http://www.asyura2.com/acat/w/wm/wmj/WmJoTHN0eVVxdnM=/100000.html
3. 中川隆[-12041] koaQ7Jey 2023年12月08日 16:06:19 : CVL7DDxomw : WmJoTHN0eVVxdnM=[1]
【内田樹・夏目誠】若者の絶望、中高年の苦悩 若者と中高年の悩みはどう違う?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16829075
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1133.html#c3
16. 中川隆[-12040] koaQ7Jey 2023年12月08日 21:09:05 : CVL7DDxomw : WmJoTHN0eVVxdnM=[2]
2023年12月8日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/42303
アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏がBloombergのインタビューで、最近亡くなったBerkshire Hathawayのチャーリー・マンガー氏についてコメントしている。
チャーリー・マンガー氏
マンガー氏は11月28日に99歳で息を引き取った。BerkshireのCEOであるウォーレン・バフェット氏は93歳であり、高齢だったトップ2人のうち1人が亡くなったことになる。
Berkshireは一般にはバリュー投資の代表格として知られている。サマーズ氏はマンガー氏のバリュー投資について次のようにコメントしている。
ウォーレンの証言によれば、チャーリーは次のような優れた洞察を持っていた。それはバリュー投資の従来の伝統的なやり方とは違った。
彼はそこそこの企業を素晴らしい安値で買う考えを嫌った。彼は素晴らしい会社をそこそこの値段で買った方が最終的には利益が大きくなると考えていた。
最良の会社を探し、高過ぎる対価は支払わないという哲学に徹することが彼にとって、そしてウォーレンにとって役に立った。
論理的には、素晴らしい会社をそこそこの価格で買っても、そこそこの会社を素晴らしい安値で買っても、最終的に株式市場がその価値判断に同意せざるを得なくなれば投資家は利益を得ることができる。
投資家の仕事は市場に新たな洞察を提供することであり、投資家が市場に同意せず、最終的に投資家の方が正しいと明らかになったとき、投資家は予想した値上がり(あるいは値下がり)によって利益を得る。つまり未来予測の対価に譲渡益をもらっている。
社会に存在する限りあるリソースのなかで、どの会社の事業にリソースが割り当てられるべきか、どう割り当てれば将来的に社会にとって利益を生む結果になるかを予想することが投資家の仕事であり、投資家の利益の源泉である。
共産主義の失敗は、この未来予想を投資家ではなく政治家が行なったことにある。(今の社会はどの事業が存続するべきかを投資家ではなく政治家が決めてはいないかと思った人は正しい。公共事業は共産主義である。政治家は資本主義の名の元に共産主義をやることを好む。)
世界最大のヘッジファンド: 共産主義の悪夢が資本主義にのしかかる
ハイエク氏: 現金給付や補助金はそれを受けない人に対する窃盗である
マンガー氏のバリュー投資
だから極端に言えば、最悪の会社を買ったとしてもそれを補ってあまりある安値で買えば、投資家はそれでも利益を得ることができる。
だがマンガー氏のバリュー投資はそれを否定する。マンガー氏はむしろ、本当に良い会社を買うことにだけ注意を向けるべきだと言う。
それは長期投資になった場合に話が変わってくるからである。長期的な成長を見込めない企業を20%や30%安い価格で買ったとしても、利益はその差額だけにとどまる。
だが本当に素晴らしい企業を10%の割引で買ったとすれば、差額の10%を得られるだけでなく、その企業がその後10年20年にわたって高成長を遂げれば、最終的にはその投資は200%や300%の利益になって返ってくるだろう。
結論
本当に素晴らしい企業を長期的に持ち続けることの威力を知りたければ、長者番付を見れば良い。
そこに乗っている人々の大半は投資家ではなく、Microsoftのビル・ゲイツ氏に代表されるように自分の会社の株式を持ち続けた起業家である。
それが本当に素晴らしい企業の株式を持ち続けることの威力である。
ここでは優れた投資家の相場観を報じているが、Berkshire Hathawayの話は普段ほとんど載せていなかった。グローバルマクロの投資家から見ればBerkshireはロングオンリーファンド(買い持ちしかしないファンド)であり、マクロの投資家から言わせればロングオンリーファンドがロングオンリーである理由は、マクロができないからである。
だがそれでもBerkshireは優れた個別株選択だけで素晴らしいパフォーマンスを上げた。それは彼らの活動時期が米国株の長期上げ相場と見事に一致したからである。
だが米国株の長期上げ相場は終わりを迎えようとしている。マンガー氏はそのタイミングで亡くなった。
世界最大のヘッジファンド: 40年続いた米国株強気相場が崩壊する
あまり彼らの意見を取り上げてこなかった筆者ではあるが、一時代の終わりを感じる。これからは別のタイプの投資家が活躍するだろう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/42303
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/715.html#c16
47. 中川隆[-12039] koaQ7Jey 2023年12月08日 21:09:26 : CVL7DDxomw : WmJoTHN0eVVxdnM=[3]
2023年12月8日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/42303
アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏がBloombergのインタビューで、最近亡くなったBerkshire Hathawayのチャーリー・マンガー氏についてコメントしている。
チャーリー・マンガー氏
マンガー氏は11月28日に99歳で息を引き取った。BerkshireのCEOであるウォーレン・バフェット氏は93歳であり、高齢だったトップ2人のうち1人が亡くなったことになる。
Berkshireは一般にはバリュー投資の代表格として知られている。サマーズ氏はマンガー氏のバリュー投資について次のようにコメントしている。
ウォーレンの証言によれば、チャーリーは次のような優れた洞察を持っていた。それはバリュー投資の従来の伝統的なやり方とは違った。
彼はそこそこの企業を素晴らしい安値で買う考えを嫌った。彼は素晴らしい会社をそこそこの値段で買った方が最終的には利益が大きくなると考えていた。
最良の会社を探し、高過ぎる対価は支払わないという哲学に徹することが彼にとって、そしてウォーレンにとって役に立った。
論理的には、素晴らしい会社をそこそこの価格で買っても、そこそこの会社を素晴らしい安値で買っても、最終的に株式市場がその価値判断に同意せざるを得なくなれば投資家は利益を得ることができる。
投資家の仕事は市場に新たな洞察を提供することであり、投資家が市場に同意せず、最終的に投資家の方が正しいと明らかになったとき、投資家は予想した値上がり(あるいは値下がり)によって利益を得る。つまり未来予測の対価に譲渡益をもらっている。
社会に存在する限りあるリソースのなかで、どの会社の事業にリソースが割り当てられるべきか、どう割り当てれば将来的に社会にとって利益を生む結果になるかを予想することが投資家の仕事であり、投資家の利益の源泉である。
共産主義の失敗は、この未来予想を投資家ではなく政治家が行なったことにある。(今の社会はどの事業が存続するべきかを投資家ではなく政治家が決めてはいないかと思った人は正しい。公共事業は共産主義である。政治家は資本主義の名の元に共産主義をやることを好む。)
世界最大のヘッジファンド: 共産主義の悪夢が資本主義にのしかかる
ハイエク氏: 現金給付や補助金はそれを受けない人に対する窃盗である
マンガー氏のバリュー投資
だから極端に言えば、最悪の会社を買ったとしてもそれを補ってあまりある安値で買えば、投資家はそれでも利益を得ることができる。
だがマンガー氏のバリュー投資はそれを否定する。マンガー氏はむしろ、本当に良い会社を買うことにだけ注意を向けるべきだと言う。
それは長期投資になった場合に話が変わってくるからである。長期的な成長を見込めない企業を20%や30%安い価格で買ったとしても、利益はその差額だけにとどまる。
だが本当に素晴らしい企業を10%の割引で買ったとすれば、差額の10%を得られるだけでなく、その企業がその後10年20年にわたって高成長を遂げれば、最終的にはその投資は200%や300%の利益になって返ってくるだろう。
結論
本当に素晴らしい企業を長期的に持ち続けることの威力を知りたければ、長者番付を見れば良い。
そこに乗っている人々の大半は投資家ではなく、Microsoftのビル・ゲイツ氏に代表されるように自分の会社の株式を持ち続けた起業家である。
それが本当に素晴らしい企業の株式を持ち続けることの威力である。
ここでは優れた投資家の相場観を報じているが、Berkshire Hathawayの話は普段ほとんど載せていなかった。グローバルマクロの投資家から見ればBerkshireはロングオンリーファンド(買い持ちしかしないファンド)であり、マクロの投資家から言わせればロングオンリーファンドがロングオンリーである理由は、マクロができないからである。
だがそれでもBerkshireは優れた個別株選択だけで素晴らしいパフォーマンスを上げた。それは彼らの活動時期が米国株の長期上げ相場と見事に一致したからである。
だが米国株の長期上げ相場は終わりを迎えようとしている。マンガー氏はそのタイミングで亡くなった。
世界最大のヘッジファンド: 40年続いた米国株強気相場が崩壊する
あまり彼らの意見を取り上げてこなかった筆者ではあるが、一時代の終わりを感じる。これからは別のタイプの投資家が活躍するだろう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/42303
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/886.html#c47
