転載 朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL9X2W5ML9XTGPB004.html?iref=comtop_latestnews_05
大型で非常に強い台風24号は28日午後、沖縄・宮古島の南東を北上した。気象庁によると、29日に勢力を維持したまま沖縄・奄美にかなり接近し、30日から10月1日にかけて本州を縦断する見込みで、広い範囲で暴風や大雨となるおそれがある。同庁は交通機関の混乱や停電が起きる可能性もあるとしている。
台風24号は28日午後11時現在、宮古島の東南東約190キロを北北西へ時速15キロで進んだ。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。速度を上げて北東へ進み、30日には非常に強い勢力のまま西日本に上陸する見通し。
30日午後6時までに予想される24時間降水量は多いところで、四国400〜600ミリ、九州南部300〜500ミリ、奄美と九州北部、近畿、東海300〜400ミリ、関東甲信200〜300ミリ、沖縄と中国、北陸100〜200ミリ、東北100〜150ミリ。29日の予想最大風速は沖縄50メートル、奄美45メートル。西日本や東日本でも、30日には猛烈な風やしけになるおそれがあるという。
同庁の担当者は「豪雨や地震、台風で各地に被災地が点在する状況に、(台風24号が)襲来する。列島を縦断中も勢力はあまり衰えず、各地に影響をもたらすおそれがある」と話す。土砂災害や河川の氾濫(はんらん)などに厳重に警戒するほか、自治体の避難情報などに従って早め早めの行動をとるよう呼びかけている。
この台風の影響で、日本航空や全日空は28日、那覇空港を離発着する便などを欠航。29日も同様に欠航が決まっている。(山岸玲)
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