2. 苺の毛から尻の毛まで[1] 5JWCzJbRgqmC55BLgsyW0YLcgsU 2022年7月22日 20:41:13 : 2DcjstmooQ :TOR WmhsZnVqME5qNUU=[1]
https://www.zakzak.co.jp/article/20220111-BQZPWIPSVVKRHAEHQOSRAG6G4U/
韓国に流出した日本産イチゴ、生産者が激白「契約前にすでに流通」
現地メディアは自国産≠ニ意気揚々に報道
「新品種育成」まで権利及ばず
2022.1/11 11:00
韓国の農産物市場で、自国産イチゴ≠ェシェアトップになったと発表された。現地メディアは意気揚々と報じるが、その品種、元はといえば日本産だ。農林水産省は、制度上、問題視はしていない立場だが、日本のイチゴ農家関係者は夕刊フジの取材に「韓国側と契約を交わす前に、すでに流通していた」と述べた。
韓国農村振興庁は3日、韓国産のイチゴ品種の普及率が昨年9月時点で過去最高の96・3%を記録したと明らかにした。朝鮮日報(日本語電子版)は「日本品種のイチゴが韓国市場から消えた」などと伝えた。
だが、韓国産としてシェアトップの「雪香(ソルヒャン)」は、日本の「章姫(あきひめ)」と「レッドパール」をかけ合わせてできた品種だ。
農水省が、国内育成品種の海外への流出状況についてまとめた資料によると、1996年に章姫の育成権者が韓国の種苗業者に、98年にレッドパールの育成権者がそれぞれ韓国の生産者に対し、期間限定、契約者のみ利用可などの条件で許諾した。
ところが、両品種が韓国で育成者の許諾を得ず広く増殖・栽培され、2006年ごろにシェアが計8割超となった。その後、日本の育成権者と韓国の生産者協会の協議が決裂すると12年に両品種をもとにした雪香などが韓国で品種登録されたという流れだ。
農水省の輸出・国際局知的財産課種苗室は「批判があることは承知しているが、知的財産権の制度上、新品種を育成するために利用することは権利が及ばない」と話す。
では韓国に日本産イチゴが渡った当時、どのような状況だったのか。
章姫が品種登録されたのは1992年で、静岡県のイチゴ生産者、萩原章弘さんが20年以上もの年月をかけて品種改良し、誕生させた。当時を知る息子の和弘さんは、韓国で雪香が普及していることについて「いいイチゴができればいいが…」とした上で、次のように話す。
「最初に韓国へ渡った経緯は分からない。購入されたのか、勝手に苗を持ち出されるかして渡ったのだろうが、契約などは交わしていない。その後、韓国で流通していることが分かり、許諾を出した方がいいというアドバイスも受けたため、韓国側に生産の許諾を出したと亡くなった父から聞いた。ただ第三者の生産を許可したかまでは分からない」と振り返る。
日本では改正種苗法が2021年4月に施行され、ブランド果実などの種や苗木を海外へ不正に持ち出すことは禁じられている。
現在、章姫のブランドは静岡市のイチゴ園「ベリーランドあきひめ」で和弘さんの後継者の息子が守っている。和弘さんは「品種登録から30年になるが、現在でも残っているということはそれだけ皆さんに愛されているからだと思う。今後も残していきたいし、人気が続いてくれればと思っている」と語った。
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