112. 2020年7月10日 06:43:19 : uWQ8zBtpTk : ZUplbUtKYlYzdmM=[1]
れいわ新選組の単独行動が以前の共産党と同じような批判を受けているが、これは良い兆候であると捉えたい。
かつて、現代資本主義への批判、新自由主義への批判、国家権力への批判や、
現状システムと真逆の主張をすると、「お前はアカだ共産党だ」と先ずレッテル貼りがあったが、れいわ等の新政党の登場で、支配層とその犬達が、攻撃の照準を定められなくなった。
逆に現状の腐った役人国家システムを変えたい側としては、狙い撃つ相手は定まっている。この点は非常に大きい。
れいわ新選組という政党をどう見るか…
山本太郎の個人的人気が票の一定数を支えている脆弱性はあるが、この政党がけっしてトップダウンでなく、ボトムアップで誕生したことは、日本の政党政治史においても画期的なことだろう。
一方で、おカネは、1回の現金バラマキよりも、人々の為になる進歩的制度・医療教育福祉制度の確立=ミームとして残していくことに使うべきだと考える私としては、
れいわ新選組が 誰でもできて簡単で直ぐ人気が取れる一時的政策を宣伝するよりも、後々まで残り続ける有用な職人的政策を打ち出していったほうが、政党としての価値を持ち、山本太郎人気に留まらない成長をとげるとみている。
産業空洞化した現代日本社会が世界平均で豊かな生活を送れるのは、通貨「円」が高い交換価値を持ち、購買力をもっていて、かつ、途上国の労働と犠牲の上にあるからだ。
増税でなく国債などソブリンシステムをもとにした緩和策は確かに有効なのだが、永遠にはできず、歴史をみても どこかでXデーがくる。国民側も、Xデーや再増税を恐れて消費行動を控えてしまう側面はある。
先進国で、どれだけ緩和策をやっても国民経済が豊かにならないのは、
流動性の罠に陥ってるからであり、株式・債券・貨幣のボリュームだけを考えて、ミームを地道に残して行こうという政治を行ってないからだ。
ソブリンシステムを使うなら、1回の現金バラマキよりもミームを残した方が乗数効果はあるし国民が豊かな社会生活を送れるようになるのは間違いない。