409. 中川隆[-12038] koaQ7Jey 2023年12月08日 21:13:06 : CVL7DDxomw : WmJoTHN0eVVxdnM=[4]
つばめ投資顧問の長期投資大学
2023/12/02
https://www.youtube.com/watch?v=nb0E8MUqEFE
バフェットの相棒、バークシャー・ハサウェイの副会長を務めるチャーリー・マンガー氏が99歳で亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。彼の投資の考え方は、バフェットの成功にも大きな影響を与えました。
サマーズ氏、チャーリー・マンガー氏の投資スタイルを語る
2023年12月8日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/42303
アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏がBloombergのインタビューで、最近亡くなったBerkshire Hathawayのチャーリー・マンガー氏についてコメントしている。
チャーリー・マンガー氏
マンガー氏は11月28日に99歳で息を引き取った。BerkshireのCEOであるウォーレン・バフェット氏は93歳であり、高齢だったトップ2人のうち1人が亡くなったことになる。
Berkshireは一般にはバリュー投資の代表格として知られている。サマーズ氏はマンガー氏のバリュー投資について次のようにコメントしている。
ウォーレンの証言によれば、チャーリーは次のような優れた洞察を持っていた。それはバリュー投資の従来の伝統的なやり方とは違った。
彼はそこそこの企業を素晴らしい安値で買う考えを嫌った。彼は素晴らしい会社をそこそこの値段で買った方が最終的には利益が大きくなると考えていた。
最良の会社を探し、高過ぎる対価は支払わないという哲学に徹することが彼にとって、そしてウォーレンにとって役に立った。
論理的には、素晴らしい会社をそこそこの価格で買っても、そこそこの会社を素晴らしい安値で買っても、最終的に株式市場がその価値判断に同意せざるを得なくなれば投資家は利益を得ることができる。
投資家の仕事は市場に新たな洞察を提供することであり、投資家が市場に同意せず、最終的に投資家の方が正しいと明らかになったとき、投資家は予想した値上がり(あるいは値下がり)によって利益を得る。つまり未来予測の対価に譲渡益をもらっている。
社会に存在する限りあるリソースのなかで、どの会社の事業にリソースが割り当てられるべきか、どう割り当てれば将来的に社会にとって利益を生む結果になるかを予想することが投資家の仕事であり、投資家の利益の源泉である。
共産主義の失敗は、この未来予想を投資家ではなく政治家が行なったことにある。(今の社会はどの事業が存続するべきかを投資家ではなく政治家が決めてはいないかと思った人は正しい。公共事業は共産主義である。政治家は資本主義の名の元に共産主義をやることを好む。)
世界最大のヘッジファンド: 共産主義の悪夢が資本主義にのしかかる
ハイエク氏: 現金給付や補助金はそれを受けない人に対する窃盗である
マンガー氏のバリュー投資
だから極端に言えば、最悪の会社を買ったとしてもそれを補ってあまりある安値で買えば、投資家はそれでも利益を得ることができる。
だがマンガー氏のバリュー投資はそれを否定する。マンガー氏はむしろ、本当に良い会社を買うことにだけ注意を向けるべきだと言う。
それは長期投資になった場合に話が変わってくるからである。長期的な成長を見込めない企業を20%や30%安い価格で買ったとしても、利益はその差額だけにとどまる。
だが本当に素晴らしい企業を10%の割引で買ったとすれば、差額の10%を得られるだけでなく、その企業がその後10年20年にわたって高成長を遂げれば、最終的にはその投資は200%や300%の利益になって返ってくるだろう。
結論
本当に素晴らしい企業を長期的に持ち続けることの威力を知りたければ、長者番付を見れば良い。
そこに乗っている人々の大半は投資家ではなく、Microsoftのビル・ゲイツ氏に代表されるように自分の会社の株式を持ち続けた起業家である。
それが本当に素晴らしい企業の株式を持ち続けることの威力である。
ここでは優れた投資家の相場観を報じているが、Berkshire Hathawayの話は普段ほとんど載せていなかった。グローバルマクロの投資家から見ればBerkshireはロングオンリーファンド(買い持ちしかしないファンド)であり、マクロの投資家から言わせればロングオンリーファンドがロングオンリーである理由は、マクロができないからである。
だがそれでもBerkshireは優れた個別株選択だけで素晴らしいパフォーマンスを上げた。それは彼らの活動時期が米国株の長期上げ相場と見事に一致したからである。
だが米国株の長期上げ相場は終わりを迎えようとしている。マンガー氏はそのタイミングで亡くなった。
世界最大のヘッジファンド: 40年続いた米国株強気相場が崩壊する
あまり彼らの意見を取り上げてこなかった筆者ではあるが、一時代の終わりを感じる。これからは別のタイプの投資家が活躍するだろう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/42303
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c409
89. 中川隆[-12037] koaQ7Jey 2023年12月08日 21:50:14 : CVL7DDxomw : WmJoTHN0eVVxdnM=[5]
オーデイオは博打だ!
2023年12月01日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/69cae8532d52c65bc3294458fde12ef5
オーディオはどこを弄っても大なり小なり「音」は変わるもの。
で、「現在、気に入った音が出ているのでどこも変えたくない・・」、それも結構。
しかし、そもそも「気に入った音がどういうものかわからない」という人がいるのも事実だね(笑)。
実は、自分がそれで常に「もっと気に入った音があるんじゃないか・・、いろいろチャレンジしてみよう」という希少人種に属している模様。
仲間からも、「貴方はどこかをしょっちゅう弄ってますね〜」と、やや呆れ気味に言われる。けっして自慢できる話ではないけどね・・(笑)。
とはいえ、たとえそのどこかを弄ったとしても、はたして気に入った音になるかどうかは保証の限りではないのがオーディオの面白くもあり、悲しいところでもある。
もちろん、ある程度理論的な根拠がないとチャレンジしないが、それでも出てくる音の複雑さはまだきちんと物理的に解明されているわけではない、なぜならそれぞれの機器の組み合わせや部屋の大きさなどの「変数」の複雑さも当然影響している。
そこで、長年培ってきた「カン」を働かせながら現象を実際に試すためにはどうしても実験が欠かせない・・、となるといかなるチャレンジもどこか「博打の要素」を帯びているというわけ。
つまり、「伸るか反るか、いっちょうやってみっか・・」、オーディオマニアという人種は博打好きが多い可能性がありますな(笑)。
今回のチャレンジもそうだった。
それは何の気なしにオークションに出品されたスピーカーを見たときに閃いた。
実に見事な箱の補強・・! (箱の)「剛性」も一段と強化されてきっと「いい音」が出るに違いないと思わせるものがある。
すぐに連想したのが5年ほど前に自作した「AXIOM80」用の箱。
市販の箱には無理な注文なので、「板厚」をわざわざ「1.5cm」と薄くして少しでも響きを良くしようという苦心の労作である。
ところが・・、いつのころからかどうも「箱の剛性」が足りないかもしれないという懸念が脳裡の片隅に芽生えてきていた。
そこで、たちどころにこのオークションの画像が背中を強く押したというわけ。
これほど立派な補強は自分のような素人には無理だが、せめて似たようなことは出来るはず。
いっちょう、やってみっか・・(笑)。
すぐに「ホームセルフ」の店に駆け込んで材料を調達した。
1mの棒を6本調達した。〆て「480円」なり〜(笑)。
これをどうすんの〜。
それぞれ適当な長さに切って、縦に2本、横に2本、きっちりと箱の内部に張り付けた。
「百聞は一見に如かず」でご覧のとおり。
少し斜めになっているけど、ハンマーで棒の端っこを横から微妙に叩いてガッチリ固定している。どうせ外からは見えないんだから見かけはどうだってよろし(笑)。
これで、きっと「箱の剛性」が一段と強化されたに違いない。
さあ、問題は出てくる音だッ、つうの・・。
まあ、悪く鳴(な)ったときは元に戻すだけだが、これまで幾度となくこの種の実験をしてきたものの、実は元に戻したことは殆んどない。
悲しいかな、人間の性(さが)で、どうしても新たにチャレンジした方に未練が残ってしまうのだ(笑)。
さあ、今回はどうなんだろう・・。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/69cae8532d52c65bc3294458fde12ef5
空前絶後の「コスパ」
2023年12月02日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c47c545e1e76a45d32c27858830d3954
前回からの続きです。
オーディオ記事は、どちらかといえば(他の記事に比べて)不評なので、なるべく連続して投稿しないことにしている。「専門的過ぎてよう分からん」という声が多い・・。
ところが・・、前回の記事が予想外にも大好評!
ハイ、望むところです。それでは皆様のご期待に応えて続編といきましょう(笑)。
まずは、前回細工したスピーカーの映像を再掲しておこう。
縦に2本、横に2本の細い棒を縦と横にしっかり張り付けて箱の強度(剛性)を増したつもり。
とはいえ、逆に適度な「箱鳴り」が抑えられて、見るも無残な失敗に終わる可能性だって十分ありますな。
まあ、「伸るか反るかの大博打」である(笑)。
そして、わくわくハラハラしながら音出しへ・・、いわばオーディオの醍醐味の瞬間ですね〜。
そして、これは素晴らしい!!
音の透明感、歯切れの良さ、そして艶っぽくて色気に満ちた音色といい・・、これまでAXIOM80からまったく引き出せなかった魅惑の世界が目の前に広がった。それに、時折り感じてきたあの神経質くさい響きが完全に一掃されている!
