8. AN[1453] gmCCbQ 2020年11月10日 01:48:06 : hGwbgWsB16 : cWpmejF6Z0ZBbFk=[114]
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|中国共産党のスパイだと互いに言いあうシュールな光景
日本では、郭の一派は「日本桜花団」と名乗りネットで活動を繰り広げている。そして、もちろんトランプ支持のネットでの書き込みも続いている。彼らは「全世界の正義と文明を代表して」いるとのことだ。日本での「裏切り者」の攻撃を高らかに宣言し、「バイデンはアメリカの国賊だ。では、日本の国賊は?」とスローガンをかかげている。
郭に攻撃されている、フー牧師の支援者たちは郭こそが中国共産党のスパイだと批判している。もともとこのダブル(二重スパイ)説は、アメリカでは根強くささやかれていたものだが、互いに中国共産党のスパイだと言いあっている姿はシュールな光景ともいえる。
中国の反体制運動は党派性が強く、分裂と敵対を水面下で繰り返している。だから、これもそのうちのひとつとして理解することもできる。しかし、それにしてもスケールが大きいし、センセーショナルだ。少しでもこの内情を知るものであればこの事態に困惑させられずにはいない。フェイクニュースでおなじみの反中国共産党の宗教団体やその他の様々な登場人物も含めて、この世界には魑魅魍魎がみちあふれていると言ってしまえばそれまでだが。
ひとつだけ、はっきりいえるのは、郭とバノンの一派の主張はたとえ民主化運動の体裁をしていようと、額面通りに受け取ってはいけないというものだ。
郭を最初支援していたが徐々に不信の念を募らせて距離を置く人がいる一方、「敵の敵は味方」の論理で、うまくそういう人を利用するのもプラグマティックであるとする日本の右派もいる。しかし、おそらくそれでは彼らの沼にはまってしまう人も出てくるはずだ。私は全くおすすめすることはできない。
郭文貴の綱渡りはどこまで続くかわからない。私たちはそれを理解しながら、彼らの暴走から離れながら、アメリカの大統領選にまで絡んでいく壮大な魑魅魍魎の世界をまずはウォッチしていくのが賢明だ。
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