のほうが変に音作りをしていないというか無理をしていない感じの音質で好ましかったで す。。

まあ たたずまいが好きでしたし この年代のUKのスピーカーは独特の個性があった気がして。ゆったり とクラシックをBGMとして聴くには良いかなーと思いまして何気なく気がついたら買っていましたが、たしかに雰囲気がいいですねー。そして聴き込んで行く と思ったより聴き応えもあって、昔はこれに限らず見た目も音も個性的なスピーカーもあって面白かったなーと記憶がよみがえってきました。。。。。個性が強 い=完成度という点では低い のかもしれませんが。。音のたたずまいや味というものが強く残っていた気も致します。ただし16センチウーハーの3wayに しては大きいので邪魔になると家族には不評でしたが。 確かに現代の製品では30センチ3way位の大きさはありますね。笑

ちなみにこのころのUKのスピーカーはB&WではDMシリーズ、RogersではStudio シリーズ、SpendorのBCシリーズがあり ユニットメーカーがKEFしかなくどのメーカーも同じユニットを使っていたと思います。

このころのKEF のウーハーはある帯域でピークが出るため(多分共振するといわれていたような?)ダンプ材を塗っていたと記憶しています。

しかし作りはかなり荒いですねー。。。バッフルはベニアをくりぬいて黒を吹きかけただけだし。。。笑


コメント
スペンドールBC-U、懐かしいです。実は、昔、使っていたことがあるんです。英国紳士的な音、特にチェンバロの音など好ましい再現でした。確かツイーターがITTで、ミッドレンジがセレッション、ウーファーはスペンドールのオリジナルでしたか・・・?専用のアンプも出ていましたね。
投稿: william_kapell | 2007年12月30日 (日) 08時58分
http://ariajp.cocolog-nifty.com/free_discussion/2007/12/spendor_bcii_0adc.html


89 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/01/03(土) 13:53:36 ID:GVy4F3Tp [1/1回発言]
1980年代に購入したBCIIをいまだに鳴らしています。 中高音の響きがとてもよいので、手放せません。

手元にあったマニュアルによりますと
L.F.Units Spendor200mm(40mm voice coil,plastic cone)
H.F.Units Celestion TypeHF1300 and Coles Type 4001G
とあり、クロスオーバー周波数3KHz,13KHz。
Frequency Range 45Hz-25KHz
Frequency Response ±3dB,60Hz-14KHz
Sensitivity 77dB spl@1metre,1V input
Max.Sound Pressure Level 103dBA
といった内容です。

たぶんH.F.UnitsのツイーターHF1300とスーパーツイーター4001Gが倍音をならしているのと、
3KHzという耳に敏感な周波数帯域でのクロスオーバーがなめらがにつながり、3wayが一体の音源として聞こえること、がBCIIの大きな特徴ではないかと思います。 重低音や大音量には対応しませんが、家庭で聴く音楽装置としては過不足のないものと感じております。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


さすがの特性、BBCモニターテーマ: spendor BCU
BBCモニターに使用されるだけあって流石フラットな特性。ユニットは初期のRogersと同じ。
弦楽器の響きが良く、高域は澄み切った感じがします。
ミッドレンジにはアルニコマグネットのユニットで、振動版はフェノールを使用しています。BOXは板厚が薄いぶん内部には共振止めの茶色の樹脂のような物が貼ってあります(写真中央)
http://ameblo.jp/sp3/archive2-200804.html


009/12/1(火) 午後 6:22 [ nao_torachan ]

BCUのオリジナル吸音材を取り去りました。スポンジを剥がそうとしたら、その下にアスファルトが1cmくらい張り付けられ、なかなか取り去る事が出来ませんでしたが、吸音材なしのBCUは、ビックリするほど軽快な音でしたが、余りに響き過ぎます。新たにバッフル・側板・裏板などに補強材と、和紙を工夫した吸音材を入れました。何度も試聴しては補正を繰り返して完成した新BCUはオリジナルとは全く別のフレッシュな英国の音を奏でています。

スポンジとアスファルトの吸音材には呆れました。音の勢いエネルギーを殺してしまいます。

薄い9ミリ板厚のキャビネットも疑問ですがスタイルは好みです。またサランネットも厚くて音を殺し、外した姿も惨めで寂しい姿なので、極薄い布に張替え、それもユニットの影が布越しに綺麗になるように工夫し、もう25年も愛用しています。

http://blogs.yahoo.co.jp/nao_torachan/57159685.html


BCUはネットの透過率が悪いから外さないと本当の潤いや透明感は出ない。
それだと音が濡れ過ぎと言う人もいるかも知れないけど。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 13:07:37.92 ID:AArQndG+
昔のBC2もネットが外れなかった。これはネット外すなと言うメッセージか?(´・ω・`)ヾ


17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 14:48:34.03 ID:GZIJeQ1C
ネット付けたまま聴くのがデフォだからね。着脱前提の設計になってない。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1330906898/


47 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/18(土) 08:58:10 ID:hWSYKV6A [1/1回発言] >>46

純正のネットはかなり凝ったもので、オリジナルの音は、このネット込みと考えるべきです。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


サランネットをつけて聴くと、スペンドールは一層芳醇に鳴っているが、クオードとマークレビンソンアンプで鳴らせば、一瞬心臓の停まるようなよい音であった。
http://blog.goo.ne.jp/royce7799/

344 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/06/24(水) 23:31:19 ID:u9sRlIF3 [1/1回発言]

スペンの音はあくまでも聴き疲れない自然な音。
ナローレンジも箱鳴りも低解像度もすべてこの音作りのため。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


223 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/05/31(日) 09:03:23 ID:V+abCX2U [1/1回発言]

VnやVcではBCIIを超える音を聴いたことがない。 反面、大出力、大編成音源では混濁の原因になる。
しかし新素材や金属でガチガチに固めると味や艶はサッパリ消える。
ただし、味や艶は国産のダイヤやフォスでは絶対に出せない。


224 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/05/31(日) 10:35:29 ID:cg7rtBSO [1/1回発言]

側板をたたけばボソボソと音がする。 箱の響きを綿密にコントロールした音作りで大音量には向かない。
インシュなんて別になくてもいい設計だと思う。それよりも左右の距離や内向きのセッティングを煮詰めるほうが大事。
カチコチの日本人の感性では絶対にこういった音は作れない。


229 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/06/01(月) 20:48:27 ID:85ikhM/S [1/1回発言]

BCUのバッフルボード叩くと、まるで楽器みたいに乾いた軽い音がする。
同じ樺材でも国産のかちんかちんの硬い音とは全然違う。


238 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/06/02(火) 23:21:01 ID:djYe4h/o [1/1回発言]
箱鳴りをたっぷり計算に入れてるSPの場合、エンクロの木材の品質確保が命。
木材価格の急騰は衆知、良質な木は激減、大型ほど品質管理が難しくなる。


225 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/05/31(日) 17:35:11 ID:bkGRN7lL [1/1回発言]

良質な木材の供給がこれからどんどん先細りになっている今 セールス云々ではなくクラシックシリーズの将来は暗い
このようなタイプのSPは、安価な大量生産品としては早晩供給できなくなる
弦楽器みたいに高価な少数手作りになるか、ブランドだけ残した粗悪品になるか

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/06(日) 08:05:55.74 ID:MN30DxMS

スペンの良さはポリコ−ンとソフトドームの組み合わせにあると思う。


198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/07(月) 01:58:02.89 ID:Q1B8AGma

いいえHF1300に尽きます>>195


199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/07(月) 09:24:45.62 ID:/obwCo2k
>>198 
そう、不思議だな。
このTW搭載のセットはディットンもロジャースもB&Wでも全部この音がする。
「擦り物」弦楽器ではオールドタンノイも敵わない濡れた艶。

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 22:21:56.70 ID:1zmEiSXF

俺も弦楽器にはBCUに勝るものは無い、と思う一人なんだが、
やっぱりツィーターの役割が大きいと思うね。タンノイの昔のものよりいい。

http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1303652121/


126 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/01/18(日) 00:23:46 ID:ZPAVrqAO [1/1回発言]

古いスペンドールの音の秘密は、セレッションHF1300にあります。
BC1→SP1まではHF1300が入手できたのですが、SP1/2からはそれができなくなりました。

独特の中高音は、HF1300を使用しているBCシリーズおよびSP1,SP1Aでのみ聞くことが可能です。
なお、HF1300を使用したスピーカーはDittonシリーズなどにもあります。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


Super Tweeter は心地良い音を創り出すものではなく、十中八九の楽曲に対しては心地悪い音を創り出します・・・十中一二は目的の音が聞こえて感動したりもするのですが、普段は結線を外していました(笑)。

私の場合は BC-II と同じく 13kHz の Cross Over で使っていたのですが、13kHz と言うと楽音の基音限界に対して 4 倍の高さとなり、この辺りの音となると Cymbals の Sizzle 音ぐらいしかありません。

しかも Cross Over Point の 13kHz では Super Tweeter とその下を受け持つ Unit (Tweeter) とが半分ずつ受け持っていますので、13kHz という音自体が非常に小さな音でしかないこともあって Super Tweeter は殆ど鳴っていないと言えます。

13kHz Cross Over の Super Tweeter が威力を発揮するのは 17kHz 前後辺りなのですが、この辺りはほぼ可聴限界になりますので、Super Tweeter 単独で鳴らしても音は聞こえません。

更に高周波は指向性が鋭く、僅かな障害物にも大きく反応して周波数特性が乱れに乱れますので、Recording Studio のように Super Tweeter から聴収位置まで十分な距離 (直接音と間接音が程よく混ざる距離) まで直接音が阻害されず、間接音のバランスも良く吟味する必要があります。

つまり一般家庭では直接音と間接音とのバランスを上手く取ることなど不可能に近いものですので、高周波領域の音があるかないかモニターするために直接音を聴き取るか、超高域の色付けとして乱れた間接音をメインにするかのどちらかしかないわけです。

私の場合は一度直接音を聴いたら後は間接音をメインにするために Super Tweeter をあらぬ方向に向け、それでも嫌な音がする時には結線を外した結果、十中八九は外した状態になっていました。

今では 13kH 以上の音なんて聴こえない歳になってしまいましたので、Super Tweeter は欲しいとは思わず、使うとしても超高域の色付けと言うか空気感の雰囲気創りぐらいでしょうね。


ちなみに STC 社の 4001 は特に有名な Super Tweeter というわけではなく、AT&T 社の技術開発部門が Spin Out して作った会社が設計、Cole 社に製造を委託した Unit を Spendor が採用したというややこしい背景が記憶に残っていただけです(笑)。

有名なのはHF-1300 の方で、これも Spendor 社のものではなくCelestion 社の Unit を採用したものです。

当時は Dome 型 Tweeter の驚異的な特性が注目されていた時代で、日本でも Victor の SX3 や Yamaha NS1000M など Dome Tweeter の全盛期を導いた名器が生まれた時期なのですが、ヨーロッパでは Celestion が HF-1300 が有名になったわけですね。

驚異的なまでに広い周波数域にわたって乱れが少なく広い指向性を保つ特性を示す Dome Tweeter ですが、だからと言って広い周波数域全てを任せてしまっては音色上の粗が出ますので、HF-1300 を最も良い音色で鳴らすためには 13kHz ぐらいから絞った方が良いと判断した Spendor の技術陣が 13kHz 以上を切り捨てるわけにも行かないのでこの領域に特化された数少ない Some 型 Super Tweeter である STC4001 を加えたというのが背景にあるのではないかと思います。

ちなみに Yamaha NS1000M は初めから 3 Way ですし、Victor SX3 も SX5 から 3 Way になりましたから Dome 型とは言え、楽音の倍音域や Sizzle Cymbals 域といった基音域とは異なる音域には Super Tweeter を当てるという手法が当時の技術水準では最良だったのでしょうね。
投稿日時 - 2011-08-25 17:13:05
http://okwave.jp/qa/q6964090.html


636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 19:47:04.99 ID:iZQZXN54

HF1300と4001G間の激しいディップで高域の微細なニュアンスが劣るのはどうしようもない。 良くなったと思っても別の優れたSPを聞けば歴然だ。

そこを何とかしようとするとHF1300の分割振動で硬く濁った高音になってしまう。
もちろん良いアンプであまり意識させないレベルにするのは可能だけどね。

同じユニット組み合わせのB&Wは4001Gのカットオフポイントを下げて特性上はほぼ平らにしてるけど
BCU程の艶や味は無いから難しい。


637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 21:59:37.69 ID:ojVQNwiF
> HF1300と4001G間の激しいディップで高域の微細なニュアンスが劣るのはどうしようもない。

僕の場合クロスオーバー13000hzはぎりぎり聴こえるレベルだから関係ない┐(´д`)┌
てか、スペンの4001Gって中域の倍音対策が主で、高域はあまり意味が無いんじゃないの?
そもそも、楽器の基音の高域周波数なんて4000hzくらいだし


638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 22:26:28.19 ID:YkF/gJ//
>>636
たしかにBCIIでは、無響室で測定すると16kHzと20kHzの間には、5dBほどのディップがあります。
BCIでは、このディップは2.5dB程度になっています。BCIIIでは、13kHzから20 kHz にかけてだら下がりです。
(spendor Technical Manual P.8)

このことから、限度を越えた大入力では、硬く濁った高音ということになるのでしょうね。
確かに、電子楽器の強奏が続くような楽曲の場合、そのような聴きづらい状況になります。

ただ、ダイナミックレンジの広いオーケストラでは、強奏時間が短いためか、あまり気になりません。
よいアンプというのは、楽曲の強弱にあわせて、大電流・小電流を瞬時に流せるものではないかと思います。
626さんがおっしゃっているのは、大出力というよりは、入力に対する追随性に優れたアンプと受け取りました。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/16(月) 23:38:19.35 ID:hn3cNYB8

スペンが情報を全て再現できるSPだなんて皆思ってないつーの。音楽を楽しむSPでんがな


244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/01(日) 11:12:16.75 ID:wMrbLqCO

アナログ時代の年代物のスピーカーだから性能は低いのは事実だ
解像度も透明度も現代水準でのhifiと呼べるものではない
もちろん入力によって良さを引き出すことはできるがそれはどのスピーカーにもあてはまることだし
安いドンシャリモデルよりはBCUの方がましだと付け加えておくよ
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c4

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
5. 中川隆[6676] koaQ7Jey 2017年2月12日 18:02:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7136]

8. スペンドールの歴史

1) BBCモニターに採用されたBC-I とその改良型 BCU

415 名前:K :2001/07/19(木) 16:26
1971年、最初のBBCモニターの称号を手に入れたのは、KEF社。更にスペンドール(BC IIが有名)、ロジャースと続きます。ロジャースは1978年発売の小さなBBCモニターLS3/5Aが有名。これはBBCのピーター・デンビーにジム・ロジャースが協力、開発したものだそうです。

416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/19(木) 16:34
チャートウェルはロジャースに吸収合併されています。 あと、ハーベスの会社規模はROGERSやSPENDORに並べるには、はるかに小さいです。創立者のハワード氏もBBCモニターの開発には大きな役割をはたしています。

418 名前:K :2001/07/19(木) 16:55
>>416
1979年までは、「チャートウェル」ブランドでLS5/8が輸入されていましたが、そうですか、吸収合併されてしまいましたか。元々、チャートウェルは独自にユニット製造などを手がけていたわけではない様ですし、設計中心のメーカーだった様ですから、さもありなん。ひょっとしたら、社長が交代してしまったのかも知れませんね。
>あと、ハーベスの会社規模はROGERSやSPENDORに並べるには、はるかに小さいです。
確かにそうですね。東京の下町にある町工場みたいだったと、叔父が申しておりました。
「ハーウッドのおっちゃんと奥さん、それに若いのが2人くらいで、届いた部品を取り付けていた」
そうですから、ま、生産量も知れたものでしょう。

>創立者のハワード氏もBBCモニターの開発には大きな役割をはたしています。
何しろ、チャートウェルを設立したデイヴィッド・W・ステビングスの師匠ですからね。スペンドールもロジャースも聴いていますが、やはり私にはハーベースの音のバランスが一番好きです。Monitor HLの箱の鳴らし方は、どこかタンノイのIII LZにも通じるような気がします。
http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html


Spendor_BC-II 〜ロングセラーの不朽の名作〜


●イーベイUKにて、スペンドールのあのBC-IIを見つけました。当時BBCのエンジニアだったスペンサー・ヒューズ(Spencer Hughes)によって1969年に設立されました。やはりBBCのエンジニアだった息子のデレクさんと奥さんを中心とする小規模な会社で、社名はスペンサー(Spencer)とドロシー(Dorothy)を合わせてスペンドールになったわけで、ハーベスみたいですねぇ(ハーウッド+エリザベス夫人)。

さて、スペンドール社が1969年に設立されたのは、もとは趣味で友人に作ってあげていたスピーカがものすごい性能だったので、回りの人からも注文が殺到し、会社設立となったわけで、このスピーカが名機BC-Iとなり、BBCのモニタとして採用となるわけです。

その後、2001年にフィリップ・スウィフト(Philip Swift)に買収され、伝統的技術に進歩的メーカーの技術がプラスされた現代のスペンドール社に成長することができたという数少ない買収による成功例です。型番のBCというのはスペンサー本人曰く、ウーハーに採用された素材のベクストレーン(Bextrene) のBとトゥイータに採用したユニット供給元のセレッション(Celestion) のCという意味だそうです。

BC-IはBBCモニタースピーカとして有名ですが、残念ながら市販はされていません。市販されたのがBC-IIとなるわけです。英国BBC放送の標準モニターに採用されているスペンドールBC-Iに高分解能バランスの良さや充実した中音域というその持ち味をベースに改良を重ね、改良型にしたのがBC-IIです、さてどんな音色で鳴ってくれるのでしょうか。


●BBCモニタとして有名ですが放送局のモニターとしてだけでなく家庭用としても素晴らしい音楽を提供してくれるスピーカーです。
瀬川さんも大好きだったBC-IIです。菅野氏も、このスピーカーで、とくにクラシックのプログラムソースを、適当な音量で鳴らしたときのすばらしさは比類のないものである、音の粒立ちがよく、それでいてなめらかで、暖かで、艶があって、端正で、そして中音から低音にかけてはたいへん芳醇、と絶賛。弦楽器の再現力は本当にすばらしいものがありますが、私はフルオケには耐えられないなぁという印象を持っています。クラッシックに限らず、ジャズをかけてもその息吹が伝わってくるような味を持ったスピーカーと評価されるあたりはモニタの性格をきちんと踏まえているからでしょう。 ワイドレンジで、全帯域に緊張感がありながら上品な音です。
http://audioagent.wordpress.com/2010/07/31/spendor-bc-ii/


_________


2) スペンドールBCT、BCU 、BCVの違い


BC-IはBBCモニタースピーカとして有名ですが、残念ながら市販はされていません。市販されたのがBC-IIとなるわけです。英国BBC放送の標準モニターに採用されているスペンドールBC-Iに高分解能バランスの良さや充実した中音域というその持ち味をベースに改良を重ね、改良型にしたのがBC-IIです。

BC-IはBBCモニタのため市販されていないのですが、英国にはちゃんとBC-Iとして発売されているものがあります。BC-I、BC-II見た目はまったく同じなんです。違いはというと、ウーハーのボイスコイル径で、BC-Iは26oで、BC-IIが40oとなっています。
http://audioagent.wordpress.com/2010/07/31/spendor-bc-ii/


BC-I は一般市場には販売されていない注文品で、BC-II は BC-I を一般販売化したものです。

見た目は BC-I も BC-II も見分けがつかないのですが、きっと BC-I は 1 本 1 本特性を測って保証書に Spencer Hughes のサインが印刷されていたりするのでしょうね。
http://okwave.jp/qa/q6964090.html

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/27(火) 22:54:41.34 ID:I8RR21MJ

BC1のクロスオーバー。BCUも同じ。
http://www.troelsgravesen.dk/vintageBC1.htm


616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/25(金) 21:26:52.24 ID:DizzzqyM

俺もずっとBCUメインで来てるけど 海外じゃ英国含めて圧倒的にBCTが支持されていてBCUは滅多に見かけない位なのに日本だけちょっとした綾でBCU聖地になってしまったね。

今井商事が輸入開始するに当たって数人の評論家にどちらが良いか試聴してもらった。
そこでBCTはわずかに中域が薄いとの評価があったので輸入しなかったそうだ。
BCUはネットワークでより中域のエネルギーを増してるからね

周知の様にBCTとBCUではウーファユニット、ネットワークとダクトチューニングが異なる。
>>376が同じネットワークと言ってるのは誤り)
BCTはよりワイドレンジ高解像度指向で、スッキリした透明感があるけど
BCUのネットワークに起因する独特のモヤッとしたニュアンス・味わいは少ないので一長一短だね。


618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/27(日) 00:12:42.08 ID:CPiyYIPo

ネットワークは同じ。


619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/27(日) 13:38:14.82 ID:i5MEgf18

海外オクに部品として出品された時BC1/BCU crosspvers等と表示される事があるから
海外掲示板でも両者同じと誤解してる人がいる。

同一基板に大半が同じ部品を使ってるから共用できるというのが本当の意味なんだけどね。
事実は金皮抵抗の数やコンデンサーの容量も一部違う。

同じBC1・BCUでも使われている抵抗やコンデンサーのブランドは時期によりかなり違う。
これは良くない時期の例で音に艶や深みが少ない
http://www.ebay.co.uk/itm/Spendor-BC1-BBC-Speaker-Crossover-Pair-working-condit-Ferrit-Basses-/370559110365?_trksid=p4340.m185&_trkparms=algo%3DDLSL%252BSIC.NPJS%26its%3DI%26itu%3DUCI%252BUA%26otn%3D10%26pmod%3D370531332172%252B370531332172%26po%3D%26ps%3D63%26clkid%3D4482046916256820861


テンプレと比べると良く分かる
http://www.troelsgravesen.dk/vintageBC1.htm

比較的初期ロットでMKTと当時のタンノイ御用達コンデンサーの組み合わせだった頃が最もしっとり艶やかな音を奏でる。


620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/27(日) 16:17:38.13 ID:CPiyYIPo

海外ではBCUがほとんど売られてないだけだよ。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


BC-IIの発表は1973年で、日本でも大ヒットで20年の超ロングセラーモデルとなりました。
そこで1975年には30cm口径のベクストレン・コーン型ウーファーを追加して一回り大きくしたBC-IIIが発表となるわけです。
http://audioagent.wordpress.com/2010/07/31/spendor-bc-ii/


BCU と BCVの違い

BCVは4wayでBCIIの低音を強化したというのが売りだった。 構成上の違いは以下。

機種         BCIII                   BCII
super tweeter  Celestion Type HF2000       Coles Type 4001G
tweeter      Celestion Type HF1300       同左
mid range     Spendor 200mm(plastic cone)   なし
low range     Spendor 305mm(plastic cone)   Spendor 200mm(40mm voice coil,plastic cone)

クロスオーバーは3KHz,13KHzは同じだが、BCIIIは加えて700Hzにもある(4-way)。
注意すべきはBCIIIの入力端子が''XLR''3-pinであること。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


タンノイと同じ英国で造られたスペンドールBC−Uは、タンノイとまた違った繊細で香気の音を聴かせている。

タンノイの大型装置とは輪郭が違って、ものたりないと思えばV型にするのかもしれないが、それはエンクロージャを大きくしウーハーユニットを加えたもので、やはりU型の音像の延長であり、コントラストが期待の骨太にはならない。

だが、スペンドールの音には、弦のユニゾンやジャズの静かな立体感にゾクッとさせられる。
たまにタンノイを休ませて、隣室でコーヒーでも喫しながらスペンドールを聴いていると、つい聴耳をたてていたりする。

サランネットをつけて聴くと、スペンドールは一層芳醇に鳴っているが、クオードとマークレビンソンアンプで鳴らせば、一瞬心臓の停まるようなよい音であった。
http://blog.goo.ne.jp/royce7799/


____________


3) BCUの復刻版


 ■名前 : パルジファル
 ■日付 : 06/6/20(火) 19:18
 -------------------------------------------------------------------------
しかし、スペンドールBCII・・・懐かしいですね。昔、ずいぶん憧れたものです。

ところが、このBCII・・・最近、私が住む田舎でも程度の良い美品が売りに出されまして、もう手に入れるつもりで聴いてみたんですが・・・(サランネットが若干日焼けしたような色だナと思いながら) 

25年ほど前の記憶との比較とはいえ、あまりにも音が固すぎる。 お店の人に、思わず

「バラしたときにネジでも締めすぎたんじゃないの?こんなのBCIIの音じゃないよ!」

と言ってしまいましたよ。 そうしますと・・・お店の人曰わく

「実はこれ、違うんですよ。」 
「8〜10年ほど前、サンスイがスペンドールに特別に作らせたもので、中国地方ではウチに1本入っただけなんですが、マークIIでもなく、なぜか同じ名前のままになっちゃったんですよね。」

って。 ガックリでした。


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 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 06/6/20(火) 21:11
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> ところが、このBCII・・・最近、私が住む田舎でも程度の良い美品が売りに出されまして、もう手に入れるつもりで聴いてみたんですが・・・(サランネットが若干日焼けしたような色だナと思いながら)


デフォルトはゴムネットで、オリジナルはゴムの裏のウレタンがボロボロになっていて、真っ当なネットはないはずです。ネットがきちんと貼られていれば、何かしら後から手に入れたのでしょう。

> 25年ほど前の記憶との比較とはいえ、あまりにも音が固すぎる。
> お店の人に、思わず「バラしたときにネジでも締めすぎたんじゃないの?こんなのBCIIの音じゃないよ!」と言ってしまいましたよ。

硬い音というのはおかしいですね。手持ちの真空管アンプ群でもVIOLAでも硬い音にはなりませんから。たまにボイスコイルが断線しているものなどもあるようです。STWは断線していても、わかりにくいところがありますので、3つのユニットが全て音が出ているのか、ネットを外してもらって確認された方がいいですね。WE等の堅牢さには驚くところではありませんが、ユニットのエッジも張り替えることなく、30年もなろうかとするものが堂々と鳴るあたりは、ユニットの設計から的確であったと思います。同じ音楽をガルネリで聴いた後、BCUで聞くと(その逆も)新たな感慨が生まれることがございます。その意味では中古で10万前後で手には入るとすればハイC/Pには間違いありません。


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 ■名前 : シュウ
 ■日付 : 06/6/20(火) 21:51
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> ところが、このBCII・・・最近、私が住む田舎でも程度の良い美品が売りに出されまして、もう手に入れるつもりで聴いてみたんですが・・・(サランネットが若干日焼けしたような色だナと思いながら)都内の某店舗ですので、それと同一じゃないと思います。
> そうしますと・・・お店の人曰わく「実はこれ、違うんですよ。」> 「8〜10年ほど前、サンスイがスペンドールに特別に作らせたもので、中国地方ではウチに1本入っただけなんですが、マークIIでもなく、なぜか同じ名前のままになっちゃったんですよね。」って。


8〜10年前ということだと若干時期が合いませんが、1999年にsansuiからの要望で、復刻版の再生産が行われています。

復刻時のうたい文句では、保守用に保存してあったユニット使って忠実に再生産したとのことであったと記憶しています。sansuiは、同時期にAU-111も復刻版を発売しており、これは元機に極めて忠実な復刻版でした。BCUとまるっきり違う音のものをBCUと言って出したとは考えづらいですが、実際に復刻版のBCUを聞いたことはありませんので、なんとも言えません。いずれにしても年数経過したものであれば、保存や使用の状況で、個体差は非常に大きいものとなります。中古や展示処分品を試聴なしで買う人はいないと思いますが、購入時は試聴は必須ですので念のため。
http://audiofan.net/board/log/tree_992.htm

438 :カラジャン:2011/11/03(木) 08:22:20.18 ID:E7egLGWs

メインスピーカーを、マーチンローガン SL-3から、スペンドールBCUに変えた。 このスピーカーの音は素晴らしい。クラシック専門と言う人もいるが、ロックやブルース、ポップスも素晴らしい音で鳴る。
使用機器はCD-PにラックスマンD-06、プリアンプにアキュフェーズのC-260、パワーアンプはアキュフェーズのP-550。

僕の持ってるBCUは、最終限定生産2000年ミレニアムモデル。大きな音、厳しい音でも難無く出してくる。その点では、マーチンローガンSL-3にも引けを取らない。 ただ、バスレフなので、40Hz以下が急減速して重低音だけが不満点。
BCUは、確かに、マーチンローガンSL-3に比べれば、重量感では劣るが、味わいの深さでは決して引けを取らない。
BCUはバスレフなので、周波数特性は40Hz〜20KHz。

低音は40Hzから下はガタ落ちなので、スーパーウーハーが欲しいのですが、BCUに合うのがあるかどうか?
BCUは、小音量で鳴らす。この固定概念は、このスピーカーの能力を過小評価しすぎていると思います。
このスピーカーは、大きな音でも、立派に鳴るのです。このスピーカーの限界点を見極めたいと思います。
僕はやはり、バランス回路を持ったCD-P、セパレートアンプで、このスピーカーの限界点を見極めたいと思います。

スピーカー背面の銘板によれば、BCUの発売30周年アニバーサリー・モデルとなっていますね。
シリアルNo.は、5,6番。
発売時のカタログによれば、「残された最後の部品を使った最終生産世界限定モデル」と明記されたいます。

カタログより。
―――表面―――
spendor BCU Limited Edition
BBC Monitor System
蘇る銘器”スペンドールBCU”最終生産。
1969−30−1999

Pearl Anniversary
デリック・ヒューズ氏からのメッセージ

スペンドールBCUは父スペンサーが最も気に入っていたスピーカーでした。 今回日本の多くのオーディオ愛好家の方からの強い希望と、当社にストックしてあったオリジナルパーツによって、当時と可能な限り同様な商品として復刻できました。 これは創業30周年を迎える当社にとって意義深いものと思います。
どうぞ、BCUのブリティシュサウンドをお楽しみ(ENJOY)下さい。
ジェリー(JOLLY)!スペンドール(SPENDOR)!
敬愛なる日本のオーディオファイルの皆さんへ 1999 春 デリック・ヒューズ


―――裏面―――
<限定>spendor BCU

英国より不滅の銘器、最終生産。限定74セット到着。
BCU 今蘇る復刻版
・BCUへの系譜・・・以下省略
・優れたテクニカルポイント・・・以下省略

BCU
3ウエイスピーカーシステム
74ペア(日本限定生産)
¥440000(ペア)

BCUST
専用スピーカースタンド・・・以下省略
30ペア(日本限定生産)
¥62000(ペア)

日本総代理店 SANSUI 山水電気株式会社


443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/03(木) 11:01:53.09 ID:3ZXfG8Vo
>僕の持ってるBCUは、最終限定生産2000年ミレニアムモデル。

本当のBCUは、94年終了。
おっさんのは最終生産じゃなくて、再生産限定モデル。
ターミナルがバイワイヤリングになってるだろ?

444 :カラジャン:2011/11/03(木) 12:04:26.54 ID:E4oexGma

ターミナルはバイワイヤリングではありません。
最後の部品を使った、最終生産モデルです。


445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/03(木) 12:34:31.96 ID:QQNA5Gy+

世の中には、知らない方が幸せな事もある。。。
。。。のだが、黙っておられん

希望小売価格¥440,000(税込
販売価格¥139,000 (税込)
BBCモニター『BC1』の改良モデルとして有名な銘器 『BCU』の日本限定復刻モデル。
http://www.audiounion.jp/ct/detail/used/51390/


458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/03(木) 23:17:25.81 ID:AS+CGb31

BCUの最終生産モデルはサランネットの取り付けがマジックテープじゃない。
445のは違う気がする・・・裏のシリアルNo見ればわかるだろうけど。

461 :カラジャン:2011/11/04(金) 18:26:42.04 ID:TotPMmH4
>>458
サランネットはマジックテープではなく、凸凹の差し込み式になっています。

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 01:54:31.67 ID:52GJkHY/
>>438
スタンド込みで50万かぁ。ちょっと高すぎ

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 09:16:43.74 ID:7A+pOm/J

ニセモノにしてはね

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 10:40:38.58 ID:HBIj6wHs

ニセモノは言い過ぎ。
再生産、最終生産品

467 :カラジャン:2011/11/05(土) 10:52:52.18 ID:HBIj6wHs
>>464
BCUの最新版がこの値段で手に入るなら、僕は安いと思い購入しました。
最初に、ビートルズのCDをかけて、その素晴らしいサウンドにビックリしました。
もっと高額なスピーカーは世の中にたくさんありますが、これほど素晴らしい音を奏でるスピーカーは、めったにないと思います。
”スピーカーは値段ではない”を地でゆく夢のスピーカーですね。


531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/15(火) 16:28:51.00 ID:DZ4ZBL0i

山水BCUをホンモノと間違えてる。

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 11:05:59.76 ID:A9UL30j4

そう、この世にBCUの最終生産品など存在しない。
あるのは、復刻版だけだ。。。
それを山水は最終生産と偽って売っている。

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 11:45:49.01 ID:HL7Rm9+H

すでに生産終了していたBCUを、メンテナンス用にとっておいたパーツを使って再生産したんじゃね。
最終生産という言葉はずっと継続して生産していた場合には使えるけどね。
この場合はすでに生産やめてたのだから復刻版が正解。

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 14:42:12.73 ID:A9UL30j4
>>471
>メンテナンス用にとっておいたパーツを使って再生産

それがね、そうでもないんだ。

まずスーパーツィーターは代変わりしているがぎりぎり良いとして、 ツィータのHF4300が苦しい。
1300と中身がまるで違う。フェライトマグネットだけなら良いのだが、振動板がマイラー。

外側のケーシングだけがHF1300のまんま。
本当にセレッションで作ったのか?

ちなみにHF4300はセレッションのスピーカーシステムに使われたことはない。
ウーハーにいたっては、全くの別物。もともとポリプロピレンコーンのウーハーに、ベクトのコーンに変えただけ。

また、ネットワークもツィータのマイラー化により能率が下がったので、タップ式のアッテネッターではない。

これでは、忠実な復刻とはいえないでしょう。言わば「なんちゃってBCU」


625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/05(月) 22:15:42.06 ID:jw2nzkj6

それ当時残っていた補修部品を集めて組んだセットだろうから最悪だとネットワークはこんな感じかもね。
http://www.ebay.co.uk/itm/Spendor-BC1-BBC-Speaker-Crossover-Pair-working-condit-Blue-Alnico-Basses-/370547808748

これだとオリジナルの音は到底出せない。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/06(日) 02:39:32.09 ID:pZQgpec2

真実とは、残酷なものよのう
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c5

[近代史02] 株で損した理由教えてあげる 中川隆
438. 中川隆[6677] koaQ7Jey 2017年2月12日 21:07:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7137]

ダウ平均はなぜ最高値を更新し続けるのか?で考える投資のヒント=栫井駿介 2017年2月12日


ダウ平均が史上最高値となる2万ドルを突破しました。
初めて1万ドルを突破した1999年から約18年で2倍になった計算です。

一方で、同期間の日経平均株価の上昇率はダウ平均を大きく下回ります。
しかし、それだけで米国株の方が日本株よりも優位性があると考えるのは早計です。

脳天気でもプリオンでもない、NYダウが上がり続ける本当の理由

インフレ調整後では日本株は米国株を上回る

ダウ平均とは、米国の主要企業から選び抜かれた30銘柄からなる単純平均株価です。単純平均株価は構成銘柄1つ1つの影響が大きく、必ずしも市場全体の優位性を表すものではありません。純粋な市場の実力を見るのであれば、時価総額加重型平均であるS&P500やTOPIXを見るのが適当と言えるでしょう。


1998年末から2016年末までのS&P500(米国株)とTOPIX(日本株)を比較すると、S&P500は82%上昇しているのに対し、TOPIXは40%の上昇にとどまります。単純にこの数字だけ見れば、米国株に優位性があるように見えます。

しかし、ここで考えなければならないのは両国のインフレ率の違いです。インフレが大きい国では、株式の価値が上がらなくても株価は上昇します。通貨が違えば、インフレ率を調整する必要があります。

1998年からの18年間におけるアメリカのインフレ率は年平均2.2%です。一方、日本は−0.02%と、インフレどころかデフレになっています。1年だけ見れば大した違いではないように思われますが、18年経つと50%近く差が出ます。

例えば、1999年に米国で1ドルだったものは、インフレ率に従うと1.47ドルになっていますが、日本で100円ものはほぼ100円のままです。つまり、インフレ率の高い国では、インフレ率以上に株価が上昇しなければ、実質的に損が出てしまうのです。

指標 S&P500 TOPIX ダウ平均 日経平均
1998年12月 1,229.23 1,086.99 9,181.43 13,842.17
2016年12月 2,238.83 1,518.61 19,762.60 19,114.37
上昇率 82.1% 39.7% 115.2% 38.1%
インフレ調整後 23.8% 40.1% 46.3% 38.5%

上の表にあるように、インフレ率調整後のS&P500は24%の上昇に止まる一方、TOPIXは40%の上昇です。インフレ調整後の日本株のパフォーマンスは米国株を上回っているのです。

ダウ平均が強いのは「厳選」かつ「入れ替え」

表を見る限り、ダウ平均はインフレ調整後でもS&P500、TOPIX、日経平均の全てを上回っています。それぞれを株のポートフォリオとして見れば、やはりダウ平均はこの中で最も優秀なポートフォリオと言えます。

ダウ平均はわずか30銘柄で構成され、日経平均の225銘柄、S&P500の500銘柄、TOPIXの約2000銘柄に対して圧倒的に少なくなっています。

30銘柄は米国の超一流企業であり、その構成は数年に一度見直しが行われます。1999年以降で見ても、30銘柄のうち13銘柄が入れ替わっています。

例えば、1999年にインテルやマイクロソフト、2013年にゴールドマン・サックス、2015年にアップルが組み入れ銘柄に採用されています。現在の構成銘柄で当初から採用されているのはGEのみで、そのGEですら出入りを繰り返しています。

つまり、ダウ平均の30銘柄は厳しいふるいにかけられた超優良銘柄ばかりなのです。そこから入れ替えが行われることにより、昔ながらの銘柄だけではなく、ITなどの最近勃興してきた企業も含んでいます。

計算する期間等により一概には言えない部分もありますが、ダウ平均が大きく株価を伸ばしたのは、多くの銘柄を機械的に組み入れるからではなく、銘柄を絞ることで「勝ち組企業」の成長を反映してきたことが理由の一つと言って差し支えないでしょう。

厳選・割安投資で最高のポートフォリオを目指す

この考え方は、個人投資家のポートフォリオにも応用できます。S&P500のようなに玉石混交の銘柄を購入していては大きなリターンを上げることは難しく、厳選銘柄を組み入れていれば、長期的にみて力強い成長力を有する可能性があります。

重要なのは、厳選銘柄のメンテナンスです。落ち目にある企業はポートフォリオから外し、将来に期待が持てる銘柄を購入することをいつも意識しなければなりません。そのために、投資家は社会の動きをチェックしなければならないのです。

ダウ平均の惜しい点は、割安銘柄をポートフォリオに組み入れにくいということです。時価総額などがある程度大きくならなければ採用されないため、安い時に買うのが難しいのです。それでも優良銘柄を組み入れるだけで高いリターンを出せるという事実には目を向けるべきでしょう。

個人投資家のポートフォリオでは、時価総額の制限はありません。そのため、理想のポートフォリオは厳選された優良銘柄を、価格が安い時に購入することです。この2つを遵守することで、より高いパフォーマンスをあげることができるでしょう。

まとめ

◾インフレ調整後では、日本株のリターンは米国株を上回る

◾ダウ平均が強いのは、厳選銘柄で構成され、常に入れ替えが行われているから

◾優良銘柄を割安な時に購入すれば、長期的に高いパフォーマンスが得られる
http://www.mag2.com/p/money/33186
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/428.html#c438

[近代史02] 株で損した理由教えてあげる 中川隆
439. 中川隆[6678] koaQ7Jey 2017年2月12日 21:24:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7138]

2017年2月12日
地獄を生き延びた超長寿企業30社は今後も充分に投資対象だ

新しくできた企業は、場合によっては大きく成長する可能性があるのだが、逆に資金が尽きて会社が死ぬ可能性もまた高い。時流に乗れば一瞬にして時代の寵児になるのだが、流れが変わると一瞬にして泡(あぶく)と化して弾ける。

2000年前後のITバブルの時に祭り上げられた企業は多くが弾け飛んだ。

その頃に最も注目を浴びていた「ヤフー」は生き延びて定着すると思われたが、17年経った今、米ヤフーは存続ができない状況にまで追い込まれている。

もちろん、新興企業の中から今後も数十年、いや数百年にも渡って生き残る企業も必ず生まれてくる。しかし、どの企業がそうなるのか誰にも分からない。

マイクロソフトがそうなるのか、アップルがそうなるのか、アマゾンがそうなるのか、誰にも予測がつかない。そうなるかもしれないし、ならないかもしれない。

こうした企業に「超長期」で投資して、配当を人為的に10%以上にしながら再投資して資産を膨らます手法を使うには少々、不安がある。

投機ならいいが、何も持たない人間がもがくための投資には向かないのである。では、どうすればいいのか。

この100年を生き残るのは並大抵のことではなかった

「今後もずっと長持ちする企業」を見つける良い方法がある。

「数十年どころか100年以上も長生きして、今もきちんと利益を出し続けている企業を探す」のが最も合理的かつ確率的な解答となる。

今まで100年以上も生き残って利益を出している企業というのは、その事業と経営が時代の荒波をくぐり抜ける体質になっているという確固とした証拠である。

単純に100年と言うが、この100年を生き残るというのは、実際には並大抵のことではなかったはずだ。なぜなら、アメリカだけでも、この100年は激動だったからだ。

考えてみて欲しい。この100年の間、世界大恐慌、第二次世界大戦、スターリン・ショック、キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争敗北、オイルショック、ニクション・ショック、ブラックマンデー……と、数限りない危機が直撃した。

その都度、アメリカのみならず、世界の資本主義が動揺し、企業収益は吹き飛び、先が読めない展開となり、多くの企業が崩壊していった。

世界大恐慌は1929年から1933年まで続いたと言われている。しかし、それ以後は経済成長期に入ったのかと言えばまったく違う。アメリカのみならず、全世界は1930年代は戦争の世紀であり、不況は長く執拗に続いて停滞していたのである。

10年以上、先のない陰鬱な経済停滞が続き、世界情勢の不安や戦争はいつ終わるのかも分からない暗黒の時代だった。100年以上も生き残ってきた企業は、そうした修羅場をくぐり抜けている。

さらにその後も、数々のショックを乗り切って、昨今ではリーマン・ショックの大暴落をもくぐり抜けて利益を出しているのである。その企業体力は並大抵のものではない。

寿命が凄まじく長いのに、今も利益を出し続けている企業は、今後も数十年生き残る確率が高い。

長期に渡って資金を預けるのであれば、わけの分からない新興企業より、地獄を生き延びてきた企業に金を預けるのは何の疑問もない。

当たりもしない評論家の下手な企業分析を聞くより、生き延びた企業の実績を見た方が100倍も確かだ。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/02/20170212T1947440900.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/428.html#c439

[リバイバル3] お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは… 中川隆
9. 中川隆[6679] koaQ7Jey 2017年2月13日 06:43:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7139]

因みに、大川隆法先生の様に CIAに目を付けられた人には こういう就職紹介を装った英文メールが送られてくるんだ:

Become our representative.


Greetings!

I am working as a top manager in a large consulting bureau. Our organization
provides law services as well as service on business optimization. Among our
clients there are large and international suppliers. Now, we are recruiting
responsible representatives in Japan. You were advised very much, as a person
who is clever and responsible.

We recommend you to study carefully this offer. You have an opportunity to
become an exclusive representative of different huge and famous groups of
companies. All the companies are our long-time clients. There is no need in
work experience. Before starting the work, you should pass through a
preparatory period, which will last: eighteen working days. During the
traineeship period, you will receive detailed directions. Already during the
training you will earn not less than 3,390 dollars.

After the preparatory period, you will receive a licensed diploma of finishing
the probation. You will also have the right to enter a constant agreement or
refuse the further partnership. Already after 2 months of the partnership,
your income will be 1.370.000YEN per month. In addition, to the fixed salary,
you will receive interests from any transaction performed with your
participation.

If you want to become a representative of a large company, please,
necessarily, write your answer to the e-mail:


CIAに都合が悪い人間にも同様のメールが送られて来るんだけど、お金に目が眩んで連絡するとこういう風に自殺(?)する事になるんだ:


朝日新聞襲撃犯、名乗り出る

週刊新潮で前号に引き続き「犯行告白」した島村征憲氏(65)は今回、阪神支局内で2人の記者に散弾銃を発砲した、とする様子を詳細に表現している。

また、前号で「ある公的な組織」と表現した、犯行を「頼んできた」人物が当時所属していた組織について CIA だとも明かした。

【NEWS引用】1987年5月の朝日新聞阪神支局襲撃事件などを巡って、週刊新潮に掲載した手記で「実行犯」を名乗った島村征憲(まさのり)氏(66)が、4月13日に北海道富良野市内で白骨化した遺体となって発見されていたことが18日、わかった。道警は自殺と見ている。

 島村氏は、「自分が実行犯だ」として昨年1〜2月に4回連載した。しかしその後、証言を翻し週刊新潮も誤報を認めた。

 島村氏は、朝日新聞・小尻記者と犬飼記者2人が殺傷された阪神支局襲撃事件について「自分がやった」とし、朝日新聞東京本社銃撃や静岡支局爆破未遂など3事件についても実行したと強弁していた。

 しかし、当の朝日新聞の検証結果で島村氏の話に真実性なし。連載した週刊新潮も誤報と認めていた。

 遺体は4月13日、富良野市内の資材置き場で見つかった。

島村さんは1月、北海道旭川市内のホテルで手首などを切った状態で見つかり、市内の病院に入院中に行方が分からなくなった。ホテルには

「お父さんはもうだめだ」

などと家族に向けたとみられる遺書らしきものが置かれていた。

 不可解だ。本当に自殺したのだろうか?

しかも、遺体発見から1ヶ月も経ってから発表する道警もおかしい。

白骨化している、なんて。

自殺?他殺?

どちらにしても調査、取材、捜査いずれも追及は困難極まりない。

 大きな闇の勢力が、北の地の果てに葬り去ってしまったのか?

 まさに小説の書き手なら、想像が膨らむばかりだ。

 襲撃した犯人は必ずいるはずで、どこかで、島村氏の死をにんまりと喜んではいないか?
http://blog.goo.ne.jp/gooyuhueriami/e/324980de1615a3a17d458939d6ced3eb

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/218.html#c9

[経世済民119] 「対外純資産が経済論議でも無視」が世界景気低迷の根源 世界のエコノミスト全てが経済音痴と断定できる 公平君
1. 中川隆[6680] koaQ7Jey 2017年2月13日 07:37:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7140]
まず最初に、おまいの言っている対外純資産とかいうものの定義を書けよ

一般人が考えている対外純資産とおまいの妄想してる対外純資産とは全く違うものだからな
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/122.html#c1

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す

My Way-Frank Sinatra 動画
https://www.youtube.com/watch?v=J9Enr0FW6E8

自分に必要なモノを残し、それ以外は未練を持たずに捨てる


「ミニマリスト」という言葉がある。ミニマリストというのは、「必要最小限のモノしか持たない人」という意味で捉えられているが、実はミニマリストの本質はそこではない。

確かに必要最小限のモノしか持たないという状態を好む人をミニマリストと言うのは間違っていないのだが、本質はもっと深いところにある。

「必要最小限のモノしか持たない」ことで、いったい何が成し遂げられるのか、という部分が真に重要な部分である。

ミニマリストのライフスタイルは、2009年頃にジョシュア・フィールズ・ミルバーンとライアン・ニコデマスというふたりが提唱した「生き方」が元祖になっている。

ここでこのふたりは「自分の生活の中で無駄なものを極限まで省く」ことによって何を目指したのか。それは「自分の人生を取り戻す」ということだった。

では、「無駄なものを極限まで省く」ことによって、なぜ自分の人生が取り戻せるのか。

この部分の本質が分かっていないと、ただ「モノを持たない」というだけでは形だけを真似しているのと同じで、何も得られるものはない。

人生というのは「何」で構築されているのか?

要らないモノを捨てることによって、人生を取り戻すことができる。それはなぜか。それを知るには、人生というのは「何」で構築されているのかを考えればよく分かる。

人生というのは、時間で構築されている。

今日一日は何をしたのか。その中で自分の人生で重要だったのはどの部分か。その「重要な部分」が日々積み重なっていくと、それが人生になる。

短い人生というのは、単純に生きる時間が少なかったということである。無駄な人生というのは、単純に長い時間を有益に過ごさなかったということだ。

素晴らしい人生というのは、自分が本当にやりたかったことをたっぷりと時間をかけて行ったということだ。

往年の名歌手フランク・シナトラは晩年になって「これが私の人生だ」と朗々と歌って彼の代表曲になった。自分がやりたいことに時間をかけて燃焼するというのは、まさに「私の人生だ」という生き方になるのである。

人生=時間

という大切な事実がここにある。ということは、時間を大切にして自分のやりたいことをたっぷりとできる「環境作り」をしなければならないということになる。

では、その具体的な環境作りというのはどのようにすればいいのだろうか。その方法論のひとつとして「要らないモノを捨てていく」というものがあるのだ。

なぜ、要らないモノを捨てることが時間を取り戻すことになるのかというと、「モノ」というのは基本的にそれ自体が自分の時間を奪う存在と化し、さらにモノの維持や保守にもまた時間が取られるからである。

テレビやゲームは、それ自体が自分の時間を大量に奪っていくモノと化す。多くの老人はテレビを見過ぎており、多くの若者はゲームをし過ぎている。

ただの暇つぶしのために見ているというのであれば、テレビやゲーム機を捨てるだけで、自分の時間を大量に取り戻すことができるようになる。

自分の人生を見直すために何をしたらいいのか?

長く生きていると、いろんなものを買う。

自分の人生の目的以外に、ただの興味本位で買ったモノや、衝動的に欲しいと思って買った無駄なモノや、その時は必要だと思って買ったが使わないモノや、飽きて見たくもないモノや、ただ押し入れや倉庫に置いてあるだけのモノなどが、誰の家にも溢れているはずだ。

こうしたものは、もはや自分の人生には要らないというのは分かっているのだが、捨てるには惜しいというだけで置いてあるだけになる。

そんなものが大量に溢れるようになると、邪魔になり、目ざわりになる。こうした邪魔なモノが溢れていると、やがて人間はイライラするようになっていくのだ。大事なことに集中できなくなっていくのだ。

要らないモノであっても、それは物理的に存在するのだから空間を圧迫している。

どうするのか。それは捨てることによって解決することができるというのがミニマリストたちの提案である。要らないモノを捨てれば維持費もいらず、メンテナンスもいらず、空間も広く使えるようになり出費も抑えられる。

そして、自分の人生の「本当に重要なこと」に集中できるようになる。

生活がシンプルになると「本当に重要なこと」が鮮明になって迷いがなくなる。その結果、自分のやりたいことにたっぷりと時間をかけることができるようになる。

ミニマリストたちが「必要最小限のモノしか持たない」ことで自分の人生が取り戻せるというのは、そうした意味合いを込めて言っているのである。

自分の人生を見直すために何をしたらいいのか分からない人は、まず、「必要最小限のモノしか持たない」というシンプルな提案を取り入れるのが具体的な方法である。


自分の人生を見直すために何をしたらいいのか分からない人は、まず、「必要最小限のモノしか持たない」というシンプルな提案を取り入れるのが具体的な方法である。


自分の人生を取り戻すために具体的な行動とは?

人生をシンプルにするためには、余計な枝葉末節をひとつひとつ丁寧に剥ぎ取っていく必要がある。

奇妙なことのように思えるかもしれないが、自分の人生を取り戻すために具体的な行動を起こすとすれば、目標や計画を立てることではなくて、要らないモノを捨てることなのである。

実は「要らないモノを捨てる」過程の中で「自分の人生とは何なのか?」という自問自答もできるようになる。

ミニマリストになるために「モノを捨てる」というのは、自分にとって大事な部分のみを残すということなのだから、その過程で取捨選択をしなければならない。

自分の人生でこれは必要なのか?」「自分の人生で何を残せばいいのか?」を選ぶということでもある。捨てながら、あるいは残しながら、何度も何度も自分の人生を考えるのだ。

捨てるというのは、「これはもう自分の人生には関係のないものなのだ」と見切りを付けるということであり、それこそが自分の人生の枝葉末節を剥ぎ取るということなのだ。

一部のミニマリストは、手持ちのものをすべて捨て去って極小の持ち物でいかにサバイバルするのかというゲームのようなことをしている。

しかし「極小のモノで生きのびるサバイバル・ゲーム」は、本質からやや外れているように見える。

むしろ自分の生きる道(マイ・ウェイ)に必要なモノを残し、それ以外は未練を持たないで捨てるという哲学の方にミニマリストの本質があるように思える。

私自身は旅人出身だったので、元からミニマリストという言葉が流行る前からミニマリスト的に生きていた。なぜなら、旅人は生活用具のすべてを持って行けないので、常に必要な最小限だけを持つしかない。

20代の頃、私はほとんど手ぶらで数ヶ月から半年、あるいは1年以上もの旅をしていたが、風に吹かれるがまま放浪するにはミニマリストでいるしかなかった。旅が私の人生の重要なものだったので、私は何も持たなかった。

だから、今でも私はミニマリストを実践している人たちの気持ちや心情がよく理解できる。モノはあまり持ちたくない。そして、やりたいことに集中したい。ミニマリストであることは、シンプルに生きたい人には重要だ。


旅人は必要最小限のモノしか持てない。私自身は旅人出身だったので、元からミニマリストという言葉が流行る前からミニマリスト的に生きていた。だから、今でも私はミニマリストを実践している人たちの気持ちや心情がよく理解できる。モノはあまり持ちたくない。そして、やりたいことに集中したい。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20170213T0302090900.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html

[文化2] 手廻し蓄音機より良い音は絶対に出せない (近代史板へのリンク) 中川隆
2. 中川隆[6681] koaQ7Jey 2017年2月13日 09:22:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7141]

本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/818.html#c2
[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
1. 中川隆[6682] koaQ7Jey 2017年2月13日 09:57:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7142]

音楽はこういう所で聴くのが理想


”静寂の空間” バング&オルフセン 二子玉川/ホームメディア・AV システム
http://www.houzz.jp/photos/49539201


長野県の別荘にBeoLab5スピーカーをインストール致しました。

オーナー様は別荘を計画されていた7年前からBeoLab5スピーカーの導入をイメージされてました。

リビングは3面、高さ4mのガラス張りの開放的なスペースとなっており
目に入る自然環境を招き入れるような設計意図があります。

窓前に配置したBeoLab5はランドスケープを構成する要素として、これ以上ないほど調和しています。

7年越しの夢を叶えたオーナー様にはBeoLab5の圧倒的なサウンドクオリティと
iPadでの快適な操作をご体感頂き、訪れる頻度が高くなりそうだと仰って頂きました。
http://www.houzz.jp/photos/49539201

ただ、僕なら部屋はこのままで


スピーカーは Bang & Olufsen から QUAD ESL63 (pro でない茶色の方) に
プリアンプは Goldmund の Mimesis 2
パワーアンプ は Goldmund の Mimesis 8.5


に変えますけどね。


ジャズ喫茶では改築前の昔のYAMATOYA が一番センスが良かったですね:

京都 東山 ジャズ喫茶 YAMATOYA
http://blog.goo.ne.jp/kamekutobu_2014/e/1a93368e707937c887865a8ef2614205
http://kyoto-de-diary.seesaa.net/article/186780012.html
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26001087/
http://jazz-yamatoya.com/


音楽というのは本来こういう調度と雰囲気の中で愉しむものなんですね:


ニセコ外人向け高級別荘 Taiga Niseko
http://www.taigaprojects.com/ja/niseko-real-estate-sales/property
http://www.nisekoizumikyo.com/realestate_jp/izumikyo_interface/tatemono/


一方、こっちが日本のオーディオ・マニアが音楽を聴いている環境:


菅野沖彦さんの部屋
http://ninzaburou.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/blog/images/sugano1.jpg
http://www.phileweb.com/magazine/sugano/archives/2008/02/15.html

趣味の極道
http://www.gokudo.co.jp/Vanguard/index/
http://www.gokudo.co.jp/index2.htm

HAL4550邸
http://www.gokudo.co.jp/News/n2011Qtr11/index.htm
http://hal4550.exblog.jp/24242202/

楠 薫のオーディオ三昧
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audioindex.html

GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/

Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/1805/
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-date-201209.html


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.                 i                u   i       :.:.:r::.,.:.:.    i
                  l   i   ..:.:.::::..、          i    |    、::ゝ.:.:ノ  
                :.   i   :.:r';:):::: u         八    し          ′
                 :.     、 ゝ..:.::ノ  u        ′丶              . '
             :.      丶.       し     . '     丶.        . イ


しかし、窓から何も見えないゴミ溜めみたいな密室で高級オーディオに狂ってる爺って異常じゃない?

上記の信州やニセコの別荘みたいな窓から白樺の林が見える部屋で音楽を愉しむのならわかるけど、ゴミ溜めみたいな密室で音だけ聴いてるのは異常。


それから、悪い意味でのオーディオマニアは必ずこういうセンス最悪のゴチャゴチャした部屋にしちゃいますね。こんなゴミ溜めみたいな物置の中で音楽を愉しめるのかな?:


Acoustic Guitar Stream
http://www.nakakitahideki.com/audio/index.html

オーディオ三國無双 猛将伝 U -不死鳥伝説- - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/12549581.html

禁断のKRELL
http://ameblo.jp/507576/entry-12229500323.html
https://www.youtube.com/results?search_query=cello+krell

「音楽&オーディオ」の小部屋
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/14697f542c1bc536cac71f9d4504e410
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c65c9b145ecff342603c6c13d8fb34b2

オーディオ雑記帳
http://more.main.jp/zakkichou08.html


スピーカーが5割でアンプが3割プレーヤーが2割・・・・なんて話を聞きますが

人生から見たらスピーカーは3%くらいでアンプは2%くらいです(これでも多すぎ)
オーディオバカでない人の方が良い音を出しているのは、永遠の謎です
2015/12/06(日) 16:06 | URL | kaorin27
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-466.html


RICHEBOURGさん訪問記 なんてのも書いてみる Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-475.html


RICHEBOURGさんのマイルーム
http://blog-imgs-84.fc2.com/k/a/o/kaorin27/image1_convert_20160323120836.jpg


そうです
わたしが組ませてもらった、英国はパラマウント映画社のアンプとアビーロード・スタジオからぶんどってきた LOCKWOOD モニター(15インチ Tannoy monitor RED入り)の組み合わせを使っている Tさんのお宅へ行ってきました

まず何より、何より素晴らしいのが・・・お分かりでしょうか?

