10. 2021年11月29日 14:01:10 : 2FnH56vzPM : WS91dVRsTDk4T0U=[1]
このコラムに100%一致です!
安倍晋三の狙いはじっちゃんがしたくてもできなかった「日本国憲法の改正」である。
日本国憲法は、戦争放棄を謳っている。
安倍晋三は事あるごとに「現日本国憲法は戦後アメリカによって作られたものであり、屈辱である」ようなことを言っているが、そのくせ今なぜ「アメリカに100%一致しています」と言うのだ?
言ってることがまるで整合性がないではないか。
確かに戦後の日本の憲法草案にはアメリカの意見も入っているかもしれない。
あの当時の日本が又、軍事力を増大し、軍事国家になるのではないかとアメリカは恐れたはずだから。
しかしあの時日本はアメリカの想像以上に傷つき人々はみな疲弊の極みにあった。
人々は皆、毎日の飢えをどうやってしのぐか、子供に何を食べさせたらいいのかと、汲々とするありさまだった。
あの戦争で兵隊も含め300万人の日本人が犠牲になったのである。
そんな中あの当時の政治は今と違って確かに国民を生かす為、国を存続させる為に、与党野党を問わず皆が一致団結しなければ日本国そのものが無くなり、日本人そのものが皆生きていけない状態であった。
だからこそ、与野党が必死になって救国内閣を作り、そんな中で、アメリカの草案も参考にして、しかし兎に角日本国が永久に生き残り、国民が安心して永久に平和に暮らしていける憲法を作ろうとして「戦争放棄」「平和憲法」「基本的人権」を謳った「日本国憲法」を制定したのである。
「日本国憲法」は、世界に類を見ない素晴らしい憲法である。
しかるにアメリカは、あの当時は確かにアメリカも第二次世界大戦で大きな人的被害・経済的被害があり、日本に再軍備されないようにと考えた。
それは、日本の工場が軍事に転換されることを恐れ、工場を縮小させた。
が、その後のだんだんと、中国やロシアとの冷戦時代に突入し、日本に戦争放棄をさせるより、日本を戦争に駆り出して日本の自衛隊をアメリカの下で使った方が得策と考えを改めた。
だからアメリカは、あの「日本国憲法」を改正し、日本を戦争のできる国にしたいと考えるようになったのである。
そして安倍晋三は「アメリカに100%一致し」「じっちゃんの念願の憲法改正」を何よりも念願したのである。
そしてねじれ国会でなくなった今の与党絶対多数の数により、戦争放棄・平和主義・基本的人権尊重の「日本国憲法」改正は今を置いてないと思ったのである。
ちなみに「緊急事態条項」はあのドイツのヒトラー政権が世界的に素晴らしいと称賛された「ワイマール憲法」に付随して「緊急事態条項」を短く付随したことで、あのような世界的な悲惨なことが可能になってしまったのである。