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[リバイバル3] JBL ハーツフィールド レプリカ 中川隆
32. 保守や右翼には馬鹿し[157] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年5月03日 13:38:00 : z5nATppmD2 : WTVkMmguUDNkdlk=[1]
JBLのハーツフィールド

2023年 05月 02日
M.Sさんとの相互訪問 : GRFのある部屋
https://tannoy.exblog.jp/33029997/

旧友のS.O君の紹介で、M.Sさんが家に来られたのは、2月の中旬のまだ寒い日曜日でした。S.O君のご紹介ですから、もちろんレコード愛好家です。それでも、CDプレーヤーもお持ちと言うことでしたので、S.O君よりは、ストライクゾーンが広いですね。例によって、和室から大きな部屋まで一通り聴いていただきました。音場の違いなどを聴いていただきました。

GRF様

昨日はお休み中のところ長時間にわたり貴重なシステムをお聴かせ頂き頂き誠に有難うございました。最初の和室では完璧なバランスの極めてナチュラルなサウンドに感嘆いたしました。次のメインルームではそれに加えて生のステージを彷彿とさせるホログラフィックに展開する今まで聴いたことがないサウンドステージを経験することができました。

誰にでもできるよとおっしゃっておりましたが、そんなことはありません。GRF様の感性と豊富な電気知識、そして何よりも音楽への深い愛情無くしてあの音は構築不可能でしょう。素晴らしい体験をさせていただき誠に有難うございました。又お目にかかれる日を楽しみにしております。

というメールをいただいたまま、2ヶ月が経ってしまいました。大型連休に入ってからの初日は、そのM.Sさんのお宅にS.O君の案内でお邪魔しました。世田谷の閑静な住宅街にある素敵な専用のホールです。その音楽室の前は、演奏会場でいえばホワイエでしょうか?円形のホールの壁が全てレコード棚になっています。

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何枚収納できるのでしょうか? 写真に写っているのは半分もありません。このレコード棚の広さも宮崎のEさんしか私は知りません。収納スペースは、まだまだ余裕です。全て埋まると何枚になるのか想像もつきません。自分の部屋ではないのですが、自分の夢の一つが実現するとこうなるのかと、妙に納得しました。

早速、音楽室に案内されました。広いです! そして天井が高い! 大きさは30畳、高さは5.5mあるそうです。これほど大きなお宅は、これまた宮崎のEさんと新潟のX1さんぐらいしか知りません。

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壁の厚みは、30センチあって、スリット 状の開口部から十分な吸音性能を持っています。その前に置かれたSPは、JBLのハーツフィールドです。上にリボンツィーターが乗っています。実質、3ウェイですね。アンプはS.O君と同じトリウムタングステン真空管を使った整流回路の工業地帯の様な灯りが煌々とついています。


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それらを冷やすために、扇風機が何台か置かれて、通風を確保しています。冬の間は、暖房知らずでしたが、これからの季節は業務用クーラーが二台フル稼働でしょう。アンプ類は、S.O君の所を参考にされているので、ほぼ同じですね。

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レコードプレーヤーは、S.O君と同じEMTの927ですが、現用のカートリッジは、国産カートリッジの新星プラタナスです。私は、古色蒼然としたSPUよりも明るく、歪みも少なくとても聞きやすいと思いました。それがついている ViVのトーンアームも927用に合わせて長いタイプです。M.Sさんは手慣れた手つきでそのロングアームを軽々と扱われます。

最初にかかったレコードは、ブレンデルのシューベルトの即興曲D.899の第2番の美しいフレーズです。70年代のアナログ録音です。ブレンデルは、バッハもモーツァルトも、旧録音の方が好きです。音はまとまって、尚且つ広がり、大きな部屋いっぱいに広がります。見事な音ですね。部屋が大きいので、ピアノの奥行きも出て音が伸び、楽々と音楽が出てきます。帯域も広く、ピラミッド型の安定した音は心地よいです。いいですね〜。

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もっと驚いたのは、ペーター・マーク・LSOで、モーツァルトのクラリネット協奏曲、デュ・ペイエのクラリネットです。DECCA録音のLSO特有のさえわたった音が見事です。空間の広がりも申し分ありません。今回は、ゲストということで、ソファー中央の席に座らせてもらったのですが、レコード再生としては珍しく右側の音がしっかりなっています。その所為か音像が中央より少しだけ右寄りです。

カヴァレリア・ルスティカーナのデッカ録音の幾分華やかな音が、スケール大きく再現されます。低音が豊かになる環境なので、DECCAの音が華美過ぎず、バランスがいいのですね。RCA VictorのSolia シリーズもDECCAの録音です。若い頃のカラヤン特有のヴァイタリティあふれる演奏が、迫力を持って聴けました。