パキスタン製のハンドメイド絨毯ですよねー、アンプよりお高いでしょうねえ、お父上経由で買えたそうです

実物を見ると写真の10倍は見事な質感です、素晴らしい素材と織りの技術。
模様のエッジが立っていて何一つ迷いがありません


はっきり申し上げてわたくし、オーディオマニアさんのお宅へお邪魔するの苦手です

「音さえよければ、見た目なんて関係ねえ」ってお宅に限ってもれなく聞き続けるのに努力を要します


もともと西洋のある種の音楽(クラシックのことね)は、多くの部分で次のような環境の中で育まれてきました

中央集権でなきゃ、ベルサイユ宮殿なんかの豪勢な建物やクラシック音楽が発達するわきゃないよね

文化は国の強さの象徴ですから

http://blog-imgs-84.fc2.com/k/a/o/kaorin27/a-schubert-evening-in-a-vienna-salon-julius-schmid_convert_20160320164045.jpg


ピアノの前に座っているのはシューベルトさんです

音楽が野に下ったのはベートーベンの頃という説もありますが、作曲家にとっては演奏会での興行収入はまだまだわずかなもので、楽譜の売り上げと教師の収入それらよりもパトロンからの援助が大きかったはずです


だってそうでしょう、演奏会なんて博打を打たなくとも援助の方がずっと安定している(笑)

結局、大衆の耳に音楽が届いたのは貴族の力が弱まっていく逆らえない時代の流れのせいであって、嫌々だったでしょうね芸術家からしたら

パリのバスティーユ牢獄襲撃が1789年〜ナポレオンによるクーデターが1799年
ベートーベンが 1827年没ですか、激動の世紀末ですねえ

しかし、世の中が安定するとまたショパンやリストのように時代が下ってもサロンで活躍した音楽家はたくさんいます

西洋は階級社会根強いねえ


そしてこちらは、つい先日の写真です  現代のサロン調の音楽と言っても良いかしら

http://blog-imgs-84.fc2.com/k/a/o/kaorin27/image.jpg

現役のウィーン・フィルのメンバーの私邸(ご自宅)に日本からの参加者を募ってサロンコンサートを開催している様子です

音楽の都では王様から選挙で選ばれた代表者に政治の実権が渡った現代でも(聴衆の方がどうなのかは別にして)音楽のなんたるかを分かっている芸術家がまだちゃんと居る証拠の写真です


Tさんのお宅でラヴェルを聴きながらこんなことを思っていました

この部屋の特徴は20畳を超えるスペースながら、立方体の形状です
オーディオマニアからは嫌われる形ですね、我が家も同じく立方体です

だからこその素晴らしいプレイバックだと思います、詳しくはまた別の機会にあげますが、変形の部屋は言うに及ばず、斜めの天井や壁は少なくともホールでセッション録音されたクラシックの再生としてはどうなのでしょうか

さらにもう一点、こちらのシステムは極めてシンプルです

CDプレーヤー・フェーダー・パワーアンプ・スピーカー・・・・これだけです
アンプの配線とケーブル類は同時代の英国製を主に使いました

電源改良だの、あーすが何おーむだの、インシュレーターの振動がどうしたの、ケーブルを変えてだの、球を差し替えるだの、その他アクセサリーがかゆいだの痛いだの
全くしてません


音の印象を言葉で表すのは、これまで書いてきた通りピントはずれなことだと思うのでしませんが一つ感じたのが「音楽が清潔だな」という思いです。

もちろんただの言葉遊びですが、以下の文との私自身の中での対比の感想です

私自身がこれまで体験してきた良い音、鮮度のある音、色付けのない音を標榜し、たくさんの「オーディオ的対策(自称)」を施したお宅の音を聞いた際の印象がなんと言いますか「音楽の騒々しさ」であったことを思い出すと、今回受けた印象は正反対だったのです

奇しくも実体験で教えられました

「新鮮な刺身」を食べようとして、お魚に長時間触りすぎて鮮度を落としているオーディオがいかに多いか

はじめは上手く感じるけれど、終曲頃には「早く終わらねえかな」と思う腕自慢の若い演奏家諸君のコンサートだったり、一口目は美味く感じるけれど、食べ終わる頃には飽きている流行りの進化系ラーメンのようにです

Tさんのお宅は違いました

プレイエルかエラールか知らないけれど、モニク・アースの弾く軽妙洒脱で乾いたピアノの音がいつまでも耳の奥に残っています

コメント

写真のお部屋、シンプルで良いですね(^^♪
雰囲気を作るのはとても大事なことだと思います。

今の時代、個人が有名な演奏家をプライベートサロンに呼んで演奏を聴くのはまず不可能に近いでしょう。

生の演奏者は呼べないとしても、「パラマウント」や「LOCKWOOD」などの優れた再生装置で音楽を聴くのもまた贅沢なもので羨ましいです。

私も「ALTEC」を使うようになってからは人様を読んだり人様の家に行って音を聴いたり一切なくなりました。

喫茶店や呑みやなどで友達とオーディオ話をするのは好きですが、相手の装置を前にオーディオ話をしたり招いて話をしたり、気が乗ればいいのですが、乗らないとこれほどつらいものはないです。

一曲だけ音を聴いて・・ハイ良かった喫茶店行こう・・なんて言えませんから(笑)
2016/03/25(金) 13:11 | URL | nyann #3CWxtMyM[

Re: こんにちわ
外交手段(笑)として、友好な交流はあってもいいと思いますが、人様のお宅の音に意見を述べたりましてや手出しをするなんてことは絶対にしたくないですね

そのお宅の音はその方の専権事項ですから、内政干渉に繋がる不可侵条約は厳として遵守すべきと考えます
2016/03/27(日) 12:00 | URL | kaorin27

昔オーディオ全盛の頃名立たるオーディオ評論家諸氏の関係みたいですね、お互いの記事に対して絶対に不可侵条約でした。

当時今のようなソーシャルメディアが発達していたら面白いことになったいただろうと思います。

私も若かりし頃はオーディオ界に君臨した長岡大帝国の親衛隊でした(笑)

最近相談に乗ってほしいと頼まれたのですが、
(私の音になるだけで、あなたの音にはならないですよ!

もっとご自分を信じて頑張ってください・・)ってお断りしました。

一度聞きに行くと何かしら意見を言わなくてはならないしそれで解決するとは思えない、とても難儀なので。

昔も今もハイエンド系の機器を導入して悩んでいる方が多いようです。

大枚はたいて買った機械ですから気持ちは解らなくはないのですが、
収入の身の丈と感性の身の丈は必ずしもイコールではないのかなぁ!

ハイエンド機器は個々の機械の主張が大きいので、組み合わせて使いこなすのは大変そうです。
2016/03/28(月) 11:56 | URL | nyann #3CWxtMyM


そうですねえ

ひと様のお宅で何か行えばオーディオだから何をしても音の印象は変わるのは当然なのですがこれまた当たり前のことに、1週間も後に再訪すると見事に元の音に戻っているという体験を何度もしました

ご本人に聞いても「何もいじっていない」とおっしゃる、その通りだと思います。
だから、音は機械が出すのではなく、その人の音でしか鳴らないと思っているのです

若気の至りの頃、いらぬおせっかいをしてわかったことです

そういったことを踏まえて、その人の出す音を、音の個性を認めて楽しませて頂くのであれば交流もまた楽しからずやです
ささやかな経験ではご自身の音に信念をお持ちの方は他人家の音に対して決して悪く言いません

当然といえば当然ですが、その必要がないからです
2016/03/31(木) 01:11 | URL | kaorin27
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-475.html

RICHEBOURGさんのマイルーム

イギリス旧家の様な空間が目標です
今から半世紀前の再生装置を使って、その当時のクラシックを聴いています。

RICHEBOURGさんのシステム構成

CD Player  : REVOX B226
Transformers : TELEFUNKEN Mil.
Fader    : Maihak w66c
PowerAmp   : R.A.F. (distributing agency by Paramount)
Speaker   : AbbeyRoadStudioMonitor(Monitor15(Red))

2014.06
・平行法の模索中
 ベルウッドさん、GRFさんの平行法の音に唖然
 GRFさんの床置きT4は驚愕の一言。
 我が家でもモノラル音源を用いての葛藤の日々が続く。

2014.09
・スピーカーのセッティングをやや内振りに戻す。

2015.04
・AbbeyRoadStudioMonitor(Monitor15(Red))の導入
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/2512/


RICHEBOURGさん。
北川は鈴木と押しかけて平行法を押し付け、DACの中古を60万で売りつけ。
音がおかしいので聴きに来てと誘いがあり、私が伺って聴いた音は、「なんじゃこの音は」でしたネ。

簡単に言いますと、たしかに平行法。

しかしどう見てもぼけた「蜃気楼」というか音像がぼやけてしまっている。
ピアノ・コンチェルトのピアノが後方ティンパニーの位置から鳴る、こんなの信じられんです。

また、後日、置いて行ったというDACもメーカー名は「知り合い先の」ということで、「RICHEBOURG」も「???」。そのDACも人工的な音、もしくは半導体の基板の音、現状のラックスCDPのほうが好いのです。

後にDACも返却へ、平行法はその日のうちにやや内ぶりに修正、これで音が活きてきたのです。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_16.html


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因みに、ウェスタンエレクトリックとかクラングフィルムの様な映画館用の装置はこういう大広間でないと絶対に無理です:


都城 江夏俊太郎様宅

スピーカーはウェスタンエレクトリックを中心にしたシステム

ウェスタンエレクトリック555 とカールホーン
http://tannoy.exblog.jp/24932912/
http://miyazaki-vtc.sakura.ne.jp/audiokenbunroku.html

JBL HARTSFIELD とか TANNOY Westminster でもこれ位の大きさの部屋は必要:


日本画家 笠青峰さん

アトリエの地下にコンサートホールを作り、国内の一流の音楽家をはじめ、世界最高峰のオーケストラ.ウィーンフィルのメンバーも一年に数回訪れ、そこでコンサートを開くというほどのクラシック愛好家で、今回も、取材に訪ねた前日、その会場で演奏会が催され大盛況だったという。

建物は正八角形で湯布院の町が一望できるパノラマです
地下の音楽ホールです。ワイン頂きながらクラッシック・・・イイッスねぇ
http://diversst.exblog.jp/15788322/

家庭の居間で使うスピーカーのウーハーは最大でも30cm が限界なのですね:


菅野沖彦の演奏家訪問で部屋の広さとスピーカーでマトモに鳴ってるか想像つくよね。

バカ団塊を騙すにはでかい箱がいい。耳ツンボだし、しかもバカ

狭い部屋なのにバカデカいウーファー導入した後で、あのボワボワを聴いて「こりゃ違う参った」と失敗に気付くアホばかりなんだね。

小さい箱に大型ウーファー入れたら量は出るが質が劇的に悪くなるというのを証明したのがJBL43系モニター。

だからプロは他に流れた。

ドスンドスンという懐かしい重低音なんてのも流行ったな。


____


二組のスピーカーを同じ部屋に置くことは造作もないが、ある程度のハイエナジー環境で聴く際には大きなフロア型スピーカーが共振するので、

セオリーを順守するオーディオファイルはひとつの部屋に一組のスピーカーしか置かない。

オーディオ評論家のリスニングルームで、二組のスピーカーが常設されている例は見たことがない。
http://ameblo.jp/507576/entry-12028327146.html


Consequenceが戻ってきてから、寂しい思いをしていたのは ESL-57です。

音場型のSPと同じ部屋に置くと微妙な音場情報をフィルムが共振して吸い取ってしまいます。

見事に細かい音が無くなるのです。

それで、T4を聴く場合は、同じ部屋には置けないので隣の和室に置くことになります。

Quadといえば、茅野の家には、44と405IIが、JBLの箱に入ったタンノイIIILZ/ 10inch Monitor Goldを鳴らしています。

405では力があり過ぎて、タンノイと組み合わせると低音過剰になってしまい、低域を減らして鳴らしているのです。

その Quad のコンビで鳴らしたいと願っていましたので、置き場所を兼ねて茅野まで運んでみました。

いや〜驚きました。さすがに純正の組み合わせです。家では230Vにf圧しなければ弱かった ESL が水を得た魚のように水みずしく、また力強くなったのです。
後ろもそんなに空けていません。それでまったく過不足のない音がするのです。

この組み合わせで良くなる理由として第一に考えられるのは、振動系の軽さでしょう。
Quad のフィルムは軽いのですが、面積は大きいです。その大面積から充分以上な低音が聴こえています。405 のワイルドな音が組合わさると平面スピーカーがまったく違う次元の音になるのです。

バーンスタインが最後に録音したタングルウッドでのボストンシンフォニーのベートーヴェンの7番も聴いてみました。
すごい低音です。会場いっぱいに広がっていくのが手を取る様にわかります。

今なら、このシステムは全部で30万ぐらいで買えるでしょう。
少なくとも音楽を聴くのに何の不足も感じません。
東京から CD だけを持ってきても一夏、いや一冬過ごせるだけの素晴らしい音です。何よりも私のどの装置より低音がゆたかですから。


Commented by UNICORN at 2010-10-23 10:13
最近さる方がMIXI日記にかって保有していたESL63の思い出話をかいていました・・・

もう少し低い領域とダイナミックレンジが稼げれば・・・。

小生が過去1年間に経験した複数の ESL57 の再生音は全くそのような不満を感じさせなかったものでした、やはり過去のマスコミの記事に洗脳されが、初めから諦めているような気がします。

惚れたら、途中でおっ放り出すような事をしたら終わりですね。


Commented by TANNOY-GRF at 2010-10-23 18:19
今までの家の傾向の音ではなく、オーケストラが轟然と鳴ります!
驚きました。その分細かい音は少なくなりますが、オーケストラ好きの私にとっては本当に驚きでした。


Commented by TANNOY-GRF at 2010-10-24 20:14
GRFの部屋にあった時とはまったく正反対の音がするのも、57 がいかにHiFIかを証明しています。
問題は、入力の質と部屋との相性なのです。


Commented by GRFの部屋 at 2010-10-26 02:24
>>問題は、入力の質と部屋との相性なのです。
>ここに総ての鍵が有りそうですね。

オーディオのすべてがここにあるといえますね。
入力の質は、最後まで良くなるという事は有りませんから、そこが一番大事です。また、部屋との相性は、部屋の中でならす以上切っても切れない宿命です。

高いアクセサリーを買うまえにどうして、動かしてみないのでしょう?
動かせないという声もありますが、そんなに大きな SP を持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。


Commented by (Y) at 2010-10-26 13:27
>そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。

うちのことですね、すみません(笑)。
でも大きなSPにはあらがえない魅力が有るんですよねー。
特に能率の良い大型 SP は反応もシビアだし、取り扱いが極めて難しいのですが、音の軽さ(特に低音)が魅力なんです。


Commented by GRFの部屋 at 2010-10-26 19:34
>そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。
これは家の事です(笑)
>取り扱いが極めて難しいのですが、音の軽さ(特に低音)が魅力なんです。


そうですね、高能率の SP は音の出の軽さが信条です。
低音が重くないと低音だと思わない重症患者(私でした)が多いので、オーディオ産業が成り立っているのでしょう(爆)
http://tannoy.exblog.jp/14831189/


かつてタンノイ技術部長だったリビングストンが語った言葉


「スピーカーを作る場合の基本的理念というものを考えてみると、感度とか周波数特性とか歪みなどの数字だけを追求していけば、本当の意味でのスピーカーの製造、開発という理念からはほど遠くなってしまうのではないかと思います。

スピーカーとしては、原音を100%忠実に伝えることは無理にしても、いかに最も近い音を伝えるかというのが、その重要な役割だと思います。…

ある人が先月、あるいは先週コンサートへ行った時の音が耳から離れないという時、まさにその音を再現できるようなものでなければいけないと思うのです。…

コンサートホールで聴き、オペラ劇場で聴いた音に近い、リアルな音楽を再現したいというのが、私どもの理想です。

一種のイリュージョン(幻想)というか、まさに真実のように思えるものを音楽の面でいかにより多く与えられるかということが、最も大事なことだと思うのです。…

本当の意味での音楽、音楽の奥深く潜んでいるものを引き出してくる。それがタンノイの追求している一つの理念でもあるのです。」
(ステレオサウンド「TANNOY」旧版76〜77頁)


284 : RW-2 sage 2015/09/07(月) 12:20:23

>コンサートホールで聴き、オペラ劇場で聴いた音に近い、リアルな音楽を
>再現したいというのが

スピーカーシステムより部屋の大きさでしょね。空間が一番高価。

拙者の拙い経験と感覚では

10cmシステムで10帖。30cmシステムなら20帖。38cmシステムなら40帖は必要です。

システムの後方、LR の壁方向も大きく空けて、且つ試聴距離を取って、後方の空間も必要です。高さもあったほうが宜し。

試聴距離 5m〜8m離れて最大 120dBの音圧を得るとなると、システムが 90dB 程度ですと耐入力も 100〜300wクラスが必要。

パワーアンプも大がかりに。

まともにオーディオやりたいならやはり専用ルームが欲しい。

実際、某ライブハウス(満席100席)に置かれてある A7、某レストランフロア(50帖)に置かれていた 2000年製 GRFのスケールは凄かったです。
天井は吹き抜けですし。

家庭じゃ1000万円のコンポを用意してもあの音は無理でしょね。

288 : 薬漬け 2015/09/07(月) 20:14:32
>>284 
確かにそれなりのスケール感を求めようとすると、その位のエアボリュームは要りそうですね。
(英国では総じてスピーカーシステムが小さいのは、それもあるのでしょう。)

一方で、そんなに大音量でなく、空間に立体画を描くような再生の場合には、総じてシステムは大型が有利なような気もしますが。

加えて、「響きの文化」の象徴である英国の石造りサロンなら反響で、さほど大きなシステムでなくとも十全に鳴るでしょうが、「直接音の文化」の権化?であるデッドな日本家屋だと、あまりこじんまりに纏めてはパワー感(パワー自体でなく)不足を来すのではないかな、とも考えたりしています。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1423704997/

TANNOY(タンノイ) 「Landsdown」12inモニターシルバー搭載スピーカーシステム


スピーカーの高さって、試聴ポイント(通常は椅子に座って耳の位置)より下にユニットがくる様な設計のスピーカーシステムは基本的に家庭用となりますので、このモデルも家庭用高級タイプになります。

通常英国では家庭用スピーカーシステムとしては大型でも12インチ搭載モデルを使用していました。

Tannoy Autograph や GRF などはある意味特殊用途で大きな広間などにおく場合に使われていました。

その場合はキャビネットの構造もバックロードホーン型を採用しています。

一般的な部屋の広さでスピーカーシステムからリスナーまでの距離が近い場合は、低域がリニアに出る、バスレフ型か密閉型なのです。

Tannoy Autograph や GRF などバックロードホーン型は家庭用PAに位置付けられます。

スケール感や音場感には優れますが、リニアリティは無理な要求なのです。
Tannoy AutographやGRFはメーカーのフラッグシップモデルだから良いと言うのは間違いです。

リスナーの用途に応じて機材は選択するべきです。だから、一般の家庭での音楽鑑賞用としては TANNOYであればこの「Landsdown」が最も高級であり適当だと思います。
http://vintage-audio.jp/?p=450

タンノイ創設者の「ガイ・R・ファウンテン(1901年-1977年12月10日)」は一番小さなスピーカーシステムの「イートン」を愛用していた


TANNOY Eaton \80,000(1台、1976年頃)
2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 全帯域用:29.5cm同軸
出力音圧レベル(新JIS) 87.5dB/W
外形寸法 幅350×高さ520×奥行250mm 重量 14kg
http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/eaton.html

彼は家ではほんとうに音楽を愛した人で、クラシック、ライトミュージック、ライトオペラが好きだったようです。

システムユニットとしてはイートンが二つ、ニッコーのレシーバー、それとティアックのカセットです

彼はステータスシンボル的なものはけっして愛さなかったんですね。その代り、自分が好きだと思ったものはとことん愛したわけで、

そのためある時には非常に豪華なヨットを手に入れたり、またある時にはタンノイの最小のスピーカーを使ったりしました。

つまり、気に入ったかどうかが問題なのであって、けっして高価なもの、上等そうにみえるものということは問題にもしなかった。

大掛かりなシステムがいいわけではなく「シンプルな響き」の方が「重厚長大な響き」に勝るという事なのです
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b93b6d7d42835ea091105bb9a4bb4b4b/


:::::::::|         /            `丶.
:::::::::|     ,. -v'                  \   まーた変なところに迷いこんじゃったよ…
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:::::::::|    \      ¨   _            l  元の世界に帰れるかな?
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日本人のオーディオ観を狂わせたのは菅野沖彦とステレオサウンドの成金趣味が原因でしょう。


菅野沖彦

さあ僕とオーディオについて語ろう。ただし


装置総額1000万以上

レコ−ド枚数10万枚以上、

年収5000万以上、

愛人5人以上


でなければ オーディオについて語ってはいけないよ。では始めよう!!

___


五味康祐の視点で診る、オーディオ評論家のシステム


「五味オーディオ教室」という本に、菅野沖彦の音についての感想 が載っています。

菅野沖彦の音については、録音技師の聴く音であって音を響かせようとしておらず、 ステージがない、音の歪のない再生を追及するあまり無機的な音と評価しています。

ただ、だから菅野沖彦の音はだめだというつもりはありません。

音の好みは人それぞれ違いますから、菅野沖彦の音を好む人がいても当然のことと 思います。

しかし、ステサンなどで菅野沖彦の書いた文章を読むと、音に関することばかりで、 作曲家や指揮者、演奏家に対する感想などなく、音楽的教養が、限りなくゼロに近い人間だという事がわかります。
http://6629.teacup.com/fuku25252/bbs/2657


つまり菅野沖彦は音はわかるが、音楽は理解していないということですね。

録音エンジニアだったので周波数特性とか絶対音感は優れているのですが
音楽や音色の価値がわからないんですね。

だからこそ JBLとかマッキントッシュのあの酷い音を平気でずっと聴いていられるという事でしょう

     ∧_∧ ミ ギャーッハッハッハッ! 猫に小判!ブタに真珠!へっぽこ☆オーディオマニア!
 o/⌒(. ;´∀`)つ 
  と_)__つノ  ☆ バンバン


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c1

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
2. 中川隆[6683] koaQ7Jey 2017年2月13日 10:17:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7143]

元々、ハイエンドオーディオというのは こういう音楽がわからない資産家向けのものなんですね:


Goldmund Telos 5000 mono power amplifiers ¥38,000,000(税別)
http://www.goldmund.co.jp/pro.html

ゴールドムンドジャパン、GOLDMUNDの製品を値上げ
http://www.phileweb.com/news/audio/201303/01/13071.html

GOLDMUND「 Apologue Anniversary 」世界限定25セット \70,000,000(ペア)
http://www.avcat.jp/main/avnews/2013/09/02/goldmund%E3%80%81%E3%80%8C-apologue-anniversary-%E3%80%8D%E5%9B%BD%E5%86%85%E7%99%BB%E5%A0%B4%EF%BC%81%EF%BC%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%99%90%E5%AE%9A25%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%82/

ゴールドムンド究極のスピーカーThe Goldmund ProLogos発売。
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2014/02/20/28322.html


スマウグの巣穴にて 万策堂の私的オーディオインプレッション
by pansakuu | 2017-01-03 16:28
http://pansaku.exblog.jp/25120472/

この東京には多くの外国人が暮らしている。

都心の低層マンションのワンフロアを借り切って住んでいた彼もその一人である。

http://pansaku.exblog.jp/iv/detail/?s=25120472&i=201701%2F03%2F28%2Fe0267928_16292832.jpg


見かけは小太りで小柄な老年男性である。客に対する柔らかな物腰と笑顔は多くの日本人の警戒心を何時だって解きほぐしたものだ。お決まりのような外国なまりは多少あったものの、日本語は大変流暢であった。私は事情があって渋々出掛けた集まりで彼に出会い、その場で共通の趣味を持つことを知った。すなわち彼は”自称”オーディオマニアだった。

彼と二人きりで初めて食事をしたのは香港であった。

あの時のことはよく覚えている。

眺めのよいレストランの大窓から見える高層ビルディングの中から、香港ではそこそこ有名なあるホテルを指さして、あれは最近まで私の持ち物だったが、この前の株価の大きな変動で手放さざるをえなくなった、残念ですと彼は言ったのである。彼が自分のカネに関する話をしたのは、その時が最初で最後だったと記憶しているが、その一言だけで、はっきりとその財力の大きさが意識された。

ただ、彼の財力は彼の商売熱心から来たものでも、受け継いだ遺産でもないらしいことも別な人間から聞いて私は知っていた。彼はアフリカや東南アジアで商売はするが、損失も少なくないと聞いていた。また、彼にはこの国には身寄りがいないとも。それらの大切な人間関係を全て本国へ置いてきたのだ。政治的な問題に巻き込まれたらしいのである。

そういう事実上の亡命者である彼の財力は、本国でのかつての政治的立場の高さから来たものだろう。深い事情を知らない者は、そのカネの性質について、これ以上は言うまい。ただ、言っておきたいのは、そういうお金の流れがなければ、物事がまるで回らない国も現実に存在する。彼は好きでそれを貰っていたわけではない。自分の運命に対する諦めと自衛本能がその莫大な蓄財の源泉なのである。
とにかく金持ちには金持ちにしかない悩みがあるのだ。


そういう物凄い財力でオーディオをやる。

一見してそれは私のような貧乏人にとっては大変羨ましいことであった。

私は香港の彼の家に行った。

らせん状にカーブした階段を下りると天井の高い大広間にポツンと GOLDMUND の Full Epilogue と Ultimate シリーズのセットが置いてあった。

ケーブル類やアクセサリーを合わせると総額では一億円に近いラインナップであった。
ポツンと書いたのは、その部屋が広かったのと、家具も少なく人っ気がなかったからである。

ああゆうテニスコートみたいに広くて天井の高い環境でボリュウムをいっぱいに上げて聞く GOLDMUND のフルシステムの威力は凄まじい。

オーディオは部屋だという人がいるが、それは違う。
部屋なんかで鳴らしているうちはまだまだなのだ。

もし、それを言うなら空間だろう。
あれは部屋と呼ぶにはあまりに広かった。天井が高かった。

最高級の GOLDMUND のフルシステムが、ああいう部屋で鳴るからああいう音になる。

日本のショウで似たようなシステムを聞いた覚えもあったが、だいぶ違っていた。

柔らかで清々しい大嵐が部屋中に吹き荒れるような時もあれば、ひたひたと迫る音の洪水に囲まれてリスナーはもう溺死しそうになる時もある。

そんな狂瀾の場の直後にも、小さなクモの足音のような恐ろしく小さな音が聞こえるような静寂が訪れる。

だが、こういう超富裕層の常なのか、彼は良い音で音楽を聞くことを愛したものの、現在、市場にどのような機材が売られているのか、細かい情報はほとんど知らなかった。

この GOLDMUND のフルシステムも、私のように方々に試聴へ行って検討を重ねて購入に踏み切るなどというまわりくどい過程を好まない。知り合いに紹介されたオーディオショップで勧められるままに買ったというだけのようであった。

会った当初、GOLDMUND 以外のメーカーの機材にことを彼はほとんど知らなかった。

そのせいか、私が様々なメーカーのオーディオの話をするのを彼は面白がった。

例えばシステムの全てを一つのメーカーの製品で揃えるのではなく、色々なメーカーが作り出したものを組み合わせて楽しむこと。

海外の金持ちにはそういう視点が完全に欠落している場合がある。

要するにどれとどれを組み合わせるのか、考える暇もないほど忙しく、またそれを面倒と思っているらしい。

お金はだすよ、あとは任せた、うまくやって頂戴。

でもそれじゃオーディオは楽しくないと私は彼に説教した。 身の程もわきまえず。

彼はいつものように、にこやかにうなづいて聞いていた。

しばらくして、また彼の家に行くとステレオサウンドがソファーの上に置かれていた。
聞くと、今まで、こんなに有名な雑誌すら、手にとって読んだことがなかったらしい。

しかし、その後、周知の事情で彼は香港に居られなくなった。実はそれは大昔に結ばれた条約で決まっていたことだった。そして彼の居場所はさしあたり日本に限られることとなった。勢い彼と私は、以前よりは頻繁に会えるようになった。

低層マンションのワンフロアを借り切った彼の東京の棲家には、いわゆる執事ではないが、それに近い役目をする人、独り者の食事の世話等の家事を行う日本人男性が雇われていて、私の自宅から送り迎えをしてくれた。片道40分以上かかるその道行、陽気なその男性は雇い主の話をしてくれることもあった。

意外なことに、その男性が言うには、主人はとにかく一貫して怖いのだと言う。
時には些細なことで、憤怒にかられた竜のように暴力を振るって、女たちを困らせるのだという。

折檻される女か。どこにそんな人がいるのか?
私は少なからず驚いた。一方、その男性は私がこの話を聞いて驚いたことに驚いて、即座にその話をやめてしまった。そっちの方のお仲間だと誤解していたのであろうか。

富豪の中には壁にかけるトロフィー(ハンティングで仕留めた獲物のはく製)のように美しい女性を収集する者がいるが、彼にその趣味はなさそうなどころか、女性の姿や匂い、持ち物を一切、彼の家でみたことがなかった。深く秘められているのだろうか。

オーディオもまた彼が外部に対して秘めている趣味のひとつかもしれないとその時気づいた。私は気に入られていたのかもしれない。オーディオ限定で。


トルーキンの編んだホビットの冒険という本にある、中つ国に棲む竜、第三紀における最強にして最後の竜スマウグを私は思い起こした。


http://pansaku.exblog.jp/iv/detail/?s=25120472&i=201701%2F03%2F28%2Fe0267928_16292964.jpg


彼は財宝の上に眠り、全てを知る者である。
そして、その怒りと悲しみを受け止められる人間は存在しない。

私はスマウグの巣の中でオーディオを愉しむことを許された、か弱い特殊な人間であった。そして現代の最上のハイエンドオーディオはこういう人間に消費されているのだと私は教わったのである。

これほどハイエンドオーディオが高価格化し、たかが音楽を聴くだけのために払う対価としてはありえないレベルになっているのだが、これをあえて買って聞く人間はやはりどこか普通でない側面を持つ可能性がある。

また彼らのうち少なくとも何割かはオーディオや音楽に深いこだわりをもたないらしい。

これこそ理解に苦しむような気もするが、しかしむしろ腑に落ちるような気もする不思議な側面でもある。

彼と連絡がとりにくくなってからずいぶんになる。
私が油断している隙に東京から退去したのだ。
今はアメリカにいるが、そこも仮の宿なのだろう。
多少、大袈裟な言い方なのかもしれないが、追手が来たと彼は笑う。
国の財産を持ち出した者に仕立てられているとか。

この前、WSJ を読んでいたら、確かにそういうことがあるらしいと書いてあったっけ。
仮に犯罪人引渡協定がある国だとすると、本国に送還されてしまうらしいのだ。

そういう彼は東京に戻ってくることがあるのだろうか。ないかもしれない。

でも個人的な希望としては、オーディオはどこへ行ってもやめないでいただきたい。
そしてステータスシンボルとしてではなく、本当に心からオーディオを好きになってもらいたい。

いつか、どこかの国のオーディオショップでソファーにうずもれて試聴している、小柄な老人の後ろ姿、あの丸い頭のシルエットを私は見かけるかもしれない。
その背後に神秘的な暴竜のオーラを漂わせながら、目を閉じてオーディオに浸る彼の横顔をもう一度拝めるだろうか。 私には分からない。
http://pansaku.exblog.jp/25120472/

黄昏のハイエンドオーディオ:自滅と救済
万策堂の私的オーディオインプレッション
http://pansaku.exblog.jp/20975164/

「ところで、話は難しいのだけれど、ひとついいたいことがあるんですがいいかな」

これから書く話は面白い話ではない。
むしろ“難しい”話である。

不適切な表現、思い過ごしや嘘も含まれるだろう。
無駄な議論に加わらないようにするため、
定義をぼかした言葉をあえて使うかもしれない。
なにしろ“難しい”話なのである。

あるオーディオ雑誌の2013年 冬号に載った、評論家の方のコメントが、私の中にずっと突き刺さっている。

「最近のオーディオ機器は少々高すぎるところがあるように感じるんです。(中略)
やはり高い。普通の人たちが一生懸命に頑張れば買えるような製品に、いいものがもっと増えてくれないと、本当のオーディオ好きがついていけなくなってしまう」

確かに件(くだん)の評論家の方が、この発言に前後して650万円のアナログプレーヤーを購入したことを思う時、この発言内容に若干の違和感を覚えるのは私だけではないだろう。しかし、かく言う私もAir force Oneのほぼ半額に過ぎないが、350万円もする高価なフォノイコライザーを買ってしまっている。つまり生粋のオーディオファイルにはこのような側面がある。

気に入ったオーディオ機器に関しては、価格を度外視し、音楽しか聞けない装置に支出できる限界を忘れることを志向し続ける。私のような人間はそうやって常識から離れ堕落していけばよい。だが、そういう少数の極道だけで、ハイエンドオーディオ界全体を支え続けることはできないと思うし、盛り上げるというレベルにいたっては不可能とさえ思える。

私がハイエンドオーディオの機器に高価なものが増えてきたという意識を明確に持つに至ったのは、Goldmund が TELOS5000 というパワーアンプを開発し、2008年の東京インターナショナルオーディオショウで披露した時である。私はそのデモに立ち会った。詳しくは述べないが、一言で言えば大変に凄い音が出ていた。万人が良い音と感じるかどうかは別にして、驚異的な音であった。

一方、値段を見るとやはりというか、富豪向きの価格であった。3990万円。モノラルパワーアンプ一組だけで、3990万円である。ローンで家を郊外に買ってカツカツで暮らしているような日本人サラリーマンにはまるで買えない金額である。もともとGoldmundのUlitimateラインは元来ケタ外れに高価なのだが、このTELOS5000は、その遥か上をゆく価格設定であった。


私がこれについて思ったのは、良かれ悪しかれ、こういう音の世界を大勢のオーディオファイルが知っていて損はないだろうとか、そしてこういう音の片鱗を家庭で楽しめれば、幸せだろうとか、そんなことではなかった。問題は音ではない。この価格でも売れてしまったことだ。(日本でも売れた。)つまり音さえ圧倒的に良ければ、どんな値付けのものを作っても売れるということをメーカーに分からせてしまった、実績を作ってしまったということが問題のように思えた。

こういう富豪向けのビジネスモデルが成功すると知れわたったのち、一部のメーカーがそういう方向性へ製品開発の舵を切ることは予想できた。案の定、いくつかのメーカーが、それまでの最高級ラインのさらに上のラインを新設しはじめていた。TELOS5000 ほど高価ではないが、製品の基本構成は変えず、細部を高級化した機材も増えてきた。無論、こういう傾向はレトロスペクティブに見ればTELOS5000の発売以前からあった。世界中にグローバルに活動する富豪たち、超富裕層が散在し、その数を増やしてきたことに呼応する動きだったのである。

TELOS5000は、オーディオの世界で目立ち始めた富豪向けビジネスの一つに過ぎなかった。


普通の人たちにオーディオ機器の値段の話をすると、それなら車が買えるね、と言われ奇異の目で見られることはオーディオを長くやっていると、誰しも一度は経験があろう。

しかし、クルマと一口に言っても、何を指すのか。極端な話をすれば、現代には3億円でも買えない車がある。ランボルギーニのVenenoである。1億円オーバーの車ならば、マクラーレン、ブガッティ、ケーニグゼグ、アストンマーチン、フェラーリなど各社から発売されている。隆盛しつつある富豪向けのビジネス、それは他の世界のおとぎ話であると思っていたが、これほど目立つようになると、それに煽られる他業種のメーカーも、一般の消費者も実は少なくないかもしれない。

私の中での問題、それは富豪向けの価格帯の機器、普通のオーディオファイルにとって完全に絶望的な値付けの機材が増えて困るということではない。むしろ中途半端に高価なものが増えたということである。

具体的には単体で400万、500万、600万円台という機材の増加である。
これはスピーカーとパワーアンプにおいては10年ほど前から認められる傾向である。

またケーブルに関してはワンペア100万円オーバーのスーパーハイエンドの製品が散見されるようになったのも、ここ10年くらいのことだと思う。PADのDOMINUSシリーズが先鞭をつけたものだ。これらは富豪向けの価格帯の機材の増加に煽られた製品開発によるもののようにも私には思える。

アンプやスピーカーについては、以前は500万円近辺の価格帯が事実上の最上位であり、セカンドベストとして300万円台という位置付けだったように思う。その上の価格帯の機器、すなわち800万円〜1000万円台の機器は以前はかなり少なかったのに、最近、このレンジの機器が海外のオーディオショウなどで目立つようになったように思う。住宅事情等があり、日本にはあまり輸入されておらず、ステレオサウンドでも取り上げないのであまり知られていないかもしれないが、超弩級と呼ばれるアンプやスピーカーがその数を増やしているのではないか。海外のショウの写真を見ているとそう感じられる。

そういう超高価な製品の増加の結果、相対的に500万円台がセカンドベストに下がってしまったような感じがある。そもそも単体で400〜500万円というのは普通のオーディオマニアが頑張って買うか買わないかの境界である。ここを越えれば購入をかなり躊躇せざるをえないというか、実際、多少の貯金があってもあきらめる金額だと思う。

こういう状況で、仮に頑張って400〜500万円台の機材を導入しても、さらに上があると知っていれば、どこか落ち着かないだろう。500万円を払っても心の平安は訪れないかもしれないということである。300万円台でもかなり頑張っているつもりの人はなおさらかもしれない。高価なケーブルに関してはワンペア200万を超えるインターコネクトは完全に富豪向けビジネスに煽られているというか、富豪向けの商売そのものと言わざるを得ないが、500万のアンプよりも絶望的な価格ではないので、物好きというか、一点豪華主義で買う一般人もいるようだ。面白い。

なお、金額的にはそれほど高くないところなのだが、高級CDプレーヤー、SACDプレーヤー、DACの値段が、ここ10年で軒並み100万円、200万円以上アップしていることも見逃せない。

10年前はdcsの最高級システムは400万円台であった。今は1000万円台である。海外の高級なシルバーディスクプレーヤーの価格の高騰はもしかするとアンプやスピーカーを上回るのかもしれない。

それでいて過去の製品より、値上がりした全ての製品、より高価な最近の全ての製品の音質が良くなったと言い切れるか?

これ以上は言うまい。


では、実際、どうなのだろう。

試みに2003年のステレオサウンドベストバイと2012年のステレオサウンドベストバイに載った機種数とその価格を簡単に比較してみよう。(ざっくりやっているので細かい数字は間違いがあるかもしれない。あくまで傾向の把握のためにやっている)
例えば、160万円以上の価格帯のスピーカーシステムにおいて。

400万円オーバーのスピーカーは2003年には11機種、2012年は6増えて17機種取り上げられていた。やはり高価なものが増えた印象を受ける。

また、200万円以上の価格帯のパワーアンプにおいて、400万円オーバーのアンプは2003年は8機種、2012年は3増えて11機種取り上げられていた。

さらに、100万円以上の価格帯のデジタルディスクプレーヤーにおいては、200万円オーバーのプレーヤーは2003年は4機種、2012年は何と10増えて14機種取り上げられているのである。PCオーディオの普及によりデジタルプレーヤー離れが急速に進む中で、プレーヤーの価格は逆に著しく上昇している気配である。

デジタルディスクプレーヤーについては中古買い取り価格も最近は驚くほど低く、したがって中古価格も安いので、これではますます新品は売れなくなるのではないかと思う。

加えて、フォノカートリッジ。30万円オーバーのものは2003年には5機種、2012年は6も増えて11機種が取り上げられている。カートはアナログに欠くことのできない要素だが、アナログオーディオも高騰している部分はあるということだろう。

もちろん、大変に大雑把で一面的な捉え方、調べ方なのだが、こういう結果を見ると、やはり約10年の間にオーディオ機器のいくつかの分野で価格が高騰しているらしいというイメージは湧く。

なおプリメインアンプやフォノイコライザー、アナログプレーヤーについては2003年のステレオサウンドベストバイと2012年のステレオサウンドベストバイの差はあまりなく、プリアンプに至っては、むしろ若干安い製品が増えているようである。どの分野もそうなっているとする根拠はないらしい。ただ、アナログプレーヤーについては海外に多数ある超弩級ターンテーブルが日本にほとんど輸入されていないことを考えると本当に据え置きになっているのか分からない。

そういう高価なモノの話をしていると誰かが諺(ことわざ)めいたセリフを吐くものだ。

「足るを知る」とは言うが、だいたい、足るを知っていたなら、オーディオなどという趣味に足を突っ込んだりしないだろう。いつも上を見て、前進するというのがハイエンドオーディオの宿命である。確かに500万円台の機材増えてきたのに、それが買えないからといって、やる気をなくすことはないだろうが、なにかハイエンドオーディオの滋味の真髄が自分の手の届かない場所へ離れてゆくような、どんどん遠くに行ってしまうような気がして、いたたまれないのは間違いない。

Air Force OneやVivaldiシステムが聴かせる音の隔絶した素晴らしさはハイエンドオーディオならではのものである。この音の快楽が世界からなくなって欲しくない以上に、あまりに遠いものになってほしくないという思いが私には強い。

金持ちは不滅だから、ハイエンドオーディオも不滅かもしれないが、多くの機材が手の届かないほど遠い存在になってしまうことは問題である。だが、これはもう現実に起きている。10年前、20年前にはこれほど高価な機器が多いという印象はなかった。こういう価格設定の変化が影響してか、あるいは他の要素か、一般のオーディオファイルの活動が、もしかすると鈍らされているのではと疑う節もある。

インターネットを見渡すと、単体で200万円を超える機材について実際のユーザーから発信される情報は、リーマンショック以降から既に少なくなっており、政権が代わった最近になっても回復しないどころか、未だ寂しい状況と見える。単体500万円を超えるアンプなどのレビューとなると本当に少ない。また、原因は様々と思うが、有名なオーディオのブログもいくつかは閉鎖されたり、開店休業状態におちいったりしている。これもやはりここ数年のことのようである。

一方で、その代替となるハイエンドオーディオに関する活発なレビュー活動や訪問試聴やオフ会を催す、新たなブログはほとんど現れていないように見える。ハイエンドオーディオとは関連が薄いヘッドホンに関するブログやレビューは一時、非常に活発で盛り上がっていたが、それらのブログさえ最近は明らかに更新の勢いが鈍っている。つまり全体に低いところで安定、沈静化している印象なのである。

日本全国におけるオーディオのHPどうしのリンクもハイエンドオーディオのユーザーどうしの個人的つながりもほぼ固定化しつつあり、流動的な要素がやや減っているように思われる。さらに、SACDの長期的な凋落傾向が顕著な例であるが、オーディオをやる動機となる音楽自体が売れていないという世の中の傾向もオーディオをやろうという機運をさらに盛り下げる。

ついでに言えば、オーディオファイルが使う音源の固定化も私には寂しい。本当にクラシックとJAZZだけ聞いていて面白いのか?私にはそうは思えない。そうは言っても、若い人に人気がある新しい音楽としての、アニソンやラップやJpopが、それらの古典的なオーディオファイルご用達の大人音楽の世界を侵食するような、音の良さを発揮していないのも寂しい。

さらに深い視点に立てば、私の周辺に感じられるオーディオの長期的な凋落傾向の深層には、バブル的な購買心理の消失よりも日本人の高齢化と人口減少が影を落としているように思える。これは日本のオーディオの凋落というより、日本の凋落というべきなのかもしれない。

ハイエンドオーディオというものは現在、黄昏(たそがれ)の時代に入りつつあるように私には思われてならない。少なくとも日本にいるとそう感じる。その要因のひとつにハイエンドオーディオ機器の価格の高騰というのが、やはりあると思う。しかし、これはハイエンドオーディオという趣味がマークレビンソンらの手によりアメリカで誕生し、趣味として確立された時から運命付けられていたことなのかもしれない。

そもそもハイエンドオーディオの定義とは先述した評論家の方が言うように、音楽再生への「こころざしの高さ」を意味するものである。高価であることを意味するのではない。しかし、これは同時に高価であることを否定しない意味であることを忘れてはいけない。

ここでは音楽再生への「こころざしの高さ」を実現するためなら、どのような対価も厭わない勢いが見え隠れする。この隠れた勢いによって、ハイエンドオーディオは必然的に高価となり、高価となるにつれて多くの人の手から離れた遠い存在に変わっていったように思われる。こう考えればハイエンドオーディオは成熟するにつれ、自滅する運命にあったと言えるのではないか。

オーディオの風景を形作るのは錚々たるスピーカーやアンプではない。あくまでそれを使いこなす人の姿である。無人の荒野、無人の峰々。オーディオの美を堪能する主体である人間がいない場所に、実はオーディオという趣味はなく、空洞が拡がっているだけである。このように空洞化してゆくハイエンドオーディオには未来はないかもしれない。退廃的な考えだが、ここでの問題は長い黄昏時にいかに美しい花を咲かせるか、いかに美しく滅びるかにかかっているのではないだろうか。

富豪オーディオに奔(はし)る一部のメーカーも、その影響に煽られる他のメーカーもユーザーたちも、その耽美的な自滅への貢献として考えれば、腹も立たない。この黄昏状態が価格の高騰によるものだけではないということを思えば尚更、それに対して怒る気分にもならないのである。


オーディオという趣味を山に喩えてみる。

オーディオという山の成長は止まっていない。本物の山脈と同じく少しずつ高くなる。プレートテクトニクスという言葉はもう古いが、地形も実は変化し続けるものなのである。だから頂上も徐々に高くなる。こうしてハイエンドオーディオと呼ばれる頂上付近の領域、その周辺の空気は山が高くなるにつれ薄くなってゆき、そこに到達できる人の数は少なくなってゆく。

私個人は、いまだに山を登っているのだが、だんだん日が暮れてきて、周りに一緒に頂上を目指す人が少なくなってきたように思う。しかも、まだ上っている人はベテランの、というか高齢のお金持ちの人ばかりになってきていている。ベテランたちのなかにはいくつかのパーティを作って登る人も見受けられるが、そのパーティの数も増えていないようだ。

一方、自分よりも若い人が後から登ってくるのを見ることが少なくなった。彼らは下の方に留まって登ることを考えなくなったり、時には下山したりしている。またヘッドホン・イヤホン山というもっと低い山(というか丘)に上がって、頂上に大勢たむろしている様子も、ここからはよく見える。

山の中腹の売店では少しチャチなPCオーディオ機器やお馴染みのタイトルばかりのハイレゾ、DSDデータを売る者あり、裏道の登山道の途中でヴィンテージのウエスタンやクォードやJBLを並べて渋い商売をしている露店もあり、それなりに面白くはあるが、いくつかある頂上へ向かうルートが閑散としつつあるのは変わらない。

また、頂上付近では富豪と呼ばれる人が、ヘリコプターでてっぺんに舞い降り、悠々とお茶をしてから、また別の頂上目がけて飛び去ってゆくという荒業(あらわざ)も時に目にする。ベテランのオーディオファイルたちは無言で、それを軽蔑する。オーディオは過程を楽しむことも大事なんです、高価なオーディオが、必ずしもいい音とは限りませんよね、とかなんとか。とにかく、なにか言いたげに互いに目配せするのである。私は返事に困って、自分でも意味不明な微笑で返す。

そんなこんなで、まだまだ賑やかな山々ではあるが、確実に黄昏は忍び寄っている。人影は徐々に疎らになっている。登山者たちは老いてゆく。老兵は消え去るのみ、そして補充人員は稀だ。この状況を思わないのは鈍感か、あるいはそちらに目を向けないようにして登山しているかどちらかである。現実を受け入れるか、受け入れないか、これはたかが趣味であるからして、個人の勝手である。もしそうなら、どうせ自滅するなら、とことんまで美しく滅びたいと投げやりに言い放つのも勝手であるはず。誰が悪いわけでもない。以前からそういう流れだったのに気付かなかっただけだ。


救済もないことはない。

まだハイエンドオーディオは売れないと決まったわけではない。CH precisionのD1というSACDプレーヤーはあれだけ高価であるにもかかわらず日本で売れている。この調子なら日本国内で100台近くが稼働することになるであろう。まだまだ、多くの人が最上級のサウンドを愉しみたいと欲し、相応の対価(?)を支払うのである。

やはり、購買層は高齢者に偏っているが、逆に考えれば日本国内のD1の多くは、中古として今後10年のうちに日本中のセカンドオーナー、サードオーナーへと比較的手頃な価格で拡散してゆく運命にあるとも言える。

この最高級単体プレーヤーのオーナー経験者が、時間をかけて倍々に増えていくことは日本のハイエンドオーディオのレベルの底上げに寄与するはず。この高価なプレーヤーがこれほどの台数売れたことに明るい救済の光をひとまず見出すし、ドライブメカが壊れず、ディスプレイも無傷のままに、多くの人のもとへ、この素晴らしいプレーヤーが届いて欲しいとも願う。


そして例のDevialetである。ハイエンドオーディオはもうDevialetの時代だと言った人がいる。この極めて多機能でコンパクトでスタイリッシュ、しかしハイエンドオーディオとしてそれほど高価とは言えないDAC付のインテグレーテッドアンプD-Premierから出てくる音は、現代最高級のサウンドではないにしても、一般のオーディオファイルが苦労して行き着く水準はポン置きで軽々とクリアーしているように聞こえる。

このようなオールインワンに近い優秀なオーディオ機材が、多数の重たい筐体を連ねて、やっとのことで音を出す、旧来の物量投入型のオーディオを駆逐するかもしれない兆しは、新たな時代の到来とも取れる。このDevialetのアンプは美しく小さく、コストパフォーマンスの高いオーディオを、シンプルなインテリアに組み込みたいという新たなオーディオファンを増やすにちがいないし、また重厚長大なオーディオに飽きたベテランのセカンドシテムとして強くアピールすることだろう。Wadiaからも類似した製品wadia intuition 01が出て来ていることもあり、これから盛り上がる分野かもしれないと期待は高まる。


PCオーディオの隆盛も明るい材料と言えるのかもしれない。

10年前のステレオサウンド誌が手元にあるがPCオーディオを思わせる話題は全く載っていない。これは新しい動きなのである。手持ちのPCとDACをUSBケーブルで接続すれば、高額なCDプレーヤーに勝る音質を気軽に実現できるというキャッチに煽られ、老若男女がこのPCオーディオに挑戦している。

日本人は一般にネット上では懐疑の罵声を上げるのだが、結局は煽られやすい。確かに手軽に便利に、そこそこの高音質を与えてくれる安価な手段であり、コストパフォーマンスは高い。自作PCでゲームやアニソンを楽しんでいたオーディオに関心を持たない若い人たちと、オーディオを安く再開したいと願う定年後の団塊世代が、オーディオという趣味に走るきっかけとなった。

ただ、このオーディオの様式にはオーディオについての知識以上にPCに関する知識を要求する側面があり、オーディオをやっているのかPCをいじっているだけなのか、分からなくなるところがあって困るが、とにかく多くのオーディオに無関心な層を、オーディオという趣味の内部へ引き込む役割をしたように見えることは特筆に値する功績である。


特にPCオーディオに関しては明るい材料というだけでなく、従来のパッケージメディアに依存したオーディオ観を突き崩すかのような勢いを感じる。これは救済の名を借りた破壊なのかもしれない。アドルノは「誤謬に満ちた世界で未来像を描いたところで、それは曖昧な代物に過ぎない。建設に先立つ行為は現状では破壊の他にはない」と言ったが、PCオーディオが破壊する旧いオーディオの概念の残骸の上に何かが建設されるというのだろうか。黄昏の向こうにある夜を越えて我々が耳にするオーディオがあるとしたら、それはどのようなものだろう・・・。

こうして拾い上げた明るい欠片たちは、ハイエンドオーディオそのものから派生したものではないという点では共通している。外から来て、ハイエンドオーディオに影響を与えているモノたちである。

残念ながらハイエンドオーディオ自体が内部から変わる兆しは感じない。こうなると、私としてはDevialetはむしろハイエンドの凄味みたいなものに染まらないで欲しいし、PCオーディオはオーディオオタクの趣味というよりパソコンオタクの余技のようなものであって欲しいと思う。ハイエンドオーディオの底なし沼に落ちたが最後、滅亡の道を辿りかねないからだ。

道連れは我々のみでよい。

こうして、いろいろと私的な御託を並べてみたが、永遠と見誤るほど長く甘美な黄昏を味わい続けることは至福そのものである、という私個人の立場、結論に変わりない。これは「ベニスに死す」というヴィスコンティの映画をスローで流している、そんなイメージに近い。昔、この映画をはじめて見たとき、ラストシーンがいつまでも続いて欲しいと願ったことが思い出される。これは醜悪が美を求め焦がれて自滅する映画である。

映画はいつか終わる。
だが、オーディオという趣味は映画ではない。
筋書きはなく、実はラストシーンもないのである。

この世界に富豪たちが増えてゆくかぎり、
ハイエンドオーディオの機器は
どんどん遠い存在となる宿命なのかもしれないが、
オーディオという趣味自体は終わらないはずだ。

これは確かに“難しい”話だが、
過度の心配はしないようにしている。
なにが起ころうとも、
オーディオファイルであることを捨てられない私は、
なにが起ころうとも、
ハイエンドオーディオの行方を追い続けることになるだろう。

ただ、ひたむきに追い続ける所存。
この耳が聞こえるかぎり、
黄昏の果てまでも。

by pansakuu | 2013-08-24 22:08 | その他
http://pansaku.exblog.jp/20975164/



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c2

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
3. 中川隆[6684] koaQ7Jey 2017年2月13日 10:56:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7144]

AC2 audio&cinema 岡山のオーディオ・ホームシアター専門店
ハイエンド・スピーカー GIYA ギヤ、B&W オリジナルノーチラス
http://www.ac2.jp/tp/au_hispk.html
http://www.ac2.jp/menu.html

スピーカー追求道
http://www.diyloudspeakers.jp/

オーディオの足跡 −オーディオ機器を新旧・性能を問わず何でも紹介−
http://audio-heritage.jp/

オーディオ逸品館ポータルサイト
http://www.ippinkan.co.jp/

B&W
http://www.bowers-wilkins.jp/

Tannoy
http://www.esoteric.jp/products/tannoy/

KEF
http://www.kef.com/html/jp/showroom/flagship_hi-fi_series/muon/fact_sheet/muon_group/muon/index.html
http://www.kef.com/html/jp/showroom/floorstanding/index.html

Avalon Acoustics
http://www.avalonacoustics.com/
http://www.taiyo-international.com/products/avalon/sentinel/
http://www.taiyo-international.com/products/avalon/

Sonus faber
http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/SONUSFABER.html
http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/index.html

VIVID audio
http://www.vividaudio.com/
http://www.stellavox-japan.co.jp/02vividaudio/index.html

Wilson Audio
http://www.axiss.co.jp/fWilson.html

GOLDMUND  
http://www.goldmund.com/
http://www.goldmund.co.jp/index_g.html

LINN
http://linn.jp/

JBL
http://www.harman-japan.co.jp/jbl/
http://www.jblpro.com/
http://www.hibino.co.jp/proaudiosales/product/jblpro/index.html

McIntosh
http://www.mcintoshlabs.com/us/Pages/Home.aspx#
http://www.mcintoshlabs.jp/jp/Pages/Home.aspx#

FM ACOUSTICS
http://www.axiss.co.jp/brand/fm-acoustics/fm-acoustics/
http://blog.goo.ne.jp/audiospacecore/e/43bd5f7405b8e84f975aab23f4b7f481
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c3

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
4. 中川隆[6685] koaQ7Jey 2017年2月13日 11:08:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7145]

「1,600万円のオーディオ装置」 2008.3.28
http://classic.opus-3.net/column/018-2/

先日のブログにも書いたことだが、とある友人の紹介でオーディオ輸入業を仕事とされている方のご自宅を訪問させていただき、ご自慢の装置でいくつか音盤を聴かせていただいた。

何とスピーカーや高性能アンプ、CDプレーヤーなどで正味1,600万円ほどだという。地下1階の防音の効いた30畳ほどのリスニング・ルームにどっしりと鎮座している様は誠に神々しい。

あらゆるジャンルの音楽(J-Popから民族音楽風のもの、Jazz Vocal、クラシック音楽など)を耳にしたが、どうやらこのマシーンはオーケストラを聴くために調整してあるらしく、やはりクラシックのしかも管弦楽曲が抜群の音色で鳴っていた。レヴァイン指揮するサン=サーンスの「オルガン」交響曲第 2楽章冒頭やアバド&ルツェルン祝祭のマーラー「復活」冒頭、ドビュッシーの「海」第3楽章終結などなど、まるで目の前で実際に演奏されているかのごとくめくるめく錯覚をおこすほどの見事さであった。その彼曰く、

「世間の人は生演奏で聴くのが一番いいというじゃないですか。
確かに「実演」がベストです。でも、実演が必ずしも良い演奏とは限りません。先日などは3万円も払ってベルリン・フィルを聴きに行ったところ金管の何某がとちったものだからアンサンブルがガタガタになり、最低だったんですよ。
だから、名演を聴くならしっかり調整された最高のオーディオ装置で聴く方が良い場合が多いんです」と。

なるほど、確かにそう言われればそうかもしれない。ついでに彼が言っていたのは
「それまで名演だと思っていた演奏がこの装置で聴くと、特にオーケストラの良し悪しが手にとるようにわかるようになり、がっかりさせられることも多々ある」
ということ。ゲルギエフの「ハルサイ」などはその典型らしい。
へぇ、そうなんだと感心しながらもちょっと腑に落ちないなと感じる。


僕はSP復刻盤といわれる戦前録音された録音レンジの狭いCDを時折聴く。音質が悪いとはいえ感動させられてしまうのだから音の良し悪しを超越するエネルギーがあるのだろう。メンゲルベルクのチャイコフスキー「悲愴」やフルトヴェングラーのベートーヴェンなどはその際たるもので、今の時代に聴いてもその音楽の素晴らしさは最新録音盤を超える何かが確かにある。

「音」を聴きたいのではなく「音楽」を楽しみたいのである。音がいかに完璧に再生されるかに興味があるのではなく、心が震える感動体験がしたいのである。

確かにCD ラジカセじゃ限界があろう。でも、僕は今もっているオーディオ装置で充分だなと正直思ってしまった。そこそこ優秀な装置があれば音楽は「愉悦」を運んでくれる。そして何といっても、多少の瑕があろうと実演・生演奏のもつ波動が一番だ。

こう書くうちに以前柳田邦男氏が、「人生の1枚のレコード」と題するエッセーでメンゲルベルクの指揮するバッハの「マタイ受難曲」に言及し、その感動的な演奏に対する深い想いを書いておられることを思い出した。その中で「追記」された文章があり、それがとても印象的で、僕の今回の体験と何となく同じようなニュアンスを感じたので、その部分を抜粋させていただく。

-------------------------------------


メンゲルベルク指揮のマタイ受難曲は、心を病んでいた私の次男・洋二郎も何度となく聴いていたレコードだった。1993年夏、自ら命を絶った洋二郎の遺体を病院から引き取って家に帰った時、偶然にもマタイ受難曲のアリア「主よ憐れみたまえ」がテレビから流れた。

「憐れみたまえ、わが神よ」をテーマ曲にしたアンドレイ・タルコフスキーの映画『サクリファイス』が、まさに終わろうとしていたのだった。私は、立ちすくんだ。それ以後、マタイ受難曲は、私にとって人生全体をゆさぶられるような重い曲となっている。

なお、音楽美学やドイツ音楽史の専門家で国立音楽大学教授の礒山雅氏は、詳細な作品研究の著書『マタイ受難曲』(東京書籍)のなかで、メンゲルベルク指揮のこの演奏を、バッハの基本からはずれていて、とくにテンポの伸び縮みがあまりにも恣意的だと、きびしく批判し、

「聴いていて途方に暮れ」
「うんざりする」

とまで書いている。批判は演奏に対してだけでなく、聴き手に対しても向けられ、

「この演奏に感動して涙する若い聴き手がいると聞くのだが、そういう人はどうやって耳の抵抗を克服しているのか、知りたいものである」

と冷笑している。どうやら楽譜を読みこなす力のない私や息子は、マタイ受難曲を聴くには失格らしいのだが、音楽とは人生の状況のなかでの魂の響き合いではないかと考えている私は、「それでもメンゲルベルク指揮のあの演奏は私の魂をゆさぶる」という感覚をいまも抱いている。

「かけがえのない日々」(柳田邦男著)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/410124913X/250-8550177-4320268?ie=UTF8&tag=opus3asyuracom-22&linkCode=xm2&camp=247&creativeASIN=410124913X
より


Bach - BWV244 St. Matthew Passion (Willem Mengelberg, 1939, slightly abridged)
https://www.youtube.com/watch?v=zayss_RBkj8
http://www.nicovideo.jp/search/Willem%20Mengelberg%20%5BMatth%C3%A4us-Passion%5D%20disc%20?ref=watch_html5

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c4

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
5. 中川隆[6686] koaQ7Jey 2017年2月13日 11:33:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7146]

音楽がわかる人はこういう装置を使っている:

音楽評論家 宇野功芳が 50年間ずっと使い続けている装置


スピーカー

Wharfedale スーパー3
Wharfedale スーパー15
Goodmans AXIOM80

エンクロージャー : テレビ音響製9立方フィートマルチホール型


プリアンプ : 米マランツ♯7
パワーアンプ : 英クォードU型モノーラル用2台


宇野功芳

上のアンプとスピーカーは いずれもモノーラル時代あるいはステレオ初期の名品である。 今のものに比べると、周波数レンジは狭いし分解能も悪いが、中音域の美しさ、豊かさ、気品は最高で、使用年数は実に五十年を超える。

他のプリアンプと聴き比べたが、マランツ♯7の音は冷たい位の気品が他のプリアンプとはまるで違う。 清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったが、それが正解だった

QUAD II の音質の暖かさと柔らかさは無類である

QUAD II を QUAD のトランジスター・アンプに変えると、最初は楽器の細部のニュアンスが良く聞き取れて愉しめたが、すぐにうるさくなってしまう。 QUAD IIの暗く沈んだ音は何時間聴いても飽きない、疲れない。


青木周三
Marantz とマッキントッシュの真空管式パワーアンプは音が硬くて音楽を聴くのには向かない。メインアンプは QUADII以外には考えられない

Axiom80 は JBL の 30cmウーハーと組み合わせて、大型のエンクロージャーに入れると真価を発揮する。

____


クラシック音楽の世界に於ける音響的な部分に対する異常とも言える執着は、音楽ホールやオーディオ製品に強く反映している。いづれの場合でも、音楽の核心を確実に聴き手に届けると言うよりも聴き手に"快く感じさせる"ということに重点が置かれる。

音楽評論家であり、指揮者でもある宇野功芳という人は若い人にカリスマ的人気があるらしい。

その人のオーディオの"主治医"の青木周三と言う人は

「分割の良すぎる音より、演奏会場の一番いい席で聴こえる音、実演に近い音」を目指す人だという。

分離が良くない、つまり各声部の音がお団子状に固まって聴こえると言うことはどの様な音楽にとってもプラスの条件ではない、

特に多声的な音楽に対しては致命的なマイナス条件なのだがその様な装置で聴けばゲシュアルトやモンテヴェルディのマドリガルはつまらない曲だと思えるのが当然だ。

しかし元々そんなものは価値のないものだと思っているとすれば自分の装置が真実を伝えて居ないことに気付かずに終わるであろう。


 そして、分離の良すぎない音、つまり、分離の悪い音が良い演奏会場の条件だと言うことになってしまう。

宇野功芳という人は

「名ホールとは演奏を美化する。これが第一条件だ、

舞台上の残響に身を包まれて演奏しているとホールが自分を助けてくれている、という喜びで体を満たしホールに任せる気になる…・・

強い和音が鳴った後に残る長い残響はいつまでもその中に浸っていたいと思う程で……」

と述べている。


私は宇野功芳がクソミソに言う日比谷公会堂や東京宝塚劇場(昔の)でシンフォニー オブ ジ エア、ウィーンフィル、ボストン響、イタリアオペラの数々を聴くことが出来た。

