21. 岩宿[1] iuKPaA 2023年12月05日 04:40:56 : vngmrVb6Oo : N0lsOWIvTzBJYi4=[42]
https://www.youtube.com/watch?v=7_GUWGJYbSc
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民間の過剰債務を国家レベルで整理することをやめる政策は、経済をリセットさせないで、存続させるソフトランディングである。
その政策の本質は国家が民間からマネーを吸い上げて、吸い上げた同じ市場にマネーを戻す行為である。国家債務が民間債務に置き換わることを意味する。具体的に言うと、会計上は国家債務の増加は民間の資産の増加になり、増加する民間の資産を民間市場で借金の返済に使用することを促す政策である。
このような長期の政策が続くと、マネーの借り手たちが救済されるが、代償が高くつく。こうした過程ではマネーが空回りしている状態なのだ。膨らんだ政府債務は最終的に中央銀行のマネーとして現金化される。失われた経済は実質的な見返りをもたらすことがない資産の増加が原因だ。
通貨システムが創り出すマネーは時間的なゼロサムゲームの性質を持っている。この性質ため、マネーには絶対的な力があり、この力は単純な力学で説明することができる。
生産に使われるマネーは支出されるマネーだ。人々は生産に参加すると、このマネーを受け取れる。彼らは生産された物やサービスを受け取ったマネーと交換できる。
金融が現在のように発達して、将来の不確実な労働や経済活動を担保にマネーが生み出されることになった。政府債務の増加による民間資産の増加はこの典型的な例だ。将来の収入でなく現在ある資産を担保にしても、経済が悪化すれば、担保価値は棄損する。
借金を返済する国家や人や企業が増えると、その人たちはマネーを手に入れたとしても昔のような使い方はできない。借金を返すことが優先されるので、借金して支出することは難しくなる。
マクロの借金返済が増えると、マクロの消費は減少する。消費の減少は投資も減少させて、失業者を増やす。最後は仕事がなくなるので、大不況となり債務危機につながる。
中国で起きていることは単純な話である。世界恐慌も同じだ。
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