31. 2021年11月29日 07:02:40 : yQO4MYhMcI : YktrNEJMMGl4RmM=[1]
酸化グラフェン毒性
マウスの気管内に投与された酸化グラフェンの生体内分布と肺毒性
酸化グラフェン: 毒性試験
https://www.natureasia.com/ja-jp/am/highlight/43340(閉鎖された)
グラフェンやグラフェン誘導体は優れた物理的特性を持つため、例えば薬物送達担体など、
多様な応用可能性が示唆されている。
中国科学院上海応用物理研究所のChunhai Fan率いる研究チームはこのたび、こうした
グラフェン系ナノ材料を生物医学に利用する際に起こりうる安全性の問題を評価するため、
マウスを使ってナノスケール酸化グラフェン(NGO)の分布と毒性を調べた。
研究チームは、NGO 片をヨウ素の放射性同位体(125I)で標識して吸入曝露させた後、マウス体内での分布を追跡した。
125I―NGO は、3か月の試験期間にわたってほとんど肺に留まり、そこで用量依存的な急性肺障害や慢性肺病変を引き起こすことがわかった。
さらに、125I―NGOの分布は125Iイオンの分布と異なることも明らかになった。
つまり、吸入されたNGOが、放射性吸着種を肺の奥深くに運び込んでいる可能性が高いことになる。
この結果は、ヒトの健康への潜在的リスクを調べる必要性とNGO片の大きさを最適化して毒性を
最低限にする必要性を浮き彫りにしている。
参考文献
北海道大学病院歯周・歯内療法科講師宮治裕史
https://shingi.jst.go.jp/past_abst/abst/p/15/in_hokkaido2/in_hokkaido205.pdf
ナノDDSによる mRNAの効率よい生体内送達
なぜ mRNA を用いるのがよいのかという議論は、DDS 学会誌では釈迦に説法とも思われるので、
本稿では詳細を述べないが、「これまでクスリにならなかった物質をクスリにする」という観点で、
mRNA 医薬実現には DDS が重要な役割を果たす。
筆者らは、ポリエチレングリコール(PEG)と生体適合性カチオンポリマーを連結したブロック共重合体を
ベースとするキャリアの研究開発