それらの体験は確実に音楽の世界に引き入れてくれたのである。今にして思えば、優れた演奏家は美化される必要がないと言うことだったのだと思う。

美化とは或る意味で歪曲なのだから(それは宇野功芳本人も認めている)なのだ。

昔からタイル張りの風呂場で唄を歌うと、上手になったような気がすると言われてきた。現在のカラオケサウンドもそういう錯覚に基づいているのだ。

残響の長いホールというものは演奏家が自己陶酔に浸る分にはいいのかも知れないが、肝腎の聴衆が音楽の核心を掴むことを妨げる、ということに気付くべきなのではないだろうか。

80年代以降、いわゆる"音響の良いホール"が全国各地に出来たのだが、正にそれに符節を合わせるようにクラシック音楽人気が凋落してきているのは偶然ではないだろう。
http://www.amadeo.jp/kyuukyoku.html


>宇野功芳のオーディオの"主治医"の青木周三と言う人は
「分割の良すぎる音より、演奏会場の一番いい席で聴こえる音、実演に近い音」を目指す人だという。

>分離が良くない、つまり各声部の音がお団子状に固まって聴こえると言うことはどの様な音楽にとってもプラスの条件ではない、


つまり、宇野功芳さんはフルトヴェングラーやブルーノ・ワルターが指揮する19世紀のドイツ音楽にしか合わない装置を特に選んで使っているという事なのですね:


クラシックの核心: バッハからグールドまで 片山 杜秀 (著)

「1970年代以降、マーラーの人気を押し上げた要因の一つは音響機器の発展があずかって大きいが、フルトヴェングラーに限っては解像度の低い音、つまり『音がだんごになって』聴こえることが重要だ。

フルトヴェングラーの求めていたサウンドは、解析可能な音ではなくて分離不能な有機的な音、いわばオーケストラのすべての楽器が溶け合って、一つの音の塊りとなって聴こえる、いわばドイツの森のような鬱蒼としたサウンドだ。したがって彼にはSP時代の音質が合っている。」


______


山之内 正の週刊 AVラボラトリー
音楽評論家・宇野功芳氏の試聴室再訪 − 音が激変した理由とは?
2013年 07月 17日 (水曜日)
http://www.infranoise.net/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%A8%98%E4%BA%8B/


先日、音楽評論家 宇野功芳氏の自宅試聴室を再訪した。

宇野氏と私の共著『音楽と音の匠が語る目指せ! 耳の達人 』(音楽之友社刊)の企画で互いの試聴室を訪ねたのは昨年の秋だったと思う。 ところが、

「最近、再生システムの音がガラリと変わったので、山之内さん、ぜひもう一度聴きに来て!」

とレコード芸術最新号の誌面でご指名があった。それを読んだ私がディスクを何枚か持参し、9ヶ月ぶりに訪問したのである。

宇野功芳氏の愛用システムは数十年変わっていないが、今回プレーヤーとプリアンプ間のラインケーブルを交換した宇野氏の再生システムはどの製品も使用歴数十年以上と、年季が入っている。

マランツ#7、Quard II、ワーフェデールという組み合わせはアナログレコード時代から不変で、CD登場後にスチューダーのD730とラックスマンのD7を追加。

ワーフェデール製ユニットを収めたスピーカーは途中でミッドレンジをグッドマンに変えるなど小さな変更はあるが、こちらは半世紀以上愛用しているという。

再生音については前掲の本に詳しいが、全帯域で分解能が高く、音の速さもよく揃っているので、演奏のニュアンスがよく伝わり、低音と高音のバランスも良好。

空間表現は最新のシステムほど得意ではないが、音数や基本的な情報量では遜色がなく、演奏評にはとても適していると思う。

前回の訪問時に唯一気になったのは、D730 では中高域がやや硬めの音色になることで、それが目立ちにくいラックスマンの D7 をメインにすることをお薦めした。

「音がガラリと変わった」という冒頭の感想は、機器を入れ替えたためではない。

D730 と #7 の間のラインケーブルをインフラノイズの LIBERAMENTE に変え、D730につないでいた同社のクロックジェネレーター GPS-777 との配線も LIBERAMENTE のクロックケーブルに入れ替えたら、音が大きく変わったのだという。

D730 にはインフラノイズのクロックジェネレーター GPS-777 がつながっている。

クロック用ケーブルもインフラノイズの LIBERAMENTE に新調


「以前はD730の音を長時間聴いていると疲れやすく、ある種のうるささがありましたが、ケーブルを変えたらそれが気にならなくなりました」

と宇野氏は説明する。また、システム導入以来ずっと #7 のトーンコントロール機能で低音を 1ステップ下げて聴いていたのが、ケーブルを交換した後はノーマルの位置でちょうど良いバランスになったという。これも実に興味深い話だ。

#7 のトーンコントロールが数十年ぶりにノーマル位置に戻った。

これまでは1ステップ絞った位置で聴いていたという実際にケーブル変更後のシステムで CDを再生してみた。

宇野氏が大阪フィルを振った《フィガロの結婚》序曲(EXTON OVCL-107)を聴くと、以前は硬さが気になっていたオーボエが他の楽器と自然に溶け合う音色に変わり、低弦の旋律と内声のリズムは以前よりも明快な音で耳に届き、細部まで動きがクリアだ。

トーンコントロールをノーマルの位置に戻したことで低音の量感は増しているはずなのだが、中低音はこもるどころか、前よりもすっきりとした響きを獲得している。これはたしかに大きな変化である。

佐藤久成のヴァイオリン独奏(『オード・エロティーク』 Years & Years Classics YYC 0004)は、以前聴いたときに感じた余分な圧力が一掃され、本来の自然なアタックが蘇っている。ブレースやフレージングが以前よりなめらかに感じられるのもその影響だろうか。


次に、最近私が試聴会などで使っている優秀録音盤のなかから何枚か試聴。

まずはレーゼルのピアノ独奏によるモーツァルトのピアノ協奏曲(モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番&第27番 KING RECORD KIGC12)を聴いた。ドレスデンのルカ教会で収録された注目の新録音で、上方に抜ける柔らかい残響と、力みのない音色で緊密な響きを作り出すピアノとオケの見事なアンサンブルが聴きどころだ。

演奏の特徴を忠実に引き出すだけでなく、録音会場の広々とした空間など、立体感の表現にも開放的な伸びやかさが感じられる。

同じシステムなのに以前とはかなり印象が変わった。


次に、グールドが演奏する《ゴールドベルク変奏曲》の石英ガラス CD(StereoSound SGCD02)を聴いた。

数え切れないほど聴いた演奏なのに、いま初めて聴くような鮮度の高い音が澄んだ音色で浸透し、グールドのハミングはもちろん、ブレスまでもリアルに再現、スピーカーの奥にグールドが座っているような臨場感がある。宇野氏も

「これまでは彼の声がない方がいいと思っていたけど、これで聴くと嫌じゃないね。演奏のニュアンスもとてもよくわかる」

と感心していた。


そのほか、ムラヴィンスキー&レニングラードフィルのチャイコフスキー《悲愴》など数枚のディスクを聴き、以前に比べて中高域のきつさが影をひそめる一方、明らかに音色がクリアになっていることを確認した。


「いまのバランスが凄く気に入っている」

という宇野氏の目下の心配事は、「これ以上音が良くなったら困る!」ということ。

なんとも贅沢な悩みだが、その気持ちはよく理解できる。

音の基準が変わったら演奏の評価基準にも影響が及ぶのは避けられないからだ。

しばらくは機材やケーブルを変えず、いまのバランスを維持した方が良いのでは?というのが私のお薦めだ。
http://www.infranoise.net/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%A8%98%E4%BA%8B/


インフラノイズ (ブランド名 ORTHO SPECTRUM) HP
http://www.infranoise.net/about-us/
http://www.infranoise.net/products/

『「音楽」と「音」の匠が語る 目指せ!耳の達人』 宇野功芳・山之内正 共著 (2013.6.21)

音楽評論家=宇野功芳さんとオーディオ評論家=山之内正さんの2人が、クラシック音楽をより深く楽しむ、というテーマの対談だ。

宇野さんは音楽評論家として半世紀を超えて活躍してきた。

フルトヴェングラーとかクナッパーツブッシュへの偏愛はご存じの通り。

山之内さんは、雑誌『Stereo』などで活躍している。

お互いのリスニング・ルームを訪問するのも楽屋話的な面白さ。

宇野さんの装置について、山之内さんが「年季の入ったものだが、古びた音ではない」と言うのも、なかなか人柄を感じさせますね。


宇野によれば、演奏の良し悪しは最初の30秒を聞けばわかるという。

鑑定人が陶器をぱっと見たときに価値がわかるという感覚だ。

録音が良いというのと、音楽の本質が伝わるかどうかは、別の話。

音のバランスが良ければ、音楽も演奏も十分伝わる。

演奏家の個性もわかるし、もちろん曲の良さもわかる。

昔の旧式なラジオで聴いても十分満足できて感動できたのだから。


山之内は、録音や再生に共通する目的は、ただの音ではなくて演奏であり、その向こうにある作品を聴くことだと言う。

実際には、録音や再生でゆがめられてしまったり、指揮者や演奏家が前面に出てきて、作品にたどり着けない要素がある。

それらを超えて、本来の作品の姿が聞こえてくるのが理想だと。


オーケストラの響きは耳だけで聴いているわけではない。床や椅子からの振動を骨伝導によって身体全体で音を聴いている。耳では聴こえないような低い音(暗騒音)から空間の大きさや遠近感を無意識に感じ取っているのだ。

音から伝わる情報の量と質は再生装置や環境によって大きく変わる。

音域ごとに音の大きさが揃わないという問題がある。

もうひとつは音色や応答性の問題だ。

音色を忠実に再現できない装置でオーケストラを聴くと、フルートやオーボエなど特定の楽器の音色がきつくなったり、逆に沈みがちになってしまう。

応答性(音の立ち上がりと減衰)に問題があると、消えるはずの音が余分に残ってしまう。


再生装置を評価するとき、山之内はまずバランスを聴くそうだ。

オーケストラでいえば、弦楽器と管・打楽器、弦の中では低弦と高弦のバランスを重視する。

ハーモニーが聞こえて来ないと音楽はわからない。

ひとつひとつの音がすべてクリアに出てくるというのは、コンサートで体験する現実の響きとは違うと。


さらに、空間表現がどれだけリアルかということ。

音像の大きさや距離感などが、コンサートホールで聴いているような感覚になるかどうか。

スピーカーが置いてあっても、もっと奥から音が出て、その存在が感じられないこと。

音の立ち上がりが大事。

周波数的に盛り上がっていても、音の立ち上がりが鈍いと、よく聞こえない。

楽器の音色というのは、音の立ち上がりの部分で判別される。


録音技術は飛躍的に進化したが、特に空間再現という点では、実演と録音の間のギャップはまだまだ大きい。

実際の演奏会場では聴き手の周囲すべての方向から残響が耳に届き、楽器の響きや空間の大きさを感じさせる。

聞き取れるかどうかの限界に近い弱音とかオケのフォルティシモの大音圧、どちらも家庭では再現が難しいものだ。
http://www21.ocn.ne.jp/~smart/Mimi-130621.htm

再生音はどこを目指すか


私は生の演奏が好きである。様々な音楽をオーディオだけでなく、生でも聴く。ロックや民謡、浪曲から、クラシック、ジャズまで。音楽芸術が好きなのである。

生の音を聞き、自分のオーディオの音とを比べる。

違和感があれば、どこが違うのか追求する。

録音する際、エンジニアによって音は変わっているということは百も承知である。しかし、広く色々な音楽を聞くうちに、何となく基準となるものが出来上がっている。


私が感じる実際の音楽の特徴は次のようなものだ。


1.音量が大きくても、あまりうるさいという感じはしない。

2.音の出方は前では無く、左右後方、上方に広がる。ホールであれば、エコー成分が良く聞こえる。

3.楽器の音は、オーディオでいわれるほど分離感はなく、全体から聞こえる。

4.聞き疲れしない。

5.ホールなどでは、小さな音でも良く聞き取れる

6.意外と刺激的な音はしない。


どうだろう。

もう一つ、マイクを通した音は聞きづらいことがあっても、オペラやクラシックなどマイクを通さない音は意外と聞き取れることを感じたことはないだろうか。

未経験の方は是非クラシックの演奏会へ行ってみてもらいたい。

小さな音でも良く聞き取れるのである。何が違うのか。

私はこれを“聴感上歪”に起因すると考えている。

物理学など、科学によって求められた低歪の現代のオーディオ機器。

本来歪など無いはずなのに、音量を上げるとうるさい、と感じる方は多くいらっしゃるだろう。

私はこれを聴感上歪と呼んでいる。

つまり、オーディオで音楽を聴く場合、音量を上げてもうるさくならない音。

簡単にいえばこれが、一番重要である。

聴感上の歪が無いのである。

高音から低音まで綺麗に再生されて、それでいてうるさくない音。

ある程度の音量でも会話ができ、音は前にではなく、左右後方上方に広がり、エコー成分(または気配など)が綺麗に再生されること。

スピーカーの存在が消えるなど、オーディオのクオリティが上がれば自然にこのようになっていく。


人間の耳はまだまだ未科学である。科学で、絶対と思って作った製品が必ずしも実際の音と同じように聞こえないのは、エンジニアならだれでも分かっているはずである。

1930年代の頃は原音重視であった。アメリカやドイツは国の威信かけて開発していた。

私は、オーディオ機器はこの時点でほぼ完成してしまったと思えるのである。

そして、現代の技術を加えれば、真空管式アンプやフィールド型スピーカーが最も原音に近い再生音が出るというのは私にとって揺るぎが無い事実なのである。
http://omsound.exblog.jp/15834589/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c5

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
6. 中川隆[6687] koaQ7Jey 2017年2月13日 11:35:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7147]

本物のわかる人が選んだスピーカー


クォードの響き

久しぶりに家族そろって、大分の由布院に出かけました。女房の友人のB夫妻に誘われての、日曜日の日帰りの旅です。由布院にはいると、すぐ目の前に薄く雪化粧をした由布岳がそびえて、私達を出迎えてくれました。


竹細工作家であるNさんの仕事場を見学に行くことになりました。仕事場は空想の森の手前にあり、山々に囲まれた自然の中にありました。


その仕事場の前方の一番良い場所にクォードのスピーカーが置いてあり、自作の木枠に二段スタックになっており、渋く金色に輝いています。


真空管アンプに灯がともり静かにレコードがプレイヤーの上にのり、バッハの音楽の捧げものがクォードのスピーカーから鳴りだした。


この由布院の冬の激しさの中にそびえる由布岳のようにきりりとした中に、さわやかな香りを帯びた音楽の響きに心が震えた。久しぶりのバッハである。この由布院にも偶然にもイギリスのスピーカーであるクォードに出会い、そして私の好きなバッハに巡り会いました。

曲はフルートの調べからチェンバロにかわった。実に雰囲気が出ている。ヨーロッパの雰囲気が出ている。聴きながら今度の旅は、この音楽に出会っただけで、大きな収穫であった。Nさんの作る味わいのある竹と和紙で作った照明の作品には、繊細でかつ雄大な響きを併せ持つ、クォードと共通するやさしさとデリケートさが感じられ、とても豊かな気持ちになった。

この、由布院に来てはじめて、しみじみと日本の美しさを発見し、私達家族にとっても、この由布院は、これからも必ず大切な心のよりどころになる場所になる「予感がしています。
http://www.geocities.jp/fuku25252/013.html

日曜日、友人のBさんを通して、湯布院のO院長より、K画伯を紹介していただいたので、夫婦で訪問しました。K画伯は、湯布院を愛し60年間もの間、由布岳に魅せられキャンバスに由布岳を描き続けてきました。若いときより、音楽を友として生きてこられた、素晴らしい人物ということです。そういう方なので、簡単には会ってもらえず、今回は特別にO先生の紹介ということで、連絡をとっていただき、私にとってとても心に残る訪問となりました。

K画伯のアトリエは、湯布院の金鱗湖のほとりに、自然にとけ込んで立っていました。アトリエに通されると、私は、あっとびっくりしました。K画伯の多くの絵に囲まれ、愛情こめて調整されたオーディオが静かに置いてありました。


まず一番に感動したのは、百才にならんとする画伯が、まさに年齢を感じさせず、きびきびと自分の主張を私達に話され、特に頭は百才になっても、ますます冴えてきているという堂々たる人生観を持っておられることです。この画伯の生き方を拝見し、まだ画伯の半分も生きていない自分に、50才では、まだまだこれからである。今後迷わず前向きに人生を生きようと、強く勇気ずけられました。

そして、絵についての話題になり、今このアトリエの正面にかかっている絵は、私の99才の時の作品である。絵は絵の具の上に絵の具を塗りつけていったら困る。色を重ねては、本物の色は出てこない。考え抜いた上で重ねる場合は良い。ゴッホは100年に一人しか出てこない。ゴッホ以後ゴッホを超える画家は今も出てきていない。

天才は、努力してできるものではない。それは、その人物のもって生まれたものである。ものを見る目とはそういうものである。次に音楽をお願いすると、自分でレコードをかけられ、そして静かに話された。イギリスは素晴らしい。音楽に関しては、100年の歴史がある。日本やアメリカでは、わずか半分であろう。それでは、本物の音楽は生まれない。


そしてイギリスのグッドマンのアキシオム80で、ウィンフィルのモーツアルトを聴かせていただきました。


K画伯の音はまさに、西欧の香りを伴い、聴く者に深いものを与えました。最後に、


SPで名器クレザンデを聴かせようと、


自分でゼンマイをまかれ、SPを置き、針をおろされると、このアトリエが、何と雄大で、かつ電気で色づけされず、こころの中に音楽の感動が溢れてきました。まさに画伯と共に生きてきた音の歴史を感じました。
http://www.geocities.jp/fuku25252/012.html


小松先生 湯布院に隠棲する百歳の画家 2007-09-01-Sat


東海大学の学長をしておられた 松前重義氏の名前がでた(松前武道センター)ので 松前氏の熊本大学の大先輩(松前氏も畏怖されていた)小松先生についての思い出を.....

十数年前のことであるが、湯布院の玉の湯の昔の敷地ないに 山重という小さな温泉宿があった。何日か逗留しているうちに 宿の主人 山重氏と親しくなった僕は彼につれられて すぐ近くにお住まいだった 湯布院の伝説の画家小松誠二先生のお宅にお伺いした。

九州のある大きな会社の経営者の一族であられた小松先生は仕事をリタイアされたあと確か66歳から絵を始められた。すぐに二科に入選されたが その後絵を発表されることもなく三十余年描き続けておられた。

僕は小学高高学年のころから 書画骨董を見るのが好きで 審美眼にはいささかの自負心を持っている。

由布岳 静物 を描かれる先生は (私が画家として認めるのはゴッホとセザンヌ だけだね) と言っておられたが。。。。

宝石のようにきらきら輝く先生の絵は 僕から見て 決して セザンヌ・ゴッホ に見劣りするものではなく、品格では彼らの絵を超えていたようにすら思う。


(死ぬ前に すべての絵を焼き捨ててしぬつもりだよ)

お茶を飲みながら言っておられた先生はもう鬼籍にはいられた。先生のことだから実行されたに違いない。あの宝石のような絵画は全て由布岳の煙のように空に消えてしまった。
http://kafuka36.blog104.fc2.com/blog-entry-31.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c6

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
7. 中川隆[6688] koaQ7Jey 2017年2月13日 13:30:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7148]

40Hz 以下の低音は聞こえない方がいい


954 名無しの笛の踊り[sage] 投稿日:2013/02/27 23:59:08  ID:WEYSA22W(2)

狭い部屋なのにデカイウーファー導入してしまった際、あのボワボワを聴いて

「こりゃ違う参った」

と失敗に気付く人ばかりなんだね。

アンプ変えようとかそんな無駄なことしなかったみたいだし、メーカーの宣伝や評論家の餌食にならず、さすがクラ板の人達ではあるな。

変な低音聞かされるくらいならない方がよいよなまったく。
http://desktop2ch.info/classical/1283929843/

38cmウーハーのマルチシステムを家庭の居間に入れてもまともに鳴らない


菅野沖彦

「私は幸いなことに、この数十年で、数百人の熱心なオーディオファイルを、日本列島の北から南まで訪ねることができました。 その殆どの方は、その機器の持つ可能性を発揮し得ていなかった...。

そこで得られた現実は、世評の高級なブランドの製品が、その実力に見合った凄い音を出している例は数少なく、皮肉にもその逆が多いということでした。

それよりごく普通の製品を使っているのほうが、熱心に鳴らし込み、素晴らしい音を出しているケースが多かったですね。


技術のない人は、その辺の普通の自動車に乗っていた方がいい。

これは全くオーディオでも同じ事なのです。」
http://2bangai.net/read/05ba12b399b8ea350fcbbec294a7977277fe6b10e0014ef46534d16d3dc2af87/all

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/03(月) 07:00:15.93 ID:8cT11jic

オーディオ機器の 20〜20KHz の可聴域を勘違いし、音楽は、20Hz〜20KHz までの音がまんべんなく再生されると思っている人が多い。

人間が扱う音楽や楽器は、

オペラのソプラノで 6 オクターブの最高高域では 2.8KHz
ピアノで 27.5Hz〜4.2KHz
シンバルで 10KHzが最高高域

でオーディオ装置は倍音などを考慮しなければ 12〜13KHz のフルレンジで超低域を除いて問題ない範囲での周波数でしかない。

2WAY や 3WAY は超高域も再生できるが、実際は 6KHzくらいからの高域の量を
可変増量して、あたかも楽器などの超高域が出てると感じるだけに過ぎない。
TVの垂直発信の 15.75KHz(キーンという)音がほとんどの人には聴こえないのだから。

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/06(木) 11:15:12.67 ID:TNLByYFY

適切なステレオ感を得られる適切な聴取距離というものがある

口径cm×10

というもので、例えば 20cm なら 2m の距離が適切というものである

2m で 2way だとユニット上端から下端の距離で考えてウーファは 13cm 程度、1.5m だと 15cm で 10cm 程度になる

10cm だと流石に 2way は無意味になってくるので、聴取距離 2m 以下ならフルレンジを選ぶべきだろう

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/11(火) 22:07:10.01 ID:bKEZ4kRW

音声帯域から上を再生するだけならスピーカーは小さく作れる。
ただ低音を再生するには大きくするしかない。


120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/16(日) 00:12:46.02 ID:4r9vWEJo

でかくしても有利なのは低音再生のみなんだが、、、
後は全て理論的に悪い方向にしかいかんよ。


133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/16(日) 11:34:11.96 ID:4r9vWEJo

大型にして有利なのは低音だけだから、

低音域だけ大型にして、中高域は、小型の別箱のシステムとかならまだお話は、わかるが、

昔ながらのJBLみたいな大型システムは、余程広い部屋で遠くから聞かないと、定位感は最悪だよ。

ツイーターとか、スコーカーがでかいバッフルについている奴は、最悪なんだよ。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1308134449/

215 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/05/13 22:24:15

JBL のスピーカーって日本専用だったんですか、知らなかった。
日本で最も購買力のある団塊世代向けの音だったんですな。


216 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/05/13 22:57:30

でかいバッフルスピーカーを壁ペタで使う団塊www


389 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/05/25 19:20:05

むかしは 6 畳和室に馬鹿でかい SP入れて格闘するマニアの姿を評論家は

美しい、これぞオーディオ道だ、

と持ち上げ


金とやる気さえあれば設置環境など関係ない、調整次第で何とかなる


と推奨してた

売れまくった JBL の 43シリーズは評論家の煽りのおかげ
導入するにふさわしい環境あった人は一握りでしょ
評論家が腐ってたのはむかしからなのね


138 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/05/04 18:48:54

今の完全日本向けの家庭用スピーカーに「xxモニター」とかまだやってるのが
オモロイ。

そんなに日本人はモニタースピーカーが好きなのか不思議。
高級機種にはあえて日本人受けするホーンが「これでもか!」とばかりに
付いている。モニターとホーンがこんなに売れる国って日本以外にあるの?


953 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/07/18 18:35:41

スタジオでプロが使ってなくても製品筐体に「モニター」とか「プロ」とか書いてると購入しまくる奴がいるのも事実。

スタジオでプロが使っているから「良い」と思って購入しまくる奴がいるのも事実。

そういう人を知っているが、リスニング環境は大体6畳和室。


155 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/05/08 17:03:45
>138
プロの現場では使われてないのに筐体に「PROFESSIONAL」とか書いてる機器を見ると買いあさる人物も結構いるからね。


156 名無しさん@お腹いっぱい。[sega] 投稿日:2010/05/08 18:58:58
>138
日本人は馬鹿、ブランドとか呼び名にめちゃ弱い。


188 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/05/10 23:23:54

バカ団塊を騙すにはでかい箱がいい。
耳ツンボだし、しかもバカ


318 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/05/19 05:46:08

小さい箱に大型ウーファー入れたら量は出るが質が劇的に悪くなるというのを証明したのが43系モニター。だからプロは他に流れた。

ドスンドスンという懐かしい重低音なんてのも流行ったな。
今のSPは軽い低音ばかりなので希少価値はあるかも?
http://desktop2ch.info/pav/1271554664/

89 名前:”本格”派の菅野沖彦 :2001/06/07(木) 01:08

実は私は今日、アメリカから成田に着いたばかりです。無論エレクトリのはからいであることは言うまでもないと思います。

残念ながら、江川君は「レコード演奏家」とは呼べません。言うなれば彼は、CD再生ガラクタ装置発明家、もしくは、”本格”オーディオ文化破壊者とも呼べるでしょうか。みなさん、これだけは是非守っていただきたいと思うのですが、今後オーディオを語る時は必ず、頭に ”本格” の2文字をつけて下さい。

無論、総価格300万以下の装置の方々は、全くその必要には及びません。そのような、言うなればオモチャのような装置を、江川君のように、砂に埋めようが、青汁に漬けようが、私の感知するところではありません。ただし、今後オーディオを語ることは許されないであろうことは想像にかたくありません。

レコード演奏という限りなく崇高な趣味の追求に際し、たかだか300万の投資の努力も出来ない、というような方は、残念ながら、情熱を持って、真摯な態度で音楽と向き合う「レコード演奏家」とは決して呼べないからです。

  先日、ヤスケンこと安原犬(ケン)君が、B&W 801 を購入し、ついては装置総額300万を超え、私ども「レコード演奏家」の仲間入りを果たしました。これは真に持って歓迎すべきことです。8畳間に、B&W 801 を導入した彼の努力は賞賛して余りあるものです。

今後恐らく、

寝るスペースも殆どなく、低音はどこまでもブーミーになる

ことは必須でしょうが、それでも いい音を引き出すべく日々研鑚する、真摯に向き合う、これこそが正に、「レコード演奏家」と呼べるものであり、今後新たにオーディオを趣味とする方々が歩むべき道だと信じて止みません。

112 名前:安サラリ−マン :2001/06/16(土) 07:02

’本格’派の先生に御報告したいのですが私も 300万を突破致しました。
レコ−ド演奏家を高々に名乗ることをお許し頂けますか?


115 名前:菅野 :2001/06/18(月) 08:39
>>112
装置は、マッキンかJBLだろうね?
それと、車は、ポルシェかフェラーリが必須だよ

65 名前:菅野 沖彦 :2001/03/16(金) 15:47

 あ〜親愛なる童貞諸君、マッキン買いなさいマッキン

5万円以下の製品は、点数つけないからねヨロシク
あ〜なんか暇だな。そうだ朝沼と秋葉にいこう。


68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/03/23(金) 10:38

おめえ、マッキンより女だろ!

菅野の図式は

女>金>車>名誉

じゃねえかよ!老害撒き散らしやがって!

だから日本のオーディオ市場はメタメタになっちまったんだよ!

73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/05/20(日) 21:30

菅野さん、自著の中でセクースする時はいつもベートーヴェン第7の終楽章が頭を駆け巡ると書いてたな。リズムの権化なのか。

74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/05/21(月) 18:48

菅野先生はスイスウォッチにも凝っておられるようだね。

ステサンに出てくる「レコード演奏家訪問」の写真でも毎回ちがうね。
パテックやバセロンあたり持ってそうね。
知らない人はびっくりするだろうけど、1本2−3百万以上はするんだよ。


82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/05/21(月) 20:10
>>74
最近はMen`s Exだったかなんかの時計特集(死ぬほど高いの)にも対談で顔出してたよ

76 名前:>74 :2001/05/21(月) 19:02

そうか。ボクのシステムの数倍の価値がある物がスガーノの左腕に何気なく巻かれているってことね。うーん、エレク鳥ってそんなに儲かるの?

77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/05/21(月) 19:07

下らんね。今さらパテックフィリップスなんて。
今なら安くても見栄えの良いワイアードもあるから。精度は勿論クォーツだから上。
http://w-wired.com/

あと住宅地にフェラーリなんて五月蝿いだけだ。
本当に俗物なんだな。嫌になる。

79 名前:>77 :2001/05/21(月) 19:19

フェラーリのオーナー例(現在は知らないけど)


河村隆一・新庄剛志
要はヤンキー系・成り上がり系
菅野→毛並みの良い成金
http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/954/954891753.html


881: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 10:37:54 ID:kjLGDxeQ

菅野沖彦が演奏家を訪問してワンパターンで褒めちぎる記事。
別の機会では「まともな演奏家に出会ったことがない」と本音。

関与する会社の製品はすべてよしと評価。

(友人の徳大寺さんは、どのメーカーでも車種ごとに「よくやった」とか「こんな車要らない」と判別)

収入源は大切にするまっとうな方です。


885: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 15:07:24 ID:gXFhpuhh

ステレオ誌のインタビューで、村井に菅野氏は訪問先でマトモに鳴っているところは 2〜3割もないとか書いてた。 菅野氏はラ技やステレオ、レコ芸の方が面白い。


886: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 16:10:05 ID:NlHtaPNg
>>885
記事になるときは遠慮してるけど講演会だと 2、3% もないになりますよ。

SSだと全部合格です。

887: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 19:48:29 ID:13xIkpFt

演奏家訪問で部屋の広さとスピーカーでマトモに鳴ってるか想像つくよね。
まあ、お金持ちが多いんだろうけどステサンはインテリの宗教だね。


449: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/03/23(日) 17:32:25 ID:Wla7JK6e

「この数十年で、数百人の熱心なオーディオファイルを、日本列島の北から南まで訪ねることができました。 その中で半分の方が、何とかその所有する機器に見合った音を出しておられました。そして、残りの半分は、まだまだその機器の持つ可能性を発揮し得ていなかった...。

もちろん訪ねる前には、雑誌で紹介するに値する人であるかどうかを調べてから出かけるわけですが...。それでさえこれが現実です。

そこで得られた現実は、世評の高級なブランドの製品が、その実力に見合った凄い音を出している例は数少なく、皮肉にもその逆が多いということでした。」

     ∧_∧ ミ ギャーッハッハッハッ! 猫に小判!ブタに真珠!へっぽこ☆料理人!
 o/⌒(. ;´∀`)つ 
  と_)__つノ  ☆ バンバン


450: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/03/23(日) 17:37:43 ID:Wla7JK6e

高級ブランド品を自慢して見せびらかすオーヲタの50%は、装置一流、腕前三流という現実。大笑いの恥さらし者ですな。


792: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/16(火) 09:47:17 ID:Je7a/ZAZ

褒めるところがないと、まずは雑談から入るよな

「オーディオはいつ頃から始められましたか?」とかね

気に入ったところだと冒頭から「素晴らしい!」とか「いやぁ!」とか感嘆詞が出るからわかりやすいよな
http://2bangai.net/read/05ba12b399b8ea350fcbbec294a7977277fe6b10e0014ef46534d16d3dc2af87/all


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c7

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
8. 中川隆[6689] koaQ7Jey 2017年2月13日 13:44:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7149]

オーディオに興味を持ち始めてから約40年程経つが、当初最も欲しかったスピーカーにクラングフィルム(後にシーメンス)オイロダインがある。


引き出しを整理していたらシーメンス当時のカタログが出てきて、オイロダインのスペックが載っていた。ちょっと驚くのは再生周波数で、何と50Hz〜15,000Hzとあった。

今時数万円のスピーカーだって人間の可聴範囲20Hz〜20,000Hz付近をカバーしている。そこで、スピーカーの再生周波数に付いて一寸調べてみたら、どうやらこういう事らしい。

スペックがどの様な数字であるかは兎も角、

「実際にスピーカーから出る低音の60Hz以下は音というよりも風圧として肌で感じるもので、強烈なドラムやベースの唸りの様な低音は大概80Hz〜100Hzくらいである」

という。だから、60Hzが出れば通常僕らが聴いているオーディオの低音に何ら不足を感じるものではなく、まして50Hzが出るなら映画館などの大鉄桟を巨大な大砲の発射音や炸裂音で揺るがすに実は充分な低音が出る事をオイロダインのスペックから読み取る事が出来るのだそうだ。そして高音は

「4KHz〜6KHz以上の純音の音色を判別する事は非常に難しく」

この辺りで音程に対する判断は鈍って来るものらしい。僕らが聴く

「スピーカーの音(無論録音前の原音も)を決定づけるのは純音ではなく倍音であって、倍音は整数倍で膨らんで、大体13〜14KHzほど先からは殆ど聴こえてこない」

ものらしい。だから、オイロダインの50Hz〜15KHzという周波数帯域はこれらの条件を低音で10Hz、高音で1KHzばかり其々上回っており、従ってオイロダインで聴けない音は無いといってもよいという事になるらしい。

だから、2〜3万ながら矢鱈に周波数帯域の優秀なスピーカーが量販店などに出回っているのは、要するに僕ら消費者が悪いという事になるようだ。そういうものでなければ、僕らが買わないから、言い換えるなら、音が良かろうが悪かろうが最低でも20Hz〜20KHz出る事にしなければ買う人が居ないから、メーカーは無理してでもこういうものを造るし、測定の仕方で再生周波数表示などどうとでも云える事でもあるから、何が何でもこれ以下の数字は発表すまいとする。

基より、こんな数字は音質には何の係わりもない事で、それは曲った胡瓜も真っ直ぐな胡瓜も味や栄養価に変わりが無いどころか寧ろひん曲った胡瓜の方が(自然栽培)数段勝るというのと同じ事であるようだ。

従って周波数50Hz〜15KHzのオイロダインのスペックは、実質的に巨大空間における再生音に何の不足もないということを示しているのだが、既に各メーカーの宣伝文句に毒されてしまっている僕らは、この数字に目を疑いそんな程度のものかと吃驚して大したこと無いと見下してしまう。



02. 2013年9月04日 13:33:51 : W18zBTaIM6

でも評判は最高だから、それを僕らが住むマッチ箱の中の更に小さな書斎で鳴らそうと思う人もいる。結果的に手にはしなかったが自分がそうだった。

マッチ箱の中で鳴らすオイロダイン、実際は劇場の体積分の部屋の体積程度の実力も出せないのではあるまいか。

第一天井高が違い過ぎる。一般的な家庭用のスピーカーだって100%の実力を発揮させるには本当は5メートル以上の天井高を必要とするが、我々の住むマッチ箱の天井高は多寡だか2m半程度が通常の高さである。

単なる大音響ならば出そうと思えば出せるのかもしれないが、音楽としてはとても聴けたものではあるまい。今更ながらこんなものを買わなくてよかったと再度カタログを見直してそう思った。

オーディオ関係者の誰もが口をつぐんで決して口外しないのは部屋と音響の関係に付いてである事は知っておいた方が良いだろう。

本当の事を言ってしまうと、メーカーも評論家も雑誌も売れなくなって都合が悪いから口外しないのである。当時本気で購入を考えていた事が「阿呆なことだった」とはそれを知った今だから言うことが出来る。

「クラングフィルム」、ただの社名だそうだが何とも響きがいい。これだけで部屋中に心地よい音楽が広がってくるような錯覚すら覚える素敵な名称である。ドイツの音造りにはイギリス、アメリカとはまた違った如何にもドイツらしい堅めの哲学の様なものを感じさせる。

WEに代表されJBLやアルテックで一般化したアメリカスピーカーも僕らを魅了するに十分な魅力を持っているが、イギリスのタンノイやヴァイタボックスは音の品性に於いて遥かにアメリカ系を上回る

概してアメリカ系のスピーカーはジャズ・ロック系の音楽に適しており、それ程の品性を必要としないのは云ってみればお国柄かもしれない

どうあれ、ドイツスピーカーの胸を張ったようながっちりした且つ繊細な音造りの魅力が正しく紹介されていない事は、オーディオ大国日本として画竜点睛を欠くと云うべきだろう

コメント

部屋とスピーカーの関係をごまかし続けたからオーディオをやる人が減ってしまったのは確かでしょうね。

目先で物を売るために将来を潰してしまった。

その反動か最近はルームチューニングを試みる人が出てきたのは興味深い現象ですね。
とりごん 2013/01/05
http://audio-file.jugem.jp/?eid=34



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c8

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
9. 中川隆[6690] koaQ7Jey 2017年2月13日 14:34:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7150]

オーディオ雑記帳 8 僕が考える理想のオーディオ部屋 2012/12/10
http://more.main.jp/zakkichou08.html


ステレオサウンド誌がいつ頃かは分からないが『音楽が聞こえない部屋の写真』が載るようになった。マニア紹介でも訪問でも、皆揃ったように誇らしげに高価な機器を並べ立てた部屋で、まるでオーディオショップのようなリビング。最近ではよく恥ずかしくもなく、いい親父が自慢げに載るよとあきれ顔。

オーディオ評論家が音を伝えられない文章を書き始めたのも同時期のような気がする。評論の総括は決まって曖昧な和製英語で語られ、結局何を読者に伝えたいのか?

しばらくして、一流のオーディオ専門誌が二流のオーディオ広告雑誌にみごとに変貌を遂げた。それからというものオーディオ評論家と名刺でも出されると大笑いしてしまう自分がいる


僕は一枚の写真・・・暖炉のそばにデコラが他の家具と一緒に、最初からそこにあったような自然な感じで置かれていた・・・

それは多分イギリスの貴族の部屋だと思うが、こんな部屋で音楽を楽しみたいと長年思っていた。

時の流れを忘れさせてくれる部屋、それが僕の理想となった。

再開発の話が出たときにチャンスだと思った。そしてまだまだ家具などは揃わないが、時間を忘れられるような部屋が出来つつある。

先日、母といっても84歳だが友人を連れてきて部屋を貸してくれというので、デコラから小さな音で音楽を流して部屋を出たら、普段30分もしない間に帰るのに、その日は2時間部屋にいたらしい。

そしてまた遊びにきていい?と友人にとっては非常に心地の良い部屋であったらしい。
すこしは記憶の写真に近づいたかな?と理想の部屋作りは始まったばかりだ。
http://more.main.jp/zakkichou08.html


2005/1/12
今日、デッカ・デコラが運ばれてきた。

ポンと置いただけなのに、僕はこのデコラの音を文章に書けない・・・いや、表現する能力がない・・・

まるで色とりどりの宝石のような音としか表現できないし、デコラ自体まるで(音を聞いた後には)宝石箱のように感じる

2005/1/15
デコラが来て以来、僕のオーディオ感が全く変わってしまった・・・

クラッシック音楽を聴くにはもうこれ一台あれば何もいらない

長年付き合ってきたオーディオたちの音が全てモノトーンに感じられる。オーディオでこんな衝撃的な経験は今まで無いので戸惑っている

デコラを聞いた後レビンソンもマランツもBBCもJBLも困ったことにモノトーンになってしまった

使いこなしとかケーブルとか今までの努力は???自分がバカに思えて笑いがこみ上げてくる

もう少し早く会えば音楽だけを楽しめたのに・・・でも、出会えたことに感謝しなければ
http://more.main.jp/zakkichou03.html


2008/10/21
自宅では1日中デコラを鳴らしている。

蓄音機と言っている僕の母がデコラの音を非常に気に入っていて、Mac に繋げてエンドレスで流している。最近驚いたことだが、耳が少し遠い母が音の善し悪しを判断出来るのだ。

一度デコラではなくロジャースで鳴らしていると台所にいた母が、いつもの音で聞かせてと言ってきたのだ。

人間は可聴範囲が狭くなってきても音質の判断は出来るらしいことが分かった。
これなら、あと30年は音楽が楽しめそうだ。
http://more.main.jp/zakkichou06.html

僕は何故か他人の音に興味は無い。SS誌の「何とか訪問」を見ても聞いてみたいと衝動に駆られる部屋はずいぶんと前から全くなく、デコラで気品がある音質を手に入れからというもの、ますます他人の音が気にならなくなった。

これが40年前の音?と驚く人も多いと思う。聞いてみないと絶対に信じられないだろう。
http://more.main.jp/zakkichou04.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c9

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
10. 中川隆[6691] koaQ7Jey 2017年2月13日 14:53:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7151]

35年 僕は Vitavox CN-191コーナーホーンと新藤ラボの WE-350B プッシュプル・アンプで音楽を聴いた。

オーディオには幾つか頂点があるが、このシステムも一つの頂点だったと思っている。

当然、これ以上の音が存在することを僕は知っているが、果たして家庭に持ち込むに相応しいかどうか聴いてみて疑問を感じたことがあった。


ウェスタンの15Aホーン である。

某所で聴いたがこれは凄かった。
ピアノがピアノよりピアノらしかった。もう桁違いで比較対象の問題ではなかった。

15Aホーンは御承知の通り劇場や映画館用であり、客席は20〜50メートル以上離れたところにあり、且つ天井はビルの数階分の高さがあることを想定して、観客に如何に心地よくしかも巨大なスケール感を味あわせるかという事がコンセプトだったろうから桁違いは寧ろ当然の性能と云ってよいが、それをこの時は距離約4メートル程、天井高2.5メートル程の所で聴いたのだから、それは腰も抜けよう凄まじさだった。

この時ハスキルは正しく男だった。「げー」と僕はのけ反った。僕の大好きなハスキルが。

家に帰っていそいそと僕は同じレコードを Vitavox CN-191 で聴いた。

紛れもなくハスキル はエレガントな女流ピアニストだった。
ハスキルのモーツアルト、これ程無心で典雅な音楽は無い。

Vitavox CN-191 ならずともこれがちゃんと聴けるなら、スピーカーは何だっていい。

新藤ラボの音造りは要するにハスキルのピアノをハスキルのピアノで聴かせてくれるのである。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=5

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c10

[文化2] お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは…(リバイバル板へのリンク)

お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/218.html

                                           ,. -―._====>ミ'ヽ、
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                                  レ'/ Y :/ /イ:/´。``':ミテメミト/ /   u  ,.ィ
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           ,. '"    u  /         ヽ、(   {:l/ ./l      、 ヾ,、}    ::::::::::::.Yi芽.l-‐|
        ,. '"  _,.っ,,.__o゚ノ            ヽ`゙'ー--‐'".:::::l         ノ'       ::::::::ノ'"}lメ! ,レ
    ,. ,. -‐''"´ -::r=:、:.、  ``丶、      u     ヽ.   / .:::::::l、   ι´´   _     ::::U '゙’-ィ-/
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            u                     ,. ィ''´               `丶、 `ヽ、Y :l l iヾ
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::::::::::\               ...:::::::::::                           ...:::::::::::゙'´:! /


景山民夫を殺した“組織”とは?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/263.html

景山民夫は脱会して“組織”の事を暴露しようとしていた?
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/230.html

景山民夫を殺したのは? _ 景山民夫の人生を狂わせた幸福の科学と夫人との出合い
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/228.html
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/229.html

釈迦は何故日本に再誕したか _ 我は大川隆法であって、大川隆法ではない。 エル・カンターレであ-る!!!
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/341.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/342.html

幸福の科学 大川隆法先生の有難い性の儀式
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/341.html

何故大川先生はハーレムに居ても満たされなかったのか? _ 『会員NO3』の女性とは…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/220.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/840.html

[文化2] お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは…(リバイバル板へのリンク) 中川隆
1. 中川隆[6692] koaQ7Jey 2017年2月13日 15:39:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7152]

命を賭して悪の帝国(米ネオコン)と闘ったサダム・フセイン
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/298.html

プーチン大統領は神の申し子
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/297.html

米ネオコンとは?
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/751.html

ネオコンの手先 ヒラリー・クリントンの正体
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/719.html

ネオコンの手先 ジョージ・ソロスの正体
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/758.html

誰がケネディーを殺したか?(ロシアメディア)・・福大統領 リンドン・ジョンソンが訴追を懼れ!飛び火を怖れたある勢力?
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/447.html

「しょぼくれたアメリカ」への怒りが より過激なトランプ新大統領を生み出した
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/105.html

日本解体のシナリオ─ロバート・フェルドマン提案
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/637.html

小沢一郎先生が中国を大好きになった理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/294.html

小沢一郎先生を襲った恐怖とは
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html

グローバリズムの世界
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/711.html

奥の院とは誰の事なのか?
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/419.html

ロスチャイルドを奴隷として扱う一族
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/655.html

ベネツィアの黒い貴族
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/677.html

安くて従順な子供を、朝から晩までこき使う資本主義の裏の顔
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/413.html

主要企業・銀行の殆どが外資に乗っ取られてるとこういう社会になる
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/784.html

誰も知らないアメリカ格差社会の実情
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/110.html


 

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/840.html#c1

[文化2] お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは…(リバイバル板へのリンク) 中川隆
2. 中川隆[6693] koaQ7Jey 2017年2月13日 15:52:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7153]

「覚醒剤」_ 日本の官僚はアメリカのハニートラップ戦略によって動かされていた
パソナ美女接待迎賓館”仁風林”
http://www.asyura2.com/0310/dispute13/msg/126.html#c35
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/840.html#c2
[リバイバル3] お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは… 中川隆
11. 中川隆[6694] koaQ7Jey 2017年2月13日 15:54:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7154]

「覚醒剤」_ 日本の官僚はアメリカのハニートラップ戦略によって動かされていた
パソナ美女接待迎賓館”仁風林”
http://www.asyura2.com/0310/dispute13/msg/126.html#c35
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/218.html#c11
[経世済民119] 「対外純資産が経済論議でも無視」が世界景気低迷の根源 世界のエコノミスト全てが経済音痴と断定できる 公平君
4. 中川隆[6695] koaQ7Jey 2017年2月13日 15:58:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7155]
>>2
その普通の定義では おまいの話はすべて妄想になるんだよ
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/122.html#c4
[文化2] 「覚醒剤」 (議論板へのリンク) 中川隆
2. 中川隆[6696] koaQ7Jey 2017年2月13日 18:35:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7156]

「覚醒剤」_ 日本の官僚はアメリカのハニートラップ戦略によって動かされていた
パソナ美女接待迎賓館”仁風林”
http://www.asyura2.com/0310/dispute13/msg/126.html#c35
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/806.html#c2
[リバイバル3] ウェスタンエレクトリック伝説 中川隆
71. 中川隆[6697] koaQ7Jey 2017年2月13日 19:18:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7157]
>>64, >>65, >>66, >>67, >>68 に追加


ライントランスはサイズでスケール感が変わる - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年02月13日

CDをアナログみたいな立体感のあるサウンドにしたくてライントランスを色々試した事が有ります。一言で言うなら「サイズでスケール感が変わる」と言う事。

田村製やタンゴ製の国産のライントランスも何種類か使った事が有るが、サイズで音のスケール感が変わる。UTCのトランスはサウンドが凝縮されていて非常に多彩なサウンドを奏でる。しかしサイズの束縛からは解放されない。そこでWE111cと云う1個2Kgのトランスを入手して見た。

WE111cトランスは「パーマロイコア」と呼ばれるものだ。今までの小さなトランスと違いスケール感や情報量は圧倒的に良い。しかし、ライントランスの半田材や配線類を吟味してやらないと宝の持ち腐れになる。普通のケーブルではその真価が発揮できない。

WEのライントランスも111c→93F→91A→62c→50A→15Aと古い物に遡って行く程に、中音の厚みが増して立体的になる。また音色もゾクゾクする様な艶が載って来る。特に15Aや50Aクラスの古い物は「純鉄コア」で作られている様で、「鉄」をうまく使うとこんなにも豊かなサウンドになるのか?と驚かされる。

一般に入手しやすい111cで試して見ると良いだろう。CDの平面的なサウンドがアナログみたいな立体感のあるサウンドに変わってくれる。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/e3f658cf8ca698a2e27d1189bfbb5296


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html#c71

[文化2] お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは…(リバイバル板へのリンク) 中川隆
3. 中川隆[6698] koaQ7Jey 2017年2月14日 09:49:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7158]

日本の中のCIAエージェント
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/436.html


http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/840.html#c3

[昼休み53] 日本の中のCIAエージェント 中川隆
5. 中川隆[6699] koaQ7Jey 2017年2月14日 09:53:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7159]

このスレは

日本の中のCIAエージェント
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/436.html


に移転しました
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/306.html#c5

[不安と不健康18] 癌発症マニュアル! ブドウ糖⇒解糖⇒ピルビン酸⇒乳酸! BRIAN ENO
2. 中川隆[6700] koaQ7Jey 2017年2月14日 09:57:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7160]
まだやってんのか(呆れ)

こういう嘘八百でも陰謀論とセットにして真しやかに書かれると、本気にする純真な人が出てくるから書いておくけど

糖質は癌とは何の関係もない。

糖質ばかり取っているアジアの人に癌死は少ないよ。

そもそも癌が増えたのは食生活が多様になった戦後だからね。

江戸時代の日本人は一升飯だったけど癌になんかならなかった
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/402.html#c2

[不安と不健康18] 癌体質の司令塔は視床下部にある!(これは死ぬまで終わらない) BRIAN ENO
1. 中川隆[6701] koaQ7Jey 2017年2月14日 09:58:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7161]
まだやってんのか(呆れ)

こういう嘘八百でも陰謀論とセットにして真しやかに書かれると、本気にする純真な人が出てくるから書いておくけど

糖質は癌とは何の関係もない。

糖質ばかり取っているアジアの人に癌死は少ないよ。

そもそも癌が増えたのは食生活が多様になった戦後だからね。

江戸時代の日本人は一升飯だったけど癌になんかならなかった
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/401.html#c1

[リバイバル3] お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは… 中川隆
12. 中川隆[6702] koaQ7Jey 2017年2月14日 11:04:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7162]

日本の中のCIAエージェント
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/436.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/218.html#c12
[番外地6] 人口が減ることは、将来発展する余地が拡大すること

人口が減ることは、将来発展する余地が拡大すること


ペスト以前の欧州はアラブやアジアより遅れていたが、人口減少で先進地域になった


ドイツの異常な人口政策

日本の人口は年間20万人くらい減少していて、年率で0.15%くらいの減少率になります。

アメリカは平均すると年率1%くらい人口増加していて、毎年320万人くらいになります。

これを毎月にならすと約26万人になり、米雇用統計という有名な指標は+20万人台が目安になっています。

          

アメリカは毎月20万人以上就職者が増えないと失業率が上昇してしまい、すぐに景気が悪化するでしょう。

人口増加率ならぬ減少率で日本が世界最低かというとそうでもなく、もっと下に20カ国くらい存在しています。

注目すべきはドイツで2012年には1.7%も人口減少し、2009年も人口減少していました。


平均するとドイツの人口増加率は+−ゼロといったところで、既に人口減少社会になっています。

ドイツではEUが自由化してから国外流出が止まらず、反対に入ってくる人は少ない状態が続いていました。

2015年には難民100万人近くを受け入れたので人口は増えた筈ですが、この政策は人口構成に深刻な影響を及ぼしています。


ドイツ連邦統計局の調査で難民騒動前の2014年に、人口構成の20%が移民になったと発表していました。

ドイツの人口は約8000万人なので移民とその子孫は1600万人で、その後移民が100万人以上増加してもっと移民割合は増加しました。

すると移民を嫌ってドイツを脱出する「ドイツ人」がもっと増え、ドイツ人比率が急速に減少しています。


江戸末期の人口減少の結果、明治維新という社会の高度化が起きた
exb68_pic15L
引用:http://www.yumebi.com/images/exb68_pic15L.jpg

欧州の人口減少が生んだ産業革命

ドイツの外国人比率は冷戦終了した1990年ごろにはゼロに近かったが、2003年に730万人、2014年に1600万人になり今は1800万人近い。

EUに加盟したほぼ全ての国の首都では元の住人より外国人比率が多くなったが、ベルリンもすぐにそうなるでしょう。

早い話EUでは、東京や大阪の「永住者」の過半数が中国人や韓国人になったというような状況です。


欧州各国では1970年代から80年代にかけて人口増加率が急速に低下し、人口減少が起きたので「そうだ移民を増やそう」となりました。

アラブや東欧やアフリカから移民を増やした結果、EUの人口減少に歯止めがかかり、一定の成果を上げました。

自国民を外国人に入れ替えるほど人口減少を恐れていたのだが、人口減はそれほど有害なものかは意見が分かれています。


人口減は短期的には経済を縮小させ、GDP成長率の低下、財政悪化などの悪影響を招きます。

その一方で大きく時代が変わるときには、必ずと言って良いほど人口減少期がありました。

史上最も有名なのはイギリスの産業革命を生んだ人口減少で、少ない労働人口をカバーする為に蒸気エンジンなどが開発されました。


イギリスの産業革命は欧州全体の人口減少の一部で、実際はその数百年前から欧州は人口減少に苦しんでいました。

1300年代に欧州は蒙古やイスラムの侵攻、ペストの大流行などで人口が大きく減り、消費者も労働者も大きく減った。

これをアフリカからの奴隷労働者で補おうとしたが解決せず、科学や機械の力で補おうとし、ルネッサンスが起きた。

人口減少の効果

以降欧州は人口が減るたびに科学技術で補うのを繰り返し、その最後の1ページがイギリスの産業革命でした。

一方中国を中心とするアジアは肥沃な穀物地帯で人口が増え続け、一時的に減少しても膨大な食料によって容易に再生しました。

アジアでは機械の進歩に頼るより人口を増やせば良かったので、今日でも欧州より科学技術で遅れている。


では1300年代から1800年代の欧州で、もしインドシナや中国並みに大量の食料があり、すぐに人口が回復したら欧州は栄えたのでしょうか。

人口がアジア並みに増える欧州はそれなりに栄えたが、人類は今も蒸気機関を発明していない可能性が高いと考えます。

中国では「人類○大発明」が多くあるが、発明したのはどれも数千年前で、中国統一前の混乱期でした。


この頃の中国奥地はやはり食糧生産が限られていて、機械や道具によって生産を増やそうとしていました。

まず動機があって発明がなされるので、歴史を塗り替えるような発明は人口減少期に誕生します。

人口減少にはもう一つの効果があり、将来人口が増える余地が大きくなるという点です。


人口ボーナスという経済用語があり、何の努力もしなくても人口が増えている国では、人口増加率の2倍くらいは経済成長率が底上げされます。

例えばアメリカの人口増加率は1%なので、アメリカは何もしなくても必ず2%成長する事になっています。

逆に考えると日本は人口のマイナスボーナスで、年0.4%くらいマイナス成長してます。


じゅうたん爆撃による人口減少は、後の高度経済成長を引き起こした

人口減少以後の日本

日本の国土の85%は山か離島で人が住めず、平地の90%は農地や道路や施設で利用され、せいぜい国土面積の2%以下しか住居に使用できません。

だから早く人口が頭打ちになったのだが、人口減少期の後にはより高度な社会に変化して人口が増えています。

産業革命もそうだし、第一次第二次大戦、明治維新や戦国時代、鎌倉時代、縄文末期も人口減少の後で大きく発展しました。


こうなる理由は科学の発展のほかに、人口が減少したこと自体にあり、欧州では人口が減少しても土地やお金が減らなかったので、一人当たりで豊かになりました。

金余りが起きたわけで、余ったお金は投資に回されて大航海時代や科学の発展をもたらしました。

鉄砲などの兵器も兵士の数が減少したのを補う為に進歩し、軍事的にも強大になり世界支配を強めていきました。


実はペスト以前の欧州はアジアにもアラブにも劣勢で、「ローマ帝国」が世界最大になったのはもっと後の事でした。

人口減少を社会システムや科学の高度化で補うというイベントを乗り越えて、初めて欧州は先進地域になりました。

このように人口減少は産業革命や明治維新のような、社会の高度化のチャンスでもあります。
http://thutmose.blog.jp/archives/69334561.html

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/766.html

[文化2] ゆとり教育を推進した三浦朱門の妻 曽野綾子がした事 _ これがクリスチャン 中川隆
39. 中川隆[6703] koaQ7Jey 2017年2月14日 18:11:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7164]

「見えない“貧困”〜未来を奪われる子どもたち〜」2017/02/12
http://www.dailymotion.com/video/x5biecj_%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84-%E8%B2%A7%E5%9B%B0-%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%82%92%E5%A5%AA%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A1-20170212_news

2017.02.14
NHKスペシャル 見えない貧困 ON A PLATEと言う漫画について
http://golden-tamatama.com/blog-entry-nhkspecial-on-a-plate.html

さて、一昨日のNHKスペシャル。
現代社会に広がる見えない貧困の話題をやってました。

つぁあああ。
たまたま見てたら激しく気分が落ち込む内容でした。

以前、中間層などもういないと書きましたが。
案の定、表面的には何にも変わらないが、今、若者の間で見えない貧困が急激に広がってるというお話でした。

なぜ貧困が見えないかというと。


1.ファストファッション(最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた服)や格安スマホなど物質的な豊かさによって粉飾されてる。
2.高校生のアルバイトなど子ども達が家計の支え手になっている。
3.本人が貧困を隠すために、教師や周囲の大人が気づきにくい。

アルバイトの掛け持ちとかで疲れ切って学校に行けない子。
そして貧困で進学を諦める子が増えてるということでした。

このNHKスペシャルはネットで大きな話題でツィッターでトレンド入りしてるようです。

動画がアップされてたので張っときます。
見ると気分が落ち込むので注意。


「見えない“貧困”〜未来を奪われる子どもたち〜」2… 投稿者 gomizeromirai

まぁ、なんとも。。
救いようがない話ですね。

これで思い出したのは以下の漫画です。
世の中の理不尽を描いた漫画。
読むと泣けてきますね。

ON A PLATE (ひとつのお皿の上で)という漫画です。
裕福な家庭に育ったリチャード君と貧困家庭に育ったポーラ君の人生の対比です。


http://thewireless.co.nz/articles/the-pencilsword-on-a-plate より
http://tabi-labo.com/280195/on-a-plate (翻訳はTABLABO)

左はリチャード。両親はいい感じ。
右はポーラ。親は…まあ、あんまり。

リチャードの家は暖かくて清潔。棚は本でいっぱいで、冷蔵庫はごはんでいっぱい。
ポーラの家は人でいっぱい。ものはあんまりない。汚くて、うるさくて、病気になりがち。

リチャードの親は、子どものためになんでもしてくれる。
「いい子だ!」「賢いわね!」
ポーラだってそうだよ。だから共働きなんだ。

リチャードはいい学校に行く。設備が整っていて、子どもたちもいい子ばかり。先生たちは自分の仕事を愛している。

ポーラの学校では、クラスの人数が多すぎる。予算もないし、見た目にもそれが出ちゃってる。先生たちは疲れ果てていて、ストレスでやつれている。
「あぁ、新しいバイト探さなきゃ…」

リチャードは親からとっても期待されている。
「B+ですって?まあ、家庭教師をつけないとね」

…ポーラとはちょっと違う。
「B?へー、いいじゃない!」

長い時間の中で、小さな違いが積み重なっていく…
リチャードは、親が大学の学費を払ってくれている。
ポーラは、仕事を掛け持ちしながら職業訓練校にお金を借りて通っている。

…そしてだんだん、大きな違いになっていく。

「あの会社で働いている友人がいるんだ。話をつけてインターンに行けるようにしてやろう」
「ありがとう、お父さん」

「俺の面倒を見るより、ちゃんと勉強しなさい…」
「お父さん、あなた病気なのよ」

積み重なる小さな違いは、そっと忍び寄る…

「ローンの審査がおりましたよ。おめでとうございます!」

「悪いけどうちでは引き受けられませんね。別のところに行っては?」

そしてリチャードは、自分がトップに立つべき人間だと思いはじめる。すべて自分の力で成し遂げたと。
「君はロジャーの息子だね?噂は聞いているよ。いつも見ているからね」

その頃ポーラは、自分の立ち位置を知りはじめる。
「仕事はさせるが、ミスはするなよ」


「リチャードさん、あなたの成功の秘訣はなんですか?」

「あの…失礼します…」

でも、そうならなければいいな、と僕は思う。


「成功する秘訣は、泣き言を言わずに一生懸命努力することですね。与えられることを待ってばかりいる人にはうんざりです。僕は何も特別なものは与えられませんでしたよ」

「…」

本当に、そんな世の中にならなければいいな、と僕は思う。

同じお皿の上で、一方は恵まれて悩みのない世界に生きてるくせに好きなことを言う。
一方は恵まれない世界に生きて、それを黙って聞く。

この日本は富裕層と貧困層が分かれて棲み分けが進む社会になってきています。
もう昔のサザエさんのような誰もが共通に共感できる対象がいない。

子供の頃から住む世界が違う。
富裕層は富裕層で楽しく暮らしてる。
貧困層の暮らしには共感もできないし、そもそもどういう生活を送ってるかも知らない。

棲み分けが進んで我関せず。
現代社会は究極の我良し(ワレヨシ)社会になったと言えるでしょう。

まぁ、ワタスの見るところ今の社会の仕組みは後3年ぐらい。
今後もますます若者は苦しく貧富の差もますます開くことでしょう。
そして今後、ギリギリの限界、究極のワレヨシまで行く。
いま、99%の人は静かに耐え忍んでいます。