不覚にもこの歳になって思わず目が潤みましたぞ・・(笑)。
いやあ〜、参った・・、天にも舞い上がる気持ち、そしてどうしてこの細工を早くからやらなかったのかという悔恨が入り混じって複雑な気持ちが交錯した。
それにしても、「AXIOM80」(初期版)が本領を発揮したらそれはもう凄いことになると実感した。
これまで、「オーディオ・フェア」でB&Wを始め各種の高級なスピーカーを高価なアンプでいくつも聴かせてもらったが、どんなに「いい音」が出ても所詮は「普通の音の域」を出ないものだった。
ましてや、一般家庭で出す音なんて・・。
ところが、この(適切な箱に入った)「AXIOM80」ときたら、もうまったく別次元の音になってしまい、これしか出せない音の世界へ誘ってくれるのだ。
まあ、どんなに口を酸(す)っぱくしても、理解してもらえないだろうから、一度聴いてもらうしかないだろうなあ・・(笑)。
で、読者の疑問は「なぜ箱の剛性を高めたことが、それほど功を奏したのか・・?」に行き着くはず〜。
「音響学」の専門家でもないので、あくまでも素人考えなのだが〜。
「箱は上下2枚の板、前後2枚の板、そして側板2枚の計6枚で構成されている。で、箱全体の剛性が高まると、これらの板が一斉に同じ振動(響き)になって全体のハーモニーに乱れが少なくなる」ということではないだろうか・・。
もちろん、厚い板を使っても箱の剛性は高まるが、これでは最初から板の振動(響き)が期待できない・・。アメリカ系のユニットならそれでいいのだろうが、イギリス系のユニットなるとそうはいかない。
で、実際に、現実のこととしてユニットと箱の見事な一体感がこれまでになく目立って感じたので、こういうコメントに繋がったわけ。
しかし、細工に使った「棒」の代金が「480円」で、こんなに目覚ましい効果が上がるなんてもう「空前絶後のコスパ(コスト パフォーマンス)」ですね。これは・・。
あまり大袈裟な表現は柄に合わないのだが、これ以外の言葉が浮かばない。
しかし、困ったことが出てきた・・、「AXIOM80」から、こんな音が出てくると、もうほかのスピーカーを聴く気がしなくて〜(笑)。
とまあ、以上のとおり「まるで熱病に浮かされた」ように縷々自分の感想を一方的に述べたわけだが、やはりここは冷徹な「第三者」の判断を仰いだ方がいいだろう。
さっそく、我が家のご意見番であり、「AXIOM80」の大ファンである「Y」さんに連絡してみた。
高齢者施設の理事長さん(常勤)なので、お仕事の邪魔をしないように平日は連絡しないことにしているが、今回ばかりは「驚天動地」の事態だから許してほしい(笑)。
すると・・、「ああ、ちょうど私から連絡するところでした。実はネットのサイト「ア〇〇〇」が全商品15%引きの一斉セールをやってましてね、実は今日(1日)でお仕舞なんです。
それでダントツの〇〇電機の「ブレーカー」をお宅用に購入しましたのであなたの家に付けて上げようというわけです。対象は200V用のオーディオ電源1個になります」
「エ〜ッ、それはご親切に・・、実にありがたいことですが、ブレーカーの交換は電気工事技師の資格が要るんじゃないですか・・」
「ハイ、私は施設の運営上、その資格を持っています。5分間ほどすべての電気機器を停電状態にして入れ替え作業をしますが、それで構いませんか」
「ハイ、別に構いませんけど・・」
そして、追い打ちを掛けるように「実は15%引きのセール期間なので、絶好の機会とばかり新しいDAC(SMSL)を購入しました。今日着いたばかりです。我が家のCDプレイヤーが故障して修繕に出していますので、ぜひお宅のAXIOM80で試聴させてもらいたいんですけど・・」
「ハイ、いいですよ、どうぞどうぞ・・」
これは、昨日(1日)のことだった。
メチャ忙しい午後になったわけだが、そこにはまったく想像を絶するような波乱万丈の展開が待ち受けていた・・(笑)。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c47c545e1e76a45d32c27858830d3954
新生なった「AXIOM80」の魅力
2023年12月04日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c927f7a3db2f2f8ccfbc78fa204df2d0
前々回の「空前絶後のコスパ」の続きです。
我が家のオーディオの「レーゾン・デートル」とでもいうべきスピーカー「AXIOM80」の「血沸き肉躍る」改変劇です(笑)。
ちなみに、毎年、このブログで12月後半に「この1年を振り返って」というタイトルで、オーディオ対策として効果があったものから順に「ベスト10」を発表しているが、早くも「ベスト1」はこれで決まりです。
さて、連絡してから15分ほどでお見えになった「Y」さん。手には新しい「ブレーカー」と、比較的小振りの「DAC」を小脇に抱えられていた。
「一度先にAXIOM80を聴いてみますか?、それとも作業後に聴きますか?」
「ハイ、作業の方を先にやりましょう・・」と、さっそくブレーカーの交換に取り掛かられた。ありがたいことである。予定通り5分ほどで完了。で、これが外した「ブレーカー」。
何とまあ、銘柄を見たら絶対に交換した方がいいと評価されていた最悪のブランドだったのには驚いた。
で、このブレーカーのどこが悪いかといえば、電線の「入」と「出」の間に質の悪い抵抗が入っていて、それが電流に悪さをするという。
なるほど・・、これは「オカルト」なんかではなくて「れっきとした」物理的対策である。オーディオの大元は「電源」なので、ここが拙いと全体に影響してくる。電流にとって抵抗は必要悪であり、無ければ無いに越したことはない。
オームの法則「電圧=電流×抵抗」により、電圧が一定の「100V」とすると、抵抗は小さいほうがいい。
とはいえ「素人の生兵法」なので、間違ってたらゴメンね・・(笑)。
ちなみに、ネットワークに使う「コイル」のうち「ムンドルフ」(ドイツ)が、なぜいちばん良いかといえば抵抗値が「極小」だからである。
改めて、縁の下の「力持ち」の「ブレーカー」にまで注意を向ける「Y」さんのご慧眼(けいがん)には恐れ入るばかり〜。さすがに「電気工事技師」さんである。
(それはさておき、くれぐれも電気の大元の「素人工事」は絶対にしないようにね、下手すると感電とか火事になりますよ!)
そして、次は新たに購入されたDACを接続。置き場所がないので、仕方なく「エルガー プラス」(英国dCS)の上に置いて、「CDトラポ」からのバランス・ケーブルを接続した。ちなみに電源ケーブルはPADの「ドミナス」である。
固唾を呑んで見守る中、各種機器のスイッチをオン・・。
ゆっくりと静かにそして厳かに音が広がっていった・・、そして二人して、思わず息を呑んだ。
前々回に述べた音質以上の仕上がりで、何という魅力的な音なんだろう・・。
「くどい」のは嫌いなのでこれ以上は控えるが、あの「やかまし屋」の「Y」さんが、しばし寂(せき)として声無しの状態・・、およそ想像はつきますね(笑)。
そして、感極まった面持ちで「これまで聴かせてもらった中で最高の「AXIOM80」です。素晴らしいの一言です! オーディオ愛好家であれば好き嫌いは別にして一度は聴いておくべき音だと思います・・、これもブレーカーの交換と新しいDACが大いに貢献していますね」と、Yさん。
負けじと「それもあるでしょうが、箱の剛性を強化した効果が大きいと思いますよ」と、健気(けなげ)に応戦する自分。
なんだ、なんだ・・、手柄争いの様相を呈してきたな〜(笑)。
まあ、どちらでもよろし、AXIOM80さえうまく鳴ってくれればそれでいいんだから〜。
それにしてもこの新しい「DAC」は優れものだった。あの「じゃじゃ馬」の「AXIOM80」をこうまで破綻なく手なづけるのだから〜。
「15%引きセールは今日(12月1日)まででしたよね?」
「そうです。注文するなら今日中がタイムリミットですよ」
う〜ん、何とも悩ましい・・、価格も手頃だしねえ〜。
結果は読者のご想像にお任せするとしよう・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c927f7a3db2f2f8ccfbc78fa204df2d0
脳はマンネリを嫌う
2023年12月07日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/10f5bad7b2c4b49ba992054589a5c7e5
SPユニットと大切な共存関係にあるエンクロージャー(以下、「箱」)。
このほどAXIOM80が入っていた箱の剛性を強化したところ、見事に変身〜。これまでのAXIOM80はいったい何だったんだろう・・、あまりの変わりように「新生AXIOM80」と呼びたくなった。
もうほかのスピーカーは要らないんじゃないか、とまで思い詰めたが、「脳はマンネリを嫌う」ようで、たったの1週間ほどでほかのスピーカーを聴きたくなった(笑)。
ちなみに「音楽を聴く」といっても、空気の振動を耳の鼓膜で感知し、それを音楽に変換するのは「脳」ですからね〜。
それに加えて、大編成のオーケストラを心ゆくまで堪能できないというのも一つのネックである。
そこで、出番となったのがグッドマンの「TRIAXIOM」。
口径30cmの同軸3ウェイで、オークションでもめったに見かけない希少品で、AXIOM80に次いで「我が家の至宝」的な存在。
グッドマン社は幸か不幸かユニットを単独販売するだけで、タンノイみたいに箱を作らなかったが、それが様々な悲喜劇を引き起こした。
音作りはタンノイよりはるかに上なのに、今では正当な評価を受けないまますっかり忘れ去られているのが惜しい。
我が家も例に漏れず「TRIAXIOM」用に薄板(厚さ:1.2cm)の箱を作り、それに容れて楽しんでいたが、このほど格好の実例が登場したことになる。
つまりAXIOM80のときのように「箱の剛性」を強化すれば、きっともっと素敵なサウンドになるに違いないという確信めいたものが湧いてきたので、似たような補強をやってみた。
箱を自作する人間だけにもたらされる至福の楽しみといえる。
楽屋裏を見ても気持ちのいいものではないが、この通り。
ご覧のとおり、補強といっても細い棒を縦、横に1本ずつガッチリ張り付けるだけである。
左右両方の作業が済んで音出しへ〜。
あれまあ・・・、まさに期待通りのカチっと引き締まった「極上のサウンド」へと大変身〜。
AXIOM80の精緻で凝った作り(それとは裏腹に壊れやすい・・)、とは違うので大音量を入れてもビクともしないユニットである。大編成のオケでもオルガンでもなんでも来てくれ〜(笑)。
それにしてもグッドマンが醸し出す音にますます引き付けられてしまった。ちょっと表現が難しいが、人間の琴線にそっと触れてくるとでもいおうか・・、センチメンタルな人に向いていそう。
(ただし、フェライトマグネットの時代に入った「301」以降は「似て非なる」もの・・)
それに比べて同じ英国製なのに「ワーフェデール」は明らかに違うサウンドである。どちらかといえば、心情に訴えかけるというよりも、物理的な佇まいというか、やや冷めたサウンドだといえそう。
同じ英国製なのにね・・、やはり違う。結局、ユニットの製作者が音楽好きだったかどうかに由来しそうな気がするが〜。
グッドマンのユニットはほかにも「AXIOM150マークU」(口径30cm、以下「マークU」)を保管しているが、何とか出番を考えてやらないと宝の持ち腐れになってしまうと痛切に感じた次第。
で、このほど、この「マークU」がオークションに出品され落札されていた。ほんの一昨日(12月5日)のことだった。
ご覧のとおり重量級の堂々たるマグネットが付いていて、持ち上げるのに一苦労するほど。
落札価格は「5万8千円」だったが、安っ! 性能からすると2倍でもおかしくないほどで、落札者はいい買い物をされましたよ〜。
で、この「マークU」の我が家の活躍場所を求めると・・、もはや「TRIAXIOM」がこうなった以上、ウェストミンスターの箱に収めるしか方法がなくなった。
あ〜あ、早く「スーパー12」(ワーフェデール)が故障しないかなあ・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/10f5bad7b2c4b49ba992054589a5c7e5
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c89
8. 中川隆[-12036] koaQ7Jey 2023年12月08日 21:50:48 : CVL7DDxomw : WmJoTHN0eVVxdnM=[6]
オーデイオは博打だ!
