24. 保守や右翼には馬鹿し[120] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年4月10日 17:19:00 : dF0mNGROAc : Y2NOOW5zUUlNbUU=[1]
人力
10時間前
777 さん
日銀の当座預金の内訳で、圧倒的に多いのは都市銀行で、
188兆円、地方銀行68兆円、外国銀行36兆円となっています。その他準備預金制度適用先が117兆円ですが主にゆうちょ銀行でしょう。
超過準備の内訳は都市銀行が181兆円、外国銀行が38兆円となっています。
私も鍛冶屋さんに先日指摘されるまで気付かなかったのですが、都市銀行の「所要準備額」は5.57兆円で、準備預金率は2〜0.05%とかなり低い。ネットで言われる10%は昔の数字か、或いは分かり易い様に10%としているだけの様です。
日銀当座預金が超過準備で一杯という報道がされますが、むしろ法定準備が低い率に設定されていると言った方が正しいのかも知れません。
https://blog.goo.ne.jp/ponpoko2022/e/9ac1b3c03b23ee0ed884cba3c7ac8d11
人力
2023年4月7日
鍛冶屋。さん
さて、日銀の当座預金の利子ですが、現在は超過準備の一部に0.1%の金利が付いています。日銀の説明によれば、コレは短期金利の最低金利に揃うのだそうです。
銀行は日銀に当座預金を預けていますが、短期金利が当座預金の金利を超えたら、日銀当座預金を取り崩します。金利が正常に機能する世界では、超過預金は本来非常に少ない量になる。
では、超過準備に大量の資金がブタ積みされた状態で、短期金利が2%程度に上昇したらどうなるか?当然、銀行は超過準備を取り崩して貸出に振り向ける。この状況は、インフレ率が上昇して、日銀がコール市場金利の誘導目標を2%に引き上げた事を意味します。
日銀はコール市場の金利を引き上げて市場から資金を回収しようとするのに、銀行は日銀当座預金を引き出してコール市場などを通じて資金供給量を増やそうとします。市場の資金量が増えればインフレが加速するので更に金利が引き上げられる負のスパイラルが発生します。
コレを防ぐには日銀当座預金の超過準備の金利を短期金利の誘導目標に引き上げる方法が有効です。ですから金利上昇局面で当座預金金利が上昇すると考える人達が、日銀が金利払いで経営状態が悪化するという予測をしています。
多分FRBはズルいので、金利を引き上げながら超過準備金利を据え置いているのでは?結果的にインフレ対策で金利を上げるポーズだけして市場の資金量が急激に減らない様にしていると思われます。(妄想)2018年も金利引き下げの前に、コッソリ量的緩和をやって市場のショックを吸収していましたから。ECB も日銀も似た様な事をしていると思います。インフレファイターのポーズをとって、一方で供給サイドの蛇口は開けておく。
結果は、短期金利の上昇というよりは、裏口の通貨供給量が減った時に市場に変化が現れる。要はバブル崩壊のタイミングは、金利だけ見ている一般投資家には分からない。
鴨は逃がさない様にしないとね。
人力
2023年4月7日
鍛冶屋。さん
10年以下の日本国債金利が連動するのは、オーバーナイトの超短期金利ですが、日銀はこの金利の上限を0.25%にコントロールしています。インフレ率の上昇が限定的なにhlんでは、インフレ率を気にせずにジャンジャン資金をコール市場に流し込めます。日本国内の資金需要は低調なので、この資金は為替市場でドルに変わって世界市場の最後の貸し手となっています。
ここまでは理解出来ますか?
「今、何%ですから?」というご質問は、この構造を理解した上で発せられるべきです。
一方、日銀は長期金利のコントロールに手を焼いています、。海外のファンドの売り圧力で長期国債金利が上昇して長期金利の上限を引き上げています。コレは金利の低い長期国債を保有する金融機関の含み損を拡大しますが、異次元緩和によって金融機関は国債の残存年数を大幅に縮小しています。満喫保有を前提にしている生保各社は金利上昇の影響は受け難い、。(直評価の第一生命は別ですが)
まあこんな状況ですが、日銀が短期金利の上限を段階的に引き上げる事態になれば世界はパニックになります。
意外な事に、日銀は最悪のタイミングで資金供給を絞るクセがあります。日本のバブルにトドメを刺した「総量規制」や、サブプライムショックの遠因となった「量的緩和の縮小」です。
「今金利は何%なの?」というのは愚問で、「いつ日銀は、とんでも無いタイミングで金利を上げるの?」というのが、このブログ的には正しい質問です。
…あ、ちょっと777さんみたいな書き方になっちゃった。
人力
2023年4月7日
このブログでは、リーマンショック以降、ドル基軸体制が崩壊する未来を色々と妄想して来ましたが、国内しか見ていない日本のリフレ派やMMT支持者とは、最初から議論が全く噛み合いません。
彼らはドル基軸体制や資産市場の崩壊を前提としない国内だけの話に終始し、私は終始、ドル基軸体の崩壊を前提に未来を占っているのだから、議論が噛み合うはずがありません。
巨大地震の発生を前提にした話と、巨大地震など存在しないとする人が、ビルの構造設計の議論をしている様なものです。
シリコンバレー銀行の破綻以降、ドル基軸体制の崩壊が、当然の様に話題になる様になりましたが、私にとっては10年以上夢想した光景が現実になっているだけ。
だから、このブログもある意味ネタ切れなのですが、崩壊後の世界を夢想する楽しみをAIの急速な進歩が提供してくれました。
幸い、投資とは無縁なので、仕事が無くなる覚悟程度しか崩壊に備える事はありませんが、できる事なら特等席で歴史の大変換点を見物したい。その為に10年以上掛けて作った物見台がこのブログです。
鍛冶屋。さんをはじめとするコメント欄の常連さん達と、歴史的なスペクタクルをワイワイと見物する。そんな場所を御用意したので、どうか皆さん最後までお付き合い下さい。
https://blog.goo.ne.jp/ponpoko2022/e/9ac1b3c03b23ee0ed884cba3c7ac8d11
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1604.html#c24