そして2021年の世界大戦で弾ける。

そこから全然別の違う経済の仕組みが出てくる。
今のところはそう見てます。
http://golden-tamatama.com/blog-entry-nhkspecial-on-a-plate.html


http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/492.html#c39

[文化2] ゆとり教育を推進した三浦朱門の妻 曽野綾子がした事 _ これがクリスチャン 中川隆
40. 中川隆[6704] koaQ7Jey 2017年2月14日 18:16:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7165]

【生活保護】母子加算廃止で回転寿司も食べられなくなった。月に一度のささやかな贅沢だったのに…

月1度の回転寿司がささやかなぜいたくだった。

乳癌で働けなくなって生活保護を受ける京都市山科区の辰井絹恵さん(46)は長男(18)と2人暮らし。向き合って座り、積み上がった40枚以上の皿を見る時だけは、貧しさを忘れられた。

毎月約2万3000円の「母子加算」は、06年度から減らされ、翌年度に打ち切られた。回転寿司はあきらめた。

_________________


幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。

       J('ー`)し
        (  )\('∀`)
        ||  (_ _)ヾ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

そんな私たちにとって月に一度のささやかな楽しみ・・・それが回転寿司

       J('∀`)し 明日は母子加算の手当てが出るからお寿司食べに以降ね
        (ヽロロ   ヽ('∀`)/
        ||      (_ _)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

役所に行くと母子加算が廃止されたことを知らされた
──┐
   │                _[自民党]
   │   J( ;'A`)し       (`Д´ )お前らにやる金なんてあるかよボケ
   │     (  )\( 'A`) ロロヾ(  ) 
   │     ||  (_ _)ヾ     || 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

母は 「母ちゃんバカでごめんね」 と言って涙を少しこぼした

  ( 'A`) J('A` )し
  .(_ _)   (  )  .┌─
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄くく ̄ ̄ ̄|  
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

そんな母が去年の暮れに亡くなった。

死ぬ前に1度だけ目を覚まし思い出したように
「回転寿司、ごめんね」 と言った。

                 ('A` )
         J('A`)し    (  )
      /⌒⌒⌒⌒⌒ヽ  ||
     // ̄ ̄ ̄フ /
   / (___/ /
   (______ノ


俺は 「楽しかったよ」 と言おうとしたが、最後まで声にならなかった

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/492.html#c40

[リバイバル3] お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは… 中川隆
13. 中川隆[6705] koaQ7Jey 2017年2月14日 18:46:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7166]

ついに私にも暗殺の手が回ってきました。私の自家用車に細工がされた模様です。

18 6月 ついに私にも暗殺の手が回ってきました。私の自家用車に細工がされた模様です。

私はこのブログを通して、この日本社会の闇の実態を解明し、それを記事にして日本全国の皆さんに知らしめようと努めてきました。

ただこの国に良くなってほしい、同じ日本民族が少しでも幸せになってほしいとの一心で、この国がおかしくなっている原因を解明し、自分なりに解決策を見出そうとしたわけです。

ところが、実際にその原因を解明しようとすればするほど、この国の闇の深さに驚くばかりでした。この国が金融ユダヤ人に乗っ取られている、だからこの国がおかしくなっているということは最初から分かっていましたが、その手口は余りに陰湿、悪質、そして露骨なもので、しかもその闇の手は今でも皆さんが気付かないうちにどんどん日本全国に食指を広げています……。

だからこそ、私のように日本の闇を解明しようとする人は、恐ろしくなってその作業を止めたり、あるいは逆に何者かに止めらりれたりしてきたのでしょう。

そして、私にもついに暗殺の手が回ってきたようです。これほど早くからこの時が来るとは思っていませんでしたが、それだけ私が闇の核心部分に触れてしまったという証拠だろうと思います。

今日の夜中、私が自家用車に乗ってドライブしていると、突然、車のハンドルが動かなくなりました。幸い、他に車のほとんど通っていない山道を走っていましたので、大きな事故にはなりませんでした。もし高速を走っていたり、交通量の多い場所を走っていたりしたら、大変な事故になっていたことでしょう。最悪の場合、死んでいたはずです。

しかし、神様は私を守ってくださいました。私に霊感を与え、全く交通量のない山道を、しかも深夜の12時過ぎにドライブさせるようにしたのです。別に何か行くべきところがあって車を走らせたわけではありません。ただ、なんとなく山の新鮮な空気を吸いたかっただけです。

もちろん、家から山まで行くには交通量の多い道も一旦は通らなければなりません。しかし、トラブルが起きたのは山道に入ってしばらく経ってからのことでした。しかもくねくねと曲がりくねった山道でしたので、それほどスピードも出してはいませんでした。

ロードサービスにレッカーに来てもらいましたが、夜中なのでまだ修理には出していません。なので、何が原因で故障したのかはよく分かりませんが、レッカーに来て下さった方の話ではパワステが故障したのだろうということでした。

それだけでなく、バッテリーにまで異常があるとの表示がダッシュボードに点灯していました。明らかに何者かに細工された感じでした。要するに、パワステが壊れなかった場合に備えて、バッテリーにも細工していたということではないかと思います。もしかしたら、他の部分にも何か細工されているかも知れません。

私はこれまで何十年と車に乗ってきましたが、ハンドルが動かなくなったというトラブルには今まで一度も遭ったことがありませんし、周りでそんなトラブルに遭ったという人も一人も見たことがありません。

第一、そんな簡単にハンドルが動かなくなるようなことがあったら、世界のあちこちで頻繁に事故が起きてしまいます。私の乗っている車は国産車ですが、日本の優れた自動車会社がそんないい加減な車を作るはずがありません。

それに、私が普段メンテナンスをしてもらっているのはトヨタです。トヨタに定期点検も車検もお願いしています。トヨタがそんないい加減な整備をするとは思えません。

恐らく明日には、故障の原因がはっきりと分かるでしょう。もちろん、細工した人間は、細工したことが分からないように細工しているはずですから、はっきりと暗殺計画があったと証明できるようなことはご報告できないかも知れません。

しかし、一応は状況証拠になると思いますので、きちんと報告だけはさせていただこうと思います。それまで私の命があればの話ですが……。

もっとも、私もこれからやるべきことをやって、裏社会の皆さんにさらなるダメージを与えようと思っています。報告すべきところにきちんと報告し、裏社会がこれ以上、私にも、また私と同じような真相解明をしている人にも危害を加えられないように様々な対処していくつもりです。

警察に報告する……なんて甘い考えではありません。もっと恐ろしいことが裏社会の皆さんの身の上に起こることになるでしょう。

一応、今の時点では、犯人は創価学会の関係者ではないかと思っています。私はここのところ創価=パソナ=竹中平蔵のことを深く追求していましたから。あるいは統一教会=安倍晋三のことも追求してきましたので、そちら方面の方の犯行かも知れません……。

もし私が死んでいたら、適当な遺書を書いて、自殺だったと見せかけるつもりだったのでしょうか……。あるいは、いつの間にか私がどこかの会社の役員になっていて、私が死んだとたん、その会社に保険金が下りる仕組みになっていたのでしょうか……。

もしかしたらダイアナ妃の事故も、同じように車に何か細工されていたのかも知れませんね。そんな想像がちらりと浮かびました。

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/218.html#c13

[リバイバル3] お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは… 中川隆
14. 中川隆[6706] koaQ7Jey 2017年2月14日 18:49:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7167]
>>13 は rapt-neo の記事ですがリンクを貼れませんでした。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/218.html#c14
[近代史02] 小沢一郎先生を襲った恐怖とは 中川隆
32. 中川隆[6707] koaQ7Jey 2017年2月14日 18:52:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7168]

以下は rapt-neo の記事ですがリンクを貼れませんでした:


ついに私にも暗殺の手が回ってきました。私の自家用車に細工がされた模様です。

6月 ついに私にも暗殺の手が回ってきました。私の自家用車に細工がされた模様です。


私はこのブログを通して、この日本社会の闇の実態を解明し、それを記事にして日本全国の皆さんに知らしめようと努めてきました。

ただこの国に良くなってほしい、同じ日本民族が少しでも幸せになってほしいとの一心で、この国がおかしくなっている原因を解明し、自分なりに解決策を見出そうとしたわけです。

ところが、実際にその原因を解明しようとすればするほど、この国の闇の深さに驚くばかりでした。この国が金融ユダヤ人に乗っ取られている、だからこの国がおかしくなっているということは最初から分かっていましたが、その手口は余りに陰湿、悪質、そして露骨なもので、しかもその闇の手は今でも皆さんが気付かないうちにどんどん日本全国に食指を広げています……。

だからこそ、私のように日本の闇を解明しようとする人は、恐ろしくなってその作業を止めたり、あるいは逆に何者かに止めらりれたりしてきたのでしょう。

そして、私にもついに暗殺の手が回ってきたようです。これほど早くからこの時が来るとは思っていませんでしたが、それだけ私が闇の核心部分に触れてしまったという証拠だろうと思います。

今日の夜中、私が自家用車に乗ってドライブしていると、突然、車のハンドルが動かなくなりました。幸い、他に車のほとんど通っていない山道を走っていましたので、大きな事故にはなりませんでした。もし高速を走っていたり、交通量の多い場所を走っていたりしたら、大変な事故になっていたことでしょう。最悪の場合、死んでいたはずです。

しかし、神様は私を守ってくださいました。私に霊感を与え、全く交通量のない山道を、しかも深夜の12時過ぎにドライブさせるようにしたのです。別に何か行くべきところがあって車を走らせたわけではありません。ただ、なんとなく山の新鮮な空気を吸いたかっただけです。

もちろん、家から山まで行くには交通量の多い道も一旦は通らなければなりません。しかし、トラブルが起きたのは山道に入ってしばらく経ってからのことでした。しかもくねくねと曲がりくねった山道でしたので、それほどスピードも出してはいませんでした。

ロードサービスにレッカーに来てもらいましたが、夜中なのでまだ修理には出していません。なので、何が原因で故障したのかはよく分かりませんが、レッカーに来て下さった方の話ではパワステが故障したのだろうということでした。

それだけでなく、バッテリーにまで異常があるとの表示がダッシュボードに点灯していました。明らかに何者かに細工された感じでした。要するに、パワステが壊れなかった場合に備えて、バッテリーにも細工していたということではないかと思います。もしかしたら、他の部分にも何か細工されているかも知れません。

私はこれまで何十年と車に乗ってきましたが、ハンドルが動かなくなったというトラブルには今まで一度も遭ったことがありませんし、周りでそんなトラブルに遭ったという人も一人も見たことがありません。

第一、そんな簡単にハンドルが動かなくなるようなことがあったら、世界のあちこちで頻繁に事故が起きてしまいます。私の乗っている車は国産車ですが、日本の優れた自動車会社がそんないい加減な車を作るはずがありません。

それに、私が普段メンテナンスをしてもらっているのはトヨタです。トヨタに定期点検も車検もお願いしています。トヨタがそんないい加減な整備をするとは思えません。

恐らく明日には、故障の原因がはっきりと分かるでしょう。もちろん、細工した人間は、細工したことが分からないように細工しているはずですから、はっきりと暗殺計画があったと証明できるようなことはご報告できないかも知れません。

しかし、一応は状況証拠になると思いますので、きちんと報告だけはさせていただこうと思います。それまで私の命があればの話ですが……。

もっとも、私もこれからやるべきことをやって、裏社会の皆さんにさらなるダメージを与えようと思っています。報告すべきところにきちんと報告し、裏社会がこれ以上、私にも、また私と同じような真相解明をしている人にも危害を加えられないように様々な対処していくつもりです。

警察に報告する……なんて甘い考えではありません。もっと恐ろしいことが裏社会の皆さんの身の上に起こることになるでしょう。

一応、今の時点では、犯人は創価学会の関係者ではないかと思っています。私はここのところ創価=パソナ=竹中平蔵のことを深く追求していましたから。あるいは統一教会=安倍晋三のことも追求してきましたので、そちら方面の方の犯行かも知れません……。

もし私が死んでいたら、適当な遺書を書いて、自殺だったと見せかけるつもりだったのでしょうか……。あるいは、いつの間にか私がどこかの会社の役員になっていて、私が死んだとたん、その会社に保険金が下りる仕組みになっていたのでしょうか……。

もしかしたらダイアナ妃の事故も、同じように車に何か細工されていたのかも知れませんね。そんな想像がちらりと浮かびました。

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html#c32

[近代史02] 小沢一郎先生を襲った恐怖とは 中川隆
33. 中川隆[6708] koaQ7Jey 2017年2月14日 18:53:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7169]

「覚醒剤」_ 日本の官僚はアメリカのハニートラップ戦略によって動かされていた
パソナ美女接待迎賓館”仁風林”
http://www.asyura2.com/0310/dispute13/msg/126.html#c35

日本の中のCIAエージェント
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/436.html

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html#c33

[近代史02] 小沢一郎先生を襲った恐怖とは 中川隆
34. 中川隆[6709] koaQ7Jey 2017年2月14日 18:55:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7170]

朝日新聞襲撃犯、名乗り出る


週刊新潮で前号に引き続き「犯行告白」した島村征憲氏(65)は今回、阪神支局内で2人の記者に散弾銃を発砲した、とする様子を詳細に表現している。

また、前号で「ある公的な組織」と表現した、犯行を「頼んできた」人物が当時所属していた組織について CIA だとも明かした。


【NEWS引用】1987年5月の朝日新聞阪神支局襲撃事件などを巡って、週刊新潮に掲載した手記で「実行犯」を名乗った島村征憲(まさのり)氏(66)が、4月13日に北海道富良野市内で白骨化した遺体となって発見されていたことが18日、わかった。道警は自殺と見ている。

 島村氏は、「自分が実行犯だ」として昨年1〜2月に4回連載した。しかしその後、証言を翻し週刊新潮も誤報を認めた。

 島村氏は、朝日新聞・小尻記者と犬飼記者2人が殺傷された阪神支局襲撃事件について「自分がやった」とし、朝日新聞東京本社銃撃や静岡支局爆破未遂など3事件についても実行したと強弁していた。

 しかし、当の朝日新聞の検証結果で島村氏の話に真実性なし。連載した週刊新潮も誤報と認めていた。

 遺体は4月13日、富良野市内の資材置き場で見つかった。

島村さんは1月、北海道旭川市内のホテルで手首などを切った状態で見つかり、市内の病院に入院中に行方が分からなくなった。ホテルには

「お父さんはもうだめだ」

などと家族に向けたとみられる遺書らしきものが置かれていた。

 不可解だ。本当に自殺したのだろうか?

しかも、遺体発見から1ヶ月も経ってから発表する道警もおかしい。

白骨化している、なんて。

自殺?他殺?

どちらにしても調査、取材、捜査いずれも追及は困難極まりない。

 大きな闇の勢力が、北の地の果てに葬り去ってしまったのか?

 まさに小説の書き手なら、想像が膨らむばかりだ。

 襲撃した犯人は必ずいるはずで、どこかで、島村氏の死をにんまりと喜んではいないか?
http://blog.goo.ne.jp/gooyuhueriami/e/324980de1615a3a17d458939d6ced3eb

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html#c34

[リバイバル3] 超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ 中川隆
1. 中川隆[6710] koaQ7Jey 2017年2月14日 20:41:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7171]

ラインケーブルはXLRケーブルをお勧めする - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年02月14日

ラインケーブルは一般的には「RCAケーブル」が使用される場合が多い。取り扱いが簡単であるからだ。それも単純な「抜き差し」出来るジョイントプラグが多い。

オーディオマニアで「音質」に拘るなら、同じRCAケーブルでも「コレットチャック方式」のRCAケーブルを使った方が音質も上のクラスになるし外れにくい。

出来るなら「XLRケーブル」をお勧めする。何故なら「外れ難い」ロック構造で接続できるから。他にもXLRケーブルを進める理由が有る。「バランス電送」か「アンバランス電送」のどちらがノイズに強いか?という問題から、自分は出来るだけ「バランス電送」で使う様にしている。最近の高級アンプやソース機器は「バランス電送」の為に「XLRプラグ」を設置してある。これを使わない手はない。

一般論であるがプラグ単体を考えて見ても、RCAのジョイント構造よりコレットチャック方式の方がコストがかかっている。更にXLRケーブルの方がもっとコストがかかっている。ただケーブル材やプラグのグレードで音質が逆転する場合もある。良く聴いて確認して使う事だ。

プラグやソケットが良いと、「音数」や「音のヌケ・キレ・ノビ」が極端に改善される。ダラーっとしたサウンドがきびきびしたサウンドになり心地よくなる。プラグを製造している会社も各社在る。その中から自分に合ったプラグを見つけるのも楽しい物です。自分は「フルテック ロジウムメッキ仕様品」に限定して使っています。ここまでたどり着くのに結構な時間がかかりました。但し高価です。フルテックよりもっと良いプラグも有るかも知れませんが、自分はこれで気に入っていますし、これから全てのケーブルのプラグを変えるパワーは有りません。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/4233576d3069d590a7d169a1bdf93f86

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html#c1

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
16. 中川隆[6711] koaQ7Jey 2017年2月14日 20:51:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7172]
>>12 に追加

二次元のステレオ再生 GRFのある部屋 2017年 02月 13日

私自身は、360度の指向性を持ったDDDユニットを部屋の中央において、三次元的な音の立体感を追求していますが、音楽を楽しむのには、もちろん、左右・上下に残響成分の深さ方向が再現される二次元サウンドで十分だと思っています。

2.5次元まで出ているT4を除いて、大阪のHartleyも、茅野のESL-57も、和室の横置きに置かれたユニコーンでさえ二次元の再生を心がけているからです。

SPの間隔や向きによって、左右の調整は比較的簡単に行うことが出来ます。

しかし、上下方向の音はなかなか出てきません。

安定性から部屋の低いところに置かれることが多いSPシステムでは、それを補うための若干の傾斜角をもうけて上向きにしているSPも多く見られます。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=27528781&i=201702%2F11%2F99%2Ff0108399_11165828.jpg


QUADのESL-57も前と後ろのピンの高さと角度を変えて仰角を作っています。

そのため音は上向きに放射されてきますから、音が遠くまで届きます。

その仰角のため音が上限方向に広がり、結果として壁一面に音が昇華していくのです。

以前このESLをダブルスタックした装置を聞いたことがありますが、その仰角がないので音の浸透性が少なくなっていました。二つのユニットの調整も相当難しいでしょうね。


和室のユニコーンは、バックロードホーンの出る位置も関係して、二階席から一階を見下ろしているような音場感が現れます。これが上の方まで拡散しないかどうかの実験もこれからの宿題です。二次元でのステレオも奥が深いので、三次元ステレオと平行してこれからもまだまだ実験は続きます。一度、coneqなども導入してその点を今一歩追求したと思っています。


相変わらず茅野の ESL57はいい音です。前日聞かせていただいた田舎GRFさんの音と共通点があります。

豊かに浸透する低音と飾らないすっきりとした高音部が一体化しているところです。

その音を求めて、左側の位置をほんの少しだけ動かし、バランスの調整を行いました。

1mmぐらいの微量な調整ですが、音は大きく変わります。
http://tannoy.exblog.jp/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c16

[番外地6] グローバリズムの世界 中川隆
41. 中川隆[6712] koaQ7Jey 2017年2月14日 22:00:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7173]

2017年2月13日
グローバル化が止められないなら賃金はさらに下がっていく


2004年3月、小泉政権は「労働者派遣法」の改正を行っているのだが、これによって派遣労働者の派遣期間は3年から無制限に延長された。

そうすると、企業は若者たちを正社員で雇うのを辞めて、非正規雇用で無制限に雇うようになっていった。

非正規雇用で雇うことで企業は雇用者に責任を持つこともなく、景気やビジネス環境によって好きなときに人をリストラすることが簡単にできるようになった。

これは働いている人間にとっては、いつクビを切られるのか分からない環境で暮らすということになる。実際、非正規雇用者はそうやって使い捨てされて生活が不安定化した。

こうした中で、日本人が手にしていたはずの豊かさは、1年、そしてまた1年と経つたびに消えてしまった。

格差が問題になり、最初に若年層や女性が困窮に追いやられた。次に高齢層が、最後に中高年も苦境に追いやられるようになり、日本に貧困が蔓延するようになっていった。

そして鈍感な日本人も、やっと何かおかしなことが起きているということに気がつくようになった。

「いつの間にか、自分たちの富が消えてしまっている」
「自分たちの将来がなくなってしまっている……」

グローバル経済が日本人の給料を引き下げた


しかし、病気も同じだが気づいたときはすでに手遅れのことが多い。時代の変化がもたらす結果を日本人は甘く見ていた。気が付いたときはもう手遅れだ。

多くの日本人は、なぜ給料が上がらなくなったのか、なぜ日本の将来が真っ暗になったのか、最初は気付いていなかった。しかし長い時間をかけて、ようやくその「真の原因」を理解するようになった。

結局のところ、世界を俯瞰して見ると日本の政治家が悪いというよりも、世界を席巻していた「グローバル経済」が日本人の給料を引き下げたのだ。

グローバル経済は新興国を豊かにさせ、相対的に日本人を貧しくさせた。たとえば、日本と新興国の関係でグローバル経済を説明すると、以下のようになる。

(1)企業が国際的になった。
(2)日本人は給料が高い。
(3)新興国は給料が安い。
(4)企業が新興国に移転する。
(5)新興国の労働者を安く雇う。
(6)日本人をリストラする。
(7)日本人が失職する。
(8)日本人の失職が増える。
(9)日本人の貧困層が増える。

今の資本主義が続くというのは、グローバル経済が続くということだ。グローバル経済が続くのであれば、日本人は新興国の労働者と戦う必要がある。

日本人はすでに高賃金であり、労働時間も短い。そんな日本人が新興国の労働者と太刀打ちできるのかと言われれば100%の人が難しいと答えるだろう。

新興国の人たちは、低賃金で長時間休みなく働くことができる。日本人はできない。新興国の人たちは1ヶ月3万円でも働く。日本人は働かない。勝負はついている。

グローバル経済が続くのであれば、日本人の環境は良くなることは絶対にない。


「働いても貧しくなる一方」の時代になっている


2000年に入ってから、日本人の中流はこれから壊滅的になると多くの経済アナリストは警鐘を鳴らしていたし、事実その通りになった。

企業が出ていって日本人を雇わなくなったのだから、問題が起きないわけがなかったのだ。日本人の平均年収もどんどん低下した。しかし、政府は「それが構造改革だ」とうそぶいた。

日本企業はグローバル化の波に乗り、先進国の労働者たちに高賃金を払うよりも新興国の安い労働者たちに低賃金で働いてもらう方が会社に利益が残ることを学んだ。

だから、経済の原則に則って工場を移転させ、「先進国の労働者を捨てて新興国の労働者を雇った」のだ。コストを考えると、もう日本人の労働者は雇えなかった。

企業はボランティア団体ではないから、必死になって利益を稼がなければならない。利益を稼ぐためには1円も無駄にできない。

1円でも無駄をなくすためには、1円でも安く働いてくれる人を雇うという流れになるのは目に見えている。だから、日本企業は大挙して新興国に出て行って、日本国内の仕事は消えてしまった。

そうなると、日本人は低賃金の仕事でも受け入れざるを得なくなる。仕事がないより、低賃金の方がマシだからだ。

日本人は遅かれ早かれ全員まとめて「給料が下げられる」「仕事がなくなる」「貧しくなる」のは、グローバル化が日本を覆い尽くした時点で決定していたということになる。

今後もグローバル経済が続く限り、日本人はぎりぎりまで賃金低下を受け入れるしかない状況にある。

もうすでに、「働いて豊かになる」時代ではなく、「働いても貧しくなる一方」の時代になっていることを日本人は自覚している。

では、日本人はどこまで貧しくなるのか。

それはどこかの新興国に行って、そこの人たちがどのような暮らしをしているのか見てくればいい。基本的には彼らと同じ程度まで貧しくなっていく。


トランプ大統領が失敗すればどうなるのか?


ではグローバル経済は、全世界の人たちに何のメリットもない馬鹿げたシステムだったのか。実は、それがそうとも言えないところに世の中の複雑さがある。

グローバル経済は先進国の労働者を貧しくするが、逆に言えば新興国の労働者を豊かにするシステムでもある。

先進国の企業は低賃金を求めて新興国に移動するが、そうすると新興国には大量の仕事が舞い込んできて、人々は毎月の給料を安定的にもらえるようになり、それが徐々に豊かさをもたらすようになるのである。

つまり、皮肉なことなのだが、人類全体で見れば所得が均一になって格差が是正される。先進国の労働者が貧しくなり、新興国の労働者が豊かになるのだから、これは紛れもなく賃金と富のフラット化である。

しかし、その新興国も人々が豊かになって賃上げ闘争をするようになると、企業はそれに応えるよりも、他の賃金の安いところにまた渡り鳥のように移転してしまうので、ある一定水準以上には豊かになれない。

そのため、先進国・新興国の両方で賃金がフラットになるとしても、「低い水準」でフラット化するのである。人類全体から見ると、ほとんどの国民が貧しいところで固定化される。

グローバル化というのは、そういった側面があるので、グローバル経済が定着しているのであれば、先進国の普通の労働者が今後は豊かになれるというのは楽観的過ぎる。

こうしたことが鮮明に見えてくるようになって、欧米では急激に国民の間で「反グローバリズム」が湧き上がるようになっており、それがついにドナルド・トランプ大統領のような保護貿易主義者を生み出している。

しかし、ドナルド・トランプは世界のグローバル化を止めることができるかどうかはまだ分かっていないし、もし失敗すれば今後はグローバル化を止めるものは誰もいなくなる。

グローバル化が止まらないのであれば、日本人の賃金はもっと引き下げられる方向にいく。企業が安い労働者を雇う動きが加速するのだから当然だ。

楽観視できる材料は、どこにもない。


グローバル経済が定着しているのであれば、先進国の普通の労働者が今後は豊かになれるというのは楽観的過ぎる。むしろ、もっと貧しくなっていく。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/02/20170213T2138590900.html
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/711.html#c41

[近代史02] 小沢一郎先生を襲った恐怖とは 中川隆
35. 中川隆[6713] koaQ7Jey 2017年2月15日 10:40:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7174]
コピペ


ついに私にも暗殺の手が回ってきました。私の自家用車に細工がされた模様です。

18 6月 ついに私にも暗殺の手が回ってきました。私の自家用車に細工がされた模様です。


私はこのブログを通して、この日本社会の闇の実態を解明し、それを記事にして日本全国の皆さんに知らしめようと努めてきました。

ただこの国に良くなってほしい、同じ日本民族が少しでも幸せになってほしいとの一心で、この国がおかしくなっている原因を解明し、自分なりに解決策を見出そうとしたわけです。

ところが、実際にその原因を解明しようとすればするほど、この国の闇の深さに驚くばかりでした。この国が金融ユダヤ人に乗っ取られている、だからこの国がおかしくなっているということは最初から分かっていましたが、その手口は余りに陰湿、悪質、そして露骨なもので、しかもその闇の手は今でも皆さんが気付かないうちにどんどん日本全国に食指を広げています……。

だからこそ、私のように日本の闇を解明しようとする人は、恐ろしくなってその作業を止めたり、あるいは逆に何者かに止めらりれたりしてきたのでしょう。

そして、私にもついに暗殺の手が回ってきたようです。これほど早くからこの時が来るとは思っていませんでしたが、それだけ私が闇の核心部分に触れてしまったという証拠だろうと思います。

今日の夜中、私が自家用車に乗ってドライブしていると、突然、車のハンドルが動かなくなりました。幸い、他に車のほとんど通っていない山道を走っていましたので、大きな事故にはなりませんでした。もし高速を走っていたり、交通量の多い場所を走っていたりしたら、大変な事故になっていたことでしょう。最悪の場合、死んでいたはずです。

しかし、神様は私を守ってくださいました。私に霊感を与え、全く交通量のない山道を、しかも深夜の12時過ぎにドライブさせるようにしたのです。別に何か行くべきところがあって車を走らせたわけではありません。ただ、なんとなく山の新鮮な空気を吸いたかっただけです。

もちろん、家から山まで行くには交通量の多い道も一旦は通らなければなりません。しかし、トラブルが起きたのは山道に入ってしばらく経ってからのことでした。しかもくねくねと曲がりくねった山道でしたので、それほどスピードも出してはいませんでした。

ロードサービスにレッカーに来てもらいましたが、夜中なのでまだ修理には出していません。なので、何が原因で故障したのかはよく分かりませんが、レッカーに来て下さった方の話ではパワステが故障したのだろうということでした。

それだけでなく、バッテリーにまで異常があるとの表示がダッシュボードに点灯していました。明らかに何者かに細工された感じでした。要するに、パワステが壊れなかった場合に備えて、バッテリーにも細工していたということではないかと思います。もしかしたら、他の部分にも何か細工されているかも知れません。

私はこれまで何十年と車に乗ってきましたが、ハンドルが動かなくなったというトラブルには今まで一度も遭ったことがありませんし、周りでそんなトラブルに遭ったという人も一人も見たことがありません。

第一、そんな簡単にハンドルが動かなくなるようなことがあったら、世界のあちこちで頻繁に事故が起きてしまいます。私の乗っている車は国産車ですが、日本の優れた自動車会社がそんないい加減な車を作るはずがありません。

それに、私が普段メンテナンスをしてもらっているのはトヨタです。トヨタに定期点検も車検もお願いしています。トヨタがそんないい加減な整備をするとは思えません。

恐らく明日には、故障の原因がはっきりと分かるでしょう。もちろん、細工した人間は、細工したことが分からないように細工しているはずですから、はっきりと暗殺計画があったと証明できるようなことはご報告できないかも知れません。

しかし、一応は状況証拠になると思いますので、きちんと報告だけはさせていただこうと思います。それまで私の命があればの話ですが……。

もっとも、私もこれからやるべきことをやって、裏社会の皆さんにさらなるダメージを与えようと思っています。報告すべきところにきちんと報告し、裏社会がこれ以上、私にも、また私と同じような真相解明をしている人にも危害を加えられないように様々な対処していくつもりです。

警察に報告する……なんて甘い考えではありません。もっと恐ろしいことが裏社会の皆さんの身の上に起こることになるでしょう。

一応、今の時点では、犯人は創価学会の関係者ではないかと思っています。私はここのところ創価=パソナ=竹中平蔵のことを深く追求していましたから。あるいは統一教会=安倍晋三のことも追求してきましたので、そちら方面の方の犯行かも知れません……。

もし私が死んでいたら、適当な遺書を書いて、自殺だったと見せかけるつもりだったのでしょうか……。あるいは、いつの間にか私がどこかの会社の役員になっていて、私が死んだとたん、その会社に保険金が下りる仕組みになっていたのでしょうか……。

もしかしたらダイアナ妃の事故も、同じように車に何か細工されていたのかも知れませんね。そんな想像がちらりと浮かびました。




http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html#c35

[リバイバル3] 闇の組織とは? _ 創価学会は鳥人コンテストが好き? 中川隆
7. 中川隆[6714] koaQ7Jey 2017年2月15日 10:40:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7175]
コピペ

ついに私にも暗殺の手が回ってきました。私の自家用車に細工がされた模様です。

18 6月 ついに私にも暗殺の手が回ってきました。私の自家用車に細工がされた模様です。


私はこのブログを通して、この日本社会の闇の実態を解明し、それを記事にして日本全国の皆さんに知らしめようと努めてきました。

ただこの国に良くなってほしい、同じ日本民族が少しでも幸せになってほしいとの一心で、この国がおかしくなっている原因を解明し、自分なりに解決策を見出そうとしたわけです。

ところが、実際にその原因を解明しようとすればするほど、この国の闇の深さに驚くばかりでした。この国が金融ユダヤ人に乗っ取られている、だからこの国がおかしくなっているということは最初から分かっていましたが、その手口は余りに陰湿、悪質、そして露骨なもので、しかもその闇の手は今でも皆さんが気付かないうちにどんどん日本全国に食指を広げています……。

だからこそ、私のように日本の闇を解明しようとする人は、恐ろしくなってその作業を止めたり、あるいは逆に何者かに止めらりれたりしてきたのでしょう。

そして、私にもついに暗殺の手が回ってきたようです。これほど早くからこの時が来るとは思っていませんでしたが、それだけ私が闇の核心部分に触れてしまったという証拠だろうと思います。

今日の夜中、私が自家用車に乗ってドライブしていると、突然、車のハンドルが動かなくなりました。幸い、他に車のほとんど通っていない山道を走っていましたので、大きな事故にはなりませんでした。もし高速を走っていたり、交通量の多い場所を走っていたりしたら、大変な事故になっていたことでしょう。最悪の場合、死んでいたはずです。

しかし、神様は私を守ってくださいました。私に霊感を与え、全く交通量のない山道を、しかも深夜の12時過ぎにドライブさせるようにしたのです。別に何か行くべきところがあって車を走らせたわけではありません。ただ、なんとなく山の新鮮な空気を吸いたかっただけです。

もちろん、家から山まで行くには交通量の多い道も一旦は通らなければなりません。しかし、トラブルが起きたのは山道に入ってしばらく経ってからのことでした。しかもくねくねと曲がりくねった山道でしたので、それほどスピードも出してはいませんでした。

ロードサービスにレッカーに来てもらいましたが、夜中なのでまだ修理には出していません。なので、何が原因で故障したのかはよく分かりませんが、レッカーに来て下さった方の話ではパワステが故障したのだろうということでした。

それだけでなく、バッテリーにまで異常があるとの表示がダッシュボードに点灯していました。明らかに何者かに細工された感じでした。要するに、パワステが壊れなかった場合に備えて、バッテリーにも細工していたということではないかと思います。もしかしたら、他の部分にも何か細工されているかも知れません。

私はこれまで何十年と車に乗ってきましたが、ハンドルが動かなくなったというトラブルには今まで一度も遭ったことがありませんし、周りでそんなトラブルに遭ったという人も一人も見たことがありません。

第一、そんな簡単にハンドルが動かなくなるようなことがあったら、世界のあちこちで頻繁に事故が起きてしまいます。私の乗っている車は国産車ですが、日本の優れた自動車会社がそんないい加減な車を作るはずがありません。

それに、私が普段メンテナンスをしてもらっているのはトヨタです。トヨタに定期点検も車検もお願いしています。トヨタがそんないい加減な整備をするとは思えません。

恐らく明日には、故障の原因がはっきりと分かるでしょう。もちろん、細工した人間は、細工したことが分からないように細工しているはずですから、はっきりと暗殺計画があったと証明できるようなことはご報告できないかも知れません。

しかし、一応は状況証拠になると思いますので、きちんと報告だけはさせていただこうと思います。それまで私の命があればの話ですが……。

もっとも、私もこれからやるべきことをやって、裏社会の皆さんにさらなるダメージを与えようと思っています。報告すべきところにきちんと報告し、裏社会がこれ以上、私にも、また私と同じような真相解明をしている人にも危害を加えられないように様々な対処していくつもりです。

警察に報告する……なんて甘い考えではありません。もっと恐ろしいことが裏社会の皆さんの身の上に起こることになるでしょう。

一応、今の時点では、犯人は創価学会の関係者ではないかと思っています。私はここのところ創価=パソナ=竹中平蔵のことを深く追求していましたから。あるいは統一教会=安倍晋三のことも追求してきましたので、そちら方面の方の犯行かも知れません……。

もし私が死んでいたら、適当な遺書を書いて、自殺だったと見せかけるつもりだったのでしょうか……。あるいは、いつの間にか私がどこかの会社の役員になっていて、私が死んだとたん、その会社に保険金が下りる仕組みになっていたのでしょうか……。

もしかしたらダイアナ妃の事故も、同じように車に何か細工されていたのかも知れませんね。そんな想像がちらりと浮かびました。



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/270.html#c7

[リバイバル3] カルトの世界 中川隆
7. 中川隆[6715] koaQ7Jey 2017年2月15日 10:42:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7176]

コピペ

ついに私にも暗殺の手が回ってきました。私の自家用車に細工がされた模様です。

18 6月 ついに私にも暗殺の手が回ってきました。私の自家用車に細工がされた模様です。


私はこのブログを通して、この日本社会の闇の実態を解明し、それを記事にして日本全国の皆さんに知らしめようと努めてきました。

ただこの国に良くなってほしい、同じ日本民族が少しでも幸せになってほしいとの一心で、この国がおかしくなっている原因を解明し、自分なりに解決策を見出そうとしたわけです。

ところが、実際にその原因を解明しようとすればするほど、この国の闇の深さに驚くばかりでした。この国が金融ユダヤ人に乗っ取られている、だからこの国がおかしくなっているということは最初から分かっていましたが、その手口は余りに陰湿、悪質、そして露骨なもので、しかもその闇の手は今でも皆さんが気付かないうちにどんどん日本全国に食指を広げています……。

だからこそ、私のように日本の闇を解明しようとする人は、恐ろしくなってその作業を止めたり、あるいは逆に何者かに止めらりれたりしてきたのでしょう。

そして、私にもついに暗殺の手が回ってきたようです。これほど早くからこの時が来るとは思っていませんでしたが、それだけ私が闇の核心部分に触れてしまったという証拠だろうと思います。

今日の夜中、私が自家用車に乗ってドライブしていると、突然、車のハンドルが動かなくなりました。幸い、他に車のほとんど通っていない山道を走っていましたので、大きな事故にはなりませんでした。もし高速を走っていたり、交通量の多い場所を走っていたりしたら、大変な事故になっていたことでしょう。最悪の場合、死んでいたはずです。

しかし、神様は私を守ってくださいました。私に霊感を与え、全く交通量のない山道を、しかも深夜の12時過ぎにドライブさせるようにしたのです。別に何か行くべきところがあって車を走らせたわけではありません。ただ、なんとなく山の新鮮な空気を吸いたかっただけです。

もちろん、家から山まで行くには交通量の多い道も一旦は通らなければなりません。しかし、トラブルが起きたのは山道に入ってしばらく経ってからのことでした。しかもくねくねと曲がりくねった山道でしたので、それほどスピードも出してはいませんでした。

ロードサービスにレッカーに来てもらいましたが、夜中なのでまだ修理には出していません。なので、何が原因で故障したのかはよく分かりませんが、レッカーに来て下さった方の話ではパワステが故障したのだろうということでした。

それだけでなく、バッテリーにまで異常があるとの表示がダッシュボードに点灯していました。明らかに何者かに細工された感じでした。要するに、パワステが壊れなかった場合に備えて、バッテリーにも細工していたということではないかと思います。もしかしたら、他の部分にも何か細工されているかも知れません。

私はこれまで何十年と車に乗ってきましたが、ハンドルが動かなくなったというトラブルには今まで一度も遭ったことがありませんし、周りでそんなトラブルに遭ったという人も一人も見たことがありません。

第一、そんな簡単にハンドルが動かなくなるようなことがあったら、世界のあちこちで頻繁に事故が起きてしまいます。私の乗っている車は国産車ですが、日本の優れた自動車会社がそんないい加減な車を作るはずがありません。

それに、私が普段メンテナンスをしてもらっているのはトヨタです。トヨタに定期点検も車検もお願いしています。トヨタがそんないい加減な整備をするとは思えません。

恐らく明日には、故障の原因がはっきりと分かるでしょう。もちろん、細工した人間は、細工したことが分からないように細工しているはずですから、はっきりと暗殺計画があったと証明できるようなことはご報告できないかも知れません。

しかし、一応は状況証拠になると思いますので、きちんと報告だけはさせていただこうと思います。それまで私の命があればの話ですが……。

もっとも、私もこれからやるべきことをやって、裏社会の皆さんにさらなるダメージを与えようと思っています。報告すべきところにきちんと報告し、裏社会がこれ以上、私にも、また私と同じような真相解明をしている人にも危害を加えられないように様々な対処していくつもりです。

警察に報告する……なんて甘い考えではありません。もっと恐ろしいことが裏社会の皆さんの身の上に起こることになるでしょう。

一応、今の時点では、犯人は創価学会の関係者ではないかと思っています。私はここのところ創価=パソナ=竹中平蔵のことを深く追求していましたから。あるいは統一教会=安倍晋三のことも追求してきましたので、そちら方面の方の犯行かも知れません……。

もし私が死んでいたら、適当な遺書を書いて、自殺だったと見せかけるつもりだったのでしょうか……。あるいは、いつの間にか私がどこかの会社の役員になっていて、私が死んだとたん、その会社に保険金が下りる仕組みになっていたのでしょうか……。

もしかしたらダイアナ妃の事故も、同じように車に何か細工されていたのかも知れませんね。そんな想像がちらりと浮かびました。



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/215.html#c7

[近代史02] 史上最強の投資銀行 ゴールドマン・サックス_その強さの秘密に迫る_2 中川隆
4. 中川隆[6716] koaQ7Jey 2017年2月15日 10:53:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7177]
ゴールドマン、投資銀バンカー100人が2016年のボーナスなし

Dakin Campbell、Alex Sherman、Hugh Son
2017年2月15日 07:57 JST

ボーナスなしバンカーの数が増えたと関係者
ウォール街で「白紙やガチョウの卵受け取り」は退社勧告を示唆


米ゴールドマン・サックス・グループは、買収・合併助言や証券引き受けを手掛けるバンカー約100人に、2016年のボーナスを支給しなかった。個人成績不振のため暗に退社を勧められる従業員の数が増えたもようだと事情に詳しい関係者が明らかにした。
  関係者が匿名を条件に述べたところによると、過去数年は上司からの評価の低いバンカーも幾らかのボーナスを得ていた。ここ数週に支払われるはずのボーナスを受け取れなかった従業員の数は、前年より多いという。ボーナスは通常、バンカーらの報酬の主要部分になる。
  資本が十分あり利益を出している金融機関のバンカーやトレーダーにとって、ボーナスがないというのは通常、不要な人材であり転職を模索した方がよいことを強くほのめかす事態だ。業界では「白紙」受け取りとか、「ガチョウの卵(ゼロを意味する)」あるいは「ベーグル」「ドーナツ」をもらうといった隠語で表されるという。
  ウォール街では個人の成果が年末ボーナスの数字に集約される。ゴールドマンは年末の成果レビューで従業員を5グループに分ける。今回は成績で下から20%の最下位グループはボーナスがなかったという。経営陣は成績優秀者には報いる必要があると判断し、全体としての報酬費用をコントロールするため生産性が低かった従業員はボーナスをなしにすることにしたと、関係者2人が述べた。
  ゴールドマンの広報担当者はコメントを控えた。
原題:Goldman Sachs Said to Deny Bonuses for 100 Investment Bankers(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-14/OLDP5C6VDKHU01

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/361.html#c4

[不安と不健康18] ヒトの体組成からヒトのあるべき食を! BRIAN ENO
1. 中川隆[6717] koaQ7Jey 2017年2月15日 11:27:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7178]

ネアンデルタールみたいに肉食に変えた人種はすべて絶滅している

類人猿と人類は元々果実食だから果物だけ毎日 3食食べてるのが一番健康にいいんだよ:

人は果物だけで生活することは可能か?
果物ダイエットの正しい方法 2016年9月12日
http://kisha-poppou.com/fruits/#i-4

食べ物のみならず、飲み物も一切口にせず、必要な栄養はすべてフルーツから取っているという徹底振りでフルーツの伝道師と呼ばれている中野瑞樹さん。

彼が地上波に出たことをきっかけに、少しずつフルーツへの関心が高まってきているようです。

一体何のためにそんなことを始めたのか、そこまでして推奨している理由とフルーツの正しい食べ方とは?

人間は本当にフルーツだけで生きていけるんでしょうか?

6年間フルーツだけで生活している男(2015年8月現在)

徹底的にフルーツだけしか口にしない男、中野瑞樹さん。

日本フルーツアドバイザー協会:専務理事
日本フルーツコンシェルジュ協会:副理事
国際Kiraful協会:代表

などなど、フルーツに関わる肩書きをいくつも持っているフルーツ界の傑物。「フルーツ消費向上活動の一環」として体を張ってフルーツをプロモーションしています。

いちゑプロモーション株式会社という会社のメンバーでもあり、サイトに詳しいプロフィールと経歴が載っています。


nakano中野 瑞樹

子供の頃観た「野生の王国」(TBS系列)がきっかけで沙漠緑化の研究者をめざし、京都大学農学部に進学。在学中にアメリカ国立海洋気象局にて客員研究員として従事。その後2001年から4年間、東京大学工学部(経営工学系)にて教員として勤務。

2004年より、フルーツの魅力を伝えるべく、フルーツセミナーを開始。2005年東京大学教員を辞職し独立。2009年9月から、フルーツを食べ過ぎたらどうなるのかなど、フルーツの効果を身を以て体験すべく、フルーツ中心に果実だけの食生活実験を始める。

2011年5月からは本格的にフルーツ消費向上のため、『中野瑞樹』として活動を開始。現在、『身体を張るフルーツ研究家』『フルーツの伝道師』『現代の木食』として、講演や研修など多方面で活動中。

いちゑプロモーション株式会社 中野瑞樹(なかの みずき)より引用

フルーツ生活の効果

中野さんは身長172cmの体重は50kg。平均的な日本人男子としては少し痩せ気味でしょうか。フルーツ生活を始める前の体重は62kgだったそうなので、10kgの減量に成功しています。

なぜフルーツだけを食べるようになったのか、なぜ食べ続けるのか、大阪日日新聞でこんな記事を目にしました。


「食べすぎたらアカンというが、どの程度で食べ過ぎになるのか。プラス、マイナスどちらの影響も、科学的なデータが全くない」と、2009年9月28日から果実しか食べない実験を始めた。

「食物繊維や水分が多く、甘みはカロリーや血糖値とは別のもの。体重は10キロほど減り、病気知らずで過ごしている」と中野さん。血液検査などでも医師から「信じられない」と言われるほど健康状態は良好で「自分以上にフルーツを食べている人はいない。自分の存在が、フルーツの力を示す証拠」と断言する。

デザートではなく食事前にフルーツを食べて食べ過ぎを抑えるなどの効果がある「さきフル」、朝一番に水分の多いフルーツを食べ、体を冷やさず喉を潤す「朝イチ水フル」を提唱する。

「食べやすくなる知識を伝え、本当の奥深さを知ってもらいたい。毎日少しずつでいいからフルーツを食べ、病気知らずになり、消費量を上げ、果樹を増やして昔の日本の森に近づけたい」。壮大な夢に向け、今日もフルーツを食べ続ける。

果樹茂る森取り戻したい [大阪人模様] - 大阪日日新聞 より引用

体は全くの健康体で、中野さん自身は「フルーツをよく食べることは生活習慣病の予防になる」として健康促進の面からもフルーツを推奨しています。

フルーツを「完全食品」として、自らの体を使ってフルーツのすごさを証明し続けています。

そうした中野さんの活動を後押しするように、近頃、人間は雑食ではなく、果食に適した内臓の構造を持っているという説が聞こえるようになってきました。

人間はそもそも果食動物だった!?

人間の食事には果物が最も適しているという根拠は2つ。

1.歯ならび

人の歯は全体的に同じ高さに揃っている点で、肉を噛み切るよりも、草をすり潰すよりも、果物を噛み砕くのに向いている。

2.腸の長さ

人の腸の長さは体長の約10倍。これは自然界に存在する果食動物と同じくらいの長さで、果物を消化、排泄するのに最も適した長さ。

一方、肉食動物の腸は体長の3〜5倍と短く、草食動物は体長の約20倍にも及びます。肉は消化する段階で腐敗が進むため、できるだけ早く排泄する必要があるのに対して、植物は長い時間をかけて食物繊維などを分解する必要があります。

つまり、人間にとって果物は消化吸収に必要なエネルギーが最も少なく、効率よく栄養を摂取できる食べ物なのです。

肉などのたんぱく質は完全に消化吸収するまでに大体10時間〜24時間ほどかかると言われています。それに比べ、果物は15分〜20分。

果物、圧倒的です。

3.果実の段階でエネルギーになっている。

人間のエネルギー源は単糖体と呼ばれる糖です。主食のご飯などの炭水化物も最終的には糖に変えて吸収されます。

果物のすごいところは、熟す段階ですでに食物酵素によって炭水化物を果糖やブドウ糖にような単糖類に変える作業が終わっていることにあります。

そのため果物が持つ栄養を吸収するとき、消化のために体のエネルギーや酵素をほとんど使わないか、全く使わずに済みます。

しかし、ただ無節操に果物を食べれば良いというわけではありません。フルーツには“正しい食べ方”があるのです。

Sponsoerd Link

果物の正しい食べ方

正しい果食のセオリーとして言われていることは主に2つ。

1.胃が空っぽのときにしか食べない。

驚くべきことに、胃が空っぽの時に果物を食べても胃が働きません。胃液すら出ないそうです。

逆に、胃が活発に活動している時に果物を食べてしまうと、他の食べ物が胃液で消化されるまで胃に留まってしまいます。

待っている間に果汁が胃液によって発酵、酸性化してしまい、逆に身体に負担をかけることになってしまいます。つまり、せっかく新鮮な果物を摂取しても、胃の中で腐ってしまうんですね・・・。

食後のデザートなんて以ての外!なるべく他のものと食べ合わせることも避けましょう。(緑黄色野菜はOK)

2.新鮮で熟したものをまるごと

果物の恩恵はその豊富な水分と栄養価。

果物の水分は身体の中の酸性に偏った水分を中和し、お腹の中を良い状態に調整してくれる効果があります。さらに果物のブドウ糖は、果物そのものが持つ酵素によってエネルギーに転換されるスピードが段違い。

しかし、その恩恵を得るためには、新鮮なものを摂取する必要があります。

果汁は弱アルカリ性ですが、空気に触れるとそれが酸化し、老廃物に変わってしまうからです。新鮮な果物のアルカリ性の果汁が体内の老廃物を中和して排泄しやすくしてくれるのです。

ここで言う新鮮なものとは、もぎたてということではなく、皮を向いて果汁が空気に触れてからの時間を言います。

缶詰もだめ。ジュースもだめです。栄養食品もドライフルーツも避けましょう。新鮮で熟した果物をまるごと食べることが推奨されます。

果糖を摂りすぎると病気になる?

一方、果物を食べる食生活に異論を唱える声もあります。

糖尿病の危険

果糖を摂りすぎると糖尿病になる、という説があります。

確かに、砂糖と炭水化物が蔓延した現代の食生活に加えて、過剰な果物の摂取は糖尿病の危険を招くと考えられます。

お腹がゆるくなる

胃腸が弱くて過敏な人によくみられる症状として、果物の食べ過ぎでお腹がゆるくなることがあります。

便秘を改善するために果物を摂ったら便通がよくなったと見せかけて、実は軟便で下痢になっているだけなんてことも……。

そうなると、せっかくの豊富なビタミンやミネラルが吸収されずに排出されてしまいます。

フルクトース不耐性

果物の食べ過ぎが原因で起こるフルクトース不耐性という病気をご存知でしょうか?

フルクトースとは、主に果物に含まれている糖、果糖の一種。これを消化しきれないと数時間以内に水素を生成し、腸内細菌によって発酵します。

慢性的な疲れ、腹痛や膨満感を引き起こし、腸内にガスがたまって呼気が悪臭を……。

なお、濃縮されたジュースやドライフルーツには、通常の果物よりもはるかに多いフルクトースが含まれています。

フルーツとの理想的な摂り方と適度な量

そんな食べ過ぎによるデメリットなど存在しないかのようにフルーツだけで生きている中野瑞樹さんですが、逆に、“フルーツだけにしているからこそデメリットが芽を出さない”とも言えそうです。

ですが、普通に生活をしている人には、中野瑞樹さんの様に全ての食事をフルーツにするのは非常に難しいでしょう。

そんな“普通の人”が果物の恩恵を最大限に得るためには、新鮮なものを摂取すること、他のものと食べ合わせないこと、という2つのルールをしっかり守り、自分の食生活にバランスよく取り入れていくことが大切です。

朝食をフルーツに

そこで、まずは朝食をフルーツだけにしてみることをオススメします。

寝起きで胃は空になっていますし、睡眠中に失われたの栄養素を素早く効率よく摂取できます。

さらに、人間の生活には決まったサイクルがあり、朝は“排泄の時間”だと言われています。

人間の摂取消化吸収排泄のサイクル

このサイクルを維持することで体調を万全に整えるとともに、生活習慣病の予防にもつながります。

朝に消化しにくいたんぱく質などを摂取すると、排泄と消化に同時に負担をかけ、エネルギーが分散し、健康のサイクルを崩してしまう原因にもなるのです。

ダイエットや美肌効果もあると言われているフルーツ。自身の生活習慣を見直すきっかけのひとつとして、まずは朝食に取り入れてみてはいかがでしょうか。

【オマケ】脅威のフルータリアン達

果物を主食にしている人は、実は中野さんだけではありません。彼らは「フルータリアン」と呼ばれ、世界中にいます。

一般的には果物を中心にナッツや野菜だけで生きているそうです。

その中にはウルトラマラソンの優勝者、ツールドフランスの選手などのスポーツ選手もいるんだとか。

にわかには信じられませんが、次の映像に登場する人たちはみんな「フルータリアン」です。

理想的な肉体美を誇るフルータリアンたち


80/10/10 Proof! The Raw Vegan Debate Is Over!
https://www.youtube.com/watch?v=ucHEVNX2c9o


フルーツダイエットのビフォーアフター

Amazing Before and Afters Body Transformations | The 80/10/10 Raw Vegan Diet
https://www.youtube.com/watch?v=unBv5wFYhBE


http://kisha-poppou.com/fruits/#i-4


http://www.asyura2.com/16/health18/msg/404.html#c1

[不安と不健康18] ヒトの体組成を無視した食から導き出されるものとは、何か? BRIAN ENO
1. 中川隆[6718] koaQ7Jey 2017年2月15日 13:19:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7179]
糖質制限すると脳がやられて知恵遅れになるんだよな
「ケトン体」は正確には脂肪は糖分にはなりません。

糖分に似た働きのケトン体というものに、肝臓で変換された後、脳へ運ばれ、エネルギーをつくりだすのに利用されます。


マヌケな投稿者 BRIAN ENO のために教えて差し上げましょう。


お前が言っているケトン体だが、このケトン体は人で言えばほぼ極限状態(飢餓状態)の時や、糖が利用されない(糖尿病)の時に、脂肪から分解された脂肪酸が、肝臓におけるβ酸化という過程によって作られる。

そしてこれが、心臓や脳に運ばれる。

つまりケトン体によるエネルギーの産生は、糖尿病によってインスリンが分泌されず糖が利用できない場合などを除き、健常人では飢餓状態(絶食状態)という、他にどうしようもない時に産生されるわけだ。

そしてお前のもう一つバカなところは、

このケトン体、非常に生命を脅かす危険な物質で、糖尿病患者では有名な、糖尿病性ケトアシドーシスと呼ばれる、体内の血液pHが酸性に傾き、昏睡状態に陥る病態の原因物質である。

ということを知らないことだ。

つまり、ケトン体をエネルギー源にするような状況では、生命自体が非常に危険な状態と言える。


他にも説明したいことは山ほどあるが、こんなことも知らないで、よくもほざけたもんだな。

どっちが「無知」だったかわかったか?

