最近、NGTの問題が大騒動となり、海外メディア(ビルボード、米誌TIME、米国CNN、英紙ガーディアンなど)で大々的に報道された。NGTのメンバーが襲われたことも大きな問題だが、このことが起こった原因とその後の運営の対応が大きな問題で、日本の芸能界の闇が落としたものとも言える。一アイドルグループの問題で終わらせてはいけない問題であり、国際問題でもある。
まず、事件を起こした人物が不起処分となったために、正確な情報の把握には困難となっている。インターネット上では虚偽の情報が入り交ざっているが、正しいと思われる情報も暴露されている。このところは極めて慎重に扱わなければ冤罪を生んでしまうが以下の点ははっきりとしている。
被害に遭われた山口真帆さんが1月8日にライブ配信アプリ「SHOWROOM」で涙ながらに「悪いことしているヤツを解雇すると言ったくせに何も対処してくれない」と運営側を批判し、翌日早朝に自身のツイッターから「私は先月公演終わり帰宅時に男2人に襲われました」と告発したことからはじまる。
人気アイドルが襲われるということは、本来ならすぐさまニュース報道される案件であり、本人の言から犯行グループの行動は命の危険を感じさせる凶暴なものであった。このような、レイプ未遂あるいは暴行殺人未遂事件の告白ということは、その後のタレント活動に影響を及ぼすため、非常に勇気がいる告発であった。しかし、運営側は事件から1か月以上も何も手を打たず、また対処しようとすらしなかった。事件が明るみに出てはじめて、グループを統括していた劇場支配人・今村悦朗の異動が決まった。
運営側の説明やマスコミの報道がところどころ山口真帆さんとの告白証言と矛盾しており、これがかえって女性タレントの人権と生命を第一に考えておらず、自分たちの金儲けのための商品としてしか見ていないことが明らかになった。不幸なのは、勇気を振り絞って告発した山口真帆さんであろう。
今回の事件は、山口真帆さんのような若い女性が勇気ある行動を取って明るみに出たが、実際にはこのような類の事件は相当な数が闇から闇に葬られていると推定される。全ては秋元康を代表人、番頭とした芸能界の仕組みに原因がある。
おニャン子クラブ以来、落ち目になっていた秋元康が、AKBをプロデュースしてから破竹の勢いで芸能界を席巻した。タレントたちは歌やダンスが抜群に上手いわけでもない。歌のメロディーは特に感動するようなものはなく、歌詞にいたっては児戯にも等しい。しかし、日本のギネス記録級のミリオンセラーを連発したのは驚異的である。その商法の特徴は次の通りだ。
@ タレントをテレビ局、出版社、広告代理店、スポンサーとなりえる企業、官界、政界、裏社会に売り飛ばして巨大な利権を手にする。そして、日本のマスコミを手中に収める。
A 商品価値のなくなったタレントは卒業させ、タレントの応募を常にして、日本中から少女を集める。研修生として従順な少女を選りすぐり、正規グループに採用する。そして、@に枕営業を行わせ、猛烈にプッシュさせる。
B マスコミの猛烈なプッシュにより、Aのタレントが日本中に存在が知れ渡り、多くのファンを獲得する。そして、巨大コンサート会場でのライブや握手会などのイベントにより、リピーターを作り出し、金を貢がせる。
@→A→B→@の繰り返しにより、現在巨大な売春組織が誕生してしまった。
NGTの問題で、ともすればBの問題が批判されるが、オタクどもは無知で騙されて金をむしり取られる存在でしかない。タレントへのファンの暴走は美空ひばりや岡田奈々の頃から無数にあり、また、コンサートや握手会を実施している無数の他のアイドルグループがAKB系のように巨大になりえず、次々と解散していることを考えるとBに問題を帰すのは責任転嫁である。問題の本質をそらさせないように私たちは注意すべき必要がある。
最大の問題は@である。そして今回の問題は@とBが癒着して、Aが犠牲になったという問題である。犯行者たちがグループを形成しているのは間違いないが、例えば、「週刊文春」2019年1月24日号で犯行グループの無職であるファンの一人が、一回のイベントで数十万円の金を使い込むことが書かれている。無職であるにもかかわらず、自身の生活費をはじめこれらの莫大な遊興費がどこからでてくるのか。資金源については全く追及されていないが、間違いなく半グレ・裏社会、もしくは相当な資産家の息子であることには間違いない。
(許平和氏によれば、支配人の今村悦朗はこの犯行者グループと繋がっており、犯行者グループの中心人物がバーニング事務所の幹部の息子であるという https://www.youtube.com/watch?v=3ZkqJtKQWA0 )
このような人物が@と結託すると、Aのタレントたちの性や人権は蹂躙され放題となる。
今、ネットユーザーなどから大きな批判が出ているのは、@を巧みに利用している裏社会勢力のことである。このことについては、近年では「大日本新政會」の総裁である笠岡和雄が、芸能界のドンである周防郁雄・バーニング事務所社長の悪事を次々に暴露したことで有名である。ブログは現在見ることができないが下に簡潔にまとめてある。
http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/203.html
真偽のほどは分からないが、インターネットの掲示板に関係者と思われるタレコミには、東京オリンピックが開催中には世界中の国の主要人物が来日するが、その時の性接待に口の堅いAKB系を総動員するとの噂がある。これには、確たるソースがない。しかし、全くの虚偽とも思えない。なぜなら、これまでこのようなことを積み重ねてきて、これだけ巨大になったからである。世界の大富豪・権力者の弱みを握れば、莫大な富と権力を易々と手にできるのは自明であり、そのようなことを計画していても不思議ではなかろう。
「週刊新潮」は秋元康、窪田康志と一緒にAKB48立ち上げた芝幸太郎(「office48」の代表取締役)が山口組幹部と親密な仲である証拠写真をスクープした。
何かと批判も多く、改善すべき点も多々ある「週刊文春」だが、AKB系の@のゴシップを明らかにしてきた一面もある。(エステート24ホールディングス株式会社社長、集英社編集者、AKS窪田社長、電通AKB担当、ソニーミュージックエンタテインメント取締役など)
芸能なんて昔からそんなものと考えている人がいるとしたら、それは時代錯誤も甚だしく、人権侵害(セクハラやパワハラ)を容認している非市民、非民主主義的人権迫害主義者である。Me Tooなどの女性の人権擁護運動によりアメリカではハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが追放された。世界の流れに反している人権のない国が日本であり、後進国なのだ。
秋元康はこれらの悪徳商法の代表者であり、番頭人である。しかしながらマスメディアを手中に収めており、このカリスマ的な存在に、日本中の多くの少女たちが騙される。日常生活で目に触れることの多い華やかな芸能界という道に憧れる少女たちにとって、秋元康は絶対的な存在であり、芸能界で活躍させてくれるプロデューサーだ。しかし、一皮むけば人間の欲望を一所に集めた人物である。その人物が、東京オリンピックの理事である。日本人の誰が望んだ?安倍総理は、口とは裏腹に、自身の権力を保つために、利用している。汚い国、日本はいらない。
秋元康は即刻、東京オリンピックの理事を辞任し、多くの若者を地獄に突き落としてきた罪で芸能界を引退するように弾劾する。この勢力をこのままのさばらせれば、権力者たちの下の乱れによって国民生活が困窮することは、歴史上明らかである。私たち市民はこれからの新しい時代に、このような芸能界のあり方に批判の声をあげるべきである
http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/474.html