15. 2019年8月13日 21:22:23 : y9MmNL8ESg : Z3pzMkNsZUE5SEE=[1]
仏教において,最も重要なものは「布施の心」である。
仏教の主語は「衆生(民衆)」なので,民衆に対してという意味である。
民衆に対して,自らの行為に,対価・代償を求めないということである。
世界中の公務員において,倫理規程となっているが,どこの国の公務員も,これを守れない。
仏教において,2番目に大事なのは「愛語の心」である。
「語」とは文章に表すこと,すなわち,民衆に対して「思いやりのある法律しか立法しない」ということである。
仏教において,3番目に大事なのは「利行の心」である。
民衆に対して,成功例や,画期的な考案を積極的に公開して,成果を独占しようとしないということである。
仏教において,最後に大事なこと,もうこれ以上は大事ではないと定義される最後の理念は「同事の心」である。
民衆に比べて,格差の無い自分であろうと,自分だけが財産・栄誉に包まれようとしない,そういうことを恥じる自分で在ろうと努めることである。
なぜ,官に成ると,人は吝嗇になり,民衆に賦役を課し,成果を占有して名誉を得ようとするのか?
「国」という戦争を遂行する目的で設置された組織が,よほど欠陥があるとしか分析できない。