お前のその足りない脳みそで、もっとよく勉強してから非難するんだな!
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14149485104;_ylt=A2RAqaaG8s9WADwAjfLaaAB8

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/405.html#c1

[政治・選挙・NHK220] 安倍政権が保育園でも国旗と国歌強制へ! 待機児童問題を解決せず国家主義教育に夢中の極右バカぶりに唖然(リテラ) 赤かぶ
4. 中川隆[6719] koaQ7Jey 2017年2月15日 14:23:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7180]
日本人なんだから国旗と国歌強制は当然の義務だ

戦争を起した天皇がそんなに嫌いなら天皇制を廃止すればいいだけだ
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/710.html#c4

[不安と不健康15] トランス脂肪酸は知っていても。べに花油は健康にいい?わるい?n−3系列脂肪酸の摂取増がおすすめ てんさい(い)
2. 中川隆[6720] koaQ7Jey 2017年2月15日 14:27:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7181]
酸化してしまった油を摂取することが肝臓を疲弊させ、糖尿病になる


日本人は植物油に熱を加えるとそれらが猛烈に酸化するという知識に乏しいため、オリーブオイルで炒め物をしたり、揚げものを作ったりします。そのことで、油の性質は変化し、過酸化脂質というとても怖い物質ができてしまいます。


ここで理解してほしいことは、地中海地方の人に心臓疾患が少ない理由は無農薬で栽培した油を低温圧搾し、それを熱を加えず短期間で使い切るからです。


 日本は揚げもの天国である
上記したオリーブオイル以外でも植物油のほとんどは加熱により猛烈に酸化します(ココナツオイルは除く)。しかし、世間で販売している商品の多くに「植物油使用」と書かれています。それを見た日本の消費者はその言葉に安心感を憶え購入します。


しかし、高温の調理で酸化しにくい油は、ラードやバター(飽和脂肪酸)であり、植物油(不飽和脂肪酸)は加熱によりすぐに酸化します。


日本人が多く食べる食品に、唐揚げやトンカツがあります。それらが人気がある理由は、植物油を高い温度まで上げ調理することでおいしさが増すからです。しかし、そのことで油は、過酸化脂質という体にとって好ましくない物質に変化します。


過酸化脂質の影響が皮膚に及ぶとシミやしわ、くすみなどの原因になり、血液や血管に及ぶと動脈硬化や血栓の原因になります。また、人は60兆の細胞があり、その外側に細胞膜があります。この膜は物質の取り込みや排出などとても重要な役割をしていますが、過酸化脂質は細胞膜を傷つけてしまいます。


脂肪が体に悪いというのは、高温で調理したことにより発生する過酸化脂質が生まれるからです。この過酸化脂質の分解は肝臓が一手に引き受けています。なぜなら、この過酸化脂質は体内で病気発症の原因になるからです。


しかし人は、過酸化脂質を生む食材を過食します。そのことで過酸化脂質を分解処理する肝臓が疲弊していきます。そのことで肝機能障害を引き起こされることもあります。


現代人に最も不足しているのが上質の油です。上質の油は抗酸化作用があったり脳を活性させたり、人の営みには欠かせない物質です。しかし同じ油でも、高温で調理されたり長期間放置された油は酸化してしまい、健康を害する食材に変化します。


皆さんが何気無く食べている、パンやお菓子など多くの食材を作る過程で、植物油を高温で加工したものが多くあります。それらはとても美味しく中毒性がありますが、 酸化してしまった油を摂取することが肝臓を疲弊させ、大病になる可能性を高めるということを認識してください。
http://karada-naosu.com/category8/en275.html

http://www.asyura2.com/09/health15/msg/116.html#c2

[不安と不健康15] トランス脂肪酸は知っていても。べに花油は健康にいい?わるい?n−3系列脂肪酸の摂取増がおすすめ てんさい(い)
3. 中川隆[6721] koaQ7Jey 2017年2月15日 14:28:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7182]
花粉症を悪化させる油

花粉症は食生活によって改善したり悪化したりすると言われています。花粉症を悪化させるものとしてよく知られているものが、油分です。花粉症はアレルギー症状の一つです。

アレルギー症状は身体の中のタンパク質のバランスによって症状が悪化したり良くなったりします。つまり、花粉症も食生活によって大きく影響をうけるということです。

花粉症を悪化させる油として知られているのは、ベニバナ油、ひまわり油、コーン油などの植物油です。

こうした油の中にはリノール酸という物質が多く含まれています。このリノール酸は、体内に取り込まれるとアラキドン酸という物質に変わります。そして、このアラキドン酸は、ロイコトリエンという物質を作り出します。

ロイコトリエンという物質にはいくつか種類がありますが、アラキドン酸から作られるロイコトリエンはアレルギー反応を悪化させることが知られています。

花粉症のメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、最近の研究ではこうしたアレルギー症状を悪化させる物質との関係が分かってきています。

体の仕組みは複雑で、物質は身体の中に入ることで様々に変化するため、何が影響しているのかを特定するのは難しいですが、分かっている物を避けることで症状が緩和するのであれば、食事の際に気をつけたいですね。
http://www.stwise.net/post_32.html
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/116.html#c3

[不安と不健康15] トランス脂肪酸は知っていても。べに花油は健康にいい?わるい?n−3系列脂肪酸の摂取増がおすすめ てんさい(い)
4. 中川隆[6722] koaQ7Jey 2017年2月15日 14:29:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7183]

癌は肉や油を摂ると増える
糖質の摂取量とは全く相関はない

食品添加物の使用量の増加と年間ガン死亡者数の増加とが比例している

一九四〇年から一九七七年までの三七年のあいだに、米国人が摂取する食品着色料と添加物の量は一〇倍になった。一方で一人当たり食べる果物と野菜の量は減少している。その後の研究で、緑黄色野菜の一日の摂取量とガンによる死亡率は、反比例することが明らかになった。

 現在米国人男性の間で増えている前立腺ガンの患者を調査したところ、脂肪・牛乳・肉・コーヒーの摂取量が平均よりも多いことがわかった。一般の病院では、焼いた食べ物を避けるよう勧めているが、それが添加物のためかアルミニウム化合物のためかは、知らされていない。

 さらに同じ期間に、油で揚げた食品の消費量は五倍に増えているが、その大部分はファーストフードの店で売られている食べ物である。

 これらのファーストフード店は、外部からの監督をあまり受けることがなく、調理の技術も未熟な従業員が調理しているので、鍋いっぱいの揚げ油を長時間繰り返し使用している。ところがこのように繰り返し使われた油は、動物実験で突然変異を引き起こすことが証明されているのである。またある研究者はこういった油を発ガン性物質のひとつに挙げている。
http://www.asyura2.com/0401/health8/msg/504.html
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/116.html#c4

[不安と不健康15] トランス脂肪酸は知っていても。べに花油は健康にいい?わるい?n−3系列脂肪酸の摂取増がおすすめ てんさい(い)
5. 中川隆[6723] koaQ7Jey 2017年2月15日 14:30:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7184]

糖質制限食は人体に危険!がん、糖尿病、心筋梗塞のリスク増大…リノール酸過剰摂取

糖質制限食の落とし穴

糖質制限食は、文字通り糖質を摂らない食事法ですから、ご飯やパンのほか、うどん、パスタ、ラーメンなどの麺類(十割そばは除く)など、日本人が慣れ親しんでいる主食を断たなければいけません。そのほかにも、イモ類をはじめとした炭水化物、アボカド以外の果物など糖質を含む食品はNGで、砂糖の多い清涼飲料水や菓子類は論外です。

 一方、主食代わりのたんぱく質、脂質をメインにビタミン、ミネラルなどは、十分な量を摂らなければいけません。魚、牛、豚、鶏、卵、大豆製品(豆腐、納豆、枝豆)、ナッツ類、キノコ、葉野菜、大根、バター、乳製品などです。調味料は、トマトケチャップは不可ですが、マヨネーズは可。少量の醤油も良いようです。サラダ油やごま油、オリーブオイルなどの植物油もOKとなっています。

 こうしてみると、主食がないつらさはありますが、肉や大豆製品、ナッツ、マヨネーズなど、おなかも気持ちも満たされそうな食材も多いので、実践している人が多いのもうなずけます。


 しかし、こうして広まりつつある糖質制限食には大きな落とし穴があります。それは必須脂肪酸のひとつ、リノール酸の過剰摂取の問題です。糖質制限食の食材は高リノール酸が多いのです。本連載で繰り返し訴えているのは、オメガ6脂肪酸(ほとんどがリノール酸)の摂り過ぎと、オメガ3脂肪酸(DHA、EPA、アルファリノレン酸)不足による、必須脂肪酸バランスの崩壊がさまざまな病気の原因となることです。


 サラダ油をはじめ、肉類、大豆製品、ナッツ類、マヨネーズは糖質こそ少ない、もしくは含まないものの、どれも「高リノール酸食品」です。

 下の写真は、糖質制限食の夕飯の典型例です。それぞれの料理の<重量、リノール酸量、オメガ3脂肪酸量>を算出しました。


・鶏肉と野菜炒め、サラダ油使用…300g、5.2g、0.7g
・葉野菜のサラダ、マヨネーズ大さじ2…24g、5.6g、1.0g
・冷奴、絹ごし半丁…150g、1.9g、0.3g
・アーモンド…20g、1.3g、0g
・カシューナッツ…20g、1.6g、0.01g
計514g、15.6g、2.01g

 厚生労働省発行の「日本人の食事摂取基準2010年版」によると、成人の一日当たりのオメガ6脂肪酸の摂取目安量は9〜11g、オメガ3脂肪酸の摂取目標量は2.1g以上とされていますので、この一食だけでそれぞれの必須脂肪酸の量はほぼクリアできています。

 しかし、問題は必須脂肪酸の摂取率です。オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸の摂取比率は、厚労省は4:1と掲げ、油の研究をしている専門家は1:1を推奨しています。この食事は7.7:1となっており、明らかにリノール酸過剰です。

 糖質制限で予防または治療できるとされている糖尿病、花粉症、アトピーなどは、リノール酸の過剰摂取が原因で起こる病気でもあります。ほかにも、リノール酸の過剰摂取は、がん、心筋梗塞、脳卒中、うつ病、認知症などの原因にもなります。

 健康のための糖質制限食は病気リスクの大きい高リノール酸食でもあるのです。大勢の方が取り組んでいる糖質制限食には、こんな落とし穴があるのです。

 こうしたリノール酸の為害作用(体に害を及ぼすこと)を抑えるのは、オメガ3脂肪酸のDHA、EPA、アルファリノレン酸です。サバ、アジ、サンマ、ブリ、などのDHAやEPAを多く含む魚とエゴマ油、アマニ油などアルファリノレン酸の多い油を意識して摂り、必須脂肪酸バランスを整えることを基本としない糖質制限食は、かえって危険であるといわざるを得ません。

 また、糖質制限食に限らず、高温加熱したリノール酸は認知症の原因とされる神経毒ヒドロキシノネナールを発生しますので、製造過程で高温加熱されたリノール酸を多く含むサラダ油やマヨネーズは禁忌としたほうがよいでしょう。
(文=林裕之/植物油研究家、林葉子/知食料理研究家)
http://biz-journal.jp/2016/06/post_15437.html
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/116.html#c5

[不安と不健康15] トランス脂肪酸は知っていても。べに花油は健康にいい?わるい?n−3系列脂肪酸の摂取増がおすすめ てんさい(い)
6. 中川隆[6724] koaQ7Jey 2017年2月15日 14:33:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7185]

認知症と糖尿病の原因は植物油(サラダ油・パーム油)

植物油(サラダ油・パーム油)を大量に使った食品:

インスタントラーメン、ピザ、クロワッサン、食パン
ショートニング、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシング、
ホイップクリーム、アイスクリーム、コーヒーフレッシュ

市販のカレー、シチュ-、ハンバーグ、おでん、焼肉、から揚げ、トンカツやコロッケ、天麩羅


全部食べちゃダメだよ

因みに、
生クリームの代わりに使われているホイップ・クリーム
アイスクリーム
コーヒーフレッシュ

はサラダ油を乳化したもので乳製品ではない:


それから、小麦のグルテンは血液をドロドロにして高脂血症や薄毛になるから


・グルテン入り小麦を大量に使った食品:
食パン、ホットケーキ、ピザ、ケーキ、クッキー、スパゲティ、パスタ
ラーメン、うどん、そば、天ぷら・コロッケ・フライの衣、カレー・シチュー


も絶対に食べちゃダメ

薄毛が気になったら小麦をやめるといいかも - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2146777359462864001

【驚愕】小麦を食べ過ぎると「ハゲ」になる!?パンや麺類を止めたら髪がフサフサに!円形脱毛症や炎症の恐れも
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-12372.html

グルテンフリー生活で食べられない食事をまとめてみた
http://mrgreen.hateblo.jp/entry/2015/06/17/133345

http://www.asyura2.com/09/health15/msg/116.html#c6

[不安と不健康15] トランス脂肪酸は知っていても。べに花油は健康にいい?わるい?n−3系列脂肪酸の摂取増がおすすめ てんさい(い)
7. 中川隆[6725] koaQ7Jey 2017年2月15日 14:38:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7186]

オリーブオイル、赤ワイン、ヨーグルト…実は日本人の体質に合わない食べ物 欧米人とは、体のつくりが違うんです

2017.01.20 週刊現代  :現代ビジネス

海外から新しい健康法が発信されると、つい飛び付いてしまう。だがそれが日本人にとっても有効とは限らない。「体質」を知れば常識が変わる―日本人に合った健康法を見つめ直す。オリーブオイル 赤ワイン 牛乳・ヨーグルト コーヒーとお茶…
健康にいいと思っていたのに!


■人種差医療をご存じですか?

昨今「地中海料理が体にいい」という話をよく耳にする。イタリアやギリシャなどの地中海沿岸地域の人が心臓病による死亡率が欧州一低いのは、オリーブオイルに含まれるオレイン酸が動脈硬化を防いでいるからと発表されたことがきっかけだ。

以来、日本でもサラダや料理にオリーブオイルを使う人が増え「オリーブオイルは健康にいい」という認識が広く浸透している。

しかし、「いくらオリーブオイルが健康にいいからといって、日本人が大量に摂取すれば、かえって心臓病や生活習慣病の発症率が上がる危険性がある」と警告するのは、『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」』の著者で内科医・医学博士の奥田昌子氏だ。

「それは、油が脂肪そのものだからです。オリーブオイルも例外ではありません。日本人は欧米人と比べて『内臓脂肪がつきやすい体質』のため、脂肪を摂取すればすぐ体についてしまい、血糖値や血圧を上昇させ、動脈硬化や心臓病の原因となります。

一方で欧米人は油を摂っても遺伝的に内臓脂肪より、皮下脂肪になりやすいので、日本人のようなリスクは少ない。そもそも日本人の『体質』は独特なのです」

「体質」は遺伝的要因と環境的要因が絡まりあってできており、人種や生活環境が違えば、当然異なる。病気の発症率も違えば、摂るべき食べ物も変わる。

そのため「人種のるつぼ」と呼ばれる米国では「人種差医療」という考えが根付いている。だが、日本は島国のためか、これまで人種による体質の違いが大きく取り上げられることはなかった。

■日本人とお酒の特別な関係

そんな中、先ごろ奥田氏が上梓した『日本人の「体質」』は、人種差の視点から日本人の健康法を導き出した斬新な医学系新書として、今注目を集めている。
奥田氏が続ける。

「日本のメディアは欧米で流行している健康法を競って紹介しますが、日本人は欧米人とは異なる遺伝子を受け継ぎ、異なる環境要因の元で生きてきました。そのため欧米人に有効な健康法が日本人にも効果があるとは限らず、それどころか有害なことすらあるのです。

オリーブオイルもその一つ。動脈硬化を防ぎたいなら『オリーブオイルは悪玉コレステロールを上げにくい』というわずかな効果に目を奪われるのではなく、内臓脂肪がつきやすい日本人は、油そのものの使用を控えるべきです。さらに言うと、オリーブオイルに含まれるオレイン酸は肝臓で合成できるので、意識して摂取しなくても健康が損なわれるようなことはありません」

オリーブオイル同様、海外で健康にいいと言われているため、日本人が積極的に摂っているのが赤ワインだ。

赤ワインに含まれるポリフェノールが悪玉コレステロールの酸化を妨げ、動脈硬化を防ぐとされ「酒を飲むなら赤ワインがいい」という説が世間に根付いている。だが「日本人は赤ワインを飲む健康利益より、害のほうが多い」と奥田氏は語る。

「実は、日本は心臓病の発症率が世界で最も低い国の一つであり、心臓病の予防を目的にわざわざ赤ワインを飲む必要はないのです。

そもそもポリフェノールは果物、緑黄色野菜、大豆など身近な食物にいくらでも入っているので、あえて赤ワインから摂取する必要はありません。それより『アルコールを摂取する害』のほうが大きい。アルコールによる発がんの問題は欧米人より日本人のほうが深刻です。

日本人の約半数はアルコールを肝臓で分解する酵素の働きが生まれつき弱く、こういう人は飲酒によって、食道や大腸、肝臓などのがんを発症しやすいことが知られています」

たとえば、食道がんと咽頭・喉頭がんを合わせると、日本人の場合、日本酒にして1日1・5合飲む人は、全く飲まない人と比べて発症率が8倍になり、1日2合以上飲む人は50倍高くなることが分かっている。ちなみに日本酒1合は、ワイン4分の1本(標準的なボトル750ml)に相当する。

「その一方で欧米白人には、アルコールを分解する酵素の働きが弱い人はほとんどいない。

欧米白人は、がんの発症原因の30%を喫煙が占めているのに対して、飲酒は3%しかありません。一方日本人は、飲酒によりすべてのがんの発症率が高まります。それくらい日本人は欧米白人に比べ、飲酒の影響を強く受ける体質を持つ人が多いのです」(奥田氏)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50721

http://www.asyura2.com/09/health15/msg/116.html#c7

[政治・選挙・NHK220] 安倍政権が保育園でも国旗と国歌強制へ! 待機児童問題を解決せず国家主義教育に夢中の極右バカぶりに唖然(リテラ) 赤かぶ
7. 中川隆[6726] koaQ7Jey 2017年2月15日 14:46:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7187]
>>5
日本人より中国人移民の方が多くなって、学校で中国国旗を上げて中国国歌を歌われたら困るんだよ
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/710.html#c7
[政治・選挙・NHK220] 安倍政権が保育園でも国旗と国歌強制へ! 待機児童問題を解決せず国家主義教育に夢中の極右バカぶりに唖然(リテラ) 赤かぶ
8. 中川隆[6727] koaQ7Jey 2017年2月15日 14:54:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7188]
チョンでクリスチャンで精神薄弱の天皇を崇拝してるアホが阿修羅にも うじゃうじゃいるからな

どうしても国旗と国歌強制は義務付けないといけないな
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/710.html#c8

[リバイバル3] 超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ 中川隆
2. 中川隆[6728] koaQ7Jey 2017年2月15日 16:28:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7189]

アダプターについて - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年02月10日

XLRをRCAへの変換アダプターや、SP端子に硬いSPケーブルを使う際に使う「柔らかい線材のアダプター」(バナナプラグも含む)等を使う際には注意が必要。

基本的に「アダプター」は「抵抗体」で有る事を認識しておく必要が有る。

アダプターを使うと「接続性」や「使い勝手」は非常に良くなるが、「音質」についてはダウンする事を頭の中に入れて置かなければならない。

判って使う事と判らないで使う事は別次元の話。

アダプターを使う場合は、そのアダプターが「どの程度音質ダウン」させるかを確認して使う事が大切。バナナプラグ等を多用される方もいらっしゃるが、同じものを私も使った事が有るが、「音質ダウン」がひどくとても使う気になれないと判断したモノも有る。

バナナプラグでもクリアランスの大きいモノも有れば小さいモノも有る。メーカーによって素材や仕上げが違う。すべてが「音質」に効いてくる。安物は結局安物の音でしかない。価格が高いからと良い音とも限らない。私が使って見て、音質的に「不採用」としたものの中には非常に高価な価格で販売されているモノも有った。音を確認して買う事をお勧めする。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/71ee414dd98245af49fbdf1c96a0d96b
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html#c2

[リバイバル3] 超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ 中川隆
3. 中川隆[6729] koaQ7Jey 2017年2月15日 16:31:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7190]


パワーアンプのXLR端子について|四季の写真 2010-08-23

パワーアンプに付いている XLRソケットについて述べて見たいと思います。


「XLR端子=バランス回路」と思っている方も多いと思いますが、1990年以前のアンプでは基本的に「バランス回路」にはなっていません。


今まで使って来たアキュフェーズ M-60、M-100 やサイテーション XX、マッキンのアンプでも単純に RCAソケットからの「渡り配線」になって います。

この頃は、「ケーブルのすっぽ抜け防止」で XLR ソケットが使われていたのです。

その後「XLR = バランス回路」 になって行った経緯が有ります。


プリアンプも同様です。レビンソン LNP-2L やアキュフェーズ C-280 等バランス回路にはなっていません。

「バランス回路」にするもっとも簡単な方法は「1:1 トランス」を使う方法です。スチューダーのテープデッキや CDP にはきちんと「トランス」が入っています。


現在でも「手抜き」で XLRソケットを付けただけで「XLR対応」と云って、さもバランス回路が入っている様に見せかけたアンプもあるので要注意です。


マッキンの#2275のプリメインアンプの様に RCAメインで渡り配線で XLRに接続されている場合は、XLR側を使うと音質劣化が激しいものもあるので要注意です。
http://ameblo.jp/soundtrail/entry-10627759769.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html#c3

[政治・選挙・NHK220] 安倍政権が保育園でも国旗と国歌強制へ! 待機児童問題を解決せず国家主義教育に夢中の極右バカぶりに唖然(リテラ) 赤かぶ
16. 中川隆[6730] koaQ7Jey 2017年2月15日 17:31:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7191]
街宣車で日の丸振ってるのはチョンだろ

天皇と同族だ
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/710.html#c16

[近代史02] プーチン大統領は神の申し子_____小沢一郎先生はこういう人になって欲しかった 中川隆
54. 中川隆[6731] koaQ7Jey 2017年2月15日 17:53:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7192]

2017.02.14
ロシアとアメリカとの関係修復を目指すフリン補佐官を外部だけでなく政権内でも排除する動き


ヒラリー・クリントンを担いでいた勢力はロシアや中国を屈服させ、アメリカを唯一の超大国にし、パクス・アメリカーナを実現しようとしていた。この2カ国がアメリカの脅しに屈するとは思えないのだが、脅しをエスカレートさせれば何とかなると今でも思っているのだろう。その先には全面核戦争しかない。それに対し、ドナルド・トランプはロシアとの関係修復を訴え、大統領に当選した。その政策の象徴と言えるのが国務長官に就任したレックス・ティラーソンと国家安全保障担当補佐官になったマイケル・フリンだ。

 このフリンをホワイトハウスから追い出そうとする動きがトランプ政権の内部で強まっていると報道されている。2012年7月から14年8月までアメリカ軍の情報機関DIAを率いていた軍人で、その間、2012年8月にDIAはシリア情勢に関する文書を作成、オバマ政権へ提出している。

 フリンのグループを攻撃する拠点のひとつがCIA。ここにきてCIAはフリンの側近で、NSC(国家安全保障会議)のアフリカ担当上級部長を務めるロビン・タウンレーがNSCでの仕事に必要な秘密情報利用許可を求めたところ、CIAから拒否されたという。つまりCIAは彼をNSCから追い出した。

 タウンレーは海兵隊の情報将校だった人物で、長い間トップ・シークレット・レベルの秘密情報利用許可を受けていた。そうしたことから考えると、セキュリティー上の問題ではなく、フリンのグループを恐れているということだろう。2001年9月11日以降、偽情報を作り出す仕事しかしていないCIAにとって、情報のプロは目障りなはずだ。しかもフリンはロシアとアメリカとの関係を改善しようとし、アル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)を危険だと考えている。本ブログでは何度も指摘してきたように、CIAはアル・カイダ系武装集団やダーイッシュを作り上げる上で中心的な役割を果たしてきた。

 フリンの排除は首席戦略官のスティーブ・バノンも狙っていると伝えられている。有力メディアもフリンとロシア政府との話し合いを問題にし、民主党もフリンの早い追放を望んでいるようだ。CIAにしろ、バノンにしろ、民主党にしろ、フリンを嫌う理由はロシアとの核戦争を回避しようという姿勢だ。

 ロシアとの問題とつながるが、ヒラリーの周辺は、自分たちの手先である戦闘集団をアメリカ軍がロシア軍と一緒に攻撃するという事態は許せないだろう。勿論、フリンもイランを攻撃すればロシアと戦争になることは理解している。つまり、イランへ軍事侵攻する可能性は小さい。

 問題はイランでなくサウジアラビア。いうまでもなくサウジアラビアとアメリカの支配層は石油で強く結びついている。生産を放棄し、基軸通貨であるドルを発行する権利で生きながらえているアメリカはサウジアラビアをはじめとするOPEC諸国に石油のドル決済を要求、代償として支配層の地位を保証してきた。ドルを回収するペトロダラーの仕組みだ。

 サウジアラビアがアル・カイダ系武装集団、ダーイッシュ、あるいはチェチェンの武装勢力など一般に「テロリスト」と呼ばれている人びとのスポンサーだということはアメリカの政治家や軍人でさえ口にしている。そのひとりがフリンで、2015年8月にはアル・ジャジーラの番組で、ダーイッシュが勢力を拡大できたのはバラク・オバマ政権の決定があったからだと指摘している。そうではあるが、アメリカ政府はサウジアラビアの体制を揺るがすようなことをできないだろう。

 イランの体制を破壊したいと考えているのはネオコンとサウジアラビアである。ネオコンのポール・ウォルフォウィッツが1991年にイラク、シリア、イランを殲滅すると口にしていたことはウェズリー・クラーク元欧州連合軍最高司令官が2015年に語っている。

 そのネオコンと関係の深いユダヤ資金が選挙キャンペーン中、トランプ陣営へ流れ込んでいたとする情報があることは本ブログでも紹介した。投票結果は判明して間もない昨年11月13日に放送された番組の中で、ロシア外務省の広報担当者を務めるマリア・ザハロバはアメリカの大統領選挙でドナルド・トランプが勝利した理由をユダヤ人の資金だと語っているのだ。彼女によると、9月にニューヨークで会ったユダヤ系の人物から、自分たちはヒラリー・クリントンに寄付しているが、その倍をトランプに提供していることを明らかにしたとしている。

 トランプ陣営のユダヤ人脈はトランプの娘イバンカからつながっている。夫で大統領の顧問を務めるジャレッド・クシュナーはユダヤ系なのだ。その父親であるチャールズは上級顧問に就任している。トランプ陣営に最も多額の選挙資金を寄付した人物がカジノを経営するユダヤ系のシェルドン・アデルソンだということも本ブログで紹介した通りだ。アデルソンは日本政府に対し、日本でカジノを経営させろと要求している。

 副大統領のマイク・ペンスもイスラエルについて次のように述べた:「イスラエルがわれわれの最も大切な同盟国だということを知っています。そして、イスラエルの自衛権、われわれが自分を守る行動をとるように、彼らが自国を守る必要からそうした行動をとることを私は強く支持します。」
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201702140000/


2017.02.15
フリン補佐官の辞任で露国との関係悪化を目論む勢力は喜んでいるだろうが、それで米国に見切りも

マイケル・フリン国家安全保障担当補佐官が2月13日に辞任した。事実上の解任だ。ヒラリー・クリントンを担いでいたネオコンなど好戦派はロシアとアメリカのと関係改善、いわは「デタント」を推進すると公言していたドナルド・トランプを憎悪、その背後にいたフリンを排除しようと必死だった。

 前回も書いたようにフリン攻撃の拠点のひとつはCIAだが、首席戦略官のスティーブ・バノンも同じ立場で、反フリンの波はトランプ政権の内部にも押し寄せていた。そうした波を侵入させるルートのひとつだと考えれているのが大統領の娘イバンカ。彼女が結婚したジャレッド・クシュナーは大統領の顧問を務め、その父親でドナルド・トランプの同業者でもあるチャールズは上級顧問になっているのだが、ユダヤ系なのだ。ユダヤ系の影響力という点では、多額の選挙資金を寄付したカジノ経営者、シェルドン・アデルソンも忘れてはならない。

 今回の辞任劇はワシントン・ポスト紙が先陣を切った。トランプが大統領に就任する1カ月ほど前、フリンがセルゲイ・キスリャクと話をし、その中でアメリカがロシアに対して行っている「制裁」を話題にしたことが問題だと報じたのだ。

 この「制裁」とはキエフのクーデター政権がクリミアにあるセバストポリの基地を制圧に失敗したことなどに対する腹いせだと言えるだろう。1997年にウクライナとロシアとの間で締結された協定でロシアはこの基地を20年間使え、さらに25年間の延長が認められていた。それに伴ってロシア軍は2万5000名の駐留が可能になり、実際は1万6000名のロシア兵が駐留していた。クーデター直後、西側の政府やメディアは「侵略軍」だと宣伝していたのはこの駐留軍だ。

 クーデターを拒否する住民が多かったクリミアでは3月16日にロシアの構成主体になることの是非を問う住民投票が実施され、80%の有権者が参加、その95%以上が加盟に賛成し、すぐに防衛体制に入った。

 この住民投票では国外から監視団が入り、公正なものだったことが確認されているが、その投票結果を認めるわけにはいかない西側の支配層は投票に不正があったと宣伝している。ネオ・ナチが憲法の規定を無視して実権を握ったキエフの暫定政権を正当だとする一方、クリミアの「民意」は認めないというわけだ。

 このクーデターは2013年11月21日にキエフのユーロマイダン(ユーロ広場、元の独立広場)で始まったが、その前日、議会ではオレグ・ツァロフ議員がクーデター計画の存在を指摘していた。ツァロフ議員によると、ウクライナを内戦状態にするプロジェクトをアメリカ大使館はジェオフリー・パイアット大使を中心に準備、NGOがその手先として動くことになっていたという。

 抗議活動が広がる中、EUは話し合いでの解決を模索するのだが、それに激怒していたのがビクトリア・ヌランド国務次官補。2014年2月4日にYouTubeへアップロードされたヌランドとパイアットとの会話では次期政権の人事について話し合われ、ヌランドはアルセニー・ヤツェニュクを強く推していたが、その一方で「EUなんかくそくらえ(F*ck the EU)」と口にしている。ちなみに、ヤツェニュクは実際、クーデター後、首相に就任した。

 その音声が公開された後、2月18日頃からネオ・ナチが前面に出て来て暴力が激しくなる。棍棒、ナイフ、チェーンなどを手にしながら、石や火炎瓶を投げ、ピストルやライフルで銃撃を始めたのだ。

 当時、広場をコントロールしていたのはネオ・ナチの幹部として知られているアンドレイ・パルビー。この人物はソ連が消滅した1991年にオレフ・チャフニボクと「ウクライナ社会ナショナル党(後のスボボダ)」というネオ・ナチ系の政党を創設、クーデター後には国家安全保障国防会議(国防省や軍を統括する)の議長に就任、2014年8月までその職にあった。同年9月にはヤツェニュクたちと新たな政党「人民戦線」を組織して議員になる。

 広場では無差別の狙撃があり、少なからぬ犠牲者が出た。西側の政府やメディアは狙撃をビクトル・ヤヌコビッチ政府側によるものだと宣伝したが、スナイパーがいたのはパルビーの管理下にあったビル。2月25日にキエフ入りしたエストニアのウルマス・パエト外相は事実が逆だと報告している。

 反大統領派で医師団のリーダー格だったオルガ・ボルゴメツなどから聞き取り調査をした結果で、その内容を26日にEUの外務安全保障政策上級代表(外交部門の責任者)だったキャサリン・アシュトンへ電話で報告する。

 「全ての証拠が示していることは、スナイパーに殺された人びと、つまり警官や街に出ていた人たち双方、そうした人びとを同じスナイパーが殺している。同じ筆跡、同じ銃弾。実際に何が起こったかを新連合(暫定政権)が調査したがらないほど、本当に当惑させるものだ。スナイパーの背後にいるのはヤヌコビッチでなく、新連合の誰かだというきわめて強い理解がある。」

 勿論、この報告はアシュトンにとって都合の悪い事実で、封印してしまった。

 クーデター後、アメリカの傭兵会社、アカデミ(旧社名はブラックウォーター。2009年からXe、10年から現社名)系列のグレイストーンは400名の戦闘員を派遣、アカデミはウクライナ政府の要請で射撃、市街戦、接近戦、兵站などの訓練をしたようだ。また、アメリカ政府は訓練のためにCIAやFBIの専門家数十名を顧問として派遣、国防総省は戦略と政策の専門家チーム、つまり軍事顧問団をキエフへ送り込んでいる。2014年4月23日には第173空挺旅団をポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニアへ派遣した。

 空挺団が派遣される11日前、4月12日にジョン・ブレナンCIA長官がキエフを極秘訪問し、4月22日にはジョー・バイデン米副大統領がキエフを訪問、それにタイミングを合わせるようにしてオデッサでの工作に関する会議が開かれている。この会議に出席したのは大統領代行、内相代行、SBU(情報機関)長官代行、そしてユーロマイダンの惨劇を演出したパルビー、さらにオブザーバーとしてドニエプロペトロフスクの知事で三重国籍のシオニスト、イゴール・コロモイスキー。

 オデッサで反クーデター派の住民が虐殺されのは会議の10日後。その数日前にパルビーは数十着の防弾チョッキをオデッサのネオ・ナチへ運んでいる。その装具を受け取ったミコラ・ボルコフは虐殺の当日、労働組合会館へ向かって銃を発射、状況をキエフの何者かに報告する様子が映像に残っている。

 虐殺は午前8時に「サッカー・ファン」を乗せた列車が到着したところから始まる。赤いテープを腕に巻いた人びとがフーリガンやネオ・ナチを抗議活動が行われていた広場へ誘導したのだ。誘導した集団は「NATOの秘密部隊」だと疑われているUNA-UNSOだと言われている。

 虐殺を仕掛けたグループは、住民を労働組合会館の中へ誘導、そこが殺戮の舞台になった。殺戮の現場を隠すことが目的だったとも推測されている。48名が殺され、約200名が負傷したと伝えられているが、これは確認された数字で、住民の証言によると、多くの人びとが地下室で惨殺され、犠牲者の数は120名から130名。虐殺の調査をキエフ政権は拒否、その政権の後ろ盾になってきた西側も消極的で、実態は今でも明確になっていない。

 オデッサの虐殺から1週間後の5月9日、ソ連がナチスに勝ったことを記念する戦勝記念日にキエフ軍の戦車がドネツク州マリウポリ市に突入、住民が殺された。記念日を狙ったのは心理的なダメージを狙っただけでなく、住民が街頭に出てくることを見越してのことだったと言われている。5月11日に予定されていた住民投票を止めさせることも目的だっただろうが、予定通りに投票は行われ、独立の意思が明確になった。

 それに対し、6月2日にデレク・チョレット米国防次官補がキエフ入りし、そのタイミングでキエフ軍はルガンスクで住宅街を空爆、建物を破壊し、住民を殺し始めた。民族浄化作戦の始まりだ。この戦乱は今でも終結せず、ここにきてNATOがロシアとの国境近くで威嚇的な演習を実施、キエフ軍によるドンバスへの攻撃は激しくなっている。

 ロシアを制圧するというアメリカ支配層の目論見は崩れ、その報復として行っているのが「制裁」なのだが、この「制裁」はロシアを助けることになっていると指摘する人もいる。ロシア経済に対する西側巨大資本の影響力を弱め、生産活動を活性化させたというのである。「制裁」の解除をロシア政府は歓迎しないだろうともいう。フリンがこの「制裁」についてロシア側と話し合ったことを問題にするのは、「制裁」がロシアにダメージを与えているという妄想に基づいている。そうした様子を見ている世界の人びとがアメリカに見切りをつける可能性も小さくない。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201702140000/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/297.html#c54

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
10. 中川隆[6732] koaQ7Jey 2017年2月15日 18:03:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7193]

新たなエンクロージャー作り - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年02月09日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/18d06c3f23d4d375b8c8db096bb349f9

手持ちのJBLのD130ユニット(口径38センチ)用の新しいエンクロージャーでも作ってみるかと、クルマで50分ほどの大分市の大型DIY施設に下見に出掛けてみた。

「厚さ1.5センチ」の合板のヒノキ材というのが目に入った。
お値段も手ごろなので「ヨシ、これに決めた」。

自宅に戻るとグッドマンのエンクロージャー並みの大きさというのがずっとアタマにあったので、きちんと寸法を測り図面を描いた。やり直しは利かないので何度も寸法を確認しながら、翌日、再度出掛けてその寸法どおりにカットしてもらった。

ただカットしてもらったのはいいものの、そのうち厚さ1.5センチの板に重量感のある38センチ口径のユニットを付けるなんて大丈夫だろうかと漠然と不安感が持ち上がった。

そこで、万一ダメなときのために「AXIOM80」(グッドマン)も聴けるようにしようと方向転換。よし「バッフル」の入れ替えが自由に出来るようにしようと決めたが、そのうちD130のことはすっかりアタマから離れて期待感は「AXIOM80」オンリーになってしまった。

グッドマン指定のエンクロージャーに容れておくのも悪くはないが、このユニットはもっと凄い能力を秘めているような気がして仕方がないのだ。そしてこの予感はズバリ的中することになる!


これまで「にわか仕立て」で沢山SPボックスを作ってきたが、今回ばかりは慎重にいこうと大分市のNさんの手を借りることにした。とても器用な方でこういう緻密な作業にはもってこいの方である。

「ネジを使ったら箱の響きが悪くなるのでいっさい使わないようにしましょう。
全体をボンドで接着することになるので締め付用のルトを持って行きます。」


作業当日は朝から夕方まで二人で文字どおり大奮戦。

その結果、ようやくこういう形になった。

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/18d06c3f23d4d375b8c8db096bb349f9       

よく乾燥させてから、次の段階へ移った。

         

厚さ1.5センチということもあって、補強材は欠かせず、みっちりとネジ止めしている。ここまで来ると、7割方完成といったところで、後はバッフルへのユニットの取り付けを残すのみ。

なお、バッフルを簡単に入れ替えられるようにネジ受け用の「鬼目」を10か所打ち込んだが、1.5センチとの狭い隙間に埋め込むのだからとても大変だった。

翌日は独りでバッフルに「AXIOM80」の取り付け作業を行い、試行錯誤の結果ようやく午前中に完成した。


なお、「AXIOM80」は「内側からマウントするよりも外側からマウントする方が断然音がいい。」と、かねがね聞いていたのでその通りにやってみた。

ただし、もともと内側からマウントするように作られたユニットなので正直言って取り付けに苦労した。自分で言うのも何だが、かなりのノウハウが必要になる。

また、肝心の「ARU」は底板に穴を開けて自作の細かい網目状のネットを張り付けている。

さあ、いよいよ音出しだ!

そして、出てきた音を聴いてビックリ仰天!(笑)
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/18d06c3f23d4d375b8c8db096bb349f9

グッドマン「AXIOM80」の魅力全開 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年02月14日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da1fc3359ae6997c28b096edb9e74a3e


前々回に記したようにAXIOM80用に作った新たなエンクロージャーは、これまでとはまるっきり違う魅力を引き出してくれた。
         

どこが良くなったか具体的に挙げると、まず

「小気味いい低音が出る」

「音の余韻が音響空間に漂いながらス〜ッと消えていく様がとても美しい」

「エッジレスのユニットだけが持つ独特の繊細な分解能、音像定位、音の艶に一層磨きがかかった」

といったところ。

おそらく厚さ1.5センチの板の適度な共振、補強材、箱の容積の拡大、外側からのユニットの取り付けなどのいろんな要素がうまくマッチしたのだろう。

その昔、「AXIOM80」を愛用されていた「瀬川冬樹」さん(オーディオ評論家)が「AXIOM80が本領を発揮したときの繊細でふっくらした艶やかな響きは絶品!」と仰っていたが、このうち「ふっくら感」を出すのがとても難しかったがようやく出てくれた感じ。


実際に試聴された3名の方々に登場していただこう。

まず、大分市のMさんとNさん。

Nさんには今回の箱作りに大いに加勢していただいたので、お礼の意味を込めて「是非試聴してみてください」と、お誘いしたところ完成した翌日にさっそくMさんともどもお見えになった。

当日のシステムは次のとおり。

CDトランスポート(dCS) 
→ DAコンバーター(dCS) 
→ プリアンプ「大西式真空管プリ」 
→ パワーアンプ「171シングル」 
→ スピーカー「AXIOM80」


ご意見を要約すると、

「やっとAXIOM80が本領を発揮しましたね。朗々と鳴ってますよ。
ひとつひとつの楽器の音がクリヤに出てきてその音の余韻が美しく音響空間に広がっていくのがよく分かります。
響きがとても豊かです。これまでとはまるっきり違いますよ。
こういう音を聴かされるとAXIOM80が欲しくなりますね〜。」


圧巻はジャズボーカルの「エラ&ルイ」(CD)だった。名盤中の名盤だが、サッチモのしわがれ声のリアル感が凄いし、何よりもトランペットの音が凄い勢いで飛んできて脳天がクラクラッとするような鳴り方といえば分っていただけるだろうか。

3時間ほど試聴されて大満足してお帰りになった。


その3日後は今度は同じ「AXIOM80」仲間のSさん(福岡)がお見えになった。

第一声は「あれっ、低音がよく出てますね。」

一般的にAXIOM80の難点というと、

「なかなか満足のいく低音が出てくれない」

「高音が鋭くてキンキンする」

といったところだが、そういう弱点を百も承知のSさんだからこそのご発言。

「とても豊かで美しい響きがしてますよ。
箱の厚さや容積とか補強材などいろんな条件がAXIOM80とマッチしたんでしょう。
これは素晴らしい音です。いやあ、感動しました。」

なお、当然のことながら例によっていろいろ実験を試みた。

まずアンプを「171シングル」から話題沸騰中の「6FD7」アンプに交換して鳴らしてみたところ、悪くはないのだが「171」アンプのリアル感にはとても追い付かない感じ。

そこでプリアンプと相性が悪いのかもしれないのでDAコンバーターと直結して聴いてみたところ、俄然、音に生々しさが出てきた。

我が家で鳴らすときは「6FD7」アンプにプリアンプを繋ぐのはご法度である。

CDプレイヤーやアンプなどは音質がほぼ「お値段」に比例しているのが通例であまり面白くないが、スピーカーのエンクロージャーに関してはお金をそれほどかけずに(手間はかかるが)あっと驚く大逆転劇が可能だ。

SPユニットはエンクロージャー次第で音が千変万化する。

デリケートなユニットほどそういう傾向があるのでメーカー製を信用してそのまま使うのは一考を要する。

今にして思えば我が反省点として、AXIOM80をずっとグッドマンの指定箱に容れて鳴らしていたのはとても拙かった。


オーディオは個人ごとに好みが違うので単なる一つの事象だけをとらえて断定するのはとても危険なことを重々承知しているが、このエンクロージャーの問題ばかりは個人ごとの音の好き嫌いで片付けられる次元ではないような気がする。

この世に「AXIOM80」の愛好者は数多いが、もしその魅力を最大限に引き出したいと思ったら是非新たな可能性にチャレンジすべきで、それだけ苦労のし甲斐のあるユニットである。

そもそも今回のエンクロージャーはたまたま当たってくれたが、もっとAXIOM80にマッチしたものがあってもちっとも不思議ではない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da1fc3359ae6997c28b096edb9e74a3e

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c10

[近代史02] タイは天国に二番目に近い国 1 中川隆
15. 中川隆[6733] koaQ7Jey 2017年2月15日 18:16:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7194]

February 14, 2017 at 10.17PM Kuantanlog

今日はタイマッサージに行ってきた。今その店のWi-Fiを使っている。
意外に良かった。バンコクやチェンマイより良いかもしれない。

何より、マッサージをしてくれたのがミャンマー人だった。18歳の小さな女の子だったが、指先だけのマッサージはせず、体重を使って主に手のひらや肘でやってくれたのは良かった。尖った指先を筋肉に突っ込むような、若い女にありがちなヘタなことはしなかった。

仕事中に何度も携帯電話が鳴っていた。SMSも通話もあったようだが、しかしこの子は見事に一切無視して、スマホに触らなかった。そのことが、手抜きしない真面目な仕事態度と相まって好印象だった。タイ女なら必ず電話に出ていただろう。日本なら当然電源を切れということになるが、1時間200バーツのタイのマッサージでそこまで求めるのは無理かもしれない。

若い女に薄暗い個室に連れて行かれたので、エロ勧誘があるかもしれないと思ったが、そういう気配は一切なかった。それも好印象だった。チェンマイやチェンライの店だと、健全を謳っていて実際途中までは普通にやっていても、突然抱きついてきたり、性器の上にまたがって来たりすることがあった。特殊なサービスは断るだけだが、エロと二股の人はマッサージを真面目にやらないと思う。

俺は若い頃からヨガとか仙道のマネゴトをしていて、そういう世界に関心があった。最初にタイに来たころは、タイマッサージも何か神秘主義的な奥深い技術なのではないかと勘違いしていて、足繁く通っていたものである。ノンカイで上手な人を見つけて毎日指名していたこともある。その時は男性の術者だった。男が好きだと思われていたかもしれない。

そもそもタイマッサージは、そんな何か立派なものではなく、一種のムフフな風俗(日本なら風俗営業になるような形で体に必ず触れてしまう)に過ぎないという事を悟るまで、しばらく時間がかかった。

上手な人もいたからだが、妙にオッパイをこすりつけてくるような人も多かった。ああいう時は、こっちも手を出して揉んでやるのが礼儀だったのだろう。

そのあとは同伴外出や「ホテル出張オイルマッサージ」の約束でもするしきたりなのだろう。

カオサン近くにもタイマッサージ屋は多かった。

本当に投げやりな、ツーリストズレした不快なのが多かったが、アメリカ出身の若い白人女性が働いているところもあった。

その人も、タイマッサージを真面目なものと勘違いしている人だったが、非常に真面目にやってくれた。ワットポーで教わったと言っていた。

タイマッサージは、概して一種のソフト風俗または「売春の窓口」だが、中には200バーツくらいの価値はあるものもあり、術者次第である。そして、良いマッサージ師はタイ人でないことが多い。
https://kuantan2007.wordpress.com/2017/02/14/telegram%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e6%8a%95%e7%a8%bf%e3%81%a7%e3%81%99%e3%80%82-february-14-2017-at-1017pm/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/377.html#c15

[近代史02] サルはなぜサルか 2 _ タイ人が微笑む理由 中川隆
5. 中川隆[6734] koaQ7Jey 2017年2月15日 18:19:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7195]

February 14, 2017 at 0306PM Kuantanlog

タイ人って本当に知能が低いね。改めて驚いた。

性格が悪いとか愛想が悪いという以前に、絶望的に頭が悪い。

タイ人のしかめっ面とか無愛想は、頭の悪さから来る防衛的な表現なんだろう。

何も理解できず困ってしまう状況を乗り切るために、攻撃的な態度に出る
本当に理解できず、頭を動かすエネルギーも出ないから、攻撃の表現で相手を突き放して逃げるしかない、という感じなのだろう。

本当に頭が悪い。信じられないほどの頭の悪さ。それがタイ人およびタイ文化の秘密なのだろう。

う荒れてこの方、モノを考えるという訓練をしたことがない。観察とか推測という教育も受けたことがない。固まった単純なパターンでしか生活したことがない

怠惰な上に頭が固く、「別の見方」を試してみるようなエネルギーが脳みそにない。
そういう人が大部分を占める閉鎖的な社会がタイだといえる。

日本もその傾向がないとは言えないが。
https://kuantan2007.wordpress.com/2017/02/14/telegram%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e6%8a%95%e7%a8%bf%e3%81%a7%e3%81%99%e3%80%82-february-14-2017-at-0306pm/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/398.html#c5

[リバイバル3] 超お買い得パワーアンプ : チューブ オーディオ ラボ 6FD7 シングルアンプ 1.8W×2 中川隆
3. 中川隆[6735] koaQ7Jey 2017年2月15日 18:49:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7196]

グッドマン「AXIOM80」の魅力全開 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年02月14日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da1fc3359ae6997c28b096edb9e74a3e

前々回に記したようにAXIOM80用に作った新たなエンクロージャーは、これまでとはまるっきり違う魅力を引き出してくれた。         


当日のシステムは次のとおり。

CDトランスポート(dCS) 
→ DAコンバーター(dCS) 
→ プリアンプ「大西式真空管プリ」 
→ パワーアンプ「171シングル」 
→ スピーカー「AXIOM80」


当然のことながら例によっていろいろ実験を試みた。


まずアンプを「171シングル」から話題沸騰中の「6FD7」アンプに交換して鳴らしてみたところ、悪くはないのだが「171」アンプのリアル感にはとても追い付かない感じ。

そこでプリアンプと相性が悪いのかもしれないのでDAコンバーターと直結して聴いてみたところ、俄然、音に生々しさが出てきた。

我が家で鳴らすときは「6FD7」アンプにプリアンプを繋ぐのはご法度である。

ちなみに、この「6FD7」アンプはSさんも注文されており、もうすぐ完成するとのことで「この音なら満足です。とても楽しみです。」とのことだった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da1fc3359ae6997c28b096edb9e74a3e

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#c3

[リバイバル3] ドイツの音とは何か? 中川隆
119. 中川隆[6736] koaQ7Jey 2017年2月15日 19:05:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7197]


シリーズ《音楽史探訪》20世紀末回顧:
空前のブルックナー、マーラー・ブーム〜しかしショスタコの時代は遂に来なかった。


1980年頃から2000年にかけての20年間は日本でブルックナー、マーラー・ブームが巻き起こった。録音メディアが丁度アナログからデジタルへの移行期で、CDの普及が大きかったように想う。

LPレコード時代、マーラーの交響曲で1枚に収まるのは第1,4番と「大地の歌」くらいで、その他は大概レコード4面を要した。つまり鑑賞中に3回レコードをひっくり返さないといけなかったわけで、煩わしいことこの上なかった。ブルックナーの交響曲も第5,7,8番はレコード2枚組で、当然値段も高かった。

1980年代はレナード・バーンスタインが2度目のマーラー全集を制作中で、クラウディオ・アバドもウィーン・フィルやシカゴ交響楽団とマーラーのセッション録音を重ねていた。またジョゼッペ・シノーポリが手兵フィルハーモニア管弦楽団を率いて来日し、第2番「復活」と第5番を披露したときは一大センセーションを巻き起こした(「復活」はNHK教育テレビ=現Eテレでも放送された)。レニーが亡くなったのが90年、そしてアバド/ベルリン・フィルがサントリーホールで「復活」を演奏している最中に携帯電話が鳴り出し大問題になったのが96年(ホールに電波抑止装置が導入される契機となった)。この頃からブームは下火になっていった(シノーポリは2001年に死去)。

ブルックナーについては朝比奈隆/大阪フィルハーモニー交響楽団が伝説的名演、聖フローリアン修道院での交響曲第7番を録音したのが1975年10月12日。これがLP2枚組でビクターから市販されたのが79年だった。その直後からブームに火が付いた。オイゲン・ヨッフムがバンベルグ交響楽団との来日公演で8番を演奏したのが82年、ロイヤル・コンセルトヘボウとの第7が86年。このあたりで最高潮に達したと言えるだろう。そして2001年に朝比奈が亡くなり、熱は次第に冷めていった。

NHK交響楽団の首席指揮者に着任したパーヴォ・ヤルヴィがつい最近、ヒラリー・ハーンとの対談(@フランクフルト)でとても興味深いことを語っている
→動画(3分40秒あたりから)。


Interview mit Hilary Hahn und Paavo Järvi zum hr-Sinfoniekonzert am 21.3.14 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2GkpMeAsq54


「現在世界で未だにブルックナーの音楽が演奏され、愛されているのはドイツと日本だけ。
そして面白いことに日本でブルックナーを演奏すると、会場には男性客しかいないんだ!
ラヴェルとかチャイコフスキーなどロマンティックで美しい曲を演奏したら女性客や子どもたちが来てくれるんだけどね」

それに対してヒラリーは

「じゃあブルックナーは日本の成人男性のために作曲したのね!」だってさ。

特にアメリカでブルックナーは全く人気がなく、演奏される機会も滅多にない。

さて空前のブルックナー、マーラー・ブームに湧いた20世紀後半の日本において、「レコード芸術」誌など音楽雑誌で散々話題になったのが「次にブームになる作曲家は誰だ?」ということ。そして一番名前が挙がったのはショスタコーヴィチだった。しかし僕は「それはいくらなんでもないだろう」と想っていた。

ブルックナーとマーラーの音楽は単純明快である。ブルックナーの基本は教会音楽、オーケストラによるオルガンの響きの追求であり、神とワーグナーへの信仰が根底にある。マーラーは「俺が、俺が」と自分を語りたがる音楽であり、いわば"Watch me !"の駄々っ子だ。両者がポピュラーになるまで時間を要したのは単に規模(編成)が大きすぎ、演奏時間が長すぎるからに他ならない。しかしショスタコは違う。一筋縄ではいかない難物である。

ショスタコの音楽は表層で作曲家の本音を語っていない。共産主義国家・ソビエト連邦においてはいつ「反社会主義的音楽」という意味不明の烙印を押され、逮捕・投獄(あるいは処刑)されるか判らず、彼は入念な偽装工作を自身の作品に施した。幾つもの層を潜り抜けて行かないと、その深層心理(真理)には到達出来ない。そしてそこまで辿り着ける者は少ない。

•シリーズ《音楽史探訪》革命児ベートーヴェン〜そして「アホでも分かる」ショスタコーヴィチ/交響曲第5番へ
http://opera-ghost.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-1d6d.html


ショスタコの音楽はアイロニー(皮肉)に満ち、諧謔(パロディ)精神があり、屈折していてその奥底は虚無である。聴いていて心地よいとか、心が洗われるといった類ではない。

作曲家であり著名な指揮者でもあったピエール・ブーレーズはショスタコを嫌悪し、生涯に一度も振らなかった。クラウディオ・アバドもそう。小澤征爾や佐渡裕は辛うじて第5番をレコーディングしているが、それ以外の交響曲を指揮したという話は全く耳にしない。朝比奈は第1番と5番のみ。また帝王カラヤンは第10番以外、食指を動かさなかった。

•シリーズ【大指揮者列伝】帝王ヘルベルト・フォン・カラヤンの審美眼
(ショスタコとのツーショット写真あり)
http://opera-ghost.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-9b5b.html


2017年2月17日、18日に井上道義/大阪フィルハーモニー交響楽団は定期演奏会でショスタコの交響曲第11番「1905年」、第12番「1917年」を取り上げる。同じプログラムで、22日に東京公演も予定されている。同オーケストラ初のレパートリーである。とても愉しみだ。
http://opera-ghost.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-470a.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/447.html#c119

[近代史02] 株で損した理由教えてあげる 中川隆
440. 中川隆[6737] koaQ7Jey 2017年2月15日 19:23:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7198]

2017年02月15日
2017年の日本経済楽観論は現実か幻か

膨大な経常黒字が円高を引き起こし、円高が日本経済を低迷させた。
同じ事を続ける限り、同じ結果になる。
引用:http://kabuzen.com/keizai/gazou/dollar1.gif

市場は日本経済楽観論が復活

2017年の日本経済の予想は良いのか悪いのかはっきりしないが、安倍首相の訪米で楽観論が息を吹き返した。

2016年末まではトランプ相場で強気予想が多く「1ドル130円台で日経は2万4千円だ」という声が多く聞かれました。

年が明けると新大統領の過激政策が嫌気されて悲観論が主流になり、「1ドル90円で日経は1万円割れ」という人が出て生きた。
 


2つの極端な見方を比べて分かるのは、相変わらず日本経済はドル円相場次第で、自律性が無いという点でしょう。

日本政府の経済政策はドル円レートを円安に維持するだけで、金融緩和もこの為だけに行っていると言っても良い。

ドル円が円安だと、ドル建てで日経平均を同じ水準に保とうとする為替圧力が加わり、円建てで株価が上昇します。


だがこれは見た目の錯覚で、ドルを基準に考えれば日経平均は上がっていないのです。

逆に円高になるとやはりドル建てで同じ水準に保つ力が働いて、円建てでは日経平均が下がります。

加えて円安では輸出産業の業績が上がり、円建てでは下がるので、より誇張した形で日経平均は上下します。


つまり2012年12月の安倍首相就任以来日本の株価が上昇した理由のほとんどは円安で、経済が良くなった訳ではない。

円安と円高には一定周期があるのが分かっていて、6年とか10年で次の円高や円安がやってきます。

円安になると貿易黒字と経常黒字が毎年10兆円以上蓄積され、溜まった黒字はいつか円に交換されて円高を引き起こすからです。

経済危機のパラドックス

これを防止するため日本政府は様々な名目で円をドルに交換する「裏介入」を年間10兆円程度やっているが、アメリカからは為替操作と言われている。

円安、円高はダムの水に似ていて、円安で利益(水量)を溜め込んでいると、いずれ増えすぎた水でダムが決壊するか、放出しなくてはなりません。

前回の円高は2011年、円安のピークは2014年の125円だったので、そろそろ円安のピークは終わる時期に当たっています。


円安サイクルを8年とすると、2011年円高、2014年円安、次の円高は2018年から2020年という予測が成り立ちます。

ただしこうした周期は数年ずれるのが通常で、過去の円高でも正確に8年にはなっていません。

いわゆる経済評論家やシンクタンクなどの経済予想はこうした循環ではなく、目先の経済統計を判断材料にしています。


トランプの経済政策で円安が維持されそうだというのが最大の材料で、中国や欧米経済も2016年よりは回復しつつあります。

ただ残念なのはエコノミストの予想は現実の経済統計や経済政策に基づいているので、必ず後手を踏んでしまいます。

英EU離脱でもトランプ相場でも、エコノミストは目先のデータを後追いしただけで、何一つ予想できませんでした。


米FRBは今年複数回の利上げを宣言していますが、当然のように「米利上げだから円安になり、日本経済にプラス」と判断されています。

だが実際には過去にアメリカが利上げしたときには、必ずしも円安になっていないし、世界恐慌や経済危機のきっかけになった事も多かった。

経済予想には一つのパラドックスがあり「危機は予想できない」から危機なのであり、予想できたら危機に発展しません。


つまりエコノミストや投資機関が見事に経済危機を的中させたら、それは「予想の範囲内」になり危機に発展せず外れるのです。

反対に「危機は起きない」という予想をして、それが外れて初めて危機に発展するので、誰も経済危機を予測出来ません。

「日本経済が破綻する」という予測がもし的中したら、予測の範囲内になり大した危機には発展しないのです。


経済危機は必ず楽観の中で生まれ、誰も予測していないときに発生するという法則性があります。
http://thutmose.blog.jp/archives/69357232.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/428.html#c440

[リバイバル3] 天才ピアニスト ヴァン・クライバーンとは何だったのか? _ アメリカ人には音楽は理解できない 富山誠
51. 中川隆[6738] koaQ7Jey 2017年2月15日 21:40:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7199]

NHK交響楽団の首席指揮者に着任したパーヴォ・ヤルヴィがつい最近、ヒラリー・ハーンとの対談(@フランクフルト)でとても興味深いことを語っている

→動画(3分40秒あたりから)。
Interview mit Hilary Hahn und Paavo Järvi zum hr-Sinfoniekonzert am 21.3.14 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2GkpMeAsq54


「現在世界で未だにブルックナーの音楽が演奏され、愛されているのはドイツと日本だけ。

そして面白いことに日本でブルックナーを演奏すると、会場には男性客しかいないんだ!
ラヴェルとかチャイコフスキーなどロマンティックで美しい曲を演奏したら女性客や子どもたちが来てくれるんだけどね」

それに対してヒラリーは

「じゃあブルックナーは日本の成人男性のために作曲したのね!」だってさ。

特にアメリカでブルックナーは全く人気がなく、演奏される機会も滅多にない。
http://opera-ghost.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-470a.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/430.html#c51

[近代史02] 史上最強の投資銀行 ゴールドマン・サックス_その強さの秘密に迫る_2 中川隆
5. 中川隆[6739] koaQ7Jey 2017年2月16日 05:43:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7200]

あちらでは部下を「脅す」のはあり? 2017-02-15


昔昔日本の会社から駐在員ということでいろいろな外国に派遣され住んでいた経験があるが、どこに行っても、日本みたいな生ぬるい場所ではなく、おかげでいろいろな勉強をするチャンスがたくさんあった。

とくに利害が絡む人間関係。

一番勉強になったことが、他人を使う時(管理職あるいは雇用主として?)やネゴる時に「脅す」ことだった。

日本と違ってみんなが平等ではない。
階級差も身分差も日本にはない。性善説は通用しない。
日本はほぼ似たような教育水準だし、職に貴賎も(あまり)ない。

なので、他人を使う時のルールもまるで違う。

日本の管理職研修には「部下をほめるとか、話を聞くとか、やさしくするとか、モチベーションを与える」とかがいわゆるテキストに書かれていると思うのだが、「脅す」というのはない。

昔、どこだか忘れたけれど、会社から「管理職研修をするので一時帰国せよ」と言われたので、帰国した時に研修所に入れられた。

研修所長の温厚な先生曰く「部下を正しく導くためには、部下の人をほめるとか、話を聞くてあげるとか、やさしくするとか、モチベーションを与える...」とかをすればいいんです。

みたいなことを言われた。
(もっともあまりに昔のことなのでうろ覚え...汗)

なんか違和感を感じたので、「部下は脅しちゃいけないのか?」と言ったらびっくりされたことがあった。

「だって、モチベーション(=餌?)を与えたら取られ損。やさしくすれば、つけ上がることになって立場逆転?!、ほめ過ぎると、給料上げろって話になる。昇格させようものなら、もう地位は一緒だと言って口すらきいてくれないかもしれない。」

だから覚悟をもって脅すしかない...

トランプ大統領は「じ」で行ってるような感じだ。

ツイッタ―で脅す...実際のネゴでは相手が最初から譲歩してくるから有利に進められる。

メキシコの大統領、オーストラリアの首相にはけんか腰。
トヨタには強硬姿勢!日本の為替政策はフェアじゃない...脅しだ!
http://ameblo.jp/win-sugita/entry-12248019660.html

トランプ大統領の暴言を真に受けてはいけない

トランプ新大統領は、人格的に問題のある人物です。ですが、頭はすこぶる良い人らしいです。デキるビジネスマンによく見られる傾向ですが、「信頼できる人の意見やアドバイス」もよく聞くらしい。「間違えた!」と思えば、意地を張らずに軌道修正ができる人でもあるようです。

「ディール(=ビジネス上の取り引き)」を好み、通商政策においても安全保障や外交においても、先手必勝で相手の一番痛いところを突きながら、相手をびびらせ驚かせ、その後に「落としどろを探る」といった手法を好むようです。


もっと具体的に分かりやすく説明すると、不動産取引などで「市場価格6,000万円」くらいの物件を、その物件をとても欲しがっている顧客に向かっては、不動産会社は最初に「1億円」くらいの高値をふっかけ、まずはその「欲しがっている顧客」をびびらせてから交渉をはじめるといった、例の「あれ」です。

その後で徐々に値引きして、最終的には落としどころ「8,000万円」くらいで決着する。そうすると、顧客も2,000万円くらいは相手に譲歩してもらって得をしたような錯覚を得られるし、不動産会社の方はまるまる2,000万円は丸儲けできるわけです。
http://www.mag2.com/p/money/32643
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/361.html#c5

[リバイバル3] 超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ 中川隆
4. 中川隆[6740] koaQ7Jey 2017年2月16日 05:54:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7201]

プリアンプは必要か?


バッファアンプとパッシブプリアンプ


音量調整ボリュームについて考える

パッシブタイプのラインレベルコントローラー(俗に言うパッシブプリアンプ)

音量調整機能としてはボリュームやアッテネッター単体だけでも、用は足りる場合が多いですね。

最近パッシブプリアンプと呼ばれるものがありますが、まさにボリュームだけの調整機能です。

意味的にはアンプでない、受動素子だけで構成するコントローラーをパッシブプリアンプと呼ぶ人(中小メーカー)も少なくありません。

さすがに大手メーカー、ラックスやマランツはそうは呼びません。
増幅しないものをアンプと称して販売しても問題にならないのは、カルトなオーディオの世界ならではのものです。

その造語をあえてわかっていて呼ぶ方(その意味を刺がないように説明)と、コントロール=プリアンプと思っている方、アンプと呼ばずパッシブプリという方など、さまざまです。

昔はパッシブミキサーというボリュームだけの、簡易マイクミキサー(下段写真)がありました。

それを誰も、パッシブミキサーアンプとは呼びませんでした。

ボリュームはもともと、部品単品では可変抵抗=バリアブルオーム=バリオームと呼んでいましたが、アンプ的にはその部分をメーカーでボリュームと言っているので、ボリュームと言うようになったのでしょう?