2023年12月01日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/69cae8532d52c65bc3294458fde12ef5
オーディオはどこを弄っても大なり小なり「音」は変わるもの。
で、「現在、気に入った音が出ているのでどこも変えたくない・・」、それも結構。
しかし、そもそも「気に入った音がどういうものかわからない」という人がいるのも事実だね(笑)。
実は、自分がそれで常に「もっと気に入った音があるんじゃないか・・、いろいろチャレンジしてみよう」という希少人種に属している模様。
仲間からも、「貴方はどこかをしょっちゅう弄ってますね〜」と、やや呆れ気味に言われる。けっして自慢できる話ではないけどね・・(笑)。
とはいえ、たとえそのどこかを弄ったとしても、はたして気に入った音になるかどうかは保証の限りではないのがオーディオの面白くもあり、悲しいところでもある。
もちろん、ある程度理論的な根拠がないとチャレンジしないが、それでも出てくる音の複雑さはまだきちんと物理的に解明されているわけではない、なぜならそれぞれの機器の組み合わせや部屋の大きさなどの「変数」の複雑さも当然影響している。
そこで、長年培ってきた「カン」を働かせながら現象を実際に試すためにはどうしても実験が欠かせない・・、となるといかなるチャレンジもどこか「博打の要素」を帯びているというわけ。
つまり、「伸るか反るか、いっちょうやってみっか・・」、オーディオマニアという人種は博打好きが多い可能性がありますな(笑)。
今回のチャレンジもそうだった。
それは何の気なしにオークションに出品されたスピーカーを見たときに閃いた。
実に見事な箱の補強・・! (箱の)「剛性」も一段と強化されてきっと「いい音」が出るに違いないと思わせるものがある。
すぐに連想したのが5年ほど前に自作した「AXIOM80」用の箱。
市販の箱には無理な注文なので、「板厚」をわざわざ「1.5cm」と薄くして少しでも響きを良くしようという苦心の労作である。
ところが・・、いつのころからかどうも「箱の剛性」が足りないかもしれないという懸念が脳裡の片隅に芽生えてきていた。
そこで、たちどころにこのオークションの画像が背中を強く押したというわけ。
これほど立派な補強は自分のような素人には無理だが、せめて似たようなことは出来るはず。
いっちょう、やってみっか・・(笑)。
すぐに「ホームセルフ」の店に駆け込んで材料を調達した。
1mの棒を6本調達した。〆て「480円」なり〜(笑)。
これをどうすんの〜。
それぞれ適当な長さに切って、縦に2本、横に2本、きっちりと箱の内部に張り付けた。
「百聞は一見に如かず」でご覧のとおり。
少し斜めになっているけど、ハンマーで棒の端っこを横から微妙に叩いてガッチリ固定している。どうせ外からは見えないんだから見かけはどうだってよろし(笑)。
これで、きっと「箱の剛性」が一段と強化されたに違いない。
さあ、問題は出てくる音だッ、つうの・・。
まあ、悪く鳴(な)ったときは元に戻すだけだが、これまで幾度となくこの種の実験をしてきたものの、実は元に戻したことは殆んどない。
悲しいかな、人間の性(さが)で、どうしても新たにチャレンジした方に未練が残ってしまうのだ(笑)。
さあ、今回はどうなんだろう・・。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/69cae8532d52c65bc3294458fde12ef5
空前絶後の「コスパ」
2023年12月02日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c47c545e1e76a45d32c27858830d3954
前回からの続きです。
オーディオ記事は、どちらかといえば(他の記事に比べて)不評なので、なるべく連続して投稿しないことにしている。「専門的過ぎてよう分からん」という声が多い・・。
ところが・・、前回の記事が予想外にも大好評!
ハイ、望むところです。それでは皆様のご期待に応えて続編といきましょう(笑)。
まずは、前回細工したスピーカーの映像を再掲しておこう。
縦に2本、横に2本の細い棒を縦と横にしっかり張り付けて箱の強度(剛性)を増したつもり。
とはいえ、逆に適度な「箱鳴り」が抑えられて、見るも無残な失敗に終わる可能性だって十分ありますな。
まあ、「伸るか反るかの大博打」である(笑)。
そして、わくわくハラハラしながら音出しへ・・、いわばオーディオの醍醐味の瞬間ですね〜。
そして、これは素晴らしい!!
音の透明感、歯切れの良さ、そして艶っぽくて色気に満ちた音色といい・・、これまでAXIOM80からまったく引き出せなかった魅惑の世界が目の前に広がった。それに、時折り感じてきたあの神経質くさい響きが完全に一掃されている!
不覚にもこの歳になって思わず目が潤みましたぞ・・(笑)。
いやあ〜、参った・・、天にも舞い上がる気持ち、そしてどうしてこの細工を早くからやらなかったのかという悔恨が入り混じって複雑な気持ちが交錯した。
それにしても、「AXIOM80」(初期版)が本領を発揮したらそれはもう凄いことになると実感した。
これまで、「オーディオ・フェア」でB&Wを始め各種の高級なスピーカーを高価なアンプでいくつも聴かせてもらったが、どんなに「いい音」が出ても所詮は「普通の音の域」を出ないものだった。
ましてや、一般家庭で出す音なんて・・。
ところが、この(適切な箱に入った)「AXIOM80」ときたら、もうまったく別次元の音になってしまい、これしか出せない音の世界へ誘ってくれるのだ。
まあ、どんなに口を酸(す)っぱくしても、理解してもらえないだろうから、一度聴いてもらうしかないだろうなあ・・(笑)。
で、読者の疑問は「なぜ箱の剛性を高めたことが、それほど功を奏したのか・・?」に行き着くはず〜。
「音響学」の専門家でもないので、あくまでも素人考えなのだが〜。
「箱は上下2枚の板、前後2枚の板、そして側板2枚の計6枚で構成されている。で、箱全体の剛性が高まると、これらの板が一斉に同じ振動(響き)になって全体のハーモニーに乱れが少なくなる」ということではないだろうか・・。
もちろん、厚い板を使っても箱の剛性は高まるが、これでは最初から板の振動(響き)が期待できない・・。アメリカ系のユニットならそれでいいのだろうが、イギリス系のユニットなるとそうはいかない。
で、実際に、現実のこととしてユニットと箱の見事な一体感がこれまでになく目立って感じたので、こういうコメントに繋がったわけ。
しかし、細工に使った「棒」の代金が「480円」で、こんなに目覚ましい効果が上がるなんてもう「空前絶後のコスパ(コスト パフォーマンス)」ですね。これは・・。
あまり大袈裟な表現は柄に合わないのだが、これ以外の言葉が浮かばない。
しかし、困ったことが出てきた・・、「AXIOM80」から、こんな音が出てくると、もうほかのスピーカーを聴く気がしなくて〜(笑)。
とまあ、以上のとおり「まるで熱病に浮かされた」ように縷々自分の感想を一方的に述べたわけだが、やはりここは冷徹な「第三者」の判断を仰いだ方がいいだろう。
さっそく、我が家のご意見番であり、「AXIOM80」の大ファンである「Y」さんに連絡してみた。
高齢者施設の理事長さん(常勤)なので、お仕事の邪魔をしないように平日は連絡しないことにしているが、今回ばかりは「驚天動地」の事態だから許してほしい(笑)。
すると・・、「ああ、ちょうど私から連絡するところでした。実はネットのサイト「ア〇〇〇」が全商品15%引きの一斉セールをやってましてね、実は今日(1日)でお仕舞なんです。
それでダントツの〇〇電機の「ブレーカー」をお宅用に購入しましたのであなたの家に付けて上げようというわけです。対象は200V用のオーディオ電源1個になります」
「エ〜ッ、それはご親切に・・、実にありがたいことですが、ブレーカーの交換は電気工事技師の資格が要るんじゃないですか・・」
「ハイ、私は施設の運営上、その資格を持っています。5分間ほどすべての電気機器を停電状態にして入れ替え作業をしますが、それで構いませんか」
「ハイ、別に構いませんけど・・」
そして、追い打ちを掛けるように「実は15%引きのセール期間なので、絶好の機会とばかり新しいDAC(SMSL)を購入しました。今日着いたばかりです。我が家のCDプレイヤーが故障して修繕に出していますので、ぜひお宅のAXIOM80で試聴させてもらいたいんですけど・・」
「ハイ、いいですよ、どうぞどうぞ・・」
これは、昨日(1日)のことだった。
メチャ忙しい午後になったわけだが、そこにはまったく想像を絶するような波乱万丈の展開が待ち受けていた・・(笑)。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c47c545e1e76a45d32c27858830d3954
新生なった「AXIOM80」の魅力
2023年12月04日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c927f7a3db2f2f8ccfbc78fa204df2d0
前々回の「空前絶後のコスパ」の続きです。
我が家のオーディオの「レーゾン・デートル」とでもいうべきスピーカー「AXIOM80」の「血沸き肉躍る」改変劇です(笑)。
ちなみに、毎年、このブログで12月後半に「この1年を振り返って」というタイトルで、オーディオ対策として効果があったものから順に「ベスト10」を発表しているが、早くも「ベスト1」はこれで決まりです。
さて、連絡してから15分ほどでお見えになった「Y」さん。手には新しい「ブレーカー」と、比較的小振りの「DAC」を小脇に抱えられていた。
「一度先にAXIOM80を聴いてみますか?、それとも作業後に聴きますか?」
「ハイ、作業の方を先にやりましょう・・」と、さっそくブレーカーの交換に取り掛かられた。ありがたいことである。予定通り5分ほどで完了。で、これが外した「ブレーカー」。
何とまあ、銘柄を見たら絶対に交換した方がいいと評価されていた最悪のブランドだったのには驚いた。
で、このブレーカーのどこが悪いかといえば、電線の「入」と「出」の間に質の悪い抵抗が入っていて、それが電流に悪さをするという。
なるほど・・、これは「オカルト」なんかではなくて「れっきとした」物理的対策である。オーディオの大元は「電源」なので、ここが拙いと全体に影響してくる。電流にとって抵抗は必要悪であり、無ければ無いに越したことはない。
オームの法則「電圧=電流×抵抗」により、電圧が一定の「100V」とすると、抵抗は小さいほうがいい。
とはいえ「素人の生兵法」なので、間違ってたらゴメンね・・(笑)。
ちなみに、ネットワークに使う「コイル」のうち「ムンドルフ」(ドイツ)が、なぜいちばん良いかといえば抵抗値が「極小」だからである。
改めて、縁の下の「力持ち」の「ブレーカー」にまで注意を向ける「Y」さんのご慧眼(けいがん)には恐れ入るばかり〜。さすがに「電気工事技師」さんである。
(それはさておき、くれぐれも電気の大元の「素人工事」は絶対にしないようにね、下手すると感電とか火事になりますよ!)
