5. 2023年7月24日 09:33:56 : 76mrIDtWBQ : YVVvZWQ0b2xwWUE=[1]
現代人は脳考過多で気と血が頭や上半身に上がってしまっている。 また種々のストレスで自律神経の内、交感神経側が優位になって常時緊張状態にもなっている。
結果、心と身体がバラバラになり様々な病気の原因となっている。
無意識で出来る呼吸を意識して行う意味はO2の補給ではなく何よりも心と身体の再統一、統合を図ることにある。
ここでO2が必要だとばかり吸うことに力点を置けばどうなるか。 交感神経が益々刺激されて緊張が高まり過呼吸や人によってはCO2や乳酸の増加からパニック発作を誘発する事にもなる。 大切なのは吸うのでなく吐くことなのだ。 なるべく細く長く意識して吐けば副交感神経が優位になって体が緩んでくる。体が緩めば心身相関で心もリラックスしてくる。 ガス交換と言う狭義の呼吸の関点でも十分吐けば圧縮された呼吸筋肉の解放、反発で今度は新鮮な空気が十分入ってくる。 つまり吐く事を意識しても入ってくる方は放置でよい。 これが本来の自然な呼吸のメカニズムである。
また本当にO2が必要な状況ならのんびり呼吸談義などしている場合ではない。まさに緊急状態だ。 現代生活。日常生活において我々が呼吸で意識するのであれば
吐くことなのである。 東洋では古来、「上虚下実」と言う言葉で気,血を下半身に集め保つことを重視してきた。 文頭で述べたが現代人の多くが気や血を頭に上らせままの状態にある事が自律神経の乱れともなって病や災厄を招く根源となっている。 吐く息で自律神経が調整され、気血が下がって行き丹田に入っていくと言う機序を頭に叩き込む事が何より肝要である。 上で触れた様にガス交換上もね☆
余談かもだが関連して; 酸素不足で苦しくなると言うのも違う。実際はCO2の増加で苦しく感じるのだ。 愈々の時は酸欠でβエンドルフィンの大量分泌が促され、同時にアンモニアの増加で意識が混濁し、これらが合わさり夢無心地の状態で次元推移がなされる。 何の心配もない様に自然は配慮されている。 それでもまだよりよく生きたいと言う欲張りさんは息を「吐く」ことだ。
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