まあ古い世代しか、バリオームなんて呼びません。類似のものでバリコン、バリL などがありますが、今ではバリコンは死語でしょうか?
面白いことにガリガリに接触不良になったボリュームはガリオームと今でも呼ばれます。

現在のラインレベル(CDプレーヤー等)からすると、プリアンプの必要性はあまり感じられなくなってきました。

遡って、思い出すと’70年代後半の中級プリメインアンプは(下図参照)トーンデフィートスイッチを入れるとトーン回路とフラットアンプが外れて入力から直接ボリュームを介して、パワーアンプにつながるような製品も多くありました。

少年向け電子工作雑誌でさえも、パワーアンプに直接つなぐと音質向上することは、理論的に説明していました。

'80年代のCD(DAD)が出たばかりのころは、入力にCDダイレクトというものがあり、CDに限ってはプリアンプ部を通さずボリュームだけで出力する機能まで搭載されていました。

それだけメーカーでも多数の接点、増幅回路を通すことは、どんな優秀な回路であっても音の鮮度が落ちることを認識していた訳です。

いわゆる現在パッシブプリアンプという名称で、売っているものは、それらを外部に持ってきただけ(下図B)で特に優れたものではありません。

むしろプリメインアンプの内部に入っている場合、後段のパワーアンプまで考慮されていますのでいいのですが、外部にその回路を持ってきた場合は、繋がれるピンコードや、繋がれるパワーアンプにも左右されます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html


「バッファアンプ」とは、インピーダンス整合と電圧増幅(voltage amplification)の複合体。

厳密に答えると、このようになります。


アンプは増幅器
バッファはインピーダンス整合器
バッファアンプは、増幅器+インピーダンス整合器

「アンプは増幅器。」その通り
「バッファアンプは増幅しない、あるいは増幅率1」。間違い。
「バッファは増幅しない、あるいは増幅率1。」概ね正解。

「概ね」の理由は、トランスのように減衰するバッファがあるから。
減衰分をアンプで増幅してトータル増幅率1にした物も、バッファとアンプの組み合わせなのでバッファアンプという事になります。
http://okwave.jp/qa/q9007424.html

1) バッファ

簡単に一言で説明するとインピーダンスを下げることです。

ギターやベースから出ている信号は通常インピーダンスが高い状態です。
この状態だと外部からの影響を受けやすく、さらに言えば抜けない音になります。

そこでバッファを使ってやるとインピーダンスが下がり、外部からの影響を受けにくく、抜ける音になります。

つまり、ノイズが少なく、エフェクトが乗りやすく、音が埋もれないってことになりますね。

ちなみにいいバッファほど音質(というか実際に聞く音)の変化が少ないので、高いものほど音に変化がないように感じるという初心者にはわけの分からないエフェクターです。

わりかしエフェクターの中にはこのバッファは入っています。
バッファバイパスとトゥルーバイパスってやつですね。

エフェクターをオフにしてても音が変わるのがバッファバイパス、変わらない(というか通過する)のがトゥルーバイパスです。

トゥルーバイパスの方が高級品に使われてたりして、単純にトゥルーバイパスの方がいいと思っている人もいますが、バッファしてくれるわけだからそれもそれでメリットがあるわけです。

特に何台もエフェクターを並べる人だったらバッファバイパスの方がいいと思います。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13105003328


オーディオで意味するところは、「インピーダンス整合器」に当たる。

一般的に高インピーダンス入力/低インピーダンス出力です。

バッファ無しで接続すると、前後互いの干渉で特性や音質が損なわれるところを、できるだけ干渉を無くして本来の特性が発揮できるようにするのがバッファの役目です。
http://okwave.jp/qa/q9007424.html

例えば、5Vの電圧出力のセンサーが有ったとして、このセンサーが反応した時に5V 駆動のブザーを鳴らしたいけれども、センサーの出力では力不足でブザーが鳴りません。
そこで、電圧は5V のままで、電流を多く供給したいという場合に使うのがバッファアンプです。

回路的にはボルテージフォロワと言います。
http://aldeban.com/faq/0053/faq_0053.html


電圧増幅はせず、出力インピーダンスの高い素子の出力を低インピーダンスにして出力します。電圧の振幅は変えないままで、消費電流の大きい負荷を駆動したい場合に利用します。
http://okwave.jp/qa/q9007424.html

1)トランスを使ったバッファアンプの市販品

ドイツの直熱三極管Bas「プルメリア」
http://www.cattlea.jp/product/?no=64

アンプ3台 スピーカー2組の切り替えが出来ます 入力は5系統
トランスはファインメットコアトランスのダブルカットコアです


回路図
http://www.cattlea.jp/up_img/amp/64/f_01.pdf

価 格 200,000円

回路構成 球一段トランスアウト

出 力 入力の3倍

使用真空管 Cas

NFB回路 なし

_____

2) バッファ無しのボリューム付きセレクター(パッシブプリアンプ)の市販品


パッシブプリアンプの探索
http://www015.upp.so-net.ne.jp/yoneharu/etc/passive.html


@ イシノラボ トランス式パッシブプリアンプ
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/index.html

A エーワイ電子 パッシブ型プリアンプ
http://sv50.wadax.ne.jp/~ay-denshi-com//articles/html/products/list.php?category_id=6


B ソフトン Model5 セレクタ & アッテネータ
金属皮膜抵抗器使用モデル \34,000(税込\35,700)送料別
カーボンソリッド抵抗器使用モデル \38,000(税込\39,900)送料別
http://softone.a.la9.jp/Model5/m5-1.htm
http://softone.a.la9.jp/Model5/M5-2.htm


Cリアルオンキョー パッシブセレクター MINI-SELEC
販売価格 37,800円
http://shopping.yahoo.co.jp/product/2ff4258ebc8fc7c28e70cf35429e2054/
http://joshinweb.jp/av/926/2098772371945.html
http://item.rakuten.co.jp/jism/2098772371945-31-7406-n/


D コスモウェーブ・パッシブプリアンプ 4回路切替 AST-VR4GU
\17,000(税別)  \18,360(税込み)
http://www.cosmowave.jp/ast-vr4g/ast-vr4g.html
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%96-AST-VR4GII-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97/dp/B00OEQ8P3K


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html#c4

[リバイバル3] 超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ 中川隆
5. 中川隆[6741] koaQ7Jey 2017年2月16日 05:57:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7202]

インピーダンス・マッチング と ロー出しハイ受け


電子回路 解説
http://eman-physics.net/circuit/contents.html
http://members3.jcom.home.ne.jp/zakii/transmission_line/0contents.htm

インピーダンス 解説
http://eman-physics.net/circuit/impedance.html
http://www.tritech.tv/column/600ld.html
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/43281.html
http://www.geocities.jp/rfpagejp/tokusei-z.htm#hansya

インピーダンス・マッチング 解説
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/9059/otasuke/impi_match.htm
http://www.tdk.co.jp/techmag/inductive/201110/index2.htm
http://eman-physics.net/circuit/matching.html

http://wista.jp/Z-Match1.htm
http://wista.jp/Z-Match2.htm
http://wista.jp/Z-Match3.htm


技術解説-製品技術 - プリアンプ
http://www.audiodesign.co.jp/Commentary-PreAmpTop.htm


インピーダンス・マッチング

インピーダンスマッチングとは、出力抵抗と入力抵抗をマッチングさせることを指します。要するに、等価にしてしまう、ということです。

ごく簡単なDC回路では、抵抗値を合わせるだけです。

出力抵抗とは、真の信号供給源に対して直列に繋がっている抵抗のことです。

教科書理論でいくと0Ωですが、現実の信号出力端子には必ず数Ω以上の抵抗が存在し、除去することは非常に困難です(現実的には無理)。

入力抵抗とは、負荷が持っている抵抗のことです。

回路図で示すと、以下のようになります。


図中の記号の意味は、

Vout : 真の信号源
R1 : 出力抵抗
R2 : 負荷抵抗(入力抵抗)


インピーダンスマッチングがとれていると(R1 = R2 の状態だと) R2で消費される電力は最大になります。最大の電力が消費されるということは、その回路でできる限り最大の仕事をしているということです。

R2 で最大の電力が消費されるということは、電力の伝達効率が一番よくなるということになります。

電力の伝達効率が良くなるということはすなわち、接続相手先での仕事率が最大になるということです。

インピーダンスマッチングを考えないと、R1が大きな負荷になってしまい、R2側で十分な電力が得られません。

スピーカーなどの電力型デバイスを駆動する際はこの辺りがかなり重要で、きちんとマッチングがとれていないと駆動側が壊れてしまうこともあります。

負荷を電流でドライブする時は、インピーダンスマッチングはとくに重要になります。
たとえば最近流行のLVDS(Low Voltage Differential Signalling)の伝送方式は電流駆動型ですが、負荷となるインピーダンスがうまくマッチングしないと、十分な電圧振幅が取り出せなくなったり、伝達される波形の位相がズレたりしてとんでもないことになります。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/9059/otasuke/impi_match.htm

インピーダンスとは交流回路における電気抵抗成分を意味します。

直流回路における電気抵抗はレジスタンス(R)といいますが、交流回路ではレジスタンスに加えて、インダクタ(インダクション・コイル)やコンデンサも抵抗成分として作用するため、これらをまとめてインピーダンス(Z)と表します。

交流とくに高周波においては、伝送路がもつインピーダンスが回路特性に大きな影響を与えるようになります。これを特性インピーダンスといいます。


インピーダンスマッチングには2つの意味があります。
 
最大電力を負荷に供給するということと、高周波での反射をなくすということです。

インピーダンスマッチングされていない場合、最大出力を取り出せないだけでなく、高周波回路では伝送路に反射波を生じ進行波と重畳して定在波となって不都合が生じます。

回路と回路を伝送路で結ぶとき、回路のインピーダンスが異なると、信号電流の一部が反射されてノイズとなったり、出力が低下したりします。この不マッチングを解消するのがインピーダンス・マッチングです。

ドライバ回路の出力インピーダンスとレシーバ回路の入力インピーダンス、それらを結ぶ伝送路の特性インピーダンスがそろっていると、信号は反射することなくスムーズに流れ、出力も最大になります。

しかし、現実にはそれぞれのインピーダンスには差があるため、伝送路にインピーダンス・マッチング回路を挿入して、インピーダンスをそろえます。

 インピーダンス・マッチングにはトランスなども使われますが、簡便で効果的なのはインダクタ(インダクション・コイル)L とコンデンサ C を組み合わせた LC 回路の挿入です。

これは LCフィルタの1種で、ある周波数帯を抵抗成分として作用させることで、適切なインピーダンス・マッチングを図るのです。
http://www.tdk.co.jp/techmag/inductive/201110/index2.htm

インピーダンス・マッチング _ 大切だが、いつも必要だとは限らない。
http://eman-physics.net/circuit/matching.html

ロー出し、ハイ受け

 ちょっと大きめの電子回路は、あるモジュールの出力を別のモジュールの入力へと繋いでやって、次々と信号を加工して望みの結果を得る構成になっている
このときに注意すべきことについて話しておこう。

 出力と入力の関係をごく単純化して表すと、次のようになっている。
 二つのモジュールを繋いだ様子を表したものである。 

電源はこれとは別に要ることもあるし要らないこともあるのでこの図では省略されている。 

左側の抵抗 r は、信号を出力する側のモジュールの内部抵抗のようなものであり、「出力インピーダンス」と呼ばれる。 

これは単純な抵抗器ではなく、電流を妨げる様々な要因をひっくるめて抵抗の記号で表してみただけのことである。 信号の周波数によって抵抗の大きさに違いが出たり、位相にずれが生じたりする場合もあるので、抵抗よりも広い意味を含む言葉を使った方がいい。 それで「出力抵抗」ではなく「出力インピーダンス」という表現を使っているのだ。


 右側にある抵抗 R は信号を受け取る側のモジュールの、入力端子側から見た時の「回路内部の抵抗的な要素」をひっくるめて表したものである。 

これもやはりインピーダンスと呼んだ方がいい。 こちらは「入力インピーダンス」と呼ばれる。 

もしこの R がスピーカーやモーターや LED や豆電球などであって、これに電気を流すことが回路の最終的な目的である場合には、この R のことを「負荷抵抗」などと表現することも多い。

 いくつかの例外はあるのだが、基本的には、出力インピーダンス r は小さければ小さいほど良くて、入力インピーダンス R は大きければ大きいほど良い。 

どうしてなのかを今からざっと説明しよう。

 左側に描かれている信号源は、信号の波形を電圧の変化で表現している何らかの回路をたとえたものである。 もし電流がほとんど流れていなければ出力抵抗 r での電圧降下はほとんど起きないので、接続端子間にはこの信号源とほとんど同じ電圧が来ることになる。 それはすなわち、負荷である抵抗 R の両端に、ちゃんと波形の電圧が正確に伝わることを意味する。

 しかし電流 i が流れていれば、この出力インピーダンス r の部分で ir だけの電圧降下が起き、その分だけ差し引いた電圧が負荷 R の両端に現れることになる。

 この r がただの抵抗だったならまだマシな方だ。 信号電圧が上がろうが下がろうが、同じ割合で少々下がるだけだからである。 

しかしインピーダンスが周波数によって違っていたりすると、色んな周波数成分が混じった複雑な出力の波形は、元の信号とはかなり違った、崩れた形になってしまうだろう。

  r が小さければその影響はかなり抑えられるのである。

 さて、電流が流れるほど内部抵抗 r のせいで電圧が下がるというのだから、右側に繋ぐ回路は電流をなるべく食わないようなものが望ましい。 

抵抗 R が大きければ大きいほど、入力端子は電流を吸い込まないようになる。 
電圧で表現された信号波形を受け取るために、電流が流れることは必ずしも必要ではない。 

電流がほとんど流れなくとも、電圧の変化をきちんと受け止められる回路が喜ばれるのである。

 この図では簡略化しすぎて、 r と R が直列になっているため、結局、合計のインピーダンスは r + R であるように見えるし、それが大きければいいのか小さければいいのか一体どっちだ、と言いたくなってしまう。 しかしその見方は重要ではない。 

ここでは、信号源の電圧が抵抗 R の両端にどれほど忠実に伝達されるかが重要なのである。 だから、 r はなるべく小さく、 R はなるべく大きく、だ。

 要するに、左側(出力側)は、たとえ電流が多く流れても、容易に息切れを起こしたりせず、信号波形が乱れないようなものが望まれており、右側(入力側)は不必要に電流を要求しないような回路が望まれているというわけである。

 信号を出す側は低いインピーダンスで、受ける側は高いインピーダンスで。 このことを短く表現して、「ロー出し、ハイ受け」などと言われる。

一旦まとめ

 今のような文脈で話される場合、出力インピーダンス r というのは、出力波形を崩したり電圧を下げたりすることがないままで、電流がどれだけ多く取り出せるかという出力装置の能力を示すものである。 

出力インピーダンスが小さいほど、その能力が高いということである。 
電池の話をした時の内部抵抗と同じようなもので、色んな影響をひっくるめた仮想的な概念である。

 一方、入力インピーダンス R は、どれだけ電流を食わない装置であるかを表すバロメーターのようなものである。


インピーダンス整合

 ここからが今回の本題である。
 
上で話したのは、電圧の変化を使って信号をやりとりする場合の話だ。 
無駄に電力を消費しないように、電流をなるべく流さないことを理想としていたのだった。

 ところがスピーカーなどを動かそうとする場合にはまるで話が違う。 
スピーカーから大音量を得るためには、スピーカーの部分で「なるべく電力を消費して欲しい」のである。 電圧だけではだめで、電力を伝達したいのだ。

 負荷の部分でなるべく電力を消費してもらうためにはどうしたらいいかを考えよう。 直感に反することだが、負荷抵抗 R が小さいほど「重い負荷」だと表現される。 なぜなら、電圧が同じなら、抵抗が小さいほど電流が多く流れるからだ。 電力というのは電圧と電流の積で決まるから、電流が多いほど電力をバカ食いすることになるというわけだ。

 100 W 電球と 10 W 電球とでは、どちらが抵抗が大きいでしょう? というクイズが良くある。
 
100 W 電球は 100 V に繋いだ時に 1 A 流れて欲しいのだから、100 Ω だ。  
10 W 電球は 100 V に繋いだ時に 100 mA 流れて欲しいのだから、1 kΩ だ。  
このように、電圧が同じならば抵抗が小さい方が激しくエネルギーを消費するのである。  

電球というのは抵抗の部分で電気エネルギーが熱エネルギーに変わることを利用しているのだが、 抵抗が小さいほど消費が激しいというのは少し意外な感じがする。

 では R が小さければ小さいほど良いかといえば、そうではない。 

あまり小さいと電流が多く流れ、そのせいで出力インピーダンス r の側での電圧降下の方がずっと大きくなってしまって、肝心な R の両端の電圧が下がってしまうからだ。 結局、どうなるとちょうど良いのか、最良点を探すことにしよう。

 式を立ててグラフを描けば一目瞭然だが、微分を知っていればグラフを描かなくても、グラフの極大点を割り出すことができる。 

 信号電圧が V だとすると、回路を流れる電流は

I = V/(R+r)

であり、それにより、負荷 R の両端の電圧 V′は

V′ = RI = R・V/(R+r)

となるから、そこで消費される電力は

P = V’・I

によって求められて、

P = V^2・R /(R+r)^2

となる。
 
V や r が固定された条件で、 R がどれくらいの時、一番大きな電力が消費されるかを考えたいので、縦軸を電力 P 、横軸を R にしたグラフを描くことになる。

 これが最大になる点は微分して 0 になるところである。 つまり、

dP/dR = −V^2・(R−r)/(R+r)^3

が 0 になるところだから、

R=r

のときが最大だということが分かる。 つまり、

出力インピーダンスと入力インピーダンスとが等しくなっている時に、もっとも多くの電力を次の段に伝えられるのである。 

このような目的で出力側と入力側のインピーダンスを合わせる設計にすることを「インピーダンス整合」あるいは「インピーダンス・マッチング」と呼ぶ。

 グラフで分かるように、負荷抵抗 R が r よりも小さくなると急激に電力の伝達効率が落ちるので、量産の際には部品のバラつきを考慮して負荷抵抗 R の側が少し大きめになるように調整しておいた方が問題が起きにくいかも知れない。

 回路のマッチングが取れているとき、すなわちピッタリ r = R のとき、
r での消費電力と R での消費電力は等しい。 

例えば、スピーカーを鳴らすためのアンプ(増幅器)と、スピーカー本体を例にして考えると、スピーカーが音や熱として消費したのと同じエネルギーを、アンプの内部でも熱として無駄に消費することになる。 

50 W の出力のスピーカーなら、同時にアンプの内部でも 50 W を消費しており、合計 100 W を消費していることになる。 これは避けられない。 大きな出力を持つアンプに巨大な放熱板が取り付けられているのはそういう理由だ。 

(実際のスピーカーシステムはこれほど単純な構造ではないので成り立たないという指摘がありました)

特性インピーダンス

 インピーダンスマッチングが重要になる別の場面がある。 
高周波の信号を長距離の電線で繋いで伝える場合だ。 

アンテナで捕まえた電波の信号を長いアンテナ線を通して引っ張ってきて装置に引き込む場合に、このようなことが重要になる。
 
この時、インピーダンスが合っていないと接続部分で反射が起こって装置内に引き込めないという現象が起きる。

 信号を受信する場合だけではない。 送信時にも同様のことが起こる。 

電波を送信するためにケーブルを介して信号をアンテナに送るのだが、効率よく送信されず、信号が戻ってきてしまったりして送信機に大きな負担がかかったりするのである。 
出て行くはずの電力が出て行かずに戻るので、過剰な発熱を起こしたりする。

 これは極めて高周波の信号を扱う時だけに関係する話であり、 音声信号のような低周波ではほとんど気にしなくて良い。 にもかかわらず心配してこだわる人を割りと良く見かけるので、ちょっと情報不足のせいで混乱してしまっているのだろう。

 周波数が低い交流の場合には一本の電線の端から端までほとんど同じ電圧だと考えていれば良い。 しかし周波数が高くなってくると、同じ一本の電線上でも場所によって電圧が違ってきてしまうことになる。 まずはそれがなぜなのかを説明しよう。

 電線の中を電圧の変化が伝わるのは、物質中を伝わる電磁波と同じことである。

 それは大体光の速さと同じくらいだと考えていい。
 
真空中の光速よりは数十パーセントほど遅いくらいである。 例えば 300 MHz くらいの電磁波だと、その波長は 1 m くらいになる。 

それくらいの信号を電線を使って伝えようとすると、25 cm もあれば 0 から最大まで変化するのである。 このように、どれくらいの電線を長距離と呼ぶのかは周波数によって違ってくるわけだ。

 音声信号の周波数は 10 kHz 程度であって、電線中での波長は 30 km ほどである。  
それほどまでに長いケーブルを使うような場合にだけ気にすればいい話だということになる。  例えば、昔のアナログ方式の電話線などがそうだ。  

しかしそれほど線が長いと、むしろ電線自体の抵抗による電力の損失の方が気にすべき問題になる。  末端の負荷抵抗をそれなりに大きくしておかないと、 電線に掛かる電圧の方が大きくなって、肝心の末端のスピーカーにはちっとも電圧が掛からず、 信号がうまく伝わらないのである。

 このことによってなぜ信号の反射が起こるのかというのを説明するのは少し難しくなるので、別のもっと理論重視の記事で詳しく話そう。

 ごくごく簡単に説明すると、電線が持つ「特性インピーダンス」という量とアンプの持つインピーダンスが一致していないといけないのである。 

この特性インピーダンスというのは、電線の長さに比例するわけではない。 
電線の構造によって決まるものであって、電線が長くても短くてもその大きさは変わらないという不思議な概念だ。 特に、ケーブルの抵抗成分や漏れ電流が小さな場合には信号の周波数にも関係ない値になる。

 このようにちょっと変わった概念であるが、電線を伝わる交流の電圧と電流の比を意味しており、単位は Ω(オーム)で表されるような量なのである。 この辺りの話は無線工学をやると重要になってくる。

 このように、色んな場面で複数の理由でインピーダンスマッチングが重要になっている。 

必要以上にこだわる人もよく見かけるのだが、それほどこだわる必要のない場面も多い。 そこは理論的に正しく見極めよう。

 さて、インピーダンスマッチングが大事だと言われても、一体どのように両者を合わせたらいいだろうか? 

調整する手段は幾つかある。 トランジスタ回路を使う場合もあるし、トランスを使う場合もある。 
http://eman-physics.net/circuit/matching.html

ロー出しハイ受け

機器間の接続でインピーダンスのマッチングを取らず、出力側のインピーダンスを低くし、受け側の入力インピーダンスを高くする事を表す。

近年の民生音響機器のラインレベルの入出力などはこの形を取るのが一般的である。

出力端子の「インピーダンスが低い」と言う意味は駆動するパワーが大きい事であり、入力端子の「インピーダンスが高い(Hi-Z)」と言う意味は駆動するパワーが少なくて済む事を表す。

即ち、「ロー出しハイ受け」の組み合わせは入力に対して十分なパワーがある出力を接続する、という組み合わせになる。

「ロー出しハイ受け」以外の組み合わせには例えば600Ωなどの決まったインピーダンスで出力と入力のマッチングを取る方法がある。

逆に出力側のインピーダンスの方が高い「ハイ出しロー受け」は正常な信号伝達ができず、やってはいけない組み合わせである。

マッチングを取る方法に比べて「ロー出しハイ受け」は無駄に信号電圧を分圧せず効率が良い、受け側のインピーダンスが十分高ければ出力側のインピーダンスについてはそれほど気を使わなくて良い、信号の分配が容易などのメリットがある。

逆にマッチングを取る場合に比べてノイズに弱いため、長距離の伝送などには向かない。
http://www.g200kg.com/jp/docs/dic/lodashihiuke.html

インピーダンス
http://www.g200kg.com/jp/docs/dic/impedance.html

機器の入出力端子などにもそれぞれ決まったインピーダンスがあり、機器間の接続を行う時にはインピーダンスを合わせるか、「ロー出しハイ受け」と呼ばれる組み合わせにしないと正常に動作しない。

業務用音響機器の入出力端子では600Ωが使用される事が多い。

出力側と入力側のインピーダンスを合わせる事を「マッチングを取る」、と言い、マッチングを取る事により伝送される「電力」が最大になるという意味があり、伝送効率と耐ノイズ性で有利になる。

ただし、入力側の端子には敢えてマッチングを取らなくても正常動作できるようにするためインピーダンスが非常に高くなっている場合もある。これを「ハイインピーダンス」、「ハイインピー」、「Hi-Z」などと言う。

ハイインピーダンスの入力端子に低いインピーダンスの出力を接続する組み合わせが「ロー出しハイ受け」であり、入力側のインピーダンスが充分に高ければ組み合わせをそれほど気にせずに接続する事ができるため、民生用オーディオ機器などは通常このような設計になっている。

逆の組み合わせでハイインピーダンスの出力端子からローインピーダンスの入力端子に接続した場合は信号の伝達が正常に行われず、歪みが発生するなどの障害が発生する。
http://www.g200kg.com/jp/docs/dic/impedance.html

インピーダンスの話
http://www.tritech.tv/column/600ld.html


インピーダンス(Impedance)とは、『交流に対する抵抗値』のことです。

普通の抵抗器では直流でも交流でも示す抵抗値はほとんど同じですが、コンデンサやコイルなどの部品は、周波数が変わると交流の通りにくさが変化します。

コンデンサは直流抵抗は ∞Ωですが、音声信号は通りますね。

逆にコイルは、直流抵抗はほとんど0Ωですが、周波数の高い交流信号はほとんど通しません。

抵抗とコンデンサ、コイルを組み合わせた回路では、回路全体の抵抗値は周波数によって複雑に変化します。

交流に対するコイルやコンデンサの抵抗分をリアクタンスといい、それぞれインダクタンスや静電容量から計算できます。


 600Ωとハイ・インピーダンス

音響機器では、入力インピーダンスがどうとか、負荷インピーダンスがいくらかという問題が起こることがあります。

例えば入力インピーダンスが 600Ωとは、とりあえずその機器の入力コネクタが 600Ωの抵抗(R2)でグラウンドに落ちていると思えばいいのです。

その先(機器の内部)にどのような回路がつながっているかはわからなくてもとりあえず無視します。入力コネクタが不平衡(アンバランス)であれば、ホットとグラウンドの間に、平衡(バランス)であればホットとコールドの間に 600Ωの抵抗が付いているわけです。インピーダンスですから本来は周波数によって値が変わりますが、とりあえずこのように考えます。

逆に出力インピーダンス 600Ωというのは、例えばアンプの出力であれば、出力端子に 600Ωの抵抗(R1)が直列にくっついているわけです。

いま出力インピーダンス R1 = 600Ωのプリ・アンプ出力を、入力インピーダンス R2 = 600Ωのパワー・アンプの入力につないだとします。

プリ・アンプ内部で生じた 2v の信号は、直列の 600Ω(R1)を通って、パワー・アンプの入力の 600Ω(R2)でグラウンドに落ちます。パワー・アンプ内部には、入力の 600Ω(R2)の両端に生じた電圧が送られます。つまりプリ・アンプ内部で生じた 2vは、2本の 600Ω(R1,R2)で 1/2に分圧され、1v だけがパワー・アンプ内部に送られるということになります。

* 1vp-p : p-p は peak-to-peak のことで、最大値から最小値までの電圧値。

 電力伝送と電圧伝送

昔の放送機器は入出力ともインピーダンス 600Ωというのが基本でした。

そこから +4dBm という規準レベルも作られたのですが、現在では出力インピーダンス (R1) が数Ω〜数 10Ωと低く、入力インピーダンス (R2) が 10kΩ以上と高い、いわゆる「ロー出し/ハイ受け」の機器が主流になっています。

0dBm という値は、『600Ωの負荷に 1mW を生じさせる電圧値』です。

つまり電力伝送という考え方で、オーディオ帯域において(というかもともと電話の規格なのですが)もっとも電力損失(ロス)が少なくなるように線路インピーダンスから考慮して作られた基準です。

今は電圧伝送で、もっとも電圧ロスが少なくなるようにと考えます。

例えば出力インピーダンス (R1) が 20Ωのプリ・アンプを、入力インピーダンス (R2)が 50kΩのパワー・アンプにつないだとします。

プリ・アンプ内部で生じた 10v の信号は、20Ωと 50kΩで分圧されてパワー・アンプ内部に入っていきます。計算すれば 9.996v、つまりほぼ 10vですから、600Ωラインのように電圧レベルが半分になってしまうような無駄がありません。

 軽い負荷、重い負荷

さらに、ここが重要なのですが、回路設計者にとっては、ロー出し・ハイ受けはプリ・アンプの出力回路が小規模で済む、回路設計の自由度が上がるということもあります。

プリ・アンプ内部で生じた +10v は、約 50kΩ ( 50kΩ + 20Ω) の抵抗に流れることになります。流れる電流は 2mA(ミリ・アンペア)です。従ってプリ・アンプの出力回路では 2mW(ワット)の電力を考えればよいので、使用する抵抗も普通の 1/4w( = 250mW)タイプで十分ということになります。

ちなみに +4dBm 規準のアンプで、最大出力が +20dBm 程度とすると、そのときの電圧値は約 +12v。ここで引用した +10vという数値はそうありえない数値ではありません。

さてこれが 600Ω機器であったらどうでしょうか?
パワー・アンプに +10v 供給するために、プリ・アンプ内部では +20v を発生させています。

プリ・アンプの出力回路から見た負荷は 600Ω+600Ωですから、流れる電流は 約16.7mAです。出力回路は 300mW 以上の消費を考えなくてはなりませんから、放熱器や1/2wの抵抗器が必要になってきます。

このように入力インピーダンスが高いと、前段の機器の負担が小さくて済むので、現在のようなオペアンプ全盛の機器では一般的になっています。

負荷インピーダンスが高いことを「負荷が軽い」といいます。
逆に 600Ωのようにインピーダンスが低いと「負荷が重い」といいます。

負荷インピーダンスが高いと、出力回路にあまり電流を流さなくて済むので「軽い」と表現します。

逆に負荷インピーダンスが低いと、出力回路に多くの電流を流さなくてはなりません。
電流が多く流れるほど多くの熱を発生しますから、素子の放熱も考えなくてはなりません。

また出力段に電流ドライブ回路を追加したり、、あるいは電源回路から強化しなくてはなりません。「重い」と表現するのもわかると思います。

オペアンプは回路設計が楽で良いのですが、出力段が貧弱であまり大きな電流をとれないのが普通です。

一般的な 4558タイプのオペアンプでは、負荷は 2kΩ以上になっています。

つまり 4558の出力を 600Ω機器に直接つなぐわけにはいかないということです。
600Ω負荷をドライブするには、それ用に出力回路を強化したタイプ( 5532/ 5534など)を使う必要があります。

音質的に気に入ったオペアンプでも、600Ω負荷の回路には使えない、という場合、それでもということならオペアンプの先にトランジスタで電流ブースター回路を足すという手もありますが、今度はトランジスタの音質が・・・となりかねません。部品選択の悩みどころです。

 ハイ・インピーダンスのデメリット

ロー出し/ハイ受け は良いところだらけのようにも見えますが、実はそうでもありません。

600Ω受け渡しというのも、インピーダンス・マッチングという点では理想的であり、長距離伝送をしても信号の劣化が少ない、外来ノイズを拾いにくいなどのメリットもあります。

またある程度電流が流れるので信号のやり取りが電力に近い形になり、いっそう劣化やノイズに強くなります。
また接続が必ず 1:1 なので、接続がわかりやすい、受け渡しレベルの計算が楽、といったこともあります。

逆にインピーダンスが高いとノイズを引きやすくなります。

600Ωの抵抗を指でつまんでもほとんど影響がありませんが、1MΩの抵抗を指でつまむと盛大にハムを引きます。これはオームの法則そのままに、抵抗値が大きいほど小さなノイズ電流でも大きな電圧を生じるためです。

600Ωの抵抗に 1μAのノイズ電流が流れたとしても、生じるノイズ電圧は 600μvですが、1MΩの抵抗では 1vという、無視するにはあまりに大きい値になります。

プリアンプとパワーアンプが接続された状態では、線路インピーダンスそのものが下がるので、そこにノイズが飛び込むというのは少ないのですが、それでも 「ケーブルがアンテナになっている」 というトラブルが起こることがあります。

600Ωラインではあまり聞いたことがありません。またインピーダンスが高い回路ほどグラウンドまわりの処理が難しくなり、それを誤るとノイズを拾いやすくなります。

オーディオ機器の場合、入力インピーダンスは 10kΩ〜 50kΩというのが相場ですがそれなりの理由があるわけです。

実生活の環境では空中にはテレビやラジオの電波が飛び交い、室内では電灯線のハムや照明器具の調光ノイズなどがあふれている状態です。それらがどうやって機器に飛び込んでくるかわかりません。

ノイズ対策としては、インピーダンスはなるべく低いほうが有利なのです。

インピーダンス値は 1kHzに対する値を使います。いままで述べてきたインピーダンスはすべて 1kHzに対する値です。

ただ一般の電子機器ではマイクロフォンほど周波数の影響を受けないので(可聴周波数範囲程度ではほとんど変化しない)、あまり問題にならず、実用上は無視してもかまいません。
http://www.tritech.tv/column/600ld.html

インピーダンスマッチングの方法

@ トランスによるマッチング

トランス(変圧器)は、交流電圧を増減する目的だけではなく、インピーダンスマッチングに使われる。この目的の場合、変成器と呼ぶ。代表的な例が、真空管アンプの出力にスピーカーを接続する際に用いられる出力トランスである。

真空管の直線動作範囲に適合する負荷線のインピーダンスは極めて高く、スピーカーのインピーダンスは4〜32Ω程度と低いので、トランスによるマッチングが必要である。2次インピーダンスを1次側からみると巻数比nの2乗分の1に見える。
入力側においても変成器(入力トランス)を用いることがある。


A インダクタ(インダクション・コイル)C とコンデンサ L によるマッチング

高周波回路にて、狭帯域でのみマッチングが取れれば十分な場合は、コイルとコンデンサの組み合わせによるマッチング回路が用いられることが多い。
コンデンサやコイルの比率を調整することで電源側と負荷側のマッチングを図る


B 抵抗器によるマッチング

低周波の場合簡易的に、あるいは広帯域にインピーダンスをマッチングさせる方法として抵抗器を用いる方法がある。

高周波の場合 LC のみでマッチングを取ると、マッチング回路自体がフィルタ回路として動作してしまうため、特定の周波数でしかマッチングが取れない問題が生じる。

また、LC を用いてマッチングをとることで必要以上にゲインが取れてしまったり、インピーダンスが周波数特性を持ってしまい回路が不安定になることもある。

そのような場合、抵抗でマッチングを取ることがおこなわれる。
低周波と同様に直列抵抗を挿入する他、抵抗で構成した減衰器を用いることもできる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9%E6%95%B4%E5%90%88

ロー出しハイ受け

オーディオのラインでは一般に「ロー出しハイ受け」と言われる、インピーダンス整合をしない接続がおこなわれる。

多種多様な機器をあれこれつなぎかえる場合はそのほうが簡便であるためである。
このため、たとえばアンプの入力インピーダンスは 数kΩ〜数十kΩ と、ラインの標準である600Ωに比べ高めにするのが一般的である。

真空管アンプや、現代のアンプでも FETを工夫して使えば100kΩ〜1MΩといった非常に高い入力インピーダンスも可能だが、ノイズに弱くなるので、程々とする。

(ハイ受け一般の傾向として、電力ではなく電圧として信号を受けるために、電力としては小さいノイズであっても、それを信号と混じって拾ってしまう)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E5%8A%9B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9


インピーダンスって何でしょう? ロー出しハイ受け?
http://info.shimamura.co.jp/digital/knowledge/2014/01/16805

同じ10Wの電力を送る場合でもいろいろな方法が考えられます。


A)100V(ボルト)、0.1A(アンペア)で転送する場合 (100V✕0.1A=10W)
この時のインピーダンスは:1000Ω

B)10V、1Aで転送する場合 (10V✕1A=10W)
この時のインピーダンスは:10Ω


音響機器を使用する場合、電圧が高いほうが効率が良いので、上記の例ではA)・・・すなわちインピーダンスが高いほど電圧が高く取れるのです。
ところがインピーダンスが大きくなればなるほど今度は「ノイズを拾いやすい」という特性があるのですね。

つまり

ハイインピーダンスは効率的だがノイズに弱い

ということになります。

インピーダンスが

◾高いと:ノイズに弱い
◾低いと:ノイズに強い


インピーダンスのマッチングが重要なわけ

出力側と入力側のインピーダンスが一致した場合に、最も効率よく信号のエネルギーを伝達できます、これをインピーダンス・マッチングといいます。


1)出力側のインピーダンス = 入力側のインピーダンス 

インピーダンスのマッチングが行われている場合は効率が良いですね。

実際にプロ用の機器では入出力を600Ωで信号の受け渡しを行っています。

では「出力側と入力側のインピーダンスが異なる場合」はどんなことが起きるのでしょうか?

パターンとしては2通りありますね。

2) 出力側のインピーダンス < 入力側のインピーダンス 「ロー出しハイ受け」

3) 出力側のインピーダンス > 入力側のインピーダンス 「ハイからロー」

3)の「ハイからロー」では「正しく信号を受け渡すことができなくなる」のです・・・

このようにベストは「出力=入力」ですが、接続する機種の出力インピーダンスが特定できない場合に備え、楽器等の入力側はハイインピーダンスで受けられるような設計になっています。

というわけで鉄則「ロー出しハイ受け」


インピーダンスのマッチング実験

それでは「ロー出しハイ受け」の掟を守らないとどーゆーことになるか、実際にギターをオーディオ・インターフェースに接続して録音してみましょう。

なお、ギターのボディーからの出力インピーダンスは「250kΩ〜500kΩ」(機種や部品により異なります)というかなり高めのインピーダンス。
使用したオーディオ・インターフェースはSteinberg「UR-824」。UR-824のMIC/LINEインプットは「4kΩ」です。


実験1
ギター(出力インピーダンス250kΩ~)をオーディオ・インターフェースのLINE入力(4kΩ)につなぐ
「ハイからロー」という掟破りの状態ですね。
・・うーん・・なんだか違和感が・・・


実験2
ギター(出力インピーダンス250kΩ〜)をオーディオ・インターフェースの「HI-Z」入力(1MΩ)につなぐ
「ロー出しハイ受け」という正しい状態です。

いかがでしょう「ハイからロー」は明らかに高域が欠損し、こもった感じの音になっているのがお分かりいただけたと思います。
ギターの出力は周波数が高い(=音程が高い)ほどインピーダンスも高くなりますので、その結果が顕著に現れたのです。

一般的なギターアンプやエフェクターの入力インピーダンスは「500k〜1MΩ」となっていますが、これはギターのハイインピーダンスに対応できるようにするためです。
http://info.shimamura.co.jp/digital/knowledge/2014/01/16805


高周波回路でインピーダンスマッチングが問題とされる理由は2つあります。

一つは信号源から負荷に供給する電力を最大にする事、
もう一つは伝送線路と負荷のインピーダンスがマッチングしていないと周波数特性が平坦にならないのでこれを避けるためです。

ですから、上記2点を気にしないのであればインピーダンスマッチングを気にする必要はありません。

受信機ではアンテナで受けた電波の電力を無駄にしないためにインピーダンスマッチングを行います。

ただし、一番重要なことは信号とノイズの比の S/N ですが、インピーダンスマッチング最良と S/N 比最良の条件が一致しない場合もあり、その時は S/N比最良を選ぶこともあります。

送信機では電力を無駄にしないためにインピーダンスマッチングを行います。

広帯域の信号伝送では周波数特性の平坦さが最重要問題となるので伝送線路の入出力でインピーダンスマッチングを行います。
そのような例は高周波の測定器やビデオ回路です。

ビデオ回路用のアンプの出力インピーダンスは非常に小さい値ですが
ビデオ用の同軸ケーブル(特性インピーダンス75Ω)に接続するため
あえて75Ωの抵抗を挿入してからケーブルに繋ぐようにしています。

信号の受信側では75Ωの抵抗で終端しておいてハイインピーダンスのアンプで受け取るようにしています。

電力的には無駄になりますがビデオ帯域では S/N が十分に得られるので実用になります。

電力を無駄に出来ない回路ではこのような方法は使えません。

低周波回路では電力に余裕が有るので電力の為のインピーダンスマッチングを行う事はあまりありません。

また、出来るだけ高い電圧で受けたほうが S/N をよくできる為、ロー出力ハイ受信が都合がよいのです。

伝送線路において周波数特性が問題になるのは線路の電気長が信号の波長と比べて無視できなくなった時です。

線路の長さが信号の1波長のおよそ 1/20以下であれば伝送線路の影響は考えなくても大きな影響は無いでしょう。

オーディオスタジオ用の音声ケーブルでは特性インピーダンス 600Ωのケーブルを使用しています。

送電線では周波数が 50、60Hzと低いのですが距離が長いので伝送線路として取り扱う必要があります。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5419318.html


「入力インピーダンスが高いほど良い」、「出力インピーダンスが低いほど良い」
と言うのは、

扱っている電力が回路のノイズよりずっと大きくて、
機器を結ぶ信号線の長さが扱う信号の波長(周波数の逆数)よりずっと短い場合

だけです。

テレビ放送などの放送電波を受信する時にアンテナから得られる電力はごくわずかです。
例えば、BSアンテナから得られる電圧は数10uV(75Ω)です。
例えば、40uV(75Ω)電力に換算すると0.021nWです。

一方で、放送を受信する受信回路はそれ自身でノイズを発生しています。
(アナログテレビで放送終了後に見える砂の嵐や、AM放送の同調ズレ時のザーという音がノイズ)

アンテナからの電力が回路のノイズより十分大きくなければノイズに負けてしまいます。
そこで、アンテナからの電力を残らず回路に取り込む必要が有ります。
その為に必要なのが第1の「インピーダンスマッチング」です。

例えば、電圧が2Vで内部抵抗が10Ωの電池が有ったとして、

100Ωの抵抗をつないだ時に抵抗に流れる電流は2/110=0.0182A
なので消費電力は(2/110)^2×100=0.033W

1Ωの抵抗をつないだ時に抵抗に流れる電流は2/11=0.182A
なので消費電力は(2/11)^2×1=0.033W

10Ωの抵抗をつないだ時に抵抗に流れる電流は2/20=0.100A
なので消費電力は(2/20)^2×20=0.1W

電池の内部抵抗と同じ10Ωの抵抗を付けた時に負荷抵抗での電力が最大になります。

機器を結ぶ信号線の長さが扱う信号の波長(周波数の逆数)よりずっと短かくない場合です。

地上デジタルTVは470〜770MHzの周波数を使用しています。
波長に直すと0.638〜0.390メートルです。当然、アンテナとテレビの距離は波長より長くなります。

この場合、適当な電線を使う訳にはいきません。
その為、特性インピーダンス75Ωの同軸ケーブルを使います。

このケーブルの75Ωと言うのはテスターでは測定できません。
ネットワークアナライザ等の測定器を使用します。

この様なケーブルを使用する場合、ケーブルに接続する機器の入力/出力インピーダンスをケーブルの特性インピーダンスに合わせる必要が有ります。
(第2のインピーダンスマッチング)


オーディオ機器などでは、取り扱う周波数は通常最大20kHzなので波長は15メートルです。

家庭で使用する場合は第2のインピーダンスマッチングは重要では有りません。

ただし、音楽スタジオや放送局などではケーブルの長さが数10メートルになる事が有ります。

その為、プロ用のオーディオ機器には特性インピーダンス600Ωのケーブルが使用されています。

600Ωなのは損失を最小にする必要が無いのと、回路の使いやすさが理由です。

オーディオ機器での第1のインピーダンスマッチングについては、普通は機器が出力する電力に余裕があるので気にする必要が無いのです。

昔のレコードプレーヤーの MC(ムービング・コイル)ピックアップは発生する電力がごくわずかでインピーダンスも極めて低い為、トランスを使ってインピーダンスを上げていました。
(第1のインピーダンスマッチング)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8246026.html?from=recommend


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html#c5

[リバイバル3] 超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ 中川隆
6. 中川隆[6742] koaQ7Jey 2017年2月16日 05:59:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7203]

パッシブ・プリアンプの問題


セレクターと固定抵抗式アッテネーターを搭載したパッシブプリアンプ

プリアンプ/コントロールアンプと入れ替えて、入力切替と音量調節だけを行います。
CDからの情報量をそのままパワーアンプに導きたい方に最適なパッシブプリアンプです。
パッシブプリアンプはアッテネーターのみにより音量調節を行います。

したがって良質のアッテネーターを用いた場合音質が劣化しにくいのが特長です。 実際に通常のプリアンプをパッシブアンプに交換してみると、解像度があがった、音が生々しくなった、音が前に出てくるようになったという声を多く頂きます。

通常のプリアンプでは(それが数十万円の製品でも)音質が劣化していたという状況になっている事が多いといえるでしょう。


パッシブプリの欠点は出力インピーダンスが高いことです。

減衰量によって異なりますが、弊社の10KΩのアッテネーターの場合出力インピーダンスは0〜2.5KΩになります。

設計の古い Trパワーアンプ、貧弱なOPアンプを入力段に用いているパワーアンプなどでは入力段のキャパシタンスの非直線性によって高域の歪率が悪化することがあります。この場合音が高域でにぎやかに聴こえたり、かすかにきつく聴こえたりすると思います。
またこの理由で抵抗値が100KΩ以上のボリュームやアッテネーターを Tr式アンプに使用することはお勧めできません。

入力インピーダンスが大きいものはパワーアンプの歪率を悪化させます

パッシブプリの場合、その原理上、出力インピーダンスが大きくなります。

たとえば10KΩの入力インピーダンスのアテニュエーター(又はボリューム)を用いた場合、出力インピーダンスは 0-2.5Kオームの間で変化します。

最大と最小の時に0、-6dBの時に2.5KΩになります。

ここで問題になるのは出力インピーダンス大きいと高域で無視できない歪を発生するアンプが多いことです。

アンプの入力段は差動増幅回路ですが、この入力段の容量の非直線的な電圧依存性のために、多大の歪を発生してしまうのです。

出力インピーダンスが2.5KΩ位ならそれほどでもないのですが、これが50KΩとなるとオーディオ用のOPアンプでも10KHzで0.1%を超える歪が発生します。

この辺を十分意識した設計がアンプになされていれば問題は少ないのですが、考慮されてないアンプの方が多いと思います。かといって入力インピーダンスがあまり小さいもの(たとえば600Ω)を使用するとプリアンプの負荷として重すぎて、プリアンプのほうで歪を発生します。弊社のパッシブプリアンプは半導体アンプとして最適な10KΩを採用しています。
http://www.audiodesign.co.jp/PPA.htm


 出力インピーダンスの問題と影響

一般に機器から機器への音楽信号の受け渡しは、「ロー出し、ハイ受け」が原則とされている。

「ロー出し、ハイ受け」とは、

信号を出す側の出力インピーダンスを低くし、
信号を受け取る側の入力インピーダンスを高くする事である。

一般に出力インピーダンスは10Ω〜600Ω、入力インピーダンスは20kΩ〜50kΩに設定されている場合が多い。

効果として、低い電圧で受け渡すためケーブルを通過するときにノイズに強い。ケーブルによる減衰が起きる周波数の値が高い。電流が低くなり、送り出し側機器の負担が小さい。

短所として、伝送ロスが大きくなるが、近年の機器ではあまり問題にならない。

アクティブ型プリアンプは、自分で電源を持っており電圧電流を増幅できるため、入出力のインピーダンスは自由に設定できる。

パッシブ型プリアンプは、構造上ボリュームの調節位置により変化し、高い出力インピーダンスを持つ場合がある。50kΩのアッテネータであれば、最小0kΩ、最大12.5kΩの出力インピーダンスを持つ。

パッシブ型プリアンプを使用する上で問題となるのは、「高い出力インピーダンスが、音質にどの程度影響するのか」である。

一般に言われている高い出力インピーダンスによる問題を検証すると、


■高音の損失が生じる。

出力インピーダンスが大きい場合、ケーブル長が長くなると、高音領域の損失が生じる。

例えば、出力インピーダンス 12.5kΩであれば、ケーブル長1.9mで100kHzの音域が半分になる。
どの程度の高音を有効にさせるかで、音質に影響のないケーブルの限界長さが異なり、長すぎるケーブルを使用すると影響が出てくる。


■入力インピーダンスより出力インピーダンスが小さくなれば、歪みが生じる場合がある。

パワーアンプの入力インピーダンスより低い出力インピーダンスのパッシブ型プリアンプを選べば、問題なし。


■出力インピーダンが高いと電流が大きく流れ、送り側の機器の負担が大きくなる。

電流が大きくなることは大きくなるが、機器がどの程度耐えられるのか分からないため、影響は不明。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/yoneharu/etc/passive.html

3つの条件でプリより高音質? パッシブアッテネーター

ムジカは2種のパッシブアッテネーター

att30
http://www.musika.jp/30.html

iris-att
http://www.musika.jp/iris.html

をラインナップしています。これが意外に隠れたヒット商品なのです。

かつては数社から出ていましたが現在ではほとんど目にすることはありません。
なぜでしょう?

それは不適切な使用方法によって『パッシブアッテネーターは音が悪い』という間違った情報が流れたからかもしれません。

おそらく、パッシブアッテネーターは使用条件によって一番大きく音質が変わるオーディオ機器です。

良い音のための条件は3つ。

A.設置場所
B.出力ケーブルとの相性
C.パワーアンプとの相性

この3つの条件が整ったとき、電源ノイズと無縁のパッシブアッテネーターは

とてもクリアーな音を出してくれます。

そもそも、パッシブアッテネーターとは何でしょう?

機能は入力選択と音量調節。これはプリアンプと同じ。

乱暴な言い方をすれば、

プリアンプからバッファ回路を外すとパッシブアッテネーターになります。

『アクティブ』なバッファ回路がなくなりましたので、『パッシブ』なのです。

では、バッファ回路とは何なのでしょう?

バッファ回路は緩衝増幅器とも言われ、

前の回路と後の回路がお互いに影響することをなくす目的で使用されます。

パワーアンプによってプリアンプに悪影響が出ないようにするのがバッファ回路。

ならば、悪影響がでないパワーアンプをプリアンプに接続すれば、バッファ回路は必要ないのです。 余分な回路がなくなれば、ノイズが減って、クリアな音に。

このあたりがパッシブアッテネーターの使いこなしになります。


@ 良い音のための条件、その1 設置場所。

ここでは、プリアンプ(又はパッシブアッテネーター)とパワーアンプの関係について考えてみます。

パッシブアッテネーターとプリアンプの大きな違いは出力インピーダンス。

出力インピーダンスは高いほど、他の機器の悪影響を受けやすくなります。
空中を飛んでくる外来ノイズの影響も同様です。

一般的なプリアンプの出力インピーダンスは 1KΩ以下。
パッシブアッテネーターは 2.5KΩ。

パッシブアッテネーターは2.5倍ノイズの影響を受けやすくなると考えられます。

ノイズの影響を受けにくくする方法はないのでしょうか?

出力インピーダンスに起因する外来ノイズは主にパッシブアッテネーターとパワーアンプ間のピンケーブルから混入します。

ならば、ピンケーブルの長さを 1/2.5 にすれば外来ノイズの影響は同じ。

通常ピンケーブルは1.5m程のものがよく使われますので、これと同等にするには、60cm以下のピンケーブルを使用すれば良いことがわかります。

そうなると、パッシブアッテネーターの設置場所はパワーアンプの隣が基本。

そのためアイリスでは、横幅300mmのパワーアンプに対して、パッシブアッテネーターの横幅は100mm。
2台並べてもオーディオラック1段に収まる寸法に設計されています。

A 良い音のための条件、その2 出力ケーブルとの相性。

パッシブアッテネーターとパワーアンプを接続するピンケーブルは60cm以下が望ましいというお話をしましたが、このケーブルは質も重要です。

ノイズが入りこまないためには、シールド部分(網の部分)の目が細かい必要があります。

周波数が高いノイズほど、この網の隙間から入り込んできます。

写真をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/musica-corporation/e/dd3ab2b0f48887dfcb1630e7badaed87


シース(外側のビニールの部分)は同じようなケーブルですが、ケーブルAはシールドの目が荒く、ケーブルBはシールドの目が細かく、しかも2重になっています。

パッシブアッテネーターに使用する場合は下側のケーブルが適しています。

オーディオでは一般的に硬いケーブルが好まれますが、これはシールドがしっかりしているという一面もあります。

B 良い音のための条件、その3 パワーアンプとの相性。

パッシブアッテネーターとパワーアンプの関係は機関車と客車の関係に似ています。

プリアンプは駆動力のある大型機関車
パッシブアッテネーターは小型機関車
パワーアンプは客車です。

機関車が客車を引いて走る場合、 大型機関車であれば高速で走ることは簡単でしょう。

同じ客車を引いたとき、小型機関車ではスピードが上がらないかもしれません。

では、スピードを上げるには?

1つの方法として、軽量な客車に変更することが考えられます。

パワーアンプの入力インピーダンスが高ければパッシブアッテネーターでもプリアンプと同じ駆動力でパワーアンプをドライブできるのです。

一般的なパワーアンプの入力インピーダンスは47KΩですが、
ムジカのアイリスでは入力インピーダンス100KΩとし、
パッシブアッテネーターと相性が良いパワーアンプになっています。

出力インピーダンスと入力インピーダンスの関係は相対的な比の問題でありその絶対値は重要ではありません。
http://blog.goo.ne.jp/musica-corporation/e/06b9ade4e2573a2e5010c23cbef5367b


音量調整ボリュームについて考える
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html

回路構成から考える

パッシブ回路のボリュームにピンコードを長々と接続することはおすすめできません。
ピンコードを変えると、音が変わるといいますが、パッシブタイプで長々と引きまわしては悪影響が出ているだけです。

ここで考えてみたいのが、使い勝手と音質をどのようにバランスするかです。
良質なボリュームが入手できなくなってきた昨今、自作ではどうするか考えてみました。

電線=コード 電纜=ケーブル コードの上に被服があればケーブルでしょうか?コード=安物、ケーブル=高級品のように思われているようですが、電線を減らすことは音質が向上しますが増やすことは低下します
売り文句に乗らないようにしたいものです。


間違ったパッシブプリの使い方

最近バイアンプ駆動でパッシブプリを並列にしてパワーアンプを駆動することが一部で行われています。

並列にすることで、接続される CDなどの負荷が重くなり場合によっては、低音域の特性低下を招きます。

そして出力ピンコードの寄生容量で高音域劣化。
それでは音がやせてしまいます。

上の図で説明しているように中にあるべき回路を外に持ってきただけの弊害です。
プリアンプ不要論はアンプ内にボリュームがある場合の話で外部に持ってきた場合は必ずしもそうではありません。

パッシブプリの後ろに緩衝アンプがあるだけでケーブルの影響を抑えることが出来ます。
ケーブルは意図的に音が変わるように作ってある物も少なくありません。

プリではあまり故障まで発展するようなケーブルはありませんが、大蛇のようなケーブルの容量負荷で故障するパワーアンプさえあるのです。
音が変われば何でも良しと言うのはいかがなものでしょう?。


ボリュームの例

接点を多くしたり不要な配線引きまわし、余計なシールド処理や信仰的な電線屑、または●×処理等、それでは、わざわざパッシブコントローラーを作っても、効果は望めない。

70年代プリメインアンプのボリュームを外部に引き出したのと同じようなもの。
音質低下を招く余計なコードを引き延ばしたに過ぎない。

左写真はロータリースイッチで製作した固定抵抗のアッテネッター、音の劣化は少ない。
一応私の、リファレンス用として、残してある一台だ。

多段ロータリースイッチで使い勝手は、すこぶる悪いものの。
機器組込で使用して多数の方から好評をいただいている。

機器組込は、的を得た使用方法だ。
100本もの抵抗を狭いスイッチに半田するわけだから相当、難儀なものだ。
音質最優先だと、操作性が犠牲になる。

音量調整だけならボリューム単品、フェーダー又は抵抗式アッテネーターで、用は足りるのでプリアンプは不要論も納得の事実。

ここで一般に高級プリメインアンプに用いられるボリューム RK27 ならまだしも、それ以下のもので、パッシブコントロールボリュームを構成しても、効果は少ない。
かと言って23段程度のアッテネッターでは使い勝手を考えると、全ての人が満足できるものではない。

連続可変は使い勝手がとても良い。RK27 は高級プリアンプにさえ採用されているので、決して悪いボリュームではない。後段にしかるべきプリアンプ回路が使われて、性能を発揮している場合も少なくない。 
 
写真上左端 アルプスRK27(容易に秋葉で市販品購入出来る又は電即納で直販)
写真上右 アルプスRK40(機器取り外し品)
写真下左 市販4回路23接点ロータリースイッチで自作したアッテネーター
写真下右 アルプスKフェーダーで製作中のもの、色々な物を作って比較してみるた。

アッテネッターは音が良い評判があり、廉価品のプリメインアンプにさえボリュームにクリックが付いた時代があった。ボリュームの後ろに溝付きの板が追加されそこに板ばねが摺動して良好なクリック感覚を醸し出すものであった。

メーカー製高級アンプから外したアッテネッター(左)、
固定抵抗アッテネッター(中)、
フェーダーBOX製作例。

この後ろに短いシールドコードでパワーアンプとつなげば好結果が得られるかも知れませんが、これには、ボリュームの抵抗値、コードの容量、などさまざまな影響が出ます。
長く引きまわすには、出力アンプが必要と考えます。

コードで音が変わると思っている人もいますが、音が変わる事実はその通りでも、その影響を抑えるのが出力アンプです。

カフタイプで製作したフェーダーは実に使いやすい。
卓上で音量が自由に調整できる。私のようなリモコンが嫌いな人には良い。

手持ちのピンコードは 1mで実測で 100PF位の寄生容量がありました。
高級なものでも低容量な訳ではありません。それにアンプ側の入力にもCはある。
ケーブルに容量は付きまとうものです。

ここのところは結構隠している部分でしょう。
パッシブタイプの音量調整器は使い方次第です。
素材に走る前に良く考えてみましょう。


ケーブル(シールド線)のお話

’70年代には飽き飽き語られて来たことなのですが、最近は語られません。
素材重視というか、売り手の言葉に騙されているようにさえ思えます。
線材は短く、出来れば無い方が良いのです。

短ければ短いほど良いし、ピンジャック(RCA)は構造的にどう思います?
安いので使うほうは、良いのですが、XLRに比べたらどうでしょう?
答えはご自分でどうぞ!

さて、本題です。

シールド線は構造から静電容量を持っています。
寄生容量と言われるように無用のものです。
小さいもので 1mで数100PFはざらです。

もし大きいもので1000PFあったとします。2mで2000PF
これで計算してみましょう。

f=1/(2πCoRo)Hz

で求めることが出来ます。

これは-3dB落ちる周波数でそこから6dB(*1)オクターブで減衰します。

(*1)オクターブ:その基準周波数の2倍をオクターブ上と言います。
10KHzのオクターブ上は20KHzになります。オクターブ下は半分の5KHzです。

そのオクターブ下の周波数までがフラットということと考えると、容易く音に影響が出るのではと考えてしまいます。

超高域を減衰させて落ち着いた音のケーブルと言っているのかも知れません。
計算結果は何と約32KHz(-3dB)になります。
この他にアンプの入力に1000PFの容量があったとしましょう。
3000PFで21KHzとなります。

一般的な25Kオームの出力インピーダンスとしての計算です。

だからパッシブで使う場合は短い線が必要なのです。
高いパッシブプリアンプを売りつけ、今度はケーブルを売りつけるそんな商法とはおさらばしましょう。

もっと賢明な方は出力アンプで、出力コードの影響を抑えることを考えますね。
古い電線屑でシールド構造なしでピンコードを作って音が良くなったのは、電線屑によるものだけでしょうか?

もうお分かりですね。

半田付けを覚えて自分で実験するのが一番です。
市販の高級ケーブル1本にも満たない安い費用で実験出来ます。

自作で音量調整器としている分には、何も構いませんが、デメリットを隠しパッシブの良いことだけを言うのはいかがなものでしょう。電線の影響は隠せません。


1、録音もしないし、聞くだけなので音量調整ができればよい場合

@パワーアンプの入力にボリュームを付けて使う(真空管アンプに多い例)。
この場、都度パワーアンプのボリュームを廻すので、特に床に置いてあるパワーアンプの場合すこぶる操作性が悪い。


ACDとパワーアンプの間に減衰器(ボリューム又はアッテネーター)を入れる

市販のボリュームやアッテネーター(パッシブプリアンプという増幅しないアンプ???を購入する)を自作する。

600Ωやそれ以下の超低インピーダンスのアッテネーターでの入力アンプなしで使ってはダメ。
自作では、過負荷なのに単純にやる方もいる。


2、録音も、したいし多数の機器を持っているので切替操作も、したいし操作性重視で聴きたい場合

@市販のコントロールアンプを購入(今ではいわゆるハイエンド機しかない)

A切替機能や、音質を考慮したパッシブコントローラーを購入又は自作する

Bまともに、増幅機能の付いたプリアンプを購入又は自作する。


3、いわゆるフルデジタルの将来に希望して待つ


ボリューム通過で音の劣化が気になり出したら、固定抵抗式アッテネッターを考えてみましょう

さて、本当にボリュームを入れると音が悪くなるのでしょうか?
答えはイエスと言えます。

これは古くから言われて来たことですが、多くの方がはっきりとした違いを感じてもらえる部分です。

もしご使用のCDプレーヤーに出力を下げられる機能(手で回すボリュームはダメ)電子アッテネッターが付いていたら出力を絞りコントロールアンプのボリュームを最大にしましょう。音質変化がわかります。

ボリュームを最大にすると入力出力がほぼダイレクトにつながる構造です。
下図1(B)の出力の矢印が入力につながるわけです。


1図(A)は固定抵抗による切替方式の回路です。
この組み合わせをロータリースイッチで切り替えて行けば良い。


有利な点

1)音の変化が少ない。最小限の2本だけの抵抗使用
2) 抵抗が少ないことは抵抗の線の引き出しキャップ(鉄)による音質低下を僅少に抑えられる(非磁性体キャップは音響用抵抗で高価)


不利な点

1)多段ロータリースイッチを、使用するので、重くて操作性が悪い。
2)ロータリースイッチの接点不良が悪環境下では起きやすい。
3)配線が面倒でお休み状態の抵抗が多いので損な気がする。


1図(B)は直列型のアッテネッター例で、多数の固定抵抗を1つの接点だけで切換えるもの、

有利な点
1)接点は1個で直列で立体配線もしやすい。


不利な点
1)抵抗直列数が多いことは、抵抗のキャップ(鉄)による音質低下が気になるところ高品位抵抗は、全体的なコストアップにつながる。

2)1本の抵抗の音質劣化はわからないが多くなればわかる。


この説明で、わかっていただけたと思いますが、いくら音の良いと一般に言われる固定抵抗でも直列に大量に使えば1本に付き2か所さらにはんだの接合部2か所合計4か所にもなるのです。

これのn倍の接点通過、これが許せますか?

