45. ちばどの[320] gr@CzoLHgsw 2024年9月22日 02:50:54 : 7LT6VRNeYw : eG1YcVJGN2J6ZWs=[464]
<▽35行くらい>
何処の国であれ国民の所得から徴税し再配分するにあたっては議会を必要とする。資本主義社会に於ける租税システムには国民が出し合った公金経理を行政に委任する国民代表議会制度は不可欠だ。従って徴税した公金の再配分を諮り公共に使う為の議会制度には依るべき政策と予算化の根拠となる最高法規が必要である。徴税した公金を何処にどれだけ再配分をし国民福祉の充実に振り向けるかの審議と立法は国民が公選で選んだ代表議員によらねばならない。でなければ現在の自民党と行政のように自民党は党是と党利党略の実現に邁進、行政は天下り先を財界に確保するための省益実現に邁進する状態になる。少なくとも最高法規によって国民から集めた公金を公平公正に国民福祉の充実に使う法原則制定に辿り着く。現状の自民党と官僚級による予算の丼勘定は、自国の最高法規を忌避しながら党益と省益の実現を国家政策と公金歳出の拠り所とする無法主義に由来する。自国の最高法規を政策根拠としない無法主義が、内外の魑魅魍魎を引き寄せては国民が出し合った公金を自在に丼勘定で使う巨悪の根源となっている。
最高法規の存在は、徴税主義、国民代表議会制度を採用する法治国家である以上は避けられない。条文を仔細に検証すれば理念法故に国民生活に不都合とする有権者納税者もいよう、故に改憲に関する条文も改憲手続きがある。
だが改憲が成就したとて現政権や行政トップのように護憲精神を持たねば意味がない。現行憲法は百条あり、全ての条文を一気に無くしたいのは新憲法草案を出した自民党だが、軍事政権へのクーデターでも無い限り条文毎に国民投票にて信を問うのは常識で、よって先ずは現最高法規の全条文を認めての話であることは自明だ。自国の最高法規の存在を認めずに改憲のみを指向するなど、買ってもいない商品の返品や交換を求めるのと同様の支離滅裂であり本末転倒だ。
実の親でなくとも懸命に育てたが何十年も経って親では無いと言われる理不尽に最高法規はある。それによって末端公務員は上司への命令服従を余儀なくされ、憲法より通達や内規に基づく上司の指示を最上位と見做す行政組織の掟が跋扈する。上司の命令を最高位の指示としながら丼勘定の予算書類も書かねばならない現状は、現最高法規の出自にこだわることで無法主義を貫徹したい政官トップに好都合なだけだ。護憲の前提無き改憲は無法状態の継続でしかなく政官による公金の丼勘定はこれまで同様である。
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