そして、次は新たに購入されたDACを接続。置き場所がないので、仕方なく「エルガー プラス」(英国dCS)の上に置いて、「CDトラポ」からのバランス・ケーブルを接続した。ちなみに電源ケーブルはPADの「ドミナス」である。
固唾を呑んで見守る中、各種機器のスイッチをオン・・。
ゆっくりと静かにそして厳かに音が広がっていった・・、そして二人して、思わず息を呑んだ。
前々回に述べた音質以上の仕上がりで、何という魅力的な音なんだろう・・。
「くどい」のは嫌いなのでこれ以上は控えるが、あの「やかまし屋」の「Y」さんが、しばし寂(せき)として声無しの状態・・、およそ想像はつきますね(笑)。
そして、感極まった面持ちで「これまで聴かせてもらった中で最高の「AXIOM80」です。素晴らしいの一言です! オーディオ愛好家であれば好き嫌いは別にして一度は聴いておくべき音だと思います・・、これもブレーカーの交換と新しいDACが大いに貢献していますね」と、Yさん。
負けじと「それもあるでしょうが、箱の剛性を強化した効果が大きいと思いますよ」と、健気(けなげ)に応戦する自分。
なんだ、なんだ・・、手柄争いの様相を呈してきたな〜(笑)。
まあ、どちらでもよろし、AXIOM80さえうまく鳴ってくれればそれでいいんだから〜。
それにしてもこの新しい「DAC」は優れものだった。あの「じゃじゃ馬」の「AXIOM80」をこうまで破綻なく手なづけるのだから〜。
「15%引きセールは今日(12月1日)まででしたよね?」
「そうです。注文するなら今日中がタイムリミットですよ」
う〜ん、何とも悩ましい・・、価格も手頃だしねえ〜。
結果は読者のご想像にお任せするとしよう・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c927f7a3db2f2f8ccfbc78fa204df2d0
脳はマンネリを嫌う
2023年12月07日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/10f5bad7b2c4b49ba992054589a5c7e5
SPユニットと大切な共存関係にあるエンクロージャー(以下、「箱」)。
このほどAXIOM80が入っていた箱の剛性を強化したところ、見事に変身〜。これまでのAXIOM80はいったい何だったんだろう・・、あまりの変わりように「新生AXIOM80」と呼びたくなった。
もうほかのスピーカーは要らないんじゃないか、とまで思い詰めたが、「脳はマンネリを嫌う」ようで、たったの1週間ほどでほかのスピーカーを聴きたくなった(笑)。
ちなみに「音楽を聴く」といっても、空気の振動を耳の鼓膜で感知し、それを音楽に変換するのは「脳」ですからね〜。
それに加えて、大編成のオーケストラを心ゆくまで堪能できないというのも一つのネックである。
そこで、出番となったのがグッドマンの「TRIAXIOM」。
口径30cmの同軸3ウェイで、オークションでもめったに見かけない希少品で、AXIOM80に次いで「我が家の至宝」的な存在。
グッドマン社は幸か不幸かユニットを単独販売するだけで、タンノイみたいに箱を作らなかったが、それが様々な悲喜劇を引き起こした。
音作りはタンノイよりはるかに上なのに、今では正当な評価を受けないまますっかり忘れ去られているのが惜しい。
我が家も例に漏れず「TRIAXIOM」用に薄板(厚さ:1.2cm)の箱を作り、それに容れて楽しんでいたが、このほど格好の実例が登場したことになる。
つまりAXIOM80のときのように「箱の剛性」を強化すれば、きっともっと素敵なサウンドになるに違いないという確信めいたものが湧いてきたので、似たような補強をやってみた。
箱を自作する人間だけにもたらされる至福の楽しみといえる。
楽屋裏を見ても気持ちのいいものではないが、この通り。
ご覧のとおり、補強といっても細い棒を縦、横に1本ずつガッチリ張り付けるだけである。
左右両方の作業が済んで音出しへ〜。
あれまあ・・・、まさに期待通りのカチっと引き締まった「極上のサウンド」へと大変身〜。
AXIOM80の精緻で凝った作り(それとは裏腹に壊れやすい・・)、とは違うので大音量を入れてもビクともしないユニットである。大編成のオケでもオルガンでもなんでも来てくれ〜(笑)。
それにしてもグッドマンが醸し出す音にますます引き付けられてしまった。ちょっと表現が難しいが、人間の琴線にそっと触れてくるとでもいおうか・・、センチメンタルな人に向いていそう。
(ただし、フェライトマグネットの時代に入った「301」以降は「似て非なる」もの・・)
それに比べて同じ英国製なのに「ワーフェデール」は明らかに違うサウンドである。どちらかといえば、心情に訴えかけるというよりも、物理的な佇まいというか、やや冷めたサウンドだといえそう。
同じ英国製なのにね・・、やはり違う。結局、ユニットの製作者が音楽好きだったかどうかに由来しそうな気がするが〜。
グッドマンのユニットはほかにも「AXIOM150マークU」(口径30cm、以下「マークU」)を保管しているが、何とか出番を考えてやらないと宝の持ち腐れになってしまうと痛切に感じた次第。
で、このほど、この「マークU」がオークションに出品され落札されていた。ほんの一昨日(12月5日)のことだった。
ご覧のとおり重量級の堂々たるマグネットが付いていて、持ち上げるのに一苦労するほど。
落札価格は「5万8千円」だったが、安っ! 性能からすると2倍でもおかしくないほどで、落札者はいい買い物をされましたよ〜。
で、この「マークU」の我が家の活躍場所を求めると・・、もはや「TRIAXIOM」がこうなった以上、ウェストミンスターの箱に収めるしか方法がなくなった。
あ〜あ、早く「スーパー12」(ワーフェデール)が故障しないかなあ・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/10f5bad7b2c4b49ba992054589a5c7e5
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1079.html#c8
52. 中川隆[-12035] koaQ7Jey 2023年12月08日 21:51:28 : CVL7DDxomw : WmJoTHN0eVVxdnM=[7]
オーデイオは博打だ!
2023年12月01日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/69cae8532d52c65bc3294458fde12ef5
オーディオはどこを弄っても大なり小なり「音」は変わるもの。
で、「現在、気に入った音が出ているのでどこも変えたくない・・」、それも結構。
しかし、そもそも「気に入った音がどういうものかわからない」という人がいるのも事実だね(笑)。
実は、自分がそれで常に「もっと気に入った音があるんじゃないか・・、いろいろチャレンジしてみよう」という希少人種に属している模様。
仲間からも、「貴方はどこかをしょっちゅう弄ってますね〜」と、やや呆れ気味に言われる。けっして自慢できる話ではないけどね・・(笑)。
とはいえ、たとえそのどこかを弄ったとしても、はたして気に入った音になるかどうかは保証の限りではないのがオーディオの面白くもあり、悲しいところでもある。
もちろん、ある程度理論的な根拠がないとチャレンジしないが、それでも出てくる音の複雑さはまだきちんと物理的に解明されているわけではない、なぜならそれぞれの機器の組み合わせや部屋の大きさなどの「変数」の複雑さも当然影響している。
そこで、長年培ってきた「カン」を働かせながら現象を実際に試すためにはどうしても実験が欠かせない・・、となるといかなるチャレンジもどこか「博打の要素」を帯びているというわけ。
つまり、「伸るか反るか、いっちょうやってみっか・・」、オーディオマニアという人種は博打好きが多い可能性がありますな(笑)。
今回のチャレンジもそうだった。
それは何の気なしにオークションに出品されたスピーカーを見たときに閃いた。
実に見事な箱の補強・・! (箱の)「剛性」も一段と強化されてきっと「いい音」が出るに違いないと思わせるものがある。
すぐに連想したのが5年ほど前に自作した「AXIOM80」用の箱。
市販の箱には無理な注文なので、「板厚」をわざわざ「1.5cm」と薄くして少しでも響きを良くしようという苦心の労作である。
ところが・・、いつのころからかどうも「箱の剛性」が足りないかもしれないという懸念が脳裡の片隅に芽生えてきていた。
そこで、たちどころにこのオークションの画像が背中を強く押したというわけ。
これほど立派な補強は自分のような素人には無理だが、せめて似たようなことは出来るはず。
いっちょう、やってみっか・・(笑)。
すぐに「ホームセルフ」の店に駆け込んで材料を調達した。
1mの棒を6本調達した。〆て「480円」なり〜(笑)。
これをどうすんの〜。
それぞれ適当な長さに切って、縦に2本、横に2本、きっちりと箱の内部に張り付けた。
「百聞は一見に如かず」でご覧のとおり。
少し斜めになっているけど、ハンマーで棒の端っこを横から微妙に叩いてガッチリ固定している。どうせ外からは見えないんだから見かけはどうだってよろし(笑)。
これで、きっと「箱の剛性」が一段と強化されたに違いない。
さあ、問題は出てくる音だッ、つうの・・。
まあ、悪く鳴(な)ったときは元に戻すだけだが、これまで幾度となくこの種の実験をしてきたものの、実は元に戻したことは殆んどない。
悲しいかな、人間の性(さが)で、どうしても新たにチャレンジした方に未練が残ってしまうのだ(笑)。
さあ、今回はどうなんだろう・・。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/69cae8532d52c65bc3294458fde12ef5
空前絶後の「コスパ」
2023年12月02日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c47c545e1e76a45d32c27858830d3954
前回からの続きです。
オーディオ記事は、どちらかといえば(他の記事に比べて)不評なので、なるべく連続して投稿しないことにしている。「専門的過ぎてよう分からん」という声が多い・・。
ところが・・、前回の記事が予想外にも大好評!