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SPUを常用のS.O君から、SPUに換えると、どういう音になるかリクエストがあり、カートリッジ交換です。しばらく使っていなかったので、接触が悪いのか、今度は右チャンネルが鳴りません。S.O君の調整でSPUに交換して聴くと、やはりSPU特有の音になります。バランスはクラシック的になり、少し暗めです。私は現在常用の新しいプラタナスのカートリッジなら、クラシックばかりではなく、ジャズもヴォーカルもなんでもかかり、良いのではないかと思いました。これで低域の安定感が出れば言うことはありません。


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ここらで、ヴォーカルをということで、Joyce Carrという歌手のレコードがかかりました。60年代のレコードで、 COMPATIBLE STEREO と書かれていますので、モノラル盤で、ステレオの針でも掛かりますという表示があります。このレコードを再生した時、音の定位が揺れている様な感じがしました。A面のSkylarkをかけていただくと、Linda Ronstadt の歌の先生みたいな感じです。M.Sさんは、そのLinda Ronstadt もお好きなそうです。

余談ですが、Linda Ronstadt がパーキンス病で引退した後、2019年のケネディーセンターの表彰席で、同時に表彰された女優のSally Fieldが、昔からLinda Ronstadtの姉妹ではないかというぐらい似ています。同時に表彰されるのも奇縁ですね。

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その後、ピーター・ポール・マリー(PPM)のレコードやブラザース・フォアの懐かしいレコードがかかりました。M.Sさんもほぼ我々となじ時代背景なので、その頃のレコードは説明しなくともわかります。ビートルズの有名なアルバム、Abbey Roadもかかりました。これらは、元のモノラル録音から、ステレオにした盤ですので、意識的に逆相成分が入っています。そこで、先ほどからの左右の違和感がまた感じられました。

初めておじゃましたお宅で、SPの位置調整はしたくないし、ハーツフィールドは蹴飛ばすには重過ぎますし、足を痛めます(笑)。よく聞くと、右によっているのではなく、左の音がくすんでいると気がつきました。すると考えられるのは、左側の中音SPの375ホーンドライバーの位相かもしれません。JBLは位相表示が反対のユニットもあるからです。

その旨を、M.Sさんにお話をしたら、覚えがあるのか、右と左の中音ドライバーの位相を確認していただきました。すると、左側の位相が反対だったそうです。直していただくと、今までの違和感がなくなり、見事な定位をしています。左右のSPの位置もぴったりあっているのはさすがですね。

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今一度先にかけた、レコードをかけて検証して音の安定を確認しました。再度聞くと、本当に屈託のないストレスフリーの音です。これならレコードを楽しめますね。長年の思いを実現していくM.Sさんの行動力に感心しました。

気がつけば、4時をまわっています。この続きは次回ということで、お暇しました。車中、M.Sさんのレコード再生にかける思いの大きさに感心した話をS.O君としました。そして、S.O君のところによって、彼の最近の音の進化を聞いてみました。

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京浜工業地帯の夜景の風景は相変わらずですが、その工業地帯の並び方も進歩していて、だいぶすっきりとしてきました。手前の中央までがプリアンプ用の電源で奥と中央の右半分がパワーアンプ用の電源部だそうです。昇圧トランスも変わり、ハムもだいぶ少なくなりました。電源のハムの原因はプリアンプの入力トランスの配置と向きにあるそうです。いますこしハム音が低くなる場所を探されるといいかもしれません。プリアンプを切ると、パワー系は全くハムはありませんので。バランス回路をアンバラの配線でつないでいるからだと思われます。

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音は、大変安定してかかり、とてもオートグラフだけでなっているとは思えません。雄大な低音域はますます凄みを持ち、コンサートホールの驚きを部屋に持ち込んでいます。プリアンプ部も変わりレイアウトも相当すっきりと進化しています。

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こちらが新しくなったプリ部分、セレクター部分も変わりました。

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こちらはパワーアンプ部です

先ほどの部屋から比べると、もちろんこの部屋は小さく感じはしますが、コーナー型ですから、部屋を目一杯使っていますから、オートグラフのユニットでだけでなっているとは到底思えない充実した音です。これならばレコードファンが上京の折に、S.O君のお宅に寄られるのは納得です。インシュレーターの置き方や配線の仕方も、完熟してきて装置もすっきりしています。

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お二方も同じ構成のアンプや電源をお使いです。印象を一言で言えば、普通のアンプで鳴らす音より、音に枠が無くなり、裾野がしっかりと見えて、山が高く、大きく見えます。SPの制約が無くなり、オーケストラの雄大さや、ピアノの迫力が出てきます。声の伸びもいいいですね。これでノイズがなくなりS/Nが良くなれば、いうことはありません。でも、たくさんの真空管が並びますので、これからの夏の対策も大事ですね。
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