353. 2020年11月09日 07:42:25 : tkQkWLqmCM : ZW14TmJkVjFwZG8=[1]
2020.11.09 逆日歩に買い無し。
大統領選挙前の10月最終週の日経平均は539円(ダウは1833ドル)下げ、選挙を挟んだ11月第1週は1348円(ダウは1821ドル)上げました。ダウは勝負無しですが、日経平均は売り方の大敗です。
「需給相場」の1つの形に「踏み上げ相場」があります。
空売りの買戻し(踏み)で上昇する相場の事です。
日経平均ダブルインバース等の弱気型ETFを買うと同時に先物が売り建てられます。先物の売りで現物指数より先物が割安になると、現物を売って先物買う裁定取引が実行されます。その時の現物売りを「裁定取引の売り残」と言います。
先物が割高の時は逆に現物を買って先物を売ります。
その時の現物買いを「裁定取引の買い残」と言います。
その残は「株数」と「金額」の2種類で表され、ほぼSQまで残ります。
今は圧倒的に売り残が多く、「金額」売り残÷買い残の倍率は9/4に3.07倍でしたが、10/30現在売り残1兆8916億円、買い残3767億円で、倍率は5.02倍に高まり、弱気型の執行が続いていることを表しています。
また、強気型日経レバETFの直接的空売りも溜まり、日証金の逆日歩は1日当たり150円で、金利に換算すると年率240%(日経スクランブル)にもなります。これでは売り方はたまらず買戻しに走ります。
この買戻しで上がる相場が「踏み上げ相場」です。
しかし、踏み上げが終われば相場も一旦終わります。そこで有名な相場格言「逆日歩に買い無し」が生まれました。
逆日歩が付くまでが上昇、付いたところが天井となるパターンが大半です。ただし、大きな相場はこの短期的波動を繰り返しながら上昇して行きます。特に個別株ではその形が顕著で、安くなって嫌なところが買い場となります。
その例として4日の本欄に2352 エイジアと5805 昭和電線HDを紹介しました。
両銘柄とも上がっていますが、エイジアはまだ上げ余地は大きいと思います。
2689 カワニシHDのこの下げを買っておいたらどうでしょうか。
2021年6月期第1四半期が「減収大幅減益」で売られていますが、通期で「増収大幅増益」を唱える会社側にとっては想定通りです。
http://kasset.blog.fc2.com/blog-entry-2321.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c353