20. テエビ嫌い男[1] g2WDR4NyjJmCopJq 2024年7月20日 16:01:46 : qXEFzIsQNs : MGx2QVRiM0prZGs=[25]
やはり凄まじい女との感想だけである。
著書の「終章 小池百合子という深淵」ここに書かれている部分が、小池百合子の
人間性そしてこの女の真実の姿が見える。
終わりの印象に残る部分を紹介したい。
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「何をしてでも有名になれという父、手に職を持ち、ひとりで生き抜いていかなくてはいけないと思った母、女の子なのにかわいそうにと憐れむように、蔑むように向けられた視線。
彼女は宿命に抗った。そのためには「物語」が必要だったのだろう。彼女は生涯において、一度だけ、高い崖から飛び降りている。カイロ大学を卒業したと語った、その時である。
「物語」がなければ、今の社会的地位を手にすることはできず、平凡な女の一生を歩んでいただろうか。だが、彼女に平凡な人生を歩めるような環境が、与えられていなかったこともまた、事実である。
彼女に会う機会があったなら、私は何を聞くだろう。
崖から飛び降りたことを後悔しているか、それに見合うだけの人生は手に入れられたか、自分の人生を歩んでいるという実感はあるのか、あなたは何者になったのか、そして、太陽はあなたに眩しすぎなかったか、と聞くだろう。
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心に響きます。長くなり申し訳ありませんでした。
私は、小池のような人間性の全く無い人間は大嫌いなので、文庫本の表紙カバーの小池の写真に吐き気を覚えるのでカバーだけは捨てました。
後味の悪い思いがチョットする著書ですが、小池百合子という人間を改めて知るうえでも貴重な一冊です。
是非皆さんも一読してはいかがでしょうか!