なぜ、アベは、タイを含むＲＣＥＰを推進しているか・・・

それは、Chindiaのためです・・・

購買力平価でのＧＤＰでは、２０１０年に中国（China）が、２０１１年にはインド（India）が、日本を抜きました。

つまり、サプライ（供給）では、中国とインドが日本より上になりました。

そして、ディマンド（需要）では、インドネシアなどのＡＥＣ（旧ＡＳＥＡＮ）が、たとえばインドネシアの人口が２億人を突破するなど、日本を大幅に上回っています。

ＲＣＥＰは、そのサプライとディマンドの拡大の中で（日本も一緒になって）成長していこう、という「経済第一」の考えのもとにＡＥＣが提唱した自由貿易協定です。

政治体制などは二の次なんですね。

ＡＥＣはＲＣＥＰでの交渉の際には、まず、ＡＥＣ内で意見の統一をはかってから、中国や、インド、日本などとの「交渉のテーブル」につきます。

日本は、タイとの直接の交渉はなく、主にＡＥＣを代表するシンガポールとの交渉になります。

シンガポールはＴＰＰにも参加して気心がしれている上に、インド人（タミール人）が人口の多くを占めています。

なので、アベ（ＮＳＡ）は、ＲＣＥＰによって、ＣＩＡ支配のタイとは無関係に、インドとの交易（ミツビシが望んでいる）に集中できるわけです。

いまは政治体制などよりも経済成長のほうが大事です。

景気回復のためにもＲＣＥＰが最重点課題なんですね。

http://www.asyura2.com/19/senkyo258/msg/551.html#c29