7. 赤かぶ[44861] kNSCqYLU 2019年12月08日 21:12:51 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[34934]
公共投資に6兆円 経済対策13兆円の内訳判明
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52894140T01C19A2EE8000/
2019/12/3 14:40 日経新聞
政府・与党が週内にまとめる経済対策の財政支出の内訳がわかった。公共投資は一般会計のほか、東日本大震災復興特別会計、国が出す財投債を通じて産業分野にお金を使う財政投融資から6兆円程度を計上する。一般会計や特別会計で構成する国費は7兆円台半ばとする。地方自治体や民間金融機関、企業などが負担する分も含む事業規模は25兆円台後半で最終調整している。

事業規模は16年8月に打ち出した前回の経済対策(28.1兆円)に匹敵する水準に近づける。経済対策の関連費用は2019年度補正予算と20年度当初予算に分けて必要なお金を計上し、景気の下方リスクに備える。
公共投資6兆円のうち、一般会計は3.2兆円程度、復興特会は3千億円程度、インフラ関連の財政投融資で2.6兆円程度を計上する。台風19号の被害によって地方の河川で多数の堤防が決壊したことを踏まえ、堤防の補強や川底の掘削、ダムのかさ上げといった治水関連に重点投資する方針だ。
財政投融資2.6兆円のうち、約1.7兆円をインバウンド需要増や自然災害に備えて高速道路の車線を増やす工事に充てる。成田国際空港の滑走路整備には4千億円、無電柱化や送電網の整備支援に1700億円をそれぞれ計上する。物流施設の整備促進や鉄道施設のバリアフリー化などにも財政投融資を使う。
国費7兆円台半ばのうち、一般会計は6兆円強を占める。19年度補正予算に4兆円台前半、20年度当初予算に臨時・特別の措置として1兆円台後半を計上する考え。特別会計は1兆円台半ば、地方費は1兆円台後半にする。財政投融資は公共投資関連も含め、合計3兆円台後半とする方針だ。
政府は経済対策の財源として赤字国債は出さない。公共事業に使い道を限る建設国債、18年度に使い残した予算の剰余金、財政投融資などを総動員して財源を確保する。
安倍晋三首相は11月8日に経済対策の策定を指示した。景気の下振れリスクを踏まえた生産性向上、東京五輪後を見据えた景気の下支えと成長分野への投資、自然災害への対応を柱に据えた。
政府は「景気は緩やかに回復している」との基本認識は変えていない。ただ、19年10月の消費増税による消費の冷え込み懸念、米中貿易摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱といった国内外の不確実性が高まっている。世界経済の減速の影が濃くなってきたなか、景気の下押しリスクに先手を打ち、手厚い対策をとる。
http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/895.html#c7