6. 2023年5月13日 15:12:15 : TTP3waAnBM : ZFR0WTdQWmNmV3M=[1]
<▽32行くらい>
インドは人口で中国を凌ぎ、経済規模で日本を超える世界3位で、面積もデカいのでどこの国もインドを屈服させることは出来ない。となれば、味方に付けたい、少なくとも敵に回したくない。となれば、米欧日等が手土産持って口説きに来るわな。インドは英植民地だったこともあって英欧との関係も深いし、非同盟諸国の雄だから口説けばなんとかなるように見えるし、せめて中ロから少しでも遠ざけて中立化したい。で、下心持って近づく米欧日等を手練れの銀座ママのようにからかい、あれこれと引き出してる。だが、インドで超ヒットした映画「RRR Rise(蜂起)Roar(咆哮)Revolt(反乱)」(蹶起したインド独立運動がインドを侮辱凌辱虐待搾取する英人をぶち殺し捲る)に見られるように14億のインド人の英米欧日等植民地主義国への恨みは骨髄だ。だから、幾ら貢いでも靡かないという構図だな。一方の中露は英米欧日露らにボコボコにされた同じ側だからシンパシーがある。そして、中露もインドに「向こうに行くな」と手土産をくれる。両方に貢がせつつ、米欧日等には密かな復讐をし、グローバルサウスの中でも存在感を上げていくが、中露や米欧を追い抜いてトップになり風当たりを強めたり負担や責任を負う気はない。陰の実力者くらいがいいのだろう。こうしたあり方は、トルコもちょっと似ている。だが、こうしたムーブが可能なのは、インドが超大国かつ非同盟、米欧日等と国境を接さず海岸からの縦深が深いからで、本朝のように小国で資源がなく縦深が浅く日米安保で外交・経済・内政を縛られ多数の外国軍に占領され、軍も含め傀儡と買弁が満ち溢れていてはインドのようなムーブは不可能。
敗戦後、中立国構想があったが米国に”占領を解いて欲しければ、安保条約を結んで従属国になれ”と言われ、後の自民な連中がアンポとセットの片面講和(中露他以外とだけの講和)を選んだことで事実上潰えてしまった。あと何年か全面講和実現まで粘るか、50∼60年代に安保破棄をして非同盟諸国になれたらワンチャンあったろうが。この場合、日本の経済成長は若干遅れ、中国の成長も遅れたろうが、中国と組んで「アジア連合」「ユーラシア連合」「非同盟諸国会議」「JBRIGS」の良いポジションに着き、米欧らに対してもブイブイ言わせていたかもしれぬ。
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