13. 相模の彦十[26] kYqWzYLMlUaPXA 2024年3月12日 07:30:16 : dMt4Vn3F2A : WkdmMFZXS1UwTnM=[1]
問題のご指摘、興味深く拝見しました。
>・・・日本は直ぐにその危険地域を整備し住民の帰還を促している。
>この差は一体何なんだと思う。
そうですね。ひと言で言えば、為政者が国民をどう位置づけているかの違いではないだろうか。
チェルノブイリのロシアには、政府と個々の国民との間に、自分たちを守る政府を成立させたという
明白な契約意識があった、と思う。日本の場合にはそれが稀薄なのではないだろうか。
為政者には政治を施してやっている、国民の側にはおカミが為すことよ、という意識が潜在している。
(昭和天皇大喪の礼で日本全国政治的アパシー状態に陥ったときに、その種の潜在意識が強く疑われた)
為政者が悪いという単純なことではなく、強いて言えば民主主義的な政治の伝統が足らないのだと思います。
だから311のときは、平時に理知的に計画された放射能拡散予想システム・SPEEDIのデータ公表も
緊急事態ではおカミが(国民の為を慮って)止めてしまう。平時に理知的に計画されたヨウ素剤配布の
法律も、緊急事態ではおカミが(県民の為を慮って)止めてしまう。そういう国なんですわ。
3月7日には、伊方原発の運転停止を求めた判決があった。結果は、原告側の訴えを却下。
理由は、伊方原発の敷地周辺に活断層は無く、阿蘇の大噴火が起こる可能性も低い、ということです。
これ科学的な知見と云うより、高度に政治的な判断だと思いましたわ。
原発運転は事故の大惨事が余りにも大きいものですが、平時の通常運転でも海洋や大気を汚す。
そういう所で暮らす地域住民の存在、生活の安心はまるで無視されている。
この先もヘソで茶を沸かすような日本式民主政治には、ノーを突き続けなきゃならんということですわ。
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