18. 保守や右翼には馬鹿し[196] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年5月28日 04:37:09 : 3gN7OKNyzg : YW1mNWtKRGNDeWc=[1]
Apr 8 2023
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お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳幼児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
かつてお酒は「百薬の長」とも言われ、少量のアルコールが健康に良いとする説もよく聞かれた。社交に気分転換にと、お酒はさまざまなシーンで愛されている。だが、こと健康面での効果に注目した場合、わずかな量でもマイナスの影響が生まれることがあるようだ。
◆WHOが警鐘、アルコールの高い発がん性
世界保健機関(WHO)は1月4日、「いかなる量のアルコール摂取であっても、健康にとって安全ではない」と題するニュースリリースを発表し、「アルコールは有毒であり、精神に作用し、依存性をもたらす物質である」と指摘している。
国連の国際がん研究機関は数十年前から、アルコールをグループ1の発がん性物質に分類している。グループ1は、アスベストや放射線、タバコなどを含み、ヒトにおいて「発がん性の十分な証拠」がある場合に適用される。
さらにWHOは、高品質や高価格のお酒であれば安全というわけでもないと注意を促している。飲酒用のアルコール成分であるエタノールは、体内での分解プロセスを通じてがんを引き起こすことがある。このため、お酒の質や価格帯にかかわらずリスクは存在する。
体内で代謝されたエタノールは、細胞に有害なアセトアルデヒドと呼ばれる化学物質に変化する。WHOでアルコールプログラムを率いるマリッサ・エッサー氏は、米ニューヨーク・タイムズ紙(1月13日)に対し、「DNAを損傷し、身体が修復することを妨げます」「一度DNAが損傷すると、細胞は制御できない形で成長し、がん腫瘍を作ることがあります」と説明している。
◆少量でもダメ……1日1〜2杯でもがんや心血管疾患のリスク
適量の飲酒ならば健康にプラスの効果を与えるという考えを信じる人も多いが、実際には健康を重視する場合、少量の飲酒であっても避けた方が良いようだ。ニューヨーク・タイムズ紙は、アルコールの摂取は量を問わず有害なおそれがある、との見解を報じている。
ビクトリア大学・カナダ薬物使用研究所のティム・ナイミ所長は、同紙に対し、「(飲酒による)リスクは、多くの人が『ああ、あの人はお酒の問題を抱えている』と感じるであろうレベルよりもずっと低いところから上がり始めるのです」と説明している。
たとえばアメリカの食事療法のガイドラインでは、男性ならば1日2杯、女性では1日1杯までを上限とするよう推奨している。しかし、WHOのエッサー氏は同紙に対し、「この範囲内でも特定の種のがんやある種の心血管疾患にはリスクがあるとする新たなエビデンスが存在します」と説明している。
WHOの前掲のニュースリリースによると、毎日ビールの500ミリリットル缶1本未満の飲酒でも、がんのリスクにつながることがあるようだ。WHOヨーロッパ地域の最新データによると、アルコールに起因するがんの半数は、「軽い」ないしは「中程度」とされる飲酒量の人々で発生している。
これは、1週間の合計でワイン1.5リットル未満、ビールでは3.5リットル未満(1日あたり500ミリリットル缶1本相当)にあたる。ウイスキーや焼酎などの蒸留酒では、週にわずか450ミリリットル未満の飲酒量でもリスクが確認されているという。
◆「赤ワインは健康に良い」の考え方も変わりつつある
従来は医療の現場でも、適量の飲酒は健康に良いとの見解が聞かれることがあった。ドイツの研究者であるウルリッヒ・ジョン氏は、ウェブMD誌(2021年11月3日)に対し、「医療現場では長年、少量から中程度の飲酒は、特に心臓血管に関し、健康に寄与すると考えられてきました」と説明している。こと赤ワインの適量摂取について、完全に禁酒するよりも長寿につながるとの見解が目立った。
だが、同氏が主導した研究により、この考え方は否定されたという。過去の調査において、アルコールを一切摂取しないとされた母集団を分析したところ、以前アルコールの健康被害を経験したためお酒を断っている人々が実に3分の1ほどいることが判明した。これにより、禁酒グループの健康状態がデータ上悪化し、飲酒に健康メリットがあるように見えていたという。
また、2万5000人以上を対象としたイギリスの研究では、脳にとって安全なアルコール摂取量というものは存在せず、「適度」の飲酒でも脳のほぼすべての部分に悪影響を及ぼすことが明らかになった。
神経細胞が集中する脳の灰白質(かくはいしつ)と呼ばれる領域において、アルコールの摂取量が多いほど密度が低下することが明らかになった。健康に良いと考えられていた赤ワインを摂取する人々も、例外ではなかったという。
お酒はコミュニケーションの潤滑油としての役割もあり、一概に飲酒が良くないとは言いきれない面もある。しかし、健康の面から議論する場合、少量ならば有益であるとの見解は徐々に改められてきているようだ。