ボリュームでは印刷抵抗を摺動子が移動し連続的に抵抗比が変わる。
これがステップに変わるだけで操作的な動作は同じである。

抵抗2本の分圧方式が、いかに優れているかがおわかりいただけると思います。
ただしこの直列型も本数増加しないように考慮した回路もあります。
ボリュームだと印刷した抵抗面をブラシが摺動摺るわけですからあまり良いことはありません。

かつてはセラミック印刷した、厚膜抵抗にトリミングして正確なアッテネッター構成で多数タップが出いて、そのタップから金メッキ接点があり実質図1(B)のようなタイプでありながら RK40の外観、操作性の真のクリック付きボリュームがありました。日本も本当に音質を追及していた時代でした。


パッシブ派ではありません。
今まで述べてきたことで私はパッシブ派と思われるかも知れません。
パッシブタイプは影響を受けやすいものです。

出力にバッファアンプを入れることにより、ピンコードの影響を抑えることができると考えています。

この度合いとパッシブタイプにして音質劣化を抑えるかの選択になります。

いくつもアッテネッターBOXやフェーダーBOXを製作して実験したため、パッシブタイプのものが出来上がっただけです。単体の音質比較用です。
実際にはこれらのBOXの後にアンプ回路を付けて実験用としています。

その他に使い勝手も重要な要素と考えています。
言葉尻をとらえているだけの、アンチパッシブ派とは思わないでください。
プリアンプでないことを分かってもらえることに越したことはありません。
それゆえに弊害もあることを理解してケーブル交換という泥沼から抜け出してください。


パッシブ関連は、ネット上で沢山検索できるますが、正しい見解で立証しているページは、非常に少ないです。
下記URLは全て計算して検証して、この方式を理解してやられている方です。
頭が下がる思いです。
http://www.vlsi.iis.u-tokyo.ac.jp/~majima/html/e/component/preamp.html


ボリュームの入手が難しくなってきた中での案

ボリュームという使い勝手の良さに重点を置きたい方のために!

最近は、ミニデテントRK 27型は入手できてもデテントRK 40型は入手出来ません。
まさかその上の RK50 真鍮削り出しケースに入ったものを 3万以上出して買うのには躊躇します。

ここで比較的安いもので、アルプスのKフェーダーというものがあります。
これはストロークが100oもあり大変使いやすいものです。

2本並べることによりバランス調整的な使い方も出来るボリュームとなります。
単連の回転ボリュームでは、並べても2つ一緒に回せませんが、スライドタイプでは可能です。

機械的なバランス機能も可能と相まってがあって、バランスボリューム排除まさに一石二鳥です。

何より内部の印刷抵抗と構造に安定性があります。電即納で入手可能なのもうれしいです。


Kフェーダー内部。卓用途なので構造が素晴らしい。
ストローク100oは細かく音量調整できます。
数年前に思いついて準備していたが、直線穴加工が面倒で放置していた。
新品の保管品なので全くすり減っていない。いわゆるガリと呼ばれる摺動雑音もない。


RK501 がこれ、

4連タイプ、パッシブタイプに使う気は全くないバランス(平衡)プリアンプ製作に使用する予定。
軸が一般的な6ミリだったのでノブで悩む必要はない。

これが最高峰のボリュームと言われている。

RK501で実機製作しましたご参照ください。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/hifipri.html


おまけ、直列構造のアッテネッターの等価回路(抵抗直列本数の増加が抑えられている回路)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html

定インピーダンス型アッテネーター

シンプルイズベストな、アッテネーター。
切替えにリレーを使うので電源が必要ですが、増幅機能は一切ありません。


定インピーダンス型アッテネーターをお安く作ってみる。

オーディオアンプには音量を調整するという機能が必要です。
この機能を実現する方法としては、大まか、

・アンプそのものの増幅率を可変にするもの
・アンプの増幅率は一定のまま、入力する信号の大きさを変えるもの

に分けられます。

一般的には後者のものが大多数を占めており、我が家の現役アンプも全てこの可変入力固定ゲイン型の音量調整機能を持っています。

更に、この入力信号の大きさを変えるために、一般にはボリュームと呼ばれる可変抵抗器を使うのですが、例によって音声信号が直に流れますので、ボリュームの品質は音に大きく影響する。と言われています。

ちなみに、我が家のバッテリードライブアンプはアルプスのミニデテント(RK27)ボリュームを使っています。
メーカー製高級アンプでも採用例の多い、いわば定番品です。

更に超高級品やワンオフ品、レベルズレを嫌うプロ用、こだわりの自作品などでは、固定の減衰レベルを段階的に切替えて使う「アッテネーター」を使用したものがあります。

と言うことで、今回は固定抵抗を使ったアッテネーターを作ってみたお話です。

アッテネーターと言いましてもいろいろありまして、実は個人的にはトランス式が欲しかったりするのですが、目ン玉飛び出る二桁万円。予算の都合上、固定抵抗式でいきます。

まず、ここは外せないと言う最低スペックを決めます。

・組合せ実験が可能なのように入力端子と出力端子を持つ単体のアッテネーターにする。
・入出力バランス20kΩ、アンバランス10kΩの定インピーダンス型とする。(ターゲットアンプの入力インピーダンスに合わせます。)

・バランス、アンバランス両用
・調整幅は0〜-60dB以上
・20ステップ以上の切替
・左右連動

あとは、お財布と相談しながら高品質なものを目指します。

今回は、特に「入出力インピーダンス一定のアッテネーター」というのがこだわりポイントです。

単純にコストだけで考えればラダー抵抗やパッド式が選択肢になりますが、それでは連続可変のミニデテントを固定抵抗に置き換えて切替え式にしただけで、電気的にはほとんど変わりがないので、どうせ作るなら。というチャレンジでもあります。

インピーダンスは、アンプの入力インピーダンスに合わせてアンバランス10kΩ/バランス20kΩとしたのは、アッテネーター有無や減衰量に関わらず、ソースから見たパワーアンプの入力インピーダンス(負荷インピーダンス)が一定になり、ボリューム使用時に発生するインピーダンス変動に伴う音色変化を抑制する狙いがあります。


なお、世の中には「パッシブプリ」と呼ばれる、アクティブな増幅機能(プリアンプ、バッファアンプ)を持たない、言ってしまえば「入力切替え機能付きアッテネーター」が、極一部で熱い支持を得ているようです。


今回作るのは単体のアッテネーターですから、機能的には「入力切替機能のないパッシブプリ」な訳ですが、

抵抗を使った単体アッテネーター(パッシブプリ)には、忘れてはならない、とんでもない欠点がある

にも関わらず、パッシブプリを信奉される方々の多くはそのことをあまり気にしてない様に見受けられるため「パッシブプリ」は少々ミスリードを誘いそうな言葉と感じたので、しつこく「アッテネーター」と呼ぶことにします。

その欠点とは出力インピーダンスが高いことに起因しており、

・ノイズを拾いやすい。
・出力側ケーブルの浮遊容量(線間の静電容量)によって、高域の周波数特性に変化が生じる。


というものです。
具体的に、私のバランス接続アンプを例に高域減衰を計算してみましょう。

条件として、


・アッテネーターのHOT-COLD間出力インピーダンス20kΩ

・アンプのHOT-COLD間入力インピーダンス20kΩ

・機器内部配線やコネクタの合計浮遊容量を50pF

・接続ケーブルの浮遊容量を150pF/m


とします。


合計浮遊容量と20kHzの減衰量をセットで表すと、

・150pF(ケーブル60p)で20kHzの減衰量は約0.15dB
・200pF(ケーブル1m)で20kHzの減衰量は約0.25dB
・350pF(ケーブル2m)で20kHzの減衰量は約0.8dB
・800pF(ケーブル5m)で20kHzの減衰量は約3dB

になります。

これを大きいとみるか、小さいとみるかは、回路と人それぞれのポリシーもあろうかと思いますが、私的にはここは伸ばしても 1m に抑えたいところです。

ちなみに、

出力インピーダンス600Ωのごく一般的なプリアンプの場合、
200pF(ケーブル1m)で20kHzの減衰量0.001dB。

20kHzで3dB減衰させるには、100m以上ケーブルを引っ張りまわす必要があります。

グラフでざっくり比較するとこんな感じです。
下の方の曲線が出力20kΩ、上の方が1200Ω(受け側は共に20kΩ)の特性です。

ケーブルが長くなるほど高域特性が悪化することや、同じケーブルでも出力インピーダンスが変わると大きく特性が変わることがお分かりいただけると思います。

この事から、周波数特性の劣化やケーブルが伸ばせない欠点を回避すべく、「入出力600Ωのパッシブプリ」を作られている方もいらっしゃいますが、マイク用ならいざ知らず、ラインレベルの入力インピーダンスは 20kΩ以上というのが基準となっているのに600Ωで受けることになり、ソース側機器にとっては相当重い負荷となります。

また、ソース側出力にカップリングコンデンサーが使われている場合、低域のレベル低下を引き起こします。

明示的に600Ω受けが OKなソース(ほぼプロ用)を繋ぐ場合を除きバッファアンプが必要で、これをパッシブ素子だけで構成するのは少々無理があります。

余談ですが、同じような単体アッテネーター(パッシブプリ)でも、音量調整機能がトランス式の場合は、

ソース側から見たときの負荷インピーダンスが負荷側アンプの入力インピーダンス以上に保たれ、逆にアンプ側から見たソース側インピーダンスは接続するソースの出力インピーダンス以下になり、加えて低レベル時ほどその傾向が顕著に出るので、長いケーブルも利用可能という逆の特性を持っています。

ああ。。いつか欲しいなぁ。。(笑)

さて、話を戻して回路の検討です。

バランス、アンバランス両対応の定インピーダンス型アッテネーターとなると、回路の形式は平衡O型か平衡H型か平衡ブリッジ H型がありますが、ブリッジタイプは主に可変抵抗を使う場合の回路なので、固定抵抗を使う場合の選択肢は平衡 O型か平衡 H型になります。

無線の世界では高周波(電波の周波数)領域でのインピーダンス特性が良い O型が主流ですが、同じ入出力インピーダンスと同じ減衰量なら通過する抵抗の抵抗値が大きくなるというのが引っかかります。

ということで、今回は平衡H型を第一候補としたいと思います。

続いて切替方式をどうするか。

普通に考えれば、多段多回路の23接点ロータリースイッチを使います。

この場合、H型でもO型でも、1ch あたり 4回路が必要ですが、これで左右連動(同軸)を実現するには、8段8回路23接点というお化けのようなスイッチが必要です。

そうでなくともお高い多段ロータリースイッチ。
8段の物なんて特注しかありませんし、一体いくらになるのか想像もつきません。。
それならばと、1段1回路スイッチでリレーを駆動して切替えるという方法を使っていらっしゃる方もお見受けしました。

これだとスイッチの費用を抑えることが出来ますが、一般的な2回路6接点リレーを使った場合1ch1ステップあたり2個必要ですので、2ch23ステップ分で92個必要となり、却って費用が掛かりかねませんし、何よりも場所を食います。

また、抵抗で23ステップ分のアッテネーター回路を作るのだけでも結構な出費となります。
ということで、ここから工夫の世界。

減衰ステップは小さく(出来れば最小1dB刻み)、減衰幅は大きく、回路の数は少なくしたい。

こういう場合、小さい減衰ステップのアッテネーターと大きな減衰ステップのアッテネーターを組み合わせれば、少ない回路で必要な減衰量のセットを組むことが出来ます。
しかも、今回使う回路は入出力インピーダンス一定なので、何段重ねてもインピーダンスも減衰特性も変化しません。
無線ではよく使う手です。

さて、ここで問題です。

1dB 刻みで 0〜-60dBの減衰量を一番少ない回路数で構成するにはどうすればよいでしょうか?

ロジック回路をかじった人ならピンとくるかもしれませんね。
答えは。。

-1dB, -2dB, -4dB, -8dB, -16dB, -32dB の6回路を直列につなぎ、それぞれスルー(0dB)と切替出来るようにすることで実現出来ます。


あわせてもう一段、-∞(カットオフ)も加えれば、0〜-63dB(1dBステップ)+全ミュートのステップアッテネーターが構成できます。

23ステップを全部切り替え式にするより、リレーも抵抗も7割以上削減でき、かつ細かい刻みで制御が可能です。

23箇所のスイッチ接点情報を6bitバイナリに変換するデコーダーが要りますが、100本いくらのダイオードがあれば簡単に構成できます。

しかも、スイッチのどの位置を何dBにするのかはこのデコーダーで決めるので、減衰量を変えるのにアッテネーター自体を作り直す必要がありません。また、減衰量がバイナリで表現出来るということは、いわゆる電子制御にも応用可能です。

で、作ったのがこんなアッテネーターボックス。
抵抗は1%金皮、リレーは秋月の100円、ロータリースイッチは2段2回路23接点の激安品です。
スイッチ1段を電源とミュート解除に使い、もう1段で-62dB〜0dBを22ステップで切替えます。

シールドもへったくれもないバラック組みなこととバランス20kΩというインピーダンスから、案の定ノイズを拾いやすく、音声信号と電源は直接関係ないにもかかわらず、動作確認にACアダプターを使ったら残念なことになってしまいました。

例によってバッテリー給電でスッキリ解決。(笑)
ツマミを絞りきるとOFFになるのも何気に便利です。

もちろん欠点もあります。

上の方にも書いた通り、出力インピーダンスが高いので、外来ノイズを拾いやすく、ケーブルの浮遊容量によって周波数特性が変わってしまう事から、パワーアンプ直近でしか使えません。

また、各段アッテネーターとスルーをリレーで切替えており、切替タイミングでOFF(どこにも繋がっていない)状態が存在する事から、切替わり時にプチっというノイズが乗りやすいです。

更に、今回使った23接点スイッチの感触がイマイチな事と、中でリレーがガチャガチャ言うのとで、動作フィーリングが雑で、いかにも安っぽい。
まあ、売り物にはなりそうにありません。(苦笑)

サウンドは(固定抵抗らしく?)ソリッドな感じです。
ミニデテントが少しぼやけて感じるほど、スッキリしていて、抜けと見通しが良いです。
苦労した甲斐があるもので、現状、我が家では一番いい感じのサウンドを提供しています。当初はDACで使っていましたが、今はフォノイコライザーに使っています。
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2015/5/15_dinginpidansu_xingattenetawoo_anku_zuottemiru.html

デジタル系にプリアンプは必要? アッテネーター? フェーダー? マッチングトランスはいいね

かつてCDで5Vもの出力が得られるようになって、数ボルトでマキシマムのパワーアンプにプリアンプは必要なのか?が大々的に議論された。

結局、好みで終わったように記憶している。

他方で、マランツやマッキンのヴィンテージ真空管プリアンプと、現代トランジスターパワーアンプの相性の悪さ。


プリアンプなく、CDら アッテネーター パワーアンプでは音が痩せて聞こえる、低音が薄くなるなどのクレームも起きた。

これは拙宅でも経験している。

長野オーディオ倶楽部仲間の長年の実験からはこれらはある意味真実のよう。

ならプリアンプが必要かというとそうではない。

フォノはともかくラインはこの方法で解決することが発見された。


なお、かつて CDとアンプの間にライントランスを入れることが流行ったことがある。
とげとげしい CDの音が和らいで聞きやすくなるetc
これをアッテネーターとパワーアンプの間に入れるのも一考だが、インピーダンスマッチングの悪さは解消できない。 なぜなら

一次600Ω:二次600Ω

の1:1トランスだからだ。

プリアンプの効能は、ハイ受けのロー送りだしと言われるように、ハイインピーダンスの上流からの機器の信号を受けて、ローインピーダンスで送り出す、インピーダンス整合機としてのメリットとされる。

これをトランスにさせるには、数十kΩの出力インピーダンスを持つ CDプレーヤー DACらのラインアウトを、

マッチングトランス(ライントランス ラインアウトトランス)
一次 数kΩ〜数十kΩ
で受けて 
二次 600Ω前後
で送り出せば、ハイ受け ロー送りだしが実現される。

600Ω送り出しは業務用の出力インピーダンスの約束毎ですよね。


拙宅の Western Electricの WE49アンプのラインアウトトランスの
WE127Cトランスは 一次23kΩ:二次500Ω

今日完成したのがこれ
中は単純です。
このUTCのLS-55トランスは、センタータップがあって、一次3.5kΩだからWE300Bプッシュプルアンプらの出力トランスに使える。

この時代の出力トランスは業務用使用を意識して、二次には普通のスピーカー用の4Ω 8Ω 16Ωのほかに500Ωが出ている。

この後に業務用機器が接続されるパターンも意識されているトランスの500Ω巻き線を用いた。

UTCトランスのタップに抵抗が入っているのは、さらに聴きながらこの値でインピーダンス調整をして音質を最適化したものだ。
この抵抗のクオリティーがこの機器の音質を左右するので高品質なものを用いたい。

ここでは今はなきアメリカIRC社のカーボン抵抗を用いている。

比較試聴中です。

Western Electric の WE127C がUTCに比べれば帯域は狭いものの、それを感じさせない何とも言えない音楽性があってあらためてその良さを認識した。


他方 UTCは現代トランスだけに 20Hz〜2万Hz までは保証されているとおり、聴感上でもワイドレンジかつ微細表現もよく現代的だ。

どちらが上ということもなく、名だたるトランスなりの音質は確保されている。

好みなんで、パワーアンプ以下の相性 ソースとの相性 その日の気分で使い分けていこうと思っている。

日本製のトランスにはあまりハイ受け ロー送りだしのラインアウトトランスは少なかったからか、この方法が雑誌らで見かけたことは知る限りない。

是非プレーヤーと、パワーアンプはこの方法でマッチングすることもご記憶いただければ幸いです。


コメント

mixiユーザー2013年11月27日 08:27
実は写真を見て気づかれた方も少なくないと思いますが、さらにノウハウがあります。
2連のステレオボリュームをパラって、モノラルボリュームで使う作法です。
これも仲間の実験から編み出された高音質方法で、正直ダーバンあたりの VOLより高音質です。このVOLの製造会社も閉鎖してしまいました。


mixiユーザー2013年11月27日 12:21
金田さんはパッシブプリは音が痩せると言うパッシブプリ否定派ですが、金田さんの言う事だから間違いないだろうと、金田式DCラインアンプの出来合い物を買いました。
聴いてダメだこりゃと、すぐパッシブプリに戻しました。
ラインケーブルのドライブ力が無いと言いますが、増幅素子を通すと音の繊細さが無くなる。

まあ、装置に寄りますが、人それぞれです。
パッシブプリは低域が痩せると言いますが、それが本当の信号かも知れない。
痩せるのは膨らます方向に調整できますが、繊細さが欠けたら戻す方法が無い。


mixiユーザー2013年11月27日 12:22
うちではプリアンプを使うと、これとは違う fat な付帯音みたいになります。
余計な増幅段を入れる代わりに、ボリュームでその分のゲインを絞るというナンセンスさからオサラバできます。


mixiユーザー2013年11月27日 12:48
私はセイデンロータリーSWに今は手に入らない抵抗器が沢山くっ付いたタイプだけのパッシブプリですが、トランス+VR式 にはかなわないです。
今トランスタップ切り替え式のLUXの製品を借りていて、近々比較してみます。

mixiユーザー2013年11月27日 12:56
LUX のならフィーストレックスさんのところのファインメットが良さそうですが、
トランス式 ATTでは impedance の整合化は困難です。
一度ご家庭で上流との impedance マッチングが取れた音を聞いていただきたいものです。


mixiユーザー2013年11月27日 23:14
ほかにヤフオクで STC4212 らのアンプを聴いたことがあるハットオーディオラボさんもファインメットコアのものを出されていますね。 
トランス式 よい評判は聞きませんが、追試レポ願います。


mixiユーザー2013年11月27日 23:52
すみません、教えてください。
アッテネータはトランスの1次側ですか?
また、アッテネータのインピーダンスはどのくらいが良いのでしょうか。


mixiユーザー2013年11月27日 23:56
入り口か出口に可変抵抗かですが、アッテネーターはワニ口で机上実験してみてください。入り口に入れました。
トランスは 数KΩから数十kΩ、二次に300Ω〜600Ωくらいが出ていれば後は本分のとおり、固定抵抗で調整できます。


mixiユーザー2013年11月28日 00:25
アッテネータは定インピーダンス型が良いのでしょうか?


mixiユーザー2013年11月28日 00:27
いいえ。普通の入力VOL型で足ります。
10KΩを2連にして5kΩです。 
当初50kΩ2連をパラレルで25kΩよりこちらがよかったです。


mixiユーザー2013年11月28日 06:36
だいたい12時くらいが常用音量となると使いやすいし、音も良いように思います。
http://open.mixi.jp/user/8290003/diary/1916790097

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 16:52:01.54 ID:C+faVvPO

プリなんか3万のパッシブで充分
パワーもそんなに違わん
sp と dac に注力すべき


15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 18:00:10.08 ID:HyxhwMiM

パッシブプリは、東京光音やらアルプスの高い可変 ATTとか、固定抵抗切り替え式の奴を買えば、音はきれいだが、やはり音痩せするな
プリアンプを使うと音痩せしない豊かな音がでてきて安心する


64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/15(火) 08:28:57.11 ID:1Mv41vsQ

音痩せでは無い付帯音が無いクリアサウンドに近づくだけです。


65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/15(火) 13:07:07.73 ID:GhKte38k

出力インピーダンスが高くなるから高域は減衰するし
パワーアンプ側の負荷も増えるのに?


143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/15(金) 12:46:25.45 ID:pTMip3zl

パッシブはプリ パワー間を出来るだけ短くしないと理論的におかしくなる。
(アンプ理論の基礎の基礎 インピーダンスの問題)


436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/26(月) 23:38:23.96 ID:p+xEZDtp

スピーカーの能率が高いとプリアンプのボリュームを絞り切る寸前で使わなければならない。
そうなると、プリアンプにゲイン(増幅)は必要ない。
パッシブプリだと増幅しないので0dB(1倍)となるが、出力インピーダンスを低くできないのでパワーアンプとの接続で問題が生ずる。


439 :1:2014/05/27(火) 11:10:29.66 ID:zPt+HCCg
>>436
パッシブ+バッファにするなら
最初から普通のプリでよさそうだが。


144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/15(金) 12:59:31.01 ID:EdSHSb4b

音痩せやインピーダンスの問題は、設計の古いTrパワーアンプや貧弱なOPアンプの入力段のパワーアンプで問題が起きる。
原因は、入力段のキャパシタンスの非直線性によって高域の歪み率の悪化がある。


145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/15(金) 14:14:06.68 ID:FsaSRnla

そういわれても、現実にパッシブプリで音痩せする事実はかわらん
固定抵抗切り替え式ATTにバッファアンプをつけたようなプリがいちばん良い


422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/24(土) 18:41:58.42 ID:APM1ar4T

プリは、音量調整とインピーダンス変換のために入れる。
さらに、ピュアオーディオでは積極的にプリが持つ音色の変化を利用する。

音量調整だけならパッシブプリで良い。
セレクターとボリュームで構成されシンプルで音の鮮度が高い方式だがインピーダンスの問題がある。
インピーダンスは、高く受けて低く出すが原則で、接続コードの容量(キャパシタンス)の影響で周波数特性が変化する。
また、音痩せがすると言われる場合も多い。

プリにトーンコントロールの必要が無ければボリューム+バッファーアンプの構成がシンプルで音が良い。
最近は、高級機でもオペアンプが使われていてアマチュアでも自作プリが簡単に組める。
http://jisaku.155cm.com/src/1400956625_82ddd1bf766d38133687b7f090f49cefc6c58405.jpg

セレクター→ボリューム→バッファーアンプの構成でシンプルに作った。
オーディオ用オペアンプを差し替えて音色の変化を楽しむこともできる。


524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/14(日) 21:29:22.13 ID:GL0wW6zM

いつもの繰り返しになるが、パッシブじゃいくら逆立ち立っても
インピーダンス変換できないからなぁ。
ユニティゲインの効力はやはりでかい。


525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:17:12.56 ID:r1YXykwO

パッシブは、音が痩せたりケーブルの静電容量で周波数特性が不安定になる。
そこで、>>524氏の言うようにインピーダンス変換の効果は大きい。
(インピーダンスは、高く受けて低く出す。)

ゲイン(利得)は必要ないので増幅度1倍で安定なバッファーアンプを構成する。
(ユニティ・ゲイン・ステーブル)
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1356822460/


92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/22(日) 21:02:11.11 ID:2bDBJ3qP

入力が digital だけなら,音量調節ができる DAC でプリ不要.
プリ買わずに DAC に回す.そろそろD-70替えたい.


93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/23(月) 19:35:19.58 ID:0Vt26Dvp

回路を減らせば音が良くなる(と自分が感じる)と思ってるうちは何も分かってないよ


137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/08/12(火) 02:48:50.32 ID:TJkWH0HS

物にもよるんじゃね?
俺はほぼ素人だが、プリなしの直結は音がきれいだが厚みが無いと思う
プリ入れるとフィルターかけたような音になるが面白みは出る
刺身と煮付けみたいなもんじゃね


18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/26(土) 19:10:04.63 ID:0aovYKIy

俺はプリ推奨派。
ボリューム付きのDA/Cアンテロープ・ゾディアックゴールドを使ってるが、ナグラのプリを通してパワーに入れてるよ。
単純にその方がいい音なんだよね。
解像度は若干落ちる気もするんだけど、まあ、ほとんど解んないレベル。
だけど低域の伸びとか広域の美しさはプリがあると無いとじゃ段違い。
要するに、音楽性が高まる感じ。
色づけって言っちゃえばそれまでだが、それ言い出すとホールの音とオーディオの音は全く違うしな。
プリは原音再生機ではなく、オーディオとしていい音を出す道具。
それがプリの価値なんじゃないかな。


101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/07/15(火) 18:03:29.87 ID:AkdS9SDp

プリ入れないとつまらん音になる
DACの後に-12dBのアッテネータ入れるとプリ無しDACボリュームでも満足出来る音になるから試してみ

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/27(日) 11:26:35.89 ID:vR+kkjxq

劣化を認めた上で音の変化を良しとする例は当然あってもいいよ。

低域の伸びとかに差が有るなら DACの送りのインピーダンスとパワーアンプの入力インピーダンスにミスマッチが有るか、DACのボリュームがナグラの物より劣化が著しいんだろうね。
絞るとハイ落ちとか情報量欠落するボリュームっていっぱい有るから。


22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/27(日) 18:26:08.19 ID:wusfLoz3

実際聞いて感動する音になっていても「劣化」なんだろうかね
だいたい、多くのオーディオの高級機は様々な回路を駆使して いい音になるように「調整」している
そういう調整を劣化という人は、オーディオに何を求めているのか
どんな音に感動する人なのか聞いてみたいね


23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/27(日) 20:23:39.97 ID:iXNkJYT0

どんな音に感動って言われたら
ソースに入ってる気配のような物までスポイルする事無く、気持ちの悪いくらいのリアル感を持って再生された音に触れた時でしょうね。
演奏者、アーティストの存在、気合までが感じ取れた時でしょうね。
人の声なら口の中の唾の音とか声の途切れる瞬間の声帯の震えまで聴こえた時でしょうね。
上手い歌手っていうのは声の止め方が上手い。

いい音を出す道具とか言ってるうちは餓鬼のお遊びです。
いい音はソースに入ってるんです。
それがどれだけ再現出来るかがオーディオの価値。


26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/28(月) 19:31:29.95 ID:ULDNt83s
>>23
俺の経験則だと、
そこまでリアルな音を求めなら、拘るべきは機材ではなく部屋だろうね。

もともと、収録ってのは非日常の空間で行われるから録音自体が非日常な音なんだよ。
それを普通のリビングで再生して同じ者が出来る訳が無い。
もし、出来たとすればそれは、原音再生したのではなく機器が「それっぽく」作った音だという事。


27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/28(月) 19:41:13.92 ID:ULDNt83s

俺はクラ派なので、サントリーホールと新国はしょっちゅう行く。
で、実のところ、解像度だとかS/Nなんて現実じゃあり得ない。
どの席で聞いても音は全部ごっちゃだし、トゥッティなんてもう、ただの音の氾濫になる。
それを解ってない人ほど、分離が良くないね〜とか、原音再生とか口にする傾向がある。

もうね、ほんとにリアルにしたいなら機器の性能はこれ以上いらないのよ。
むしろ現代機はどれもオーバースペックで、作られた音。

だから俺はそう割り切って、コンサートは雰囲気と音の波を体で楽しむ。
オーディオはオーディオの音を耳で楽しむ。


28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/28(月) 19:51:13.07 ID:ULDNt83s

ホールだと、絶対に反響ノイズってのがあるんだよ。
もわ〜んだったりキンキンだったり、ホールや席の位置で全く違う。
隣の席に移動しただけで弦楽器が異様に奇麗に聞こえたりね。
でもそれが普通で、それが原音。
市販されてる音源は、全部それを編集で取っちゃってる。


54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/16(金) 22:52:14.06 ID:L2D0s/2V

プリが必要ないって金がかからなくて幸せな耳をお持ちですね
音はプリで決まる、パワアンプは直結は鮮度は高いかもしれんが すっきりした無機質な音でしょ
音の艶や広がり、暖かみ、音楽性等は得られにくいですよ


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/22(日) 15:29:46.71 ID:8jMy4r89

LPからCDへの移行期、入力切替スイッチとボリュームだけのパッシブタイプが雨後の竹の子のように多く生まれた。
けど数年で全て消えた。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1379603306/


3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 08:44:21.74 ID:EqSaj9ER

いままでパワーアンプの評価をしているつもりでしたが実はプリアンプの音を聞いていただけでしたという体験をしました。
プリで劣化した音はパワーアンプとスピーカーがどんなに がんばっても回復しません。


7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 14:01:45.40 ID:

私も、ブリアンプのシステム支配力は、かなり高いと感じています。
他の機器を何も替えず、プリを入替えただけでシステムの表現する世界が変わってしまう程ですね。


16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 18:44:18.95 ID:PKSnLDaw

昔からLNP-2や marantz 7 みたいな名品を長く使うのが、この趣味の王道で あったかと想います。
自分はCOHERENCEを中心に、パワーに石と球を使い分けているかんじです。
No32の方もいるでしょうし他にも良いプリはあるのでしょう。何れにしても良いプリとSPを中心に据えて、求める表現のニュアンスを、他の器具の繋ぎ替えで展開していくのが良いだろう、というのが今の自分の結論です。


539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/13(火) 13:23:37.91 ID:KAyV0g5P

プリを変えると音は激変するよ。
ケーブルよりインシュより明確に変化が判る。
俺はプリをグレードアップして大正解だと思った。


514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/09/07(日) 21:06:00.02 ID:DMka7Op+

50万程度のプリは何か足りない物が在る
やはり100万位からだね


国産
QUALIA INDIGO Line Amplifier 510万円
http://qualia-highend.com/jp/index.php/products/line-amplifier/

TAD-C600 300万円
http://tad-labs.com/jp/consumer/c600/

TECHNICAL BRAIN TBC-Zero/EX 298万円
http://www.technicalbrain.co.jp/products_tbc_zero_ex.html

エソテリック Grandioso C1 250万円
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/c1/

アキュフェーズ C-3800 170万円
https://www.accuphase.co.jp/model/c-3800.html

ラックスマン C-900u 110万円
http://www.luxman.co.jp/product/c-900u


海外製
FM Acoustics FM 268C
http://www.fmacoustics.com/products/line-stages/fm-268c/

Constellation Audio ALTAIR II plus 980万円
http://www.stella-inc.com/001constellation/page/AltairIIplus.html

GOLDMUND Mimesis 22 History 970万円
http://www.goldmund.com/jp/products/mimesis_22h

VIOLA SPIRITO II 890万円
http://www.zephyrn.com/products/viola/01_spirito2.html

TIDAL Presencio
http://www.tidal-audio.de/english/startprodukteverstaerker1.htm

Burmester 808 MK5 500万円
http://www.noahcorporation.com/burmester/pre808.html

PASS Xs-Preamp 480万円
http://www.electori.co.jp/PASS/Xspreamp.pdf

CH Precision L1
http://www.theabsolutesound.com/articles/ch-precision-releases-l1-dual-monaural-line-preamplifier/

soulution 725
http://www.soulution-audio.com/en/serie7/725/index.php

OCTAVE Audio Jubilee Preamp 400万円
http://www.fuhlen.jp/octave/products/jubileepreamp.html

Ayre KX-R Twenty 390万円
http://www.axiss.co.jp/brand/ayre/ayre-reference/kx-r-twenty/

darTZeel NHB-18NS 380万円
http://naspecaudio.com/dartzeel/nhb-18-ns/

Mark Levinson No.52 330万円
http://marklev.harman-japan.co.jp/product.php?id=no52

Jeff Rowland Corus 212万円
http://www.taiyo-international.com/products/jrdg/corus/

mbl 6010 D 210万円
http://www.mbl-japan.com/6010D.htm

Spectral Audio DMC-30SS series2 188万円
http://spectralaudio.com/dmc-30ss.htm


572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/07/30(木) 03:04:22.29 ID:jfrinoir

ドイツ製プリアンプ

TIDAL Presencio
http://www.tidal-audio.de/english/presencio.htm

Burmester 808 MK5
http://www.noahcorporation.com/burmester/pre808.html

mbl 6010 D
http://www.mbl-japan.com/6010D.htm

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/07/30(木) 20:04:50.30 ID:jfrinoir

スイス製プリアンプ

FM Acoustics FM 268C
http://www.fmacoustics.com/products/line-stages/fm-268c/

Goldmund Mimesis 22 History
http://www.goldmund.com/jp/products/mimesis_22h

CH Precision L1
http://www.zephyrn.com/chprecision/page/L1.html

soulution 725 preamplifier
http://www.soulution-audio.com/en/serie7/725/index.php

darTZeel NHB-18NS
http://naspecaudio.com/dartzeel/nhb-18-ns/


578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/11(火) 01:26:09.96 ID:CI12d15c
まったく…「時価」とか○千万円とか…完全に狂ってるだろw


580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/23(日) 12:41:47.90 ID:oZo3Vk2p

フォノイコもトンコンも無くボリュームとセレクターだけのが殆どなのに何故にこんなに馬鹿高いのか。さすがにメーカーも騙しきれないと悟ったのか せいぜい20万どまりのパッシブプリが出て来てる。

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 19:07:52.12 ID:HyxhwMiM

いま使われてるプリアンプの方式は、

・可変抵抗
 いちばん主流な方式だったが、ハイエンドが電子ボリューム化していって少なくなってきた

・固定抵抗切り替え式
 小メーカー・ガレージメーカーがよく採用、キットとかでも多い

・電子ボリューム
 ハイエンドプリの多くは電子ボリュームになった

・CDSセルを使ったATT
 ごく一部のハイエンドやガレージメーカーに使われてる


599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/10/28(水) 14:23:20.41 ID:6OFSdJKE

プリ音質は駆動電圧の影響が大きい
オレは+−30V以下で稼働してるプリは使わない
そういう意味ではOPアンプ使っている機種は全て却下
高電圧で利得1かせいぜい1.5倍程度のプリに入力アテネータなしのパワーAMP
SPネットワークの安物ボリュームも撤去 トランス式か固定抵抗に置き換え
これで音がスピーカにへばりつかない 目の覚めるような音場が出現する


526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:16:52.88 ID:QobAx8Oh

全体的に引き締まったハイスピードなプリアンプおしえれ


527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:54:05.40 ID:r1YXykwO
>>526
ソウルノートのファンダメンタルLA-10(100万円)かな。個人的には。
100万円も出さなくてもオペアンプ使って自作すれば数万円で出来ると思う。
高級ボリュームやアッテネーターに最新オペアンプ使えば簡単に出来る。
ボリューム1個1万円〜5万円ぐらいで、ケースに1万円ぐらいかければ作れる。

ちなみに、代表的なオペアンプのスペック

LME49710 High-Performance, High-Fidelity Audio Operational Amplifier
http://www.ti.com/lit/ds/symlink/lme49710.pdf

歪み率0.00003%周波数特性55MHzも出せれば引き締まったハイスピードなプリアンプなんてアマチュアで簡単に作れるよ。
好みとしては、

回路入オーディオ用HiFiオペアンプ OPA2134PA
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03743/


これらのオペアンプは高性能でありながらユニティ・ゲイン・ステーブルだから発振せずに安定動作が可能。
ハイスピードなんて幻想だよ。音速が秒速340mより速くなるのか?
オペアンプの方が遥かにハイスピードだからね。


528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/20(土) 11:56:52.23 ID:XtC8BAgM

アンプの周波数特性に暴れがあるとハイスピードに感じる。
波形で見ると矩形波の角がオーバーシュートおよびリンギングでギザギザしている。
本当のハイスピードとは、静かにさり気なく立ち上がるのでハイスピードなどと感じる前に立ち上がっている。

アキュフェーズの最高機種C-3800も NJM4580DD や NJM5532DD などの JRCの1個50円程度のオペアンプで作られている。
大きなトランスや汎用コンデンサーを沢山使って中身が詰まっているように見せている。
物欲主義のオーディオマニアは中身が詰まっていないと買わない。

アマチュアは、極限まで性能を引き出すが中身ガラガラで売り物にはならない。
しかし、性能は部品点数が少ない分高性能。


531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/21(日) 09:58:23.80 ID:GZwJ9o+o

自作でプリアンプを作ってオペアンプを取っ替え引っ替えしてみると微妙に音が変化する。
僅か数百円のオペアンプを替えるだけでプリアンプを買え替えるぐらいの変化をするわけで面白い。
マークレビンソンやマッキントッシュだってオペアンプを使っていると言う有名な話がある。

オペアンプとオーディオのはなし
http://www.wisetech.co.jp/opampdou/story/04/

ガレージメーカー立ち上げても数百万円は金取れないし、 自分による自分のための自作プリアンプは、最高ですな。


532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/21(日) 10:19:08.36 ID:Cp+MgQJ

CDで聴いてもわかると思うけど、いろんな年代の録音聴くと必ずしも新しいものが音が良いとは限らない、それどころか古いものに驚くような録音の物がある
当然オペアンプどころかトランジスタすら使われていない
色々聴いてるうちに、そんなことを自然に疑問に思うようになる
そしてヴィンテージに走るようになるんだろうなw


533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/21(日) 11:40:12.49 ID:GZwJ9o+o

ヴィンテージの独特の音色は否定しないけど、厳選したオペアンプを使ったストレートな音も魅力的。

オペアンプ、トランジスターも使わないというと真空管だろうけど真空管アンプは通信機にも使われる広帯域の素子なんだよね。
オペアンプやトランジスターより遥かに広帯域なのが実は真空管なんだよね。
良くできた真空管アンプは、トランスに金が掛かるので高価なんだよね。
適当に音色を作り出して誤魔化して売っているだけなんだな。

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/31(月) 07:54:46.10 ID:oEm+kF8j

真空管バッファの固定抵抗切り替えが最強
プリは真空管が良いね
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1356822460/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html#c6

[リバイバル3] 超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ 中川隆
7. 中川隆[6743] koaQ7Jey 2017年2月16日 06:01:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7204]

プリアンプは必要か?


プリアンプの意義 2013年9月28日 (土)

高級機では、プリアンプとパワーアンプが分かれているセパレートタイプのアンプが常識となっています。 プリアンプとパワーアンプを分ける意義、そもそもプリアンプが必要かどうか。 
 
今日は、そのあたりについて個人的な意見を少し書こうと思います。
   
プリアンプの機能の一つとしてフォノアンプがあるのですが、レコードが廃れてしまった現在、このフォノアンプがないプリアンプも沢山あります。 一応、その違いを明確にするために、ラインアンプなんて呼んだりしているメーカーもあります。 
 
先日、掲示板で教えて頂いたものは、パッシブ・プリといって、セレクタスイッチと27型ボリュームやアッテネータが入っているだけのBOXまであるようです。 
 
すでに「プリアンプ」を名乗ってはいけないような気がしますが・・・
 
 
さてさて、

プリとパワーを分ける意義としては、プリ部で扱う微小信号をパワー部の大電力ブロックからの影響を受けにくくしたいというのがあると思います。 レイアウト的にも巨大トランスからのリーケージフラックスの影響を出来るだけ小さくしたいという点で有利になります。
 
モノラルパワーアンプを2台という構成もとれるので、大電力ブロックが左右で影響することなく独立できるというメリットはかなり大きいです。
ただし、通常、プリアンプからの出力電圧はとても小さくなりますから、プリとパワー間のケーブルは気をつけなければなりません。
 
次に、プリアンプ自体が必要か否か。

上記パッシブBOX、もしくはパワーアンプにボリュームが内蔵されている場合は、いわゆる「プリアンプ」がなくても、音量調整が可能です。
 
では、プリは本当に要らないのか。 これは意外と難しい問題です。

何故ならば、パワーアンプも低インピーダンスで駆動されている方が条件的には良いからです。 
ところがプリを入れるとアンプが1つ余分に入る事になり、余計な音の付加(歪やノイズの付加)となる可能性も捨て切れません。 
 
また、そのプリアンプだって低インピーダンスで駆動してもらいたい訳です。 じゃぁ、プリをドライブするプリプリアンプを・・・と、信号を通すアンプの数か増えているだけという解釈もあります。パッシブBOXの存在意義は、この辺りにあると思います。
 
  実際、市販のプリメインアンプでは、

プリ部をちゃんと作っていたメーカー、
逆にプリ部を省いてシンプルにしていたメーカー、
オペアンプでお手軽にプリを作っていたメーカーがありました。 

プリ部も1段だけでトーンコントロールを実現しているものから、フラットアンプとトーンアンプを別々に用意して、トーンアンプをバイパスできるようにしているものなど形態はさまざまです。 

90年代のプリメインにあったダイレクトスイッチなどは、このようなトーン部、バランスボリューム等をバイパスするものが多かったと思います。
個人的にはシンプル&ダイレクトな構成の方が好きですが、音質的な観点からすると何とも言えません。 

プリを挿入することで、明らかに音に色が付き、躍動感が増すようなことが起きるからです。 
無色透明で何も足さない、何も引かない。 という増幅は現実問題、難しいと思います。

配線、コネクタひとつで音が変わるので、きっと基板の銅箔でも音が付いているんだと思うからです。 PC-OCC銅箔基板とか、99.9999OFC基板とかがあれば面白いのですが・・・
   
結局は好みで、プリを入れるか、パワーアンプダイレクトかを選択するしかないのでしょう。プリを多機能にしてオーディオ機器のHUBのように使い、パワーアンプには真空管アンプを棚の上に飾っておくような配置で使うなんていうのにも憧れますね。
 
いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていうのが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。
 

コメント

私もできるだけダイレクトでシンプルな構成が良いと思います。
以前使っていたプリアンプからパッシブプリに変更したときに、情報量の違いに驚いたことがあります。
これは、悪い例だと思いますが。

また、LP 時代はフォノイコライザーが必要だったので、プリアンプの意味はそこにもあったと思います。
デジタルオーディオ時代になって、セレクター機能はデジタル信号部で切り替えることができるようになったので、プリアンプの意義は次第に薄れていっているように思います。


>いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていう
>のが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。

この発想おもしろいですよね。
ディスクリート、真空管、オペアンプ、これらがハイブリッドな構成として組める時代ですから。
真空管のプリは個人的に興味があります。
投稿: mr_osamin | 2013年9月28日 (土) 14時42分

>いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていう
>のが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。


私はPCオーディオというか、雑誌付録 USB-DACから戻ってきたために、まさにその構成です。
プリは真空管(12AU7)で音に色を付ける、ラインセレクトとして使う、アッテネータを使用するため、の3点を目的に使用しています。
パワー部にはTA2020系を色々やりくりしながら使っています。パーツなどで音をいじろうとしても、真空管より遙かに安く交換できますし。
安くおもしろく遊べるようになり、いい時代だなぁと感じております。
投稿: 降霜 | 2013年9月28日 (土) 17時33分

真空管プリは、良さそうですよね。 古くはマランツ モデル7などが有名ですが、程度の良い個体は、いまだに活躍しているようです。 

TA2020も、上手に使うと結構よくなるみたいですね。  デジタルアンプなんて言っているけど、とてもアナログ的な要素の多いアンプだと思います。 
パーツを代えるとそれに答えてくれるように音が変化するというのは、とても楽しいですね。
投稿: たかじん | 2013年10月20日 (日) 18時16分

ハイブリッドではなく、「トライブリッド」が面白い気がしています。
HyCAA+TA2020とか。
あれ?ディスクリートはどこへ行った?w
投稿: mr_osamin | 2013年10月20日 (日) 18時53分


パッシブプリは、あると便利です。
ケース込みで二千円あれば作れますし・・・。
380000円のパッシブプリとか、私には良く分かりません。
パッシブプリなのに、ダイレクトスイッチがついてるものとかも、良く分かりません・・・。
投稿: 若輩者 | 2013年10月20日 (日) 19時01分

mr_osamin さん

>HyCAA+TA2020とか。
真空管部分がディスクリートですよ。 大丈夫。大丈夫。

若輩者さん
>380000円のパッシブプリとか、私には良く分かりません。

何でしょうね・・・
そういえば、信号トランス式アッテネータなんてのを、どこかのwebサイトで見ました。
抵抗のようにロスらないのでイイって書いてました。
なるほどなぁ って思ったのですが、どこで見たのか・・・ 不明です。

ちなみに東京光音電波あたりのアッテネーターも、単体で5万円くらいするらしいですから、そういうパーツを組み合わせていけば、売価30万円になるかもしれません。
投稿: たかじん | 2013年10月20日 (日) 20時46分

名前を失念していたのですが、検索しました。

CELLO ETUDE 定価\378,000です。
http://soundlee.com/item/item_244.html
http://audio.anhona.com/global/cello/702.html
http://afuroyan.exblog.jp/4877039

ここに中身の写真があったのですが、確かに抵抗式のアッテネータが入っているみたいです。
別に詰まっている必要はないとは言え、殆ど空っぽ。もっと小型化しても良いのではないかな、と思いました。重い必要があるなら、錘入れれば良いと思いますし・・・。
投稿: 若輩者 | 2013年10月20日 (日) 21時17分

こ これは。 ひどい。 ぼっ○くりだ。  
ケースにもアッテネータにもお金がかかっている様子がないですね。 こういう製品があるから、オーディオは白い目で見られるのかもしれません。

スピーカーケーブル3mが247万円とか・・・ ありえない。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20131004_618170.html

川越シェフのレストランの水 1杯800円がかわいく思えてきます。
投稿: たかじん | 2013年10月20日 (日) 23時11分

私が持っているエルサウンドのパッシブプリはかなり良心的ですね。

エーワイ電子 Web Shop-商品一覧ページ
http://sv50.wadax.ne.jp/~ay-denshi-com//articles/html/products/list.php?category_id=6

同じものをケース含め、自作しようとすると定価の七割くらい占めますから。
投稿: mr_osamin | 2013年10月21日 (月) 08時24分


EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。私の自作パッシブプリは RK27なので・・・

先の38万円は、評判が良いみたいですが、たかじんさんがぼっ○くりと判断したということは、価格の大部分はブランド料金なのでしょう。

最近は、ケース代が高いアンプが増えている気がします。所有満足度に重きが置かれているのでしょうか。良い風潮とは思いません。
投稿: 若輩者 | 2013年10月21日 (月) 14時34分

>EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。

RK50ですね。メーカー直販でも結構なお値段です。
私の持っているプリはRK27(4連)がついています。
投稿: mr_osamin | 2013年10月21日 (月) 16時33分

>EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。

アルプス50型を使っていて、この値段なら良心的のように思います。

27型も、それだけを使っていると満足なのですが、40型と聞き比べると、あれって なります。  50型は聴いたことありません。  
確かサンスイの昔の607は40型を使っています。 
その後の907では27型へとコストダウンしています。
投稿: たかじん | 2013年10月21日 (月) 20時51分

40型無き今となると、27型は貴重ですね。
しかし、50型は今も製造中のようです。

50型4連でたしか、6.5万・・・

VOL-12のほうがイイですw
投稿: mr_osamin | 2013年10月21日 (月) 21時49分

確かに。 40型とMUSES72320とでは、思っていた以上に差がありました。
電子ボリュームが高級機で使われる訳ですね。
投稿: たかじん | 2013年10月22日 (火) 08時01分
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/09/post-cfaa.html

プリアンプの必要性 2010年08月29日

プレイヤーとして使う機材から、パワーアンプへの直結では不便なので、プリアンプとして使える機材を導入しようと思いましたが、色々と迷っています。以下調べたことをまとめてみました。

音楽ソースの主流がアナログレコードからCDに移行することで、プリアンプの必要性が議論されるようになりました。CDの場合、プレイヤーの出力レベルが大きいため、プリアンプによる増幅の必要性は薄れました。

音質に関しては、通る回路が少ない分プリがない方が鮮度が確保され好ましいといわれる一方で、パワー直結では音の厚みが落ちるとされることも。
また、パワー直結にすると、今度はCDPの可変出力を使うなり、パワーアンプの入力ボリュームを下げるという手段で音量を調節することになりますが、それはそれでアッテネーターによって音が劣化する原因になるとも考えられます。

CDPのデジタルボリュームは絞ると情報の欠落が生じやすく、パワーアンプのボリュームは、そこで主に調整することを想定していない分グレードが低いことが多いそうです。

一部ではパッシブアッテネーターといって、増幅回路を持たず、ボリュームのみ、もしくはボリューム+セレクターのプリアンプに近い機械がありますが、ボリューム位置による特性の変化が大きいことで音痩せしやすく、パッシブアッテネーターではあまりボリュームを絞るわけにいかないことが多いとか。

上流で絞っても劣化するという問題は、普通のプリアンプではパッシブほど顕著ではないといっても避けられないため、パワーアンプにはボリュームが必要不可欠という主張も。

信号が微弱になると、より劣化しやすくなるため、パワーアンプに到達するまでに絞るとそれはそれで音質を落とす要因になるそうです。

前述の、パワーアンプのボリュームの質についての問題もあるため、パワーアンプのボリュームは11時〜3時がベストポジションという意見も見られました。

プリであまり絞るわけにいかず、パワーアンプのボリュームも大抵は質が良くないとなると、パワーアンプの内蔵ボリュームを自力で交換するのも有効かもw

ますます混乱してきましたw

うちの環境だと、スピーカーの能率が高いため、プリアンプを適切なボリューム位置で使うには、あまり出力が大きくないアンプの方が好ましいということはわかりました。


コメント

私も今、同じ問題にぶつかっています。
情報の落ちない電子ボリュームを使うか光ボリュームを使うのが現実的かなと思うのですが、高価だったりセレクタ機能が無かったりとなかなかに良い製品が見つかりません。
by cloe at2010-08-30 00:43


試してみるのが一番だと思います。 その昔、同じことを考えましたが、プリを省くとどうにも痩せた音になってしまい、楽しい鑑賞にはなりませんでした。 

役割として、音色の調整、ステージの形成、品位の決定など肝心なことの多くを担っているよう窺われ、パワーアンプを身体だとすると、プリは頭脳にあたるかもしれません。 

CD時代においても引き続き決定的な役割があり、良い音を聴くためにも、私は使用をお勧めいたします。 でもプリを省くと、音はある意味トンガるので、面白さは否定しません。その人それぞれで、いろんな楽しみ方をすれば良いと思います。楽しく悩んでみて下さい。
by manbanzakuro at2010-08-30 01:09


プリメインアンプのボリュームを最大にしてパッシブアッテネータでボリューム調整するのが一番好きな音がしちゃいます。
by cloe at2010-08-30 01:17


>cloeさん
ボリュームの音質への影響は気になりますね。

プリメインアンプ+パッシブアッテネーター で音質が良くなることがあるのですか。
パワーアンプとして使うよりも良いとは。やはり信号経路が単純ならいいとは言い切れないようですね。
byオタ麻呂 at2010-08-30 10:40


プリの存在(=価値)は、高出力のデジタル機器が主力である今、微妙な立場ですよね。   
CDプレーヤーもしくは、DACにヴォリューム機能を搭載しているモデルも最近は多くなってきています。  
セレクターが不要(=プレーヤーが一台とか・・)な場合や、DAC自体にセレクトを任せられる場合、あえて「プリアンプ」は要らないと思いますよ。  
そのクラスのCDPもしくは、DACであれば、世間で言われている様な、プリを使わない「負の部分」は払拭されている筈ですから。

個人的な感想では、デジタルボリュームは「新しいものに限る!」って事でしょうかね。   聴感上の「欠落」などは、デジタル機器の改善でドンドン良くなって来ていると実感しています。  

セレクトの必要が無い環境での視聴であれば・・・  CDPのヴォリューム操作で十分でしたが・・・ ワタシは、SACDを導入したかったりや・・・ ADもまともに聴いて上げないとね (^o^)丿 と、言う事で プリアンプの復活がありました。

 最低でも、CDPのヴォリュームと同等が条件でしたが・・・  何台かの試聴の結果、使い勝手も含めて今のプリアンプ(C-03 ;ESOTERIC)を迎い入れる事と致しました。

 まァ−  違いも含めて楽しむ(苦しむ)事が、オーディオですから・・・  試行錯誤で 良い音を見つけて下さい。
byアコスの住人 at2010-08-30 14:22


下記URLの日記を書いた時はXLR接続の場合でしたが、最近RCA接続を行った時も個人的には

プリメイン+パッシブアッテネーター > パワー+パッシブアッテネーター

だと思えました。
理屈や経験によるノウハウで判断することは正しいですが、それらに反していても得られた結果を信じることも必要なのかなと思っています。
この辺はちょっと勉強してみます。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2664/20100717/19627/
by cloe at2010-08-30 23:48


プリの問題は悩ましいですね。でも、こんなことを書くと嫌われるんですけど、高性能なプリだと、VRを絞っても音が全然と言っていいほど劣化しませんですよ。

いろいろ試してみた結果ですが、よくできた自作品とかアキュフェーズの最高価格帯のプリを使えば、フェーダーを使う必要はないです。ただし、アキュフェーズの製品でも最高級品に限り、その下の製品ではガクンと性能が落ちる可能性があります。例えば、中古だとC-290以降のメンテ品ならお奨めですね。
by kitatanuki at2010-09-03 19:24


>cloeさん
パッシブアッテネーターだとボリューム位置によって特性が変化しやすいとされることもありますが、cloeさんが導入された物だと、プリメインのボリュームよりも絞ったときの劣化は少なかったということですか。NANO PATCHも気になりますw
byオタ麻呂 at2010-09-04 11:18
http://community.phileweb.com/mypage/entry/828/20100829/20296/


無個性化時代、低能率スピーカー時代のアンプに要求されるものは

ヴィンテージ基本概念|禁断のKRELL

今回は1970〜1980年代までのプリアンプについて解説します。

この年代のプリアンプは、ズバリ現代人の用途としても考えると、フォノプリになります。フォノを使用しないなら、魅力度は大きく下がると通常は認識されています。

この年代のプリアンプですが、中を開けてみるとラインステージよりフォノステージの基盤回路が遥かに大きくメインなのが分かります。
レコードを聴くために、プリアンプが必要だったのです。

時代が進み、1980年代の後半から1990年代にかけてプリアンプ不要論者が大きな勢力となりましたが、これはCD全盛時代になり、一時期アナログが急激に衰退した時期があった為、(現在は復調していますが) CDに乗り換えた人たちが

「音を濁らせる余計な回路は不要」

という理論で旧世代の遺物と切って捨てたわけです。

「レコードを聴かない人にはプリアンプは不要」という訳です。

確かにプリを捨て、パワーアンプに直結すると見た目の鮮度感は上がり蛇口を全開にしたような音が出ますが・・・・・

よく聴くとプリ無しは「音楽の味わい」 を喪失させ、「低音が痩せる」 ことが最低でも誰にでも理解できます。

プリアンプは頭脳であり、パワーアンプは肉体なのです。


当時の人に「プリアンプはレコードを聴くときに必要」と認識されていたのは変えようがない事実です。


1970〜1980年代のプリアンプはレコードを聴く人のためのモノ、

一見暴論と取られかねない意見ですが、詳しい人は概ねその事実を認めるはずです。

それではレコードを聴かない自分たちには不要なのか?というと現実はそうでもないです。
ただこの基本知識は、知っておいて損はありません。

60歳以上のオーディオのヴェテランの方でアナログを止めた方はプリなしになっている方が少なくないくらい、これは基本的な概念なんです。
http://ameblo.jp/507576/entry-11899442449.html

パワーアンプのクオリティーは、プリアンプやデジタル機器のクオリティー次第で引っ張り上げてもらえる割合がかなり大きいのだ。
http://ameblo.jp/507576/entry-11940915480.html

音質低下の少ないプリアンプ(音量調整)への挑戦 アルプスRK501の実力検証
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/hifipri.html

高音質・高精度ボリューム RK501□□型の性能を出しきるために

アルプス電気 可変抵抗器 ロータリボリューム RK501シリーズ
http://www.alps.com/prod/info/J/HTML/Potentiometer/RotaryPotentiometers/RK501/RK501_list.html

はじめに

 余計な増幅回路が入れば、そこで音質低下が発生することは、良く知られていることです。

どんな優秀な増幅回路であっても同じことが言えます。

デスクリート回路であっても、モノリシックIC(オペアンプ)回路であっても音質低下には、同じことが言えます。

そこで増幅回路を省いたパッシブボリュームやパッシブアッテネッターという考えが生まれて、ご使用の方も少なくはありません。

今回は、出来るだけ音質低下が少なく、ケーブル等の影響も受けにくい増幅回路入りボリューム(プリアンプ)を製作してみました。試聴結果は下の方にあります。物理的特性に表れない音質差は不思議であり面白いものです。メーカー品を音質で凌駕出来る可能性が見えてきました。

RK501 ボリュームをせっかく入手しても、まだ使われていない方、これからご検討する方のご参考になればと思います。
この当方製作ラインバッファアンプ基板は、他のボリュームやアッテネッターの後ろに入れても効果はあります。パッシブプリ愛用の方も追加して音質改善されています。

プリアンプとは何でしょうか?

 音量可変、音質調整(トーンコントロール)入出力の選択、古くはレコード再生のイコライザー、テープ再生のヘッドアンプ様々な役割がありました。
それらは微少電圧を扱うのでプリアンプの性能は大変重要でした。
現在はCDを筆頭に出力電圧も大きくその時代のようなゲインのアンプは不要となりました。
しかし過去のものとばかりも言えません。
ボリュームの後ろに性能の良いアンプが付くと断然、音に元気が出ます。
こればかりは聴いてみないと判りませんが。

まず古い年代の市販のプリアンプを見てみましょう。あえて型番は記載しません。ご想像ください。いずれも著名な銘機です。

評判が良かったもの程、シンプルな構成です。
そしてオペアンプの採用が目立つことがお解りいただけるでしょう。
配線の手法もご覧ください。
現在の高級プリアンプの中身は、ラインレベルアンプになり、回路構成的にもバランス型となっているものが多いです。


まずは市販のプリアンプの中身を見てください。


@ ハイエンド向けのプリアンプ(海外製品)。
ボリュームはアルプス RK40が、採用されていた。
増幅回路はオペアンプ NE5534ANのみ。

写真は最新のものにICが交換されているが、元のICにはシールが貼ってあり名前が見えないようになっていた。ICソケットなので自己責任で差替えして遊べる。
この上位機種も同じでグライコ分の回路が多いだけでオール NE5534。
まさにオペアンププリだ。

自作プリで5534が入っていると、なんだと笑われるが、このメーカーだと笑われない。
ブランド名のご加護というものだ。そういう先入観を持つのは良くありません。
しかしこのメーカー好きの方々は、このICは一般のものと違うなどとなぜそんなにもかばうのだろう?


