22. 2019年7月24日 10:52:58 : INz6CI46LQ : WVk5amQzNGJkWlk=[1]
8、9、新顔の登場?
民放テレビ局は当然、営利を目的にしている。で、働く人間もサラリーマン。新人で入社して、報道局に回される者もいれば、営業局で広告代理店、スポンサー企業との応対に追われる者もいる。繰り返すが、彼らの意識はサラリーマン。
収益が悪くなれば、民放局は関連事業にも手を出す。地域の開発に勤しんだTBSは「TBS不動産」とも揶揄された。フジもお台場開発で似た寄ったり。
報道局に回った者は当然、ニュース取材にかかわるが、半分以上、あるいは半分近く(局によって差がある)は下請けの制作会社に回す。予算が決められ、彼らもサラリーマン。
ジャーナリスティックな志は次第に失せる。何を伝えたいかよりも、限られた予算内で30分なり、45分の映像番組を作ることに腐心する。
「伝えたい」部分が突出すると、クレームが入る。安倍一派の寿司友の上司もいれば、おそらく自民党が養成したプロ・クレーマーが局に抗議電話を入れる。
応対する報道の“サラリーマン・ジャーナリスト”にはこれが厄介。これが面倒で厄介だから、厄介じゃない番組制作に流れていく。
テレビの番組内容を変質させた一番の自民の“有効策”がこの抗議電話。
プロ・クレーマーだけでなく、自民からは報道局の管理職に抗議の電話も入る。放送電波を管理する総務省への圧力をちらつかせる。サラリーマン管理職にはこれが面倒で厄介。寿司友の社長からは“命令”でなく、やんわりと“ささやき”が制作現場に伝わってくる。制作現場もこれが面倒で厄介。
毅然と“ささやき”を突っぱねれば、報道局からの転部・配置換えが待っている。要するに、制作現場のかれらはサラリーマンだから。
新聞記者の知人によると、テレビにニュースをすっぱ抜かれた記憶はないと言う。テレビが先にニュースもどきを報じることがあっても、それはある流れを作りたい自民党政治家の意図的なリークによるもので、それに乗らされただけのある種「政府広報」。
民放局に真の報道を求めることは、創価学会員に公明党以外の支持を求めることに匹敵するくらい難しい。
民放局でなく、NHKの場合は先にNHKの「あさイチ」番組内で久米宏さんが「人事と予算を国に首根っこを押さえられている放送局はあってはならい」と指摘した通り、先進民主主義国家に存在してはいけない放送局。この勇気ある告発、あまり大きく報道されていないのが残念。
しかも、テレビ局の正社員は年収1000万円超の高収入。いま与えられている厚遇を考えれば、いまの体制の変化には後ろ向きになるのは当然なのだろうな。いまのままでいいのだから、太郎君の言うような問題意識もあまりない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/564.html#c22