ネットのyoutubeなどで人気の動画を開くと、冒頭に参院選に向けた自民党のCMが流れる。すなわち目的の動画はCMの終了後に閲覧可能となる仕組みである。
ネットで色々な動画を閲覧するたびにこのCMが流れるので、いい加減うざったくて嫌になるがこの宣伝活動自身には特に問題がない。
いざCMが始まると動画の先頭部分で安倍晋三が政策等について語り出すのであるが、問題はこの背景に使われている「伊勢島サミット」で各国首脳がカメラに向けて笑顔を振りまいているシーンである。
こういうものは一般的に「映像に係わる著作権と肖像権(注1)」の対象になるから、問題の提起として「CMや商品に著名人の肖像を使用する」の項目に該当し、国税のもとに行われている「伊勢島サミット」というイベントは果たして自民党のCMとして使用されるべき対象に相応しいのであろうか?という疑問が湧いてくる。強いて言うならば同イベントにかかる活動のソースは国民のものであるという解釈が自然であろう。
端的にいうと「伊勢島サミット」での活動を国民に断りなく自民党の活動としてCMに使用することは、この場合適当であろうか?という疑問である。
もし不適当であった場合、該当するCMを直ちに削除すると同時に責任者の安倍首相はメディアを通じて国民に謝罪しなければならない。
(注1)引用:弁護士 山本隆司氏の「映像に係わる著作権と肖像権Q&A」より
http://www.asyura2.com/13/nametoroku7/msg/608.html