小沢一郎の力が弱くなったのではなく小沢の力を減じる力が勝って来たと考えるべきだろう。
小沢の力を減じる力とは何か？。それはとりも直さず古い体制に戻ろうとする力、つまり反動である。

古い体制、55年体制とも言う。自民党と社会党が持ちつ持たれつの関係で日本の政治が運営されていた時代。政権交代は起こらず自民党内の談合で政権が決められていた時代、今はその時代に似てきている。
　
　
　　

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/335.html#c38

55年体制とは何か？。簡単に言えば、社会党がより良い社会の実現という夢を国民に提供し、自民党がその一部を実現してやり社会党の面目を立たせるが、その実、政権はぜったいに譲らないという体制である。
社会党は自民党に上手にコントロールされることによって野党第一党の座を維持してきたのである。

現在の野党は多党に分かれて分散し各々の主張は異なっているように見えるもののその実態は55年体制の相似形なのである。
　
　

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むしろ現在の野党は多党に分かれて社会党の時代よりも自民党がコントロールし安い状況を自民党に提供してやっている自民党にとってはまことに都合のいい野党だと言える。
　

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