41. TondaMonta[1412] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2019年9月08日 11:29:03 : IdeFPyGovY : WXNpSVlZczVUR3c=[1]
これからこうしましょうという議論(A)とこれまでの歴史的事実を確認しよう(B)とは区別して議論する必要がある。
(A)二国間であれ、六か国間であれ,新しい条約が結ばれる事はありうる。廃棄されることもある。トランプはTPP条約を廃棄した。そういった事実がある。新しく日露平和条約を結ぶこともあり得る。何でもあり得る。しかしそれが実現するかどうかは別問題である。
(B)これまでの歴史的事実で一番重要なことは、ポツダム・カイロ宣言を日本が無条件で受け入れたことだ。ヤルタ会談であろうとなかろうと、この2つの宣言を無視してはならない。上の議論で誰もポツダム・カイロ宣言に触れていないのはどうしたかことが。話を別な方向に持って行こうとする姿がありありありありありである。
そんな話アリー?
さてポツダム・カイロ宣言では日本の主権は本州、北海道、四国、そして九州と諸小島に限定されている。歯舞島、色丹島などは含まれていない。したがてプーチン大統領が「スターリンがすべてを勝ちとった」という意味は外務省が言っていた「北方領土」問題は存在しないのである。ゆえにラブロフ露外相は「日本は敗戦という事実を認めよ」と言ったのである。その後外務省はHPから北方領土の文字を消した。文科省の検定でもそうなるはず。
尖閣、竹島、歯舞、色丹島など日本に主権はない。少なくとも主権はない。100歩譲って戦勝国ロシアや英仏あるいは中国に「ない」としても、ポ・カ両宣言により日本に主権はない。
だからなぜプーチン大統領の言葉がなぜニュースになるのかさっぱりわからない。
もう一度お浚いさせていただく。おさらいさせていただく。どぶ攫いかも。
日本はポツダム・カイロ宣言を無条件で受け入れて敗戦国となった。そして国連に加盟申請を出し仲間入りを認められた。しかし国連憲章には敵国条項が17つもあり、日本政府がポ・カ両宣言に反した場合、戦勝国である米英仏中及びロシアは「軍事制裁」を加えることができる。その意味でまだ日本は戦時状態にある。
国連安保理の「承諾なし」に戦勝国は日独伊に対して「軍事制裁」を加えることができるのである。米国は指を咥えて見ているだけ。文句はたくさん言えるが。
最後にひとつ。
北海道より北の島々は返ってこない、というのは誤り。旧北方領土と呼ばれた島々に日本の主権はないというのは現在のところ、正しい。
プーチンが安倍首相ら谷内氏に尋ねたのは北方の島々が日本に返還された場合、そこに米軍基地を作りますか、作りませんかということである。しかし日米安保条約がある限り、米軍は日本のどこにでも、北方の島々にも基地を造ることができるから、返還した場合には米軍基地が歯舞や色丹にできることになる。これはロシアにとって不味い。よって日部安保がある限り日ロ平和条約締結はありませんよ、という念押しであった。
したがって、日米安保が廃止されれば、日ロ平和条約を結んでもいいですよという「未来志向」の状態が醸し出されるわけです(A)。日本に限らず、交渉がある限りどの国も、どの会社も、どんな人でも『未来志向』な訳です。あなたも未来志向です。
日本政府だけが未来志向だなんて、つまらない話です。かばかばしい。