ハイ、望むところです。それでは皆様のご期待に応えて続編といきましょう(笑)。
まずは、前回細工したスピーカーの映像を再掲しておこう。
縦に2本、横に2本の細い棒を縦と横にしっかり張り付けて箱の強度(剛性)を増したつもり。
とはいえ、逆に適度な「箱鳴り」が抑えられて、見るも無残な失敗に終わる可能性だって十分ありますな。
まあ、「伸るか反るかの大博打」である(笑)。
そして、わくわくハラハラしながら音出しへ・・、いわばオーディオの醍醐味の瞬間ですね〜。
そして、これは素晴らしい!!
音の透明感、歯切れの良さ、そして艶っぽくて色気に満ちた音色といい・・、これまでAXIOM80からまったく引き出せなかった魅惑の世界が目の前に広がった。それに、時折り感じてきたあの神経質くさい響きが完全に一掃されている!
不覚にもこの歳になって思わず目が潤みましたぞ・・(笑)。
いやあ〜、参った・・、天にも舞い上がる気持ち、そしてどうしてこの細工を早くからやらなかったのかという悔恨が入り混じって複雑な気持ちが交錯した。
それにしても、「AXIOM80」(初期版)が本領を発揮したらそれはもう凄いことになると実感した。
これまで、「オーディオ・フェア」でB&Wを始め各種の高級なスピーカーを高価なアンプでいくつも聴かせてもらったが、どんなに「いい音」が出ても所詮は「普通の音の域」を出ないものだった。
ましてや、一般家庭で出す音なんて・・。
ところが、この(適切な箱に入った)「AXIOM80」ときたら、もうまったく別次元の音になってしまい、これしか出せない音の世界へ誘ってくれるのだ。
まあ、どんなに口を酸(す)っぱくしても、理解してもらえないだろうから、一度聴いてもらうしかないだろうなあ・・(笑)。
で、読者の疑問は「なぜ箱の剛性を高めたことが、それほど功を奏したのか・・?」に行き着くはず〜。
「音響学」の専門家でもないので、あくまでも素人考えなのだが〜。
「箱は上下2枚の板、前後2枚の板、そして側板2枚の計6枚で構成されている。で、箱全体の剛性が高まると、これらの板が一斉に同じ振動(響き)になって全体のハーモニーに乱れが少なくなる」ということではないだろうか・・。
もちろん、厚い板を使っても箱の剛性は高まるが、これでは最初から板の振動(響き)が期待できない・・。アメリカ系のユニットならそれでいいのだろうが、イギリス系のユニットなるとそうはいかない。
で、実際に、現実のこととしてユニットと箱の見事な一体感がこれまでになく目立って感じたので、こういうコメントに繋がったわけ。
しかし、細工に使った「棒」の代金が「480円」で、こんなに目覚ましい効果が上がるなんてもう「空前絶後のコスパ(コスト パフォーマンス)」ですね。これは・・。
あまり大袈裟な表現は柄に合わないのだが、これ以外の言葉が浮かばない。
しかし、困ったことが出てきた・・、「AXIOM80」から、こんな音が出てくると、もうほかのスピーカーを聴く気がしなくて〜(笑)。
とまあ、以上のとおり「まるで熱病に浮かされた」ように縷々自分の感想を一方的に述べたわけだが、やはりここは冷徹な「第三者」の判断を仰いだ方がいいだろう。
さっそく、我が家のご意見番であり、「AXIOM80」の大ファンである「Y」さんに連絡してみた。
高齢者施設の理事長さん(常勤)なので、お仕事の邪魔をしないように平日は連絡しないことにしているが、今回ばかりは「驚天動地」の事態だから許してほしい(笑)。
すると・・、「ああ、ちょうど私から連絡するところでした。実はネットのサイト「ア〇〇〇」が全商品15%引きの一斉セールをやってましてね、実は今日(1日)でお仕舞なんです。
それでダントツの〇〇電機の「ブレーカー」をお宅用に購入しましたのであなたの家に付けて上げようというわけです。対象は200V用のオーディオ電源1個になります」
「エ〜ッ、それはご親切に・・、実にありがたいことですが、ブレーカーの交換は電気工事技師の資格が要るんじゃないですか・・」
「ハイ、私は施設の運営上、その資格を持っています。5分間ほどすべての電気機器を停電状態にして入れ替え作業をしますが、それで構いませんか」
「ハイ、別に構いませんけど・・」
そして、追い打ちを掛けるように「実は15%引きのセール期間なので、絶好の機会とばかり新しいDAC(SMSL)を購入しました。今日着いたばかりです。我が家のCDプレイヤーが故障して修繕に出していますので、ぜひお宅のAXIOM80で試聴させてもらいたいんですけど・・」
「ハイ、いいですよ、どうぞどうぞ・・」
これは、昨日(1日)のことだった。
メチャ忙しい午後になったわけだが、そこにはまったく想像を絶するような波乱万丈の展開が待ち受けていた・・(笑)。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c47c545e1e76a45d32c27858830d3954
新生なった「AXIOM80」の魅力
2023年12月04日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c927f7a3db2f2f8ccfbc78fa204df2d0
前々回の「空前絶後のコスパ」の続きです。
我が家のオーディオの「レーゾン・デートル」とでもいうべきスピーカー「AXIOM80」の「血沸き肉躍る」改変劇です(笑)。
ちなみに、毎年、このブログで12月後半に「この1年を振り返って」というタイトルで、オーディオ対策として効果があったものから順に「ベスト10」を発表しているが、早くも「ベスト1」はこれで決まりです。
さて、連絡してから15分ほどでお見えになった「Y」さん。手には新しい「ブレーカー」と、比較的小振りの「DAC」を小脇に抱えられていた。
「一度先にAXIOM80を聴いてみますか?、それとも作業後に聴きますか?」
「ハイ、作業の方を先にやりましょう・・」と、さっそくブレーカーの交換に取り掛かられた。ありがたいことである。予定通り5分ほどで完了。で、これが外した「ブレーカー」。
何とまあ、銘柄を見たら絶対に交換した方がいいと評価されていた最悪のブランドだったのには驚いた。
で、このブレーカーのどこが悪いかといえば、電線の「入」と「出」の間に質の悪い抵抗が入っていて、それが電流に悪さをするという。
なるほど・・、これは「オカルト」なんかではなくて「れっきとした」物理的対策である。オーディオの大元は「電源」なので、ここが拙いと全体に影響してくる。電流にとって抵抗は必要悪であり、無ければ無いに越したことはない。
オームの法則「電圧=電流×抵抗」により、電圧が一定の「100V」とすると、抵抗は小さいほうがいい。
とはいえ「素人の生兵法」なので、間違ってたらゴメンね・・(笑)。
ちなみに、ネットワークに使う「コイル」のうち「ムンドルフ」(ドイツ)が、なぜいちばん良いかといえば抵抗値が「極小」だからである。
改めて、縁の下の「力持ち」の「ブレーカー」にまで注意を向ける「Y」さんのご慧眼(けいがん)には恐れ入るばかり〜。さすがに「電気工事技師」さんである。
(それはさておき、くれぐれも電気の大元の「素人工事」は絶対にしないようにね、下手すると感電とか火事になりますよ!)
