208. 2020年3月28日 06:33:09 : nHTJqrdMQc : Yk40V2dHdHlJRVE=[1]
2020年3月28日 06:20現在の地震の起こり方について:
昨日3月27日、伊豆・小笠原海溝付近である新島・神津島近海で最大震度2の地震が発生しました。これで、今朝3月28日06:00現在で、震度1以上を観測した地震が伊豆・小笠原海溝付近で8件になりました。明確に多発です。関東地方の震度1以上の地震数に対して、3月27日現在で40%にもなります。
2018年1月以降の関東地方の地震数に対する伊豆・小笠原海溝付近での地震の月別割合:
2018年01月:15%
2018年02月:15%
2018年03月:10%
2018年04月:33%
2018年05月:18%
2018年06月:06%
2018年07月:02%
2018年08月:24%
2018年09月:12%
2018年10月:11%
2018年11月:04%
2018年12月:15%
2019年01月:06%
2019年02月:33%
2019年03月:14%
2019年04月:15%
2019年05月:27%
2019年06月:17%
2019年07月:10%
2019年08月:00%
2019年09月:21%
2019年10月:21%
2019年11月:24%
2019年12月:17%
2020年01月:04%
2020年02月:04%
2020年03月:40%(27日まで)
上にあるように、この3月の40%はかなり例外的に大きな値です。なお、33%の2018年4月及び2019年2月は伊豆諸島での地震が多発したもので、今月のように小笠原諸島での地震多発ではないため、その意味でもこの3月の特異性が目立ちます。
「福島県」06:00頃の値
3月20日:356
3月21日:364
3月22日:360
3月23日:360
3月24日:353
3月25日:352
3月26日:348
3月27日:340
3月28日:344
「茨城県」06:00頃の値
3月20日:527
3月21日:533
3月22日:539
3月23日:543
3月24日:514
3月25日:520
3月26日:504
3月27日:505
3月28日:513
「千葉県」06:00頃の値
3月20日:264
3月21日:265
3月22日:262
3月23日:260
3月24日:243
3月25日:251
3月26日:232
3月27日:229
3月28日:248
「東京都」06:00頃の値
3月20日:147
3月21日:126
3月22日:125
3月23日:117
3月24日:098
3月25日:116
3月26日:111
3月27日:118
3月28日:125
「埼玉県」06:00頃の値
3月20日:372
3月21日:368
3月22日:359
3月23日:269
3月24日:243
3月25日:238
3月26日:211
3月27日:219
3月28日:233
上にあるように、関東地方の沿岸部の「最新7日間」の変動はあまり大きくはないため、明朝までに内陸部でのM6以上地震の発生確率は小さいと思えます。
しかし、今朝のHi-net自動処理震源マップの「最新24時間」の変動幅はある程度大きく、しかも、全てが減少です。そのため、全国的に沿岸部又は沖合で比較的大きな地震が起こり易いと思います。特に、北海道の海域でM6規模の地震が起こり易いと思います。
「最新7日間」で変動幅が15以上であったのは「宮城県」及び「千葉県」の2地域のみです。どちらも増加でした。多分、東日本の太平洋側沖合の日本海溝からの太平洋プレートの西向き圧力ではなく、伊豆・小笠原海溝からの西向き圧力が大きくなってきているという意味だと思います。実際、九州から沖縄にかけては、「長崎県」を除いて増加です。この意味でも、伊豆・小笠原海溝付近での大きな地震が徐々に切迫しつつあるのだと思います。
Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値:
昨日04:45と本日04:30での比較
「最新24時間」:
「日本全国広域」:271→223(減少48)
「日本全国拡大」:268→220(減少48)
「北海道」 :020→009(減少11)
「東日本」 :168→148(減少20)
「本州中部」 :121→082(減少39)
「西日本」 :090→074(減少16)
「最新7日間」:15以上変動があった地域:
「宮城県」:167→183(増加16)
「千葉県」:229→248(増加19)
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/779.html#c208