[ペンネーム登録待ち板6] 岸田首相:国葬への批判「正面からお答えする」
岸田首相:国葬への批判「正面からお答えする」、
国会審議に出席へ
楢崎貴司:2022年8月31日
岸田文雄首相は31日の記者会見で、安倍晋三元首相の国葬への批判が高まっていることから、近くテレビ中継される国会審議に自ら出席し、説明する考えを表明した。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐっては、「自民党議員について、報道を通じ、密接な関係を持っていたのではないか。国民の皆様から懸念や疑念の声を頂いている」とした上で、「自民党総裁として率直におわびを申し上げる」と陳謝した。
首相は会見の冒頭、「今、政治に対する国民の皆様の信頼が揺らいでいる」との認識を示し、「私が先頭に立ち、政治への信頼回復に取り組まなければならない」と決意を語った。
報道各社の世論調査で、国葬や教団の問題への対応から、軒並み内閣支持率が下落している。記者会見での一連の発言は、世論の批判を和らげるねらいがあるとみられる。
首相は会見で、国葬に関する説明が不十分という批判については「ご批判を真摯(しんし)に受け止め、正面からお答えする責任がある」と述べた。その上で、「政権の初心に帰って丁寧な説明に全力を尽くしてまいります」と強調。国会の閉会中審査で質疑に答える場を作るよう与党の幹事長、国会対策委員長に調整を要請したことを明らかにした。野党は首相が国会で説明するよう求めていたことから、急きょ応じる姿勢に転じた形だ。
また、国葬には多くの海外要人が訪日することが見込まれている。首相は会見で国葬の前日から翌日にかけて可能な限り、二国間会談を行うことを予定していると説明。「安倍元総理が培われた外交的遺産をしっかり受け継ぎ、発展させるという意志を内外に示す」と語り、「弔問外交」の意義も強調した。
教団の問題をめぐっては、自民党の茂木敏充幹事長に先週、所属国会議員を対象に関係性を点検し、結果を公表することや、関係を断つことを党の基本方針として徹底することなど3点を指示したことを明らかにした。ただ、教団との関係を断つ上で、安倍元首相との関係を検証する考えはないかという記者団からの質問に対しては、「安倍(元)総理がどのような関係を持っていたかについては、ご本人が亡くなられた今、十分に把握するには限界があるのではないか」と述べるにとどめた。
*自民党の真相とは ?
自民党の成り立ち
*アメリカ(CIA)の対日工作
「児玉誉士夫は有能で粘り強いスパイのグループを仕切っていた」。CIAの報告はそう書いて関心を露わにしていた。しかしタングステン作戦はCIA東京支局での児玉の評判を落とした。「彼は職業的なうそつきで暴力団、ペテン師で、根っからのどろぼう」と、1953年9月10日付の支局報告は記している。
「児玉は諜報活動まったくできない男で、金儲け以外のことには関心がない」。それでも児玉は資産の一部を日本の最も保守的な政治家に注ぎ込み、それによってこれらの政治家を権力の座につけることを助ける、「アメリカの工作」に貢献した。
CIAはまた、占領の終結とともに、日本人の心情を捉えるための戦いにも、同じように懸命に取り組んだ。国家安全保障会議に対するCIA報告によると、「日本政府と日本人の間に、日本国内およびその周辺に駐屯するアメリカ軍の任務を受容する態度と積極的な責任感」を育みたいと考えたのである。
その任務はまさに、アメリカの国益に資する日本の指導者を選ぶことに尽きていた。
*A級戦犯を飼いならす
CIAには政治戦争を進めるうえで、並外れた巧みさで使いこなせる武器があった。
それは現ナマだった。CIAは、1948年以降、外国の政治家を金で買収し続けていた。しかし世界の有力国で、将来の指導者をCIAが選んだ最初の国は日本だった。
岸信介は、児玉と同様にA級戦犯容疑者として巣鴨拘置所に3年の間収監されていた。
東条英樹ら死刑判決をうけた7名のA級戦犯の刑が執行されたその翌日、岸は児玉らとともに釈放される。釈放後岸は、CIAの援助とともに、支配政党のトップに座り、日本の首相までのぼりつめるのである。
*A級戦犯容疑者から総理大臣へ変身
1945年敗戦直後、アメリカは、占領によって日本を民主的に改革したことを世界に示そうと躍起だった。ところが実際には、冷戦の始まりとともに、アメリカは、日本の戦時体制を維持し、戦時中のエリートに権力を握らせようと決めていた。そのため、戦争犯罪人を監獄から出してやった。1948年12月24日、釈放された、A級戦犯容疑者は、岸信介、児玉誉士夫、笹川良一、正力松太郎など70名以上存在し、戦後の政界人・経済界人・政界の黒幕など多方面の有力者になった。講和後の1958年4月、禁固刑のA級戦犯(賀屋興宣、白鳥敏夫、重光葵、橋本欣五郎などは後に衆議院議員となる)は、全員赦免になった。
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