41. 2019年12月28日 12:37:23 : d3DdYGg2UQ : Wi9wRWRuZXB5ekk=[1]
小沢一郎は,別に安倍政権を交代させる必要はなかった。
小沢一郎は,日本を2大政党制に改造するためには,「反安倍」の旗を掲げることが都合が良かったので,「反安倍」と言っているだけで,実際は,同一政党にまとまって「政権公約を告知できない野党」の方に愛想を尽かしている。
小沢一郎の目的とは,乱立する野党の解党・集合による統一である。
裏を返せば,小沢一郎が抹殺しようとしているのは野党各党であり,野党各党が抹殺されたのち,政権を担う政党ととして「◯◯を◯◯とすることを綱領に掲げます」と言える「与党候補たる政党」を結党しようとしている。
「野党であり続けることを目指す野党」が,小沢一郎にとって,抹殺すべき対象であることに変わりはない。
一方で小沢一郎は,安倍政権を倒すと言っているが,自民党を滅失・解党に追い込むなどとは一言も言っていない。
これは,野党統一が出来たとして,それが与党になったとしても,小沢一郎の目的とは「1党による独裁ではない」ので,「国民の選択先となるもう1つの政党」について,「やはり自民党が今度は野党として存立」が小沢一郎の判断であるはずだ。
この2大政党制について,それを達成するための便宜的行為である「安倍政権批判」だが,実際問題として,政権者として相応しくない諸問題を露呈させていることも事実である。
自民党は自民党で,安倍晋三を総裁の座から降りてもらう論議が上がることが,まずまず必要な時期に差し掛かっていると言えるだろう。