21. 都の西北[1] k3OCzJC8lms 2017年7月13日 10:24:33 : O2cyPQNcR6 : _9JKj3aT6@A[1]
大学教員として学部申請業務に携わったことがあります。
正確に言うと、文科省が設置の内諾を出して設置審を設けます。その時点で申請大学は「設置認可申請中」と言う言葉を使うことが許され、学生募集に入れるし建物の建築も始められます。学生募集は6月からですから、印刷物その他の手配から言って、3月には内諾が出なければ、また次年度送りとなります。
加計学園の場合、1月に公示で加計学園のみが応募、3月に設置審が置かれています。この間、内諾まで2ヶ月のみ。通常は、内諾が出るまでの申請大学と文科省のやり取りが天王山で、申請業務の八割から九割で、長くて一年かかります。文科省は数十の申請案件を同時に抱えており、2ヶ月では物理的に無理です。
閣議決定の4条件がクリアにされてないことと共に、内諾までの文科省の実質審査がスキップされています。前川氏が行政が歪められたと言うのは、主にこちらだと思います。押し切られた、と言ってますから。
昨年11月に、特区として獣医学部開設を2018年4月と決めた時、文科省の内諾に至る実質的な事前審査はやらなくても良いと、内閣府が文科省を押し切ったのです。政治家と民間委員中心の特区側が、恣意的に国家行政を崩壊させていると言え、これは憲法違反でしょう。
しかも、特区を申請する側とそれを審査する側に、同じ人間や人脈が配置されて、自由自在にお手盛りで決め、税金を鷲掴みにする、これを国家の私物化と言わずして何と言うのでしょうか。
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