そして、次は新たに購入されたDACを接続。置き場所がないので、仕方なく「エルガー プラス」(英国dCS)の上に置いて、「CDトラポ」からのバランス・ケーブルを接続した。ちなみに電源ケーブルはPADの「ドミナス」である。
固唾を呑んで見守る中、各種機器のスイッチをオン・・。
ゆっくりと静かにそして厳かに音が広がっていった・・、そして二人して、思わず息を呑んだ。
前々回に述べた音質以上の仕上がりで、何という魅力的な音なんだろう・・。
「くどい」のは嫌いなのでこれ以上は控えるが、あの「やかまし屋」の「Y」さんが、しばし寂(せき)として声無しの状態・・、およそ想像はつきますね(笑)。
そして、感極まった面持ちで「これまで聴かせてもらった中で最高の「AXIOM80」です。素晴らしいの一言です! オーディオ愛好家であれば好き嫌いは別にして一度は聴いておくべき音だと思います・・、これもブレーカーの交換と新しいDACが大いに貢献していますね」と、Yさん。
負けじと「それもあるでしょうが、箱の剛性を強化した効果が大きいと思いますよ」と、健気(けなげ)に応戦する自分。
なんだ、なんだ・・、手柄争いの様相を呈してきたな〜(笑)。
まあ、どちらでもよろし、AXIOM80さえうまく鳴ってくれればそれでいいんだから〜。
それにしてもこの新しい「DAC」は優れものだった。あの「じゃじゃ馬」の「AXIOM80」をこうまで破綻なく手なづけるのだから〜。
「15%引きセールは今日(12月1日)まででしたよね?」
「そうです。注文するなら今日中がタイムリミットですよ」
う〜ん、何とも悩ましい・・、価格も手頃だしねえ〜。
結果は読者のご想像にお任せするとしよう・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c927f7a3db2f2f8ccfbc78fa204df2d0
脳はマンネリを嫌う
2023年12月07日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/10f5bad7b2c4b49ba992054589a5c7e5
SPユニットと大切な共存関係にあるエンクロージャー(以下、「箱」)。
このほどAXIOM80が入っていた箱の剛性を強化したところ、見事に変身〜。これまでのAXIOM80はいったい何だったんだろう・・、あまりの変わりように「新生AXIOM80」と呼びたくなった。
もうほかのスピーカーは要らないんじゃないか、とまで思い詰めたが、「脳はマンネリを嫌う」ようで、たったの1週間ほどでほかのスピーカーを聴きたくなった(笑)。
ちなみに「音楽を聴く」といっても、空気の振動を耳の鼓膜で感知し、それを音楽に変換するのは「脳」ですからね〜。
それに加えて、大編成のオーケストラを心ゆくまで堪能できないというのも一つのネックである。
そこで、出番となったのがグッドマンの「TRIAXIOM」。
口径30cmの同軸3ウェイで、オークションでもめったに見かけない希少品で、AXIOM80に次いで「我が家の至宝」的な存在。
グッドマン社は幸か不幸かユニットを単独販売するだけで、タンノイみたいに箱を作らなかったが、それが様々な悲喜劇を引き起こした。
音作りはタンノイよりはるかに上なのに、今では正当な評価を受けないまますっかり忘れ去られているのが惜しい。
我が家も例に漏れず「TRIAXIOM」用に薄板(厚さ:1.2cm)の箱を作り、それに容れて楽しんでいたが、このほど格好の実例が登場したことになる。
つまりAXIOM80のときのように「箱の剛性」を強化すれば、きっともっと素敵なサウンドになるに違いないという確信めいたものが湧いてきたので、似たような補強をやってみた。
箱を自作する人間だけにもたらされる至福の楽しみといえる。
楽屋裏を見ても気持ちのいいものではないが、この通り。
ご覧のとおり、補強といっても細い棒を縦、横に1本ずつガッチリ張り付けるだけである。
左右両方の作業が済んで音出しへ〜。
あれまあ・・・、まさに期待通りのカチっと引き締まった「極上のサウンド」へと大変身〜。
AXIOM80の精緻で凝った作り(それとは裏腹に壊れやすい・・)、とは違うので大音量を入れてもビクともしないユニットである。大編成のオケでもオルガンでもなんでも来てくれ〜(笑)。
それにしてもグッドマンが醸し出す音にますます引き付けられてしまった。ちょっと表現が難しいが、人間の琴線にそっと触れてくるとでもいおうか・・、センチメンタルな人に向いていそう。
(ただし、フェライトマグネットの時代に入った「301」以降は「似て非なる」もの・・)
それに比べて同じ英国製なのに「ワーフェデール」は明らかに違うサウンドである。どちらかといえば、心情に訴えかけるというよりも、物理的な佇まいというか、やや冷めたサウンドだといえそう。
同じ英国製なのにね・・、やはり違う。結局、ユニットの製作者が音楽好きだったかどうかに由来しそうな気がするが〜。
グッドマンのユニットはほかにも「AXIOM150マークU」(口径30cm、以下「マークU」)を保管しているが、何とか出番を考えてやらないと宝の持ち腐れになってしまうと痛切に感じた次第。
で、このほど、この「マークU」がオークションに出品され落札されていた。ほんの一昨日(12月5日)のことだった。
ご覧のとおり重量級の堂々たるマグネットが付いていて、持ち上げるのに一苦労するほど。
落札価格は「5万8千円」だったが、安っ! 性能からすると2倍でもおかしくないほどで、落札者はいい買い物をされましたよ〜。
で、この「マークU」の我が家の活躍場所を求めると・・、もはや「TRIAXIOM」がこうなった以上、ウェストミンスターの箱に収めるしか方法がなくなった。
あ〜あ、早く「スーパー12」(ワーフェデール)が故障しないかなあ・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/10f5bad7b2c4b49ba992054589a5c7e5
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/511.html#c52
4. 中川隆[-12034] koaQ7Jey 2023年12月08日 21:52:22 : CVL7DDxomw : WmJoTHN0eVVxdnM=[8]
オーデイオは博打だ!
2023年12月01日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/69cae8532d52c65bc3294458fde12ef5
オーディオはどこを弄っても大なり小なり「音」は変わるもの。
で、「現在、気に入った音が出ているのでどこも変えたくない・・」、それも結構。
しかし、そもそも「気に入った音がどういうものかわからない」という人がいるのも事実だね(笑)。
実は、自分がそれで常に「もっと気に入った音があるんじゃないか・・、いろいろチャレンジしてみよう」という希少人種に属している模様。
仲間からも、「貴方はどこかをしょっちゅう弄ってますね〜」と、やや呆れ気味に言われる。けっして自慢できる話ではないけどね・・(笑)。
とはいえ、たとえそのどこかを弄ったとしても、はたして気に入った音になるかどうかは保証の限りではないのがオーディオの面白くもあり、悲しいところでもある。
もちろん、ある程度理論的な根拠がないとチャレンジしないが、それでも出てくる音の複雑さはまだきちんと物理的に解明されているわけではない、なぜならそれぞれの機器の組み合わせや部屋の大きさなどの「変数」の複雑さも当然影響している。
そこで、長年培ってきた「カン」を働かせながら現象を実際に試すためにはどうしても実験が欠かせない・・、となるといかなるチャレンジもどこか「博打の要素」を帯びているというわけ。
つまり、「伸るか反るか、いっちょうやってみっか・・」、オーディオマニアという人種は博打好きが多い可能性がありますな(笑)。
今回のチャレンジもそうだった。
それは何の気なしにオークションに出品されたスピーカーを見たときに閃いた。
実に見事な箱の補強・・! (箱の)「剛性」も一段と強化されてきっと「いい音」が出るに違いないと思わせるものがある。
すぐに連想したのが5年ほど前に自作した「AXIOM80」用の箱。
市販の箱には無理な注文なので、「板厚」をわざわざ「1.5cm」と薄くして少しでも響きを良くしようという苦心の労作である。
ところが・・、いつのころからかどうも「箱の剛性」が足りないかもしれないという懸念が脳裡の片隅に芽生えてきていた。
そこで、たちどころにこのオークションの画像が背中を強く押したというわけ。
これほど立派な補強は自分のような素人には無理だが、せめて似たようなことは出来るはず。
いっちょう、やってみっか・・(笑)。
すぐに「ホームセルフ」の店に駆け込んで材料を調達した。
1mの棒を6本調達した。〆て「480円」なり〜(笑)。
これをどうすんの〜。
それぞれ適当な長さに切って、縦に2本、横に2本、きっちりと箱の内部に張り付けた。
「百聞は一見に如かず」でご覧のとおり。
少し斜めになっているけど、ハンマーで棒の端っこを横から微妙に叩いてガッチリ固定している。どうせ外からは見えないんだから見かけはどうだってよろし(笑)。
これで、きっと「箱の剛性」が一段と強化されたに違いない。
さあ、問題は出てくる音だッ、つうの・・。
まあ、悪く鳴(な)ったときは元に戻すだけだが、これまで幾度となくこの種の実験をしてきたものの、実は元に戻したことは殆んどない。
悲しいかな、人間の性(さが)で、どうしても新たにチャレンジした方に未練が残ってしまうのだ(笑)。
さあ、今回はどうなんだろう・・。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/69cae8532d52c65bc3294458fde12ef5
空前絶後の「コスパ」
2023年12月02日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c47c545e1e76a45d32c27858830d3954
前回からの続きです。
オーディオ記事は、どちらかといえば(他の記事に比べて)不評なので、なるべく連続して投稿しないことにしている。「専門的過ぎてよう分からん」という声が多い・・。
ところが・・、前回の記事が予想外にも大好評!
ハイ、望むところです。それでは皆様のご期待に応えて続編といきましょう(笑)。
まずは、前回細工したスピーカーの映像を再掲しておこう。
縦に2本、横に2本の細い棒を縦と横にしっかり張り付けて箱の強度(剛性)を増したつもり。
とはいえ、逆に適度な「箱鳴り」が抑えられて、見るも無残な失敗に終わる可能性だって十分ありますな。
まあ、「伸るか反るかの大博打」である(笑)。
そして、わくわくハラハラしながら音出しへ・・、いわばオーディオの醍醐味の瞬間ですね〜。
そして、これは素晴らしい!!
音の透明感、歯切れの良さ、そして艶っぽくて色気に満ちた音色といい・・、これまでAXIOM80からまったく引き出せなかった魅惑の世界が目の前に広がった。それに、時折り感じてきたあの神経質くさい響きが完全に一掃されている!
