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コロナ禍でアルビノの殺人増加 国連報告書
2021年7月31日 16時39分
AFPBB News
アルビノ(先天性色素欠乏症)の子供たちが生活するタンザニアの保護施設(2009年1月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/Tony KARUMBA
【AFP=時事】国連(UN)の独立専門家は29日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)中にアルビノ(先天性色素欠乏症)の人を狙った殺人事件が増加したとの報告書を発表した。
アルビノの人の人権状況に関する国連初の独立専門家イクポンウォサ・エロ(Ikponwosa Ero)氏は殺人の増加について、コロナ禍で貧困に陥った人の一部が手っ取り早く金をもうけようと呪術に頼ったためだと指摘。
エロ氏は「アルビノの人の体の一部が幸運や富をもたらすとの迷信から、アルビノの人が殺されたり襲われたりする事例が著しく増加しており、深い悲しみを禁じ得ない」と述べ、「さらに悲劇的なことに、被害者の大半は子供たちだ」と指摘した。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は「アルビノの人を奇跡のような存在や幽霊だと信じている一部の人たちは、呪術の儀式に使うためにアルビノの人の体を切断し、殺害することさえある。そうして多くの命が奪われ、助かったとしても被害者本人や家族は心に大きな傷を受けている」と説明している。
【翻訳編集】AFPBB News
http://www.asyura2.com/21/cult33/msg/521.html#c9