この群発地震で明らかになったのは、原発推進活動工作員が異常な発言をネット中に振り撒いていることだ。
「止めても冷却が必要だから、止めなくても同じ」
地震で揺れている最中に、制御棒が正常に挿入される保証はない。地震が予想されるなら、止めていたほうが圧倒的に安全であるのは、小学生でもわかることだ。日本列島の安全を考慮した書き込みとはとても思えない。これ以外にも川内原発を止めるなという書き込みが異常に多い。熊本周辺では、工場の休業が相次いでいるので、川内原発を止めても電力が不足することはないはずだ。むしろいったん停止して、安全を確保する方が国民の理解が得られるし、そのほうが今後の原発推進に役立つだろう。
なぜこんなバカな発言をネット中に書き込むのか? それも一人や二人ではなく、見かけただけでも、5,6箇所の板に同じ発言が書かれている。あきらかに集団的な活動だ。
180度思考を変えて、これは川内原発が事故を起こしてくれるように誘導する工作であると考えると、すべてのつじつまが合う。川内原が福1級の事故を起こせば、偏西風で日本列島中が放射能汚染される。とくにまだ汚染の少ない西日本が墨から墨まで東北・関東と同じレベルに汚染される。これは放射能汚染による健康被害を隠蔽するには格好の条件だろう。わざわざ汚染物質を九州に運んで焼却する必要がなくなるからだ。
それでも、少しでも日本のことを考えているなら、このような国力を低下させることをやるのはばかげている。日本の国力が低下して喜ぶ国しか発想しないことだ。日本と経済的に競合している国といえば、韓国である。
北朝鮮が日本人を諜報戦に使うため拉致したのは40年前のことだ。北朝鮮は中国の影響を強く受けている。大陸では古代から敵対する国に対して、武力を振るう以外にも、国力を削ぐために謀略を仕掛けるのが常識だった。それは今も行われており、半島にもその思想は伝わっている。北朝鮮に三号庁舎があり、韓国にはKCIAがある。KCIAが日本に対して謀略戦を展開しない理由がない。
同じ40年ほど前、まだ大学に学生運動が残っていたころ、第3次宗教ブームがあった。真光、黒住、天理などの国産宗教に混じって統一教会がいた。統一教会がほかの国産宗教と違っていたのは、あからさまに政治的活動を表面に出していたことだ。勝共連合は統一教会のもうひとつの顔であった。表向きの勝共連合の活動は、韓国と同じく反共産主義だった。積極的に自民党に近寄り、信者を入党させ、国会議員の秘書に送り込んだ。いまや自民党は統一教会にコントロールされていると見てもよい。
統一教会の教義には、日本人を共産主義者とみなし駆逐する内容が含まれている。つまり統一教会の目的は日本の衰退であるのだ。もし戦争を起こせば数兆円の金が吹っ飛ぶが、戦争で勝つことと同じ効果を、毎年数億円の投資で得ることができるなら、謀略は戦争よりはるかに効率のよい侵略行為だろう。
このような議論を試みると、すぐに陰謀論というレッテルが貼り付けられ、全否定される。しかし合理的思考が可能な人間なら、その背後にある、真の陰謀を見抜くことが可能なはずだ。
合理的に考えると、日本における原発推進活動は、韓国の侵略行為である。