不覚にもこの歳になって思わず目が潤みましたぞ・・(笑)。
いやあ〜、参った・・、天にも舞い上がる気持ち、そしてどうしてこの細工を早くからやらなかったのかという悔恨が入り混じって複雑な気持ちが交錯した。
それにしても、「AXIOM80」(初期版)が本領を発揮したらそれはもう凄いことになると実感した。
これまで、「オーディオ・フェア」でB&Wを始め各種の高級なスピーカーを高価なアンプでいくつも聴かせてもらったが、どんなに「いい音」が出ても所詮は「普通の音の域」を出ないものだった。
ましてや、一般家庭で出す音なんて・・。
ところが、この(適切な箱に入った)「AXIOM80」ときたら、もうまったく別次元の音になってしまい、これしか出せない音の世界へ誘ってくれるのだ。
まあ、どんなに口を酸(す)っぱくしても、理解してもらえないだろうから、一度聴いてもらうしかないだろうなあ・・(笑)。
で、読者の疑問は「なぜ箱の剛性を高めたことが、それほど功を奏したのか・・?」に行き着くはず〜。
「音響学」の専門家でもないので、あくまでも素人考えなのだが〜。
「箱は上下2枚の板、前後2枚の板、そして側板2枚の計6枚で構成されている。で、箱全体の剛性が高まると、これらの板が一斉に同じ振動(響き)になって全体のハーモニーに乱れが少なくなる」ということではないだろうか・・。
もちろん、厚い板を使っても箱の剛性は高まるが、これでは最初から板の振動(響き)が期待できない・・。アメリカ系のユニットならそれでいいのだろうが、イギリス系のユニットなるとそうはいかない。
で、実際に、現実のこととしてユニットと箱の見事な一体感がこれまでになく目立って感じたので、こういうコメントに繋がったわけ。
しかし、細工に使った「棒」の代金が「480円」で、こんなに目覚ましい効果が上がるなんてもう「空前絶後のコスパ(コスト パフォーマンス)」ですね。これは・・。
あまり大袈裟な表現は柄に合わないのだが、これ以外の言葉が浮かばない。
しかし、困ったことが出てきた・・、「AXIOM80」から、こんな音が出てくると、もうほかのスピーカーを聴く気がしなくて〜(笑)。
とまあ、以上のとおり「まるで熱病に浮かされた」ように縷々自分の感想を一方的に述べたわけだが、やはりここは冷徹な「第三者」の判断を仰いだ方がいいだろう。
さっそく、我が家のご意見番であり、「AXIOM80」の大ファンである「Y」さんに連絡してみた。
高齢者施設の理事長さん(常勤)なので、お仕事の邪魔をしないように平日は連絡しないことにしているが、今回ばかりは「驚天動地」の事態だから許してほしい(笑)。
すると・・、「ああ、ちょうど私から連絡するところでした。実はネットのサイト「ア〇〇〇」が全商品15%引きの一斉セールをやってましてね、実は今日(1日)でお仕舞なんです。
それでダントツの〇〇電機の「ブレーカー」をお宅用に購入しましたのであなたの家に付けて上げようというわけです。対象は200V用のオーディオ電源1個になります」
「エ〜ッ、それはご親切に・・、実にありがたいことですが、ブレーカーの交換は電気工事技師の資格が要るんじゃないですか・・」
「ハイ、私は施設の運営上、その資格を持っています。5分間ほどすべての電気機器を停電状態にして入れ替え作業をしますが、それで構いませんか」
「ハイ、別に構いませんけど・・」
そして、追い打ちを掛けるように「実は15%引きのセール期間なので、絶好の機会とばかり新しいDAC(SMSL)を購入しました。今日着いたばかりです。我が家のCDプレイヤーが故障して修繕に出していますので、ぜひお宅のAXIOM80で試聴させてもらいたいんですけど・・」
「ハイ、いいですよ、どうぞどうぞ・・」
これは、昨日(1日)のことだった。
メチャ忙しい午後になったわけだが、そこにはまったく想像を絶するような波乱万丈の展開が待ち受けていた・・(笑)。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c47c545e1e76a45d32c27858830d3954
新生なった「AXIOM80」の魅力
2023年12月04日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c927f7a3db2f2f8ccfbc78fa204df2d0
前々回の「空前絶後のコスパ」の続きです。
我が家のオーディオの「レーゾン・デートル」とでもいうべきスピーカー「AXIOM80」の「血沸き肉躍る」改変劇です(笑)。
ちなみに、毎年、このブログで12月後半に「この1年を振り返って」というタイトルで、オーディオ対策として効果があったものから順に「ベスト10」を発表しているが、早くも「ベスト1」はこれで決まりです。
さて、連絡してから15分ほどでお見えになった「Y」さん。手には新しい「ブレーカー」と、比較的小振りの「DAC」を小脇に抱えられていた。
「一度先にAXIOM80を聴いてみますか?、それとも作業後に聴きますか?」
「ハイ、作業の方を先にやりましょう・・」と、さっそくブレーカーの交換に取り掛かられた。ありがたいことである。予定通り5分ほどで完了。で、これが外した「ブレーカー」。
何とまあ、銘柄を見たら絶対に交換した方がいいと評価されていた最悪のブランドだったのには驚いた。
で、このブレーカーのどこが悪いかといえば、電線の「入」と「出」の間に質の悪い抵抗が入っていて、それが電流に悪さをするという。
なるほど・・、これは「オカルト」なんかではなくて「れっきとした」物理的対策である。オーディオの大元は「電源」なので、ここが拙いと全体に影響してくる。電流にとって抵抗は必要悪であり、無ければ無いに越したことはない。
オームの法則「電圧=電流×抵抗」により、電圧が一定の「100V」とすると、抵抗は小さいほうがいい。
とはいえ「素人の生兵法」なので、間違ってたらゴメンね・・(笑)。
ちなみに、ネットワークに使う「コイル」のうち「ムンドルフ」(ドイツ)が、なぜいちばん良いかといえば抵抗値が「極小」だからである。
改めて、縁の下の「力持ち」の「ブレーカー」にまで注意を向ける「Y」さんのご慧眼(けいがん)には恐れ入るばかり〜。さすがに「電気工事技師」さんである。
(それはさておき、くれぐれも電気の大元の「素人工事」は絶対にしないようにね、下手すると感電とか火事になりますよ!)
そして、次は新たに購入されたDACを接続。置き場所がないので、仕方なく「エルガー プラス」(英国dCS)の上に置いて、「CDトラポ」からのバランス・ケーブルを接続した。ちなみに電源ケーブルはPADの「ドミナス」である。
固唾を呑んで見守る中、各種機器のスイッチをオン・・。
ゆっくりと静かにそして厳かに音が広がっていった・・、そして二人して、思わず息を呑んだ。
前々回に述べた音質以上の仕上がりで、何という魅力的な音なんだろう・・。
「くどい」のは嫌いなのでこれ以上は控えるが、あの「やかまし屋」の「Y」さんが、しばし寂(せき)として声無しの状態・・、およそ想像はつきますね(笑)。
そして、感極まった面持ちで「これまで聴かせてもらった中で最高の「AXIOM80」です。素晴らしいの一言です! オーディオ愛好家であれば好き嫌いは別にして一度は聴いておくべき音だと思います・・、これもブレーカーの交換と新しいDACが大いに貢献していますね」と、Yさん。
負けじと「それもあるでしょうが、箱の剛性を強化した効果が大きいと思いますよ」と、健気(けなげ)に応戦する自分。
なんだ、なんだ・・、手柄争いの様相を呈してきたな〜(笑)。
まあ、どちらでもよろし、AXIOM80さえうまく鳴ってくれればそれでいいんだから〜。
それにしてもこの新しい「DAC」は優れものだった。あの「じゃじゃ馬」の「AXIOM80」をこうまで破綻なく手なづけるのだから〜。
「15%引きセールは今日(12月1日)まででしたよね?」
「そうです。注文するなら今日中がタイムリミットですよ」
う〜ん、何とも悩ましい・・、価格も手頃だしねえ〜。
結果は読者のご想像にお任せするとしよう・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c927f7a3db2f2f8ccfbc78fa204df2d0
脳はマンネリを嫌う
2023年12月07日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/10f5bad7b2c4b49ba992054589a5c7e5
SPユニットと大切な共存関係にあるエンクロージャー(以下、「箱」)。
このほどAXIOM80が入っていた箱の剛性を強化したところ、見事に変身〜。これまでのAXIOM80はいったい何だったんだろう・・、あまりの変わりように「新生AXIOM80」と呼びたくなった。
もうほかのスピーカーは要らないんじゃないか、とまで思い詰めたが、「脳はマンネリを嫌う」ようで、たったの1週間ほどでほかのスピーカーを聴きたくなった(笑)。
ちなみに「音楽を聴く」といっても、空気の振動を耳の鼓膜で感知し、それを音楽に変換するのは「脳」ですからね〜。
それに加えて、大編成のオーケストラを心ゆくまで堪能できないというのも一つのネックである。
そこで、出番となったのがグッドマンの「TRIAXIOM」。
口径30cmの同軸3ウェイで、オークションでもめったに見かけない希少品で、AXIOM80に次いで「我が家の至宝」的な存在。
グッドマン社は幸か不幸かユニットを単独販売するだけで、タンノイみたいに箱を作らなかったが、それが様々な悲喜劇を引き起こした。
音作りはタンノイよりはるかに上なのに、今では正当な評価を受けないまますっかり忘れ去られているのが惜しい。
我が家も例に漏れず「TRIAXIOM」用に薄板(厚さ:1.2cm)の箱を作り、それに容れて楽しんでいたが、このほど格好の実例が登場したことになる。
つまりAXIOM80のときのように「箱の剛性」を強化すれば、きっともっと素敵なサウンドになるに違いないという確信めいたものが湧いてきたので、似たような補強をやってみた。
箱を自作する人間だけにもたらされる至福の楽しみといえる。
楽屋裏を見ても気持ちのいいものではないが、この通り。
ご覧のとおり、補強といっても細い棒を縦、横に1本ずつガッチリ張り付けるだけである。
左右両方の作業が済んで音出しへ〜。
あれまあ・・・、まさに期待通りのカチっと引き締まった「極上のサウンド」へと大変身〜。
AXIOM80の精緻で凝った作り(それとは裏腹に壊れやすい・・)、とは違うので大音量を入れてもビクともしないユニットである。大編成のオケでもオルガンでもなんでも来てくれ〜(笑)。
それにしてもグッドマンが醸し出す音にますます引き付けられてしまった。ちょっと表現が難しいが、人間の琴線にそっと触れてくるとでもいおうか・・、センチメンタルな人に向いていそう。
(ただし、フェライトマグネットの時代に入った「301」以降は「似て非なる」もの・・)
それに比べて同じ英国製なのに「ワーフェデール」は明らかに違うサウンドである。どちらかといえば、心情に訴えかけるというよりも、物理的な佇まいというか、やや冷めたサウンドだといえそう。
同じ英国製なのにね・・、やはり違う。結局、ユニットの製作者が音楽好きだったかどうかに由来しそうな気がするが〜。
グッドマンのユニットはほかにも「AXIOM150マークU」(口径30cm、以下「マークU」)を保管しているが、何とか出番を考えてやらないと宝の持ち腐れになってしまうと痛切に感じた次第。
で、このほど、この「マークU」がオークションに出品され落札されていた。ほんの一昨日(12月5日)のことだった。
ご覧のとおり重量級の堂々たるマグネットが付いていて、持ち上げるのに一苦労するほど。
落札価格は「5万8千円」だったが、安っ! 性能からすると2倍でもおかしくないほどで、落札者はいい買い物をされましたよ〜。
で、この「マークU」の我が家の活躍場所を求めると・・、もはや「TRIAXIOM」がこうなった以上、ウェストミンスターの箱に収めるしか方法がなくなった。
あ〜あ、早く「スーパー12」(ワーフェデール)が故障しないかなあ・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/10f5bad7b2c4b49ba992054589a5c7e5
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