中国 習主席の特使を北朝鮮に派遣へ〜中国外務省 「核・ミサイルも話し合う」/nhk
11月15日 18時50分北朝鮮情勢
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171115/k10011224301000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_003
中国の習近平国家主席の特使が先の共産党大会について伝えるため、17日、北朝鮮を訪れることになり、核・ミサイル開発をめぐって両国関係がぎくしゃくする中、双方のやり取りが注目されます。
中国国営の新華社通信によりますと、共産党で対外交流を担当する中央対外連絡部トップの宋涛部長が、習近平国家主席の特使として、17日、北朝鮮を訪れるということです。
中国高官が北朝鮮を訪れるのは、去年10月に外務次官が訪れて以来で、新華社通信は、宋部長は先月中国で行われた5年に1度の共産党大会の状況について伝えるとしています。
また、北朝鮮も国営の朝鮮中央通信を通じて、習主席の特使が派遣されることを発表しました。
中国は、5年前の共産党大会の後も、北朝鮮をはじめとする友好国に対して代表団を派遣しましたが、今回は、共産党大会が閉会した翌週に宋部長がベトナムとラオスを訪問したものの、北朝鮮については対応を明らかにしていませんでした。
習主席の特使が北朝鮮に派遣されることについて外交関係者の間では、「米中首脳会談を踏まえて、北朝鮮と核・ミサイル開発をめぐるやり取りがある可能性もある」という見方があり、両国関係がぎくしゃくする中、双方のやり取りが注目されます。
中国外務省 「核・ミサイルも話し合う」
これについて中国外務省の耿爽報道官は、15日の記者会見で、「訪問の期間中、党大会の状況を伝えるほか中朝の間で共に関心を持つ事柄について意見を交わす」と説明し、北朝鮮の核・ミサイル開発についても話し合うことを示唆しました。
一方、習主席の特使として派遣される宋部長が、北朝鮮でキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長と会談するかどうかについては、明らかにしませんでした。
また今回の特使の派遣とアメリカのトランプ大統領が、先週中国を訪れたこととの関連を問われると耿報道官は、「党大会のあとに相互に説明を行うことは、中国共産党と朝鮮労働党など社会主義国家の政党の長年の交流における慣例だ」と述べるにとどめました。
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