A 国産中級プリアンプ
回路部分はプラスチックで覆われている。
入力はDUAL FETでまともなデスクート回路なのに、DCサーボにICが入っているだけでなんら問題ないはず、引け目があったのだろうか?それともSS誌対策か?
いずれにしろ評論家の無責任発言対策だろう。

メーカーは、振動に対する音質対策と言っていたはず。
ボリュームはもちろんアルプス RK40。
入力の切替は長くならないように青いスイッチの延長板で判る。
実は、昭和40年代からメーカーアンプはロータリースイッチは後ろの方にあり軸が丸棒で延長されていた。
遡れば1950年代の製品にも見ることが出来る。
そういえば、ネットで検索すると、某国内ハイエンドメーカーの製品に NJM45○○が入っていたなどと得意げに晒しているのを見るが、DCサーボなどに汎用オペアンプが使われるのは当たり前のこと。


B 国産昭和42年製プリアンプ、
デスクリート回路シリコントランジスタ32石。7バンドグライコ(SEA)付き。
手前のシールドボックスがインダクタの入った箱。
まだまだ球やゲルマニュームトランジスタ主流の時代にシリコントランジスタの採用


C ハイエンド向けのプリアンプ(海外製品)。
入力切替はアナログスイッチ(FET)
ここでもボリュームはアルプス RK40が、採用されていた。
増幅回路はオペアンプ。
5バンドイコライザー付き。
面白いのはコンパンダー/エクスパンダー機能まで付いている。
説明書には規格から外れる場合は返品にも応じると書くくらいのプレシジョンアンプ。
ただし0.02%以下のひずみと20Hz〜20KHzの帯域特性。


Dトランジスタ構成の33.3V外部電源方式プリアンプ海外製品。
ボリュームはアルプス RK27に交換されている。
NE5534 がこれにも入っているが、バランス調整を単連ボリュームで行っているのでパンポット回路のようなところに採用している。
端子部までシールド線の配線がない。

入力切り替えスイッチまではプリントパターンで引かれている。
バックパネルまで全部プリント基板。シールド線はここでも使われていない。
シールド配線は使いようによっては音が悪くなるのは確かだ。しかしアマチュアのパッシブプリ自作はシールド線を使うと音が良くなるとばかりに、太い最上川音頭などが、これ見よがしに使われているのを見かける。

内部配線は両端シールド落としではなく片側落としも重要だ。
このようにメーカーアンプは、配線の合理化意外に音質を考慮してのこと。
わずか数センチの配線に太いシールド線は不要、普通のコードでOK。


E 当時マークレビンソンが買えない人が買ったと言われたこともあるそうな、ハイスピードプリアンプ。
本機は初期型で、これまたIC(オペアンプ LM318)
確かにハイスピード汎用オペアンプです。
のちに LF357の採用となる。
A&BのVRが使われているがこの個体には東京コスモスの60dBATT(1977製)が入っていた。

推測だが当時の連動誤差は日本人には、許せなかったはず、それで交換されたのかも知れない。詳しくは知る由もない。
入出力の配線はアースサンドイッチのフラットケーブル。


F 国産管球式プリアンプ。
いわゆるマランツ#7型EQ回路。
フォノを使わない場合、電源不要。
パッシブATT構成(東京光音製ATT採用)
写真では判りにくいが入出力はいわゆるフラットケーブルと一部にシールドコード。


G ハイエンド向けのプリアンプ(海外製品)
この時代はまだボリュームは、海外製
日本製部品は見当たらない。ハイブリットICが採用されている。
ICと言っても複合部品と言った方が良いかも知れない。


H LUXMAN プリアンプ。
値段分きちんとお金をかけて作ってある。これだけ日本は、真面目である。
ライン専用でバランスにも対応している機種である。


I 参考写真 
一番上がRK-501試聴用に今回製作した音量調整器(バランス対応型)試聴用に製作したので外観意匠に関しては、イマイチいただけません。
高級ケースに納めないのがかえって試聴では良い。視聴となると外観も影響する。所有欲をそそる外観にすると、このまま持っていかれる可能性が高いことも・・・。


中身を見ないで音で評価されていた時代

一通り往年の銘機の中身を拝見した訳ですが、70年代からオペアンプが採用されていたことがお解りいただけます。

そして採用ボリュームは、やはりアルプスです。
長らく音質が良いと絶賛されて来た訳であります。

オペアンプだからダメとかデスクリ構成だから良いという訳ではないことが分かります。
それでは、最新オペアンプで作れば良いということになりそうですが、オペアンプ交換して(装換と言うらしい)変わる差は、そんなに大したことはありません。

誰が聴いても音質が向上したと分かるくらいの物を製作しなくては、面白くありません。
私はオペアンプ回路を超える奇抜な回路は、そんなに無いと思っています。
しかし音質向上のためには、回路、実装的試行錯誤と試聴も重要な項目です。


最高クラスのボリュームの性能を生かすために

これに採用したフラットアンプは、製作試聴を繰り返し、オペアンプを使いながらも工夫によりデスクリート回路の良いところを併せ持つ、音質劣化の少ないものです。
それを使いアナログ音量調整装置として製作してみました。

そもそもの始まりは色々な VR による音質差の確認から始まっています。
ボリューム単体での比較では、どうしても接続機器の影響が出ます。
まずは、比較検証用ラインアンプの製作でした。
(パッシブ音量調整器参照)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html


今回は最終確認として最高峰のボリューム RK501 の採用のラインアンプです。
このRK501を使う(実験)には、本当に勇気が要ります。
失敗したら製品価格からショックは大きいです。

このボリュームの性能をいかすには、それ以上のラインバッファアンプが必要なのは言うまでもありません。このボリュームの性能を生かせないラインバッファアンプでは意味がありません。

パッシブで使うより音質的影響が出ないようにすることが目標でした。
結果、高級プリアンプをも凌ぐ音質に仕上がっています。
最終的には心配を大きく裏切ってくれました。


これが RK501 10KΩ4連。
はたして希望の音は出るのだろうか?
特注で6万3千円也。通常は2連で済むのでおおよそ半額。

基板用の端子で1ミリ幅のピンだ!
パッシブ派の人はこんな高価なボリュームの根元に極太のシールドを使う。
熱と機械的ストレスが相当かかるだから中古は、使えない。
未使用の物でヤフオクに出たら絶対買いだ!


これが今回採用のフラットアンプ基板。
私としては、音質的に気に入っている。聴感上の評判も良い。
滅多に使わないガラエポ基板(賞味期限が切れそうだったので今回は採用しただけ)バランス対応なので実機では2枚使用した。
フラットアンプの挿入は、とにかく力強い音になる。
部品をまとめて購入したのである程度まとまってペア組部品が取れました
お安く基板は提供できます。15,000円

全く同じ回路のフェノール基板。音は同じです。
人によっては違いが判るのでしょうが・・・・
普通のアンバランスでの使用は、これ一枚でOK。
何枚も製作して、試行錯誤の上、完成したものです。
回路図は下記ブロック図をご参照ください。
FET OPAMP TRでの構成です。
写真で見ると高い基板と思う人もいるが相当安いつもり。
部品代は相当かかっている。拘りで全て日本のメーカーの部品を採用している。


ご予算的なお話(ここが一番の問題か?)
2チャンネル アンバランスの場合 (試聴実機は2チャンネルバランス)
ボリューム           3,6000円位
ツマミ              2,000円
基板セット特価期間限定 20,000 この基板のみは18,000円
ケース            5,000〜20,000  適宜
入出力雑材、電源トランス   5,000
ご自分の労力含まず


6万6千円〜で作れる訳です。
昭和の時代の中古を買って、ノスタルジーに浸るのも良いですが、音を聴くともう戻れないと思う方が多いです。
騙すつもりは全くありませんが、騙されたと思って製作してみると真実がお解りいただけます。
何しろRK501採用機種は100万もするのですから中古でもまだまだ高額です。


音量調整器の基本構成
上図のように、RK501 高音質ボリュームの性能を接続される機器での影響を受けないようにするのがフラットバッファアンプの役割です。
ボリュームが良くてもフラットアンプが良くても片方だけではだめです。
相乗効果で高音質が期待されます。
ボリュームの性能以下のフラットアンプでは意味がありません。

プリアンプ(フラットバッファアンプ基板ブロック図

試聴実機の構成
せっかくの4連ボリュームなので、バランス対応とした。
アンバラでは、ホット側を使えば良いだけだ。
アンプ基板は写真では分かりにくいが2階建で構成。
電源はハムが出なければどうでも良い。こんな汎用電源トランスでも実用になる。
2009/10/14製作


完成機試聴(個人による感想なのであまり意味がありませんが)
ほとんどの方が同じことを言うので傾向は判ります。

自分で聴いて、サイコーと言っていたのでは某誌ライターと同じですが、音を出した瞬間。これは大変なことだと実感しました。
この違いをわからない人はまずいないという自信を持ちました。
解像度が高く余韻がとても良いのです。

そのため定位感が増し、楽器の位置やボーカルのセンター定位などを実感できました。
またボリュームを絞っても音痩せしないので、一人で夜中に、にやけてしまいました。
これに入力セレクタを付ければプリアンプの実用品となるわけです。

注意しなくてはならないのが、あまり一人で同じ曲で試聴を繰り返すとゲシュタルト崩壊してしまう可能性があります。


第3者による拙宅での試聴
恐る恐る感想を聞くと、答えは私が夜中に聞いたのと全く同じ。
言い方こそ違うが同じ意味でした「スカッとする、音が伸びる」。
偶然の一致もあるので、別の友人を呼んでも同じ、やはり解像度の向上が一番なのかも知れません。

それを繰り返すこと4人、全く同じ内容の結果となりました。
さらにオーディオに興味のない人に聴いてもらっても、余韻による臨場感があり、聞こえない音がはっきり聞こえると、同じ意見をもらいました。


こうなったら怖いがお宅訪問他流試合

金田式製作愛用者。仙台市 AYさん 
これは勇気がいる。解像度では中々勝てない金田式です。
相当先入観があるし、無名なこのプリに勝ち目があるのか?差が出るのか?
ここでもはっきりした差が出ました。
解像度が高い1枚ベールが取れるといった結果です。
金田派も RK501ボリュームを買おうか悩んでいます。


スーパーハイエンドなお宅訪問 仙台市Mさん
20畳以上はある大きな部屋、ハーツフィールドが鎮座し、43シリーズやJBLオリンパスがとても小さく見えます。
あれだけのシステムをお持ちですから、相当数の著名器機をご使用になっています。
そんな方でさえ唸ってしまいました。
感想はやはり同じ、音階が聴き取れると好評。
アキュフェーズのDC-300の後ろにつないでも、劣化は感じません。


マッキン C22+MC275 3台使用マルチ宅訪問 石巻市Tさん
音像が広く、音の密度が甘いとダメだしを受ける。
規模の小さいシステムなら良いだろうとのこと。
もちろんこのような評価になることもあります。
しかし、これは正しい評価と受けることもできます。
解像度が高い音は分離が良く、そういう表現もありでしょう。


ラックスC7 プリ 3ウェイマルチ宅 石巻市Hさん
今まで聞こえない音が聞こえる。分解能が高い。
ラックスプリのこの VRの入った上位機種を買っておけば良かった。
アナログレコード主体の方ですが、CDにもこれだけの音が入っていたと驚いていた。


3ウェイ超大型オリジナルマルチアンプシステム(オーディオ専門店) Nさん
規模的には怒涛のマルチと言えます。 
パイプオルガンの超低域で破鍵しない独自システムをご使用。
解像度の高い音とやはり同じ感想をいただく。
話を伺うと RK501 の開発時、エンドユーザー評価に近い聴感特性追及のために、設計者が訪れアドバイスしたとのこと。


東京都Yさん(現品発送の試聴です)
実家のマルチシステムに組み入れでの試聴結果ですが、私室での試聴結果と おおよそ傾向は似ており、やはりオペラの歌声は RK501プリの方が質感がよかったで す。
もっと端的にいうと厚みがありまろやかな声に聞こえました。
他の楽曲でも、重心が低く低音が豊かな厚みのある傾向の音質で、いわゆる高級機器音質です。
それらの音質差は驚く程大きいものではありませんが、差異は明確にわかりました。 
また、決して双方に優劣が判定できるグレード差はありませんでした。 
それにしても、ボリウムの違いはマルチシステム再生音にて違いがわかる結果でした。


電気的特性を表示します。
(試聴テストには関係ありません)機器内部と特性を先に見ると視聴テストになってしまいます。
出力2V時の歪率データー(ボリューム+専用アンプ通過のデータ) 

Ch/周波数 100Hz 1KHz 10KHz 備考
LEFT (%) 0.0001 0.0011 0.0011 (A)補正
RIGHT(%) 0.0001 0.0011 0.0011 (A)補正


S/N比(A) L 100dB R 99dB

周波数特性
10Hz〜90KHzフラット値 -3db 170KHz


アルプス電気 PRODUCTS INFORMATIONからの引用
≪高性能を凝縮して、ピュア・サウンドを追及≫
高音質・高精度ボリューム RK501□□型

製品の概要
デジタルソースの普及により、ダイナミックレンジや周波数特性などの高音質化を実現できる情報ソースが身近に得られるようになった。
このためオーディオ機器では、これらの情報を忠実に再現できる内部回路や高音質部品のニーズが高まっている。

特に音量コントロール用のボリュームにおいてはその注目度も高く、重要な部品の一つに位置づけられる。

これらの要求に応えるべく、要素技術を根本から見直すことにより、評価手段として従来の物理特性だけではなく、エンドユーザーの評価により近い聴感特性をも重視し、材料から形状まで幅広い開発をおこない、

@高音質 A高特性 B高品位

を実現した高音質・高精度ボリューム RK501□□型を開発した。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/hifipri.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html#c7

[リバイバル3] 超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ 中川隆
8. 中川隆[6744] koaQ7Jey 2017年2月16日 06:12:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7205]

「音楽&オーディオ」の小部屋 プリアンプはもう要らない?


相性探し - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年11月26日

現在、
プリアンプ系統では
真空管式が2台、トランジスタ式が1台、トランス式アッテネーターが1台、

そして真空管式パワーアンプ系統では8台ある。            

「そんなに持っててどうする?」と言われそうだが、これらを様々に組み合わせて聴いていると、1日の時間の経つのがものすごく速い(笑)。

それほどの高級品ばかりではないので機器個別の性能の限界はそれぞれにあるのだが、組み合わせ次第でダメアンプが見事に息を吹き返す場合があるのでこたえられない。

その手順を述べおくと、まずプリアンプを固定して次々にパワーアンプを入れ替える。すると自ずから次の2系統に分類される。

「あっ、これはアカン!」とたちどころに排斥される組み合わせと、「これは面白い。しばらく聴いてみよう。」と意欲を掻き立てられる組み合わせ。

後者の場合、1週間ほど聴いてからさらに2系統に絞る。「いいことはいいが、何だか胸を打つものがないなあ」とあっさり予備役へ編入組、そして「いつ聴いてもホンマにええ音やなあ!」と、感心しながらレギュラーに残ってもらう組。

このレギュラー組には更なる試練が待っている。今度は、別のプリアンプとの相性の確認、さらにはもっと細部に立ち入って出力管やドライバー管、そして整流管との相性探し。これらに無事合格して、晴れて我が家のスターとなってもらう仕組み(笑)。

こういうことを飽きもせず年がら年中やっているが、現在のところ「AXIOM80」と組み合わせている「71Aプッシュプル・アンプ」がドンピシャリとこれに該当する。            
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b15181e63d05358f4a6f5818fcf26358

「プリアンプはもう要らない?」 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2010年06月22日

レコードの時代からCDに切り替わったのが、たしか1980年頃。早いものでもう30年にもなる。

「レコードとCDはどちらが音質がいいか?」なんて話は、いまだに根強く続いているようだが、物理特性の面では明らかにCDに軍配が上がるものの各人の好みの差も手伝って結論は永久に出ないと思う。

自分の場合はとにかく便利だし、長時間演奏が可能ということもあって何のためらいもなく、そして節操もないままにあっさりとレコード・プレイヤーを知人に譲って、CDに乗り換えた。 

そして、そのとき以来、今日までずっと次の疑問がアタマの片隅から離れない。

「果たしてオーディオ装置の中でプリアンプってのは本当に必要なんだろうか?」

まず、通常のオーディオ・システムを単純化すると次のような構成となる。

「CDトランスポート」→「DAコンバーター」→「プリアンプ」→「メインアンプ」→「スピーカー」

ここで、「プリアンプ」の機能を考えてみよう。

1 種々の入力信号の切り替え

2 フォノ入力をラインレベルに増幅

3 ボリュームの調整

4 高音や低音の調整

5 正しい入力負荷インピーダンスを与え、低いインピーダンスを出力する。

このうちまず、2はレコード用の機能のためCDを聴くときには要らないし、4は余計な回路でかえって音を悪くするだけなのでこれまた不必要、そして5はよっぽど特殊なCDプレーヤーとメインアンプを使っていない限りこれまた必要なし。

となると、1と3の機能が必要なだけなので、そうなると「パッシブプリアンプ」で十分間に合ってしまう。

「パッシブプリアンプ」とは入力切替スイッチとボリュームだけの機能でまったく増幅を行わない制御装置のこと。

自分が使っている2台の「パッシブ・プリ」は関西の○○○○電子のもので値段はわずか3万円前後。

(次の写真の真ん中付近の白い小さな代物)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/17/f1e8f53c8a5cefe0d9fedaf03acd1579.jpg

エーワイ電子 リモコン式パッシブプリ
http://sv50.wadax.ne.jp/~ay-denshi-com//articles/html/products/list.php?category_id=6             

一方、高級なプリアンプ、それも老舗「アキュフェーズ」の最高級品ともなると、たしか200万近くするはず。

3万円 VS 200万円。

ウ〜ン!「天と地との差」ともいえるこのお金を、スピーカーとかメインアンプの充実に回せば、そっちのほうがはるかに効率がよくて、音も良くなると考えるのは当然のこと。

それに、オーディオ装置の構成にあたって、余分な電子回路は少しでも減らしたいところで「シンプル・イズ・ベスト」の真理はこの世界でもきちんと当て嵌まるはず。

ところが、オーディオ評論家はほとんど一致して「プリアンプ必要論」だ。
消費者になるべく沢山の機器を購入させたほうがメーカーが儲けるし、共存共栄の自分たちにも都合がいいからといえばちょっと言い過ぎか。

ただしプリアンプをうまく使って雰囲気よく鳴らして満足されている方も沢山おられるだろうから、他人がとやかく言う筋合いのものではないが、自分の実体験に限った話でプリアンプについての現在の所感を勝手に述べてみよう。

まず現状(2010.6.22)のシステムの概要、つまり音声信号の流れを述べると次のとおり。

1 「CDトランスポート」(ワディア270) 

2 「DAコンバーター」(ワディア27ixVer3.0 ボリューム付き) 

3 「パッシブプリアンプ2台(低域用・高域用)」 

4 「メインアンプ4台」
(低域左右両チャンネル各1台ケンウッド L01ーA、
中域 PX25真空管アンプ、
高域 2A3真空管アンプ)

5 「スピーカー」
(低域:片チャンネル4本のSPユニット、
中域:アキシオム80、
高域:JBL075)

このうち以前、低域用のユニットとしてJBLの130Aユニット(口径38cm)を使っていた頃に、プリアンプとして「マランツ7」を使用していた。

まあ、真空管プリの往年の名器としてよく知られたものだがこのときはメインアンプも真空管でなにぶん小出力のため、プリアンプで味付けしてやると適度に低域が膨らんでうまく聴けたものだった。したがって当時は絶対の必需品。

ところが、低域用のアンプをトランジスター(Lー01A:4Ω時出力140ワット)に取替え、SPを片チャンネル4本にしたときに「マランツ7」を入れてみると、パッシブプリと比べて低域がボワ〜ンとなって締りがなくなりとても聴けたものではなかった。

つまり、メインアンプとスピーカーが充実するとプリアンプの効果が如実に薄くなったというわけ。

もちろんケース・バイ・ケースだろうがこれで自分は完全にプリアンプ不要論に傾いてしまった。

とはいえ、200万くらいのプリアンプを入れたときの音というのを実際に(我が家の装置で)一度聴いてみたい気持ちがあるのも事実なのであまり断定的なことは言えないのがつらいところ〜
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/dec430d10a98efbf08b2291285bfdd28


改造して戻ってきたプリアンプ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2013年01月12日

ずっと以前に「プリアンプはもう要らない?」(2010・6・22)との記事を登載したことがある。

この記事の大意は、「CDが普及してレコードを聴かなくなったのでプリアンプの機能はアッテネーターで間に合う。したがってプリアンプは不要だ」という趣旨だった。共感された方が多かったのだろう。

ところがである。「君子豹変す」と言うとおこがましいが、今ではシステムの中に2台のプリアンプ(いずれも真空管式)を駆使しており、この記事は現状とそぐわなくなったため、ちょっと気が引ける存在となっている。

なぜプリアンプを使う心境になったのかといえば、実際に試してみてアッテネーターに比べ中高域部分で耳に心地よいフワっとした上質のふくらみが感じられるからで、音質に対して能動的に働きかけてくれるところが気に入った。まあ、それだけ上質のプリアンプが手に入ったというわけだが、それも非常に安価に。

2台とも入力1系統、出力は2系統でセレクタースイッチやトーンコントロ−ル、バランス調整などのツマミはいっさいなし。使ってある真空管もミニチュア管の2本だけという超シンプルな回路で図体ももちろん小さくて使い勝手が抜群。

以前、名器とされる「マランツ7」(復刻版)を持っていたが、音質自体は気に入っていたもののレコードを聴かなくなったし、図体が比較的大きいし、12AX7(真空管)を6本も使ってあったり、トーンやバランスコントロールもあったりなので2年ほど前にあっさり知人に譲ってしまった。

この2台のプリアンプは「マランツ7」と比較していっさい音質に遜色がないと断言できるので安心して使っている。1台はリチャードアレンのフルレンジSPユニットに使用し、残る1台は「JBL3ウェイシステム」と「AXIOM80」の2系統のシステムの中域用に向けている。つまり、JBLの「375」ドライーバーと「AXIOM80」という我が家のシステムの生命線で大活躍中。

しかし、低域用には音量調整用として相変わらず「アッテネーター」を使用していたのでいずれ上質のプリアンプを手に入れたいと思っていたところ、何という神様の思し召しか、12月中旬に知人のご厚意で「真空管式のプリアンプ」を譲っていただくことになった。

10年ほど前に自作したものの、音出しをする前にアキュフェーズの「デジタルプリアンプ」を購入され、もはや使い道がないとのことで、それなら「ありがたく使わせてください」と欣喜雀躍。「お金は要りません。有効に使っていただければ結構です。」とのことで、今どきの「世知辛い世の中」でまるで「憩いのオアシス」みたいな方である。

拝見したところレコードに必要なフォノイコラーザーはなし、真空管6DJ8(ECC88)を2本使ったシンプルな構成で、使ってある部品も高級品ばかりでまさに夢に描いた理想のプリアンプ。ただし、入力が4系統、出力が1系統なので、この辺の改造をしていただくためお馴染みのMさん(奈良)に連絡の上引き受けてもらった。

そして、改造が済んで戻ってきたのが1月9日(水)のこと。すぐに今まで使ってきたアッテネーターを外してプリアンプに繋ぎかえて試聴。          

「マランツ7」を使っていたときの記憶に低音域にプリアンプを使うと「ボワ〜ン」といったふくらみが過剰になって、量感はともかく分解能の点で懸念していたのだが、見事に締まった音が出てきたのには驚いた。

真空管のプリにトランジスターのパワーアンプ(ケンウッド「01−A」改)の異質の組み合わせも、これなら十分合格。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ce6f49b84a2fe64a4e34b576c86990eb


「返却したプリアンプ」〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2011年01月25日

自分のシステムの場合は特にDAコンバーターにボリューム機能がついているので、ここ10年ほどは本格的にプリアンプを使用したことがない。

とはいえ、一方では「プリアンプ不要論」を展開しつつも、それとは裏腹に「性能のいいプリアンプを導入するともっといい音になるかもしれない」という身勝手な発想をし、馴染みの東京のショップのSさんにメールで問い合わせてみたところ次のような返事が返ってきた。

プリアンプの優秀な物は、パワーアンプに比べ非常に少ないのが現状です。
Mark Levinson No.26SLは、現在でも第一級の音がします。

現在弊社の在庫の中で No.26SLと肩を並べる物としては、Cello ENCORE PRE L2 ぐらいでしょうか。
クレルのプリアンプは、昔から、今一歩です。やはり、パワーアンプが得意のメーカーです。

Sさんによると、ご好意でこのマーク・レヴィンソン「No.26SL」を1週間ほど無料で貸し出してくれるという。

このプリアンプは1991年発売開始の製品で当時の定価がたしか190万円ほどだった。基盤をテフロンにしているせいか「音がいい」と評判で専門誌でも絶賛に次ぐ絶賛。

実を言うとずっと以前、ものすごい誘惑に負けてこのプリアンプ〔中古品)を購入し2年ほど所有していたことがある。

身分不相応の持ち物だったがそれなりにマーク・レヴィンソンという「ブランド」(?)を楽しんだものの、ワディアのDAコンバーター(27ixVer3.0)がどうしても欲しくなり、泣く泣く下取りに出したという思い出がある。

およそ13年ほど前の話。

予定通り到着した現物を目の前にしてざっと「取り説」に目を通してシステムに接続。

このプリアンプは電源スイッチが無いのでずっと24時間電源を入れっ放しのタイプ。
こういうところはワディアのDAコンバーターと同じ。

当然、本来はエージングが2〜3日は必要ということになるのだがそれを割り引いての試聴となる。

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲などいろんな曲を試聴した後の第一印象だが「期待したほどではないなあ」というのが正直な感想。
どうやら頭の中で美化し過ぎていたらしい。オーディオ仲間のMさんから

「どんなにいいプリアンプを入れても余計な接点〔RCA端子)が増えるので絶対に音の立ち上がりと鮮度は落ちるよ。タンノイあたりのSPだと差が分かりにくいが、センシティブなアキシオム80だとはっきり結果を出すはず。」

と警告(?)を受けていたので覚悟の上だったが、やはりいつもの鮮度になれた耳にはちょっと物足りない。  

ただし、「上品な雰囲気」は紛れもなく存在するのでこの辺はプラス面とマイナス面との凌ぎあい。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/92ef33a3a1bde5a581972f7f5c4d5ad6


どちらがいい? - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2014年11月11日

最終回のテーマは「プリアンプとアッテネーターの違いと音質実験について」

4年半ほど前のブログで「プリアンプはもう要らない」と思い切ったタイトルで投稿したことがある。いまでも過去記事の閲覧アクセスの中では常にベスト3に入っているほどの名作である(笑)。

ところが、こういう記事を書いたクセに今でも(自分は)プリアンプを重用しているのだからほんとうに困ったことだ。

とはいえ、ずっとプリアンプとアッテネーターのどちらを使うか頭を悩ませているのは事実である。まさにこの課題は理論と感覚の凌ぎ合いの典型的な事例かもしれない。

今回の試聴会では「AXIOM80」を鳴らすアンプにアッテネーターを接続していたのだが、すぐにKさんが気付かれた。

「私も両者のどちらを使うか随分試行錯誤したことがあります。
しかし、アッテネーターで長時間聴いていると、なぜか“聴き疲れ”するんですよねえ。
そこで今ではプリアンプを重点的に使用しています。
ただし、接続するパワーアンプの個性を生かせるように、あまり色付けの少ないものにしています。」

ここでも音楽感性の衝突が(笑)。


この日使っていたのは、新調したばかりの株式会社エーワイ電子製アッテネーターだったが、製品カタログにはこうあった。


エルサウンド EL-Sound|新製品情報
「ハイエンド ボリュームコントローラー アンバランス対応」

「従来からパッシブ型プリアンプを販売させていただいておりましてご好評をたまわっております。使用しているボリュームは私共の全機種に搭載している国内で最も信頼性が高いアルプス電気製の"RK27"という二連又は四連のタイプです。

左右相互偏差(ギャングエラー)は-60dbまで絞ったときMAX3dbで殆どの場合十分な性能ですし音質的にも満足出来るものです。これ以上のものは他社には存在いたしません。
但し時として最小音量の場合(アンプのゲインによりますが)の偏差を何とかしたいと想う事も御座います。

これを解消するには抵抗の組み合わせによるロータリースイッチ方式或いはアルプス電気製の超高級真鍮削り出しの"RK50"の採用しかありません。

私共では数年の実験を繰り返した結果-"RK50"の採用に踏み切りました。
-80dbまで絞っても左右相互偏差は3dbMAX(実測してみて驚いております)という驚異的性能で、廻した時の感触も抜群です。」
http://www.ay-denshi.com/elsound-newitem.html 
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ef817ed3b862cdd729166676f5e2c6fd


とうとうやりましたね! - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2014年11月27日

昨日(26日)は東京から我が家の「AXIOM80」(以下、「80」)を試聴にSさんがお見えになる日。

この日に聴いていただいたシステムの概要は次のとおり。


CDトランスポート「dCSのラ・スカラ」 
→ DAコンバーター「ワディア27ixVer.3.0」 
→ トランス式アッテネーター「カンノのKCU−64WB) 
→ 「1920年代製の古典管シングルアンプ」。

カンノのトランス式アッテネーターは4日ほど前にオーディオ仲間のGさん(福岡)から譲っていただいて到着したものでこのブログでは初公開だが、その性能は驚くべきもので音が一段とレベルアップした(笑)。

最初にかけたCDはハープとヴァイオリンが織りなす「日本の歌」。

音が鳴りだした途端に「いやあ、思わず鳥肌が立ちました。これぞまさしく最初期の80の音です。〇〇さん、とうとうやりましたね!」とSさんが握手まで求められて大喜びされた。         

実はこの「最初期の80」をオークションで手に入れた契機になったのはSさんからの情報提供だっただけに、「もし程度の悪い80だったらどうしようか」と随分心配されたようなので、その不安が払拭されたのも喜びの一因。

「最初期の80」の特徴を挙げると、マグネットの形が丸みを帯びている、ユニットの真ん中に位置しているホーンの色が茶色になっている、カンチレバーが薄い、コーン紙が軽いといった特徴があるが、それらをすべて兼ね備えていなければならない。

「およそ60年前のユニットなのにこんなに程度のいいものが手に入ったとはまさに奇跡に近いですね。ヴァイオリンの生々しい音はこれじゃないと絶対に出ませんよ。」

と感嘆されることしきりだったが、同時にトランス式アッテネーターと1920年代製の古典管アンプの実力にも目を見張られていた。

Sさん宅のアンプは専門家の間で最も音が良いとされている「PP5/400」真空管のシングル(モノ×2台)だが、これと遜色ない出来栄えの印象を持たれたようだ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/73e37052dcaa3b6362d6d3f463e947de


KANNO KCU-64WB 定価:322,000円

KANNO のトランス式アッテネーター。

ボリュームや抵抗式のものとは違い、徹底的に音質を追求したモデル。
どこまでも澄んだカンノらしいサウンドは非常に懐の広い音質。
CDプレーヤー、同機、パワーアンプのセットで究極の音質を目指して下さい。

主な仕様:
パッシブアッテネーター 周波数特性10〜50,000Hz 変成比:LOW/1:1 HIGH/1:2 入力端子:RCA3系統 XLR1系統 出力端子:RCA1系統 XLR1系統 REC OUT1系統 サイズ:W310×H103×280mm 重量:7,0kg
http://hifido.co.jp/KW/G0102/J/0-10/C13-74157-85662-00/


「AXIOM80」愛好家3人組の例会(準備編) - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年07月04日

システムを万全の態勢で迎え撃てるように調整に念には念を入れる。
とはいえ簡単に結論が出ない難問が二つある。

1 プリアンプを使うか使わないか

この問題はハムレット並みにここ数年悩みのタネとなっている。
音楽ソース(CD)の録音状況によっても左右されるのでうかつに判断できない。

総じて言えることは

「プリアンプを組み込むと全体的に音が図太くなり、AXIOM80の弱点をうまく補ってくれるが、音の鮮度が明らかに削がれて極めて微細な録音現場の空気感などの再現力が落ちる」こと。

結局、プラス、マイナスの差引勘定の世界となるが、この辺が常に選択を迫られるオーディオの面白いところではある。

今回の試聴会に準備したプリアンプは2台。

☆ クレルの「PAM−5」  
         
6月下旬にオークションで落札したばかりの新顔のホヤホヤである。
なぜ真空管愛好家の自分がトランジスターのプリアンプを導入したかといえば、その昔或るオーディオ雑誌で「PAM−5」が絶賛されていたからでそのことが頭の片隅にずっとあったが、たまたまこれをオークションで見かけてしまい右手の人差し指がまるで夢遊病者のように動いて「即決」をポチ。こりゃ、もう病気ですな〜(笑)。

ちなみに、雑誌に載っていたその殺し文句を紹介しておこう。

「これはたいへん感心する出来栄えでした。データは悪く少なくとも国産高級機とは太刀打ちできません。それなのになぜこのように魅力あふれる音がするのでしょうか。彫が深く、そして甘く、生気にあふれた音色がします。なぜ国産機からこのような音が出ないのでしょうか。」

これまで何回もオーディオ評論家の言に騙されてきて懲りている筈なのに、いまだに左右されるんだからほんとうに情けない(笑)。

そしてもう1台のプリアンプといえば、


☆ 真空管式プリアンプ

このほど、「UTC」のトランスを回路の中に組み込んでもらったばかりの真空管式プリアンプ。出力管は「E80CC」(ヴァルボ)。

明らかに音の情報量が増えて雄大な鳴り方をするようになったので、これは「PAM−5」といい勝負になりそうだ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/064381223d4561ee71fff50556340766


「AXIOM80」愛好家3人組の例会〜第2回〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年07月07日

今回の例会のテーマは、前回に記した事項も含めて次の4点となる。

1 はたしてプリアンプは必要なのか

2 準備したプリアンプ2台の優劣

3 我が家を代表するパワーアンプ2台の優劣

4 セカンドシステムの「タンノイ・ウェストミンスター」の試聴結果


試聴したシステムの基本的な流れはCDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS)〜DAコンバーター(2台)〜プリアンプ(2台)〜パワーアンプ(真空管式2台)〜スピーカー「AXIOM80」(最初期版)。

まず1から行こう。

CDが登場してから30年以上になるが、レコードと違ってイコライザーが不要なのでその間ずっとプリアンプの要不要論が折に触れ話題になるが、回路的な問題に加えて機器の質的な問題も絡んでくるのでうかつに結論は出せない。

つまり、質の悪いプリアンプならむしろ組み込まない方がマシというわけで、結局個々のシステムごとにケースバイケースで判断というのが落ちだろう。

さて、我が家の場合だが結論から言うとお客さんお二人ともご自宅でもプリアンプを使ってあり、「プリアンプがあった方が断然いいです」ということに落ち着いた。どうやら音の鮮度がさほど落ちなかったご印象のようで、ああ、良かった〜(笑)。

次に2について。               

この2台のプリアンプの聴き比べである。左側が「真空管式」で右側が「トランジスター式」(クレルの「PAM−5」)と対照的な2台だったが、KさんとSさんのご意見が綺麗に分かれたのが印象的だった。

Kさんは真空管式に軍配を上げ、Sさんは「クレル」派、そしてキャスティング・ボートを握る自分は・・・。前者の情報量の多い濃厚な雰囲気を醸し出す力、そして後者の甘くて切なくて澄み切った青空のような音には参ったがパワーアンプとの相性もあって簡単にどちらかに軍配を挙げるわけにはいかないと思った。

まあ、それだけ実力伯仲ということで最後は「好みの差」ということに落ち着いたが、Sさんがしみじみと「この時代のクレルのボリュームはP&Gが使ってありますが重く滑らかな操作感がたまらないですねえ」。

なお、つい最近、真空管式プリの回路の終段に組み込んでもらったマッチングトランス(「UTC」)の効果だが、その威力は絶大だった。「まったく音が変わりました。音の情報量とか厚みとかがこれまでとは断然違いますよ。」と、Kさん。

少なくとも我が家の実例からいくと「プリアンプには良質のトランスを組み込んだ方がいい」。

それにしても今後、どちらをメインにして使うか贅沢な悩みが一つ増えた(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1f3012da61ed40639238f07309896944


聴覚と味覚の共通点 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年08月13日

それやこれやで、試聴もいよいよ佳境に入って、次に「AXIOM301」(タンノイ・ウェストミンスターの箱入り)に移った。

アンプをWE300Bシングル、PX25シングル、2A3(刻印入り)シングル、71Aシングルと、とっかえひっかえして「アンプ転がし」をやってみた。

さらに、これらに組み合わせるプリアンプが3台入り乱れるのだから、その乱戦模様は推して知るべし(笑)。

プリアンプは、「真空管プリ」、「トランス式アッテネーター」(カンノ)、そしてクレルの「PAM−5」(TR式)。

いつぞやのブログで触れた「PAM−5」は、この6月のオークションで望外の安値で手に入れたものの使い出してものの2週間もしないうちに、ガサゴソとノイズが発生して修理に出さざるを得ない破目に陥った。

梅雨の湿気ということもあるだろうし、別府温泉特有の大気中に撒き散らされる噴気のせいもあるかもしれない。別府はとかく電気機器の故障が多いのは周知の事実。

それはともかく、とうとうコンデンサーを20個も交換して目の玉が飛び出るような修繕代がかかってしまい、安値の積もりが結局高値になってしまってガックリ。     
しかし、この「PAM−5」が今回は名誉挽回とばかりに大活躍だった。さすがはクレル!

「これまでいろんなお宅でAXIOM301を聴いてきましたが、ここの音がベストですよ。あまりいい評判を聞かないAXIOM301ですが、ここまで鳴ってくれれば立派なものです。これならもうツィーター(高音用)は必要ありませんよ。」

「もともとAXIOM301は発売当時、トレバックス(グッドマン)というツィーター付きでのセット販売でしたが、必要ありませんかね?」

「ええ、当時はトランジスターアンプの時代でしたからツィーターをつけざるを得なかったのでしょう。そもそもフルレンジの場合、真空管アンプで澄み切った中高音が出せればツィーターの必要性を感じないものです。ツィーターが欲しくなるときはアンプに原因がありますよ。」

結局、「AXIOM301」のベストの組み合わせはプリアンプが「PAM−5」、パワーアンプが「71Aシングル2号機」に落ち着いた。

今回の試聴会も「真空管オーディオ」の奥深さを実感した一日となった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d94be51268ef9adac93adcae8b028675


久しぶりのお客さん - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年09月18日

次に聴いていただいたのが第二システム。

CDトランスポート「上記」 → RCAデジタルコード接続 → DAコンバータ「NA11−S1」(マランツ) → プリアンプ「PAM−5」(クレル) → 「71Aプッシュプル真空管アンプ」 → 「AXIOM301」(口径30センチのダブルコーン:ウェストミンスターの箱入り)

これでまず最初にジャズを聴いてみた。「ビッグ バンド」(カウント・ベイシー)はたちどころにシステムのアラを出してくれるので重宝している試聴盤だが、すぐに「アレッ、何だかおかしいなあ」。どうも全体的に音が歪(いびつ)な印象を受ける。

日頃、クラシックばかりを聴いているのであまり違和感を感じなかったのだが、こうしてお客さんと一緒にジャズを聴いていると、すぐにアラが見つかるのだから世話はない。

お二人さんもご同様のようで「寂(せき)として声なし」(笑)。

長い沈黙に耐えかねて「パワーアンプを交換してみましょうか」と自分から発議して、我が家のエース「71Aシングル」アンプ(銅板シャーシ)に取り替えてみた。RCAコードとSPコードの両者を差し換えるだけだからものの3分もあれば終了。

これで聴いてみると・・・。「絶対に良くなるはず」と思ったのだが、たしかに幾分聴きやすくなったものの基本的にはまだ歪感が残る。どうも、おかしいなあ〜。

こういう時にジタバタすると、一層わけが分からないことになるのがオチだが、ここは最後のひと踏ん張り、藁をもつかむ気持ちで「プリアンプを換えてみましょうか」。

とうとうトランジスター式の「PAM−5」を見限って真空管式のプリアンプに交換。

「ああ、随分良くなりましたねえ!」、これでようやく一同愁眉が開いた(笑)。

「クレルの場合、どうも自己主張が強すぎるようですよ。
真空管式のプリの方がナチュラルで色付けなしに音を出してくれる印象です。
やはり真空管式のアンプ同士の方が相性がいいみたいです。
それからフルレンジのユニットをこういう大きな箱に入れて鳴らすのはひとつの理想形ですね。オリジナルのタンノイのユニットよりもむしろいいんじゃないですか。」と、お二人さん。

たしかに・・・。

実はこのプリアンプは音に力が無くてこれまでどうしようもなかったのだが、このほど出力段にUTCのマッチングトランスを取りつけてもらってから音質が飛躍的に向上し、今や我が家の救世主的な存在となっている。出力管は「E80CC」(2本)。

真上から撮った画像だが、左側の赤い文字が書かれている小さなトランス(2個)がそれで、「真空管プリアンプの出力段に良質のトランスを噛ませるといい結果が得られる」とお伺いしたので、オークションでトランスを落札しGさん(福岡)に取り付けをお願いしたものだが、狙いは見事に当たった。

これに味を占めて我が家の真空管式プリのもう1台も同じトランスをつけてもらったほどで、「オーディオ機器は簡単に諦めてはいけない」の見本のような存在。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d7c4c2d186de4c104d088ca78490abd4

「鬼が出るか、蛇が出るか」ハラハラドキドキ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年12月11日

これでスピーカーシステムが3系統になったことになるが、それぞれの用途は次のとおり。

第一システムの「AXIOM80」はボーカルやヴァイオリンソロなどの小編成向け。
第二システムの「AXIOM300」は中編成のクラシック向け。
第三システムの「フィリップス」はジャズや大編成のクラシック向けといった具合。

これらのスピーカーを生かすも殺すもパワーアンプ次第だし、そのパワーアンプを生かすも殺すもプリアンプ次第だし、これら全体の生殺与奪の権利を握るのが前段機器(CDプレイヤー)というわけだが、我が家のシステムを観察した場合、プリアンプ部分がちょっと弱いかなあ〜。

以前のブログで「プリアンプ不要論」をぶったこともあるが、今となっては若気の至りで一概に決めつけるわけにもいかないようで、つまるところ個人ごとのシステム次第で要・不要論が分かれてしまう。

現在の我が家のシステムではプリアンプがあった方がベターと見ているので常日頃チェックしていたところ、ふと目に留まったのが、大西正隆工房製の真空管式プリアンプ。見ただけで何だかいい香りが漂ってきたのが不思議(笑)。

使ってある真空管が比較的簡単に手に入りやすい12AU7(4本)、大切な出力トランスにファインメットコアが使ってある、低音補強(70ヘルツ以下)が付いている、というこれら3点が決め手となってアッサリ試してみるかなあ〜。

このプリアンプが到着したのが忘れもしない11月30日だったので、10日ほど経過したことになるが今のところ満足度100%!

唯一の難点が使ってある12AU7が新品の中国製で、これはこれで悪くはなかったが精神衛生上あまり良くないので(笑)、すぐにムラード製に取り換えた。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8adf3b2733f6d6f8c62d297df6b62ffa


「AXIOM80」愛好家の集い〜第8回〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年12月14日

前回のブログ「鬼が出るか、蛇が出るか、ハラハラドキドキ」(2015・12.11)を登載したところ、すぐに読者の方から次のようなメールが届いた。

「>ふと目に留まったのが、大西正隆工房製の真空管式プリアンプ。
見ただけで何だかいい香りが漂ってきたのが不思議(笑)。


大西 正隆・真空管アンプ工房
ラインコントロールアンプ Model・HK-2010
ファインメットコア出力トランス搭載
低出力インピーダンス・高出力電圧・ラインコントロールアンプ
完成品:¥290,000
http://www.ktamp.com/
http://www.ktamp.com/hk2010_info.html


と、ありましたが私も大西さんの内部まで全て見せてくれる姿勢に尊敬しています。
カップリングコンデンサーがASC製が採用されていること、出力トランス付きで日立金属のファインメットを採用することで私にもいい香りがしてきました。

もと東芝、ソニーの技術屋さんとのこと、真空管デバイスの良さを認識されている点で一目置いております。」

すぐに返信した。

「メール拝読しました。プリアンプの感想ですが、間違いなくこれまで使ってきた中ではベスト1です。明日、試聴会が終了したらすぐに速報をお届けします。」

そして、(試聴会の終了後に)次のようなメールを発信。

「11時〜16時までの5時間に亘る試聴でしたが、幸いなことに絶賛に次ぐ絶賛で、我が家の音は完成しているそうです。
大西プリが想像以上に良かったとのことで、うれしい限りです。」
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/66ed13dd3d09dfa0335644f5ad3899e7

   

音のトルク感とは? - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2015年12月18日

SPユニット「AXIOM80」の愛好家による今回の試聴会については、これまででベストとも言えるほどの盛会だった。

その功績の一番手は何といっても新しく登場した大西工房製のプリアンプに違いない。          

「出てくる音にトルク感があるように感じました」というのが仲間たちの率直な感想だった。

オーディオにトルク感なんて言葉は珍しいが、オーディオに使われる場合には「音に力感と粘りがある」とでも言うのだろうか。低音とか高音とかがどうのこうのというよりも、「トルク感の有りや無しや」の方がもっと大切だし表現的に分かりやすいような気もするところ。

そういうわけで、このトルク感の表出に結び付くと考えられる「大西プリ」のポイントを2点ほど挙げてみよう。

まず、使ってある真空管はポピュラーな12AU7だが片チャンネル2本のプッシュプル方式(全部で4本)が利いているように思う。片チャンネル1本のシングル形式と違って力強さが相当違う。しかもこの方式のメリットとして出力トランスに磁化が起きないと聞いているのもありがたい。

なお、12AU7(欧州ではECC82)のヴィンテージ管として双璧なのは言わずと知れた「ムラード」(英国)と「テレフンケン」(ドイツ)である。仲間によると、前者は中低音域に力があり、後者では爽やかな佇まいとバランスの良さが売り物とのこと。

このプリアンプには当初は中国製の球が使ってあったが、すぐにムラード製に代えたところ明らかに中低音域に力がみなぎったのが分かった。

そして、もう一つは出力トランスに日立金属の「ファインメットコアー」が使ってあること。

そもそもプリアンプに出力トランスが必要なのかどうかと、いろいろ論議があるところだろうが、このところ仲間ともども「プリアンプには出力トランスを使った方がいい」という結論に落ち着いている。取り分け「ファインメットコアー」の場合には音の力強さに加えてヌケの良さにも特筆すべき点がある。

まあ、そういうわけで以上の2点が「音のトルク感」の表出に大いに貢献していると感じている次第。

とにかく、このプリアンプが我が家のシステムに新風を吹き込んだのは間違いなし。後はいろいろ真空管を変えてみたいところで、ダイヤマーク入りの「テレフンケン」は是非使ってみたいし、レイセオン、RCAあたりも興味が尽きない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b33b62c60085cc6de1ce01cf9694ee77

「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年10月25日

レコードと違ってCDオンリーの愛好家の場合「プリアンプ不要論」は延々と続く「古くて新しいテーマ」である。

何ごとも「シンプル・イズ・ベスト」なので、プリアンプ無しでいい音が出ればそれに越したことはない。

「プリアンプは必要悪だ」という思いはずっと変わらない。

このテーマに対する(現時点の)じぶんの結論は「結局、相性の問題に尽きる」と考えている。

つまりDAコンバーター、メインアンプ、スピーカーがそれぞれの長所と欠点を補い合い「三位一体」として、うまく調和してくれればそれでヨシ、もし、そうじゃないときはプリアンプを介入させた方がマシ。

もちろんDAコンバーターにボリューム調整機能が付いていることが前提条件である。

プリアンプの代わりにアッテネーターを使うなんてのは論外だ(笑)。


今回の実験では

DAコンバーターに「27ixVer3.0」(ワディア)
メインアンプに「6FD7シングル」
スピーカーに「AXIOM110」(グッドマン:箱はウェストミンスター)

という組み合わせだった。

ちなみにこのDAコンバーターは初めからプリアンプを使用しなくてもいいような仕様になっており、出力インピーダンスは「1Ω以下」となっている。

胸をワクワクさせながら聴いてみたところ、これぞこれまで聴いた中でベストのサウンドだと唸ったねえ!(笑)。

周波数レンジの広さ、音の立ち上がりの早さ、低音域の力感と制動力も申し分なし。しかもDAコンバーターのボリュームが「60/100」あたりで十分な音量が確保できるのでエネルギー感にも余裕がある。

さらにプリアンプを入れていた時よりも明らかに高音域が素直になっている!

これなら「WE300B」アンプや「PX25」アンプの出番はもうないと一瞬思ったが、瞬間風速での感想は危険だし、後々ブログが書きづらくなるので、断言するのは止めておこう(笑)。

このアンプの生みの親の「北国の博士」にこの状況をぶつけてみると

「ケース・バイ・ケースですがプリアンプを入れると、どうしてもレンジが狭くなりがちです。その点この6FD7アンプは低音域から高音域までレンジの広さが持ち味なのでたしかに直結の方がいいかもしれませんね。」


そういうわけで、これからこのアンプを持っていって他流試合をする場合、プリアンプを使わなくて済むように予備のワディアのDAコンバーターも携帯してセットにして試聴しようと決めた。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8869b0b4de316e64d7cfb05ee27048e4

「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年11月01日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53675333c7f218bf6cb681177029cc3c

新たに導入を決定したデモ用アンプ「6FD7」の試聴


チューブ オーディオ ラボ 6FD7シングルステレオアンプ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2016/Audiofair2016_2/fair2016_2.html
http://shinkuukan2.web.fc2.com/

システムの構成は次のとおり。

CDトランスポート「ラ ヴェルディ スカラ」(dCS) 
→ DAコンバーター「エルガー プラス」(dCS) 
→ プリアンプ「大西式プリ」 
→ パワーアンプ「6FD7シングル」 
→ スピーカー「AXIOM110+ワーフェデールのコーン型ユニット+JBL075ツィーター」3ウェイシステム

はじめに、女性ボーカルを聴いていただいたが、Sさんの第一声は

「低音域のエネルギー感は目を見張るものがありますが、中高音域の透明感というか抜けは今一つですね〜。」

「プリアンプを外してDAコンバーターのエルガー・プラスから直結にして聴かせていただけませんか。」

そういえば、ワディアとの直結はしょっちゅうやっているが、エルガーとの直結は滅多に試したことがない。これもボリューム調整機能が付いているので可能だ。RCAコードを差し替えるだけだから簡単そのもので1分で完了。

「いやあ、これは素晴らしい!何よりも気になっていた中高音域に透明感が出てきました。
やっぱりプリアンプが邪魔していたんですねえ。

この音はわたしの大好きなブリティッシュ・サウンドそのものです。
6FD7アンプは私も是非欲しいですね。それに出力管もさることながら出力トランスの優秀性が際立っていると思います。」

広い帯域を身上とするこの出力トランスに目を付けられたSさんの慧眼には驚いた。

「市販されている機械巻きのトランスと違って個人の丁寧な手巻きによる出力トランスですからその効果は歴然としています。それこそ製作者は福岡市近郊の方だそうですよ。北国の博士が優秀性に着目され実際に使用されていますので折り紙つきです。このトランスの存在なしに、この音は語れないでしょう。」と、自分。

それにしても、Sさんは絶対的なプリアンプ使用派だと思っていたので「プリアンプを外す」というご提案は意外だった。

「ケースバイケースでプリアンプの程度次第ですよ。
中途半端なものなら入れない方がいいです。

この6FD7の特徴は無色透明なところにあるようですからスピーカーの個性をそっくり活かすならプリアンプ無しの方がいいと思いました。」

さあ、ここから我が家の手持ちのアンプテストに入った。このDAコンバーター直結状態のもとで次々にアンプを取り代えて試聴した。何しろアンプの個性が一目瞭然に分かるのだからこたえられない。

そして「171シングル」「71Aシングル」「71Aプッシュプル」「2A3シングル」がいずれも枕を並べて討ち死に〜。何も比較してやらなければ誇り高く生き残れたものを・・・、無念(笑)。

それにしても、このチビちゃんアンプ「6FD7」は出力トランスが出力管を生かしているのか、出力管が出力トランスを生かしているのか、どうも両者の主従関係がよく分からない。いい真空管アンプとはそういうものだろう。もちろん、独特の回路も良質な整流管も陰の主役だ。

なお、併せて2のテストもしたわけだが、この“にわか作り”の3ウェイシステムは十分鑑賞に耐え得るものだった。自画自賛になるがフルレンジのときよりもずっと広帯域になってハーモニーにも違和感はない。
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「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年01月03日

先日の記事で掲載していた「71Aプッシュプル」アンプの画像。

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi
       

この画像を見て「アレッ、おかしいな」と気付いた方はとても「観察力が鋭い方」であることを保証しよう。

もったいぶらずに種明かしをすると画像右側のボリュームつまみの位置(黒線)が午前9時になっている!

通常、パワーアンプのボリュームは絞らずに全開にして聴くのが当たり前なのでこれはいったいどうしたことか。

というわけで、この間の事情を述べてみよう。

システムにおけるパワーアンプの繋ぎ方は泣いても笑っても次の3系統しかない。(レコードを利用しない場合だが、もう一つ「マッチング・トランス」を経由する手があるがここでは省略。)


1 プリアンプから繋ぐ(パワーアンプのボリュームは全開)

2 アッテネーターから繋ぐ(パワーアンプのボリュームは全開)

3 DAコンバーターから直接繋ぐ

  (1) DAコンバーターのボリューム調整をしながら聴く(パワーアンプのボリュームは全開)

  (2) DAコンバーターのボリュームは全開にし、パワーアンプ付属のボリュームで調整しながら聴く

以下、逐次、解説してみよう。

1 我が家のシステムでは「プリアンプ」を入れて聴くと、力感は出てくるが繊細な音となるとイマイチだ。音の奥行き感、(それぞれの楽器の前後の位置関係)にちょっと不満が出てくる。結局どちらを採るかはプラス・マイナスがあって総合的な判断になるが、自分の場合は繊細さを優先するのでプリアンプはなるべく使いたくない。

と、ここまで記したところで、いくら「無責任で書きたい放題のブログ」といっても、わずかながらも良心は残っている(?)積もりなので念のためプリアンプを再度実験してみた。

使われている真空管は「12AU7」が4本あってうち2本は新品のムラード(イギリス)、残り2本は中古のテレフンケン(ドイツ)だったが、試しにテレフンケンをRCA(アメリカ:クリヤトップ)に変更してみたところ、アッと驚くほどの変わり様。

これほどの繊細さを表現できるのだから我が家のプリアンプは十分使える!使う球次第で豹変するので、やっぱり“うかつ”なことは書けない(笑)。

2 プリアンプの代わりにアッテネーターを使う方法もある。これも随分試してきたが、音が痩せて妙に神経質になるし、結局うまくいかなかった。アッテネーターに対する印象は目下のところ最悪だ。

3 こうなるとプリアンプを使わないときの残された手段はDAコンバーターからの直結しかない。当然(1)の方法が一般的だし、これまでずっとそうしてきたが、つい最近「物は試し」とばかりに(2)の方法で鳴らしてみたところ、音の力感はやや後退したが繊細さは明らかに向上した。

意外だった。

とりあえずパワーアンプ側からの言い分を聞いてみようと歴戦のアンプビルダーさんにご意見を訊いてみた。すると「普通はパワーアンプのボリュームを全開にして聴きますが、スピーカーも含めて機器同士の相性もありますのでボリュームを絞って聴いてみて、そちらの方が良ければ別にこだわる必要はありませんよ。」

「ボリュームを全開にしておかないとパワーアンプの能力がフルに発揮できないとずっと思ってきましたが、そうとは限らないんですねえ〜。」

けっして既成概念にとらわれることなく、スピーカーを部屋の真ん中近くに置いたりするなど「オーディオは何でもあり」なのだ(笑)。

結局パワーアンプのボリュームを絞ることはけっして好ましいことではないものの、DAコンバーターのボリュームを絞るよりはまだマシということもあり得ることが分かった、少なくとも我が家では。

そういうわけで自分の好みを優先し、このところ一系統だけだが、パワーアンプのボリュームを絞って聴いているのが真相だ。

最後に、いつもクルクル変わるので後日の記憶のため現在のシステムの接続状況を記しておくと次のとおり(2017.1.3現在)

CDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS)は共通。


第1系統

DAコンバーター「NA11−S1」(マランツ) 
→ プリアンプ「大西式プリ」 
→ パワーアンプ「71Aプッシュプル」 
→ スピーカー「AXIOM150マークU・イン・ウェストミンスター」

主に聴くのはインターネットラジオで「モーツァルトの専門チャンネル」


第二系統

DAコンバーター「エルガー プラス」(ボリューム全開) 
→ パワーアンプ「171シングル」(ボリューム絞る) 
→ スピーカー「フィリップス」(口径30センチ:アルニコ・マグネットタイプ」)


主に聴くのは「ボーカル」と「小編成」の音楽


第三系統

DAコンバーター「27ixVer3.0」(ワディア)(ボリューム絞る) 
→ パワーアンプ「PX25シングル」(ボリューム全開) 
→ スピーカー「AXIOM300」(AXIOM80と共用)

主に聴くのはオーケストラやジャズそしてテレビ番組
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「音楽&オーディオ」の小部屋2016年05月15日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e5b52b75fce84ff2021b96cda7829052


オーディオ仲間のU君(福岡)がリン(イギリス)のSACDを4枚送ってくれた。

クラシックからジャズまで、オムニバス形式でアトランダムに曲目が収録されているが、リンのことだから音像定位にものすごくこだわった録音だろうと察しはつくのだが、一聴すると何の変哲もない普通のCDの鳴り方である。

「リンほどのメーカーにしては大した録音でもないなあ」というのが正直な感想だったが、もしかしてオーディオシステムの方に問題があるのかもしれないと思い至った。何せ相手はリンなんだから〜(笑)。

これまでプリアンプ、パワーアンプ、スピーカーは八方手を尽くしてそれぞれ吟味してきてやり尽くした感があるので、これ以上替える手段は持たない。

そこで「押してもダメなら、引いてみな」とばかりに、プリアンプを外してDAコンバーターから直結でパワーアンプに繋いでみた。

使っているDAコンバーターは「dCS」(エルガー プラス)にしろ、「ワディア」(27ixVer3.0)にしろボリュームコントロールが付いているのでプリアンプもアッテネーターも要らない。

いやあ、驚きました。スケール感などはやや落ちるものの、楽器の位置の前後感などが克明にくっきりと再生してくれるではないか。精緻極まる音楽に変身とでも言えばいいのだろうか。さすがはリン。

レコードをやらずCDオンリーの我が家に限ってのことだろうが「プリアンプを介在させた方がいいのか、どうか」は永遠のテーマである。まあ「功罪相半ばする」といったところだろう。

そして、プリアンプを使っていた時は幾分冴えなかったアンプが、DAコンバーターと直結にしてやるとがぜん息を吹き返してくるのだからたまらない。逆も真なりで、プリアンプ使用時はエース的存在だったアンプが途端に色褪せるのだからオーディオは本当に面白い。

いつ何どき出番があるのか分からないので、使っていないアンプでも簡単に放逐してはいけないと、肝に銘じたことだった。

最後に、今回の騒動でものの見事に息を吹き返してエース級の座を射止めたアンプは「71Aシングルアンプ」(インターステージトランス入り)だった。ドライバー管は「MHL4」、出力管は「171」(トリタン仕様)、整流管は「180」(ARCTURAS)。         

71系の真空管よ、永遠なれ
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「高音域不足」騒動記 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年04月30日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/bd38aba7def5beea9aec33ffc12dafdb


先日、音楽にもオーディオにもたいへん造詣が深くて、とても信頼のおける方からメールが届いた。

「最近のあなたのブログにはツィーターユニットの内容が多いのですが、もしかしてプリアンプの高域不足に原因があるのではないですか?」という趣旨だった。


「そうかもしれませんね〜。ちょっと実験してみましょう。」と返信。

さっそく取り掛かった。

現在使用している真空管式プリアンプには2系統の出力端子があり、それぞれ別個の真空管パワー・アンプを繋いでいる。

「PX25シングル」(以下「PX25」)と「71Aプッシュプル」(以下「71A」)である。


そこで、実験1。

第一系統のシステムの流れを替えてみた。


CDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS) 
→ DAコンバーター「ワディア27ixVer3.0」 
→ パワーアンプ「PX25」 
→ スピーカー「AXIOM300+コーン型ツィター」


ワディアのDAコンバーターからプリアンプを介さずダイレクトに「PX25」に繋いでみたところ、スッキリ爽やかな音質へと大変身。

やっぱりねえと感激。

プリアンプは相性次第でパワーアンプを生かしも殺しもするが、これで「北国の真空管博士」の入魂の作品「PX25」の魅力全開となって実験大成功。

実験2

同様に第二系統のシステムの流れは次のとおりだが、プリアンプをいろいろ取り換えてみた。


CDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS) 
→ DAコンバーター「エルガー プラス」(dCS:SACD用)
→ 「プリアンプ」 
→ パワーアンプ「71A」 
→ スピーカー「ウェストミンスター箱使用の2ウェイ方式」


旧来のプリアンプを含めて3台、それぞれ交互に繋ぎ替えて実験したところ、いずれも甲乙つけ難しだったが、強いて言えば現用中のプリアンプが一番安定感があるようだ。

つまり高音域不足がさほど気にならなかったのだが、ふと、面白いことに気が付いた。

プリアンプにパワーアンプを2台繋いでいた時よりも1台だけにした方が全体的に音に躍動感が出てきて低音域も高音域も充実したのだった。

ボリュームの目盛も通常10時の位置だったのが9時半ぐらいに収まったのには驚いた。

プリアンプに2台のパワーアンプを繋ぐのはご法度で、どうやら1台限りにしておいた方が良さそうだ。

もちろん、同時に両方の2台を鳴らさなくてもただ繋いでおくだけでもプリアンプには負担がかかるとみえる。

まあ、これは真空管アンプに限っての話だろうが、とにかくMさんのおかげで前進出来たので謝、謝。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/bd38aba7def5beea9aec33ffc12dafdb

グッドマン「AXIOM80」の魅力全開 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年02月14日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da1fc3359ae6997c28b096edb9e74a3e
前々回に記したようにAXIOM80用に作った新たなエンクロージャーは、これまでとはまるっきり違う魅力を引き出してくれた。         


当日のシステムは次のとおり。

CDトランスポート(dCS) 
→ DAコンバーター(dCS) 
→ プリアンプ「大西式真空管プリ」 
→ パワーアンプ「171シングル」 
→ スピーカー「AXIOM80」


当然のことながら例によっていろいろ実験を試みた。


まずアンプを「171シングル」から話題沸騰中の「6FD7」アンプに交換して鳴らしてみたところ、悪くはないのだが「171」アンプのリアル感にはとても追い付かない感じ。

そこでプリアンプと相性が悪いのかもしれないのでDAコンバーターと直結して聴いてみたところ、俄然、音に生々しさが出てきた。

我が家で鳴らすときは「6FD7」アンプにプリアンプを繋ぐのはご法度である。

ちなみに、この「6FD7」アンプはSさんも注文されており、もうすぐ完成するとのことで「この音なら満足です。とても楽しみです。」とのことだった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da1fc3359ae6997c28b096edb9e74a3e

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html#c8

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